JP2000013197A - クロックブースタ回路 - Google Patents

クロックブースタ回路

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JP2000013197A
JP2000013197A JP10171557A JP17155798A JP2000013197A JP 2000013197 A JP2000013197 A JP 2000013197A JP 10171557 A JP10171557 A JP 10171557A JP 17155798 A JP17155798 A JP 17155798A JP 2000013197 A JP2000013197 A JP 2000013197A
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clock
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Satoshi Takehara
聡 竹原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源電圧の変動に関わらず、昇圧時間を一定に
する。 【解決手段】端子CLKに基本クロックINを入力する
と基本クロックの2分周の信号を出力端子Qから出力す
るD型フリップフロップ81と、この分周クロックを反
転するインバータ82、83と、インバータ83の出力
が印加され、そのベース端子に基準電圧が印加されてい
る低しきい値N型MOSFET84と、これに接続され
る容量素子85と、N型MOSFET87およびP型M
OSFET86がインバータ動作をするように接続され
たトランジスタ対と、前記基本クロックを反転するイン
バータ88と、インバータ83の出力信号とインバータ
88の出力信号とのNAND演算を行うNAND回路8
9とを有し、NAND回路89の出力はトランジスタ8
6、87のベースに供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基本クロックの所
定部分を昇圧する(ブースト)ためのクロックブースタ
回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクロックブースタ回路の構成図を
図7に、その動作タイミングチャートを図8に示す。図
7に示す従来のクロックブースタ回路は、クロックAを
反転するためのインバータ10、このインバータ10の
出力電圧を充放電してインバータ出力遅延回路として作
用する容量素子14と、クロックAが印加されるように
接続され、基準電圧VREF がゲートに印加されている低
しきい値N型MOSFET15と、この低しきい値N型
MOSFET15に一端が接続される容量素子11と、
容量素子11と容量素子14との間に設けられたトラン
ジスタ対(12、13)とを有している。
【0003】また、トランジスタ対は、そのソース端子
に電源電圧(VCC)が供給されているP型MOSFET
12と、そのソース端子に接地電圧が供給されているN
型MOSFET13とを互いに自身のドレイン端子が接
続されるように構成されていると共に、両ゲート端子が
共通電位となるように構成されている。
【0004】今、クロックAの入力端、両トランジスタ
12、13のゲート端子、両トランジスタのソース端
子、および、容量素子11の入力端側に設けられた出力
端の夫々を「A」、「B」、「C」、「OUT」とし、
また夫々の位置での電圧波形も図9に示すように
「A」、「B」、「C」、「OUT」とする。
【0005】まず、クロックAの電圧レベルが接地電圧
から電源電圧に変化すると、インバータ10によってそ
の出力が電源電圧から接地電圧(B)となるが、このと
き容量素子14の遅延作用によって電圧Bが接地電圧に
なるのは、クロックAの立ち上がり時から所定の遅延時
間が経過してからとなる。
【0006】そして、電圧Bが接地電圧レベルになる
と、P型MOSFET12がオン状態になると共に、N
型MOSFET13がオフ状態となって、電圧Cは電源
電圧となる。
【0007】したがって、クロックAの入力によってそ
の電圧が電源電圧まで充電されていた容量素子11の電
圧レベルは、電圧Cが電源電圧となっている期間(ブー
スト時間)だけ昇圧されて電源電圧の略2倍の電圧がO
UTとなり、昇圧終了後はこのOUTは接地電圧まで下
降する。このような動作を繰り返すことによって、従来
の回路でクロックブースト動作が行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来のクロックブースタ回路においては、その昇圧
