JP2000003905A - エッチング装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
エッチング装置および半導体装置の製造方法Info
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- JP2000003905A JP2000003905A JP16790398A JP16790398A JP2000003905A JP 2000003905 A JP2000003905 A JP 2000003905A JP 16790398 A JP16790398 A JP 16790398A JP 16790398 A JP16790398 A JP 16790398A JP 2000003905 A JP2000003905 A JP 2000003905A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エッチングチャンバ内壁に堆積した反応生成
物の膜厚および膜質をモニタすることができ、エッチン
グ装置の稼働率が向上できるエッチング装置および半導
体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 エッチングチャンバ5の内に堆積する反
応生成物の膜厚および膜質をモニタすることができる赤
外線分光モニタ体(光線分光モニタ体)1が設置されて
いるものである。
物の膜厚および膜質をモニタすることができ、エッチン
グ装置の稼働率が向上できるエッチング装置および半導
体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 エッチングチャンバ5の内に堆積する反
応生成物の膜厚および膜質をモニタすることができる赤
外線分光モニタ体(光線分光モニタ体)1が設置されて
いるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エッチング装置お
よび半導体装置の製造方法に関し、特に、エッチングチ
ャンバの内部に堆積した反応生成物の膜厚および膜質を
モニタすることができ、エッチング装置の稼働率が向上
できるエッチング装置およびそれを用いた半導体装置の
製造方法に関するものである。
よび半導体装置の製造方法に関し、特に、エッチングチ
ャンバの内部に堆積した反応生成物の膜厚および膜質を
モニタすることができ、エッチング装置の稼働率が向上
できるエッチング装置およびそれを用いた半導体装置の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、半導体装置の製造技術に使
用されている酸化シリコン膜などをエッチングするエッ
チング装置について検討した。以下は、本発明者によっ
て検討された技術であり、その概要は次のとおりであ
る。
用されている酸化シリコン膜などをエッチングするエッ
チング装置について検討した。以下は、本発明者によっ
て検討された技術であり、その概要は次のとおりであ
る。
【0003】すなわち、ドライエッチング装置を使用し
て、半導体装置の製造技術に使用されている酸化シリコ
ン膜をエッチングする際には、CF系のエッチング用ガ
スが使用されていることにより、反応生成物として、C
F系のポリマー(polymer )がエッチングチャンバ(エ
ッチング室、反応室、エッチング反応室と称される場合
がある)の内壁に堆積する現象が発生している。
て、半導体装置の製造技術に使用されている酸化シリコ
ン膜をエッチングする際には、CF系のエッチング用ガ
スが使用されていることにより、反応生成物として、C
F系のポリマー(polymer )がエッチングチャンバ(エ
ッチング室、反応室、エッチング反応室と称される場合
がある)の内壁に堆積する現象が発生している。
【0004】なお、ドライエッチング装置などのエッチ
ング装置について記載されている文献としては、例えば
1991年9月28日、日刊工業新聞社発行の「エッチ
ング装置用語辞典」p184〜p194に記載されてい
るものがある。
ング装置について記載されている文献としては、例えば
1991年9月28日、日刊工業新聞社発行の「エッチ
ング装置用語辞典」p184〜p194に記載されてい
るものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したド
ライエッチング装置について、以下に記載するような種
々の問題点があることを本発明者が見い出した。
ライエッチング装置について、以下に記載するような種
々の問題点があることを本発明者が見い出した。
【0006】すなわち、前述したドライエッチング装置
におけるエッチングチャンバ内壁に堆積した反応生成物
は、温度変化、圧力変化、搬送動作などにより、エッチ
ングチャンバ内壁から剥離して、半導体装置を製造する
ためのウエハに付着し、ウエハにおいて異物となるとい
う問題点が発生している。
におけるエッチングチャンバ内壁に堆積した反応生成物
は、温度変化、圧力変化、搬送動作などにより、エッチ
ングチャンバ内壁から剥離して、半導体装置を製造する
ためのウエハに付着し、ウエハにおいて異物となるとい
う問題点が発生している。
【0007】したがって、ウエハにおける酸化シリコン
膜にスルーホールを形成する製造工程における酸化シリ
コン膜のエッチングを行う作業を開始する前やエッチン
グ作業中に、酸化シリコン膜に付着した異物は、スルー
ホールを形成すべく酸化シリコン膜をエッチング除去す
る場合にエッチングを阻止する物体となるので、スルー
ホールのパターンの欠陥を発生させる。したがって、半
導体装置の製造歩留りを低下させるという問題点が発生
している。
膜にスルーホールを形成する製造工程における酸化シリ
コン膜のエッチングを行う作業を開始する前やエッチン
グ作業中に、酸化シリコン膜に付着した異物は、スルー
ホールを形成すべく酸化シリコン膜をエッチング除去す
る場合にエッチングを阻止する物体となるので、スルー
ホールのパターンの欠陥を発生させる。したがって、半
導体装置の製造歩留りを低下させるという問題点が発生
している。
【0008】また、ドライエッチング装置におけるエッ
チングチャンバ内壁に堆積した反応生成物などを検知す
るための手段としては、エッチングチャンバを大気に解
放した状態で、目視確認とかサンプル採取によるオフラ
イン型の確認方法に限られている。したがって、その確
認作業は、エッチング装置の稼働率を低下させている。
チングチャンバ内壁に堆積した反応生成物などを検知す
るための手段としては、エッチングチャンバを大気に解
放した状態で、目視確認とかサンプル採取によるオフラ
イン型の確認方法に限られている。したがって、その確
認作業は、エッチング装置の稼働率を低下させている。
【0009】本発明の目的は、エッチングチャンバ内壁
に堆積した反応生成物の膜厚および膜質をモニタするこ
とができ、エッチング装置の稼働率が向上できるエッチ
ング装置および半導体装置の製造方法を提供することに
ある。
に堆積した反応生成物の膜厚および膜質をモニタするこ
とができ、エッチング装置の稼働率が向上できるエッチ
ング装置および半導体装置の製造方法を提供することに
ある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0012】すなわち、(1)本発明のエッチング装置
は、エッチングチャンバの内部に堆積する反応生成物の
膜厚および膜質をモニタすることができる光線分光モニ
タ体が設置されているものである。
は、エッチングチャンバの内部に堆積する反応生成物の
膜厚および膜質をモニタすることができる光線分光モニ
タ体が設置されているものである。
【0013】(2)本発明のエッチング装置は、前記
(1)に記載のエッチング装置に設置されている光線分
光モニタ体におけるモニタ信号を用いて形成されたソフ
トウエハであって、エッチングおよびクリーニングを行
うためのそのソフトウエハを備えているものである。
(1)に記載のエッチング装置に設置されている光線分
光モニタ体におけるモニタ信号を用いて形成されたソフ
トウエハであって、エッチングおよびクリーニングを行
うためのそのソフトウエハを備えているものである。
【0014】(3)本発明の半導体装置の製造方法は、
前記(1)または(2)に記載のエッチング装置の操作
が行われているエッチング装置を使用して、半導体装置
を製造するためのウエハのエッチング処理を行う製造工
程を有するものである。
前記(1)または(2)に記載のエッチング装置の操作
が行われているエッチング装置を使用して、半導体装置
を製造するためのウエハのエッチング処理を行う製造工
程を有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、重複説明は省略する。
