JP2000004501A - 列車位置検出装置 - Google Patents

列車位置検出装置

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JP2000004501A
JP2000004501A JP16370598A JP16370598A JP2000004501A JP 2000004501 A JP2000004501 A JP 2000004501A JP 16370598 A JP16370598 A JP 16370598A JP 16370598 A JP16370598 A JP 16370598A JP 2000004501 A JP2000004501 A JP 2000004501A
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train
signal
detecting
processing unit
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Fumiaki Eura
文昭 江浦
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車の高精度な位置検出を行うためには地上
の定点を設けなければならず、地上設備の設置コストが
膨大になるばかりでなく、地上設備の点検保守が必須で
ありランニングコストが高いという問題点があった。 【解決手段】 通常は、列車位置検出部6aは走行距離
検出部4からのデータを積算することで列車位置を算出
しているが、振動センサ16の信号波形の特徴抽出を行
うことによってレール継ぎ目検出信号が信号処理部17
から入力された場合、走行距離検出部4からのデータに
基づいて算出した列車位置に最も近いキロ程情報を、あ
らかじめ抽出しておいた列車1の走行経路上のレール継
ぎ目位置キロ程情報の中から検索して補正し現在の列車
位置を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は走行中の列車の位
置を検出する列車位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の列車位置検出装置は車輪の回転数
を検出する車輪回転数検出部(以下、TGと称す)と、
車輪の回転数とその円周長から走行距離を求める走行距
離検出部と、初期位置設定器からの初期位置情報と走行
距離検出部からの走行距離情報とにより列車の位置を検
出する走行位置検出部とから構成されていた。このた
め、車輪の滑走とか、車輪の走行摩耗による径の変化等
による補正ができず、精度の高い走行位置の検出ができ
なかった。
【0003】そこで、例えば特開平2−290102号
公報では高精度の走行位置検出装置が開示されている。
図5は特開平2−290102号公報に示された従来の
列車位置検出装置の主要構成を示すブロック図である。
図において、1は列車、2は車輪、3は車輪の回転数を
検出するTG、4は車輪の回転数とその円周長から走行
距離を求める走行距離検出部、5は初期位置情報を走行
位置検出部に送る初期位置設定器、6は走行位置検出
部、7は列車1に設けた定点情報受信用の受信空中線、
8は受信空中線7の受信信号が入力される受信機、9は
受信機8の出力信号から定点情報を検出して走行位置検
出部6に送る定点情報検出部、10は走行位置検出部6
からの列車位置情報を受けて列車の各種制御を行う列車
制御装置である。
【0004】11は地上の定点に設けた定点無線基地
局、12は定点無線基地局に設けられた定点情報入力装
置、13は定点情報入力装置12からの定点情報を送信
する送信機、14は送信機13からの定点情報を電波と
して発信する定点に布設した送信空中線で、漏洩同軸ケ
ーブルが用いられている。
【0005】なお、走行位置検出部6は走行距離検出部
4から送られてくる走行距離を定点情報検出部9で検出
された定点情報により較正する較正手段を含んでおり、
初期位置設定器5からの初期位置情報と走行距離検出部
4からの走行距離情報と定点情報検出部9で検出された
定点情報とから現在の自列車位置を知るとともにその後
の列車位置はその定点情報に走行距離検出部4からの走
行距離情報を順次加算または減算して自列車位置を検出
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の列車位置検出装
