JP2000013081A - 電子部品 - Google Patents
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Abstract
る不要な電磁波の漏洩を効率よく安定して吸収し得る電
子機器間の接続ケーブルのコネクタハウジング等の電子
部品を提供する。 【解決手段】 電子機器間の接続ケーブル1のコネクタ
ハウジング2なる電子部品に関して、コネクタハウジン
グ2内部に電磁界エネルギーを熱変換、反射等の特性を
利用して吸収する電磁波吸収特性を有する電磁波吸収材
として流動性を有する電磁波吸収性樹脂4が充填されて
いるので、安価にして不要な電磁波を効率よく吸収でき
る上に、従来品に対して外観上の変更を要せずに電磁波
吸収対策を実現できる。
Description
減対策を必要とする各種の電子部品に関する。
に伴い、電子機器の誤動作原因や生体へ悪影響を及ぼす
電磁波障害が社会的な問題となっており、その低減対策
が必須とされている。
種々の対策が講じられているが、その数例を挙げて説明
する。
929号公報によれば、電線やケーブル自体から輻射さ
れるノイズを低減させるために、金属製ハウジング、ハ
ウジング部の金属メッキ等の導体を利用して不要な電磁
波をシールドするようにしている。即ち、封じ込めや遮
断等の方法で電磁波を抑制するものである。また、不要
な電磁波を吸収させる方法としては、ハウジング部のピ
ン配列部やハウジング内の伝送線に環状或いは板状のフ
ェライト材なる吸収部品を付加することで、吸収抑制効
果を得るようにしている。また、電子機器間の接続ケー
ブルやハーネスに関する不要な電磁波の吸収抑制技術と
しては、金属箔や金属材料で網状に形成した遮断材を伝
送線の被覆材と併せて遮断させることで伝送線から発生
する不要な電磁波を遮蔽するようにしている。この場合
の吸収による電磁波の抑制としては、フェライト材のケ
ーブル外付け部品(例えば、フェライトコアなど)によ
っている。
フィルタ用のトロイダル型のインダクタの例を挙げて説
明する。従来のノイズフィルタやノイズフィルタ用のト
ロイダル型のインダクタは浮遊容量の存在のため高域特
性がよくないとされている。ノイズフィルタにおいては
外部導体間との結合により、トロイダル型のインダクタ
においてはコイル線間の分布容量により、高周波特性が
スルーしてしまうためである。例えば、コンピュータ等
の電源回路に多用されている図16に示すような周知の
ラインフィルタ100(電源用ノイズフィルタ)におい
ては、各素子と他の部品との間の浮遊容量により静電的
な結合が発生する。このようなタイプのフィルタは、1
MHz帯域以上では、図17の代表的な減衰量の周波数
特性に示すようにノイズ除去効果が殆どなくなってしま
う。
装するプリント回路基板の例を挙げて説明する。その例
として、例えば図18に示すようにIC110とその実
装用のプリント回路基板111との間に厚さが1.5〜
2.5mm程度のフェライト板112を介在させること
で、IC110の回路が放出する不要な電磁波を吸収さ
せるようにしたものがある。
て、例えば、図19に示すように、粒の直径が数μm〜
数十μmの銅粉と熱硬化性の樹脂からなり導電性を有す
るペースト、いわゆる銅ペースト120をプリント回路
基板121の表面に形成し、銅ペースト120の層をシ
ールド層としてプリント回路基板121のパターン12
2から放出される不要な電磁波を抑制するようにしたも
のがある。123は絶縁性のアンダコート層、124は
スルーホールである。
中、金属製ハウジング等による封じ込め法による場合、
導体部の噛み合わせ不具合に起因して電磁波の漏洩を生
じたり、ハウジングが重く、かつ、その製造工程が複雑
でコスト高になる欠点がある。また、フェライト材なる
