JP2000005314A - 加湿管 - Google Patents
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Abstract
加湿することができ、長期に亘ってメンテナンスフリー
で加湿することができる加湿管を提供する。 【解決手段】 加湿管92は、水分子透過性のメンブレ
ンチューブ93に、その内部を流動するドライガス11
cに乱流エネルギを付与するバッフル板94を内装して
なる。メンブレンチューブ93内のドライガス11c
は、メンブレンチューブ93内にその外周面に接触する
湿潤ガス(大気等)から水分子が優先的に透過すること
により加湿され、適度の加湿ガス11dとなる。バッフ
ル板94は、メンブレンチューブ93の軸線を中心とす
る捩じり部94a,94bを有するものである。メンブ
レンチューブ93は、主たる化学構造が4弗化エチレン
と過弗化3,6ジオキサ−4メチル−7オクタンとの共
重合体であり且つ官能基としてスルホン酸基を配位させ
た有機高分子薄膜で構成されたものである。
Description
ライガスの供給ラインの構成部材として使用され、これ
に接触する大気等の湿潤ガスを加湿源として当該ドライ
ブガスを加湿する加湿管に関するものである。
ス(酸素ガス,窒素ガス,亜酸化窒素ガス,炭酸ガス
等)若しくは単成分液化ガス(液体酸素,液体窒素等)
の気化ガス又はこれらの混合ガス(例えば、窒素ガスと
酸素ガスとを混合させた合成空気や亜酸化窒素ガスに酸
素ガスを混合させた麻酔治療用の吸入ガス等)が使用さ
れているが、これらの医療用ガスは何れも水分を極限ま
で除去された絶乾状態のもの(例えば、大気圧下の露
点:−56℃、水分量(体積比):約18.1ppm)
である。
ボンベ等の適宜の貯蔵容器に貯蔵された単成分ガス又は
単成分液化ガスをそのまま又は気化(単成分液化ガスを
使用する場合)若しくは混合(合成空気等の混合ガスを
使用する場合)させて使用するが、これらの単成分ガス
又は単成分液化ガスは工業的に製造されたものであり、
製造段階で、水分を不純物の一種として極限まで除去さ
れたものである。したがって、このように工業的に製造
された単成分ガス若しくは単成分液化ガスの気化ガス又
はこれらの混合ガスには、水分が殆ど含まれていない。
ず、圧力変動吸着法(PSA法)によって得た酸素ガス
(酸素富化ガス)を在宅酸素療法用ガスとして使用する
場合もある。例えば、呼吸不全患者等が主として在宅酸
素療法に使用する医療用酸素濃縮器にあっては、大気か
ら採取した原料空気を空気圧縮装置により圧縮し、その
圧縮空気を除湿・吸着処理装置により除湿,吸着処理す
ることによって酸素富化ガスが得られる。このようにP
SA法により原料空気を濃縮して得られた酸素富化ガス
も、除湿・吸着処理装置により水分が除去されたもので
あり、工業的に製造されたものと同様に絶乾状態のドラ
イガスである。
乾状態の医療用ガスをそのまま患者に供給,吸入させる
ことは、上気道粘膜の繊毛運動低下、体内水分,熱量の
損失及び喀痰の乾燥による喀出困難といった問題が生じ
ることから、一般に、人体に供給,吸入される前に医療
用ガスを適度に加湿しておくことが好ましい。例えば、
25℃,1気圧での相対湿度60%における大気中の水
分量(体積比)は18760ppmであるが、この程度
近くまで加湿しておくことが好ましい。
インにバッフル型加湿器やパスオーバ型加湿器を介設し
て、医療用ガスを加湿させることが試みられている。す
なわち、バッフル型加湿器は、医療用ガスを加湿器本体
内の精製水中にバブラーからバブリングさせ、医療用ガ
スを精製水との接触により加湿させるものである。ま
た、パスオーバ型加湿器は、医療用ガスを加湿器本体内
