JP2000003661A - 漏電しゃ断器 - Google Patents
漏電しゃ断器Info
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H83/00—Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current
- H01H83/02—Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by earth fault currents
- H01H83/04—Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by earth fault currents with testing means for indicating the ability of the switch or relay to function properly
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- H01H83/04—Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by earth fault currents with testing means for indicating the ability of the switch or relay to function properly
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Abstract
(57)【要約】
【課題】保護スイッチ付きテスト回路を装備した漏電し
ゃ断器を対象に、主回路可動接触子などの部品面で配線
用しゃ断器との間で部品の共用化が図れるように保護ス
イッチと主回路可動接触子との間をインターロックす
る。 【解決手段】ケース16内に主回路接触子3,4,主回
路に介装した零相変流器5,漏電引外しコイルユニット
7,プリント板8を組み込み、かつ前記プリント板に押
ボタン式テストスイッチ11、および該テストスイッチ
と直列に接続し、かつ主回路可動接触子の開極動作に連
動して接点を開く保護スイッチ13を実装した漏電しゃ
断器において、漏電引外しコイルユニットに、一端を主
回路の可動接触子に,他端を保護スイッチの可動接触子
に対向させて両者間を連係する揺動式のアクチュエータ
レバー14を一体に組付け、主回路可動接触子の開極動
作に連動して保護スイッチの接点を開いてテスト回路を
強制的に断路する。
ゃ断器を対象に、主回路可動接触子などの部品面で配線
用しゃ断器との間で部品の共用化が図れるように保護ス
イッチと主回路可動接触子との間をインターロックす
る。 【解決手段】ケース16内に主回路接触子3,4,主回
路に介装した零相変流器5,漏電引外しコイルユニット
7,プリント板8を組み込み、かつ前記プリント板に押
ボタン式テストスイッチ11、および該テストスイッチ
と直列に接続し、かつ主回路可動接触子の開極動作に連
動して接点を開く保護スイッチ13を実装した漏電しゃ
断器において、漏電引外しコイルユニットに、一端を主
回路の可動接触子に,他端を保護スイッチの可動接触子
に対向させて両者間を連係する揺動式のアクチュエータ
レバー14を一体に組付け、主回路可動接触子の開極動
作に連動して保護スイッチの接点を開いてテスト回路を
強制的に断路する。
Description
【発明の属する技術分野】この発明は、テスト回路を備
えた漏電しゃ断器に関する。
えた漏電しゃ断器に関する。
【従来の技術】周知のように、漏電しゃ断器は樹脂モー
ルドのケース内に、主要部品としての主回路接触子,接
触子開閉機構,主回路に介装した零相変流器,漏電引外
しコイルユニット,および該ユニットの上に配した漏電
検出回路用のプリント板を組み込んだ構成になる。ま
た、漏電しゃ断器には漏電引外し機能の健全性を確認す
るためにテスト回路を備えている。このテスト回路は、
零相変流器に巻装したテスト線と、押ボタン式テストス
イッチと、テストスイッチに直列接続した限流抵抗とか
らなり、主回路導体の相間に接続されている。なお、漏
電しゃ断器の引外し動作,およびテスト回路の動作は周
知であり、ここではその説明を省略する。また、前記の
テスト回路について、漏電しゃ断器の電源側,負荷側端
子を主回路に対し誤って逆に接続したままで、テスト時
にスイッチの押ボタンを押し続けた場合に生じる限流抵
抗(短時間定格)の焼損を防止する対策として、テスト
回路にテストスイッチと直列に接続した保護スイッチを
