JP2000013135A - スロットアレイアンテナ - Google Patents

スロットアレイアンテナ

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JP2000013135A
JP2000013135A JP17485298A JP17485298A JP2000013135A JP 2000013135 A JP2000013135 A JP 2000013135A JP 17485298 A JP17485298 A JP 17485298A JP 17485298 A JP17485298 A JP 17485298A JP 2000013135 A JP2000013135 A JP 2000013135A
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JP
Japan
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radiation
slot
fitting
plate
waveguide wall
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Pending
Application number
JP17485298A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Sakai
秋雄 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yagi Antenna Co Ltd
Original Assignee
Yagi Antenna Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で均一な性能が得られ、かつ、作業
時間を短縮して量産性に優れたスロットアレイアンテナ
を提供する。 【解決手段】合成樹脂製の放射スロット板11の内面に
導波路壁13及び分配用導波路壁14を一体形成し、給
電回路15及び分配導波路19を構成する。また、放射
スロット板11には、給電回路15に沿って複数列の放
射スロット16を設け、その周辺部に肉薄の放射溝部1
7を形成すると共に、導波路壁13等の端面に多数の篏
合用突出部18を設ける。放射スロット板11側に形成
される立体導波路の内面に金属メッキ処理を施した後、
その開口面に金属板で構成した放射背面板20を装着す
る。この放射背面板20には、上記篏合用突出部18に
対応する位置に篏合用穴部21を設け、この篏合用穴部
21内に篏合用突出部18を挿入し、その先端部を放射
背面板20から突出させて熱圧力で一括止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にミリ波帯で用
いられるスロットアレイアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミリ波帯で用いられるスロットア
レイアンテナは、図5に示すように構成されている。図
5において、1は金属板により構成されたアンテナシャ
ーシ部で、前端壁の中央部が開口されて給電部2となっ
ている。上記アンテナシャーシ部1の上面には、上記給
電部2と同方向に複数の導波路壁3が所定の間隔で配置
されると共に、この導波路壁3の始端部、つまり、給電
部2側に複数の分配用導波路壁4が所定の間隔で設けら
れる。上記導波路壁3とアンテナシャーシ部1の側壁等
によって給電回路5が構成され、上記分配用導波路壁4
とアンテナシャーシ部1の前端壁とによって分配導波路
8が形成される。上記導波路壁3及び分配用導波路壁4
は、アンテナシャーシ部1に一体形成したものである。
更に、上記アンテナシャーシ部1の内側を覆うようにス
ロット板6が設けられる。このスロット板6には、上記
給電回路5に対応する位置に複数列の放射スロット7が
設けられる。この場合、各列の放射スロット7は、1つ
置きに位置をずらせて千鳥状に配置している。そして、
上記スロット板6と上記アンテナシャーシ部1の内側面
とを例えば導電性活性剤や半田リフロー、あるいはレー
ザ溶接等を用いて接合し、スロットアレイアンテナを構
成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスロットア
レイアンテナは、スロット板6とアンテナシャーシ部1
の内側面とを例えば導電性活性剤や半田リフロー、ある
いはレーザ溶接等を用いて接合しているので、スロット
板6とアンテナシャーシ部1との位置合わせが難しく、
接合位置が製品によって異なることにより性能の不均一
性を生じ、高い信頼性が得られないと共に、作業に時間
が掛かり、製造コストが高くなるという問題があった。
【0004】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、簡単な構成で均一な性能が得られ、かつ、
作業時間を短縮して量産性に優れたスロットアレイアン
テナを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、アレイ状
の放射スロットが設けられる合成樹脂製の放射スロット
板と給電回路を構成する導波路壁が一体に成形され、少
なくとも導波路を形成する内面が金属メッキ処理されて
なる放射スロット構体と、この放射スロット構体の内側
端面に形成される複数の篏合用突出部と、この篏合用突
出部に篏合される篏合用穴部が設けられた放射背面板と
を具備し、上記一体成形体の篏合用突出部に上記篏合用
穴部を篏合させ、該篏合用穴部から突出した上記篏合用
突出部の先端を熱圧力で固着したことを特徴とする。
【0006】第2の発明は、上記第1の発明における放
射背面板を金属板により構成したことを特徴とする。
【0007】第3の発明は、上記第1の発明における放
射背面板を合成樹脂により構成し、少なくとも内面を金
属メッキ処理してなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施形態に係るスロッ
トアレイアンテナの構成を示す分解斜視図である。11
は例えば熱可塑性の合成樹脂により構成される放射スロ
ット板で、前端壁の中央部が開口されて給電部12とな
っている。上記放射スロット板11の上面には、上記給
電部12と同方向に複数の導波路壁13が所定の間隔で
設けられると共に、この導波路壁13の始端側、つま
り、給電部12側に複数の分配用導波路壁14が所定の
間隔で設けられる。上記導波路壁13及び放射スロット
板11の側壁等によって給電回路15が形成され、上記
分配用導波路壁14と放射スロット板11の前端壁によ
って分配導波路19が形成される。
