JP3922979B2 - 伝送路符号化方法、復号化方法、及び装置 - Google Patents

伝送路符号化方法、復号化方法、及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器における音声信号等の伝送路符号化・復号化を行う伝送路符号化方法、復号化方法、及びそれらを用いた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、音声信号の伝送路符号化・復号化としては、社団法人電波産業会(ARIB)のRCR−STD28(PHSの規格)において規定されたものが知られている。図8は、このような伝送路符号化・復号化を行う通信システムの要部構成を示すブロック図である。
【0003】
送信側は、ADPCM符号化器701、CRC符号付加器702から成り、伝送フレームごとにADPCM方式によって符号化圧縮した音声信号のすべてにCRCチェック符号ビットを付加して伝送する。一方、受信側は伝送誤りを検出するCRC符号検査器703、受信した伝送フレームを復号化するADPCM復号化器704、伝送誤りがあった場合復号化される音声を無音にするミュート回路705から構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の通信システムにおいては、伝送誤りが発生したフレームに対して音声をミュートするので、その間の音声が途切れてしまい音質が劣化するという問題点があった。また、双方向通信によるARQ(Automatic Repeat reQuest)を用いて、送信側及び受信側の間で相互に伝送フレームの初期化を行わなければならず、システム構成が複雑になるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、少ない冗長符号で復号品質を確保でき、復号化された音声信号等の信号劣化を抑制することが可能な伝送路符号化方法、復号化方法、及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の伝送路復号化方法は、サブバンドADPCM方式によって圧縮された複数の圧縮フレームデータからなる伝送フレームごとに伝送路符号化が行われた信号を復号する伝送路復号化方法であって、
前記伝送路符号化は、前記圧縮フレームデータの各ビットを伝送誤り発生時における復号品質の劣化の大きさに応じて複数のクラスに分けるステップと、前記複数のクラスの各ビットを該複数のクラスごとにそれぞれ異なる伝送路符号化処理を行うステップとを有し、
前記伝送路復号化方法は、前記伝送路符号化により符号化された伝送フレームに対して、伝送誤り発生時における復号品質の劣化の大きさに応じて分けられた複数のクラスごとにそれぞれ異なる伝送路復号化処理を行うステップと、クラス分けを解除して元の情報を復元するステップとを有し、
前記音声圧縮フレームデータに伝送誤りがある場合に、各サブバンドごとの前記伝送路復号化処理におけるスケールファクタの更新処理を停止することを特徴とする。
【0007】
この方法によれば、クラスによって伝送路符号化処理を異ならせることにより、冗長ビットの付加を最小限に抑えられ、ビットレートの増加が防止される一方、クラスによって伝送路復号化処理を異ならせることにより、演算量の削減が可能になり、低遅延の伝送路復号化処理が実現可能となるとともに、復号化した音声信号等の信号品質の劣化を最小限に抑えることが可能となる。また、サブバンドADPCM方式で圧縮符号化された音声圧縮フレームデータに伝送誤りがある場合にスケールファクタの更新処理を停止することで、その後のデータ復号化に対して誤りの影響による音質信号の劣化を最小限に抑えることが可能となる。
【0008】
また、上記に記載の伝送路復号化方法において、前記伝送路符号化の複数のクラスとして少なくとも3つのクラスに分割し、該クラスのそれぞれに関して伝送誤り発生時における復号品質の劣化が大きい順に、畳み込み符号化とCRCチェック符号付加を行う処理、前記畳み込み符号化を行う処理、および符号化を行わない処理、のいずれかを選択して伝送路符号化処理がされていることを特徴とする。
【0009】
この方法によれば、冗長ビットの付加が最小限に抑えられ、ビットレートの増加が防止されるとともに、誤り訂正等の処理を最重要クラスに対してのみ行うことにより、復号処理時の演算量の削減が可能であり、低遅延の伝送路復号化処理が実現可能となる。
【0023】
