以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<スロットマシンの外観構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの斜視図である。
スロットマシン1は、前面が開放された箱型の本体2と、本体2の前面を開閉可能に設けられた前扉3とを備えている。
本体2内には、上下方向の中央部より少し上方の位置に、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rが左右に並べて配置されている。左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rは、ドラム状のリール枠の周面にリール帯を巻着した構成を有しており、リール枠の中心で左右方向に延びる軸を中心に回転可能に設けられている。リール帯には、21個の図柄が周方向に並べて配列されている。
前扉3には、表示部5、操作部6および演出表示部7が設けられている。
表示部5は、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rと対向する位置に設けられている。表示部5の中央部には、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの周面の一部を視認可能にするためのリール窓8が設けられている。左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転中は、リール窓8内に、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの図柄が次々に現れる(図柄の変動表示)。左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rが停止すると、リール窓8内に、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rのそれぞれ3個の図柄が表示される(図柄の停止表示)。
リール窓8の下方には、スロットマシン1にクレジットされているメダルの枚数(クレジット数)を表示するクレジット数表示器9と、内部抽選で当選した所定の役の入賞時に払い出されるメダルの枚数(配当数)を表示する配当数表示器10とが左右に並べて配置されている。クレジット数表示器9および配当数表示器10は、たとえば、2桁の数字を表示可能な7セグメント表示器からなる。
操作部6は、表示部5の下側に配置されている。操作部6には、メダル投入口11、MAXベットボタン12、1枚ベットボタン13、2枚ベットボタン14、スタートレバー15、左ストップボタン16L、中ストップボタン16C、右ストップボタン16Rおよび精算ボタン17が設けられている。
メダル投入口11からメダルが投入されると、その投入されたメダルがゲームにベットされる。1ゲームに対して、最大で3枚のメダルをベットすることができる。3枚のメダルがゲームにベットされている状態で、メダル投入口11からメダルが投入された場合、その投入されたメダルは、50枚を上限として、スロットマシン1にクレジットされる。
メダルがゲームにベットされると、入賞ラインが有効化される。スロットマシン1は、たとえば、いわゆる中段1ライン機であり、メダルのベット枚数にかかわらず、リール窓8(図1参照)内に表示される左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rのそれぞれ3個の図柄のうちの中央の図柄が並ぶラインのみが入賞ラインとして有効化される。
3枚以上のメダルがスロットマシン1にクレジットされている状態で、MAXベットボタン12が操作されると、そのクレジットされているメダルから3枚のメダルがゲームにベットされ、クレジット数が3だけ減る。そして、クレジット数表示器9に表示されているクレジット数が3だけ減算された数に更新される。
1枚ベットボタン13が操作されると、スロットマシン1にクレジットされているメダルから1枚のメダルがゲームにベットされ、クレジット数が1だけ減る。そして、クレジット数表示器9に表示されているクレジット数が1だけ減算された数に更新される。
また、2枚ベットボタン14が操作されると、スロットマシン1にクレジットされているメダルから2枚のメダルがゲームにベットされ、クレジット数が2だけ減る。クレジット数表示器9に表示されているクレジット数が2だけ減算された数に更新される。
1枚以上のメダルがベットされた後、スタートレバー15が操作されると、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rが回転し始める。左ストップボタン16L、中ストップボタン16C、右ストップボタン16Rは、それぞれ左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rに対応して設けられている。左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rが回転し始めた後、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが操作されると、それぞれ左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転が停止する。すべての左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rが停止すると、1ゲームが終了である。
すべての左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rが停止した時点で有効化されている入賞ライン上にいずれかの役に対応した図柄の組合せが並べば、その役の入賞となる。役によっては、所定枚数のメダルが払い出される。入賞に対して払い出されるメダルは、スロットマシン1に50枚を上限としてクレジットされ、50枚を超える分については、前扉3の最下部に設けられたメダルトレイ18に排出される。
精算ボタン17が操作されると、スロットマシン1にクレジットされているメダルがメダルトレイ18に排出される。
演出表示部7は、表示部5の上側に配置されている。演出表示部7には、ゲームの進行に合わせた演出画像などを表示するための液晶表示器19が設けられている。また、演出表示部7には、液晶表示器19の左側および右側に、ゲーム中の雰囲気を盛り上げるための効果音などを出力するスピーカ20が配置されている。
前扉3には、操作部6とメダルトレイ18との間に、スロットマシン1の機種名などを表示する表示パネル21が装着されている。
また、前扉3には、メダル排出口22がメダルトレイ18に臨んで形成されている。
メダル排出口22の左側および右側には、スピーカ20とともに効果音などを出力するスピーカ23が配置されている。
<スロットマシンの電気的構成>
図2は、スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。
スロットマシン1は、ゲームの中枢的な制御を実行するメイン基板31と、ゲームに付随する演出のための制御を行う演出サブ基板32と、光と音による電飾のための制御を行う電飾サブ基板33とを備えている。
メイン基板31には、CPU41、ROM42、RAM43、入出力ポート44、乱数生成回路45および信号送出回路46が備えられている。
CPU41は、ROM42、RAM43、入出力ポート44、乱数生成回路45および信号送出回路46と接続されている。
ROM42には、各種のプログラムが格納されている。各種のプログラムは、CPU41によって実行される。また、ROM42には、抽選テーブル47および停止テーブル48が格納されている。
RAM43は、CPU41によるプログラムの実行時に、ワークエリアとして使用される。
入出力ポート44には、クレジット数表示器9、配当数表示器10、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rをそれぞれ回転させるためのステッピングモータ51L,51C,51Rと、メダル投入口11から投入されるメダルの排出先を本体2内のメダル貯留部(図示せず)とメダルトレイ18とに切り替えるためのメダルブロックソレノイド52と、メダル貯留部からメダル排出口22を通してメダルトレイ18にメダルを排出するメダル排出モータ53とが制御対象として接続されている。
ステッピングモータ51L,51C,51R、メダルブロックソレノイド52およびメダル排出モータ53は、本体2(図1参照)内に設けられている。
また、入出力ポート44には、MAXベットボタン12、1枚ベットボタン13、2枚ベットボタン14、スタートレバー15、左ストップボタン16L、中ストップボタン16C、右ストップボタン16R、精算ボタン17、リール位置検出センサ54L,54C,54R、メダル投入センサ55およびメダル排出センサ56が接続されている。
MAXベットボタン12、1枚ベットボタン13、2枚ベットボタン14、スタートレバー15、左ストップボタン16L、中ストップボタン16C、右ストップボタン16Rおよび精算ボタン17が操作されると、それらに内蔵されたスイッチ(図示せず)から操作信号が出力され、その操作信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。
左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rが1回転する度に、それぞれリール位置検出センサ54L,54C,54Rから検出信号が出力され、その検出信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。
スタートレバー15が操作されると、CPU41は、ステッピングモータ51L,51C,51Rに駆動パルス信号を入力し、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転を開始させる。CPU41は、ステッピングモータ51L,51C,51Rのステップ数およびリール位置検出センサ54L,54C,54Rの検出信号に基づいて、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転位置を常に把握している。左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが操作されると、CPU41は、停止テーブル48を参照し、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転位置に基づいて、ステッピングモータ51L,51C,51Rへの駆動パルス信号の出力を停止し、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの停止を制御する。停止テーブル48については、後に詳述する。
メダル投入口11から投入されたメダルがメダル貯留部に1枚入る度に、メダル投入センサ55から検出信号が出力され、その検出信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。
メダル排出モータ53によってメダルがメダルトレイ18に1枚排出される度に、メダル排出センサ56から検出信号が出力され、その検出信号が入出力ポート44を介してCPU41に入力される。
スロットマシン1に預けられているメダルの枚数(クレジット数)は、RAM43に設けられたカウンタによって計数されている。CPU41は、メダルブロックソレノイド52を制御して、クレジット数が50に達するまでは、メダル投入口11から投入されるメダルの排出先をメダル貯留部にし、クレジット数が50に達すると、その排出先をメダルトレイ18にする。また、クレジット数が50に達した後、メダルの払出(配当)がある役に入賞した場合、CPU41は、メダル排出モータ53を制御して、メダルをメダルトレイ18に排出させる。
乱数生成回路45は、発振器(図示せず)からのクロックパルスの出力に応答してカウントアップするインクリメントカウンタを含む構成であり、16ビットの乱数を発生させる。
スタートレバー15が操作されると、CPU41は、内部抽選を実行する。内部抽選では、乱数生成回路45から乱数が取得される。また、ROM42から抽選テーブル47が読み出される。そして、乱数生成回路45から取得した乱数および抽選テーブル47に基づいて、内部抽選の当選役またははずれが決定される。抽選テーブル47については、後に詳述する。
また、CPU41は、信号送出回路46を介して、演出サブ基板32および電飾サブ基板33にコマンドおよび制御に必要な信号を送出する。
演出サブ基板32には、CPU61、ROM62、RAM63、信号入力回路64および駆動回路65が備えられている。
CPU61は、ROM62、RAM63、信号入力回路64および駆動回路65と接続されている。
ROM62には、各種のプログラムが格納されている。各種のプログラムは、CPU61によって実行される。
RAM63は、CPU61によるプログラムの実行時に、ワークエリアとして使用される。
信号入力回路64には、メイン基板31の信号送出回路46からの信号が入力される。
CPU61は、ROM62に格納されているプログラムを実行し、信号入力回路64から入力される信号に基づき、駆動回路65を介して、液晶表示器19の表示を制御する。
電飾サブ基板33は、メイン基板31から送信されるコマンドに基づいて、左ストップボタン16L、中ストップボタン16C、右ストップボタン16Rなどに内蔵されたLED71の点灯を制御する。また、スピーカ20,23からの効果音の出力を制御する。