【0010】また、上記放射スロット板11には、給電
回路15に対応させて放射スロット16がアレイ状に設
けられる。この場合、図1及び図2に示すように各列の
放射スロット16は、1つ置きに位置をずらせて千鳥状
に配置している。更に、上記放射スロット板11には、
放射スロット16の周辺部を肉薄に形成し、放射効率を
向上させるための放射溝部17を構成している。そし
て、上記放射スロット板11には、前端壁、後端壁、側
壁、導波路壁13、及び分配用導波路壁14の端面に多
数の篏合用突出部18を所定の間隔で設けている。
【0011】上記放射スロット板11と、導波路壁13
及び分配用導波路壁14とを合成樹脂により一体形成
し、放射スロット構体10を構成している。この放射ス
ロット構体10を一体形成する手段としては、例えばM
ID(MOLDED INTERCONNECT DEVICE)による方法が用い
られる。このMIDによる一体形成方法によれば、必要
な部分に回路シールド、あるいはコネクタ構造を構成す
ることができる。
【0012】上記放射スロット構体10における放射ス
ロット板11、導波路壁13及び分配用導波路壁14の
内面、すなわち立体導波路を形成する内面は、金属メッ
キ処理を施す。この場合、立体導波路を形成する内面だ
けでなく、それ以外の部分について金属メッキ処理を施
しても、例えば全面メッキ処理を施しても特に問題はな
い。但し、篏合用突出部18の先端部分についてはメッ
キ処理を施さない。
【0013】上記放射スロット構体10の内側面には、
例えば金属板で構成した放射背面板20が装着される。
この放射背面板20には、放射スロット板11側に設け
られた篏合用突出部18に対応する位置に篏合用穴部2
1が設けられる。放射背面板20を放射スロット板11
に装着する際、図2及び図3に示すように篏合用突出部
18を篏合用穴部21に挿入し、メッキ処理を施してい
ない先端部を放射背面板20から突出させる。図2は放
射スロット板11に放射背面板20を装着したときの要
部斜視図、図3は図2のX−Y断面図である。そして、
上記放射背面板20から突出させた篏合用突出部18の
先端部を図4に示すように熱圧力で一括止めすること
で、放射背面板20を放射スロット板11に固定する。
この場合、篏合用突出部18の先端に熱圧力を加えるこ
とにより、図4に波線aで示すように篏合用突出部18
の先端が半球状に変形し、放射背面板20が放射スロッ
ト板11に強固に固着される。
【0014】上記のように放射スロット板11と導波路
壁13及び分配用導波路壁14を合成樹脂を用いて一体
形成を構成することにより、放射スロット構体10を短
時間でかつ容易に構成することができる。また、放射ス
ロット板11側に篏合用突出部18を設けると共に、放
射背面板20に上記篏合用突出部18に対応する篏合用
穴部21を設け、篏合用突出部18を篏合用穴部21内
に挿入して先端部を外側に突出させ、その突出先端部を
熱圧力で一括止めするようにしているので、放射スロッ
ト板11と放射背面板20とは常に同じ位置で篏合され
ることになり、その性能を均一に保つことができる。ま
た、放射スロット板11と放射背面板20とを熱圧力で
一括止めできるので、非常に短い時間で組み立て作業を
完了でき、生産性を著しく向上することができる。
【0015】なお、放射スロット板11は、強度上から
はなるべく厚く形成する必要があるが、放射スロット1
6の部分はアンテナの放射効率を向上するために波長に
対して無視可能な厚みにする必要がある。このため本発
明では、放射部に肉薄の放射溝部17を形成し、この放
射溝部17に放射スロット16を設けているので、十分
な強度を保ちながら高い放射効率を得ることができる。
【0016】また、上記実施形態では、放射背面板20
を金属板により形成したが、その他、例えば放射背面板
20を合成樹脂により形成し、その内面に金属メッキ処
理を施したものでも良い。
【0017】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、合
成樹脂からなる放射スロット板と導波路壁を一体形成し
て放射スロット構体を構成すると共に、少なくとも立体
導波路を形成する内面は金属メッキ処理を施し、かつ、
放射スロット構体の内側端面に篏合用突出部を設けると
共に、放射背面板に上記篏合用突出部に対応する篏合用
穴部を設け、上記篏合用突出部を篏合用穴部内に挿入し
て先端部を外側に突出させ、その突出先端部を熱圧力で
一括止めするようにしたので、放射スロット板と放射背
面板とを常に同じ位置で篏合することができ、その性能
を均一に保つことができる。また、放射スロット板と放
射背面板とを熱圧力で一括止することにより、非常に短
い時間で組み立て作業を完了でき、生産性を著しく向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスロットアレイアン
テナの分解斜視図。
【図2】同実施形態における要部斜視図。
【図3】図2におけるX−Y断面図。
【図4】同実施形態における放射スロット板と放射背面
板との篏合部分の構造を示す図。
【図5】従来のスロットアレイアンテナの分解斜視図。
【符号の説明】
10 放射スロット構体 11 放射スロット板 12 給電部 13 導波路壁 14 分配用導波路壁 15 給電回路 16 放射スロット 17 放射溝部 18 篏合用突出部 19 分配導波路 20 放射背面板 21 篏合用穴部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレイ状の放射スロットが設けられる合
    成樹脂製の放射スロット板と給電回路を構成する導波路
    壁が一体に成形され、少なくとも導波路を形成する内面
    が金属メッキ処理されてなる放射スロット構体と、この
    放射スロット構体の内側端面に形成される複数の篏合用
    突出部と、この篏合用突出部に篏合される篏合用穴部が
    設けられた放射背面板とを具備し、上記一体成形体の篏
    合用突出部に上記篏合用穴部を篏合させ、該篏合用穴部
    から突出した上記篏合用突出部の先端を熱圧力で固着し
    たことを特徴とするスロットアレイアンテナ。
  2. 【請求項2】 上記放射背面板は、金属板により構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のスロットアレイアン
    テナ。
  3. 【請求項3】 上記放射背面板は、合成樹脂により構成
    し、少なくとも内面を金属メッキ処理してなることを特
    徴とする請求項1記載のスロットアレイアンテナ。
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