JP2000015023A - 金属溶湯用濾材 - Google Patents

金属溶湯用濾材

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JP2000015023A
JP2000015023A JP10183822A JP18382298A JP2000015023A JP 2000015023 A JP2000015023 A JP 2000015023A JP 10183822 A JP10183822 A JP 10183822A JP 18382298 A JP18382298 A JP 18382298A JP 2000015023 A JP2000015023 A JP 2000015023A
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JP
Japan
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mgo
molten metal
filter
weight
filter medium
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JP10183822A
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English (en)
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Kazutomo Hoshino
和友 星野
Toshiya Kunisaki
敏哉 国崎
Yukihisa Shiraishi
幸久 白石
Tomoichi Hoshi
朝一 星
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アルミニウム溶湯と接触させて使用してもアル
ミニウム溶湯を二次汚染することがなく、また濾材全体
にわたって骨材間の結合力が均等で且つ大きくて濾材の
強度が高く、長期間に亘り安定して使用できる金属溶湯
用濾材を提供すること。 【解決手段】アルミナ粒子及びAl2 3 ・MgOスピ
ネル結晶粒子からなる群から選ばれた少なくとも1種の
骨材粒子100重量部と、Al2 3 ・MgOスピネル
結晶粉末60〜90重量%、B2 3 5〜12重量%、
及びAl2 3、MgO及びTiO2 からなる群から選
ばれた少なくとも1種の酸化物30重量%以下からなる
からなる混合物を溶融、急冷して得たフリット結合材5
〜25重量部との混合物の焼結体からなる、金属溶湯用
濾材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属溶湯、特にアル
ミニウム又はアルミニウム合金の溶湯(本明細書におい
ては、これらを総称して、単にアルミニウム溶湯と称す
る)中に混入している固形不純物(非金属介在物等)を
濾別するために使用される金属溶湯用濾材に関する。
【0002】
【従来の技術】金属溶湯、例えばアルミニウム溶湯(以
下、金属溶湯の代表例としてアルミニウム溶湯の場合に
ついて説明する)中には、通常、固形不純物、特に非金
属介在物が混入しているので、これらの介在物を含有し
ている溶湯をそのまま鋳造し、圧延し、例えばディスク
材等として製品化すると、その混入した非金属介在物が
ピンホール等の不良発生の原因となる。このような不良
発生を防止するために、鋳造に先立ってアルミニウム溶
湯を濾過処理して非金属介在物を除去することが一般に
行なわれている。この溶湯の濾過に使用される装置とし
て種々のものが知られており、例えば特公昭52−22
327号公報に記載されているように、電融アルミナ等
の骨材をSiO2 、B2 3 等の無機質結合材により結
合させたチューブタイプの濾材が用いられている。
【0003】しかしながら、このような従来の濾材を用
いて、コンピュータのハードディスク材等の製造に用い
