JP2000010435A - 加熱装置、加熱定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置、加熱定着装置及び画像形成装置

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JP2000010435A
JP2000010435A JP10186877A JP18687798A JP2000010435A JP 2000010435 A JP2000010435 A JP 2000010435A JP 10186877 A JP10186877 A JP 10186877A JP 18687798 A JP18687798 A JP 18687798A JP 2000010435 A JP2000010435 A JP 2000010435A
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heating
heat
recording material
heating element
film
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JP10186877A
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Hiroyuki Oba
浩幸 大羽
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本の抵抗発熱体8a、8bを有する場合
には、温度検知素子19を各抵抗発熱体から等距離に配
置することができないため、温度検知素子から離れた抵
抗発熱体のみが異常昇温すると、温度検知素子での検知
が遅れるという課題があった。 【解決手段】 固定部材に固定支持された複数本の発熱
抵抗体8a、8bを有する加熱体2と、前記加熱体の一
面の前記複数本の発熱抵抗体のうちいずれか1本の近傍
に配置した温度検知部材19と、前記加熱体の一面の前
記温度検出部材を配置していない前記発熱抵抗体の各々
の近傍に配置した保安部材18とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱装置、この加
熱装置を用いて記録材上に顕画像化されたトナー像を該
記録材上に加熱定着する加熱定着装置及び該加熱定着装
置を有する電子写真装置、静電記録装置等の画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成方式の一例である電子写
真方式において、記録材上に顕画像化されたトナー像の
定着は、所定の温度に制御された加熱ローラと、表面に
弾性層を有して前記加熱ローラに圧接する加圧ローラと
によって、記録材を加熱、加圧しながら挟持搬送するこ
とにより行う装置(熱ローラ装置)が一般的である。
【0003】しかしながら、最近では省電力化、及び電
源投入から画像出力までの時間短縮を実現するために、
特開昭63−313182号公報、特開平2−1578
78号公報等に記されているように、少なくとも固定支
持された加熱体(ヒータ)と該加熱体に対向圧接しつつ
搬送される定着用の耐熱性フィルム(以下、フィルムと
称する)とからなるヒータユニットと、このヒータユニ
ットに対し記録材を密着させる加圧部材とを有し、上記
加熱体の熱を耐熱性フィルムを介して記録材へ付与する
ことで記録材表面に形成担持されている未定着画像(ト
ナー像)を該記録材表面に加熱定着させる加熱定着装置
(フイルム加熱定着装置)が提案・実用されている。
【0004】このようなフィルム加熱定着装置の一例を
図7に示し、以下に説明する。図7において、60はヒ
ータユニツト、65は円筒形状の耐熱性フイルムであ
り、基層に厚さ40〜60μmのポリイミドフイルムを
用い、その外周面(記録材及びトナー像と接触する面)
に厚さ40〜60μmのPFA及びPFA中にPTFE
を分散させた離型層が形成されたフイルムである。
【0005】61は加熱体としてのヒータであり、記録
材20の搬送方向に直交する方向を長手とする絶縁性、
耐熱性、低熱容量のセラミック基板と、その表面に長手
に沿って印刷された抵抗発熱体62a、62bと、前記
セラミック基板の抵抗発熱体62a、62bの露呈面と
は反対側で、該基板に接触させて設けた温度検知素子6
3(サーミスタ等)を基本構成とするものである。
【0006】前記ヒータ61は、横断面半円弧桶型のフ