に貯溜させた精製水の水面上を通過させることにより、
医療用ガスに水分を同伴させて蒸気圧分の加湿を行なう
ものである。
加湿器では、加湿源として精製水を使用するために次の
ような問題があった。
器本体の衛生管理を怠ると、有害菌体等が発生して、こ
れが医療用ガスに混入する虞れがある。したがって、医
療用ガスの使用者たる患者は、本来的に抵抗力の弱い者
であることから、このような有害菌体を含むガスが供
給,吸入されたときには、医療用ガスが副次的感染源と
なる虞れがあった。一方、精製水,加湿器本体の衛生管
理に万全を期すためには、精製水の交換や加湿器本体の
清掃を頻繁に行なう必要があるが、このような作業は極
めて面倒であり、精製水費用も高額となる。
耗するものであるから、自動補給するか補充用在庫を常
備しておく必要があり、保守,管理上の手間,費用が大
幅にかかる。また、バブラー等による気泡発生音が継続
するため、特に安静を必要とする患者にとっては、安眠
が妨げられる等の支障が生じる。また、外出時に使用さ
れる携帯用の酸素吸入装置にあっては、液体酸素を貯蔵
した小型の貯蔵容器を携帯することになるが、このよう
な液体酸素の貯蔵容器に加えて加湿器(精製水のバブラ
ー容器等)を同時携帯することは労力負担が大きく、外
出時における行動範囲が制約されることになる。かかる
点から、一般には、携帯用の酸素吸入装置を使用する場
合には、酸素ガスの加湿を行なわないでいるのが実情で
ある。
く、医療用ガス等のドライガスを安全且つ簡便に加湿す
ることができ、長期に亘ってメンテナンスフリーで加湿
することができる加湿管を提供することを目的とするも
のである。
明の加湿管は、水分子透過性のメンブレンチューブに、
その内部を流動するドライガスに乱流エネルギを付与す
るバッフル板を内装して、メンブレンチューブ内にその
外周面に接触する湿潤ガスから水分子が優先的に透過す
ることにより、メンブレンチューブ内のドライガスが加
湿されるように構成したものである。
は、メンブレンチューブの軸線を中心とする捩じり部を
有するものを使用することが好ましく、捩じり方向を逆
にする複数の第1捩じり部と第2捩じり部とが交互に縦
列してなるものを使用することがより好ましい。また、
メンブレンチューブとしては、主たる化学構造が4弗化
エチレンと過弗化3,6ジオキサ−4メチル−7オクタ
ンとの共重合体であり且つ官能基としてスルホン酸基を
配位させた有機高分子薄膜で構成されたものを使用する
ことが好ましい。また、メンブレンチューブの径は、バ
ッフル板を内装できる限りにおいて、必要とされるドラ
イブガスの流量に応じて任意に設定することができる
が、一般には、外径が2〜20mmであるものを使用す
ることが好ましい。
(日本薬局方に規定される酸素ガス,窒素ガス,亜酸化
窒素ガス,炭酸ガスは勿論、液体酸素,液体窒素等の液
化ガスを気化させて使用するもの、これらを2種又は3
種以上混合させて使用するもの、混合ガスを使用する場
合における混合前の原料ガス(例えば、患者の肺高血圧
是正を目的として極微量の一酸化窒素ガスを人工呼吸器
の供給ガスに混合する場合における当該一酸化窒素ガ
ス)等)の人体への供給ラインの構成部材として好適に
使用することができる。例えば、呼吸不全患者等が主と
して在宅酸素療法に使用する医療用酸素濃縮器であっ
て、大気採取口から酸素ガス取出口に至るガス流路に、
大気から採取した原料空気を圧縮する空気圧縮装置と圧
縮空気を除湿,吸着処理することにより酸素富化ガスを
得る除湿・吸着処理装置と酸素富化ガスを圧力調整する
圧力調整装置とを設けてなる医療用酸素濃縮器において
は、圧力調整装置より下流側におけるガス流路部分の一
部を、上記した加湿管で構成しておくことができる。こ
