JP2000012885A - 太陽電池 - Google Patents

太陽電池

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JP2000012885A
JP2000012885A JP10176292A JP17629298A JP2000012885A JP 2000012885 A JP2000012885 A JP 2000012885A JP 10176292 A JP10176292 A JP 10176292A JP 17629298 A JP17629298 A JP 17629298A JP 2000012885 A JP2000012885 A JP 2000012885A
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cell element
electrode
electrode lead
package
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Atsushi Inaba
敦 稲葉
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Honda Motor Co Ltd
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】高密度配置が可能で、作業性及び信頼性に優
れ、しかも製造コストを低減できる太陽電池を提供す
る。 【解決手段】光が入射される受光面に電極11及び12
を有する太陽電池素子10と、この太陽電池素子10を
封止するパッケージ20と、太陽電池素子10の電極1
1及び12からパッケージ20の裏面側に導出される電
極リード21及び22、とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池に関し、特
に太陽電池素子をパッケージングすることによって太陽
電池を構成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の太陽電池は、そのセル構造からバ
ルク結晶型と薄膜型とに大別される。バルク結晶型の太
陽電池は、例えば図9(A)に示すように、太陽電池素
子10の表面(光が入射される受光面をいう。以下同
じ)に設けられた表電極50と裏面に設けられた裏電極
51とを有する。このような構造を有する太陽電池を用
いて太陽電池モジュールを構成する場合は、例えば図9
(B)に示すように、複数の太陽電池が立体的に配置さ
れる。即ち、各太陽電池の表電極50は隣接する太陽電
池の裏電極51に重ねられて配置される。これにより、
各太陽電池が電気的にシリアルに接続されて、所定の電
圧又は電流が得られる。
【0003】しかしながら、このバルク結晶型の太陽電
池を用いて作製された太陽電池モジュールは、次のよう
な問題がある。即ち、太陽電池同士が重ね合わせられこ
とにより各太陽電池素子の受光面積が狭められるので、
各太陽電池素子の発電効率が低下する。また、各太陽電
池は斜めに配置されるので、太陽電池モジュールが厚く
なる。その結果、この太陽電池モジュールを製品に適用
する場合に、設計上の制限を受けることがある。
【0004】また、他の太陽電池モジュールとして、例
えば図9(C)に示すような構造を有する太陽電池モジ
ュールが開発されている。このタイプの太陽電池モジュ
ールは、例えば実開昭63−33646号公報に開示さ
れている。この太陽電池モジュールでは、複数の太陽電
池が平面的に配列され、各太陽電池の表電極50と隣接
する太陽電池の裏電極51とが導体60で接続される。
より具体的には、図9(D)に示すように、各太陽電池
の裏電極51と回路基板上に設けられた配線パターン6
2とが例えば半田付け等により接続され、この配線パタ
ーン62と隣接する太陽電池の表電極50との間が、例
えばボンディングワイヤ61で接続される。
【0005】しかしながら、この太陽電池モジュール
は、各太陽電池間にボンディングワイヤを通すためのス
ペースが必要であるので、単位面積に配置可能な太陽電
池の数が少なくなる。また、各太陽電池間を例えばボン
ディングワイヤ等により接続する必要があるために、組
立コストが高くなり、また結線箇所が多いので信頼性に
劣るという問題がある。
【0006】一方、近年は、安価で軽量化が可能である
という理由から薄膜型の太陽電池が多く用いられてい
る。この薄膜型の太陽電池は、例えば図10に示すよう
に、太陽電池素子10の表面に第1電極(例えば+電
極)70と第2電極(例えば−電極)71とを有する。
この薄膜型の太陽電池を用いて太陽電池モジュールを構
成する場合は、複数の太陽電池が平面的に配置され、各
太陽電池の第1電極70と隣接する太陽電池の第2電極
