JP3795348B2 - 放送受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は放送される番組の視聴スケジュール、録画スケジュール、及び既に録画された番組の視聴スケジュールをユーザの好みに合わせて作成する放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル放送の普及により、多チャンネル時代の到来が予想されている。そのような時代においては、ユーザは自分の見たい番組を探すのにも一苦労することが考えられる。現在は、ディジタル放送の番組選択インタフェースとしてEPG(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)が一般的である。ユーザはリモコン操作を行い、EPG上から自分の見たい番組を選択したり、録画を行わせたり、キーワードを与えることによって番組の検索等を行わせることにより、好みの番組を探すことができる。
【0003】
図27は特開2000−217048公報に開示されたEPG情報をカスタマイズする従来の放送受信装置の構成を示すブロック図である。この従来例は、ユーザが好むキーワードをユーザのTV視聴から自動的に検出し、ユーザが好むと予想される番組をEPG上に強調して表示させるものである。図において、100は放送受信機、200はデータ処理装置、300は記録装置、400は出力装置である。
【0004】
また、図27のデータ処理装置200において、201はEPG分析手段、202は受信番組分析手段、203はユーザ好み分析手段、204はユーザ受信番組予想手段、205はEPG表示決定手段、206は受信予想判定手段である。さらに、図27の記憶装置300において、301は受信番組記憶部、302はユーザ好み記憶部である。
【0005】
次に動作について説明する。
放送受信機100は、EPG情報と受信中のチャンネル情報をデータ処理装置200へ送出する。EPG分析手段201はEPG情報を受け取り、受信番組分析手段202及びユーザ受信番組予想手段204に出力する。受信番組分析手段202は、放送受信機100から得られる受信中のチャンネル情報と、EPG分析手段201から得られるEPG情報を比較し、受信時間が一定の基準を超えた番組の情報を受信番組記憶部301に記憶する。
【0006】
ユーザ好み分析手段203は、受信番組記憶部301に記憶されている情報からユーザの好みを分析する。ユーザ好み記憶部302には、ユーザ好み分析手段203で得られた情報が記憶される。
【0007】
ユーザ受信番組予想手段204は、EPG分析手段201からのEPG情報を入力し、ユーザ好み記憶部302に記憶された情報を基に、これからユーザが受信する番組を予想する。受信予想判定手段206は、ユーザの実際の好みをより的確に分析するために、ユーザが実際に受信している番組と、ユーザ受信番組予想手段204が予想した番組とを比較し、ユーザ好み分析手段203が行うユーザの好み分析方法を変更させる。
【0008】
EPG表示決定手段205は、図28に示すように、ユーザ受信番組予想手段204において、受信する可能性が高いと判断された番組に対してはコントラストを上げ(黒色部分)、また受信する可能性が低いと判断された番組に対してはコントラストを下げた(白色部分)EPG表示を行う。
【0009】
このように、従来の放送受信装置では、受信する可能性が低い番組も表示させながら、ユーザが同時間帯において受信したい番組を選択しやすくする。また、受信する可能性の高い番組を時間軸に並べることにより、自動的に受信スケジュールを作成することも可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の放送受信装置は以上のように構成され、EPG情報をカスタマイズし、ユーザ自らが好みの番組を選択しやすくするためのものであるため、視聴や録画のスケジュールを作成したり、作成されたスケジュールにしたがって、自動的に受信する番組を選択したり、録画することができないという課題があった。
【0011】
また、リアルタイムで受信される番組のうちユーザが好むものを視覚的に強調するだけで、実際にはユーザがそれらの番組を視聴することを好むのか、録画することを好むのかを扱っていないため、興味がある番組が時間的に重なっていても、裏番組の録画をユーザ自身が手動で行わなくてはならないと共に、録画番組の再生もスケジュールには考慮されていないという課題があった。
【0012】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、リアルタイムで受信される番組の視聴と録画、また録画番組の再生も含めたスケジュールを作成することができると共に、そのスケジュールに従って自動チャンネル切り替えによる視聴、自動番組録画、及び自動録画番組再生を行うことができる放送受信装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る放送受信装置は、番組情報取得部により取得された番組情報とユーザの操作履歴から、番組情報に含まれるキーワードに対する嗜好度を算出すると共に、ユーザのリアルタイム視聴回数と録画回数によりリアルタイム視聴係数と録画係数を算出する好み情報抽出部と、算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出する番組評価部と、算出されたリアルタイム視聴係数と録画係数に基づき、放送される番組の視聴と録画を時間軸上に配置して複数のスケジュールを作成すると共に、算出されたリアルタイム視聴係数と録画係数、及び算出された評価値に基づき、作成した各スケジュールの組み合せ評価値を算出して、組み合せ評価値の最も高いスケジュールを選択する番組スケジュール部とを備えたものである。
