JPH0983969A - データ放送信号を受信可能なテレビ受信機 - Google Patents

データ放送信号を受信可能なテレビ受信機

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JPH0983969A
JPH0983969A JP24150595A JP24150595A JPH0983969A JP H0983969 A JPH0983969 A JP H0983969A JP 24150595 A JP24150595 A JP 24150595A JP 24150595 A JP24150595 A JP 24150595A JP H0983969 A JPH0983969 A JP H0983969A
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JP
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program
script
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receiving
broadcast
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JP24150595A
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Inventor
Toshio Kamata
寿夫 鎌田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】補完番組が放送されているときには自動的に補
完番組情報を取り込み蓄積するようにして、補完番組を
アクセスする場合に確実なアクセスを可能とする。 【解決手段】データ取り込み・誤り訂正部25は、デー
タ放送番組に含まれるコンピュータプログラムとしての
スクリプトを復調する。操作入力I/F部37はユーザ
の操作入力を取り込む。CPU27、番組RAM42、
作業RAM41などは復調されたスクリプトに基づい
て、データ処理を行うプログラム実行手段である。ここ
でプログラム実行手段が前記スクリプトを実行している
か否かに係わらず、CPU27、プログラムROM28
の命令は、スクリプトが伝送されてくるのを常時検出し
て、番組RAM42に蓄積するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ放送信号
を受信可能なテレビ受信機に関するもので、具体的に
は、テレビジョン放送信号に含めて放送されるデータ放
送信号のなかのコンピュータプログラム等のテキストを
常に取り込み操作上の信頼性を得られるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】通常のテレビジョン放送信号に文字や図
形データを多重化して伝送する文字放送番組が実現され
ている。現在サービスが実施されている文字放送番組と
して、ニュース、天気予報、交通情報、観光案内、テレ
ビショッピングなどがある。また、番組の中で視聴者に
アンケート調査を行うような場合もある。
【0003】ところで、現在の文字放送番組はテレビ局
から視聴者に対して一方的に情報を提供する方式であ
る。例えば、テレビショッピングの場合、文字放送でシ
ョッピング情報番組を放送した場合、視聴者は画面表示
される文字を見ながら希望する商品番号や通信販売会社
の電話番号などをメモに取り、そのメモを見ながら電話
機を使って電話し、注文や発注を行うことになる。ま
た、番組の中で視聴者にアンケート調査を行うような場
合も、視聴者は、応答するための電話番号などをメモに
取り、そのメモを見ながら電話機を使って応答を行うこ
とになる。このような場合、誤ダイアルによる間違い電
話が発生したり、電話番号を誤ってメモした場合の間違
い電話などの問題が発生する。
【0004】上記したように、従来の文字多重放送番組
ではテレビ局からの一方的な放送を行い、その応答に関
しては視聴者からの電話連絡を待つという方式であるた
めに、応答期間が長くなる。また多くの間違い電話など
を発生させるという問題を有していた。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、文字多重放送番組において放送局側からコンピュー
タプログラムデータを伝送し、受信機にはこのコンピュ
