JP2000012785A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2000012785A
JP2000012785A JP10178345A JP17834598A JP2000012785A JP 2000012785 A JP2000012785 A JP 2000012785A JP 10178345 A JP10178345 A JP 10178345A JP 17834598 A JP17834598 A JP 17834598A JP 2000012785 A JP2000012785 A JP 2000012785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
film
region
insulating film
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10178345A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Hagiwara
洋右 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP10178345A priority Critical patent/JP2000012785A/ja
Publication of JP2000012785A publication Critical patent/JP2000012785A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】良質な薄い容量絶縁膜を備えた半導体装置を提
供する。 【解決手段】n形半導体基板1内の主表面側にp-形ウ
ェル領域2が形成され、p-形ウェル領域2内の主表面
側に高濃度のp形拡散領域3が形成され、p形拡散領域
3と離間してp-形ウェル領域2の平面形状における外
周部を囲むp+形高濃度領域4が形成されている。p形
拡散領域3上には熱酸化膜からなる薄い容量絶縁膜5を
介して低抵抗のポリシリコン膜6が形成されている。容
量絶縁膜5は、同一のn形半導体基板1に形成されるC
MOSのゲート酸化膜と同時に製膜される。p+形高濃
度領域4にはアルミニウムよりなる第2の配線11が電
気的に接続される。ポリシリコン膜6と離間してアルミ
ニウムよりなる第1の配線10を配設し、第1の配線1
0とポリシリコン膜6との間に低抵抗のポリシリコンよ
りなる抵抗要素30を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に半導体基板に形成する容量(コンデンサ)に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の半導体装置として図
7に示す構成のものが知られている。図7に示す半導体
装置は、n形シリコン基板からなるn形半導体基板1内
の主表面側にp-形ウェル領域2が形成され、p-形ウェ
ル領域2内の主表面側にp-形ウェル領域2よりも高濃
度のp形拡散領域3が形成され、n形半導体基板1内の
主表面側にp形拡散領域と離間してp-形ウェル領域2
に連続してp-形ウェル領域2の平面形状における外周
部を囲むp+形高濃度領域4が形成されている。なお、
+形高濃度領域4はp形拡散領域3よりも高濃度に形
成されている。また、p形拡散領域3上には熱酸化膜か
らなる薄い容量絶縁膜5を介して低抵抗のポリシリコン
膜6が形成され、ポリシリコン膜6には例えばアルミニ
ウムよりなる第1の配線10が電気的に接続されてい
る。なお、容量絶縁膜5は、同一のn形半導体基板1に
形成された図示しないCMOSのゲート酸化膜(熱酸化
膜)と同時に製膜される。すなわち、容量絶縁膜5はゲ
ート酸化膜と同じ薄い膜厚に形成される。また、p+
高濃度領域4には例えばアルミニウムよりなる第2の配
線11が電気的に接続されている。ここに、第1の配線
10は層間絶縁膜7に形成したコンタクトホール8を通
してポリシリコン膜6に電気的に接続され、第2の配線
11は層間絶縁膜7に形成したコンタクトホール9を通
してp+形高濃度領域4に電気的に接続されている。な
お、各配線10,11上および層間絶縁膜7上には絶縁
酸化膜よりなる保護膜12が形成されている。
【0003】ところで、第1の配線10はポリシリコン
膜6の主表面の外周部を除いてポリシリコン膜6の主表
面側を覆うように形成されている。また、ポリシリコン
膜6と第1の配線10とを電気的に接続するためのコン
タクトホール8を利用したコンタクト部18は、ポリシ