吸収部品を付加した構造のものは、フェライト材の材質
により吸収できる電磁波の周波数が限定されたりフェラ
イト材の価格が高い上に、焼結により作製されるフェラ
イト材の加工性が難しく、脆い性質を有することから吸
収特性が不安定となりやすい欠点がある。さらに、金属
箔等による場合、伝送線の電子機器との接続状態によっ
ては遮蔽性能が安定せず、完全シールド性能を確保する
にはコストが嵩む上に、実装上、ケーブルが重くなり、
柔軟性もなくなってしまう。また、フェライト材のケー
ブル外付け部品による場合、本来のケーブルよりコスト
が嵩み、取付けスペースの確保、フェライト材の吸収で
きる電磁波の周波数帯域の制約、脆い性質に伴うフェラ
イト材の破損等の問題がある。
用いた場合の伝導ノイズ特性を図示すると、図8(a)
のようになる。即ち、1MHz以上の周波数帯域では電
源のノイズに混じるクロックノイズを除去しきれず(部
分A)、漏れてしまう。このことは、ノイズフィルタに
使用されるトロイダル型のインダクタにもその一因があ
り、コイル線間の分布容量により、従来にあっては数M
Hz以上ではインダクタとして作用しないものである。
このことは、最近特に普及しているパソコンによって制
御される電子機器のラインフィルタ100の場合には大
きな問題となる。パソコンで制御される電子機器は、そ
れらの不要輻射の特性は各々、電子機器単体、パソコン
単体でのテストを経て不要輻射規格の合格とされる。し
かし、実際にはユーザ側でそれらを別個に購入してシス
テムを構築した場合には、パソコンと電子機器とのイン
ターフェースケーブルの接続などにより、単体では不要
輻射の規格に合格していても不合格となってしまうケー
スが多々ある。その要因としては、このような高域での
ノイズフィルタの特性にもその一因があり、ノイズに関
する大きな問題となっている。
く振動により壊れやすい上に、装着に時間がかかり作業
時間の増大を招き、コスト高ともなる。銅ペースト12
0の場合にはプリント回路基板121の製造工程が増え
るため、コスト高となる。。かつ、プリント回路基板1
21の材質と銅ペースト120又はアンダコート層12
3の熱膨張係数の違いにより、層のクラック(ひび)が
入り絶縁不良を起こしてしまう。さらには、パターン1
22上に銅ペースト120を形成するため、パターン1
22の改造をできない制約を受ける。
する電子部品は多いが、同様に不十分な現状にある。
送や通信時等に発生する不要な電磁波の漏洩を効率よく
安定して吸収し得る電子機器間の接続ケーブルのコネク
タハウジング、接続ケーブル等の電子部品を提供するこ
とを目的とする。
電磁界エネルギーを熱変換、反射等の特性を利用して吸
収する電磁波吸収特性を有する電磁波吸収材を対策対象
個所に備える。従って、所定の電磁波吸収材を対策対象
個所に備えるだけで、安価にして不要な電磁波を効率よ
く吸収できる。
子部品が電子機器間の接続ケーブルのコネクタハウジン
グであり、前記電磁波吸収材として流動性を有する電磁
波吸収性樹脂が充填され又は塗布し固化されている。従
って、コネクタハウジングなる電子部品に関して、安価
にして不要な電磁波を効率よく吸収できる上に、流動性
を有する電磁波吸収性樹脂を用いているため、従来品に
対して外観上の変更を要せずに実現できる。
子部品が電子機器間の接続ケーブルのコネクタハウジン
グであり、このハウジング外形が前記電磁波吸収材とし
ての成形型の電磁波吸収材により成形加工されている。
従って、コネクタハウジングなる電子部品に関して、安
価にして不要な電磁波を効率よく吸収できる上に、成形
型の電磁波吸収材により成形加工されているため、従来
品に対して外観上の変更を要せずに実現できる。
子部品が電子機器間の接続ケーブルであり、前記電磁波
吸収材として流動性を有する電磁波吸収性樹脂がケーブ