設け、該保護スイッチの接点を主回路接触子の開極動作
に連動して強制的に開くようにした構成のものが、この
発明と同一出願人より特願平9−299904号として
提案されており、その具体例として主回路の可動接触子
に一端を軸支連結し、他端を保護スイッチの可動接触子
に対向させた連結棒(アクチュエータ)を設け、しゃ断
器の可動接触子が開極した際に、その動きに連動して連
結棒が保護スイッチの可動接触子を突き上げてその接点
を強制的に開くようにした構成のものが前記提案の明細
書中に開示されている。図5は前記の保護スイッチ付き
テスト回路を備えた漏電しゃ断器の回路図であり、図に
おいて、1,2は電源側,負荷側の主回路端子、3は電
源側の主回路端子1に接続した主回路の固定接触子、4
は可動接触子、5は零相変流器、6は過電流引外しコイ
ル、7は漏電引外しコイルユニット、8は零相変流器5
の二次出力の増幅回路などを含む漏電検出回路のプリン
ト板、9はテスト回路であり、該テスト回路9は零相変
流器5の鉄心に鎖交するテスト線10,押ボタン式テス
トスイッチ11,限流抵抗12,および前記可動接触子
4の開極動作に連動して接点を開く保護スイッチ13と
の直列回路からなる。
ルドのケース内に、主要部品としての主回路接触子,接
触子開閉機構,主回路に介装した零相変流器,漏電引外
しコイルユニット,および該ユニットの上に配した漏電
検出回路用のプリント板を組み込んだ構成になる。ま
た、漏電しゃ断器には漏電引外し機能の健全性を確認す
るためにテスト回路を備えている。このテスト回路は、
零相変流器に巻装したテスト線と、押ボタン式テストス
イッチと、テストスイッチに直列接続した限流抵抗とか
らなり、主回路導体の相間に接続されている。なお、漏
電しゃ断器の引外し動作,およびテスト回路の動作は周
知であり、ここではその説明を省略する。また、前記の
テスト回路について、漏電しゃ断器の電源側,負荷側端
子を主回路に対し誤って逆に接続したままで、テスト時
にスイッチの押ボタンを押し続けた場合に生じる限流抵
抗(短時間定格)の焼損を防止する対策として、テスト
回路にテストスイッチと直列に接続した保護スイッチを
設け、該保護スイッチの接点を主回路接触子の開極動作
に連動して強制的に開くようにした構成のものが、この
発明と同一出願人より特願平9−299904号として
提案されており、その具体例として主回路の可動接触子
に一端を軸支連結し、他端を保護スイッチの可動接触子
に対向させた連結棒(アクチュエータ)を設け、しゃ断
器の可動接触子が開極した際に、その動きに連動して連
結棒が保護スイッチの可動接触子を突き上げてその接点
を強制的に開くようにした構成のものが前記提案の明細
書中に開示されている。図5は前記の保護スイッチ付き
テスト回路を備えた漏電しゃ断器の回路図であり、図に
おいて、1,2は電源側,負荷側の主回路端子、3は電
源側の主回路端子1に接続した主回路の固定接触子、4
は可動接触子、5は零相変流器、6は過電流引外しコイ
ル、7は漏電引外しコイルユニット、8は零相変流器5
の二次出力の増幅回路などを含む漏電検出回路のプリン
ト板、9はテスト回路であり、該テスト回路9は零相変
流器5の鉄心に鎖交するテスト線10,押ボタン式テス
トスイッチ11,限流抵抗12,および前記可動接触子
4の開極動作に連動して接点を開く保護スイッチ13と
の直列回路からなる。
【発明が解決しようとする課題】ところで、漏電しゃ断
器のテスト回路に前記した保護スイッチを組み込む場合
には、次のような点に留意する必要がある。すなわち、
汎用の漏電しゃ断器と配線用しゃ断器とは、零相変流
器,漏電引外しコイルユニットを除いたしゃ断器の内部
構造が同一となるようにモジュール化されており、配線
用しゃ断器のケース内には必要に応じて零相変流器,漏
電引外しコイルユニットを組み込むためのスペースが確
保されている。そして、ユーザーの要請に合わせて零相
変流器,漏電引外しコイルユニットの部品を追加するこ
とで、配線用しゃ断器を漏電しゃ断器として使用できる
ようにしている。かかる観点から先記提案(特願平9−
299904号)による構成を考察すると、漏電しゃ断
器の主回路可動接触子に組付けた連結棒(テスト回路に
使用する保護スイッチの開放用アクチュエータ)は配線
用しゃ断器には不要である。したがって、かかる方式の
しゃ断器を製品化するには、漏電しゃ断器専用の連結棒
付き可動接触子と、配線用しゃ断器専用の連結棒無しの
可動接触子とを別部品として用意しておく必要があり、
メーカーにとっては部品の種類が増えるほか、配線用し
ゃ断器を漏電しゃ断器に転用するには可動接触子も漏電
しゃ断器専用のものと交換する必要があってトータルコ
