JP2000002553A - ナビゲーション装置 - Google Patents
ナビゲーション装置Info
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- JP2000002553A JP2000002553A JP17167098A JP17167098A JP2000002553A JP 2000002553 A JP2000002553 A JP 2000002553A JP 17167098 A JP17167098 A JP 17167098A JP 17167098 A JP17167098 A JP 17167098A JP 2000002553 A JP2000002553 A JP 2000002553A
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- Japan
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- fuel consumption
- vehicle
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
- G01C21/00—Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
- G01C21/26—Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
- G01C21/34—Route searching; Route guidance
- G01C21/3453—Special cost functions, i.e. other than distance or default speed limit of road segments
- G01C21/3469—Fuel consumption; Energy use; Emission aspects
Abstract
(57)【要約】
【課題】 出発地点から到着地点までの消費燃料の観点
からみた最適ルートを選択する。 【解決手段】 出発地点から到着地点までの距離情報の
他に、勾配情報、積載量情報、道路の混雑情報などによ
り燃費シミュレーションを実行し、その結果にしたがっ
て最適ルートを選択する。
からみた最適ルートを選択する。 【解決手段】 出発地点から到着地点までの距離情報の
他に、勾配情報、積載量情報、道路の混雑情報などによ
り燃費シミュレーションを実行し、その結果にしたがっ
て最適ルートを選択する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に装備して
利用する。本発明は、地図情報にしたがって運転者に走
行ルートを提案するとともに、その走行ルートを走行す
る場合の燃料消費量を推定演算する手段を備え、運転者
が合理的な走行ルートの選択ができるようにするナビゲ
ーション装置に関する。
利用する。本発明は、地図情報にしたがって運転者に走
行ルートを提案するとともに、その走行ルートを走行す
る場合の燃料消費量を推定演算する手段を備え、運転者
が合理的な走行ルートの選択ができるようにするナビゲ
ーション装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＧＰＳ(Global Positioning System) を
利用した自動車用のナビゲーション装置が普及してい
る。これはＧＰＳにより得られる位置情報に、あらかじ
め用意された地図情報を対応させることにより、自車の
位置を地図上に表示させることができる装置である。
利用した自動車用のナビゲーション装置が普及してい
る。これはＧＰＳにより得られる位置情報に、あらかじ
め用意された地図情報を対応させることにより、自車の
位置を地図上に表示させることができる装置である。
【０００３】このようなナビゲーション装置では、単に
自車の位置を地図上に表示させるだけでなく、あらかじ
め出発地点と目的地点とを入力することにより、出発地
点から目的地点に至る最短ルートを運転者に提案するこ
とができる。同じ距離のルートが複数存在すれば、それ
らを候補ルートとして複数表示させることもできるし、
あるいは、距離の短い順に複数の候補ルートを表示させ
