JP2000000759A - 研削用砥石のドレス成形装置及びその使用方法 - Google Patents

研削用砥石のドレス成形装置及びその使用方法

Info

Publication number
JP2000000759A
JP2000000759A JP16448298A JP16448298A JP2000000759A JP 2000000759 A JP2000000759 A JP 2000000759A JP 16448298 A JP16448298 A JP 16448298A JP 16448298 A JP16448298 A JP 16448298A JP 2000000759 A JP2000000759 A JP 2000000759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding wheel
grinding
dressing
gap
dress
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16448298A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Ito
敏光 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP16448298A priority Critical patent/JP2000000759A/ja
Publication of JP2000000759A publication Critical patent/JP2000000759A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研削用砥石の厚さを薄くしてもその振れを無
くすことができ、カッティング溝の深さ方向で勾配が付
かないような研削用砥石のドレス成形を可能にした研削
用砥石のドレス成形装置及びその使用方法を提供する。 【解決手段】 両側から横方向に互いに接近するよう突
き出して互いに間隙を介して対向する2つのドレス成形
用砥石34を配置し、その間隙の中心線に沿って、回転
する円盤状の研削用砥石10をドレス成形に適した速度
で相対的に移動させることにより、研削用砥石10の裏
表両面を同時にドレス成形することができるようにした
ため、ドレス成形時の研削用砥石の片面側への逃げをな
くすことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオヘッ
ド等の磁気ヘッド等を研削加工したりカッティング加工
するのに用いる研削用砥石をドレス成形するのに用いる
研削用砥石のドレス成形装置及びその使用方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の研削用砥石のドレス成形は、例え
ば図17に示すようなドレス成形装置により行なわれて
いた。同図に示すように、研削用砥石10は、例えばW
Aドレッサー(ホワイトアランダム砥粒タイプのドレッ
サー)等のドレス成形用砥石12により、研削用砥石1
0の裏表両面を片面ずつドレス成形するようになってい
た。
【0003】すなわち、ドレス成形用砥石12を研削用
砥石10の片面側に接触させて、図17(b)に示すよ
うに、冷却液13をかけながらドレス成形用砥石12を
X方向に往復させ、図17(a)に示すようにドレス成
形用砥石12をY方向に少しずつ移動させて、ドレス成
形用砥石12により研削用砥石10のドレス成形を行な
うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、ビデオヘッド等
の磁気ヘッドの低コスト化追及のための一手段として、
フェライト基板の1ブロックから取れる磁気ヘッドの枚
数を多くすることが要請されている。そのために、カッ
ティング砥石の厚さを薄くして狭い溝幅のカッティング
溝を得ようとしても、上記従来の研削用砥石のドレス成
形装置によりドレス成形したカッティング砥石ではうま
くいかない。
【0005】すなわち、上記従来の研削用砥石のドレス
成形装置によりドレス成形したカッティング砥石では、
片面ずつドレス成形するようになっているので、研削用
砥石10がドレス成形用砥石12に押されると、研削用
砥石10のドレス成形用砥石12と反対側には抵抗する
ものが何もないために研削用砥石10に逃げが生じ、こ
のことにより研削用砥石10の振れが大きくなる。
【0006】このため従来は、カッティング砥石厚さを
薄くして例えば100μmの溝幅を得ようとする場合、
厚さ93μmの砥石を使用して、砥石の正面を押えて支
持するフランジ部材の振れ幅の2μm、及び砥石の振れ
幅の5μmが含まれて、合計100μmの溝幅を得るよ
うにせざるを得なかった。
【0007】このため、その振れにより部分接触で研削
加工することになるため、研削初期に研削用砥石10の
振れ分が摩耗してその研削用砥石10の厚さが薄くな
り、カッティング溝が深くなるほど溝幅が狭くなるよう
勾配がついて、カッティング溝の深さにかかわらず溝幅
