JP2000002093A - トンネル覆工コンクリート用型枠装置 - Google Patents
トンネル覆工コンクリート用型枠装置Info
- Publication number
- JP2000002093A JP2000002093A JP10168437A JP16843798A JP2000002093A JP 2000002093 A JP2000002093 A JP 2000002093A JP 10168437 A JP10168437 A JP 10168437A JP 16843798 A JP16843798 A JP 16843798A JP 2000002093 A JP2000002093 A JP 2000002093A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formwork
- tunnel
- curved
- concrete
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケレン作業を容易にするすること。
【解決手段】 型枠装置は、曲面型枠１２と妻型枠１４
とを備えている。曲面型枠１２は、トンネル内壁面１０
に沿って、コンクリート打設用の空間部１６を設けて設
置される。空間部１６は、トンネル軸方向の切羽側に設
置された妻型枠１４により一端が閉塞され、他端側は、
既に形成された覆工コンクリート層２０により閉塞され
ている。曲面型枠１２は、ステンレス材で形成されてい
る。
とを備えている。曲面型枠１２は、トンネル内壁面１０
に沿って、コンクリート打設用の空間部１６を設けて設
置される。空間部１６は、トンネル軸方向の切羽側に設
置された妻型枠１４により一端が閉塞され、他端側は、
既に形成された覆工コンクリート層２０により閉塞され
ている。曲面型枠１２は、ステンレス材で形成されてい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、トンネル覆工コ
ンクリート用型枠装置に関し、特に、この種の型枠装置
の離型性を向上させる技術に関するものである。
ンクリート用型枠装置に関し、特に、この種の型枠装置
の離型性を向上させる技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＮＡＴＭ工法などにより掘削されたトン
ネル内壁面には、その崩落や肌落ちを防止するために、
覆工コンクリート層が形成される。トンネル内壁面に覆
工コンクリート層を形成する際には、吹付けコンクリー
トによる形成方法と、型枠装置を用いる形成方法とが知
られている。
ネル内壁面には、その崩落や肌落ちを防止するために、
覆工コンクリート層が形成される。トンネル内壁面に覆
工コンクリート層を形成する際には、吹付けコンクリー
トによる形成方法と、型枠装置を用いる形成方法とが知
られている。
【０００３】吹付けコンクリートによる形成方法は、吹
付けたコンクリートの跳ね返りが多く、施工能率の低下
や、作業環境の悪化などの問題があり、このような問題
のない型枠装置を用いる形成方法が、近時着目され、特
に、急結材を添加した高流動コンクリートを用いるＮＴ
Ｌ（Ｎｅｗ Ｔｕｎｎｅｉ Ｌｉｎｉｎｇ）工法が注目
されている。
付けたコンクリートの跳ね返りが多く、施工能率の低下
や、作業環境の悪化などの問題があり、このような問題
のない型枠装置を用いる形成方法が、近時着目され、特
に、急結材を添加した高流動コンクリートを用いるＮＴ
Ｌ（Ｎｅｗ Ｔｕｎｎｅｉ Ｌｉｎｉｎｇ）工法が注目
されている。
【０００４】型枠装置を用いる覆工コンクリート層の形
成方法では、掘削されたトンネル内壁面に沿って曲面型
枠が、コンクリート打設用の空間部を設けて設置され
る。
成方法では、掘削されたトンネル内壁面に沿って曲面型
枠が、コンクリート打設用の空間部を設けて設置され
る。
【０００５】空間部の厚みは、形成しようとする覆工コ
ンクリート層の厚みに対応しており、この空間部のトン
ネル軸方向の切羽側の端部には、空間部に充填されるコ
ンクリートの漏出を防止するために、妻型枠が設置され
る。
ンクリート層の厚みに対応しており、この空間部のトン
ネル軸方向の切羽側の端部には、空間部に充填されるコ
ンクリートの漏出を防止するために、妻型枠が設置され
る。
【０００６】このような型枠装置は、一般的に、鋼製の
ものが多用されていて、打設したコンクリートの強度が
ある程度発現された段階で脱型される。ところが、脱型
された型枠装置、特に、曲面型枠のコンクリート打設側
の面には、予めグリスなどの離型剤を塗布しているが、
コンクリートの付着を完全に防止することが難しく、コ
ンクリートが多少付着する。
ものが多用されていて、打設したコンクリートの強度が
