JP2000014117A - リニアアクチュエータ - Google Patents

リニアアクチュエータ

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JP2000014117A
JP2000014117A JP10191045A JP19104598A JP2000014117A JP 2000014117 A JP2000014117 A JP 2000014117A JP 10191045 A JP10191045 A JP 10191045A JP 19104598 A JP19104598 A JP 19104598A JP 2000014117 A JP2000014117 A JP 2000014117A
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義博 坪井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 永久磁石からハウジングへの磁束の漏れを防
止して駆動力の向上と高速かつスムーズに移動できるリ
ニアアクチュエータを提供する。 【解決手段】 このリニアアクチュエータ100は、矩形
状平面部10と下方へ伸びる前面部11と後面部12を有しか
つ平面部10中央部に開口13が設けられた軟磁性上側ハウ
ジング1と、平面部10の内面でその左右両縁部に取付け
られた一対の上側永久磁石9と、これ等永久磁石が取付
けられた軟磁性上側ハウジング1と対称形状を有する軟
磁性下側ハウジング2と、上記ハウジング1、2の前面
部と後面部にその両端部が取付けられかつ永久磁石に対
し平行に配置される一対の軟磁性磁気ヨーク31、32と、
筒部形状に形成されその筒部内略中央部に磁気ヘッド部
材等の搭載部材が取付けられると共にこの搭載部材を中
央にしてその両側の筒部内に上記軟磁性磁気ヨークがそ
れぞれ遊嵌された駆動コイル5とでその主要部が構成さ
れることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッド部材等
の搭載部材を直線方向へ移動させるリニアアクチュエー
タに係り、特に、駆動力の向上と高速かつスムーズに移
動できるリニアアクチュエータの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のリニアアクチュエータとして、
例えば、図4に示された部品にて構成されるものが知ら
れている。すなわち、このリニアアクチュエータaは、
鉄等の軟磁性材料で構成されかつ長方形状の平面部b1と
この長さ方向両端側から下方へ伸びる前面部b2並びに後
面部b3を有する軟磁性上側ハウジングbと、上記平面部
b1の内面でその左右両縁部に取付けられた一対の帯状上
側永久磁石cと、これ等永久磁石が取付けられた軟磁性
上側ハウジングbと対称形状を有する軟磁性下側ハウジ
ングdと、軟磁性上側並びに下側ハウジングb、dの前
面部と後面部にその両端部が取付けられると共に上記永
久磁石に対しそれぞれ平行に配置される一対の軟磁性磁
気ヨークe1、e2と、筒部形状に形成されその筒部内略中
央部に磁気ヘッド部材等の搭載部材fが取付けられると
共にこの搭載部材fを中央にしてその両側の筒部内に上
記軟磁性磁気ヨークe1、e2がそれぞれ遊嵌される駆動コ
イルgとでその主要部が構成され、図5(A)に示すよ
うな構造体に組立てられるものである。
【0003】尚、駆動コイルg筒部の外側には一対の係
止部材g1、g2が付設されており、これ等係止部材g1、g2
が図5(B)に示す棒状ガイドhに係合して駆動コイル
gが直線方向へ移動可能に支持されるようになってい
る。また、このリニアアクチュエータにおいては搭載部
材f(但し、図5A、Bでは図示せず)として長尺の磁
気ヘッド部材が組込まれている関係上、軟磁性上側並び
に下側ハウジングb、dの前面部と後面部には切欠部が
形成されているが、これ等ハウジングb、dから外部へ
出没することのない搭載部材が組込まれるものにおいて
は上記切欠部の形成が省略される場合もある。また、軟
磁性上側ハウジングbと軟磁性下側ハウジングdについ
てもその一方が省略された構造のリニアアクチュエータ
も知られている。また、図5(A)に示されたリニアア
クチュエータのハウジングは一対の軟磁性上側並びに下
側ハウジングb、dで構成されているが、予め図5
(A)のハウジング形状に成形された単一の軟磁性ハウ
ジングで構成されたリニアアクチュエータも知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5(A)