る高純度アルミニウム溶湯の濾過を行う場合に、或いは
清涼飲料水缶、ビール缶等の缶材の製造に用いるAl−
Mg合金系溶湯の濾過を行う場合に、無機質結合材中に
含まれているSiO2 やCaOがアルミニウム溶湯中で
還元されて遊離Siや遊離Caとなり、これらがアルミ
ニウム溶湯中に溶出してアルミニウム溶湯を汚染すると
いう問題が生じていた。また、Al−Mg合金系溶湯は
活性であるため、無機質結合材を侵食し、骨材間の結合
力を低下させ、濾材の耐久性を低下させる場合もあり、
甚だしい場合には使用中にそのような濾材が崩壊するこ
とになる。
【0004】これらの問題に対処するために、SiO2
を含まない無機質結合材を用いて製造される濾材が、例
えば特公平5−86459号、特公平5−86460号
及び特開平2−34732号の各公報に開示されてい
る。これらの濾材を用いる場合には遊離Siの溶出によ
るアルミニウム溶湯の二次汚染の問題は発生しない。し
かしながら、そのような無機質結合材を用いた濾材にお
いては、骨材粒子間の結合状態が悪いため、濾材の強度
が低く、また目詰まりを起こしやすいので通湯量がばら
つく等の問題を有していた。
【0005】それで、遊離Siの溶出の問題と曲げ強度
等の問題とを解決した濾材が要望されるに至り、それら
を満足する濾材として、アルミニウム溶湯との濡れ性を
良くするためにSiO2 を所定量含有させた無機質結合
材であって、無機質結合材中に9Al2 3 ・2B2
3 の針状結晶を析出させた無機質結合材を用いて得た濾
材が特開平5−138339号公報に開示されている。
【0006】しかしながら、上記の特開平5−1383
39号公報に記載された発明の実施においては、9Al
2 3 ・2B2 3 の針状結晶を得るために無機質結合
材を一旦溶融させた後、特別な冷却手段を付加して結晶
長さを特定範囲に抑える必要があるのみならず、無機質
結合材中にSiO2 を15〜25重量%含有させ、かつ
CaO等を含有させるものであるため、上記した遊離S
iあるいは遊離Caの溶出を防止する点に関しては必ず
しも満足できるものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近時におけるディスク
材等のように、僅かな表面欠陥があってもその影響が大
きい各種用途に使用されるアルミニウム溶湯を得るため
には、アルミニウム溶湯から可能な限り細かい非金属介
在物までも除去し、しかも濾過後のアルミニウム溶湯中
に溶出する不純物を可能な限り少なくすることが要求さ
れ、従って、無機質結合材中に含有されるSiO2 及び
CaO成分をできる限り少なくし、且つ強度(特に熱間
強度)等の面からも十分に満足し得る濾材を提供するこ
とが要望されている。
【0008】本発明は、上記のような諸問題を克服した
金属溶湯用濾材、特にアルミニウム溶湯用濾材を提供す
ること、即ち、アルミニウム溶湯と接触させて使用して
も、或いはアルミニウム溶湯中に浸漬して使用しても、
不純物が溶出しないのでアルミニウム溶湯を二次汚染す
ることがなく、また濾材全体にわたって骨材間の結合力
が均等で且つ大きいので濾材の強度、特に熱間強度が高
く、長期間に亘り安定して使用でき、また目詰まりを起
こしにくいので通湯量がほぼ一定であり、しかも極めて
安定な結晶組織を有し、熱間及び常温曲げ強度に優れて
いる金属溶湯用濾材を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するために鋭意検討の結果、アルミナ粒子及び
Al2 3 ・MgOスピネル結晶粒子からなる群から選
ばれた少なくとも1種の骨材粒子を用い、Al2 3
MgOスピネル結晶粉末と、B2 3 と、Al 2 3
MgO及びTiO2 からなる群から選ばれた少なくとも
1種の酸化物と、所望によりSiO2 とからなる混合物
を溶融、急冷して得たフリット結合材を用いることによ
り良好な結果が得られることを見いだし、本発明を完成
した。
【0010】即ち、本発明の金属溶湯用濾材は、アルミ
