JP2000000106A - バックル - Google Patents

バックル

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JP2000000106A JP18325498A JP18325498A JP2000000106A JP 2000000106 A JP2000000106 A JP 2000000106A JP 18325498 A JP18325498 A JP 18325498A JP 18325498 A JP18325498 A JP 18325498A JP 2000000106 A JP2000000106 A JP 2000000106A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントリリースタイプのバックルにおい
て、片手をもって雄部材と雌部材との掛合の解除・分離
を円滑になし得るようにする。 【解決手段】 雄部材2が雌部材1への差し込みに伴っ
て雌部材1の前板部12の内面に弾性変形状態で先端側
を接しさせる弾性片21を備える。雌部材1の前板部1
2には、雄部材2の所定の差し込み位置Rで弾性片21
の先端部21aに掛合する掛合部15が設けてある。ま
た、雌部材1内に押し込み操作可能な操作片16が設け
てあり、この操作により操作片16が弾性片21の当接
面21cに押し当てられて弾性片21を掛合を解く向き
に弾性変形させる。弾性片21の当接面21cが、雌部
材1への差し入れ先側xから差し入れ手前側yに向けて
次第に雌部材1の前板部12側に近付く向きの傾斜を備
えており、この傾斜により操作片16を弾性片21に押
し当てられた雄部材2が抜け出す向きに移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、雌部材内に雄部
材の一部を差し入れることにより、当該雌部材と雄部材
とを掛合解除操作可能に掛合させ、この掛合により雌部
材側に取り付けられるなどした部材と雄部材側に取り付
けられるなどした部材とを留め合わせるバックルであっ
て、特に、バックルの使用上前面となる側から前記掛合
解除操作が可能とされる、いわゆるフロントリリースタ
イプのバックルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】バックルの使用上前面となる側から、バ
ックルを構成する雄部材と雌部材との掛合を解除操作可
能とする、いわゆるフロントリリースタイプのバックル
にあっては、従来、図25および図26に示される構造
が用いられていた。
【0003】すなわち、かかる従来のバックルにあって
は、扁平筒状をなす雌部材200における前面側に操作
窓201を開設させると共に、雄部材100における雌
部材200内への差し込み部101に当該雌部材200
内への差し入れに伴って弾性変形され、かつ、所定の差
入位置で弾性復帰して前記操作窓201の差し入れ手前
側104の窓縁202に先端側103を掛合させる弾性
片102を備えさせる構造とされており、前記所定の差
入位置において前記操作窓201を通じて当該操作窓2
01の窓縁202に掛合された弾性片102が外方から
臨まれるようにしてある。そして、この掛合状態におい
て前記操作窓201に臨んだ弾性片102を押圧操作す
ることにより、当該弾性片102と操作窓202との掛
合を解除し、前記雌部材200内から前記雄部材100
の差し込み部101を抜き出すことができるようにして
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
のバックルにあっては、前記弾性片102と操作窓20
1との掛合の解除、すなわち、掛合状態にある雄部材1
00と雌部材200との掛合の解除を、かかる掛合状態
において前記操作窓201に臨む弾性片102を当該操
作窓201に指先を差し入れるなどして押圧操作してな
すものであるが、この押圧操作のみによっては前記弾性
片102と前記操作窓201との掛合が解かれるに過ぎ
ず押圧操作を止めれば再び弾性片102が弾性復帰して
前記操作窓201に掛合されてしまうため、雄部材10
0と雌部材200とを分離するためには、前記押圧操作
をしながら雄部材100の差し込み部101が雌部材2
00内から抜き出す向きに移動されるように雄部材10
0を操作せざるを得ず、かかる分離操作は必ずしも容易
なものではなかった。
【0005】特に、かかる分離操作を片手で行おうとす
ると、前記雄部材100の弾性片102を押圧操作しな
がら当該弾性片100を押圧する指を当該雄部材100
の差し入れ手前側104に移動させて雄部材100をス
