JP2000002752A - モデリング方法およびシミュレーション方法 - Google Patents

モデリング方法およびシミュレーション方法

Info

Publication number
JP2000002752A
JP2000002752A JP10169447A JP16944798A JP2000002752A JP 2000002752 A JP2000002752 A JP 2000002752A JP 10169447 A JP10169447 A JP 10169447A JP 16944798 A JP16944798 A JP 16944798A JP 2000002752 A JP2000002752 A JP 2000002752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission line
current change
change source
model
substrates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10169447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3050309B2 (ja
Inventor
Shoichi Chikamichi
昌一 近道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10169447A priority Critical patent/JP3050309B2/ja
Priority to US09/333,970 priority patent/US6519556B1/en
Priority to DE69919941T priority patent/DE69919941T2/de
Priority to EP99111065A priority patent/EP0965931B1/en
Publication of JP2000002752A publication Critical patent/JP2000002752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3050309B2 publication Critical patent/JP3050309B2/ja
Priority to US10/304,851 priority patent/US7062424B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/36Circuit design at the analogue level
    • G06F30/367Design verification, e.g. using simulation, simulation program with integrated circuit emphasis [SPICE], direct methods or relaxation methods

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線基板を、マトリクス状に記述することな
しに、かつシミュレーション精度を落とすことなしにモ
デル化する。 【解決手段】 電流変化源が1つある配線基板1(図1
(a)参照)の電源/グランドノイズを伝送線路シミュ
レータで解析する際に、配線基板1を電流変化源を中心
とした同心円状の細いドーナツ基板21〜2nの集合体
として捉え(図1(b)参照)、ドーナツ基板21〜2
nの集合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長を長
さとする矩形基板31〜3nの集合体に近似し(図1
(c)参照)、矩形基板31〜3nの集合体の各矩形基
板を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデル41〜4
nを生成し(図1(d)参照)、各伝送線路モデル41
〜4nを直列に接続して配線基板1のシミュレーション
モデル5とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモデリング方法およ
びシミュレーション方法に関し、特に配線基板,微小領
域等の電源/グランドノイズを伝送線路シミュレータで
解析する際にシミュレーションモデルを生成するモデリ
ング方法および生成されたシミュレーションモデルを使
用するシミュレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの高速化に伴い、LSI
(Large Scaled Integratio
n)パッケージやプリント配線基板などに発生する電源
/グランドノイズが、高速化の阻害要因として、またE
MI(ElectroMagnetic Interf
erence)の発生要因として顕在化しており、電源
/グランドノイズを低減するために、より精度あるシミ
ュレーション方法の確立が望まれている。
【0003】電源/グランドノイズΔVは、電流変化量
ΔiとインピーダンスZとの積により決定される。電流
変化量Δiは、主に電流変化源のスイッチングにより発
生する。また、インピーダンスZは、電流変化量Δiの
流れる電源層とグランド層との間のインピーダンスであ
り、LSIパッケージやプリント配線基板などの構造に
より決まる。
【0004】電源/グランドノイズの低減には、電流変
化量ΔiおよびインピーダンスZの両者を小さくするこ
とが有効であるが、そのためには電流変化量Δiおよび
インピーダンスZの正確な把握が必要になる。
【0005】例えば、SPICE(Simulatio
n Program with Integrated
Circuit Emphasis)シミュレータを
用いた伝送線路シミュレーションでは、LSIパッケー
ジやプリント配線基板などといった物理構造体を、シミ
ュレータが理解できる入力形態であるトランジスタモデ
ル,インダクタンス,キャパシタンス,抵抗といった電
気素子で記述(モデリング)する必要があった。特に、
電源層/グランド層のシミュレーション精度を上げるた
めには、それらを細かいマトリクス状にして記述する必
要があった(例えば、Jong−Gwan Yook
et al.”Computationit Boar
ds”,IEEE TRANSACTIONS ON
COMPONETNS,PACKAGING,AND
MAUFACTURING TECHNOLOGY−P
ART A,VOL.20,NO.1,MARCH 1
997等参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、マト
リクス状のモデリングはシミュレーションの精度を高め
る反面、シミュレーション実行時間の増大を招くという
ことである。特に、汎用のモデラを使ったLSIパッケ
ージやプリント配線基板などのモデリングにおいて、シ
ミュレーション精度とシミュレーション実行時間とをバ
ランスさせるためには、モデラに入力する物理形状を解
析したい周波数に応じて人為的に最適化する必要があ
り、これにはかなりの知識およびノウハウを必要として
いた。
【0007】本発明の目的は、配線基板や微小領域をマ
トリクス状に記述することなしに、かつシミュレーショ
ン精度を落とすことなしに、モデル化することができる
モデリング方法を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、上記モデリン
グ方法を適用し、シミュレーション精度とシミュレーシ
ョン実行時間とのバランスがとれた電源/グランドノイ
ズのシミュレーションを実現することができるシミュレ
ーション方法を提供することにある。
【0009】さらに、本発明の別の目的は、上記モデリ
ング方法およびシミュレーション方法を実行させるため
のプログラムを記録した記録媒体を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のモデリング方法
は、電流変化源が1つある配線基板の電源/グランドノ
イズを伝送線路シミュレータで解析する際に配線基板の
シミュレーションモデルを生成するモデリング方法にお
いて、前記配線基板を前記電流変化源を中心とした同心
円状の細いドーナツ基板の集合体として捉える工程と、
前記ドーナツ基板の集合体を各ドーナツ基板の円周を幅
とし刻み長を長さとする矩形基板の集合体に近似する工
程と、前記矩形基板の集合体の各矩形基板を伝送線路と
してそれぞれの伝送線路モデルを生成する工程と、前記
各伝送線路モデルを直列に接続して前記配線基板のシミ
ュレーションモデルとする工程とを含むことを特徴とす
る。
【0011】また、本発明のモデリング方法は、電流変
化源を中心とした微小領域の電源/グランドノイズを伝
送線路シミュレータで解析する際に微小領域のシミュレ
ーションモデルを生成するモデリング方法において、前
記微小領域を前記電流変化源を中心とした同心円状の細
いドーナツ基板の集合体として捉える工程と、前記ドー
ナツ基板の集合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み