ィルムガイド66(ヒータステー)に発熱体62a,6
2bを露呈させるようにして、断熱、固定支持されてい
る。また、ヒータ61の温度制御は、温度検知素子63
の出力に応じてCPU101がトライアック55を駆動
して、電源35から発熱体62a,62bに対する通電
制御を行うことにより実施される。
【0007】67は、ヒータ61、サーミスタ63、ヒ
ータステー66等からなるヒータユニット60が、加圧
ローラ7により加圧された際に変形しないために設けら
れた逆U宇形の補強板金である。なお、定着フィルム6
5はその内周径が少なくとも前記補強板金67を含むヒ
ータユニットの長さより大きくなるように構成されてい
る。
【0008】加圧ローラ7は、ヒータ61に対し、不図
示の加圧手段により総圧5〜15kgfの圧力で加圧され
ている。さらに、加圧ローラ7は不図示の駆動系により
回転駆動(矢印の反時計回り)される。これにより、円
筒形のフイルム65がヒータ61の発熱体表面に密着摺
動して、フィルムガイド66の周囲を矢印の時計方向に
回転する。このとき、ヒータ61とフィルム65の内面
の摺動摩擦を軽減するために、両者の間に耐熱性のグリ
スを介在させている。
【0009】以上の構成により、定着フイルム65と加
圧ローラ7の間に記録材20が案内され、定着ニップ部
Nを通過することで、記録材上のトナー像は該記録材上
に加熱定着される。
【0010】上記フイルム加熱定着装置は、従来一般的
である熱ローラ定着装置に比べ、ヒータ部の熱容量を数
十分の一にすることが可能であり、かつ昇温の早い発熱
体を用いることが可能であるため、加熱部分が定着可能
となる温度に達するまでの時間を数秒〜十数秒程度にす
ることが可能である。よって熱ローラ定着装置において
は実現が困難であつた所謂、オンデマンド定着が可能と
なる。
【0011】また、このフイルム加熱定着装置ではヒー
タ61の抵抗発熱体62a、62bが印刷してある側と
反対面に温度検知素子63(サーミスタ等)を当接させ
ている。そして、ヒータ61が異常昇温した場合、その
情報を温度検知素子63から受け取ったCPUl01が
トライアック55を制御して通電を遮断するようになっ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のような従来のフィルム加熱定着装置は、複写機、レー
ザビームプリンタ等の画像形成装置の加熱定着装置とし
て用いた場合、画像形成装置のメインスイッチがオンさ
れた後に、プリント指令を待って抵抗発熱体62a、6
2bへの通電を開始し、プリント指令を待つスタンバイ
時は抵抗発熱体62a、62bへの通電を停止するよう
になっている。
【0013】ここで、抵抗発熱体62aにつながってい
るトライアックがショートし、抵抗発熱体62aのみが
異常昇温したと仮定する。もし、温度検知素子63が抵
抗発熱体62aの真裏等の近傍に配置されていれば、温
度検知素子63は抵抗発熱体62aの異常昇温を速やか
に検知してCPU101に伝え、CPU101からの指
令により電源を遮断することができる。
【0014】しかし、もし抵抗発熱体62bにつながっ
ているトライアックがショートし、抵抗発熱体62bの
みが異常昇温したと仮定すると、温度検知素子63と抵
抗発熱体62bの距離が遠いために、温度検知素子63
は抵抗発熱体62bの異常昇温を検知するのが遅れ、C
PU101が電源を遮断する前にヒータ割れ等が生じて
しまうおそれがある。
【0015】また、2本の抵抗発熱体62a、62bの
間には絶縁性を保つためにある一定以上の距離が必要で
あるため、温度検知素子63を2本の抵抗発熱体62
a、62bのほぼ中間に配置した場合は、抵抗発熱体6
2a、62bのどちらが異常昇温した場合も検知が遅
れ、ヒータ割れ等が生じてしまう可能性がある。また、
例えば3本の抵抗発熱体を有する場合には、温度検知素
子63を各抵抗発熱体から等距離に配置することができ
ないため、温度検知素子から離れた抵抗発熱体のみが異
常昇温した場合、温度検知素子での検知が遅れるという
課題があった。
【0016】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、複数本ある発熱抵抗体のいずれに異
常が発生した場合においても、異常昇温を防止し、安全
性の高い加熱装置を得ることを目的とする。
【0017】また、この加熱装置を用いて、安全性の高
い、加熱定着に優れた加熱定着装置を得ることを目的と
する。
【0018】また、この加熱定着装置を用いて、安全性
