JP2000007458A - 浮体構造物用軽量コンクリートおよびその製造方法 - Google Patents

浮体構造物用軽量コンクリートおよびその製造方法

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JP2000007458A JP17749498A JP17749498A JP2000007458A JP 2000007458 A JP2000007458 A JP 2000007458A JP 17749498 A JP17749498 A JP 17749498A JP 17749498 A JP17749498 A JP 17749498A JP 2000007458 A JP2000007458 A JP 2000007458A
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英太郎 吉冨
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茂夫 須郷
Kazuo Ishiguro
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    • C04B2111/42Floating materials

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、浮体構造物は、コンクリート製である
ために重く、浮力の制限を受け、そのサイズを大きくす
ることができなかった。また軽量骨材を用いてコンクリ
ートを軽くすると、強度が低くなり、耐凍結融解性も低
くなるために、軽量コンクリート製の浮体構造物は実用
性に乏しかった。 【解決手段】 早強セメント、水、絶乾状態の軽量骨
材、ポリカルボン酸系の減水剤、必要に応じて起泡剤、
SiO2を主成分とする添加材、増粘剤を混練してコン
クリートを調製した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量でかつ高強度
の浮体構造物用のコンクリートおよびその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浮体構造物は、コンクリート製で
あるために重く、コンクリートの量は制限を受け、鉄筋
のかぶり厚さは大きくできなかった。また軽量骨材を用
いてコンクリートを軽くすると、強度が低くなり、耐凍
結融解性も低くなるために、軽量コンクリート製の浮体
構造物は実用性に乏しかった。
【0003】従来、軽量コンクリートに配合される軽量
骨材は、使用前に含水させて湿潤状態にし、なお含水状
態を一定に保った上用いられために、硬化した後の軽量
コンクリートは強度も低く耐凍結融解性も低かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コンクリート製の浮体
構造物は、軽量で、高強度で、しかも高い耐凍結融解性
が望まれている。浮体構造物に用いるコンクリートの比
重が軽くなればその分鉄筋のかぶり厚さを多くし、その
耐久性も高められる。
【0005】したがって本発明の目的は、従来よりも軽
量性、強度、耐凍結融解性が改善した浮体構造物用軽量
コンクリートおよびその製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、浮体構造
物用軽量コンクリートに含まれる材料として、一部また
全部が乾燥している軽量骨材および減水剤を用いること
で、上記の従来の課題を一気に解決できるという驚くべ
き事実を見いだし、本発明を完成することができた。
【0007】すなわち本発明は、セメント、水、一部ま
たは全部が乾燥している軽量骨材、該軽量骨材に対し分
散性の優れた減水剤、および必要に応じて各種添加材
(剤)を配合してなることを特徴とする浮体構造物用軽
量コンクリートを提供するものである。また本発明は、
減水剤が、ポリカルボン酸系減水剤であることを特徴と
する前記の浮体構造物用軽量コンクリートを提供するも
のである。さらに本発明は、軽量骨材が、絶乾状態ない
し該軽量骨材の吸水率の半分程度まで吸水していること
を特徴とする前記の浮体構造物用軽量コンクリートを提
