JP2000011644A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2000011644A
JP2000011644A JP10182147A JP18214798A JP2000011644A JP 2000011644 A JP2000011644 A JP 2000011644A JP 10182147 A JP10182147 A JP 10182147A JP 18214798 A JP18214798 A JP 18214798A JP 2000011644 A JP2000011644 A JP 2000011644A
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power supply
semiconductor device
oscillation
capacitor
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Ayako Kitamoto
綾子 北本
Masato Matsumiya
正人 松宮
Yuki Ishii
祐樹 石井
Hideki Kano
英樹 加納
Shinichi Yamada
伸一 山田
Iku Mori
郁 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振信号で容量を駆動する電源回路を複数有
する半導体装置のチップ面積及び消費電力を低減する。 【解決手段】 発振回路21と容量24-01 〜24-0n,24-11
〜24-1n とを有し、発振回路の出力する発振信号で容量
を駆動することにより異なる電位を発生する電源回路を
複数個備える半導体装置であって、複数の電源回路の少
なくとも一部は発振回路21を共有し、共通の発振回路か
ら出力される発振信号で、異なる容量を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇圧回路や降圧回
路などの、発振信号で容量を駆動することにより異なる
電位を発生する電源回路を複数個内部に有する半導体装
置に関し、特にそのような電源回路を有するダイナミッ
ク・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置では、高速化、省電力
化、雑音の低減などのために動作電圧を低減することが
行われている。例えば、従来は半導体装置の駆動電圧は
5Vであったが、近年は3.3Vが使用されており、今
後さらに低電圧化していく方向にある。しかし、動作の
安定性などのためには、このような電圧だけでは不十分
で、より高い電圧や、負電圧などが必要となる。そこ
で、半導体装置の内部に昇圧電源回路や降圧電源回路を
設け、必要な電圧を内部で発生することが行われてい
る。特に、DRAMはできるだけ構成を簡単にして高集
積化することを目的として開発が行われてきたが、近年
は高集積化に加えて高速化も重要な目的となっている。
【0003】特開平2−73593号公報は、選択ワー
ド線の電圧を内部電源の電圧(内部電圧)や外部から入
力される電源電圧(外部電圧)より高くすることによ
り、動作の安定性を向上させる構成を開示している。ま
た、特開平9−134591号公報は、非選択のワード
線の電位(リセット電位)をグランドレベル以下の負電
位にすることにより、サブスレッシュホールドリークを
低減する構成を開示している。これによりメモリセルに
保持された電荷のリークが低減されるので、リフレッシ
ュサイクルを長くでき、消費電力も低減できる。
【0004】図1は、DRAMの内部で発生される電圧
(電位)レベルを示す図である。図では、外部入力電源
Vdd、GNDに対して、チップ内で発生する電源電圧
レベルを示しており、これらの電圧レベルは発振信号で
容量を駆動する電源回路により発生される。Vppは選
択ワード線の「高(H)」レベルであり、Vnwlはワ
ード線リセットレベルであり、Vbbはセルトランジス
タのバックバイアスであり、VpprはVgを生成する
ための昇圧電位である。Vgは、後述するように、Nチ
ャンネルトランジスタを用いて内部降圧電源V2を発生
する場合にそのゲート電位として使用する一定電位であ
る。VgはV2+Vth(トランジスタの閾値)である
のでVg>Vddとなることもある。そのためVddよ
り高い電位からVgを生成する必要がある。
【0005】セルトランジスタにはバックバイアスとし
て負電位Vbbを印加する。この理由は、(1)チップ
内のpn接合の順バイアスを防ぎ、データ破壊やラッチ
アップを防止するためであり、(2)MOSトランジス
タの閾値の変化を少なくする、(3)逆バイアスにより
接合容量を小さくする、(4)寄生MOSトランジスタ
の閾値を高くし、トランジスタ特性を改善する等が挙げ
られる。
【0006】選択ワード線のHレベル(Vpp)は、セ