の高い、高品質の定着画像を得ることのできる画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を有
することを特徴とする加熱装置、加熱定着装置及び画像
形成装置である。
【0020】(1)固定部材に固定支持された複数本の
発熱抵抗体を有する加熱体と、前記加熱体の一面の前記
複数本の発熱抵抗体のうちいずれか1本の近傍に配置し
た温度検知部材と、前記加熱体の一面の前記温度検出部
材を配置していない前記発熱抵抗体の各々の近傍に配置
した保安部材とを備えたことを特徴とする加熱装置。
【0021】(2)保安部材は温度ヒューズであること
を特徴とする(1)記載の加熱装置。
【0022】(3)保安部材はサーモスイッチであるこ
とを特徴とする(1)記載の加熱装置。
【0023】(4)温度検出部材を配置していない発熱
抵抗体は、PTC特性を持つ材料で形成したことを特徴
とする(1)記載の加熱装置。
【0024】(5)温度検出部材を近傍に配置している
発熱抵抗体は、PTC特性を持つ材料で形成したことを
特徴とする(1)記載の加熱装置。
【0025】(6)固定部材に固定支持された複数本の
発熱抵抗体を有する加熱体と、前記加熱体の一面の前記
複数本の発熱抵抗体のうちいずれか1本の近傍に配置し
た温度検知部材と、前記加熱体の一面の前記温度検出部
材を配置していない前記発熱抵抗体の各々の近傍に配置
した保安部材と、前記加熱体の他の一面に対向圧接しつ
つ搬送される耐熱性フイルムと、前記耐熱性フイルムを
介して記録材を前記加熱体の他の一面に密着させ、前記
加熱体の熱を前記耐熱性フィルムを介して記録材に付与
することで記録材面に形成された未定着画像を加熱定着
する加圧部材とを備えた加熱定着装置。
【0026】(7)耐熱性フイルムはエンドレス状ある
いは帯状であることを特徴とする(6)記載の加熱装
置。
【0027】(8)記録材に画像を形成する画像形成部
材と、前記記録材に形成された画像を現像して顕画像化
する現像部材と、前記顕画像を前記記録材に加熱定着す
る(6)記載の加熱定着装置とを備えた画像形成装置。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の加
熱装置を用いた実施の形態1によるフイルム加熱定着装
置の断面図である。図1において、3はエンドレス状の
フイルムであり、上面が開放した樋状のヒータステー1
に外嵌させてある。エンドレス状のフィルム3の内周長
とヒータステー1の外周長は、フイルム3の方を例えば
3mm程大きくしてあり、従ってフイルム3はヒータス
テー1に対し周長の余裕を持ってルーズに外嵌してい
る。
【0029】上記フィルム3は、熱容量を小さくしてク
イックスタート性を向上させるために、その膜厚を10
0μm以下、好ましくは50μm以下20μm以上に形
成し、材質としてはPTFE、PFA,FEPの単層、
あるいはポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK,P
FA,FEP等をコーティングした複合層フィルムを使
用できる。
【0030】本実施例では、ポリイミドフィルムの外周
表面にPTFEをコーティングしたものを用いた。2本
の抵抗発熱体8a,8bは、アルミナ等でできた基板表
面に、例えばAg/Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗
材料を厚み約10μm、幅1〜5mmにスクリーン印刷
等により塗工し、この上に保護層9としてガラスやフッ
素樹脂等をコートして、ヒータ2を構成している。この
抵抗発熱体8a,8bには、フィルム3を挟んで加圧ロ
ーラ4が圧接されており、ニップ部Nを形成している。
この加圧ローラ4は、芯金5とシリコーンゴム等の離型
性の良い耐熱ゴム6からなり、芯金5の端部より駆動手
段(図示せず)により駆動され、この駆動に伴って、フ
ィルム3も従動回転するようになっている。
【0031】本実施例における温度制御は、抵抗発熱体
8a,8b上に設けられた温度検知手段たるサーミスタ
19の出力をA/D変換(A/D変換回路は図示せず)
して温度制御手段たるCPU20に取り込み、その情報
をもとに抵抗発熱体8a,8bに各々1基づつ接続され
たトライアック(図示せず)により抵抗発熱体8a,8
bに通電するAC電圧を、位相制御、波数制御等により
所望の値とすることで行う。
【0032】即ち、サーミスタ19の検知温度が所定の