<図柄の配列>
図3は、左リール、中リールおよび右リールの図柄の配列を示す図である。
左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rのリール帯に配列された21個(21コマ)の図柄には、それぞれ「1」〜「21」の図柄番号が対応づけられている。
左リール4Lの図柄番号「21」,「18」の図柄は、「A」図柄である。左リール4Lの図柄番号「13」,「10」の図柄は、「B」図柄である。左リール4Lの図柄番号「5」の図柄は、「C」図柄である。左リール4Lの図柄番号「15」の図柄は、「☆」図柄である。左リール4Lの図柄番号「8」の図柄は、「△」図柄である。また、左リール4Lには、複数の図柄「ベル」が少なくとも5コマの範囲内に1つ配置されている。言い換えれば、左リール4Lには、5個以上の「ベル」図柄が「ベル」図柄間に4コマよりも大きい間隔を空けずに配置されている。さらに、左リール4Lには、複数の図柄「リプレイ」が少なくとも5コマの範囲内に1つ配置されている。言い換えれば、左リール4Lには、5個以上の「リプ」図柄が「リプ」図柄間に4コマよりも大きい間隔を空けずに配置されている。
中リール4Cの図柄番号「21」,「18」の図柄は、「A」図柄である。中リール4Cの図柄番号「13」,「10」の図柄は、「B」図柄である。中リール4Cの図柄番号「5」の図柄は、「C」図柄である。中リール4Cの図柄番号「20」の図柄は、「a」図柄である。中リール4Cの図柄番号「12」の図柄は、「b」図柄である。また、中リール4Cには、複数の図柄「ベル」が少なくとも5コマの範囲内に1つ配置されている。言い換えれば、中リール4Cには、5個以上の「ベル」図柄が「ベル」図柄間に4コマよりも大きい間隔を空けずに配置されている。さらに、中リール4Cには、複数の図柄「リプレイ」が少なくとも5コマの範囲内に1つ配置されている。言い換えれば、中リール4Cには、5個以上の「リプ」図柄が「リプ」図柄間に4コマよりも大きい間隔を空けずに配置されている。
右リール4Rの図柄番号「21」,「18」の図柄は、「A」図柄である。右リール4Rの図柄番号「13」,「10」の図柄は、「B」図柄である。右リール4Rの図柄番号「5」の図柄は、「C」図柄である。右リール4Rの図柄番号「19」の図柄は、「a」図柄である。右リール4Rの図柄番号「11」の図柄は、「b」図柄である。右リール4Rの図柄番号「16」の図柄は、「☆」図柄である。右リール4Rの図柄番号「7」の図柄は、「△」図柄である。また、右リール4Rには、複数の図柄「ベル」が少なくとも5コマの範囲内に1つ配置されている。言い換えれば、右リール4Rには、5個以上の「ベル」図柄が「ベル」図柄間に4コマよりも大きい間隔を空けずに配置されている。さらに、右リール4Rには、複数の図柄「リプレイ」が少なくとも5コマの範囲内に1つ配置されている。言い換えれば、右リール4Rには、5個以上の「リプ」図柄が「リプ」図柄間に4コマよりも大きい間隔を空けずに配置されている。
また、左リール4L、中リール4Cおよび左リール4Rには、「スイカ」図柄、「白7」図柄などの他の種類の図柄が配置されている。
なお、左リール4Lの「A」図柄と中リール4Cの「A」図柄と右リール4Rの「A」図柄とは、同一の意匠であるが、厳密に一致するものでなくてもよい。たとえば、左リール4Lの「A」図柄、中リール4Cの「A」図柄および右リール4Rの「A」図柄は、それぞれ1個のオレンジを描いた図柄、2個のオレンジを描いた図柄および葉が付いたオレンジを描いた図柄であり、同じオレンジを描いた図柄であるが、細部で異なるものであってもよい。「B」図柄など、「A」図柄以外の図柄についても同様である。
<役>
図4は、役と役を入賞させる図柄の並びとの対応関係を示す図である。
内部抽選の対象である役には、「小役ベル」、「小役1」、「小役2」、「小役3」、「小役4」、「小役5」、「小役6」、「小役7」、「小役8」、「小役9」、「小役10」、「小役11」、「小役12」、「小役13」、「小役14」、「小役15」、「小役16」、「小役17」、「小役18」、「小役19」、「小役20」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役24」、「小役25」、「小役26」、「小役27」、「小役28」、「小役29」、「小役30」、「小役31」、「小役32」、「小役33」、「スイカ役」、「二種BB開始役」および「リプレイ役」などが含まれる。
「小役ベル」は、押し順小役である。内部抽選で「小役ベル」に当選し、入賞ライン上に左から「ベル」図柄−「ベル」図柄−「ベル」図柄(正解出目)が並ぶと、「小役ベル」に入賞する。「小役ベル」の入賞に対しては、9枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役1」は、不正解小役である。内部抽選で「小役1」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「A」図柄−「A」図柄が並ぶと、「小役1」に入賞する。「小役1」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役2」は、不正解小役である。内部抽選で「小役2」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「A」図柄−「a」図柄が並ぶと、「小役2」に入賞する。「小役2」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役3」は、不正解小役である。内部抽選で「小役3」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「A」図柄−「B」図柄が並ぶと、「小役3」に入賞する。「小役3」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役4」は、不正解小役である。内部抽選で「小役4」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「A」図柄−「b」図柄が並ぶと、「小役4」に入賞する。「小役4」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役5」は、不正解小役である。内部抽選で「小役5」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「A」図柄−「C」図柄が並ぶと、「小役5」に入賞する。「小役5」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役6」は、不正解小役である。内部抽選で「小役6」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「a」図柄−「C」図柄が並ぶと、「小役6」に入賞する。「小役6」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役7」は、不正解小役である。内部抽選で「小役7」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「B」図柄−「A」図柄が並ぶと、「小役7」に入賞する。「小役7」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役8」は、不正解小役である。内部抽選で「小役8」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「B」図柄−「a」図柄が並ぶと、「小役8」に入賞する。「小役8」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役9」は、不正解小役である。内部抽選で「小役9」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「B」図柄−「B」図柄が並ぶと、「小役9」に入賞する。「小役9」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役10」は、不正解小役である。内部抽選で「小役10」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「B」図柄−「b」図柄が並ぶと、「小役10」に入賞する。「小役10」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役11」は、不正解小役である。内部抽選で「小役11」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「B」図柄−「C」図柄が並ぶと、「小役11」に入賞する。「小役11」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役12」は、不正解小役である。内部抽選で「小役12」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「b」図柄−「C」図柄が並ぶと、「小役12」に入賞する。「小役12」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役13」は、不正解小役である。内部抽選で「小役13」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「C」図柄−「A」図柄が並ぶと、「小役13」に入賞する。「小役13」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役14」は、不正解小役である。内部抽選で「小役14」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「C」図柄−「a」図柄が並ぶと、「小役14」に入賞する。「小役14」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役15」は、不正解小役である。内部抽選で「小役15」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「C」図柄−「B」図柄が並ぶと、「小役15」に入賞する。「小役15」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役16」は、不正解小役である。内部抽選で「小役16」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「C」図柄−「C」図柄が並ぶと、「小役16」に入賞する。「小役16」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役17」は、不正解小役である。内部抽選で「小役17」に当選し、入賞ライン上に左から「A」図柄−「ベル」図柄−「A」図柄が並ぶと、「小役17」に入賞する。「小役17」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役18」は、不正解小役である。内部抽選で「小役18」に当選し、入賞ライン上に左から「A」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄が並ぶと、「小役18」に入賞する。「小役18」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役19」は、不正解小役である。内部抽選で「小役19」に当選し、入賞ライン上に左から「A」図柄−「ベル」図柄−「C」図柄が並ぶと、「小役19」に入賞する。「小役19」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役20」は、不正解小役である。内部抽選で「小役20」に当選し、入賞ライン上に左から「B」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄が並ぶと、「小役20」に入賞する。「小役20」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役21」は、不正解小役である。内部抽選で「小役21」に当選し、入賞ライン上に左から「B」図柄−「ベル」図柄−「A」図柄が並ぶと、「小役21」に入賞する。「小役21」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役22」は、不正解小役である。内部抽選で「小役22」に当選し、入賞ライン上に左から「B」図柄−「ベル」図柄−「C」図柄が並ぶと、「小役22」に入賞する。「小役22」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役23」は、不正解小役である。内部抽選で「小役23」に当選し、入賞ライン上に左から「C」図柄−「ベル」図柄−「A」図柄が並ぶと、「小役23」に入賞する。「小役23」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役24」は、不正解小役である。内部抽選で「小役24」に当選し、入賞ライン上に左から「C」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄が並ぶと、「小役24」に入賞する。「小役24」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役25」は、不正解小役である。内部抽選で「小役25」に当選し、入賞ライン上に左から「C」図柄−「ベル」図柄−「C」図柄が並ぶと、「小役25」に入賞する。