置は以上のようであり、図5に示すように、高精度な位
置検出を行うためには地上の定点に定点無線基地局を設
けなければならず、地上設備の設置コストが膨大になる
ばかりでなく、地上設備の点検保守が必須でありランニ
ングコストが高いという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、安価でかつメインテナンスの簡
単な、位置精度の高い列車位置検出装置を得ることを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る列車位置検出装置は、走行する路線の状態を列車上か
ら観察する観察手段を設け、その観察結果から定点情報
を得るようにしたものである。
【0009】この発明の請求項2に係る列車位置検出装
置は、較正手段が列車の走行中の振動を電気信号に変換
する振動センサと上記振動センサからの信号波形の特徴
抽出を行い、レール継ぎ目信号を検出する信号処理部と
からなり、列車位置検出手段は上記列車の走行するレー
ル継ぎ目位置キロ程情報を内蔵しており、上記信号処理
部からの上記レール継ぎ目信号を定点情報として走行距
離検出手段からの出力を補正することによって上記列車
の位置を検出するようにしたものである。
【0010】この発明の請求項3に係る列車位置検出装
置は、較正手段が列車の走行中に車輪およびレール付近
から発生する音を集音し、電気信号に変換する集音装置
と上記集音装置からの信号波形の特徴抽出を行い、レー
ル継ぎ目信号を検出する音処理部とからなり、列車位置
検出手段は上記列車の走行するレール継ぎ目位置キロ程
情報を内蔵しており、上記音処理部からの上記レール継
ぎ目信号を定点情報として走行距離検出部からの出力を
補正することによって上記列車の位置を検出するように
したものである。
【0011】この発明の請求項4に係る列車位置検出装
置は、較正手段が列車の走行中にレール面を撮影するカ
メラと上記カメラの撮影画像の特徴抽出を行い、レール
継ぎ目信号を検出する画像処理部とからなり、列車位置
検出手段は上記列車の走行するレール継ぎ目位置キロ程
情報を内蔵しており、上記画像処理部からの上記レール
継ぎ目信号を定点情報として走行距離検出部からの出力
を補正することによって上記列車の位置を検出するよう
にしたものである。
【0012】この発明の請求項5に係る列車位置検出装
置は、較正手段が列車の走行中に架線支柱を撮影するカ
メラと上記カメラの撮影画像の特徴抽出を行い、架線支
柱信号を検出する画像処理部とからなり、列車位置検出
手段は上記列車の走行する架線支柱位置キロ程情報を内
蔵しており、上記画像処理部からの上記架線支柱信号を
定点情報として走行距離検出部からの出力を補正するこ
とによって上記列車の位置を検出するようにしたもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1の列車位置検出装置の主要構成を示すブロ
ック図で、列車上方から見たものである。図において、
1は列車、3は列車1の車軸回転数を検出するTG、4
はTG3からの車軸回転数と車輪径(その円周長)とか
ら列車の走行距離を検出する走行距離検出部、6aは列
車の絶対位置を検出する列車位置検出部であり、列車の
走行する路線の支線,側線,駅ホーム番線等を含む全て
のレール継ぎ目位置キロ程情報を記憶するデータベース
を内蔵している。15は列車が当該路線において走行す
る経路を設定するための走行経路設定器であり、列車番
号入力手段および手動走行経路入力手段を備えるととも
に列車番号と走行経路とは1対1に対応して記憶されて
いる。16は列車1の台車(図示なし)に取り付けられ
た振動センサ、17は振動センサ16の出力を信号処理
する信号処理部、20はレールである。
【0014】次に、図1に示した列車位置検出装置の動
作について説明する。まず、列車1の運転を行う際、走
行を開始する前に当該列車の列車番号を走行経路設定器
15に入力する。これにより走行経路設定器15は入力
された列車番号に対応するあらかじめ記憶した走行経路
情報を列車位置検出部6aに出力する。このとき、事故
等によるダイヤ乱れ時の経路変更や特別な経路を走行す
る場合は走行経路設定器15に手動で走行経路を入力す
る。その後、列車位置検出部6aは入力された走行経路
情報に基づき、内蔵するレール継ぎ目位置データベース