時間tB は「tB =t−tD 」なる式で定まる。ここ
で、tは入力されるクロックAのパルス幅、tD は容量
素子84の作用によって、クロックAに対して電圧Bが
遅延する遅延時間である。
【0009】そして、遅延時間tD は、電源電圧に依存
し、電源電圧が低い場合には遅延時間が長くなる結果、
昇圧時間tB が短くなり、必要な昇圧時間が確保できな
くなるという問題があり、一方、電源電圧が高い場合に
も、昇圧電圧が高くなりすぎるという問題があった。
【0010】また、出力電圧が昇圧されることに伴っ
て、昇圧された電圧がクロックAの入力側に印加されて
しまい、クロックAの入力側に電流が流れて効率的な昇
圧動作を行えないという問題もあった。
【0011】本発明は、上述したような従来の課題を解
決するために創作されたもので、その目的は、電源電圧
の変動に関わらず、昇圧時間を一定にするクロックブー
スタ回路を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、電源電圧の変動に関
わらず、昇圧電圧が所定の範囲となるようにしたクロッ
クブースタ回路を提供することにある。本発明のさらに
他の目的は、昇圧電圧を所定の範囲にしたときでも、接
地電位に速やかに復帰できるクロックブースタ回路を提
供することにある。
【0013】さらに加えて、本発明の他の目的は、効率
的な昇圧動作を行えるクロックブースタ回路を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、供給される基本クロック信
号を用いて昇圧した出力信号を出力端から出力する回路
であって、前記基本クロック信号を分周した分周クロッ
ク信号を生成する分周クロック生成回路と、前記基本ク
ロック信号および分周クロック信号の所定の論理演算結
果を出力する回路と、前記論理演算結果の値に応じて電
源電圧または接地電圧をその出力点に出力する回路と、
前記出力端と前記出力点との間に設けられた容量素子
と、を含んでなることを特徴とするクロックブースタ回
路である。
【0015】この回路によれば、基本クロック信号が供
給されると、分周クロック生成回路が分周クロック信号
を生成し、この生成された分周クロック信号は容量素子
の出力端側に供給され、容量素子の両端電圧を接地電圧
または電源電圧にする。
【0016】一方、前記所定の論理演算として、例え
ば、論理積演算を行う回路は、基本クロック信号および
分周クロック信号の論理積信号を出力する。すると、論
理演算結果に応じて出力点の電圧を電源電圧または接地
電圧にする回路は、この論理積演算結果がハイレベルに
なる期間だけ容量素子の、出力端と反対側の端子の電圧
を電源電圧まで持ち上げて、その結果、その期間だけ容
量素子の両端電圧は電源電圧の略2倍まで昇圧される。
【0017】即ち、このクロックブースタ回路は、分周
クロック信号の電圧レベルが電源電圧レベルであって、
かつ、前記論理積演算結果が接地電圧レベルとなる第1
の期間には、前記容量素子の前記出力端側に電源電圧が
印加されて前記出力信号の電圧レベルが電源電圧レベル
になると共に、前記第1の期間に続く第2の期間には、
前記分周クロック信号の電圧レベルが電源電圧レベルで
あって、かつ前記論理積結果が電源電圧レベルとなっ
て、前記容量素子の前記論理積信号生成回路側に電源電
圧が印加されて前記出力信号の電圧レベルが電源電圧の
略2倍となるように構成されている。
【0018】また、請求項2に係る発明は、供給される
基本クロック信号を用いて昇圧した出力信号を出力端か
ら出力する回路であって、前記基本クロック信号を分周
した分周クロック信号を生成する分周クロック生成回路
と、前記基本クロック信号および分周クロック信号の所
定の論理演算結果を出力する回路と、前記論理演算結果
の値に応じて電源電圧または接地電圧をその出力点に出
力する回路と、前記出力端と前記出力点との間に設けら
れた容量素子と、を含み、前記分周クロック信号の電圧
レベルが電源電圧レベルであって、かつ、前記論理演算
結果が第1のレベルとなる第1の期間には、前記容量素
子の前記出力端側に電源電圧が印加されて前記出力信号
の電圧レベルが電源電圧レベルになると共に、前記第1
の期間に続く第2の期間には、前記分周クロック信号の
電圧レベルが電源電圧レベルであって、かつ前記論理積
結果が第2のレベルとなって、前記容量素子の前記出力
点側に電源電圧が印加されて前記出力信号の電圧レベル
が電源電圧の略2倍となるように構成されていることを
特徴とするクロックブースタ回路である。
【0019】前述した所定の論理演算結果としては例え
ば論理積演算結果を用いることが挙げられる。また、前