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、重複説明は省略する。
【0016】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1であるエッチング装置を一部断面化して示す概略
平面図である。
形態1であるエッチング装置を一部断面化して示す概略
平面図である。
【0017】図1に示すように、本実施の形態のエッチ
ング装置は、ドライエッチング装置としての平行平板型
RIE(Reactive Ion Etching)装置であり、本発明の
特徴となっている赤外線分光モニタ体(光線分光モニタ
体)1が設置されているものである。
ング装置は、ドライエッチング装置としての平行平板型
RIE(Reactive Ion Etching)装置であり、本発明の
特徴となっている赤外線分光モニタ体(光線分光モニタ
体)1が設置されているものである。
【0018】赤外線分光モニタ体1は、エッチングチャ
ンバ(エッチング室)5の内壁に堆積した反応生成物の
膜厚および膜質をモニタする機能を有するものであり、
ビーム状態の赤外線(光線)2を発生する光源1a、回
転偏光子1b、ハーフミラー1c、フィルタ1d、検出
器1e、差動増幅器1fを備えているものである。
ンバ(エッチング室)5の内壁に堆積した反応生成物の
膜厚および膜質をモニタする機能を有するものであり、
ビーム状態の赤外線(光線)2を発生する光源1a、回
転偏光子1b、ハーフミラー1c、フィルタ1d、検出
器1e、差動増幅器1fを備えているものである。
【0019】また、エッチングチャンバ5の壁に赤外線
2を通す窓3が設置されており、窓3の左側のエッチン
グチャンバ5の内壁に第1の反射鏡1gが設置されてお
り、第1の反射鏡1gの上部のエッチングチャンバ5の
内壁に第2の反射鏡1hが設置されている。なお、エッ
チングチャンバ5の内部には、ウエハ6をセットするサ
セプタ7などが設けられている。
2を通す窓3が設置されており、窓3の左側のエッチン
グチャンバ5の内壁に第1の反射鏡1gが設置されてお
り、第1の反射鏡1gの上部のエッチングチャンバ5の
内壁に第2の反射鏡1hが設置されている。なお、エッ
チングチャンバ5の内部には、ウエハ6をセットするサ
セプタ7などが設けられている。
【0020】この場合、窓3は、赤外線2に対して透明
な窓材からなるものである。また、第1の反射鏡1g
は、赤外線2の入力角が45〜85度程度となるように
設定されている。さらに、第1の反射鏡1gおよび第2
の反射鏡1hならびに窓3は、ガラスまたはシリコンあ
るいはゲルマニウムなどを材料として形成された板状体
である。
な窓材からなるものである。また、第1の反射鏡1g
は、赤外線2の入力角が45〜85度程度となるように
設定されている。さらに、第1の反射鏡1gおよび第2
の反射鏡1hならびに窓3は、ガラスまたはシリコンあ
るいはゲルマニウムなどを材料として形成された板状体
である。
【0021】さらに、赤外線分光モニタ体1における差
動増幅器1fは、エッチング装置用制御部8と電線4に
よって電気的に接続されている。なお、エッチング装置
用制御部8には、モニタ8a、A/D(アナログ/デジ
タル)変換器8b、制御ソフト8cなどが設けられてい
る。また、エッチング装置用制御部8とエッチングチャ
ンバ5とが、流量制御部9、圧力制御部10、RF(Ra
dio Frequency 高周波)制御部11が介在されている電
線12によって電気的に接続されている。
動増幅器1fは、エッチング装置用制御部8と電線4に
よって電気的に接続されている。なお、エッチング装置
用制御部8には、モニタ8a、A/D(アナログ/デジ
タル)変換器8b、制御ソフト8cなどが設けられてい
る。また、エッチング装置用制御部8とエッチングチャ
ンバ5とが、流量制御部9、圧力制御部10、RF(Ra
dio Frequency 高周波)制御部11が介在されている電
線12によって電気的に接続されている。
【0022】前述した本実施の形態の赤外線分光モニタ
体1を備えているエッチング装置における赤外線分光モ
ニタ体1の機能およびエッチング装置の操作方法を説明
する。
体1を備えているエッチング装置における赤外線分光モ
ニタ体1の機能およびエッチング装置の操作方法を説明
する。
【0023】赤外線分光モニタ体1における光源1aに
よって、ビームの大きさが5〜30mm程度の赤外線2を
発光し、回転偏光子1bで、S(垂直)偏光およびP
(平行)偏光され、しかも5〜150rpm 程度の周波数
に、時間的に分割される。また、ハーフミラー1cを通
して、反射光の光路が分けられる。
よって、ビームの大きさが5〜30mm程度の赤外線2を
発光し、回転偏光子1bで、S(垂直)偏光およびP
(平行)偏光され、しかも5〜150rpm 程度の周波数
に、時間的に分割される。また、ハーフミラー1cを通
して、反射光の光路が分けられる。
【0024】そして、一方の赤外線2は、さらに窓2を
通して真空反応容器としてのエッチングチャンバ5内に
入力されて、第1の反射鏡1gにより反射されて、第2
の反射鏡1hに通じる。
通して真空反応容器としてのエッチングチャンバ5内に
入力されて、第1の反射鏡1gにより反射されて、第2
の反射鏡1hに通じる。
【0025】第2の反射鏡1hに堆積している反応生成
物に赤外線2が通じると、その赤外線2が下方向に反射
されて第1の反射鏡1gに通じて、第1の反射鏡1gに
よって反射されてハーフミラー1c、フィルタ1dを通
して特定の波長のみの赤外線2が検出器1eに入力され
る。そして、検出器1eによって、電気信号に変化され
て、その電気信号が差動増幅器1fによって増幅され
て、電線4によって、エッチング装置用制御部8に入力
される。
物に赤外線2が通じると、その赤外線2が下方向に反射
されて第1の反射鏡1gに通じて、第1の反射鏡1gに
よって反射されてハーフミラー1c、フィルタ1dを通
して特定の波長のみの赤外線2が検出器1eに入力され
る。そして、検出器1eによって、電気信号に変化され
て、その電気信号が差動増幅器1fによって増幅され
て、電線4によって、エッチング装置用制御部8に入力
される。
【0026】この場合、検出器1eに入力される特定の
波長の赤外線2としては、例えば酸化シリコン膜のエッ
チングによって第2の反射鏡1hに堆積したC−F系の
ポリマからなる反応生成物(反応生成物からなる堆積
膜)であれば、C−F結合をモニタし、1200〜13
00cm-1の赤外線を通すフィルタ1dを選択しているこ
とにより、1200〜1300cm-1の赤外線2となって
いる。
波長の赤外線2としては、例えば酸化シリコン膜のエッ
チングによって第2の反射鏡1hに堆積したC−F系の
ポリマからなる反応生成物(反応生成物からなる堆積
膜)であれば、C−F結合をモニタし、1200〜13
00cm-1の赤外線を通すフィルタ1dを選択しているこ
とにより、1200〜1300cm-1の赤外線2となって
いる。
【0027】また、第1の反射鏡1gでは、赤外線2の
入力角が45〜85度程度であり、この条件では、P
(平行)偏光のみが堆積されている反応生成物(堆積
膜)で吸収がおこり、S(垂直)偏光は吸収されない。
入力角が45〜85度程度であり、この条件では、P
(平行)偏光のみが堆積されている反応生成物(堆積
膜)で吸収がおこり、S(垂直)偏光は吸収されない。
【0028】また、エッチングチャンバ5の内のプラズ
マ状態での赤外線2の吸収は、等方性であるため、回転
偏光子1bの回転周期に同期させてP−Sの強度を測定
することにより、プラズマの影響をキャンセルし、信号
(反応生成物の膜厚および膜質を測定した赤外線2に対
応している信号)感度を向上させることができる。
マ状態での赤外線2の吸収は、等方性であるため、回転
偏光子1bの回転周期に同期させてP−Sの強度を測定
することにより、プラズマの影響をキャンセルし、信号
(反応生成物の膜厚および膜質を測定した赤外線2に対
応している信号)感度を向上させることができる。
【0029】また、赤外線分光モニタ体1によって出力
化された信号(反応生成物の膜厚および膜質を測定した
赤外線2に対応している電気信号化された信号)は、電
線4を通して、エッチング装置用制御部8に送られて、
A/D変換器8bなどによりデジタル信号に変換され
る。この信号により、エッチング装置のエッチングチャ
ンバ5の内壁に堆積している反応生成物のクリーニング
条件、クリーニング頻度を設定することができる。
化された信号(反応生成物の膜厚および膜質を測定した
赤外線2に対応している電気信号化された信号)は、電
線4を通して、エッチング装置用制御部8に送られて、