ストがアップする。この発明は上記の点にかんがみなさ
れたものであり、前記した保護スイッチ付きテスト回路
を装備した漏電しゃ断器を対象に、主回路可動接触子な
どの部品面で配線用しゃ断器との間で部品の共用化が図
れるように改良した漏電しゃ断器を提供することを目的
とする。
器のテスト回路に前記した保護スイッチを組み込む場合
には、次のような点に留意する必要がある。すなわち、
汎用の漏電しゃ断器と配線用しゃ断器とは、零相変流
器,漏電引外しコイルユニットを除いたしゃ断器の内部
構造が同一となるようにモジュール化されており、配線
用しゃ断器のケース内には必要に応じて零相変流器,漏
電引外しコイルユニットを組み込むためのスペースが確
保されている。そして、ユーザーの要請に合わせて零相
変流器,漏電引外しコイルユニットの部品を追加するこ
とで、配線用しゃ断器を漏電しゃ断器として使用できる
ようにしている。かかる観点から先記提案(特願平9−
299904号)による構成を考察すると、漏電しゃ断
器の主回路可動接触子に組付けた連結棒(テスト回路に
使用する保護スイッチの開放用アクチュエータ)は配線
用しゃ断器には不要である。したがって、かかる方式の
しゃ断器を製品化するには、漏電しゃ断器専用の連結棒
付き可動接触子と、配線用しゃ断器専用の連結棒無しの
可動接触子とを別部品として用意しておく必要があり、
メーカーにとっては部品の種類が増えるほか、配線用し
ゃ断器を漏電しゃ断器に転用するには可動接触子も漏電
しゃ断器専用のものと交換する必要があってトータルコ
ストがアップする。この発明は上記の点にかんがみなさ
れたものであり、前記した保護スイッチ付きテスト回路
を装備した漏電しゃ断器を対象に、主回路可動接触子な
どの部品面で配線用しゃ断器との間で部品の共用化が図
れるように改良した漏電しゃ断器を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、ケース内に主回路接触子,接触
子開閉機構,主回路に介装した零相変流器,漏電引外し
コイルユニット,および該ユニットの上に備えた漏電検
出回路のプリント板を組み込み、かつ前記プリント板に
押ボタン式テストスイッチ、および該テストスイッチと
直列に接続し、かつ主回路可動接触子の開極動作に連動
して接点を開く保護スイッチを実装してなる漏電しゃ断
器において、漏電引外しコイルユニットに、一端を主回
路の可動接触子に,他端を保護スイッチの可動接触子に
対向させて両者間を連係する揺動式のアクチュエータレ
バーを一体に組付ける(請求項1)ものとし、その具体
的な態様として、前記保護スイッチを、プリント板上に
設けた固定接点と、基部をプリント板に固定し,先端に
前記固定接点に対向する可動接点を備えた板ばね材の可
動接触子片とで構成し、かつ可動接触子片に分岐形成し
たレバー押さえ片を下方に折り曲げてアクチュエータレ
バーを待機状態に拘束保持するように構成する(請求項
2)。上記構成において、主回路接触子が閉極している
ON状態では、アクチュエータレバーが待機位置に後退
していてテスト回路の保護スイッチは可動接触子のバネ
力で接点が閉じている。また、この状態ではアクチュエ
ータレバーが保護スイッチの可動接触子片に分岐形成し
たレバー押さえ片に押されて待機位置に拘束保持されて
いるので、アクチュエータレバーのふらつきで保護スイ
ッチが誤動作するおそれはない。そして、この状態から
テストスイッチの押ボタンを押してしゃ断器を引外し動
作させると、主回路可動接触子の開極動作に連動してア
クチュエータレバーが待機位置から揺動し、そのレバー
先端が保護スイッチの可動接触子片を下方から押し上げ
てその接点を強制的に開き、テスト回路の通電を絶って
限流抵抗の焼損防止が図れる。また、上記構成のよう
に、主回路の可動接触子とテスト回路の保護スイッチと
の間を連係するアクチュエータレバーを、主回路の可動
接触子から切り離して漏電しゃ断器に組み込む漏電引外
しコイルユニットに組付けてユニット化することによ
り、主回路の可動接触子を漏電しゃ断器と配線用しゃ断
器の共用部品とし使用できる。また、漏電しゃ断器の組
立工程で漏電コイルユニットとプリント板との組立体を
ケース内に組み込むだけで、同時に主回路の可動接触子
とテスト回路の保護スイッチとが連動するように両者間
がインターロックされるので組立作業が簡単となる。
に、この発明によれば、ケース内に主回路接触子,接触
子開閉機構,主回路に介装した零相変流器,漏電引外し
コイルユニット,および該ユニットの上に備えた漏電検
出回路のプリント板を組み込み、かつ前記プリント板に
押ボタン式テストスイッチ、および該テストスイッチと
