JP2000009971A - 光ファイバのカラ―コ―ド - Google Patents
光ファイバのカラ―コ―ドInfo
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- JP2000009971A JP2000009971A JP11165627A JP16562799A JP2000009971A JP 2000009971 A JP2000009971 A JP 2000009971A JP 11165627 A JP11165627 A JP 11165627A JP 16562799 A JP16562799 A JP 16562799A JP 2000009971 A JP2000009971 A JP 2000009971A
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- optical fiber
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4479—Manufacturing methods of optical cables
- G02B6/4482—Code or colour marking
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 できるだけ簡単な方法で、ファイバの識別に
役立つカラーコードを施し、かつ光ファイバの光学的伝
送特性の劣化を招かない光ファイバを提供する。 【解決手段】 光ファイバ(1)は、単層または二層の
保護層(7)ならびにカラーコードを持つ。カラーコー
ドは、保護層(7)の少なくとも一つの着色された(1
1)層と、保護層(7)の上に塗布されたカラーマーク
(13)によって形成される。このようにして、光ファ
イバ(1)の多数のさまざまな識別マーキングを簡単か
つ有利なコストで行うことができる。
役立つカラーコードを施し、かつ光ファイバの光学的伝
送特性の劣化を招かない光ファイバを提供する。 【解決手段】 光ファイバ(1)は、単層または二層の
保護層(7)ならびにカラーコードを持つ。カラーコー
ドは、保護層(7)の少なくとも一つの着色された(1
1)層と、保護層(7)の上に塗布されたカラーマーク
(13)によって形成される。このようにして、光ファ
イバ(1)の多数のさまざまな識別マーキングを簡単か
つ有利なコストで行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単層または二層の
保護層とカラーコードとを持つ光ファイバ、または光フ
ァイバを識別する方法に関する。
保護層とカラーコードとを持つ光ファイバ、または光フ
ァイバを識別する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス母材、いわゆるプリフォームから
線引きされる通信伝送用光ガラスファイバは、その後の
加工を受ける前に、ファイバに十分な強度を持たせ、こ
れを外的な影響から保護し、取り扱いを簡単にするため
に、保護層、いわゆるコーティングを設けなければなら
ない。この目的のために光ガラスファイバのクラッドの
上に、たとえばポリマー材料製の被覆を一つ、または通
常は二つ設ける。この保護層は、光ファイバの減衰が大
きくならないように、中断または厚さの本質的変化なし
に、ファイバの全長にわたって均一に延びていなければ
ならない。
線引きされる通信伝送用光ガラスファイバは、その後の
加工を受ける前に、ファイバに十分な強度を持たせ、こ
れを外的な影響から保護し、取り扱いを簡単にするため
に、保護層、いわゆるコーティングを設けなければなら
ない。この目的のために光ガラスファイバのクラッドの
上に、たとえばポリマー材料製の被覆を一つ、または通
常は二つ設ける。この保護層は、光ファイバの減衰が大
きくならないように、中断または厚さの本質的変化なし
に、ファイバの全長にわたって均一に延びていなければ
ならない。
【0003】保護層が、内側の一次層と外側の二次層を
持つ場合、両層は通常その特性が異なる。一次層の材料
を選択するに当たっては、一次層が柔らかいクッション
となって、減衰が増大する原因となるマイクロベンドか
らファイバを保護するようにする。機械的に強固な二次
層は、機械的な力やそのほかの外的影響からファイバを
保護する。
持つ場合、両層は通常その特性が異なる。一次層の材料