71とが例えばボンディングワイヤ80で接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この薄
膜型の太陽電池を用いて太陽電池モジュールを構成する
場合、上記図9(C)及び(D)に示した太陽電池モジ
ュールと同様の問題がある。即ち、太陽電池同士を、例
えばボンディングワイヤといった空中配線で接続する必
要があるので、各太陽電池間に或る程度のスペースが必
要である。その結果、単位面積に配置できる太陽電池の
数が少なくなる。また、各太陽電池間は例えばボンディ
ングワイヤで接続されるので、作業性が悪く、信頼性に
劣り、しかも製造コストが高くなるという問題がある。
【0008】本発明は、上述したような問題を解消する
ためになされたものであり、その目的は、高密度配置が
可能で、作業性及び信頼性に優れ、しかも製造コストを
低減できる太陽電池を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る太陽電池
は、上記目的を達成するために、光が入射される受光面
に電極を有する太陽電池素子と、該太陽電池素子を封止
する封止体と、前記太陽電池素子の電極から該封止体の
外部に導出される電極リード、とを備えている。
【0010】この太陽電池は、太陽電池素子を、封止体
と電極リードとから構成される所謂パッケージで覆うこ
とによって構成されている。上記太陽電池素子として
は、例えば薄膜型の太陽電池素子のように、同一面に電
極が配置された太陽電池素子が使用される。なお、同一
面に電極が配置された太陽電池素子であれば、薄膜型に
限らず種々のタイプの太陽電池素子を使用できる。この
ような構造の太陽電池素子を使用することにより、太陽
電池素子の電極と電極リードとを同一面で一括して接続
できるので、太陽電池の製造効率を向上させることがで
きる。
【0011】この発明に係る太陽電池は、前記太陽電池
素子を、前記封止体により真空封止するように構成でき
る。この構成によれば、太陽電池素子自体が湿気やガス
に曝されることがないので、耐環境性を向上させること
ができる。
【0012】また、前記電極リードは、前記太陽電池素
子の受光面と反対側の面を覆っている前記封止体の部分
から露出するように構成できる。この構成により、一般
の表面実装部品(SMD:Surface Mount Device)と同
様に、部品の裏面、つまり受光面と反対側の面に接続端
子が形成されるので、例えば半田や導電性接着剤を使用
して、複数の太陽電池を一括して回路基板に接続でき
る。
【0013】従って、この太陽電池を用いて太陽電池モ
ジュールを製造する場合、太陽電池を回路基板に接続す
る作業が簡単になるので製造コストを抑えることができ
る。また、ボンディングワイヤ等が使用されないので信
頼性の低下を防止できる。また、太陽電池と太陽電池と
の間にスペースを設ける必要がないので高密度実装が可
能であり発電効率を上げることができる。更に、太陽電
池モジュールを構成する太陽電池が故障した場合に、そ
の太陽電池を簡単に交換できる。
【0014】また、前記封止体は、光透過性樹脂で構成
できる。この構成によれば、太陽電池を比較的軽量化で
きるという利点がある。また、前記封止体の、前記太陽
電池素子の受光面を覆っている部分に反射防止膜を形成
するように構成できる。この構成によれば、封止体の表
面で発生する反射損失を抑止できるので、発電効率を向
上させることができる。更に、前記封止体の、前記太陽
電池素子の受光面を覆っている部分に微細溝を形成する
ように構成できる。この構成によれば、封止体表面で多
重反射が発生するので、光を太陽電池素子の受光面に効
率よく導くことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る太陽電池を、図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、以下では、「太陽電池」というときは、太陽
電池素子とパッケージとで構成された電子部品をいう。
また、「太陽電池モジュール」というときは、複数の太
陽電池で構成される例えば太陽電池パネルのようなモジ
ュールをいう。以下では、同一及び相当部分には同一符
号を付して説明する。
【0016】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
太陽電池の構成を示す側面図である。この太陽電池1
は、太陽電池素子10、パッケージ20及びこれら太陽
電池素子10とパッケージ20との間に充填された充填
材30により構成されている。この第1の実施の形態で
使用される太陽電池素子10には、その受光面(図中上
側)に第1電極11(例えば+電極)及び第2電極12
(例えば−電極)といった2つの電極が設けられてい