ル蓄積電荷の「H」レベル+Vth以上にする必要があ
る。更に、近年、電源の低電圧化、半導体装置の低消費
電力化が進むに従って、Vppレベルを低くしたいとい
う要求がある。この要求を実現するには、セルトランジ
スタの閾値を下げなければならない。しかし、セルトラ
ンジスタの閾値を下げると、セルトランジスタのオフ時
のリーク電流の増加、セル蓄積電荷の保持時間の低下と
なり、安定で確実な動作の障害となる。このセルトラン
ジスタの閾値低下への対策として、特開平9−1345
91号公報に記載されているように、ワード線リセット
レベルを負電位(Vnwl)にする。ワード線リセット
レベルをビット線振幅の「低(L)」側よりも低い電位
にしておくことにより、どんな動作状態においても非選
択のセルトランジスタのゲート・ソース間には負バイア
スがかかることになり、非選択セルトランジスタのリー
ク電流を低減できる。これにより、信頼性の高いDRA
Mが実現できる。
【0007】以上のように、DRAMでは外部から供給
される電源電圧以外の各種の電圧が使用されるが、上記
のような電源電圧については、発振信号で容量を駆動す
ることにより異なる電位を発生する電源回路が使用され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図2は、従来のDRA
Mにおける上記の電源回路の構成例を示す図である。図
示のように、チップ内には複数の電源回路11−0〜1
1−nが設けられている。各電源回路は、発振回路21
−0〜21−nと、容量駆動回路23−0〜23−n
と、容量(ポンピング容量)24−0〜24−nと、出
力回路(出力トランジスタ)25−0〜25−nとを有
し、それぞれ外部電源電圧と異なる電圧Vp1〜Vpn
を出力する。
【0009】半導体装置では、コストダウンにつながる
チップ面積の縮小と消費電力の低減が要求されている。
半導体装置は、高速化やリフレッシュ時間の延長などの
性能の向上のために、図2のように多数の電源回路を設
けているが、これがチップ面積の増大や消費電力の増加
という別の点での性能の低下を生じている。そのため、
高速化やリフレッシュ時間の延長などの性能の向上に伴
う別の性能の低下をできるだけ少なくすることが求めら
れている。
【0010】本発明の目的は、高速化やリフレッシュ時
間の延長などの性能を向上させるために複数の電源回路
を備える半導体装置における、チップ面積の増大や消費
電力の増加などを少なくすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するた
め、本発明の半導体装置は、複数の電源回路の発振回路
を共用する。すなわち、本発明の半導体装置は、発振回
路と容量とを有し、発振回路の出力する発振信号で容量
を駆動することにより異なる電位を発生する電源回路を
複数個備える半導体装置であって、複数の電源回路の少
なくとも一部は発振回路を共有し、共通の発振回路から
出力される発振信号で、異なる容量を駆動することを特
徴とする。
【0012】本発明の半導体装置は、従来複数の電源回
路にそれぞれ設けられていた発振回路を共用するため、
重複する発振回路を除くことができる。これにより、重
複する発振回路の分のチップ面積とそこでの消費電力が
低減できる。電源回路において、共通の発振回路から出
力される発振信号の容量の駆動回路への入力部に動作制
御回路を設けることにより、動作状態を制御できるよう
になる。
【0013】発振回路を共有する電源回路は、異なる電
位を発生させても、同一の電位を発生させてもよい。同
一の電位を発生する場合には、それらの出力を接続して
使用する。容量は、同一の位相の発振信号で駆動して
も、複数の位相の異なる発振信号で駆動してもよい。同
一の電位を発生する電源回路の出力を接続する場合に、
電源回路の容量を複数の位相の異なる発振信号で駆動す
れば、発振信号の周期を短くしても効率が低下しない。
【0014】電源回路において、容量の駆動回路への入
力部に動作制御回路を設け、電源回路の発生する電位を
検出する電位検出回路を設け、電位検出回路の検出結果
に基づいて動作制御回路を制御すれば、安定した電源供
給が可能である。なお、外部から入力されるクロックを
クロック入力回路で受け、その出力で異なる電位を発生
する複数の電源回路の容量を駆動してもよい。これでも
同様の降下が得られる。その場合、クロック入力回路に
前記クロックを分周する分周回路を設け、電源回路に適
した周期のクロックを使用するようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、各種の半導体装置に適
用可能であるが、以下の実施例ではダイナミック・ラン
ダム・アクセス・メモリに適用した実施例を説明する。
図3は、本発明の第1実施例のDRAMチップ7のバン
ク構成を示す図である。図示のように、メモリセルは1