長を長さとする矩形基板の集合体に近似する工程と、前
記矩形基板の集合体の各矩形基板を伝送線路としてそれ
ぞれの伝送線路モデルを生成する工程と、前記各伝送線
路モデルを直列に接続して前記微小領域のシミュレーシ
ョンモデルとする工程とを含むことを特徴とする。
【0012】一方、本発明のシミュレーション方法は、
電流変化源が1つある配線基板のシミュレーションモデ
ルを生成し、伝送線路シミュレータで前記配線基板の電
源/グランドノイズのシミュレーションを行うシミュレ
ーション方法において、前記配線基板を前記電流変化源
を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体とし
て捉える工程と、前記ドーナツ基板の集合体を各ドーナ
ツ基板の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集
合体に近似する工程と、前記矩形基板の集合体の各矩形
基板を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデルを生成
する工程と、前記各伝送線路モデルを直列に接続して前
記配線基板のシミュレーションモデルとする工程と、前
記配線基板のシミュレーションモデルの基板中央端に前
記電流変化源を接続する工程と、前記配線基板のシミュ
レーションモデルの基板外周端に理想電源を接続する工
程と、前記電流変化源の電流を変化させて前記伝送線路
モデルの接続点を観測する工程とを含むことを特徴とす
る。
【0013】また、本発明のシミュレーション方法は、
電流変化源が1つある配線基板のシミュレーションモデ
ルを生成し、伝送線路シミュレータで前記配線基板の電
源/グランドノイズのシミュレーションを行うシミュレ
ーション方法において、前記配線基板を前記電流変化源
を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体とし
て捉える工程と、前記ドーナツ基板の集合体を各ドーナ
ツ基板の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集
合体に近似する工程と、前記矩形基板の集合体の各矩形
基板を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデルを生成
する工程と、前記各伝送線路モデルを直列に接続して前
記配線基板のシミュレーションモデルとする工程と、前
記配線基板のシミュレーションモデルの基板中央端に前
記電流変化源を接続する工程と、前記配線基板のシミュ
レーションモデルの基板外周端に理想電源を接続する工
程と、前記電流変化源の周辺にデカップリングコンデン
サモデルを接続する工程と、前記電流変化源の電流を変
化させて前記伝送線路モデルの接続点を観測する工程と
を含むことを特徴とする。
【0014】さらに、本発明のシミュレーション方法
は、電流変化源を中心とした微小領域のシミュレーショ
ンモデルを生成し、伝送線路シミュレータで前記微小領
域の電源/グランドノイズのシミュレーションを行うシ
ミュレーション方法において、前記微小領域を前記電流
変化源を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合
体として捉える工程と、前記ドーナツ基板の集合体を各
ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基
板の集合体に近似する工程と、前記矩形基板の集合体の
各矩形基板を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデル
を生成する工程と、前記各伝送線路モデルを直列に接続
して前記微小領域のシミュレーションモデルとする工程
と、前記微小領域のシミュレーションモデルの領域中央
端に前記電流変化源を接続する工程と、前記微小領域の
シミュレーションモデルの領域外周端に理想電源を接続
する工程と、前記電流変化源の電流を変化させて前記伝
送線路モデルの接続点を観測する工程とを含むことを特
徴とする。
【0015】さらにまた、本発明のシミュレーション方
法は、電流変化源を中心とした微小領域のシミュレーシ
ョンモデルを生成し、伝送線路シミュレータで前記微小
領域の電源/グランドノイズのシミュレーションを行う
シミュレーション方法において、前記微小領域を前記電
流変化源を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集
合体として捉える工程と、前記ドーナツ基板の集合体を
各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形
基板の集合体に近似する工程と、前記矩形基板の集合体
の各矩形基板を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデ
ルを生成する工程と、前記各伝送線路モデルを直列に接
続して前記微小領域のシミュレーションモデルとする工
程と、前記微小領域のシミュレーションモデルの領域中
央端に前記電流変化源を接続する工程と、前記微小領域
のシミュレーションモデルの領域外周端に理想電源を接
続する工程と、前記電流変化源の周辺にデカップリング
コンデンサモデルを接続する工程と、前記電流変化源の
電流を変化させて前記伝送線路モデルの接続点を観測す
る工程とを含むことを特徴とする。
【0016】他方、本発明の記録媒体は、コンピュータ
に、電流変化源が1つある配線基板を前記電流変化源を
中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体として
捉える手順,前記ドーナツ基板の集合体を各ドーナツ基
板の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集合体
に近似する手順,前記矩形基板の集合体の各矩形基板を
伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデルを生成する手
順,および前記各伝送線路モデルを直列に接続して前記
配線基板のシミュレーションモデルとする手順を実行さ
せるためのプログラムを記録する。
【0017】また、本発明の記録媒体は、コンピュータ
に、電流変化源を中心とした微小領域を前記電流変化源
を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体とし
て捉える手順,前記ドーナツ基板の集合体を各ドーナツ
基板の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集合
体に近似する手順,前記矩形基板の集合体の各矩形基板
を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデルを生成する
手順,および前記各伝送線路モデルを直列に接続して前
記微小領域のシミュレーションモデルとする手順を実行
させるためのプログラムを記録する。
【0018】さらに、本発明の記録媒体は、コンピュー
タに、電流変化源が1つある配線基板を前記電流変化源
を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体とし
て捉える手順,前記ドーナツ基板の集合体を各ドーナツ
基板の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集合
体に近似する手順,前記矩形基板の集合体の各矩形基板
を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデルを生成する
手順,前記各伝送線路モデルを直列に接続して前記配線
基板のシミュレーションモデルとする手順,前記配線基
板のシミュレーションモデルの基板中央端に前記電流変
化源を接続する手順,前記配線基板のシミュレーション
モデルの基板外周端に理想電源を接続する手順,および
前記電流変化源の電流を変化させて前記伝送線路モデル
の接続点を観測する手順を実行させるためのプログラム
を記録する。
【0019】さらにまた、本発明の記録媒体は、コンピ
ュータに、電流変化源が1つある配線基板を前記電流変
化源を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体
として捉える手順,前記ドーナツ基板の集合体を各ドー
ナツ基板の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の
集合体に近似する手順,前記矩形基板の集合体の各矩形
基板を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデルを生成
する手順,前記各伝送線路モデルを直列に接続して前記
配線基板のシミュレーションモデルとする手順,前記配
線基板のシミュレーションモデルの基板中央端に前記電
流変化源を接続する手順,前記配線基板のシミュレーシ
ョンモデルの基板外周端に理想電源を接続する手順,前
記電流変化源の周辺にデカップリングコンデンサモデル
を接続する手順,および前記電流変化源の電流を変化さ
せて前記伝送線路モデルの接続点を観測する手順を実行
させるためのプログラムを記録する。