リコン膜6の平面サイズよりも十分小さな平面サイズで
あって、ポリシリコン膜6の主表面のほぼ全域にわたっ
て図7(a)に示すように多数(図示例では81箇所)
形成されている。なお、p+形高濃度領域4と第2の配
線11とを電気的に接続するためのコンタクトホール9
を利用したコンタクト部19も多数形成されている。
【0004】しかして、図7に示した構成の半導体装置
では、第1の配線10と第2の配線11と間には図8に
示すように、第1の配線10とポリシリコン膜6とのコ
ンタクト抵抗RC1と、ポリシリコン膜6の抵抗RPSと、
容量絶縁膜5によるコンデンサCと、p形拡散領域3と
-形ウェル領域2とp+形高濃度領域4とからなる拡散
層の抵抗RDと、第2の配線11とp+形高濃度領域4と
のコンタクト抵抗RC2との直列回路が形成される。
【0005】以下、図7に示した半導体装置の製造方法
を図9を参照しながら説明する。
【0006】まず、n形半導体基板1の主表面上にフィ
ールド酸化膜21を形成する(図9(a)参照)。
【0007】次に、フィールド酸化膜21上に第1のフ
ォトレジスト層(図示せず)を塗布形成し、p-形ウェ
ル領域2を形成するための開口をフォトリソグラフィ技
術によって第1のフォトレジスト層に設け、その後、第
1のフォトレジスト層をマスクとしてフッ酸などを用い
てフィールド酸化膜21をエッチングすることによりn
形半導体基板1の主表面を露出させる。その後、第1の
フォトレジスト層を除去してn形半導体基板1上にイオ
ン注入保護用の薄い酸化膜22を形成し、フィールド酸
化膜21をマスクとしてボロンなどのp形不純物を薄い
酸化膜22を通してn形半導体基板1にイオン注入し、
酸化ドライブする(ドライブインを行う)ことによりp
-形ウェル領域2が形成される(図9(b)参照)。
【0008】次に、フィールド酸化膜21および酸化膜
22をフッ酸などにより除去した後に、パッド酸化膜2
3を形成し、さらに減圧CVD法などによってパッド酸
化膜23上にシリコン窒化膜24を堆積し、シリコン窒
化膜24上に第2のフォトレジスト層(図示せず)を塗
布形成し、シリコン窒化膜24を部分的に残してLOC
OSを行うための開口をフォトリソグラフィ技術によっ
て第2のフォトレジスト層に設け、第2のフォトレジス
ト層をマスクとしてシリコン窒化膜24の不要部分をエ
ッチングし、続いて、第2のフォトレジスト層を除去す
る。その後、n形半導体基板1のシリコン窒化膜24で
覆われていない部分にいわゆるLOCOS酸化膜13を
形成する(図9(c)参照)。
【0009】次に、シリコン窒化膜24を燐酸などを用
いて除去する。続いて、n形半導体基板1の主表面側に
第3のフォトレジスト層(図示せず)を塗布形成し、p
形拡散領域3を形成するための開口をフォトリソグラフ
ィ技術によって第3のフォトレジスト層に設け、第3の
フォトレジスト層をマスクとしてパッド酸化膜23を通
してボロンなどのp形不純物をイオン注入しp形拡散領
域3を形成する。次に、露出したパッド酸化膜23、つ
まり、p形拡散領域3上のパッド酸化膜23を除去し、
続いて第3のフォトレジスト層を除去した後、n形半導
体基板1の主表面の露出した部分に熱酸化膜よりなる容
量絶縁膜5を形成する。つまり、容量絶縁膜5はp形拡
散領域3の主表面に形成される。ここにおいて、容量絶
縁膜5は同一のn形半導体基板1に形成されるCMOS
などの熱酸化膜よりなるゲート酸化膜と同時に形成され
る。すなわち、容量絶縁膜5はゲート酸化膜と同じ膜厚
に形成され、界面でのトラップ密度の低い良質の薄い酸
化膜である。容量絶縁膜5を形成した後は、n形半導体
基板1の主表面側に、減圧CVD法などによりポリシリ
コン膜6を堆積させ、続いて、リンなどの不純物をイオ
ン注入装置によってポリシリコン膜6に注入することに
よりポリシリコン膜6を低抵抗化し、その後、ポリシリ
コン膜6上に第4のフォトレジスト層(図示せず)を塗
布形成し、ポリシリコン膜6をパターニングするための
開口をフォトリソグラフィ技術によって第4のフォトレ
ジスト層に設け、第4のフォトレジスト層をマスクとし
てドライエッチング技術によってポリシリコン膜6をエ
ッチングする。その後、第4のフォトレジスト層を除去
し、続いて、n形半導体基板1の主表面側に第5のフォ
トレジスト層(図示せず)を塗布形成し、p+形高濃度
領域4を形成するための開口をフォトリソグラフィ技術
によって第5のフォトレジスト層に設け、第5のフォト
レジスト層をマスクとしてボロンなどのp形不純物をイ
オン注入装置などにより注入する。なお、このイオン注