6個のブロックに分けられている。各ブロックでは、通
常のDRAMと同様に、ワード線、ビット線、メモリセ
ル、センスアンプ、ワードデコーダ、ワードドライバ、
コラムデコーダ、データアンプ、ライトアンプなどが配
置されている。16個のブロックは、4個のバンクに分
割され、同一のバンクのブロックは並行してアクセスさ
れる。従って、この例では4個のブロックが並行してア
クセスされる。更に、各ブロックでは8個のメモリセル
が並行してアクセスされるので、32ビットのデータ幅
を有する。
【0016】図4は、第1実施例のDRAMの機能構成
を示すブロック図である。図示のように、アドレスポー
ト11から入力されたアドレス信号は各バンクのロウデ
コーダ3とコラムデコーダ14に供給される。ロウデコ
ーダ3の出力するロウ選択信号は、ワード線ドライバ2
を介して各ワード線15に印加され、アクセスするメモ
リセルが接続されるワード線(選択ワード線)を活性化
し、それ以外のワード線(非選択ワード線)は非活性状
態に保持される。コラムデコーダ14の出力するコラム
選択信号は、センスアンプ列17に印加され、アクセス
するメモリセルが接続されるビット線が接続されるセン
スアンプを活性化し、それ以外のセンスアンプは非活性
状態に保持される。入力されたアドレス信号及び制御信
号(図示せず)は論理回路12に供給され、そこで発生
された内部制御信号が各バンクに供給される。データ書
込み時には、I/Oポート13に入力された書込みデー
タが、ライトアンプ19を介してセンスアンプ列17に
供給され、活性化されたセンスアンプがビット線を書込
みデータに応じた状態に設定する。選択ワード線に接続
されるメモリセルには、このビット線の状態に対応した
電位状態(電荷)が蓄積される。データ読み出し時に
は、選択ワード線に接続されるメモリセルの蓄積電荷に
応じてビット線の状態が変化し、その状態を活性化され
たセンスアンプが増幅する。データアンプ18は、その
状態をI/Oポート13へ出力する。以上は、従来の一
般的な構成である。このような構成に加えて、第1実施
例のDRAMは、図示のように、外部電源電位とは異な
る電位を発生する電源回路4を有する。
【0017】図1に示したように、近年のDRAMは、
外部入力電源Vdd、GND以外の電位の電源を内部で
発生するための電源回路を有している。図1では、選択
ワード線の「高(H)」レベルVpp、ワード線リセッ
トレベルVnwl、セルトランジスタのバックバイアス
Vbb、Vgを生成するための昇圧電位Vpprが示さ
れている。これらの電位は、発振信号で容量を駆動する
電源回路で生成される。図4の電源回路は、このような
電源回路全体を示している。
【0018】図5は、第1実施例の電源回路4の基本構
成を示す図である。図5に示すように、容量駆動回路2
3−01〜23−0n及び23−11〜23−1mと、
容量(ポンピング容量)24−01〜24−0n及び2
4−11〜24−1mと、出力トランジスタ25−01
〜25−0n及び25−11〜25−1mを有する出力
回路が設けられており、容量駆動回路と容量と出力回路
はそれぞれ組をなし、電源回路ユニットを構成する。な
お、図5では出力回路はトランジスタで構成される。各
容量駆動回路23−01〜23−0nには、共通の発振
回路21から発振信号が供給される。各容量駆動回路に
供給される発振信号は、同一の信号の場合も、周期の異
なる信号の場合も、周期は同じであるが位相が異なる信
号の場合もある。各電源回路ユニットは、それぞれ電位
Vp01〜Vp0n及びVp11〜Vp1nを発生す
る。容量駆動回路23−01〜23−0nと容量24−
01〜24−0nと出力トランジスタ25−01〜25
−0nで構成される各電源回路は、負電圧発生回路を示
し、容量駆動回路23−11〜23−1mと容量24−
11〜24−1mと出力トランジスタ25−11〜25
−1mで構成される各電源回路は、昇圧回路を示す。発
振回路21は、制御信号ENにより発振を停止できるよ
うになっており、発振回路21が発振を停止した場合に
は発振信号が出力されないので、各電源回路も動作を停
止する。従って、制御信号ENにより電源回路の動作が
制御できる。
【0019】図示のように、発振回路21の高電位側電
源V2と各容量駆動回路23−11〜23−1nの高電
位側電源V31〜V3n及びV311〜V31mは異な
っている(異なっているのが一部のみでもよい)。ここ
では、電源V31〜V3n及びV311〜V31mとし
て外部電源Vddを使用し、V2は外部電源Vddから
図6に示すような内部降圧電源回路を使用して発生させ
ている。図6の(1)は、Pチャンネルトランジスタの
ドライバを用いた負帰還回路を使用した回路で、vre
fと等しい電位をV2として出力するものである。従っ
て、定電位電源で発生させた正確な電位をvrefとし
て使用すれば、外部電源Vddが変動しても安定した内