述した所定の論理演算結果として、例えばNAND演算
を行って、さらに、次段の回路(論理演算結果の値に応
じて電源電圧または接地電圧をその出力点に出力する回
路)を論理インバータ動作可能なものとしておき、NA
ND演算がハイレベルの時には出力点に接地電圧を出力
すると共に、NAND演算がローレベルの時には出力点
に電源電圧を出力するようにしてもよい。
【0020】また、第1のレベルを接地電圧レベルと
し、第2のレベルを、第1のレベルを反転させたレベル
である電源電圧レベルとすれば良い。また、請求項3に
係る発明は、請求項2において、さらに、前記分周クロ
ック生成回路と前記出力端との間に設けられ、そのゲー
ト端子に電源電圧以下の基準電圧が印加された第1の低
しきい値N型MOSFETと、前記容量素子の出力端側
と反対側の端子に接続され、そのゲート端子に電源電圧
以下の基準電圧が印加された第2の低しきい値N型MO
SFETと、を含み、前記第1の期間では、前記容量素
子の前記出力端側に印加される電源電圧が前記基準電圧
に制限されると共に、前記第2の期間では、前記容量素
子の前記第2の低しきい値N型MOSFET側に印加さ
れる電源電圧が前記基準電圧に制限され、前記出力信号
の電圧レベルが前記基準電圧の略2倍を上限として制限
されるように構成されていることを特徴とする。
【0021】また、請求項4に係る発明は、請求項3に
おいて、前記第2の低しきい値N型MOSFETは、そ
のドレイン端子が、ソース端子に電源電圧が供給されて
いるP型MOSFETのドレイン端子に接続されている
と共に、そのソース端子が、前記容量素子の他端、およ
び、ソース端子に接地電圧が供給されているN型MOS
FETのドレイン端子に接続されていることを特徴とす
る。
【0022】さらに、請求項5に係る発明は、請求項3
および4のいずれかにおいて、前記第1の低しきい値N
型MOSFETのゲート端子には、前記第1の期間には
電源電圧が印加されると共に、前記第2の期間には電源
電圧より低い基準電圧が印加されるように構成されてい
ることを特徴とする。
【0023】さらにまた、請求項1、2、3、4および
5のいずれかに記載のクロックブースタ回路を含むこと
を特徴とする半導体メモリ装置も考えられる。特に、フ
ラッシュメモリ、、E2 PROM等の不揮発性メモリに
あっては、昇圧動作を行う昇圧部を備えた構成とするこ
とが必須であるため、このクロックブースタ回路の出力
端から得られる昇圧電圧を昇圧部で用いるようにすれ
ば、昇圧効率等の改良を図った半導体メモリ装置を実現
することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1の実施の
形態のクロックブースタ回路の構成図、図2はそのタイ
ミングチャートである。
【0025】このクロックブースタ回路は、トグルカウ
ンタ構成(出力Qの反転信号QNを入力Dに供給するよ
うに接続したもの)にされて、そのクロック入力端子
(CLK)に基本クロックINを供給すると基本クロッ
クの2分周した分周クロック信号を出力端子Qから出力
するD型フリップフロップ81と、この分周クロックを
反転するインバータ82、83と、インバータ83の出
力が印加され、そのベース端子に基準電圧VREF が印加
されている低しきい値N型MOSFET84と、これに
接続される容量素子85と、N型MOSFET87およ
びP型MOSFET86がインバータ動作をするように
接続されたトランジスタ対と、基本クロックを反転する
インバータ88と、インバータ83の出力信号とインバ
ータ88の出力信号とのNAND論理演算を行うNAN
D回路89とを有し、NAND回路89の出力は両トラ
ンジスタ86、87のベースに共通に供給されるように
なっている。
【0026】なお、通常、低しきい値N型MOSFET
84のしきい値は無視しうるほど小さいので以下ではこ
れを無視し、また、基準電圧VREF としては通常電源電
圧V CCを採用する。
【0027】今、基本クロックの入力端、分周クロック
の出力位置、NAND回路89の出力位置、トランジス
タ対を構成するN型MOSFET84とP型MOSFE
T86との直列接続位置、および出力端の位置を夫々
「IN」、「A」、「B」、「C」、「OUT」とし、
また夫々の位置での電圧波形も図2に示すように「I
N」、「A」、「B」、「C」、「OUT」とする。
【0028】まず、クロックINの電圧レベルが、所定
周期で交互に接地電圧と電源電圧になるとすると、D型
フリップフロップ81の分周動作によって基本クロック
INが2分周されたクロックAが出力される。そして、
クロックAはインバータ82、83によって2度反転さ
れて、低しきい値N型MOSFET84を介して容量素