の場合、加湿管は空気圧縮装置のコンプレッサ放熱領域
に配置しておくことが好ましい。更には、除湿・吸着処
理装置からのドレン水を貯溜する貯溜槽を設けて、加湿
管を貯溜槽内であって貯溜水面上の大気領域に配置して
おくことが好ましい。
に基づいて具体的に説明する。
法により濃縮酸素たる酸素富化ガスを得るように構成さ
れた医療用酸素濃縮器1に適用したものである。
1に示す如く、大気採取口2から酸素ガス取出口3に至
るガス流路4にフィルタ5、空気圧縮装置6、除湿・吸
着処理装置7、圧力調整装置8、加湿装置9及び流量調
整装置10を配設してなる。
が大気から採取される。採取された原料空気11aは、
フィルタ5によって含有微粒成分を除去された上、空気
圧縮装置6に供給される。
るものであり、フィルタ5を通過した原料空気11aを
所定圧に昇圧,圧縮する。昇圧,圧縮された原料空気た
る圧縮空気11bは、除湿・吸着処理装置7に供給され
る。
着塔72とバッファタンク73とを具備し、空気圧縮装
置6を通過した圧縮空気11bをクーラ71により所定
温度(例えば、常温)まで冷却して水分を凝縮分離した
上、吸着塔72において吸着剤72aとの接触により酸
素以外の大気成分(H2 O,N2 等)を吸着除去するこ
とによって、酸素富化ガス11cを得るように構成され
ており、得られた酸素富化ガス11cはバッファタンク
73に貯溜されるようになっている。なお、クーラ71
における凝縮水たるドレン水11eは、オートドレン7
1aによりドレンポット71bへと排出される。また、
一対の吸着塔72,72を並設してあって、一方の吸着
塔72が吸着工程を行なっている間において、バッファ
タンク73に貯溜された酸素富化ガス11cの一部を再
生ガス11´cとして他方の吸着塔72に導入して、当
該他方の吸着塔72における吸着剤72aの再生を行な
うようになっている。すなわち、空気11bの吸着処理
と再生ガス11´cによる吸着剤72aの再生処理と
を、両吸着塔72,72の間で一定サイクル毎に交互に
繰り返して行なうようになっている。
ガス11cは、圧力調整弁等の圧力調整装置8により適
当圧に減圧調整された上、次のように構成された加湿装
置9により加湿される。加湿された酸素富化ガス11d
は、流量調整弁等の流量調整装置10により流量を適量
に調整された上で、酸素ガス取出口3から当該酸素濃縮
器1外に取り出される。
除湿・吸着処理装置7からのドレン水11eを貯溜する
貯溜槽91を設けて、ガス流路4における圧力調整装置
8の下流部分4aを貯溜槽91内を通過させた上で流量
調整装置10へと導くと共に、貯溜槽91内におけるガ
ス流路部分を本発明に係る加湿管92で構成してなる。
を設けると共に側壁部に水位調整ノズル91bを設けた
もので、ドレンポット71bに排出されたドレン水11
eを連通管91cから導入して貯溜するように構成され
ており、貯溜槽91における水位は水位調整ノズル91
bにより一定以下に制御されるようになっている。な
お、貯溜槽91には、ドレン水11eに代えて水道水を
貯溜するようにしてもよい。
水分子透過性のメンブレンチューブ93で構成すると共
に、メンブレンチューブ93に、その内部を流動するド
ライガス11cに乱流エネルギを付与する一又は複数の
バッフル板94を内装してなる。この加湿管92は、貯
溜槽91内における貯溜水面上の大気領域91dに配置
されている。すなわち、加湿管92は、図1に示す如
く、上下方向において、貯溜槽91の上壁部と水位調整
ノズル91bの上端開口部との間に配置されていて、貯
溜水11eに接触しないように配慮されている。
性,高速移動性や水分子以外の気体分子(必要成分であ
る酸素ガス又は不要成分である窒素ガス,炭酸ガス,一
酸化炭素ガス等の大気成分)を透過させない選択性にお
