JP1766982S - 除草具の刃体 - Google Patents

Abstract

本物品は、使用状態を示す参考斜視図のように、柄の前部に装着して除草作業に用いるもので、刃板形状は、平面の刃板の、直線状の縁と、弓状に突出した縁の各々に刃を形成し、刃板に捻りを加えた、捩れた形状となっている。 以下、使用状態を示す参考図において、使用法を説明する。 図は、左縁の直線状の刃１全域が地面に接した状態を示している。この状態で除草具をａ方向に振れば、平面視において、直線状状の刃が弓状に移動して地面を削って複数の雑草を同時に除草できる。 ｂ方向に柄を引けば、刃が除草方向に対して大きく傾斜しているので、除草幅は狭いが小さい力で軽快に地面を削って除草でき、切れ味が向上した使用感がある。包丁を滑らせて切ると、よく切れるのと同様である。この手法は削り難い地面、削り難い雑草に対して有効である。 図の状態から、柄を僅かに右回転すると、刃１が地面から離れ、刃２が地面に接する。この除草姿勢は、刃２で雑草基部の地面を、凹面状に小さく掬い取るように削ることができるので、まばらに生えた雑草を１本ずつ除草する用途に適し、必要外の地面を削る度合いを少なくすることができる。 刃板の左側にある刃で、３種類の削り方ができるので、実に使い勝手が良い。 上記の各除草操作において、右手人差指の第一関節を柄の右側面前端に当て、指先を曲げて操作すると、力点が刃板と隣接するので、刃を左方向に押す力を助長でき、ｂ方向に柄を引く操作も助長できるので、作業が楽で非常に使い易い。 柄を大きく右回転すると、左縁の刃は地面から離れ、右縁の弓状に突出した曲がった刃３が地面に接する。この刃は、雑草基部の地面を凹面状に掬い取るように操作して、まばらに生えた雑草を１本ずつ除草する用途に適し、刃を押し付けて、柄を右旋回すれば、弓状に曲った刃が旋回しながら雑草の根を切断し、根が張った雑草を削り取ることができる。 この、右縁の刃で地面を削って除草する操作では、親指を柄の前部左側面に当てることによって、力点が柄の左前部に来るので、刃を右方向に押す力を助長できる。 図の形状の柄を使用すれば、刃板を裏返した姿勢で、柄の前部と地面との干渉を回避できるので、柄の後部を握り、柄を押して、弓状に突出した縁の刃の前部で地面を削る、使い易い数種類の除草法が可能である。