子85の出力端側に供給されて容量素子85の電圧が電
源電圧または接地電圧となる。
【0029】一方、基本クロックINはインバータ88
によっても反転されて、この反転結果とインバータ83
の反転結果とを入力して、NAND回路89はNAND
論理演算を行いクロックBが得られ、これがトランジス
タ対86、87のインバータ作用によってクロックCと
なる。そして、クロックCの電圧が容量素子85の他端
側の電圧レベルとなるため、出力端子からは、クロック
Cの電圧が電源電圧の時には、電源電圧の略2倍程度
(2VCC)まで昇圧されるクロックブースト動作が行わ
れる。
【0030】したがって、この実施の形態によれば、従
来回路のように遅延作用を有する素子が存在しないた
め、広い電源電圧範囲に渡って一定のブースト時間が得
られるようになる。なお、この実施の形態ではブースト
時間は、基本クロックのパルス幅の半分となるが必ずし
もブースト時間はこの値に限られない。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態であるク
ロックブースタ回路について説明する。図3はこのクロ
ックブースタ回路の回路構成図であり、図1と同一のも
のには同一の符号を付している。
【0032】この実施の形態の特徴は、容量素子85と
トランジスタ対86、87との間に、低しきい値N型M
OSFET90を設けた点にある。この構成によれば、
低しきい値N型MOSFET84、90のベースに印加
される基準電圧VREF を調整してクロックOUTの非昇
圧部と昇圧部の振幅を調整することができ、昇圧電圧を
所定の範囲になるようにした回路を実現できる。しか
も、昇圧後のディスチャージは、低しきい値N型MOS
FET90、N型MOSFET87を介して比較的速や
かに行われる。なお、低しきい値N型MOSFET8
4、90の基準電圧を別個に調整可能な構成とすること
もできる。
【0033】次に、本発明の第3の実施の形態であるク
ロックブースタ回路について説明する。図4は、このク
ロックブースタ回路の回路構成図であり、図1や図3と
同一のものには同一の符号を付している。図5はこの回
路のタイミングチャートである。この実施の形態の特徴
は、トランジスタ対86、87を有して構成されるイン
バータ部に低しきい値N型MOSFET84を含ませて
構成した、より具体的には、P型MOSFET86のド
レイン端子に、低しきい値N型MOSFET84のドレ
イン端子を接続すると共に、N型MOSFET87のド
レイン端子および容量素子85の端子(出力端と反対
側)に、低しきい値N型MOSFET84のソース端子
を接続した点にある。なお、図中の(D)、(S)の夫
々はドレイン端子、ソース端子を示す。
【0034】ところで、基準電圧VREF を供給するため
の回路は図10に示すように、一端に電源電圧(VCC
が供給されている抵抗Rと2つのダイオード接続したN
型MOSFET100、101とを直列接続したものか
らなり、その電源電圧依存性は図11に示すようにな
る。したがって、電源電圧(VCC)が低い時にはVREF
は電源電圧(VCC)と同じになるが、電源電圧(VCC
が高くなっていくとVRE F は2Vtn(VtnはN型MOS
FETのしきい値電圧)となるため、図5に示すように
電源電圧が高い場合と低い場合とに分けて動作を説明す
る。なお、ここでも低しきい値N型MOSFET84、
91のしきい値電圧を略0(V)とする。
【0035】まず、電源電圧が高い場合、即ち、基準電
圧VREF が2Vtnの場合には、クロックAが電源電圧に
なると電圧OUTがVREF となり()、さらにクロッ
クBが接地電圧になるとこれがインバータによって反転
されて容量素子85の端子(出力端と反対側)の電圧を
上昇させる昇圧動作が行われる()。この場合、2V
REF まで、即ち4Vtnまで昇圧される。したがって、昇
圧電圧は4Vtn程度までであるので、その後、N型MO
SFET87を介して急激にディスチャージされる
()。
【0036】次に、電源電圧が低い場合、クロックAが
電源電圧になると電圧OUTがVCCとなり()、さら
にクロックBが接地電圧になるとこれがインバータによ
って反転されて容量素子85の端子(出力端と反対側)
の電圧を上昇させると昇圧動作が行われる()。この
場合、2VCC程度まで昇圧されるが、そもそも電源電圧
が低いため昇圧電圧が比較的小さくN型MOSFET8
7を介して急激にディスチャージされる()。
【0037】このように、この実施の形態によれば、昇
圧電圧を所定範囲にした時でも、その後の接地電位への
復帰が迅速に行えるクロックブースタ回路を実現するこ
とが可能となる。