ナ粒子及びAl2 3 ・MgOスピネル結晶粒子からな
る群から選ばれた少なくとも1種の骨材粒子100重量
部と、Al2 3 ・MgOスピネル結晶粉末60〜90
重量%、B2 3 5〜12重量%、SiO2 0〜5重量
%及びAl2 3 、MgO及びTiO2 からなる群から
選ばれた少なくとも1種の酸化物30重量%以下からな
る混合物を溶融、急冷して得たフリット結合材5〜25
重量部との混合物の焼結体からなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の金属溶湯用濾材を製造す
るために骨材粒子として用いるアルミナ粒子としては電
融アルミナ、焼結アルミナ等を挙げることができる。ま
た、骨材粒子として用いるAl2 3 ・MgOスピネル
結晶粒子はAl2 3 及びMgOからなり、Al
2 3 :MgOのモル比が1:1であり、Al2 3
MgOの重量比が7:3であり、スピネル型結晶構造を
形成しているものである。
【0012】本発明で用いるフリット結合材を製造する
のに用いるAl2 3 ・MgOスピネル結晶粉末はAl
2 3 及びMgOからなり、Al2 3 :MgOのモル
比が1:1であり、Al2 3 :MgOの重量比が7:
3であり、スピネル型結晶構造を形成しているものであ
る。このようなスピネル型結晶構造物は極めて安定して
おり、アルミニウム溶湯による濡れ性が優れており、ま
た、耐アルミニウム侵食性等にも優れているので、金属
溶湯用濾材、特にアルミニウム溶湯用濾材の製造に用い
るフリット結合材の構成成分として好適である。
【0013】本発明の金属溶湯用濾材を製造するために
骨材粒子とフリット結合材とを混合し、焼成して濾材を
形成する際に、その焼成中のフリット結合材の流動性や
適当な粘性により通気孔を確保する必要があり、そのた
めにはフリット結合材中に少量の非晶質ガラス成分を添
加する必要がある。
【0014】本発明で用いるフリット結合材を製造する
ために、Al2 3 ・MgOスピネル結晶粉末と共に用
いる非晶質ガラス成分はB2 3 単独であっても、或い
は、B2 3 及びSiO2 の両方であってもよい。B2
3 及びSiO2 の両方を含む場合には、フリット結合
材と骨材粒子との混合物を焼成して得られる焼結体中の
スピネル結晶粒子間を部分的に結合する非晶質ガラス相
がB2 3 及びSiO 2 を含み、B2 3 /SiO2
モル比が0.3以上となるような配合比とすることが好
ましい。この比が0.3以上の場合には、溶湯中のAl
原子とSi原子との置換反応が抑制され、耐食性に優れ
た濾材となる。逆に、この比が0.3未満となると、即
ちB2 3 の量に比較してSiO2 の量が多くなると、
アルミニウム溶湯に対する耐食性が低下し、SiO2
溶出も問題となる傾向がある。
【0015】B2 3 源としてホウ酸(H3 BO3 )、
ホウ酸アルミニウム(9Al2 3・2B2 3 又は2
Al2 3 ・B2 3 )、ホウ酸マグネシウム(MgO
・B 2 3 、2MgO・B2 3 、3MgO・B2 3
等)等から選ばれた少なくとも1種を用いることができ
るが、ホウ酸よりも融点が高いホウ酸アルミニウムを用
いることにより、B2 3 の蒸発が抑制され、また、高
温まで適度の流動性が確保されるので、骨材粒子間にフ
リット結合材が均一に分布し、強度が改善され、金属溶
湯に対する耐食性が良好になる。
【0016】本発明で用いるフリット結合材を製造する
際に、Al2 3 ・MgOスピネル結晶粉末及びB2
3 と共にAl2 3 、MgO及びTiO2 からなる群か
ら選ばれた少なくとも1種の酸化物を用いる。これらの
酸化物は骨材粒子とフリット結合材との混合物を焼結す
る際にAl2 3 ・MgOスピネル型結晶構造物の焼結
を促進し、強度を向上させる作用を持っている。この酸
化物の添加効果が達成されるためにはそれらの酸化物を
合計で5重量%以上配合することが好ましい。また、酸
化物の添加量が多くなるとその増加に応じてAl2 3
・MgOスピネル結晶粉末等の他の成分の量が減少する