供するものである。さらにまた本発明は、比重が1.0
未満の軽量骨材を一部または全部として使用することを
特徴とする前記の浮体構造物用軽量コンクリートを提供
するものである。また本発明は、水セメント比を55%
以下に設定することを特徴とする前記の浮体構造物用軽
量コンクリートを提供するものである。さらに本発明
は、起泡剤が配合されてなる前記の浮体構造物用軽量コ
ンクリートを提供するものである。さらにまた本発明
は、SiO2を主成分とする添加材(剤)が配合されて
なる前記の浮体構造物用軽量コンクリートを提供するも
のである。また本発明は、増粘剤が配合されてなる前記
の浮体構造物用軽量コンクリートを提供するものであ
る。さらに本発明は、前記の浮体構造物用軽量コンクリ
ートを、所望の形状の型枠内に打設することを特徴とす
る浮体構造物用軽量コンクリートの製造方法を提供する
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】従来、浮体構造物に用いたコンク
リートの比重は2.3前後であり、重いものであった。
本発明では、一部または全部が乾燥している軽量骨材お
よび減水剤を用いることにより、軽量性、強度、耐凍結
融解性が改善した浮体構造物用軽量コンクリートを提供
することができる。
【0009】本発明に用いられる軽量骨材は、一部また
は全部が乾燥し、濡らす必要がなく、絶乾状態で用いる
ことができる。しかしながら、必要に応じて吸水率の半
分程度まで軽量骨材を濡らすこともできる。
【0010】軽量骨材の種類としては、粗骨材および細
骨材共に限定されるものではなく、目的に応じて種々選
択することができる。例えば天然骨材と人工骨材とを併
用することもでき、具体的には細骨材として川砂を、粗
骨材として人工軽量粗骨材を用いたり、細骨材として人
工軽量細骨材を、粗骨材として天然軽量粗骨材(例えば
大島産)を用いることができる。本発明において、軽量
骨材は、細骨材または粗骨材の一方が湿潤状態で、他方
が絶乾状態であることもできるが、その場合でも両骨材
の全体の吸水量は吸水率の50%以下であるのが好まし
い。
【0011】本発明で用いる軽量骨材は、その一部また
は全部が比重1.0未満のものから構成されていてもよ
い。これによりさらなる軽量化が達成される。
【0012】本発明で用いるセメントは、とくに制限さ
れず用途により自由に選択でき、例えば普通ポルトラン
ドセメント、早強セメント、中庸熱セメント等を使用で
きる。また、ビーライトセメントも、高炉セメントも、
三成分セメントも、耐硫酸塩セメントも、混合セメント
等も利用することができる。連続生産方式で本発明のコ
ンクリートを製造するには、早強セメント等の速硬性セ
メントが好ましい。水セメント比は、通常16〜60
%、好ましくは55%以下の低い水セメント比が好まし
い。また必要に応じて各種添加材(剤)を配合できるこ
とは言うまでもない。その他の配合率は、従来のそれと
違わず、適宜決定できる。
【0013】本発明に用いられる減水剤は、前記の乾燥
した軽量骨材に分散性が良好であればとくに制限されな
いが、ポリカルボン酸系の減水剤が好適に用いられる。
このポリカルボン酸系減水剤の具体例としては、主成分
がポリカルボン酸エーテル系の複合物(カルシウム・ベ
ース)等が挙げられる。市販されているものも好適に利
用することができ、例えばエヌエムビー社製の商品名S
P−8HE、花王社製の商品名マイテイ2000TH等
が挙げられる。その他の減水剤も利用することができ
る。例えば、リグニン系、メラミン系、ナフタリン系の
減水剤を用いることができる。さらに言えば、主成分が
変性リグニン、アルキルアリールスルホン酸および活性
持続ポリマーの複合物である減水剤が挙げられ、市販さ
れているものとしては、例えばエヌエムビー社製の商品
名レオビルトSP−9HS、SP−9R等が利用でき
る。また、主成分が高縮合芳香族スルホン酸化合物であ
る減水剤が挙げられ、市販されているものとしては、例
えばエヌエムビー社製の商品名レオビルトNL−144
0等が利用できる。さらに、主成分がナフタリンスルホ
ン酸・ホルマリン高縮合物の減水剤が挙げられ、例えば
花王社製の商品名マイテイ150等が利用できる。