【0038】次に、本発明の第4の実施の形態であるク
ロックブースタ回路について説明する。図6はこのクロ
ックブースタ回路の回路構成図であり、図1や図4と同
一のものには同一の符号を付している。図6はこの回路
のタイミングチャートである。この実施の形態の特徴
は、低しきい値N型MOSFET91の基準電圧VREF
を電源電圧(VCC)で一定にする一方、低しきい値N型
MOSFET84の基準電圧VREFXを基準電圧生成回路
150で変化させている点にある。
【0039】また、説明の都合上、インバータ83内部
の構成を示すため、P型MOSFET104とN型MO
SFET105とを直列接続した構成としている。さ
て、基本クロックINを入力端に供給すると、これをD
型フリップフロップが2分周した分周クロックAを生成
し、さらに、これがインバータ82、83を介して容量
素子84に供給されると、容量素子84の両端間の電圧
が上昇する。
【0040】このとき、基準電圧生成回路150からは
電源電圧と同電圧値のVREFXが供給されているため、低
しきい値N型MOSFET91のしきい値を0(V)と
すると、電圧上昇は略電源電圧まで行われる。
【0041】次に、基準電圧生成回路150が、例えば
電源電圧の80(%)の基準電圧V REFXを供給するた
め、このVREFXで定まる電圧制限を受けながら昇圧動作
(約2VCC)が行われることになる。さて、従来通りV
REFXが常にVCCで一定の場合には、出力端からP型MO
SFET104を介して電源に向けて電流が流れてしま
っていたが、この実施の形態のように、VREFXを電源電
圧(VCC)より低い電圧になるようにすれば、低しきい
値N型MOSFET91が逆バイアス状態となって従来
のような電流流出を防止することが可能となる。
【0042】したがって、基準電圧生成回路150が、
低しきい値N型MOSFET91のベースに印加する基
準電圧VREFXを、電源電圧とこれより低い電圧とで切り
換えることによって、昇圧ロスのないブースタ回路を実
現することが可能となる。なお、切り換えタイミングの
ための信号としては、例えば、NAND回路89の反転
出力を用いて、その立ち上がりで低電圧、その立ち下が
りで高電圧とすれば良い。
【0043】なお、以上説明してきた本発明の各実施形
態のブースタ回路は、例えばフラッシュメモリ、E2
ROM等の各種の半導体不揮発性メモリの昇圧部に適用
して好適であり、効率的な昇圧動作等を行うことが可能
な不揮発性メモリも実現可能になる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1や2に係
る発明によれば、電源電圧の変動に関わらず、昇圧時間
を一定にするクロックブースタ回路を実現できるという
効果が得られる。
【0045】また、請求項3に係る発明によれば、電源
電圧の変動に関わらず、昇圧電圧が所定の範囲となるよ
うにしたクロックブースタ回路を実現できるという効果
が得られる。
【0046】さらに、請求項4に係る発明によれば、昇
圧電圧を所定の範囲にしたときでも、接地電位に速やか
に復帰できるクロックブースタ回路を実現できるという
効果が得られる。
【0047】さらに加えて、請求項5に係る発明によれ
ば、効率的な昇圧動作を行えるクロックブースタ回路を
実現できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のクロックブースタ
回路の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のクロックブースタ
回路の動作を示す動作タイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態のクロックブースタ
回路の構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態のクロックブースタ
回路の構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のクロックブースタ
回路の動作を示す動作タイミングチャートである。
【図6】本発明の第4の実施の形態のクロックブースタ
回路の構成図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態のクロックブースタ
回路の動作を示す動作タイミングチャートである。
【図8】従来のクロックブースタ回路の構成図である。
【図9】従来のクロックブースタ回路の動作を示す動作
タイミングチャートである。
【図10】基準電圧の供給回路の構成図である。
【図11】基準電圧の電源電圧依存性の説明図である。
【符号の説明】