入工程は、同一のn形半導体基板1上に形成されるPM
OSのソース領域およびドレイン領域を形成するための
イオン注入工程を兼ねている。該イオン注入を行った
後、第5のフォトレジスト層を除去し、先に注入したp
形不純物を拡散させるためのドライブ工程を行う(図9
(d)参照)。
【0010】次に、n形半導体基板1の主表面側に層間
絶縁膜7を常圧CVD法などによって形成し、第6のフ
ォトレジスト層(図示せず)を塗布形成し、その後、コ
ンタクトホール8,9を形成するための開口をフォトリ
ソグラフィ技術によって第6のフォトレジスト層に設
け、第6のフォトレジスト層をマスクとしてフッ酸など
を用いて層間絶縁膜7をエッチングすることにより、コ
ンタクトホール8,9を形成する。その後、スパッタ法
などによってコンタクトホール8,9が埋めこまれるよ
うに層間絶縁膜7上およびコンタクトホール8,9にア
ルミニウム膜を堆積させ、続いて第7のフォトレジスト
層(図示せず)を塗布形成し、上記アルミニウム膜をパ
ターニングするための開口をフォトリソグラフィ技術に
よって第7のフォトレジスト層に設け、第7のフォトレ
ジスト層をマスクとしてアルミニウム膜の不要部分をド
ライエッチングにより除去する(加工する)ことにより
第1の配線10および第2の配線11を形成する。その
後、第7のフォトレジスト層を除去し、続いて、常圧C
VD法などによってn形半導体基板1の主表面側に保護
膜12を形成する(図9(e)参照)。最後に、電極部
の保護膜12をエッチングする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
では、各配線10,11を形成するにあたってはアルミ
ニウム膜をドライエッチングによって加工しているが、
プラズマの状態によっては各配線10,11に電荷がチ
ャージアップして各配線10,11とn形半導体基板1
との間に高電圧が生じることがある。一方、上記従来例
では、第1の配線10とポリシリコン膜6との間に多数
のコンタクト部18が設けられ第1の配線10とポリシ
リコン膜6とのコンタクト抵抗RC1が小さいので、ポリ
シリコン膜6とn形半導体基板1との間に高電圧がかか
ることになり、容量絶縁膜5が絶縁破壊されるいわゆる
チャージングダメージが発生するという問題があった。
容量絶縁膜5が絶縁破壊すると、電流が漏れるので、コ
ンデンサとして機能しなくなってしまう。
【0012】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、良質な薄い容量絶縁膜を備えた半導
体装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、第1導電形の半導体基板内の主
表面側に第2導電形のウェル領域が形成され、前記ウェ
ル領域内の主表面側に前記ウェル領域よりも高濃度の第
2導電形の拡散領域が形成され、前記拡散領域と離間し
て前記ウェル領域に連続して前記ウェル領域の平面形状
における外周部を囲む第2導電形の高濃度領域が形成さ
れ、前記拡散領域上に薄い酸化膜よりなる容量絶縁膜が
形成され、前記容量絶縁膜上に低抵抗のポリシリコン膜
が形成され、ドライエッチングにより加工され且つ前記
ポリシリコン膜に電気的に接続される第1の配線と、ド
ライエッチングにより加工され且つ前記高濃度領域に電
気的に接続される第2の配線とを備えた半導体装置であ
って、前記ポリシリコン膜と前記第1の配線との間に、
前記両配線間の抵抗を増大させる抵抗要素を設けて成る
ことを特徴とするものであり、前記ポリシリコン膜と前
記第1の配線との間に抵抗要素を設けたことにより、第
1の配線および第2の配線を加工するドライエッチング
時に各配線に電荷がチャージアップした場合であっても
前記ポリシリコン膜と前記半導体基板との間にかかる電
圧を低減することができ、容量絶縁膜にかかるストレス
を緩和することができて容量絶縁膜の絶縁破壊が防止さ
れ、良質な薄い酸化膜よりなる容量絶縁膜をコンデンサ
の構成要素として歩留まりよく採用することができる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記抵抗要素は、低抵抗のポリシリコンよりなるの
で、上記抵抗要素を前記ポリシリコン膜と同時に形成す
ることができ、簡単且つ低コストで容量絶縁膜の絶縁破
壊を防止することができる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記抵抗要素は、高抵抗のポリシリコンよりなるの
で、前記ポリシリコン膜を低抵抗化する方法として膜堆