直列に接続し、かつ主回路可動接触子の開極動作に連動
して接点を開く保護スイッチを実装してなる漏電しゃ断
器において、漏電引外しコイルユニットに、一端を主回
路の可動接触子に,他端を保護スイッチの可動接触子に
対向させて両者間を連係する揺動式のアクチュエータレ
バーを一体に組付ける(請求項1)ものとし、その具体
的な態様として、前記保護スイッチを、プリント板上に
設けた固定接点と、基部をプリント板に固定し,先端に
前記固定接点に対向する可動接点を備えた板ばね材の可
動接触子片とで構成し、かつ可動接触子片に分岐形成し
たレバー押さえ片を下方に折り曲げてアクチュエータレ
バーを待機状態に拘束保持するように構成する(請求項
2)。上記構成において、主回路接触子が閉極している
ON状態では、アクチュエータレバーが待機位置に後退
していてテスト回路の保護スイッチは可動接触子のバネ
力で接点が閉じている。また、この状態ではアクチュエ
ータレバーが保護スイッチの可動接触子片に分岐形成し
たレバー押さえ片に押されて待機位置に拘束保持されて
いるので、アクチュエータレバーのふらつきで保護スイ
ッチが誤動作するおそれはない。そして、この状態から
テストスイッチの押ボタンを押してしゃ断器を引外し動
作させると、主回路可動接触子の開極動作に連動してア
クチュエータレバーが待機位置から揺動し、そのレバー
先端が保護スイッチの可動接触子片を下方から押し上げ
てその接点を強制的に開き、テスト回路の通電を絶って
限流抵抗の焼損防止が図れる。また、上記構成のよう
に、主回路の可動接触子とテスト回路の保護スイッチと
の間を連係するアクチュエータレバーを、主回路の可動
接触子から切り離して漏電しゃ断器に組み込む漏電引外
しコイルユニットに組付けてユニット化することによ
り、主回路の可動接触子を漏電しゃ断器と配線用しゃ断
器の共用部品とし使用できる。また、漏電しゃ断器の組
立工程で漏電コイルユニットとプリント板との組立体を
ケース内に組み込むだけで、同時に主回路の可動接触子
とテスト回路の保護スイッチとが連動するように両者間
がインターロックされるので組立作業が簡単となる。
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図4の実施例に基づいて説明する。なお、実施例の
図中で図5に対応する部材には同じ符号が付してある。
すなわち、この実施例においては、図1で示すようにプ
リント板8が漏電引外しコイルユニット7の上に載置し
てユニット側のピン端子と半田付け結合されており、か
つ漏電引外しコイルユニット7の側面にはプリント板8
の上面に実装した保護スイッチ13と主回路の可動接触
子4との間を連係する揺動式のアクチュエータレバー1
4が組付けられている。そして、漏電引外しコイルユニ
ット7,およびプリント板8をケース14内の所定位置
に組み込んだ組立状態では、アクチュエータレバー14
の下端が可動接触子4の側面に対向し、上端が保護スイ
ッチ13の可動接触子片に対向している。なお、図1で
符号7aは漏電引外しコイルユニット7に付属する漏電
表示釦、7bは接触子開閉機構のトリップクロスバーに
連係した駆動レバー、16は開閉操作ハンドルであり、
接触子開閉機構の開閉ばね,トリップクロスバー,ラッ
チ機構などは省略して描かれてない。ここで、前記のア
クチュエータレバー14は、図4(a),(b) で示すように
S字形をなした絶縁物(樹脂)製のレバーであり、その
上部が漏電引外しコイルユニット7のコイルボビン(樹
脂成形品)7cに支軸ピン7dを介して揺動自在に軸支
されている。また、保護スイッチ13は、図2で示すよ
うにプリント板8の上に設けた固定接点13aと、先端
に可動接点13bを備えてその基部をプリント板8に固
定した板ばね材の可動接触子片13cとからなる。ま
た、可動接触子13cには図示のように基部側の途中箇
所から二股状に分岐したレバー押さえ片13b-1が形成
されており、かつ該レバー押さえ片13b-1を下方に折
り曲げてアクチュエータレバー14の上端を下方に押し
込み、後記のように可動接触子2の閉極状態でアクチュ
エータレバー14を待機位置に拘束保持するようにして
いる。なお、前記の固定接点13a,可動接触子13c
はプリント板8に形成したテスト回路(図5参照)の導
体パターンに接続されている。次に、前記構成の動作を
図3(a),(b) で説明する。まず、図3(a) に示す主回路
の可動接触子4が閉極しているON状態では、可動接触
子4とアクチュエータレバー14とが離間しており、保
護スイッチ13の接点は可動接触子片13cのばね力で
閉じている。また、可動接触子片13cに分岐形成した
レバー押さえ片13c-1がアクチュエータレバー14の