【0014】
この発明に係る放送受信装置は、好み情報抽出部が、時事性が高い番組に対しては、リアルタイム視聴係数を割増して算出するものである。
【0017】
この発明に係る放送受信装置は、番組スケジュール部が、作成したスケジュールと視聴状況取得部が取得したユーザの視聴状況を比較し、スケジュールにおける番組の視聴開始時刻が迫っていることをユーザに伝えるものである。
【0018】
この発明に係る放送受信装置は、番組スケジュール部が、作成したスケジュールと視聴状況取得部が取得したユーザの視聴状況を比較し、ユーザがスケジュールから外れた番組の視聴を行っていることを検出した場合に、スケジュールを再作成するものである。
【0019】
この発明に係る放送受信装置は、番組情報取得部が番組の放送時間の延長を検出し、番組スケジュール部が、作成したスケジュール通りの視聴が行えないことを検出した場合に、スケジュールを再作成するものである。
【0020】
この発明に係る放送受信装置は、番組評価部が、好み情報抽出部により算出された時間帯毎の嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出するものである。
【0023】
この発明に係る放送受信装置は、番組評価部が、好み情報抽出部により算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、録画されている番組の評価値を算出し、番組スケジュール部が、算出された番組の評価値に基づき、録画されている番組の再生を、放送される番組の視聴と録画に重ならないように時間軸上に配置してスケジュールを作成するものである。
【0026】
この発明に係る放送受信装置は、番組スケジュール部が録画されている番組の放送順序を考慮してスケジュールを作成するものである。
【0027】
この発明に係る放送受信装置は、番組情報取得部により取得された番組情報とユーザの操作履歴から、番組情報に含まれるキーワードに対する嗜好度を算出すると共に、ユーザのリアルタイム視聴回数と録画回数によりリアルタイム視聴係数と録画係数を算出する好み情報抽出部と、算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出する番組評価部と、算出された番組の評価値に基づき録画候補番組を抽出する番組スケジュール部と、抽出された録画候補番組を提示する番組情報提供部と、提示された録画候補番組の中からユーザにより選択された録画番組を取得する録画スケジュール取得部とを備え、番組スケジュール部が、取得された録画番組の録画を時間軸上に配置すると共に、ユーザにより選択されなかった他の録画候補番組の視聴を時間軸上に配置してスケジュールを作成するものである。
【0028】
この発明に係る放送受信装置は、番組情報提供部は、番組スケジュール部が抽出した録画候補番組の中で、放送時間が重なっている番組、又は好み情報抽出部により算出された録画係数がリアルタイム視聴係数より大きい番組を強調して提示するものである。
【0029】
この発明に係る放送受信装置は、番組評価部が好み情報抽出部により算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、録画されている番組の評価値を算出し、番組スケジュール部が算出された番組の評価値に基づき再生候補番組を抽出し、番組情報提供部が抽出された再生候補番組を提示し、提示された再生候補番組の中からユーザにより選択された再生番組を取得する再生スケジュール取得部を備え、番組スケジュール部が取得された再生番組の視聴を作成されているスケジュールの時間軸上に配置するものである。
【0030】
この発明に係る放送受信装置は、番組スケジュール部が、作成したスケジュールと視聴状況取得部が取得したユーザの視聴状況を比較し、作成したスケジュールにおけるユーザにより選択されなかった他の録画候補番組の視聴開始時刻が迫っていることをユーザに伝えるものである。
【0031】
この発明に係る放送受信装置は、番組情報取得部により取得された番組情報とユーザの操作履歴から、番組情報に含まれるキーワードに対する嗜好度を算出する好み情報抽出部と、算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出する番組評価部と、取得された番組情報の中からユーザにより指示されたスケジュール優先番組、スケジュール非優先番組、又はスケジュール優先番組及びスケジュール非優先番組を取得するスケジュール優先・スケジュール非優先番組取得部と、上記番組評価部により算出された評価値とスケジュール優先・スケジュール非優先番組取得部により取得された取得結果に基づき、スケジュールを作成する番組スケジュール部とを備えたものである。
【0032】
この発明に係る放送受信装置は、スケジュール優先・スケジュール非優先番組取得部が、ユーザにより指示された番組のジャンルや出演者等のキーワードにより、スケジュール優先番組又はスケジュール非優先番組を取得するものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による放送受信装置の構成を示すブロック図である。図において、1はアンテナ、2は基本機能部、3は評価部、4は入力部、5は表示部、6は番組情報取得部、7はシステム制御部、8は番組スケジュール部、9はスケジュール記録部、10はグラフィクス処理部、11は番組情報提供部である。
【0034】