を選択するに当たっては、一次層が柔らかいクッション
となって、減衰が増大する原因となるマイクロベンドか
らファイバを保護するようにする。機械的に強固な二次
層は、機械的な力やそのほかの外的影響からファイバを
保護する。
【0004】このようにして保護された光ガラスファイ
バが光ケーブル内に多数存在する場合は、追加の措置を
講じないと、ケーブル取り付けの際に個々の光ファイバ
を識別するのは困難であり、手間がかかる。このため、
コーティングとも呼ばれる光ファイバ保護層の全表面
に、顔料を含む着色層をさらに設けることが知られてい
る。しかしファイバの数がさらに多いときは、このよう
な着色塗料で光ファイバを一つずつ覆うだけでは、一つ
のケーブル内の個々のファイバをたがいに区別するには
不十分である。
バが光ケーブル内に多数存在する場合は、追加の措置を
講じないと、ケーブル取り付けの際に個々の光ファイバ
を識別するのは困難であり、手間がかかる。このため、
コーティングとも呼ばれる光ファイバ保護層の全表面
に、顔料を含む着色層をさらに設けることが知られてい
る。しかしファイバの数がさらに多いときは、このよう
な着色塗料で光ファイバを一つずつ覆うだけでは、一つ
のケーブル内の個々のファイバをたがいに区別するには
不十分である。
【0005】この理由から、すでにDE 89 09
842 U1で知られているように、同じ色をあたえら
れた光ファイバにリング状のマークを施す。その際、一
まとまりのリング状のマークの数、またはマーク間の距
離を変化させることができる。この識別方法では、すで
に保護層、いわゆるコーティングを備え、巻き取りリー
ルに巻き取られた光ファイバがこのリールから引き出さ
れ、まず着色装置中で連続的に着色される。塗布された
ラッカーが乾燥した後、着色された光ファイバはローラ
によって導かれ、マーキング装置に達する。そこで、連
続的に着色された光ファイバの表面に、それと異なる色
のラッカーでリング状のマークが塗布される。
842 U1で知られているように、同じ色をあたえら
れた光ファイバにリング状のマークを施す。その際、一
まとまりのリング状のマークの数、またはマーク間の距
離を変化させることができる。この識別方法では、すで
に保護層、いわゆるコーティングを備え、巻き取りリー
ルに巻き取られた光ファイバがこのリールから引き出さ
れ、まず着色装置中で連続的に着色される。塗布された
ラッカーが乾燥した後、着色された光ファイバはローラ
によって導かれ、マーキング装置に達する。そこで、連
続的に着色された光ファイバの表面に、それと異なる色
のラッカーでリング状のマークが塗布される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この知られている方法
の欠点は、光ファイバを明確に識別するため必要なマー
キングを行うのに、比較的手間がかかることである。
の欠点は、光ファイバを明確に識別するため必要なマー
キングを行うのに、比較的手間がかかることである。
【0007】この現況技術を前提として、本発明の基礎
となる問題は、光ファイバ、とくに光ガラスファイバ
に、できるだけ簡単な方法で、ファイバの識別に役立つ
カラーコードを施し、かつその際光ファイバの光学的伝
送特性の劣化を招かないことである。
となる問題は、光ファイバ、とくに光ガラスファイバ
に、できるだけ簡単な方法で、ファイバの識別に役立つ
カラーコードを施し、かつその際光ファイバの光学的伝
送特性の劣化を招かないことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この問題は、本発明によ
れば保護層の少なくとも一つの層を着色し、保護層の上
にカラーマークを付けること、つまり光ファイバに単層
または二層の保護層を設け、これらの保護層の少なくと
も一つの層を着色し、その保護層の上にカラーマークを
付けることによって解決される。
れば保護層の少なくとも一つの層を着色し、保護層の上
にカラーマークを付けること、つまり光ファイバに単層
または二層の保護層を設け、これらの保護層の少なくと
も一つの層を着色し、その保護層の上にカラーマークを
付けることによって解決される。
【0009】本発明によって得られる利点はとくに、多
数の光ファイバの中から光ファイバを明確に識別するた
めの連続的着色およびカラーマークが、簡単な方法で光
ファイバに施されることにある。本発明による光ファイ
バは、ファイバ線引き直後すでに、これを被覆する保護