【0014】減水剤の配合率は、採用されるセメント、
骨材の種類、水セメント比等によって適宜決定される
が、例えばコンクリート1m3に対し0.6〜9.0リ
ットル、好ましくは0.8〜6.0リットルがよい。
【0015】本発明では、コンクリートに気泡を含有さ
せれば、さらなる軽量化および耐凍結融解性を高めるこ
とができ好ましいものとなる。使用する起泡剤として
は、とくに制限されない。例えば、起泡剤としてエヌエ
ムビー社製の商品名ファインフォーム606、竹本油脂
(株)の商品名起泡剤エアーセットA、(株)セルフォ
ーム技術研究所社製の商品名セルフォームL−50等が
挙げられる。その他の起泡剤も利用することができる。
起泡剤は発泡機により気泡化し、コンクリート中に投入
される。
【0016】本発明における気泡の投入量は、配合され
る材料の種類により異なり、一概に決定できないが、例
えば気泡が10〜350リットル/m3、好ましくは5
0〜150リットル/m3となるようにコンクリート中
に投入するのがよい。気泡の大きさは、直径として10
〜500μm、好ましくは20〜250μmがよい。
【0017】本発明においては、従来から公知の添加材
(剤)を配合することができる。例えば、SiO2を主
成分とする添加材(剤)が好適に使用される。具体例と
しては、シリカヒューム、例えばエルケムジャパン社製
の商品名マイクロシリカ、940U等が挙げられる。そ
のほか、必要に応じて高炉スラグ微粉末、天然岩石の微
粉末、人工セラミックの微粉末、フライアッシュ等も好
適に使用できる。また、ポゾラン反応をするものもしな
いものも利用できる。
【0018】本発明において、長い運搬時間が予期され
る場合は、増粘剤を用いることができる。増粘剤として
は、例えばセルロース系の高流動コンクリート用増粘
剤、例えば信越化学社製の商品名SFCA2000(主
成分:セルロースエーテル、外観:白色粉末)が挙げら
れ、増粘剤の配合割合は、例えばコンクリート1m3
対し0.4〜0.8リットルである。
【0019】本発明の浮体構造物用軽量コンクリート
は、従来の軽量コンクリートと同様に、ミキサー中に材
料を投入してから練りを行い、調合水および減水剤、さ
らにその他の材料を投入し、本練りを行うことで得られ
る。また本発明の浮体構造物用軽量コンクリートは、こ
れを所望の形状の型枠に打設し、硬化させることにより
得られる。養生も、従来のそれと同様の手段を採用で
き、例えば蒸気養生を行うことができる。養生によって
ひび割れ等の悪影響が発現することはない。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。 (実施例1)下記表1に示す配合率に従って本発明のコ
ンクリートを調製した。なお、表1において、人工軽量
細骨材及び人工軽量粗骨材は、日本メサライト工業社
製、商品名メサライトであり、絶乾状態で用いた。減水
剤は、ポリカルボン酸系減水剤であり、絶乾状態の
(株)サンライト社製、商品名Gライトであり、減水剤
は、ポリカルボン酸系減水剤であり、エヌエムビー社
製、商品名SP−8HEである。
【0021】
【表1】 上記配合率に従って、各材料をミキサー中へ投入してか
ら練りを行い、調合水及び減水剤を投入し、本練りを行
い、本発明のコンクリートを調製した。
【0022】得られたコンクリートに対し、生コンクリ
ート時の打設10分後の物性を測定した。結果を下記表
2に示す。
【0023】
【表2】 さらに、上記の生コンクリートを規定の型枠に打設し、
φ10×20cmの寸法の供試体を得て、その圧縮強度
を測定した。その結果を表3に示す。
【0024】
【表3】 さらに、上記の生コンクリートを規定の型枠に打設し、
10×10×40cmの寸法の供試体を得て、ASTM
C666A法(水中凍結、水中融解)の試験方法によ
り凍結融解抵抗性を測定した。その結果を表4に示す。
【0025】
【表4】
【0026】(実施例2)下記表5に示す配合率に従っ
て本発明のコンクリートを調製した。表5において、人
工軽量細骨材および人工軽量粗骨材は、絶乾状態の日本
メサライト工業社製、商品名メサライトである。スーパ
ーメサライトの絶乾比重は1.3未満である。比重1.
