JP2000005901A - 棒杭の先端切削装置 - Google Patents

棒杭の先端切削装置

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JP2000005901A
JP2000005901A JP20706098A JP20706098A JP2000005901A JP 2000005901 A JP2000005901 A JP 2000005901A JP 20706098 A JP20706098 A JP 20706098A JP 20706098 A JP20706098 A JP 20706098A JP 2000005901 A JP2000005901 A JP 2000005901A
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tip
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JP20706098A
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Masaru Shimoda
優 下田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地中に打ち込む木製棒杭は、その先端部分が
円錐型であることが理想である。従来はその先端部を鋸
や鉈等で鋭角に切削しているが、鋸では4っの三角錐面
がそれぞれほぼ平滑に形成されてもその先端を杭の芯と
一致させることは至難である。また鉈で切削するときは
ほぼ円錐状に切削できるとしても、熟練と時間を要する
は勿論のこと先端を杭の芯と一致させることは至難であ
る。そこで本発明は鉛筆削り装置に着目し、これを棒杭
の先端切削に応用しようとしたものである。 【構成】 台座の上に軸支した回転軸の一端に、棒杭の
先端部形状に応じて対応させた刃板を取り付けた切削回
転体を取り付け、この切削回転体を回転させながらその
一方側から棒杭を回転しないように保持して、順次差し
込んで先端部分を切削加工するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】棒杭製造販売業者或いは土木、建
築業者等において広く利用される棒杭の先端部を加工す
るとき、先端を円錐状に簡単に切削加工して、打ち込み
易くしかも正しく打ち込むことができような棒杭の先端
切削装置で、極めて短時間で加工処理でき、しかも正し
く切削できる装置である。
【0002】
【従来の技術】棒杭は土木、建築業等で多く利用されて
いる。またこのような棒杭は木工業者が製造して販売し
ているものもあるが、現場においてその打ち込み側先端
を尖鋭に切削加工する場合もある。ところで従来一般の
棒杭は図9(一部破断見取図)に例示するように棒杭A
の打ち込み側先端は角錐形Aaに形成されており、その
形成手段は鋸刃板でそれそれ四隅を切断している。また
作業者が鉈等で先端部を円錐形に切削することもある
が、作業に熟練を要しまた時間も要している。またこれ
らの手作業によるものは、先端が棒杭の芯軸と一致しな
いものがあり、打ち込みに際して方向が変わったり、或
いは傾斜して正しく打ち込みができないものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者は棒杭
の先端は図10(一部破断見取図)に示すように円錐形
状Abであることが理想であり、しかもこの円錐形状A
bは尖端が棒杭の芯軸と一致していること、円錐形状面
が滑面であること、切削加工が簡単でしかも均一である
こと等を考慮して、図11(構成説明見取図)に示すよ
うに、鉛筆削り装置に着目して棒杭の先端部を切削加工
しようとするものである。即ち棒杭Aを案内装置8に通
して回転しないように支持し、矢印C方向に移動させ
る。他方5で示す切削回転体は回転軸の一端側に取り付
けると共にこの回転体5には、先端円錐形状に配置した
刃板12,12を配置しておき、これを矢印D方向に回
転させることによって図10に示したような円錐形状の
先端部Abが切削加工できるものと確信した。
【0004】
【課題を解決するための手段】台座の上に軸支した回転
軸の先端部に、棒杭の先端部形状に応じて対応させた刃
板を配設した切削回転体を取り付け、該切削回転体の他
方側には回転体の芯軸に向かって差し込み棒杭を不回転
に支持する案内装置と、切削回転体の遠心方向には切削
屑の飛散を防ぐと共にこれを集積する空所を台座内に形
成して構成したものである。
【0005】
【実施例】以下図面に基づいて本発明を詳細に説明する
が、図は本発明の具体的な実施の一例を示したもので本
発明は図示例に限定されず以下説明する趣旨に沿って一
部の構成を変更したり或いは一部の設計を変更しても同
様に実施することができるものである。
【0006】図1(側面図)は本発明に係る棒杭の先端
切削装置1を示し、図2(平面図)は図1の上部を、図
3(側面図)は図1の左側を、図4(側面図)は図1の