ル被覆と導体との間に充填され又は塗布し固化されてい
る。従って、電子機器機間の接続ケーブルなる電子部品
に関して、安価にして不要な電磁波を効率よく吸収でき
る上に、流動性を有する電磁波吸収性樹脂を用いている
ため、従来品に対して外観上の変更を要せずに実現でき
る。
子部品が電子機器間の接続ケーブルであり、前記電磁波
吸収材としてシート状の電磁波吸収材が伝送線外周に対
して巻き付けられ又は被覆する形状に加工されている。
従って、電子機器機間の接続ケーブルなる電子部品に関
して、安価にして不要な電磁波を効率よく吸収できる上
に、シート状の電磁波吸収材が伝送線外周に対して巻き
付けられ又は被覆する形状に加工されているため、所望
の外観形状で実現できる。
子部品がケース付きノイズフィルタであり、前記電磁波
吸収材が前記ケース内に充填され又は挿入されている。
従って、ケース付きノイズフィルタなる電子部品に関し
て、安価にして不要な電磁波を効率よく吸収でき高周波
域に対しても十分にフィルタ機能を発揮し得る上に、電
磁波吸収材がケース内に充填され又は挿入されているた
め、従来品に対して外観上の変更を要せずに実現でき
る。
子部品がノイズ除去用トロイダル型のインダクタであ
り、前記電磁波吸収材が巻線とコアとの間に充填され又
は挿入されている。従って、ノイズ除去用トロイダル型
のインダクタなる電子部品に関して、安価にして不要な
電磁波を効率よく吸収できる上に、電磁波吸収材が巻線
とコアとの間に充填され又は挿入されているため、従来
品に対して外観上の変更を要せずに実現できる。
子部品がパッケージ外装を有するICであり、前記電磁
波吸収材として電磁波吸収性樹脂が前記パッケージ外装
内に積層されている。従って、パッケージ外装を有する
ICなる電子部品に関して、安価にして不要な電磁波を
効率よく吸収できる上に、電磁波吸収性樹脂がパッケー
ジ外装内に積層されているため、従来品に対して外観上
の変更を殆ど要せずに実現できる。
子部品が両面型又は多層型のプリント回路基板であり、
前記電磁波吸収材として電磁波吸収性樹脂が多層板間に
積層されている。従って、両面型又は多層型のプリント
回路基板なる電子部品に関して、安価にして不要な電磁
波を効率よく吸収できる上に、電磁波吸収性樹脂が多層
板間に積層されているため、従来品に対して外観上の変
更を殆ど要せずに実現できる。
に基づいて説明する。本実施の形態の電子部品は、各種
電子機器間の接続ケーブル1の先端のコネクタハウジン
グ2に適用されている。このコネクタハウジング2は先
端部に所定パターン配列の複数のコネクタピン3を有
し、各コネクタピン3と接続ケーブル1内の複数本の伝
送線(図示せず)とがコネクタハウジング2内で配線接
続されている。ここに、本実施の形態にあっては、複数
本の伝送線が配線されているコネクタハウジング2の内
部を不要な電磁波に対する対策対象個所として流動性を
有する電磁波吸収性樹脂4が充填されている(図中、斜
線を施して示す)。ここに、電磁波吸収性樹脂4は本発
明にいう電磁界エネルギーを熱変換、反射等の特性を利
用して吸収する電磁波吸収特性を有する電磁波吸収材で
あり、例えば、ヘルツ化学株式会社製の“パルス”(商
品名)が好適である。
れば、安価にして不要な電磁波を効率よく吸収できる上
に、流動性を有する電磁波吸収性樹脂4を用いているた
め、従来品に対して外観上の変更を要せずに実現でき
る。なお、本実施の形態では、流動性を有する電磁波吸
収性樹脂4をコネクタハウジング2内に充填させたが、
コネクタハウジング2内に塗布して固化させるようにし
てもよい。また、要求される流動性としては、電磁波吸
収性樹脂が例えばチップ状、不繊布状等であっても、要
は、コネクタハウジング2内に内装(充填)し得るもの
であればよい。
て説明する。本実施の形態の電子部品も、第一の実施の