ることもできる。運転者はこの候補ルートの中から任意
のルートを選択し、そのルート指示にしたがって車両を
運行させることができる。
自車の位置を地図上に表示させるだけでなく、あらかじ
め出発地点と目的地点とを入力することにより、出発地
点から目的地点に至る最短ルートを運転者に提案するこ
とができる。同じ距離のルートが複数存在すれば、それ
らを候補ルートとして複数表示させることもできるし、
あるいは、距離の短い順に複数の候補ルートを表示させ
ることもできる。運転者はこの候補ルートの中から任意
のルートを選択し、そのルート指示にしたがって車両を
運行させることができる。
【０００４】さらに、車両に搭載された受信機がリアル
タイムで（財）日本道路交通情報センターからの道路交
通情報を光信号または電波信号により受け取り、これを
車両の運転者に通知することができるＶＩＣＳ(Vehicle
Information & Communication System)と呼ばれる装置
がある。この装置と前述したナビゲーション装置とを組
合わせることにより、渋滞箇所を回避するルートを運転
者に提案するなど、リアルタイムの道路の混雑状況に対
応するナビゲーションを行うことができる。
タイムで（財）日本道路交通情報センターからの道路交
通情報を光信号または電波信号により受け取り、これを
車両の運転者に通知することができるＶＩＣＳ(Vehicle
Information & Communication System)と呼ばれる装置
がある。この装置と前述したナビゲーション装置とを組
合わせることにより、渋滞箇所を回避するルートを運転
者に提案するなど、リアルタイムの道路の混雑状況に対
応するナビゲーションを行うことができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のナビ
ゲーション装置は、出発地点から目的地点までの距離に
よって最短ルートを運転者に提案する。しかし、距離的
に最短であっても、ルートの途中に急な勾配の上り坂の
区間があれば、その区間内ではエンジンの出力を増加さ
せることになり、燃料費節約の観点からみると、最適な
ルートとはいえない場合がある。あるいは、エンジンの
特性によって定まる速度と消費燃料との関係から、距離
的に最短であっても、ルート内の法定速度にしたがうと
他のルートよりも消費燃料が多いこともあるので、燃料
費節約の観点からみると、必ずしも距離的に最短なルー
トが最適なルートとはいえない場合がある。
ゲーション装置は、出発地点から目的地点までの距離に
よって最短ルートを運転者に提案する。しかし、距離的
に最短であっても、ルートの途中に急な勾配の上り坂の
区間があれば、その区間内ではエンジンの出力を増加さ
せることになり、燃料費節約の観点からみると、最適な
ルートとはいえない場合がある。あるいは、エンジンの
特性によって定まる速度と消費燃料との関係から、距離
的に最短であっても、ルート内の法定速度にしたがうと
他のルートよりも消費燃料が多いこともあるので、燃料
費節約の観点からみると、必ずしも距離的に最短なルー
トが最適なルートとはいえない場合がある。
【０００６】このような上り坂の区間の影響や法定速度
による消費燃料の違いは、重い荷物を積載した貨物運搬
用の車両であれば乗用車と比較してさらに大きく、無視
することはできない。したがって、単に、出発地点から
目的地点までの距離だけではなく、そのルートの勾配情
報および法定速度情報を加味し、燃料費節約の観点から
みた最適なルート情報を運転者に提案することができる
ナビゲーション装置が求められる。
による消費燃料の違いは、重い荷物を積載した貨物運搬
用の車両であれば乗用車と比較してさらに大きく、無視
することはできない。したがって、単に、出発地点から
目的地点までの距離だけではなく、そのルートの勾配情
報および法定速度情報を加味し、燃料費節約の観点から
みた最適なルート情報を運転者に提案することができる
ナビゲーション装置が求められる。
【０００７】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、出発地点から目的地点までの燃料費が最低と
なるルートを提案することができるナビゲーション装置
を提供することを目的とする。本発明は、リアルタイム