層中に顔料添加によって着色された層があり、これによ
って第一のカラーコードを備えている。コーティングと
も呼ばれる保護層中の一つの層に顔料を添加することに
より、さらにファイバの全長にわたって、耐久性がある
とともに区別可能な光ファイバのカラーコードが得られ
る。しかもこの場合、老化による色あせの危険、または
化学洗剤による意図しない色落ちの危険はない。それだ
けでなく着色されたコーティングを用いれば、これまで
必要だった着色層の追加被覆は不要となる。この追加被
覆は、光ファイバ表面の不均一性、とくにマイクロベン
ドの原因となりうる壁厚さの相違、またはその他の悪い
影響を招く可能性がある。
数の光ファイバの中から光ファイバを明確に識別するた
めの連続的着色およびカラーマークが、簡単な方法で光
ファイバに施されることにある。本発明による光ファイ
バは、ファイバ線引き直後すでに、これを被覆する保護
層中に顔料添加によって着色された層があり、これによ
って第一のカラーコードを備えている。コーティングと
も呼ばれる保護層中の一つの層に顔料を添加することに
より、さらにファイバの全長にわたって、耐久性がある
とともに区別可能な光ファイバのカラーコードが得られ
る。しかもこの場合、老化による色あせの危険、または
化学洗剤による意図しない色落ちの危険はない。それだ
けでなく着色されたコーティングを用いれば、これまで
必要だった着色層の追加被覆は不要となる。この追加被
覆は、光ファイバ表面の不均一性、とくにマイクロベン
ドの原因となりうる壁厚さの相違、またはその他の悪い
影響を招く可能性がある。
【0010】次のステップでは第二のカラーコードとし
て、上記カラーコードを付された保護層上にカラーマー
クの塗布を行うが、これは光ファイバの一つの群におけ
る個別の各ファイバの識別をさらに簡単にするものであ
る。
て、上記カラーコードを付された保護層上にカラーマー
クの塗布を行うが、これは光ファイバの一つの群におけ
る個別の各ファイバの識別をさらに簡単にするものであ
る。
【0011】下位請求項に挙げた諸特徴によって、本発
明の有利な発展形態や改良形態が可能である。
明の有利な発展形態や改良形態が可能である。
【0012】カラーマークの上を、光ファイバの全長に
わたって延びる外被層で覆い、かつその外被層が湿気や
溶剤に対する補助的な表面保護として働き、光ファイバ
の保護層のカラーマークの機械的摩耗を防ぎ、均等化さ
れた外径を持つなめらかな表面を形成するならば有利で
ある。
わたって延びる外被層で覆い、かつその外被層が湿気や
溶剤に対する補助的な表面保護として働き、光ファイバ
の保護層のカラーマークの機械的摩耗を防ぎ、均等化さ
れた外径を持つなめらかな表面を形成するならば有利で
ある。
【0013】外被層の下にあるカラーマーク、ならびに
保護層の着色された層が識別可能であるには、外被層が
透明または半透明な被覆材料で形成されているならば有
利である。この場合、外被層が無色透明な被覆材料で形
成されているか、または外被層が保護層の着色された層
と同じ色であるならば有利である。無色透明な被覆材料
の場合は、外被層のために使用する被覆材料はただ一つ
だけとすることができる。外被層のために使用される被
覆材料の色を変えるのは手間がかかり、さまざまな色の
外被層で覆うには多数の製造ラインが必要となるが、こ
れを避けることができるので、一貫した色でカラーコー
ドを付し、これにカラーマークを追加し、一つの外被層
で囲まれた光ファイバを合理的に製造することが可能で
ある。
保護層の着色された層が識別可能であるには、外被層が
透明または半透明な被覆材料で形成されているならば有
利である。この場合、外被層が無色透明な被覆材料で形
成されているか、または外被層が保護層の着色された層
と同じ色であるならば有利である。無色透明な被覆材料
の場合は、外被層のために使用する被覆材料はただ一つ
だけとすることができる。外被層のために使用される被
覆材料の色を変えるのは手間がかかり、さまざまな色の
外被層で覆うには多数の製造ラインが必要となるが、こ
れを避けることができるので、一貫した色でカラーコー
ドを付し、これにカラーマークを追加し、一つの外被層
で囲まれた光ファイバを合理的に製造することが可能で
ある。
【0014】個々の光ファイバを簡単かつ確実に識別す
るためには、保護層(コーティング)上に塗布されたカ
ラーマークがカラーリングで形成されていれば有利であ
る。
るためには、保護層(コーティング)上に塗布されたカ