ある程度発現された段階で脱型される。ところが、脱型
された型枠装置、特に、曲面型枠のコンクリート打設側
の面には、予めグリスなどの離型剤を塗布しているが、
コンクリートの付着を完全に防止することが難しく、コ
ンクリートが多少付着する。
【０００７】このため、従来は、付着したコンクリート
を人手作業により除去していて、この除去作業を、通
常、ケレン作業と呼んでいる。
を人手作業により除去していて、この除去作業を、通
常、ケレン作業と呼んでいる。
【０００８】このようなケレン作業は、曲面型枠をジャ
ッキダウンにより、トンネル中心側に移動させた状態
で、形成された覆工コンクリート層と曲面型枠との間に
５０ｃｍ程度の間隔を設け、妻側ないしは曲面型枠に設
けた開口部分から作業員がケレン棒などを用いて行って
いる。
ッキダウンにより、トンネル中心側に移動させた状態
で、形成された覆工コンクリート層と曲面型枠との間に
５０ｃｍ程度の間隔を設け、妻側ないしは曲面型枠に設
けた開口部分から作業員がケレン棒などを用いて行って
いる。
【０００９】しかしながら、このような従来のケレン作
業には、以下に説明する問題があった。
業には、以下に説明する問題があった。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、前述したケ
レン作業は、狭い間隔内での付着コンクリートの除去作
業となり、作業員に多大な苦渋作業を強いることなる。
この場合特に、ＮＴＬ工法においては、急結材を添加し
たコンクリートを用いるので、粘性が高く、急結材の影
響で付着力が高く、より一層ケレン作業が困難になり、
離型剤の塗布作業を含めて、施工能率が低下する原因と
なっていた。
レン作業は、狭い間隔内での付着コンクリートの除去作
業となり、作業員に多大な苦渋作業を強いることなる。
この場合特に、ＮＴＬ工法においては、急結材を添加し
たコンクリートを用いるので、粘性が高く、急結材の影
響で付着力が高く、より一層ケレン作業が困難になり、
離型剤の塗布作業を含めて、施工能率が低下する原因と
なっていた。
【００１１】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、コ
ンクリートの型枠への付着力を低減することにより、ケ
レン作業の労力を低減し、施工能率を向上することがで
きるトンネル覆工コンクリート用型枠装置を提供するこ
とにある。
てなされたものであって、その目的とするところは、コ
ンクリートの型枠への付着力を低減することにより、ケ
レン作業の労力を低減し、施工能率を向上することがで
きるトンネル覆工コンクリート用型枠装置を提供するこ
とにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、掘削されたトンネル内壁面に沿って設置
され、コンクリート打設用の空間部を形成する曲面型枠
と、前記空間部のトンネル軸方向の端部に設けられる妻
型枠とを備えたトンネル覆工コンクリート用型枠装置に
おいて、前記曲面型枠をステンレス材で形成した。ま
た、本発明は、掘削されたトンネル内壁面に沿って設置
され、コンクリート打設用の空間部を形成する曲面型枠
と、前記空間部のトンネル軸方向の端部に設けられる妻
型枠とを備えたトンネル覆工コンクリート用型枠装置に
おいて、前記曲面型枠のコンクリート打設側の面に、フ
ッ素樹脂，塩化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポリ
エチレン樹脂から選択される表面材を貼付した。さら
に、本発明は、掘削されたトンネル内壁面に沿って設置
され、コンクリート打設用の空間部を形成する曲面型枠
と、前記空間部のトンネル軸方向の端部に設けられる妻
型枠とを備えたトンネル覆工コンクリート用型枠装置に
おいて、前記曲面型枠のコンクリート打設側の面に、フ
ッ素樹脂，塩化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポリ
エチレン樹脂から選択される樹脂皮膜を形成した。以上
のように構成した型枠装置においては、ステンレス材，
フッ素樹脂，塩化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポ
リエチレン樹脂から選択される表面材，フッ素樹脂，塩
化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポリエチレン樹脂
から選択される樹脂皮膜は、後述する試験結果から明ら
かなように、コンクリート（モルタル）の単位面積当た
りのせん断付着力が、鋼板に比べて小さいので、急結材
を添加した高流動コンクリートを用いても、その除去が
簡単に行える。
に、本発明は、掘削されたトンネル内壁面に沿って設置