A/D変換器8bなどによりデジタル信号に変換され
る。この信号により、エッチング装置のエッチングチャ
ンバ5の内壁に堆積している反応生成物のクリーニング
条件、クリーニング頻度を設定することができる。
【0030】さらに、第2の反射鏡1hに堆積されてい
る反応生成物(反応生成物からなる堆積膜)から反射さ
れた赤外線2としての反射光の光量に対応して反応生成
物の膜厚を測定することができ、反応生成物の膜厚を知
ることができる。また、第2の反射鏡1hに堆積されて
いる種々の反応生成物(反応生成物からなる堆積膜)に
照射させる赤外線2の波長を反応生成物の材料に対応し
て変化させることにより、赤外線2の波長に対応して反
応生成物の膜質を測定することができ、反応生成物の膜
質を知ることができる。
る反応生成物(反応生成物からなる堆積膜)から反射さ
れた赤外線2としての反射光の光量に対応して反応生成
物の膜厚を測定することができ、反応生成物の膜厚を知
ることができる。また、第2の反射鏡1hに堆積されて
いる種々の反応生成物(反応生成物からなる堆積膜)に
照射させる赤外線2の波長を反応生成物の材料に対応し
て変化させることにより、赤外線2の波長に対応して反
応生成物の膜質を測定することができ、反応生成物の膜
質を知ることができる。
【0031】したがって、エッチング装置のエッチング
チャンバ5の内壁などに堆積している種々の材料からな
る反応生成物のクリーニング条件、クリーニング頻度を
設定することができる。また、エッチング装置のエッチ
ングチャンバ5の内で種々の材料からなるもの(例えば
ウエハの上に形成されている酸化シリコン膜などの絶縁
膜またはウエハの上に形成されている例えばアルミニウ
ム層などの配線層など)のエッチング条件を設定するこ
とができる。
チャンバ5の内壁などに堆積している種々の材料からな
る反応生成物のクリーニング条件、クリーニング頻度を
設定することができる。また、エッチング装置のエッチ
ングチャンバ5の内で種々の材料からなるもの(例えば
ウエハの上に形成されている酸化シリコン膜などの絶縁
膜またはウエハの上に形成されている例えばアルミニウ
ム層などの配線層など)のエッチング条件を設定するこ
とができる。
【0032】本実施の形態のエッチング装置によれば、
赤外線分光モニタ体(光線分光モニタ体)1が設置され
ていることにより、赤外線分光モニタ体1を操作する
と、エッチングチャンバ5の内壁などに堆積した反応生
成物の膜厚および膜質をモニタすることができる。
赤外線分光モニタ体(光線分光モニタ体)1が設置され
ていることにより、赤外線分光モニタ体1を操作する
と、エッチングチャンバ5の内壁などに堆積した反応生
成物の膜厚および膜質をモニタすることができる。
【0033】したがって、本実施の形態のエッチング装
置によれば、エッチングチャンバ5の内壁などに堆積し
た反応生成物の膜厚および膜質を知る手段として、従来
のようにエッチングチャンバ5を大気に解放した状態
で、目視確認とかサンプル採取によるオフライン型の確
認方法を行う必要がないことにより、エッチング装置の
稼働率を向上することができる。
置によれば、エッチングチャンバ5の内壁などに堆積し
た反応生成物の膜厚および膜質を知る手段として、従来
のようにエッチングチャンバ5を大気に解放した状態
で、目視確認とかサンプル採取によるオフライン型の確
認方法を行う必要がないことにより、エッチング装置の
稼働率を向上することができる。
【0034】また、本実施の形態のエッチング装置によ
れば、赤外線分光モニタ体1を操作すると、エッチング
チャンバ5の内壁などに堆積した反応生成物の膜厚およ
び膜質を知ることができることにより、反応生成物の膜
厚および膜質に応じたクリーニング条件を判定すること
ができるので、最適なクリーニング条件によって自動的
にクリーニングを行うことができる。
れば、赤外線分光モニタ体1を操作すると、エッチング
チャンバ5の内壁などに堆積した反応生成物の膜厚およ
び膜質を知ることができることにより、反応生成物の膜
厚および膜質に応じたクリーニング条件を判定すること
ができるので、最適なクリーニング条件によって自動的
にクリーニングを行うことができる。
【0035】さらに、本実施の形態のエッチング装置に
よれば、赤外線分光モニタ体1を操作すると、エッチン
グチャンバ5の内壁などに堆積した反応生成物の膜厚お
よび膜質を知ることができることにより、その情報によ
って反応生成物をクリーニングすることができるので、
反応生成物としての異物がウエハに付着されることが低
減化でき、ウエハのエッチング工程を備えている半導体
装置の製造歩留りの低減化を防止することができる。
よれば、赤外線分光モニタ体1を操作すると、エッチン
グチャンバ5の内壁などに堆積した反応生成物の膜厚お
よび膜質を知ることができることにより、その情報によ
って反応生成物をクリーニングすることができるので、
反応生成物としての異物がウエハに付着されることが低
減化でき、ウエハのエッチング工程を備えている半導体
装置の製造歩留りの低減化を防止することができる。
【0036】また、本実施の形態によれば、エッチング
チャンバ5の内部に反射鏡1g,1hが設置され、それ
らの反射鏡1g,1hに反応生成物が堆積しても、その
堆積物による悪影響を受けることなく、赤外線分光モニ
タ体1を用いて、正確な膜厚や膜質の測定を行うことが
できる。
チャンバ5の内部に反射鏡1g,1hが設置され、それ
らの反射鏡1g,1hに反応生成物が堆積しても、その
堆積物による悪影響を受けることなく、赤外線分光モニ
タ体1を用いて、正確な膜厚や膜質の測定を行うことが
できる。
【0037】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2であるエッチング装置を一部断面化して示す概略
平面図である。
形態2であるエッチング装置を一部断面化して示す概略
平面図である。
【0038】図2に示すように、本実施の形態2のエッ
チング装置は、前述した実施の形態1のエッチング装置
における第1の反射鏡1gと第2の反射鏡1hを取り除
いて、第1の反射鏡1gおよび第2の反射鏡1hの機能
に対応するプリズム1iとプリズム1iの下部に設定し
たミラ−1jを設置している態様である。
チング装置は、前述した実施の形態1のエッチング装置
における第1の反射鏡1gと第2の反射鏡1hを取り除
いて、第1の反射鏡1gおよび第2の反射鏡1hの機能
に対応するプリズム1iとプリズム1iの下部に設定し
たミラ−1jを設置している態様である。
【0039】本実施の形態のプリズム1iは、エッチン
グチャンバ(エッチング室)5の壁に設置されている。
また、プリズム1iは、光線の反射角度が20度程度よ
り大きい角度となっており、基本的には、エッチングチ
ャンバ5の内の雰囲気との界面の全反射条件を満足され
ているものであり、ガラスまたはシリコンあるいはゲル
マニウムなどを材料として形成された三角形状体であ
る。また、ミラー1jは、ガラスまたはシリコンあるい
はゲルマニウムなどを材料として形成された板状体であ
る。
グチャンバ(エッチング室)5の壁に設置されている。
また、プリズム1iは、光線の反射角度が20度程度よ
り大きい角度となっており、基本的には、エッチングチ
ャンバ5の内の雰囲気との界面の全反射条件を満足され
ているものであり、ガラスまたはシリコンあるいはゲル
マニウムなどを材料として形成された三角形状体であ
る。また、ミラー1jは、ガラスまたはシリコンあるい
はゲルマニウムなどを材料として形成された板状体であ
る。
【0040】したがって、本実施の形態のプリズム1i
は、エッチングチャンバ5の内壁に堆積される反応生成
物と同様な膜厚と膜質をもつ反応生成物がプリズム1i
の内面に堆積される態様となっている。
は、エッチングチャンバ5の内壁に堆積される反応生成
物と同様な膜厚と膜質をもつ反応生成物がプリズム1i
の内面に堆積される態様となっている。
【0041】本実施の形態のエッチング装置によれば、
プリズム1iと一体化した赤外線分光モニタ体(光線分
光モニタ体)1が設置されていることにより、エッチン
グチャンバ5の内壁などに堆積した反応生成物の膜厚お
よび膜質をモニタする際に、プリズム1iの内面に堆積
されている反応生成物の膜厚および膜質をモニタする態
様であるので、モニタの部分を簡易化することができ
る。
プリズム1iと一体化した赤外線分光モニタ体(光線分
光モニタ体)1が設置されていることにより、エッチン
グチャンバ5の内壁などに堆積した反応生成物の膜厚お
よび膜質をモニタする際に、プリズム1iの内面に堆積
されている反応生成物の膜厚および膜質をモニタする態
様であるので、モニタの部分を簡易化することができ
る。
【0042】(実施の形態3)図3は、本発明のエッチ