【0020】また、本発明の記録媒体は、コンピュータ
に、電流変化源を中心とした微小領域を前記電流変化源
を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体とし
て捉える手順,前記ドーナツ基板の集合体を各ドーナツ
基板の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集合
体に近似する手順,前記矩形基板の集合体の各矩形基板
を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデルを生成する
手順,前記各伝送線路モデルを直列に接続して前記微小
領域のシミュレーションモデルとする手順,前記微小領
域のシミュレーションモデルの領域中央端に前記電流変
化源を接続する手順,前記微小領域のシミュレーション
モデルの領域外周端に理想電源を接続する手順,および
前記電流変化源の電流を変化させて前記伝送線路モデル
の接続点を観測する手順を実行させるためのプログラム
を記録する。
【0021】さらに、本発明の記録媒体は、コンピュー
タに、電流変化源を中心とした微小領域を前記電流変化
源を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体と
して捉える手順,前記ドーナツ基板の集合体を各ドーナ
ツ基板の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集
合体に近似する手順,前記矩形基板の集合体の各矩形基
板を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデルを生成す
る手順,前記各伝送線路モデルを直列に接続して前記微
小領域のシミュレーションモデルとする手順,前記微小
領域のシミュレーションモデルの領域中央端に前記電流
変化源を接続する手順,前記微小領域のシミュレーショ
ンモデルの領域外周端に理想電源を接続する手順,前記
電流変化源の周辺にデカップリングコンデンサモデルを
接続する手順,および前記電流変化源の電流を変化させ
て前記伝送線路モデルの接続点を観測する手順を実行さ
せるためのプログラムを記録する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1(a)〜(d)は、本発明の第1の実
施の形態に係るモデリング方法の順次の手順を示す図で
ある。図1において、1は配線基板、21〜2n(nは
正整数)は電流変化源を中心とした細い同心円状のドー
ナツ基板、31〜3nはドーナツ基板21〜2nの外周
を幅とし刻み長を長さとする矩形基板、41〜4nは矩
形基板31〜3nの1つ1つを伝送線路と見なし汎用の
インピーダンス計算ツールなどを使って個別に特性イン
ピーダンスZ0 と伝搬遅延時間τとを計算して生成され
た伝送線路モデル、5は伝送線路モデル41〜4nを直
列に接続した配線基板1のシミュレーションモデル(配
線基板モデル)をそれぞれ示す。
【0024】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
モデリング方法の順次の工程を示すフローチャートであ
る。このモデリング方法は、配線基板1を電流変化源を
中心とした同心円状の細いドーナツ基板21〜2nの集
合体として捉える工程A1と、ドーナツ基板21〜2n
の外周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板31〜3n
の集合体に近似する工程A2と、各矩形基板31〜3n
を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデル41〜4n
を生成する工程A3と、各伝送線路モデル41〜4nを
直列に接続し配線基板1のシミュレーションモデル5と
する工程A4とからなる。
【0025】次に、このような第1の実施の形態に係る
モデリング方法について説明する。
【0026】まず、中央に電流変化源を実装し、外周は
電位変動が無い理想的な電源/グランドである配線基板
1を、同心円状の細いドーナツ基板21〜2nの集合体
として捉える(工程A1)。
【0027】このように、配線基板1を同心円状の細い
ドーナツ基板21〜2nの集合体として捉えることがで
きる理由は、配線基板1における電流の流れを考えるか
らである。すなわち、電流変化源の電流変化により、配
線基板1の電源層では基板外周から基板中央に向かって
均等に電流が流れ込み、配線基板1のグランド層では基
板中央から基板外周に向かって均等に電流が流れ出すか
らである。このとき、電流量は基板外周でも基板中央で
も変わらないが、電流の流れうる面積が、基板外周から
基板中央に向かって同心円状(ドーナツ状)に漸次減少
する。このため、配線基板1を、ドーナツ基板21〜2
nの集合体として捉えることができる。
【0028】次に、ドーナツ基板21〜2nを、外周
(内周,両者の加算平均等も可)を幅とし、刻み長を長
さとする矩形基板31〜3nの集合体に近似する(工程
A2)。刻み長とは、同心円状に細かく区切ったときの
区切り幅(=外半径−内半径)のことである。
【0029】工程A1でドーナツ基板21〜2nを細く
した理由は、工程A2で各ドーナツ基板21〜2nを長
方形(矩形)に近似する場合に内径と外径との差を極力
無くし、矩形に近似しやすくするためである。
【0030】続いて、矩形基板31〜3nの1つ1つを
伝送線路と見なし、汎用のインピーダンス計算ツールな
どを使って個別に特性インピーダンスZ0 と伝搬遅延時
間τとを計算し、それぞれの伝送線路モデル41〜4n
を生成する(工程A3)。
【0031】各矩形基板31〜3nそれぞれの特性イン
ピーダンスZ0と伝搬遅延時間τは、各矩形基板を流れ
る電流経路より、ドーナツ基板21〜2nの外周に当た
る部分が幅で、刻み長に当たる部分が長さとして、汎用
の計算式やモデリングツールで求めることができる。こ
こで、SPICEシミュレータで取り扱われる伝送線路
モデルの記述には、特性インピーダンスZ0と伝搬遅延
時間τを入力する形態や、特性インピーダンスZ0,単
位線長あたりの伝搬遅延時間τおよび線長Lを入力する
形態、さらに分布定数であるインダクタンスL,抵抗
R,キャパシタンスCおよび線長Lを入力する形態など
がある。
【0032】最後に、各伝送線路モデル41〜4nを直
列に接続し、配線基板1のシミュレーションモデル5と
する(工程A4)。
【0033】生成した伝送線路モデル41〜4nを直列
に接続するのは、電流経路が伝送線路モデル41〜4n
以外には無いからである。
【0034】図3は、本発明の第1の実施の形態に係る
シミュレーション方法の順次の工程を示すフローチャー
トである。このシミュレーション方法は、図2に示した
モデリング方法の工程A4の後に、配線基板1のシミュ
レーションモデル5の基板中央端に電流変化源を接続す
る工程A5と、配線基板1のシミュレーションモデル5
の基板外周端に理想電源を接続する工程A6と、電流変
化源の電流を変化させて伝送線路モデル41〜4nの接
続点を観測する工程A8とを追加するようにしたもので
ある。
【0035】図4は、本発明の第1の実施の形態に係る
シミュレーション方法が適用される試料の一例を示すイ
メージ図である。この試料は、15cm角の導体2層ベ
タ面の配線基板1の中央に電流変化源(スイッチング素
子)として高周波トランジスタTrを実装した構造体で
あるものと想定する。
【0036】配線基板1は、例えば比誘電率4.5の絶
縁体でなる厚さ1540μmの正方形板の両面に銅でな
る電源層およびグランド層がそれぞれ厚さ30μmに形
成されており、基板外周は電位変動が無い理想的な電源
/グランドであるものとする。
【0037】次に、試料を構成する個々の部品をモデリ
ングする。
【0038】まず、配線基板1のモデリングは、高周波
トランジスタTrのスイッチングによる電流の流れ方に
着目する。具体的には、電源層では、スイッチングによ
り基板外周から基板中央に向かって均等に電流が流れ込
み、グランド層では、逆に、基板中央から基板外周に向
かって均等に流れ出すことに着目し、配線基板1を同心
円状の細いドーナツ基板21〜2nの集合体として捉え
る(工程A1)。
【0039】ここでは、基板外周も基板中央もすべて刻
み長=5mm(n=15)とした。理論的には、刻み長
は小さくすればするほど精度は向上するはずであるが、
図5を見るとわかるように、基板外周の特性インピーダ
ンスZ0 は0Ωに近く、基板中心からの距離でそれほど
変化しないため、粗く刻んでも精度的にはほとんど落ち
ない。逆に、基板中央では中心からの距離が少し変化し
ただけで、特性インピーダンスZ0 は大きく変化するた
め、細かく刻む必要がある。実際、基板中央をどのくら
い細かく刻めばよいかは、シミュレータの過渡解析の応
答性によるため、一概にこれと断定することはできな
い。これは、特性インピーダンスZ0 の大きい伝送線路
に過渡的に電流を流したときに、どのくらいの電圧降下
が発生するかという応答性によるからである。応答性が
良い場合は、基板中央の刻み長を細かくしすぎると特性
インピーダンスZ0 が大きくなるため、ノイズ量が大き
くなりすぎる。このため、基板中央の刻み長を多少粗く