に示されたリニアアクチュエータaにおいて上記永久磁
石cで発生した磁束の大半は図5(B)に示すように対
向側の磁気ヨークe1、e2へ導かれるが、その一部につい
ては軟磁性材料で構成された軟磁性ハウジングb、dの
存在によりその平面部側へ漏れ易く、かつ、駆動コイル
gの中央部付近では図5(B)に示すように駆動コイル
gに鎖交する磁束の流線方向が他の部位と逆向きになっ
ている。
【0005】このため、駆動コイルgに鎖交する逆向き
の磁束が存在する分、リニアアクチュエータaの駆動力
が低下してしまう問題点があった。
【0006】また、上記軟磁性ハウジングb、d平面部
側への磁束の漏れは平面部の長さ方向に亘り存在し、か
つ、その漏れ具合も長さ方向に亘って均一とは限らない
ため、リニアアクチュエータ中心部αを通る長さ方向
(すなわち駆動コイルgの移動方向)に亘る磁界分布も
ばらつき易かった。
【0007】このため、上記磁界分布のばらつきに起因
して駆動コイルgの移動方向に対するリニアアクチュエ
ータの駆動力もばらつき易く、磁気ヘッド部材等搭載部
材fを高速かつスムーズに移動することが困難となる問
題点を有していた。
【0008】本発明はこの様な問題点に着目してなされ
たもので、その課題とするところは、上記永久磁石より
生ずる磁束が有効に利用されるような構造を採ることに
より駆動力の向上と高速かつスムーズに移動可能なリニ
アアクチュエータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、矩形状平面部とこの長さ方向両端側から上方
若しくは下方へ伸びる前面並びに後面部を有する軟磁性
ハウジングと、上記軟磁性ハウジングにおける矩形状平
面部の長さ方向に亘りその内面かつ左右両縁部に互いに
平行に取付けられた一対の帯状永久磁石と、軟磁性ハウ
ジングにおける前面並びに後面部にその両端部が取付け
られると共に一対の帯状永久磁石に対し平行に配置され
た一対の軟磁性磁気ヨークと、筒部形状に形成されこの
筒部に搭載部材が取付けられると共に上記筒部内に一対
の磁気ヨークがそれぞれ遊嵌されかつ筒部の開放方向に
亘り移動可能に支持された駆動コイルを備え、上記駆動
コイルに取付けられた搭載部材が駆動コイルの移動に伴
い軟磁性ハウジングの上記前面部と後面部間を進退する
リニアアクチュエータを前提とし、上記軟磁性ハウジン
グの矩形状平面部における永久磁石の取付け部以外の部
位に低透磁率部を形成したことを特徴とするものであ
る。
【0010】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載の発明に係るリニアアクチュエータを前提とし、上記
矩形状平面部における永久磁石の取付け部以外の部位に
開口を設けて上記低透磁率部が形成されていることを特
徴とし、請求項3に係る発明は、上記矩形状平面部にお
ける永久磁石の取付け部以外の部位に開口を設けかつこ
の開口を非磁性材料により閉止して上記低透磁率部が形
成されていることを特徴とするものである。
【0011】そして、請求項1〜3記載の発明に係るリ
ニアアクチュエータによれば、軟磁性ハウジングの矩形
状平面部における永久磁石の取付け部以外の部位に低透
磁率部が形成されているため、永久磁石からの上記軟磁
性ハウジングにおける矩形状平面部への磁束の漏れを大
幅に低減させることが可能となる。
【0012】更に、矩形状平面部へ漏れる磁束が低減さ
れたことにより、上記駆動コイルに鎖交する逆向きの磁
束量も減少させることができ、かつ、駆動コイルの移動
方向に対する磁界分布のばらつきも抑制させることが可
能となる。
【0013】尚、請求項1〜3に係るリニアアクチュエ
ータは、上述した軟磁性上側ハウジングと軟磁性下側ハ
ウジングのいずれか一方を省略した構造のリニアアクチ
ュエータに関するものであるが、以下に説明する請求項
4〜6に係るリニアアクチュエータは軟磁性上側ハウジ
ングと軟磁性下側ハウジングとでそのハウジングが構成
されるリニアアクチュエータに関するものである。
【0014】すなわち、請求項4に係る発明は、矩形状
平面部とこの長さ方向両端側から下方へ伸びる上側前面
並びに上側後面部を有する軟磁性上側ハウジングと、上
記軟磁性上側ハウジングにおける矩形状平面部の長さ方
向に亘りその内面かつ左右両縁部に互いに平行に取付け
られた一対の帯状上側永久磁石と、矩形状平面部とこの
長さ方向両端側から上方へ伸びると共に上記軟磁性上側
ハウジングの上側前面部と上側後面部に位置整合された
下側前面並びに下側後面部を有する軟磁性下側ハウジン
グと、上記軟磁性下側ハウジングにおける矩形状平面部