から走行経路に沿ったレール継ぎ目位置キロ程情報を抽
出する。
【0015】また、列車1の走行開始後、TG3により
計測した車軸の回転数を走行距離検出部4に出力する。
走行距離検出部4ではTG3からの車軸回転数とあらか
じめ設定されている車輪径とから列車1の走行距離を算
出し列車位置検出部6aに出力する。
【0016】また、振動センサ16は常時、列車1の台
車の振動を電気信号に変換して信号処理部17に出力す
る。信号処理部17では振動センサ16からの信号波形
の特徴抽出を行い、あらかじめ設定し記憶しているパタ
ーンとの比較を行い、列車1がレール継ぎ目を通過した
ことを検出し、検出信号を列車位置検出部6aに出力す
る。
【0017】列車位置検出部6aは通常は走行距離検出
部4からのデータを積算することで列車位置を算出して
いる。ここで、列車位置検出部6aに信号処理部17か
らのレール継ぎ目検出信号が入力された場合、走行距離
検出部4からのデータに基づいて算出した列車位置に最
も近いキロ程情報を、あらかじめ抽出しておいた列車1
の走行経路上のレール継ぎ目位置キロ程情報の中から検
索して補正し現在の列車位置を設定する。その後、この
列車位置の値に対して、走行距離検出部4からの走行距
離を積算する。この作業を繰り返す事によって精度の高
い列車位置検出が行える。
【0018】この様にすれば、TG3からのデータに基
づく走行距離検出部4による列車位置に対して、車輪の
走行摩耗による径の誤差,ブレーキ時の滑走,力行時の
空転等による列車位置のずれの補正を十分に行え、高精
度の列車位置検出が行える。また、列車位置検出の補正
のための装置はすべて列車に搭載することができ、地上
設備を必要としない。このため、設備や保守点検に係る
コストを低く抑えることができる。
【0019】実施の形態2.上記実施の形態1ではレー
ル継ぎ目位置の検出方法として列車の台車に取り付けら
れた振動センサを用いた場合について説明したが、ここ
では集音装置を用いる場合について説明する。図2はこ
の発明の実施の形態2の列車位置検出装置の主要構成を
示すブロック図であり、実施の形態1と同様のものには
同じ番号を付し、詳細な説明は省略する。図において、
18は車輪の近傍に設けられた集音装置であり、19は
集音装置18の出力を信号処理する音処理部である。
【0020】次に、図2に示した列車位置検出装置の動
作について説明する。まず、列車1の運転を行う際、走
行を開始する前に当該列車の列車番号を走行経路設定器
15に入力する。これにより走行経路設定器15は入力
された列車番号に対応するあらかじめ記憶した走行経路
情報を列車位置検出部6aに出力する。このとき、事故
等によるダイヤ乱れ時の経路変更や特別な経路を走行す
る場合は走行経路設定器15に手動で走行経路を入力す
る。その後、列車位置検出部6aは入力された走行経路
情報に基づき、内蔵するレール継ぎ目位置データベース
から走行経路に沿ったレール継ぎ目位置キロ程情報を抽
出する。
【0021】また、列車1の走行開始後、TG3により
計測した車軸の回転数を走行距離検出部4に出力する。
走行距離検出部4ではTG3からの車軸回転数とあらか
じめ設定されている車輪径とから列車1の走行距離を算
出し列車位置検出部6aに出力する。
【0022】また、集音装置18は常時、列車1の走行
中に車輪およびレール付近から発生する音を集音し、電
気信号に変換して音処理部19に出力する。音処理部1
9では集音装置18からの信号波形の特徴抽出を行い、
あらかじめ設定し記憶しているパターンとの比較を行
い、列車1がレール継ぎ目を通過したことを検出し、検
出信号を列車位置検出部6aに出力する。
【0023】列車位置検出部6aは通常は走行距離検出
部4からのデータを積算することで列車位置を算出して
いる。ここで、列車位置検出部6aに音処理部19から
のレール継ぎ目検出信号が入力された場合、走行距離検
出部4からのデータに基づいて算出した列車位置に最も
近いキロ程情報を、あらかじめ抽出しておいた列車1の
走行経路上のレール継ぎ目位置キロ程情報の中から検索
して補正し現在の列車位置を設定する。その後、この列
車位置の値に対して、走行距離検出部4からの走行距離
を積算する。この作業を繰り返す事によって精度の高い
列車位置検出が行える。
【0024】この様にすれば、TG3からのデータに基
づく走行距離検出部4による列車位置に対して、車輪の