いて優れる有機高分子薄膜で構成される。例えば、主た
る化学構造が4弗化エチレンと過弗化3,6ジオキサ−
4メチル−7オクタンとの共重合体であり且つ官能基と
してスルホン酸基を配位させた有機高分子薄膜でチュー
ブ形状に構成したものが好適する。メンブレンチューブ
93の径は必要流量等の使用条件に応じて設定される
が、一般には、外径が2〜20mmとなる範囲で適宜に
設定することができる。また、メンブレンチューブ93
の壁厚(膜厚)は、水分子透過機能(膜厚が薄い程、水
分子透過量が増加する)を考慮しつつ、導入される酸素
富化ガス11cの圧力に充分耐え得る程度に設定され、
一般には、0.02〜0.2mmとしておくことが好ま
しい。また、メンブレンチューブ93の長さは加湿条件
等に応じて適宜に設定される。なお、メンブレンチュー
ブ93とその前後の配管(ガス流路)との接続手段は任
意であるが、一般には、接着剤等による接着手段を採用
するのが便利である。
の第1捩じり部94aと第2捩じり部94bとを交互に
配してメンブレンチューブ93の軸線方向に縦列させて
なるものであり、ポリプロピレン等のプラスチック材で
構成される。各捩じり部94a,94bは、矩形板をそ
の中心線回りで一方の端縁部を他方の端縁部に対して1
80°捩じった形状をなしており、当該中心線がメンブ
レンチューブ93の軸線に一致する状態で、メンブレン
チューブ93内に配置されている。そして、第1捩じり
部94aと第2捩じり部94bとの捩じり方向は逆にな
っており、第1捩じり部94aの端縁部と第2捩じり部
94bの端縁部とは90°をなして連結されている。な
お、捩じり部94a,94bの端縁部の長さ(以下「捩
じり部径」という)は、メンブレンチューブ93の内周
面とバッフル板94の外周面とが可及的に接近するよう
に、メンブレンチューブ93の内径に応じて設定され
る。また、上記したバッフル板94と同一構成のものが
スタティックミキサ要素として市販されている(例え
ば、(株)ノリタケ カンパニー リミテド製の「DS
P−MXD10−18」等)ことから、当該バッフル板
94としては、メンブレンチューブ93の径等に応じ
て、かかる市販のスタティックミキサ要素をそのまま使
用することができる。また、バッフル板94はメンブレ
ンチューブ93の全長に亘って内装しておくことが好ま
しい。したがって、メンブレンチューブ93に一のバッ
フル板94を内装する場合には、当該バッフル板94の
長さつまりこれを構成する捩じり部94a,94bの連
結数はメンブレンチューブ93の長さに応じて設定して
おく。また、メンブレンチューブ93より短いバッフル
板94を使用する場合(例えば、市販のスタティックミ
キサ要素を使用する場合において、その長さがメンブレ
ンチューブ93より短いとき)には、複数のバッフル板
94をメンブレンチューブ93内に縦列配置させる。
導入された酸素富化ガス11cは、それがメンブレンチ
ューブ93内を通過する間において、貯溜槽91の大気
領域91dにおける湿潤ガスたる大気から水分を吸収し
て充分に加湿される。
記した如く、主たる化学構造が4弗化エチレンと過弗化
3,6ジオキサ−4メチル−7オクタンとの共重合体で
あり且つ官能基としてスルホン酸基を配位させた有機高
分子薄膜で構成されているが、この薄膜における官能基
たるスルホン酸基(−SO3 H)は親水性基であること
から、メンブレンチューブ93の外表面は、これに接触
する大気中の水分子(水蒸気として存在する湿分)を迅
速に化学吸着し、スルホン酸水和物(−SO3H・[H
2 O]n )として吸収する。そして、メンブレンチュー
ブ93の外表面に吸収された水分子は、メンブレンチュ
ーブ93の内外間における水分子の蒸気分圧の差によっ