部降圧電源V2が得られる。図6の(2)は、Nチャン
ネルトランジスタを用いた降圧回路であり、Nチャンネ
ルトランジスタのゲート電圧をVgとすると、V2はV
g−Vth(トランジスタの閾値)になる。同様に、定
電位電源で発生させた正確な電位をVgとして使用すれ
ば、外部電源Vddが変動しても安定した内部降圧電源
V2が得られる。V2が安定していれば、発振回路21
の発生する発振信号の周期を安定させることが可能であ
る。また、V3がV2より高いので、電流供給能力を高
くでき、チップ面積の増大を押さえることができる。な
お、V3としてチップ内部で降圧した電源を使用するこ
とも、V2とV3を等しくすることも可能である。更
に、V2とV3を共に外部電源Vddとすることも可能
である。ただし、この場合には、発振回路の発振信号の
周期は外部電源の値に影響される。
【0020】図7と図8は、第1実施例の電源回路の具
体的な回路構成を示す図であり、負電圧発生回路が2個
(すなわち、nが2)で、昇圧回路が2個(すなわち、
mが2)の場合の例である。図7に示すように、発振回
路21は複数個のインバート及び複数個のNANDゲー
トを直列に接続し、最終段の出力を初段に入力する公知
の発振回路である。発振回路21の2段目のNANDゲ
ートには制御信号ENが入力され、発振回路を動作を制
御できるようになっている。また、発振回路21の5段
目のNANDゲートと、出力部に入力される制御信号v
txは外部の制御信号で、テスト時などにEN信号にか
かわらずWLリセットレベル発生回路を強制的に停止す
る時に使用する信号である。
【0021】第1の負電圧発生回路は、レベル変換回路
22と、容量駆動回路23−01と、容量24−01
と、出力回路と、動作制御回路26−01とで構成され
ている。図示のように、発振回路21の電源はV2であ
り、容量駆動回路23−01の電源はV2より高いV7
である。そのため、発振回路21の発振信号は、レベル
変換回路22でV3に対応するレベルに変換した後、容
量駆動回路23−01に印加している。容量駆動回路2
3−01の出力が「高(H)」の時、容量24−01の
Pチャンネルトランジスタのゲートは接地され、グラン
ドレベルになる。すなわち、容量24−01のPチャン
ネルトランジスタのゲートの電位はソースとドレインの
電位より低くなる。次に容量駆動回路23−01の出力
が「低(L)」になると、容量24−01のPチャンネ
ルトランジスタのゲートはグランドから切り離され、容
量24−01のPチャンネルトランジスタのソースとド
レインはグランドレベルになる。上記のように、Pチャ
ンネルトランジスタのゲートの電位はソースとドレイン
の電位より低いので、ゲートの電位は負電位になる。こ
の負電位が負電位出力V4として出力される。動作制御
回路26−01は、第1の負電圧発生回路の動作を制御
するスイッチで、第1の負電圧発生回路は、制御信号V
4ENが「H」の時に動作し、「L」の時に動作を停止
する。
【0022】第2の負電圧発生回路は、容量駆動回路2
3−02と、容量24−02と、出力回路と、動作制御
回路26−02とで構成されている。容量駆動回路23
−02の電源V6は、V2と同一か又はそれより低い電
位であるので、レベル変換回路は必要ない。また、発振
回路21から第2の負電圧発生回路に供給される発振信
号は、第1の負電圧発生回路に供給される発振信号と位
相がずれている。他の部分は第1の負電圧発生回路と同
じである。
【0023】第1の昇圧回路は、容量駆動回路23−1
0と、容量24−101及び24−102と、出力回路
と、動作制御回路26−11とで構成されている。容量
駆動回路23−10のインバータ23−101と23−
102が容量の駆動部である。発振回路21から信号P
が動作制御回路26−11のNANDゲートに供給され
る。NANDゲートには制御信号V5ENが供給され、
信号Pの容量駆動回路での供給、すなわち第1の昇圧回
路の動作を制御できるようになっている。ここでは詳し
い説明は省略する。第2の昇圧回路も同様の構成を有す
る。
【0024】上記のように、第1実施例の電源回路で
は、第1と第2の負電圧発生回路及び第1と第2の昇圧
回路の4個の電源回路が1個の発振回路21から供給さ
れる発振信号で駆動される。従って、発振回路21は1
個だけ設ければよいので、チップ面積を低減でき、消費
電力も低減できる。図9は、昇圧回路の他の構成例を示
す図であり、図8の第1の昇圧回路に対応する回路であ
る。図示のように、図8の第1の昇圧回路とは、制御信
号V5ENによる信号Pのスイッチング動作の部分と、
容量駆動回路のゲート構成と、出力回路の制御が異なる
が、基本的な動作は同じであり、これ以上の詳しい説明
は省略する。
【0025】図10は、本発明の第2実施例の電源回路
の構成を示す図である。第2実施例は、図5に示した第
1実施例で、1つの負電位発生回路と1つの昇圧回路