の長さ方向に亘りその内面かつ左右両縁部に互いに平行
に配置されると共に一対の上記上側永久磁石に対しても
平行に取付けられた一対の帯状下側永久磁石と、軟磁性
上側並びに下側ハウジングにおける上側並びに下側前面
部と上側並びに下側後面部にその両端部が取付けられる
と共に上記上側並びに下側永久磁石に対しそれぞれ平行
に配置された一対の軟磁性磁気ヨークと、筒部形状に形
成されこの筒部に搭載部材が取付けられると共に上記筒
部内に一対の磁気ヨークがそれぞれ遊嵌されかつ筒部の
開放方向に亘り移動可能に支持された駆動コイルを備
え、上記駆動コイルに取付けられた搭載部材が駆動コイ
ルの移動に伴い軟磁性上側並びに下側ハウジングの上側
並びに下側前面部と上側並びに下側後面部間を進退する
リニアアクチュエータを前提とし、上記軟磁性上側並び
に下側ハウジングの各矩形状平面部における上側並びに
下側永久磁石の取付け部以外の部位に低透磁率部をそれ
ぞれ形成したことを特徴とするものである。
【0015】また、請求項5に係る発明は、請求項4記
載のリニアアクチュエータを前提とし、上記軟磁性上側
並びに下側ハウジングの各矩形状平面部における上側並
びに下側永久磁石の取付け部以外の部位に開口を設けて
上記低透磁率部が形成されていることを特徴とし、請求
項6に係る発明は、上記軟磁性上側並びに下側ハウジン
グの各矩形状平面部における上側並びに下側永久磁石の
取付け部以外の部位に開口を設けかつこの開口を非磁性
材料により閉止して上記低透磁率部が形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0016】尚、請求項4〜6に係るリニアアクチュエ
ータにおいて上記軟磁性上側ハウジングと軟磁性下側ハ
ウジングについては、従来と同様に、別体の軟磁性上側
並びに下側ハウジングでこれを構成してもよく、あるい
は、請求項4〜6に係るリニアアクチュエータのハウジ
ング形状に予め成形された単一の軟磁性ハウジングでこ
れを構成してもよく任意である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0018】この実施の形態に係るリニアアクチュエー
タは請求項5に係る発明を具体化したものである。
【0019】まず、このリニアアクチュエータは、図1
に示すように鉄等の軟磁性材料で構成されかつ長方形状
の平面部10とこの長さ方向両端側から下方へ伸びる前
面部11並びに後面部12を有すると共に上記平面部1
0の略中央部位に長方形状の開口13が設けられた軟磁
性上側ハウジング1と、上記平面部10の内面でその左
右両縁部に取付けられた一対の帯状上側永久磁石9と、
これ等永久磁石9が取付けられた軟磁性上側ハウジング
1と対称形状を有する軟磁性下側ハウジング2と、鉄等
の軟磁性材料で構成されかつ上記軟磁性上側並びに下側
ハウジング1、2の前面部と後面部にその両端部が取付
けられると共に上記永久磁石9に対しそれぞれ平行に配
置される一対の軟磁性磁気ヨーク31、32と、筒部形
状に形成されその筒部内略中央部に磁気ヘッド部材等の
搭載部材4が取付けられると共にこの搭載部材4を中央
にしてその両側の筒部内に上記軟磁性磁気ヨーク31、
32がそれぞれ遊嵌される駆動コイル5とでその主要部
が構成され、図2(A)に示すような構造体に組立てら
れるものである。
【0020】尚、駆動コイル5筒部の外側には従来と同
様に一対の係止部材61、62が付設されており、これ
等係止部材61、62が図2(B)に示す棒状ガイド7
に係合して駆動コイル5が直線方向へ移動可能に片側支
持されるようになっている。また、このリニアアクチュ
エータにおいても搭載部材4(但し、図2A、Bでは図
示せず)として長尺の磁気ヘッド部材が組込まれている
関係上、軟磁性上側並びに下側ハウジング1、2の前面
部と後面部に切欠部を形成しているが、これ等ハウジン
グ1、2から外部へ出没することのない搭載部材が組込
まれるものについては上記切欠部を省略してもよい。ま
た、上記軟磁性下側ハウジング2については永久磁石9
が取付けられた上記軟磁性上側ハウジング1と対象形状
を有するハウジングが適用されているが、永久磁石9を
取付けた軟磁性上側ハウジング1の構造が前後左右にお
いて対称性を具備するものであるなら、軟磁性上側ハウ
ジング1と軟磁性下側ハウジング2について同一構造の
ハウジングでこれ等を構成してもよい。
【0021】そして、この実施の形態に係るリニアアク
チュエータ100によれば、軟磁性上側並びに下側ハウ
ジング1、2の平面部10に長方形状の開口13が設け
られているため、この開口13部位の透磁率は上記平面
部10におけるその他の部位に較べて著しく低くなって