形態と同様に、各種電子機器間の接続ケーブル1の先端
のコネクタハウジング2に適用されている。本実施の形
態では、コネクタピン3回りを対策対象個所として固定
するよう成形型の電磁波吸収材5が用いられ、コネクタ
ピン3回り部分のコネクタハウジング2の外形が成形加
工されている(図中、斜線を施して示す)。ここに、電
磁波吸収材5は本発明にいう電磁界エネルギーを熱変
換、反射等の特性を利用して吸収する電磁波吸収特性を
有する電磁波吸収材であり、例えば、三菱マテリアル株
式会社製の不繊布型電波吸収材“エミクロス”(商品
名)が好適である。
れば、安価にして電子機器とコネクタハウジング2との
間の不要な電磁波を効率よく吸収することができる上
に、成形型の電磁波吸収材5を用いているため、従来品
に対して外観上の変更を要せずに実現できる。
図3に示すように、コネクタハウジング2のほぼ全部の
外形を電磁波吸収材5により加工成形するようにしても
よい。
て説明する。本実施の形態の電子部品は、各種電子機器
間の接続ケーブル6に適用されている。この接続ケーブ
ル6は複数本の伝送線なる導体7とこれらの導体7を被
覆するケーブル被覆8とよりなり、これらの導体7とケ
ーブル被覆8との間(従って、ケーブル被覆8内)を、
不要な電磁波に対する対策対象個所として流動性を有す
る電磁波吸収性樹脂9が充填されている(図中、斜線を
施して示す)。ここに、電磁波吸収性樹脂9は本発明に
いう電磁界エネルギーを熱変換、反射等の特性を利用し
て吸収する電磁波吸収特性を有する電磁波吸収材であ
り、前述の電磁波吸収性樹脂4と同じく、例えば、ヘル
ツ化学株式会社製の“パルス”(商品名)が好適であ
る。なお、接続ケーブル6自体はその形状として図4
(a)に示すような丸型ケーブルであっても図4(b)
に示すように平型ケーブルであってもよい。
安価にして不要な電磁波を効率よく吸収できる上に、流
動性を有する電磁波吸収性樹脂9を用いているため、従
来品に対して外観上の変更を要せずに実現できる。な
お、本実施の形態では、流動性を有する電磁波吸収性樹
脂9を導体7とケーブル被覆8との間に充填させたが、
導体7回りに塗布して固化させるようにしてもよい。ま
た、要求される流動性としては、電磁波吸収性樹脂が例
えばチップ状、不繊布状等であっても、要は、ケーブル
被覆8内に内装(充填)し得るものであればよい。
ケーブルとして用いられる接続ケーブル6の導体7回り
にこのような流動性を有する電磁波吸収性樹脂9を塗布
して固化させた場合の電磁波抑制特性を示す。図5
(a)は電磁波吸収性樹脂9による電磁波対策を講じて
ない場合の放射ノイズ特性を示す。これらの対比から
も、電磁波吸収性樹脂9による電磁波対策を講じた本実
施の形態方式によれば、放射ノイズが抑制され、特にク
ロックノイズが完全に除去されているのが分かる。この
ような電磁波抑制効果は、従来のシールドケーブルやフ
ェライトコアの装着では得られないものである。
て説明する。本実施の形態の電子部品も、第三の実施の
形態と同様に、各種電子機器間の接続ケーブル6に適用
されている。本実施の形態では、導体7回りを対策対象
個所としてシート状の電磁波吸収材10が導体7回りに
対して巻き付けられ又は被覆する形状に加工されてい
る。ここでは、ケーブル被覆8自体が電磁波吸収材10
により成形加工されている。ここに、電磁波吸収材11
は本発明にいう電磁界エネルギーを熱変換、反射等の特
性を利用して吸収する電磁波吸収特性を有する電磁波吸
収材であり、前述の電磁波吸収材5と同様に、例えば、
三菱マテリアル株式会社製の不繊布型電波吸収材“エミ
クロス”(商品名)が好適である。なお、接続ケーブル
6自体はその形状(従って、ケーブル被覆8の形状)と
して図6(a)に示すような丸型ケーブルであっても図