0未満の骨材としては、秩父小野田社製の商品名マイク
ロセルズを用いた。減水剤は、ポリカルボン酸系減水剤
であり、花王(株)社製の商品名2000WHZであ
る。また、添加材として、エルケムジャパン社製の商品
名マイクロシリカを用いた。
【0027】
【表5】 上記配合率に従って、各材料をミキサー中へ投入してか
ら練りを行い、調合水及び減水剤を投入し、本練りを行
い、本発明のコンクリートを調製した。
【0028】得られたコンクリートの生コンクリート時
の打設20分後および30分後の物性を測定した。本発
明のコンクリートは、30分後にスランプの変化が生じ
たが、作業性は十分であった。結果を表6に示す。
【0029】
【表6】 さらに、上記生コンクリートを規定の型枠に打設し、φ
10×20cmの寸法の供試体を得て、その圧縮強度を
測定した。その結果を表7に示す。
【0030】
【表7】
【0031】(実施例3)下記表8に示す配合率に従っ
て本発明のコンクリートを調製した。表8において、人
工軽量細骨材および人工軽量粗骨材は、絶乾状態の日本
セメント社製、商品名アサノライトであり、減水剤は、
ポリカルボン酸系減水剤であり、エヌエムビー社製、商
品名8HEである。アサノライトの絶乾比重は1.3未
満である。比重1.0未満の骨材としては、秩父小野田
社製の商品名マイクロセルズを用いた。また、添加材と
して、シリカとして、エルケムジャパン社製の商品名9
40Uを用いた。
【0032】
【表8】 上記配合率に従って、各材料をミキサー中へ投入してか
ら練りを行い、調合水及び減水剤を投入し、本練りを行
い、本発明のコンクリートを調製した。
【0033】得られたコンクリートの生コンクリート時
の打設20分後および30分後の物性を測定した。本発
明のコンクリートは、30分後にスランプの変化が生じ
たが、作業性は十分であった。結果を表9に示す。
【0034】
【表9】 さらに、上記生コンクリートを規定の型枠に打設し、φ
10×20cmの寸法の供試体を得て、その圧縮強度を
測定した。その結果を表10に示す。
【0035】
【表10】 また、表1と表4のコンクリートに増粘剤、すなわち信
越化学工業社製の商品名SFCA2000を0.5リッ
トル/m3配合した。両方ともに、打設60分後まで、
スランプロスが見られなかった。なお圧縮強度は材齢2
8日で、5%以上増進した。コンクリートの気乾比重に
おいては同等であった。
【0036】(実施例4)下記表11に示す配合率に従
って調合1と調合2のコンクリートを調製した。表11
において、人工軽量細骨材および人工軽量粗骨材は、絶
乾状態のサンライト社製、商品名Gライトであり、減水
剤は、ポリカルボン酸系減水剤であり、エヌエムビー社
製、商品名SP−8HEである。AE剤としてエヌエム
ビー社製の商品名775S、起泡剤としてセルフォーム
技術研究所社製の商品名L−50を、気泡発生装置は、
セルフォーム技術研究所社製の商品名セルエースを用い
た。Gライトの絶乾比重は1.0未満である。
【0037】
【表11】 上記配合率に従って、各材料をミキサー中へ投入してか
ら練りを行い、調合水、減水剤、AE剤を投入し、本練
りを行い、さらに気泡を投入し、本発明のコンクリート
を調製した。得られた生コンクリートの打設直後および
15分後の物性を測定した。結果を表12に示す。
【0038】
【表12】 上記の調合1および調合2の生コンクリートを規定の型
枠に打設し、φ10×20cmの寸法の供試体を得て、
その圧縮強度および比重を測定した。その結果を表13
に示す。
【0039】
【表13】
【0040】(実施例5)下記表14に示す配合率に従
って調合3と調合4のコンクリートを調製した。表14
において、人工軽量細骨材は、絶乾状態のサンライト社
製、商品名Gライトであり、人工軽量粗骨材は、絶乾状
態の日本メサライト社製、商品名スーパーメサライトで
ある。Gライトとスーパーメサライトの絶乾比重は1.
0未満である。減水剤は、高縮合芳香族スルホン酸化合
物が主成分である、エヌエムビー社製、商品名レオビル
トNL−1440である。AE剤としてエヌエムビー社
製の商品名775S、起泡剤としてセルフォーム技術研
究所社製の商品名セルフォームL−50を、気泡発生装
置は、セルフォーム技術研究所社製の商品名セルエース
を用いた。
【0041】
【表14】 上記配合率に従って、各材料をミキサー中へ投入してか
ら練りを行い、調合水、減水剤、AE剤を投入し、本練
りを行い、さらに気泡を投入し、本発明のコンクリート
を調製した。得られた生コンクリートの打設直後および
15分後の物性を測定した。結果を表15に示す。
【0042】
【表15】 上記の調合3および調合4の生コンクリートを規定の型
枠に打設し、φ10×20cmの寸法の供試体を得て、
その圧縮強度および比重を測定した。その結果を表16
に示す。
【0043】
【表16】
【0044】(実施例6)下記表17に示す配合率に従
って調合5と調合6のコンクリートを調製した。表17
において、人工軽量細骨材は、絶乾状態のサンライト社
製、商品名Gライトであり、人工軽量粗骨材は、絶乾状
態の日本メサライト社製、商品名メサライトである。G
ライトの絶乾比重は1.0未満であり、メサライトの絶
乾比重は1.3未満である。減水剤は、ナフタリンスル
ホン酸・ホルマリン高縮合物塩を主成分とした、花王社
製、商品名マイテイ150である。AE剤として竹本油