本発明は、上記いずれかに記載の伝送路復号化方法を実行する手段を有するデジタル無線伝送装置を提供する。この構成によれば、復号化処理における演算量を少なくできるとともに、消費電流を節減し、低遅延でかつ信号品質の劣化を最小限に抑制することができるデジタル無線伝送装置を実現可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態は、本発明に係る伝送路符号化方法及び復号化方法を適用した例として、音声信号の符号化・復号化を行う音声エンコーダ及び音声デコーダの構成例を示したものである。
【0027】
図1は、本発明の第1実施形態に係る音声エンコーダ装置の構成を示すブロック図である。音声エンコーダ装置100は、入力された音声信号を符号化ビット列からなる低ビットレートの圧縮フレームデータに変換する音声圧縮符号化器101と、圧縮フレームデータを伝送フレーム毎に符号化する伝送路符号化器102と、符号化した伝送フレームにプリアンブル情報や同期信号を付加してビットストリームを形成するマルチプレクサ103と、を有して構成される。
【0028】
また、伝送路符号化器102は、音声圧縮符号化器101からの圧縮フレームデータの各ビットを伝送誤り発生時における復号品質の劣化が大きい順に複数のクラスに分けるクラス分別機104と、CRCチェック符号ビットを付加するCRC符号付加器105と、畳み込み演算を行う畳み込み符号化器106と、を有して構成される。
【0029】
図2は、本発明の第1実施形態に係る音声デコーダ装置の構成を示すブロック図である。音声デコーダ装置200は、伝送路を介して受信されたビットストリームを分解するデマルチプレクサ201と、分解されたデータ列を復号化する伝送路復号化器202と、復号化された圧縮フレームデータを伸張してデジタル音声信号を再生する音声復号化器203と、を有して構成される。
【0030】
また、伝送路復号化器202は、ビットストリームを分解して得られたデータ列から畳み込み符号を復号するビタビ復号化器204と、誤りのあったビットが訂正されているか否かのチェックを行うCRC検査器205と、伝送誤り発生時における復号品質の劣化が大きい順に分けられたクラスを解除して圧縮フレームデータを復元するクラス分け解除器206と、を有して構成される。
【0031】
次に、上記のように構成された音声エンコーダ装置100と音声デコーダ装置200の各動作について、図3及び図4を用いて説明する。なお、本実施形態では、説明の便宜のために、1つの圧縮フレームデータが16ビットからなり、伝送フレームが4つの圧縮フレームデータからなるものを一例として説明する。
【0032】
また、図3(a)に示すように、本実施形態では、各ビットを伝送誤り発生時における復号品質の劣化の大きさに応じて、複数のクラスにクラス分けを行う。ここでは一例として、誤り発生時に品質劣化の程度が大きい順に、劣化の程度が大きい最重要ビット301、劣化が中程度の重要ビット302、誤っても復号音質に与える影響が少ない非重要ビット303、として区別する。なお、符号304はCRCチェック符号ビットを示しており、最重要ビット301により構成される最重要クラス330にこのCRCチェック符号ビット304が付加される。
【0033】
入力された音声信号は、まず、音声圧縮符号化器101で複数のサブバンドに分割されてADPCM方式による符号化がなされ、低ビットレートの圧縮フレームデータに変換される。ADPCM方式の場合は、2以上6以下、すなわち2〜6のサブバンドに分割して符号化等の処理を行うのが一般的である。この圧縮フレームデータは、図3(b)に示すように4フレーム毎にバッファリングされ、第1圧縮フレームデータ310〜第4圧縮フレームデータ313からなるフレーム314を形成する。
【0034】
こうして得られたフレーム314はクラス分別器104に入力され、第1圧縮フレームデータ310から第4圧縮フレームデータ313に至るまで順に最重要ビット301が抜き出され、最重要クラス320が形成される。以下、同様にして重要ビット302が抜き出された重要クラス321と、非重要ビット303が抜き出された非重要クラス322がそれぞれ形成される。このようにして3つのクラス分けが行われ、図3(c)に示すようなフレーム323が生成される。
【0035】
次いで、CRC符号付加器105において、最重要クラス320に対して図3(d)に示すようにCRCチェック符号ビット304が付加される。なお、本図ではCRCチェック符号ビット304が3ビット付加される例を示しているが、その他のビット数を付加してもよい。
【0036】
続いて、畳み込み符号化器106で、CRCチェック符号ビット304が付加された最重要クラス330と、CRCチェック符号ビット304が付加されない重要クラス321とに対してそれぞれ畳み込み符号化が行われ、図3(e)に示すような畳み込み符号化部340が形成される。
【0037】
マルチプレクサ103では、畳み込み符号化部340にクラス分別器102でクラス分けされた非重要クラス322が付加されるとともに、プリアンブル符号や同期信号が多重化されてビットストリームが生成される。そしてこのビットストリームは、図示しない変調器によって変調され、伝送路を介し音声デコーダ200に向けて伝送される。
【0038】
一方、音声エンコーダ100から伝送された変調信号は、図示しない復調器により復調された後、デマルチプレクサ201に入力されてプリアンブル符号や同期信号が除かれ、図4(a)に示すようなビットストリームとなる。そしてさらに、非重要クラス322を分離する。
【0039】
次いで、ビタビ複合器204において、ビットストリームに畳み込まれた信号の誤りを訂正しつつ復号化が行われ、図4(b)に示すように最重要クラス330と重要クラス321からなるビット列が生成される。なお、ビタビ復号化に際して軟判定データを用いた誤り訂正を行ってもよい。
【0040】
復号化されたビット列は、次のCRC検査器205で最重要クラス330について付加されたCRCチェック符号ビットを用いて、誤りが訂正しきれたかどうかをチェックする。そして訂正しきれなかった場合は、音声復号器203に情報を伝える。また、このとき音声復号器203では、誤りがビット誤りの影響が復号音声に影響しないようにスケールファクタの停止処理などを行う。例えばADPCM方式では、ITU-T G.722の規格などにおいて、スケールファクタの適応処理として、各サブバンドにおいて圧縮フレームデータ(音声圧縮フレーム)ごとにスケールファクタの更新を行うようになっている。誤りが訂正できない場合はスケールファクタの適応処理を停止することで、その後のデータサンプルの復号に対して誤りの影響による音質劣化を最小限に抑えられる。
【0041】
CRC検査器205で誤り訂正のチェックが終わってCRCチェック符号ビットが除かれた図4(c)に示すようなビット列は、次のクラス分け解除器206において、先のデマルチプレクサ201で分離された非重要クラス322が付加され、前述したクラス分別器104の動作と逆の手順を経て、図4(d)に示すように第1圧縮フレームデータ310〜第4圧縮フレームデータ313からなるフレーム314に戻される。
【0042】
そして、フレーム314は音声復号化器203で復号、伸張され、音声信号として再生される。
【0043】
また、図5にフレームデータの各ビットのクラス分けとクラス分け解除処理の他の例を示す。この例は、音声信号における1つの圧縮フレームデータ(音声圧縮フレーム)が24ビットからなり、1つの伝送フレームを生成するのに使用する圧縮フレームデータの数が6フレームである場合を示したものである。
【0044】
図5(a)に示すように、この例では図3の例と同様に、各ビットを伝送誤り発生時における復号品質の劣化の大きさに応じて、誤り発生時に品質劣化の程度が大きい順に、最重要ビット401、重要ビット402、非重要ビット403の複数のクラスにクラス分けを行うようにする。この場合、図5(b)に示すように、1つの伝送フレームにおいて、それぞれが24ビットからなる第1〜第6音声圧縮フレーム411〜416の6つの音声圧縮フレームについてクラス分け処理を行う。
【0045】
符号化を行う際には、図5(b)の状態から図5(c)に示すように各音声圧縮フレーム毎に最重要ビット421〜426、重要ビット431〜436、非重要ビット441〜446の3クラスにクラス分けを行う。一方、復号化を行う際には、図5(c)の状態から図5(b)の状態にクラス分け解除を行い、第1〜第6音声圧縮フレーム411〜416を復元する。このようにして、1つの伝送フレームが複数の圧縮フレームデータからなる音声信号のデータを復号品質の劣化の大きさに応じて複数のクラスに分割することができる。
【0046】
このように第1実施形態では、音声エンコーダ100は、入力された音声信号を圧縮符号化して複数(例えば2〜6)の圧縮フレームデータに変換し、伝送誤りが生じた場合の復号品質に基づいてクラス分けを行う。そして、クラス別にCRCチェック符号ビット付加と畳み込み符号化処理を選択して行い、ビットストリームを生成する。このとき、最重要クラスのみ畳み込み符号化及びCRCの付加を行い、重要クラスは畳み込み符号化のみ行ってCRCの付加は行わない、非重要クラスは畳み込み符号化とCRCの付加を共に行わないようにする。これにより、冗長符号の付加を最少限にしながら、伝送誤りに対する耐性を向上させることができる。
【0047】
また、音声デコーダ200は、受信したビットストリームについてクラス別にビタビ復号化処理及びCRCによる誤り訂正チェックを選択して行い、クラス分けを解除して元の圧縮フレームデータに戻す。これにより、誤り訂正を効果的に行うことが可能となり、安定した復号音質を得ることができる。
【0048】
(第2実施形態)
第2実施形態は、本発明に係る伝送路符号化・復号化方法をデジタルワイヤレスマイクシステムに応用した例である。
【0049】
図6は、本発明の第2実施形態に係るデジタルワイヤレスマイクシステムの送信装置の構成を示すブロック図である。送信装置500は、マイクロホン510、アンプ520、A/D変換器530、音声エンコーダ540、デジタル変調器/RF増幅部550、送信アンテナ560を有して構成される。さらに、音声エンコーダ540は、音声圧縮符号化器541と伝送路符号化器542を有して構成される。
【0050】
図7は、本発明の第2実施形態に係るデジタルワイヤレスマイクシステムの受信装置の構成を示すブロック図である。受信装置600は、受信アンテナ610、RF増幅/デジタル復調部620、音声デコーダ630、D/A変換器640、アンプ650、スピーカ660、AES/EBUトランスミッタ670を有して構成される。さらに、音声デコーダ630は、伝送路復号化器631と音声復号化器632を有して構成される。
【0051】
送信装置500は、マイクロホン510で集音した音声信号をアンプ520で増幅し、A/D変換器530でPCMデジタル信号に変換する。そして、音声エンコーダ540の音声圧縮符号化器541と伝送路符号化器542によって前述した第1実施形態で説明した音声信号の圧縮符号化処理を低遅延で行い、ビットストリームに変換する。このビットストリームはデジタル変調/RF増幅部550においてデジタル変調と高周波増幅された後、送信アンテナ560から電波として放射される。
【0052】
受信装置600は、送信装置500から放射された電波を受信アンテナ610で受信し、RF増幅/デジタル復調部620において高周波増幅及びデジタル復調行ってビットストリームに変換する。これを音声デコーダ630の伝送路復号化器631と音声復号化器642により前述した第1実施形態で示した音声信号の復号化伸張処理を低遅延で行ってPCMデジタル信号を出力する。このPCMデジタル信号はD/A変換器640でアナログ音声信号に変換され、アンプ650で低周波増幅を行った後、スピーカ660を鳴動させる。
【0053】
このように第2実施形態では、本発明に係る伝送路符号化・復号化方法を用いることによって、冗長符号の付加を最小限に抑え、低遅延で音声信号を伝送することができるとともに、音質の劣化を抑制して忠実な音声を再生することが可能となる。この場合、ビットレートの増加を抑え、低レートで音声信号の伝送ができるため、多チャンネル運用への対応が容易に可能となる。
【0054】
上述したように、本実施形態によれば、冗長ビットの増加を伴うことなく、少ない冗長符号で復号品質を確保でき、復号化された音声信号の信号劣化を効果的に抑制することが可能となる。これにより、信号伝送におけるビットレートの増加を防止でき、低遅延な伝送符号化、復号化を実現できる。このとき、伝送誤り発生時における復号品質の劣化の大きさに応じて複数にクラス分けを行ってクラス毎に異なる伝送路符号化処理を行うようにし、例えば最重要クラスに対しては誤り訂正を行い、音質の影響が少ない非重要クラスには誤り訂正等を行わないことにより、演算量の削減、消費電流の減少を図ることが可能になるとともに、音質劣化を最小限に抑えることができる。
【0055】
また、従来のようにARQを用いなくても、受信側で誤り訂正処理を行ったり、音声の復号化に際して処理することにより、ハードウェア構成が複雑になるという従来の問題点を解決できる。
【0056】