ング装置における反応生成物のモニタ状態を示す図であ
る。図4は、本発明者が検討した結果を示すグラフ図で
あり、エッチング時間とクリーニング時間からなる時間
と電気信号との関係を示すグラフ図である。この場合、
図3および図4は、実際のエッチング装置へのフィード
バックの一例を示している図である。
ング装置における反応生成物のモニタ状態を示す図であ
る。図4は、本発明者が検討した結果を示すグラフ図で
あり、エッチング時間とクリーニング時間からなる時間
と電気信号との関係を示すグラフ図である。この場合、
図3および図4は、実際のエッチング装置へのフィード
バックの一例を示している図である。
【0043】図3および図4を用いて、本発明のエッチ
ング装置の活用性を説明する。
ング装置の活用性を説明する。
【0044】電気信号Sは、モニタ信号に対応する電気
信号である。また、実験を行い、前述した実施の形態1
のエッチング装置における第2の反射鏡1hまたは実施
の形態2のエッチング装置におけるプラズマ1iに十分
なデポ物としての反応生成物を堆積した後、その堆積物
としての反応生成物を除去(クリーニング)することが
必要な反応生成物の膜厚に対応する電気信号Sの強度
を、S1 としている。
信号である。また、実験を行い、前述した実施の形態1
のエッチング装置における第2の反射鏡1hまたは実施
の形態2のエッチング装置におけるプラズマ1iに十分
なデポ物としての反応生成物を堆積した後、その堆積物
としての反応生成物を除去(クリーニング)することが
必要な反応生成物の膜厚に対応する電気信号Sの強度
を、S1 としている。
【0045】デポ物としての反応生成物がない状態から
エッチングを開始すると、エッチングを重ねるについ
て、電気信号Sの値は、増加し、S1 に達すると、エッ
チング装置側のソフトが自動もしくは手動にて切り替わ
り、クリーニングを開始して、複数枚あるいは1枚のク
リーニングを実施する。
エッチングを開始すると、エッチングを重ねるについ
て、電気信号Sの値は、増加し、S1 に達すると、エッ
チング装置側のソフトが自動もしくは手動にて切り替わ
り、クリーニングを開始して、複数枚あるいは1枚のク
リーニングを実施する。
【0046】また、モニタ値がS0 に達すると、エッチ
ング装置側のソフトが自動もしくは手動にて切り替わ
り、エッチングを開始する。
ング装置側のソフトが自動もしくは手動にて切り替わ
り、エッチングを開始する。
【0047】本発明のエッチング装置よれば、赤外線分
光モニタ体1におけるモニタ信号を用いてソフトウエハ
を形成することができ、エッチングおよびクリーニング
を行うためのソフトウエハを形成できるので、そのソフ
トウエハを備えているエッチング装置とすることができ
る。
光モニタ体1におけるモニタ信号を用いてソフトウエハ
を形成することができ、エッチングおよびクリーニング
を行うためのソフトウエハを形成できるので、そのソフ
トウエハを備えているエッチング装置とすることができ
る。
【0048】本発明のエッチング装置よれば、赤外線分
光モニタ体1とエッチング装置用制御部8との通信実施
を行うことにより、モニタ信号を用いてエッチングおよ
びクリーニングを行うためのソフトウエハが形成できる
ので、エッチングおよびクリーニングを自動化できる。
したがって、エッチング装置の稼働率を向上することが
できる。
光モニタ体1とエッチング装置用制御部8との通信実施
を行うことにより、モニタ信号を用いてエッチングおよ
びクリーニングを行うためのソフトウエハが形成できる
ので、エッチングおよびクリーニングを自動化できる。
したがって、エッチング装置の稼働率を向上することが
できる。
【0049】(実施の形態4)図5は、本発明のエッチ
ング装置における反応生成物のモニタ状態を示す図であ
る。図6は、本発明者が検討した結果を示すグラフ図で
あり、エッチング時間とクリーニング時間からなる時間
と電気信号との関係を示すグラフ図である。図7は、エ
ッチング時間とクリーニング時間からなる時間と図6の
電気信号Sを時間によって微分した電気信号d S/d t
との関係を示すグラフ図である。この場合、図5〜図7
は、反応生成物の膜質に対応させてクリーニング条件を
変更しながら、クリーニングを実施する方法を示してい
る図である。
ング装置における反応生成物のモニタ状態を示す図であ
る。図6は、本発明者が検討した結果を示すグラフ図で
あり、エッチング時間とクリーニング時間からなる時間
と電気信号との関係を示すグラフ図である。図7は、エ
ッチング時間とクリーニング時間からなる時間と図6の
電気信号Sを時間によって微分した電気信号d S/d t
との関係を示すグラフ図である。この場合、図5〜図7
は、反応生成物の膜質に対応させてクリーニング条件を
変更しながら、クリーニングを実施する方法を示してい
る図である。
【0050】図5〜図7を用いて、本発明のエッチング
装置の活用性を説明する。
装置の活用性を説明する。
【0051】電気信号Sは、例えばC−C結合とC−F
結合の比に対応する信号であり、反応生成物の膜質の緻
密さを示すパラメータに対応している信号となってい
る。
結合の比に対応する信号であり、反応生成物の膜質の緻
密さを示すパラメータに対応している信号となってい
る。
【0052】電気信号d S/d tに応じて、反応生成物
をクリーニングするためのクリーニングのパラメータ
(例えば酸素などのガスの流量、エッチングチャンバ5
の内の圧力、プラズマを発生させるためのRF電力な
ど)からなるクリーニング条件を変更しながら効率良く
堆積物としての反応生成物を除去することができる。
をクリーニングするためのクリーニングのパラメータ
(例えば酸素などのガスの流量、エッチングチャンバ5
の内の圧力、プラズマを発生させるためのRF電力な
ど)からなるクリーニング条件を変更しながら効率良く
堆積物としての反応生成物を除去することができる。
【0053】なお、図5において、レシピ切換の例を示
しているが、モニタ信号としての電気信号d S/d tの
値に応じて連続的に前記クリーニングのパラメータを変
更する態様を適用することができる。
しているが、モニタ信号としての電気信号d S/d tの
値に応じて連続的に前記クリーニングのパラメータを変
更する態様を適用することができる。
【0054】本発明のエッチング装置よれば、赤外線分
光モニタ体1におけるモニタ信号を用いてソフトウエハ
を形成することができ、クリーニングを行う際のクリー
ニング条件を有するソフトウエハを形成できるので、そ
のソフトウエハを備えているエッチング装置とすること
ができる。
光モニタ体1におけるモニタ信号を用いてソフトウエハ
を形成することができ、クリーニングを行う際のクリー
ニング条件を有するソフトウエハを形成できるので、そ
のソフトウエハを備えているエッチング装置とすること
ができる。
【0055】本発明のエッチング装置よれば、赤外線分
光モニタ体1とエッチング装置用制御部8との通信実施
を行うことにより、モニタ信号を用いてクリーニング条
件を有するソフトウエハが形成できるので、クリーニン
グ条件を自動化できる。したがって、エッチング装置の
稼働率を向上することができる。
光モニタ体1とエッチング装置用制御部8との通信実施
を行うことにより、モニタ信号を用いてクリーニング条
件を有するソフトウエハが形成できるので、クリーニン
グ条件を自動化できる。したがって、エッチング装置の
稼働率を向上することができる。
【0056】(実施の形態5)図8は、本発明のエッチ
ング装置における反応生成物のモニタ状態を示す図であ
る。図9は、本発明者が検討した結果を示すグラフ図で
あり、モニタ信号としての赤外線の波長と電気信号との
関係を示すグラフ図である。図10は、自動編集したク
リーニングレシピを示す図である。この場合、図8〜図
10は、反応生成物のプラズマクリーニングを実施する
前に、反応生成物の膜質を分析し、例えば2波長での比
率を数値化し適正なクリーニング条件を自動的にプログ
ラミングしてクリーニングを実施する方法を示している
図である。
ング装置における反応生成物のモニタ状態を示す図であ
る。図9は、本発明者が検討した結果を示すグラフ図で
あり、モニタ信号としての赤外線の波長と電気信号との
関係を示すグラフ図である。図10は、自動編集したク
リーニングレシピを示す図である。この場合、図8〜図
10は、反応生成物のプラズマクリーニングを実施する
前に、反応生成物の膜質を分析し、例えば2波長での比
率を数値化し適正なクリーニング条件を自動的にプログ
ラミングしてクリーニングを実施する方法を示している
図である。
【0057】図8〜図10を用いて、本発明のエッチン
グ装置の活用性を説明する。
グ装置の活用性を説明する。