積後にイオン注入によって不純物を導入する方法を採用
することにより、上記抵抗要素を前記ポリシリコン膜の
堆積と同時に形成することができ、簡単且つ低コストで
容量絶縁膜の絶縁破壊を防止することができる。また、
請求項2の発明に比べて抵抗要素のサイズを変えること
なしに抵抗要素の抵抗を大きくすることができるので、
容量絶縁膜の絶縁破壊をより確実に防止することができ
る。
【0016】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記抵抗要素は、拡散抵抗よりなるので、簡単且つ
低コストで容量絶縁膜の絶縁破壊を防止することができ
る。また、前記拡散抵抗と前記ウェル領域とでダイオー
ドを形成することにより、前記第1の配線と前記半導体
基板との間に高電圧がかかった場合には前記ダイオード
の逆方向に電流が流れて容量絶縁膜にかかる電圧が小さ
くなるので、より一層確実に容量絶縁膜の絶縁破壊を防
止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の基本
構成は従来構成と略同じであって、図1に示すように、
ポリシリコン膜6と離間して第1の配線10を配設し、
第1の配線10とポリシリコン膜6との間に抵抗要素3
0を設けた点に特徴がある。要するに、図7に示した従
来構成ではポリシリコン膜6上の層間絶縁膜7上に第1
の配線10を形成して層間絶縁膜7に設けた多数のコン
タクトホール8を通して第1の配線10とポリシリコン
膜6とを電気的に接続していたのに対し、本実施形態で
は、従来構成におけるポリシリコン膜6と離間して第1
の配線10が配置されている。
【0018】本実施形態における抵抗要素30は低抵抗
のポリシリコンにより構成し、上記ポリシリコン膜6と
同時に形成している。つまり、抵抗要素30は上記ポリ
シリコン膜6と同時に堆積し、上記ポリシリコン膜6と
同時に不純物を注入して上記ポリシリコン膜6と同時に
パターニングすればよいので、簡単且つ低コストで抵抗
要素30を形成することができる。ここにおいて、抵抗
要素30の一端部はポリシリコン膜6に連続一体に形成
され、抵抗要素30の他端部は第1の配線10に電気的
に接続されている。なお、第1の配線10は層間絶縁膜
7に形成したコンタクトホールを通して抵抗要素30の
上記他端部に電気的に接続されており、図1(a)の2
8は第1の配線10と抵抗要素30とのコンタクト部を
示す。
【0019】また、抵抗要素30は平面形状を蛇行状と
してチップサイズの増大を抑制しつつ抵抗要素30の抵
抗を大きくしている。
【0020】しかして、本実施形態では、第1の配線1
0と第2の配線11との間の等価回路(図1(a)の
A,B間の等価回路)は図2に示すようになり、第1の
配線10(と抵抗要素30と)のコンタクト抵抗RC1
ポリシリコン膜6の抵抗RPSとの間に抵抗要素30の抵
抗R1が挿入されているので、第1の配線10および第
2の配線11を加工するドライエッチング時に各配線1
0,11に電荷がチャージアップした場合にポリシリコ
ン膜6とn形半導体基板1(p形拡散領域3)との間に
かかる電圧を低減することができ、容量絶縁膜5にかか
るストレスを緩和することができて容量絶縁膜5の絶縁
破壊が防止され、良質な薄い酸化膜よりなる容量絶縁膜
5をコンデンサの構成要素として歩留まりよく採用する
ことができる。なお、従来構成と同様の構成要素には同
一の符号を付して説明を省略する。 (実施形態2)本実施形態の基本構成は実施形態1と略
同じであって、図3に示すように、抵抗要素30を高抵
抗のポリシリコンにより形成し、抵抗要素30の平面形
状を長細の長方形状の形状とした点に特徴がある。本実
施形態では、抵抗要素30を高抵抗のポリシリコンによ
り構成しているので、抵抗要素30の平面形状を実施形
態1のように蛇行状にせずに抵抗要素30の長さを短く
しても実施形態1と同等の抵抗を得ることができ、実施
形態1に比べてチップサイズの小型化を図ることができ
る。ところで、本実施形態における抵抗要素30は高抵
抗のポリシリコンにより構成しているが、その形成方法
は、上記ポリシリコン膜6と同時に堆積した後に、フォ
トレジスト層を塗布形成し、フォトリソグラフィ技術に
よって後に抵抗要素30となる部分以外にイオン注入を
行うためのパターニングを上記フォトレジスト層に施し
て該フォトレジスト層をマスクとしてポリシリコン膜6
を低抵抗化するためのイオン注入を行い、その後、上記
ポリシリコン膜6のパターニングと同時にパターニング
するようにすればよいので、簡単且つ低コストで抵抗要
素30を形成することができる。