10 インバータ 11 容量素子 12 P型MOSFET 13 N型MOSFET 14 容量素子 15 低しきい値N型MOSFET 81 D型フリップフロップ 82 インバータ 83 インバータ 84 低しきい値N型MOSFET 85 容量素子 86 P型MOSFET 87 N型MOSFET 88 インバータ 89 NAND回路 91 低しきい値N型MOSFET 100 N型MOSFET 101 N型MOSFET 150 基準電圧生成回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される基本クロック信号を用いて昇
    圧した出力信号を出力端から出力する回路であって、 前記基本クロック信号を分周した分周クロック信号を生
    成する分周クロック生成回路と、 前記基本クロック信号および分周クロック信号の所定の
    論理演算結果を出力する回路と、 前記論理演算結果の値に応じて電源電圧または接地電圧
    をその出力点に出力する回路と、 前記出力端と前記出力点との間に設けられた容量素子
    と、を含んでなることを特徴とするクロックブースタ回
    路。
  2. 【請求項2】 供給される基本クロック信号を用いて昇
    圧した出力信号を出力端から出力する回路であって、 前記基本クロック信号を分周した分周クロック信号を生
    成する分周クロック生成回路と、 前記基本クロック信号および分周クロック信号の所定の
    論理演算結果を出力する回路と、 前記論理演算結果の値に応じて電源電圧または接地電圧
    をその出力点に出力する回路と、 前記出力端と前記出力点との間に設けられた容量素子
    と、を含み、 前記分周クロック信号の電圧レベルが電源電圧レベルで
    あって、かつ、前記論理演算結果が第1のレベルとなる
    第1の期間には、前記容量素子の前記出力端側に電源電
    圧が印加されて前記出力信号の電圧レベルが電源電圧レ
    ベルになると共に、前記第1の期間に続く第2の期間に
    は、前記分周クロック信号の電圧レベルが電源電圧レベ
    ルであって、かつ前記論理積結果が第2のレベルとなっ
    て、前記容量素子の前記出力点側に電源電圧が印加され
    て前記出力信号の電圧レベルが電源電圧の略2倍となる
    ように構成されていることを特徴とするクロックブース
    タ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、さらに、 前記分周クロック生成回路と前記出力端との間に設けら
    れ、そのゲート端子に電源電圧以下の基準電圧が印加さ
    れた第1の低しきい値N型MOSFETと、 前記容量素子の出力端側と反対側の端子に接続され、そ
    のゲート端子に電源電圧以下の基準電圧が印加された第
    2の低しきい値N型MOSFETと、を含み、 前記第1の期間では、前記容量素子の前記出力端側に印
    加される電源電圧が前記基準電圧に制限されると共に、
    前記第2の期間では、前記容量素子の前記第2の低しき
    い値N型MOSFET側に印加される電源電圧が前記基
    準電圧に制限され、前記出力信号の電圧レベルが前記基
    準電圧の略2倍を上限として制限されるように構成され
    ていることを特徴とするクロックブースタ回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第2の低しきい値N型MOSFETは、そのドレイ
    ン端子が、ソース端子に電源電圧が供給されているP型
    MOSFETのドレイン端子に接続されていると共に、
    そのソース端子が、前記容量素子の他端、および、ソー
    ス端子に接地電圧が供給されているN型MOSFETの
    ドレイン端子に接続されていることを特徴とするクロッ
    クブースタ回路。
  5. 【請求項5】 請求項3および4のいずれかにおいて、 前記第1の低しきい値N型MOSFETのゲート端子に
    は、前記第1の期間には電源電圧が印加されると共に、
    前記第2の期間には電源電圧より低い基準電圧が印加さ
    れるように構成されていることを特徴とするクロックブ
    ースタ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013240255A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Texa Japan Co Ltd ケーブル識別表示器
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