【0058】堆積物としての反応生成物の膜厚は、各波
長であるλ1 , λ2 , ・・・における電気信号Sの強度
の関係で決まり、堆積物としての反応生成物の膜質に応
じたクリーニング条件を半経験的に事前に調査してお
く。
長であるλ1 , λ2 , ・・・における電気信号Sの強度
の関係で決まり、堆積物としての反応生成物の膜質に応
じたクリーニング条件を半経験的に事前に調査してお
く。
【0059】そして、反応生成物をクリーニングするた
めのクリーニングのパラメータ(例えば酸素などのガス
の流量、エッチングチャンバ5の内の圧力、プラズマを
発生させるためのRF電力など)からなるクリーニング
条件をプログラミングできるようにしておき、クリーニ
ングレシピR3 を自動作用している。
めのクリーニングのパラメータ(例えば酸素などのガス
の流量、エッチングチャンバ5の内の圧力、プラズマを
発生させるためのRF電力など)からなるクリーニング
条件をプログラミングできるようにしておき、クリーニ
ングレシピR3 を自動作用している。
【0060】本発明のエッチング装置よれば、赤外線分
光モニタ体1におけるモニタ信号を用いてソフトウエハ
を形成することができ、異なるクリーニングを行う際の
そのクリーニングに対応した異なるクリーニング条件で
生成する反応生成物の膜質に応じたクリーニング条件を
有するソフトウエハを形成できるので、そのソフトウエ
ハを備えているエッチング装置とすることができる。
光モニタ体1におけるモニタ信号を用いてソフトウエハ
を形成することができ、異なるクリーニングを行う際の
そのクリーニングに対応した異なるクリーニング条件で
生成する反応生成物の膜質に応じたクリーニング条件を
有するソフトウエハを形成できるので、そのソフトウエ
ハを備えているエッチング装置とすることができる。
【0061】本発明のエッチング装置よれば、赤外線分
光モニタ体1とエッチング装置用制御部8との通信実施
を行うことにより、モニタ信号を用いて異なるクリーニ
ングを行う際のそのクリーニングに対応した異なるクリ
ーニング条件で生成する反応生成物の膜質に応じたクリ
ーニング条件を有するソフトウエハが形成できるので、
種々のクリーニング条件を自動化できる。したがって、
エッチング装置の稼働率を向上することができる。
光モニタ体1とエッチング装置用制御部8との通信実施
を行うことにより、モニタ信号を用いて異なるクリーニ
ングを行う際のそのクリーニングに対応した異なるクリ
ーニング条件で生成する反応生成物の膜質に応じたクリ
ーニング条件を有するソフトウエハが形成できるので、
種々のクリーニング条件を自動化できる。したがって、
エッチング装置の稼働率を向上することができる。
【0062】(実施の形態6)図11は、本発明の実施
の形態6である半導体装置の製造工程を示す断面図であ
る。本実施の形態の半導体装置の製造方法は、MOSF
ET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Trans
istor )を有する半導体集積回路装置の製造方法であ
る。同図を用いて、本実施の形態の半導体装置の製造方
法について説明する。
の形態6である半導体装置の製造工程を示す断面図であ
る。本実施の形態の半導体装置の製造方法は、MOSF
ET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Trans
istor )を有する半導体集積回路装置の製造方法であ
る。同図を用いて、本実施の形態の半導体装置の製造方
法について説明する。
【0063】まず、例えばp型のシリコン単結晶からな
る半導体基板(ウエハ)21の素子分離領域に熱酸化処
理を用いて酸化シリコン膜からなるフィールド絶縁膜2
2を形成する。次に、半導体基板21の素子形成領域
に、MOSFETを形成する。
る半導体基板(ウエハ)21の素子分離領域に熱酸化処
理を用いて酸化シリコン膜からなるフィールド絶縁膜2
2を形成する。次に、半導体基板21の素子形成領域
に、MOSFETを形成する。
【0064】すなわち、半導体基板(ウエハ)21の素
子分離領域に熱酸化処理を用いて酸化シリコン膜からな
るフィールド絶縁膜22を形成した後、半導体基板21
の上に、例えば酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜2
3を形成した後、その上にゲート電極24としての例え
ば不純物としてリンが含まれている多結晶シリコン膜を
形成し、その上に例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜
25を形成した後、リソグラフィ技術と選択エッチング
技術とを使用してゲート電極などのパターンを形成す
る。
子分離領域に熱酸化処理を用いて酸化シリコン膜からな
るフィールド絶縁膜22を形成した後、半導体基板21
の上に、例えば酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜2
3を形成した後、その上にゲート電極24としての例え
ば不純物としてリンが含まれている多結晶シリコン膜を
形成し、その上に例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜
25を形成した後、リソグラフィ技術と選択エッチング
技術とを使用してゲート電極などのパターンを形成す
る。
【0065】その後、半導体基板21の上に、CVD
(Chemical Vapor Deposition )法を使用して、酸化シ
リコン膜(絶縁膜)を形成した後、リソグラフィ技術と
選択エッチング技術とを使用して、ゲート電極24の側
壁にサイドウォールスペーサ26を形成する。次にゲー
ト電極24などからなるゲート領域をマスクとして、イ
オン注入法を使用して、例えばリンなどのn型の不純物
を半導体基板21にイオン打ち込みした後、熱拡散処理
を行って、ソースおよびドレインとなる半導体領域27
を形成する。
(Chemical Vapor Deposition )法を使用して、酸化シ
リコン膜(絶縁膜)を形成した後、リソグラフィ技術と
選択エッチング技術とを使用して、ゲート電極24の側
壁にサイドウォールスペーサ26を形成する。次にゲー
ト電極24などからなるゲート領域をマスクとして、イ
オン注入法を使用して、例えばリンなどのn型の不純物
を半導体基板21にイオン打ち込みした後、熱拡散処理
を行って、ソースおよびドレインとなる半導体領域27
を形成する。
【0066】次に、半導体基板21の上に、酸化シリコ
ン膜(絶縁膜)28をCVD法を使用して形成する。こ
の場合、半導体基板21の上にゲート電極24などが形
成されているので、酸化シリコン膜28の表面には段差
部が形成されるので、研磨法を使用して、酸化シリコン
膜28の研磨を行い、酸化シリコン膜28の平面を平坦
化して、平坦化された酸化シリコン膜28を形成する。
ン膜(絶縁膜)28をCVD法を使用して形成する。こ
の場合、半導体基板21の上にゲート電極24などが形
成されているので、酸化シリコン膜28の表面には段差
部が形成されるので、研磨法を使用して、酸化シリコン
膜28の研磨を行い、酸化シリコン膜28の平面を平坦
化して、平坦化された酸化シリコン膜28を形成する。
【0067】次に、リソグラフィ技術と前述した実施の
形態1のエッチング装置を用いた選択エッチング技術と
を使用して、酸化シリコン膜28にスルーホール(接続
孔)29を形成する。
形態1のエッチング装置を用いた選択エッチング技術と
を使用して、酸化シリコン膜28にスルーホール(接続
孔)29を形成する。
【0068】この場合、酸化シリコン膜28の選択エッ
チング技術として、前述した実施の形態1または2のエ
ッチング装置の操作が行われているエッチング装置を使
用していることにより、異物の影響を極めて低減化で
き、エッチング特性を安定化できるので、高信頼度でし
かも高性能なエッチング処理を行うことができる。した
がって、微細構造でしかも不良の発生が防止できたスル
ーホール29を形成することができると共にMOSFE
Tなどの半導体素子の損傷を防止できる。
チング技術として、前述した実施の形態1または2のエ
ッチング装置の操作が行われているエッチング装置を使
用していることにより、異物の影響を極めて低減化で
き、エッチング特性を安定化できるので、高信頼度でし
かも高性能なエッチング処理を行うことができる。した
がって、微細構造でしかも不良の発生が防止できたスル
ーホール29を形成することができると共にMOSFE
Tなどの半導体素子の損傷を防止できる。
【0069】次に、半導体基板21の上に、プラグを形
成するためのタングステン層(金属層)をCVD法を使
用して形成する。この場合、酸化シリコン膜28にスル
