JPH0983976A - データ放送信号を受信可能なテレビ受信機 - Google Patents

データ放送信号を受信可能なテレビ受信機

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JPH0983976A
JPH0983976A JP7241509A JP24150995A JPH0983976A JP H0983976 A JPH0983976 A JP H0983976A JP 7241509 A JP7241509 A JP 7241509A JP 24150995 A JP24150995 A JP 24150995A JP H0983976 A JPH0983976 A JP H0983976A
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JP
Japan
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receiving
program
signal
channel
mark
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Application number
JP7241509A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Inaba
均 稲葉
Toshio Kamata
寿夫 鎌田
Hiroshi Honda
浩 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0983976A publication Critical patent/JPH0983976A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】番組メニュー表示と同時に各チャンネルで補完
番組が放送されているかどうかを視聴者が容易に認識で
きるようにする。 【解決手段】番組メニューは、複数のチャンネルの画像
信号を圧縮回路34で圧縮しメモリ35に保持すること
により作成される。また、文字多重及びデータ放送デコ
ーダ52は、各チャンネルで補完番組が放送されている
かどうかを示す判定結果を一時格納する。そして番組メ
ニュー表示モードのときは、各対応する縮小画面に補完
番組マークが表示されるように上記判定結果を出力制御
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ放送信号
を受信可能なテレビ受信機に関するもので、具体的に
は、テレビジョン放送信号に含めて放送されるデータ放
送信号の有無を視聴者にわかりやすくし、受信機の操作
及び取扱いを容易としたものである。
【0002】
【従来の技術】通常のテレビジョン放送信号に文字や図
形データを多重化して伝送する文字放送番組が実現され
ている。現在サービスが実施されている文字放送番組と
して、ニュース、天気予報、交通情報、観光案内、テレ
ビショッピングなどがある。また、番組の中で視聴者に
アンケート調査を行うような場合もある。
【0003】ところで、現在の文字放送番組はテレビ局
から視聴者に対して一方的に情報を提供する方式であ
る。例えば、テレビショッピングの場合、文字放送でシ
ョッピング情報番組を放送した場合、視聴者は画面表示
される文字を見ながら希望する商品番号や通信販売会社
の電話番号などをメモに取り、そのメモを見ながら電話
機を使って電話し、注文や発注を行うことになる。ま
た、番組の中で視聴者にアンケート調査を行うような場
合も、視聴者は、応答するための電話番号などをメモに
取り、そのメモを見ながら電話機を使って応答を行うこ
とになる。このような場合、誤ダイアルによる間違い電
話が発生したり、電話番号を誤ってメモした場合の間違
い電話などの問題が発生する。
【0004】上記したように、従来の文字多重放送番組
ではテレビ局からの一方的な放送を行い、その応答に関
しては視聴者からの電話連絡を待つという方式であるた
めに、応答期間が長くなる。また多くの間違い電話など
を発生させるという問題を有していた。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、文字多重放送番組において放送局側からコンピュー
タプログラムデータを伝送し、受信機にはこのコンピュ
ータプログラムを実行するプログラム実行手段を設け、
視聴者が操作入力を与えたときに、プログラム実行手段
が通信制御手段を介して自動的に電話機のダイヤリング
を行い、視聴者の入力データを自動的に伝送するように
しようという提案が行われている。このようにすると、
間違い電話も少なくなり、収集局に対する応答時間もリ
アルタイムに近くなる。以下、上記のようにコンピュー
タプログラムや放送番組を説明などで補足する補足デー
タを含むデータを送る番組のことを補完番組と言い、ま
たコンピュータプログラムのことをスクリプトと称する
ことにする。
【0006】ところで、補完番組を受信し処理する回路
ブロックは、大半が文字多重放送番組を受信し処理する
回路ブロックと共通化可能である。そこで、受信装置を
設計する場合には、文字多重放送番組の処理モードと、
補完番組の処理モードとを切り替えて使用できるような
回路構成とした方がハードウエアを小規模とすることが
できる。
【0007】しかしながら上記両方の番組を処理できる
回路の動作モードを切り替えて使用するようにした場
合、特に、補完番組処理モードに移行した場合に次のよ
うな問題が生じる。
【0008】即ち、補完番組は、補足データと放送信号
とが一体に利用され、かつスクリプトの支配下でテレビ
ジョン受信装置が制御されることにより、利用価値が生
じることが多い。例えばテレビショッピングを考えた場
合、放送信号により商品の映像が伝送され、その説明が
補足データで伝送され、視聴者がその映像を見ながら例
えば購入希望商品の選択をキー操作に入力することにな
る。すると、自動的にスクリプトの制御の基で、希望商
品のコード及び視聴者のID等を含む伝送データの生成
が行われ、自動ダイヤリングが行われることになる。
【0009】しかし、例えば文字多重放送番組から動作
モードを補完番組に切り替えて、上記のテレビショッピ
ングをすぐに実施した場合、スクリプトが十分に受信さ
れていない場合がある。しかし放送信号はテレビショッ
ピングの内容となっている。このような場合には、視聴
者は、注文のための操作を行ったにもかかわらずスクリ
プトの動作が不完全であるために、エラーとなってしま
う。同様に、例えばアンケート調査が行われている番組
で、視聴者が応答したにもかかわらずスクリプトの動作
が不完全であるために、エラーとなってしまうことがあ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したような事態を
回避するには、視聴者は補完番組が放送されているかど
うかを容易に認識できるような対策を図ることが必要で
ある。またテレビジョン放送チャンネルとしては、多数
のチャンネルがあるが、いずれのチャンネルで補完番組
が放送されているかを予め視聴者に認識させる必要があ
る。また補完番組は視聴者との対話形式をとることがあ
るために、同時に複数画面を表示するテレビ受信機にお
いては、いずれの画面に対して視聴者が応答しているの
かを分かりやすくし、誤操作や入力ミスを防止する必要
がある。
【0011】そこで、この発明は、各チャンネルの画像
信号を取り込み各画像を圧縮して記憶する。また、各チ
ャンネルで補完番組が放送されているかどうかを自動的
に検出する。補完番組が放送されているチャンネルに関
しては、番組メニュー表示としてその画像と補完番組マ
ークを画面に同時に表示することができるようにしてい
る。これにより視聴者は、一覧で各チャンネルの補完番
組放送状態を認識することができる。
【0012】またこの発明は、各チャンネルの画像信号
を取り込み各画像を圧縮して、同一画面に同時に複数の
チャンネルの画像を逐次表示する。また、各チャンネル
で補完番組が放送されているかどうかを自動的に検出す
る。そして補完番組が放送されているチャンネルに関し
ては、その表示画像に合わせて補完番組マークを画面に
同時に逐次表示する。これにより視聴者は、一覧で各チ
ャンネルの補完番組放送状態を逐次認識することができ
る。
【0013】またこの発明は、画面に映し出していない
チャンネルで補完番組が放送されているかどうかを自動
的にチェックして、補完番組が放送されているチャンネ
ルに関しては、その補完番組有無情報をメモリに記憶し
ておき、対応するチャンネルが選択表示された場合に
は、前記メモリの情報に基づいて補完番組マークを合わ
せて表示するようにしている。これにより視聴者は、受
信チャンネルの補完番組放送状態を待ち時間なく瞬時に
認識することができる。
【0014】またこの発明は、各チャンネルで補完番組
が放送されているかどうかを自動的に検出して、対応す
る複数の画面に補完番組マークを同時表示するが、ある
1つの番組が選択され、視聴者によるアクセスが行われ
