JP2000013815A - 陰極線管表示装置 - Google Patents

陰極線管表示装置

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JP2000013815A
JP2000013815A JP10174723A JP17472398A JP2000013815A JP 2000013815 A JP2000013815 A JP 2000013815A JP 10174723 A JP10174723 A JP 10174723A JP 17472398 A JP17472398 A JP 17472398A JP 2000013815 A JP2000013815 A JP 2000013815A
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heater
cathode
voltage
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circuit
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Manabu Hatanaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートホワイトバランス調整の誤動作を防止
すること。 【解決手段】 カソードの内部に設けられているヒータ
24に対して、フライバックトランスFBTの三次巻線
L2からヒータ電圧を供給する。そして、カソードにリ
ファレンスパルスが供給される期間では、ヒータ24の
一端をリファレンスパルスとほぼ同一の電圧レベルとな
るように駆動すると共に、カソードにリファレンスパル
ス以外の信号が供給される期間では、ヒータ24の一端
を接地レベルとなるように駆動することで、ヒータ24
とカソードとの間を流れるリーク電流を防止するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管表示装置
に関わり、特に陰極線管表示装置のカソードのヒータを
駆動するのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機等に利用されている
陰極線管(Cathode Ray Tube:以下、「CRT」とい
う)は、よく知られているように、その内部に電子銃
と、R(赤),G(緑),B(青)の各蛍光体が所定の
規則で配された蛍光面が形成されており、これら各蛍光
体がR,G,Bの映像信号に基づいた各電子銃からのビ
ームによって発光されることによって映像表示をなして
いる。
【0003】電子銃は、電子を放射するためのカソード
と、カソードから放射された電子を加速や収束等を制御
する複数の円筒電極(グリッド電極)とによって構成さ
れている。電子を放射するカソードは、一般に電子を放
射しやすくするために、その内部にヒータを備えてお
り、このヒータ(以下、「カソードヒータ」ということ
もある)には、CRTのアノードにアノード電圧(高電
圧)を生成するためのフライバックトランスの三次巻線
を利用してヒータ電圧が供給されている。
【0004】図8は、カソードヒータにヒータ電圧を供
給する従来のヒータ駆動回路の回路構成を示した図であ
る。この図8に示すように、電子銃に設けられているカ
ソードヒータKHは、フライバックトランスFBTの三
次巻線L2に接続されている。この場合、カソードヒー
タKHは、電気的にフローティング状態となるため、カ
ソードヒータKHの一端が抵抗R1によって、グランド
(GND)に落とされている。また、このカソードヒー
タKHとフライバックトランスFBTの三次巻線L2と
の間には、図示するようにコイルL1とコンデンサC1
によって構成された交流用の放電防止回路100が設け
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にCR
Tでは画面のいろいろな明るさのポイントで無彩色とな
るようにホワイトバランス調整が行われている。このよ
うなホワイトバランス調整は、工場出荷時に調整されて
いるが、経年変化等の要因によって工場出荷時の値から
ずれていく。そこで、経年変化等に関わらずホワイトバ
ランスを一定に保つために、ホワイトバランスの調整が
自動的に行うオートホワイトバランス回路が設けられて
いる。
【0006】そして、テレビジョン受像機等の場合、後
で説明するように、図示しないRGB信号がオートホワ
イトバランス回路に入力されると、図9に示すように各
RGB信号の垂直ブランキング期間に、所要の電圧レベ
ルとされるリファレンスパルスRPR ,RPG ,RPB
が各カソードに供給されるようにしていた。
【0007】しかしながら、上記図8に示したようなヒ
ータの一端を抵抗R1でGNDに落とすようなヒータ駆
