JP2000012651A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2000012651A
JP2000012651A JP17619398A JP17619398A JP2000012651A JP 2000012651 A JP2000012651 A JP 2000012651A JP 17619398 A JP17619398 A JP 17619398A JP 17619398 A JP17619398 A JP 17619398A JP 2000012651 A JP2000012651 A JP 2000012651A
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wafer
substrate
transmission belt
friction transmission
belt
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JP17619398A
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Yukinori Yuya
幸則 油谷
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属ベルトの大きさを大きくすることなく、
基板搬送装置の剛性を高めることができる摩擦伝動ベル
トを備えた基板処理装置を提供する。 【解決手段】 摩擦伝動ベルト50は、例えば、2枚の
金属ベルト501,502を重ね合わせることにより構
成されている。これにより、摩擦伝動ベルト50にかけ
られるテンションは、2つの金属ベルト501,502
に分散される。その結果、各金属ベルト501,502
には、摩擦伝動ベルト50にかけられるテンションより
小さなテンションがかけられる。これにより、摩擦伝動
ベルト50には、各金属ベルト501,502にかける
ことが可能な最大テンションより大きなテンションをか
けることができる。その結果、各金属ベルト501,5
02の大きさを大きくすることなく、摩擦伝動ベルト5
0に所望のテンションをかけることができる。これによ
り、各金属ベルト501,502の大きさを大きくする
ことなく、摩擦伝動ベルト50の剛性を高めることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に所定の処理
を施す基板処理装置に係り、特に、基板を搬送する基板
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスのウェーハに所
定の処理を施すウェーハ処理装置においては、ウェーハ
の投入位置と処理位置とが異なる位置に設定されてい
る。
【0003】このため、このウェーハ処理装置では、ウ
ェーハの投入位置と処理位置との間に、ウェーハを搬送
するウェーハ搬送装置を設けるようになっている。
【0004】このウェーハ搬送装置としては、例えば、
多関節アーム型のウェーハ搬送ロボットが用いられる。
このウェーハ搬送ロボットは、多関節ロボットアームを
用いてウェーハを搬送するロボットである。
【0005】多関節ロボットアームは、複数のアームを
直列に連結することにより構成されている。各アームは
回転駆動源で発生される回転運動に基づいて回転駆動さ
れる。これにより、ロボットアームが回転駆動または伸
縮駆動される。この回転駆動や伸縮駆動によりウェーハ
の搬送が行われる。
【0006】回転駆動源で発生される回転運動をアーム
に伝達するための回転伝動装置としては、例えば、巻掛
け伝動方式の回転伝動装置が用いられる。この巻掛け伝
動方式の回転伝動装置は、プーリと摩擦伝動ベルトを使
って回転運動を伝動する装置である。
【0007】回転伝動装置として巻掛け伝動方式の回転
伝動装置を用いる場合、摩擦伝動ベルトからのパーティ
クルの発生が問題になる。この問題に対処するため、ウ
ェーハ搬送ロボットでは、通常、摩擦伝動ベルトとし
て、ゴム製のベルトではなく、金属製のベルトが用いら
れる。
【0008】このような構成によれば、ゴム製のベルト
を用いる場合より、パーティクルの発生を抑えることが
できる。これにより、ウェーハ処理室等のシール構造を
簡単にすることができる。その結果、ウェーハ処理装置