図2は図1に示す基本機能部2の構成を示すブロック図であり、図において、21はチューナ、22はデマルチプレクサ、23は記録部、24は番組記録部、25は再生部、26はデコーダである。また、図3は図1に示す評価部3の構成を示すブロック図であり、図において、31は操作履歴取得部、32は好み情報抽出部、33は好み情報記録部、34は番組評価部である。
【0035】
次に動作について説明する。
図2において、アンテナ1が受信した放送波はチューナ21を通し、デマルチプレクサ22に送られる。デマルチプレクサ22では、番組情報を含む信号を番組情報取得部6へ転送し、映像・音声を含む信号をそれぞれデコーダ26、記録部23に転送する。
【0036】
図1において、番組情報取得部6では、図4に示すように、番組が放送される日付、放送時間、チャンネル、番組名、出演者、番組のジャンル等の番組情報が番組毎に取り出される。得られたそれぞれの番組情報は、番組情報提供部11においてユーザに見やすいように加工され、グラフィクス処理部10を通して表示部5に出力される。
【0037】
図3において、入力部4から得られたユーザのチャンネル切り替えや電源ON/OFF等の操作履歴は、操作履歴取得部31によって取得される。ここで取得された操作履歴と番組情報取得部6において得られた番組情報から、好み情報抽出部32によりユーザの好み情報が抽出されて、好み情報記録部33に記録される。図5は好み情報の例を示す図であり、好み情報は図に示すように、番組名、出演者、番組のジャンル等のキーワードと、そのキーワードに対するユーザの好みの強さを表す嗜好度という値によって定量化される。
【0038】
また、図3において、番組評価部34では、番組情報取得部6が取得した将来放送される番組と番組記録部24に記録された番組の評価を行う。評価対象となる番組が将来放送される番組である場合は、番組に対するキーワードを番組情報取得部6から取得し、一方、評価対象となる番組が番組記録部24に記録されている場合には、番組に対するキーワードを映像・音声信号と同時に記録された番組情報から取得する。番組評価部34は、それらのキーワードに一致する嗜好度を好み情報記録部33から得て番組の評価値を求める。
【0039】
図1において、番組スケジュール部8では、番組評価部34により得られた番組の評価値に基づき、ユーザからスケジュール要求が発生したら放送番組視聴、放送番組録画、録画番組再生に対するスケジュールが作成される。作成されたスケジュールはスケジュール記録部9に記憶され、システム制御部7がこのスケジュールを参照しながら、図2におけるチューナ21、デマルチプレクサ22、記録部23、再生部25、デコーダ26を制御し、放送番組の視聴、放送番組の録画、及び録画番組の再生各々をスケジュールによって設定された時刻に実行していく。
【0040】
放送番組の視聴がスケジュールされた際は、図2において、システム制御部7により、チューナ21が指定されたチャンネルの周波数帯域の信号を取り出すようチューニングされ、デマルチプレクサ22において所望の映像・音声信号が分離され、デコーダ26に入力されるよう制御される。デコーダ26に入力された信号は、映像出力・音声出力が可能な形に復号され、図1のグラフィクス処理部10を経由して表示部5に出力される。
【0041】
放送番組の録画がスケジュールされた際には、図2において、システム制御部7により、チューナ21が指定されたチャンネルの周波数帯域の信号を取り出すようチューニングされ、デマルチプレクサ22において分離された所望の映像・音声信号と、番組情報取得部6より得られたその番組に対応する番組情報が、記録部23により番組記録部24に記録されるよう制御される。
【0042】
また、録画番組の再生がスケジュールされた際には、図2において、システム制御部7により、再生部25が番組記録部24に記録された映像・音声信号をデコーダ26に入力するよう制御される。デコーダ26に入力された信号は、映像出力・音声出力が可能な形に復号され、図1のグラフィクス処理部10を経由して表示部5に出力される。このとき、番組記録部24にランダムアクセス可能な光ディスク装置、又はハードディスク装置を用いれば、番組を録画しながら再生することも可能となる。
【0043】
次に、図3の好み情報抽出部32において、好み情報が操作履歴と番組情報からどのように得られて好み情報記録部33に記録されるかを説明する。
まず、好み情報抽出部32がユーザの操作履歴と図4に示すような番組情報を比較することにより、ユーザが実際にどの番組を視聴又は録画したかを調べる。次に好み情報抽出部32は、その番組の番組情報から、番組名、出演者名、ジャンル名等のキーワードを抽出し、ユーザが番組の総放送時間の一定割合以上を視聴していたら、それらのキーワードに対して何らかの興味を持っていると判断してポイントを与え、好み情報記録部33に記録する。
【0044】
また、番組をユーザが予約録画していた場合は、明らかにその番組に対する興味を持っていると考えられるので、予約録画を行った時点で、好み情報抽出部32は番組に含まれるキーワードに対してポイントを与えて好み情報記録部33に記録する。
【0045】
ここで、ポイントは例えば整数値や実数値である。また、このポイントの大きさが、ユーザの各々のキーワードに対する嗜好の強さを表すと考えられるので、この嗜好の強さの度合いを嗜好度と呼ぶ。ここに示したポイントの与え方は、各々のキーワードに対する嗜好度の計算法の一例であり、他にも放送時間に対する視聴時間の割合や、視聴時間の合計で嗜好度を計算するといった方法もある。図5では、番組名、出演者、ジャンルのキーワードに対する嗜好度の例を示している。
【0046】