する必要がある。応答性が悪い場合は、上記の逆とな
る。
【0040】次に、ドーナツ基板21〜2nの外周を幅
とし、刻み長を長さとする矩形基板31〜3nの集合体
に近似する(工程A2)。
【0041】ここで、矩形の伝送線路としてドーナツ基
板21〜2nを近似する場合の幅とは、ドーナツ基板2
1〜2nの外周をいう。一般的に、微小長さの伝送線路
に発生する電圧降下は、電流が伝送線路に突入した瞬間
にほぼ決まる。本実施の形態では、電流は基板外周から
基板中央に向かって流れるため、ドーナツ基板の外周を
幅とする。
【0042】続いて、矩形基板31〜3nの1つ1つを
伝送線路と見なし、汎用のインピーダンス計算ツールを
使って、個別に特性インピーダンスZ0 および伝搬遅延
時間τを計算し、伝送線路モデル41〜4nを生成する
(工程A3)。
【0043】そして、伝送線路モデル41〜4nを直列
に接続し、配線基板1のシミュレーションモデル(配線
基板モデル)5とする(工程A4)。
【0044】図5は、配線基板モデル5の特性インピー
ダンスZ0と伝搬遅延時間τとの分布を示すグラフであ
る。基板外周付近の特性インピーダンスZ0 は0Ωに近
く、中央付近では急激に高くなっている。また、伝搬遅
延時間τは、絶縁材料の比誘電率により決まるため一定
である。
【0045】次に、高周波トランジスタTrのモデリン
グは、汎用のトランジスタモデルを用いることで代用す
る。
【0046】図6は、試料のシミュレーションモデルの
一例を示す回路図である。
【0047】まず、配線基板モデル5の中央端とグラン
ドとの間にトランジスタモデルTrとエミッタ抵抗Re
とを直列に接続する(工程A5)。具体的には、トラン
ジスタモデルTrのコレクタと基板中央端とを接続し、
また、トランジスタモデルTrのエミッタとエミッタ抵
抗Reとを接続し、エミッタ抵抗Reとグランドとを接
続する。さらに、トランジスタモデルTrのベースにベ
ース抵抗Rbを接続し、ベース抵抗Rbと信号源Sとを
接続し、信号源Sとグランドとを接続する。
【0048】次に、配線基板モデル5の基板外周端とグ
ランドとの間に内部抵抗Riと理想電源Eとを直列に接
続する(工程A6)。
【0049】そして、このような試料のシミュレーショ
ンモデルを使って、シミュレーションを行う。シミュレ
ーション方法は、トランジスタモデルTrのベースに信
号源Sから信号を与え、トランジスタモデルTrを高速
にスイッチングさせたときに、トランジスタモデルTr
のコレクタ(基板中央端)とグランドとの間に発生する
電源/グランドノイズを観測する(工程A8)。なお、
観測点は、伝送線路モデル41〜4nの任意の接続点と
することができる。
【0050】図7は、シミュレーションの結果得られた
波形の一例を示す。
【0051】本実施の形態に係るシミュレーション方法
による電源/グランドノイズの解析結果の正当性を確認
するために、同一形状および同一構成の試料で実験し、
実験結果と比較する。
【0052】まず、15cm角の導体2層ベタ面の配線
基板1の外周に、セラミックコンデンサおよびタンタル
コンデンサを多数個実装し、さらに外部安定化電源によ
り電源/グランドを供給する。ここで、基板外周は、セ
ラミックコンデンサおよびタンタルコンデンサにより電
位変動がゼロに近い状態になる。
【0053】次に、基板中央にスイッチング素子として
高周波トランジスタを実装する。この高周波トランジス
タを外部から高速にスイッチングさせることにより、基
板中央に電源層からグランド層に高周波成分を多く含ん
だ電流が流れる。
【0054】この変化電流量Δiと電源層/グランド層
に存在するインピーダンスZにより、電源層/グランド
層にノイズが発生するので、これを広帯域のオシロスコ
ープで観測する。
【0055】図8は、実験波形の一例を示す。図8の実
験波形を、図7のシミュレーション波形と比較するとわ
かるように、ノイズレベルおよび波形ともにシミュレー
ションと実験とでほぼ相似する結果が得られた。
【0056】次に、本実施の形態に係るシミュレーショ
ン方法によるシミュレーション時間と、従来の汎用モデ
ラを用いた場合のシミュレーション時間とを比較するた
めに、配線基板1を汎用モデラでマトリクス状にモデリ
ングし、同様のシミュレーションを実行した。その結
果、本実施の形態に係るモデリング方法を用いた場合の
シミュレーション時間は数秒であったのに対して、汎用
モデラを用いた場合のシミュレーション時間は5時間程
度であった。
【0057】なお、汎用モデラとしては、ApsimP
LANE(Apsim社製)を使用した。ApsimP
LANEの配線基板のモデリングは、簡単に言えば、ノ
ードと呼ばれる接続点間をインダクタンスL,キャパシ
タンスC,抵抗R,相互インダクタンスK,電圧制御電
圧源Eなる電気素子で相互に接続し構成する。この方法
では、ノード数が多くなると相互接続が複雑になるた
め、解析時間が非常にかかる。最悪の場合は、SPIC
Eシミュレータでは収束せず、アボートしてしまうおそ
れがある。
【0058】図9は、試料のシミュレーションモデルの
他の例を示す回路図である。この試料のシミュレータモ
デルは、図6に示した試料のシミュレーションモデルの
回路図に対して、デカップリングコンデンサのシミュレ
ーションモデル(デカップリングコンデンサモデル)6
をトランジスタモデルTrの周辺に実装するようにした
ものである。
【0059】デカップリングコンデンサモデル6は、コ
ンデンサの一般的な等価回路であるインダクタンスL,
キャパシタンスCおよび抵抗Rの直列回路で構成する。
そして、それぞれの値は、インピーダンスの周波数特性
がセラミックコンデンサのそれと同等になるようにシミ
ュレーションを実施して決定する。
【0060】このようなデカップリングコンデンサモデ
ル6をトランジスタモデルTrの周辺に実装するように
した場合のシミュレーション方法は、図10に示すよう
に、図3に示したシミュレーション方法の工程A6と工
程A8との間に、電流変化源の周辺にデカップリングコ
ンデンサモデル6を接続する工程A7を追加するように
したものとなる。
【0061】デカップリングコンデンサモデル6を付け
た場合のノイズレベルの比較も、図11に示すような良
好な結果が得られた。
【0062】ところで、上記第1の実施の形態では、電
流変化源が1つある配線基板の電源/グランドノイズを
伝送線路シミュレータで解析する際に配線基板のシミュ
レーションモデルを生成するモデリング方法およびそれ
を用いたシミュレーション方法について説明したが、電
流変化源を中心とした微小領域は電流変化源が1つある
配線基板とみなすことができるので、電流変化源を中心
とした微小領域の電源/グランドノイズを伝送線路シミ
ュレータで解析する際に微小領域のシミュレーションモ
デルを生成するモデリング方法およびそれを用いたシミ
ュレーション方法についても、本発明が同様に適用でき
る。
【0063】図12は、電流変化源を中心とした微小領
域に適用される本発明の第2の実施の形態に係るモデリ
ング方法の順次の工程を示すフローチャートである。こ
のモデリング方法は、微小領域を電流変化源を中心とし
た同心円状の細いドーナツ基板21〜2nの集合体とし
て捉える工程B1と、ドーナツ基板21〜2nの外周を
幅とし刻み長を長さとする矩形基板31〜3nの集合体
に近似する工程B2と、各矩形基板31〜3nを伝送線
路としてそれぞれの伝送線路モデル41〜4nを生成す
る工程B3と、各伝送線路モデル41〜4nを直列に接
続して微小領域のシミュレーションモデルとする工程B
4とからなる。
【0064】また、図13は、電流変化源を中心とした
微小領域に適用される本発明の第2の実施の形態に係る
シミュレーション方法の順次の工程を示すフローチャー
トである。このシミュレーション方法は、図12に示し
たモデリング方法の工程B4の後に、微小領域のシミュ
レーションモデルの領域中央端に電流変化源を接続する
工程B5と、微小領域のシミュレーションモデルの領域
外周端に理想電源を接続する工程B6と、電流変化源の
電流を変化させて伝送線路モデル41〜4nの接続点を
観測する工程B8とを追加するようにしたものである。
【0065】さらに、図13に示した本発明の第2の実
施の形態に係るシミュレーション方法に対して、図9中
に示したデカップリングコンデンサモデル6をトランジ
スタモデルTrの周辺に実装するようにした場合のシミ
ュレーション方法は、図14に示すように、図13に示
したシミュレーション方法の工程B6と工程B8との間
に、電流変化源の周辺にデカップリングコンデンサモデ
ル6を接続する工程B7を追加するようにしたものとな
る。
【0066】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0067】図15を参照すると、本発明の第3の実施
の形態は、キーボード,マウス等の入力装置101と、
コンピュータでなるデータ処理装置102と、ハードデ
ィスク装置等の記憶装置103と、画像表示装置,印刷
装置等の出力装置104と、モデリングプログラムまた
はシミュレーションプログラムを記録した記録媒体10
5とから構成されている。記録媒体105は、磁気ディ
スク,半導体メモリ,その他の記録媒体であってよい。