走行摩耗による径の誤差,ブレーキ時の滑走,力行時の
空転等による列車位置のずれの補正を十分に行え、高精
度の列車位置検出が行える。また、列車位置検出の補正
のための装置はすべて列車に搭載することができ、地上
設備を必要としない。このため、設備や保守点検に係る
コストを低く抑えることができる。
【0025】実施の形態3.ここでは、レール継ぎ目位
置の検出方法として車載カメラを用いた場合について説
明する。図3はこの発明の実施の形態3の列車位置検出
装置の主要構成を示すブロック図であり、実施の形態1
と同様のものには同じ番号を付し、詳細な説明は省略す
る。図において、21は列車1の下部に取り付けられ、
レール20面を撮影する車載カメラ、22は車載カメラ
撮影時に用いる照明、23は車載カメラ21で撮影した
画像を処理する画像処理部である。
【0026】次に、図3に示した列車位置検出装置の動
作について説明する。まず、列車1の運転を行う際、走
行を開始する前に当該列車の列車番号を走行経路設定器
15に入力する。これにより走行経路設定器15は入力
された列車番号に対応するあらかじめ記憶した走行経路
情報を列車位置検出部6aに出力する。このとき、事故
等によるダイヤ乱れ時の経路変更や特別な経路を走行す
る場合は走行経路設定器15に手動で走行経路を入力す
る。その後、列車位置検出部6aは入力された走行経路
情報に基づき、内蔵するレール継ぎ目位置データベース
から走行経路に沿ったレール継ぎ目位置キロ程情報を抽
出する。
【0027】また、列車1の走行開始後、TG3により
計測した車軸の回転数を走行距離検出部4に出力する。
走行距離検出部4ではTG3からの車軸回転数とあらか
じめ設定されている車輪径とから列車1の走行距離を算
出し列車位置検出部6aに出力する。
【0028】また、車載カメラ21は列車1の走行中に
レール20面の連続した静止画像を撮影し、撮影画像を
画像処理部23へ出力する。画像処理部23では車載カ
メラ21からの撮影画像を処理して特徴抽出を行い、あ
らかじめ設定し記憶しているパターンとの比較を行い、
列車1がレール継ぎ目を通過したことを検出し、検出信
号を列車位置検出部6aに出力する。
【0029】列車位置検出部6aは通常は走行距離検出
部4からのデータを積算することで列車位置を算出して
いる。ここで、列車位置検出部6aに画像処理部23か
らのレール継ぎ目検出信号が入力された場合、走行距離
検出部4からのデータに基づいて算出した列車位置に最
も近いキロ程情報を、あらかじめ抽出しておいた列車1
の走行経路上のレール継ぎ目位置キロ程情報の中から検
索して補正し現在の列車位置を設定する。その後、この
列車位置の値に対して、走行距離検出部4からの走行距
離を積算する。この作業を繰り返す事によって精度の高
い列車位置検出が行える。
【0030】この様にすれば、TG3からのデータに基
づく走行距離検出部4による列車位置に対して、車輪の
走行摩耗による径の誤差,ブレーキ時の滑走,力行時の
空転等による列車位置のずれの補正を十分に行え、高精
度の列車位置検出が行える。また、列車位置検出の補正
のための装置はすべて列車に搭載することができ、地上
設備を必要としない。このため、設備や保守点検に係る
コストを低く抑えることができる。
【0031】実施の形態4.上記実施の形態1〜3では
検出対象をレール継ぎ目位置としたが、検出対象を架線
の支柱としてもよい。図4はこの発明の実施の形態4の
列車位置検出装置の主要構成を示すブロック図であり、
実施の形態1〜3と同様のものには同じ番号を付し、詳
細な説明は省略する。図において、6bは列車の絶対位
置を検出する列車位置検出部であり、列車の走行する路
線の支線,側線,駅ホーム番線等を含む全ての架線支柱
位置キロ程情報を記憶するデータベースを内蔵してい
る。24は架線の支柱、21aは列車1の側面に取り付
けられ、架線の支柱24を撮影する車載カメラ、22a
は車載カメラ撮影時に用いる照明、23aは車載カメラ
21aで撮影した画像を処理する画像処理部である。
【0032】次に、図4に示した列車位置検出装置の動
作について説明する。まず、列車1の運転を行う際、走
行を開始する前に当該列車の列車番号を走行経路設定器
15に入力する。これにより走行経路設定器15は入力
された列車番号に対応するあらかじめ記憶した走行経路
情報を列車位置検出部6bに出力する。このとき、事故