の道路情報にしたがって渋滞区間を考慮した出発地点か
ら目的地点までの燃料費が最低となるルートを提案する
ことができるナビゲーション装置を提供することを目的
とする。
であって、出発地点から目的地点までの燃料費が最低と
なるルートを提案することができるナビゲーション装置
を提供することを目的とする。本発明は、リアルタイム
の道路情報にしたがって渋滞区間を考慮した出発地点か
ら目的地点までの燃料費が最低となるルートを提案する
ことができるナビゲーション装置を提供することを目的
とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、地図情報が記
憶された第一のメモリ手段と、出発地点および目的地点
を入力する手段と、前記地図情報にしたがって前記出発
地点から前記目的地点までの複数の候補ルートを提示す
る手段とを備えたナビゲーション装置である。
憶された第一のメモリ手段と、出発地点および目的地点
を入力する手段と、前記地図情報にしたがって前記出発
地点から前記目的地点までの複数の候補ルートを提示す
る手段とを備えたナビゲーション装置である。
【０００９】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記地図情報には、道路区間毎にその法定速度および勾配
の情報が記憶され、当該車両の走行速度および勾配に対
する燃料消費率を含む車両諸元が記憶された第二のメモ
リ手段と、この車両諸元に基づき前記複数の候補ルート
毎に消費燃料の推定演算を行うアセスメント手段と、合
計消費燃料の推定値を含むこのアセスメント手段の演算
結果を前記候補ルートに対応させて表示する手段とを備
えたところにある。
記地図情報には、道路区間毎にその法定速度および勾配
の情報が記憶され、当該車両の走行速度および勾配に対
する燃料消費率を含む車両諸元が記憶された第二のメモ
リ手段と、この車両諸元に基づき前記複数の候補ルート
毎に消費燃料の推定演算を行うアセスメント手段と、合
計消費燃料の推定値を含むこのアセスメント手段の演算
結果を前記候補ルートに対応させて表示する手段とを備
えたところにある。
【００１０】これにより、ルート内の法定速度および勾
配の情報にしたがって、目的地点までの消費燃料を算出
し、最も燃料費の安価なルートを運転者に提案すること
ができる。このように、単に地図上の平面的な距離だけ
でなく、法定速度および勾配の情報にしたがって燃料費
節約の観点からみた最適なルートを運転者に提案するこ
とができる。
配の情報にしたがって、目的地点までの消費燃料を算出
し、最も燃料費の安価なルートを運転者に提案すること
ができる。このように、単に地図上の平面的な距離だけ
でなく、法定速度および勾配の情報にしたがって燃料費
節約の観点からみた最適なルートを運転者に提案するこ
とができる。
【００１１】前記車両諸元には、積載重量に対応し車速
にともなう牽引力およびエンジンの回転速度を含み、前
記アセスメント手段には、前記地図情報にしたがってそ
の車両が走行するときに停車すべき推定回数を含む加速
条件を推定演算する手段と、この加速条件および前記車
両諸元にしたがって消費燃料を推定する手段と、この推
定する手段により求められた消費燃料を含めて前記合計
消費燃料を表示する手段とを含む構成とすることもでき
る。
にともなう牽引力およびエンジンの回転速度を含み、前
記アセスメント手段には、前記地図情報にしたがってそ
の車両が走行するときに停車すべき推定回数を含む加速
条件を推定演算する手段と、この加速条件および前記車
両諸元にしたがって消費燃料を推定する手段と、この推
定する手段により求められた消費燃料を含めて前記合計
消費燃料を表示する手段とを含む構成とすることもでき
る。
【００１２】このように、前述した法定速度および勾配
の情報の他に、停車すべき推定回数を加味し、車両が加
速するときに消費する燃料も考慮して消費燃料を算出す
ることができる。一般に、車両が定速走行中に消費する
燃料と比較して車両が加速するときに消費する燃料は多
いので、これを考慮することは有用である。停車すべき
回数は、例えば、あらかじめ入力されている地図情報か
らルート内の信号機設置箇所や一時停止箇所の数を調べ
ることによって推定することができる。
の情報の他に、停車すべき推定回数を加味し、車両が加
