JP2000009659A - 表面検査方法及び装置 - Google Patents

表面検査方法及び装置

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JP2000009659A
JP2000009659A JP10172393A JP17239398A JP2000009659A JP 2000009659 A JP2000009659 A JP 2000009659A JP 10172393 A JP10172393 A JP 10172393A JP 17239398 A JP17239398 A JP 17239398A JP 2000009659 A JP2000009659 A JP 2000009659A
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surface inspection
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Akira Kamata
晃 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面検査の検査時間の短縮と、検査精度の向
上とを実現する。 【解決手段】 ウェブ2を矢印X方向に間欠搬送させ
る。このウェブ2の搬送の停止時に、投光部17と撮像
部18とをウェブ2の幅方向で移動させる。投光部17
は、リング状ランプ26a〜26dを使用して、撮像部
18の撮像位置の周囲から様々な角度で検査光を照射で
きるので、どのような反射率,指向性を持つ欠陥も確実
に乱反射させる。撮像部18は、高解像度のラインCC
D21を使用しているため、従来の表面検査装置では検
出できなかった小さな欠陥も検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブの表面及び
内部に存在する欠陥を検出する表面検査方法及び装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムの支持体や液晶パネルの偏
光板部材には、ポリエチレンテレフタレート(PET)
やトリアセチルセルロース(TAC)、ポリエチレンナ
フタレート(PEN)等のプラスチックフイルムが用い
られている。写真フイルムでは、支持体の表面や内部に
欠陥があると、印画紙に露光現像した際に欠陥像が生ず
る。液晶パネルでは偏光板部材の欠陥によって液晶の配
向が乱されて目視欠陥が発生する。そのため、欠陥の少
ないプラスチックフイルムの供給が望まれている。特
に、液晶パネルに使用するプラスチックフイルムでは、
30μm以上の欠陥が無いことが望まれている。
【0003】プラスチックフイルムの欠陥を減少させる
ために、製造後のプラスチックフイルムには、高精度欠
陥検査を実施する必要がある。この検査では、製造直後
の幅広のプラスチックフイルムのウェブから検査用のシ
ートを作成し、この検査用シートを検査員による目視
や、偏光顕微鏡による観察等によって検査しているのが
実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検査員
による目視検査は、およそ80μm以下の大きさの欠陥
を識別することが難しく、更に、作業に対する熟練度合
いや作業時の状態によって検査精度が変化してしまい、
品質管理の面で問題があった。また、偏光顕微鏡による
検査は、目視検査では発見できない微小な欠陥まで見つ
けることができるが、検査に膨大な時間がかかるという
問題がある。
【0005】更に、ウェブから検査用シートをカットす
る際や、検査用シートを偏光顕微鏡にセットする際に、
検査用シートにゴミや埃等の異物が付着することがあ
り、その異物が製造時のものなのか製造後に付着したも
のなのかが区別できず、検査の正確性に致命的な問題が
あった。
【0006】上記問題を解決するために、清潔な環境で
製造したウェブローラから巻き戻してウェブを連続搬送
し、この連続搬送されるウェブにレーザー光を照射し、
傷やゴミ等で乱反射したレーザー光を受光器で検出する
ようにした表面検査装置がある(例えば、特許登録第2
684460号)。しかしながら、この表面検査装置で
は、受光器の検出精度があまり良くなかったことから、
およそ200μm以下の欠陥を検出することができず、
また、検査光の入射が一定方向からとなるため、中には
乱反射しない欠陥もあり、検出されない欠陥が発生する
ことがあった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、高精度欠陥検査の時間短縮と検査精度の向上とを
可能とした表面検査方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の表面検査方法は、ロール状に巻かれたウ
ェブを巻き戻して間欠搬送させ、該ウェブの搬送が停止
している際に、搬送方向と直交する方向で光電素子を移
動させてウェブの表面を走査し、欠陥とその欠陥の位置
とを検出するようにしたものである。また、ウェブの同
一部位に、光電素子による走査を少なくとも2回行な
い、一度目の走査で欠陥の位置を検出し、2度目の走査
で欠陥の状態を識別するようにしたものである。
【0009】更に、検査装置では、ロール状に巻かれた
ウェブを引き出して間欠搬送させるウェブ搬送部と、該
ウェブの停止時に、搬送方向と直交する方向で光電素子
を移動させてウェブの表面を走査させる走査機構とを設
け、欠陥とその欠陥の位置とを検出するようにしたもの
である。
【0010】また、光電素子にラインCCDを用い、こ
のラインCCDの長手方向が前記ウェブの搬送方向に沿
うように配置したものである。更に、ウェブの同一部位
に、光電素子による走査を少なくとも2回実施し、一度
目の走査で欠陥の位置を検出し、2度目の走査で欠陥の
形態を撮像するようにしたものである。
【0011】また、投光部に、受光素子の走査位置の外
周を囲むように配置された少なくとも一つのリング状ラ
ンプ、好ましくは垂直方向に一定のなさをもった円筒型
リング状ランプを用い、受光素子とともに走査機構によ
って移動されるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施した表面検
査装置の構成を示す該略図である。この表面検査装置
は、プラスチックフイルムのウェブ2がロール状に巻か
れたウェブロール3がセットされるウェブ供給部4と、
ウェブ2の検査を行う検査部5と、検査後のウェブ2を
巻き取るウェブ回収部6とから構成されている。
【0013】ウェブ2は、例えば写真フイルムの支持体
として使用されるプラスチックフイルムであり、写真フ
イルムの幅に裁断される前の幅広の状態となっている。
また、ウェブ2は、ゴミや埃、傷等がつかないように、
両面にラミネートフイルム7,8が重ねられた状態でロ
ール状に巻かれていることもある。その場合には、ウェ
ブ供給部4には、ウェブロール3から巻き戻したウェブ
2のラミネートフイルム7,8を剥離して巻き取ること
が必要であり、そのため剥離用ローラ9,10がウェブ
2の上下方に配置されている。
【0014】ウェブロール3から巻き戻されたウェブ2
は、検査部5を経てウェブ回収部6の回収用ローラ12
に巻き取られる。この回収用ローラ12は、図示しない
モータによってウェブ2を巻き取る方向に間欠回転され
る。これにより、ウェブ供給部4のウェブ2は検査部5
に間欠搬送される。ウェブ供給部4と検査部5との間に
は、ウェブ2の静電気を除去するとともに、付着してい
るゴミや埃等を吹き飛ばす除電ブロワ13が配置されて
いる。
【0015】検査部5には、ウェブ2に平面性を付与す
る一対のローラ15,16が配置されている。この平面
性が付与されたウェブ2に対面して、ウェブ2に検査光
を照射する投光部17と、光電素子を含む撮像部18
と、これら投光部17と撮像部18とをウェブ2の搬送
方向に直交する方向で移動させる走査駆動部19とが配
置されている。
【0016】図2及び図3に示すように、撮像部18
は、光電素子である高解像度のラインCCD21と、ウ
ェブ2の表面で反射した光をラインCCD21に結像す
る結像レンズ22と、これらが組み込まれる筐体23と
からなる。ラインCCD21は、長手方向がウェブ2の
搬送方向に沿うように配置されている。
【0017】投光部17は、円筒形状のケース25と、
このケース25に収められた複数のリング状ランプ26
a,26b,26c,26dと、各リング状ランプ26
a〜26dの間に配置され、リング状ランプ26a〜2
6dから放射された光をウェブ2の表面に向けて照射さ
せる複数の反射板27a,27b,27cとから構成さ
れている。リング状ランプ26a〜26dとしては、例
えば、リング形状の蛍光灯や、EL発光素子等が用いら
れる。
【0018】この投光部17は、撮像部18の下方で、
撮像部18によるウェブ2の撮像位置の周囲を囲むよう
にして配置される。これにより、撮像部18の撮像位置
に外周から検査光を様々な角度で入射することができ、
色々な反射率や指向性を有する傷やゴミ,埃等で検査光
を乱反射させることができ、表面検査装置の検査精度を
向上させることができる。なお、ウェブ2の下方には、
検出効率を高めるために、黒色の支持板29が配置され
ている。
【0019】上記投光部17と撮像部18とは、略T字
形状の支持ステー31に保持されている。この支持ステ
ー31は、ウェブ2の幅方向に沿って配置された走査駆
動部に組み込まれており、この走査駆動部によってウェ
ブ2の幅方向で往復移動される。投光部17はウェブ2
の幅方向で移動しながらウェブ2の表面を照明し、撮像
部18は投光部17と一緒に移動しながら投光部17に
より照明されたウェブ2の表面を撮像する。
【0020】ウェブ2の欠陥には多種多様なものが存在
し、上記リング状ランプ26a〜26dが最も応用範囲
が広い。しかしながら、図4に示すように、撮像部18
に対面してウェブ2を挟み込むように配置されたバック
ライト50による検査光でも、欠陥検査は可能であり、
不透明異物や強い傷の類は有効に検出することができ
る。
【0021】走査駆動部には、撮像部18と投光部17
とを移動させる走査機構が内蔵されている。この走査機
構としては、詳しくは図示しないが、ウェブ2の幅方向
に沿って配置されたプーリーと、このプーリーに掛けら
れて支持ステー31が取り付けられたベルトとからな
り、プーリーがモータで回転される際のベルトの移動に
よって支持ステー31を移動させている。なお、走査機
構は、プーリーとベルトとに限定されるものではなく、
スプロケットとチェーン,ソレノイドとバネ,カム機
構,エアシリンダ,油圧シリンダ,ボールネジとボール
ナット等を用いることができる。
【0022】図1に示すように、表面検査装置はコンピ
ュータ33によって制御される。コンピュータ33に
は、表面検査装置を制御するための制御プログラムと、
検査の際のスレッシュホールドレベル等の検査条件のデ
ータとが格納されており、これらのデータにしたがって
表面検査装置が制御される。
【0023】また、撮像部18は、ウェブ2の同一部位
を2回走査し、一度目の走査でウェブ2の欠陥の位置を
検出し、2度目の走査で各欠陥の状態を撮像する。撮像
部18で撮像された欠陥位置データと欠陥画像データは
コンピュータ33に入力され、メモリ等の記憶装置に保
存される。また、保存されたデータは、コンピュータ3
3に接続されたモニタ35によって観察することがで
き、更に、コンピュータ33に接続されたプリンタ36
によってプリントアウトして、各種検討に用いることが
できる。このように、欠陥位置の認識と欠陥形状の撮像
とを別々の走査時に行うことで検査速度を飛躍的に高め
ることができ、一度の走査で欠陥位置の認識と欠陥形状
の撮像とを行う場合に比べて、およそ10倍程度検査程
度の検査時間の短縮を図ることができる。
【0024】検査部5とウェブ回収部6との間には、検
査部5で検出された欠陥の位置にマーキングを行うマー
キング装置38が配置されている。このマーキング装置
38は、詳しくは図示しないが、ウェブ2にマーキング
を行うプリンタヘッドと、このプリンタヘッドをウェブ
2の幅方向で移動させる移動機構とからなり、コンピュ
ータ33に保存された欠陥位置データに基づいて移動機
構がプリンタヘッドを移動させ、所定の位置でウェブ2
の表面にマーキングを行う。
【0025】マーキング装置38でマーキングするマー
クとしては、図5に示すように、欠陥の大きさによって
マーク形状が変更される。例えば、大きな欠陥には同図
(A)の五角形マーク40を用い、中程度の大きさの欠
陥には同図(B)の四角形マーク41を用い、小さな欠
陥には同図(C)の円形マーク42を用いる。これによ
り、検査後に欠陥の大きさや分布を容易に調べることが
できる。なお、プリンタヘッドには、例えばインクジェ
ット方式のものや、インクリボンを使用する熱転写方式
等のプリンタヘッドや、背面インク供給型のスタンプ等
を用いることができる。
【0026】次に、図6に示すフローチャートを参照し
て、上記実施形態の表面検査装置の作用について説明す
る。図1に示すように、プラスチックフイルムのウェブ
2は、製造直後にロール状に巻かれたウェブロール3の
形態のまま表面検査装置のウェブ供給部5にセットされ
る。ウェブ供給部5にセットされたウェブロール3から
は、ウェブ2が巻き戻され、両面を挟み込んでいるラミ
ネートフイルム7,8が剥がされてから、検査部5を経
てウェブ回収部6の回収用ローラ12に係止される。ラ
ミネートフイルム7,8は、剥離用ローラ9,10にそ
れぞれ係止される。このように、ウェブロール3を直接
検査装置にセットして検査することができるため、検査
用シートを作成していた従来に比べて検査の正確性が向
上する。
【0027】ウェブ2の表面検査装置へのセット後に
は、コンピュータ33を操作して各種設定を行う。この
設定とは、検査する材質やウェブ2の厚み、検査面積、
欠陥の大きさや状態に対するスレッシュホールドレベ
ル、マーキングの実施、不実施等となる。
【0028】設定終了後に検査をスタートさせると、図
示しないモータが回収用ローラ12をウェブ巻き取り方
向に間欠回転させ、ウェブ2をウェブ供給部4から引き
出して検査部5に間欠搬送する。また、図2及び図3に
示すように、これと同時に投光部17でリング状ランプ
26a〜26dが点灯される。ウェブ2の搬送が停止す
ると、操作駆動部19が作動し、支持ステー31に保持
された投光部17と撮像部18とをウェブ2の幅方向に
沿って一定速度で移動させる。その際に、撮像部18で
はラインCCD21が駆動され、投光部17で照明され
たウェブ2の表面を撮像する。
【0029】投光部17をリング状ランプ26a〜26
Dで形成する場合には、投光部17のリング状ランプ2
6a〜26dが上下方向で積み重ねられ、反射板27a
〜27によって反射されていることから、放射された検
査光は様々な角度でウェブ2の表面に入射する。そのた
め、ウェブ2の表面及び内部に存在する欠陥がどのよう
な反射率や指向性を有していても、高い精度で検査光を
ウェブ2の欠陥で乱反射させることができる。
【0030】また、この乱反射した光を検出するのは、
高解像度のラインCCD21であるため、従来の受光器
を用いていた検査装置よりも高精度に欠陥を検出するこ
とができる。この1度目の走査である検査スキャニング
の際には、ウェブ2の欠陥の位置が検出され、検査スキ
ャニングで得られた欠陥位置データは、コンピュータ3
3に入力されて記録装置に保存される。
【0031】検査スキャニングで、予め設定した以上の
レベルの欠陥が発見されなかった場合には、ウェブ2が
再度間欠搬送され、ウェブ2の新たな部分に検査スキャ
ニングが実施される。また、検査スキャニングで予め設
定した以上の大きさの欠陥が発見された場合には、投光
部17と撮像部18とを初期位置に復帰させる際に、確
認スキャニングが行われる。この確認スキャニングで
は、検出された各欠陥の撮像が行われる。この欠陥画像
データもコンピュータ33に入力され記録される。
【0032】欠陥画像は、後でモニタ35で観察した
り、プリントアウトする以外に、リアルタイムにモニタ
35で観察することもできる。その際に、欠陥がゴミや
埃等のすぐに取り除くことができる悪影響の少ないもの
ならば、コンピュータ33を操作し、その欠陥を欠陥位
置データと欠陥画像データとから除外することができ
る。
【0033】なお、ウェブ2の幅方向と同じ長さのライ
ンCCDを使用すれば、より検査時間を短縮することが
できるが、表面検査装置のコストが大幅に上昇してしま
う。そのため、本願発明では、短いラインCCDでウェ
ブ2を幅方向に走査するようにして、コストと機能のバ
ランスをとっている。
【0034】ウェブ2に欠陥があった場合には、ウェブ
2の間欠搬送後に、コンピュータ33内に記録されてい
る欠陥位置データに基づいて、ウェブ2の欠陥の位置に
マーキング装置38によってマーキングが施される。こ
のマーキングは、欠陥の大,中,小に応じて図5(A)
〜(C)の符号40〜41に示すように変えられる。こ
れにより、ウェブ2を直接観察することで、欠陥分布状
況を簡単に調べることができる。
【0035】以上のような検査スキャニング,確認スキ
ャニング,マーキングが、予め設定した規定面積の検査
が終了するまで繰り返される。規定面積の検査が終了す
ると、検査結果をモニタ35に表示させて観察したり、
プリンタ36でプリントアウトして各旬検討に用いるこ
とができる。
【0036】
【実施例】上記実施形態の表面検査装置を試作して実験
した結果、図2に示すウェブ2の幅Lを1000mm,
ラインCCD21の走査幅L1を50mmとし、ライン
CCD21の解像度を5000として、最小で10μm
の大きさの欠陥を検出し得る速度で撮像部18と投光部
17とを移動させても、1m2 の面積のウェブ2を検査
するのに5分しかかからなかった。また、マーキング
は、平均して5秒/個となった。そのため、欠陥を10
0個/m2 有するウェブでも、検査とマーキングとを合
わせたトータルでは約15分/m2 の速さで検査を行う
ことができ、検査精度を向上させながら、ウェブの検査
時間を大幅に短縮することができる。
【0037】上記実施形態は、写真フイルムの支持体用
の透明なウェブの検査を例に説明したが、本発明の表面