る。なお、太陽電池素子10としては、受光面に2つの
電極を有するものであればバルク結晶型及び薄膜型の何
れも使用できるが、特に安価、軽量等といった特徴を有
する薄膜型の太陽電池素子が好適である。
【0017】また、パッケージ20は、第1電極リード
21と、第2電極リード22と、これら第1電極リード
21及び第2電極リード22を保持する樹脂23とで構
成されている。第1電極リード21の一端21aは太陽
電池素子10の第1電極11に接続され、他端21bは
この太陽電池1の裏面に露出されている。同様に、第2
電極リード22の一端22aは太陽電池素子10の第2
電極12に接続され、他端22bはこの太陽電池1の裏
面に露出されている。
【0018】樹脂23は、第1電極リード21及び第2
電極リード22を固定的に支持すると共に、上記太陽電
池素子10の上面(受光面)、側面及び底面の一部を覆
うように成形されている。太陽電池素子10の底面の一
部は、樹脂23で形成された突起部23a及び充填材3
0で形成された突起部30aによって覆われているが他
部は露出されており、電子部品としての太陽電池1の裏
面の一部を形成している。この樹脂23としては、光透
過性樹脂が用いられる。
【0019】また、太陽電池素子10とパッケージ20
との間には、太陽電池素子10の受光面と樹脂23との
間を緩衝するために、透明な充填材30が詰められてい
る。この充填材30としては、例えば紫外線による光透
過率の低下の少ないPVD(Poly Vinyl Butylol)や耐
湿性に優れたEVA(Ethylene Vinyl Acetate)等を用
いることができる。
【0020】なお、パッケージ20を構成する樹脂23
には、図2に示すように、突起部(図1の突起部23a
に対応する部分)は設けられていなくてもよい。この場
合、太陽電池素子10の底面の一部は、充填材30で形
成された突起部30aによって覆われることになる。
【0021】この太陽電池1は、次のようにして製造さ
れる。先ず、図3に示すような、太陽電池素子10とパ
ッケージ20とが別個に用意される。図1に示す太陽電
池1で使用されるパッケージ20の第1電極リード21
側には、図3に示すように、樹脂23による突起部23
aが設けられているが、第2電極リード22側には突起
部は設けられていない。また、図2に示す太陽電池1で
使用されるパッケージ20には、何れの電極リード側に
も突起部は設けられていない。また、第1電極リード2
1の他端部21b及び第2電極リード22の他端22b
は、それぞれ樹脂23から露出している。
【0022】次いで、太陽電池素子10の第1電極11
及び第2電極12が、それぞれ第1電極リード21の一
端21a及び第2電極リード22の一端22aに接続さ
れる。この場合、太陽電池素子10の第1電極11及び
第2電極12が同一面に存在し、且つパッケージ20の
第1電極リード21の一端21a及び第2電極リード2
2の一端22aが、それぞれ第1電極11及び第2電極
12に対向するように形成されているので、これらを一
括して接続することができる。この一括接続には、例え
ば半田付け、導電性樹脂、金属合金、バンプといった種
々の接続技術を用いることができる。この一括接続によ
り、接続に要する時間を短縮でき、また接続の信頼性を
高めることができる。
【0023】次いで、太陽電池素子10とパッケージ2
0との空隙に充填材30が充填される。この充填は、図
1及び図2に示すように、充填材30が上記空隙から溢
れて太陽電池素子10の露出面より高くなるまで行われ
る。これにより、太陽電池素子10とパッケージ20と
が接着されると共に、充填材30による突起部30aが
形成される。以上の工程により、パッケージ20によっ
て太陽電池素子10が封止された太陽電池1が完成す
る。
【0024】以上のように、この第1の実施の形態に係
る太陽電池1は、太陽電池素子10の電極11及び12
が、電極リード21及び22によって裏面へ導かれ、裏
面で露出されている。従って、この太陽電池1を一般の
表面実装部品のように取り扱うことができるので、組立
時の作業効率を向上させることができる。
【0025】この第1の実施の形態に係る太陽電池1
は、例えば図1に示すように、太陽電池素子10の受光
面を覆っている樹脂23の表面に反射防止膜24を形成
することができる。反射防止膜24としては、例えば、
Si34やTa24等の単層膜、Ta2Os/SiO2
ZnS/SiO2、ZnS/MgF2等の2層膜を用いる
ことができる。この構成によれば、樹脂23の表面で発
生する反射損失を抑止できるので、発電効率を向上させ
ることができる。
【0026】また、この第1の実施の形態に係る太陽電
池1は、太陽電池素子10の受光面を覆っている樹脂2
3の表面(図1の符号24で示される部分)に微細溝を