【0068】このように構成された本発明の第3の実施
の形態では、モデリングプログラムまたはシミュレーシ
ョンプログラムは記録媒体105からデータ処理装置1
02に読み込まれ、データ処理装置102の動作を、図
2,図3,図10,図12,図13または図14に示し
た順次の工程(手順)として制御する。したがって、第
3の実施の形態に係るモデリング方法およびシミュレー
ション方法も、第1または第2の実施の形態に係るモデ
リング方法およびシミュレーション方法と全く同様に実
施されるので、その詳しい説明を割愛する。
【0069】なお、上記各実施の形態では、伝送線路シ
ミュレータの代表としてSPICEシミュレータを例と
して説明したが、本発明で使用できる伝送線路シミュレ
ータの必要条件は伝送線路モデルが扱えることのみであ
る。
【0070】
【発明の効果】第1の効果は、配線基板のシミュレーシ
ョンモデルの規模を小さくできることである。その理由
は、配線基板を電流変化源を中心とした同心円状の細い
ドーナツ基板の集合体として捉え、ドーナツ基板の集合
体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長を長さとする
矩形基板の集合体に近似し、各矩形基板を伝送線路とし
てそれぞれの伝送線路モデルを生成し、各伝送線路モデ
ルを直列に接続して配線基板モデルとしたので、マトリ
クス状のモデリングを行わなくて済むからである。
【0071】第2の効果は、微小領域のシミュレーショ
ンモデルの規模を小さくできることである。その理由
は、微小領域を電流変化源を中心とした同心円状の細い
ドーナツ基板の集合体として捉え、ドーナツ基板の集合
体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長を長さとする
矩形基板の集合体に近似し、各矩形基板を伝送線路とし
てそれぞれの伝送線路モデルを生成し、各伝送線路モデ
ルを直列に接続して微小領域のシミュレーションモデル
としたので、マトリクス状のモデリングを行わなくて済
むからである。
【0072】第3の効果は、シミュレーション精度を落
とすことなく、配線基板のシミュレーションモデルの規
模を小さくしてシミュレーション実行時間を短縮するこ
とができることである。その理由は、配線基板を電流変
化源を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体
として捉え、ドーナツ基板の集合体を各ドーナツ基板の
円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集合体に近
似し、各矩形基板を伝送線路としてそれぞれの伝送線路
モデルを生成し、各伝送線路モデルを直列に接続して配
線基板モデルとし、配線基板モデルの基板中央端に電流
変化源を接続し、配線基板モデルの基板外周端に理想電
源を接続し、電流変化源の電流を変化させるようにした
ので、マトリクス状のモデリングを行わなくてもシミュ
レーション精度を落とすことなく配線基板の電源/グラ
ンドノイズのシミュレーションを実行できるからであ
る。
【0073】第4の効果は、シミュレーション精度を落
とすことなく、配線基板のシミュレーションモデルの規
模を小さくしてシミュレーション実行時間を短縮するこ
とができることである。その理由は、配線基板を電流変
化源を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体
として捉え、ドーナツ基板の集合体を各ドーナツ基板の
円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集合体に近
似し、各矩形基板を伝送線路としてそれぞれの伝送線路
モデルを生成し、各伝送線路モデルを直列に接続して配
線基板モデルとし、配線基板モデルの基板中央端に電流
変化源を接続し、配線基板モデルの基板外周端に理想電
源を接続し、電流変化源の周辺にデカップリングコンデ
ンサモデルを接続し、電流変化源の電流を変化させるよ
うにしたので、マトリクス状のモデリングを行わなくて
もシミュレーション精度を落とすことなく配線基板の電
源/グランドノイズのシミュレーションを実行できるか
らである。
【0074】第5の効果は、シミュレーション精度を落
とすことなく、微小領域のシミュレーションモデルの規
模を小さくしてシミュレーション実行時間を短縮するこ
とができることである。その理由は、微小領域を電流変
化源を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体
として捉え、ドーナツ基板の集合体を各ドーナツ基板の
円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集合体に近
似し、各矩形基板を伝送線路としてそれぞれの伝送線路
モデルを生成し、各伝送線路モデルを直列に接続して微
小領域のシミュレーションモデルとし、微小領域のシミ
ュレーションモデルの領域中央端に電流変化源を接続
し、微小領域のシミュレーションモデルの領域外周端に
理想電源を接続し、電流変化源の電流を変化させるよう
にしたので、マトリクス状のモデリングを行わなくても
シミュレーション精度を落とすことなく微小領域の電源
/グランドノイズのシミュレーションを実行できるから
である。
【0075】第6の効果は、シミュレーション精度を落
とすことなく、微小領域のシミュレーションモデルの規
模を小さくしてシミュレーション実行時間を短縮するこ
とができることである。その理由は、微小領域を電流変
化源を中心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体
として捉え、ドーナツ基板の集合体を各ドーナツ基板の
円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集合体に近
似し、各矩形基板を伝送線路としてそれぞれの伝送線路
モデルを生成し、各伝送線路モデルを直列に接続して微
小領域のシミュレーションモデルとし、微小領域のシミ
ュレーションモデルの領域中央端に電流変化源を接続
し、微小領域のシミュレーションモデルの領域外周端に
理想電源を接続し、電流変化源の周辺にデカップリング
コンデンサモデルを接続し、電流変化源の電流を変化さ
せるようにしたので、マトリクス状のモデリングを行わ
なくてもシミュレーション精度を落とすことなく微小領
域の電源/グランドノイズのシミュレーションを実行で
きるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明の第1の実施の形態に
係るモデリング方法の順位の手順を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るモデリング方
法の順次の工程を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るシミュレーシ
ョン方法の順次の工程を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るシミュレーシ
ョン方法が適用される試料のイメージ図である。
【図5】図4中に示した配線基板の特性インピーダンス
および伝送遅延時間を表すグラフである。
【図6】図4に示した試料のシミュレーションモデルの
一例を示す回路図である。
【図7】図4に示した試料の電源/グランドノイズのシ
ミュレーション波形を示す波形図である。
【図8】図4に示した試料の電源/グランドノイズの実
験波形を示す波形図である。
【図9】図4に示した試料のシミュレーションモデルの
他の例を示す回路図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係るシミュレー
ション方法においてデカップリングコンデンサモデルを
トランジスタモデルの周辺に実装するようにした場合の
順次の工程を示すフローチャートである。
【図11】図9に示した試料のシミュレーションモデル
におけるデカップリングコンデンサモデルの位置に応じ
たノイズレベルのシミュレーション結果と実験結果とを
比較して示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るモデリング
方法の順次の工程を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係るシミュレー
ション方法の順次の工程を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係るシミュレー
ション方法においてデカップリングコンデンサモデルを
トランジスタモデルの周辺に実装するようにした場合の
順次の工程を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係るモデリング
方法およびシミュレーション方法が適用されるハードウ