6(b)に示すように平型ケーブルであってもよい。ま
た、図6(b)タイプで導体7を積層構造としたもので
もよい。また、電磁波吸収材10に要求されるシート性
とは、フィルム状、不繊布状等を含み、被覆構造を採り
得るものを意味する。
不要な電磁波を効率よく吸収することができる上に、成
形型の電磁波吸収材10を用いているため、従来品に対
して外観上の変更を要せずに実現できる。
て説明する。本実施の形態の電子部品は、電源ラインの
ラインイルタ等に用いられるケース付きノイズフィルタ
12に適用されている。このノイズフィルタ12は基板
13上に複数個のコンデンサ14やトロイダル型のイン
ダクタ15を実装し、これらの部品を矩形箱状のケース
16で覆ってなるもので、ケース16内を不要な電磁波
に対する対策対象個所として電磁波吸収材17が充填或
いは挿入されている(図中、斜線や波線を施して示
す)。図7(a)は流動性樹脂タイプの電磁波吸収材1
7を充填させた例を示し、図7(b)はフィルム状或い
はシート状又はチップ状タイプの電磁波吸収材17を挿
入させた例を示す。何れにしても、電磁波吸収材17は
本発明にいう電磁界エネルギーを熱変換、反射等の特性
を利用して吸収する電磁波吸収特性を有する電磁波吸収
材であり、図7(a)の例であれば前述の電磁波吸収性
樹脂4,9と同じく、例えば、ヘルツ化学株式会社製の
“パルス”(商品名)が好適であり、図7(b)の例で
あれば前述の電磁波吸収材5,10と同じく、例えば、
三菱マテリアル株式会社製の不繊布型電波吸収材“エミ
クロス”(商品名)が好適である。
ば、高周波域の電磁ノイズは電磁波吸収材17により吸
収されるので、高周波域でも減衰量の大きいノイズフイ
ルタとして機能する。ちなみに、電磁波吸収材として
は、従来であれば、フェライトやカーボンが一般的であ
るが、これらの材は充填用に粉末状とした場合、電磁波
吸収特性が劣化してしまう上に、導電性を有するため、
本実施の形態の用途には不向きである。
スケーブルに電磁波吸収材として流動性を有する電磁波
吸収性樹脂を塗布して固化させた場合の電磁波抑制特性
を示す。図8(a)は電磁波吸収材による電磁波対策を
講じてない場合の伝導ノイズ特性を示す。これらの対比
からも、電磁波吸収材17による電磁波対策を講じた本
実施の形態方式によれば、伝導ノイズが抑制され、特に
Aに示したようなクロックノイズが完全に除去されてい
るのが分かる。
て説明する。本実施の形態の電子部品は、ノイズフィル
タ中に用いられるトロイダル型のインダクタ18に適用
されている。このインダクタ18はトロイダル型のコア
19とこのコア19に巻回された巻線20とよりなるも
ので、巻線20とコア19との間を不要な電磁波に対す
る対策対象個所として電磁波吸収材21が充填され又は
挿入されている。図9(a)は流動性樹脂タイプの電磁
波吸収材21を巻線20真下位置に塗布することにより
充填させた例を示し、図9(b)はフィルム状或いはシ
ート状タイプの電磁波吸収材21をコア19の周方向に
配設させることで巻線20に挾み込まれるように挿入さ
せた例を示す。何れにしても、電磁波吸収材21は本発
明にいう電磁界エネルギーを熱変換、反射等の特性を利
用して吸収する電磁波吸収特性を有する電磁波吸収材で
あり、図9(a)の例であれば前述の電磁波吸収性樹脂
4,9等と同じく、例えば、ヘルツ化学株式会社製の
“パルス”(商品名)が好適であり、図9(b)の例で
あれば前述の電磁波吸収材5,10等と同じく、例え
ば、三菱マテリアル株式会社製の不繊布型電波吸収材
“エミクロス”(商品名)が好適である。
高周波域の電磁ノイズは電磁波吸収材21により吸収さ
れるので、高周波域でも減衰量の大きいインダクタとし
て機能する。ちなみに、電磁波吸収材としては、従来で