設定温度より低いと抵抗発熱体8a,8bが昇温するよ
うに、また、高い場合は抵抗発熱体8a,8bが降温す
るように通電を制御することで、抵抗発熱体8a,8b
の温度を定着時に一定に保つように温調する。したがっ
て、上記フイルム3を介して形成される抵抗発熱体8
a,8bと加圧ローラ4のニップ部Nに、未定着のトナ
ー像Tを担持した記録材Pが搬送されると、記録材P上
の未定着のトナー像Tは、ニップ部Nにおいて熱と圧力
が加えられることにより溶融し該記録材P上に定着され
る。
【0033】図2は、本実施の形態1のヒータ2の一部
分を抵抗発熱体8a,8bが印刷されている面と反対側
から見た拡大図である。本実施の形態1ではサーミスタ
19を記録材の進入方向に近い側の抵抗発熱体8aの真
裏に、電源および抵抗発熱体8bと直列に接続された温
度ヒューズ18を該抵抗発熱体の真裏に当接させたもの
である。
【0034】図2の如く、サーミスタ19を抵抗発熱体
8aの真裏に当接させたことにより、抵抗発熱体8aが
異常昇温した場合でもサーミスタ19からの情報が速や
かにCPU20に伝えられ、CPU20からの指令によ
り電源を遮断することができる。
【0035】また、温度ヒューズ18を抵抗発熱体8b
の真裏に当接させたことにより、抵抗発熱体8bが異常
昇温した場合でも温度ヒューズ18の溶断により、直ち
に抵抗発熱体8bに対する電源を遮断することができ
る。つまり、抵抗発熱体8a,8bのどちらが異常昇温
した場合でも、電源を確実に遮断することができもので
安全性が高まる。また、CPU20による異常昇温の検
出信号に基づいて、異常昇温の発生を確実に知ることが
できる。
【0036】なお、本実施の形態中に示した本発明の加
熱装置の構成、例えば抵抗発熱体の分岐方法、分岐本
数、サーミスタ19及び温度ヒューズ18の当接の順序
・方法、過昇温防止装置として温度ヒューズを用いるこ
と等はその一例である。例えば温度ヒューズの代わりに
サーモスイッチでもよい等、同等の機能を有する他の構
成でも実現可能であることは言うまでもない。
【0037】実施の形態2.温度ヒューズ18を抵抗発
熱体8bの真裏に当接させる代わりに、該抵抗発熱体8
bをPTC(Positive Temperatur
e Coeffcient、例えば、エチレン−テトラ
フルオロエチレン共重合体(ETFE)中にカーボンブ
ラック等の導電性付与材を混合したもの等)特性を持つ
材料で形成すれば、温度ヒューズが不要となり、更なる
信頼性の向上及びコストダウンが期待できる。
【0038】図3は、本実施の形態2のヒータ2’の一
部分を抵抗発熱体8a’、8b’が印刷されている面と
反対側から見た拡大図である。本実施の形態2では温度
検知素子19’を記録材Pの進入方向に近い側の抵抗発
熱体8a’の真裏に当接させた。また、抵抗発熱体8
b’を図4に示すPTC特性を持つ、つまり、200。
C付近から急激に抵抗値が増加するPTC材料で形成し
た。
【0039】以上のように、実施の形態2によれば、サ
ーミスタ19’を抵抗発熱体8a’の真裏に当接させた
ことにより、抵抗発熱体8a’が異常昇温した場合でも
サーミスタ19’からの情報が速やかにCPU(図示せ
ず)に伝えられ該CPUからの指令により電源を遮断す
ることができるのは実施の形態1と同様である。また、
抵抗発熱体8b’はPTC特性を持っため、異常昇温し
た場合には抵抗値が上昇し、通電電流の減少によって発
熱量も減少し、昇温速度も緩和されるため、異常昇温で
あることを検出したCPUからの指令により電源を遮断
することで、ヒータの割れ等を防ぐことができる。更に
温度ヒューズを使わないので温度ヒューズの経時変化等
の影響もなく、より高い信頼性が得られる。
【0040】なお、本実施の形態2ではサーミスタ1
9’を当接した抵抗発熱体8a’はPTC材料で形成し
ていないが、この抵抗発熱体8a’をPTC材料で形成
しても同様の効果が得られることはもちろんである。
【0041】また、上記の実施の形態1、2において
は、エンドレス状のフイルム3を用いているが、図5に
示すように、送り出しローラ21から送り出された帯状
フイルム22を、加圧ロ−ラ23でヒータユニット24
に押圧しながら矢印方向に搬送させて巻き取りローラ2
5で巻き取る構成であってもよい。実施の形態3.図6
は例えば前述した実施の形態1に示したようなフイルム
加熱定着装置を組み込んだ画像形成装置の一例(レーザ
ビームプリンタ)の要部を示す図である。図5におい
