JP1711460S - ロータリージョイント - Google Patents

Abstract

本物品は、例えば、ロボットアーム等の回転軸に対してエアチャック等の治具を回転自在に接続しつつ、当該治具に対して圧縮エア等の圧力流体を供給することが可能なロータリージョイントである。このロータリージョイントは、第１円筒部材と、第１円筒部材に対して相対的に回転可能な第２円筒部材と、第１円筒部材の内部を介して第２円筒部材に連結されて第２円筒部材とともに回転可能なプレートと、プレートの上面に設けられたボルトと、から構成される（各部の名称を示す参考斜視図１及び各部の名称を示す参考斜視図２参照）。第１円筒部材と第２円筒部材には、それぞれ４つの圧力流体導出入ポートが設けられる。第１円筒部材側の圧力流体導出入ポートと第２円筒部材側の圧力流体導出入ポートとは、第１円筒部材並びに第２円筒部材内部の図示しない流路を介して、１対１の関係で連通している。使用に際しては、例えば、使用状態を示す参考斜視図に示すように、ロボットアームの先端に本物品のプレートを固着する。次いで、本物品の第２円筒部材にエアチャックを固着する。ロボットアームから２本の圧力流体供給用チューブが延在し、その一端部は、それぞれ第１円筒部材の圧力流体導出入ポートに接続される。第２円筒部材の圧力流体導出入ポートには、２本の別途の圧力流体供給用チューブの一端部が接続され、２本の別途の圧力流体供給用チューブの他端部は、それぞれエアチャックの圧力流体導出入ポートに接続される。ロボットアームの図示しない回転軸が回転すると、第１円筒部材は回転せずに固定状態を維持する一方、第１円筒部材と相対的に回転可能な第２円筒部材とプレートが回転する。第２円筒部材の回転に伴い、第２円筒部材側の圧力流体導出入ポートに接続された他の圧力流体供給用チューブはその回転に倣う。このとき、第１円筒部材側の圧力流体導出入ポートに接続された圧力流体供給用チューブは回転しない（エアチャックを回転させた状態を示す参考斜視図参照）。このように、本物品は、圧力流体供給用チューブの巻き付きやよじれを生じさせることなく、エアチャックを連続的に回転させることができる。