また、ユーザが放送番組をリアルタイムで視聴することを好むか、録画しておいて後で視聴することを好むかを判断するために、好み情報抽出部32は、その番組が一定時間リアルタイムで視聴されたリアルタイム視聴回数と、録画された録画回数をそれぞれ好み情報記録部33に記録すると共に、それぞれの割合であるリアルタイム視聴係数と録画係数を以下のように求めて好み情報記録部33に記録する。
合計回数=リアルタイム視聴回数+録画回数
リアルタイム視聴係数=リアルタイム視聴回数/合計回数
録画係数=録画回数/合計回数
ここで、リアルタイム視聴係数は、生中継放送やニュース・天気予報等の時事性が高い番組に対しては特別に割増しされる。
【0047】
次に、好み情報が抽出された後、その好み情報にしたがって番組評価部34がどのように番組を評価するかを説明する。
図3に示す番組評価部34による評価は、評価対象となる番組の番組情報に含まれる番組名、ジャンル、出演者の各キーワードに対応する嗜好度を好み情報記録部33から取り出し、それらに重み係数を掛けて加え合わせたものとする。このとき、一つの番組には複数の出演者が含まれている場合があるが、そのような場合にはその中で最大嗜好度の出演者のみを用いる。あるいは、複数出演者の嗜好度の平均をとるという方法等も考えられる。
【0048】
番組の評価値の計算式の例を以下に示す。
評価値=w(番組名)・嗜好度(番組名)+
w(ジャンル)・嗜好度(ジャンル)+
w(出演者)・max{嗜好度(出演者1)、嗜好度(出演者2)、...、嗜好度(出演者n)}
この式において、嗜好度(番組名)、嗜好度(ジャンル)、嗜好度(出演者1)等は、好み情報記録部33から取り出してきた、それぞれ番組名やジャンル、出演者等のキーワードに対応する嗜好度を表す。max{嗜好度(出演者1)、...、嗜好度(出演者n)}は、番組情報に含まれるn人の出演者の嗜好度の内、最大の嗜好度を表す。また、w(番組名)、w(ジャンル)、w(出演者)は、それぞれ番組名、ジャンル、出演者の嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数である。
【0049】
次に番組スケジュール部8の動作について説明する。
図6はスケジュール作成の処理の流れを示すフローチャートである。スケジュールは、現在時刻から3時間後までというように一定時間に区切って行う。まず、ステップST11において、最優先でスケジュールされるのは、ユーザが自らマニュアル入力した録画予約であり、このマニュアル入力した録画予約をスケジュールに配置する。
【0050】
ステップST12において、評価値が幾ら以上の番組をスケジュールの対象とするかを定めるために閾値を設定する。ここで、スケジュール対象となる番組を決定するための閾値の設定法としては、例えば最大の番組の評価値の8割に設定したり、番組の評価値が高い方の番組から一定の割合の番組数を選択するように定めたりといった方法を用いる。
【0051】
ステップST13において、評価が一定の閾値を超えた放送番組の視聴、録画のスケジュールを行い、この時点でスケジュールに時間的な隙間があれば、ステップST14において、評価が一定閾値を超えた録画番組再生を、評価が高くかつ最も隙間無く埋まる番組から順に配置していく。
【0052】
ここで、充填率という値を次のように定める。
充填率=ユーザの総予定視聴時間/スケジュール対象時間
ここで、「ユーザの総予定視聴時間」とは、リアルタイム放送番組と録画番組の視聴がスケジュールされた合計時間である。また「スケジュール対象時間」とは、スケジュールの対象となった時間で、例えば現在時刻から2時間後までのスケジュールを立てた場合には、この値は2時間となる。
【0053】
ステップST15において、充填率が一定値以上であるかを確認し、この充填率があまりに低い場合にはスケジュールの意味が無いので、充填率が一定値を下回った場合には、ステップST16において、評価値に対する閾値を少し下げ、スケジュール対象となる番組数を増やし、ユーザがマニュアル入力した録画予約以外のスケジュールを消去した後、ステップST13に戻ってもう一度スケジュールし直す。
【0054】
図7は図6のステップST13の詳細処理を示すフローチャートである。ステップST21において、リアルタイム放送番組の中で評価値が一定の閾値以上であるスケジュールの候補となる番組の中の評価値が高い方から番組を一つ選択する。ここでは、最初なので、評価値が1番高い番組を選択する。ステップST22において、番組スケジュール部8は、選択した番組のリアルタイム視聴係数と録画係数を、好み情報記録部33から番組評価部34を介して抽出し、その番組のリアルタイム視聴係数と録画係数のどちらが大きいかを調べる。
【0055】
ステップST22でリアルタイム視聴係数が録画係数より大きければ、その番組についてはリアルタイム視聴で見るほうがユーザは好きだと判断し、ステップST23において、リアルタイム視聴可能かを調べて、可能ならばステップST26においてスケジュールする。また、ステップST22で録画係数がリアルタイム視聴係数より大きければ、その番組は一度録画してから見る方が好きだと判断して、ステップST24において、録画にスケジュール可能かを調べて、可能ならばステップST26においてスケジュールする。ステップST23又はステップST24で、スケジュールが不可能であれば、ステップST25において、番組を移動すればスケジュール可能かを調べて、可能であればステップST26においてスケジュールし、不可能であれば、ステップST27において、その番組を廃棄する。
【0056】
ステップST28において、全てのスケジュール候補番組を選択済みであるかを調べて、選択済みであれば処理を終了し、選択済でなければ、ステップST21に戻って、次に評価値が高い番組を選択して上記処理を繰り返す。