ーホール29が形成されているので、タングステン層の
表面には段差部が形成されている。
成するためのタングステン層(金属層)をCVD法を使
用して形成する。この場合、酸化シリコン膜28にスル
ーホール29が形成されているので、タングステン層の
表面には段差部が形成されている。
【0070】その後、研磨法を使用して、タングステン
層の研磨を行い、酸化シリコン膜28の上のタングステ
ン層を取り除いて、スルーホール29に埋め込まれてい
るタングステン層からなるプラグ30を形成する。
層の研磨を行い、酸化シリコン膜28の上のタングステ
ン層を取り除いて、スルーホール29に埋め込まれてい
るタングステン層からなるプラグ30を形成する。
【0071】次に、半導体基板21の上に、配線層とし
ての銅層(金属層)31をスパッタリング法を使用して
形成する。この場合、配線層としての金属層は、銅層3
1とは別の態様であるアルミニウム層などを適用するこ
とができる。
ての銅層(金属層)31をスパッタリング法を使用して
形成する。この場合、配線層としての金属層は、銅層3
1とは別の態様であるアルミニウム層などを適用するこ
とができる。
【0072】次に、リソグラフィ技術と選択エッチング
技術とを使用して、銅層31に配線層としてのパターン
を形成して、パターン化された配線層としての銅層31
を形成する。
技術とを使用して、銅層31に配線層としてのパターン
を形成して、パターン化された配線層としての銅層31
を形成する。
【0073】その後、前述した絶縁膜としての酸化シリ
コン膜28の製造工程と配線層としての銅層31の製造
工程などを使用して、半導体基板21の上に、必要に応
じて層間絶縁膜と配線層とを積層させた後、パシベーシ
ョン膜を形成することにより、半導体集積回路装置の製
造工程を終了する。
コン膜28の製造工程と配線層としての銅層31の製造
工程などを使用して、半導体基板21の上に、必要に応
じて層間絶縁膜と配線層とを積層させた後、パシベーシ
ョン膜を形成することにより、半導体集積回路装置の製
造工程を終了する。
【0074】前述した本実施の形態の半導体装置の製造
方法によれば、酸化シリコン膜28の選択エッチング技
術として、前述した実施の形態1または2のエッチング
装置の操作が行われているエッチング装置を使用してい
ることにより、異物の影響を極めて低減化でき、エッチ
ング特性を安定化できるので、高信頼度でしかも高性能
なエッチング処理を行うことができる。
方法によれば、酸化シリコン膜28の選択エッチング技
術として、前述した実施の形態1または2のエッチング
装置の操作が行われているエッチング装置を使用してい
ることにより、異物の影響を極めて低減化でき、エッチ
ング特性を安定化できるので、高信頼度でしかも高性能
なエッチング処理を行うことができる。
【0075】したがって、微細構造でしかも不良の発生
が防止できたスルーホール29を形成することができる
と共にMOSFETなどの半導体素子の損傷を防止でき
ることにより、高製造歩留りをもって半導体装置を製造
することができる。
が防止できたスルーホール29を形成することができる
と共にMOSFETなどの半導体素子の損傷を防止でき
ることにより、高製造歩留りをもって半導体装置を製造
することができる。
【0076】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0077】例えば、前述した実施の形態のエッチング
装置は、赤外線分光モニタ体が設置されているものであ
ったが、可視光線分光モニタ体が設置されているエッチ
ング装置の態様とすることができる。
装置は、赤外線分光モニタ体が設置されているものであ
ったが、可視光線分光モニタ体が設置されているエッチ
ング装置の態様とすることができる。
【0078】また、本発明のエッチング装置は、酸化シ
リコン膜をエッチングするためのエッチング装置以外
に、窒化シリコン膜などの絶縁膜などのエッチング装置
および絶縁膜や配線層などをエッチングするためのエッ
チング装置などの種々のエッチング装置に適用できる。
リコン膜をエッチングするためのエッチング装置以外
に、窒化シリコン膜などの絶縁膜などのエッチング装置
および絶縁膜や配線層などをエッチングするためのエッ
チング装置などの種々のエッチング装置に適用できる。
【0079】また、本発明のエッチング装置は、ドライ
エッチング装置としての平行平板型RIE装置以外に、
ECR(Electron Cyclotron Resonance)エッチング装
置またはプラズマエッチング装置などの種々のエッチン
グ装置に適用できる。
エッチング装置としての平行平板型RIE装置以外に、
ECR(Electron Cyclotron Resonance)エッチング装
置またはプラズマエッチング装置などの種々のエッチン
グ装置に適用できる。
【0080】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
半導体素子を形成する半導体基板(ウエハ)をSOI
(Silicon on Insulator)基板などの基板に変更するこ
とができ、それらの基板に、MOSFET、CMOSF
ETおよびバイポーラトランジスタなどの種々の半導体
素子を組み合わせた態様の半導体集積回路装置の製造方
法とすることができる。
半導体素子を形成する半導体基板(ウエハ)をSOI
(Silicon on Insulator)基板などの基板に変更するこ
とができ、それらの基板に、MOSFET、CMOSF
ETおよびバイポーラトランジスタなどの種々の半導体
素子を組み合わせた態様の半導体集積回路装置の製造方
法とすることができる。
【0081】さらに、本発明の半導体装置の製造方法
は、MOSFET、CMOSFET、BiCMOSFE
Tなどを構成要素とするDRAM(Dynamic Random Acc
ess Memory)、SRAM(Static Random Access Memor
y )などのメモリ系、あるいはロジック系などを有する
種々の半導体集積回路装置の製造方法に適用できる。
は、MOSFET、CMOSFET、BiCMOSFE
Tなどを構成要素とするDRAM(Dynamic Random Acc
ess Memory)、SRAM(Static Random Access Memor
y )などのメモリ系、あるいはロジック系などを有する
種々の半導体集積回路装置の製造方法に適用できる。
【0082】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0083】(1).本発明のエッチング装置によれ
ば、赤外線分光モニタ体(光線分光モニタ体)が設置さ
れていることにより、赤外線分光モニタ体を操作する
と、エッチングチャンバ(エッチング室)の内壁などに
堆積した反応生成物の膜厚および膜質をモニタすること
ができる。
ば、赤外線分光モニタ体(光線分光モニタ体)が設置さ
れていることにより、赤外線分光モニタ体を操作する
と、エッチングチャンバ(エッチング室)の内壁などに
堆積した反応生成物の膜厚および膜質をモニタすること
ができる。
【0084】したがって、本発明のエッチング装置によ
れば、エッチングチャンバの内壁などに堆積した反応生
成物の膜厚および膜質を知る手段として、従来のように
エッチングチャンバを大気に解放した状態で、目視確認
とかサンプル採取によるオフライン型の確認方法を行う
必要がないことにより、エッチング装置の稼働率を向上
することができる。
れば、エッチングチャンバの内壁などに堆積した反応生
成物の膜厚および膜質を知る手段として、従来のように
エッチングチャンバを大気に解放した状態で、目視確認
とかサンプル採取によるオフライン型の確認方法を行う
必要がないことにより、エッチング装置の稼働率を向上
することができる。
【0085】(2).本発明のエッチング装置によれ
ば、赤外線分光モニタ体を操作すると、エッチングチャ
ンバの内壁などに堆積した反応生成物の膜厚および膜質
を知ることができることにより、反応生成物の膜厚およ
び膜質に応じたクリーニング条件を判定することができ
るので、最適なクリーニング条件によって自動的にクリ
ーニングを行うことができる。
ば、赤外線分光モニタ体を操作すると、エッチングチャ
ンバの内壁などに堆積した反応生成物の膜厚および膜質
を知ることができることにより、反応生成物の膜厚およ
び膜質に応じたクリーニング条件を判定することができ
るので、最適なクリーニング条件によって自動的にクリ
ーニングを行うことができる。
【0086】(3).本発明のエッチング装置によれ
ば、赤外線分光モニタ体を操作すると、エッチングチャ
ンバの内壁などに堆積した反応生成物の膜厚および膜質
を知ることができることにより、その情報によって反応