速するときに消費する燃料も考慮して消費燃料を算出す
ることができる。一般に、車両が定速走行中に消費する
燃料と比較して車両が加速するときに消費する燃料は多
いので、これを考慮することは有用である。停車すべき
回数は、例えば、あらかじめ入力されている地図情報か
らルート内の信号機設置箇所や一時停止箇所の数を調べ
ることによって推定することができる。
【００１３】道路情報を含むリアルタイム情報を入力す
る手段を備え、前記アセスメント手段は、前記加速条件
を推定演算する手段にこのリアルタイム情報を利用する
手段を含む構成とすることもできる。前記リアルタイム
情報はＶＩＣＳ情報を含むことが望ましい。
る手段を備え、前記アセスメント手段は、前記加速条件
を推定演算する手段にこのリアルタイム情報を利用する
手段を含む構成とすることもできる。前記リアルタイム
情報はＶＩＣＳ情報を含むことが望ましい。
【００１４】これにより、前述した法定速度、勾配の情
報および停車すべき推定回数に、さらに、リアルタイム
な道路情報を加味して最適なルートを運転者に提案する
ことができる。特に、道路の混雑状況を入手し、渋滞の
程度を知ることにより、信号機設置箇所や一時停止箇所
以外での停車すべき推定回数を実際の回数に近づけるこ
とができる。
報および停車すべき推定回数に、さらに、リアルタイム
な道路情報を加味して最適なルートを運転者に提案する
ことができる。特に、道路の混雑状況を入手し、渋滞の
程度を知ることにより、信号機設置箇所や一時停止箇所
以外での停車すべき推定回数を実際の回数に近づけるこ
とができる。
【００１５】前記車両諸元には積載量に対応して加速す
るに要する燃料消費量に係る係数を含み、操作によりも
しくは自動計測手段によりその車両の積載量を取込む手
段を備え、前記アセスメント手段の消費燃料を推定する
手段には、この積載量に係る要素を含めて消費燃料を推
定する手段を含むことが望ましい。
るに要する燃料消費量に係る係数を含み、操作によりも
しくは自動計測手段によりその車両の積載量を取込む手
段を備え、前記アセスメント手段の消費燃料を推定する
手段には、この積載量に係る要素を含めて消費燃料を推
定する手段を含むことが望ましい。
【００１６】これにより、本発明のナビゲーション装置
を貨物運搬用の車両に適用した場合に、高い精度で消費
燃料を推定することができる。すなわち、貨物運搬用の
車両の場合には、その積載量に応じて消費燃料は変化す
る。したがって、積載量を加味して消費燃料を推定する
ことによって、貨物運搬用の車両に適用して正確な消費
燃料の推定値を得ることができる。
を貨物運搬用の車両に適用した場合に、高い精度で消費
燃料を推定することができる。すなわち、貨物運搬用の
車両の場合には、その積載量に応じて消費燃料は変化す
る。したがって、積載量を加味して消費燃料を推定する
ことによって、貨物運搬用の車両に適用して正確な消費
燃料の推定値を得ることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図１を参照し
て説明する。図１は本発明のナビゲーション装置の要部
ブロック構成図である。
て説明する。図１は本発明のナビゲーション装置の要部
ブロック構成図である。
【００１８】本発明は、地図情報が記憶された第一のメ
モリ手段である道路情報ＣＤ−ＲＯＭ１と、出発地点お
よび目的地点を入力する手段である出発目的地点入力部
４と、前記地図情報にしたがって前記出発地点から前記
目的地点までの複数の候補ルートを提示する手段である
ルート計算部１３とを備えたナビゲーション装置であ
る。
モリ手段である道路情報ＣＤ−ＲＯＭ１と、出発地点お
よび目的地点を入力する手段である出発目的地点入力部
４と、前記地図情報にしたがって前記出発地点から前記
目的地点までの複数の候補ルートを提示する手段である
ルート計算部１３とを備えたナビゲーション装置であ
る。
【００１９】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記地図情報には、道路区間毎にその法定速度および勾配
の情報が記憶され、当該車両の走行速度および勾配に対
する燃料消費率を含む車両諸元が記憶された第二のメモ
リ手段である車両パワーライン諸元入力部２と、この車
両諸元に基づき前記複数の候補ルート毎に消費燃料の推