ェア構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 配線基板 21〜2n ドーナツ基板 31〜3n 矩形基板 41〜4n 伝送線路モデル 5 配線基板モデル 6 デカップリングコンデンサモデル 101 入力装置 102 データ処理装置 103 記憶装置 104 出力装置 105 記録媒体 E 理想電源 Rb ベース抵抗 Re エミッタ抵抗 Ri 内部抵抗 S 信号源 Tr トランジスタモデル A1〜A8 工程(手順) B1〜B8 工程(手順)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流変化源が1つある配線基板の電源/
    グランドノイズを伝送線路シミュレータで解析する際に
    配線基板のシミュレーションモデルを生成するモデリン
    グ方法において、前記配線基板を前記電流変化源を中心
    とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体として捉え
    る工程と、前記ドーナツ基板の集合体を各ドーナツ基板
    の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集合体に
    近似する工程と、前記矩形基板の集合体の各矩形基板を
    伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデルを生成する工
    程と、前記各伝送線路モデルを直列に接続して前記配線
    基板のシミュレーションモデルとする工程とを含むこと
    を特徴とするモデリング方法。
  2. 【請求項2】 電流変化源を中心とした微小領域の電源
    /グランドノイズを伝送線路シミュレータで解析する際
    に微小領域のシミュレーションモデルを生成するモデリ
    ング方法において、前記微小領域を前記電流変化源を中
    心とした同心円状の細いドーナツ基板の集合体として捉
    える工程と、前記ドーナツ基板の集合体を各ドーナツ基
    板の円周を幅とし刻み長を長さとする矩形基板の集合体
    に近似する工程と、前記矩形基板の集合体の各矩形基板
    を伝送線路としてそれぞれの伝送線路モデルを生成する
    工程と、前記各伝送線路モデルを直列に接続して前記微
    小領域のシミュレーションモデルとする工程とを含むこ
    とを特徴とするモデリング方法。
  3. 【請求項3】 前記各ドーナツ基板の刻み長を等間隔と
    する請求項1または2記載のモデリング方法。
  4. 【請求項4】 前記伝送線路シミュレータとして、SP
    ICEシミュレータを用いる請求項1または2記載のモ
    デリング方法。
  5. 【請求項5】 電流変化源が1つある配線基板のシミュ
    レーションモデルを生成し、伝送線路シミュレータで前
    記配線基板の電源/グランドノイズのシミュレーション
    を行うシミュレーション方法において、前記配線基板を
    前記電流変化源を中心とした同心円状の細いドーナツ基
    板の集合体として捉える工程と、前記ドーナツ基板の集
    合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長を長さとす
    る矩形基板の集合体に近似する工程と、前記矩形基板の
    集合体の各矩形基板を伝送線路としてそれぞれの伝送線
    路モデルを生成する工程と、前記各伝送線路モデルを直
    列に接続して前記配線基板のシミュレーションモデルと
    する工程と、前記配線基板のシミュレーションモデルの
    基板中央端に前記電流変化源を接続する工程と、前記配
    線基板のシミュレーションモデルの基板外周端に理想電
    源を接続する工程と、前記電流変化源の電流を変化させ
    て前記伝送線路モデルの接続点を観測する工程とを含む
    ことを特徴とするシミュレーション方法。
  6. 【請求項6】 電流変化源が1つある配線基板のシミュ
    レーションモデルを生成し、伝送線路シミュレータで前
    記配線基板の電源/グランドノイズのシミュレーション
    を行うシミュレーション方法において、前記配線基板を
    前記電流変化源を中心とした同心円状の細いドーナツ基
    板の集合体として捉える工程と、前記ドーナツ基板の集
    合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長を長さとす
    る矩形基板の集合体に近似する工程と、前記矩形基板の
    集合体の各矩形基板を伝送線路としてそれぞれの伝送線
    路モデルを生成する工程と、前記各伝送線路モデルを直
    列に接続して前記配線基板のシミュレーションモデルと
    する工程と、前記配線基板のシミュレーションモデルの
    基板中央端に前記電流変化源を接続する工程と、前記配
    線基板のシミュレーションモデルの基板外周端に理想電
    源を接続する工程と、前記電流変化源の周辺にデカップ
    リングコンデンサモデルを接続する工程と、前記電流変
    化源の電流を変化させて前記伝送線路モデルの接続点を
    観測する工程とを含むことを特徴とするシミュレーショ
    ン方法。
  7. 【請求項7】 電流変化源を中心とした微小領域のシミ
    ュレーションモデルを生成し、伝送線路シミュレータで
    前記微小領域の電源/グランドノイズのシミュレーショ
    ンを行うシミュレーション方法において、前記微小領域
    を前記電流変化源を中心とした同心円状の細いドーナツ
    基板の集合体として捉える工程と、前記ドーナツ基板の
    集合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長を長さと
    する矩形基板の集合体に近似する工程と、前記矩形基板
    の集合体の各矩形基板を伝送線路としてそれぞれの伝送
    線路モデルを生成する工程と、前記各伝送線路モデルを
    直列に接続して前記微小領域のシミュレーションモデル
    とする工程と、前記微小領域のシミュレーションモデル
    の領域中央端に前記電流変化源を接続する工程と、前記
    微小領域のシミュレーションモデルの領域外周端に理想
    電源を接続する工程と、前記電流変化源の電流を変化さ
    せて前記伝送線路モデルの接続点を観測する工程とを含
    むことを特徴とするシミュレーション方法。
  8. 【請求項8】 電流変化源を中心とした微小領域のシミ
    ュレーションモデルを生成し、伝送線路シミュレータで
    前記微小領域の電源/グランドノイズのシミュレーショ
    ンを行うシミュレーション方法において、前記微小領域
    を前記電流変化源を中心とした同心円状の細いドーナツ
    基板の集合体として捉える工程と、前記ドーナツ基板の
    集合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長を長さと
    する矩形基板の集合体に近似する工程と、前記矩形基板
    の集合体の各矩形基板を伝送線路としてそれぞれの伝送
    線路モデルを生成する工程と、前記各伝送線路モデルを
    直列に接続して前記微小領域のシミュレーションモデル
    とする工程と、前記微小領域のシミュレーションモデル
    の領域中央端に前記電流変化源を接続する工程と、前記
    微小領域のシミュレーションモデルの領域外周端に理想
    電源を接続する工程と、前記電流変化源の周辺にデカッ
    プリングコンデンサモデルを接続する工程と、前記電流
    変化源の電流を変化させて前記伝送線路モデルの接続点
    を観測する工程とを含むことを特徴とするシミュレーシ
    ョン方法。
  9. 【請求項9】 前記電流変化源が、トランジスタモデル
    でなることを特徴とする請求項5ないし8記載のシミュ
    レーション方法。
  10. 【請求項10】 前記各ドーナツ基板の刻み長を等間隔
    とする請求項5ないし8記載のシミュレーション方法。
  11. 【請求項11】 前記伝送線路シミュレータとして、S
    PICEシミュレータを用いる請求項5ないし8記載の
    シミュレーション方法。
  12. 【請求項12】 コンピュータに、電流変化源が1つあ
    る配線基板を前記電流変化源を中心とした同心円状の細
    いドーナツ基板の集合体として捉える手順,前記ドーナ
    ツ基板の集合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長
    を長さとする矩形基板の集合体に近似する手順,前記矩
    形基板の集合体の各矩形基板を伝送線路としてそれぞれ
    の伝送線路モデルを生成する手順,および前記各伝送線
    路モデルを直列に接続して前記配線基板のシミュレーシ
    ョンモデルとする手順を実行させるためのプログラムを
    記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 コンピュータに、電流変化源を中心と
    した微小領域を前記電流変化源を中心とした同心円状の
    細いドーナツ基板の集合体として捉える手順,前記ドー
    ナツ基板の集合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み