てメンブレンチューブ93の管壁たる薄膜を透過(移
動)して、メンブレンチューブ93内を流れるドライガ
スつまり絶乾状態の酸素富化ガス11c中に拡散し、充
分に加湿された酸素富化ガス11dが得られる。
子透過(水分移動)は、その進行に伴って管壁の内外に
おける水蒸気濃度勾配が小さくなると、円滑に行なわれ
なくなり、水蒸気濃度勾配がなくなった時点で停止す
る。したがって、水分子透過を効率良く行なわしめるた
めには、上記した水蒸気濃度勾配の低下を防止して、当
該濃度勾配を一定以上に保持しておくことが好ましい。
ブレンチューブ93内に上記したバッフル板94を内装
してあることから、水蒸気濃度勾配の低下が防止され、
効果的な水分子透過機能が発揮される。すなわち、メン
ブレンチューブ93に流入した酸素富化ガス11cは、
第1捩じり部94aと第2捩じり部94bとにより、周
方向への分流と反転とを繰り返しつつ流動することにな
り、メンブレンチューブ93の内周面近傍領域において
大きな乱流エネルギを発生する。したがって、メンブレ
ンチューブ93の管壁を透過した水分子は、この乱流エ
ネルギによって速やかに拡散されることになり、当該管
壁の内外における水蒸気濃度勾配の低下が回避される。
つまり、乱流エネルギによる透過水分の拡散が強制的に
行なわれることにより、水蒸気濃度勾配が一定以上に保
持されることになる。その結果、バッフル板94を設け
ない場合に比して、大気領域91dからメンブレンチュ
ーブ93内への水分子透過がより活発に行なわれ、酸素
富化ガス11cの加湿が極めて効果的に行なわれること
になり、充分に加湿された酸素富化ガス11dを得るこ
とができる。かかるバッフル板94による水分子透過の
促進効果は、後述する実験結果(図4)からも明らかで
ある。
1dにあっては、ドレン水11eの温度に応じた蒸気が
発生することから、通常の外気湿度(大気湿度)よりも
高湿度状態となっている。したがって、メンブレンチュ
ーブ93の内部を流れるドライガス側に分圧の差に応じ
て迅速な水分子移動が生じ、極めて効果的な加湿作用が
行なわれる。
(有機高分子薄膜)において主たる構造をなす4弗化エ
チレン共重合体は、周知のように、水分子以外の気体分
子を殆ど透過させることがないものであるから、気体分
子より大きなバクテリア,ウイルス等の菌体はメンブレ
ンチューブ93を透過することがない。すなわち、大気
中にかかる菌体が存在している場合にも、それがメンブ
レンチューブ93内に侵入して、酸素富化ガス11cに
混入する虞れは皆無であり、長時間の連続使用にも衛生
上の問題を生じることがない。
大気中から水分のみを採取することから、精製水から水
分を採取する場合と異なって、メンテナンスフリーであ
り(貯溜槽91を設ける場合にあっても、その貯溜水と
してドレン水11e又は水道水を使用し、精製水を必要
としない)、加湿ガス11dを極めて簡便に得ることが
できる。勿論、精製水の交換,補給等に要する費用,手
間は一切不要であり、気泡発生音もなく静寂な状態で酸
素吸入等を行なうことができ、患者の安眠を妨げること
もない。
て、これに比して極細の中空糸膜を数千本束ねた膜モジ
ュール(例えば、パーフルオロ系イオン交換膜で構成さ
れる外径0.3mmの中空糸膜を3500本で1束とし
たもの)を使用することも考えられる。しかし、このよ
うなモジュールは設置スペースが大きいため、加湿装置
を含む酸素濃縮器全体が大型化,重量化し、特に小型,
軽量であることが要求される在宅酸素療法用の酸素濃縮
器としては問題である。また、モジュールを構成する各
中空糸膜とガス流路部分4aとの接続部における気密性
が充分に確保できず、ガス漏れが生じる虞れがあり、酸
素濃縮器としての信頼性,安全性に問題がある。勿論、