動回路の場合、通常はCRTのカソードと、ヒータとの
間にリーク電流が流れない設計となっているが、図10
(a)に示すようにカソードに数十Vのリファレンスパ
ルスRPR ,RPG ,RPB が供給されると、この時カ
ソード−ヒータ間にリーク電流が流れる場合があり、こ
のリファレンスパルスRPR ,RPG ,RPB に基づい
てオートホワイトバランス調整が行われると誤動作する
といった問題点があった。
【0008】そこで、上記したような問題点を解決する
ために、例えば図10(b)に示すようにカソードヒー
タKHの一端をリファレンスパルスRPR ,RPG ,R
Bとほぼ同じ電圧レベルにバイアスしておくことが考
えられる。しかしながら、この場合はリファレンスパル
スRPR ,RPG ,RPB によってカソードヒータKH
にリーク電流が流れることは防止できるが、映像信号期
間で供給される高いレベルの映像信号からバックエミッ
ションによる放電が発生する恐れがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたものであり、カソードから
蛍光体が塗布されているアノードに対して電子ビームを
放射することで、管面上に映像を表示することができる
陰極線管表示装置において、カソードの内部に設けられ
ているヒータに対して、所要のヒータ電圧を供給するヒ
ータ駆動手段を備え、ヒータ駆動手段は、少なくともカ
ソードにリファレンスパルスが供給される検出期間で
は、ヒータの一端をリファレンスパルスとほぼ同一の電
圧レベルとなるように駆動すると共に、検出期間以外で
は、ヒータの一端を接地レベルとなるように駆動するこ
ととした。
【0010】本発明によれば、ヒータ駆動手段によっ
て、カソードにリファレンスパルスが供給される検出期
間では、ヒータの一端をリファレンスパルスとほぼ同一
の電圧レベルとし、それ以外の期間では、ヒータの一端
を接地レベルとなるように駆動することで、ヒータとカ
ソードとの間を流れるリーク電流を防止し、正確なオー
トホワイトバランス機能を達成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明の実施の形態とされる陰極
線管表示装置の主要なブロックの構成を示した図であ
る。この図1において、入力されるコンポジット信号
(複合映像信号)は、映像信号処理回路1及び同期分離
回路4に供給される。映像信号処理回路1は、入力され
るコンポジット信号の映像信号から例えば輝度信号Yと
色信号Cを分離するY/C分離回路、輝度信号Yの信号
処理を行う輝度信号処理回路、色信号Cの信号処理を行
う色信号処理回路等を備えており、RGB信号に変換し
て出力する。
【0012】映像信号出力回路2は、映像信号処理回路
1からのRGB信号を増幅する増幅回路や、後述するよ
うなホワイトバランスの調整を自動的に行うオートホワ
イトバランス調整回路等を備えており、これらの回路で
所要の処理が施されたRGB信号が受像管(CRT:Ca
thode Ray Tube)3のカソードに供給する。
【0013】同期分離回路4は、入力される複合映像信
号に含まれる水平及び垂直方向の同期信号を分離して、
垂直偏向回路5及び水平偏向回路6に供給する。垂直偏
向回路5は、垂直同期信号に応じて発振を行う垂直発振
回路や、垂直発振回路で発生する鋸歯状波電圧の整形、
増幅を行う垂直ドライブ回路、垂直ドライブ回路の出力
をさらに増幅する垂直出力回路からなり、偏向コイル9
の垂直偏向コイルに、鋸歯状波電流とされる垂直偏向電
流を供給する。
【0014】水平偏向回路6は、水平同期信号に応じて
発振を行う水平発振回路や、水平発振回路で発生する鋸
歯状波電圧の整形、増幅を行う水平ドライブ回路、水平
ドライブ回路の出力をさらに増幅する水平出力回路から
なり、偏向コイル9の水平偏向コイルに、鋸歯状波電流
とされる垂直偏向電流を供給する。また、水平偏向回路
6から出力される水平偏向電流は、高圧発生回路7にも
供給される。
【0015】高圧発生回路7は、CRT6のアノードに
供給するアノード電圧やフォーカス電圧等の高電圧を発
生する図示しないフライバックトランスFBTからな
り、水平偏向電流とされる鋸歯状電流の帰線期間に発生
するフライバックパルスをフライバックトランスFBT
で昇圧して、フライバックトランスの2次側巻線に発生
する高電圧がCRTのアノードにアノード電圧として供
給する。
【0016】また、この高圧発生回路7のフライバック
トランスFBTの三次巻線から出力される出力電圧は、
後述するCRT9のカソードに設けられているヒータの
ヒータ電圧として利用しており、そのため、フライバッ
クトランスFBTの三次巻線の出力電圧は、ヒータ駆動
回路8に供給される。
【0017】ヒータ駆動回路8は、高圧発生器7のフラ
イバックトランスFBTの三次巻線に発生する電圧と、