る場合には、他のチャンネルの補完番組マークを消去す
るようにようにしている。これにより視聴者は、適格に
間違いなく番組へのアクセスを行うことが可能となる。
【0015】またこの発明は、各チャンネルで補完番組
が放送されているかどうかを自動的に検出するが、複数
表示された画面のうち音声信号が選択されている画面に
対応する補完番組のみが視聴者に応答できるようによう
にしている。これにより視聴者は、適格に間違いなく番
組へのアクセスを行うことが可能となる。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、テレビジョ
ン放送信号を受信する受信手段と、前記受信手段の受信
チャンネルを切り換えて、受信したテレビジョン放送信
号の映像信号をそれぞれ圧縮処理し、各チャンネルの縮
小画像信号をメモリに記憶させる番組メニュー生成手段
と、前記テレビジョン放送信号に含まれており、その映
像・音声信号とは独立したデータチャンネルに多重され
て伝送されてくるデータ放送を受信し、復調するデータ
放送受信及び復調手段と、前記各チャンネルに対応し
て、前記データ放送受信及び復調手段が補完番組の有無
を検出した場合、その判定結果を前記各チャンネルの前
記縮小画像信号に対応させて格納する判定結果格納手段
と、前記番組メニュー生成手段の前記メモリの内容を表
示手段に表示する際に、前記判定結果格納手段の判定結
果を対応する前記縮小画像信号に重畳して表示するマー
ク重畳手段とを具備する。
【0017】これにより視聴者は、一覧で各チャンネル
の補完番組放送状態を希望の時に、あるいは逐次認識す
ることができ、操作上の安定性を得ることができる。ま
たこの発明は、第1及び第2のチューナ含み同時に2チ
ャンネルのテレビジョン放送信号を受信できる受信手段
と、前記第1のチューナの受信信号である映像信号を表
示手段に表示させる映像信号処理手段と、前記第2のチ
ューナの受信チャンネルを次々切り換えて、受信したテ
レビジョン放送信号に含まれておりその映像・音声信号
とは独立したデータチャンネルに多重されて伝送されて
くるデータ放送を受信し、復調するデータ放送受信及び
復調手段と、前記データ放送受信及び復調手段が補完番
組の有無を検出した場合、各チャンネルに対応させてそ
の判定結果を格納する判定結果格納手段と、前記第1の
チューナの受信チャンネルを切り換えられたときに、当
該選択チャンネルで補完番組が放送されているかどうか
を前記判定結果格納手段の記憶内容を参照して判断し、
補完番組ありの判定結果がある場合には即座に当該選択
チャンネルの映像信号に補完番組マークを重畳させて表
示させるマーク重畳手段を具備する。
【0018】これにより視聴者は、選択したチャンネル
で補完番組が放送されているかどうかを即座に認識する
ことができ操作上の安定性を得ることができる。またこ
の発明は、第1及び第2のチューナを含み同時に2チャ
ンネルのテレビジョン放送信号を受信できる受信手段
と、前記第1のチューナの受信信号である映像信号と、
前記第2のチューナの受信信号である映像信号とをそれ
ぞれ圧縮して、表示手段の左右にそれぞれ表示させる2
画面表示用の映像信号処理手段と、前記受信手段の出力
が供給され、受信した前記テレビジョン放送信号に含ま
れておりその映像・音声信号とは独立したデータチャン
ネルに多重されて伝送されてくるデータ放送を受信し、
復調するデータ放送受信及び復調手段と、前記データ放
送受信及び復調手段が補完番組の有無を検出した場合、
各チャンネルに対応させてその判定結果を格納する判定
結果格納手段と、前記判定結果格納手段の判定結果を参
照して、補完番組が放送されているチャンネルの前記映
像信号に対しては、補完番組マークを重畳して表示させ
るマーク重畳手段とを具備する。
【0019】そして、前記表示手段の左右の画面にそれ
ぞれ補完番組マークが表示されている状態において、前
記データ放送受信及び復調手段が前記第2のチューナ側
からの映像信号を選択して補完番組処理モードに設定さ
れたとき、前記マーク重畳手段を制御し、前記第1のチ
ューナ側の映像信号の画面に表示されている補完番組マ
ーク及び又は補完番組の副表示画像を消去せしめる副表
示制御手段を有するものである。また、音声信号が選択
されている画面に対応する補完番組に対してのみ視聴者
に応答させるようにしている。これにより視聴者は、こ
れにより視聴者は、適格に間違いなく番組へのアクセス
を行うことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1には、この発明の実施の形
態であるテレビジョン放送を利用した双方向通信装置が
適用されたシステムの例を示している。このシステム
は、現行の文字多重放送の機能と電話通信機能とを活用
することによって、テレビジョン放送の一方向放送に対
して、電話通信機能を付加し、上り方向のデータ伝送機
能を拡張し、全体としては双方向通信機能を実現してい
る。このシステムは、基本的には既存の文字多重放送シ
ステムを、ソフトウェア的に機能拡張している。よっ
て、スクリプトを文字多重放送に追加して放送しても、
現在のTV放送、文字放送、およびTV受像機にはまっ
たく影響を与えることはない。
【0021】全体的システムは、TV受像機11、放送
局12、電話回線網13、および収集局14を含むネッ
トワークによって構成されている。放送局12は、文字
放送のチャンネルを利用して、双方向性を実現するため
のコンピュータプログラムであるスクリプトを補完番組
に含めて通常のテレビ番組に同期して放送する。あるい
は独立放送として所定放送時間内に繰り返し放送する。
このスクリプトは、双方向通信システムの進行手続きを
記述した一種のアプリケーションプログラムであり、T
V放送信号の垂直帰線期間に重畳されてる送信される。
【0022】スクリプトは、TV放送信号を受信したT
V受像機11のメモリに貯えられ、例えばそのTV受像
機11に組み込まれたプログラム実行装置(スクリプト
デコーダ)によって実行される。このスクリプトデコー
ダは、現在の番組が補完番組であることを示すシンボル
マーク例えば「i」を画面表示して視聴者にそれを通知
し、視聴者からの操作入力に応じて、スクリプト実行を
開始し、番組補足データの表示などの応答を行う。
【0023】視聴者による応答は、TV受像機11のな
かで自足的に終わることもあるが、応答の結果を各地に
備えたコンピュータ・システム(収集局14)に電話回
線網13を経由して送り、場合によっては、放送局12
が提供する番組内容にリアルタイムに反映させることも
可能である。また、電話回線網13を介して収集局14
側からデータを取り込むことも可能である。
【0024】TV受像機11には、文字多重デコーダを
含む通常のTV放送受信回路に加え、双方向機能を実現
するために、スクリプトデコーダおよびモデムが装備さ
れる。スクリプトデコーダは、放送局12から送られて
くるTV放送信号の中からスクリプトを取り出し、それ
を実行することによって双方向通信を実現する。視聴者
は、上りデータを送るために応答する場合には、TV操
作用のリモコンを用いて応答を行う。収集局14にデー
タが伝送されるときは、TV受像機11に接続されたモ
デムによって自動ダイヤルが行われ収集局14に接続さ
れる。上りデータは即座に送信される場合もあり、ある
いは夜間など待ってから送信することもできる。
【0025】TV受像機11に追加されるモデムは、自
動的にダイヤルする機能をもっているので、上りデータ
伝送のために視聴者によるダイヤル操作は不要である。
自動ダイヤル先の電話番号は、補完番組ごとに放送局1
2側からのスクリプトに埋め込んで送信されてくる。こ
の電話番号は1つあるいは複数の場合があり、複数の場
合は、視聴者が送り先を選択できるようになっている。
【0026】スクリプトデコーダは、コンピュータプロ
グラムを実行するプロセッサによって実現される。しか
し、文字多重デコーダにも通常はプロセッサが内蔵され
ているので、実際には、スクリプトデコーダは文字多重
デコーダをソフトウェア的に機能拡張することによって
実現している。よって、スクリプトデコーダは、文字多
重デコーダと、プログラムROMとから構成され、多く
の回路を文字多重デコーダと共有している。
【0027】放送局12は、視聴者の応答を番組に反映
させるなどの視聴者参加方式の番組を放送する場合に
は、通常の映像・音声を含む放送信号に、スクリプトを
含む補完番組データを挿入して送信する。スクリプトを
含む補完番組のデータの生成および挿入のための番組制
作システムは、パーソナル・コンピュータと多重化装置
で構成することができる。
【0028】放送局12は、通常の番組に追加するかた
ちで放送電波に補完番組を挿入して放送を行う。追加す
るコンピュータプログラムは、放送局自身が制作するも
の、広告会社、通販会社などの第三者が制作し提供する
ものに大別される。さらに、放送局制作のものは、事前
に用意できるものと、スポーツ中継時のようにライブで
挿入されるものがある。
【0029】ここで、スクリプトの構成について説明す