形成できる。この構成によれば、太陽電池素子10の受
光面を覆っている樹脂23の表面で多重反射が発生する
ので、光を効率よく太陽電池素子10の受光面に導くこ
とができる。更に、太陽電池素子10の受光面を覆って
いる樹脂23の表面に反射防止膜及び微細溝の双方を形
成してもよい。
【0027】次に、上述した太陽電池1を用いて構成さ
れる太陽電池モジュールを図4を参照しながら説明す
る。この太陽電池モジュールは、回路基板2上に複数の
太陽電池1が平面的に配列されて構成されている。
【0028】即ち、回路基板2には、それぞれが独立し
た複数のランドを形成するように配線パターン3が設け
られており、或る太陽電池1の第1電極リード21の一
端21a及び他の太陽電池1の第2電極リード22の他
端22bが同一のランドに接続される。これにより、2
つの太陽電池1が接続される。以下同様にして、複数の
太陽電池1が配線パターン3(ランド)を介してシリア
ルに接続され、以て太陽電池モジュールが形成される。
太陽電池モジュールに使用される太陽電池1の数は、要
求される電圧値又は電流値に応じて任意に定めることが
できる。
【0029】この太陽電池モジュールで使用される各太
陽電池1の端子は裏面に形成されているので、複数の太
陽電池1を回路基板2に接続する際は、回路基板2と各
太陽電池1とを、例えば半田付け等により一括して接続
することができる。これにより、太陽電池モジュールを
作製する際の作業性が向上するので、製造コストを低減
できる。
【0030】また、従来のように1つの太陽電池と他の
太陽電池との間にボンディングワイヤを通す必要がない
ので、太陽電池と太陽電池との間隙を小さくすることが
できる。その結果、太陽電池を高密度実装することがで
きるので、太陽電池モジュール当たりの発電量を大きく
することができる。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。この第2の実施の形態に係る太陽電池は、太
陽電池素子10がパッケージ20によって真空封止され
ることにより構成されている。この真空封止のために、
この太陽電池1は、図5に示すように、パッケージ20
を形成する樹脂23の突起部23aと太陽電池素子10
とを接合する接合部40を有している。
【0032】この接合部40は、図6(A)にその一部
(第2電極リード22側)を詳細に示すように、太陽電
池素子10の裏面の周縁に設けられたメタル部40a及
び樹脂23の突起部23aの裏面側周縁に設けられたメ
タル部40bに、階段状のメタル40cが 例えばシー
ム溶接等によって溶接されることにより構成されてい
る。
【0033】この第2の実施の形態に係る太陽電池は、
次のようにして製造される。先ず、太陽電池素子10と
して、その裏面の周縁にメタル部40aが形成された太
陽電池が用意される。また、パッケージ20として、樹
脂23で形成された突起部23の裏面側周縁にメタル部
40bが形成されたパッケージが用意される。このパッ
ケージ20の突起部23aは、上述した第1の実施の形
態と異なり、第1電極リード21側及び第2電極リード
22側の双方に設けられている。また、各突起部23a
は、上述した第1の実施の形態と異なり、太陽電池素子
10の側面に至る程度の高さを有する。
【0034】太陽電池素子10の第1電極11及び第2
電極12とパッケージ20の第1電極リード21及び第
2電極リード22とをそれぞれ接続する工程は、上述し
た第1の実施の形態と同じである。この接続工程が完了
すると、次いで、この太陽電池1は、図示しない真空チ
ャンバーに入れられる。そして、この真空チャンバーの
中で、メタル部40a及びメタル部40bにメタル40
cが、例えばシーム溶接により固着される。これによ
り、太陽電池素子10とパッケージ20との空隙は真空
に保たれるので、太陽電池素子10がパッケージ20に
よって真空封止された太陽電池1が完成する。
【0035】この第2の実施の形態に係る太陽電池1
は、太陽電池素子10がパッケージ20により真空封止
されているので、太陽電池素子10の受光面が湿気やガ
スに曝されることがない。従って、耐環境性を向上させ
ることができる。
【0036】なお、この第2の実施の形態に係る太陽電
池1では、上記メタル部40a及びメタル部40bにメ
タル40cを溶接する工程を、例えば窒素ガス雰囲気下
で行うことができる。この場合、上記空隙に窒素ガスが
封入された太陽電池1を構成することができる。
【0037】また、この第2の実施の形態では、上記第
1の実施の形態と同様に、太陽電池素子10とパッケー
ジ20との空隙に充填材30を充填することもできる。
この場合、上記接続工程に引き続き、太陽電池素子10
とパッケージ20との空隙に充填材30が充填される。
この工程では、上述した第1の実施の形態と異なり、充