同期分離回路4から供給される垂直ブランキング信号に
基づいて、後述するCRT6の内部に設けられているカ
ソードのヒータに対して所定のヒータ電圧を供給する。
【0018】ところで、上記したような陰極線管表示装
置のCRT3は、電子銃を含めて製造上のばらつきが多
く、またR,G,Bの各蛍光体の特性もすべて均一では
なく個々に異なっているため、蛍光体が光りだすカット
オフポイントはR,G,Bでそれぞれまちまちである。
このように一致しないカットオフポイントを一致させる
ためには、生産工程での調整が必要であり、つまり、
R,G,Bの各映像信号に対して映像信号処理系ブロッ
ク内にレベルシフト回路、ゲインコントロール回路等を
設け、これらを調整して、カットオフ特性を一致させる
と共に、ホワイトバランスの調制を行うようにしてい
た。
【0019】図2はテレビジョン受像機等に採用されて
いるオートカットオフ調整方式の回路ブロックを示した
図である。映像信号処理系ブロックでR信号,G信号,
B信号に復調されると、R,G,B各信号はそれぞれス
イッチ回路51R,51G,51Bに供給される。スイ
ッチ回路51R,51G,51Bでは、R,G,B各信
号には図3に示すように各信号の垂直帰線期間内の互い
に異なる所定箇所にリファレンスパルスRPR ,RP
G ,RPB が付加される。
【0020】このようにリファレンスパルスRPR ,R
G ,RPB が付加された信号はレベルシフト回路52
R,52G,52Bを介してドライブ回路53R,53
G,53Bに供給されて電子銃がドライブされる。もち
ろん、ドライブ回路53R,53G,53Bに供給され
た映像信号区間の信号によって映像表示がなされること
はいうまでもない。なお、ドライブ回路53G,53B
の内部構成は53Rと同様であるため図示を省略してあ
る。
【0021】ここで、垂直帰線期間内に付加されたリフ
ァレンスパルスRPR ,RPG ,RPB に注目すると、
映像信号部分と同様にリファレンスパルスRPR ,RP
G ,RPB もトランジスタQ11に増幅され、CRTのカ
ソード電流RIK,GIK,BIKが得られることになるが、
このカソード電流RIK,GIK,BIKはトランジスタP11
によって検出され、スイッチ回路55R,55G,55
Bを介して抵抗R11に流れることになる。ここで、スイ
ッチ回路55R,55G,55Bはそれぞれリファレン
スパルスRPR ,RPG ,RPB に相当する期間にのみ
接点が閉じられるように制御されており、従って抵抗R
11によって、図4に示すようにR,G,Bの各リファレ
ンスパルスRPR ,RPG ,RPB によるカソード電流
に対応する、3つのパルスを有する電圧が得られること
になる。
【0022】このパルス電圧はクランプ用のコンデンサ
11を介してクランプ回路56に入力され、クランプパ
ルス発生部56aから得られるクランプパルスの区間の
電圧がV11(図4参照)となるようにコンデンサC11
電流を出し入れすることによってクランプされる。クラ
ンプされたパルス電圧はスイッチ回路57によって時系
列的に、R,G,Bに対応する各コンパレータ58R,
58G,58Bに分配されて供給される。
【0023】コンパレータ58R,58G,58Bには
比較基準電圧として他方の端子に電圧V11に対してΔV
11高い電圧(V11+ΔV11)が供給されており、DCレ
ベルがV11にクランプされている各パルス電圧がこれと
比較される。
【0024】コンパレータ58R,58G,58Bはそ
れぞれパルス電圧が供給される期間にのみ比較動作を行
なうように制御されており、また比較出力としてはパル
ス電圧と基準電圧の誤差値が含有される差動増幅器的な
出力が得られるように構成されている。このコンパレー
タ58R,58G,58Bの比較出力(即ちΔV11=Δ
11’となるような電流)はそれぞれサンプルホールド
コンデンサC2R,C2G,C2Bに供給され、サンプルホー
ルドコンデンサC2R,C2G,C2Bにホールドされた電圧
は、各レベルシフト回路52R,52G,52Bに対し
て制御電圧として供給されることになる。
【0025】つまり、サンプルホールドコンデンサ
2R,C2G,C2Bにホールドされた電圧に基づいて、各
レベルシフト回路52R,52G,52Bでは、それぞ
れR,G,B信号の黒レベルがリファレンスパルスRP
R ,RPG ,RPB の高さと等しくなるようにコントロ
ールされることによって、オートカットオフ調整を行う
と共に、画面のホワイトバランス調整を行うようにして
いた。そして、ホワイトバランス調整が行われた各RG
B信号がCRT3に設けられている各色のカソードに供
給されることになる。
【0026】図5は、上記したようなCRT3の構造を
示した図であり、この図5に示すように、CRT3は例
えばじょうご形のガラスの外管(ガラスパイプ)11の
中に、電子銃12や蛍光面(図示しない)が封入されて