る。スクリプトは、放送局12の制作システムによって
作成され、通常の画像・音声と共に、送出される。スク
リプトは、次のようなオブジェクトの集合として実現さ
れている。
【0030】(1)背景・表示素材 (2)動作ボタン (3)文字列 (4)画像 など 各オブジェクトには、補完的な手順(手続き)を持たせ
ることができ、この手続きは拡張BASIC言語などに
よって記述される。この言語は、通常のBASICに双
方向通信用の制御命令を持たせたものである。
【0031】このスクリプトの実行時には、まず最初
に、画面の背景と動作ボタンなどの画面構成要素が表示
される。視聴者がその動作ボタンを選択すると、そのボ
タンに対応するプログラムが起動される。
【0032】収集局14にはあらかじめ応答データの処
理方法が登録されており、これに応じて収集した内容
を、放送局、広告会社、スポンサ、通販会社などに再配
送することができる。
【0033】この双方向通信システムで実現できる双方
向番組の形態は、次の3つに大別できる。 (1)補完データ番組 ・広告商品についての付加的な情報を選択表示する。
【0034】・スポーツ中継時のデータを選択的に表示
する。 ・番組内容の表示をする。 ・料理リサピーを記憶しておき、後で表示する。
【0035】・幼児教育番組において、質問に対する答
えに反応する。 ・クイズ番組において、視聴者の答えに反応する。 (2)応答フィードバック番組(収集局を使う) ・政治、経済、社会報道に関するアンケートを採る。
【0036】・スポーツ番組でアンケートを採る。 ・視聴者参加クイズ番組で、正答者の統計表示や、トー
ナメントを行う。 (3)トランザクション付き番組(収集局を使う) ・テレビショッピングで注文をサーバ(収集局)にて受
け付ける。
【0037】・情報など要求付き広告で、カタログ要求
などをサーバ(収集局)にて受け付ける。 ・視聴率調査のため、視聴者の同意を得て、視聴番組デ
ータをサーバ(収集局)に送る。
【0038】図2の(A)及び(B)には、ハイブリッ
ド伝送方式のTV文字多重放送信号において文字放送デ
ータが伝送されてくる期間を示している。即ち文字放送
データは、垂直帰線期間の第14H(第277H)〜第
16H(第279H)、および第21H(第284H)
に重畳されている。この垂直帰線期間には、さらにデー
タを多重可能な余裕があるので、例えば第10H(第2
73H)〜第13H(第276H)に上述したスクリプ
トを多重して伝送することができる。スクリプトは、こ
のように現行の文字多重位置とは異なる位置に多重して
も良いが、現行の文字多重信号と同じ位置に時分割で伝
送されてきてもよい。また、文字放送データを音声多重
信号の一方の副チャンネルに乗せて送信することもで
き、この場合には、FM受信部からのデータを取り込む
ことになる。
【0039】図3は、上記TV受信機11の構成をさら
に具体的に示す図である。チューナ31で受信され、検
波されたビデオ信号は、ビデオ処理回路32に供給さ
れ、また音声信号は音声回路33に供給される。ビデオ
処理回路32のデジタル化出力は、圧縮回路34及び選
択回路41に供給される。圧縮回路34にはメモリ35
が接続されており、圧縮した静止画像を記憶することが
でき、またチャンネルサーチモードでは、次々と各チャ
ンネルの画像を記憶し、読み出すことができる。読み出
された信号は選択回路41に供給される。選択回路41
で選択されたビデオ信号は、合成回路42でアナログ変
換されてカラー陰極線管43に供給されて画像表示され
る。音声回路33から出力された音声信号は、増幅器4
5に入力することができる。増幅器45の出力はスピー
カ46に供給される。
【0040】ビデオ処理回路32からの出力ビデオ信号
は、文字多重及びデータ放送デコーダ52に入力され
る。文字多重及びデータ放送デコーダ52は、垂直ブラ
ンキング期間に多重されている文字多重放送信号または
データ放送信号を抽出して処理することができる。文字
多重及びデータ放送デコーダ52は、メインコントロー
ラ61からの指令により文字多重処理モードまたはデー
タ放送処理モードのいずれかに切り替えらえる。また後
で述べる番組メニュー表示指定のときは、データ放送処
理モードにありながら、補完番組マーク蓄積処理を実行
する。
【0041】上記のテレビ受信機は、通常の動作時は、
リモコン操作器60からのチャンネル操作に応じて、メ
インコントローラ61はチューナ31のチャンネル選択
を制御する。また選択回路41は、ビデオ処理回路32
の出力ビデオ信号を選択する様に制御される。そして合
成回路42は、選択回路41の出力を選択する様に制御
される。
【0042】文字多重放送信号を処理するときは、リモ
コン操作によりメインコントローラ61を通じて文字多
重及びデータ放送デコーダ52が文字多重放送処理モー
ドに切り替えられる。文字多重放送処理により得られた
出力信号は、出力回路53を通じて出力タイミングが制
御され合成回路42に供給される。これにより選択回路
41から出力されている画像に文字画像が多重されて表
示される。
【0043】データ放送信号を処理するときは、リモコ
ン操作によりメインコントローラ61を通じて文字多重
及びデータ放送デコーダ52がデータ放送処理モードに
切り替えられる。これによりデコーダ52は、補完番組
を取得して、先に説明したような視聴者との対話処理が
可能となる。
【0044】次に、番組メニュー表示が指定された場合
を説明する。このときは、メインコントローラ61によ
りチューナ31は次々と選局が切り替え制御される。ま
た、各チャンネルのビデオ信号は、圧縮回路34とメモ
リ35部により水平及び垂直方向へ圧縮され、静画とし
て選択回路41を介して出力される。
【0045】一方、デコーダ52においては、各チャン
ネルのビデオ信号にデータ放送信号が含まれているかど
うかを検出し、データ放送信号が含まれているチャンネ
ルに対応して補完番組マークを発生し、チャンネル番号
表示信号と補完番組マーク信号とを対応付けて、例えば
出力回路53のメモリ(判定結果格納部)に一旦記憶す
る。そして、メインコントローラ61の制御の基に、出
力回路53のチャンネル番号表示信号及び補完番組番組
マーク信号と、メモリ及び圧縮回路34からの対応チャ
ンネルの画像信号とが同期されて、合成回路42で合成
されて出力される。
【0046】この結果、画面上では、図4(a)の画面
に示すように、例えば9分割画面G1〜G9にそれぞれ
のチャンネル番号が表示され、かつデータ放送が行われ
ているチャンネルに対しては、補完番組マークとしての
例えば「i」マークが表示される。これにより、視聴者
は、一覧で各チャンネルの補完番組放送状況を認識する
ことができる。このときの音声はミュートされている。
【0047】上記の説明では、9画面のすべてが静止画
像であるものとして説明したが、いずれか1つはリアル
タイムの映像を出力してもよい。これを実現するには、
まず他のチャンネルの画像取得期間と、リアルタイムで
映出する特定チャンネルの選択期間の配分を適宜設定す
ることにより可能である。即ち、一定時間は、他のチャ
ンネルの画像取得を次々と行い、縮小画面をメモリに格
納(この期間は特定チャンネルは静止画)するが、他の
期間は特定チャンネルを受像し動画として縮小表示する
ものである。したがって、間欠的に特定チャンネルは静
止画期間が存在する。
【0048】また、上記の例では、1つの画面を9つに
分割して各チャンネルの画像を同一の大きさで表示する
ようにしたが、図4(b)の画面に示すように、動画と
して表示するチャンネルの動画エリアを大きく確保し、
他の番組メニュー表示エリアを小さいエリアとしてもよ
い。図の例では、番組メニュー表示エリアには3つの小
画面(静止画)を表示し、補完番組が放送されているチ
ャンネルにはその補完番組マークを表示するようにして
いる。この例では、3つの小画面しか表示できないの
で、一定期間が経過すると他のチャンネルの小画面を表
示するようにしている。したがって、チューナ31の選
局と、所定チャンネルを表示する動画表示エリア及び他
のチャンネルの画面を表示するメニュー表示エリアの表
示状態とは図4(c)のタイミング関係となる。
【0049】ここで、上記文字多重及びデータ放送デコ
ーダ52についてさらに詳しく説明する。図5におい
て、受信チャンネルのビデオ信号は入力端子521を介
して同期分離部522、A/D変換器23に供給され
る。ビデオ信号の垂直帰線期間には双方向デジタル通信
のためのデータが多重されている。A/D変換器523
でデジタル化されたデータは、波形等化部524で波形
等化されデータ取り込み・誤り訂正部525に導入され
る。波形等化部524は、デジタル信号に変換された映
像信号の伝送途中の劣化を補償するもので、映像信号に
多重されているデジタル放送信号を分離し、その中の多
重化データ及びクロックを出力する。データ取り込み・
誤り訂正部525は、クロックに同期して多重化データ
を8ビット単位でバッファRAM526に取り込み誤り
訂正を行う。
【0050】CPU527は、プログラムROM528
の固定プログラムを基本にして動作する。文字フォント
ROM529には文字表示を行うための文字フォントが
格納されており、このROM529に対して、希望の文
字をアドレス指定することにより対応した文字データを
読み出すことができる。
【0051】入力端子530には、TV受像機に同期し
た表示用の同期信号が導入され、先の出力回路53を構
成する表示制御部531に供給されている。表示制御部
531は、表示メモリ532のデータをテレビジョン画
像の再生に同期させて読み出すと共に、CPU527か
らの書き込み命令を受けて表示メモリ532に表示デー
タを書き込む処理を行う。表示メモリ532から読み出
されたデータは、カラーマップメモリ533に供給され
表示データをアドレス入力とし、当該アドレスに対応す
る原色信号RGBの各レベルデータを出力する。レベル
データを可変することにより色を可変することが可能で
ある。このレベルデータは、D/A変換器534にてア
ナログRGB信号に変換し、出力端子535から表示信
号として導出される。なおこの表示信号は、合成手段に
よりテレビジョン画像信号と合成されグラフィックスが
スーパーインポーズされたテレビジョン画像信号として
ディスプレイに表示される。
【0052】入力端子536からはリモコン操作部から
の視聴者による操作信号がメインコントローラを介して
入力される。この操作信号は操作入力インターフェース
(I/F)537を介してCPU527に取り込まれ解
析される。
【0053】54は変調及び復調器(モデム)であり、
通信制御部を構成しており、回線接続部55を介して電
話回線に接続される。回線接続部55は、回線の接続、
切断を制御するものでCPU527により制御される。
【0054】CPU527は、バスラインを介して各機
能ブロック、即ちデータ取り込み・誤り訂正部525、
プログラムROM528、文字フォントROM529、
操作入力I/F537、表示制御部531、モデム54
などに接続されている。さらにバスラインには、作業R
AM541、番組RAM542、不揮発性メモリ543
が接続されている。番組RAM542は、放送局から伝
送されてくるコンピュータプログラムを格納するメモリ
であり、視聴者の操作に応じて、ROM528に格納さ
れた固定プログラムの中のインタープリタに従い、この
コンピュータプログラムの内容を解釈し、このコンピュ
ータプログラムの手順を実行することができる。不揮発
性メモリ543には、この受信端末(デコーダ)の固有
の識別番号(ID)が格納されており、例えばテレビシ
ョッピング等で収集局14に注文データを伝送するとき
はこの固有の識別番号が利用される。収集局14では、
IDを認識するこにより、注文主を判別することにな
る。
【0055】上記の実施の形態は、チューナが1つのテ
レビ受信機の例を示したが、最近ではチューナを複数、
例えば2つ有し、画面上では、左と右に第1画面と第2
画面を表示するテレビ受信機がある。このような受信機
に対して本発明を適用した場合を説明する。図2と同一
部分には同一符号を付している。
【0056】図6は、上記TV受信機11の構成をさら
に具体的に示す図である。このTV受信機は、2チャン
ネルを同時受信することができる。チューナ21で受信
され、検波されたビデオ信号は、ビデオ処理回路22に
供給され、また音声信号は音声回路23に供給される。
ビデオ処理回路22の出力は、圧縮回路24及び選択回
路41に供給される。選択回路41で選択されたビデオ
信号は、合成回路42を介してカラー陰極線管43に供
給されて画像表示される。
【0057】音声回路23から出力された音声信号は、
スイッチ44を介して増幅器45に入力することができ
る。増幅器45の出力はスピーカ46に供給される。一
方、チューナ31で受信され、検波されたビデオ信号
は、ビデオ処理回路32に供給され、また音声信号は音
声回路33に供給される。ビデオ処理回路32の出力
は、圧縮回路34及び選択回路41に供給される。選択
回路41で選択されたビデオ信号は、合成回路42を介
してカラー陰極線管43に供給されて画像表示される。
【0058】音声回路33から出力された音声信号は、
スイッチ44を介して増幅器45に入力することができ
る。増幅器45の出力はスピーカ46に供給される。ビ
デオ処理回路22、23の出力ビデオ信号は、スイッチ
51の一方と他方の入力端子に供給される。スイッチ5
1で選択されたビデオ信号は、文字多重及びデータ放送
デコーダ52に入力される。
【0059】文字多重放送信号を処理するときは、リモ
コン操作によりメインコントローラ61を通じて文字多
重及びデータ放送デコーダ52が文字多重放送処理モー
ドに切り替えられる。文字多重放送処理により得られた
出力信号は、出力回路53を通じて出力タイミングが制
御され合成回路42に供給される。これにより選択回路
41から出力されている画像に文字画像が多重されて表
示される。
【0060】データ放送信号を処理するときは、リモコ
ン操作によりメインコントローラ61を通じて文字多重
及びデータ放送デコーダ52がデータ放送処理モードに
切り替えられる。これによりデコーダ52は、補完番組
を取得して、先に説明したような視聴者との対話処理が
可能となる。さらに音声も対応する番組の方の出力が得
られるようにスイッチ44が自動的に切り替わるように
なっている。
【0061】上記の受信機によると種々の表示方法が可
能となる。まず、ビデオ処理回路22の系統のチャンネ
ル選択を行い、通常の画像表示を行う。このときは、1
画面通常モードに指定されるもので、ビデオ処理回路2
2からの出力ビデオ信号は、選択回路41で選択され
て、合成回路42を介して陰極線管43において表示さ
れる。また、音声回路23の出力信号はスイッチ44、
増幅器45を介してスピーカ46に供給される。
【0062】次に、2画面表示モードのときは、ビデオ
処理回路22の出力ビデオ信号は圧縮回路24で水平方
向へ1/2圧縮され、ビデオ回路32の出力ビデオ信号
は圧縮回路34で水平方向へ圧縮される。そして、選択
回路41は、圧縮回路24、34の出力を1/2水平期
間毎に選択し、合成回路42に供給する。これにより、
画面上の左側にはチューナ21で選択したチャンネルの
画面が表示され、右側にはチューナ31で選択したチャ
ンネルの画面が表示される。
【0063】このテレビジョン受信機によると、チュー
ナ21側の選局チャンネルの画像を表示している間に、
他のチューナ31のチャンネル選択をスイープさせて、
各チャンネルの補完番組放送の状況を予め検出すること
ができる。
【0064】補完番組放送が行われているかどうかを検
出するためには、3〜5秒程度の時間がかかるので、予
め各チャンネルで補完番組が放送されているかどうかを
判定しておくことは重要である。予め補完番組が放送さ
れていることを判定し、対応するチャンネル番号ととと
もにその判定結果をメモリに記憶しておくことにより、
当該チャンネルが表示のために選択されたときは、即座
に補完番組が放送されているかどうかを示す補完番組マ
ークを表示することができ、3秒〜5秒の時間待つ必要
がない。
【0065】さらに補完番組が放送されているかどうか
を視聴者が判断できるようにすればよいのであるから、
例えば特定のマークをフラッシングさせたり色を変化さ
せたりするような表示方法であってもよい。
【0066】図7は、チューナ21側の選局チャンネル
の画像を表示している間に、他のチューナ31のチャン
ネル選択をスイープさせて、各チャンネルの補完番組放
送の状況を予め検出するためのフローチャートである。
【0067】メインコントローラ61側では、チューナ
31の受信チャンネルを切換え、受信チャンネルを切換
えたことをCPU527へ伝える(ステップA1〜A
3)。そして例えば3秒間時間待ちを行った(ステップ
A4)後、CPU527からの判定結果を受けとる(ス
テップA5)。ここで判定結果と現在の受信チャンネル
の番号とをペアにしてRAMに格納し、テーブル化する
(ステップA6)。ここで他方のチューナ21の受信チ
ャンネルが切換えられたかどうかを判定する(ステップ
A7)。受信チャンネルが切換えられた場合には、前記
RAMのデータであって、対応する受信チャンネルの補
完番組情報を表示する(ステップA8)。表示は、例え
ば出力回路のRAMのデータを転送することにより合成
回路42で合成されるようにする。チューナ21の受信
チャンネルが切換えられていなければ、ステップA2に
戻りチューナ31の受信チャンネルを切換えて補完番組
の放送状況のデータ収集をおこなう。
【0068】CPU527側においては、メインコント
ローラ61からチューナ31の受信チャンネルを切換え
た旨の情報を受けとると(ステップB1、B2)、3秒
間の時間待ち(受信後のビデオ信号が波形等価されるま
での時間にほぼ等しい)を行い(ステップB3)、その
後、補完番組が放送されているかどうかの判定をおこな
い(ステップB4)、その判定結果をメインコントロー
ラ61へ転送するようにしている(ステップB5)。
【0069】上記の手段を設けることにより、チューナ
21のチャンネルを切換えた直後には3秒間待つ必要も
なく、そのチャンネルで補完番組が放送されているかど
うかを視聴者は判定することができる。このために、視
聴者は、必要な場合はすぐに文字多重及びデコーダ52
をビデオ処理回路22側の信号を取り込むように切換
え、補完番組処理モードに設定することができる。な
お、補完番組マークは、チューナ31のチャンネル切換
え直後から一定時間表示されて消えるようになってい
る。
【0070】図6に示したTV受信機によれば、2つの
チャンネルを同時に受信し、かつ2つのチャンネルの画
像を同時に同一スクリーンに表示することができる。そ
こで、それぞれのチャンネル用として文字多重及びデー
タ放送デコーダを設けることも考えられるが、これでは
コストが増大するので、デコーダ52は2つのチャンネ
ル用として時分割で用いられる。
【0071】まず、2画面表示状態においては、スイッ
チ51が一定時間間隔で切換えられ、デコーダ52に対
しては受信中のチャンネルの各ビデオ信号が交互に一定
時間毎に入力される。そして、デコーダ52では、入力
したビデオ信号で補完番組が放送されているかどうかを
検出し、補完番組が放送されている場合にはその検出結
果をRAMに格納するとともに、出力回路53、合成回
路42を介して対応する画面に補完番組マーク(例えば
「i」)を合成して表示する。
【0072】図8には、2画面表示状態におけるメイン
コントローラ61側とデコーダ52内部のCPU527
の動作を説明するためのフローチャートを示している。
即ち、メインコントローラ61は、操作に基づいて、各
チューナ21、31の受信チャンネルを設定し、2画面
表示の状態にする(ステップC1、C2)。次にスイッ
チ51を自動的に一方に切換えて、その切換え情報をデ
コーダ52のCPU527に伝達し、一定時間待つ(ス
テップC3、C4)。次にスイッチ51を他方側に切換
えて、その切換え情報をデコーダ52のCPU527に
伝達する。このような処理を繰り返すと、2つの画面に
は、それぞれ対応する補完番組の有無を示すマークが表
示されるようになる。これは、スイッチ51が切換えら
れると、デコーダ52では補完番組が放送されているか
どうかを判定するとともに、判定結果をRAMに格納す
るとともにマーク表示するからである(ステップD1〜
D5)。
【0073】メインコントローラ61は、視聴者が補完
番組を選択したかどうかを判定している(ステップC
6)。この補完番組の選択は、例えば「i」マークが表
示されているチャンネル番号を再度選択操作することに
よって得る。この選択方法は種々の方式が可能であり、
例えば補完番組選択モードにするとカーソルが表示さ
れ、このカーソルを移動させて決定ボタンを操作するよ
うにしてもよい。
【0074】補完番組が選択されない場合には、ステッ
プC3に戻り、スイッチ51の切換えが行われる。補完
番組が選択された場合には、対応するチャンネルのビデ
オ信号側にスイッチ51の選択状態が固定され、補完番
組を選択したことがCPU527に伝達され、待機状態
となる(ステップC7、C8、C9)。一方、デコーダ
52のCPU527は、補完番組の選択があったことを
知ると、補完番組処理モードに移行し、また他方のチャ
ンネルの画面に表示されている「i」マークを消去す
る。
【0075】CPU527は、補完番組の選択があった
ことを知ると、補完番組処理モードに移行し、また他方
のチャンネルの画面に表示されている「i」マークを消
去するが、この処理は、極めて重要である。補完番組に
おいては、視聴者と受信機とが対話する如く処理が行わ
れるケースが多い。例えばテレビショッピングやアンケ
ート調査である。他方の番組でも同様な内容の放送が行
われていると、視聴者が応答する場合、いずれの番組に
対して応答しているのか混乱する。
【0076】そこでこのTV受信機では、補完番組を視
聴者が利用する場合に、その操作や内容認識の上で誤り
を起こさないようにする対策が講じられている。図9
は、この発明のさらに他の実施の形態である。図6の回
路と異なる部分は各チャンネルのビデオ信号に補完番組
が含まれているかどうかを専用に検出し、補完番組が存
在した場合は補完番組マーク、例えば「i」マークを表
示させる検出及びマーク発生器71、72が設けられて
いることである。「i」マークは、追う回路53を介し
てタイミングを設定され、対応するチャンネルの画面に
多重されて表示される。他の部分は、図6の構成と同じ
であるから同一符号を付して説明は省略する。
【0077】上記のTV受信機は、2画面表示を得るこ
とができが、両方のチャンネルで補完番組が放送されて
いるときは、図10(a)に示すように左右の画面に補
完番組マークとして例えば星印が表示される。ここで、
視聴者が例えば右側の画面の補完番組の選択操作を行っ
たとすると、図10(b)に示すように、左側の星印が
消され、スイッチ51は、対応する側のビデオ信号、例
えばビデオ処理回路32の出力を選択するように制御さ
れる。このようにすると、視聴者は、右画面の補完番組
に対して集中することができ、例えば商品注文やチケッ
ト予約などを行う場合に、誤認や操作ミスを行うことが
防止される。さらに音声も対応する番組の方の出力が得
られるようにスイッチ44が自動的に切り替わるように
なっている。
【0078】次に、視聴者が、右画面の補完番組の選択
をオフした場合には、図10(c)に示すように、右画
面に表示されていた補完番組情報が消去され、左画面に
も星印が復帰して表示されるようになる。
【0079】上記の処理はメインコントローラ61がリ
モコン操作信号を受けて、システムを制御することによ
り実現されるもので、図11にはその動作フローチャー
トの概要をステップE1〜E9で示している。補完番組
の選択がオフとなった場合には、今まで表示されていた
補完番組の内容(副表示画像)も消去される。これによ
り視聴者は、新たに右或いは左の画面の補完番組の選択
を行うことができる。表示メモリとしては1画面分の容
量を持っているので、副表示画像を消去しないと、その
まま残ることがあるが、補完番組の選択がオフとなった
場合に積極的に副表示画像をオフするようにしたので、
視聴者が応答する場合、間違いなく応答することが可能
となる。
【0080】上記の説明では、アクセス対象外の画面の
マークを消去するとしたが、左右の画面でアクセス対象
画面を明確に視聴者が認識できるようにすれば良いので
あるから、左右のマークや副表示画像の色を異ならせる
方法、あるいは一方をフラッシングさせて他方を静止さ
せた表示としてもよい。
【0081】上記の実施の形態では、文字多重及びデー
タ放送デコーダが1つ設けられた例である。しかし、文
字多重及びデータ放送デコーダが2系統設けられる場合
もある。
【0082】図12はこの発明のさらに他の実施の形態
である。この実施の形態は、ビデオ処理回路22の出力
が文字多重及びデータ放送デコーダ52に供給され、ビ
デオ処理回路32の出力が文字多重及びデータ放送デコ
ーダ52aに供給される。これにより、各受信チャンネ
ルの補完番組が余裕をもって常にデコードされているこ
とになる。それぞれのデコーダ52、52aの出力は、
出力回路53、53aを介して合成回路42に供給され
る。他の部分は先の実施の形態と同じであるから同一符
号を付して説明は省略する。
【0083】このTV受信機においても、2画面表示状
態においては図10(a)に示すように例えば両方のチ
ャンネルで補完番組が放送されていれば、補完番組マー
クが表示される。ここで、一方の補完番組が選択される
と、図10(b)のように、選択された側の補完番組が
副表示画像として得られ、他方のマークは消去される。
そして、選択オフとされると、図10(c)のようにな
り、副表示画像が消去され、補完番組マークがそれぞれ
に表示可能となる。
【0084】この実施の形態は、出力回路53、53a
から出力される信号の輝度レベルを補完番組選択に応じ
て制御することにより、上述した消去/表示制御を行っ
ている。例えばビデオ処理回路32側の補完番組が選択
された場合は、出力回路53aの出力の輝度が大きく制
御され、出力回路53の出力の輝度は抑圧される。これ
により図10(b)のような表示が得られる。逆にビデ
オ処理回路32側の補完番組が選択された場合は、出力
回路53の出力の輝度が大きく制御され、出力回路53
aの出力の輝度は抑圧される。いずれも選択されない場
合は、マーク表示のタイミングで両方の輝度が大きく設
定される。また両方が選択された場合は、いずれの輝度
も大に設定されるために、両方のチャンネルの補完番組
を表示することもできる。
【0085】このテレビ受信機によれば、両方の受信チ
ャンネルの補完番組が常にデコードされているので、い
ずれか一方の補完番組を選択しても待ち時間なく正常な
表示状態を得ることができる。また、いずれか一方の補
完番組が選択された場合、視聴者に対して補完番組の画
面を誤りなく認識させることができる。さらに、メイン
コントローラ61は、選択されなかつた文字多重及びデ
ータ放送デコーダ側のCPUにその旨の情報を伝送す