ラーマークがカラーリングで形成されていれば有利であ
る。
【0015】カラーリングでマーキングされた光ファイ
バの減衰を少なくするためには、そのカラーマークが、
開いたカラーリングで形成されていれば有利である。そ
の上を覆う外被層によって、開いたリングはあたかも完
全なリングのように見える。
バの減衰を少なくするためには、そのカラーマークが、
開いたカラーリングで形成されていれば有利である。そ
の上を覆う外被層によって、開いたリングはあたかも完
全なリングのように見える。
【0016】光ファイバが二層の保護層(コーティン
グ)を持つとき、保護層のうち外側の二次層が着色され
ていれば有利である。この措置によって、保護層の着色
された層の色は、もう一つの層に覆われていても、マー
クに関して良く識別できる。また光ファイバの光学的特
性も変化することはない。
グ)を持つとき、保護層のうち外側の二次層が着色され
ていれば有利である。この措置によって、保護層の着色
された層の色は、もう一つの層に覆われていても、マー
クに関して良く識別できる。また光ファイバの光学的特
性も変化することはない。
【0017】本発明の実施形態を図面に単純化して示
し、下記に詳細に説明する。
し、下記に詳細に説明する。
【0018】
【発明の実施の形態】図に例示した光ファイバ1は光ガ
ラスファイバであって、中心コア3とそれを囲むクラッ
ド5とを備え、両者とも光学的に透明な石英ガラスから
なる。減衰の増大を招く光ファイバ1のマイクロベンド
を防ぎ、光ファイバ1を外的影響から保護するために、
光ファイバのクラッド5は、通常コーティングと呼ばれ
る保護層7に囲まれている。この保護層7は、図に示し
た実施形態では内側の一次層9と外側の二次層11とか
らなっている。この二つの層は機械的特性をたがいに異
にする。一次層9と二次層11は、光ファイバ1の線引
き直後にこの光ファイバを被覆し、たとえば紫外線硬化
被覆材料でできている。図中に点を打って暗示したよう
にこの二次層11には、被覆材料に二次層11の構成成
分を形成する顔料が混入され、二次層の全長にわたって
均一に着色している。保護層7の着色された二次層11
の上には、カラーマーク13が塗布され、ここではカラ
ーマーク13の材料に顔料が混入されていることも点を
打って暗示している。マークを良く識別できるようにす
るため、またその際減衰が増大するのを防ぐため、マー
ク13は開いたリングの形状で円周方向に延び、その長
さはたとえば光ファイバ1の円周の半分より若干長い。
ラスファイバであって、中心コア3とそれを囲むクラッ
ド5とを備え、両者とも光学的に透明な石英ガラスから
なる。減衰の増大を招く光ファイバ1のマイクロベンド
を防ぎ、光ファイバ1を外的影響から保護するために、
光ファイバのクラッド5は、通常コーティングと呼ばれ
る保護層7に囲まれている。この保護層7は、図に示し
た実施形態では内側の一次層9と外側の二次層11とか
らなっている。この二つの層は機械的特性をたがいに異
にする。一次層9と二次層11は、光ファイバ1の線引
き直後にこの光ファイバを被覆し、たとえば紫外線硬化
被覆材料でできている。図中に点を打って暗示したよう
にこの二次層11には、被覆材料に二次層11の構成成
分を形成する顔料が混入され、二次層の全長にわたって
均一に着色している。保護層7の着色された二次層11
の上には、カラーマーク13が塗布され、ここではカラ
ーマーク13の材料に顔料が混入されていることも点を
打って暗示している。マークを良く識別できるようにす
るため、またその際減衰が増大するのを防ぐため、マー
ク13は開いたリングの形状で円周方向に延び、その長
さはたとえば光ファイバ1の円周の半分より若干長い。
【0019】カラーマーク13の上は外被層15で覆わ
れ、これは光ファイバ1の全長にわたって延び、光ファ
イバを囲んでいる。この外被層の表面は平滑で、マーキ
ングされた光ファイバ1の均一な外径をなす。この外被
層15はさらに、摩耗と老化に対してマーク13を保護
するものとして、また湿気や溶剤に対する表面保護を補
助するものとして役立つ。外被層15はたとえば無色透
明な被覆材料で作られているので、マーク13の種類と
色ならびに着色された二次層11の色は問題なく識別で
きる。しかし、外被層15を半透明な被覆材料で作り、
この材料を保護層7の着色された二次層11と同じ色の
ものとすることも、同様に可能である。
れ、これは光ファイバ1の全長にわたって延び、光ファ