各中空糸膜が極細管であるため、バッフル板94を内装
しておくことができず、バッフル板94の乱流エネルギ
発生機能による水分子透過促進効果を期待できない。
た加湿管92で構成しておけば、このような問題を生じ
ず、加湿装置9を含む酸素濃縮器1を可及的に小型化,
軽量化することができ、在宅酸素療法用の酸素濃縮器と
しても好適する。また、ガス流路部分4aとの接続も簡
単であり、その接続部における気密性を充分に確保する
ことができ、酸素濃縮器としての信頼性,安全性も高
い。
進効果を確認するために、図3に示す実験装置を使用し
て、次のような第1及び第2の実験を行った。
下部に貯水領領域(水道水)101aを設けた恒温循環
槽101と、貯水領域101a上の槽内空間たる大気領
域101bに水平に配置したメンブレンチューブ102
と、メンブレンチューブ102の両端部に接続した流入
出管103,104と、流入管103に配設された流量
制御器105と、流出管104に配設された湿度測定器
106と、貯水領域101aに設置されたヒータ107
とを具備するものであり、ドライガスたる酸素ガス(大
気圧下の露点:−56℃、水分量(体積比):約18.
1ppm)108aを流入管103からメンブレンチュ
ーブ102に流入させ、メンブレンチューブ102から
流出した酸素ガス108bの湿度を湿度測定器106で
測定しうるように構成されている。
ーブ102内に上記したと同一構成のバッフル板を配置
した上、ヒータ107を制御することにより、恒温循環
槽101内における大気領域101bを温度:30℃,
湿度:100%に保持させた状態で、酸素ガス108a
の流量を流量制御器105により2l/min,4l/
min,6l/min,8l/min,10l/min
の5段階に亘って変化させ、各酸素ガス流量における流
出酸素ガス108bの湿度を測定した。この実験におい
ては、メンブレンチューブ102として、パーマピュア
社(PERMAPURE INC.)製の「NAFIO
N」(主たる化学構造が4弗化エチレンと過弗化3,6
ジオキサ−4メチル−7オクタンとの共重合体であり且
つ官能基としてスルホン酸基を配位させた有機高分子薄
膜)を、内径:12.0mm,外径:12.1mm,壁
厚(膜厚):0.05mm,長さ:520mmのチュー
ブ形状に加工したものを使用した。また、メンブレンチ
ューブ102内に配置したバッフル板としては、市販の
スタティックミキサ要素((株)ノリタケ カンパニー
リミテド製のDSP−MXD10−18を使用した。
このスタティックミキサ要素(DSP−MXD10−1
8)は、上記したバッフル板94と同一形状をなすポリ
プロピレン製のものであり、第1捩じり部94aに相当
するエレメント(9個)と第2捩じり部94bに相当す
るエレメント(9個)とを交互に図2に示す如く連結し
てなる長さ:170mm,径(捩じり部径):10mm
のものである。メンブレンチューブ102内には、かか
るスタティック要素を3本(合計長さ:510mm)縦
列状に配置した。
ガス108bの測定湿度から、当該酸素ガス108bに
含有された水分量(mg/l)を算出した。その結果
は、図4に実線で示す通りである。
ブ102内にバッフル板を配置しない状態で、第1の実
験におけると同一の条件(大気領域101bの温度:3
0℃,湿度:100%、酸素ガス108aの流量:2l
/min,4l/min,6l/min,8l/mi
n,10l/min)で、各酸素ガス流量における流出
酸素ガス108bの湿度を測定した。なお、第2の実験
において使用したメンブレンチューブ102は、第1の
実験で使用したものと同一のものである。
流量における酸素ガス108bの測定湿度から、当該酸
素ガス108bに含有された水分量(mg/l)を算出