先端を下方に押さえ付けて該レバーがふらつかないよう
に待機状態に拘束保持している。なお、図中で4aは接
触子開閉機構の開閉ばねを表す。一方、前記の状態から
テスト(押ボタン式テストスイッチをON動作させる)
を行って漏電しゃ断器をトリップさせると、図3(b) で
示すように主回路の可動接触子4が開極動作すると同時
に、可動接触子4がアクチュエータレバー14を叩いて
該レバーを反時計方向に回動させる。これにより、アク
チュエータレバー14の上端が上向きに揺動して保護ス
イッチ13のレバー押さえ片13c-1を上方に突き上げ
るとともに、レバー押さえ片13c-1と一緒に可動接触
子片13cが上向きに反って接点を開き、テスト回路を
断路する。この保護スイッチ13の動作により、主回路
に対して漏電しゃ断器の主回路端子を誤って電源側と負
荷側を逆に接続したままで、テスト時にテストスイッチ
の押ボタンを押し続けても、引外し動作と同時にテスト
回路が断路されるので、テスト回路に接続した短時間定
格の限流抵抗が焼損するおそれはない。なお、しゃ断器
の引外し動作後に開閉操作ハンドル16を操作してリセ
ットすると、図3(a) の状態に復帰する。
1〜図4の実施例に基づいて説明する。なお、実施例の
図中で図5に対応する部材には同じ符号が付してある。
すなわち、この実施例においては、図1で示すようにプ
リント板8が漏電引外しコイルユニット7の上に載置し
てユニット側のピン端子と半田付け結合されており、か
つ漏電引外しコイルユニット7の側面にはプリント板8
の上面に実装した保護スイッチ13と主回路の可動接触
子4との間を連係する揺動式のアクチュエータレバー1
4が組付けられている。そして、漏電引外しコイルユニ
ット7,およびプリント板8をケース14内の所定位置
に組み込んだ組立状態では、アクチュエータレバー14
の下端が可動接触子4の側面に対向し、上端が保護スイ
ッチ13の可動接触子片に対向している。なお、図1で
符号7aは漏電引外しコイルユニット7に付属する漏電
表示釦、7bは接触子開閉機構のトリップクロスバーに
連係した駆動レバー、16は開閉操作ハンドルであり、
接触子開閉機構の開閉ばね,トリップクロスバー,ラッ
チ機構などは省略して描かれてない。ここで、前記のア
クチュエータレバー14は、図4(a),(b) で示すように
S字形をなした絶縁物(樹脂)製のレバーであり、その
上部が漏電引外しコイルユニット7のコイルボビン(樹
脂成形品)7cに支軸ピン7dを介して揺動自在に軸支
されている。また、保護スイッチ13は、図2で示すよ
うにプリント板8の上に設けた固定接点13aと、先端
に可動接点13bを備えてその基部をプリント板8に固
定した板ばね材の可動接触子片13cとからなる。ま
た、可動接触子13cには図示のように基部側の途中箇
所から二股状に分岐したレバー押さえ片13b-1が形成
されており、かつ該レバー押さえ片13b-1を下方に折
り曲げてアクチュエータレバー14の上端を下方に押し
込み、後記のように可動接触子2の閉極状態でアクチュ
エータレバー14を待機位置に拘束保持するようにして
いる。なお、前記の固定接点13a,可動接触子13c
はプリント板8に形成したテスト回路(図5参照)の導
体パターンに接続されている。次に、前記構成の動作を
図3(a),(b) で説明する。まず、図3(a) に示す主回路
の可動接触子4が閉極しているON状態では、可動接触
子4とアクチュエータレバー14とが離間しており、保
護スイッチ13の接点は可動接触子片13cのばね力で
閉じている。また、可動接触子片13cに分岐形成した
レバー押さえ片13c-1がアクチュエータレバー14の
先端を下方に押さえ付けて該レバーがふらつかないよう
に待機状態に拘束保持している。なお、図中で4aは接
触子開閉機構の開閉ばねを表す。一方、前記の状態から
テスト(押ボタン式テストスイッチをON動作させる)
を行って漏電しゃ断器をトリップさせると、図3(b) で
示すように主回路の可動接触子4が開極動作すると同時
に、可動接触子4がアクチュエータレバー14を叩いて
該レバーを反時計方向に回動させる。これにより、アク
チュエータレバー14の上端が上向きに揺動して保護ス
イッチ13のレバー押さえ片13c-1を上方に突き上げ
るとともに、レバー押さえ片13c-1と一緒に可動接触
子片13cが上向きに反って接点を開き、テスト回路を
断路する。この保護スイッチ13の動作により、主回路
に対して漏電しゃ断器の主回路端子を誤って電源側と負
荷側を逆に接続したままで、テスト時にテストスイッチ
の押ボタンを押し続けても、引外し動作と同時にテスト