され、コンクリート打設用の空間部を形成する曲面型枠
と、前記空間部のトンネル軸方向の端部に設けられる妻
型枠とを備えたトンネル覆工コンクリート用型枠装置に
おいて、前記曲面型枠をステンレス材で形成した。ま
た、本発明は、掘削されたトンネル内壁面に沿って設置
され、コンクリート打設用の空間部を形成する曲面型枠
と、前記空間部のトンネル軸方向の端部に設けられる妻
型枠とを備えたトンネル覆工コンクリート用型枠装置に
おいて、前記曲面型枠のコンクリート打設側の面に、フ
ッ素樹脂，塩化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポリ
エチレン樹脂から選択される表面材を貼付した。さら
に、本発明は、掘削されたトンネル内壁面に沿って設置
され、コンクリート打設用の空間部を形成する曲面型枠
と、前記空間部のトンネル軸方向の端部に設けられる妻
型枠とを備えたトンネル覆工コンクリート用型枠装置に
おいて、前記曲面型枠のコンクリート打設側の面に、フ
ッ素樹脂，塩化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポリ
エチレン樹脂から選択される樹脂皮膜を形成した。以上
のように構成した型枠装置においては、ステンレス材，
フッ素樹脂，塩化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポ
リエチレン樹脂から選択される表面材，フッ素樹脂，塩
化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポリエチレン樹脂
から選択される樹脂皮膜は、後述する試験結果から明ら
かなように、コンクリート（モルタル）の単位面積当た
りのせん断付着力が、鋼板に比べて小さいので、急結材
を添加した高流動コンクリートを用いても、その除去が
簡単に行える。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図１お
よび図２は、本発明にかかるトンネル覆工コンクリート
用型枠装置の一実施例を示している。
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図１お
よび図２は、本発明にかかるトンネル覆工コンクリート
用型枠装置の一実施例を示している。
【００１４】これらの図に示した型枠装置は、掘削され
たほぼ馬蹄形断面のトンネル内壁面１０に覆工コンクリ
ート層を形成する場合を例示しているが、本発明が、こ
の態様に限定されるものではなく、例えば、円形，楕円
形などの掘削断面に覆工コンクリート層を形成する場合
にも勿論適用することができる。
たほぼ馬蹄形断面のトンネル内壁面１０に覆工コンクリ
ート層を形成する場合を例示しているが、本発明が、こ
の態様に限定されるものではなく、例えば、円形，楕円
形などの掘削断面に覆工コンクリート層を形成する場合
にも勿論適用することができる。
【００１５】図１および図２に示した型枠装置は、曲面
型枠１２と妻型枠１４とを備えている。曲面型枠１２
は、トンネル内壁面１０に沿って、コンクリート打設用
の空間部１６を設けて設置される。
型枠１２と妻型枠１４とを備えている。曲面型枠１２
は、トンネル内壁面１０に沿って、コンクリート打設用
の空間部１６を設けて設置される。
【００１６】曲面型枠１２は、本実施例の場合には、図
１に示すように、トンネル内壁面１０の天井側に設置さ
れるクラウンフォーム１２ａと、このクラウンフォーム
１２ａの周方向の両端にヒンジ結合された一対のサイド
フォーム１２ｂ，１２ｂとを備えている。
１に示すように、トンネル内壁面１０の天井側に設置さ
れるクラウンフォーム１２ａと、このクラウンフォーム
１２ａの周方向の両端にヒンジ結合された一対のサイド
フォーム１２ｂ，１２ｂとを備えている。
【００１７】曲面型枠１２の各フォーム１２ａ，１２ｂ
は、下方ないしは側方側から門型架台１８により支持さ
れている。門型架台１８は、図２に示すように、トンネ
ル軸方向に敷設されたレール２０に沿って移動可能に設
置されている。
は、下方ないしは側方側から門型架台１８により支持さ
れている。門型架台１８は、図２に示すように、トンネ
ル軸方向に敷設されたレール２０に沿って移動可能に設
置されている。
【００１８】また、この門型架台１８には、クラウンフ
ォーム１２ａを下方に移動させるジャッキ２２と、各サ
イドフォーム１２ｂの下端側を、ヒンジ結合点を支点と
して、トンネル中心方向に回動させる複数のシリンダー
２４が設けられている。
ォーム１２ａを下方に移動させるジャッキ２２と、各サ
イドフォーム１２ｂの下端側を、ヒンジ結合点を支点と
して、トンネル中心方向に回動させる複数のシリンダー
２４が設けられている。
【００１９】これらのジャッキ２２ないしはシリンダー
２４は、空間部１６内にコンクリートを打設した後に、
曲面型枠１２を脱型する際に用いられる。
２４は、空間部１６内にコンクリートを打設した後に、
曲面型枠１２を脱型する際に用いられる。
【００２０】空間部１６は、この実施例の場合には、ト
ンネル内壁面１０に沿った形状に形成されていて、トン
ネル軸方向の切羽側に設置された妻型枠１４により一端
が閉塞され、坑口側の他端は、既に形成された覆工コン
クリート層２６により閉塞されている。
ンネル内壁面１０に沿った形状に形成されていて、トン
ネル軸方向の切羽側に設置された妻型枠１４により一端
が閉塞され、坑口側の他端は、既に形成された覆工コン
クリート層２６により閉塞されている。
【００２１】妻型枠１４は、空気を注入することにより
拡径する袋体で構成され、袋体は、空間部１６の周方向
に沿って挿入設置されている。以上のような型枠装置と
しての基本的な構成は、従来のスチールフォームと同じ
であるが、本実施例の型枠装置は、以下に説明する点に
顕著な特徴がある。
拡径する袋体で構成され、袋体は、空間部１６の周方向
に沿って挿入設置されている。以上のような型枠装置と
しての基本的な構成は、従来のスチールフォームと同じ
であるが、本実施例の型枠装置は、以下に説明する点に
顕著な特徴がある。
【００２２】すなわち、本実施例の型枠装置では、曲面
型枠１２は、従来の鋼板製のものに代えて、ステンレス
材で形成されている。
型枠１２は、従来の鋼板製のものに代えて、ステンレス
材で形成されている。
【００２３】図３は、本発明者らが各種の材料を用いて
モルタルの単位面積当たりのせん断付着力を測定した結
果を示している。同図において、黒棒線で示したせん断
付着力は、各材料を＃３２０の研磨材で研磨した後に、
付着力を測定した結果を示している。
モルタルの単位面積当たりのせん断付着力を測定した結
果を示している。同図において、黒棒線で示したせん断
付着力は、各材料を＃３２０の研磨材で研磨した後に、
付着力を測定した結果を示している。
【００２４】図３に示した測定結果から明らかなよう
に、単位面積当たりのモルタルのせん断付着力は、スチ
ールフォームに用いられている鋼板が、約７ｋｇｆ／ｃ
ｍ2であるのに対して、ステンレス材は、研磨した場合
で１ｋｇｆ／ｃｍ2、研磨しないと０．６ｋｇｆ／ｃｍ2
となっていて、せん断付着力が１／７以下に低下する。
に、単位面積当たりのモルタルのせん断付着力は、スチ
ールフォームに用いられている鋼板が、約７ｋｇｆ／ｃ
ｍ2であるのに対して、ステンレス材は、研磨した場合
で１ｋｇｆ／ｃｍ2、研磨しないと０．６ｋｇｆ／ｃｍ2
となっていて、せん断付着力が１／７以下に低下する。
【００２５】従って、本実施例の曲面型枠１２では、空
間部１６に急結材を添加した高流動コンクリートを用い
たとしても、曲面型枠１２に対するモルタルの付着力が
大幅に低減するので、曲面型枠１２の離型性が相当向上
し、ケレン作業が容易になり、施工能率が向上するとと
もに、作業環境の改善も図ることができる。
間部１６に急結材を添加した高流動コンクリートを用い
たとしても、曲面型枠１２に対するモルタルの付着力が
大幅に低減するので、曲面型枠１２の離型性が相当向上
し、ケレン作業が容易になり、施工能率が向上するとと
もに、作業環境の改善も図ることができる。
【００２６】また、図３に示したように、硬質ビニル樹
脂では、研磨した場合で１ｋｇｆ／ｃｍ2、研磨しない
と０．０２ｋｇｆ／ｃｍ2となっていて、鋼板に対して
付着力が同様に大きく低減する。
脂では、研磨した場合で１ｋｇｆ／ｃｍ2、研磨しない
と０．０２ｋｇｆ／ｃｍ2となっていて、鋼板に対して
付着力が同様に大きく低減する。
【００２７】さらに、ポリテトラフルオロエチレン（フ
ッ素樹脂）では、研磨した場合で０．０２ｋｇｆ／ｃｍ
2、研磨しないと０．０３ｋｇｆ／ｃｍ2となっていて、
鋼板に対して付着力が、さらに一層に大きく低減する。
ッ素樹脂）では、研磨した場合で０．０２ｋｇｆ／ｃｍ
2、研磨しないと０．０３ｋｇｆ／ｃｍ2となっていて、
鋼板に対して付着力が、さらに一層に大きく低減する。
【００２８】さらにまた、ポリプロピレン樹脂では、研
磨した場合で２ｋｇｆ／ｃｍ2、研磨しないと０．０７
ｋｇｆ／ｃｍ2となっていて、鋼板に対して付着力が、
大きく低減する。
磨した場合で２ｋｇｆ／ｃｍ2、研磨しないと０．０７
ｋｇｆ／ｃｍ2となっていて、鋼板に対して付着力が、
大きく低減する。
【００２９】また、ポリエチレン樹脂では、研磨した場
合で０．９５ｋｇｆ／ｃｍ2、研磨しないと０．５ｋｇ
ｆ／ｃｍ2となっていて、鋼板に対して付着力が、大き
く低減する。
合で０．９５ｋｇｆ／ｃｍ2、研磨しないと０．５ｋｇ
ｆ／ｃｍ2となっていて、鋼板に対して付着力が、大き
く低減する。
【００３０】このようなせん断付着力の測定結果からす
ると、曲面型枠１２をステンレス材で形成する構成に代
えて、曲面型枠１２のコンクリート打設側の面にフッ素
樹脂，塩化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポリエチ
レン樹脂から選択される表面材を貼付する構成、また
は、前記樹脂から選択される樹脂皮膜を所定厚みに形成
した場合でも、上記実施例と同等の作用効果が得られ
る。
ると、曲面型枠１２をステンレス材で形成する構成に代
えて、曲面型枠１２のコンクリート打設側の面にフッ素
樹脂，塩化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポリエチ
レン樹脂から選択される表面材を貼付する構成、また
は、前記樹脂から選択される樹脂皮膜を所定厚みに形成
した場合でも、上記実施例と同等の作用効果が得られ
る。
【００３１】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかるトンネル覆工コンクリート用型枠装置に
よれば、ケレン作業が容易に行えるので、施工能率が向
上し、作業閑居の改善も図ることができる。
本発明にかかるトンネル覆工コンクリート用型枠装置に
よれば、ケレン作業が容易に行えるので、施工能率が向
上し、作業閑居の改善も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかるトンネル覆工コンクリート用型
枠装置の設置状態の正面図である。
枠装置の設置状態の正面図である。
【図２】図１の側面説明図である。
【図３】本発明で用いる型枠材，型枠表面材，型枠皮膜
材のせん断付着力の測定結果を示すグラフである。
材のせん断付着力の測定結果を示すグラフである。
１０ トンネル内壁面 １２ 曲面型枠 １４ 妻型枠 １６ 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 敏夫 東京都千代田区神田司町２−３ 株式会社 大林組東京本社内 Ｆターム(参考） 2D055 BA00 BB02 BB05 CA01 DA01 DA03
Claims (3)
- 【請求項１】 掘削されたトンネル内壁面に沿って設置
され、コンクリート打設用の空間部を形成する曲面型枠
と、前記空間部のトンネル軸方向の端部に設けられる妻
型枠とを備えたトンネル覆工コンクリート用型枠装置に
おいて、 前記曲面型枠をステンレス材で形成したことを特徴とす
るトンネル覆工コンクリート用型枠装置。 - 【請求項２】 掘削されたトンネル内壁面に沿って設置
され、コンクリート打設用の空間部を形成する曲面型枠
と、前記空間部のトンネル軸方向の端部に設けられる妻
型枠とを備えたトンネル覆工コンクリート用型枠装置に
おいて、 前記曲面型枠のコンクリート打設側の面に、フッ素樹
脂，塩化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポリエチレ
ン樹脂から選択される表面材を貼付したことを特徴とす
るトンネル覆工コンクリート用型枠装置。 - 【請求項３】 掘削されたトンネル内壁面に沿って設置
され、コンクリート打設用の空間部を形成する曲面型枠
と、前記空間部のトンネル軸方向の端部に設けられる妻
型枠とを備えたトンネル覆工コンクリート用型枠装置に
おいて、 前記曲面型枠のコンクリート打設側の面に、フッ素樹
脂，塩化ビニル樹脂，ポリプロピレン樹脂，ポリエチレ
ン樹脂から選択される樹脂皮膜を形成したことを特徴と
するトンネル覆工コンクリート用型枠装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10168437A JP2000002093A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | トンネル覆工コンクリート用型枠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10168437A JP2000002093A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | トンネル覆工コンクリート用型枠装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000002093A true JP2000002093A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15868112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10168437A Pending JP2000002093A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | トンネル覆工コンクリート用型枠装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000002093A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105888694A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-08-24 | 张济宏 | 隧道整体钢模衬砌台车封顶器及无痕封顶工艺 |
| CN106050272A (zh) * | 2016-07-25 | 2016-10-26 | 中车建设工程有限公司 | 隧道专用衬砌钢筋安装及防水板铺设的多功能台架 |
| CN110863841A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-06 | 中交第二航务工程局有限公司 | 一种大跨度浅埋暗挖隧道二衬三步施工方法 |
-
1998
- 1998-06-16 JP JP10168437A patent/JP2000002093A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105888694A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-08-24 | 张济宏 | 隧道整体钢模衬砌台车封顶器及无痕封顶工艺 |
| CN106050272A (zh) * | 2016-07-25 | 2016-10-26 | 中车建设工程有限公司 | 隧道专用衬砌钢筋安装及防水板铺设的多功能台架 |
| CN106050272B (zh) * | 2016-07-25 | 2017-12-08 | 中车建设工程有限公司 | 隧道专用衬砌钢筋安装及防水板铺设的多功能台架 |
| CN110863841A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-06 | 中交第二航务工程局有限公司 | 一种大跨度浅埋暗挖隧道二衬三步施工方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4313037B2 (ja) | 裏込め材の同時注入を伴う管渠内のライニング施工方法 | |
| CN110774410A (zh) | 隧道衬砌模型浇筑装置及隧道衬砌模型浇筑方法 | |
| JP2000002093A (ja) | トンネル覆工コンクリート用型枠装置 | |
| JP2003175547A (ja) | 管渠内のライニング施工方法及びその施工装置 | |
| CN208870403U (zh) | 大模板退模系统 | |
| JP3333996B2 (ja) | 覆工コンクリートの端部処理具及びその施工方法 | |
| JP2001062813A (ja) | コンクリートセグメントの製造装置 | |
| JP3092907B2 (ja) | トンネル覆工方法およびトンネル覆工用型枠装置 | |
| JP3392775B2 (ja) | トンネルの内装仕上げ工法及びその装置 | |
| CN217205294U (zh) | 一种钢筋混凝土模板拼接防漏浆浇筑结构 | |
| JPH0573876B2 (ja) | ||
| JP2003042345A (ja) | 管渠内のライニング施工装置並びに施工方法 | |
| JPH04191017A (ja) | 継手カラー付管の成形方法およびその型枠 | |
| JPH11101096A (ja) | トンネル工事用の覆工装置 | |
| JPS6366995B2 (ja) | ||
| CN117005705A (zh) | 一种基于建筑灌浆的加固结构及其施工方法 | |
| JP2566608B2 (ja) | タイルの貼着方法およびタイル貼着装置 | |
| JP2000265790A (ja) | 管路被覆用の樹脂シートユニット及び管路の二次巻き被覆工法 | |
| JP2002295193A (ja) | トンネル掘削機のコンクリート分離装置 | |
| JPH0560038B2 (ja) | ||
| JPH10131693A (ja) | セグメント | |
| JPH09328997A (ja) | トンネル掘削壁面の覆工方法 | |
| JPH1144197A (ja) | 断面形状変更可能な型枠によるトンネル用コンクリート打設方法およびその装置 | |
| JP2001207469A (ja) | 人孔補修工法及び人孔補修装置 | |
| JP2001214504A (ja) | 既設管路の撤去方法 |