した。その結果は、図4に破線で示す通りである。
に、メンブレンチューブ102内にバッフル板(市販の
スタティックミキサ要素)を配置した場合、酸素ガス流
量の多少に拘わらず、バッフル板を配置しない場合に比
して、水分透過量が極めて多くなり、バッフル板をメン
ブレンチューブに内装しておくことによって加湿機能が
大幅に向上することが理解される。
されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範
囲において適宜に改良,変更することができる。
図5に示す如く、貯溜槽91を設けず、加湿管92をそ
のまま大気中に露出させておくようにしてもよい。この
場合、加湿機能がより効果的に発揮されるように、加湿
管92を酸素濃縮器1内の高温領域、例えば空気圧縮装
置6のコンプレッサ放熱領域6aに配置しておくことが
好ましい。勿論、図1に示す如く、貯溜槽91を設ける
場合にあっても、貯溜槽91をこのような高温領域に配
置しておくことが好ましい。また、ドレン水11e又は
水道水を貯溜する貯溜槽91を設けておく場合にあって
は、貯溜水又は貯溜槽91を、図3に示す実験装置と同
様に、ヒータ等により加熱するようにしてもよい。
おいて、酸素富化ガス11cが流動するガス流路部分4
aのうち、加湿管92で構成しておく部分の選択は任意
であり、当該部分を複数本の加湿管92で構成するよう
にしてもよい。この場合、加湿管92の本数は、使用す
るメンブレンチューブ径及びドライガス(酸素富化ガス
11c等)の流量(例えば、在宅酸素療法用酸素濃縮器
では、一般に、0.5〜6l/min程度の流量が必要
とされる)等に応じて任意に設定することができる。一
般には、一本〜数本の加湿管92で構成しておくことが
好ましい。複数本の加湿管92を使用する場合には、こ
れらを束ねた状態で配管(ガス流路4等)に連結する。
この連結は、一般に、接着剤等を使用して行なうのが便
利である。
壁厚(膜厚)にもよるが、形状保持性,耐圧性の確保や
外傷によるピンホール等の発生防止を図るために、多孔
状の保護管を内嵌又は外嵌させておくことが好ましい。
例えば、図6に示す如く、メンブレンチューブ93の内
周部に多孔状の樹脂製補強管95を嵌合させておく。こ
の場合、補強管95は、バッフル板94による水分子透
過促進機能が効果的に発揮されるように、メンブレンチ
ューブ93の内周面に密接させておくことが好ましい。
また、メンブレンチューブ93の外周側を補強する必要
がある場合には、補強管95と同様の多孔製樹脂管又は
金属糸,ポリプロピレン繊維糸等の高強度糸を筒状に丸
編みしてなる網状管をメンブレンチューブ93に外嵌さ
せておく。なお、メンブレンチューブ93に内嵌又は外
嵌させる補強部材(補強管95等)としては、当該加湿
管92に可撓性が要求される場合には、可撓性を有する
ものが使用される。
94a,94bの形状は任意であり、捩じり部94a,
94bの捩じり角度等も任意である。また、両捩じり部
94a,94bの捩じり方向を同一としておいてもよ
い。この場合、捩じり部94a,94bによるドライガ
スの反転作用は生じないが、ドライガスの旋回による遠
心力により、メンブレンチューブ93の内面近傍領域に
乱流エネルギが発生することになる。要するに、バッフ
ル板94は、メンブレンチューブ93の内面近傍領域に
乱流エネルギを発生させるものであり、メンブレンチュ
ーブ93の管壁を透過した水分を拡散させるに充分な乱
流エネルギをドライガスに付与するものである限りにお
いて、その構成は任意である。但し、メンブレンチュー
ブ93内におけるドライブガスに必要以上の流動抵抗を
与える構成のものは除外される。
る状態にない場合にあっても、適度の水分を含有する湿