をほぼ一定に保つことができず、カッティング加工後の
磁気ヘッドピースの寸法管理が難しくなるという問題が
あった。
【0008】また、例えばデジタルVTR用ヘッド等の
ように、テープとの接触を良好にするために、テープ摺
動面の当たり幅の寸法精度が厳しく求められると共に、
カッティング溝の深さ方向で勾配が付かないことが厳し
く求められるが、上記従来の研削用砥石のドレス成形装
置によりドレス成形した研削用砥石10ではそのような
勾配の発生が避けられず、そのような厳しい要請に応え
ることができないという問題があった。
【0009】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、研
削用砥石の厚さを薄くしてもその振れを無くすことがで
き、カッティング溝の深さ方向で勾配が付かないような
研削用砥石のドレス成形を可能にした、研削用砥石のド
レス成形装置及びその使用方法を提供することを課題と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による研削用砥石のドレス成形装置は、両側
から横方向に互いに接近するよう突き出して互いに間隙
を介して対向する2つのドレス成形用砥石を配置した構
成としたものである。
【0011】このような構成の研削用砥石のドレス成形
装置によれば、2つのドレス成形用砥石の間隙の中心線
に沿って、回転する円盤状の研削用砥石をドレス成形に
適した速度で相対的に移動させることにより、研削用砥
石の裏表両面を同時にドレス成形することができるた
め、ドレス成形時の研削用砥石の片面側への逃げをなく
すことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図6
は、本発明による研削用砥石のドレス成形装置及びその
使用方法の第1の実施の形態を説明するために参照する
図である。
【0013】図1に示す研削用砥石のドレス成形装置に
おいて、スピンドル部16の先端部には研削用砥石10
が回転自在に取り付けられており、この研削用砥石10
にはその支持部材11を介して、放電用パルス電源18
の(+)極が配線20を介して接続されている。ドレス
成形装置のテーブル22の上には、絶縁シート24を介
してドレッサーベース26が固定されている。
【0014】ドレッサーベース26は導電性を有する材
料により形成され、図2に示すように、中央部に2つの
可動部28a,28bが各々連結部30aを介して周囲
の枠部30に連結されて設けられているため、可動部2
8a,28bは枠部30に対して傾斜(回動)可能とな
っている。
【0015】枠部30の両端部には、先端部にテーパ面
を有するネジ部材32a,32bが設けられ、このネジ
部材32a,32bを回転させて枠部30の内側に向か
って前進又は後退させると、可動部28a,28bは外
側へ開くように回動したり又は内側へ閉じるように回動
して復帰したりするようになっている。従って、ネジ部
材32aを枠部30の内側に向かって前進させると、可
動部28a,28b間の図中右端部の隙間Cは拡がり、
ネジ部材32aを逆方向に後退させるとその隙間Cは復
帰して元通りに狭くなる。
【0016】図1及び図3に示すように、ドレッサーベ
ース26の可動部28a,28bの各々の上にはドレス
成形用砥石34が固定され、この2つのドレス成形用砥
石34間の隙間の中心線と研削用砥石10の相対移動方
向、すなわちテーブル22のX軸の移動方向とを一致さ
せて、ドレッサーベース26をテーブル22上に固定す
る。
【0017】このドレス成形用砥石34は、前記ネジ部
材32aや32bを調節することにより、図4に示すよ
うに、研削用砥石10が入る入口側(図中上側)のドレ
ス成形用砥石34間の隙間よりも、研削用砥石10が出
る出口側(図中下側)の隙間Cの方を小さく設定する。
また隙間Cの寸法は、研削用砥石10のドレス成形後の
所望の厚さ寸法と一致するように設定する。
【0018】またドレス成形用砥石34には、導電性の
あるメタル系砥石、例えばメタルダイヤモンド砥石やメ
タルCBN砥石等が用いられる。メタル系のドレス成形
用砥石は、鉄、ニッケル、銅等のメタルで、ダイヤモン
ドやCBN(窒化ホウ素、ボラゾン)等の砥粒をグリッ
プする構造となっている。
【0019】例えば20〜30μmの砥粒(#600粗
さ)のドレス成形用砥石の場合は、砥粒の突出状態によ
っては電極となるドレス成形用砥石と成形される研削用
砥石との間に、砥粒分の20〜30μmの隙間ができ
る。これでは放電が行なわれ難いので、本実施の形態で
用いるドレス成形用砥石34には、メタル材と砥粒がほ
ぼ同一面となっていて、砥粒が若干突き出ているような
ものが望ましく、これなら放電も円滑に行なわれる。
【0020】また図5に示すように、ドレス成形用砥石
34とドレッサーベース26の可動部28a,28bと
の間には、スペーサー36が高さ方向で挾まれて設けら
れ、研削用砥石10の外径周部がドレス成形用砥石34
より図中下方に位置するよう配置されると共に、その外