【0057】
ここで図7に示す処理の流れを図8の例について説明する。図8は番組表とスケジュールを示す図であり、図9は好み情報記録部33に記憶されている各番組の評価値、リアルタイム視聴係数、録画係数を示す図である。図8では1,3,4,6チャンネルの番組表と、視聴と録画のスケジュールを示しており、図8における白抜きアルファベットは、図9に示す番組名と対応している。上に述べたとおり、評価値の高い番組から優先的にスケジュールされていく。ここでは、評価値の順位は高い順にA,C,Bとなっている。番組Aはリアルタイム視聴係数>録画係数なのでリアルタイム視聴にスケジュールされている。また、番組Cはリアルタイム視聴係数<録画係数なので録画にスケジュールされている。番組Bもリアルタイム視聴係数<録画係数なので録画にスケジュールが試みられるが、先にスケジュールされた番組Cの録画と重なる時間帯があるため、このままではスケジュールできない。
【0058】
このように、図7のステップST23,ST24で、リアルタイム放送番組の視聴、録画のスケジュールが、既に配置されている番組と衝突してしまうことにより不可能な場合には、ステップST25において、スケジュール済みの番組の内の幾つかを、リアルタイム視聴から録画へ、又は録画からリアルタイム視聴へ移動させることによりスケジュール可能であるかどうかを調べる。
【0059】
番組を移動させる際の基準とするのは、次のような組み合わせに関する評価値である。
【数1】
Figure 0003795348
すなわち、リアルタイム視聴にスケジュールされた番組はリアルタイム視聴係数を番組の評価値に掛け合わせ、録画番組にスケジュールされた番組は録画係数を番組の評価値に掛け合わせ、それらを加えたものを、全体の組み合わせの評価値とする。この組み合わせ評価値を用いれば、例えばリアルタイム視聴係数が高く、番組の評価値も高いような番組は、録画にはスケジュールされにくい。この組み合わせ評価値が最も高くなるような組み合わせを選んで、リアルタイム番組の視聴と録画に対するスケジュールを作成する。
【0060】
図10はスケジュールの組み合わせ例を示す図であり、図10を参照しながら組み合わせ評価例を説明する。ここで、図9の番組A,B,Cの3つの番組全てをスケジュール可能な組み合わせとしては、図10の(a),(b)の2通りが考えられる。ここで、それぞれの組み合わせに対して、上で示した組み合わせ評価値を計算してみる。
組み合わせ(a)の評価値
=0.2×20+0.2×5+0.6×10=11.0
組み合わせ(b)の評価値
=0.8×20+0.8×5+0.4×10=24.0
この計算結果から、組み合わせ10(a)の評価値<組み合わせ10(b)の評価値なので、組み合わせ10(b)をスケジュールする。これは、リアルタイム視聴係数と録画係数にそれほど差が無い番組Cを録画から視聴に移動させたものであり、この結果は直感的にも納得しやすいものとなっている。
【0061】
最後に、録画番組の再生を、放送番組の視聴がスケジュールされておらず、かつ録画番組の再生が可能な時間帯に配置することでスケジュールは完成する。図11は録画番組の再生を含めたスケジュールを示す図であり、図に示すように、視聴スケジュールの空き時間帯に録画番組のスケジュールが可能である。評価値が一定の閾値以上の録画番組を評価の高いものから順に空き時間に当てはめていき、最も隙間が小さくなるものをスケジュールする。
【0062】
図1において、番組スケジュール部8により生成されたスケジュールは、番組情報提供部11によりユーザに見やすいように加工され、グラフィックス処理部10を介して表示部5により表示される。そして、入力部4からのユーザの承認により、生成されたスケジュールは有効となる。このとき、番組スケジュール部8は、システム制御部7に対してスケジュール開始を通知し、システム制御部7はスケジュール記録部9に記録されたスケジュールにしたがって制御を行う。また、生成されたスケジュールをユーザが承認しなかった場合には、ユーザは入力部4を介してスケジュールの編集を行うこともできる。
【0063】
スケジュールがユーザに承認されたら、スケジュール通りに放送番組のチャンネル切り替え、放送番組の録画、録画番組の再生が自動的に行われていく。これにより、ユーザは番組選択に悩まず、かつリモコン操作に煩わされること無く、TV視聴を行うことが可能となる。
【0064】
以上のように、この実施の形態1によれば、リアルタイムで受信される番組の視聴と録画、また録画番組の再生も含めたスケジュールを作成することができると共に、そのスケジュールに従って自動チャンネル切り替え、自動番組録画、自動録画番組再生を行うことにより、ユーザは番組選択に悩まず、かつリモコン操作に煩わされること無く、TV視聴を行うことができるという効果が得られる。
【0065】
また、この実施の形態1によれば、好み情報抽出部32が、番組をユーザがリアルタイムに視聴することを好むか、録画することを好むかを定量的に把握する際に、時事性が高い番組に対しては、ユーザがリアルタイムに視聴することを好むことを割増して把握することにより、時事性が高い番組をリアルタイム視聴するように時間軸上に配置し易くすることができるという効果が得られる。
【0066】
さらに、この実施の形態1によれば、好み情報抽出部32が番組情報に含まれる番組名、ジャンル、出演者等のキーワードに対する嗜好性を定量的に把握することでユーザの好み情報を抽出し、番組評価部34が各キーワードの重みを考慮して番組の評価を行うことにより、ユーザの好みにきめ細かく対応して、番組の視聴と録画のスケジュールを作成することができるという効果が得られる。
【0067】
実施の形態2.