いる。
【0022】このため、図2(B)に示すように永久磁
石9からの上記軟磁性上側並びに下側ハウジング1、2
における平面部10への磁束の漏れを大幅に低減させる
ことが可能となり、かつ、上記駆動コイル5に鎖交する
逆向きの磁束量も減少させることができると共に、駆動
コイル5の移動方向に対する磁界分布のばらつきも抑制
させることが可能となる。
【0023】従って、駆動力の大幅な向上が図れると共
に、磁気ヘッド部材等搭載部材4を高速かつスムーズに
移動させることが可能となる。
【0024】更に、上記軟磁性上側並びに下側ハウジン
グ1、2の平面部10に開口13が設けられていること
から、その分、各ハウジング重量の低減も図れるためリ
ニアアクチュエータの軽量化が可能となる。
【0025】尚、上記開口13を非磁性材料であるアル
ミニウム、銅等の金属あるいはナイロン、ポリプロピレ
ン等の合成樹脂により閉止する構造を採ってもよい。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。
【0027】[実施例]この実施例に係るリニアアクチ
ュエータは、図1〜図2に示された実施の形態に係るリ
ニアアクチュエータと同一の構造を有するものである。
【0028】尚、この実施例に係るリニアアクチュエー
タのハウジング寸法については、駆動コイル5移動方向
の長さ寸法が45mm、幅寸法が22mm、高さ寸法が
14mmに設定され、また、開口13の長さ寸法が34
mm、幅寸法が8mmにそれぞれ設定されている。ま
た、4つの永久磁石9については、長さが40mm、幅
が7.2mm、厚さが2mmで、最大磁気エネルギー積
が6 MGOe相当の希土類系帯状磁石が用いられてい
る。また、リニアアクチュエータの中心部α(図2B参
照)に関して点対称となるように4つの永久磁石9の着
磁方向を考慮して配置している。
【0029】そして、この実施例に係るリニアアクチュ
エータの駆動コイル5に鎖交する磁束、すなわち、図2
(B)に示すようにリニアアクチュエータの中心部αを
通り駆動コイル5の移動方向に亘る磁界分布(磁束密度
分布)を測定したところ図3のグラフ図に示すような結
果が得られた。
【0030】[比較例]比較例に係るリニアアクチュエ
ータは、上記軟磁性上側並びに下側ハウジング1、2の
平面部10に開口13が設けられていない点を除き実施
例に係るリニアアクチュエータと同一である。
【0031】そして、この比較例に係るリニアアクチュ
エータについても実施例と同様に上記磁界分布(磁束密
度分布)を測定した。
【0032】この結果も図3のグラフ図に示す。
【0033】そして、図3のグラフ図から明らかなよう
に実施例に係るリニアアクチュエータは比較例に係るリ
ニアアクチュエータと較べて上記磁界分布(磁束密度分
布)が駆動コイル5の移動方向に亘り均一で、従って、
磁気ヘッド部材等搭載部材4を高速かつスムーズに移動
できることが確認された。
【0034】
【発明の効果】請求項1〜3記載の発明に係るリニアア
クチュエータによれば、軟磁性ハウジングの矩形状平面
部における永久磁石の取付け部以外の部位に低透磁率部
が形成され、また、請求項4〜6記載の発明に係るリニ
アアクチュエータによれば、軟磁性上側並びに下側ハウ
ジングの各矩形状平面部における上側並びに下側永久磁
石の取付け部以外の部位に低透磁率部が形成されている
ため、永久磁石からの上記軟磁性ハウジングにおける矩
形状平面部への磁束の漏れを大幅に低減させることが可
能となり、かつ、矩形状平面部へ漏れる磁束が低減され
たことにより上記駆動コイルに鎖交する逆向きの磁束量
も減少させることができると共に駆動コイルの移動方向
に対する磁界分布のばらつきも抑制させることが可能と
なる。
【0035】従って、駆動力の大幅な向上が図れると共
に、磁気ヘッド部材等の搭載部材を高速かつスムーズに
移動させることが可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るリニアアクチュエータの構成
部品の概略斜視図。
【図2】図2(A)は実施の形態に係るリニアアクチュ
エータの概略斜視図、図2(B)は図2(A)のB−B
面断面図。
【図3】実施例並びに比較例に係るリニアアクチュエー
タの駆動コイルの移動方向とその磁束密度との関係を示
すグラフ図。
【図4】従来例に係るリニアアクチュエータの構成部品
の概略斜視図。
【図5】図5(A)は従来例に係るリニアアクチュエー
タの概略斜視図、図5(B)は図5(A)のB−B面断
面図。
【符号の説明】