「小役25」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役26」は、不正解小役である。内部抽選で「小役26」に当選し、入賞ライン上に左から「A」図柄−「ベル」図柄−「☆」図柄が並ぶと、「小役26」に入賞する。「小役26」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役27」は、不正解小役である。内部抽選で「小役27」に当選し、入賞ライン上に左から「☆」図柄−「ベル」図柄−「A」図柄が並ぶと、「小役27」に入賞する。「小役27」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役28」は、不正解小役である。内部抽選で「小役28」に当選し、入賞ライン上に左から「☆」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄が並ぶと、「小役28」に入賞する。「小役28」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役29」は、不正解小役である。内部抽選で「小役29」に当選し、入賞ライン上に左から「☆」図柄−「ベル」図柄−「C」図柄が並ぶと、「小役29」に入賞する。「小役29」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役30」は、不正解小役である。内部抽選で「小役30」に当選し、入賞ライン上に左から「A」図柄−「ベル」図柄−「△」図柄が並ぶと、「小役30」に入賞する。「小役30」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役31」は、不正解小役である。内部抽選で「小役31」に当選し、入賞ライン上に左から「△」図柄−「ベル」図柄−「A」図柄が並ぶと、「小役31」に入賞する。「小役31」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役32」は、不正解小役である。内部抽選で「小役32」に当選し、入賞ライン上に左から「△」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄が並ぶと、「小役32」に入賞する。「小役32」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「小役33」は、不正解小役である。内部抽選で「小役33」に当選し、入賞ライン上に左から「△」図柄−「ベル」図柄−「C」図柄が並ぶと、「小役33」に入賞する。「小役33」の入賞に対しては、1枚のメダルが遊技者に付与される。
「スイカ役」は、通常小役である。内部抽選で「スイカ役」に当選し、入賞ライン上に左から「スイカ」図柄−「スイカ」図柄−「スイカ」図柄が並ぶと、「スイカ役」に入賞となり、3枚のメダルが遊技者に付与される。
内部抽選で「二種BB開始役」に当選し、入賞ライン上に左から「白7」図柄−「白7」図柄−「白7」図柄が並ぶと、「二種BB開始役」に入賞となり、次ゲームから二種BBゲームが開始される。
また、内部抽選で「リプレイ役」に当選し、入賞ライン上に左から「リプ」図柄−「リプ」図柄−「リプ」図柄が並ぶと、「リプレイ役」に入賞となり、メダルのベットなしで次の1ゲームの実行が許可される。
<抽選テーブル>
図5は、抽選区分「1」の内容を示す図である。図6は、抽選区分「2」の内容を示す図である。図7は、抽選区分「3」の内容を示す図である。図8は、抽選区分「4」の内容を示す図である。図9は、抽選区分「5」の内容を示す図である。図10は、抽選区分「6」の内容を示す図である。図11は、抽選区分「7」の内容を示す図である。図12は、抽選区分「8」の内容を示す図である。図13は、抽選区分「9」の内容を示す図である。図14は、抽選区分「10」の内容を示す図である。図15は、抽選区分「11」の内容を示す図である。図16は、抽選区分「12」の内容を示す図である。図17は、抽選区分「13」の内容を示す図である。図18は、抽選区分「14」の内容を示す図である。図19は、抽選区分「15」の内容を示す図である。図20は、抽選区分「16」の内容を示す図である。図21は、抽選区分「17」の内容を示す図である。図22は、抽選区分「18」の内容を示す図である。図23は、抽選区分「19」の内容を示す図である。図24は、抽選区分「20」の内容を示す図である。図25は、抽選区分「21」の内容を示す図である。図26は、抽選区分「22」の内容を示す図である。図27は、抽選区分「23」の内容を示す図である。図28は、抽選区分「24」の内容を示す図である。
抽選テーブル47は、乱数生成回路45が生成する0〜65535の乱数が複数の抽選区分に振り分けられて、抽選区分ごとに抽選値(乱数の範囲)と当選役またははずれとを対応づけることによって作成されている。
複数の抽選区分には、次に説明する25個の抽選区分が設けられている。
抽選区分「1」には、図5に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役1」、「小役2」、「小役17」、「小役26」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役27」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「1」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役1」、「小役2」、「小役17」、「小役26」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役27」に重複して当選となる。
抽選区分「2」には、図6に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役3」、「小役4」、「小役18」、「小役26」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役28」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「2」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役3」、「小役4」、「小役18」、「小役26」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役28」に重複して当選となる。
抽選区分「3」には、図7に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役5」、「小役6」、「小役19」、「小役26」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役29」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「3」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役5」、「小役6」、「小役19」、「小役26」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役29」に重複して当選となる。
抽選区分「4」には、図8に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役7」、「小役8」、「小役17」、「小役30」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役31」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「4」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役7」、「小役8」、「小役17」、「小役30」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役31」に重複して当選となる。
抽選区分「5」には、図9に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役9」、「小役10」、「小役18」、「小役30」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役32」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「5」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役9」、「小役10」、「小役18」、「小役30」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役32」に重複して当選となる。
抽選区分「6」には、図10に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役11」、「小役12」、「小役19」、「小役30」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役33」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「6」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役11」、「小役12」、「小役19」、「小役30」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役33」に重複して当選となる。
抽選区分「7」には、図11に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役13」、「小役14」、「小役17」、「小役26」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役27」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「7」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役13」、「小役14」、「小役17」、「小役26」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役27」に重複して当選となる。
抽選区分「8」には、図12に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役15」、「小役16」、「小役18」、「小役26」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役28」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「8」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役15」、「小役16」、「小役18」、「小役26」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役28」に重複して当選となる。
抽選区分「9」には、図13に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役1」、「小役2」、「小役19」、「小役26」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役29」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「9」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役1」、「小役2」、「小役19」、「小役26」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役29」に重複して当選となる。
抽選区分「10」には、図14に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役3」、「小役4」、「小役17」、「小役30」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役31」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「10」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役3」、「小役4」、「小役17」、「小役30」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役31」に重複して当選となる。
抽選区分「11」には、図15に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役5」、「小役6」、「小役18」、「小役30」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役32」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「11」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役5」、「小役6」、「小役18」、「小役30」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役32」に重複して当選となる。