の製作コストや組立コストを低減することができる。
【0009】図9は、ウェーハ搬送ロボットに設けられ
る巻掛け伝動方式の回転伝動装置の構成の一例を示す平
面図である。図示のごとく、巻掛け伝動方式の回転伝動
装置は、アーム10に取り付けられた2つのプーリ1
1,12と、このプーリ11,12に巻き掛けられた摩
擦伝動ベルト13により構成されている。
【0010】図10は、従来の摩擦伝動ベルト13の構
成を示す平面図である。この図10は、図9において、
破線Aで囲む部分を拡大して示すものである。図示のご
とく、従来の摩擦伝動ベルト13は、一枚の金属ベルト
131により構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、ウェーハ搬送ロボットの剛性を十分に高
めることができないという問題があった。
【0012】すなわち、ウェーハ搬送ロボットの剛性
は、使用する摩擦伝動ベルト13の剛性に因るところが
大きい。摩擦伝動ベルト13の剛性は、テンションをか
けることにより高めることができる。したがって、ウェ
ーハ搬送ロボットの剛性を高めるためには、摩擦伝動ベ
ルトにかけるテンションを大きくすればよい。
【0013】摩擦伝動ベルト13にかけることが可能な
最大のテンション(以下「最大テンション」という。)
は、ベルト13の材質やサイズ(厚さや横幅等)で規定
される。したがって、摩擦伝動ベルト13にかけるテン
ションを大きくするには、例えば、ベルト13の厚さを
厚くすればよい。
【0014】金属ベルト131の厚さは、その曲率によ
って規定される。金属ベルト131の曲率は、これが巻
き掛けられるプーリ11,12の径によって規定され
る。したがって、摩擦伝動ベルト13にかけるテンショ
ンを大きくするには、使用するプーリ11,12の径を
大きくすればよい。
【0015】しかしながら、ウェーハ搬送ロボットで
は、アーム10の内部空間が狭い。したがって、使用す
るプーリ11,12の径を大きくすることができない。
これにより、摩擦伝動ベルト13にかけるテンションを
大きくすることができない。
【0016】この問題を解決するためには、金属ベルト
131の厚さをプーリ11,12の径によって規定され
る厚さ(以下「最大厚さ」という)より厚くすればよ
い。しかしながら、このようにすると、金属ベルト13
1の耐久性が低下する。その結果、金属ベルト131が
破断する等の問題が生じる。
【0017】金属ベルト131の破断等を防止するため
には、金属ベルト131の横幅を大きくすればよい。し
かしながら、上記のごとく、アーム10の内部空間は狭
い。したがって、金属ベルト131の横幅を大きくする
ことはできない。これにより、このような構成でも、ウ
ェーハ搬送ロボットの剛性を高めることができない。
【0018】そこで、本発明は、金属ベルトのサイズ
(厚さや横幅等)を大きくすることなく、基板搬送ロボ
ット等の基板搬送装置の剛性を高めることができる摩擦
伝動ベルトを備えた基板処理装置を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の基板処理装置は、基板処理手段と、基
板搬送手段とを有する。ここで、基板処理手段は、基板
に所定の処理を施す手段である。また、基板搬送手段
は、基板を搬送する手段である。
【0020】上記基板搬送手段は、回転運動発生手段
と、搬送手段と、回転伝動手段とを有する。ここで、回
転運動発生手段は、回転運動を発生する手段である。ま
た、搬送手段は、回転運動発生手段により発生された回
転運動に基づいて、基板を搬送する手段である。また、
回転伝動手段は、回転運動発生手段の回転運動を搬送手
段に伝動する手段である。この回転伝動手段は、プーリ
と摩擦伝動ベルトを使って回転運動を伝動する手段であ
る。ここで、摩擦伝動ベルトは、複数の金属製のベルト
を重ねることにより構成されている。
【0021】この請求項1記載の基板処理装置では、摩
擦伝動ベルトが複数の金属ベルトを重ねることにより構
成されている。これにより、摩擦伝動ベルトにかけられ
たテンションは、複数の金属ベルトに分散される。その
結果、各金属ベルトには、摩擦伝動ベルトにかけられる
テンションより小さなテンションがかけられる。
【0022】これにより、摩擦伝動ベルトには、各金属
ベルトにかけることが可能な最大テンションより大きな