イバを囲んでいる。この外被層の表面は平滑で、マーキ
ングされた光ファイバ1の均一な外径をなす。この外被
層15はさらに、摩耗と老化に対してマーク13を保護
するものとして、また湿気や溶剤に対する表面保護を補
助するものとして役立つ。外被層15はたとえば無色透
明な被覆材料で作られているので、マーク13の種類と
色ならびに着色された二次層11の色は問題なく識別で
きる。しかし、外被層15を半透明な被覆材料で作り、
この材料を保護層7の着色された二次層11と同じ色の
ものとすることも、同様に可能である。
【0020】コーティングとも呼ばれる保護層7の着色
された外側の二次層11と、保護層7の上に塗布された
カラーマーク13とを組み合わせることによって、多数
の光ファイバの中から個々の光ファイバ1を識別しなけ
ればならないときでも、外被層15のために必要なラッ
カーは通常ただ一つですむことになる。すなわち一つの
無色透明な、紫外線硬化性のラッカーである。これによ
って、手間のかかる色の変更、または光ファイバを着色
された外被層で連続して被覆するため色の異なる製造ラ
インを平行して多数設けることは避けられることにな
る。
された外側の二次層11と、保護層7の上に塗布された
カラーマーク13とを組み合わせることによって、多数
の光ファイバの中から個々の光ファイバ1を識別しなけ
ればならないときでも、外被層15のために必要なラッ
カーは通常ただ一つですむことになる。すなわち一つの
無色透明な、紫外線硬化性のラッカーである。これによ
って、手間のかかる色の変更、または光ファイバを着色
された外被層で連続して被覆するため色の異なる製造ラ
インを平行して多数設けることは避けられることにな
る。
【0021】本発明による光ファイバ1を製造する際、
ファイバ線引きプロセス及びそれにともなう光ファイバ
1の冷却の直後、一次層9が光ファイバのクラッド5の
上を覆い、また混入された顔料によって着色された二次
層11がその一次層の上を覆い、一次層9と二次層11
とがいっしょに、コーティングとも呼ばれる保護層7を
形成する。一次層9と二次層11とはその機械的特性を
常に異にする。一次層9は、光ファイバ1をマイクロベ
ンドから保護するため、通常は比較的軟らかい材料で作
られる。反対に二次層11は機械的な強さを持つ層であ
って、光ファイバ1の曲げを許容しながら、その機械的
な保護と表面の保護とに貢献する。二次層11で被覆
し、この二次層をたとえば紫外線で硬化させた後、今や
保護層7を備え、カラーコードを付された光ファイバ1
を、たとえば巻き取りリールに収める。次の作業ステッ
プでは、さらに識別を行うため、保護層7の二次層11
にカラーマーク13をたとえば開いたリングの形で塗布
する。その際これらのリングは、幅と距離がさまざまに
異なるものとすることができる。これらのマーク13の
上を、コーティングされた光ファイバ1の全長にわた
り、このファイバを囲む外被層15で覆う。外被層15
の被覆材料の選択の際は、その下にあるマーク13なら
びに二次層11の色を識別できることが保証されなけれ
ばならない。これを達成する最も簡単な方法は、外被層
15を無色透明な被覆材料で作ることである。
ファイバ線引きプロセス及びそれにともなう光ファイバ
1の冷却の直後、一次層9が光ファイバのクラッド5の
上を覆い、また混入された顔料によって着色された二次
層11がその一次層の上を覆い、一次層9と二次層11
とがいっしょに、コーティングとも呼ばれる保護層7を
形成する。一次層9と二次層11とはその機械的特性を
常に異にする。一次層9は、光ファイバ1をマイクロベ
ンドから保護するため、通常は比較的軟らかい材料で作
られる。反対に二次層11は機械的な強さを持つ層であ
って、光ファイバ1の曲げを許容しながら、その機械的
な保護と表面の保護とに貢献する。二次層11で被覆
し、この二次層をたとえば紫外線で硬化させた後、今や
保護層7を備え、カラーコードを付された光ファイバ1
を、たとえば巻き取りリールに収める。次の作業ステッ
プでは、さらに識別を行うため、保護層7の二次層11
にカラーマーク13をたとえば開いたリングの形で塗布
する。その際これらのリングは、幅と距離がさまざまに
異なるものとすることができる。これらのマーク13の
上を、コーティングされた光ファイバ1の全長にわた
り、このファイバを囲む外被層15で覆う。外被層15
の被覆材料の選択の際は、その下にあるマーク13なら
びに二次層11の色を識別できることが保証されなけれ