径周部がドレッサーベース26の枠部30の上面に接触
しないようになっている。図1及び図3においては、上
記スペーサー36の図示は省略されているものとする。
【0021】また図1に示すように、ドレッサーベース
26の枠部30には、放電用パルス電源18の(−)極
が配線20を介して接続されている。このような構成の
研削用砥石のドレス成形装置を用いて、研削用砥石10
のドレス成形を行なう動作について、以下に説明する。
【0022】図4及び図5に示すように、回転する研削
用砥石10をドレス成形用砥石34の間隙の入口側(図
4中上側)に配置し、図6に示すように研削用砥石10
を、水平方向(図中右方)にドレス成形に適した速度で
少しずつ相対移動するように、テーブル22を逆方向に
移動させて、冷却液38を研削用砥石10とドレス成形
用砥石34の間にかけながらドレス成形を行なう。
【0023】このとき研削用砥石10は、図5に示すよ
うに、2つのドレス成形用砥石34の間隙を通ることに
より、その裏表両側から同時にドレス成形が行なわれ
る。そして、ドレス成形用砥石34の砥粒により機械的
に研削されてドレス成形されると共に、ドレス成形用砥
石34を電極とする放電加工を併用することにより、効
率よくドレス成形することができるようになっている。
【0024】そして研削用砥石10が、ドレス成形用砥
石34の間隙の図4中下側の、出口側に向かって移動す
るにしたがってその厚さが小さくなるよう成形されてい
き、研削用砥石10がドレス成形用砥石34の間隙の出
口を通過して出た後は、その厚さは研削用砥石10の所
望の厚さ値Cとなってドレス成形が終了する。
【0025】例えば放電用パルス電源18の電圧(電位
差)がDC120V、ON,OFFパルス幅2μs、放
電時ピーク電流値2A、研削用砥石10の回転数が毎分
当り2000回転、研削用砥石10の厚さを0.4mm
から0.05mmにしたい場合、研削用砥石10の相対
移動速度を毎分当り0.3mmにしてドレス成形動作を
行なわせることができる。
【0026】このように放電加工を併用してドレス成形
を行なうことにより、ドレス成形用砥石34の砥粒がメ
タル材のボンド部に埋もれてしまう目詰まりを防止する
ことができるので、ドレス成形用砥石34の摩耗を少な
くし、効率よく研削用砥石10をドレス成形して、その
厚さを所望の値に迅速に出し易くすることができる。
【0027】このような構成の研削用砥石のドレス成形
装置によれば、2つのドレス成形用砥石34の間隙の中
心線に沿って、回転する研削用砥石10をドレス成形に
適した速度で相対的に移動させることにより、研削用砥
石10の裏表両面を同時にドレス成形することができる
ため、ドレス成形時の研削用砥石10の片面側への逃げ
をなくすことが可能となる。
【0028】このため、研削用砥石10の厚さを100
μm位に薄くしてもその振れを無くすことができ、カッ
ティング溝の深さ方向で勾配が付かないような研削用砥
石10のドレス成形を可能にすることができる。また、
外径が90mmから120mm位の砥石でも数十μm以
下の砥石厚さに成形することが可能となる。
【0029】そして、上記実施の形態に係るドレス成形
装置により成形された研削用砥石10でカッティング加
工した溝幅は、例えばフェライト基板40の加工時にお
いて、加工深さが1mmのときでも深さ方向の勾配を1
μm以内に抑えることができる。また砥石振れがないた
め、加工したものについてエッジ部の欠けの発生を最小
限に抑えることができる砥石にドレス成形することがで
きる。
【0030】
【実施例】次に、上記のような研削用砥石のドレス成形
装置によりドレス成形された研削用砥石10を用いて研
削を行なう一実施例について、図7ないし図16に基づ
いて説明する。
【0031】図7は、磁気ヘッド製造用のフェライト基
板40を示す斜視図であり、このようなフェライト基板
40を準備したら、次に図8に示すように、捲線溝42
や、ガラス溝44等を研削用砥石により研削加工して成
形する。
【0032】次に図9に示すように、上記捲線溝42等
と直交する方向に延びるトラック幅形成溝46を研削加
工する。次に図10に示すように、フェライト基板40
を幅方向の真中から長さ方向に沿って、2つのピース4
0a,40bに分割するカッティング加工を行ない、後
で互いの合わせ面となるギャップ形成面48,49を、
ダイヤモンドスラリー及び超鏡面用砥粒で、規定のトラ
ック幅にコントロールすると同時に、超鏡面状態に仕上
げる。
【0033】次に、図示は省略しているが、ギャップ形
成面48,49にメタル磁性膜、ギャップ膜を着けた
後、図11に示すように、図10のピース40a,40
bを起こして(90°回動させて)、それらのトラック
幅形成溝46を互いに合わせるトラック合わせを行な
う。
【0034】次に図12に示すように、融着用ガラス5
2をガラス溝44内にセットして、500℃〜600℃
の温度で加熱して融着用ガラス52を溶融することによ
り、ピース40a,40b間を一体的に接着すると共
に、ピース40a,40b間に磁気ヘッドのギャップを
