JPH0622032B2 - 電子カードによる公共サービスの支払いシステム - Google Patents

電子カードによる公共サービスの支払いシステム

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JPH0622032B2
JPH0622032B2 JP1762190A JP1762190A JPH0622032B2 JP H0622032 B2 JPH0622032 B2 JP H0622032B2 JP 1762190 A JP1762190 A JP 1762190A JP 1762190 A JP1762190 A JP 1762190A JP H0622032 B2 JPH0622032 B2 JP H0622032B2
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 発明はマイクロサーキットカード、すなわち電子カード
を用いて旅行サービス又は行政若しくは公共サービスの
支払を行う電子支払システムに関するものであり、複数
のネットワーク網の基で行われる種々の旅行サービス又
は他の公共サービスに付随して行う必要のある支払作業
を履行可能にするシステムに関するものである。
従来の技術 例えば、公衆電話等のサービス装置を利用する際に支払
を行う必要性が生じるが、その際電子カードを使用する
のは既に公知である。
又、各地方の運輸系統を利用して楽しまれている旅行の
際に、現地ではカードを利用して実際の旅費は後払いに
し、各旅行明細をそのカードの容量一杯になる迄記憶さ
せておく電子カードを使用する、旅程マイル数積算カウ
ンター等のような方法が提案されている。
従来、旅行で支払が生じた際に電子カードを利用する試
みは、『代用貨搬帳』又は『乗車券綴り』等のカードを
使用するのが、(例えば、各都市でのバス系統等のよう
な)充分確立したネットワーク網の一系統のみに使い捨
て的に可能であるに過ぎないと言った事態に直面してい
る。
こうした単一のネットワークのみに限定される場合、電
子カードを使用した電子支払システムを、旅行が幾つも
の異なったネットワーク網を利用して行われ、そうした
ネットワーク網上を交差、すなわち乗り換えて、旅行が
行われ、しかも旅行者は個々に多様化しているような大
都市での旅行に応用するのは不可能である。
更に、上記の多様なネットワーク網の問題の他に、従来
提案されて来た支払システムは、他の点でも極めて満足
の行くものではなかつた。
先ず、一定の運賃割引・運行区分に対応して煩雑な整理
切符を発行するのに何らかの手段を依然として設ける必
要がある。更に、このような整理切符が可能だとして
も、幾つものネットワーク網を利用しても適時使用可能
で、各ネットワークに固有の運賃規則や旅行者別『料金
区分』、即ち旅行者が恩恵を蒙むる割引料金や逆の追加
料金等を一枚の切符で計算出来る『旅程試算』を確立す
るのは不可能である。
更に、切符に記載された情報は固定的であるので、実際
の旅行条件に正確に適合したものとして的確に使用され
るには余り適していない。例えば、パリ等で見掛けられ
る接続ネットワークの場合、使用者は(地下鉄・バス・
列車等の)使用ネットワークや各ネットワークを利用し
て楽しまれる旅行回数にも呼応していない一定料金を払
う状況が考えられるので、各ネットワークの担当者が必
ずしも、現実に使用者が受けたサービスに対応した料金
を受け取るとは限らないし、担当者が使用者にどのよう
なサービスを行ったかを正確に把握するのは不可能であ
る。同様な問題が、各現場の運輸当局が個々のネットワ
ークの財政状態を調べる作業に従事した場合でも、発生
することが考えられる。
又、特に切符の種類が多様化したり、使用者が善んで利
用する特別料金が設けられた場合等に,(切符が印刷さ
れ、保管され、販売され、流通されたりする)従来の切
符システムは統制しようとすれば経費が高くつく。
又、幾つかのネットワーク網が走っている地域内を使用
者が旅行しようとした場合、使用者は正確にどのような
特別割引料金の恩典がうけられるかを必ず知っているか
も不確定である。そうした恩典は各ネットワークに固有
の規則に基づいた多様な不確定要素に左右されるからで
ある。使用者がこのように不十分な知識しか持っていな
いと、旅費を正確に査定するのが出来なくなり、又都合
の良くない運輸システムを利用してしまう事態が考えら
れる。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的の一つは、上記の欠点を解消し、全く新規
な多くの利点を有するシステムを提供することにある。
より正確には、本発明の目的の一つは、各地の運輸サー
ビスや他のサービスで支払を行うための、より具体的に
言えば、複数のネットワーク網の基で行われている多様
な運輸サービスや他のサービスで支払を行うための、単
一の電子カードを用いた電子支払システムを提供するこ
とである。
言葉を変えて言えば、使用者は(使用者が楽しもうとす
る旅行が単一の運輸ネットワークしか利用しなくて済む
場合でも、又逆に多様なネットワーク網を利用しざるを
得ない場合でも)、各旅行の切符を買わなくて済むよう
になるであろう。
この点、本カードは支払手段としても又万能切符(即
ち、単一のネットワークにしか適用出来ないものでない
切符)としても同時に利用可能で、しかも複数の運輸工
程に連続的に再使用可能である。
旅行に付きまとう問題点に左右されずに使用者が享受出
来る多様なサービスに対して代価を支払う際の支払手段
と切符を併用した目的を持つ一枚のカードを使用者は利
用するだけで済み、たとえば、次の表にその目的の代表
例を示す。
例えば、駅・待合室・車両中等での公衆電話、(個別乃
至共通パーキングメータを設けた)道端の、又は屋根付
駐車場での駐車料金の支払, 高速道路等の料金所での支払い, タクシー料金の支払い, 多様な市政サービス。
言葉を変えれば、本発明のカードは、前払いされ、(例
えば切符に明示された有効期限内なら)有効な切符の形
態を取って旅行契約サービスを履行出来るようにし、又
使用者の区別なく履行される多くのサービスに対する支
払にも役に立つ。
課題を解決するための手段及び作用 本発明の本質的な特徴の一つは、各カードに記載ゾーン
が2箇所設けてある点である。即ち金額又は積算項目を
記憶する(旅行サービスや他のサービスに対する支払を
行う言わば『財布』機能を果たす)記載ゾーンと切符の
代わりの役目をし、現行に使用されているような切符に
採って代わる目的を持った記載ゾーンである。後者の記
載ゾーンは、(時と場所によってその機能内容が異なっ
て来、)旅行契約の管理に必要な支払と有効/非有効の
判定の二つの役務と、旅行サービスや他のサービスに対
して支払を受ける個々のネットワークが支払目的で使用
される際のカードに明示されたネットワーク識別ゾーン
に記載されたネットワークとが同じでない場合に、必要
になって来るネットワーク間の調整とを行うように考え
られたものである。
本発明のもう一つの本質的特徴は、システムを万能に
し、手動切符システムを完全に撤廃にするために、二つ
の異なった形のカード、即ち書換可能で支払済無記名の
カードとカード保持者の名前を明示し、書換可能なカー
ドとの二つの異なった形を可能にしている事実である。
無記名カードは行きずりの使用者用向けで、管理が簡易
化され(即ち、料金割引・署名等を考慮する必要性もな
く,)又カードに記入された一定の金額分だけ旅行サー
ビスや他のサービスに対する支払を直接履行すれば良い
ように考えられている。しかし、この具体的な支払方法
は使用者に強制されない。何故ならこのカードに記憶さ
れた旅行契約の対価はカード中の電子財布から支払われ
るか、他の外的支払手段(現金・小切手・銀行カード
等)によって支払えれば良いからである。
対照的に、常用使用者が用いる記銘カードは、(その使
用者の身分と、銀行信用紹介先データ及び使用者固有の
暗証番号を記憶しているので,)銀行カード同じ仕方
で,銀行口座からの遠隔差引によつてカード保持者が旅
行サービスや他のサービスに対する支払を行うことが出
来、又この記銘カードは使用者の行った一連の旅行に係
わる『監査証跡』の管理、例えば、上記旅行の数や頻度
によって変動する料金上の便宜を計るサービスの管理を
行う上で役に立ち、更に署名者名義で行われた旅行が事
実規定の条件内に沿っているかを立証可能にする。
より正確には、本発明の第一観点では、本システムは次
のものから成る。
第一グループのカード一式。このカードは支払済で無記
名であり、金額明細を記憶し、旅行サービスや他のサー
ビスに対する支払が直接行われる毎に連続的に使用済の
金額分だけ差し引くことが出来るゾーンと旅行が行われ
たのに対応して有効で無くなった少なくとも一枚の切符
を記憶するゾーンを含む記憶素子と該記憶素子に収納さ
れた情報を適時抽出・管理する内蔵演算処理装置手段と
から成る。
第二グループのカード一式。このカードは記名式であ
り、カード保持者の個人・銀行身分証明用のゾーンと金
額明細を記憶し、旅行サービスや他のサービスに対する
支払が直接行われる毎に連続的に貸方に記入されるのに
適したゾーンと、旅行が行われたのに対応して有効で無
くなった少なくとも一枚の切符を記憶するゾーンを含む
記憶素子と該記憶素子に収納された情報を適時抽出・管
理する内蔵演算処理手段とから成る。
各運輸手段・サービスと関連したカード読取機械一式。
少なくとも機械一式の一組と接続され、遠隔銀行差引に
よって、記名カードの個人・銀行身分証明用のゾーンの
記載事項に従いながら、記名カードに記憶された金額明
細からは差引されずに、運輸サービス又は他のサービス
に対する支払が行われ、金額明細を記憶するゾーンを書
換へ、又は記名カード中に切符を記憶するゾーンを再記
憶させるよう機能するコンピユータ手段とから成る。
上記カード読取機械は又使用毎にカードが挿入されるカ
ード読取器、又はサービスを受ける使用者に携帯され、
カードが半永久的に挿入され、各取引の間物理的接続単
位(赤外線・放射線等)を経ずに固定機械と対話する読
取器から構成されていても良い。
本発明のもう一つの観点によれば、システムは次のもの
から成る。
カード(即ち上記記名カード)一式。このカードはカー
ド保持者の個人・銀行身分証明用のゾーンと、カードを
保持者に発行し、金額明細の前払いに対応して保持者か
ら資金を受取り、カードの任意の書換に対して資金が送
金されるネットワークの一つを代表しているネットワー
ク証明ゾーンと、金額明細を記憶し、運輸サービス又は
他のサービスに対する支払が直接行われる毎に連続的に
金額を差し引くのに適したゾーンと、旅行が行われたの
に対応して有効で無くなった少なくとも一枚の切符を記
憶しておくゾーンとを含む記憶素子と、該記憶素子中に
収納された情報を抽出・管理する内蔵演算処理装置手段
とを含む。
各運輸手段又はサービスに関連したカード読取機械一
式。
少なくとも機械一式の一組と接続し、遠隔銀行差引によ
って、カードの個人・銀行身分証明用のゾーンの記載事
項に従いながら、該カード中に記憶された金額明細から
差引かずに、運輸サービス又は他のサービスに対する支
払が行われ、金額明細を記憶するゾーンを書換へ、該記
名カード中に切符を記憶しておくゾーンを再記憶させる
ように機能するコンピユータ手段。該コンピユータ手段
は、運輸サービス又は他のサービスに対して支払を行っ
たネットワークがその支払に際して用いられたカードの
ネットワーク身分証明用のゾーンに規定されたネットワ
ークと一致しない時は必ず作動するネットワーク間調整
手段を含む。
上記記名カードの記憶素子は、(旅行サービス又は他の
サービスに対する支払が該記名カード中に記憶された金
額明細の貸方に記入することによって行われたか、又は
行われなかったかの何方の場合にもかかわらず)、その
旅行サービス又は他のサービスに対して支払った金額を
それぞれ見分ける保持者料金識別ゾーンを少なくとも一
個含んでいるのが望ましい。
上記コンピユータ手段は記名カードを用い、カード記憶
素子に記憶された一定の使用者が行った旅行サービスや
他のサービスに対する支払を記録した『監査証跡』の記
入事項によって変動して来る料金割引を決定するのに適
任であれば好都合である。
又、二つのグループのカードのそれぞれに位置するカー
ドは、保持者にカードを発行し、従って金額明細分を前
払いしたのに対応して金を受取り、カード中に金額明細
を書き換える作業に対して支払われる資金を更に受け取
るネットワークの一つを代表しているネットワーク証明
ゾーンを更に含み、コンピユータ手段は旅行サービス又
は他のサービスに対応して、支払が履行されたネットワ
ークがその支払が行われた際に用いられたカードのネッ
トワーク証明ゾーンに規定されたネットワークに一致し
ない時に、作動するネットワーク間調整手段を含んでお
れば、それぞれ好ましい。
又、ネットワーク間調整手段は、カードを再書換したネ
ットワークがその再書換が実施されたカードのネットワ
ーク証明ゾーンに規定されたネットワークと一致しない
時に作動する。
このようにして、互いに異なったネットワークが存在し
ている事実と各々のネットワークが実施した個々のサー
ビスとは、それ等のネットワーク間の最終調整の問題点
はカード使用者が何らかの行動をとる必要もなく、使用
者のカードに収納された多様な情報事項に従って、完全
に自動的に管理されて、何れかのネットワークが履行し
たサービスに対する支払を行った関連ネットワークの一
つが発行する単一のカードを用いている使用者には完壁
に明らかである。
この万能性は無記名カードにも適用されるものであり、
こうした性能が意味する所は、どのような使用者でも、
それが行きずりの人とであっても、多様なネットワーク
に関する上記明瞭性から恩恵を受けている事実である。
コンピユータ手段は又、使用者が直接支払を履行した後
で、少なくともある種の無記名カードの金額明細記憶ゾ
ーンを書き換え可能にする。
即ち、上記の可能性は、少なくともある種の無記名カー
ドは書換可能である点を意味している。
次に、カードには本質的に異なった二つの種類がある。
即ち、書換可能無記名カードと、同様に書換可能で、記
名式のカードである。後者の記名カードは電気的に取消
可能かどうかで、その容量が異なって来る。
又、本発明のシステムは第三グループのカード一式を任
意に含んでいても良い。このカードは支払済で無記名の
カードであり、それぞれ運輸サービスや又は他のサービ
スが実施されている最中に差し引かれる運輸サービスや
又は他のサービスの明細を記憶するゾーンと上記サービ
スに対応した切符を記憶するゾーンとを含む記憶素子と
該記憶素子に収納された情報を抽出・管理する内蔵演算
処理手段を含んでいる。
上記二種類のカードの他に、第三の種類のカードがあ
り、このカードは書換不能で、無記名のものであり、極
めて安価で、行きずりの使用者用に考えられたものであ
って、又、単位切符の代わりをなすものとして任意に使
用出来る。この切符の代わりの場合、カードは一回限り
の使い捨てである。
上記使い捨てのカードによって、切符発行システムの全
体は、個々に分離した単旅程の旅行の場合でも、電子シ
ステム中に一体化出来る。
実施例 以下、本発明の電子カードによる公共サービスの支払い
システムについて詳述する。
なお、『システム』と言う用語は(コンピユータ用語の
意味合いで)相互に接続し合った複数の『ネットワー
ク』を包含する意味で使用されており、各『ネットワー
ク』は一定の『サービス』(一連のグループのサービ
ス)、例えば『運輸』サービス(一連のグループの運輸
サービス)等を履行するようになっている。
本発明は当初には乗客輸送に用いられるように想定さ
れ、開発されたものであったが、本発明の適用範囲はこ
の種の運輸にも又運輸一般に限って限定されるものでな
い。
下記の説明では、『運輸』と言った用語は限定的に解釈
されてはならない。
本発明の教唆する所では、他の形のサービスにも適用可
能であるからである。それ等のサービスは、システムの
構成を全体的に同じ形に保ったままで、単に切符管理に
固有の多様な情報ゾーンに帰属する意味を修正すること
によって、運輸や旅行に係わる業務(即ち支払と有効/
無効の判定、割引料金・署名・統計処理等のオープショ
ン等)に類似な業務においても適用可能であることは言
うまでもない。
システムの一般的構成 第1図は本発明のシステムの構成を示す概略図である。
システムのネットワークが実施する一連のサービスは、
カードを用いて使用者に受け渡され、各使用者は一般に
カードを一枚所有し、そのカードは参照番号(10)で示さ
れた無記名カード(C)か参照番号(20)で示された記名カ
ード(C′)の何方かである。
多様なサービス又は取引を行うために、各取引毎に、各
機械(30)と一体化したカード読取器中にカード(10)又は
(20)が挿入されるか、又はカード読取器が携帯用で永久
的な場合は、何ら物理的接続を必要としない連結具を経
て機械(30)と取引毎に対話する。カード(10)又は(20)
は、続取り(カード記憶素子に収納されたデータの読み
取り)と書込み(カード記憶素子中のデータを変動した
り消去したりしてそのデータを最新のものにする)との
二つの動作により、カード読取器を介して機械と情報の
やりとりを行う。システムは機械(30)と取引を行うに際
して、このような両方の動作を区別することなく実行す
る。
第1図に於いて、参照符号(A1)はネットワーク(1)に所
属する機械(30)を示し、参照符号(A2)はネットワーク
(2)に所属する機械(30)を示す。
この機械は極めて多様な種類があり、以下にそれらの一
例(すべてのものが列挙されているものではない)を掲
げる。
a.カード販売員がアクセスし、カードが最初に発行さ
れる際にそのカードに使用者の名前を記入したり、使用
者固有の割引料金や規則を記録したり、金額明細をロー
ディング・再ローディングしたり、切符を販売したり、
切符を入札したりする諸機能を果たす電子取引端子。
b.金額明細を再ローディングしたり、切符を販売した
り、又は必要があれば定期的に切符を認可したり、入札
したりする自動入口ゲート又は現金デスク。
c.有効になった切符の正しい使用方法を規定し、(特
にカード中の切符の対応記憶ゾーンに切符が入札される
日時を記録ことによって)アクセス条件を認可するため
に鉄道駅等に据え付けえられた切符入札機械(切符入札
機械は自動支払デスクか電子取引端子中に一体化されて
いる場合もある)。
d.記憶カード読取器を備えており、公設場所・商店・
家庭等に据え付けられ、遠隔操作で銀行口座からの引落
しによって金額明細記憶ゾーンを書き換えたり、切符を
販売する等の機能を果たすビデオ端子。
e.公衆電話又は無線電話機。
f.何ら物理的接続(赤外線・放射線等)を必要としな
い連結具を経て上記機械の何れかと対話を行って、カー
ドをその中に挿入するようになっている携帯用カード読
取器。
システム中のこれ等の機械(30)は、ネットワーク管理セ
ンター(40)に接続され、ネットワークオペレータに提供
される。
更に、複数の管理センター(40)は、直接又は、第1図で
鎖線で示されているように、全システムを管轄した一台
の中央管理センター(50)で互いに間接的に相互接続され
ている。これ等の管理センター(40),(50)は本質的にコ
ンピユータ手段から構成されている。
第1図からも分かるように、(例えば、切符入札機械等
の)幾つかの機械(30)は本質的に単一方向データ通信で
対応の親管理システム(40)に接続されているが、特に、
銀行口座からの遠隔引落によって支払を履行出来るよう
な機械等他の幾つかの機械は双方向データ通信の型を採
っている。
複数の管理センターは互いに調整が出来るように統計情
報・計算情報を交換し会える目的で相互に接続し合って
いる。従って、最初にネットワーク(2)によって発行さ
れたカードが、ネットワーク(1)の機械中で用いられ、
ある金額をネットワーク(1)に支払を行えばネットワー
ク(1)はその金額分だけネットワーク(2)に借りが生ず
る。逆に、ネットワーク(2)のカードをネットワーク(1)
が提供したサービスに対する支払を行うのに用いた場合
は、ネットワーク(1)は発生したサービスの対価分だけ
ネットワーク(2)に請求する必要がある。
本発明のシステムは、カードを発行するネットワーク
(以下、『主ネットワーク』又は『主発行組織』と呼
ぶ。)がそのカードを所有すると共に、該カードによっ
て管理される前払い資本に対して責任を持ち、システム
中の他のネットワークの何れかと交互に使用されること
を原理とする。
この原理を実施出来るようにするため、カードを発行す
る主組織は、該カードが実際にどのような場所(即ち、
ネットワーク中の位置)で再ローディングされようと
も、そのカードの再ローディングに起因する全ての資金
を受け取る。
見返りに、主組織はシステムの他の全てのネットワーク
に、主組織が管轄するネットワーク外部で発生した支出
分を償還する。
上記の他の全てのカードでは、『第二発行組織』を構成
するカードと単に『付属オペレータ』に過ぎないカード
とが区別されている。『第二発行組織』はその組織と個
々のカード保持者に固有の複数のファイルを独自に管理
する。これ等のファイルは特に、(下記に説明する)料
金概要ファイルを含み、更に、カードが無記名かその他
のものであるかによって、切符ファイル又は消費量積算
ファイルを含む場合もある。これとは対照的に、『付属
オペレータ』は記名カード中に切符ファイルを設定出来
るに過ぎない。
下記に示された第4図の説明を見れば、この調整原理は
カードの主発行組織を識別する情報によって実現できる
もので、その情報は特別な符号化体系を用いて示され、
記憶素子中に明晰に記憶されている。
無記名カードの構成 第2図は無記名カード(10)の構造を図示した概略図であ
る。このカードは消去可能(EEPROM)か又は消去不能(PRO
M又はEPROM)な記憶素子(11)を有し、それに対するアク
セスは保護論理回路(12)とアドレスデコーダー(13)を介
して行われる。
第2図に示されているように、カード中のチップは(消
去可能記憶素子を含んでいるのが望ましい)ハード・ワ
イヤド・ロジック・チップか、又は(記憶組織が製造時
に『凍結』されておらず、切符を遠隔的に発行したり再
ローディングするために、カードを通信ネットワークを
介して遠隔地から使用可能なプログラム論理チップであ
るかであるが、いずれも同様な機能を果たすものであ
る。
例えば、ハード・ワイヤド・ロジック無記名カードの記
憶素子は、896ビットの記憶容量を有し、CMOS技術を用
いて製造され、同期通信プロトコルを含んでいる。
情報交換の物理的・電気的特徴とプロトコルは、下記の
ISO又はISO/DIS規格又は図面規格(7810・7813・7816)に
準拠している。
RST(記憶)・PRG(プログラム)・CLK(クロック)・V
CC(電源電圧)・VPP(プログラミング電圧)・GND(接
地)・E/S(入力/出力)・FUS(断線保護ヒューズ)等
の多様な端子は、物理的にも機能的にも上記規格に準拠
しており、詳細はこれ等の規格を参照。チップはGemplu
s Card International社によって製造されたもので、カ
ード中に据付けられたGPMxxファミリーのGPM896のチッ
プから構成されている。
記名カードの記憶地図 第3図は上記無記名カード中の記憶素子(11)の詳細な地
図を示している。この記憶素子は、ヒューズを断線する
従来の方法で保護されている第一区分シリーズ(101)〜
(103)より成る。即ち、一旦保護論理回路(12)がヒュー
ズの断線によって活性化されると、これ等の区分は何ら
の修正方法も持たない。カードが主発行ネットワークに
よって使用者氏名を明示された直後に、ヒューズは断線
される。
残りの区分(104)〜(111)は、第一区分の記憶素子(103ゾ
ーン)に収納された『ネットワークキー』によって保護
された区分を構成し、これ等の区分は、該『ネットワー
クキー』が呈示された時のみ、修正可能である。
これ等の区分(101)〜(111)の各々の内容は下記に示され
ているが、その場合、第3図に於いて、各区分の隣接す
る端に各区分の寸法が、(単なる一例として)示されて
いる。
区分(101)はカード製造者によってプログラムされ、製
造番号が明示されている。
区分(102)は、本発明にかかるもので、そのカードの主
発行組織によってプログラムされ、履行した取引に関し
てカードの使用状況が追跡記録可能になるようネットワ
ーク固有の『システムコード』を記載する。この区分(1
02)は本発明を実施するに当たって本質的な機能を担う
ものであり、第4図の説明の箇所で詳細に説明されてい
る。
区分(103)は、カードを個人用にするため、そのカード
を発行したネットワークによって使用される上記『ネッ
トワークキー』を収納する。
このネットワークキーは、カード回路の記憶素子にアク
セスする際に、カードの主発行組織によって呈示される
もので、ゾーン(101)〜(103)の保護のためのヒューズが
断線する前に、システムコードを区分(102)に記載して
カードを個人使用用にするためにある。
このシステムコードは最初に製造者によってプログラム
され、カードの製造場所からカードの使用者明示を行う
主発行組織の所定場所へそのカードが運ばれる間に、発
生する可能性のある違反行為の勃発防止の機能を果たし
ている。
更に、カードの個人使用用に変更する際に用いられるこ
のネットワークキーは、そのカードによって履行される
多様な取引を管理する機能を果たしているゾーン(104)
〜(111)へのアクセスを保護する機能も有する。
区分(104)は、誤ったネットワークキーの呈示が試みら
れた回数(例えば、4回)を繰り返した後で、カードを
作動不能にする目的で、誤ったネットワークキーの呈示
が行われた頻度を記録するカウンターゾーンである。
ゾーン(105)は自動車の登録車体番号を記録するための
ものであり、その登録番号は、カードによって自動車の
街路又は駐車場への駐車に対する支払が履行された時
に、活用される。
ゾーン(106)は一定の取引に対して行われた支払の金額
明細が整数で終わらない場合の小数点以下一桁・二桁の
数値を記録するためのものである。例えば、4.75フラン
の取引の場合、5フラン分の金額明細が消され、0.25フ
ランの残余分が使用者の貸方としてゾーン(106)に記録
される。
ゾーン(107)は少なくとも一枚切符(好ましくは少なく
とも二枚)を収納記憶するゾーンであり、このゾーンの
構造は第5図・第6図を参照して後で詳細に説明する。
ゾーン(108)はゾーン(107)中の切符を消去し、最新のも
のにするキーである。
ゾーン(109)は1金額明細単位に対し所定の金額を割り
当て、複数の金額明細単位(例えば、1金額明細が1フ
ランに相当するものが250あれば250金額明細単位)を記
憶するゾーンであり、このゾーンはカードの『電子財
布』を構成している。
このゾーンは金額を支払う(その支払は現金デスクに現
金を支払うか、小切手によるか、銀行カードによって行
われるものだが,)際や、使用者の希望による保充の際
に書き換えられる(再ローディングされる)。
ゾーン(110)は金額明細単位を記憶しているゾーン(109)
を消去(即ち、再ローディング)する目的で、端子によ
ってカードを書き換える時に、呈示されねばならないキ
ーを収納するゾーンである。
最後に、ゾーン(111)はカードが書き換えられた(再ロ
ーディングされた)頻度をカウントし、ゾーン(109)の
書き換えを最大可能頻度(たとえば128回)以内に制限
するカウンターである。
第3図に示す記憶素子は、書換可能カードであり、ゾー
ン(108)・(110)中のキーと0リセット出来ないカウンタ
ー(111)を除いて、全てのゾーン(104)〜(111)が消去可
能であるカードを示す。極めて簡易化された書換不能で
あるカードを設けることも可能であり、その場合には、
ゾーン(108)・(110)中にはキーがなく、ゾーン(111)に
もカウンターはない。これ等の要素は書換可能カードに
固有なものであるから省略してもよい。こうした簡易化
カードは上記したように、現行の切符の代わりとして用
いることができる。
当然、必要なら、ゾーンの数の増減は可能であり、第3
図の説明は単に例として述べられている。
第4図は、本発明の特徴である『システムコード』に対
応するゾーン(102)の構成を詳細に示す。
このゾーンは対応主発行組織(即ち、カードを発行する
ネットワーク)を規定しながら、各カードを明白に識別
可能にしている。
このゾーンは下記の情報を収納している。
a.第一に,(例えば)下記の変数(各変数は二桁の位
置表示で符号化されている)から構成されたネットワー
クコード。国(ゾーン(201))・行政地域(ゾーン(20
2))・行政区(ゾーン(203))・監督地方当局行政区又
はユニオン(ゾーン(204))・他のゾーン(201)〜(204)
については一定グループの同一の値の範囲内でオペレー
タ一連番号(ゾーン(205))。
b.関連変数が既存の監督当局に対応していない場合
は、対応桁における表示0に設定される。
c.これ等の種々のデータ項目は共にネットワークを識
別するコードを構成し、このコードはシステム中の全て
の要素によって標準化された仕方で用いられている。
d.例えば下記の3〜4つの型の内の一つの型のカード
の性質を規定しているコード(ゾーン(206))がある。
書換可能無記名カード。
使用者名が明示されたカード。
機械。特に、カードの保持者名を明示する場合のよ
うに、情報を管理センターに送るのに用いられるコード
化と同じ種類のコード化が機械を識別するのに使用さ
れ、システム中にある程度の標準化が追加される。
及び (オプションとして、書換不能無記名カード) e.ゾーン(207)はカード又は機械に固有の識別番号を
収納している。
第5図・第6図はそれぞれ切符に対応した区分(107a)・
(107b)の二つの地図の例を示している。
第4図を参照して説明されたシステムコードの場合とは
違って、切符を記憶するゾーンは各ネットワークに固有
のものであるので、その構造と使用可能長さは、各ネッ
トワーク間で変動している。
ゾーン(107)は、CTU(ローカル旅行確認記録)で示され
る旅行切符(107a)、(最新の切符、即ち、入札されたば
かりの実際に使用されている切符)及び/又はCTI(長
距離旅行確認記録)で示される旅行切符(107b)(最新の
切符であり、しかも料金が支払われているが、未だ入札
されていないか、入札されたばかりの実際に使用されて
いる切符)を少なくとも一枚記憶している。
ゾーン(107)の寸法(ビット数)は、切符の最大容量を
考慮しつつ少なくとも一枚の切符(107a)と一枚の切符(1
07b)を常に記憶出来るよう選定されるのが望ましい。
ゾーン(107)が複数の切符(CTU107aとCTI107b)を記憶す
る時、各型の最新の切符のみを使用し続けられるよう
に、これ等の切符は型別に切符を交換しつつ管理され
る。
第5図はCTU型切符に対応する記録の第一例を示す。こ
の第一例は特に、ローカル旅行(地下鉄又はバス)用の
切符に対応している。
種々のゾーンの寸法は第5図で各対応ゾーンの端に明示
されている。寸法は適当に明示されているが、決してこ
れに限定されるものでなく、単に典型的なCTU記録の一
例を示しているに過ぎない。
二つのグループのゾーンが設けられている。
a.全システム用に標準化され、その構成はどのネット
ワークで切符が発行されても同一である『データ核』を
構成している第一シリーズのゾーン(301)・(302)。
b.切符を発行したネットワークに固有の変数を収納し
ている第二シリーズのゾーン(303)〜(309)。
また、標準化データ核は下記のものから構成される。
a.日付(一年以内の日数)を収納しているゾーン(30
1)。
b.ネットワークを識別するゾーン(302)。このネット
ワークコードはシステムコードとは異なっており、それ
は各ネットワークに固有で0から2048迄の値を有した11
ビットの原本の数値である。
ネットワーク固有データブロック(ゾーン(303)〜(30
9))は例えば下記のデータを収納している。時間バンド
(8ビット)・バス路線、地下鉄路線の本数(7ビッ
ト)・搭乗点(7ビット)・(下車点に対応する)目的
地ゾーン(7ビビット)・旅行に関係する旅行者の人数
(最大4名・2ビット)・使用者が単一の旅程として同
一日に幾つかの旅行を行うものとし、運輸モードの変更
と切符の入札を必要とする、旅行順番番号。
第6図は特に鉄道旅行に適したCTI型切符の例を示して
いる。
この記録の第一部分(ゾーン(401)と(402))は、第5図
に示された記録の対応部分(ゾーン(301)と(302))と同
種である。なぜなら、この第一部分は構造がネットワー
クから独立しており両型の記録に共通しているシステム
幅標準データ核を構成しているからである。
記録の第二部分は切符、特に鉄道旅行切符を発行し、ゾ
ーン(403)〜(419))に収納されたネットワークに固有の
変数を収納している。
ネトワーク固有データブロックは例えば下記のものから
成る。
a.ゾーン(403):価格(13ビット) b.ゾーン(404):ネットワーク料金コード(15ビッ
ト) c.ゾーン(405):この切符(集団切符)に関係した旅
行者の人数(2ビット) d.ゾーン(406):搭乗点(17ビット) e.ゾーン(407):目的地点(17ビット) f.ゾーン(408):中間地点NO.1(一定の搭乗点と目的
地点については幾つかのルートの内の1ルートを採用し
た旅行について。この場合、切符が『X経由でAからB
へ』の旅行に有効であって、このXが『中間地点』であ
る。)(17ビット) g.ゾーン(409):片道か往復かの明示用。(1ビッ
ト) h.ゾーン(410):等級(第一又は第二)の明示用。
(1ビット) i.ゾーン(411):入札日NO.1(9ビット) j.ゾーン(412):入札位置NO.1(17ビット) k.ゾーン(413):入札日NO.2(違った機会に行われた
旅行について各機会毎に入札が必要になって来る。例え
ば、往復旅行)(9ビット) l.ゾーン(414):入札位置NO.2又は中間地点NO.2
(『XおよびY経由でAからBへのルートについてであ
り、その場合、二つの中間地点が明示される必要があ
る。)(17ビット)このゾーンが切符入札位置又は中間
地点のいずれに対応しているかを明示するために、ゾー
ン(414)が第二中間地点を収納している場合は、第二入
札日(ゾーン(413))は『000』にセットされる一方、ゾ
ーン(414)が切符入札位置を収納している場合は、第二
入札日には(『001』から『366』迄の範囲で)一年以内
の対応日数が明示される。
m.ゾーン(415):入札日NO.3(9ビット) n.ゾーン(416):入札位置NO.3又は中間地点NO.3(1
7ビット)入札位置と中間地点を区別するために、ゾー
ン(414)場合に用いられたのと同じ技法がゾーン(416)に
も用いられる。
o.ゾーン(417):検査NO.1(例えば、旅行中行われた
切符検査員による切符の有効化が実施されるため。)
(1ビット) p.ゾーン(418):検査ゾーンNO.2(1ビット) q.ゾーン(419):検査NO.3(1ビット) この構造によって無記名カード中のCTI型記録が、下記
の結合の何れかを管理が使用可能になるのは明らかであ
る。
1中間地点+3入札+3検査又は 2中間地点+2入札+3検査又は 3中間地点+1入札+3検査 この結合によって、CTI型記録は切符が使用される旅程
・形態の複雑さがどのようなものであっても、実際、発
生するどのような状況でも使用可能になる。
記名カードの構成 次に、記名カードの構成について説明する。
第7図は、アクセスが(作動データ用)RAM型作動記憶
素子(23)と(マイクロプロセッサーのプログラム記憶
用)ROM型持久記憶素子(24)と協働しているマイクロプ
ロセッサー(22)経由で行われるEPROM又はEEPROM型デー
タ記憶用記憶素子に基づいた記名カード中の回路の構成
を示した簡略ブロック図である。
記名カード(20)とその(非同期)情報交換プロトコルの
物理的・電気的特徴は、上記したような無記名カードの
場合と同じく、ISO又はISO/DIS規格又は図面規格に準拠
する。これ等のカードは(この場合多重発行組織に対応
する所謂『マルチサーバ』である)E3マスキングを有し
たMI6E(OKIチップ)型の素子から特に成るSchlumberger
型であるので、同一カードで複数個の使用形態が可能と
なっており、又はMCOSマスキングを有するTSファミリー
(SGS-Thomson 16 Kbit EEPROMチップ)の素子から成る
Gemplus Card International型であり、あるいは又、TB
100マスキングを有するSPOMファミリー(SPOM21で24 Kb
it EEPROM Motorolaチップを使用)から抽出された素
子から成るBull CP8又はSPOM(Philips)型である。こ
れ等の型のカードは全て稼働時、マルチサーバ/マルチ
サーバ機能を果たしている。
典型的に、記憶素子は少なくとも64Kbitsの容量を有す
るEPROM(消去不能)か、又は消去可能で16Kbits又は24
Kbitsの容量を有するEEPROMかである。共通の操作シス
テムを備えたこれ等二つの型の記憶素子間の互換性は高
い。
コミニュケーションは標準化された双方向連続非同期プ
ロトコルによって行われる。
好ましくは、マイクロ回路の操作システムは、そのシス
テムが辞書と副辞書に体系付けられたデータファイルを
確立・管理出来るようにする階層型・分岐型ファイルシ
ステムを管理し、各階層レベルはその制御下にある副辞
書ファイルにアクセスするのに独自の規則を有してい
る。
この構成によって、用途が交互に干渉しあうのを防止
し、各用途はそれ独自のデータファイルに自由にアクセ
スし、他の用途に属するデータファイルには感知してい
ない。
更に、記憶素子空間は用途の必要性を満足さす必要があ
る時、登録簿又はファイルを作成して抜本的に分配さ
れ、データ記憶の仕切り以前の硬性を避けている。
記名カードの記憶地図 第8図はEEPROMを備えた記名カード上の記憶素子(21)の
階層型地図の一例を示している。
この図では16Kbit又は24KbitのEEPROMを有する型の消去
可能記名カードに適用された本発明のシステムを示して
いる。
これ等のカードは幾枚かの切符ファイルを収納してい
る。カード発行組織が主発行組織であるか第二発行組織
であるかに関係なく、カード発行組織当たり、又そのネ
ットワークがカード保持者に使用されているシステムに
付属したオペレータ当たり、一枚の切符ファイルが存在
する。この場合、こうして、各切符記録は、原本ネット
ワークが追加される必要もなく、その記載事項によって
識別される(4桁位置表示)。なぜなら、そのカードが
同一ファイル中の全ての記録に共通し、消去可能無記名
カードのCTU又はCTI中の場合と同じ型であるからであ
る。
主登録簿は製造者コードを収納したファイル(501)から
成り、そのコードは無記名カードのゾーン(101)中に収
納された製造者コードの場合と同じ性質のものである。
(第3図を参照して述べられた説明を参照。) カードの主登録簿は製造される時、カードによって個別
化された秘密の製造コードを収納している。
この秘密コードは、製造ラインから主カード発行組織の
システムの使用者を明示するのに使用される道具へ運搬
される間、カードの保障を維持する。
カード秘密製造コードは64bitのDESキーを用いて発生
し,関連カード の製造連続番号に従って個別化され
る。この8桁の数字は下記のものから構成されている。
a.第一位置:カードの技術的性質を明示している。
(『1』=64Kbit EPROM・『5』=16Kbit EEPROM・
『4』=1Kbit EEPROM) b.次の7つの位置は製造されるカードの歴史的連続番
号を定める。
この数字は読取を行うためにはいつでもアクセス可能な
製造者ファイル(501)中に記憶されている。記名カード
を作る製造者は、秘密の仕方で製造キーを収納している
『バッチ』カードを送り、それによって発送される種々
のカードの製造秘密コードが、システム用に前もって使
用者名が規定される時に再計算されることが可能にな
る。再計算された個別化製造秘密コードは、特にカード
のシステム登録簿を作り出し得るように機能し、この登
録簿はシステム発行組織に属する秘密コードを収納し、
そのコードは再度個別化されるか、システム発行組織の
個別化キー(『セッション』キー)が、明示文か暗号文
の形で、該システム発行組織の秘密コードを呈示する機
能を果たし、次いで、この秘密コードが記名カードの副
登録簿とファイルを作り出し得るように機能する。
上記カードの各相違した型に固有の個々の操作システム
に依って、個別化の目的で使用される秘密コードと秘密
キーは、各登録簿(ダイレクトリー)と関係し合い、ヘ
ッダー中に記憶されるか、又はシステムによって規定さ
れたように、保障ブロックか秘密キーファイル中に一体
化されるかする。そして保障ブロックと秘密キーファイ
ルのそれぞれは個々のファイル又は登録簿に関係し合
う。
要約すれば、本説明の文脈に沿うと、その値が各コード
によって異なるように個別化されている秘密コードは、
機械中の保障カードがカードの秘密カードの個別化値に
関して単純計算を行った後、明示文の形でか、又は機械
の保障カードによって暗号文化された形でか、機械によ
ってカードに呈示され、カード自体は機械によって呈示
された値を解読する。
このようにして作り出されたシステム登録簿は、それぞ
れゾーン(502)〜(510)を収納している幾つかのファイル
を収納する。
次に、ゾーン(502)〜(510)の内容を説明する。
ファイル(502)は秘密コードを暗号文の形で呈示し得る
個別化秘密コード又は『セッションキー』を収納してお
り、ファイル(502′)はカード受取人の秘密コードを認
定する『保持者キー(bearer key)』又は『保持者秘密コ
ード』を収納している。この『保持者キー』は各カード
毎に個別化された秘密コードであって、一定の受取人と
関係し合った記名カードを無記名カードから区別し得る
本質的項目の一つを構成する使用者に属する個別秘密コ
ードと関係し合っている。
ゾーン(503)は一定回数(例えば、3回)のカード誤呈
示の後、そのカードを無効化するために、保持者コード
が誤って入力された回数を積算するように設けられたも
のである。
ゾーン(504)はシステムコード、即ち、カードのシステ
ムコード(第4図のゾーン(206)と(207)を参照)と種々
のネットワーク、即ち主ネットワーク・第二ネットワー
ク・付属ネットワークのコード(第4図のゾーン(201)
と(205)を参照)とを収納している。
記名カードの典型的なものであるゾーン(505)は、カー
ド保持者の明細、即ち、姓名・生年月日・関連銀行支店
・カード満了日等を識別し得る情報を提供する。
ゾーン(506)は財貨やサービスに対して比較的小金額の
対価を支払う際に適しているカードの前払いの『電子財
布』を収納しているゾーンであり、消去可能記名カード
では、明示文の形で金額残高の永久記録を(全ての必要
関連保安措置と一緒に)収納した『財布』ゾーンから成
り、取消不能記名カードの場合は、良く知られた算法を
用いて、最も倹約な仕方で消費し尽くされた多様な値の
通貨(トークン)を収納している『通貨搬器(トークン
キャリア』ゾーンとして構成されている。
記名カードが消去可能か消去不能かに依って決まってく
る記名カードの前払い電子財布の上記二つの異なった管
理方法は共に、書換可能無記名カードの前払い電子財布
の管理方法とは違っている。なぜなら、後者の場合、無
記名カードは、金額明細を記憶するゾーンと金額明細の
少数部分を取り扱う残余分ゾーンとを有しているからで
ある。(第3図のゾーン(106)と(109)を参照。) ゾーン(507)はオープションで、車両登録番号を記憶す
るように考えられたものである。(第3図のゾーン(10
5)を参照。) 次に、使用ネットワークのそれぞれ、即ち(カードを発
行した)主ネットワークと一つ以上の第二ネットワーク
又は一つ以上の付属ネットワーク等に対応する副登録簿
又はファイルについて説明する。
これ等のファイルの各々は画一的に作られ、組織付けら
れ、ネットワークと使用者とに固有の『料金概要』を記
憶し、具体的な鉄道運輸の例の場合、各バイトが8ビッ
トによって構成されたものを集めて出来た16バイト分に
記憶された下記のものを収納しているゾーン(508)・(50
8′)から始まる。
a.概要順序番号。(幾つかの概要があって、その場合
概要は、優先順序に従って区分される。) b.ネットワーク料金コード。
c.料金を課せられた旅行者の人数。
d.対応区分。
e.料金の地理学的限度(搭乗点・目的地点)。
f.料金の時間的限度(有効期限の開始日と完了日)。
g.割増料金に対して支払われた金額。
以後、『監査証後(audit trail)』は、それぞれネット
ワークに固有の異なったファイル(509)・(509′)…中
の各ネットワーク上に切符用として記憶されている。消
去可能なカードの記録は構造的に消去不能なカードの記
録と似ている。
無記名(消去可能)カードの場合とは違って、記名カー
ドは一定の型のカードの基では修正されるCTU/CTI型の
記録のみならず、永久切符に関する記録をも記憶し、こ
れ等の記録は下記に於いてCTI型記録(特別CTI記録)と
呼ばれ、例えば、署名(例えば、季節切符)に、又は下
記に於いてCRSR(検査・予約・追徴・食費)と呼ばれ、
予約・寝台車・追加料金・食費等の旅行に関連した追加
サービスを規定する、CTI又はCTIS型切符に関する補助
記録に対応している。これ等の記録はCTI又はCTIS切符
の記録とリンクされている。
短いCTU型の記録の寸法は例えば64ビットで、長いCTI又
はCTIS又はCSRS型記録の寸法は例えば224ビットであ
る。
長い又は短い記録間にはリンク(links)がある。上記
記録の各々は下記の通り使用可能な2個のリンクビット
が備わっている。
a.’00’:分離記録(論理的観点から、前にも無、後
にも無)。
b.’11’:論理的に次の記録と連なっている記録。
c.’01’:論理的に前の記録とは連なっているが、次
の記録とは連なっていない記録。
d.’10’:論理的に前の記録と次の記録との両方に連
なっている記録。
取消可能記名カードにあっては、切符の制限付『監査証
跡』が例えば長距離用搬器切符ファイル(例えば、鉄道
ネットワーク)については8個のCTI・複数のCTIS・複
数のCRSRと普通搬器切符ファイルについては3個のCTU
等のファイル毎に記録される場合は、例えばCTI型切符
を使用した長距離用搬器である主発行組織に属する切符
ファイル等である切符ファイルを10個の異なったネット
ワークにつき10枚、更にCTU型切符を使用した第二発行
組織用の切符ファイルを5枚とCTU型切符を使用した付
属オペレータの切符ファイルを4枚取り扱うことが同時
に可能である。
『監査証跡』と言った切符ファイルは例えば次のような
変数: 期間当たりの出来高; 監査中の全出来高; 期間当たりの旅行頻度; 監査中の全旅行頻度; 等の各使用者が付属ネットワークを使用した時に到達し
た金額を扱うためにネットワーク別用途積算ファイル
(ゾーン(510)・(510′)…)中に記憶された変数によ
って統合可能である。
上記変数は定期的乃至歴史的使用に基づく割引を計算す
るのに用いられている。
各発行組織(主のもの又は第二のもの等)は、用途を積
算する複数のファイル(ゾーン(510)・(510′)…)を
有している。
システム中には、一定のネットワークの切符の『監査証
跡』を最新なものにして、更に自動的に除去する手段が
備わっている。この操作は例えば未だ入札されていない
切符等の未使用の切符を未手続のままにしながら、自動
的に開始される。
16Kbitsの容量を有する取消可能カードは同時に全ての
結合ネットワーク用に少なくとも例えば、8枚のCTI切
符(連鎖型又は非連鎖型等)と型の上で第5図・第6図
を参照して説明されたものと同様な27枚のCTU切符等と
言った35枚の切符を記憶可能である。当然、カードは取
消可能であるので、カードが扱い得る切符の全枚数には
理論上制限はなく、記憶素子に記憶された切符一式は、
ある種の保障条件・注意事項に沿っておれば、論理的に
も物理的にも取消可能である。
64Kbitsの容量を有した取消不能カードの場合、全ての
結合ネットワーク用に、相当数のファイルを用いて、型
の点で上記したものと同様な1300枚のCTU切符又は225枚
のCTI切符について記憶可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマルチネットワークシステムの構成
図、 第2図は無記名カードのブロック線図、 第3図は無記名カードの記憶地図の概略図、 第4図は第3図に示すシステムコードを収納したゾーン
の構造を詳細に示した記憶地図の概略図、 第5図は第3図に示す切符に対応じたゾーンの構造を詳
細に示した記憶地図の概略図、 第6図は第5図の変形例で、異なったネットワーク用の
切符のための記憶地図の概略図、 第7図は記名カードのブロック線図、 第8図は記名カードの記憶地図の概略図である。 10,20……カード 30……カード読取機械 40,50……コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07F 7/08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のネットワークにより提供される旅行
    や他の公共サービスに対する支払いを電子カードで行
    う、電子カードによる公共サービスの支払いシステムで
    あって、次のものから構成する: 以下の構成から成る前払いの無記名式の第一グループの
    カード(10): 旅行サービスと他のサービスに対する支払が直接行われ
    る度に、順次に差引が行われ、差引が行われた結果の金
    額明細を記憶するゾーン(109)、及び対応する旅行が行
    われた時に、無効とされる少なくとも一枚の切符を記憶
    するゾーン(107)とを含む記憶素子(11); 該記憶素子に収納された情報を選択的にアクセスし、管
    理する内蔵型の演算処理装置手段(12)・(13); 以下の構成から成る記名式の第二グループのカード(2
    0): カード保持者個人及び銀行の識別用のゾーン(505)と、
    旅行サービス又は他のサービスに対する支払が直接行わ