生成物をクリーニングすることができるので、反応生成
物としての異物がウエハに付着されることが低減化で
き、ウエハのエッチング工程を備えている半導体装置の
製造歩留りの低減化を防止することができる。
ば、赤外線分光モニタ体を操作すると、エッチングチャ
ンバの内壁などに堆積した反応生成物の膜厚および膜質
を知ることができることにより、その情報によって反応
生成物をクリーニングすることができるので、反応生成
物としての異物がウエハに付着されることが低減化で
き、ウエハのエッチング工程を備えている半導体装置の
製造歩留りの低減化を防止することができる。
【0087】(4).本発明のエッチング装置によれ
ば、プリズムと一体化した赤外線分光モニタ体が設置さ
れていることにより、エッチングチャンバの内壁などに
堆積した反応生成物の膜厚および膜質をモニタする際
に、プリズムの内面に堆積されている反応生成物の膜厚
および膜質をモニタする態様であるので、モニタの部分
を簡易化することができる。
ば、プリズムと一体化した赤外線分光モニタ体が設置さ
れていることにより、エッチングチャンバの内壁などに
堆積した反応生成物の膜厚および膜質をモニタする際
に、プリズムの内面に堆積されている反応生成物の膜厚
および膜質をモニタする態様であるので、モニタの部分
を簡易化することができる。
【0088】(5).本発明のエッチング装置によれ
ば、赤外線分光モニタ体におけるモニタ信号を用いてソ
フトウエハを形成することができ、エッチングおよびク
リーニングを行うためのソフトウエハを形成できるの
で、そのソフトウエハを備えているエッチング装置とす
ることができる。
ば、赤外線分光モニタ体におけるモニタ信号を用いてソ
フトウエハを形成することができ、エッチングおよびク
リーニングを行うためのソフトウエハを形成できるの
で、そのソフトウエハを備えているエッチング装置とす
ることができる。
【0089】本発明のエッチング装置よれば、赤外線分
光モニタ体とエッチング装置用制御部との通信実施を行
うことにより、モニタ信号を用いてエッチングおよびク
リーニングを行うためのソフトウエハが形成できるの
で、エッチングおよびクリーニングを自動化できる。し
たがって、エッチング装置の稼働率を向上することがで
きる。
光モニタ体とエッチング装置用制御部との通信実施を行
うことにより、モニタ信号を用いてエッチングおよびク
リーニングを行うためのソフトウエハが形成できるの
で、エッチングおよびクリーニングを自動化できる。し
たがって、エッチング装置の稼働率を向上することがで
きる。
【0090】(6).本発明のエッチング装置によれ
ば、赤外線分光モニタ体におけるモニタ信号を用いてソ
フトウエハを形成することができ、クリーニングを行う
際のクリーニング条件を有するソフトウエハを形成でき
るので、そのソフトウエハを備えているエッチング装置
とすることができる。
ば、赤外線分光モニタ体におけるモニタ信号を用いてソ
フトウエハを形成することができ、クリーニングを行う
際のクリーニング条件を有するソフトウエハを形成でき
るので、そのソフトウエハを備えているエッチング装置
とすることができる。
【0091】本発明のエッチング装置よれば、赤外線分
光モニタ体とエッチング装置用制御部との通信実施を行
うことにより、モニタ信号を用いてクリーニング条件を
有するソフトウエハが形成できるので、クリーニング条
件を自動化できる。したがって、エッチング装置の稼働
率を向上することができる。
光モニタ体とエッチング装置用制御部との通信実施を行
うことにより、モニタ信号を用いてクリーニング条件を
有するソフトウエハが形成できるので、クリーニング条
件を自動化できる。したがって、エッチング装置の稼働
率を向上することができる。
【0092】(7).本発明のエッチング装置によれ
ば、赤外線分光モニタ体におけるモニタ信号を用いてソ
フトウエハを形成することができ、異なるクリーニング
を行う際のそのクリーニングに対応した異なるクリーニ
ング条件で生成する反応生成物の膜質に応じたクリーニ
ング条件を有するソフトウエハを形成できるので、その
ソフトウエハを備えているエッチング装置とすることが
できる。
ば、赤外線分光モニタ体におけるモニタ信号を用いてソ
フトウエハを形成することができ、異なるクリーニング
を行う際のそのクリーニングに対応した異なるクリーニ
ング条件で生成する反応生成物の膜質に応じたクリーニ
ング条件を有するソフトウエハを形成できるので、その
ソフトウエハを備えているエッチング装置とすることが
できる。
【0093】本発明のエッチング装置よれば、赤外線分
光モニタ体とエッチング装置用制御部との通信実施を行
うことにより、モニタ信号を用いて異なるクリーニング
を行う際のそのクリーニングに対応した異なるクリーニ
ング条件で生成する反応生成物の膜質に応じたクリーニ
ング条件を有するソフトウエハが形成できるので、種々
のクリーニング条件を自動化できる。したがって、エッ
チング装置の稼働率を向上することができる。
光モニタ体とエッチング装置用制御部との通信実施を行
うことにより、モニタ信号を用いて異なるクリーニング
を行う際のそのクリーニングに対応した異なるクリーニ
ング条件で生成する反応生成物の膜質に応じたクリーニ
ング条件を有するソフトウエハが形成できるので、種々
のクリーニング条件を自動化できる。したがって、エッ
チング装置の稼働率を向上することができる。
【0094】(8).本発明の半導体装置の製造方法に
よれば、酸化シリコン膜の選択エッチング技術として、
前述したエッチング装置の操作が行われているエッチン
グ装置を使用していることにより、異物の影響を極めて
低減化でき、エッチング特性を安定化できるので、高信
頼度でしかも高性能なエッチング処理を行うことができ
る。
よれば、酸化シリコン膜の選択エッチング技術として、
前述したエッチング装置の操作が行われているエッチン
グ装置を使用していることにより、異物の影響を極めて
低減化でき、エッチング特性を安定化できるので、高信
頼度でしかも高性能なエッチング処理を行うことができ
る。
【0095】したがって、微細構造でしかも不良の発生
が防止できたスルーホールを形成することができると共
にMOSFETなどの半導体素子の損傷を防止できるこ
とにより、高製造歩留りをもって半導体装置を製造する
ことができる。
が防止できたスルーホールを形成することができると共
にMOSFETなどの半導体素子の損傷を防止できるこ
とにより、高製造歩留りをもって半導体装置を製造する
ことができる。
【図1】本発明の実施の形態1であるエッチング装置を
一部断面化して示す概略平面図である。
一部断面化して示す概略平面図である。
【図2】本発明の実施の形態2であるエッチング装置を
一部断面化して示す概略側面図である。
一部断面化して示す概略側面図である。
【図3】本発明のエッチング装置における反応生成物の
モニタ状態を示す図である。
モニタ状態を示す図である。
【図4】本発明者が検討した結果を示すグラフ図であ
り、エッチング時間とクリーニング時間からなる時間と
電気信号との関係を示すグラフ図である。
り、エッチング時間とクリーニング時間からなる時間と
電気信号との関係を示すグラフ図である。
【図5】本発明のエッチング装置における反応生成物の
モニタ状態を示す図である。
モニタ状態を示す図である。
【図6】本発明者が検討した結果を示すグラフ図であ
り、エッチング時間とクリーニング時間からなる時間と
電気信号との関係を示すグラフ図である。
り、エッチング時間とクリーニング時間からなる時間と
電気信号との関係を示すグラフ図である。
【図7】エッチング時間とクリーニング時間からなる時
間と図6の電気信号Sを時間によって微分した電気信号
d S/d tとの関係を示すグラフ図である。
間と図6の電気信号Sを時間によって微分した電気信号
d S/d tとの関係を示すグラフ図である。
【図8】本発明のエッチング装置における反応生成物の
モニタ状態を示す図である。
モニタ状態を示す図である。
【図9】本発明者が検討した結果を示すグラフ図であ
り、モニタ信号としての赤外線の波長と電気信号との関
係を示すグラフ図である。
り、モニタ信号としての赤外線の波長と電気信号との関
係を示すグラフ図である。
【図10】自動編集したクリーニングレシピを示す図で
ある。
ある。
【図11】本発明の実施の形態6である半導体装置の製
造工程を示す断面図である。
造工程を示す断面図である。