形成する。
【0035】次に図13に示すように、後でテープ摺動
面となるギャップ・トラック面54をR面(半径Rの曲
面)に研削加工する。次に図14に示すように、上記ギ
ャップ・トラック面54に長さ方向に所定の間隔をあけ
て、テープ摺動面の磁気テープ接触幅を決定する溝56
を研削用砥石10により研削加工する。
【0036】次に図15に示すように、上記溝56の中
央部にカッティング溝58を研削用砥石10によりカッ
ティング加工する。この場合図15(b)に示すよう
に、カッティング溝58はその底部58aを少し残して
各磁気ヘッドピースがまだつながった状態とし、1つの
フェライト基板40についてすべてのカッティング溝5
8の加工が終了したら、図15(b)に示す切断線Pの
位置でカッティング加工することにより、各磁気ヘッド
ピースが切り離されて、図16に示すような磁気ヘッド
ピース60が得られる。
【0037】上記フェライト基板40についての研削加
工やカッティング加工の各工程において、特に図15に
示すカッティング加工においては、前記実施の形態に係
るドレス成形装置によりドレス成形された研削用砥石1
0を用いることにより、研削用砥石10の厚さが薄くな
ってもその振れを無くすことができ、カッティング溝の
深さ方向で勾配が付かないような研削用砥石10を用い
てカッティング加工を行なうことができる。このため、
カッティング溝58の溝幅を小さくして1つのフェライ
ト基板40からとれる磁気ヘッドピースの数を増やすこ
とができ、磁気ヘッドのコストの低減化を図ることがで
きる。
【0038】また、従来のドレス成形装置によりドレス
成形された研削用砥石に比べて、カッティング溝58の
深さ方向で勾配がつき難いので、カッティング溝58の
溝幅寸法をほぼ一定に保つことができて、カッティング
加工後の磁気ヘッドピースの寸法管理を容易にすること
ができる。
【0039】また上述したように、カッティング溝の深
さ方向で勾配がつかずカッティング溝58の幅寸法をほ
ぼ一定に保つことができるため、その後の勾配をなくす
ための二次加工が不要となって加工全体の所要時間を短
縮でき、この面からも磁気ヘッドのコスト低減を図るこ
とができる。
【0040】また、図14に示す磁気テープ接触幅を決
定する溝56の研削加工において、振れのない研削用砥
石10を用いることにより、溝56の研削加工時にピー
ス40a,40bのエッジ部に欠けが発生するのを防止
することができると共に、磁気テープ接触幅の寸法精度
を向上させることができる。
【0041】また、デジタルVTR用ヘッド等のように
テープとの接触を良好にするために、例えばトラック幅
が12μmで、テープ摺動面の当り幅はトラック位置か
らの寸法を数μmのバラツキ以内に抑えたいような場合
でも、上記実施の形態に係る研削用砥石のドレス成形装
置によりドレス成形した研削用砥石10を用いれば、確
実にそのような要請を実現することが可能となる。
【0042】なお、前記実施の形態においてはドレス成
形用砥石34に導電性を有するメタル系砥石を用いて、
放電加工を併用してドレス成形動作をする場合について
説明したが、ドレス成形用砥石34には、必ずしも導電
性を有するメタル系砥石を用いなくとも、レジン系砥石
等の導電性を有しない砥石でもよく、研削用砥石10の
裏表両面に同時に接触してドレス成形するドレス成形用
砥石34であれば、導電性の有無にかかわらず、必ずし
も放電加工を併用しないでドレス成形するようにしても
よい。
【0043】以上、本発明の実施の形態について具体的
に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その
他にも各種の変更が可能なものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の研削用砥
石のドレス成形装置及びその使用方法によれば、2つの
ドレス成形用砥石の間隙の中心線に沿って、回転する円
盤状の研削用砥石をドレス成形に適した速度で相対的に
移動させることにより、研削用砥石の裏表両面を同時に
ドレス成形することができ、ドレス成形時の研削用砥石
の片面側への逃げをなくすことが可能となるため、研削
用砥石の厚さを薄くしてもその振れを無くすことがで
き、カッティング溝の深さ方向で勾配が付かないような
研削用砥石のドレス成形を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る研削用砥石の
ドレス成形装置を示す斜視図である。
【図2】図1におけるドレッサーベース26の平面図で
ある。
【図3】可動部28a,28bの上に2つのドレス成形
用砥石34を固定したドレッサーベース26の概略斜視
図である。
【図4】2つのドレス成形用砥石34の研削用砥石10
の入口側と出口側を示す概略平面図である。
【図5】2つのドレス成形用砥石34による研削用砥石
10のドレス成形加工時の縦断面図である。
【図6】ドレス成形用砥石34による研削用砥石10の
ドレス成形加工時の側面図である。
【図7】フェライト基板40の斜視図である。
【図8】捲線溝42,ガラス溝44等を形成したフェラ
イト基板40の斜視図である。
【図9】図8におけるフェライト基板40にトラック幅
形成溝46を形成したフェライト基板40の斜視図及び
部分拡大図である。
【図10】図9におけるフェライト基板40を分割した
2つのピース40a,40bの斜視図である。
【図11】トラック幅形成溝46の互いの位置合わせを
した2つのピース40a,40bの斜視図及び部分拡大
図である。
【図12】2つのピース40a,40bの間のガラス溝
44に融着用ガラス52をセットした状態を示す正面図
である。
【図13】ギャップ・トラック面54を形成する工程を
示す斜視図である。
【図14】ギャップ・トラック面54に溝56を形成す
る工程を示す図であり、図14(a)はその斜視図、図
14(b)はその断面図である。
【図15】カッティング溝58を形成する工程を示す図
であり、図15(a)はその斜視図、図15(b)はそ
の断面図である。
【図16】フェライト基板40から形成された1つの磁
気ヘッドピース60を示す斜視図である。
【図17】従来の研削用砥石のドレス成形装置を示す図
であり、図17(a)はその正面断面図、図17(b)
はその側面図である。
【符号の説明】
10…研削用砥石、11…支持部材、12…ドレス成形
用砥石、13…冷却液、16…スピンドル部、18…放
電用パルス電源、20…配線、22…テーブル、24…
絶縁シート、26…ドレッサーベース、28a,28b
…可動部、30…枠部、30a…連結部、32a,32
b…ネジ部材、34…ドレス成形用砥石、36…スペー
サー、38…冷却液、40…フェライト基板、40a,
40b…ピース、42…捲線溝、44…ガラス溝、46
…トラック幅形成溝、48,49…ギャップ形成面、5
2…融着用ガラス、54…ギャップ・トラック面、56
…溝、58…カッティング溝、58a…底部、60…磁
気ヘッドピース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側から横方向に互いに接近するよう突
    き出して互いに間隙を介して対向する2つのドレス成形
    用砥石を配置したことを特徴とする研削用砥石のドレス
    成形装置。
  2. 【請求項2】 前記間隙の寸法は前記研削用砥石が相対
    的に移動して入る入口側よりも研削用砥石が出る出口側
    の方を小さくすると共に、前記間隙の出口側の寸法を研
    削用砥石の所望の厚さ寸法と一致させたことを特徴とす
    る請求項1に記載の研削用砥石のドレス成形装置。
  3. 【請求項3】 両側から横方向に互いに接近するよう突
    き出して互いに間隙を介して対向する2つのドレス成形
    用砥石を配置した研削用砥石のドレス成形装置を用い
    て、 前記2つのドレス成形用砥石の間隙の中心線に沿って、
    回転する円盤状の研削用砥石をドレス成形に適した速度
    で相対的に移動させることにより、 前記研削用砥石の裏表両面を同時にドレス成形すること
    ができるようにしたことを特徴とする研削用砥石のドレ
    ス成形装置の使用方法。
  4. 【請求項4】 前記間隙の寸法は前記研削用砥石が相対
    的に移動して入る入口側よりも研削用砥石が出る出口側
    の方を小さくすると共に、前記間隙の出口側の寸法を研
    削用砥石の所望の厚さ寸法と一致させた研削用砥石のド
    レス成形装置を用いて、 回転する前記研削用砥石が前記間隙の入口側から入って
    相対的に移動することにより研削用砥石の厚さを薄くす
    るようドレス成形され、 回転する前記研削用砥石が前記間隙の出口側から出るこ
    とにより研削用砥石の厚さを所望の寸法にすることがで
    きるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の研削
    用砥石のドレス成形装置の使用方法。
  5. 【請求項5】 研削用砥石を回転させてその裏表両面を
    同時に接触させることにより前記研削用砥石を所望の厚
    さ寸法に成形する両側2つのドレス成形用砥石に導電性
    のあるメタル系砥石を用いた研削用砥石のドレス成形装
    置を用いて、 前記研削用砥石と前記ドレス成形用砥石との間に電位差
    をかけると共に、冷却液をかけて、 前記ドレス成形用砥石が電極と兼用されて放電加工を併
    用して研削用砥石のドレス成形を行なうようにしたこと
    を特徴とする研削用砥石のドレス成形装置の使用方法。
JP16448298A 1998-06-12 1998-06-12 研削用砥石のドレス成形装置及びその使用方法 Pending JP2000000759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16448298A JP2000000759A (ja) 1998-06-12 1998-06-12 研削用砥石のドレス成形装置及びその使用方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16448298A JP2000000759A (ja) 1998-06-12 1998-06-12 研削用砥石のドレス成形装置及びその使用方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000000759A true JP2000000759A (ja) 2000-01-07