定演算を行うアセスメント手段である燃費シミュレーシ
ョン演算部１２と、合計消費燃料の推定値を含むこの燃
費シミュレーション演算部１２の演算結果を前記候補ル
ートに対応させて表示する手段である表示部６とを備え
たところにある。
記地図情報には、道路区間毎にその法定速度および勾配
の情報が記憶され、当該車両の走行速度および勾配に対
する燃料消費率を含む車両諸元が記憶された第二のメモ
リ手段である車両パワーライン諸元入力部２と、この車
両諸元に基づき前記複数の候補ルート毎に消費燃料の推
定演算を行うアセスメント手段である燃費シミュレーシ
ョン演算部１２と、合計消費燃料の推定値を含むこの燃
費シミュレーション演算部１２の演算結果を前記候補ル
ートに対応させて表示する手段である表示部６とを備え
たところにある。
【００２０】前記車両諸元には、積載重量に対応し車速
にともなう牽引力およびエンジンの回転速度を含み、燃
費シミュレーション演算部１２は、前記地図情報にした
がってその車両が走行するときに停車すべき推定回数を
含む加速条件を推定演算し、この加速条件および前記車
両諸元にしたがって消費燃料を推定し、この推定により
求められた消費燃料を含めて前記合計消費燃料を表示す
ることができる。
にともなう牽引力およびエンジンの回転速度を含み、燃
費シミュレーション演算部１２は、前記地図情報にした
がってその車両が走行するときに停車すべき推定回数を
含む加速条件を推定演算し、この加速条件および前記車
両諸元にしたがって消費燃料を推定し、この推定により
求められた消費燃料を含めて前記合計消費燃料を表示す
ることができる。
【００２１】道路情報を含むリアルタイム情報を入力す
る手段であるＶＩＣＳ情報入力部９を備え、燃費シミュ
レーション演算部１２は、前記加速条件を推定演算する
ときにこのリアルタイム情報を利用する。前記リアルタ
イム情報はＶＩＣＳ情報である。
る手段であるＶＩＣＳ情報入力部９を備え、燃費シミュ
レーション演算部１２は、前記加速条件を推定演算する
ときにこのリアルタイム情報を利用する。前記リアルタ
イム情報はＶＩＣＳ情報である。
【００２２】前記車両諸元には積載量に対応して加速す
るに要する燃料消費量に係る係数を含み、操作によりも
しくは自動計測によりその車両の積載量を取込む手段で
ある積載量入力部３を備え、燃費シミュレーション演算
部１２の消費燃料の推定には、この積載量に係る要素を
含めて消費燃料を推定する。
るに要する燃料消費量に係る係数を含み、操作によりも
しくは自動計測によりその車両の積載量を取込む手段で
ある積載量入力部３を備え、燃費シミュレーション演算
部１２の消費燃料の推定には、この積載量に係る要素を
含めて消費燃料を推定する。
【００２３】
【実施例】本発明実施例を説明する。図１に示すよう
に、本発明において新規に設けられたブロックは、車両
パワーライン諸元入力部２、積載量入力部３、燃費シミ
ュレーション演算部１２である。
に、本発明において新規に設けられたブロックは、車両
パワーライン諸元入力部２、積載量入力部３、燃費シミ
ュレーション演算部１２である。
【００２４】車両パワーライン諸元入力部２には、エン
ジン特性、トランスミッション諸元、リアアクスル諸
元、タイヤ諸元をあらかじめ記憶させておき、制御ユニ
ット１０に入力する。ここで、エンジン特性とは、定速
走行時の速度と消費燃料との関係、発進時の加速状況と
消費燃料との関係、勾配の度合いと消費燃料との関係、
積載量と消費燃料との関係である。
ジン特性、トランスミッション諸元、リアアクスル諸
元、タイヤ諸元をあらかじめ記憶させておき、制御ユニ
ット１０に入力する。ここで、エンジン特性とは、定速
走行時の速度と消費燃料との関係、発進時の加速状況と
消費燃料との関係、勾配の度合いと消費燃料との関係、
積載量と消費燃料との関係である。
【００２５】積載量入力部３には、貨物の積載量をあら
かじめ記憶させておき、制御ユニット１０に入力する。
積載量の記憶は、運転者その他が手動で行ってもよい
し、あるいは、積載量の測定装置からの信号を受信して
自動的に記憶させるようにしてもよい。
かじめ記憶させておき、制御ユニット１０に入力する。
積載量の記憶は、運転者その他が手動で行ってもよい
し、あるいは、積載量の測定装置からの信号を受信して
自動的に記憶させるようにしてもよい。