右側の一部を示したものである。そして図4を除くそれ
ぞれの図はそれぞれ一部を破断して示している。これら
の図において、本発明棒杭の先端切削装置1は台座2の
頂面に2個の軸受け3,3を取り付け、この軸受けに軸
4を軸方向に移動しないように遊支する。そしてこの軸
4はその一方端側にプーリ4aを取り付け、このプーリ
4aは台座2の頂面に可動台7bを介して取り付けたモ
ータ7の駆動プーリ7aからベルトを介して駆動回転さ
れるようになっている。
【0007】他方この軸4の他端側には切削回転体5が
着脱可能に取り付けられている。6は切削回転体5のカ
バーを示し、このカバー6はその上部側が開閉自在な蓋
板になっており、下部側は台座側に形成した窓穴6a
(図1)の周辺を囲むように取り付けられている。また
この蓋板は閉じた状態で保持されるような止め具を設け
ている。一方この切削回転体5の前方(図では右側)に
は台板10を台座2の頂面に取り付け、この台板10に
案内装置8と支持装置9を取り付けている。そして案内
装置8としては前記図11で示したように、棒杭Aを自
由に通過させる透孔を形成しており、この透孔としては
一般に四角断面の棒杭Aの対角線をほぼ垂直にして軽く
通過させる通し穴としている。他方支持装置9は図1及
び図2に示すように断面対角線の下部側のみを支持する
Vブロック型としている。なおこれらの案内装置や支持
装置としては棒杭の断面形状によって適当に選択するこ
とができるものであり、棒杭を不回転でかつ回転体5の
芯軸に沿って差し込みできる限り適当な案内装置とする
ことができる。また案内装置や支持装置は単独の装置で
構成して、直接台座2の頂面側に取り付けて構成しても
よいし、案内装置と支持装置と共同して棒杭を回転しな
いように保持するように構成してもよい。
【0008】一方前記切削回転体5は図5(一部破断平
面図)、図6(図5の右側側面図)に示すように、円搭
体で構成し、その芯軸に沿って入口側(図面では右側)
から棒杭の先端部Ab(図10参照)とほぼ合致するよ
うな円錐型の穴部5dを形成すると共にその対応面(図
面では上下方向)にそれぞれ長穴5e,5eを形成して
いる。また切削回転体5の外周面側には、前記長穴5e
に接続する凹所5a,5aをそれぞれ刻設すると共にこ
の凹所5aの底側は長穴5eの一方端縁と合致させる。
そして凹所5aの底部で長穴5eに接する面5bは平面
で形成して刃取り付け面5bとする。なおこの刃取り付
け面5bとしては、切削に適当な角度で形成したり或い
は刃板12の取り付け面を調整できるように構成した
り、刃板の取り付けに当たって座板を介装させてもよ
く。棒杭の材料や切削速度等によって刃板12,12の
取り付け角度を自由に選択できるものである。
【0009】そしてこの切削回転体5を軸4に取り付け
る手段としては適当な手段を選択することができるが、
図示例では軸4の回転体取り付け側に、回転体の外径と
ほぼ一致するフランジ部4bとねじ部4eを一体的に形
成しておき、回転体5の取り付け側にねじ穴を形成して
螺着したものを示している。そしてこれらの螺装に当た
ってはフランジ部4bの周面の一部に係合孔4dを形成
すると共に回転体5の周面にも係合孔5fを形成してナ
ット回し具を利用して着脱可能に取り付けている。また
切削回転体5の棒杭挿入側にはフランジ5cを取り付け
ており、このフランジ5cの穴径は回転体の前記穴部5
dの入口側内径より僅かに細くすると共に棒杭が容易に
通過できるように形成している(図5の破断部参照)。
13は刃板12の締め付けねじで回転体5の前記刃板取
り付け面5bに形成したねじ孔に螺合される。
【0010】図7(一部破断平面図)は図5の切削回転
体5を90度時計方向に回転させた状態を示しており、
図8(断面図)は図7の切断線B−Bに沿う矢印方向を
示している。即ち回転体5の前記凹部5a,5a及び刃
板12,12並びにその取り付け面は対象に形成されて
おり、刃板12の尖鋭端縁はそれぞれ前記長穴5eより
僅かに突出して棒杭を切削するようになっている。
【0011】14は受電ボックス、15は始動停止用ス
イッチを示している。また図1,2及び図3に示す2a
は台座2の一方側面(前側)に設けた削り屑取り出し扉
で、一方端側を蝶着して開閉自在とし、台座側の前壁面
に形成した屑取り出し窓を閉塞するように配設されてい
る。2bは削り屑堆積部の側壁を示しており、他側(図
示せず)の側壁と底片2cと、屑取り出し扉2aによっ
て集塵部を形成し、切削回転体5の下部に形成した前記
窓孔6aから投入される切削屑を集積するようになって
おり、扉2aを開いて屑を取り出すように構成してい
る。なお必要によっては、扉の位置を変更したり或いは
集塵部を更に大きく構成する等自由に設計することがで
きる。なおこの始動停止用スイッチ15としては、棒杭
Aの挿入部例えば支持装置9の近辺にマイクロスイッチ
を配置して棒杭の存在を検知して起動停止を行うように
してもよい。
【0012】このように構成する切削回転体5の刃板1
2,12では、棒杭の先端を尖鋭に形成するため先端側
が狭く対設されている。従って特別な先端部のストッパ