あれば、フェライトやカーボンが一般的であるが、これ
らの材は充填用に粉末状とした場合、電磁波吸収特性が
劣化してしまう上に、導電性を有するため、本実施の形
態の用途には不向きである。
11に基づいて説明する。本実施の形態の電子部品は、
各種電子機器等に使用されるパッケージ外装を有するI
C22に適用されている。このIC22は配線パターン
23が形成されたコア24上にICチップ25を実装
し、ICチップ25等を外的要因から保護するためにプ
ラスチック製又はセラミック製のパッケージ26を設け
てなる。ここに、本実施の形態では、このようなパッケ
ージ外装を有するIC22に関して、パッケージ26を
2層以上の積層構造、ここでは、ICチップ25側から
順に電磁波吸収材混入樹脂層27、銅箔層28、パッケ
ージ26を積層させてなる。電磁波吸収材混入樹脂層2
7は本発明にいう電磁界エネルギーを熱変換、反射等の
特性を利用して吸収する電磁波吸収特性を有する電磁波
吸収材である。この場合も、電磁波吸収材混入樹脂層2
7としては、例えば、ヘルツ化学株式会社製の“パル
ス”(商品名)や三菱マテリアル株式会社製の不繊布型
電波吸収材“エミクロス”(商品名)等を用い得る。
Cチップ25や配線パターン23から放出される不要な
電磁波は図11中に矢印で模式的に示すように電磁波吸
収材混入樹脂層27に入る。この電磁波吸収材混入樹脂
層27で30〜40%程度は吸収されるが、残りの電磁
波成分はこの電磁波吸収材混入樹脂層27を通り抜けて
銅箔層28へ届く。銅箔層28へ届いた不要な電磁波の
80〜90%がこの銅箔層28で反射されて再び電磁波
吸収材混入樹脂層27側へ戻り、この電磁波吸収材混入
樹脂層27で30〜40%程度が吸収される。従って、
全体的には、47〜62%程度が電磁波吸収材混入樹脂
層27により吸収されることになり、IC22外に放出
される不要な電磁波は大幅に抑制される。
ば、不要な電磁波は積層された電磁波吸収材混入樹脂層
27により効率よく吸収させることができる。
して裏面側にも電磁波吸収材混入樹脂層29、銅箔層3
0を積層させてサンドイッチ構造としてもよい。これに
よれば、不要な電磁波の吸収効果が一層向上する。
収材混入樹脂層27として“パルス”材を用いた場合の
電磁波抑制特性を示す。図12(a)はこのような電磁
波吸収材混入樹脂層による電磁波対策を講じてない場合
の放射ノイズ特性を示す。同様に、図13(b)にIC
22に対して電磁波吸収材混入樹脂層27として“エミ
クロス”材を用いた場合の電磁波抑制特性を示す。図1
3(a)はこのような電磁波吸収材混入樹脂層による電
磁波対策を講じてない場合の放射ノイズ特性を示す。こ
れらの対比からも、電磁波吸収材混入樹脂層27による
電磁波対策を講じた本実施の形態方式によれば、放射ノ
イズが抑制され、特にクロックノイズが完全に除去され
ているのが分かる。
いて説明する。本実施の形態の電子部品は、各種電子機
器等に使用される多層構造のプリント回路基板31に適
用されている。
層のプリント回路基板にあっては、内層に電源配線層と
アース配線層とを有している。両面構造のプリント回路
基板にあっても、信号配線層に電源ベタパターンとアー
スベタパターンとを設けることで不要な電磁波を多層構
造のプリント回路基板に近いレベルまで抑制する工夫を
している。また、逆多層構造、特に、逆4層構造のプリ
ント回路基板もあり、このタイプでは表面層側に電源配
線層とアース配線層とを有し、内層に信号配線層を備え
ている。もっとも、何れの構造も、その目的とするとこ
ろは、不要な電磁波を吸収しようとするものではなく、
不要な電磁波に対する回路インピーダンスを下げてその
電磁波放出を多少なりとも抑制しようとするものであ
る。
ント回路基板31では放出される不要な電磁波を極力抑
制するようにしたものである。本実施の形態のプリント
回路基板31は逆4層構造タイプに適用されている。こ
のプリント回路基板31は、コア32をベースとしてそ
の両面に信号配線層33,34を積層し、その表面側に
各々電源配線層35とアース配線層36とを積層したも
のである。ここに、本実施の形態では、信号配線層33
と電源配線層35との間、信号配線層34とアース配線
層36との間を各々対策対象個所として各々電磁波吸収
材混入樹脂層37,38が積層されている。これらの電
磁波吸収材混入樹脂層37,38は本発明にいう電磁界
エネルギーを熱変換、反射等の特性を利用して吸収する
電磁波吸収特性を有する電磁波吸収材である。この場合
も、電磁波吸収材混入樹脂層37,38としては、例え
ば、ヘルツ化学株式会社製の“パルス”(商品名)や三
菱マテリアル株式会社製の不繊布型電波吸収材“エミク
ロス”(商品名)等を用い得る。
形態の場合と同様の原理により、信号配線層33,34
より放出される不要な電磁波がその表層側の電磁波吸収
材混入樹脂層37,38により効率よく吸収され、外部
への放出が大幅に抑制される。
1は逆多層構造例で説明したが、通常の4層等の多層構
造、或いは、表面層に電源ベタパターンとアースベタパ
ターンとを有する両面構造のプリント回路基板にも同様
に適用できる。
低減対策を必要とする電子部品として、コネクタハウジ
ング、接続ケーブル、ノイズフィルタ、インダクタ、I
C、プリント回路基板を代表例として挙げて説明した
が、これらに限らず、例えば、スイッチング電源、チュ
ーナ、ケーブルクランプ材、電子機器外装材、トラン
ス、コイル、IC封入材、同軸ケーブル等に関しても同
様に適用し得る。
ネルギーを熱変換、反射等の特性を利用して吸収する電
磁波吸収特性を有する電磁波吸収材を対策対象個所に備
えるだけで、安価にして不要な電磁波を効率よく吸収さ
せることができる。
の接続ケーブルのコネクタハウジングなる電子部品に関
して、電磁波吸収材として流動性を有する電磁波吸収性
樹脂が充填され又は塗布し固化されているので、安価に
して不要な電磁波を効率よく吸収できる上に、流動性を
有する電磁波吸収性樹脂を用いているため、従来品に対
して外観上の変更を要せずに実現することができる。
の接続ケーブルのコネクタハウジングなる電子部品に関
して、このハウジング外形が電磁波吸収材としての成形
型の電磁波吸収材により成形加工されているので、安価
にして不要な電磁波を効率よく吸収できる上に、成形型
の電磁波吸収材により成形加工されているため、従来品
に対して外観上の変更を要せずに実現することができ
る。
の接続ケーブルなる電子部品に関して、電磁波吸収材と
して流動性を有する電磁波吸収性樹脂がケーブル被覆と
導体との間に充填され又は塗布し固化されているので、
安価にして不要な電磁波を効率よく吸収できる上に、流
動性を有する電磁波吸収性樹脂を用いているため、従来
品に対して外観上の変更を要せずに実現することができ
る。
の接続ケーブルなる電子部品に関して、電磁波吸収材と
してシート状の電磁波吸収材が伝送線外周に対して巻き
付けられ又は被覆する形状に加工されているので、安価
にして不要な電磁波を効率よく吸収できる上に、シート
状の電磁波吸収材が伝送線外周に対して巻き付けられ又
は被覆する形状に加工されているため、所望の外観形状
で実現することができる。
ノイズフィルタなる電子部品に関して、電磁波吸収材が
ケース内に充填され又は挿入されているので、安価にし
て不要な電磁波を効率よく吸収でき高周波域に対しても
十分にフィルタ機能を発揮し得る上に、電磁波吸収材が
ケース内に充填され又は挿入されているため、従来品に
対して外観上の変更を要せずに実現することができる。
用トロイダル型のインダクタなる電子部品に関して、電
磁波吸収材が巻線とコアとの間に充填され又は挿入され