ータプログラムを実行するプログラム実行手段を設け、
視聴者が操作入力を与えたときに、プログラム実行手段
が通信制御手段を介して自動的に電話機のダイヤリング
を行い、視聴者の入力データを自動的に伝送するように
しようという提案が行われている。このようにすると、
間違い電話も少なくなり、収集局に対する応答時間もリ
アルタイムに近くなる。以下、上記のようにコンピュー
タプログラムや放送番組を説明などで補足する補足デー
タを含むデータを送る番組のことを補完番組と言い、ま
たコンピュータプログラムのことをスクリプトと称する
ことにする。
【0006】ところで、補完番組を受信し処理する回路
ブロックは、大半が文字多重放送番組を受信し処理する
回路ブロックと共通化可能である。そこで、受信装置を
設計する場合には、文字多重放送番組の処理モードと、
補完番組の処理モードとを切り替えて使用できるような
回路構成とした方がハードウエアを小規模とすることが
できる。
【0007】しかしながら上記両方の番組を処理できる
回路の動作モードを切り替えて使用するようにした場
合、特に、補完番組処理モードに移行した場合に次のよ
うな問題が生じる。
【0008】即ち、補完番組は、補足データと放送信号
とが一体に利用され、かつスクリプトの支配下でテレビ
ジョン受信装置が制御されることにより、利用価値が生
じることが多い。例えばテレビショッピングを考えた場
合、放送信号により商品の映像が伝送され、その説明が
補足データで伝送され、視聴者がその映像を見ながら例
えば購入希望商品の選択をキー操作に入力することにな
る。すると、自動的にスクリプトの制御の基で、希望商
品のコード及び視聴者のID等を含む伝送データの生成
が行われ、自動ダイヤリングが行われることになる。
【0009】しかし、例えば文字多重放送番組から動作
モードを補完番組に切り替えて、上記のテレビショッピ
ングをすぐに実施した場合、スクリプトが十分に受信さ
れていない場合がある。しかし放送信号はテレビショッ
ピングの内容となっている。このような場合には、視聴
者は、注文のための操作を行ったにもかかわらずスクリ
プトの動作が不完全であるために、エラーとなってしま
う。同様に、例えばアンケート調査が行われている番組
で、視聴者が応答したにもかかわらずスクリプトの動作
が不完全であるために、エラーとなってしまうことがあ
る。また、通常の本放送のテレビ番組を見ていて、動作
モードを補完番組処理モードに切り替えた場合も同様な
問題が発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
補完番組が放送されている場合、自動的に補完番組情報
を取り込み蓄積するようにして、補完番組をアクセスす
る場合に確実なアクセスを可能とするデータ放送信号を
受信可能なテレビ受信機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、テレビジョ
ン放送信号に含まれており、その映像・音声信号とは独
立したデータチャンネルに多重されて伝送されてくるデ
ータ放送番組を受信する受信手段と、前記データ放送番
組に含まれるコンピュータプログラムとしてのスクリプ
トを復調する復調手段と、ユーザの操作入力を取り込む
ための操作入力処理手段と、復調された前記スクリプト
に基づいて、上記通信制御手段、操作入力処理手段を制
御して、データ処理を行うプログラム実行手段と、前記
プログラム実行手段が前記スクリプトを実行しているか
否かに係わらず、前記スクリプトが伝送されてくるのを
常時検出して、番組RAMに蓄積する定常的スクリプト
蓄積手段とを具備するものである。これにより、視聴者
が何時の時点で補完番組のアクセスを開始してもスクリ
プトが完成されているために、誤動作等が発生するのを
防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1には、この発明の実施の形
態であるテレビジョン放送を利用した双方向通信装置が
適用されたシステムの例を示している。このシステム
は、現行の文字多重放送の機能と電話通信機能とを活用
することによって、テレビジョン放送の一方向放送に対
して、電話通信機能を付加し、上り方向のデータ伝送機
能を拡張し、全体としては双方向通信機能を実現してい
る。このシステムは、基本的には既存の文字多重放送シ
ステムを、ソフトウェア的に機能拡張している。よっ
て、スクリプトを文字多重放送に追加して放送しても、
現在のTV放送、文字放送、およびTV受像機にはまっ
たく影響を与えることはない。
【0013】全体的システムは、TV受像機11、放送
局12、電話回線網13、および収集局14を含むネッ
トワークによって構成されている。放送局12は、文字
放送のチャンネルを利用して、双方向性を実現するため
のコンピュータプログラムであるスクリプトを補完番組
に含めて通常のテレビ番組に同期して放送する。あるい
は独立放送として所定放送時間内に繰り返し放送する。
このスクリプトは、双方向通信システムの進行手続きを
記述した一種のアプリケーションプログラムであり、T
V放送信号の垂直帰線期間に重畳されて送信される。
【0014】スクリプトは、TV放送信号を受信したT
V受像機11のメモリに貯えられ、例えばそのTV受像
機11に組み込まれたプログラム実行装置(スクリプト
デコーダ)によって実行される。このスクリプトデコー
ダは、現在の番組が補完番組であることを示すシンボル
マーク例えば「i」を画面表示して視聴者にそれを通知
し、視聴者からの操作入力に応じて、スクリプト実行を
開始し、番組補足データの表示などの応答を行う。
【0015】視聴者による応答は、TV受像機11のな
かで自足的に終わることもあるが、応答の結果を各地に
備えたコンピュータ・システム(収集局14)に電話回
線網13を経由して送り、場合によっては、放送局12
が提供する番組内容にリアルタイムに反映させることも
可能である。また、電話回線網13を介して収集局14
側からデータを取り込むことも可能である。
【0016】TV受像機11には、文字多重デコーダを
含む通常のTV放送受信回路に加え、双方向機能を実現
するために、スクリプトデコーダおよびモデムが装備さ
れる。スクリプトデコーダは、放送局12から送られて
くるTV放送信号の中からスクリプトを取り出し、それ
を実行することによって双方向通信を実現する。視聴者
は、上りデータを送るために応答する場合には、TV操
作用のリモコンを用いて応答を行う。収集局14にデー
タが伝送されるときは、TV受像機11に接続されたモ
デムによって自動ダイヤルが行われ収集局14に接続さ
れる。上りデータは即座に送信される場合もあり、ある
いは夜間など待ってから送信することもできる。
【0017】TV受像機11に追加されるモデムは、自
動的にダイヤルする機能をもっているので、上りデータ
伝送ために視聴者によるダイヤル操作は不要である。自
動ダイヤル先の電話番号は、補完番組ごとに放送局12
側からのスクリプトに埋め込んで送信されてくる。この
電話番号は1つあるはい複数の場合があり、複数の場合
は、視聴者が送り先を選択できるようになっている。
【0018】スクリプトデコーダは、コンピュータプロ
グラムを実行するプロセッサによって実現される。しか
し、文字多重デコーダにも通常はプロセッサが内蔵され
ているので、実際には、スクリプトデコーダは文字多重
デコーダをソフトウェア的に機能拡張することによって
実現している。よって、スクリプトデコーダは、文字多
重デコーダと、プログラムROMとから構成され、多く
の回路を文字多重デコーダと共有している。
【0019】放送局12は、視聴者の応答を番組に反映
させるなどの視聴者参加方式の番組を放送する場合に
は、通常の映像・音声を含む放送信号に、スクリプトを
含む補完番組データを挿入して送信する。スクリプトを
含む補完番組のデータの生成および挿入のための番組制
作システムは、パーソナル・コンピュータと多重化装置
で構成することができる。
【0020】放送局12は、通常の番組に追加するかた
ちで放送電波に補完番組を挿入して放送を行う。追加す
るコンピュータプログラムは、放送局自身が制作するも
の、広告会社、通販会社などの第三者が制作し提供する
ものに大別される。さらに、放送局制作のものは、事前
に用意できるものと、スポーツ中継時のようにライブで
挿入されるものがある。
【0021】ここで、スクリプトの構成について説明す
る。スクリプトは、放送局12の制作システムによって
作成され、通常の画像・音声と共に、送出される。スク
リプトは、次のようなオブジェクトの集合として実現さ
れている。
【0022】(1)背景・表示素材 (2)動作ボタン (3)文字列 (4)画像 など 各オブジェクトには、補完的な手順(手続き)を持たせ
ることができ、この手続きは拡張BASIC言語などに
よって記述される。この言語は、通常のBASICに双
方向通信用の制御命令を持たせたものである。
【0023】このスクリプトの実行時には、まず最初
に、画面の背景と動作ボタンなどの画面構成要素が表示
される。視聴者がその動作ボタンを選択すると、そのボ
タンに対応するプログラムが起動される。
【0024】収集局14にはあらかじめ応答データの処
理方法が登録されており、これに応じて収集した内容
を、放送局、広告会社、スポンサ、通販会社などに再配
送することができる。
【0025】この双方向通信システムで実現できる双方
向番組の形態は、次の3つに大別できる。 (1)補完データ番組 ・広告商品についての付加的な情報を選択表示する。
【0026】・スポーツ中継時のデータを選択的に表示
する。 ・番組内容の表示をする。 ・料理リサピーを記憶しておき、後で表示する。
【0027】・幼児教育番組において、質問に対する答
えに反応する。 ・クイズ番組において、視聴者の答えに反応する。 (2)応答フィードバック番組(収集局を使う) ・政治、経済、社会報道に関するアンケートを採る。
【0028】・スポーツ番組でアンケートを採る。 ・視聴者参加クイズ番組で、正答者の統計表示や、トー
ナメントを行う。 (3)トランザクション付き番組(収集局を使う) ・テレビショッピングで注文をサーバ(収集局)にて受
け付ける。
【0029】・情報など要求付き広告で、カタログ要求
などをサーバ(収集局)にて受け付ける。 ・視聴率調査のため、視聴者の同意を得て、視聴番組デ
ータをサーバ(収集局)に送る。
【0030】図2の(A)及び(B)には、ハイブリッ
ド伝送方式のTV文字多重放送信号において文字放送デ
ータが伝送されてくる期間を示している。即ち文字放送
データは、垂直帰線期間の第14H(第277H)〜第
16H(第279H)、および第21H(第284H)
に重畳されている。この垂直帰線期間には、さらにデー
タを多重可能な余裕があるので、例えば第10H(第2
73H)〜第13H(第276H)に上述したスクリプ
トを多重して伝送することができる。スクリプトは、こ
のように現行の文字多重位置とは異なる位置に多重して
も良いが、現行の文字多重信号と同じ位置に時分割で伝
送されてきてもよい。また、文字放送データを音声多重
信号の一方の副チャンネルに乗せて送信することもで
き、この場合には、FM受信部からのデータを取り込む
ことになる。
【0031】データ放送は上記した方式であるためにデ
コーダは、動作モードを切り替えることより文字多重放
送番組及び補完番組のいずれも処理することができる。
ここで問題になるところは、以下の点である。
【0032】例えば文字多重放送番組から動作モードを
補完番組に切り替えて、例えばテレビショッピングをす
ぐに実施した場合、スクリプトが十分に受信されていな
い場合がある。しかし放送信号はテレビショッピングの
内容となっている。このような場合には、視聴者は、注
文のための操作を行ったにもかかわらずスクリプトの動
作が不完全であるために、エラーとなってしまう。同様
に、例えばアンケート調査が行われている番組で、視聴
者が応答したにもかかわらずスクリプトの動作が不完全
であるために、エラーとなってしまうことがある。
【0033】そこでこのシステムでは、補完番組が放送
されているときは、表示、非表示は別としてその補完番
組情報を常に取り込み、また更新できる機能を備えてお
り、補完番組のアクセスを即座にできるようにしてい
る。
【0034】図3には、文字多重放送及びデータ放送で
伝送される1ライン期間におけるデータパケットの構成
例をさらに詳しく示している。データパケットの前に
は、ビット同期符号、バイト同期符号が配置されてい
る。データパケット部は、プレフィックス、データブロ
ック、チェック符号が含まれている。さらにプレフィッ
クス部は、サービス識別符号、パケット制御符号からな
る。このサービス識別符号を用いて、予告信号が到来し
ていることの識別を行わせることができる。
【0035】このサービス識別符号を識別する回路は、
システムが文字放送処理モード、データ放送処理モード
のいずれでも内部回路が識別できるように構成される。
この識別符号のみを判定して、予告信号状態を検出して
もよいが、さらに、データブロックの内容と組み合わせ
て予告信号状態を検出するようにしてもよい。例えば
(a) サービス識別符号は、データ放送を示すものとし、
さらにデータブロックの内容がオールゼロのときは、予
告状態とするものである。(b) また、サービス識別符号
をデータ放送であることに識別として用い、データブロ
ックで番組開始までのに時間情報を示すデータを送るよ
うにしてもよい。この時間情報が送られた場合、システ