【0021】また、抵抗要素30の平面形状を実施形態
1と同様に蛇行状としてもよいことは勿論であり、抵抗
要素30の抵抗R1(図4参照)大きくすることによっ
て、容量絶縁膜5の絶縁破壊をより確実に防止すること
ができる。なお、本実施形態における第1の配線10と
第2の配線11との間の等価回路(図3(a)のA,B
間の等価回路)は図4に示すようになり、実施形態1と
同様の等価回路となる。しかして、本実施形態において
も、第1の配線10および第2の配線11を加工するド
ライエッチング時に各配線10,11に電荷がチャージ
アップした場合にポリシリコン膜6とn形半導体基板1
(p形拡散領域3)との間にかかる電圧を低減すること
ができ、容量絶縁膜5にかかるストレスを緩和すること
ができて容量絶縁膜5の絶縁破壊が防止され、良質な薄
い酸化膜よりなる容量絶縁膜5をコンデンサの構成要素
として歩留まりよく採用することができる。なお、従来
構成と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省
略する。
【0022】(実施形態3)本実施形態の基本構成は実
施形態1と略同じであって、第1の配線10とポリシリ
コン膜6との間に設ける抵抗要素30を拡散抵抗により
構成した点に特徴がある。ここにおいて、抵抗要素30
を構成する拡散抵抗は図5(c)に示すようにp-形ウ
ェル領域2内に形成された高濃度のn+形拡散領域より
なり、第1の配線10は層間絶縁膜7に形成したコンタ
クトホール8’を通して抵抗要素30(n形拡散領域)
の長手方向(図5(a)の左右方向)の一端部に電気的
に接続されている。なお、図5(a)の18’は第1の
配線10と抵抗要素30(n+形拡散領域)とのコンタ
クト部を示す。また、抵抗要素30の長手方向の他端部
は層間絶縁膜7に形成したコンタクトホール8’を通し
てアルミニウムよりなる第3の配線10’に電気的に接
続されており、第3の配線10’は層間絶縁膜7に形成
されたコンタクトホールを通してポリシリコン膜6に電
気的に接続されている。なお、図5(a)の28は第3
の配線10’と抵抗要素30とのコンタクト部を示し、
29は第3の配線10’とポリシリコン膜6とのコンタ
クト部を示す。また、本実施形態では、上記n+形拡散
領域(抵抗要素30)とp-形ウェル領域2とでダイオ
ードD(図6参照)を形成している。したがって、本実
施形態における第1の配線10と第2の配線11との間
の等価回路(図5(a)のA,B間の等価回路)は図6
に示すようになり、実施形態1と同様の等価回路にダイ
オードDを設けた回路となる。なお、従来構成と同様の
構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0023】しかして、本実施形態においても、抵抗要
素30を設けていることにより、第1の配線10および
第2の配線11を加工するドライエッチング時に各配線
10,11に電荷がチャージアップした場合にポリシリ
コン膜6とn形半導体基板1(p形拡散領域3)との間
にかかる電圧を低減することができ、容量絶縁膜5にか
かるストレスを緩和することができて容量絶縁膜5の絶
縁破壊が防止され、良質な薄い酸化膜よりなる容量絶縁
膜5をコンデンサの構成要素として歩留まりよく採用す
ることができる。また、上記n+形拡散領域(抵抗要素
30)とp-形ウェル領域2とでダイオードDを形成し
ているので、第1の配線10とn形半導体基板1との間
に高電圧がかかった場合にはダイオードDの逆方向に電
流が流れて容量絶縁膜5にかかる電圧が小さくなるの
で、より一層確実に容量絶縁膜の絶縁破壊を防止するこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明は、第1導電形の半導体
基板内の主表面側に第2導電形のウェル領域が形成さ
れ、前記ウェル領域内の主表面側に前記ウェル領域より
も高濃度の第2導電形の拡散領域が形成され、前記拡散
領域と離間して前記ウェル領域に連続して前記ウェル領
域の平面形状における外周部を囲む第2導電形の高濃度
領域が形成され、前記拡散領域上に薄い酸化膜よりなる
容量絶縁膜が形成され、前記容量絶縁膜上に低抵抗のポ
リシリコン膜が形成され、ドライエッチングにより加工
され且つ前記ポリシリコン膜に電気的に接続される第1
の配線と、ドライエッチングにより加工され且つ前記高
濃度領域に電気的に接続される第2の配線とを備えた半
導体装置であって、前記ポリシリコン膜と前記第1の配
線との間に、前記両配線間の抵抗を増大させる抵抗要素
を設けてあるので、前記ポリシリコン膜と前記第1の配