Family

ID=15794019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16448298A Pending JP2000000759A (ja) 1998-06-12 1998-06-12 研削用砥石のドレス成形装置及びその使用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000000759A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170008672A (ko) * 2015-07-14 2017-01-24 가부시기가이샤 디스코 드레서 툴 및 이 드레서 툴을 사용한 절삭 블레이드의 선단 형상 성형 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170008672A (ko) * 2015-07-14 2017-01-24 가부시기가이샤 디스코 드레서 툴 및 이 드레서 툴을 사용한 절삭 블레이드의 선단 형상 성형 방법
CN106346365A (zh) * 2015-07-14 2017-01-25 株式会社迪思科 修整工具和使用了该工具的切削刀具的前端形状成形方法
JP2017019075A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 株式会社ディスコ ドレッサーツール及び該ドレッサーツールを使用した切削ブレードの先端形状成形方法
TWI693994B (zh) * 2015-07-14 2020-05-21 日商迪思科股份有限公司 切割刀片的前端形狀成形方法
KR102439405B1 (ko) 2015-07-14 2022-09-01 가부시기가이샤 디스코 드레서 툴 및 이 드레서 툴을 사용한 절삭 블레이드의 선단 형상 성형 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Lim et al. A fundamental study on the mechanism of electrolytic in-process dressing (ELID) grinding
US6095899A (en) Apparatus and method for machining workpieces by flushing working liquid to the tool-and-workpiece interface
JP3286941B2 (ja) ダイヤモンド研削砥石のツルーイング法
JP3344558B2 (ja) 通電ドレッシング研削方法及び装置
JP4104199B2 (ja) 成形鏡面研削装置
Qian et al. Precision internal grinding with a metal-bonded diamond grinding wheel
JP2000000759A (ja) 研削用砥石のドレス成形装置及びその使用方法
Kumar et al. A study on the grinding of glass using electrolytic in-process dressing
JP2004291157A (ja) 平面研削装置およびそれを用いた加工方法
JP2601750B2 (ja) 機上放電ツルーイング法による砥石側面整形法
JP3194624B2 (ja) 研削方法及び装置
JPH0691437A (ja) 切削工具のドレッシング方法、研削工具のドレッシング方法、切削工具及び研削工具
JP3356693B2 (ja) 超精密研削方法および研削装置
JP3671250B2 (ja) ダイヤモンド研削砥石及びそれのツルーイング装置
JP3251610B2 (ja) 電解生成物による鏡面研磨方法及び装置
JP2639811B2 (ja) ブレード刃先の放電形成方法
JPH08108364A (ja) 研削加工方法
JP2000288884A (ja) 電解インプロセスドレッシング加工装置
JP3169631B2 (ja) 半導体接触電極による電解ドレッシング方法及び装置
JPH07195261A (ja) 球面加工方法およびその装置
JPH0740241A (ja) 研削方法
JPH06335853A (ja) 研削方法および装置
JPH11207618A (ja) 導電性砥石のツルーイング方法およびツルーイング装置
JPH11333717A (ja) 研削砥石の成形装置及びその使用方法
JPS6379207A (ja) 磁気ヘツド製造方法