る。するとCPUは、自己が選択されていない場合は、
その解除があるまではリモコンインターフェースからの
入力を遮断制御する命令を出力するようにプログラムさ
れている。この結果、画面上は2画面が表示されていて
も視聴者が誤った操作を行ったり、発注ミスを生じるの
防止することができる。さらに音声も対応する番組の方
の出力が得られるようにスイッチ44が自動的に切り替
わるようになっている。
【0086】図13のステップF1〜F11は、上記の
実施の形態の動作を示すフローチャートである。上記の
実施例は、出力回路53、53aの出力の輝度レベルを
制御したが、色や輝度を合わせて制御するようにしても
よい。
【0087】図14は、図12に示したTV受信機にお
いて、さらに視聴者の操作上の安全性を確保するために
対策された表示例を示している。図12のTV受信機の
場合は、2つの受信チャンネルの補完番組を受信処理
し、表示することができる。即ち図14(a)の状態か
ら、図14(b)のように、各受信チャンネルの補完番
組を同時表示することができる。そこで、各番組におい
て視聴者が番号を入力するような補完番組であったとす
ると、いずれの画面をアクセスしているのか混乱を来す
場合がある。図14の例は、右側がスポーツ祭典のチケ
ット予約を受け付ける番組であり、例えば視聴者の予約
枚数を入力できる。また左側は商品注文を受け付ける番
組であり、商品番号を入力できる。
【0088】そこで、このTV受信機では、例えば右画
面が選択された場合、他方の画面に対応する文字多重及
びデータ放送デコーダをメインコントローラ61が制御
し、リモコン入力を受け付けないようにしている。この
ように制御すると、画面上では図14(c)に示すよう
に、視聴者からの応答が右側の画面のみに現れ、これを
見て視聴者は、現在の自己の選択操作が確かなものであ
るかどうかを画面上で確認することができる。
【0089】上記の例は、図12に示したTV受信機の
ように2つの文字多重及びデータ放送デコーダ52、5
2aが設けられた場合を説明したが、これに限らず、図
9に示したように1つの文字多重及びデータ放送デコー
ダ52しか有しないTV受信機であっても、スイッチ5
1を時分割で駆動していけば、速度を要求しない補完番
組の場合は同様な処理を行うことができる。ただし、こ
の場合は、スクリプトが2種類あるので、このスクリプ
トによる処理が衝突しないように時分割処理を行う必要
がある。
【0090】図15はこの発明のさらにまた他の実施の
形態である。この実施の形態では、出力回路53、53
aの出力がスイッチ55に供給され、このスイッチ55
はメインコントローラ61からの制御信号に基づいてい
ずれか一方を選択して合成回路42に供給するように構
成されている。
【0091】このTV受信機によると、視聴者がいずれ
か一方の補完番組を選択することに応じて、スイッチ5
5が対応する出力回路の出力を選択して合成回路42に
供給する。ここで、補完番組信号は、出力回路において
任意の色に調整することができるる。これは、補完番組
の副表示画像が文字や数値であって、背景色が同色のも
のであると、視聴者に見にくく、誤った操作を行うこと
があるからである。また、わかりやすくするために輝度
を調整することもできる。さらに、メインコントローラ
61は、選択されなかつた文字多重及びデータ放送デコ
ーダ側のCPUにその旨の情報を伝送する。するとCP
Uは、自己が選択されていない場合は、その解除がある
まではリモコンインターフェースからの入力を遮断制御
する命令を出力するようにプログラムされている。この
ようにすると、一層画面上で補完番組を見やすくするこ
とができ、画面上2画面が表示されていても視聴者が誤
った操作を行ったり、発注ミスを生じるの防止すること
ができる。さらに音声も対応する番組の方の出力が得ら
れるようにスイッチ44が自動的に切り替わるようにな
っている。
【0092】上記の説明では、色の調整や輝度の調整に
ついて説明したが、特定の表示(例えば補完番組マー
ク)をフラッシングさせて、アクセス中の番組を明瞭に
知らせるようにしてもよい。
【0093】図16は、この発明のさらに他の実施の形
態における動作を説明するために示したフローチャート
である。いま、2画面表示状態であり、両方の受信チャ
ンネルで補完番組が放送されているものとする。このと
きは、システムは、補完番組マークを左右の画面に表示
する。同時に、チャンネル切り換え後や電源投入直後
は、音声はミュート状態にあり、画面には音声選択を指
示する表示が行われるようになっている(ステップG1
〜G4)。次に音声選択がリモコン操作により行われ、
例えば右画面の音声が選択されると、スイッチ55は、
自動的に出力回路53a側の出力を選択するように切り
換えられ、左画面の音声が選択されると出力回路53側
の出力を選択するように切り換えられる。これにより音
声と補完番組の対応が取れるために、視聴者が視聴者が
誤った操作を行ったり、発注ミスを生じるの防止するこ
とができる。
【0094】図16のフローチャートは、図15の構成
のTV受信機に適用した場合を説明したが、図12、図
9、図6の構成のTV受信機においても制御対象を若干
変更することにより容易に適用できるものである。
【0095】図17は、さらにまたこの発明の他の実施
の形態である。2画面表示状態で、データ放送処理モー
ドが指定されいないときは、スイッチ51は、一定時間
毎にビデオ処理回路22、32の出力を選択し、補完番
組が放送されているかどうかを検出し、その検出結果を
メインコントローラ61に供給している。メインコント
ローラ61は、補完番組が放送されている場合には、対
応する画面に補完番組マークを合わせて表示すべく、マ
ーク表示処理回路63を制御し、例えば先の図14
(a)の如く表示させる。次に音声選択がリモコン操作
により行われ、例えば右画面として、スイッチ44が音
声回路33の出力を選択すると、スイッチ51は、ビデ
オ処理回路32側の出力を選択するように切り換えられ
る。逆に、スイッチ44が音声回路23の出力を選択す
ると、スイッチ51はビデオ処理回路22の出力を選択
するように切り換えられる。これにより音声と補完番組
の対応が取れるために、視聴者が視聴者が誤った操作を
行ったり、発注ミスを生じるの防止することができる。
【0096】
【発明の効果】上記したようにこの発明によれば、各チ
ャンネルの画像信号を取り込み各画像を圧縮して記憶
し、各チャンネルで補完番組が放送されているかどうか
を自動的に検出し、補完番組が放送されているチャンネ
ルに関しては、番組メニュー表示としてその画像と補完
番組マークを画面に同時に表示することができるように
しているので、視聴者は、一覧で各チャンネルの補完番
組放送状態を認識することができる。
【0097】またこの発明によれば、各チャンネルの画
像信号を取り込み各画像を圧縮して、同一画面に同時に
複数のチャンネルの画像を逐次表示し、また、各チャン
ネルで補完番組が放送されているかどうかを自動的に検
出し、そして補完番組が放送されているチャンネルに関
しては、その表示画像に合わせて補完番組マークを画面
に同時に逐次表示するので、視聴者は、一覧で各チャン
ネルの補完番組放送状態を逐次認識することができる。
【0098】またこの発明によれば、画面に映し出して
いないチャンネルで補完番組が放送されているかどうか
を自動的にチェックして、補完番組が放送されているチ
ャンネルに関しては、その補完番組有無情報をメモリに
記憶しておき、対応するチャンネルが選択表示された場
合には、前記メモリの情報に基づいて補完番組マークを
合わせて表示するようにしているので、視聴者は、受信
チャンネルの補完番組放送状態を待ち時間なく瞬時に認
識することができる。
【0099】またこの発明によれば、各チャンネルで補
完番組が放送されているかどうかを自動的に検出し、対
応する複数の画面に補完番組マークを同時表示するが、
ある1つの番組が選択され、視聴者によるアクセスが行
われる場合には、他のチャンネルの補完番組マークを消
去するようにようにしているので、視聴者は、適格に間
違いなく番組へのアクセスを行うことが可能となる。
【0100】またこの発明は、各チャンネルで補完番組
が放送されているかどうかを自動的に検出するが、複数
表示された画面のうち音声信号が選択されている画面に
対応する補完番組のみが視聴者に応答できるようによう
にしているので、視聴者は、適格に間違いなく番組への
アクセスを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるテレビジョンネットワー
クの全体図を示す図。
【図2】文字多重及びデータ放送信号の説明図。
【図3】この発明のテレビ受信機の一実施の形態を示す
図。
【図4】図3のテレビ受信機の動作を説明するために示
した画面表示例と動作タイミング図。
【図5】文字多重及びデータ放送デコーダを内部を示す
図。
【図6】この発明のテレビ受信機の他の実施の形態を示
す図。
【図7】この発明のテレビ受信機の動作例を説明するた
めに示したフローチャート。
【図8】この発明のテレビ受信機の他の動作例を説明す
るために示したフローチャート。
【図9】この発明のテレビ受信機のまた他の実施の形態
を示す図。
【図10】この発明のテレビ受信機の動作例を説明する
ために示した画面表示例を示す図。
【図11】この発明のテレビ受信機のまた他の動作例を
説明するために示したフローチャート。
【図12】この発明のテレビ受信機のさらに他の実施の
形態を示す図。
【図13】この発明のテレビ受信機のさらに他の動作例
を説明するために示したフローチャート。
【図14】この発明のテレビ受信機のまた他の動作例を
説明するために示した画面表示例を示す図。
【図15】この発明のテレビ受信機のまた他の実施の形
態を示す図。
【図16】この発明のテレビ受信機のまた他の動作例を
説明するために示したフローチャート。
【図17】この発明のテレビ受信機のさらにまた他の実
施の形態を示す図。
【符号の説明】 21、31…チューナ、22、32…ビデオ処理回路、
23、33…音声回路、24、34…圧縮回路、35…
メモリ、41…選択回路、42…合成回路、43…カラ
ー陰極線管、44…スイッチ、45…増幅器、46…ス
ピーカ、51…スイッチ、52…文字多重及びデータ放
送デコーダ、53…出力回路、54…モデム、60…リ
モコン操作器、61…メインコントローラ。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン放送信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段の受信チャンネルを切り換えて、受信した
    テレビジョン放送信号の映像信号をそれぞれ圧縮処理
    し、各チャンネルの縮小画像信号をメモリに記憶させる
    番組メニュー生成手段と、 前記テレビジョン放送信号に含まれており、その映像・
    音声信号とは独立したデータチャンネルに多重されて伝
    送されてくるデータ放送を受信し、復調するデータ放送
    受信及び復調手段と、 前記各チャンネルに対応して、前記データ放送受信及び
    復調手段が補完番組の有無を検出した場合、その判定結
    果を前記各チャンネルの前記縮小画像信号に対応させて
    格納する判定結果格納手段と、 前記番組メニュー生成手段の前記メモリの内容を表示手
    段に表示する際に、前記判定結果格納手段の判定結果を
    対応する前記縮小画像信号に重畳して表示するマーク重
    畳手段とを具備したことを特徴とするデータ放送信号を
    受信可能なテレビ受信機。
  2. 【請求項2】前記受信手段のチャンネルを切り換える場
    合に、特定のチャンネルに関しては選択期間を他のチャ
    ンネル選択期間よりも長くして、前記表示手段に表示さ
    れる複数の縮小画面のうち、前記特定チャンネルに対応
    する少なくとも1つは動画的に表示され他は静止画的に
    表示されることを特徴とする請求項1記載のデータ放送
    信号を受信可能なテレビ受信機。
  3. 【請求項3】前記受信手段は、第1及び第2のチューナ
    を含み同時に2チャンネルを受信できる受信手段であ
    り、 前記特定チャンネルに対応する動画を前記第1のチュー
    ナで常時受信させ、前記表示手段には左右の分割画面を
    形成して表示させるとともに、一方の画面に前記動画を
    表示させる手段をさらに有したことを特徴とする請求項
    2記載のデータ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  4. 【請求項4】前記第2のチューナの受信チャンネルを次
    々と切り換え、受信されたテレビジョン放送信号の映像
    信号を、それぞれ前記番組メニュー生成手段と、前記デ
    ータ放送受信及び復調手段に供給する手段をさらに有
    し、 前記マーク重畳手段は、前記左右の分割画面のうち他方
    の画面の各縮小画像信号に対して補完番組マークを重畳
    するように構成されていることを特徴とする請求項3記
    載のデータ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  5. 【請求項5】第1及び第2のチューナを含み同時に2チ
    ャンネルのテレビジョン放送信号を受信できる受信手段
    と、 前記第1のチューナの受信信号である映像信号を表示手
    段に表示させる映像信号処理手段と,前記第2のチュー
    ナの受信チャンネルを次々切り換えて、受信したテレビ
    ジョン放送信号に含まれておりその映像・音声信号とは
    独立したデータチャンネルに多重されて伝送されてくる
    データ放送を受信し、復調するデータ放送受信及び復調
    手段と、 前記データ放送受信及び復調手段が補完番組の有無を検
    出した場合、各チャンネルに対応させてその判定結果を
    格納する判定結果格納手段と、 前記第1のチューナの受信チャンネルを切り換えられた
    ときに、当該選択チャンネルで補完番組が放送されてい
    るかどうかを前記判定結果格納手段の記憶内容を参照し
    て判断し、補完番組ありの判定結果がある場合には即座
    に当該選択チャンネルの映像信号に補完番組マークを重
    畳させて表示させるマーク重畳手段を具備したことを特
    徴とするデータ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  6. 【請求項6】前記映像信号処理手段は、番組サーチモー
    ドにおいて前記第2のチューナの受信チャンネルを次々
    と切り換えて、受信したテレビジョン放送信号の映像信
    号をそれぞれ圧縮処理し、各チャンネルの縮小画像信号
    をメモリに記憶させる番組メニュー生成手段をさらに有
    し、 前記判定結果格納手段は、前記各チャンネルに対応させ
    てその判定結果をチャンネル番号とともに格納してお
    り、 前記マーク重畳手段は、前記番組メニュー生成手段の前
    記メモリの内容を表示手段に表示する際に、前記判定結
    果格納手段の記憶内容を参照し、前記縮小画像信号に対
    して対応する補完番組マーク及びチャンネル番号を重畳
    させて表示する手段を有したことを特徴とする請求項5
    記載のデータ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  7. 【請求項7】第1及び第2のチューナを含み同時に2チ
    ャンネルのテレビジョン放送信号を受信できる受信手段
    と、 前記第1のチューナの受信信号である映像信号と、前記
    第2のチューナの受信信号である映像信号とをそれぞれ
    圧縮して、表示手段の左右にそれぞれ表示させる2画面
    表示用の映像信号処理手段と、 前記第1と第2のチューナが受信した各テレビジョン放
    送信号の映像信号を交互に選択導出するスイッチ手段
    と、 前記スイッチ手段の出力が供給され、前記テレビジョン
    放送信号に含まれておりその映像・音声信号とは独立し
    たデータチャンネルに多重されて伝送されてくるデータ
    放送を受信し、復調するデータ放送受信及び復調手段
    と、 前記データ放送受信及び復調手段が補完番組の有無を検
    出した場合、各チャンネルに対応させてその判定結果を
    格納する判定結果格納手段と、 前記判定結果格納手段の判定結果を参照して、補完番組
    が放送されているチャンネルの前記映像信号に対して
    は、補完番組マークを重畳して表示させるマーク重畳手
    段とを具備したことを特徴とするデータ放送信号を受信
    可能なテレビ受信機。
  8. 【請求項8】第1及び第2のチューナを含み同時に2チ
    ャンネルのテレビジョン放送信号を受信できる受信手段
    と、 前記第1のチューナの受信信号である映像信号と、前記
    第2のチューナの受信信号である映像信号とをそれぞれ
    圧縮して、表示手段の左右にそれぞれ表示させる2画面
    表示用の映像信号処理手段と、 前記受信手段の出力が供給され、受信した前記テレビジ
    ョン放送信号に含まれておりその映像・音声信号とは独
    立したデータチャンネルに多重されて伝送されてくるデ
    ータ放送を受信し、復調するデータ放送受信及び復調手
    段と、 前記データ放送受信及び復調手段が補完番組の有無を検
    出した場合、各チャンネルに対応させてその判定結果を
    格納する判定結果格納手段と、 前記判定結果格納手段の判定結果を参照して、補完番組
    が放送されているチャンネルの前記映像信号に対して
    は、補完番組マークを重畳して表示させるマーク重畳手
    段とを具備したことを特徴とするデータ放送信号を受信
    可能なテレビ受信機。
  9. 【請求項9】前記データ放送受信及び復調手段は、前記
    受信手段の第1と第2のチューナ側の各出力映像信号を
    時分割で切り換え導出するスイッチ手段からの映像信号
    を受ける補完番組デコーダと、前記受信手段の第1と第
    2のチューナ側の各出力映像信号をそれぞれ独立して受
    けて、補完番組が放送されているかどうかを判定した判
    定結果を得る専用の第1、第2の検出手段を含み、この
    検出手段の判定結果を前記判定結果格納手段に与えるよ
    うにしていることを特徴とする請求項8記載のデータ放
    送信号を受信可能なテレビ受信機。
  10. 【請求項10】前記表示手段の左右の画面にそれぞれ補
    完番組マークが表示されている状態において、前記デー
    タ放送受信及び復調手段が前記第2のチューナ側からの
    映像信号を選択して補完番組処理モードに設定されたと
    き、前記マーク重畳手段を制御し、前記第1のチューナ
    側の映像信号の画面に表示されている補完番組マーク及
    び又は補完番組の副表示画像を消去せしめる副表示制御
    手段を有したことを特徴とする請求項8記載のデータ放
    送信号を受信可能なテレビ受信機。
  11. 【請求項11】副表示制御手段が、補完番組マーク及び
    又は補完番組の副表示画像を消去する場合、消去対象の
    補完番組マーク及び又は補完番組の副表示画像の輝度を
    制御するようにしたことを特徴とする請求項10記載の
    データ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  12. 【請求項12】前記データ放送受信及び復調手段に対し
    て、前記受信手段の第1と第2のチューナ側の出力映像
    信号を時分割で切り換え入力するスイッチ手段をさらに
    有し、 前記表示手段の左右の画面にそれぞれ補完番組マークが
    表示されている状態において、前記データ放送受信及び
    復調手段が前記第2のチューナ側からの映像信号を選択
    して補完番組処理モードに設定されたとき、前記スイッ
    チ手段を制御して前記第1のチューナ側の映像信号が前
    記データ放送受信及び復調手段に入力しないようにし、
    前記第1のチューナ側の映像信号の画面に表示されてい
    る補完番組マーク及び又は補完番組の副表示画像を消去
    せしめる副表示制御手段を有したことを特徴とする請求
    項8記載のデータ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  13. 【請求項13】前記表示手段の左右の画面にそれぞれ補
    完番組マークが表示されている状態において、前記デー
    タ放送受信及び復調手段が前記第2のチューナ側からの
    映像信号を選択して補完番組処理モードに設定されたと
    き、前記マーク重畳手段を制御し、前記第1と第2のチ
    ューナ側の映像信号の左右画面にそれぞれ表示されてい
    る補完番組マーク及び又は補完番組の副表示画像のいず
    れか一方をフラッシング表示、他方を静止表示とする副
    表示制御手段を有したことを特徴とする請求項8記載の
    データ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  14. 【請求項14】前記表示手段の左右の画面にそれぞれ補
    完番組マークが表示されている状態において、前記デー
    タ放送受信及び復調手段が前記第2のチューナ側からの
    映像信号を選択して補完番組処理モードに設定されたと
    き、前記マーク重畳手段を制御し、前記第1と第2のチ
    ューナ側の映像信号の左右画面にそれぞれ表示されてい
    る補完番組マーク及び又は補完番組の副表示画像の互い
    の色を異ならせる副表示制御手段を有したことを特徴と
    する請求項8記載のデータ放送信号を受信可能なテレビ
    受信機。
  15. 【請求項15】前記データ放送受信及び復調手段は、前
    記受信手段の第1と第2のチューナ側の各出力映像信号
    をそれぞれ取り込み処理する専用の第1と第2のデータ
    放送受信及び復調手段からなり、 前記判定結果格納手段も前記第1と第2のデータ放送受
    信及び復調手段に対応した第1と第2の判定結果格納手
    段からなり、 前記マーク重畳手段も前記第1と第2の判定結果格納手
    段に対応した第1と第2のマーク重畳手段からなり、 前記表示手段の左右の画面にそれぞれ補完番組マークが
    表示されている状態において、前記第2のデータ放送受
    信及び復調手段が補完番組処理モードに選択設定された
    とき、前記第1のマーク重畳手段から出力される補完番
    組マーク及び又は補完番組の副表示画像の消去せしめる
    副表示制御手段を有したことを特徴とする請求項8記載
    のデータ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  16. 【請求項16】前記副表示制御手段は、前記第1のマー
    ク重畳手段から出力される補完番組マーク及び又は補完
    番組の副表示画像を消去するために、その輝度レベルを
    制御するようにしたことを特徴とする請求項15記載の
    データ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  17. 【請求項17】前記副表示制御手段は、前記第1のマー
    ク重畳手段から出力される補完番組マーク及び又は補完
    番組の副表示画像の消去するために、その出力スイッチ
    をオフするするようにしたことを特徴とする請求項15
    記載のデータ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  18. 【請求項18】前記データ放送受信及び復調手段は、前
    記受信手段の第1と第2のチューナ側の各出力映像信号
    をそれぞれ取り込み処理する専用の第1と第2のデータ
    放送受信及び復調手段からなり、 前記判定結果格納手段も前記第1と第2のデータ放送受
    信及び復調手段に対応した第1と第2の判定結果格納手
    段からなり、 前記マーク重畳手段も前記第1と第2の判定結果格納手
    段に対応した第1と第2のマーク重畳手段からなり、 前記表示手段の左右の画面にそれぞれ補完番組マーク及
    び補完番組の副表示画像が表示されている状態におい
    て、前記第2のデータ放送受信及び復調手段に対してア
    クセスが指定されたとき、前記第1のデータ放送受信及
    び復調手段に対してのアクセスを禁止する手段を有する
    ことを特徴とする請求項8記載のデータ放送信号を受信
    可能なテレビ受信機。
  19. 【請求項19】前記第1と第2のチューナの出力が供給
    される第1と第2の音声回路と、 前記第1と第2の音声回路の出力のいずれか一方を選択
    導出して出力増幅器に供給する第2のスイッチとをさら
    に有し、 前記表示手段の左右の画面にそれぞれ補完番組マークが
    表示されている状態において、前記データ放送受信及び
    復調手段が前記第2のチューナ側からの映像信号を選択
    して補完番組処理モードに設定されたとき、前記第2の
    スイッチが前記第2の音声回路の出力を選択するように
    自動的に切り換える手段を有したことを特徴とする請求
    項8記載のデータ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  20. 【請求項20】前記データ放送受信及び復調手段に対し
    て、前記第1と第2のチューナ側の出力映像信号を選択
    的に切り換え入力する第1のスイッチと、 前記第1と第2のチューナの出力が供給される第1と第
    2の音声回路と、 前記第1と第2の音声回路の出力のいずれか一方を選択
    導出して出力増幅器に供給する第2のスイッチとをさら
    に有し、 前記第2のスイッチが前記第2の音声回路の出力を選択
    したときには、前記第2のチューナ側の出力映像信号が
    前記データ放送及び復調手段に入力されるように、前記
    第1のスイッチを自動的に制御する手段を有することを
    特徴とする請求項8記載のデータ放送信号を受信可能な
    テレビ受信機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000516073A (ja) * 1997-05-21 2000-11-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ テレビジョン番組の送信および受信
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JP2007150429A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
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