ーを設けないかぎり押し込み挿入するだけ切削されるこ
とになる。よって棒杭の長さ寸法並びに先端円錐部分の
寸法が規制されるような手段が必要になり、本発明装置
を利用するに当たっては、差し込み棒杭の長さを規定し
ておくことが望ましい。そのためには棒杭の一部に標識
を付しておき、この標識が例えば支持装置9に到達した
時点で挿入を中止して引き戻して切削を済ませたり、或
いは図示するような差し込み送り長さを規制する規制装
置を併設することが好ましい。即ち図示する規制装置は
図1,2及び図4に示すように、台座2の上部にブラケ
ット16を取り付け、このブラケット16に棒杭送り方
向に沿って長軸17を回転摺動自在に設ける。そしてこ
の長軸17には係止用環19及び棒杭の後端面に当接し
て押し込む(人手によって)ようにした当接板18を取
り付ける。そしてブラケット16と係止用環19との距
離が棒杭の先端切削部分の寸法と一致するようにし、一
定長さに切断した棒杭Aを支持装置8,9に配置し、前
記当接板18を棒杭の後端面に当てて押し込むことによ
って、長軸の係止用環19がブラケット16と接して、
一定長さの切削棒杭を得ることができる。
【0013】尚図は長軸17が回転摺動するものを示し
たが、長軸17をブラケット16に固定配置すると共に
当接板18を長軸に摺動並びに回転自在に取り付け、係
止用環19を摺動する当接板18の規制止め具として長
軸の特定位置に固定してもよく、適当な送り込み規制装
置を利用することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明装置はこのようにして棒杭の先端
を円錐状に切削加工するようにしたから、棒杭の先端が
軸芯と一致しており、打ち込みに当たって正しく植設す
ることができると共に打ち込み抵抗も軸芯に均一に懸か
って杭の折損を防ぐことができる。更には棒杭の先端加
工が極めて簡単にしかも短時間で切削加工することがで
きるようになり、熟練の必要がなく安価でよい棒杭を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 本発明を実施する棒杭の先端切削装置の側
面図。
【図 2】 図1の上側平面図。
【図 3】 図1の左側側面図。
【図 4】 図1の右側の一部側面図。
【図 5】 切削回転体の一部破断平面図。
【図 6】 図5の右側側面図。
【図 7】 図5の切削回転体を90度回転させた平面
図。
【図 8】 図7の切断線B−Bに沿う矢印方向断面
図。
【図 9】 棒杭の先端部を説明した一部破断見取図。
【図10】 棒杭の理想先端部を示す一部破断見取図。
【図11】 本発明の構成を示す説明見取図。
【符号の説明】
1 棒杭の先端切削装置。 2 台座。3
軸受け。 4 軸。5 切削
回転体。 6 カバー。7 プー
リ。 8 案内装置。9 支持
装置。 10 台板。11 カバ
ー。 12 刃板。13 刃板締
め付けねじ。 14 受電ボックス。15
スイッチボックス。 16 ブラケット。17
長軸。 18 当接板。19
係止用環。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杭棒の先端を円錐状に切削する装置であ
    って、該装置は台座の上に軸支した回転軸の先端部に、
    棒杭の先端形状に応じて対設した刃板を設けた切削回転
    体を取り付け、該切削回転体の他方側には回転体の芯軸
    に向かって差し込み棒杭を不回転に支持する案内装置
    と、切削回転体の遠心方向には切削屑の飛散を防ぐと共
    にこれらを集積する空所を台座内に形成して構成したこ
    とを特徴とする棒杭の先端切削装置。
JP20706098A 1998-06-16 1998-06-16 棒杭の先端切削装置 Pending JP2000005901A (ja)

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JP20706098A JP2000005901A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 棒杭の先端切削装置

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ID=16533550

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010105362A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Ueki House Kk 面材の製造方法及び切削片製造装置
KR101511009B1 (ko) 2015-01-21 2015-04-09 권재경 원형봉가공물의 면취 및 마킹장치
CN108907236A (zh) * 2018-08-17 2018-11-30 熊墨春 一种高效收集碎屑的轴承加工用车床

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