線との間に抵抗要素を設けたことにより、第1の配線お
よび第2の配線を加工するドライエッチング時に各配線
に電荷がチャージアップした場合であっても前記ポリシ
リコン膜と前記半導体基板との間にかかる電圧を低減す
ることができ、容量絶縁膜にかかるストレスを緩和する
ことができて容量絶縁膜の絶縁破壊が防止され、良質な
薄い酸化膜よりなる容量絶縁膜をコンデンサの構成要素
として歩留まりよく採用することができるという効果が
ある。
【0025】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記抵抗要素は、低抵抗のポリシリコンよりなるの
で、上記抵抗要素を前記ポリシリコン膜と同時に形成す
ることができ、簡単且つ低コストで容量絶縁膜の絶縁破
壊を防止することができるという効果がある。
【0026】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記抵抗要素は、高抵抗のポリシリコンよりなるの
で、前記ポリシリコン膜を低抵抗化する方法として膜堆
積後にイオン注入によって不純物を導入する方法を採用
することにより、上記抵抗要素を前記ポリシリコン膜の
堆積と同時に形成することができ、簡単且つ低コストで
容量絶縁膜の絶縁破壊を防止することができるという効
果がある。また、請求項2の発明に比べて抵抗要素のサ
イズを変えることなしに抵抗要素の抵抗を大きくするこ
とができるので、容量絶縁膜の絶縁破壊をより確実に防
止することができるという効果がある。
【0027】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記抵抗要素は、拡散抵抗よりなるので、簡単且つ
低コストで容量絶縁膜の絶縁破壊を防止することができ
るという効果がある。また、前記拡散抵抗と前記ウェル
領域とでダイオードを形成することにより、前記第1の
配線と前記半導体基板との間に高電圧がかかった場合に
は前記ダイオードの逆方向に電流が流れて容量絶縁膜に
かかる電圧が小さくなるので、より一層確実に容量絶縁
膜の絶縁破壊を防止することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、(a)は平面レイアウトの
説明図、(b)は(a)のE−E’断面図である。
【図2】同上の等価回路図である。
【図3】実施形態2を示し、(a)は平面レイアウトの
説明図、(b)は(a)のE−E’断面図である。
【図4】同上の等価回路図である。
【図5】実施形態3を示し、(a)は平面レイアウトの
説明図、(b)は(a)のE−E’断面図、(c)は
(a)のF−F’断面図である。
【図6】同上の等価回路図である。
【図7】従来例を示し、(a)は平面レイアウトの説明
図、(b)は(a)のE−E’断面図である。
【図8】同上の等価回路図である。
【図9】同上の製造方法の説明図である。
【符号の説明】
1 n形半導体基板 2 p-形ウェル領域 3 p形拡散領域 4 p+形高濃度領域 5 容量絶縁膜 6 ポリシリコン膜 7 層間絶縁膜 9 コンタクトホール 10 第1の配線 11 第2の配線 30 抵抗要素

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電形の半導体基板内の主表面側に
    第2導電形のウェル領域が形成され、前記ウェル領域内
    の主表面側に前記ウェル領域よりも高濃度の第2導電形
    の拡散領域が形成され、前記拡散領域と離間して前記ウ
    ェル領域に連続して前記ウェル領域の平面形状における
    外周部を囲む第2導電形の高濃度領域が形成され、前記
    拡散領域上に薄い酸化膜よりなる容量絶縁膜が形成さ
    れ、前記容量絶縁膜上に低抵抗のポリシリコン膜が形成
    され、ドライエッチングにより加工され且つ前記ポリシ
    リコン膜に電気的に接続される第1の配線と、ドライエ
    ッチングにより加工され且つ前記高濃度領域に電気的に
    接続される第2の配線とを備えた半導体装置であって、
    前記ポリシリコン膜と前記第1の配線との間に、前記両
    配線間の抵抗を増大させる抵抗要素を設けて成ることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記抵抗要素は、低抵抗のポリシリコン
    よりなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記抵抗要素は、高抵抗のポリシリコン
    よりなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記抵抗要素は、拡散抵抗よりなること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
JP10178345A 1998-06-25 1998-06-25 半導体装置 Withdrawn JP2000012785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10178345A JP2000012785A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10178345A JP2000012785A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000012785A true JP2000012785A (ja) 2000-01-14

Family

ID=16046881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10178345A Withdrawn JP2000012785A (ja) 1998-06-25 1998-06-25 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000012785A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2616569B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
US6096609A (en) ESD protection circuit and method for fabricating same using a plurality of dummy gate electrodes as a salicide mask for a drain
JP2001118997A (ja) Soi構造を有する半導体素子及びその製造方法
JPH1070281A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US7964457B2 (en) Semiconductor integrated circuit device and a manufacturing method for the same
CN110164978B (zh) 半导体装置以及其制作方法
JP3954532B2 (ja) Soi半導体装置の製造方法及びsoi半導体装置
JP2001110810A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH10308516A (ja) Soi構造の半導体装置およびその製造方法
US7816763B2 (en) BJT and method for fabricating the same
US5932917A (en) Input protective circuit having a diffusion resistance layer
KR0147510B1 (ko) 반도체장치 및 그 제조방법
JP2000216400A (ja) 半導体集積回路及びその製造方法
JP2000124450A5 (ja)
JP2002353330A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3932443B2 (ja) 半導体素子
KR100259075B1 (ko) 반도체 소자 및 그의 제조 방법
JP2000012785A (ja) 半導体装置
JP3129703B2 (ja) Mosトランジスタを備えた半導体装置及びその製造方法
US20110269285A1 (en) Field transistors for electrostatic discharge protection and methods for fabricating the same
JP4124553B2 (ja) 半導体装置
JP3779278B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2000012784A (ja) 半導体装置
JP2005203475A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3206652B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906