1 赤外線分光モニタ体(光線分光モニタ体) 1a 光源 1b 回転偏光子 1c ハーフミラー 1d フィルタ 1e 検出器 1f 差動増幅器 1g 第1の反射鏡 1h 第2の反射鏡 1i プリズム 1j ミラー 2 赤外線(光線) 3 窓 4 電線 5 エッチングチャンバ 6 ウエハ 7 サセプタ 8 エッチング装置用制御部 8a モニタ 8b A/D変換器 8c 制御ソフト 9 流量制御部 10 圧力制御部 11 RF制御部 12 電線 21 半導体基板(ウエハ) 22 フィールド絶縁膜 23 ゲート絶縁膜 24 ゲート電極 25 絶縁膜 26 サイドウォールスペーサ 27 半導体領域 28 酸化シリコン膜(絶縁膜) 29 スルーホール 30 プラグ 31 銅層(金属層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 洋揮 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 水谷 ▲巽▼ 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 小野 哲郎 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 妻木 伸夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 4K057 DA19 DB06 DB15 DB20 DD03 DE06 DM02 DM40 5F004 AA15 AA16 BB31 CA08 CB01 CB09
Claims (9)
- 【請求項1】 エッチングチャンバの内部に堆積する反
応生成物の膜厚および膜質をモニタすることができる光
線分光モニタ体が設置されていることを特徴とするエッ
チング装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のエッチング装置であっ
て、前記エッチングチャンバの壁に、光線が通じる窓が
形成されており、前記エッチングチャンバの内壁に第1
の反射鏡と第2の反射鏡とが設置されていることを特徴
とするエッチング装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のエッチング装置であっ
て、前記エッチングチャンバの壁に、光線が通じるプリ
ズムが設置されていることを特徴とするエッチング装
置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のエ
ッチング装置であって、前記光線分光モニタ体は、ビー
ム状態の光線を発生する光源、回転偏光子、ハーフミラ
ー、フィルタ、検出器、差動増幅器を備えていることを
特徴とするエッチング装置。 - 【請求項5】 請求項4記載のエッチング装置であっ
て、前記光源は、ビーム状態の赤外線を発生する光源ま
たはビーム状態の可視光線を発生する光源であることを
特徴とするエッチング装置。 - 【請求項6】 請求項1記載のエッチング装置であっ
て、前記光線分光モニタ体におけるモニタ信号を用いて
形成されたソフトウエハであって、エッチングおよびク
リーニングを行うための前記ソフトウエハを備えている
ことを特徴とするエッチング装置。 - 【請求項7】 請求項1記載のエッチング装置であっ
て、前記光線分光モニタ体におけるモニタ信号を用いて
形成されたソフトウエハであって、クリーニング条件を
有する前記ソフトウエハを備えていることを特徴とする
エッチング装置。 - 【請求項8】 請求項1記載のエッチング装置であっ
て、前記光線分光モニタ体におけるモニタ信号を用いて
形成されたソフトウエハであって、異なるクリーニング
条件で生成する反応生成物の膜質に応じたクリーニング
条件を有する前記ソフトウエハを備えていることを特徴
とするエッチング装置。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載のエ
ッチング装置の操作が行われているエッチング装置を使
用して、半導体装置を製造するためのウエハのエッチン
グ処理を行う製造工程を有することを特徴とする半導体
装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16790398A JP2000003905A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | エッチング装置および半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16790398A JP2000003905A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | エッチング装置および半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000003905A true JP2000003905A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15858198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16790398A Pending JP2000003905A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | エッチング装置および半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000003905A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004020695A1 (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-11 | Tokyo Electron Limited | 基板処理装置、基板処理装置のクリーニングの終点検出方法、及び基板処理の終点検出方法 |
WO2013008878A1 (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-17 | 東京エレクトロン株式会社 | エッチング方法及び装置 |
CN107240495A (zh) * | 2017-06-26 | 2017-10-10 | 重庆正峰电子有限公司 | 一种高密度高稳定性网络小磁环制备方法 |
KR20220054535A (ko) | 2020-10-23 | 2022-05-03 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 처리 시스템 및 처리 방법 |
-
1998
- 1998-06-16 JP JP16790398A patent/JP2000003905A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004020695A1 (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-11 | Tokyo Electron Limited | 基板処理装置、基板処理装置のクリーニングの終点検出方法、及び基板処理の終点検出方法 |
US8075698B2 (en) | 2002-08-30 | 2011-12-13 | Tokyo Electron Limited | Substrate processing unit, method of detecting end point of cleaning of substrate processing unit, and method of detecting end point of substrate processing |
WO2013008878A1 (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-17 | 東京エレクトロン株式会社 | エッチング方法及び装置 |
JPWO2013008878A1 (ja) * | 2011-07-13 | 2015-02-23 | 東京エレクトロン株式会社 | エッチング方法及び装置 |
US9218983B2 (en) | 2011-07-13 | 2015-12-22 | Tokyo Electron Limited | Etching method and device |
CN107240495A (zh) * | 2017-06-26 | 2017-10-10 | 重庆正峰电子有限公司 | 一种高密度高稳定性网络小磁环制备方法 |
KR20220054535A (ko) | 2020-10-23 | 2022-05-03 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 처리 시스템 및 처리 방법 |
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