ているので、安価にして不要な電磁波を効率よく吸収で
きる上に、電磁波吸収材が巻線とコアとの間に充填され
又は挿入されているため、従来品に対して外観上の変更
を要せずに実現することができる。
外装を有するICなる電子部品に関して、電磁波吸収材
として電磁波吸収性樹脂がパッケージ外装内に積層され
ているので、安価にして不要な電磁波を効率よく吸収で
きる上に、電磁波吸収性樹脂がパッケージ外装内に積層
されているため、従来品に対して外観上の変更を殆ど要
せずに実現することができる。
多層型のプリント回路基板なる電子部品に関して、電磁
波吸収材として電磁波吸収性樹脂が多層板間に積層され
ているので、安価にして不要な電磁波を効率よく吸収で
きる上に、電磁波吸収性樹脂が多層板間に積層されてい
るため、従来品に対して外観上の変更を殆ど要せずに実
現することができる。
グを示す概略斜視図である。
グを示す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
特性を示す特性図である。
す概略斜視図である。
フィルタを示す概略断面図である。
特性を示す特性図である。
概略斜視図である。
示す分解斜視図である。
る。
た電磁波抑制特性を示す特性図である。
じた電磁波抑制特性を示す特性図である。
板を概略的に示す分解斜視図である。
である。
す特性図である。
図である。
断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 電磁界エネルギーを熱変換、反射等の特
性を利用して吸収する電磁波吸収特性を有する電磁波吸
収材を対策対象個所に備える電子部品。 - 【請求項2】 前記電子部品が、電子機器間の接続ケー
ブルのコネクタハウジングであり、 前記電磁波吸収材として流動性を有する電磁波吸収性樹
脂が充填され又は塗布し固化されている請求項1記載の
電子部品。 - 【請求項3】 前記電子部品が、電子機器間の接続ケー
ブルのコネクタハウジングであり、 このハウジング外形が前記電磁波吸収材としての成形型
の電磁波吸収材により成形加工されている請求項1記載
の電子部品。 - 【請求項4】 前記電子部品が、電子機器間の接続ケー
ブルであり、 前記電磁波吸収材として流動性を有する電磁波吸収性樹
脂がケーブル被覆と導体との間に充填され又は塗布し固
化されている請求項1記載の電子部品。 - 【請求項5】 前記電子部品が、電子機器間の接続ケー
ブルであり、 前記電磁波吸収材としてシート状の電磁波吸収材が伝送
線外周に対して巻き付けられ又は被覆する形状に加工さ
れている請求項1記載の電子部品。 - 【請求項6】 前記電子部品が、ケース付きノイズフィ
ルタであり、 前記電磁波吸収材が前記ケース内に充填され又は挿入さ
れている請求項1記載の電子部品。 - 【請求項7】 前記電子部品が、ノイズ除去用トロイダ
ル型のインダクタであり、 前記電磁波吸収材が巻線とコアとの間に充填され又は挿
入されている請求項1記載の電子部品。 - 【請求項8】 前記電子部品が、パッケージ外装を有す
るICであり、 前記電磁波吸収材として電磁波吸収性樹脂が前記パッケ
ージ外装内に積層されている請求項1記載の電子部品。 - 【請求項9】 前記電子部品が、両面型又は多層型のプ
リント回路基板であり、 前記電磁波吸収材として電磁波吸収性樹脂が多層板間に
積層されている請求項1記載の電子部品。
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1998
- 1998-06-17 JP JP10169555A patent/JP2000013081A/ja active Pending
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