【００２６】燃費シミュレーション演算部１２では、道
路情報ＣＤ−ＲＯＭ１、車両パワーライン諸元入力部
２、積載量入力部３、出発目的地点入力部４、ＶＩＣＳ
情報入力部９からそれぞれ入力される区間距離、勾配、
法定速度、信号機設置箇所、一時停止箇所、エンジン特
性、トランスミッション諸元、リアアクスル諸元、タイ
ヤ諸元、積載量、出発地点、目的地点、道路の混雑状況
の情報にしたがって燃費シミュレーションが行われる。
路情報ＣＤ−ＲＯＭ１、車両パワーライン諸元入力部
２、積載量入力部３、出発目的地点入力部４、ＶＩＣＳ
情報入力部９からそれぞれ入力される区間距離、勾配、
法定速度、信号機設置箇所、一時停止箇所、エンジン特
性、トランスミッション諸元、リアアクスル諸元、タイ
ヤ諸元、積載量、出発地点、目的地点、道路の混雑状況
の情報にしたがって燃費シミュレーションが行われる。
【００２７】燃費シミュレーション演算を図２ないし図
６を参照して説明する。図２は燃費シミュレーション演
算を説明するためのルートを示す図。図３は燃費シミュ
レーション演算部１２の要部ブロック構成図である。図
４は等燃費曲線を示す図である。横軸にエンジン回転速
度をとり、縦軸に牽引力をとる。図５は積載重量に対応
する車速、エンジン回転速度および牽引力の関係を示す
図である。横軸に車速をとり、縦軸にエンジン回転速度
および牽引力をとる。図６は加速条件を示す図である。
６を参照して説明する。図２は燃費シミュレーション演
算を説明するためのルートを示す図。図３は燃費シミュ
レーション演算部１２の要部ブロック構成図である。図
４は等燃費曲線を示す図である。横軸にエンジン回転速
度をとり、縦軸に牽引力をとる。図５は積載重量に対応
する車速、エンジン回転速度および牽引力の関係を示す
図である。横軸に車速をとり、縦軸にエンジン回転速度
および牽引力をとる。図６は加速条件を示す図である。
【００２８】燃費シミュレーション演算部１２には、区
間距離、勾配、法定速度、信号機設置箇所、一時停止箇
所、出発地点、目的地点、道路の混雑状況の情報にした
がって、図２に示すように、ルートのモデルが作成され
る。このルートのモデルは、図３に示す燃費シミュレー
ション実行部２０内に作成される。燃費シミュレーショ
ン実行部２０では、図２に示す単位区間（５０ｋｍ）毎
に必要燃料消費率を求める。
間距離、勾配、法定速度、信号機設置箇所、一時停止箇
所、出発地点、目的地点、道路の混雑状況の情報にした
がって、図２に示すように、ルートのモデルが作成され
る。このルートのモデルは、図３に示す燃費シミュレー
ション実行部２０内に作成される。燃費シミュレーショ
ン実行部２０では、図２に示す単位区間（５０ｋｍ）毎
に必要燃料消費率を求める。
【００２９】例えば、出発地点を含む単位区間には、信
号機が一箇所設置されていることから、停止および発進
を２回行うことがわかる。また、この区間の法定速度は
６０ｋｍ／ｈである。したがって、図５のグラフにした
がって車速６０ｋｍ／ｈに対応するエンジンの回転速度
および牽引力を調べ、この値を図４に示す等燃費曲線に
当てはめることにより燃費を推定する。さらに、発進を
２回行うことから図６の加速条件を参照し、発進時の車
速の変化を調べ、図５のグラフにしたがってこの車速に
対応するエンジンの回転速度および牽引力を調べ、この
値を図４に示す等燃費曲線に当てはめることにより加速
時の燃費を推定する。なお、図６の例は車速０ｋｍ／ｈ
から６０ｋｍ／ｈへの加速条件を示しているが、図２に
示すルートでは、この他に、車速０ｋｍ／ｈから３０ｋ
ｍ／ｈへの加速条件および車速０ｋｍ／ｈから５０ｋｍ
／ｈへの加速条件を用意する。このように定速走行時お
よび加速時の燃費からこの出発地点を含む単位区間の消
費燃料を推定することができる。このようにして図２に
示す全ての単位区間の消費燃料を推定して合計すること
により全区間の消費燃料を推定することができる。
号機が一箇所設置されていることから、停止および発進
を２回行うことがわかる。また、この区間の法定速度は
６０ｋｍ／ｈである。したがって、図５のグラフにした
がって車速６０ｋｍ／ｈに対応するエンジンの回転速度
および牽引力を調べ、この値を図４に示す等燃費曲線に
当てはめることにより燃費を推定する。さらに、発進を
２回行うことから図６の加速条件を参照し、発進時の車