ライドさせるようにする必要があるところ、こうしたス
ライド操作にあたり指が前記雌部材200の操作窓20
1における雄部材100の差し込み部101の差し入れ
手前側104の窓縁202と前記弾性片102との間に
挟まれるようになって当該スライド操作を円滑になし得
ない場合も少なくなかった。
【0006】そこでこの発明は、第一に、かかる従来の
フロントリリースタイプのバックルの不都合を解消する
ことを目的とする。また、第二に、片手をもって雄部材
と雌部材との掛合の解除・分離を円滑になし得るように
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、バックルが以下の
(1)〜(5)の構成を備えたものとした。 (1)一端側に差し入れ開口を備えた筒状をなす雌部材
と、この差し入れ開口から当該雌部材内に差し入れられ
る差し込み部を備える雄部材とを有するバックルであっ
て、(2)前記雌部材が、前板部と後板部とを有すると
共に、前記雄部材が、前記差し込み部に、前記雌部材へ
の差し込みに伴って当該雌部材の前板部の内面に弾性変
形された状態で先端側を接しさせる弾性片を備えてお
り、(3)前記雌部材の前板部の内側部には、前記雄部
材の差し込み部の所定の差し込み位置で前記弾性片を弾
性復帰させて当該弾性片の先端部に掛合する段差状の掛
合部が設けてあると共に、(4)当該雌部材の前板部に
は、当該雌部材内に弾性的に押し込み操作可能な操作片
が割溝を介して区分して設けてあり、この操作片が前記
押し込み操作により前記掛合部に掛合された雄部材の弾
性片における前記雌部材の前板部側に向けられた当接面
に押し当てられて当該弾性片を前記掛合部との掛合を解
く向きに弾性変形させる構成としてあり、(5)しか
も、前記雄部材における差し込み部の弾性片の当接面
が、前記雌部材への当該差し込み部の差し入れ先側から
差し入れ手前側に向けて、次第に当該雌部材の前記前板
部側に近付く向きの傾斜を備えており、この傾斜により
前記雌部材の操作片を前記弾性片に押し当てられた雄部
材が前記差し入れ開口から抜け出す向きに移動される構
成としてある。
【0008】かかる構成によれば、前記雄部材の差し込
み部を雌部材内に差し入れ掛合させることにより、この
雄部材に取り付けられ、あるいは、この雄部材が取り付
けられている部材と、かかる雌部材に取り付けられ、あ
るいは、この雌部材が取り付けられている部材とを、か
かるバックルを介して留め合わせることができる。
【0009】また、かかる掛合状態から前記雌部材の前
板部に設けられた操作片を押し込み操作することによ
り、前記弾性片の先端部と前記掛合部との掛合を解い
て、雄部材の差し込み部を雌部材内から抜け出し可能と
して、雄部材と雌部材とを分離させることができ、これ
により、かかるバックルを介して留め合わされた二つの
部材の当該留め合わせをワンタッチで解くことができ
る。
【0010】この結果、この実施の形態にかかるバック
ルは、主として、前記雌部材の前板部側を正面側として
適宜の部材に当該雌部材を取り付けると共に、留め付け
の相手方となる他の部材に雄部材を取り付けて用いるの
に適している。
【0011】また、前記雄部材における差し込み部の弾
性片の当接面が、前記雌部材への当該差し込み部の差し
入れ先側から差し入れ手前側に向けて、次第に当該雌部
材の前記前板部側に近付く向きの傾斜を備えており、こ
の傾斜により前記雌部材の操作片を前記弾性片に押し当
てられた雄部材が前記差し入れ開口から抜け出す向きに
移動される構成を備えていることから、前記掛合状態か
ら前記雌部材の操作片を押し込み操作することにより、
前記弾性片の先端部と前記掛合部との掛合を解くと共
に、このように掛合の解かれた雄部材を雌部材の差し入
れ開口から抜け出される向きに移動させることができ
る。これにより、前記雌部材の操作片の押し込み操作を
止めても、雄部材の弾性片が雌部材の掛合部に再び掛合
されないようにでき、その後の雄部材の差し込み部の雌
部材内からの抜き出しをスムースになすことができる。
【0012】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記請求項1記載のバックルがさらに、雌部材における掛
合部と差し入れ開口との間にある当該雌部材の前板部の
内側部に、当該雌部材の内奥側から差し入れ開口側に向
けて次第に後板部の側から離れる向きに傾斜する案内面
が設けてあると共に、この案内面に沿って、前記雌部材
の操作片の押し込み操作に伴って前記掛合部と弾性片と
の掛合を解かれて前記差し入れ開口側に移動される雄部
材の当該弾性片の先端部が、当該弾性片を弾性復帰させ
ながら前記差し入れ開口側に案内され、この案内に伴っ