を、それぞれ複数のユニットで構成し、その出力を共通
に接続したものである。従って、図示の回路の他に負電
位発生回路と昇圧回路が設けられていてもよく、それら
が、図示のように複数のユニットで構成されていてもよ
い。また、共通に接続された各ユニットの出力のレベル
を検出する出力レベル検出回路27−1と27−2が設
けられている。各負電位発生回路ユニット及び各昇圧回
路ユニットには、発振回路21からそれぞれ位相の異な
る発振信号が供給される。第2実施例の電源回路は、発
振信号の周期に対してポンピング容量が大きい時に有効
である。発振信号の周期が短くなると、大きな容量を十
分に充電できなくなり、電流供給効率が低下する。その
ため、発振信号の周期をあまり短くできない。一方、負
電位発生回路及び昇圧回路の面積の増大を抑制し、その
消費電流を抑制するためには発振信号の周期を短くする
ことが望ましい。第2実施例の電源回路のように、各ユ
ニットの出力を共通に接続し、各ユニットに異なる位相
の発振信号を入力すると、たとえ発振信号の周期が短く
比較的小さな容量しか十分に充電できなくても、他のユ
ニットが交互に補うため全体としての電流供給効率は低
下しない。
【0026】また、出力レベル検出回路27−1と27
−2は、複数の負電位発生回路ユニットと複数の昇圧回
路ユニットの共通に接続された出力のレベルが、所定の
レベル以下であるか以上であるか、又は所定の範囲内で
あるかを検出し、その検出結果に応じて、容量駆動回路
23−0a〜23−0k及び23−1a〜23−1iの
一部又は全部の動作を制御する。これは、負電位発生回
路全体又は昇圧回路全体が発生する電圧の消費電流が多
い時には多数のユニットを動作させて十分な電流供給量
を確保すると共に、消費電流が少ない時には一部のユニ
ットの動作を停止して消費電力を低減するためである。
【0027】第1及び第2実施例では、発振回路により
チップの内部に容量を駆動するための発振信号を発生さ
せた。DRAMの一種に、外部からクロックが供給さ
れ、外部との信号の入出力及び内部での動作をクロック
に同期して行うことにより高速動作を可能にしたシンク
ロナスDRAM(SDRAM)がある。このクロック
は、チップが動作状態にある時には常時供給されるの
で、受信したクロックを分周すれば発振信号と同様の信
号を生成できる。次に本発明をこのような半導体装置に
適用した第3実施例を説明する。
【0028】図11は、第3実施例の半導体装置の構成
を示す図である。図示のように、第3実施例の半導体装
置1は、外部から供給されるクロックCLKを受けるク
ロック入力回路2と、クロック入力回路2の出力するク
ロックを分周する分周回路3と、分周回路3の出力する
分周クロックで容量を駆動することにより外部電源電圧
と異なる電位の電源電圧を発生する複数の電源回路11
−0〜11−nを有する。分周回路3から各電源回路1
1−0〜11−nに供給される分周クロックは、同一の
分周クロックでも、周期の異なる分周クロックでも、周
期は同じであるが位相の異なる分周クロックでもよい。
各電源回路11−0〜11−nは、第1及び第2実施例
で説明した容量駆動回路と容量と出力回路を有し、電源
電圧の高い容量駆動回路を使用する場合には、図7に示
したレベル変換回路を使用する。第3実施例において
は、分周回路が共通化されているので、チップ面積及び
消費電力を低減できる。
【0029】図12は、第3実施例の分周回路3で使用
する回路の構成例である。SDRAMの場合、外部から
供給されるクロックは非常に高速であり、そのままでは
容量駆動回路には使用できない。そこで、図12のよう
な分周回路を使用して、分周クロックCKを発生させ
る。図12の(1)は、インバータを2個使用したフリ
ップフロップ回路と、クロックCLKで制御されるトラ
ンスファーゲートを組み合わせて1段の1/2分周回路
を構成する。これをn段直列に接続することにより1/
n の分周回路が実現される。図12の(2)について
の詳しい説明は省略するが、(1)と同様に、1/2分
周回路をn段直列に接続したものである。
【0030】以上、本発明の実施例を説明したが、すで
に説明したように、実施例の構成を各種組み合わせるこ
とが可能であり、要求される使用に応じて最適な方法を
使用することが重要である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発振信号で容量を駆動して異なる電源電圧を発生する電
源回路を複数有する半導体装置において、チップ面積及
び消費電力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイナミック・ダンダム・アクセス・メモリ
(DRAM)で使用する電圧レベルを示す図である。
【図2】従来例における電源回路の構成例を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例のDRAMのバンク構成を