抽選区分「12」には、図16に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役7」、「小役8」、「小役19」、「小役30」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役33」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「12」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役7」、「小役8」、「小役19」、「小役30」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役33」に重複して当選となる。
抽選区分「13」には、図17に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役9」、「小役10」、「小役17」、「小役26」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役27」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「13」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役9」、「小役10」、「小役17」、「小役26」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役27」に重複して当選となる。
抽選区分「14」には、図18に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役11」、「小役12」、「小役18」、「小役26」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役28」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「14」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役11」、「小役12」、「小役18」、「小役26」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役28」に重複して当選となる。
抽選区分「15」には、図19に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役13」、「小役14」、「小役19」、「小役26」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役29」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「15」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役13」、「小役14」、「小役19」、「小役26」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役29」に重複して当選となる。
抽選区分「16」には、図20に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役15」、「小役16」、「小役17」、「小役30」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役31」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「16」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役15」、「小役16」、「小役17」、「小役30」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役31」に重複して当選となる。
抽選区分「17」には、図21に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役1」、「小役2」、「小役18」、「小役30」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役32」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「17」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役1」、「小役2」、「小役18」、「小役30」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役32」に重複して当選となる。
抽選区分「18」には、図22に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役3」、「小役4」、「小役19」、「小役30」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役33」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「18」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役3」、「小役4」、「小役19」、「小役30」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役33」に重複して当選となる。
抽選区分「19」には、図23に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役5」、「小役6」、「小役17」、「小役26」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役27」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「19」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役5」、「小役6」、「小役17」、「小役26」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役27」に重複して当選となる。
抽選区分「20」には、図24に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役7」、「小役8」、「小役18」、「小役26」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役28」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「20」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役7」、「小役8」、「小役18」、「小役26」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役28」に重複して当選となる。
抽選区分「21」には、図25に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役9」、「小役10」、「小役19」、「小役26」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役29」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「21」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役9」、「小役10」、「小役19」、「小役26」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役29」に重複して当選となる。
抽選区分「22」には、図26に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役11」、「小役12」、「小役17」、「小役30」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役31」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「22」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役11」、「小役12」、「小役17」、「小役30」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役31」に重複して当選となる。
抽選区分「23」には、図27に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役13」、「小役14」、「小役18」、「小役30」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役32」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「23」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役13」、「小役14」、「小役18」、「小役30」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役32」に重複して当選となる。
抽選区分「24」には、図28に示されるように、乱数生成回路45が生成する1000個の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「小役ベル」、「小役15」、「小役16」、「小役19」、「小役30」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役33」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「24」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「小役ベル」、「小役15」、「小役16」、「小役19」、「小役30」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役33」に重複して当選となる。
抽選区分「25」には、図示されないが、乱数生成回路45が生成する19570の乱数が抽選値として記憶されるとともに、当選役として「二種BB開始役」が記憶されている。内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「25」に記憶されている19570個の乱数のいずれかであれば、その内部抽選の結果が「二種BB開始役」に当選となる。
<ゲームフロー>
図29Aおよび図29Bは、メイン基板において1ゲームごとに実行される処理の流れ(ゲームフロー)を示すフローチャートである。
メイン基板31では、CPU41により、図29Aおよび図29Bに示される処理が1ゲームごとに実行される。
まず、ゲームにメダルがベットされたか否かが判定される(ステップS1)。なお、「リプレイ役」に入賞し、メダルのベットなしで1ゲームの実行が許可された場合も、ゲームにメダルがベットされたと判定される。
ゲームにメダルがベットされるまでは、以降の処理が実行されない(ステップS1のNO)。
ゲームにメダルがベットされると(ステップS1のYES)、次に、スタートレバー15が操作されたか否かが判定される(ステップS2)。
スタートレバー15が操作されるまでは、以降の処理が実行されない(ステップS2のNO)。
スタートレバー15が操作されると(ステップS2のYES)、ベット操作が禁止される(ステップS3)。具体的には、メダルブロックソレノイド52が制御されて、メダル投入口11から投入されるメダルの排出先がメダルトレイ18とされる。また、MAXベットボタン12、1枚ベットボタン13および2枚ベットボタン14からの操作信号の入力が無効とされる。
スタートレバー15が操作されたタイミングで、乱数生成回路45から乱数が取得される(ステップS4)。
つづいて、その乱数を使用した内部抽選が実行される(ステップS5)。
その後、二種BB当選フラグがオンであるか否かが判定される(ステップS6)。二種BB当選フラグは、メイン基板31のRAM43に設けられており、初期状態(スロットマシン1に電源が投入された直後の状態)では、オフになっている。
二種BB当選フラグがオフである場合には(ステップS6のNO)、内部抽選で「二種BB開始役」に当選したか否かが判定される(ステップS7)。
内部抽選で「二種BB開始役」に当選した場合には(ステップS7のYES)、二種BB当選フラグがオンにされる(ステップS8)。
内部抽選で「二種BB開始役」に当選していない場合には(ステップS7のNO)、二種BB当選フラグがオフのままにされる。
二種BB当選フラグがすでにオンにされていたか(ステップS6のYES)、または、二種BB当選フラグがオンにされた場合には(ステップS8)、メイン基板31から演出サブ基板32に、ART(アシストリプレイタイム)状態を許可する旨の通知が出される(ステップS9)。
また、内部抽選の実行後、メイン基板31から演出サブ基板32に、その内部抽選の結果が通知される(ステップS10)。
ここで、内部抽選で特定役(たとえば、「スイカ役」)に当選し、その旨の通知が演出サブ基板32に入力されると、演出サブ基板32において、ART抽選が実行される。スロットマシン1では、遊技状態として、通常状態と、ART状態とが設けられている。ART状態では、「リプレイ役」の当選確率が通常状態よりも高いうえに、内部抽選で押し順小役である「小役ベル」が当選すると、液晶表示器19における表示やスピーカ20,23から出力される音声により、「小役ベル」の正解押し順を案内する報知がなされる。そのため、ART状態では、遊技者は、所有するメダルの枚数(持ち玉数)を減らさずに、「小役ベル」を取りこぼすことなく入賞させて、その入賞によるメダルを獲得することができる。ART抽選に当選し、かつ、ART状態を許可する旨の通知が演出サブ基板32に入力されていれば、遊技状態が通常状態からART状態に移行される。ART抽選に当選したが、ART状態を許可する旨の通知が演出サブ基板32に入力されていないときには、遊技状態が通常状態に維持される。この場合、ART抽選の当選は、ART状態を許可する旨の通知が演出サブ基板32に入力されるまで持ち越される。
後述するように、二種BB開始役に入賞すると、二種BB当選フラグがオフにされる。よって、通常状態からART状態に移行されるのは、二種BB開始役に当選した後、二種BB開始役に入賞するまでの間である。
その後、前のゲームでの左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転の開始から4.1秒間が経過しているか否かが判定される(ステップS11)。
前のゲームでの左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転の開始から4.1秒間が経過していれば(ステップS11のYES)、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転が開始される(ステップS12)。
前のゲームでの左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転の開始から4.1秒間が経過するまでは、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転が開始されない(ステップS11のNO)。これにより、1ゲームにかかる時間が4.1秒間以上に保たれる。
その後、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転を停止させるためのリール停止制御が実行される(ステップS13)。リール停止制御については、後述する。
リール停止制御により、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転が停止されると、入賞ライン上に内部抽選での当選役に対応した図柄が並んでいるか否かが判定される。すなわち、内部抽選での当選役が入賞したか否かの入賞判定が行われる(ステップS14)。
そして、内部抽選での当選役が入賞した場合に、その当選役が「二種BB開始役」であるか否かが判定される(ステップS15)。
二種BB開始役に入賞した場合には(ステップS15のYES)、二種BB当選フラグがオフにされる(ステップS16)。そして、次ゲームから二種BBゲームが開始される。二種BBゲームでは、内部抽選の結果にかかわらず、すべての小役に当選する。
二種BB開始役に入賞しなかった場合には(ステップS15のNO)、ステップS16の処理がスキップされる。
その後は、ベット操作の禁止が解除されて(ステップS17)、1ゲームにおける処理が終了される。
<リール停止制御>
図30は、停止テーブルの内容を説明するための図である。
リール停止制御では、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが操作されてから、それぞれ左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rを所定の最大引込コマ数以下の範囲で回転させた後に、その回転を停止させることができる。二種BBゲーム中ではない通常ゲームおよび二種BB内部中は、たとえば、最大引込コマ数が4コマに設定される。二種BBゲーム中は、少なくとも左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rのいずれかのリール停止制御において、最大引込コマ数が1コマに設定される。
停止テーブル48は、内部抽選の対象である役ごとに、その役を入賞させるための図柄の並びと最大引込コマ数とを考慮して作成されている。
たとえば、内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「1」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであった場合を想定する。この場合、「小役ベル」、「小役1」、「小役2」、「小役17」、「小役26」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役27」に重複して当選となる。
左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが「小役ベル」の正解押し順、たとえば、中ストップボタン16C、右ストップボタン16Rおよび左ストップボタン16Lがこの順に操作されると、「小役ベル」用停止テーブルが参照されて、リール停止制御により、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの「ベル」図柄が入賞ライン上に停止される。
「小役ベル」を入賞させるための図柄の並びは、左から「ベル」図柄−「ベル」図柄−「ベル」図柄の並びである。したがって、「小役ベル」用停止テーブルには、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルが含まれる。
左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rにおいて、「ベル」図柄は、「ベル」図柄間に4コマよりも大きい間隔を空けずに配置されている。そのため、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rがどのようなタイミングで操作されても、リール停止制御により、それぞれ左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能である。したがって、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの「ベル」図柄用停止テーブルでは、図柄番号「1」〜「21」の全範囲が「ベル」図柄の引込可能範囲に定められている。
よって、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが「小役ベル」の正解押し順で操作された場合には、その操作のタイミングにかかわらず、「小役ベル」に100%の確率で入賞する。
左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが「小役ベル」の正解押し順と異なる押し順、たとえば、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rがこの順に操作された場合には、「小役1」用停止テーブルが参照される。
「小役1」を入賞させるための図柄の並びは、左から「リプ」図柄−「A」図柄−「A」図柄の並びである。したがって、「小役1」用停止テーブルには、左リール4Lの「リプ」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「リプ」図柄用停止テーブルと、中リール4Cおよび右リール4Rの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルとが含まれる。
左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rにおいて、「リプ」図柄は、「リプ」図柄間に4コマよりも大きい間隔を空けずに配置されている。そのため、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rがどのようなタイミングで操作されても、リール停止制御により、それぞれ左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの「リプ」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能である。したがって、「リプ」図柄用停止テーブルでは、図柄番号「1」〜「21」の全範囲が「リプ」図柄の引込可能範囲に定められている。
左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rにおいて、「A」図柄は、図30に示されるように、図柄番号「21」,「18」の図柄である。通常ゲーム中、図柄番号「21」の「A」図柄から左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転方向の上流側に最大引込コマ数である4コマ以内に含まれる図柄、つまり図柄番号「17」〜「21」の図柄が停止ライン上に位置するときに、それぞれ左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、図柄番号「21」の「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能である。しかしながら、図柄番号「18」の図柄が「A」図柄であるから、「A」図柄用停止テーブルでは、図柄番号「21」の「A」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「19」〜「21」の図柄を含む範囲に定められている。また、図柄番号「14」〜「18」の図柄が停止ライン上に位置するときに、それぞれ左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、図柄番号「18」の「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能である。したがって、「A」図柄用停止テーブルでは、図柄番号「18」の「A」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「14」〜「18」の図柄を含む範囲に定められている。これにより、「A」図柄用停止テーブルでは、リール停止制御で「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲として、図柄番号「14」〜「21」の図柄を含む範囲が定められている。
「小役1」用停止テーブルを参照したリール停止制御により、左ストップボタン16Lがどのようなタイミングで操作されても、左リール4Lの「リプ」図柄が入賞ライン上に停止する。また、中リール4Cの第1引込可能範囲に含まれる図柄番号「14」〜「21」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、中ストップボタン16Cが操作されると、リール停止制御により、中リール4Cの「A」図柄が入賞ライン上に停止する。さらに、右リール4Rの第1引込可能範囲に含まれる図柄番号「14」〜「21」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、右リール4Rの「A」図柄が入賞ライン上に停止する。
右リール4Rの図柄番号「19」の「a」図柄は、その位置から右リール4Rの上流側に最大引込コマ数である4コマ以内に含まれる図柄、つまり図柄番号「15」〜「19」の図柄が停止ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、入賞ライン上に停止させることが理論上は可能である。したがって、右リール4Rの図柄番号「19」の「a」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「15」〜「19」の図柄が含まれる範囲となる。この範囲は、第1引込可能範囲に完全に含まれる。そのため、図柄番号「15」〜「19」の図柄が停止ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作された場合、リール停止制御により、右リール4Rの「A」図柄が入賞ライン上に停止し、「a」図柄が入賞ラインに停止することはない。すなわち、「小役2」に当選しても、「小役2」に入賞することはない。
これと同様に、「小役8」に当選しても、「小役8」に入賞することはない。また、「小役14」に当選しても、「小役14」に入賞することはない。
よって、「小役ベル」、「小役1」、「小役2」、「小役17」、「小役26」、「小役20」、「小役22」、「小役24」、「小役25」および「小役27」に重複して当選しても、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rがこの順に操作された場合には、1つの不正解小役である「小役1」しか入賞させることができない。また、不正解小役は、取りこぼすことによって、入賞しない場合もある。
また、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが中ストップボタン16C、左ストップボタン16Lおよび右ストップボタン16Rの順、または、右ストップボタン16Rが最初に操作された場合には、「小役17」用停止テーブル、「小役26」用停止テーブル、「小役20」用停止テーブル、「小役22」用停止テーブル、「小役24」用停止テーブル、「小役25」用停止テーブルおよび「小役27」用停止テーブルが参照されて、リール停止制御が実行される。
「小役17」を入賞させるための図柄の並びは、左から「A」図柄−「ベル」図柄−「A」図柄の並びである。したがって、「小役17」用停止テーブルには、左リール4Lの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役26」を入賞させるための図柄の並びは、左から「A」図柄−「ベル」図柄−「☆」図柄の並びである。したがって、「小役26」用停止テーブルには、左リール4Lの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「☆」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「☆」図柄用停止テーブルとが含まれる。
右リール4Rにおいて、「☆」図柄は、図柄番号「16」の図柄である。通常ゲーム中、図柄番号「16」の「☆」図柄から右リール4Rの回転方向の上流側に最大引込コマ数である4コマ以内に含まれる図柄、つまり図柄番号「12」〜「16」の図柄が停止ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、図柄番号「16」の「☆」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能である。したがって、右リール4Rの「☆」図柄用停止テーブルでは、図柄番号「16」の「☆」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「12」〜「16」の図柄を含む範囲に定められている。
「小役26」用停止テーブルを参照したリール停止制御により、中ストップボタン16Cがどのようなタイミングで操作されても、中リール4Cの「ベル」図柄が入賞ライン上に停止する。また、左リール4Lの第1引込可能範囲に含まれる図柄番号「14」〜「21」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、左ストップボタン16Lが操作されると、リール停止制御により、左リール4Lの「A」図柄が入賞ライン上に停止する。さらに、右リール4Rの図柄番号「12」〜「16」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、右リール4Rの「☆」図柄が入賞ライン上に停止する。
「小役20」を入賞させるための図柄の並びは、左から「B」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄の並びである。したがって、「小役20」用停止テーブルには、左リール4Lの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルとが含まれる。
左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rにおいて、「B」図柄は、図30に示されるように、図柄番号「13」,「10」の図柄である。通常ゲーム中、図柄番号「13」の「B」図柄から左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転方向の上流側に最大引込コマ数である4コマ以内に含まれる図柄、つまり図柄番号「9」〜「13」の図柄が停止ライン上に位置するときに、それぞれ左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、図柄番号「13」の「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能である。しかしながら、図柄番号「10」の図柄が「B」図柄であるから、「B」図柄用停止テーブルでは、図柄番号「13」の「B」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「11」〜「13」の図柄を含む範囲に定められている。また、図柄番号「6」〜「10」の図柄が停止ライン上に位置するときに、それぞれ左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、図柄番号「18」の「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能である。したがって、「B」図柄用停止テーブルでは、図柄番号「10」の「B」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「6」〜「10」の図柄を含む範囲に定められている。これにより、「B」図柄用停止テーブルでは、リール停止制御で「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲として、図柄番号「6」〜「13」の図柄を含む範囲が定められている。
「小役22」を入賞させるための図柄の並びは、左から「B」図柄−「ベル」図柄−「C」図柄の並びである。したがって、「小役22」用停止テーブルには、左リール4Lの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルとが含まれる。
左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rにおいて、「C」図柄は、図30に示されるように、図柄番号「5」の図柄である。通常ゲーム中、図柄番号「5」の「C」図柄から左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転方向の上流側に最大引込コマ数である4コマ以内に含まれる図柄、つまり図柄番号「1」〜「5」の図柄が停止ライン上に位置するときに、それぞれ左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、図柄番号「5」の「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能である。したがって、「C」図柄用停止テーブルでは、図柄番号「5」の「C」図柄についての引込可能範囲である第3引込可能範囲は、図柄番号「1」〜「5」の図柄を含む範囲に定められている。
「小役22」用停止テーブルを参照したリール停止制御により、中ストップボタン16Cがどのようなタイミングで操作されても、中リール4Cの「ベル」図柄が入賞ライン上に停止する。また、左リール4Lの第2引込可能範囲に含まれる図柄番号「6」〜「13」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、左ストップボタン16Lが操作されると、リール停止制御により、左リール4Lの「B」図柄が入賞ライン上に停止する。さらに、右リール4Rの第3引込可能範囲に含まれる図柄番号「1」〜「5」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、右リール4Rの「C」図柄が入賞ライン上に停止する。
「小役24」を入賞させるための図柄の並びは、左から「C」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄の並びである。したがって、「小役24」用停止テーブルには、左リール4Lの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役25」を入賞させるための図柄の並びは、左から「C」図柄−「ベル」図柄−「C」図柄の並びである。したがって、「小役25」用停止テーブルには、左リール4Lの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役27」を入賞させるための図柄の並びは、左から「☆」図柄−「ベル」図柄−「A」図柄の並びである。したがって、「小役27」用停止テーブルには、左リール4Lの「☆」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「☆」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルとが含まれる。
左リール4Lにおいて、「☆」図柄は、図柄番号「15」の図柄である。通常ゲーム中、図柄番号「15」の「☆」図柄から左リール4Lの回転方向の上流側に最大引込コマ数である4コマ以内に含まれる図柄、つまり図柄番号「11」〜「15」の図柄が停止ライン上に位置するときに、左ストップボタン16Lが操作されると、リール停止制御により、図柄番号「15」の「☆」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能である。したがって、左リール4Lの「☆」図柄用停止テーブルでは、図柄番号「15」の「☆」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「11」〜「15」の図柄を含む範囲に定められている。
「小役27」用停止テーブルを参照したリール停止制御により、中ストップボタン16Cがどのようなタイミングで操作されても、中リール4Cの「ベル」図柄が入賞ライン上に停止する。また、左リール4Lの図柄番号「11」〜「15」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、左ストップボタン16Lが操作されると、リール停止制御により、左リール4Lの「☆」図柄が入賞ライン上に停止する。さらに、右リール4Rの第1引込可能範囲に含まれる図柄番号「14」〜「21」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、右リール4Rの「A」図柄が入賞ライン上に停止する。
また、たとえば、内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「2」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであった場合を想定する。この場合、「小役ベル」、「小役3」、「小役4」、「小役18」、「小役26」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役28」に重複して当選となる。
左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが「小役ベル」の正解押し順で操作されると、その操作のタイミングにかかわらず、「小役ベル」に100%の確率で入賞する。
左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが「小役ベル」の正解押し順と異なる押し順、たとえば、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rがこの順に操作された場合には、「小役3」用停止テーブルが参照される。
「小役3」を入賞させるための図柄の並びは、左から「リプ」図柄−「A」図柄−「B」図柄の並びである。したがって、「小役3」用停止テーブルには、左リール4Lの「リプ」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「リプ」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルと、右リール4Rの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役3」用停止テーブルを参照したリール停止制御により、左ストップボタン16Lがどのようなタイミングで操作されても、左リール4Lの「リプ」図柄が入賞ライン上に停止する。また、中リール4Cの第1引込可能範囲に含まれる図柄番号「14」〜「21」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、中ストップボタン16Cが操作されると、リール停止制御により、中リール4Cの「A」図柄が入賞ライン上に停止する。さらに、右リール4Rの第2引込可能範囲に含まれる図柄番号「6」〜「13」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、右リール4Rの「B」図柄が入賞ライン上に停止する。
右リール4Rの図柄番号「11」の「b」図柄は、その位置から右リール4Rの上流側に最大引込コマ数である4コマ以内に含まれる図柄、つまり図柄番号「7」〜「11」の図柄が停止ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、入賞ライン上に停止させることが理論上は可能である。したがって、右リール4Rの図柄番号「11」の「b」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「7」〜「11」の図柄が含まれる範囲となる。この範囲は、第2引込可能範囲に完全に含まれる。そのため、図柄番号「7」〜「11」の図柄が停止ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作された場合、リール停止制御により、右リール4Rの「B」図柄が入賞ライン上に停止し、図柄番号「11」の「b」図柄が入賞ラインに停止することはない。すなわち、「小役4」に当選しても、「小役4」に入賞することはない。
これと同様に、「小役10」に当選しても、「小役10」に入賞することはない。
よって、「小役ベル」、「小役3」、「小役4」、「小役18」、「小役26」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役28」に重複して当選しても、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rがこの順に操作された場合には、1つの不正解小役である「小役3」しか入賞させることができない。
また、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが中ストップボタン16C、左ストップボタン16Lおよび右ストップボタン16Rの順、または、右ストップボタン16Rが最初に操作された場合には、「小役18」用停止テーブル、「小役26」用停止テーブル、「小役21」用停止テーブル、「小役22」用停止テーブル、「小役23」用停止テーブル、「小役25」用停止テーブルおよび「小役28」用停止テーブルが参照されて、リール停止制御が実行される。
「小役18」を入賞させるための図柄の並びは、左から「A」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄の並びである。したがって、「小役18」用停止テーブルには、左リール4Lの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役26」を入賞させるための図柄の並びは、左から「A」図柄−「ベル」図柄−「☆」図柄の並びである。したがって、「小役26」用停止テーブルには、左リール4Lの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「☆」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「☆」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役21」を入賞させるための図柄の並びは、左から「B」図柄−「ベル」図柄−「A」図柄の並びである。したがって、「小役21」用停止テーブルには、左リール4Lの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役22」を入賞させるための図柄の並びは、左から「B」図柄−「ベル」図柄−「C」図柄の並びである。したがって、「小役22」用停止テーブルには、左リール4Lの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役23」を入賞させるための図柄の並びは、左から「C」図柄−「ベル」図柄−「A」図柄の並びである。したがって、「小役23」用停止テーブルには、左リール4Lの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役25」を入賞させるための図柄の並びは、左から「C」図柄−「ベル」図柄−「C」図柄の並びである。したがって、「小役25」用停止テーブルには、左リール4Lの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役28」を入賞させるための図柄の並びは、左から「☆」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄の並びである。したがって、「小役28」用停止テーブルには、左リール4Lの「☆」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「☆」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルとが含まれる。
また、たとえば、内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「6」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであった場合を想定する。この場合、「小役ベル」、「小役11」、「小役12」、「小役19」、「小役30」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役33」に重複して当選となる。
左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが「小役ベル」の正解押し順で操作されると、その操作のタイミングにかかわらず、「小役ベル」に100%の確率で入賞する。
左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが「小役ベル」の正解押し順と異なる押し順、たとえば、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rがこの順に操作された場合には、「小役11」用停止テーブルが参照される。
「小役11」を入賞させるための図柄の並びは、左から「リプ」図柄−「B」図柄−「C」図柄の並びである。したがって、「小役11」用停止テーブルには、左リール4Lの「リプ」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「リプ」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルと、右リール4Rの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役11」用停止テーブルを参照したリール停止制御により、左ストップボタン16Lがどのようなタイミングで操作されても、左リール4Lの「リプ」図柄が入賞ライン上に停止する。また、中リール4Cの第2引込可能範囲に含まれる図柄番号「6」〜「13」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、中ストップボタン16Cが操作されると、リール停止制御により、中リール4Cの「B」図柄が入賞ライン上に停止する。さらに、右リール4Rの第3引込可能範囲に含まれる図柄番号「1」〜「5」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、右リール4Rの「C」図柄が入賞ライン上に停止する。
中リール4Cの図柄番号「12」の「b」図柄は、その位置から中リール4Cの上流側に最大引込コマ数である4コマ以内に含まれる図柄、つまり図柄番号「8」〜「12」の図柄が停止ライン上に位置するときに、中ストップボタン16Cが操作されると、リール停止制御により、入賞ライン上に停止させることが理論上は可能である。したがって、中リール4Cの図柄番号「12」の「b」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「8」〜「12」の図柄が含まれる範囲となる。この範囲は、第2引込可能範囲に完全に含まれる。そのため、図柄番号「8」〜「12」の図柄が停止ライン上に位置するときに、中ストップボタン16Cが操作された場合、リール停止制御により、中リール4Cの「B」図柄が入賞ライン上に停止し、図柄番号「12」の「b」図柄が入賞ラインに停止することはない。すなわち、「小役12」に当選しても、「小役12」に入賞することはない。
よって、「小役ベル」、「小役11」、「小役12」、「小役19」、「小役30」、「小役21」、「小役20」、「小役23」、「小役24」および「小役33」に重複して当選しても、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rがこの順に操作された場合には、1つの不正解小役である「小役11」しか入賞させることができない。
また、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが中ストップボタン16C、左ストップボタン16Lおよび右ストップボタン16Rの順、または、右ストップボタン16Rが最初に操作された場合には、「小役19」用停止テーブル、「小役30」用停止テーブル、「小役21」用停止テーブル、「小役20」用停止テーブル、「小役23」用停止テーブル、「小役24」用停止テーブルおよび「小役33」用停止テーブルが参照されて、リール停止制御が実行される。
「小役19」を入賞させるための図柄の並びは、左から「A」図柄−「ベル」図柄−「C」図柄の並びである。したがって、「小役19」用停止テーブルには、左リール4Lの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役30」を入賞させるための図柄の並びは、左から「A」図柄−「ベル」図柄−「△」図柄の並びである。したがって、「小役30」用停止テーブルには、左リール4Lの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「△」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「△」図柄用停止テーブルとが含まれる。
右リール4Rにおいて、「△」図柄は、図柄番号「7」の図柄である。通常ゲーム中、図柄番号「7」の「△」図柄から右リール4Rの回転方向の上流側に最大引込コマ数である4コマ以内に含まれる図柄、つまり図柄番号「3」〜「7」の図柄が停止ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、図柄番号「7」の「△」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能である。したがって、右リール4Rの「△」図柄用停止テーブルでは、図柄番号「7」の「△」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「3」〜「7」の図柄を含む範囲に定められている。
「小役30」用停止テーブルを参照したリール停止制御により、中ストップボタン16Cがどのようなタイミングで操作されても、中リール4Cの「ベル」図柄が入賞ライン上に停止する。また、左リール4Lの第1引込可能範囲に含まれる図柄番号「14」〜「21」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、左ストップボタン16Lが操作されると、リール停止制御により、左リール4Lの「A」図柄が入賞ライン上に停止する。さらに、右リール4Rの図柄番号「3」〜「7」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、右リール4Rの「△」図柄が入賞ライン上に停止する。
「小役21」を入賞させるための図柄の並びは、左から「B」図柄−「ベル」図柄−「A」図柄の並びである。したがって、「小役21」用停止テーブルには、左リール4Lの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役20」を入賞させるための図柄の並びは、左から「B」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄の並びである。したがって、「小役20」用停止テーブルには、左リール4Lの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役23」を入賞させるための図柄の並びは、左から「C」図柄−「ベル」図柄−「A」図柄の並びである。したがって、「小役23」用停止テーブルには、左リール4Lの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役24」を入賞させるための図柄の並びは、左から「C」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄の並びである。したがって、「小役24」用停止テーブルには、左リール4Lの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルとが含まれる。
「小役33」を入賞させるための図柄の並びは、左から「△」図柄−「ベル」図柄−「C」図柄の並びである。したがって、「小役33」用停止テーブルには、左リール4Lの「△」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「△」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルとが含まれる。
また、たとえば、内部抽選において、CPU41が乱数生成回路45から取得した乱数が抽選区分「11」に記憶されている1000個の抽選値のいずれかであった場合を想定する。この場合、「小役ベル」、「小役5」、「小役6」、「小役18」、「小役30」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役32」に重複して当選となる。
左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが「小役ベル」の正解押し順で操作されると、その操作のタイミングにかかわらず、「小役ベル」に100%の確率で入賞する。
左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが「小役ベル」の正解押し順と異なる押し順、たとえば、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rがこの順に操作された場合には、「小役5」用停止テーブルが参照される。
「小役5」を入賞させるための図柄の並びは、左から「リプ」図柄−「A」図柄−「C」図柄の並びである。したがって、「小役5」用停止テーブルには、左リール4Lの「リプ」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「リプ」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第1引込可能範囲を定めた「A」図柄用停止テーブルと、右リール4Rの「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第3引込可能範囲を定めた「C」図柄用停止テーブルとが記憶されている。