て前記雄部材が前記雌部材内からの抜き出し方向に移動
される構成を備えているものとした。
【0013】かかる構成によれば、前記雌部材の操作片
の押し込み操作に伴って前記掛合部と弾性片との掛合を
解き、雄部材の弾性片が雌部材の掛合部に再び掛合しな
いように当該雄部材を前記差し入れ開口側に移動させる
ことができると共に、このように移動された雄部材をさ
らに、前記案内面への前記弾性片の先端部の案内によっ
て、格別の引き抜き操作をなすことなく、雌部材内から
抜き出させることができ、雄部材と雌部材との分離を一
層スムースになすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図24に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について、説明す
る。
【0015】なお、ここで図1ないし図6は、この実施
の形態にかかるバックルを構成する雄部材2と雌部材1
とを掛合し合わせた状態を示しており、図1を平面図と
した場合、図3は正面図、図4左側面図、図5は右側面
図、図6は底面図であり、また、図2は雄部材2の雌部
材1内への差し入れ方向Sに沿って縦断面にした状態と
して示している。
【0016】また、図7ないし図12は、この実施の形
態にかかるバックルを構成する雄部材2を示しており、
図7を平面図とした場合、図9は正面図、図10は左側
面図、図11は右側面図、図12は底面図であり、ま
た、図8は雄部材2を縦断面にした状態として示してい
る。
【0017】また、図13ないし図18は、この実施の
形態にかかるバックルを構成する雌部材1を示してお
り、図13を平面図とした場合、図15は正面図、図1
6は左側面図、図17は右側面図、図18は底面図であ
り、また、図14は雄部材2を縦断面にした状態として
示している。
【0018】さらに、図19ないし図24は、前記雄部
材2と雌部材1との係脱過程を理解し易いように、当該
雄部材2と雌部材1をそれぞれ縦断面にしてそれぞれ示
したものであり、図19は雌部材1内に雄部材2の差し
込み部20を差し入れる直前の状態を、図20は雌部材
1の案内面17aに弾性片21の先端部21aを押し当
てて当該弾性片21を弾性変形させながら雌部材1内に
かかる差し込み部20を差し入れ始めた状態を、図21
は雄部材2における弾性片21の先端部21aを当該弾
性片21の弾性復帰により雌部材1の掛合部15に掛合
させた状態を、図22は図21の状態から雌部材1の操
作片16を内側に押し込み操作して雄部材2の弾性片2
1を弾性変形させた状態を、図23は雌部材1の操作片
16の押し込み操作に伴って雄部材2が弾性片21にお
ける当接面21cの傾斜により雌部材1内から抜け出す
向きにやや移動された状態を、図24は雌部材1の案内
面17aに弾性片21の先端部21aを再び突き当てさ
せる位置まで移動され、かつ、この案内面17aの傾斜
により雌部材1内から抜け出す向きにさらに雄部材2が
移動されている状態を、それぞれ示している。
【0019】この実施の形態にかかるバックルは、一端
側に差し入れ開口10を備えた偏平筒状をなす雌部材1
と、この雌部材1の差し入れ開口10から当該雌部材1
内に差し入れられる差し込み部20を備える雄部材2と
からなる。かかる雄部材2は、前記雌部材1内への所定
の差し込み位置Rへの差し入れにより、当該雌部材1内
から前記差し込み部20を抜け出さないように当該雌部
材1の前板部12の内側部に設けられた掛合部15に先
端部21aを掛合させる弾性片21を前記差し込み部2
0に備えている。(以下、かかる弾性片21の先端部2
1aを前記掛合部15に掛合させた状態を、バックルの
掛合状態Kという。)また、前記雌部材1の前板部12
には、当該雌部材1内に押し込み操作可能な操作片16
が設けてあり、この操作片16は前記押し込み操作によ
り、前記掛合状態Kにおける弾性片21の前記前板部1
2側に向けられた当接面21cに押し当てられて当該弾
性片21を前記掛合部15との掛合を解く向きに弾性変
形させるように構成してある。
【0020】したがって、この実施の形態にかかるバッ
クルによれば、前記雄部材2の差し込み部20を雌部材
1内に差し入れることによる前記掛合状態Kにより、こ
の雄部材2に取り付けられ、あるいは、この雄部材2が
取り付けられている部材と、かかる雌部材1に取り付け
られ、あるいは、この雌部材1が取り付けられている部
材とを、かかるバックルを介して留め合わせることがで
きる。また、かかる掛合状態Kから前記雌部材1の前板
部12に設けられた操作片16を押し込み操作すること
により、前記弾性片21の先端部21aと前記掛合部1
5との掛合を解いて、雄部材2の差し込み部20を雌部
材1内から抜け出し可能として、雄部材2と雌部材1と
を分離させることができ、これにより、かかるバックル
を介して留め合わされた二つの部材の当該留め合わせを
ワンタッチで解くことができる。
【0021】この結果、この実施の形態にかかるバック
ルは、主として、前記雌部材1の前板部12側を正面側
として適宜の部材に当該雌部材1を取り付けると共に、
留め付けの相手方となる他の部材に雄部材2を取り付け
て用いるのに適しており、例えば、スキーウェアなどの
肩ベルトの端部と胸当てとの留め合わせをなすように当
該スキーウェアなどの外側に前記雌部材1の前板部12
が向けられるようにして当該肩ベルトの端部と胸当てと
の留め合わせ箇所にそれぞれ前記雌部材1と前記雄部材
2とを取り付けるように用い、また、ウエストバックの
腰巻きベルトの両端部の留め合わせをなすように当該腰
巻きベルトにおける巻回外側に前記雌部材1の前板部1
2が向けられるようにして当該腰巻きベルトの両端部に
それぞれ前記雌部材1と前記雄部材2とを取り付けるよ
うに用い、また、かばんの蓋と本体との留め合わせをな
すように当該かばんにおける外側に前記雌部材1の前板
部12が向けられるようにして当該蓋と本体との留め合
わせ箇所にそれぞれ前記雌部材1と前記雄部材2とを取
り付けるように用い、また、スーツケースの内側におい
て留め合わせ張り込まれる一対のベルトの当該留め合わ
せをなすように当該スーツケースの蓋と本体とが向き合
った側に前記雌部材1の前板部12が向けられるように
して当該一対のベルトの留め合わせ箇所にそれぞれ前記
雌部材1と前記雄部材2とを取り付けるように用いられ
る。
【0022】また、この実施の形態にかかるバックル
は、前記雄部材2における差し込み部20の弾性片21
の当接面21cが、前記雌部材1への当該差し込み部2
0の差し入れ先側から差し入れ手前側に向けて、次第に
当該雌部材1の前記前板部12側に近付く向きの傾斜を
備えており、この傾斜により前記雌部材1の操作片16
を前記弾性片21に突き当てられた雄部材2が前記差し
入れ開口10から抜け出す向きに移動される構成を備え
ている。
【0023】この結果、この実施の形態にかかるバック
ルにあっては、前記掛合状態Kから前記雌部材1の操作
片16を押し込み操作することにより、前記弾性片21
の先端部21aと前記掛合部15との掛合を解くと共
に、このように掛合の解かれた雄部材2を雌部材1の差
し入れ開口10から抜け出される向きに移動させること
ができる。これにより、前記雌部材1の操作片16の押
し込み操作を止めても、雄部材2の弾性片21が雌部材
1の掛合部15に再び掛合されないようにでき、その後
の雄部材2の差し込み部20の雌部材1内からの抜き出
しをスムースになすことができる。
【0024】また、この実施の形態にかかるバックルに
あっては、雌部材1における掛合部15と差し入れ開口
10との間にある当該雌部材1の前板部12の内側部
に、当該雌部材1の内奥側から差し入れ開口10側に向
けて次第に後板部の側から離れる向きに傾斜する案内面
17aが設けてあると共に、この案内面17aに沿っ
て、前記雌部材1の操作片16の押し込み操作に伴って
前記掛合部15と弾性片21との掛合を解かれて前記差
し入れ開口10側に移動される雄部材2の当該弾性片2
1の先端部21aが、当該弾性片21を弾性復帰させな
がら前記差し入れ開口10側に案内され、この案内に伴
って前記雄部材2が前記雌部材1内からの抜き出し方向
に移動される構成としてある。
【0025】この結果、この実施の形態にかかるバック
ルにあっては、前記雌部材1の操作片16の押し込み操
作に伴って前記掛合部15と弾性片21との掛合を解
き、雄部材2の弾性片21が雌部材1の掛合部15に再
び掛合しないように当該雄部材2を前記差し入れ開口1
0側に移動させることができると共に、このように移動
された雄部材2をさらに、前記案内面17aへの前記弾
性片21の先端部21aの案内によって、格別の引き抜
き操作をなすことなく、雌部材1内から抜き出させるこ
とができる。
【0026】より詳細には、先ず、この実施の形態にか
かる雌部材1は、幅広の前記前板部12と後板部13と
を、前記雄部材2の差し込み部20を差し入れ可能な間
隔を開けて備えると共に、この前板部12と後板部13
とにおける前記差し込み部20の差し入れ方向Sに沿っ
た両側縁部間にそれぞれ、この側縁部間に亙る幅狭の側
板部14を備えた偏平筒状に構成してある。
【0027】このように構成される雌部材1は、一端側
に細長い前記雄部材2の差し込み部20の差し入れ開口
10を備えると共に他端側においても開口11されてい
る。
【0028】かかる雌部材1の前記前板部12は、その
内側部における前記差し入れ開口10側に、この差し入
れ開口10側から当該雌部材1の内奥側に向けて次第に
前記後板部13内面に近付く向きに、言い換えれば、当
該雌部材1の内奥側から差し入れ開口10側に向けて当
該後板部13内面から離れる向きに傾斜する案内面17
aと、この案内面17aにおける雌部材1の内奥側に頂
端17b縁を介して連続すると共に、前記雄部材2の差
し込み部20の差し入れ方向Sに略直交する向きに形成
された段差面17cとを備えた突き出し部17を有して
いる。この実施の形態にあっては、かかる段差面17c
が前記雄部材2の差し込み部20における弾性片21の
先端部21aが掛合される掛合部15とされる。したが
って、この突き出し部17における前記段差面17c
は、前記雌部材1における前記差し入れ開口10と反対
の開口11側に向けられている。また、この突き出し部
17は、雌部材1の前記前板部12の幅方向(前記雄部
材2の差し込み部20の差し入れ方向Sに直交する向
き)に向けて長く設けてある。なお、この実施の形態に
あっては、前記案内面17aは、前記雄部材2の弾性片
21の幅寸法よりもやや広い幅で設けてあり、この案内
面17aを挟んだ両側には、差し入れられる雄部材2の
弾性片21の両側部をガイドする段面12aが形成され
ている。
【0029】また、かかる雌部材1の前記前板部12
は、この前板部12に設けられた割溝16aにより区分
され、雌部材1の内側に向けて先端側を弾性的に押し込
み操作可能な操作片16を有している。
【0030】この実施の形態にあっては、前記前板部1
2に、前記雄部材2の差し込み部20における差し入れ
方向Sに沿った二条の縦側割溝16a’、16a’が当
該前板部12内外を貫通するように、前記雄部材2の弾
性片21の幅寸法と略等しい間隔を開けて設けてあると
共に、この二条の縦側割溝16a’、16a’における
前記差し入れ開口10側にある溝端間に亙って当該二条
の縦側割溝16a’、16a’に連通する横側割溝16
b”が、前記掛合状態Kにおいて前記突き出し部17に
おける前記段差面17cとの間に前記雄部材2の差し込
み部20における弾性片21の先端部21aが突き当た
る平坦面12bを残すように、前記前板部12内外を貫
通させた状態で設けてある。この結果、この実施の形態
にあっては、前記操作片16は前記横側割溝16b”に
よる区分側を先端側として雌部材1内に弾性的に押し込
み操作可能とされる。
【0031】なお、この実施の形態にあっては、前記横
側割溝16b”が、その中央側を前記差し入れ開口10
側に突き出すように、湾曲状に形成してある。また、前
記操作片16は、その先端側を基部側に対して厚肉とす
るように構成してあり、この操作片16の外側における
かかる先端側と基部側との間には傾斜状の段差面16b
が形成されている。
【0032】また、前記前板部12は、前記突き出し部
17の段差面17cから前記差し入れ開口10と反対側
の開口11縁に亙る間において、その内面を、前記平坦
面12bと略同面とするように構成してある。
【0033】また、この実施の形態にあっては、前記後
板部13における前記開口11側には、当該開口11縁
との間に間隔を開けて、当該後板部13の幅方向に亙る
長穴状をなすバンドなどの帯状体Hの差し入れ穴13a
が貫通状態に設けてあり、この差し入れ穴13aと前記
開口11縁との間を帯状体Hの巻き掛け部13bとし
て、かかる雌部材1を当該帯状体Hの端部などに取り付
けることができるようにしてある。
【0034】また、この実施の形態にあっては、一対の
前記側板部14、14は、雄部材2の差し込み部20の
差し入れ方向Sに沿った両側端面20aを当該側板部1
4内面によりガイドする間隔を開けて設けてある。ま
た、この側板部14は、前記差し入れ開口10側におい
て、前記前板部12および後板部13の幅方向に亙る側
縁との間に間隔を開けるように設けてあり、雌部材1
は、この差し入れ開口10側において、その幅狭側に側
方開放部14aを有している。なお、図中符号14bで
示すのは、前記差し入れ開口10側から前記開口11側
に向けて幅を次第に狭くするように雌部材1を構成しな
がら、一対の側板部14内面間の間隔を雌部材1の長さ
方向に亙って略均一にした関係から、この雌部材1をプ
ラスチック材料を用い支障なく一体に成形し得るよう
に、かかる側板部14の厚さをできるだけ均一にするよ
うに設けられた肉抜き穴である。
【0035】一方、この実施の形態にかかる雄部材2
は、前記雌部材1内への板状をなす差し込み部20と、
ベルトなどの帯状体Hの取付部22をを備えており、当
該取付部22は、前記差し込み部20における差し入れ
先側xと反対の側、すなわち、差し入れ手前側yに一体
に設けられている。
【0036】この実施の形態にあっては、かかる帯状体
Hの取付部22は、前記板状をなす差し込み部20にお
ける差し入れ手前側yの両側部においてそれぞれ、この
側部から一体に同じ向きに突き出すように設けられた側
板部22aと、この側板部22aの突き出し端側に亙っ
て設けられる横板部22bと、当該横板部22bと前記
差し込み部20の差し入れ手前側yの側縁部との間に前
記帯状体Hの通し空間22dを開けて、前記一対の側板
部22a、22a間に亙って設けられる巻き掛け桿22
eとを備えている。この実施の形態にあっては、前記横
板部22bが、前記雄部材2における前記雌部材1との
掛合状態Kにおいて当該雌部材1の前板部12と同じ側
に向けられる側(以下、雄部材2の前側2aという。)
から、これと反対の側(すなわち、前記掛合状態Kにお
いて雌部材1の後板部13と同じ側に向けられる側、以
下、雄部材2の後側2bという。)に向けて、次第に雄
部材2の差し込み部20の側に近付く向きに板面を傾斜
させた構成としてあり、図19に示されるように、前記
巻き掛け桿22eを挟んだ前記差し込み部20側にある
前記通し空間22dと前記横板部22b側にある前記通
し空間22dとに、前記雄部材2の前側2aで前記巻き
掛け桿22eに巻き掛けられるように通された帯状体H
に対し、特に、前記巻き掛け桿22eにおける前記横板
部22b側にある隅部22fと雄部材2の後側2bにあ
る当該当該横板部22bの端部22cとを突き当てて、
当該帯状体Hをズレなく留め付けるように、前記のよう
に通された当該帯状体Hを屈曲させる構成としてある。
【0037】また、前記板状をなす差し込み部20は、
前記雌部材1の両側板部14、14間に当該側板部14
に差し入れ方向Sに沿った側端面20aをガイドされな
がら差し入れられる大きさに構成されている。
【0038】また、この差し込み部20における差し入
れ手前側yの両側部には、前記雌部材1の側方開放部1
4aに入り込み、かつ、当該側方開放部14aに臨む雌
部材1の側板部14の端面14cに突き当たる突き当て
部20bが形成されており、この突き当たり位置から先
への雌部材1内への雄部材2の差し込み部20を差し入
れが阻止される構成としてある。そして、この実施の形
態にあっては、かかる雄部材2の突き当て部20bが雌
部材1の側板部14の端面14cに突き当たる雄部材2
の差し込み部20の雌部材1内への差し込み位置が、前
記雌部材1の掛合部15とされる段差面17cに雄部材
2の弾性片21の先端部21aを掛合させる所定の差し
込み位置Rとされている。
【0039】また、この実施の形態にあっては、前記差
し込み部20に、当該差し込み部20を貫通するように
割溝21dが設けられており、この割溝21dにより区
分される箇所が前記弾性片21とされている。
【0040】すなわち、この実施の形態にあっては、前
記差し込み部20における差し入れ方向Sに沿って、間
隔を開けて二条の縦側割溝21d’、21d’が設けて
あると共に、この二条の縦側割溝21d’、21d’に
おける当該差し込み部20の差し入れ手前側yの溝端間
に亙って当該二条の縦側割溝21d’、21d’にそれ
ぞれ連通する横側割溝21d”が前記差し込み部20の
幅方向に向けて設けてある。そして、これにより、当該
差し込み部20における差し入れ手前側yを先端部21
aとする板状の弾性片21が形成されている。
【0041】かかる弾性片21は、前記差し込み部20
の幅広側の面と略平行をなすように延びる基部21eを
有すると共に、先端側に、前記雌部材1への当該差し込
み部20の差し入れ先側xから差し入れ手前側yに向け
て、次第に当該雌部材1の前記前板部12側に近付く向
きの傾斜を備えた傾斜部21fを備えている。そして、
この傾斜部21fにより、雄部材2の前記前側2aに、
前記掛合状態Kにおいて押し込み操作された雌部材1の
操作片16の先端側が突き当てられる当接面21cが形
成されている。
【0042】また、雄部材2における前記後側2bにあ
る前記差し込み部20の面と、この雄部材2の前記前側
2aにある前記弾性片21の先端部21aとの間の、当
該差し込み部20の厚さ方向に向けた寸法t1が、少な
くとも雌部材1における前記突き出し部17の頂端17
b側における案内面17aと後板部13の内面との間の
間隔t2よりも、大きくなるように構成してある。
【0043】また、前記所定の差し込み位置Rにおい
て、雄部材2の差し込み部20における前記弾性片21
の先端部21aが、雌部材1の前記段差面17cの直下
に位置される構成としてある。なお、この弾性片21の
先端部21aには、前記差し込み部20の差し入れ手前
側yに向けられた掛合面21bが形成してある。
【0044】この結果、この実施の形態にあっては、先
ず、前記雌部材1における前記差し込み開口11から前
記雄部材2の前記差し込み部20を、この差し込み部2
0における雄部材2の前側2aが雌部材1の前板部12
の内面に向き合う向きで差し入れることができると共
に、この差し入れに伴って前記雌部材1の突き出し部1
7における案内面17aに雄部材2の弾性片21の先端
部21aを摺接させて当該弾性片21を次第に雄部材2
の前記後側2bに向けて撓み込ませることができる。
(図20)
【0045】次いで、前記雄部材2の差し込み部20を
前記所定の差し込み位置Rまで差し入れることにより、
前記のように撓み込ませた弾性片21を雌部材1の前板
部12の内面側に向けて弾性復帰させて、この弾性片2
1における先端部21a、より詳細には、この先端部2
1aにおける掛合面21bを前記突き出し部17におけ
る段差面17cに掛合させることができる。(図21)
この掛合により雄部材2と雌部材1は前記掛合状態Kと
なる。
【0046】次いで、かかる掛合状態Kから、前記操作
片16を押し込み操作することにより、この操作片16
における先端側の内面を前記弾性片21の当接面21c
に突き当て、当該弾性片21を前記雄部材2の後側2b
に向けて撓み込ませ、この弾性片21の先端部21aと
前記突き出し部17の段差面17cとの掛合を解くこと
ができる。(図22)
【0047】ここで、かかる雄部材2の弾性片21にお
ける前記当接面21cは前記傾斜を備えていることか
ら、この傾斜により前記操作片16による当該弾性片2
1を介した当接、押圧を受ける雄部材2は、雌部材1の
差し入れ開口10側に向けて前記掛合状態Kの解除と同
時に移動される。(図23)
【0048】この結果、前記雌部材1の操作片16の押
し込み操作により一旦前記掛合状態Kが解除された前記
雄部材2の弾性片21が、この解除後かかる操作片16
の押し込み操作を止めても、つまり、当該操作片16が
所期の位置に弾性復帰しても、再び前記突き出し部17
の段差面17cに掛合されることがないようにすること
ができる。
【0049】かかる操作片16の押し込み操作に伴う雄
部材2の移動寸法は、前記弾性片21の当接面21cの
当該雄部材2の差し入れ部の差し入れ方向Sに向けた長
さや、当該当接面21cの傾斜角を変えることにより適
宜変更することができる。この実施の形態にあっては、
前記掛合状態Kを解くストロークの前記操作片16の押
し込み操作により、前記弾性片21の先端部21aが前
記突き出し部17における頂端17bを越えて当該突き
出し部17における前記案内面17aの側に至るストロ
ークで前記雄部材2の移動がされるように、前記当接面
21cの長さ、傾斜角が設定されている。
【0050】次いで、前記操作片16の押し込み操作に
より前記掛合状態Kが解かれ、前記雌部材1の案内面1
7aに弾性片21の先端を突き当てる位置まで移動され
た雄部材2は、この案内面17aにおける前記頂端17
b側の箇所と前記後板部13の内面間の間隔t2が、前
記差し込み部20の雄部材2の後側2bの面と弾性片2
1の先端部21a間の寸法t1よりも狭いことから、か
かる弾性片21の先端部21aを前記案内面17aに突
き当てながらなされる当該弾性片21の弾性復帰方向へ
の移動に伴って、前記雌部材1の差し入れ開口10から
前記差し込み部20を抜き出させる向きにさらに移動さ
れ、(図24)これにより、雌部材1と再び完全に分離
される。(図19)
【0051】なお、この実施の形態にあっては、前記雄
部材2の差し込み部20における弾性片21を挟んだ当
該差し込み部20の差し入れ方向Sに沿った両側部2
3、23が、雌部材1への差し入れに伴って当該雌部材
1の前板部12および後板部13に摺接される厚さに構
成してあり、当該差し込み部20の雌部材1内への差し
入れを安定ならしめると共に、前記掛合状態Kにおいて
ガタつきを生じ難いようにしてある。
【0052】また、雄部材2の差し込み部20における
差し入れ先側xにおいて、当該雄部材2の前側2aにあ
る当該差し込み部20先端面に、差し入れ手前側yに向
けて高まるテーパ面24が形成してあり、雌部材1内へ
の差し入れをスムースに行えるようにしてある。
【0053】前記雄部材2における弾性片21、前記雌
部材1における操作片16への所要の弾性変形特性の付
与は、少なくとも、当該弾性片21、操作片16部分を
プラスチック材料、ゴム材料、弾性変形特性を備えた金
属材料などにより構成することによりなされる。バック
ルを低廉に構成するなどの観点からは、当該雄部材2お