等によるダイヤ乱れ時の経路変更や特別な経路を走行す
る場合は走行経路設定器15に手動で走行経路を入力す
る。その後、列車位置検出部6bは入力された走行経路
情報に基づき、内蔵する架線支柱位置データベースから
走行経路に沿った架線支柱位置キロ程情報を抽出し記憶
する。
【0033】また、列車1の走行開始後、TG3により
計測した車軸の回転数を走行距離検出部4に出力する。
走行距離検出部4ではTG3からの車軸回転数とあらか
じめ設定されている車輪径とから列車1の走行距離を算
出し列車位置検出部6bに出力する。
【0034】また、車載カメラ21aは列車1の走行中
に列車1の沿線の連続した静止画像を撮影し、撮影画像
を画像処理部23aへ出力する。画像処理部23aでは
車載カメラ21aからの撮影画像を処理して特徴抽出を
行い、あらかじめ設定し記憶しているパターンとの比較
を行い、列車1が架線の支柱24の傍を通過したことを
検出し、検出信号を列車位置検出部6bに出力する。
【0035】列車位置検出部6bは通常は走行距離検出
部4からのデータを積算することで列車位置を算出して
いる。ここで、列車位置検出部6bに画像処理部23a
からの架線支柱検出信号が入力された場合、走行距離検
出部4からのデータに基づいて算出した列車位置に最も
近いキロ程情報を、あらかじめ抽出しておいた列車1の
走行経路上の架線支柱位置キロ程情報の中から検索して
補正し現在の列車位置を設定する。その後、この列車位
置の値に対して、走行距離検出部4からの走行距離を積
算する。この作業を繰り返す事によって精度の高い列車
位置検出が行える。
【0036】この様にすれば、TG3からのデータに基
づく走行距離検出部4による列車位置に対して、車輪の
走行摩耗による径の誤差,ブレーキ時の滑走,力行時の
空転等による列車位置のずれの補正を十分に行え、高精
度の列車位置検出が行える。また、列車位置検出の補正
のための装置はすべて列車に搭載することができ、地上
設備を必要としない。このため、設備や保守点検に係る
コストを低く抑えることができる。
【0037】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、走行す
る路線の状態を列車上から観察する観察手段を設け、そ
の観察結果から定点情報を得るようにしたので、定点情
報を得るための定点として新たに地上設備を設ける必要
がなく既存設備を用いることができ、設置コストおよび
ランニングコストを低く抑えることができ、安価でメイ
ンテナンスの簡単な列車位置検出装置が得られる。
【0038】また、較正手段が列車の走行中の振動を電
気信号に変換する振動センサと上記振動センサからの信
号波形の特徴抽出を行い、レール継ぎ目信号を検出する
信号処理部とからなり、列車位置検出手段は上記列車の
走行するレール継ぎ目位置キロ程情報を内蔵しており、
上記信号処理部からの上記レール継ぎ目信号を定点情報
として走行距離検出手段からの出力を補正することによ
って上記列車の位置を検出するようにしたので、位置精
度の高い列車位置検出装置を得ることができる。
【0039】また、較正手段が列車の走行中に車輪およ
びレール付近から発生する音を集音し、電気信号に変換
する集音装置と上記集音装置からの信号波形の特徴抽出
を行い、レール継ぎ目信号を検出する音処理部とからな
り、列車位置検出手段は上記列車の走行するレール継ぎ
目位置キロ程情報を内蔵しており、上記音処理部からの
上記レール継ぎ目信号を定点情報として走行距離検出部
からの出力を補正することによって上記列車の位置を検
出するようにしたので、位置精度の高い列車位置検出装
置を得ることができる。
【0040】また、較正手段が列車の走行中にレール面
を撮影するカメラと上記カメラの撮影画像の特徴抽出を
行い、レール継ぎ目信号を検出する画像処理部とからな
り、列車位置検出手段は上記列車の走行するレール継ぎ
目位置キロ程情報を内蔵しており、上記画像処理部から
の上記レール継ぎ目信号を定点情報として走行距離検出
部からの出力を補正することによって上記列車の位置を
検出するようにしたので、位置精度の高い列車位置検出
装置を得ることができる。
【0041】また、較正手段が列車の走行中に架線支柱
を撮影するカメラと上記カメラの撮影画像の特徴抽出を
行い、架線支柱信号を検出する画像処理部とからなり、
列車位置検出手段は上記列車の走行する架線支柱位置キ
ロ程情報を内蔵しており、上記画像処理部からの上記架