テンションをかけることができる。その結果、各金属ベ
ルトのサイズを大きくすることなく、摩擦伝動ベルトに
所望のテンションをかけることができる。これにより、
各金属ベルトのサイズを大きくすることなく、摩擦伝動
ベルトの剛性を高めることができる。その結果、各金属
ベルトのサイズを大きくすることなく、基板搬送装置の
剛性を高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0024】[1]一実施の形態 [1−1]基板処理装置の全体構成 まず、図3を参照しながら、本発明の一実施の形態の全
体的な構成を説明する。図3は、この全体的な構成を示
す平面図である。なお、図3には、本発明を枚葉式のウ
ェーハ処理装置に適用した場合を代表として示す。
【0025】図示の基板処理装置は、2つのウェーハ処
理室21,22と、2つのロードロック室23,24
と、1つのウェーハ搬送室25とを有する。
【0026】ここで、ウェーハ処理室21,22は、半
導体デバイスのウェーハWに所定の処理を施すための部
屋である。また、ロードロック室23,24は、ウェー
ハ処理室21,22の内部が大気に開放されるのを防止
するための部屋である。また、ウェーハ搬送室25は、
ウェーハWを搬送するための部屋である。ウェーハ搬送
室25の内部には、ウェーハWを搬送するためのウェー
ハ搬送ロボット26が収容されている。このウェーハ搬
送ロボット26は、多関節アーム型のロボットにより構
成されている。
【0027】[1−2]基板処理装置の動作 上記構成において、基板処理装置の動作を説明する。
【0028】処理すべき複数のウェーハWは、カセット
に収容された状態で、ロードロック室23,24の内部
に搬入される。この搬入処理は、図示しないカセット搬
送装置により行われる。この搬入処理が終了すると、ロ
ードロック室23,24が例えば不活性ガスにより浄化
される。この浄化処理が終了すると、ウェーハWは、ウ
ェーハ搬送ロボット26によりウェーハ処理室21,2
2に搬送される。これにより、ウェーハWに所定の処理
が施される。この処理が終了すると、ウェーハWがウェ
ーハ搬送ロボット26により、ロードロック室23,2
4のカセットに戻される。
【0029】以上の処理がカセットに収容されているす
べてのウェーハWについて行われると、カセットがカセ
ット搬送装置によりロードロック室23,24から搬出
される。以下、同様に、次のカセットに収容されている
ウェーハWに対して再び上述した処理が実行される。
【0030】[1−3]ウェーハ搬送ロボット26の構
成 次に、図4を参照しながら、ウェーハ搬送ロボット26
の構成の一例を説明する。図4は、このロボット26の
構成を示す側断面図である。
【0031】図示のウェーハ搬送ロボット26は、ロボ
ットアーム31と、回転駆動装置32と、回転伝動装置
33,34とを有する。ロボットアーム31は、2関節
ロボットアームにより構成されている。回転駆動装置3
2は、2軸回転駆動装置により構成されている。ここ
で、2軸回転駆動装置とは、同軸的に配設された2つの
回転軸により2つの回転駆動対象を回転駆動する装置で
ある。回転伝動装置33,34は、巻掛け伝動方式の回
転伝動装置により構成されている。
【0032】ロボットアーム31は、下側アーム41
と、上側アーム42と、ウェーハ保持部43とを有す
る。回転駆動装置32は、ダイレクトドライブ方式の第
1,第2の駆動モータ44,45を有する。第1の駆動
モータ44の回転軸441は、円柱状に形成され、第2
の駆動モータ45の回転軸451は、円筒状に形成され
ている。両回転軸441,451は、同軸的に配設され
ている。
【0033】回転伝動装置33は、下側アーム41に設
けられ、回転伝動装置34は、上側アーム42に設けら
れる。回転伝動装置33は、固定プーリ48と、伝動プ
ーリ49と、摩擦伝動ベルト50とを有する。回転伝動
装置34は、遊動プーリ51と、従動プーリ52と、摩
擦伝動ベルト53とを有する。
【0034】下側アーム41の基端部は、第1の駆動モ
ータ44の回転軸441に固定されている。この下側ア
ーム41の遊端部には、連結軸46が設けられている。
この連結軸46の中央部には、伝動プーリ49が回転自
在に取付けられている。また、上端部には、遊動プーリ
51が固定されている。
【0035】伝動プーリ49には、上側アーム42が固