ばならない。これを達成する最も簡単な方法は、外被層
15を無色透明な被覆材料で作ることである。
【図1】本発明による光ファイバの実施形態を示す図で
ある。
ある。
1 光ファイバ 3 コア 5 クラッド 7 保護層 9 一次層 10 二次層 13 カラーマーク 15 外被層
フロントページの続き (72)発明者 フランツ−ペーター・バルトリンク ドイツ国、40221・デユツセルドルフ、ア ウフ・デル・ベツク・15 (72)発明者 ベルトラム・グレスナー ドイツ国、41199・メンヒエングラドバハ、 タルシユトラーセ・38
Claims (10)
- 【請求項1】 単層または二層の保護層(7)とカラー
コード(11、13)とを有する光ファイバであって、
保護層(7)の少なくとも一つの層(11)が着色され
ており、保護層(7)の上にカラーマーク(13)が付
いていることを特徴とする光ファイバ。 - 【請求項2】 カラーマーク(13)の上に、光ファイ
バ(1)の全長にわたって延びる外被層(15)が被覆
されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイ
バ。 - 【請求項3】 外被層(15)が透明または半透明の被
覆材料でできていることを特徴とする請求項2に記載の
光ファイバ。 - 【請求項4】 外被層(15)が無色透明な被覆材料で
できていることを特徴とする請求項2または3に記載の
光ファイバ。 - 【請求項5】 外被層(15)が保護層(7)の着色さ
れた層(11)と同じ色であることを特徴とする請求項
2または3に記載の光ファイバ。 - 【請求項6】 カラーマーク(13)がカラーリングで
形成されていることを特徴とする請求項1から5のいず
れか一項に記載の光ファイバ。 - 【請求項7】 カラーマーク(13)が開いたカラーリ
ングで形成されていることを特徴とする請求項1から6
のいずれか一項に記載の光ファイバ。 - 【請求項8】 保護層(7)のうち、外側の二次層(1
1)が着色されていることを特徴とする請求項1から7
のいずれか一項に記載の二層の保護層(7)を持つ光フ
ァイバ。 - 【請求項9】 光ファイバ(1)が単層または二層の保
護層(7)を備え、この保護層(7)の少なくとも一つ
の層(11)が着色されており、保護層(7)の上にカ
ラーマーク(13)が付けられる、光ファイバ(1)に
カラーコードを付する方法。 - 【請求項10】 カラーマーク(13)の上に、光ファ
イバ(1)の全長にわたって延びる外被層(15)が被
覆されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19826301.5 | 1998-06-12 | ||
DE19826301A DE19826301A1 (de) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | Optische Faser und Verfahren zum Kennzeichnen einer optischen Faser |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000009971A true JP2000009971A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=7870745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11165627A Pending JP2000009971A (ja) | 1998-06-12 | 1999-06-11 | 光ファイバのカラ―コ―ド |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0964280A3 (ja) |
JP (1) | JP2000009971A (ja) |
KR (1) | KR20000006128A (ja) |
CN (1) | CN1243961A (ja) |
BR (1) | BR9902242A (ja) |
DE (1) | DE19826301A1 (ja) |
IL (1) | IL130419A0 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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