線支柱信号を定点情報として走行距離検出部からの出力
を補正することによって上記列車の位置を検出するよう
にしたので、位置精度の高い列車位置検出装置を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の列車位置検出装置
の主要構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2の列車位置検出装置
の主要構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3の列車位置検出装置
の主要構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4の列車位置検出装置
の主要構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の列車位置検出装置の主要構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 列車、3 TG、4 走行距離検出部、6a,6b
列車位置検出部、16 振動センサ、17 信号処理
部、18 集音装置、19 音処理部、20 レール、
21,21a 車載カメラ、23,23a 画像処理
部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸回転数を検出する車軸回転数検出手
    段と、上記車軸回転数と車輪径とから走行距離を検出す
    る走行距離検出手段と、上記走行距離を定点情報に基づ
    き較正する較正手段と、上記走行距離検出手段と上記較
    正手段との情報から列車の位置を検出する列車位置検出
    手段と、を備えた列車位置検出装置において、 走行する路線の状態を上記列車上から観察する観察手段
    を設け、その観察結果から上記定点情報を得るようにし
    たことを特徴とする列車位置検出装置。
  2. 【請求項2】 較正手段が列車の走行中の振動を電気信
    号に変換する振動センサと上記振動センサからの信号波
    形の特徴抽出を行い、レール継ぎ目信号を検出する信号
    処理部とからなり、列車位置検出手段は上記列車の走行
    するレール継ぎ目位置キロ程情報を内蔵しており、上記
    信号処理部からの上記レール継ぎ目信号を定点情報とし
    て走行距離検出手段からの出力を補正することによって
    上記列車の位置を検出することを特徴とする請求項1記
    載の列車位置検出装置。
  3. 【請求項3】 較正手段が列車の走行中に車輪およびレ
    ール付近から発生する音を集音し、電気信号に変換する
    集音装置と上記集音装置からの信号波形の特徴抽出を行
    い、レール継ぎ目信号を検出する音処理部とからなり、
    列車位置検出手段は上記列車の走行するレール継ぎ目位
    置キロ程情報を内蔵しており、上記音処理部からの上記
    レール継ぎ目信号を定点情報として走行距離検出部から
    の出力を補正することによって上記列車の位置を検出す
    ることを特徴とする請求項1記載の列車位置検出装置。
  4. 【請求項4】 較正手段が列車の走行中にレール面を撮
    影するカメラと上記カメラの撮影画像の特徴抽出を行
    い、レール継ぎ目信号を検出する画像処理部とからな
    り、列車位置検出手段は上記列車の走行するレール継ぎ
    目位置キロ程情報を内蔵しており、上記画像処理部から
    の上記レール継ぎ目信号を定点情報として走行距離検出
    部からの出力を補正することによって上記列車の位置を
    検出することを特徴とする請求項1記載の列車位置検出
    装置。
  5. 【請求項5】 較正手段が列車の走行中に架線支柱を撮
    影するカメラと上記カメラの撮影画像の特徴抽出を行
    い、架線支柱信号を検出する画像処理部とからなり、列
    車位置検出手段は上記列車の走行する架線支柱位置キロ
    程情報を内蔵しており、上記画像処理部からの上記架線
    支柱信号を定点情報として走行距離検出部からの出力を
    補正することによって上記列車の位置を検出することを
    特徴とする請求項1記載の列車位置検出装置。
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