1 軟磁性上側ハウジング 2 軟磁性下側ハウジング 5 駆動コイル 9 永久磁石 10 平面部 11 前面部 12 後面部 13 開口 31 軟磁性磁気ヨーク 32 軟磁性磁気ヨーク 100 リニアアクチュエータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状平面部とこの長さ方向両端側から上
    方若しくは下方へ伸びる前面並びに後面部を有する軟磁
    性ハウジングと、 上記軟磁性ハウジングにおける矩形状平面部の長さ方向
    に亘りその内面かつ左右両縁部に互いに平行に取付けら
    れた一対の帯状永久磁石と、 軟磁性ハウジングにおける前面並びに後面部にその両端
    部が取付けられると共に一対の帯状永久磁石に対し平行
    に配置された一対の軟磁性磁気ヨークと、 筒部形状に形成されこの筒部に搭載部材が取付けられる
    と共に上記筒部内に一対の磁気ヨークがそれぞれ遊嵌さ
    れかつ筒部の開放方向に亘り移動可能に支持された駆動
    コイルを備え、 上記駆動コイルに取付けられた搭載部材が駆動コイルの
    移動に伴い軟磁性ハウジングの上記前面部と後面部間を
    進退するリニアアクチュエータにおいて、 上記軟磁性ハウジングの矩形状平面部における永久磁石
    の取付け部以外の部位に低透磁率部を形成したことを特
    徴とするリニアアクチュエータ。
  2. 【請求項2】上記矩形状平面部における永久磁石の取付
    け部以外の部位に開口を設けて上記低透磁率部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のリニアアクチ
    ュエータ。
  3. 【請求項3】上記矩形状平面部における永久磁石の取付
    け部以外の部位に開口を設けかつこの開口を非磁性材料
    により閉止して上記低透磁率部が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載のリニアアクチュエータ。
  4. 【請求項4】矩形状平面部とこの長さ方向両端側から下
    方へ伸びる上側前面並びに上側後面部を有する軟磁性上
    側ハウジングと、 上記軟磁性上側ハウジングにおける矩形状平面部の長さ
    方向に亘りその内面かつ左右両縁部に互いに平行に取付
    けられた一対の帯状上側永久磁石と、 矩形状平面部とこの長さ方向両端側から上方へ伸びると
    共に上記軟磁性上側ハウジングの上側前面部と上側後面
    部に位置整合された下側前面並びに下側後面部を有する
    軟磁性下側ハウジングと、 上記軟磁性下側ハウジングにおける矩形状平面部の長さ
    方向に亘りその内面かつ左右両縁部に互いに平行に配置
    されると共に一対の上記上側永久磁石に対しても平行に
    取付けられた一対の帯状下側永久磁石と、 軟磁性上側並びに下側ハウジングにおける上側並びに下
    側前面部と上側並びに下側後面部にその両端部が取付け
    られると共に上記上側並びに下側永久磁石に対しそれぞ
    れ平行に配置された一対の軟磁性磁気ヨークと、 筒部形状に形成されこの筒部に搭載部材が取付けられる
    と共に上記筒部内に一対の磁気ヨークがそれぞれ遊嵌さ
    れかつ筒部の開放方向に亘り移動可能に支持された駆動
    コイルを備え、 上記駆動コイルに取付けられた搭載部材が駆動コイルの
    移動に伴い軟磁性上側並びに下側ハウジングの上側並び
    に下側前面部と上側並びに下側後面部間を進退するリニ
    アアクチュエータにおいて、 上記軟磁性上側並びに下側ハウジングの各矩形状平面部
    における上側並びに下側永久磁石の取付け部以外の部位
    に低透磁率部をそれぞれ形成したことを特徴とするリニ
    アアクチュエータ。
  5. 【請求項5】上記軟磁性上側並びに下側ハウジングの各
    矩形状平面部における上側並びに下側永久磁石の取付け
    部以外の部位に開口を設けて上記低透磁率部が形成され
    ていることを特徴とする請求項4記載のリニアアクチュ
    エータ。
  6. 【請求項6】上記軟磁性上側並びに下側ハウジングの各
    矩形状平面部における上側並びに下側永久磁石の取付け
    部以外の部位に開口を設けかつこの開口を非磁性材料に
    より閉止して上記低透磁率部が形成されていることを特
    徴とする請求項4記載のリニアアクチュエータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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