    長を長さとする矩形基板の集合体に近似する手順,前記
    矩形基板の集合体の各矩形基板を伝送線路としてそれぞ
    れの伝送線路モデルを生成する手順,および前記各伝送
    線路モデルを直列に接続して前記微小領域のシミュレー
    ションモデルとする手順を実行させるためのプログラム
    を記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 コンピュータに、電流変化源が1つあ
    る配線基板を前記電流変化源を中心とした同心円状の細
    いドーナツ基板の集合体として捉える手順,前記ドーナ
    ツ基板の集合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長
    を長さとする矩形基板の集合体に近似する手順,前記矩
    形基板の集合体の各矩形基板を伝送線路としてそれぞれ
    の伝送線路モデルを生成する手順,前記各伝送線路モデ
    ルを直列に接続して前記配線基板のシミュレーションモ
    デルとする手順,前記配線基板のシミュレーションモデ
    ルの基板中央端に前記電流変化源を接続する手順,前記
    配線基板のシミュレーションモデルの基板外周端に理想
    電源を接続する手順,および前記電流変化源の電流を変
    化させて前記伝送線路モデルの接続点を観測する手順を
    実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 コンピュータに、電流変化源が1つあ
    る配線基板を前記電流変化源を中心とした同心円状の細
    いドーナツ基板の集合体として捉える手順,前記ドーナ
    ツ基板の集合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み長
    を長さとする矩形基板の集合体に近似する手順,前記矩
    形基板の集合体の各矩形基板を伝送線路としてそれぞれ
    の伝送線路モデルを生成する手順,前記各伝送線路モデ
    ルを直列に接続して前記配線基板のシミュレーションモ
    デルとする手順,前記配線基板のシミュレーションモデ
    ルの基板中央端に前記電流変化源を接続する手順,前記
    配線基板のシミュレーションモデルの基板外周端に理想
    電源を接続する手順,前記電流変化源の周辺にデカップ
    リングコンデンサモデルを接続する手順,および前記電
    流変化源の電流を変化させて前記伝送線路モデルの接続
    点を観測する手順を実行させるためのプログラムを記録
    した記録媒体。
  16. 【請求項16】 コンピュータに、電流変化源を中心と
    した微小領域を前記電流変化源を中心とした同心円状の
    細いドーナツ基板の集合体として捉える手順,前記ドー
    ナツ基板の集合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み
    長を長さとする矩形基板の集合体に近似する手順,前記
    矩形基板の集合体の各矩形基板を伝送線路としてそれぞ
    れの伝送線路モデルを生成する手順,前記各伝送線路モ
    デルを直列に接続して前記微小領域のシミュレーション
    モデルとする手順,前記微小領域のシミュレーションモ
    デルの領域中央端に前記電流変化源を接続する手順,前
    記微小領域のシミュレーションモデルの領域外周端に理
    想電源を接続する手順,および前記電流変化源の電流を
    変化させて前記伝送線路モデルの接続点を観測する手順
    を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 コンピュータに、電流変化源を中心と
    した微小領域を前記電流変化源を中心とした同心円状の
    細いドーナツ基板の集合体として捉える手順,前記ドー
    ナツ基板の集合体を各ドーナツ基板の円周を幅とし刻み
    長を長さとする矩形基板の集合体に近似する手順,前記
    矩形基板の集合体の各矩形基板を伝送線路としてそれぞ
    れの伝送線路モデルを生成する手順,前記各伝送線路モ
    デルを直列に接続して前記微小領域のシミュレーション
    モデルとする手順,前記微小領域のシミュレーションモ
    デルの領域中央端に前記電流変化源を接続する手順,前
    記微小領域のシミュレーションモデルの領域外周端に理
    想電源を接続する手順,前記電流変化源の周辺にデカッ
    プリングコンデンサモデルを接続する手順,および前記
    電流変化源の電流を変化させて前記伝送線路モデルの接
    続点を観測する手順を実行させるためのプログラムを記
    録した記録媒体。
JP10169447A 1998-06-17 1998-06-17 モデリング方法およびシミュレーション方法 Expired - Fee Related JP3050309B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10169447A JP3050309B2 (ja) 1998-06-17 1998-06-17 モデリング方法およびシミュレーション方法
US09/333,970 US6519556B1 (en) 1998-06-17 1999-06-16 Modeling method and simulation method
DE69919941T DE69919941T2 (de) 1998-06-17 1999-06-16 Modellierungsverfahren und Simulationsverfahren
EP99111065A EP0965931B1 (en) 1998-06-17 1999-06-16 Modeling method and simulation method
US10/304,851 US7062424B2 (en) 1998-06-17 2002-11-27 Circuit modeling using topologically equivalent models

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10169447A JP3050309B2 (ja) 1998-06-17 1998-06-17 モデリング方法およびシミュレーション方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000002752A true JP2000002752A (ja) 2000-01-07
JP3050309B2 JP3050309B2 (ja) 2000-06-12

Family

ID=15886781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10169447A Expired - Fee Related JP3050309B2 (ja) 1998-06-17 1998-06-17 モデリング方法およびシミュレーション方法

Country Status (4)

Country Link
US (2) US6519556B1 (ja)
EP (1) EP0965931B1 (ja)
JP (1) JP3050309B2 (ja)
DE (1) DE69919941T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222215A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 日本電信電話株式会社 電磁ノイズの伝搬路を追跡および可視化する方法および装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3050309B2 (ja) * 1998-06-17 2000-06-12 日本電気株式会社 モデリング方法およびシミュレーション方法
JP2002222230A (ja) * 2000-11-27 2002-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不要輻射最適化方法および不要輻射解析方法
JP3569681B2 (ja) * 2001-02-02 2004-09-22 株式会社半導体理工学研究センター 半導体集積回路における電源電流波形の解析方法及び解析装置
US7089171B2 (en) * 2002-10-24 2006-08-08 International Business Machines Corporation Method for characterizing the accuracy of a simulated electrical circuit model
JP2004334654A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Fujitsu Ltd 電源ノイズ解析モデル生成装置、電源ノイズ解析モデル生成方法、電源ノイズ解析モデル生成プログラム