定されている。この上側アーム42と遊動プーリ51と
は、ベアリングを介して連結されている。上側アーム4
2の遊端部には、従動軸47が固定されている。この従
動軸47には、従動プーリ52が回転自在に取り付けら
れている。この従動プーリ52には、ウェーハ保持部4
3が固定されている。固定プーリ48は、第2の駆動モ
ータ45の回転軸451に固定されている。摩擦伝動ベ
ルト50は、固定プーリ48と伝動プーリ49との間に
巻き掛けられている。摩擦伝動ベルト53は、遊動プー
リ51と従動プーリ52との間に巻き掛けられている。
【0036】[1−4]ウェーハ搬送ロボット26の動
作 上記構成において、ウェーハ搬送ロボット26の動作を
説明する。この搬送動作としては、図5に示すように、
ウェーハWを搬送する動作と、図6に示すように、ウェ
ーハWの搬送方向を変更する動作とがある。
【0037】まず、ウェーハWを搬送する動作を説明す
る。図5(a)は、ロボットアーム31を縮めた状態を
示す。この状態から、ウェーハWを前方に搬送する場合
は、図5(b)に示すように、下側アーム41が反時計
方向に回転駆動され、上側アーム42が時計方向に回転
駆動され、ウェーハ保持部43が反時計方向に回転駆動
される。これにより、ロボットアーム31が伸ばされ
る。その結果、ウェーハWが前方に搬送される。
【0038】この後、図7(c)に示すように、下側ア
ーム41が90度回転駆動され、上側アーム42が18
0度回転駆動され、ウェーハ保持部47が90度回転駆
動されると、ロボットアーム31が直線状になる。これ
により、ウェーハWの前方への搬送が終了する。
【0039】ウェーハWを後方に搬送する場合は、前方
に搬送する場合とは逆に、下側アーム41が、図中、時
計方向に回転駆動され、上側アーム42が反時計方向に
回転駆動され、ウェーハ保持部43が時計方向に回転駆
動される。これにより、ロボットアーム31が縮められ
る。その結果、ウェーハWが後方に搬送される。
【0040】以上の動作を、図7を参照しながら、さら
に詳細に説明する。ここで、図7は、下側アーム41
と、上側アーム42と、固定プーリ48と、遊動プーリ
51と、従動プーリ52と、摩擦伝動ベルト50,53
との回転を示す平面図である。
【0041】ウェーハWを前方に搬送する場合は、図4
に示す第2の駆動モータ45が停止モードに設定され、
第1の駆動モータ44が回転モードに設定される。この
場合、第1の駆動モータ44の回転軸441は、上方か
ら見て反時計方向に回転駆動される。これにより、下側
アーム41が反時計方向に回転駆動される。
【0042】下側アーム41が反時計方向に回転駆動さ
れることにより、固定プーリ48が、図7に示すよう
に、相対的に時計方向に回転駆動される。この回転は、
摩擦伝動ベルト50を介して伝動プーリ49に伝達され
る。これにより、伝動プーリ49が時計方向に回転駆動
される。その結果、上側アーム42が時計方向に回転駆
動される。これにより、遊動プーリ51が相対的に反時
計方向に回転駆動される。この回転は、摩擦伝動ベルト
53を介して従動プーリ52に伝達される。これによ
り、従動プーリ52は、反時計方向に回転駆動される。
その結果、ウェーハ保持部43が反時計方向に回転駆動
される。
【0043】この場合、固定プーリ48と伝動プーリ4
9との回転比は、1:2に設定されている。これによ
り、図8の略図に示すように、下側アーム41が角度α
だけ回転すると、上側アーム42は、角度2αだけ回転
する。
【0044】また、遊動プーリ51と従動プーリ53と
の回転比は、上記のごとく、2:1に設定されている。
これにより、図8の略図に示すように、上側アーム42
が角度2αだけ回転すると、ウェーハ保持部43が角度
αだけ回転する。これにより、ウェーハWが前方に搬送
される。
【0045】ウェーハWを後方に搬送する場合は、前方
に搬送する場合とは逆に、第1の駆動モータ44の回転
軸441は、上方から見て時計方向に回転駆動される。
これにより、この場合は、前方に搬送する場合とは逆の
動作が行われる。
【0046】次に、ウェーハWの搬送方向を変更する場
合の動作を説明する。この場合は、ロボットアーム31
は、図6(a)に示すように、縮んだ状態にある。この
状態から、ウェーハWの搬送方向を時計方向に90度変
更する場合は、下側アーム41が、図6(b)に示すよ