ことになるので、酸化物の添加量を合計で30重量%以
下とする。なお、これらの酸化物として、又は酸化物の
一成分としてMgO又はTiO2 を用いる場合には、M
gO及びTiO2 はそれぞれ10重量%以下の量で用い
ることが好ましい。
【0017】フリット結合材を製造する際の各成分の配
合比については、Al2 3 ・MgOスピネル結晶粉末
60〜90重量%、好ましくは70〜85重量%、B2
35〜12重量%、好ましくは6〜10重量%、Si
2 0〜5重量%及びAl23 、MgO及びTiO2
からなる群から選ばれた少なくとも1種の酸化物(合計
で)30重量%以下、好ましくは5〜27重量%となる
ようにする。この混合物を、例えば1300〜1500
℃で溶融し、急冷してフリット結合材粒子を得る。
【0018】フリット結合材中の非晶質ガラス成分(B
2 3 及びSiO2 )の量を上記の範囲内にすることに
より、Al2 3 ・MgOスピネル結晶の粒界にこれら
の非晶質ガラス相が形成されることが抑制され、結合助
材として有効に作用し、Al 2 3 ・MgOスピネル型
結晶構造物の焼結性を高めることができ、従って、濾材
の熱間強度は向上し、また、アルミニウム溶湯に侵食さ
れ易い非晶質粒界相が少ないことにより耐食性が向上す
る。しかしながら、非晶質ガラス成分の配合量が15重
量%を越えると、添加したこれらの非晶質ガラス成分が
局部的に大きくガラス化して偏在し、耐アルミニウム侵
食性を劣化させてしまうことになる。本発明において
は、フリット結合材がその他の種々の物質、例えば、ス
ピネル結晶を粉砕する際のZrO2 あるいは焼結に際し
ての焼結助材等を含有していてもよいことは勿論であ
る。
【0019】本発明の金属溶湯用濾材は、上記のフリッ
ト結合材と骨材粒子との混合物を焼成して得られる焼結
体からなる。その製造法としてはフリット結合材粉末原
料と骨材粒子とを混合し、所定の形状に成形し、次いで
焼成してもよいし、或いはフリット結合材粉末原料をス
ラリー状などにして骨材粒子表面にコーティングし、次
いで成形し、焼成してもよい。
【0020】上記のフリット結合材と骨材粒子との配合
比については、上記のフリット結合材5〜25重量部、
好ましくは10〜20重量部と、アルミナ骨材粒子10
0重量部とからなるようにする。フリット結合材の量が
5重量部未満の場合には骨材粒子の結合が不十分にな
り、骨材粒子が濾材から脱離する可能性があり、また2
5重量部を超えると濾材の気孔が狭くなり、目詰まりを
起こし易くなる傾向がある。
【0021】金属溶湯用濾材の製造において、Al2
3 ・MgOスピネル結晶粉末と、B 2 3 と、Al2
3 、MgO及びTiO2 からなる群から選ばれた少なく
とも1種の酸化物と、アルミナ骨材粒子との混合物を焼
結処理しても良好な濾材が得られるが、その焼成の際に
結合材中のホウ酸等が蒸発することに起因して、濾材の
(焼成処理時の状態で見て)上部の強度が下部の強度よ
りも幾分低くなることがあるので、例えばパイプ状の濾
材を横置きにして焼成すると得られるパイプ状濾材の円
周方向で強度に差が生じることがある。
【0022】これに対して、本発明の金属溶湯用濾材に
おいては、Al2 3 ・MgOスピネル結晶粉末と、B
2 3 と、及びAl2 3 、MgO及びTiO2 からな
る群から選ばれた少なくとも1種の酸化物とからなる混
合物を溶融、急冷して得たフリット結合材を用いて製造
されているので、濾材全体にわたって骨材間の結合力が
均等で且つ大きいので濾材の強度が高く、長期間に亘り
安定して使用できる。
【0023】
【実施例】以下に、実施例及び比較例に基づいて本発明
を詳細に説明する。 実施例1〜10及び比較例1〜2 骨材粒子として電融アルミナ(平均粒径850μm)又
はAl2 3 ・MgOスピネル結晶粒子(モル比1:
1、重量比7:3、平均粒径850μm)を第1表に示
す量(重量部)で用い、フリット結合材としてAl2
3 ・MgOスピネル結晶粒子(モル比1:1、重量比