図12はこの発明の実施の形態2による放送受信装置の構成を示すブロック図である。図において、12は視聴状況取得部であり、その他の構成は実施の形態1の図1、図2、図3に示す構成と同等である。この実施の形態は、スケジュールが作成された後、ユーザの実際の視聴状況とスケジュールを比較することにより、ユーザが興味ある番組を見逃さないようにするものである。
【0068】
次に動作について説明する。
ユーザの視聴状況は入力部4を介して視聴状況取得部12により取得され、番組スケジュール部8が、スケジュール記録部9に記録されたスケジュールとの比較を行う。図13は視聴スケジュールと実際の視聴結果を示す図であり、ここでは、ユーザがスケジュールされた番組Aを視聴していたが、その後、ふと気が変わりスケジュールされていない番組Bへチャンネルを切り替えた様子を示している。このようにユーザが元のスケジュールから逸脱した視聴を行ったことは、番組スケジュール部8がユーザの視聴状況とスケジュールを比較することにより検出される。
【0069】
このとき、一定時間以上番組Aを視聴していた場合は、それなりに番組Aに対して興味を持っていると考えられるので、番組スケジュール部8は、番組記録部24に対する再生・記録可能数に余裕があれば番組Aの録画を開始するようシステム制御部7へ命令を行う。録画終了後、番組スケジュール部8は、番組Aが再生可能な状態にあることを、グラフィクス処理部10を介して表示部5へ出力しユーザに伝える。図13では、番組Bの視聴終了後、自動録画されていた番組Aを視聴した様子を示している。
【0070】
図14は視聴スケジュールと実際の視聴結果を示す図であり、ここでは、ユーザが番組Bを視聴中にスケジュールされた番組Aの放送開始時間が迫り、ユーザに対して警告が発せられた様子を示している。このようにスケジュールされた番組Aの放送時間が迫っていることは、番組スケジュール部8がユーザの視聴状況とスケジュールを比較することにより検出される。番組スケジュール部8は、スケジュールされた番組Aの放送開始時間が迫っていることを、グラフィクス処理部10を介して表示部5へ出力しユーザに伝える。その結果、ユーザはスケジュールされた番組Aに気付き、スケジュール通り番組Aを視聴している。また、この番組Bが録画番組の場合には、警告を出す時期を早めにし、番組Bを早送り等をして計画的に番組Aの視聴に間に合わせることも可能である。
【0071】
以上のように、この実施の形態2によれば、スケジュールとユーザの実際の視聴状況を比較することにより、ユーザが番組視聴において興味のある番組をなるべく見逃さないようにユーザの視聴を導くことができるという効果が得られる。
【0072】
実施の形態3.