うに、例えば、時計方向に回転駆動される。これに対
し、上側アーム42は、下側アーム41に重なった姿勢
を保持される。また、基板保持部43は、上側アーム4
2に対して90度傾いた姿勢を保持される。
【0047】これにより、ロボットアーム31は、図6
(a)に示す状態を保ったまま、時計方向に回転駆動さ
れる。その結果、ウェーハWの搬送方向が、図6(c)
に示すように、時計方向に90度変更される。
【0048】この状態から、ウェーハWの搬送方向を反
時計方向に回転搬送する場合は、下側アーム41が今度
は反時計方向に90度回転駆動される。その結果、ウェ
ーハWの搬送方向が反時計方向に90度変更される。
【0049】以上の動作を図4を参照しながらさらに詳
細に説明する。
【0050】ウェーハWの搬送方向を時計方向に変更す
る場合は、第1,第2の駆動モータ44,45の回転軸
441,451は、時計方向に同期して回転駆動され
る。これにより、アーム41,42が、重なった状態を
保持しながら時計方向に回転駆動される。その結果、ウ
ェーハWの搬送方向が時計方向に変更される。逆に、ウ
ェーハWの搬送方向を反時計方向に変更する場合は、駆
動モータ44,45の回転軸441,451は、反時計
方向に同期駆動される。これにより、アーム41,42
が、重なった状態を保持しながら反時計方向に回転駆動
される。
【0051】[1−5]摩擦伝動ベルトの構成 次に、図1を参照しながら、摩擦伝動ベルト50の構成
を説明する。
【0052】図1は、摩擦伝動ベルト50の構成を示す
平面図である。図2は、この摩擦伝動ベルト50が用い
られた回転伝動装置33の構成を示す平面図である。な
お、上側アーム42に配設された摩擦伝動ベルト53の
構成は、摩擦伝動ベルト50の構成と同じなので説明を
省略する。
【0053】図1は、図2に示す回転伝動装置33にお
いて、破線Bで囲む部分を拡大して示すものである。図
示のごとく、摩擦伝動ベルト50は、例えば、2枚の金
属ベルト501,502を重ね合わせることにより構成
されている。この場合、2枚の金属ベルト501,50
2は、接着剤で貼り付ける等の加工を施されることな
く、単に重ね合わせられている。これは、摩擦伝動ベル
ト50にかけられたテンションを2つの金属ベルト50
1,502に分散させるためである。
【0054】[1−6]摩擦伝動ベルトの作用 上記構成において、摩擦伝動ベルト50の作用を説明す
る。
【0055】摩擦伝動ベルト50は、上記のごとく、2
枚の金属ベルト501,502を重ね合わせることによ
り構成されている。これにより、図示しないテンション
調整装置により摩擦伝動ベルト50にかけられるテンシ
ョンは、2つの金属ベルト501,502に分散され
る。その結果、各金属ベルト501,502には、摩擦
伝動ベルトにかけられるテンションより小さなテンショ
ンがかけられる。
【0056】これにより、摩擦伝動ベルト50には、各
金属ベルト501,502にかけることが可能な最大テ
ンションより大きなテンションをかけることができる。
その結果、各金属ベルト501,502のサイズを大き
くすることなく、摩擦伝動ベルト50に所望のテンショ
ンをかけることができる。これにより、各金属ベルト5
01,502のサイズを大きくすることなく、摩擦伝動
ベルト50の剛性を高めることができる。その結果、各
金属ベルト501,502のサイズを大きくすることな
く、ウェーハ搬送ロボット26の剛性を高めることがで
きる。
【0057】[1−7]効果 以上詳述したように本実施の形態によれば、摩擦伝動ベ
ルト50が複数の金属ベルト501,502を重ね合わ
せることにより構成されている。これにより、各金属ベ
ルト501,502に摩擦伝動ベルト50にかけられる
テンションより小さなテンションをかけることができ
る。その結果、各金属ベルト501,502のサイズを
大きくすることなく、ウェーハ搬送ロボット26の剛性
を高めることができる。
【0058】[2]そのほかの実施の形態 以上、本発明の一実施の形態を詳細に説明したが、本発
明は、上述したような実施の形態に限定されるものでは
ない。
【0059】(1)例えば、先の実施の形態では、2枚
の金属ベルト501,502を重ね合わせることにより
摩擦伝動ベルト50を構成する場合を説明した。しかし
ながら、本発明では、3枚以上の金属ベルトを重ね合わ
せることにより構成するようにしてもよい。