速の変化を調べ、図５のグラフにしたがってこの車速に
対応するエンジンの回転速度および牽引力を調べ、この
値を図４に示す等燃費曲線に当てはめることにより加速
時の燃費を推定する。なお、図６の例は車速０ｋｍ／ｈ
から６０ｋｍ／ｈへの加速条件を示しているが、図２に
示すルートでは、この他に、車速０ｋｍ／ｈから３０ｋ
ｍ／ｈへの加速条件および車速０ｋｍ／ｈから５０ｋｍ
／ｈへの加速条件を用意する。このように定速走行時お
よび加速時の燃費からこの出発地点を含む単位区間の消
費燃料を推定することができる。このようにして図２に
示す全ての単位区間の消費燃料を推定して合計すること
により全区間の消費燃料を推定することができる。
【００３０】このとき、図２に示す渋滞区間を含む区間
では、信号機の設置箇所または一時停止箇所以外でも停
止および発進を繰り返すことになるので、渋滞の程度に
応じて発進および停止の回数を推定する。この渋滞情報
はＶＩＣＳにより得ることができる。
では、信号機の設置箇所または一時停止箇所以外でも停
止および発進を繰り返すことになるので、渋滞の程度に
応じて発進および停止の回数を推定する。この渋滞情報
はＶＩＣＳにより得ることができる。
【００３１】次に、制御ユニット１０の動作を図７ない
し図１０を参照して説明する。図７は制御ユニット１０
の動作を示すフローチャートである。図８は表示部６の
距離による候補ルートの表示状況を示す図である。図９
は表示部６の消費燃料による候補ルートの表示状況を示
す図である。図１０は表示部６のナビゲーション中の表
示状況を示す図である。制御ユニット１０に、車両パワ
ーライン諸元、道路情報、積載量、出発地点および目的
地点がそれぞれ入力されると（Ｓ１〜Ｓ５）、ルート計
算部１３は従来から行われている手順、すなわち、地図
上の出発地点から目的地点までの距離にしたがって候補
ルートを抽出する。その候補ルートは、図８に示すよう
に、地図表示制御部１４により表示部６に表示される
（Ｓ６）。運転者は表示された候補ルートについて、何
らかの支障があるか否かを確認し、もし、支障があれば
他の候補ルートの表示を制御ユニット１０にキーボード
８により指示する。また、支障がなければその候補ルー
トを承認する旨の入力を制御ユニットにキーボード８に
より行う（Ｓ７）。制御ユニット１０は、運転者により
承認された候補ルートについて、燃費シミュレーション
演算部１２により前述した燃費シミュレーションを実行
する（Ｓ８）。この結果は、図９に示すように、再び表
示部６に表示される。このとき、表示の方法としては、
最少燃費順または最少所要時間順をキーボード８により
選択することができる（Ｓ９）。運転者は表示部６の表
示結果を参照し、候補ルートのいずれか一つの選択して
その旨の入力を制御ユニット１０にキーボード８により
行う（Ｓ１０）。ＧＰＳナビシステム制御部１１は、選
択されたルートについてナビゲーションを行う（Ｓ１
１）。ナビゲーション中の表示部６の表示状況は図１０
に示すとおりである。
し図１０を参照して説明する。図７は制御ユニット１０
の動作を示すフローチャートである。図８は表示部６の
距離による候補ルートの表示状況を示す図である。図９
は表示部６の消費燃料による候補ルートの表示状況を示
す図である。図１０は表示部６のナビゲーション中の表
示状況を示す図である。制御ユニット１０に、車両パワ
ーライン諸元、道路情報、積載量、出発地点および目的
地点がそれぞれ入力されると（Ｓ１〜Ｓ５）、ルート計
算部１３は従来から行われている手順、すなわち、地図
上の出発地点から目的地点までの距離にしたがって候補
ルートを抽出する。その候補ルートは、図８に示すよう
に、地図表示制御部１４により表示部６に表示される
（Ｓ６）。運転者は表示された候補ルートについて、何
らかの支障があるか否かを確認し、もし、支障があれば
他の候補ルートの表示を制御ユニット１０にキーボード
８により指示する。また、支障がなければその候補ルー
トを承認する旨の入力を制御ユニットにキーボード８に
より行う（Ｓ７）。制御ユニット１０は、運転者により
承認された候補ルートについて、燃費シミュレーション
演算部１２により前述した燃費シミュレーションを実行
する（Ｓ８）。この結果は、図９に示すように、再び表
示部６に表示される。このとき、表示の方法としては、