潤ガスと接触している限り、上記したと同様に好適に使
用することができる。すなわち、加湿源となる湿潤ガス
は、加湿管92の配置場所,機器等に応じて任意に選択
することができる。
スとの混合ガス)等の如く2種以上の単成分ガス(原料
ガス)を混合させて使用する場合においては、当該混合
ガスの供給ラインの一部を加湿管92で構成しておく
他、その原料ガスの供給ラインの一部を加湿管92で構
成して、混合前の原料ガスを加湿させるようにしてもよ
い。
湿管92で構成しておく場合、当該部分の選択は任意で
あるが、頻繁に動かすような部分は可及的に避けること
が好ましい。勿論、大気等の湿潤ガスがドライガス供給
ラインの一部分に接触しているにすぎない場合には、当
然に、当該湿潤ガス接触部分を加湿管92で構成するこ
とになる。
に、本発明の加湿管によれば、医療用ガス等のドライガ
スを、メンブレンチューブによる水分透過作用とバッフ
ル板による透過水分拡散作用とによって、冒頭で述べた
如き問題を生じることなく、効果的に加湿することがで
きる。例えば、精製水を必要とすることなく、酸素富化
ガスの加湿を極めて簡便に且つメンテナンスフリーで良
好に行なうことができる。また、メンブレンチューブは
水分子以外の気体分子を殆ど透過させないものであるか
ら、気体分子より大きなバクテリア,ウイルス等の菌体
はメンブレンチューブを透過することがない。すなわ
ち、大気中にかかる菌体が存在している場合にも、それ
がメンブレンチューブ内に侵入して、メンブレンチュー
ブ内のドライガスに混入する虞れは皆無であり、長時間
の連続使用にも衛生上の問題を生じることがなく、安全
な加湿を行うことができる。したがって、患者の上気道
や肺等に乾燥による負担をかけることなく、在宅酸素療
法等を安全に行なうことができる。また、精製水の交
換,補給等に要する費用,手間は一切不要であり、気泡
発生音もなく静寂な状態で酸素吸入を行なうことがで
き、患者の安眠を妨げることもない。
器の一例を示す系統図である。
ある。
統図である。
取出口、4…ガス流路、4a…圧力調整装置から酸素ガ
ス取出口に至るガス流路部分、4b…メンブレンチュー
ブで構成されるガス流路部分、5…フィルタ、6…空気
圧縮装置、6a…コンプレッサ放熱領域、7…除湿・吸
着処理装置、8…圧力調整装置、9…加湿装置、10…
流量調整装置、11a…原料空気、11b…圧縮空気、
11c…酸素富化ガス(ドライガス)、11d…加湿さ
れた酸素富化ガス、11e…ドレン水、71…クーラ、
72…吸着塔、73…バッファタンク、91…貯溜槽、
91d…貯溜水面上の大気領域、92…加湿管、93…
メンブレンチューブ、94…バッフル板、94a,94
b…捩じり部。
Claims (3)
- 【請求項1】 水分子透過性のメンブレンチューブに、
その内部を流動するドライガスに乱流エネルギを付与す
るバッフル板を内装して、メンブレンチューブ内にその
外周面に接触する湿潤ガスから水分子が優先的に透過す
ることにより、メンブレンチューブ内のドライガスが加
湿されるように構成したことを特徴とする加湿管。 - 【請求項2】 バッフル板が、メンブレンチューブの軸
線を中心とする捩じり部を有するものであることを特徴
とする、請求項1に記載する加湿管。 - 【請求項3】 メンブレンチューブが、主たる化学構造
が4弗化エチレンと過弗化3,6ジオキサ−4メチル−
7オクタンとの共重合体であり且つ官能基としてスルホ
ン酸基を配位させた有機高分子薄膜で構成されたもので
あることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載す
る加湿管。
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