「小役5」用停止テーブルを参照したリール停止制御により、左ストップボタン16Lがどのようなタイミングで操作されても、左リール4Lの「リプ」図柄が入賞ライン上に停止する。また、中リール4Cの第1引込可能範囲に含まれる図柄番号「14」〜「21」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、中ストップボタン16Cが操作されると、リール停止制御により、中リール4Cの「A」図柄が入賞ライン上に停止する。さらに、右リール4Rの第3引込可能範囲に含まれる図柄番号「1」〜「5」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、右リール4Rの「C」図柄が入賞ライン上に停止する。
中リール4Cの図柄番号「20」の「a」図柄は、その位置から中リール4Cの上流側に最大引込コマ数である4コマ以内に含まれる図柄、つまり図柄番号「16」〜「20」の図柄が停止ライン上に位置するときに、中ストップボタン16Cが操作されると、リール停止制御により、入賞ライン上に停止させることが理論上は可能である。したがって、中リール4Cの図柄番号「20」の「a」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「16」〜「20」の図柄が含まれる範囲となる。この範囲は、第1引込可能範囲に完全に含まれる。そのため、図柄番号「16」〜「20」の図柄が停止ライン上に位置するときに、中ストップボタン16Cが操作された場合、リール停止制御により、中リール4Cの「A」図柄が入賞ライン上に停止し、図柄番号「20」の「a」図柄が入賞ラインに停止することはない。すなわち、「小役6」に当選しても、「小役6」に入賞することはない。
よって、「小役ベル」、「小役5」、「小役6」、「小役18」、「小役30」、「小役21」、「小役22」、「小役23」、「小役25」および「小役32」に重複して当選しても、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rがこの順に操作された場合には、1つの不正解小役である「小役5」しか入賞させることができない。
また、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが中ストップボタン16C、左ストップボタン16Lおよび右ストップボタン16Rの順、または、右ストップボタン16Rが最初に操作された場合には、「小役18」用停止テーブル、「小役30」用停止テーブル、「小役21」用停止テーブル、「小役22」用停止テーブル、「小役23」用停止テーブル、「小役25」用停止テーブルおよび「小役32」用停止テーブルが参照されて、リール停止制御が実行される。
「小役18」用停止テーブル、「小役30」用停止テーブル、「小役21」用停止テーブル、「小役22」用停止テーブル、「小役23」用停止テーブルおよび「小役25」用停止テーブルについては、前述したので、ここでの説明を省略する。
「小役32」を入賞させるための図柄の並びは、左から「△」図柄−「ベル」図柄−「B」図柄の並びである。したがって、「小役32」用停止テーブルには、左リール4Lの「△」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「△」図柄用停止テーブルと、中リール4Cの「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な範囲を定めた「ベル」図柄用停止テーブルと、リール4Rの「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な第2引込可能範囲を定めた「B」図柄用停止テーブルとが含まれる。
左リール4Lにおいて、「△」図柄は、図柄番号「8」の図柄である。通常ゲーム中、図柄番号「8」の「△」図柄から左リール4Lの回転方向の上流側に最大引込コマ数である4コマ以内に含まれる図柄、つまり図柄番号「4」〜「8」の図柄が停止ライン上に位置するときに、左ストップボタン16Lが操作されると、リール停止制御により、図柄番号「8」の「△」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能である。したがって、左リール4Lの「△」図柄用停止テーブルでは、図柄番号「8」の「△」図柄についての引込可能範囲は、図柄番号「4」〜「8」の図柄を含む範囲に定められている。
「小役32」用停止テーブルを参照したリール停止制御により、中ストップボタン16Cがどのようなタイミングで操作されても、中リール4Cの「ベル」図柄が入賞ライン上に停止する。また、左リール4Lの図柄番号「4」〜「8」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、左ストップボタン16Lが操作されると、リール停止制御により、左リール4Lの「△」図柄が入賞ライン上に停止する。さらに、右リール4Rの第2引込可能範囲に含まれる図柄番号「6」〜「13」の図柄が入賞ライン上に位置するときに、右ストップボタン16Rが操作されると、リール停止制御により、右リール4Rの「B」図柄が入賞ライン上に停止する。
<作用効果>
以上のように、スタートレバー15が操作されると、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転による図柄の変動表示が開始される。また、乱数が取得され、複数の抽選区分が設定されている抽選テーブル47が参照されて、その乱数と一致する抽選値が含まれる抽選区分を決定する抽選が実行される。
その後、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが操作されると、停止制御手段により、その左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rに対応する左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転が停止される。このとき、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転は、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが操作されたタイミングでの左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの図柄の配列の位置を基準とする所定の最大引込コマ数範囲内で停止される。
たとえば、抽選区分「1」に定められた当選役には、正解小役である「小役ベル」ならびに不正解小役である「小役1」および「小役2」が含まれる。また、抽選区分「2」では、正解小役である「小役ベル」ならびに不正解小役である「小役3」および「小役4」が含まれる。
「小役ベル」には、「ベル」図柄−「ベル」図柄−「ベル」図柄の並びである正解出目が対応づけられている。「ベル」図柄は、「ベル」図柄間の間隔が通常ゲーム中の最大引込コマ数である4コマ以下となるように配置されている。そのため、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rがどのようなタイミングで操作されても、リール停止制御により、「ベル」図柄を入賞ライン上に停止させることができる。
抽選で抽選区分「1」または抽選区分「2」が決定された場合に、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが正解となる操作順で操作されると、正解出目が入賞ライン上に停止するように、左リール4L、中リール4Cおよび右リール4Rの回転の停止が制御される。正解出目が入賞ライン上に停止することにより、「小役ベル」に入賞となる。すなわち、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが正解となる操作順で操作された場合には、「小役ベル」が確実に入賞する。
「小役1」に対応づけられた図柄の並びは、左から「リプ」図柄−「A」図柄−「A」図柄の並びである。「小役2」に対応づけられた図柄の並びは、左から「リプ」図柄−「A」図柄−「a」図柄の並びである。そのため、1つ目の左リール4Lの回転の停止(第1停止)により、「A」図柄が入賞ライン上に停止すると、「小役1」および「小役2」の両方に入賞する可能性がある。したがって、抽選で抽選区分「1」が決定され、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが正解ではない操作順で操作された場合、第1停止のために、「A」図柄を入賞ライン上に優先的に引き込んで停止させる停止テーブルを用いることができる。
「A」図柄は、リール停止制御で「A」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な所定の第1引込可能範囲内に複数配置されている。一方、「a」図柄は、「a」図柄の最大引込範囲が第1引込可能範囲内に含まれるように配置されている。そのため、右ストップボタン16Rが操作された時点で、「a」図柄が入賞ラインから「a」図柄の最大引込範囲内に位置していても、「A」図柄が入賞ラインから第1引込可能範囲内に位置しているので、「A」図柄が入賞ライン上に引き込まれて停止する。したがって、「小役2」に入賞することはない。
また、「小役3」に対応づけられた図柄の並びは、左から「リプ」図柄−「A」図柄−「B」図柄の並びである。「小役4」に対応づけられた図柄の並びは、左から「リプ」図柄−「A」図柄−「b」図柄の並びである。そのため、第1停止により、「B」図柄が入賞ライン上に停止すると、「小役3」および「小役4」の両方に入賞する可能性がある。したがって、抽選で抽選区分「2」が決定され、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが正解ではない操作順で操作された場合、第1停止のために、「B」図柄を入賞ライン上に優先的に引き込んで停止させる停止テーブルを用いることができる。
「B」図柄は、リール停止制御で「B」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な所定の第2引込可能範囲内に複数配置されている。一方、「b」図柄は、「b」図柄の最大引込範囲が第2引込可能範囲内に含まれるように配置されている。そのため、右ストップボタン16Rが操作された時点で、「b」図柄が入賞ラインから「b」図柄の最大引込範囲内に位置していても、「B」図柄が入賞ラインから第2引込可能範囲内に位置しているので、「B」図柄が入賞ライン上に引き込まれて停止する。したがって、「小役4」に入賞することはない。
よって、2以上の不正解小役である「小役1」および「小役2」を「小役ベル」と重複して当選させる抽選区分「1」ならびに2以上の不正解小役である「小役3」および「小役4」を「小役ベル」と重複して当選させる抽選区分「2」が設定された抽選テーブル47を有する構成において、不正解小役の入賞率(取得率)を下げることができる。
その結果、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rを正解となる操作順で操作することに対する遊技者の期待感を膨らませることができる。
抽選区分「1」に定められた抽選値と抽選区分「2」に定められた抽選値とが同じであり、抽選区分「1」に定められた役の数と抽選区分「2」に定められた役の数とが同じである。
これにより、抽選で抽選区分「1」が決定される確率と抽選区分「2」が決定される確率とを等しくすることができる。また、抽選区分「1」に定められた役の入賞率と抽選区分「2」に定められた役の入賞率とを等しくすることができる。その結果、抽選区分「1」または抽選区分「2」の一方に定められた役の入賞に対する期待度を一様にすることができ、遊技者が図柄の配列の特定の範囲を狙って左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rを操作することによって利益を得るという攻略要素をなくすことができる。
図柄には、「C」図柄が含まれ、「C」図柄は、リール停止制御で「C」図柄を入賞ライン上に停止させることが可能な所定の第3引込可能範囲内に複数配置されており、第1引込可能範囲と第2引込可能範囲と第3引込可能範囲とは、互いに重複しないように排他的に設定されており、すべての図柄は、第1引込可能範囲、第2引込可能範囲および第3引込可能範囲に振り分けられている。
ART状態では、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rの正解となる操作順が報知される。
ART状態では、左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rの操作順が報知されるので、その報知される操作順に従って左ストップボタン16L、中ストップボタン16Cおよび右ストップボタン16Rが操作されることにより、正解役が確実に入賞する。そのため、通常状態からART状態への移行に対する遊技者の期待感を膨らませることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
また、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。