    れる度に、順次、貸金として記入される金額明細を記憶
    するゾーン(506)及び対応する旅行が行われ時に、無効
    とされる少なくとも一枚の切符を記憶するゾーン(509)・
    (509′)を有する記憶素子(21); 該記憶素子に収納された情報を選択的にアクセスし、管
    理する内蔵型の演算処理装置手段(22); 各交通手段又はサービスと関連し合ったカード読取機械
    (30); 一組の機械の少なくとも一つのサブセットと接続され、
    記名カードの個人・銀行識別用のゾーンの記載事項に従
    って遠隔にある銀行での差引が行われることにより、運
    輸サービス又は他のサービスに対する支払を記名カード
    中に記憶された金額明細から差引を履行せずに行う一
    方、金額明細を記憶するゾーンの書換え機能、又記名カ
    ード中に切符を記憶するゾーンの再記憶機能を有するコ
    ンピュータ手段(40)・(50)とから成ることを特徴とする
    電子カードによる公共サービスの支払いシステム。
  2. 【請求項2】請求項第1項記載のシステムであって、両
    グループのカードのいずれにもネットワーク識別ゾーン
    (102)(504)が含まれ、該ネットワーク識別ゾーンはカー
    ド保持者にカードを発行したネットワークを表すと共
    に、金額明細の前払いに対応した資金が記入される一
    方、金額明細の書換に対して支払われる流入資金が記入
    されるよう構成され、 該コンピュータ手段は、運輸サービスや他のサービスに
    対する支払を行うネットワークがその支払に用いられた
    カードのネットワーク識別ゾーンに規定されたネットワ
    ークと同じでない時に作動するネットワーク間調整手段
    を含んだことを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項第2項記載のシステムであって、カ
    ードを書き換えるネットワークがその書き換えられてい
    るカードのネットワーク識別ゾーンに規定されたネット
    ワークと対応していない時は必ずネットワーク間調整手
    段が作動することを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項第1項記載のシステムであって、記
    名カードの記憶素子がカード保持者用に少なくとも1個
    の料金識別ゾーン(508)・(508′)を含み、運輸サービス
    や他のサービスに対する料金を適時課することが可能に
    なっていることを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項第1項記載のシステムであって、コ
    ンピュータ手段が、カード中に記憶された『監査証跡』
    (510)・(510′)に従って、記名カードを用いて一定の使
    用者が運輸サービスや他のサービスに対して行う支払に
    ついて、料金値引を計算され得るようにしていることを
    特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項第1項記載のシステムであって、コ
    ンピュータ手段が、使用者が直接支払を履行した後で、
    少なくとも無記名カードの内の幾つか中に金額明細単位
    を記憶させるゾーンを書き換える機能を有していること
    を特徴とするもの。
  7. 【請求項7】請求項第1項記載のシステムであって、前
    払いの無記名カードが次のものを含む第三グループのカ
    ード(10)であることを特徴とする: 運輸サービスや他のサービスが行われている最中に、差
    し引かれるその運輸サービスや他のサービスの単位高を
    記憶するゾーン(109)と対応切符を記憶するゾーン(107)
    とからなる記憶素子(11), 該記憶素子中に収納された情報の抽出・管理を行う内蔵
    演算処理装置手段(12)・(13)。
  8. 【請求項8】複数のネットワークにより提供される旅行
    や他の公共サービスに対する支払いを電子カードで行
    う、電子カードによる公共サービスの支払いシステムで
    あって、次のものから構成する: 以下の構成から成る記名式のカード(20): カード保持者個人及び銀行の識別用のゾーン(505)とカ
    ードを保持者に発行したネットワークの内の一つを表
    し、金額明細の前払いに対応して保持者から資金を受け
    取り、カードの任意の書き換えに対して支払われた資金
    が流入するネットワーク識別ゾーン(504)と、旅行サー
    ビス又は他のサービスに対する支払が直接行われる度
    に、順次、貸金として記入される金額明細を記憶するゾ
    ーン(506)及び対応する旅行が行われた時に、無効とさ
    れる少なくとも一枚の切符を記憶するゾーン(509)・(50
    9′)を有する記憶素子(21); 該記憶素子に収納された情報を選択的にアクセスし、管
    理する内蔵型の演算処理装置手段(22); 各交通手段又はサービスと関連し合ったカード読取機械
    (30); 一組の機械の少なくとも一つのサブセットと接続され、
    記名カードの個人・銀行識別用のゾーンの記載事項に従
    って遠隔にある銀行での差引が行われることにより、運
    輸サービス又は他のサービスに対する支払を記名カード
    中に記憶された金額明細から差引を履行せずに行う一
    方、金額明細を記憶するゾーンの書換え機能、又記名カ
    ード中に切符を記憶するゾーンの再記憶機能を有するコ
    ンピュータ手段(40)・(50); そして該コンピュータ手段であって、運輸サービスや他
    のサービスに対する支払を行ったネットワークがその支
    払に用いられたカードのネットワーク識別ゾーン中に規
    定されたネットワークと対応していない時は必ず作動す
    るネットワーク間調整手段を含むもの。
  9. 【請求項9】請求項第8項記載のシステムであって、カ
    ードを書き換えているネットワークがその書き換えられ
    るカードのネットワーク識別ゾーン中に規定されたネッ
    トワークに対応していない時は必ず、ネットワーク間調
    整手段が作動することを特徴とするもの。
  10. 【請求項10】請求項第8項記載のシステムであって、
    カード記憶素子がカード保持者用に少なくとも一個の料
    金識別ゾーン(508)・(508′)を含み、運輸サービスや
    他のサービスに対する料金を適時課することが可能にな
    っていることを特徴とするもの。
  11. 【請求項11】請求項第8項記載のシステムであって、
    コンピュータ手段が、カード中に記憶された『監査証
    跡』(510)・(510′)に従って、一定の使用者によって
    運輸サービスや他のサービスにたいする支払が行われた
    ことに関連して、料金値引を計算し得るようにしている
    ことを特徴とするもの。
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