よび雌部材1の双方全体をプラスチック材料により一体
に成形して構成することが好ましい。
【0054】
【発明の効果】この発明にかかるバックルによれば、雌
部材の前板部に区分して設けられた操作片の押し込み操
作により雄部材の差し込み部における弾性片と雌部材の
掛合部との掛合を解くと共に、当該弾性片における前記
操作片への当接面の傾斜により前記雄部材を雌部材内か
ら抜け出す向きに移動させることができる。
【0055】特に、片手の指一本で前記操作片を押し込
み操作することのみをもって、前記雄部材と雌部材との
掛合の解除・分離を円滑になすことができる特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】掛合状態Kにあるバックルの平面図
【図2】図1におけるA−A線断面図
【図3】掛合状態Kにあるバックルの正面図
【図4】掛合状態Kにあるバックルの左側面図
【図5】掛合状態Kにあるバックルの右側面図
【図6】掛合状態Kにあるバックルの底面図
【図7】雄部材2の平面図
【図8】図7におけるB−B線断面図
【図9】雄部材2の正面図
【図10】雄部材2の左側面図
【図11】雄部材2の右側面図
【図12】雄部材2の底面図
【図13】雌部材1の平面図
【図14】図13におけるC−C線断面図
【図15】雌部材1の正面図
【図16】雌部材1の左側面図
【図17】雌部材1の右側面図
【図18】雌部材1の底面図
【図19】係脱過程を示す縦断面図(分離状態)
【図20】係脱過程を示す縦断面図(差し入れ開始直
後)
【図21】係脱過程を示す縦断面図(掛合状態K)
【図22】係脱過程を示す縦断面図(掛合解除操作直
後)
【図23】係脱過程を示す縦断面図(掛合解除操作直
後)
【図24】係脱過程を示す縦断面図(雄部材2の抜き出
し方向への案内状態)
【図25】従来例を示す平面図
【図26】図25におけるD−D線断面図
【符号の説明】
R 所定の差し込み位置 1 雌部材 10 差し入れ開口 12 前板部 13 後板部 15 掛合部 16 操作片 16a 割溝 2 雄部材 20 差し込み部 21 弾性片 21a 先端部 21c 当接面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に差し入れ開口を備えた筒状をな
    す雌部材と、この差し入れ開口から当該雌部材内に差し
    入れられる差し込み部を備える雄部材とを有するバック
    ルであって、 前記雌部材が、前板部と後板部とを有すると共に、前記
    雄部材が、前記差し込み部に、前記雌部材への差し込み
    に伴って当該雌部材の前板部の内面に弾性変形された状
    態で先端側を接しさせる弾性片を備えており、 前記雌部材の前板部の内側部には、前記雄部材の差し込
    み部の所定の差し込み位置で前記弾性片を弾性復帰させ
    て当該弾性片の先端部に掛合する段差状の掛合部が設け
    てあると共に、 当該雌部材の前板部には、当該雌部材内に弾性的に押し
    込み操作可能な操作片が割溝を介して区分して設けてあ
    り、この操作片が前記押し込み操作により前記掛合部に
    掛合された雄部材の弾性片における前記雌部材の前板部
    側に向けられた当接面に押し当てられて当該弾性片を前
    記掛合部との掛合を解く向きに弾性変形させる構成とし
    てあり、 しかも、前記雄部材における差し込み部の弾性片の当接
    面が、前記雌部材への当該差し込み部の差し入れ先側か
    ら差し入れ手前側に向けて、次第に当該雌部材の前記前
    板部側に近付く向きの傾斜を備えており、この傾斜によ
    り前記雌部材の操作片を前記弾性片に押し当てられた雄
    部材が前記差し入れ開口から抜け出す向きに移動される
    構成としてあることを特徴とするバックル。
  2. 【請求項2】 雌部材における掛合部と差し入れ開口と
    の間にある当該雌部材の前板部の内側部に、当該雌部材
    の内奥側から差し入れ開口側に向けて次第に後板部の側
    から離れる向きに傾斜する案内面が設けてあると共に、 この案内面に沿って、前記雌部材の操作片の押し込み操
    作に伴って前記掛合部と弾性片との掛合を解かれて前記
    差し入れ開口側に移動される雄部材の当該弾性片の先端
    部が、当該弾性片を弾性復帰させながら前記差し入れ開
    口側に案内され、この案内に伴って前記雄部材が前記雌
    部材内からの抜き出し方向に移動される構成としてある
    ことを特徴とする請求項1記載のバックル。
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