回路が断路されるので、テスト回路に接続した短時間定
格の限流抵抗が焼損するおそれはない。なお、しゃ断器
の引外し動作後に開閉操作ハンドル16を操作してリセ
ットすると、図3(a) の状態に復帰する。
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
主回路に対して漏電しゃ断器の主回路端子を誤って電源
側と負荷側を逆に接続したままで、テスト時にテストス
イッチの押ボタンを押し続けても、引外し動作と同時に
テスト回路が断路されるのでテスト回路に接続した短時
間定格の限流抵抗が焼損するおそれはなくなる。しか
も、主回路の可動接触子とテスト回路の保護スイッチと
の間を連係するアクチュエータレバーを、主回路の可動
接触子から切り離して漏電しゃ断器に組み込む漏電引外
しコイルユニットに組付けてユニット化することによ
り、主回路の可動接触子を漏電しゃ断器と配線用しゃ断
器の共用部品とし使用できるほか、漏電しゃ断器の組立
工程で漏電コイルユニットとプリント板との組立体をケ
ース内に組み込むだけで、同時に主回路の可動接触子と
テスト回路の保護スイッチとが連動するように両者間が
インターロックされるので組立作業が簡単となる。
主回路に対して漏電しゃ断器の主回路端子を誤って電源
側と負荷側を逆に接続したままで、テスト時にテストス
イッチの押ボタンを押し続けても、引外し動作と同時に
テスト回路が断路されるのでテスト回路に接続した短時
間定格の限流抵抗が焼損するおそれはなくなる。しか
も、主回路の可動接触子とテスト回路の保護スイッチと
の間を連係するアクチュエータレバーを、主回路の可動
接触子から切り離して漏電しゃ断器に組み込む漏電引外
しコイルユニットに組付けてユニット化することによ
り、主回路の可動接触子を漏電しゃ断器と配線用しゃ断
器の共用部品とし使用できるほか、漏電しゃ断器の組立
工程で漏電コイルユニットとプリント板との組立体をケ
ース内に組み込むだけで、同時に主回路の可動接触子と
テスト回路の保護スイッチとが連動するように両者間が
インターロックされるので組立作業が簡単となる。
【図1】この発明の実施例を示す漏電しゃ断器の一部切
欠側面図
欠側面図
【図2】図1における保護スイッチ,およびその周辺の
構造を表す斜視図
構造を表す斜視図
【図3】図1における保護スイッチ,およびアクチュエ
ータレバーの動作説明図であり、(a),(b) はそれぞれ主
回路接触子の閉極,開極状態を表す図
ータレバーの動作説明図であり、(a),(b) はそれぞれ主
回路接触子の閉極,開極状態を表す図
【図4】図3に示した漏電引外しコイルユニット,およ
びアクチュエータレバーの組立構造図であり、(a),(b)
はそれぞれ正面図,側面図
びアクチュエータレバーの組立構造図であり、(a),(b)
はそれぞれ正面図,側面図
【図5】保護スイッチ付きテスト回路を装備した漏電し
ゃ断器の回路図
ゃ断器の回路図
1 電源側の主回路端子 2 負荷側の主回路端子 3 固定接触子 4 可動接触子 5 零相変流器 7 漏電引外しコイルユニット 8 プリント板 9 テスト回路 11 テストスイッチ 12 限流抵抗 13 保護スイッチ 13a 固定接点 13b 可動接点 13c 可動接触子片 13c-1 レバー押さえ片 14 アクチュエータレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 喜▼吉▲ 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 青木 忠久 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 小笠原 誠 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5G030 AA04 XX07 YY12
Claims (2)
- 【請求項1】ケース内に主回路接触子,接触子開閉機
構,主回路に介装した零相変流器,漏電引外しコイルユ
ニット,および該ユニットの上に備えた漏電検出回路用
のプリント板を組み込み、かつ前記プリント板に押ボタ
ン式テストスイッチ、および該テストスイッチと直列に
接続し、かつ主回路可動接触子の開極動作に連動して接
点を開く保護スイッチを実装してなる漏電しゃ断器にお
いて、漏電引外しコイルユニットに、一端を主回路の可
動接触子に,他端を保護スイッチの可動接触子に対向さ
せて両者間を連係する揺動式のアクチュエータレバーを
一体に組付けたことを特徴とする漏電しゃ断器。 - 【請求項2】請求項1記載の漏電しゃ断器において、保
護スイッチが、プリント板上に設けた固定接点と、基部
をプリント板に固定し,先端に前記固定接点に対向する
可動接点を備えた板ばね材の可動接触子片とからなり、
かつ可動接触子片に分岐形成したレバー押さえ片を下方
に折り曲げてアクチュエータレバーを待機状態に拘束保
持するようにしたことを特徴とする漏電しゃ断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16657198A JP2000003661A (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 漏電しゃ断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16657198A JP2000003661A (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 漏電しゃ断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000003661A true JP2000003661A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15833740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16657198A Withdrawn JP2000003661A (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 漏電しゃ断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000003661A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002216612A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-08-02 | Kawamura Electric Inc | 漏電遮断器 |
GB2447147A (en) * | 2007-03-01 | 2008-09-03 | Siemens Ag | Circuit breaker |
KR100935061B1 (ko) | 2007-02-19 | 2009-12-31 | 후지 덴키 기기세이교 가부시끼가이샤 | 누전 차단기의 누전 인외 장치 |
KR101026592B1 (ko) | 2006-08-11 | 2011-04-04 | 가와무라 일렉트릭 가부시키가이샤 | 회로차단기 |
KR101028183B1 (ko) | 2006-08-11 | 2011-04-11 | 가와무라 일렉트릭 가부시키가이샤 | 회로차단기 |
KR101131673B1 (ko) | 2011-01-27 | 2012-03-28 | 가와무라 일렉트릭 가부시키가이샤 | 회로차단기 |
-
1998
- 1998-06-15 JP JP16657198A patent/JP2000003661A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101026592B1 (ko) | 2006-08-11 | 2011-04-04 | 가와무라 일렉트릭 가부시키가이샤 | 회로차단기 |
KR101028183B1 (ko) | 2006-08-11 | 2011-04-11 | 가와무라 일렉트릭 가부시키가이샤 | 회로차단기 |
KR100935061B1 (ko) | 2007-02-19 | 2009-12-31 | 후지 덴키 기기세이교 가부시끼가이샤 | 누전 차단기의 누전 인외 장치 |
GB2447147A (en) * | 2007-03-01 | 2008-09-03 | Siemens Ag | Circuit breaker |
GB2447147B (en) * | 2007-03-01 | 2011-09-07 | Siemens Ag | Circuit breaker |
KR101131673B1 (ko) | 2011-01-27 | 2012-03-28 | 가와무라 일렉트릭 가부시키가이샤 | 회로차단기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060314 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20060515 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |