JP2000000998A - アレイ光源および画像記録装置 - Google Patents

アレイ光源および画像記録装置

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JP2000000998A
JP2000000998A JP17096898A JP17096898A JP2000000998A JP 2000000998 A JP2000000998 A JP 2000000998A JP 17096898 A JP17096898 A JP 17096898A JP 17096898 A JP17096898 A JP 17096898A JP 2000000998 A JP2000000998 A JP 2000000998A
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light
emitting elements
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JP17096898A
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English (en)
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Yuichi Akanabe
祐一 茜部
Minoru Maekawara
稔 前川原
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法精度が良く、発光素子のボンディングの
手間が少なく、多数の素子で構成することが容易なアレ
イ光源、および、そのようなアレイ光源を使用した画像
記録装置を提供する。 【解決手段】 複数の発光素子が二次元的に形成された
半導体ウエハから該発光素子が一列または複数列に並ぶ
ように切り出した発光素子群110a,110bを、前
記発光素子の列方向とは直交する方向に複数個並べて基
板101上に配置し、これら複数個の並べて配置された
発光素子群に含まれる発光素子について、選択的に使用
可能に構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数の発光素子群
と記録媒体(感光材料など)とを主走査方向に相対的に
移動させつつ、記録媒体と発光素子群とを副走査方向に
相対的に移動させることにより、記録媒体に画像記録を
行うためのアレイ光源および画像記録装置に関し、特
に、記録むら欠陥素子に配慮されたアレイ光源と画像記
録装置とに関する。なお、ドラム回転方式に限らず、た
とえば、シリアルヘッド方式のような感光材料と記録ヘ
ッドとが相対的に移動する各種の方式の画像記録装置
で、アレイ光源を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】R,G,Bの複数の発光素子群と、円筒
面に配置された記録媒体とを主走査方向に相対的に回転
させつつ、かつ、記録媒体と発光素子群とを副走査方向
に相対的に移動させることにより、記録媒体に画像記録
を行う画像記録装置が知られている。
【0003】この種の画像記録装置では、記録媒体を配
置した円筒の回転による主走査と、発光素子群の移動に
よる副走査とによって、円筒面上でらせん状に露光が行
われている。
【0004】このような画像記録装置として、以下のよ
うなものが既に提案されている。 (1)発光素子のチップを1個ずつ、基板上にボンディ
ングすることでアレイ光源を形成する(特開平7−22
6537号公報記載)。
【0005】(2)モノリシックで千鳥配置の発光素子
によるアレイ光源を形成する(特開昭55−63269
号公報記載)。 (3)端面発光LEDで一列に切り出したものを複数列
配置してアレイ光源を形成する(特開平6−15580
2号公報記載)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)のアレイ光
源では、発光素子のチップを1個ずつ基板上に載せるこ
とでアレイを形成しているため、手間がかかるという問
題がある。また、発光素子のチップを配置する上での寸
法精度が出し難いという問題もある。
【0007】また、上記(2)のアレイ光源では、使用
する位置の発光素子が欠陥素子であった場合、アレイ光
源全体が使用できなくなる問題を有している。そして、
上記(3)のアレイ光源では、1列単位で基板にボンデ
ィングするので、複数列の発光素子が1枚の上にある場
合に比べて、寸法精度を出し難いという問題を有してい
る。
【0008】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、寸法精度が良く、発光素子のボンディング
の手間が少なく、多数の素子で構成することが容易なア
レイ光源、および、そのようなアレイ光源を使用した画
像記録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って、課題を解決する
手段としての発明は、以下に説明するものである。 (1)請求項1記載の発明では、複数の発光素子が二次
元的に形成された半導体ウエハから該発光素子が一列ま
たは複数列に並ぶように切り出した発光素子群を、前記
発光素子の列方向とは直交する方向に複数個並べて基板
上に配置し、これら複数個の並べて配置された発光素子
群に含まれる発光素子について、選択的に使用可能に構
成したことを特徴とするアレイ光源である。
【0010】また、請求項6記載の発明では、複数の発
光素子が二次元的に形成された半導体ウエハから該発光
素子が一列または複数列に並ぶように切り出した発光素
子群を、前記発光素子の列方向とは直交する方向に複数
個並べて基板上に配置することでアレイ光源として備
え、前記アレイ光源の複数個の並べて配置された発光素
子群に含まれる発光素子について、選択的に使用可能に
構成したことを特徴とする画像記録装置である。
【0011】この発明では、複数の発光素子が二次元的
に形成された半導体ウエハから、該発光素子が一列また
は複数列に並ぶように切り出す。そして、切り出した発
光素子群を、前記発光素子の列方向とは直交する方向に
複数個並べて基板上に配置する。これにより、寸法精度
が良く、発光素子のボンディングの手間が少なく、多数
の素子で構成することが容易なアレイ光源と画像記録装
置を実現できる。
【0012】さらに、これら複数個の並べて配置された
発光素子群に含まれる発光素子について、選択的に使用
可能に構成する。これにより、使用すべき位置の発光素
子が欠陥素子であった場合でも、他の発光素子群の中の
発光素子を使用することにより、アレイ光源全体が使用
できなくなる問題を解消できる。
【0013】(2)請求項2記載の発明は、前記複数個
の並べて配置された発光素子群について、複数個のうち
のいずれかの発光素子群に含まれる発光素子を、予備発
光用として使用可能に構成したことを特徴とする請求項
1記載のアレイ光源である。
【0014】また、請求項7記載の発明は、前記アレイ
光源は、前記複数個の並べて配置された発光素子群につ
いて、複数個のうちのいずれかの発光素子群に含まれる
発光素子を、予備発光用として使用可能に構成したこと
を特徴とする請求項6記載の画像記録装置である。
【0015】この発明では、複数個の並べて配置された
発光素子群について、複数個のうちのいずれかの発光素
子群に含まれる発光素子を、予備発光用として使用可能
に構成したことで、使用すべき位置の発光素子が欠陥素
子であった場合でも、予備発光用の発光素子を使用する
ことにより、アレイ光源全体が使用できなくなる問題を
解消できる。
【0016】(3)請求項3記載の発明は、前記複数個
の並べて配置された発光素子群について、故障した発光
素子についての予備発光用として、複数個のうちのいず
れかの発光素子群に含まれる発光素子の電流を増加して
使用する、ことを特徴とする請求項1または請求項2の
いずれかに記載のアレイ光源である。
【0017】また、請求項8記載の発明は、前記アレイ
光源は、前記複数個の並べて配置された発光素子群につ
いて、故障した発光素子についての予備発光用として、
複数個のうちのいずれかの発光素子群に含まれる発光素
子の電流を増加して使用する、ことを特徴とする請求項
6または請求項7のいずれかに記載の画像記録装置であ
る。
【0018】この発明では、故障した発光素子について
の予備発光用として、複数個のうちのいずれかの発光素
子群に含まれる発光素子の電流を増加して使用すること
により、アレイ光源全体が使用できなくなる問題を解消
できる。
【0019】(4)請求項4記載の発明では、複数の発
光素子が二次元的に形成された半導体ウエハから該発光
素子が複数列に並ぶように切り出した発光素子群を基板
上に配置し、複数列のうちのいずれかの列の発光素子に
含まれる発光素子を、予備発光用として使用可能に構成
したことを特徴とするアレイ光源である。
【0020】また、請求項9記載の発明では、複数の発
光素子が二次元的に形成された半導体ウエハから該発光
素子が複数列に並ぶように切り出した発光素子群を基板
上に配置したアレイ光源を備え、前記アレイ光源は、複
数列のうちのいずれかの列の発光素子に含まれる発光素
子を、予備発光用として使用可能に構成したことを特徴
とする画像記録装置である。
【0021】この発明では、複数の発光素子が二次元的
に形成された半導体ウエハから該発光素子が複数列に並
ぶように切り出して、発光素子群を基板上に配置する。
これにより、寸法精度が良く、発光素子のボンディング
の手間が少なく、多数の素子で構成することが容易なア
レイ光源と画像記録装置を実現できる。
【0022】そして、複数列のうちのいずれかの列の発
光素子に含まれる発光素子を、予備発光用として使用可
能に構成する。これにより、使用すべき位置の発光素子
が欠陥素子であった場合でも、他の発光素子群の中の発
光素子を使用することにより、アレイ光源全体が使用で
きなくなる問題を解消できる。
【0023】(5)請求項5記載の発明は、前記複数列
の並べて配置された発光素子群について、故障した発光
素子についての予備発光用として、複数列のうちのいず
れかに含まれる発光素子の電流を増加して使用する、こ
とを特徴とする請求項4記載のアレイ光源である。
【0024】また、請求項10記載の発明は、前記アレ
イ光源は、前記複数列の並べて配置された発光素子群に
ついて、故障した発光素子についての予備発光用とし
て、複数列のうちのいずれかに含まれる発光素子の電流
を増加して使用する、ことを特徴とする請求項9記載の
画像記録装置である。
【0025】この発明では、故障した発光素子について
の予備発光用として、複数個のうちのいずれかの発光素
子群に含まれる発光素子の電流を増加して使用すること
により、アレイ光源全体が使用できなくなる問題を解消
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例につ
いて図面を参照しつつ説明する。 <画像記録装置の全体構成>まず、図2以降を参照して
本実施の形態例の画像記録装置の構成を説明する。この
図2において、制御部10は画像記録装置全体を制御す
る制御手段であり、特に、複数の発光素子群と円筒面に
配置された記録媒体とを主走査方向に相対的に回転させ
つつ、記録媒体と発光素子群とを副走査方向に相対的に
移動させることにより記録媒体に画像記録を行う際に、
主走査もしくは副走査のいずれかの速度が変更された場
合にも発光素子群を適正な位置になるような制御を行
う。
【0027】ドラム20は感光材料などの記録媒体1が
貼付され、所定の速度で回転するもので、主走査駆動部
21により主走査方向の回転駆動がなされる。キャリッ
ジ30はヘッド31〜33を所定の位置に保持した状態
で副走査方向に駆動するためのヘッド保持・駆動手段を
構成している。
【0028】ここでは、第1のヘッド31,第2のヘッ
ド32,第3のヘッド33がキャリッジ30上に配置さ
れた例を示している。これらヘッド31〜33には、そ
れぞれ複数の発光素子からなるアレイ光源100(LE
D,レーザダイオードなどが複数配列された光源)が配
置されており、それぞれの発光素子が独立して変調され
た光を発することが可能に構成されている。なお、アレ
イ光源100の構成については、後に詳しく説明する。
【0029】また、これら第1のヘッド31〜第3のヘ
ッド33は、記録媒体1においてそれぞれが異なる記録
色を形成させるため設けられたものであり、例えば、
C,M,Yを発色させるためにR,G,Bで発光するヘ
ッドや、C,M,Yを発色させるために遠赤外,近赤
外,赤で発光するヘッドなどが該当する。すなわち、所
定の記録色で発色させるために、波長の異なる光(赤外
線なども含む)を出力するヘッドのことである。なお、
この実施の形態例では、R,G,Bで発光するヘッドを
例にして説明を行う。
【0030】また、このキャリッジ30は、ガイド軸3
5及び36に支持された状態で、副走査駆動部34に駆
動されて副走査方向に移動する。なお、図2では紙面垂
直手前側を、図3では右側をキャリッジ30が移動すべ
き副走査方向として扱う。
【0031】画像処理部40は外部機器(コンピュータ
など)からの画像データを受け、画像記録用の形式に展
開処理する画像処理手段であり、フレームメモリなどを
備えている。
【0032】ラインバッファ50は画像処理部40から
の画像データを受けて、各ヘッドの露光タイミングに合
わせて出力するタイミング調整手段であり、制御部10
からの副走査ディレイ量などのデータを参照している。
また、このラインバッファ50は、RGB各色に対応す
るように、ラインバッファ51〜53により構成されて
いる。
【0033】LEDドライバ60はラインバッファ50
からのデータを受けて、各ヘッドに内蔵された発光素子
(LED)群を駆動するための信号を生成する電気的駆
動手段であり、RGB各色に対応するように、LEDド
ライバ61〜63により構成されている。尚、この実施
の形態例では、発光素子群としてLEDを用いた場合を
例にしているが、発光素子群としてレーザダイオードを
用いる場合には、レーザダイオード用のドライバを用い
ればよい。
【0034】また、この実施の形態例では、ドラム20
が回転して主走査を行い、キャリッジ30が移動して副
走査を行うものを例にするが、主走査,副走査は相対的
に移動するものであれば、どちら側が移動しても構わな
い。そして、図3(a)のように配置された各ヘッドが
駆動されて、図3(b)のような潜像の形成を行う。
【0035】<アレイ光源および画像記録装置の構成
>図1にアレイ光源100における発光素子群110の
配置の様子を示す。ここでは、基板101上に発光素子
群110aと発光素子群110bとが配置された状態を
示している。また、発光素子群110aと110bと
は、それぞれ、8素子3列の合計24素子の発光素子か
ら構成されており、24素子のうちで8素子が千鳥配列
で点灯可能な状態に配線されているものとする。この図
1では、円内を網掛け状態で示している発光素子が点灯
可能な素子であるとする。
【0036】なお、基板101から点灯すべき発光素子
への配線、ならびに、基板101での配線パターンにつ
いては省略している。また、図1において、主走査方向
は図中の矢印で示すとおりであるとする。
【0037】この発明では、複数の発光素子が二次元的
に形成された半導体ウエハ(図示せず)から、該発光素
子が複数列に並ぶように切り出す。そして、切り出した
発光素子群を、前記発光素子の列方向とは直交する方向
に複数個並べて基板101上に配置することを特徴とし
ている。ここでは、8素子×3列の発光素子群110
a,110bとして切り出し、これら2つの発光素子群
110a,110bを並べて配置した様子を示してい
る。
【0038】このように、半導体ウエハから切り出した
発光素子群を、前記発光素子の列方向とは直交する方向
に複数個並べて基板101上に配置することにより、個
々の発光素子を1個ずつボンディングするものより寸法
精度が良くすることができ、発光素子のボンディングの
手間が少なく、多数の素子で構成することが容易にな
る。すなわち、半導体ウエハの段階で各発光素子が所定
の位置に形成されており、その半導体ウエハから発光素
子群を切り出しているので、一列内の複数の発光素子、
および、複数列の発光素子群について、寸法精度が極め
て良好な状態になっている。
【0039】さらに、これら複数個の並べて配置された
発光素子群110a,110bに含まれる発光素子につ
いて、選択的に使用可能に構成しておく。ここでは、発
光素子群110aが通常発光用の発光素子群であり、発
光素子群110bが予備発光用の発光素子群である。
【0040】たとえば、発光素子群110aのA位置の
発光素子が非発光の欠陥素子である場合、発光素子群1
10bの対応するA′位置の発光素子をA位置の代替素
子として使用する。
【0041】これにより、使用すべき位置の発光素子が
欠陥素子であった場合でも、他の発光素子群の中の発光
素子を使用することにより、アレイ光源全体が使用でき
なくなるといった問題を解消できる。
【0042】なお、製造時の検査で発光素子群110a
内に欠陥素子で存在することが判明した場合には、その
欠陥素子に対応する位置の発光素子群110bの発光素
子を発光可能に配線すればよい。また、あらかじめ予備
発光用の発光素子群110の点灯すべき素子の全てに配
線を行っておき、使用中に欠陥素子が発生した場合に
は、LEDドライバからの駆動(駆動電流の増加)によ
り発光の切り換えを行うようにしてもよい。また、欠陥
素子を予備発光用の代替素子の発光で置き換える場合に
は、主走査方向に時間のずれが発生するため、LEDド
ライバなどで時間調整を行えばよい。
【0043】<アレイ光源および画像記録装置の構成
>図4にアレイ光源100における発光素子群110の
配置の他の例の様子を示す。
【0044】ここでは、基板101上に、発光素子群1
10c,発光素子群110d,発光素子群110e,発
光素子群110fが配置された状態を示している。そし
て、発光素子群110c〜110fは、それぞれ、8素
子1列の発光素子から構成されており、1素子おきに点
灯可能に配線されているものとする。この図4では、円
内を網掛け状態で示している発光素子が点灯可能な素子
であるとする。隣接する発光素子群に対しても、点灯す
る素子がずれる状態になっており、結果として千鳥配列
で点灯可能な状態に配線されているものとする。
【0045】なお、基板101から点灯すべき発光素子
への配線、ならびに、基板101での配線パターンにつ
いては省略している。また、図4において、主走査方向
は図中の矢印で示すとおりであるとする。
【0046】この発明では、複数の発光素子が二次元的
に形成された半導体ウエハ(図示せず)から、該発光素
子が一列になるように切り出す。そして、切り出した発
光素子群を、前記発光素子の列方向とは直交する方向に
複数個並べて基板101上に配置することを特徴として
いる。ここでは、8素子×1列の発光素子群110c〜
110fとして切り出し、これら4つの発光素子群11
0c〜110fを並べて配置した様子を示している。
【0047】このように、半導体ウエハから切り出した
発光素子群を、前記発光素子の列方向とは直交する方向
に複数個並べて基板101上に配置することにより、個
々の発光素子を1個ずつボンディングするものより寸法
精度が良くすることができ、発光素子のボンディングの
手間が少なく、多数の素子で構成することが容易にな
る。すなわち、半導体ウエハの段階で各発光素子が所定
の位置に形成されており、その半導体ウエハから発光素
子群を切り出しているので、一列内の複数の発光素子に
ついて、寸法精度が極めて良好な状態になっている。
【0048】さらに、これら複数個の並べて配置された
発光素子群110c〜110fに含まれる発光素子につ
いて、選択的に使用可能に構成しておく。ここでは、発
光素子群110c,110dが通常発光用の発光素子群
であり、発光素子群110e,110fが予備発光用の
発光素子群である。
【0049】たとえば、発光素子群110cのB位置の
発光素子が非発光の欠陥素子である場合、発光素子群1
10dの対応するB′位置の発光素子をB位置の代替素
子として使用する。
【0050】これにより、使用すべき位置の発光素子が
欠陥素子であった場合でも、他の発光素子群の中の発光
素子を使用することにより、アレイ光源全体が使用でき
なくなるといった問題を解消できる。
【0051】なお、製造時の検査で発光素子群110c
または110d内に欠陥素子で存在することが判明した
場合には、その欠陥素子に対応する位置の発光素子群1
10eまたは110fの発光素子を発光可能に配線すれ
ばよい。また、あらかじめ予備発光用の発光素子群11
0の点灯すべき素子の全てに配線を行っておき、使用中
に欠陥素子が発生した場合には、LEDドライバからの
駆動(駆動電流の増加)により発光の切り換えを行うよ
うにしてもよい。また、欠陥素子を予備発光用の代替素
子の発光で置き換える場合には、主走査方向に時間のず
れが発生するため、LEDドライバなどで時間調整を行
えばよい。
【0052】<アレイ光源および画像記録装置の構成
>図5にアレイ光源100における発光素子群110の
配置のさらに他の例の様子を示す。
【0053】ここでは、基板101上に、発光素子群1
10gが配置された状態を示している。そして、発光素
子群110gは、8素子6列の発光素子から構成されて
おり、通常発光用素子列(4列)の中で1素子おきに点
灯可能に配線されているものとする。この図5では、円
内を網掛け状態で示している発光素子が、通常発光用と
して点灯可能な素子であるとする。ここでは、千鳥配列
で点灯可能な状態に配線されているものとする。
【0054】なお、基板101から点灯すべき発光素子
への配線、ならびに、基板101での配線パターンにつ
いては省略している。また、図5において、主走査方向
は図中の矢印で示すとおりであるとする。
【0055】この発明では、複数の発光素子が二次元的
に形成された半導体ウエハ(図示せず)から、通常発光
用の素子列(たとえば、4列分)と予備発光用の素子列
(たとえば、2列分)とを一体として、二次元的に切り
出す。
【0056】このように、半導体ウエハから切り出した
発光素子群を基板101上に配置することにより、個々
の発光素子を1個ずつボンディングするものより寸法精
度が良くすることができ、発光素子のボンディングの手
間が少なく、多数の素子で構成することが容易になる。
【0057】すなわち、半導体ウエハの段階で各発光素
子が所定の位置に形成されており、その半導体ウエハか
ら発光素子群を切り出しているので、一列内の複数の発
光素子、および、複数列の発光素子群について、寸法精
度が極めて良好な状態になっている。この実施の形態例
では、通常発光用の発光素子と予備発光用の発光素子と
を一体として切り出しているので、寸法精度を極めて良
好な状態に保つことができる。
【0058】さらに、この二次元的な発光素子群110
gに含まれる発光素子について、選択的に使用可能に構
成しておく。ここでは、4列分が通常発光用の発光素子
群であり、2列分が予備発光用の発光素子群である。
【0059】たとえば、発光素子群110gのC位置の
発光素子が非発光の欠陥素子である場合、対応するC′
位置の発光素子をC位置の代替素子として使用する。こ
れにより、使用すべき位置の発光素子が欠陥素子であっ
た場合でも、他の発光素子群の中の発光素子を使用する
ことにより、アレイ光源全体が使用できなくなるといっ
た問題を解消できる。
【0060】なお、製造時の検査で欠陥素子で存在する
ことが判明した場合には、その欠陥素子に対応する位置
の発光素子を発光可能に配線すればよい。また、あらか
じめ予備発光用の点灯すべき素子の全てに配線を行って
おき、使用中に欠陥素子が発生した場合には、LEDド
ライバからの駆動(駆動電流の増加)により発光の切り
換えを行うようにしてもよい。また、欠陥素子を予備発
光用の代替素子の発光で置き換える場合には、主走査方
向に時間のずれが発生するため、LEDドライバなどで
時間調整を行えばよい。
【0061】この図5で示した発光素子群110gは、
通常発光用の素子列(4列)と予備発光用の素子列(2
列)とで構成されていた。この場合、少なくとも通常発
光用の素子列と予備発光用の素子列とを含んでおればよ
いので、通常発光用と予備発光用以外の発光素子を含む
状態で半導体ウエハから切り出しを行ってもよい。
【0062】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この明細書
に記載の各発明によれば、いかに示すような効果が得ら
れる。
【0063】(1)請求項1と請求項6とに記載の発明
では、複数の発光素子が二次元的に形成された半導体ウ
エハから、該発光素子が一列または複数列に並ぶように
切り出す。そして、切り出した発光素子群を、前記発光
素子の列方向とは直交する方向に複数個並べて基板上に
配置する。これにより、寸法精度が良く、発光素子のボ
ンディングの手間が少なく、多数の素子で構成すること
が容易なアレイ光源と画像記録装置を実現できる。さら
に、これら複数個の並べて配置された発光素子群に含ま
れる発光素子について、選択的に使用可能に構成する。
これにより、使用すべき位置の発光素子が欠陥素子であ
った場合でも、他の発光素子群の中の発光素子を使用す
ることにより、アレイ光源全体が使用できなくなる問題
を解消できる。
【0064】(2)請求項2と請求項7とに記載の発明
では、(1)の発明において、複数個の並べて配置され
た発光素子群について、複数個のうちのいずれかの発光
素子群に含まれる発光素子を、予備発光用として使用可
能に構成したことで、使用すべき位置の発光素子が欠陥
素子であった場合でも、予備発光用の発光素子を使用す
ることにより、アレイ光源全体が使用できなくなる問題
を解消できる。
【0065】(3)請求項3記載と請求項8に記載の発
明では、(1)や(2)の発明において、故障した発光
素子についての予備発光用として、複数個のうちのいず
れかの発光素子群に含まれる発光素子の電流を増加して
使用することにより、アレイ光源全体が使用できなくな
る問題を解消できる。
【0066】(4)請求項4と請求項9に記載の発明で
は、複数の発光素子が二次元的に形成された半導体ウエ
ハから該発光素子が複数列に並ぶように切り出して、発
光素子群を基板上に配置する。これにより、寸法精度が
良く、発光素子のボンディングの手間が少なく、多数の
素子で構成することが容易なアレイ光源と画像記録装置
を実現できる。そして、複数列のうちのいずれかの列の
発光素子に含まれる発光素子を、予備発光用として使用
可能に構成する。これにより、使用すべき位置の発光素
子が欠陥素子であった場合でも、他の発光素子群の中の
発光素子を使用することにより、アレイ光源全体が使用
できなくなる問題を解消できる。
【0067】(5)請求項5と請求項10に記載の発明
では、(4)の発明において、故障した発光素子につい
ての予備発光用として、複数個のうちのいずれかの発光
素子群に含まれる発光素子の電流を増加して使用するこ
とにより、アレイ光源全体が使用できなくなる問題を解
消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像記録装置で用いる
アレイ光源の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態例で用いる画像記録装置の
主要部の電気的構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例で用いる画像記録装置の
主要部の機械的構成を示す構成図である。
【図4】本発明の実施の形態例の画像記録装置で用いる
アレイ光源の他の構成を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態例の画像記録装置で用いる
アレイ光源のさらに他の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 記録媒体 10 制御部 20 ドラム 21 主走査駆動部 30 キャリッジ 31〜33 ヘッド 40 画像処理部 50 ラインバッファ 60 LEDドライバ 100 アレイ光源 101 基板 110 発光素子群
フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE37 AE48 AF04 AF09 AF70 FA17 FA18 FA50 5C051 AA02 CA08 DA06 DB02 DB04 DB07 DC05 DD03 DE03 DE29 EA00 5F041 DA13 DA82 DA92 DB07 DB08 FF13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光素子が二次元的に形成された
    半導体ウエハから該発光素子が一列または複数列に並ぶ
    ように切り出した発光素子群を、前記発光素子の列方向
    とは直交する方向に複数個並べて基板上に配置し、 これら複数個の並べて配置された発光素子群に含まれる
    発光素子について、選択的に使用可能に構成したことを
    特徴とするアレイ光源。
  2. 【請求項2】 前記複数個の並べて配置された発光素子
    群について、複数個のうちのいずれかの発光素子群に含
    まれる発光素子を、予備発光用として使用可能に構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のアレイ光源。
  3. 【請求項3】 前記複数個の並べて配置された発光素子
    群について、故障した発光素子についての予備発光用と
    して、複数個のうちのいずれかの発光素子群に含まれる
    発光素子の電流を増加して使用する、ことを特徴とする
    請求項1または請求項2のいずれかに記載のアレイ光
    源。
  4. 【請求項4】 複数の発光素子が二次元的に形成された
    半導体ウエハから該発光素子が複数列に並ぶように切り
    出した発光素子群を基板上に配置し、 複数列のうちのいずれかの列の発光素子に含まれる発光
    素子を、予備発光用として使用可能に構成したことを特
    徴とするアレイ光源。
  5. 【請求項5】 前記複数列の並べて配置された発光素子
    群について、故障した発光素子についての予備発光用と
    して、複数列のうちのいずれかに含まれる発光素子の電
    流を増加して使用する、ことを特徴とする請求項4記載
    のアレイ光源。
  6. 【請求項6】 複数の発光素子が二次元的に形成された
    半導体ウエハから該発光素子が一列または複数列に並ぶ
    ように切り出した発光素子群を、前記発光素子の列方向
    とは直交する方向に複数個並べて基板上に配置すること
    でアレイ光源として備え、 前記アレイ光源の複数個の並べて配置された発光素子群
    に含まれる発光素子について、選択的に使用可能に構成
    したことを特徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記アレイ光源は、前記複数個の並べて
    配置された発光素子群について、複数個のうちのいずれ
    かの発光素子群に含まれる発光素子を、予備発光用とし
    て使用可能に構成したことを特徴とする請求項6記載の
    画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記アレイ光源は、前記複数個の並べて
    配置された発光素子群について、故障した発光素子につ
    いての予備発光用として、複数個のうちのいずれかの発
    光素子群に含まれる発光素子の電流を増加して使用す
    る、ことを特徴とする請求項6または請求項7のいずれ
    かに記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 複数の発光素子が二次元的に形成された
    半導体ウエハから該発光素子が複数列に並ぶように切り
    出した発光素子群を基板上に配置したアレイ光源を備
    え、 前記アレイ光源は、複数列のうちのいずれかの列の発光
    素子に含まれる発光素子を、予備発光用として使用可能
    に構成したことを特徴とする画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記アレイ光源は、前記複数列の並べ
    て配置された発光素子群について、故障した発光素子に
    ついての予備発光用として、複数列のうちのいずれかに
    含まれる発光素子の電流を増加して使用する、ことを特
    徴とする請求項9記載の画像記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008227176A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Sharp Corp 発光装置およびその製造方法
US7515166B2 (en) 2002-12-27 2009-04-07 Seiko Epson Corporation Line head and image forming apparatus using the same
JP2017529236A (ja) * 2014-07-25 2017-10-05 北京泊菲莱科技有限公司 光照射マルチサンプル並行反応装置

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