最少燃費順または最少所要時間順をキーボード８により
選択することができる（Ｓ９）。運転者は表示部６の表
示結果を参照し、候補ルートのいずれか一つの選択して
その旨の入力を制御ユニット１０にキーボード８により
行う（Ｓ１０）。ＧＰＳナビシステム制御部１１は、選
択されたルートについてナビゲーションを行う（Ｓ１
１）。ナビゲーション中の表示部６の表示状況は図１０
に示すとおりである。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出発地点から目的地点までの燃料費が最低となるルート
を提案することができる。
出発地点から目的地点までの燃料費が最低となるルート
を提案することができる。
【図１】本発明のナビゲーション装置の要部ブロック構
成図。
成図。
【図２】燃費シミュレーション演算を説明するためのル
ートを示す図。
ートを示す図。
【図３】燃費シミュレーション演算部の要部ブロック構
成図。
成図。
【図４】等燃費曲線を示す図。
【図５】積載重量に対応する車速、エンジン回転速度お
よび牽引力の関係を示す図。
よび牽引力の関係を示す図。
【図６】加速条件を示す図。
【図７】制御ユニットの動作を示すフローチャート。
【図８】表示部の距離による候補ルートの表示状況を示
す図。
す図。
【図９】表示部の消費燃料による候補ルートの表示状況
を示す図。
を示す図。
【図１０】表示部のナビゲーション中の表示状況を示す
図。
図。
１ 道路情報ＣＤ−ＲＯＭ ２ 車両パワーライン諸元入力部 ３ 積載量入力部 ４ 出発目的地点入力部 ５ 車速センサ ６ 表示部 ７ ＧＰＳ受信機 ８ キーボード ９ ＶＩＣＳ情報入力部 １０ 制御ユニット １１ ＧＰＳナビシステム制御部 １２ 燃費シミュレーション演算部 １３ ルート計算部 １４ 地図表示制御部 ２０ 燃費シミュレーション実行部
Claims (5)
- 【請求項１】 地図情報が記憶された第一のメモリ手段
と、出発地点および目的地点を入力する手段と、前記地
図情報にしたがって前記出発地点から前記目的地点まで
の複数の候補ルートを提示する手段とを備えたナビゲー
ション装置において、 前記地図情報には、道路区間毎にその法定速度および勾
配の情報が記憶され、 当該車両の走行速度および勾配に対する燃料消費率を含
む車両諸元が記憶された第二のメモリ手段と、この車両
諸元に基づき前記複数の候補ルート毎に消費燃料の推定
演算を行うアセスメント手段と、合計消費燃料の推定値
を含むこのアセスメント手段の演算結果を前記候補ルー
トに対応させて表示する手段とを備えたことを特徴とす
るナビゲーション装置。 - 【請求項２】 前記車両諸元には、積載重量に対応し車
速にともなう牽引力およびエンジンの回転速度を含み、 前記アセスメント手段には、前記地図情報にしたがって
その車両が走行するときに停車すべき推定回数を含む加
速条件を推定演算する手段と、この加速条件および前記
車両諸元にしたがって消費燃料を推定する手段と、この
推定する手段により求められた消費燃料を含めて前記合
計消費燃料を表示する手段とを含む請求項１記載のナビ
ゲーション装置。 - 【請求項３】 道路情報を含むリアルタイム情報を入力
する手段を備え、 前記アセスメント手段は、前記加速条件を推定演算する
手段にこのリアルタイム情報を利用する手段を含む請求
項２記載のナビゲーション装置。 - 【請求項４】 前記リアルタイム情報はＶＩＣＳ情報を
含む請求項３記載のナビゲーション装置。 - 【請求項５】 前記車両諸元には積載量に対応して加速
するに要する燃料消費量に係る係数を含み、 操作によりもしくは自動計測手段によりその車両の積載
量を取込む手段を備え、 前記アセスメント手段の消費燃料を推定する手段には、
この積載量に係る要素を含めて消費燃料を推定する手段
を含む請求項２ないし４のいずれかに記載のナビゲーシ
ョン装置。
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| JP17167098A JP2000002553A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | ナビゲーション装置 |
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