US7000203B2 (en) * 2003-11-12 2006-02-14 International Business Machines Corporation Efficient and comprehensive method to calculate IC package or PCB trace mutual inductance using circular segments and lookup tables
US7243313B1 (en) * 2003-11-24 2007-07-10 Cadence Design Systems, Inc. System and method for reducing the size of RC circuits
JP5773101B2 (ja) * 2013-05-14 2015-09-02 株式会社村田製作所 コンデンサのシミュレーション方法並びにコンデンサのシミュレーション装置およびその使用方法
CN105045952B (zh) * 2015-05-29 2018-07-06 许继电气股份有限公司 模块化多电平换流器多维度建模方法与仿真方法
CN111596567B (zh) * 2020-04-27 2023-04-21 南方电网科学研究院有限责任公司 一种交直流电力系统电磁暂态仿真装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3597708A (en) * 1969-12-31 1971-08-03 Raytheon Co Broadband radio frequency transmission line termination
US3678395A (en) * 1970-10-14 1972-07-18 Gte Sylvania Inc Broadband planar balanced circuit
US5400042A (en) * 1992-12-03 1995-03-21 California Institute Of Technology Dual frequency, dual polarized, multi-layered microstrip slot and dipole array antenna
US5545949A (en) * 1994-07-29 1996-08-13 Litton Industries, Inc. Coaxial transmissioin line input transformer having externally variable eccentricity and position
US5621422A (en) * 1994-08-22 1997-04-15 Wang-Tripp Corporation Spiral-mode microstrip (SMM) antennas and associated methods for exciting, extracting and multiplexing the various spiral modes
US5600286A (en) * 1994-09-29 1997-02-04 Hughes Electronics End-on transmission line-to-waveguide transition
US5504423A (en) * 1994-11-01 1996-04-02 The Research Foundation Of State University Of New York Method for modeling interactions in multilayered electronic packaging structures
JP3050309B2 (ja) * 1998-06-17 2000-06-12 日本電気株式会社 モデリング方法およびシミュレーション方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222215A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 日本電信電話株式会社 電磁ノイズの伝搬路を追跡および可視化する方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6519556B1 (en) 2003-02-11
US20030125919A1 (en) 2003-07-03
EP0965931A3 (en) 2003-08-06
EP0965931B1 (en) 2004-09-08
EP0965931A2 (en) 1999-12-22
US7062424B2 (en) 2006-06-13
DE69919941T2 (de) 2005-09-15
JP3050309B2 (ja) 2000-06-12
DE69919941D1 (de) 2004-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3050309B2 (ja) モデリング方法およびシミュレーション方法
EP1214785B1 (en) A system and method for analyzing simultaneous switching noise
US20030169121A1 (en) Method and apparatus to attenuate power plane noise on a printed circuit board using high ESR capacitors
US20080266028A1 (en) Enhanced Substrate Using Metamaterials
JP5151571B2 (ja) 電子回路基板の電源雑音解析装置とプログラム
Wan et al. Design and experimentation of inductorless low-pass NGD integrated circuit in 180-nm CMOS technology
WO1998043186A2 (en) Circuit simulation
Kapur et al. Modeling of integrated RF passive devices
US6484297B1 (en) 4K derating scheme for propagation delay and setup/hold time computation
US6742167B2 (en) Method for determining electrical characteristics of a multiple conductor device
Finch et al. Full-wave analysis of RF SAW filter packaging
Müller RF probe-induced on-wafer measurement errors in the millimeter-wave frequency range
US9147020B2 (en) Transmission line characterization using EM calibration
Arenas et al. Creating screen‐printed passive components for microwave applications
Jiao et al. A fast frequency-domain eigenvalue-based approach to full-wave modeling of large-scale three-dimensional on-chip interconnect structures
JP2007192635A (ja) 回路測定システム及び回路測定方法
Turov et al. Building a Library of Components for the Development of Microwave Integrated Circuit Systems Based on 0.5 Micrometer Gallium Arsenide Technology
Braunisch et al. Time-domain simulation of large lossy interconnect systems on conducting substrates
JP3983121B2 (ja) シミュレーションプログラムおよびシミュレーション方法
Iov et al. Virtual prototyping in telecommunications. Issues and solutions
Novak A new dawn in R&D
JP2806245B2 (ja) 配線の等価回路導出方法
JP2000181943A (ja) 基板設計方法
Martens et al. Electronic Packaging and High Frequencies
Amey et al. Electrical Design, Simulation, and Testing

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080331

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees