JPH0646729B2 - アドレツシング付き情報サ−ビスシステム - Google Patents

アドレツシング付き情報サ−ビスシステム

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JPH0646729B2
JPH0646729B2 JP60141871A JP14187185A JPH0646729B2 JP H0646729 B2 JPH0646729 B2 JP H0646729B2 JP 60141871 A JP60141871 A JP 60141871A JP 14187185 A JP14187185 A JP 14187185A JP H0646729 B2 JPH0646729 B2 JP H0646729B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術 D発明が解決しようとする問題点 E問題点を解決するための手段 F作用 G実施例 G1情報サービスシステムの概要説明 G2情報サービスシステムの基本的な概略構成を示す系
統図(第1図) G3放送信号に挿入された伝送信号のフォーマット(第
2図) G4シャフリング前のサービスデータ部SDのフォーマ
ット(第3図) G5サービスデータ部SDとこれに続くサービスデータ
SDAの関係を示すフォーマット(第4図) G6ボーレート部BRの説明(第5図) G7コントロールデータ部CDの説明(第6図) G8シンクコードSCの説明(第7図) G9コントロールデータCDAの説明(第8図) G10アドレッシングの説明(第9図) G11アドレッシングデータADのフォーマット(第9
図) G122種類のキーコードを利用する理由 G13複数のアドレッシングモードを設定した理由 G14受信機30の系統図(第11図) G15デコーダ50の回路説明(第12図) G16サービスデータSDAのデコード処理 G17アドレッシングモード時のデコード処理 G18シンクコード検出部60と判断回路部59の説明
(第13図) H発明の効果 A産業上の利用分野 この発明は情報データの秘匿化を図ると共に、有料で情
報サービスの提供を受けることのできる新規な情報サー
ビスシステム、特にこのシステムで使用されるデコーダ
のアドレッシング時に、デコーダにメモリされるキーコ
ードに関する。
B発明の概要 この発明は情報データの秘匿化及び情報サービスの有料
化が図られた情報サービスシステムに関するものであ
る。
この情報サービスシステムはデータベース局より送出さ
れたサービスデータとキーコードとを加入者側に設けら
れたデコーダで受信して、これらデータをデコードして
送信されたキーコードが受信側のキーコードに一致した
場合のみ、データベース局より送出された特定の情報サ
ービスが受けられるようになされたシステムである。
この発明では、デコーダのアドレッシング時に、デコー
ダにメモリされるキーコードとして、今回と次回の契約
期間に使用する異なるパターンをもつ2種類のキーコー
ドを同時に送出してこれをメモリするようにしたもの
で、これによって、受信契約がまちまちであっても、す
でに契約された期間は必ずその全期間にわたり、情報の
サービスを受けることができるようにしたものである。
C従来の技術 特定の情報を特定の加入者にのみ提供できるようにした
情報サービスシステムとして、従来から専用回線などを
利用するものが知られている。
具体的には、専用回線を利用してデータベース局から伝
送された特定の情報が、加入者側に設けられたデコーダ
で受信されて、局側の情報の提供を受けることができる
ようになされている。
D発明が解決しようとする問題点 ところで、上述の情報サービスシステムでは、加入者の
数が格段に増加すると、専用回線を確保することが困難
になるため限界がある。
また、局側で提供する情報として、複数の市場における
株式情報や商品取引情報などのように、その情報収集
と、その情報伝送設備とに多額の資金を必要とする場合
には、非加入者がその情報を容易にデコードすることが
できないシステムを案出する必要がある。従来の情報サ
ービスシステムでは加入者側にデコーダを設置するだけ
で、その情報を容易に入手できるようになっていること
から、非加入者でもその情報を容易に入手できる環境下
にある。
このような場合には高度な盗聴防止手段を講ずる必要が
あるが、従来ではこのような秘匿手段は採用されていな
い。
また、従来では一度デコーダを購入すれば、そのデコー
ダを所持する限りにおいて、常に情報の提供を受けるこ
とができる。しかし、上述したように情報の収集費用と
局運営のための設備費用が厖大になる場合には、その情
報提供は有料の方が好ましい。
従って、多数の加入者を対象とし、情報の秘匿性を確保
すると共に、有料による情報サービスシステムは現在の
ところ開発されていない。
この発明はこのような点を考慮し、情報の秘匿性及び情
報の有料サービスを実現できる情報サービスシステムを
構成する場合の問題点、すなわち局側から送出されるデ
コーダのアドレッシング時の問題点を解決したものであ
る。
すなわち、次回の受信契約期間前にデコーダをアドレッ
シングすることによって、アドレッシング後に残る今回
の受信契約期間に送出されるデータサービスが受けられ
なくなるのを、極めて簡単なアドレッシングによって解
決したものである。
E問題点を解決するための手段 上述の問題点を解決するため、この発明では次のような
手段を採用する。
すなわち、この発明ではデータベース局より送出された
サービスデータとキーコードとを加入者側に設けられた
デコーダで受信して、これらデータをデコードして送信
されたキーコードが受信側のキーコードに一致した場合
のみ、データベース局より送出された特定の情報サービ
スが受けられるようになされた情報サービスシステムを
対象とし、デコーダのアドレッシング時、今回と次回の
契約期間に使用する異なるパターンをもつ2種類のキー
コードを同時に送出して、これらをデコーダ側にメモリ
するようにしたものである。
F作用 この構成において、例えば今月分の受信契約料は納入さ
れているが、翌月分の受信契約料が未納の場合、デコー
ダのアドレッシング時、局側から送出されるキーコード
は、今月分のキーコードと翌月分のキーコードであり、
アドレスデータは翌月分に対応する受信契約料が未納で
あることを示すコードとなっているので、そのデコーダ
に対してはアドレッシングが実行されない。従って、そ
のデコーダ内のメモリ内容は更新されず、元のままであ
る。
その結果、アドレッシング終了後に局側から送出される
今月に対応するキーコードと、デコーダ内にメモリされ
たキーコードが一致し、アドレッシング後の今月分の残
りの期間に送出される情報の提供を確実に受けることが
できる。
G実施例 第1図はこの発明の前提となる情報サービスシステムの
一例を示す概略的な構成図であるが、その説明の前に、
この発明に係る情報サービスシステムの概略を説明す
る。
1情報サービスシステムの概要説明 この情報サービスシステムは、上述したようにデータベ
ース局より送出されたサービスデータとキーコードとを
加入者側に設けられたデコーダで受信して、これらデー
タをデコードして送信されたキーコードが受信側のキー
コードに一致した場合のみ、データベース局より送出さ
れた特定の情報サービスが受けられるようになされたシ
ステムを言う。
その特徴は、第1に盗聴防止のために伝送データがシャ
フリングされていることである。
これは、上述したように、非加入者の情報入手を困難に
して、特定された加入者のみに特定の情報を提供できる
ようにするためである。
第2に、情報サービスが有料になっていることである。
すなわち、料金を納付した者のみが情報のサービスを受
けられるシステムとなっている。
そのために、このシステムでは受信契約期間、例えば月
単位の受信契約期間が定められ、契約期間の更新によっ
て継続して情報の提供を受けることができる。
受信契約期間ごとの料金の納付、未納は局側でチェック
され、料金未納の場合には、自動的に情報のサービスが
停止されるようにするため、後述するデコーダ側のアド
レッシングがデータ伝送と同様な手段で実行される。
そのために、アドレッシング後は上述のデータ伝送と同
時にキーコードが伝送され、送信されたキーコードが受
信側のデコーダにメモリされたキーコード(アドレッシ
ングによってメモリされたキーコード)に一致した場合
のみ情報の提供を受けることができる。
2情報サービスシステムの基本的な概略構成を示す系
統図 さて、第1図はこの発明の前提となる新規な情報サービ
スシステム10の一例を示す構成図である。
10Aはデータベース局、10Bは地上中継局、10C
は受信局(加入局)であって、データベース局10Aで
形成された伝送信号は放送信号の垂直ブランキング期間
の所定の1水平ラインもしくは数水平ラインに挿入さ
れ、伝送信号の挿入された放送信号(そのフォーマット
を第2図に示す)は放送衛星22に向けて送信され、放
送衛星22からは地上中継局10Bに向けてこの放送信
号が送信される。
地上中継局10BはBSアンテナ24を有し、これで受
信されたSHF帯の放送信号はBSコンバータ25を介
して送信機26に供給されて、放送信号が再送信に適し
たUHF若しくはVHF帯の放送信号に変換されると共
に、これがアンテナ27に給電されて、複数の受信局1
0Cに向けて送信される。
受信局10Cのアンテナ29で受信された放送信号は受
信機30において放送信号中に挿入された伝送信号がデ
コードされ、デコードの結果得られるサービスデータが
パーソナルコンピュータ31に供給されて、必要な情報
が選択されると共に、これがモニタ32に供給されてそ
のデータがモニタされる。
放送信号に挿入される伝送信号として最大8水平ライン
(8チャンネル)を使用する場合を想定すると、データ
ベース局10Aにも複数、従って上述のチャンネル数に
したがって8つのデータベース11A〜11Hを設置す
ることができる。
データベース11A〜11Hには、いずれも大型のホス
トコンピュータ12A〜12Hと、各データベースに対
応したビリング(BILLING)コンピュータ13A〜13
Hが設置される。ホストコンュータは株式情報や商品取
引情報などを各地域ごとに収集して、顧客に提供するサ
ービス情報データ(以下サービスデータという)が形成
される。
ビリングコンピュータは各データベースに加入された加
入者の受信契約状態を管理し、受信契約期間ごとに受信
契約及びその解除に対応したビリングデータ、つまりア
ドレッシングデータが形成される。
サービスデータ及びビリングデータは電話回線や専用回
線を利用して対応するプロセッサ(フロントエンドプロ
セッサ、FEP)14A〜14Hに供給される。1台の
プロセッサは1チャンネルのデータを処理することがで
き、1チャンネルのデータチャンネルはビデオ信号に挿
入される1水平ラインに対応する。
各プロセッサ14A〜14Hは夫々8系統のデータイン
プットポートを有し、1チャンネルに対し、最大8種類
のサービスレベルを多重化することができる。従って、
第1図に示すように、第1のデータベース11Aから伝
送されたサービスデータは全てのプロセッサ14A〜1
4Hのポートに入力できるようになされている。第2〜
第8のデータベース11B〜11Hからのサービスデー
タも同様である。そのため、8台のプロセッサ14A〜
14Hで最大64種類のサービスデータを取り扱うこと
ができる。
このプロセッサ14A〜14Hには夫々後述するコント
ロールデータなどを生成するホストコンピュータ15が
接続され、これらのデータに基づきシャフリングされた
伝送信号が形成される。
伝送信号はデータ挿入回路17において、端子18に供
給されるビデオ信号に重畳される。垂直ブランキング期
間のどの水平ラインに伝送信号を挿入するかは、これに
供給されるされるコントロール信号(図示せず)によっ
て決定される。
伝送信号の挿入された放送信号は送信機20においてS
HF帯の信号に変換されたのち、BSアンテナ21によ
って放送衛星22に向けて送信される。
3放送信号に挿入された伝送信号のフォーマット さて、第2図は放送信号に重畳される伝送信号のフォー
マット(1水平ライン分)の一例を示すもので、この伝
送信号は、 、サービスデータ部SD(この例では21バイト) 、このサービスデータ部SDに対するチェックビット
部CB(10バイト) 、サービスデータ部SDの前部に挿入されるコントロ
ールデータ部CD(1バイト) 、コントロールデータ部CDの前部に挿入されるビッ
トシンク(2バイト)BIS及びバイトシンクBYS
(1バイト)とで構成された同期データ部 、同期データ部とコントロールデータ部CDとの間に
挿入されたチャンネルアドレス部CA(1バイト) のように構成される。
同期データ部は伝送信号をデコードするために挿入され
たクロックデータである。
チャンネルアドレス部CAは使用チャンネルの種別を示
すデータである。
コントロールデータ部CDはシャフリングされたサービ
スデータ部SDなどに対するシャフリングブロックデー
タ及びシャフリングマップデータなどを示すデータであ
り、このコントロールデータ部CDもまたシャフリング
された状態で伝送される。
サービスデータ部SDは証券情報など顧客のサービスに
供するデータである。
4シャフリング前のサービスデータ部SDのフォーマ
ット 第3図はシャフリング前のサービスデータ部SDのフォ
ーマットを示す。
サービスデータ部SDは、この例では62フィールド
(62ライン)を1データブロックとして構成され、1
データブロックはさらに8つのサービスブロック(SB
1〜SB8)に分割される。1データブロックのうち1水
平ラインに挿入されるデータは31バイトであり、1サ
ービスブロックは31ビットで構成される。
シャフリング前の第1のフィールドに挿入されるデータ
はヘッダデータ部HDで、第2フィールド以下がサービ
スデータSDAである。
ヘッダデータ部HDは、第2フィールド以下に挿入され
るサービスデータSDAに対する解読情報(サービスデ
ータの多重化情報など)として使用される。
5サービスデータ部SDとこれに続くサービスデータ
SDAの関係を示すフォーマット 第4図はサービスデータ部SDとこれに続くサービスデ
ータSDAの関係を示すフォーマットである。
すなわち、第1フィールド目に相当する第1水平ライン
には、各サービスブロックごとに同図のようなフォーマ
ットのヘッダデータ部HDが位置する。ヘッダデータ部
HDは、 、サービスレベル部SL(3ビット) これは、どのチャンネルを使用してサービスデータが挿
入されているかのデータを示す。
、ボーレート部BR(2ビット) これは、ボーレートによって、伝送時のサービスブロッ
クの構成が相違するからである。その詳細については後
述する。
、シンク・アシンク(SYNC/ASYNC)部SAS(1ビッ
ト) データが同期モードで伝送されるか、非同期モードで伝
送されるかを示すデータである。
、キーコード部KC(4ビット) 料金の納付された受信契約者だけが情報のサービスを受
けられるようにするために当月の各サービスに対して挿
入されるキーコードであって、アドレッシングによって
各デコーダに送られたキーコードと比較し、一致するこ
とによりデータのサービスが実行される。
、ラインデータエンド部LDE(6ビット) 各サービスブロックごとに1サービスブロックを構成す
るブロック長が相違するため、そのブロックにおける構
成ライン数を示すデータである。
第4図に示す場合では、第58ラインでそのサービスブ
ロックが終了しているので、この場合には第58ライン
目が最後のラインであることを示すデータがラインデー
タエンド部LDEとして挿入される。
、ビットデータエンド部BDE(5ビット) サービスブロックの最終ラインにおけるビット数を示す
データであって、第4図に示す例では、10ビット目が
最終のビットであるので、この最終ビットをビットデー
タエンド部BDEで表現する。
のようなフォーマットに設定される。
このようなフォーマットのヘッダデータ部HDがシャフ
リング後においても、各サービスブロックの最初の水平
ラインに当てがわれる。
6ボーレート部BRの説明 ボーレート部BRによって、伝送時におけるサービスブ
ロックの構成が相違する。
例えば、伝送容量が最大9600ボーであるときには、9600
ボーの伝送レートに設定すると、第5図Aに示すように
第1から第8のサービスブロックSB1〜SB8で構成さ
れるデータは1チャンネルデータのみとなり、4800ボー
で構成する場合には、同図Bに示すように、2チャンネ
ルのデータを伝送することができる。その他のボーレー
トの例を同図C,Dに示す。ただし、この他2400ボー及
び1200ボーを選択できるので、例示以外の組合せも採り
うることは容易に理解できる。
上述したヘッダデータ部HD、サービスデータSDA及
びチェックビット部CBは、各ライン内でシャフリング
が施されると共に、62ライン間でもシャフリングが施
される。
ただし、シャフリング後であっても、1ブロックデータ
の最初の水平ラインに挿入されるサービスデータ部SD
は上述のヘッダデータ部HDが位置するような処理がプ
ロセッサ14A〜14Hで実行される。
7コントロールデータ部CDの説明 第6図から第8図までは、コントロールデータ部CDの
内容を説明するために使用される。
コントロールデータ部CDもまた、その一部のデータを
除きシャフリングされ、ディシャフリング後の1ブロッ
クに対応したコントロールデータ部CDの構成の一例
を、第6図に示す。
コントロールデータ部CDはそのデータ構成が可変長で
あり、これは、 、シンクコードSC(1バイト) 、コントロールデータCDA(48バイトの固定長) 、ダミーコードDC(4〜11バイトの可変長コー
ド) として構成される。
シンクコードSCはシャフリングされたコントロールデ
ータ部CDをディシャフリングするデータ情報及びコン
トロールデータ部CDの区切を示すデータ情報として使
用される。シンクコードSCとして、64種類のシンク
コードを使用する場合には、コントロールデータ部CD
は64種類のシャフリングパターンを選択できる。
8シンクコードSCの説明 シンクコードSCはシャフリング処理がなされてはいな
い。シンクコードSCは同一のコードを3回連続して挿
入することで始めて、シンクコードSCとみなされる。
すなわち、第7図に示すように、第1ラインから第3ラ
インまでにこのシンクコードSCが挿入される。
シンクコードSCに続く48バイトのデータがコントロ
ールデータCDAとなる。
コントロールデータCDAは、デコーダ50(第12図
参照)に伝送されるサービスデータ部SDのシャフリン
グブロック情報と、そのシャフリングマップ情報が含ま
れる。
9コントロールデータCDAの説明 第8図にコントロールデータCDAのフォーマット(シ
ャフリング前)の一例を示す。
コントロールデータCDAは4バイトを基本単位として
構成され、前2バイトがシャフリングブロックデータS
Bで、後2バイトがシャフリングマップデータSMであ
る。
まず、第1バイト目の2ビットと第2バイト目の4ビッ
トの合計6ビットでシャフリングブロックデータSBが
形成される。各バイトに挿入されたチェックコードCC
は、夫々のバイトに挿入されたシャフリングブロックデ
ータSBのデータチェック用である。
第3バイト目の2ビットと第4ビット目の4ビットの合
計6ビットでシャフリングマップデータSMが形成され
る。各バイトに挿入されたチェックコードCCは、夫々
のバイトに挿入されたシャフリングマップデータSMの
データチェック用である。
このコントロールデータCDAと同一のコードが5回
(計20バイト)挿入され、従ってシャフリング前のフ
ォーマットは第6図に示すものとなる。
このように、同一のデータを5回も使用するのは、伝送
中に混入するノイズなどによる誤動作を回避するため
で、この例では5回のコントロールデータCDAを多数
決論理して多い方のデータをコントロールデータCDA
として使用するようにしている。
コントロールデータ部CDは48バイトの固定長であ
り、上述のコントロールデータCDAに続くデータは、
オプション用のデータとして使用される。従って、20
バイト以降のデータスロットはコントロールデータとし
ては使用されない。
コントロールデータCDAの後部に挿入されるダミーコ
ードDCは可変長であって、これによりコントロールデ
ータ部CD全体のコード長が可変長構成となる。この例
では、コントロールデータ部CDが55〜62フィール
ドにわたって可変され、従ってダミーコードDCは4〜
11フィールドの間のいずれかのコード長となる。その
結果、コントロールデータ部CDは55〜62フィール
ドが1ブロック構成となる。
ダミーコードDCはシンクコードSCには無いコードパ
ターンが使用される。これは、コントロールデータ部C
D中よりシンクコードSCを正確に分離するためであ
る。
コントロールデータ部CDを可変長に構成すると、1ブ
ロックに対して挿入されるコントロールデータ部CDの
検出が困難になるから、非加入者によるデータのディシ
ャフリング処理が複雑化して、情報の秘匿性が強化され
る。
また、コントロールデータ部CD中にシャフリング処理
されていないシンクコードSCが含まれるが、シンクコ
ードSCがシャフリング処理されていなくても、コント
ロールデータ部CD自体のコード長が可変長であるか
ら、コントロールデータ部CDを簡単にはデコードでき
ない。
しかし、加入者が装備するデコーダには、シンクコード
SCを検出してコントロールデータ部CDをディシャフ
リングするディシャフリングパターンのマップが存在す
るので、そのデコーダにとっては、コントロールデータ
部CDのディシャフリング処理を正確に行うことができ
る。
この場合、シンクコードSCに続くデータ長(48バイ
ト)が一定であるから、デコーダ側でこのシンクコード
SCを検出するのは比較的容易である。
以上のように、コントロールデータ部CDはシンクコー
ドSCの種類にしたがったシャフリングが施され、シャ
フリングされたコントロールデータCDAに含まれるシ
ャフリングマップデータSMを解読することによって、
サービスデータ部SDがディシャフリングされることに
なる。
そして、このようにシャフリングされたサービスデータ
部SD部及びコントロールデータ部CDが31バイト単
位で1水平ライン中に挿入されて、第2図に示す伝送信
号のフォーマットが構成されるものである。この場合、
各水平ラインに挿入される同期データ(第2図参照)は
シャフリング処理はなされない。
10アドレッシングの説明 第2図に示す伝送信号を送出するには、その前段階とし
て、受信機30に設けられたデコーダ50に対するアド
レッシングが実施される。
アドレッシングも伝送信号と同様に放送信号を使用して
実施される。この場合には、第2図に示す伝送信号のう
ち、サービスデータSDAに代えてアドレッシングデー
タADAを挿入したものを伝送信号として使用する。
まず、アドレッシングの概要を説明する。
複数の受信局10Cに設けられた複数のデコーダには、
キーコードをメモリする不揮発性のメモリが設けられ、
アドレッシング時に伝送されたキーコードがこれらメモ
リにストアされる。デコーダには連続したアドレスが付
され、そのデコーダを特定するアドレス(アドレスマッ
プを使用する場合もある)が伝送されたとき、キーコー
ドの待機状態となり、アドレスマップのバイナリーコー
ドが、“1”か、“0”かによってキーコードの書込み
状態が自動的に制御される。
例えば、バイナリーコードが、“1”のとき書込みエネ
ーブルになるものとすれば、そのアドレスマップのバイ
ナリーコードが“1”のときには、対応するデコーダ
に、そのキーコードが書込まれる。従って、この場合に
はバイナリーコードが“1”のとき、受信契約料が納付
されていることになる。
バイナリーコードが“0”のときには、受信契約料が未
納であるので、その場合には対応するデコーダには、そ
のキーコードがストアされない。
アドレッシングは受信契約期間ごとに実施され、その実
施期間は受信契約期間前の所定の期間(翌月の受信契約
期間に食い込む場合もあり得る)を利用して行われる。
伝送信号中には第2図に示すように、当月のキーコード
KCが挿入されているために、このキーコードKCとデ
コーダにストアされたキーコードが一致した場合にの
み、情報のサービスを受けることができる。
そのため、アドレッシングデータADは、第9図に示す
ようなフォーマットが採用される。
11アドレッシングデータADのフォーマット アドレッシングデータADもまた、62フィールドが1
ブロックとして構成されると共に、情報の秘匿化のため
にシャフリング処理が施される。第9図に示すフォーマ
ットはシャフリング前の1水平ラインのものである。
アドレッシングデータADは次のように構成される。
、キーコードKC(1バイト) 2種類のキーコードが送出される。キーコードは4ビッ
ト構成で、1つは当月のキーコードであり、残りの1つ
は翌月用のキーコードである。
デコーダがサービスデータSDAを受信する場合、この
2つのキーコードのうちいずれかがメモリされていれ
ば、サービス状態となる。
、アドレスデータAD1、AD2(各3バイト) デコーダを特定するためのアドレスデータであり、後述
するアドレッシング時のモードコードによっても相違す
るが、アドレスデータAD1からAD2までのデータで、
100台を単位としてデコーダのアドレスを指定でき
る。
ただし、このアドレスデータでは、個々のデコーダのア
ドレスは指定できない。
、アドレスマップデータAM(13バイト) アドレスデータAD1(AD2)のアドレスを基点とする
104台のデコーダに対してアドレスが指定される。
アドレスマップの最初の1ビットはアドレスデータAD
1(AD2)と同一のデコーダに対するアドレスとなり、
次の1ビットは次のデコーダに対するアドレスとなるよ
うに、順次連続して各デコーダのアドレスが指定され
る。
アドレスデータAD1、AD2及びアドレスマップデータ
AMは、次に述べるモードコードMDによって、異なる
アドレッシング指定となる。
、モードコードMD(2ビット) アドレッシング時のモードを特定するためのコードであ
る。
2ビット構成であるので、次の4種類のアドレッシング
モードを選択できる。
(a)、モード0 アドレスデータAD1とAD2とによって指定されたアド
レスをもつデコーダの全てに対してデータサービスを行
わないような一括アドレッシングモードである。
この場合には、アドレマップデータAMのビットは、オ
ール“0”にセットされ、伝送されたキーコードKCは
デコーダのメモリには記憶されない。
(b)、モード1 アドレスデータAD1のアドレスで指定されたデコーダ
と、アドレスデータAD2のアドレスで指定されたデコ
ーダ(従って、2台のデコーダのみ指定される)に対し
てデータサービスを行うモードである。
(c)、モード2 アドレスデータAD1、AD2をアドレスの基点とする1
04台の各々のデコーダに対して、このアドレスデータ
AD1、AD2に続くアドレスマップAMの“1”、
“0”によってアドレッシングを実行する。
この場合には、アドレスデータAD1、AD2とも同一の
アドレスデータである。
アドレスデータAD1が100番台のデコーダを指定し
た場合、アドレスマップAMの最初のビットが、100
番目のデコーダを指定し、これに続くビットが101番
目のデコーダを指定することになる。
そして、そのビットが、“1”であるときには、その対
応するデコーダのメモリに、上述のキーコード(2種
類)が記憶される。
これに対し、そのビットが、“0”であるときには、キ
ーコードは記憶されない。
(d)、モード3 モード0の反対で、アドレスデータAD1、AD2で指定
されたデコーダの全てに対し、一括してアドレッシング
を実行する。
従って、それらのデコーダにはキーコードがメモリされ
ることになる。この場合、アドレスマップデータAM
は、オール“1”に設定される。
、サービスレベルコードSL(6ビット) どのホストコンピュータのデータを、どのチャンネルに
挿入して伝送したかを示すコードである。上位3ビット
がデータチャンネルに、下位3ビットがサービスレベル
に夫々割当てられる。
上述の例では、8台のホストコンピュタと、8つの水平
ライン(8チャンネル)を使用して伝送されるので、合
計64種類のサービスレベルを指定できる。
122種類のキーコードを利用する理由 上述のアドレッシングフォーマットで、まず2種類のキ
ーコードKCを同時に送出するのは、次のような理由に
基づく。
アドレッシングは受信契約期間を単位としてその契約期
間が経過する前に実行される。例えば、月単位で契約期
間が定められている場合には、翌月のアドレッシングは
当月に実行される。その契約期間に送出されるキーコー
ド(伝送信号中のもの)は前回のキーコードとは異なる
パターンのキーコードが使用されるから、アドレッシン
グ時に翌月のキーコード(1種類)のみを送出すると、
次のような不都合な実態が生ずる。
例えば、第10図に示すように、当月が1月であって、
1月のキーコードKCとしてKC1が使用され、2月の
キーコードKCとしてKC2が使用されるものとする。
この場合、1月の後半の期間TにキーコードKC2によ
るアドレッシングが実行される。そして、特定のデコー
ダが、1月も2月も受信契約料が支払われている場合に
は、モード2によるアドレッシング時、その特定のデコ
ーダはキーコードKC2を所定のメモリに記憶すること
になる。
このメモリ動作によって、このメモリには1月のキーコ
ードKC1に代えてKC2がメモリされることになる。
従って、1月の後半の期間からはキーコードがKC2
変更されるため、アドレッシング後の後半の期間は、受
信契約料が納付されているにもかかわらず、データサー
ビスを受けられないような不都合が生ずる。
これに対し、上述したようにアドレッシング時に、当月
と翌月の各キーコードKC1、KC2を同時に送出して、
同時にアドレッシングを実行する場合には、キーコード
KC1、KC2が共にメモリされるため、アドレッシング
後でもその月のデータサービスを受けることができ、上
述の不都合は解決される。
13複数のアドレッシングモードを設定した理由 アドレッシングモードを複数選択できるようにしたの
は、次のような理由に基づく。
例えば、0番から1000番台のアドレスの全てのデコーダ
を有する受信局10Aが受信契約料が未納であるような
ときには、モード2によって、個々にアドレッシングを
実行する場合よりも、モード0による一括アドレッシン
グの方がアドレッシングに要する時間を大幅に短縮でき
る。
同様な理由により、あるまとまった受信局10Aの受信
契約料が納付されているようなときには、モード3によ
るアドレッシングを実行すれば、この場合も一括アドレ
ッシングとなるので、アドレッシング時間を大幅に短縮
できるからである。
しかし、受信契約料の支払がアドレスによって個々ばら
ばらであるようなときには、モード2を選択することに
よって、個々の受信局10Aの契約状態に応じたアドレ
ッシングを実行することができる。
また、複数の受信局10Aのうち特定の受信局に対して
アドレッシングを実行する場合には、モード2によって
実行する必要があるが、上述のようにモード1を選択で
きるようにしておけば、特定の受信局にみが即座にアド
レッシングされることになるから、モード2を選択する
場合よりもアドレッシング時間を短縮できる。
このようなことから、受信契約状況に応じてアドレッシ
ングモード選択することによって、加入者が多数いる場
合でも、加入者全員に対するアドレッシング時間を短縮
できることになる。
以上のようなフォーマットを有する伝送信号を受信し
て、特定のデータサービスを受けるための受信局10A
に設けられた受信機30の一例を第11図に示す。
14受信機30の系統図 アンテナ29で受信された放送信号は、オールチャンネ
ル構成のチューナ40に供給されて、所定の周波数帯の
テレビジョン信号に変換され、これがゴーストキャンセ
ラ41に供給されてゴーストキャンセル処理が施され
て、データ抽出の誤動作を回避するようになされてい
る。
その出力はデータ分離回路42に供給されて、放送信号
に挿入された伝送信号が抽出、分離される。抽出された
伝送信号はデコーダ50に供給されてサービスデータS
DAなどのデコード処理が実行される。サービスデータ
SDAはパーソナルコンピュータ31の規格に合ったコ
ード形態となされたのち、インターフェース43を介し
てパーソナルコンピュータ31に供給される。
44はコントロール系で、これはコントローラ45と、
これに指令を与えるキーボード46とで構成される。4
7は電源装置である。
15デコーダ50の回路説明 第12図は上述したデコーダ50の一例を示す系統図で
あって、データ分離部42で分離された伝送信号は、バ
イトシンク部51でバイトシンクBYSの抽出が行われ
る。
バイトシンクBYSの検出はゲートパルス発生部52で
水平、垂直同期信号HD、VD及びクロック信号CKに
よりあらかじめゲート信号が作られ、このゲート信号で
バイトシンクBYS部近傍をゲートした後、検出され
る。
バイトシンクBYSが検出されると検出信号はゲートパ
ルス発生部52へ入力され、バイトシンクBYSを基準
としてチャンネルアドレスCA、コントロールデータ部
CD、サービスデータ部CD及びアドレッシングデータ
ADなどを抽出するためのゲート信号が作られる。
チャンネルアドレスゲート部54で抽出されたチャンネ
ルアドレスデータCAは、エラー訂正(ハミング)部5
5に送られ、エラー訂正される。
エラー訂正された4ビットのチャンネルアドレスデータ
CAは、チャンネルアドレス比較部56でコントローラ
ー45から送られるチャンネルアドレス設定の4ビット
データと比較され、一致するとゲートパルス発生部52
に一致信号を送る。
ゲートパルス発生部52ではこの一致信号を基準とし
て、次のフィールドの同一ラインのチャンネルアドレス
データの挿入タイミングにゲートをかける。同様にデー
タゲート57、コントロールデータゲート58に対して
もゲートパルスを出力する。
コントロールデータゲート58で抽出されたコントロー
ルデータ部CDは、コントロールデータ部CD中に含ま
れるシンクコードSCを検出するために、シンクコード
検出部60に送られ、64種類のシンクコードSCが抽
出される。
ここで同一シンクコードSCが、3フィールドにわたっ
て検出されると、これをシンクコードSCとして判断回
路部59にシンク検出信号として送られる。判断回路部
59は、この検出信号を受け取るとシンクパターン保持
部70に対してシンクコードSCを保持するための保持
信号を送る。
また次のコントロールデータ部CDのシンクコード検出
のためのゲート信号をシンクコード検出部59に送る。
これにより容易にシンクコードSCが検出される。その
詳細は後述する。
シンクコードSCが検出されると判断回路部59はタイ
ミング発生部72に対してシンクコードSCに続くコン
トロールデータCDA自体をRAM73に書き込む際
に、同時にシンクコードSCの種類によりディシャフリ
ングを行うためのスタートとなるシンク検出信号を送
る。
ディシャフリングパターン発生部75はシンクパターン
保持部70からパターンコード(6ビット)を受け取
り、RAM73の書込みアドレスとなるディシャフリン
グパターンを発生する。そのスタート信号はタイミング
発生部72から出力される。
RAM73からコントロールデータCDAを読み出すと
きにはディシャフリングされている。
この読み出しはタイミング発生部72からのカウンタス
タート信号により読み出しカウンタ74が動作し、同時
にアドレス切り換え部76が読み出し側に切り換えられ
て、リード信号がRAM73に供給される。
読み出されたコントロールデータCDAは、エラー訂正
(ハミング)部80でエラー訂正され、さらにタイミン
グ発生部72で作られる保持信号により、データブロッ
ク情報抽出部81でデータブロック情報SBが、ディシ
ャフリング情報抽出部82でディシャフリングマップ情
報SMが抽出され、データ部を再生するキー信号として
使われる。
データゲート57を通過したサービスデータSDA(あ
るいはアドレッシングデータADA)はデータバッファ
85に収納され、ディシャフリング回路86に送られる
が、その制御はバッファコントロール部87で行われ
る。
バッファコントロール部87は、判断回路部60からコ
ントロールデータCDA中のシンクコードの位置(フィ
ールド)を示す基準信号と、データブロック情報部81
から、データブロックずれ情報を受け、サービスデータ
SDA(あるいはアドレッシングデータADA)を1ブ
ロック単位にデータバッファ85に収納し、その後送り
出すための制御を行う。
ディシャフリング回路86はディシャフリング情報部8
2からディシャフリングパターン情報SMを入力し、サ
ービスデータのディシャフリングを行う。その後、サー
ビスデータSDA(あるいはアドレッシングデータAD
A)はエラー訂正回路91でエラー訂正される。
なお、データ伝送障害が発生したときには、ゲートパル
ス発生部52からバッファコントロール部87に対して
データリセット信号が送出されて、データ伝送障害が発
生するまでの間にストアされた1ブロック内のデータが
クリヤされる。
同様に、コントロールデータ処理系にもこのデータリセ
ット信号が供給されてデータのクリヤが実行される。
具体的には、ディシャフリングパターン発生部75、デ
ータブロック情報抽出部81及びディシャフリング情報
抽出部82の夫々に上述のデータリセット信号が供給さ
れる。
一方、データストア用のRAM110は通常の伝送レー
ト(9600ボー)より大なる伝送容量(9900ボー)をスト
アできるようにその容量が選定され、上述のような伝送
障害が発生した場合にも、後段のインターフェース43
にデータを途切れなく送出できるようになされている。
この処理モードはいわゆるキャッチアップモードであ
る。
16サービスデータSDAのデコード処理 アドレッシングモード検出部100によってサービスモ
ードが検出されると、エラー訂正されたサービスデータ
部SD(1データブロック)の第1ラインのヘッダーダ
ータ部HDの情報を読むためにサービスレベルコード検
出部101、ボーレイト検出部102、シンク・アシン
ク検出部103、データエンド検出部104、キーコー
ド検出部105が夫々作動し、各情報を検出する。
検出されたサービスレベルコードSLは、サービスレベ
ル比較部107でコントローラー45から送られるサー
ビスレベルコードと比較され、一致すると、バッファコ
ントロール部108とキーコード比較部109に一致信
号を送る。
検出されたキーコードはアドレッシング時に記憶された
所定のキーコードと、キーコード比較部109で比較さ
れ、一致するとバッファコントロール部108に一致信
号が送られる。
バッファコントロール部108はサービスレベル一致信
号、キーコード一致信号、ボーレイト情報、データエン
ド情報によりRAM110に必要とするデータをバッフ
ァし、一定のレイトでインターフェイス43へ出力する
制御を行う。
インターフェイス43へは、ボートレイト信号、シンク
・アシンク信号も送られる。
17アドレッシングモード時のデコード処理 アドレッシングモードの場合、データブロックの各ライ
ンがアドレッシング情報となっている。
このため、各ライン毎に、モード信号MC、サービスレ
ベルコードSL、キーコードKC、アドレスデータAD
1、AD2、アドレスデータマップAMを検出する。
そのため、モードコード検出部112の他に、サービス
レベルコードの検出部121、キーコードKCの検出部
122、アドレスデータAD1の検出部123、アドレ
スデータAD2の検出部124及びアドレスデータマッ
プAMの検出部125が夫々設けられる。
モードコード検出部112で検出されたモードコードM
Cは、アドレスデータID比較部113に送られる。ア
ドレスデータID比較部113では、送られてくるアド
レスデータと、不揮発メモリー114に記憶されている
各デコーダー固有のID(アドレスデータ)を比較す
る。モードコードはこの比較の前に、アドレスデータA
1、AD2、アドレスデータマップAMをフォーマット
に従い処理するためのコードとなる。
デコーダーID保持部115の出力との一致が検出され
ると、ID一致信号をメモリー制御部116に送り、メ
モリー制御部116はこのときのキーコード(2種類)
を、不揮発性メモリ114に記憶する。この際不揮発性
メモリ114のアドレスは、サービスレベルコードの6
ビット情報(チャンネルアドレス3ビット、サービスレ
ベル3ビット)である。
アドレスセレクター120は、アドレッシングモード時
には送られてくるサービスレベルコードSLを選択し、
サービスモード時には、コントローラー45より送られ
るチャンネルアドレスデータCA、サービスレベル設定
値を選択する。
サービスモード時では、設定されたチャンネルアドレ
ス、サービスレベルに記憶されたキーコードは、不揮発
性メモリ114より読み出されてキーコード比較部10
9に送られる。
18シンク検出部60と判断回路部59の説明 第13図はシンクコード検出部60と判断回路部59の
関係を示す系統図であって、シンクコード検出部60は
シンク比較部61とシンクパターン比較部62とで構成
され、コントロールデータゲート部58でゲートされた
コントロールデータ部CDの各データはシフトレジスタ
65で8ビットの並列データに変換されたのち、シンク
比較部61に供給されて、シンクコードSCのパターン
が64種類のシンクパターンのどのバターンに一致する
かが比較される。
64種類のパターンのいずれかに一致した場合には、こ
のシンク比較部61からの一致信号がシンクパターン比
較部62に供給される。シンクパターン比較部62には
シンクコードSCそのものも供給され、同一のシンクパ
ターンと一致信号が連続して3回入力したかどうかが比
較される。
3フィールドにわたって同一のシンクパターンが供給さ
れたときには、このシンクパターン比較部62からシン
ク検出信号が出力される。
シンク検出信号は判断回路部59に供給される。判断回
路部59はカウンタタイマーで構成され、これにはその
クロックとして垂直同期パルスVDが供給される。シン
ク検出信号はカウンタタイマーに対するスタート信号と
して使用され、シンク検出信号によってカウント動作が
スタートする。
カウンタタイマーは48個の垂直同期パルスVDをカウ
ントすると、“H”のゲート信号が出力される。これに
よって、シンクコードSCに続く48バイトのコントロ
ールデータCDAの最終フィールドが検出される。
このようなことから、コントロールデータ部CDのうち
48バイトの固定長のコントロールデータCDAの間
は、“L”で、可変長のダミーコードDC及びこれに続
く3バイトのシンクコードSCの間は、“H”となるゲ
ート信号がこの判断回路59で形成されることになる。
ゲート信号はシンクパターン比較部62にマスキング信
号として供給され、ゲート信号が“L”の期間はパター
ン比較動作が禁止され、“H”の期間のみパターン比較
動作が実行される。
シンクコードSC及び一致信号はゲート信号が“H”に
なっている期間のいずれかのタイミングにシンクパター
ン比較部62に供給されるから、ダミーコードDCが可
変長であっても、このダミーコードDCに続くシンクコ
ードSCを検出できる。
シンクコード検出部60と判断回路部59とをこのよう
に構成する場合には、コントロールデータ部CDが可変
長構成であっても、コントロールデータ部CDに挿入さ
れたシンクコードSCを確実に検出することができる。
コントロールデータCDAには、シンクコードSCと同
一のパターンを含む可能性があるが、パターン比較動作
を実行する期間に入力するダミーコードDCには、シン
クコードSCと同一のパターンを含まないので、上述の
構成と相俟ってシンクコードSCの検出精度を向上させ
ることができる。
なお、シンクパターン保持部70に供給される保持信
号、タイミング発生部72に供給されるシンク検出信号
及びバッファコントロール部87に供給される基準信号
は、いずれもシンク検出信号と同一のタイミングに出力
される。
H発明の効果 以上説明したように、この発明では新規な情報サービス
システムにおいて、局側で受信契約料の支払状態を管理
するに際し、デコーダのアドレッシング時、今回と次回
のキーコードを同時に送出してアドレッシングを実行す
るようにしたものである。
この構成によれば、次回の受信契約期間前にアドレッシ
ングを実施しても、今回のデータサービスを受けるため
のキーコードは更新されないので、料金を納付した受信
契約期間は、その全期間にわたりデータサービスを受け
ることができる。
従って、アドレッシング後の期間はデータサービスが受
けられないような不都合な点を確実に回避できる特徴を
有する。
また、このアドレッシングは、複数のデコーダに割当て
られたアドレス用のバイナリービットを流用しているの
で、データ構成も冗長にならずに済む。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る情報サービスシステムの概略構
成を示す系統図、第2図は伝送信号のフォーマットを示
す図、第3図はサービスデータ部のフォーマットを示す
図、第4図はサービスデータ部とヘッダデータ部HDと
の関係を示す図、第5図はボーレートとサービスブロッ
クとの関係を示す図、第6図はコントロールデータ部の
フォーマットの一例を示す図、第7図はシンクコードS
CとコントロールデータCDAとの関係を示す図、第8
図はコントロールデータCDAのフォーマットの一例を
示す図、第9図はアドレッシングデータのフォーマット
の一例を示す図、第10図はシンクコードSCのための
説明図、第11図は受信機の一例を示す要部の系統図、
第12図はデコーダの一例を示す系統図、第13図はシ
ンクコード検出部と判別回路部の具体例を示す系統図で
ある。 10は情報サービスシステム、10Aはデータベース
局、10Bは地上中継局、10Cは受信局、12A〜1
2H、15はホストコンピュータ、13A〜13Hはビ
リングコンピュータ、50はデコーダ、59は判断回路
部、60はシンクコード検出部、87はバッファコント
ロール部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データベース局より送出されたサービスデ
    ータとキーコードとを加入者側に設けられたデコーダで
    受信して、上記データをデコードして送信されたキーコ
    ードが受信側のキーコードに一致した場合のみ、上記デ
    ータベース局より送出された特定の情報サービスが受け
    られるようになされた情報サービスシステムにおいて、 受信契約された期間に使用する特定のキーコードを、受
    信契約された加入者が所持するデコーダにのみメモリす
    ると共に、 そのキーコードとしては、今回と次回の契約期間に使用
    する異なるパターンをもつ2種類のキーコードを同時に
    送出して、これら2種類のキーコードがメモリされるよ
    うになされたアドレッシング付き情報サービスシステ
    ム。
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