て、51は像担持体であるところの有機感光ドラム、5
2は帯電部材であるところの帯電ローラ、53はレーザ
露光装置、54は現像スリーブ、現像ブレード、1成分
磁性トナー等からなる現像器、58はクリーニングブレ
ード、55は転写ローラであり、これ等により電子写真
プロセス装置59を構成している。56はフイルム加熱
定着装置のヒータユニット、57は加圧ローラである。
【0042】以上の構成により、紙カセット61から給
紙ローラ60により給紙された転写材Pの上に電子写真
プロセス装置によって画像形成が行われ、出力された転
写材Pをフイルム加熱定着装置のヒータユニット56と
加圧ローラ57の間に通し、転写材P上に画像を加圧、
加熱定着する。なお、本発明の実施の形態2のフイルム
加熱定着装置を本実施の形態3の画像形成装置に適用し
ても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加熱体の
一面の複数本の発熱抵抗体のうちいずれか1本の近傍に
温度検知部材を配置し、前記加熱体の一面の前記温度検
出部材を配置していない前記発熱抵抗体の各々の近傍に
保安部材を配置する構成としたので、いずれの抵抗発熱
体が異常昇温した場合でも電源を確実に遮断して昇温を
防止することができ、安全性が高まる効果がある。
【0044】また、本発明によれば、保安部材として温
度ヒューズあるいはサーモスイッチを用いるので、簡単
かつ安価に構成することができる。
【0045】また、本発明によれば、温度検出部材を配
置していない発熱体、または、温度検出部材を近傍に配
置している発熱抵抗体をPTC材料で形成したので、異
常昇温時には温度上昇速度が緩和され、異常昇温による
不都合発生を防止し、CPUで異常昇温を検出して電源
遮断することが可能となる。しかも、保安部材として温
度ヒューズあるいはサーモスイッチを用いないので、こ
れ等を用いた場合における経時的変化等の影響もなく、
より高い信頼性が得られる効果がある。
【0046】また、本発明によれば、加熱体の一面の複
数本の発熱抵抗体のうちいずれか1本の近傍に温度検知
部材を配置し、前記加熱体の一面の前記温度検出部材を
配置していない前記発熱抵抗体の各々の近傍に保安部材
を配置した加熱装置を用い、前記加熱体の他の一面に対
向圧接しつつ耐熱性フイルムを搬送させ、この耐熱性フ
イルムを介して記録材を前記加熱体の他の一面に密着さ
せ、前記加熱体の熱を前記耐熱性フィルムを介して記録
材に付与することで記録材面に形成された未定着画像を
加熱定着するように構成したので、安全性が高く、かつ
加熱定着を確実に行うことができるという効果がある。
【0047】また、本発明によれば、耐熱性フィルムは
エンドレス状あるいは帯状のものを使用するように構成
したので、装置への適用性が高いという効果がある。
【0048】また、本発明によれば、加熱体の一面の複
数本の発熱抵抗体のうちいずれか1本の近傍に温度検知
部材を配置し、前記加熱体の一面の前記温度検出部材を
配置していない前記発熱抵抗体の各々の近傍に保安部材
を配置した加熱装置を用い、前記加熱体の他の一面に対
向圧接しつつ耐熱性フイルムを搬送させ、この耐熱性フ
イルムを介して記録材を前記加熱体の他の一面に密着さ
せ、前記加熱体の熱を前記耐熱性フィルムを介して記録
材に付与することで記録材面に形成された未定着画像を
加熱定着する加熱定着装置を用いて、画像形成部材によ
り記録材に形成し、現像部材で顕画像化した画像を前記
記録材に加熱定着するように構成したので、安全性が高
く、かつ加熱定着を確実に行うことができ、高品質の画
像を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加熱装置を適用した実施の形態1に
よるフイルム加熱定着装置の断面図である。
【図2】 図1における加熱装置の抵抗発熱体、温度検
知素子、及び温度ヒューズの位置関係を表した図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態2における加熱装置の抵
抗発熱体と温度検知素子の位置関係を表した図である。
【図4】 本発明の実施の形態2における加熱装置の抵
抗発熱体を形成するPTC材料の温度一抵抗値の関係を
表した図である。
【図5】 フイルムの他の例を示す概要図である。
【図6】 本発明の加熱定着装置を適用した画像形成装
置の一例を示す断面図である。
【図7】 従来の加熱装置を適用したフイルム加熱定着