脂社製の商品名チェーポールC、起泡剤としてセルフォ
ーム技術研究所社製の商品名セルフォームL−50を、
気泡発生装置は、セルフォーム技術研究所社製の商品名
セルエースを用いた。
【0045】
【表17】 上記配合率に従って、各材料をミキサー中へ投入してか
ら練りを行い、調合水、減水剤、AE剤を投入し、本練
りを行い、さらに気泡を投入し、本発明のコンクリート
を調製した。得られた生コンクリートの打設直後および
15分後の物性を測定した。結果を表18に示す。
【0046】
【表18】 上記の調合5および調合6の生コンクリートを規定の型
枠に打設し、φ10×20cmの寸法の供試体を得て、
その圧縮強度および比重を測定した。その結果を表19
に示す。
【0047】
【表19】
【0048】(実施例7)上記実施例4の調合1と調合
2から粗骨材を除いたモルタル調合7および8を別に配
合し、4×4×16cmの寸法の供試体を得て、養生日数
の関数としての比重と圧縮強度を測定した。結果を表2
0に示す。また、調合7および8のフローの変化を測定
し、脱型後の状況を検討したが、柔らかさい変化はな
く、作業性に優れているのは調合8であった。
【0049】
【表20】
【0050】
【発明の効果】上記実施例から分かるように、本発明の
コンクリートは、比重を考慮すると強度が高い。とくに
初期強度が高い。また、本発明のコンクリートは耐凍結
融解性等に基づく耐久性に優れている。また、本発明の
コンクリートは軽いので、同じ重量ならば、従来のもの
よりもサイズを大きくすることができ、鉄筋のかぶり厚
さも増加するので、耐久性も高められる。このように本
発明によれば、従来よりも軽量性、強度、耐凍結融解性
が改善した浮体構造物用軽量コンクリートおよびその製
造方法が提供される。
フロントページの続き (72)発明者 須郷 茂夫 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 石黒 和男 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 Fターム(参考) 4G019 LA01 LA02 LB01 LB02 LC13 LD01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント、水、一部または全部が乾燥し
    ている軽量骨材、該軽量骨材に対し分散性の優れた減水
    剤、および必要に応じて各種添加材(剤)を配合してな
    ることを特徴とする浮体構造物用軽量コンクリート。
  2. 【請求項2】 減水剤が、ポリカルボン酸系減水剤であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の浮体構造物用軽量
    コンクリート。
  3. 【請求項3】 軽量骨材が、絶乾状態ないし該軽量骨材
    の吸水率の半分程度まで吸水していることを特徴とする
    請求項1または2に記載の浮体構造物用軽量コンクリー
    ト。
  4. 【請求項4】 比重が1.0未満の軽量骨材を一部また
    は全部として使用することを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか1項に記載の浮体構造物用軽量コンクリー
    ト。
  5. 【請求項5】 水セメント比を55%以下に設定するこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の浮体構造物用軽量コンクリート。
  6. 【請求項6】 起泡剤が配合されてなる請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載の浮体構造物用軽量コンクリー
    ト。
  7. 【請求項7】 SiO2を主成分とする添加材(剤)が
    配合されてなる請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の浮体構造物用軽量コンクリート。
  8. 【請求項8】 増粘剤が配合されてなる請求項1ないし
    7のいずれか1項に記載の浮体構造物用軽量コンクリー
    ト。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    の浮体構造物用軽量コンクリートを、所望の形状の型枠
    内に打設することを特徴とする浮体構造物用軽量コンク
    リートの製造方法。
JP17749498A 1998-06-24 1998-06-24 浮体構造物用軽量コンクリートおよびその製造方法 Pending JP2000007458A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101705733A (zh) * 2009-09-30 2010-05-12 吴跃平 陶粒砼轻质外墙板及其制备方法
CN105777039A (zh) * 2016-03-31 2016-07-20 武汉理工大学 一种磷石膏基轻质保温板及其制备方法
CN115849776A (zh) * 2022-11-22 2023-03-28 阳光水面光伏科技有限公司 一种水泥基发泡浮体及其制备方法和应用

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