また、復号化されたビット列がCRCチェック符号ビットによって誤り訂正しきれなかった場合は、スケールファクタの適応処理を停止することにより、その後のデータサンプルの復号に対して誤りの影響による音質劣化を最小限に抑えることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、少ない冗長符号で復号品質を確保でき、復号化された音声信号等の信号劣化を抑制することが可能な伝送路符号化方法、復号化方法、及び装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る音声エンコーダ装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1実施形態に係る音声デコーダ装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第1実施形態に係る音声エンコーダ装置の各動作過程におけるビット列の構成を示す図であり、(a)は重要度に応じた各ビット、(b)は圧縮フレームデータ、(c)はクラス分けされたビット列、(d)は最重要クラスにCRCチェック符号ビットが付加されたビット列、(e)は畳み込み符号化部が形成されたビット列の説明図
【図4】本発明の第1実施形態に係る音声デコーダ装置の各動作過程におけるビット列の構成を示す図であり、(a)はビットストリーム、(b)は非重要クラスを分離した後のビット列、(c)はビタビ復号化及びCRC処理後のビット列、(d)はクラス分け解除後の圧縮フレームデータの説明図
【図5】本発明の第1実施形態に係るフレームデータの各ビットのクラス分けとクラス分け解除処理の他の例を示す説明図
【図6】本発明の第2実施形態に係るデジタルワイヤレスマイクロホンシステムの送信装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第2実施形態に係るデジタルワイヤレスマイクロホンシステムの受信装置の構成を示すブロック図
【図8】従来技術による伝送路符号化・復号化を行う通信システムの要部構成を示すブロック図
【符号の説明】
100 音声エンコーダ
101 音声圧縮符号化器
102 伝送路符号化器
103 マルチプレクサ
104 クラス分別器
105 CRC符号付加器
106 畳み込み符号化器
200 音声デコーダ
201 デマルチプレクサ
202 伝送路復号化器
203 音声復号化器
204 ビタビ復号器
205 CRC検査器
206 クラス分け解除器
310〜313 第1〜第4圧縮フレームデータ
320、401 最重要クラス
321、402 重要クラス
322、403 非重要クラス
330 CRCチェック符号ビットが付加された最重要クラス
340 畳み込み符号化部
500 送信装置
600 受信装置

Claims (3)

  1. サブバンドADPCM方式によって圧縮された複数の圧縮フレームデータからなる伝送フレームごとに伝送路符号化が行われた信号を復号する伝送路復号化方法であって、
    前記伝送路符号化は、
    前記圧縮フレームデータの各ビットを伝送誤り発生時における復号品質の劣化の大きさに応じて複数のクラスに分けるステップと、
    前記複数のクラスの各ビットを該複数のクラスごとにそれぞれ異なる伝送路符号化処理を行うステップとを有し、
    前記伝送路復号化方法は、
    前記伝送路符号化により符号化された伝送フレームに対して、伝送誤り発生時における復号品質の劣化の大きさに応じて分けられた複数のクラスごとにそれぞれ異なる伝送路復号化処理を行うステップと、
    クラス分けを解除して元の情報を復元するステップとを有し、
    前記音声圧縮フレームデータに伝送誤りがある場合に、各サブバンドごとの前記伝送路復号化処理におけるスケールファクタの更新処理を停止することを特徴とする伝送路復号化方法。
  2. 前記伝送路符号化の複数のクラスとして少なくとも3つのクラスに分割し、該クラスのそれぞれに関して伝送誤り発生時における復号品質の劣化が大きい順に、
    畳み込み符号化とCRCチェック符号付加を行う処理、前記畳み込み符号化を行う処理、および符号化を行わない処理、のいずれかを選択して伝送路符号化処理がされていることを特徴とする請求項1記載の伝送路復号化方法。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の伝送路復号化方法を実行する手段を有することを特徴とするデジタル無線伝送装置。
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