填材30が上記空隙から溢れない高さまで充填される。
【0038】充填材30の注入が完了すると、次いで、
この太陽電池1は、真空脱泡のために、図示しない真空
チャンバーに入れられる。そして、この真空チャンバー
の中で、メタル部40a及びメタル部40bにメタル4
0cが、例えばシーム溶接により固着される。これによ
り、太陽電池素子10がパッケージ20によって気密封
止された太陽電池1が完成する。
【0039】また、この第2の実施の形態で使用される
パッケージ20は、図6(B)に示すように、その樹脂
23の厚さが、パッケージ20に接続された太陽電池素
子10の裏面の高さと同じになるように構成できる。こ
の構成によれば、上記メタル部40a及びメタル部40
bに溶接するメタル40cとして平板を用いることがで
きるので、溶接作業が簡単になるという利点がある。
【0040】本発明に係る太陽電池は、例えば図7に示
すように、第1電極リード21及び第2電極リード22
を水平方向に導出するように構成することもできる。こ
の構成の場合も、太陽電池素子10を真空封止すること
ができる。また、太陽電池素子10の受光面を覆ってい
る樹脂23の部分に反射防止膜及び/又は微細溝を形成
することができる。
【0041】このように構成される太陽電池を、例えば
図8に示すように、回路基板2上に平面的に配列し、隣
接する太陽電池の第1電極リード21と第2電極リード
22とを例えば溶接、半田付け、ボルト締め、ワイヤー
ボンディング等によって接続し、以て太陽電池モジュー
ルを構成できる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
高密度配置が可能で、作業性及び信頼性に優れ、しかも
製造コストを低減できる太陽電池を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る太陽電池の構
成を示す側面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る太陽電池の他
の構成を示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る太陽電池の製
造工程を説明するための図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る太陽電池を用
いた太陽電池モジュールの構成を示す側面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る太陽電池の構
成を示す側面図である。
【図6】図5に示した接合部を詳細に示す図である。
【図7】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る太陽
電池の変形例の構成を示す側面図である。
【図8】図7に示した太陽電池を用いた太陽電池モジュ
ールの構成を示す側面図である。
【図9】従来の表面及び裏面に電極を有する太陽電池を
用いた太陽電池モジュールの構成を示す側面図である。
【図10】従来の表面のみに電極を有する太陽電池を用
いた太陽電池モジュールの構成を示す側面図である。
【符号の説明】
10 太陽電池素子 11 第1電極 12 第2電極 20 パッケージ 21 第1電極リード 22 第2電極リード 23 樹脂 24 反射防止膜 30 充填材 40 接合部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光が入射される受光面に電極を有する太陽
    電池素子と、 該太陽電池素子を封止する封止体と、 前記太陽電池素子の電極から該封止体の外部に導出され
    る電極リード、とを有する太陽電池。
  2. 【請求項2】前記太陽電池素子は、前記封止体により真
    空封止されている請求項1に記載の太陽電池。
  3. 【請求項3】前記太陽電池素子の受光面と反対側の面を
    覆っている前記封止体の部分から前記電極リードが露出
    されている請求項1又は請求項2に記載の太陽電池。
  4. 【請求項4】前記封止体は、光透過性樹脂で構成されて
    いる請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の太陽電
    池。
  5. 【請求項5】前記封止体の、前記太陽電池素子の受光面
    を覆っている部分には反射防止膜が形成されている請求
    項1乃至請求項4の何れか1項に記載の太陽電池。
  6. 【請求項6】前記封止体の、前記太陽電池素子の受光面
    を覆っている部分には微細溝が形成されている請求項1
    乃至請求項5の何れか1項に記載の太陽電池。
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