7:3、平均粒径4.5μm)、B2 3 、SiO2
Al2 3 、MgO、TiO2 をそれぞれ第1表に示す
量(重量部)で混合し、1400℃で溶融し、その後急
冷して得たフリット結合材粒子を用いた。これらの骨材
粒子とフリット結合材粒子との配合物をそれぞれ混練
し、加圧成形し、乾燥し、次いで電気炉中で1430℃
で12時間焼成してそれぞれ外径100mm、内径60
mm、高さ850mmのパイプ状成形体を得た(ねかせ
た状態で、即ち横置き状態で焼成処理した)。
【0024】各パイプ状成形体の焼成処理時の状態で見
て上部及び下部の曲げ強さを以下に示す試験方法で調べ
た。上記の各々のパイプ状成形体の上部及び下部からそ
れぞれ100mm×20mm×18mmの直方体状試験
体を切り出した。この直方体状試験体について、2点支
持1点荷重方式で支持スパン80mmで室温曲げ強さ試
験を実施した。熱間曲げ試験は各々の直方体状試験体を
雰囲気温度設定用電気炉中で800℃に20分間保持し
た後、該雰囲気温度設定用電気炉中で、2点支持1点荷
重方式で支持スパン80mmで実施した。それらの試験
結果は第1表に示す通りであった。
【0025】
【表1】
【0026】第1表のデータからも明かなように、本発
明に係る実施例1〜10においては、アルミニウム溶湯
用濾材の室温曲げ強さ、熱間曲げ強さ(800℃)の点
で優れており、しかも焼成で得た濾材の(焼成処理時の
状態で見て)上部の強度と下部の強度とはほぼ同一であ
り、濾材全体にわたって骨材間の結合力が均等で且つ大
きいので濾材の強度が高く、長期間に亘り安定して使用
でき、実用性の高いものである。
【0027】
【発明の効果】本発明の金属溶湯用濾材は、金属溶湯中
に浸漬して使用しても不純物が溶出しないので金属溶湯
を二次汚染することがなく、極めて安定な結晶組織を有
しており、室温曲げ強さ、熱間曲げ強さ(800℃)に
優れており、しかも濾材全体にわたって骨材間の結合力
が均等であるので長期間に亘り安定して使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 幸久 千葉県習志野市藤崎4−2−36 三井金属 鉱業株式会社習志野工場内 (72)発明者 星 朝一 千葉県習志野市藤崎4−2−36 三井金属 鉱業株式会社習志野工場内 Fターム(参考) 4D019 AA03 BA01 BA05 BA06 BB06 BC12 BC20 CA03 CB04 CB06 4E014 NA08 4G019 FA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミナ粒子及びAl2 3 ・MgOスピ
    ネル結晶粒子からなる群から選ばれた少なくとも1種の
    骨材粒子100重量部と、Al2 3 ・MgOスピネル
    結晶粉末60〜90重量%、B2 3 5〜12重量%、
    及びAl2 3 、MgO及びTiO2 からなる群から選
    ばれた少なくとも1種の酸化物30重量%以下からなる
    混合物を溶融、急冷して得たフリット結合材5〜25重
    量部との混合物の焼結体からなることを特徴とする金属
    溶湯用濾材。
  2. 【請求項2】フリット結合材が5重量%以下のSiO2
    を追加含有するものであることを特徴とする請求項1記
    載の金属溶湯用濾材。
  3. 【請求項3】B2 3 源としてホウ酸(H3 BO3 )、
    ホウ酸アルミニウム(9Al2 3・2B2 3 又は2
    Al2 3 ・B2 3 )及びホウ酸マグネシウム(Mg
    O・B2 3 、2MgO・B2 3 、3MgO・B2
    3 等)からなる群から選ばれた少なくとも1種が用いら
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載の金属溶
    湯用濾材。
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