いる。外管11は膨らんでいるコーン部11aと細い円
筒状のネック部11bとからなり、コーン部11aの底
に蛍光体が塗布され、その内部が高真空となるように排
気される。
【0027】ネック部11bに設けられている電子銃1
2は、例えば同図(b)に示すように、電子を放出する
3本のヒータカソード21R,21G,21Bと、これ
らヒータカソード21R,21G,21Bから放射され
た電子の加速や収束を制御する複数のグリッド電極G1
〜G5が形成されている。そして、この電子銃12に形
成されているグリッド電極G1〜G5のうち、例えば最
終電極とされる第5グリッドG5が外管11の内面に形
成されている内装カーボン13の一端と接続されてい
る。また、内装カーボン13の他端は、高圧発生器7か
らのアノード電圧HVが供給されているアノードボタン
14と接続されている。
【0028】図5(b)に示す電子銃12の各ヒータカ
ソード21R,21G,21Bは、例えばニッケル円筒
によって形成され、電子を放出する放射体は、通常、酸
化バリウム(BaO)主成分とした酸化物が塗布されて
形成されている。この各ヒータカソード21R,21
G,21Bには、それぞれカソードリード22R,22
G,22Bが取り付けられており、この各カソードリー
ド22R,22G,22Bに、上述したように映像出力
回路2からRGB信号が供給される。
【0029】また、各ヒータカソード21R,21G,
21Bの内部には、電子を放出しやすくするためのヒー
タ24R,24G,24Bが設けられており、各ヒータ
24R,24G,24Bは、ヒータリード23R,23
G,23Bを介してヒータ駆動回路8から所要のヒータ
電圧が供給されている。
【0030】なお、本例ではインライン配列の一本化電
子銃の構造ついて説明したが、本発明は、このような構
造の電子銃に限定されることなく、例えば3本の電子銃
を横一列にインライン配置した電子銃、或いはデルタ形
の電子銃などいずれのタイプでも良い。
【0031】図6は、上記ヒータカソードにヒータ電圧
を供給するヒータ駆動回路の回路構成を示した図であ
る。この図6に示すように、電子銃12内に設けられて
いるカソードヒータ24は、一端がフライバックトラン
スFBTの三次巻線L2と直接接続され、他端はコイル
L1と放電ギャップGからなる交流用の放電防止回路3
0のコイルL1を介してフライバックトランスFBTの
三次巻線L2と接続されている。なお、本例では、フラ
イバックトランスFBTの二次巻線は省略されている。
【0032】また、ヒータカソード21の一端は、抵抗
R1を介して接地されていると共に、例えば可変抵抗R
3を介してトランジスタQ1のコレクタに接続されてい
る。トランジスタQ1のエミッタには、映像信号の垂直
ブランキング期間に付加されているリファレンスパルス
の電圧(例えば80V)より、高い所定の電圧VC(例
えば120V)が供給され、このトランジスタQ1のベ
ースにはトランジスタQ2のエミッタが接続されてい
る。そして、このトランジスタQ2のベースは、抵抗R
2を介して同期分離回路4から垂直ブランキング信号が
供給されている。
【0033】従って、このようなヒータ駆動回路8で
は、同期分離回路4から垂直ブランキング信号が供給さ
れる期間では、トランジスタQ2、トランジスタQ1が
共にオンになり、ヒータ24の一端には、トランジスタ
Q1を介して供給される電圧VCを抵抗R1、及び分圧
抵抗R3で分圧した、例えばリファレンスパルスとほぼ
同一レベルの電圧が供給される。一方、同期分離回路4
から垂直ブランキング信号が供給されない期間では、ト
ランジスタQ2、トランジスタQ1が共にオフになるた
め、図7に示すようにヒータ24の一端は、抵抗R1に
よって、グランド(GND)に落とされることになる。
【0034】すなわち、本実施の形態では、リファレン
スパルスが付加されている垂直ブランキング期間では、
ヒータ24の一端をリファレンスパルスとほぼ同一の電
圧レベルにすることで、リファレンスパルスRPR ,R
G ,RPB によって、ヒータ24との間にリーク電流
が流れるのを防止すると共に、それ以外の期間ではヒー
タ24の一端をグランド(GND)レベルとなるように
駆動することにより、映像信号からヒータ24にバック
エミッションによる放電が発生するのを防止するように
している。これにより、従来、CRT3のカソード21
からヒータ24に対してリーク電流が流れた時でも、オ
ートホワイトバランスの調整が誤動作するといった不具
合の発生を解消することができるようになる。
【0035】なお、本実施の形態においては、リファレ
ンスパルスRPR ,RPG ,RPBが付加されている垂
直ブランキング期間を、ヒータ24の一端をリファレン
スパルスRPR ,RPG ,RPB とほぼ同一の電圧レベ
ルとなるようにしているが、少なくともリファレンスパ