図15はこの発明の実施の形態3による放送受信装置の構成を示すブロック図である。図において、13は録画予約制御部であり、その他の構成は実施の形態2の図12、実施の形態1の図2、図3に示す構成と同等である。この実施の形態は、一度スケジュールが作成された後に自動的に再スケジュールを行うものである。
【0073】
次に動作について説明する。
録画予約制御部13は、入力部4から得られるユーザ入力と番組情報提供部11から得られる番組表を比較することによって、ユーザが表示部5により表示された番組表を参照して指定した録画予約番組を取得し、スケジュール記録部9に記録された録画スケジュールに録画予約番組を登録する。
【0074】
番組スケジュール部8が、視聴状況取得部12によって得られたユーザの視聴状況とスケジュール記録部9に記録されているスケジュールとを比較することにより、スケジュールを無視した放送番組の視聴を行ったことを検出したり、ユーザが録画予約制御部13に対して録画番組の指定を行うことにより録画予約が行われ、予めスケジュール記録部9にスケジュールされていた録画予約が消去、又は上書きされる等して録画スケジュールが変更されたことを検出したり、番組情報取得部6が番組の放送時間の延長を検出した場合には、番組スケジュール部8は自動的に再スケジュールを行う。
【0075】
この場合、番組スケジュール部8がグラフィクス処理部10を経由して、表示部5に再スケジュールを行うかどうかの確認をユーザに求め、それに対するユーザからの入力によって再スケジュールを行うかどうかを決定することも可能である。
【0076】
図16は視聴スケジュールの変更を示す図であり、この図では、スケジュールを無視した番組視聴を行った場合の再スケジュール開始のタイミングを示している。ここでは、ユーザは既に視聴スケジュールに設定されている番組Aを無視して番組Bの視聴を行っている。実施の形態2における図13に示すように、視聴スケジュールに沿って一定時間以上番組Aを視聴した後に、視聴スケジュールを外れて番組Bの視聴を行った場合は、ユーザがある程度番組Aに対する興味を持っていると判断されるため、番組Aの自動録画を行っていた。
【0077】
しかし、図16に示すような場合では、スケジュールされた番組Aを全く視聴せず番組Bを視聴している。このようにスケジュールされた番組Aの視聴時間が一定の閾値時間以下だった場合には、番組スケジュール部8は、スケジュールされた番組Aよりも番組Bの方がユーザの興味が強いと判断し、スケジュールされていない番組Bを一定時間以上視聴した時点で、自動的に再スケジュールを開始するか、又はユーザに再スケジュールを開始するかどうかの確認を行う。
【0078】
図17は録画スケジュールの変更を示す図であり、この図では、ユーザが一度承認したスケジュールにおける録画予約を消去、又は上書きする等して録画スケジュールが変更された場合の再スケジュール開始のタイミングを示している。ここでは、ユーザは、既に録画スケジュールに設定されている番組Aの録画予約を消去し番組Bを新たに録画予約している。このような場合には、番組スケジュール部8は、番組Aよりも番組Bの方がユーザの興味が強いと判断し、録画予約を変更し終えた時点で直ちに再スケジュールを開始するか、又はユーザに再スケジュールを開始するかどうかの確認を行う。
【0079】
図18は視聴スケジュールの変更を示す図であり、この図では、番組の放送時間が延長された場合の再スケジュール開始のタイミングを示している。ここでは、視聴スケジュールに設定されている番組Aが、本来の終了予定時刻になっても終了せずに終了時刻が延長されている。元々、番組Aの終了後には、番組Cの番組視聴がスケジュールされているが、この番組Cの放送開始時刻よりも番組Aの放送終了時刻が遅くなり、元の視聴スケジュールとの衝突が起こることが確定した時点において、番組スケジュール部8は、再スケジュールを開始するか、又はユーザに再スケジュールを開始するかどうかの確認を行う。
【0080】
また、図18では延長された番組が視聴にスケジュールされた番組の場合を示しているが、番組スケジュール部8は、延長された番組が録画にスケジュールされた番組についても同様に、元の録画スケジュールに衝突することが確定した時点で再スケジュールを開始するか、又はユーザに再スケジュールを開始するかどうかの確認を行う。
【0081】
以上のように、この実施の形態3によれば、作成されたスケジュールを随時、再スケジュールすることにより、ユーザは常にその時の状況に合ったスケジュールに沿ってTV視聴を楽しむことができるという効果が得られる。
【0082】
実施の形態4.