検査方法及び検査装置は、半透明または不透明なウェブ
の検査にも用いることができる。また、撮像部と投光部
とを一つずつ使用したが、これらを2個以上ずつ装備し
て、より検査速度を向上させることもできる。なお、撮
像部と投光部とを2個以上ずつ使用する場合、一方を検
査スキャニング用、他方を確認スキャニング用と分けて
使用してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表面検査
方法及び装置は、ウェブの欠陥の検査精度を向上させな
がら検査時間を大幅に短縮することができるため、ウェ
ブを使用する写真フイルム等の製品の品質向上と、製造
効率の向上とを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面検査装置の構成を示す該略図であ
る。
【図2】検査部の構成を示す斜視図である。
【図3】撮像部及び投光部の要部断面図である。
【図4】別の撮像部及び投光部の要部を示す断面図であ
る。
【図5】マーキングされるマークの例を示す説明図であ
る。
【図6】表面検査装置の動作順序を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
2 ウェブ 3 ウェブロール 4 ウェブ供給部 5 検査部 17 投光坊 18 撮像部 19 走査駆動部 21 ラインCCD 26a〜26d リング状ランプ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA18 AA60 AA61 BB13 CC02 DD03 DD06 FF01 FF04 FF41 FF67 GG17 HH14 JJ02 JJ25 LL04 LL65 MM03 MM07 PP02 PP16 PP22 QQ08 QQ23 QQ28 QQ31 SS04 SS06 SS13 2G051 AA31 AA41 AB01 AB06 AB07 AC01 AC15 BA20 BC06 CA03 CB05 CD04 DA06 DA15 DA17 EA11 EA14 EA16 EB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブに検査光を照射し、該ウェブの表
    面及び内部に存在する欠陥で乱反射した光を光電素子で
    検出する表面検査方法において、 製造後にロール状に巻かれたウェブを巻き戻して間欠搬
    送させ、該ウェブの搬送が停止している際に、搬送方向
    と直交する方向で光電素子を移動させてウェブの表面を
    走査し、欠陥とその欠陥の位置とを検出することを特徴
    とする表面検査方法。
  2. 【請求項2】 前記ウェブの同一部位に、前記光電素子
    による走査を少なくとも2回行ない、一度目の走査で欠
    陥の位置を検出し、2度目の走査で欠陥の状態を識別す
    ることを特徴とする請求項1記載の表面検査方法。
  3. 【請求項3】 ウェブに検査光を照射する投光部と、該
    ウェブの表面及び内部に存在する欠陥で乱反射された光
    を検出する光電素子とを備えた表面検査装置において、 製造後にロール状に巻かれたウェブを巻き戻して間欠搬
    送させるウェブ搬送部と、該ウェブの停止時に、搬送方
    向と直交する方向で光電素子を移動させてウェブの表面
    を走査させる走査機構とを設け、欠陥とその欠陥の位置
    とを検出することを特徴とする表面検査装置。
  4. 【請求項4】 前記光電素子にラインCCDを用い、こ
    のラインCCDの長手方向が前記ウェブの搬送方向に沿
    うように配置したことを特徴とする請求項3記載の表面
    検査装置。
  5. 【請求項5】 前記ウェブの同一部位に、前記ラインC
    CDによる走査を少なくとも2回実施し、一度目の走査
    で欠陥の位置を検出し、2度目の走査で欠陥の形態を撮
    像することを特徴とする請求項4記載の表面検査装置。
  6. 【請求項6】 前記投光部は、受光素子の走査位置の外
    周を囲むように配置された少なくとも一つのリング状ラ
    ンプからなり、該受光素子とともに走査機構によって移
    動されることを特徴とする請求項3ないし5いずれか記
    載の表面検査装置。
  7. 【請求項7】 前記リング状ランプは、垂直方向に一定
    の長さを持つ円筒型リング状ランプであることを特徴と
    する請求項6記載の表面検査装置。
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