装置を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ヒータ(加熱体)、 8a、8b 発熱抵抗体、 18 温度ヒューズ(保安部材)、 19 サーミスタ(温度検知部材)、 54 現像器(現像部材)、 59 電子写真プロセス装置(画像形成部材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/14 H05B 3/14 A Fターム(参考) 2H033 AA42 BA25 BA27 BA32 BE03 3K058 AA02 AA13 AA34 AA73 AA91 BA18 CA23 CA61 CA71 CA78 CA91 CA92 CE13 CE19 CE23 CE29 3K092 PP18 QA07 QB21 QB30 QB49 QB76 RF03 RF17 RF22 UA01 UA06 UA17 UC07 UC08 VV16 VV22 VV25 5H323 AA36 BB17 CA08 CB03 CB42 DA01 DB04 FF03 GG04 HH02 KK05 MM02 QQ04 RR02 TT06 TT10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に固定支持された複数本の発熱
    抵抗体を有する加熱体と、前記加熱体の一面の前記複数
    本の発熱抵抗体のうちいずれか1本の近傍に配置した温
    度検知部材と、前記加熱体の一面の前記温度検出部材を
    配置していない前記発熱抵抗体の各々の近傍に配置した
    保安部材とを備えたことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 保安部材は温度ヒューズであることを特
    徴とする請求項1記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 保安部材はサーモスイッチであることを
    特徴とする請求項1記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 温度検出部材を配置していない発熱抵抗
    体は、PTC特性を持つ材料で形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 温度検出部材を近傍に配置している発熱
    抵抗体は、PTC特性を持つ材料で形成したことを特徴
    とする請求項1記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 固定部材に固定支持された複数本の発熱
    抵抗体を有する加熱体と、前記加熱体の一面の前記複数
    本の発熱抵抗体のうちいずれか1本の近傍に配置した温
    度検知部材と、前記加熱体の一面の前記温度検出部材を
    配置していない前記発熱抵抗体の各々の近傍に配置した
    保安部材と、前記加熱体の他の一面に対向圧接しつつ搬
    送される耐熱性フイルムと、前記耐熱性フイルムを介し
    て記録材を前記加熱体の他の一面に密着させ、前記加熱
    体の熱を前記耐熱性フィルムを介して記録材に付与する
    ことで記録材面に形成された未定着画像を加熱定着する
    加圧部材とを備えた加熱定着装置。
  7. 【請求項7】 耐熱性フイルムはエンドレス状あるいは
    帯状であることを特徴とする請求項6記載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 記録材に画像を形成する画像形成部材
    と、前記記録材に形成された画像を現像して顕画像化す
    る現像部材と、前記顕画像を前記記録材に加熱定着する
    請求項6記載の加熱定着装置とを備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6720535B2 (en) * 2001-04-18 2004-04-13 Martin Hess Explosion protected heating system for heating an enclosure with two temperature control algorithms

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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