ムは数字によるカウントダウン表示、あるいはバー表示
が次第に短くなるようなカウントダウン表示を行うよう
にしてもよい。(c) 或いは予め取り決めた文字を表示し
予告状態としても良いし、特定のマークの色を変化させ
るような各種の方法が可能である。
【0036】図4には、TV受像機11に設けられる双
方向通信装置、文字多重放送デコーダ及びスクリプトデ
コーダを含むデコーダ、つまり、文字多重及びデータ放
送デコーダの具体的な回路構成が示されている。
【0037】受信チャンネルの映像信号は入力端子21
を介して同期分離部22、A/D変換器23に供給され
る。映像信号の垂直帰線期間には図2で説明したように
双方向デジタル通信のためのデータが多重されている。
A/D変換器23でデジタル化されたデータは、波形等
化部24で波形等化されデータ取り込み・誤り訂正部2
5に導入される。波形等化部24は、デジタル信号に変
換された映像信号の伝送途中の劣化を補償するもので、
映像信号に多重されているデジタル放送信号を分離し、
その中の多重化データ及びクロックを出力する。データ
取り込み・誤り訂正部25は、クロックに同期して多重
化データを8ビット単位でバッファRAM26に取り込
み誤り訂正を行う。
【0038】CPU27は、プログラムROM28の固
定プログラムを基本にして動作する。文字フォントRO
M29には文字表示を行うための文字フォントが格納さ
れており、このROM29に対して、希望の文字をアド
レス指定することにより対応した文字データを読み出す
ことができる。
【0039】入力端子30には、TV受像機に同期した
表示用の同期信号が導入され、表示制御部31に供給さ
れている。表示制御部31は、表示メモリ32のデータ
をテレビジョン画像の再生に同期させて読み出すと共
に、CPU27からの書き込み命令を受けて表示メモリ
32に表示データを書き込む処理を行う。表示メモリ3
2から読み出されたデータは、カラーマップメモリ33
に供給され表示データをアドレス入力とし、当該アドレ
スに対応する原色信号RGBの各レベルデータを出力す
る。このレベルデータは、D/A変換器34にてアナロ
グRGB信号に変換し、出力端子から表示信号として導
出される。なおこの表示信号は、図示しない合成手段に
よりテレビジョン画像信号と合成されグラフィックスが
スーパーインポーズされたテレビジョン画像信号として
ディスプレイに表示される。
【0040】入力端子36からはリモコン操作部からの
視聴者による操作信号が入力される。この操作信号は操
作入力インターフェース(I/F)37を介してCPU
27に取り込まれ解析される。
【0041】38は変調及び復調器(モデム)であり、
通信制御部を構成しており、回線接続部39を介して電
話回線40に接続される。回線接続部39は、回線の接
続、切断を制御するものでCPU27により制御され
る。
【0042】CPU27は、バスラインを介して各機能
ブロック、即ちデータ取り込み・誤り訂正部25、プロ
グラムROM28、文字フォントROM29、操作入力
I/F37、表示制御部31、モデム38などに接続さ
れている。さらにバスラインには、作業RAM41、番
組RAM42、不揮発性メモリ43が接続されている。
【0043】番組RAM42は、放送局から伝送されて
くるコンピュータプログラムを格納するメモリであり、
視聴者の操作に応じて、ROM28に格納された固定プ
ログラムの中のインタープリタに従い、このコンピュー
タプログラムの内容を解釈し、このコンピュータプログ
ラム(スクリプト)の手順を実行することができる。不
揮発性メモリ43には、この受信端末(デコーダ)の固
有の識別番号(ID)が格納されており、例えばテレビ
ショッピング等で収集局14に注文データを伝送すると
きはこの固有の識別番号が利用される。収集局14で
は、IDを認識するこにより、注文主を判別することに
なる。
【0044】上記の回路構成は、文字多重放送番組を処
理する場合も用いられる。即ち、リモコン操作により文
字多重放送番組の受信を指示すると、CPU27は、プ
ログラムROM28に格納されている文字多重放送番組
処理用のプログラムの支配下となるように切り換えられ
る。すると送られてきた文字データは、文字フォントR
OM29で表示データに変換されて表示制御部31を介
して表示メモリ32に格納される。
【0045】ここで、プログラムROM28には、番組
RAM42に対して補完番組のスクリプトを、常時蓄
積、更新するための手段が設けられている。この手段
は、システムが他の処理モード、つまり、文字多重放送
信号を処理するモードにあるときも、時分割により動作
できるように設定されている。
【0046】図5は、常にテキストであるスクリプト及
び補足データを蓄積、更新するための手段の手順を示し
ている。即ち、補完番組番組が放送されているかどうか
を常に検出し、補完番組が放送されている場合はその番
組データ(スクリプトや補足データなど)を番組RAM
42へ蓄積する(ステップA1〜A3)。また補完番組
のデータの更新があったかどうかも常に検出しており、
更新があった場合には番組RAM42のデータを更新す
るようにしている(ステップA4)。視聴者により補完
番組のアクセスがあった場合には、補完番組処理モード
へ移行し、プログラム実行手段がプログラム(スクリプ
ト)に基づいたデータ処理を開始するようになる(ステ
ップA5、A6)。これにより表示部には番組を補足す
る補足データ等の表示が行われ、視聴者の応答が可能と
なる(ステップA7)。そして補完番組が終了した場
合、あるいは視聴者により補完番組のアクセスの停止が
行われた場合には(ステップA8)、補足データの表示
は消去されるが、ステップA2に戻り、補完番組の放送
の有無の検出状態となる。
【0047】上記したように、このTV受信機の文字多
重及びデータ放送デコーダによると、補完番組が放送さ
れている場合、自動的に補完番組情報を取り込み蓄積す
るようにして、補完番組をアクセスする場合に確実なア
クセスを可能とする。そして視聴者が何時の時点で補完
番組のアクセスを開始してもスクリプトが完成されてい
るために、誤動作等が発生するのを防止できる。
【0048】上記のような装置とすることにより、スク
リプトの取り込み、蓄積を補完番組受信開始と同時に行
う必要がなく、スクリプトの取り込み終了までの時間を
大きく削減することができる。スクリプトとしては、そ
の内容によっては、一部のルーチンのステップのみを更
新すれば良い場合もあるので、このような場合は、上記
の手段は極めて有効に活用されることになる。なおデー
タ放送が送られてきているかどうか、及びスクリプトが
更新されたかどうかは図3で説明した識別データにより
識別できるようになっている。
【0049】さらにこの発明では、補完番組のデータを
番組RAM42に常時取り込む機能が設けられていると
しているが、無条件で取り込むようにすると不都合が生
じるので、さらに安全対策が施されている。
【0050】図6は、補完番組取り込み機能に対する安
全対策手段を示している。即ち、テレビジョン受信機に
おいては、番組サーチ機能あるいは番組メニュー表示機
能が設けられる。このために視聴者が番組サーチ機能あ
るいは番組メニュー表示機能を設定したときに、上述し
た補完番組データ取り込み機能がその都度動作すると、
スクリプトが破壊されることがある。そこで、補完番組
が放送されていることが判断された後に、受信機が現在
どの様な指示で動作しているのかを判定するようにして
いる。そして、番組サーチ機能あるいは番組メニュー表
示機能が働いている場合には、補完番組の情報更新ある
いは取り込みを一時停止するようにしている(ステップ
B1、B2)。また、視聴者は、次々とチャンネルを切
り換えてみることがあるので、このような場合もすぐに
補完番組のデータ取り込みを行わず、受信チャンネルが
設定された後、一定時間待つようにしている。一定時間
待っても受信チャンネルの切り換えが行われない場合に
は、そのチャンネルの補完番組のデータの取り込みを開
始するようにしている。
【0051】なお番組サーチ機能や番組メニュー表示機
能は、チューナの受信チャンネルを次々と切り換えて、
各チャンネルの縮小画面をメモリに一端格納し、表示す
るときはチャンネル番号とともに各縮小画面を同一のス
クリーンに分割表示する機能である。したがってこの機
能を実現するために映像信号処理系統には、画像縮小回
路と画像メモリ、縮小画像合成機能が設けられている。
【0052】さらにこのシステムでは、スクリプトを常
時取り込むようにした場合に、不具合が生じないように
次の機能も設けられている。即ち、スクリプトに基づい
てデータ処理を行うプログラム実行手段は、ユーザの補
完番組アクセス終了操作があった場合に、スクリプトポ
インタを初期化し、次回の補完番組アクセス開始操作が
あった場合に、最初のスクリプトから実行を開始する手
段を有する。また、ユーザの補完番組アクセス終了操作
があった場合に、一時的に現在の表示出力を消去して、
かつスクリプトポインタも初期化せず、次回の補完番組
アクセス開始操作があった場合に、少なくとも直前に操
作した表示及びスクリプト位置以降から再実行を行う手
段を有する。そしてこれらの手段のいずれかの動作を選
択する実行選択手段を有する。つまり、一旦補完番組ア
クセス操作を終了した後に再度、再開操作を行ったとき
に、スクリプトを常に最初から実行する「A」モード
と、終了直前のステップから実行する「B」モードとが
あり、いずれかのモードを視聴者が選択したり、あるい
は自動的に設定されるようになっている。
【0053】「A」モードの場合、全く新たなスクリプ
トから実行を行う必要がある補完番組が次々と提供者か
ら送られてくるような場合に有効である。種々のスクリ
プトが次々と送られており時間的に変化が早いような番
組の場合に有効である。この場合は、終了キーが押され
たかどうかを判定し、押された場合は、補完番組の画面
消去、続いてプログラム終了(初期化処理実行)とな
る。
【0054】「B」モードの場合、プログラムが大型で
あり、時間的に内容の変化が伴わないような番組で有効
である。この場合は、終了キーが押されたかどうかを判
定し、押されている場合は、補完番組画面を一時消去
し、開始キーが押されたかどうかを判定待ちする。開始
キーが押された場合、補完番組画面が再表示され、以後
の続くスクリプトに応じたアクセスが可能となる。
【0055】さらにこのシステムでは次の機能も設けら
れている。スクリプトに基づいてデータ処理を行うプロ
グラム実行手段が、放送番組内の任意の時点における、
受信機での前記スクリプト実行の一時停止と再開、およ
び放送終了時での、スクリプト実行の強制終了を行うス
クリプト実行制御手段を含むものである。そして、この
スクリプト実行制御手段の実行制御データも、データ放
送番組を通じて送られている。
【0056】この機能、つまり番組一時停止と再開は、
主にスポットコマーシャルなどで使用される。本番組放
送のスポンサーと異なるスポンサーがコマーシャルタイ
ムで補完番組放送を送りたい場合、本番組放送の補完放
送が実行中であっても、一時停止し、画面も消去する必
要がある(2重スポンサーとなるのを避けるため)。ま
た本番組放送が終了し、新しい放送が開始されるとき
も、古い放送の補完番組データは終了させなければなら
ない。
【0057】そこでユーザがこのようなことに気遣うこ
となく、補完番組放送の番組データの一部にスクリプト
実行制御データを含めて伝送し、スクリプトデコーダが
これを受信した場合は、ただちにスクリプト実行制御手
段によりスクリプトの実行をコントロールできるように
するものである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
補完番組が放送されている場合、自動的に補完番組情報
を取り込み蓄積するようにして、補完番組をアクセスす
る場合に確実なアクセスを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のデータ放送送信及び受信装置が適用
されたシステムの例を示す図。
【図2】文字多重及びデータ放送信号の説明図。
【図3】文字多重及びデータ放送信号のデータパケット
の例を示す図。
【図4】この発明のデータ放送及び受信装置の実施の形
態の一例を示す図。
【図5】この発明に係わる文字多重及びデータ放送デコ
ーダの動作例を説明するために示したフローチャート。
【図6】さらにこの発明に係わる文字多重及びデータ放
送デコーダの動作例を説明するために示したフローチャ
ート。
【符号の説明】
11…TV受像機、12…放送局、13…電話回線網、
14…収集局、22…同期分離部、23…A/D変換
器、24…波形等化部、25…データ取り込み・誤り訂
正部、26…バッファRAM、27…CPU、28…プ
ログラムROM、29…文字フォントROM、31…表
示制御部、32…表示メモリ、33…カラーマップメモ
リ、34…D/A変換器、37…操作入力I/F、38
…モデム、39…回線接続部、41…作業RAM、42
…番組RAM、43…不揮発性メモリ、12a…予告信
号出力装置、52…選局及び検波部、53…テレビ信号
処理部、54…合成部、55…表示部、56…文字多重
及び補完番組処理部、57…メインコントローラ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン放送信号に含まれており、そ
    の映像・音声信号とは独立したデータチャンネルに多重
    されて伝送されてくるデータ放送番組を受信する受信手
    段と、 前記データ放送番組に含まれるコンピュータプログラム
    としてのスクリプトを復調する復調手段と、 ユーザの操作入力を取り込むための操作入力処理手段
    と、 復調された前記スクリプトに基づいて、操作入力処理手
    段を制御して、データ処理を行うプログラム実行手段
    と、 前記プログラム実行手段が前記スクリプトを実行してい
    るか否かに係わらず、前記スクリプトが伝送されてくる
    のを常時検出して、番組RAMに蓄積する定常的スクリ
    プト蓄積手段とを具備したことを特徴とするデータ放送
    信号を受信可能なテレビ受信機。
  2. 【請求項2】前記定常的スクリプト蓄積手段は、番組サ
    ーチ機能及び番組メニュー表示機構が動作しているとき
    は一時的に停止されることを特徴とする請求項1記載の
    データ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  3. 【請求項3】前記定常的スクリプト蓄積手段は、受信チ
    ャンネルの設定状態が一定期間経過したときに前記停止
    状態から解除されることを特徴とする請求項2記載のデ
    ータ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
  4. 【請求項4】テレビジョン放送信号に含まれており、そ
    の映像・音声信号とは独立したデータチャンネルに多重
    されて伝送されてくるデータ放送番組を受信する受信手
    段と、 前記データ放送番組に含まれるコンピュータプログラム
    としてのスクリプトを復調する復調手段と、 ユーザの操作入力を取り込むための操作入力処理手段
    と、 復調された前記スクリプトに基づいて、操作入力処理手
    段を制御して、データ処理を行うプログラム実行手段と
    を具備し、 上記プログラム実行手段は、 ユーザの補完番組アクセス終了操作があった場合に、ス
    クリプトポインタを初期化し、次回の補完番組アクセス
    開始操作があった場合に、最初のスクリプトから実行せ
    しめる第1の手段と、 ユーザの補完番組アクセス終了操作があった場合に、一
    時的に現在の表示出力を消去して、かつスクリプトポイ
    ンタも初期化せず、次回の補完番組アクセス開始操作が
    あった場合に、少なくとも直前に操作した表示及びスク
    リプト位置以降から再実行せしめる第2の手段と、 上記第1と第2の手段のいずれかの動作を選択する実行
    選択手段とを具備したことを特徴とするデータ放送信号
    を受信可能なテレビ受信機。
  5. 【請求項5】テレビジョン放送信号に含まれており、そ
    の映像・音声信号とは独立したデータチャンネルに多重
    されて伝送されてくるデータ放送番組を受信する受信手
    段と、 前記データ放送番組に含まれるコンピュータプログラム
    としてのスクリプトを復調する復調手段と、 ユーザの操作入力を取り込むための操作入力処理手段
    と、 復調された前記スクリプトに基づいて、操作入力処理手
    段を制御して、データ処理を行うプログラム実行手段と
    を具備し、 上記プログラム実行手段は、 放送番組内の任意の時点における、受信機での前記スク
    リプト実行の一時停止と再開、および放送終了時での、
    スクリプト実行の強制終了を行うスクリプト実行制御手
    段を含み、このスクリプト実行制御手段の実行制御デー
    タも、前記データ放送番組を通じて送られていることを
    特徴とするデータ放送信号を受信可能なテレビ受信機。
JP24150595A 1995-09-20 1995-09-20 データ放送信号を受信可能なテレビ受信機 Pending JPH0983969A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005002098A1 (ja) * 2003-06-26 2005-01-06 Sony Corporation コンテンツ提供システムおよび方法、コンテンツ提供装置および方法、コンテンツ受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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