示す図である。
【図4】第1実施例のDRAMのブロック構成図であ
る。
【図5】第1実施例の電源回路の基本構成を示す図であ
る。
【図6】内部降圧電源回路の構成例を示す図である。
【図7】第1実施例の電源回路の具体的な構成を示す図
である。
【図8】第1実施例の電源回路の具体的な構成を示す図
である。
【図9】昇圧回路の他の構成例を示す図である。
【図10】第2実施例の電源回路の基本構成を示す図で
ある。
【図11】第3実施例の半導体装置の構成を示す図であ
る。
【図12】第3実施例の分周回路の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…半導体装置 2…クロック入力回路 3…分周回路 4…電源回路 21…発振回路 22…レベル変換回路 23−01、23−0n、23−11、23−1n…容
量駆動回路 24−01、24−0n、24−11、24−1n…容
量 25−01、25−0n、25−11、25−1n…出
力トランジスタ(出力回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 祐樹 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 加納 英樹 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山田 伸一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 森 郁 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B024 AA01 AA07 BA27

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振回路と容量とを有し、前記発振回路
    の出力する発振信号で前記容量を駆動することにより異
    なる電位を発生する電源回路を複数個備える半導体装置
    であって、 前記複数の電源回路の少なくとも一部は前記発振回路を
    共有し、共通の発振回路から出力される発振信号で、異
    なる容量を駆動することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置であって、 前記電源回路は、前記共通の発振回路から出力される発
    振信号の前記容量の駆動回路への入力部に動作制御回路
    を備える半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置であって、 前記発振回路を共有する前記電源回路は、異なる電位を
    発生させる半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の半導体装置であって、 前記共通の発振回路は、複数の位相の異なる発振信号を
    出力し、 前記容量は、前記複数の位相の異なる発振信号で駆動さ
    れる半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体装置であって、 前記複数の位相の異なる発振信号で駆動される容量を有
    する電源回路は同一の電位を発生し、当該電源回路の出
    力は共通に接続されている半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の半導体装置であって、 前記電源回路は、 前記共通の発振回路から出力される発振信号の前記容量
    の駆動回路への入力部に設けられ、当該電源回路の動作
    状態を動作状態と非動作状態の間で切り換える動作制御
    回路と、 当該電源回路の発生する電位を検出する電位検出回路と
    を備え、 該電位検出回路の検出結果に基づいて前記動作制御回路
    を制御する半導体装置。
  7. 【請求項7】 外部から入力されるクロックを受けるク
    ロック入力回路と、容量を有し、前記クロック入力回路
    の出力する電源用内部クロックで前記容量を駆動するこ
    とにより異なる電位を発生する電源回路を複数個備える
    ことを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体装置であって、 前記クロック入力回路は、前記クロックを分周する分周
    回路を備え、該分周回路の出力を電源用内部クロックと
    して出力する半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項に記載の
    半導体装置であって、 当該半導体装置はダイナミック・ランダム・アクセス・
    メモリである半導体装置。
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