ルスRPR ,RPG ,RPB が付加されている期間のみ
ヒータ24の電圧をリファレンスパルスRPR ,RP
G ,RPB とほぼ同一の電圧レベルとなるようにしても
良い。
【0036】また、本実施の形態においては、交流用の
放電防止回路30に放電ギャップGを設けることで、ヒ
ータ電圧の波形のなまりを防止するようにしているが、
例えばコンデンサによって形成することも当然可能であ
る。また、本実施の形態では、垂直ブランキング期間で
は、ヒータ24の一端をリファレンスパルスRPR ,R
G ,RPB とほぼ同一の電圧レベルとなるように、調
整工程において調整する場合を想定して可変抵抗R3を
設けるようにしているが、例えばリファレンスパルスR
R ,RPG ,RPB がほぼ一定の電圧レベルとなる場
合は、固定抵抗を用いることも当然可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の陰極線管
表示装置は、ヒータ駆動手段によって、カソードにリフ
ァレンスパルスが供給される検出期間では、ヒータの一
端をリファレンスパルスとほぼ同一の電圧レベルとし、
それ以外の検出期間では、ヒータの一端を接地レベルと
なるように駆動することで、リファレンスパルスからの
リーク電流を防止することができるため、オートホワイ
トバランス調整の誤動作を防止することができるように
なる。
【0038】特に、近年、陰極線管に設けられている電
子銃の小型化に伴い、電子銃のヒータとカソード間の距
離が近くなっており、そのような場合に非常に好適なも
のとされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態とされる陰極線管表示装置
の主要なブロックを示した図である。
【図2】本実施の形態とされる陰極線管表示装置のオー
トカットオフ調整部のブロック図である。
【図3】リファレンスパルスの説明図である。
【図4】リファレンスパルスに基づくカソード電流によ
って得られるパルス電圧の説明図である。
【図5】CRTの構造を説明するための図である。
【図6】本実施の形態とされるヒータ駆動回路の構成を
示した図である。
【図7】本実施の形態とされるヒータ駆動回路から出力
されるヒータ電圧波形を示した図である。
【図8】従来のヒータ駆動回路の構成を示した図であ
る。
【図9】リファレンスパルスを説明するための図であ
る。
【図10】従来のヒータ駆動回路から出力されるヒータ
電圧波形を示した図である。
【符号の説明】
1 映像信号処理回路、2 映像信号出力回路、3 C
RT、4 同期分離回路、5 垂直偏向回路、6 水平
偏向回路、7 高圧発生器、8 ヒータ駆動回路、9
偏向コイル、11 外管、12 電子銃、21 ヒータ
カソード、22カソードリード、23 ヒータリード、
24 ヒータ、G1〜G5 グリッド電極、R1 R2
抵抗、R3 可変抵抗、30 交流用放電防止回路、
FBTフライバックトランス、G 放電ギャップ、L1
コイル、Q1 Q2 トランジスタ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C058 AA01 BA35 BB06 BB07 CA02 CA12 5C060 AA00 BA02 BA06 BB01 BC01 BD02 BE01 BE06 CA03 HA02 HA07 HA16 HB03 HB07 HB19 HB22 JA15 5C066 AA03 BA20 CA08 CA17 EA17 GA33 GB08 KA02 KA09 KG01 KG05 KG08 KL08 KL09 KM12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソードから蛍光体が塗布されているア
    ノードに対して電子ビームを放射することで、管面上に
    映像を表示することができる陰極線管表示装置におい
    て、 前記カソードの内部に設けられているヒータに対して、
    所要のヒータ電圧を供給するヒータ駆動手段を備え、 前記ヒータ駆動手段は、少なくとも前記カソードにリフ
    ァレンスパルスが供給される検出期間では、前記ヒータ
    の一端を前記リファレンスパルスとほぼ同一の電圧レベ
    ルとなるように駆動すると共に、 前記検出期間以外では、前記ヒータの一端を接地レベル
    となるように駆動することを特徴とする陰極線管表示装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ヒータに供給されるヒータ電圧は、
    フライバックトランスの三次巻線を利用して得るように
    したことを特徴とする請求項1に記載の陰極線管表示装
    置。
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