【0060】(2)また、先の実施の形態では、本発明
を、半導体デバイスのウェーハWを搬送するウェーハ搬
送ロボット26の摩擦伝動ベルト50に適用する場合を
説明した。しかしながら、本発明は、液晶表示デバイス
のガラス基板を搬送するガラス基板搬送ロボットの摩擦
伝動ベルトにも適用することができる。要は、本発明
は、固体デバイスの基板を搬送する基板搬送ロボット等
の基板搬送装置の摩擦伝動ベルト一般に適用することが
できる。
【0061】(3)また、先の実施の形態では、本発明
を、基板搬送装置のテンション調整装置に適用する場合
を説明した。しかしながら、本発明は、基板搬送装置以
外の装置のテンション調整装置にも適用することができ
る。言い換えれば、本発明は、固体デバイスの基板に所
定の処理を施すために必要な装置であって、巻掛け伝動
装置を使用する装置のテンション調整装置一般に適用す
ることができる。
【0062】(4)このほかにも、本発明は、その要旨
を逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論
である。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の基板
処理装置によれば、摩擦伝動ベルトを複数の金属ベルト
を重ね合わせることにより構成したので、各金属ベルト
のサイズを大きくすることなく、基板搬送装置の剛性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の基板処理装置における
摩擦伝動ベルトの構成を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態の基板処理装置における
回転伝動装置の構成を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態の基板処理装置における
全体的な構成を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態の基板処理装置における
ウェーハ搬送ロボットの構成を示す側断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態の基板処理装置における
ウェーハ搬送ロボットの動作を説明するための図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態の基板処理装置における
ウェーハ搬送ロボットの動作を説明するための図であ
る。
【図7】本発明の一実施の形態の基板処理装置における
ウェーハ搬送ロボットの動作を説明するための図であ
る。
【図8】本発明の一実施の形態の基板処理装置における
ウェーハ搬送ロボットの動作を説明するための図であ
る。
【図9】回転伝動装置の構成の一例を示す平面図であ
る。
【図10】従来の摩擦伝動ベルトの構成を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
21,22…ウェーハ処理室、23,24…ロードロッ
ク室、25…ウェーハ搬送室、26…ウェーハ搬送ロボ
ット、31…ロボットアーム、32…回転駆動源、3
3,34…回転伝動装置、41…下側アーム、42…上
側アーム、43…ウェーハ保持部、44…第1の駆動モ
ータ、441…回転軸、45…第2の駆動モータ、45
1…回転軸、46…連結軸、47…従動軸、48…固定
プーリ、49…伝動プーリ、50…摩擦伝動ベルト、5
1…遊動プーリ、52…従動プーリ、53…摩擦伝動ベ
ルト、501,502…金属ベルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の処理を施す基板処理手段
    と、 前記基板を搬送する基板搬送手段とを備え、 前記基板搬送手段が、 回転運動を発生する回転運動発生手段と、 この回転運動発生手段により発生された回転運動に基づ
    いて、前記基板を搬送する搬送手段と、 プーリと複数の金属製のベルトを重ねることにより構成
    された摩擦伝動ベルトを使って前記回転運動発生手段の
    回転運動を前記搬送手段に伝動する回転伝動手段とを有
    することを特徴とする基板処理装置。
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