図19はこの発明の実施の形態4による放送受信装置の構成を示すブロック図である。図において、14は録画スケジュール取得部、15は再生スケジュール取得部であり、その他の構成は実施の形態2の図12、実施の形態1の図2、図3に示す構成と同等である。この実施の形態は、スケジュールを全て自動的に作成するのではなく、ユーザと対話的に情報をやりとりしながらスケジュール作成を行うものである。
【0083】
次に動作について説明する。
番組スケジュール部8は、番組情報取得部6が取得した番組の中から、番組評価部34からの評価値に基づいて評価値が一定の閾値以上の録画候補番組を抽出する。番組スケジュール部8は抽出した録画候補番組を番組情報提供部11に通知する。図20は録画候補番組表とスケジュールを示す図である。番組情報提供部11では、録画候補となっている番組が、図20(a)に示すように、ハイライトされて録画候補番組表が構成される。
【0084】
このとき、番組情報提供部11は、
・放送時間が重なっている
又は、
・録画係数>リアルタイム視聴係数
となっている録画候補番組を、特にコントラストを強めて表示部5で表示されるよう加工する。図20(a)に示す録画候補番組表は、グラフィクス処理部10を通じて表示部5に出力されてユーザに提示される。
【0085】
録画候補番組を確認したユーザが所望の録画番組を選択し、選択された録画番組が入力部4を介して入力され、録画スケジュール取得部14によって取得されて、番組スケジュール部8に通知される。番組スケジュール部8は、通知された録画番組により録画スケジュールを作成する。図20(b)は番組スケジュール部8が作成するスケジュールであり、図における録画スケジュールに、ユーザにより選択された番組Bと番組Dが登録されている。
【0086】
また、図20(a)の録画候補番組の中で、ユーザにより録画番組として選択されなかった番組A、番組Cも評価値が一定の閾値を越えているので、番組A、番組Cに対するユーザの興味はある程度高いことが予想される。そこで、番組スケジュール部8は、図20(b)に示すように、この番組A、番組Cを視聴スケジュールとして仮に登録する。
【0087】
次に、番組スケジュール部8は、番組評価部34が評価した番組記録部24に記録されている番組の中から再生候補番組を抽出する。このとき、番組記録部24に記録された番組の内、評価値が一定の閾値以上のものを再生候補番組とし、それら再生候補番組に対して、
・より評価値が高く、
・図20(b)に示す視聴スケジュールの中で、現在時刻に最も近い時間帯に登録されている番組Aの開始時刻までの時間帯に、より隙間無く当てはまる
ものを上位にするよう順位付けを行う。
【0088】
図21は再生候補番組表とスケジュールを示す図である。図21(a)は抽出された再生候補番組の例を示しており、上記条件に適合する再生候補番組が順位付けされて抽出される。番組スケジュール部8は抽出した再生候補番組を番組情報提供部11に通知する。再生候補番組は、番組情報提供部11により、図21(a)に示すように、ユーザが見やすいようにハイライトされ、グラフィクス処理部10を通じて表示部5に出力されてユーザに提示される。
【0089】
再生候補番組を確認したユーザが所望の再生番組を選択し、選択された再生番組が入力部4を介して入力され、再生スケジュール取得部15によって取得されて、番組スケジュール部8に通知される。番組スケジュール部8は、通知された再生番組により視聴スケジュールを作成する。図21(b)は番組スケジュール部8が作成するスケジュールであり、図における視聴スケジュールに、ユーザにより選択された番組Gが登録されている。ここで、ユーザは、再生候補番組の順位付けを無視して、例えば番組Eのように明らかに番組Aの放送時間に重なるような番組を選択することも可能である。
【0090】
実施の形態1では、放送番組の視聴もスケジュールされ、スケジュールされた放送番組の開始時刻になると自動的にチャンネル切り替えが行われる例を示したが、この実施の形態においては、自動的にチャンネル切り替えは行わず、実施の形態2に示した方法と同様に、番組スケジュール部8が、視聴状況取得部12から得られる視聴状況とスケジュール記録部9に記録されているスケジュールを比較することにより、番組開始時刻の数分前にユーザに対して好みの番組が放送されることを伝えるのみである。
【0091】
このとき、図21(b)の録画スケジュールに登録された番組Bや番組Dの録画開始時刻が近づいてもユーザには通知しない。しかし、図21(b)の視聴スケジュールに登録された番組Aや番組Cの放送開始時刻が迫ると、ユーザに対して番組Aや番組Cの放送が間もなく開始することが伝えられる。また、先程述べたように、再生番組として番組Eのように番組Aの放送時間に重なるような番組を選択した場合には、ユーザは番組Aよりも番組Eに対する興味が強いと考えられるので、番組Eの視聴中に番組Aの開始時刻が近づいてきたとしてもユーザには通知しない。番組Eの視聴終了後は、リアルタイムで放送される番組に対する番組開始前の通知を再開する。
【0092】
以上のように、この実施の形態4によれば、ユーザが明示的に録画番組、再生番組を指定することにより、スケジュールを自らコントロールすることができると共に、放送番組についても自動的にチャンネル切り替えは行わず、興味を持っている可能性がある番組が放送されることが通知されるだけであるので、ユーザはスケジュールにしばられること無く好みの番組を自由に視聴できるという効果が得られる。
【0093】
また、この実施の形態4によれば、好み情報抽出部32が、ユーザの操作履歴から、番組情報取得部6により取得された番組をユーザがリアルタイムに視聴することを好むか、録画することを好むかを定量的に把握し、番組スケジュール部8が抽出した録画候補番組の中で、放送時間が重なっている番組、又は録画することを好む番組を、番組情報提供部11がコントラストを強めて表示部5に表示させることにより、ユーザは表示された録画候補番組の中から録画番組を容易に選択することができるという効果が得られる。
【0094】
実施の形態5.
図22はこの発明の実施の形態5による放送受信装置の構成を示すブロック図である。図において、16はスケジュール優先・非優先番組取得部であり、その他の構成は実施の形態1の図1、図2、図3に示す構成と同等である。この実施の形態は、スケジュール全てを自動的に作成するのではなく、ユーザから、優先してスケジュールを行う番組、スケジュールには含めない番組、又はその両方の番組を取得した後にスケジュール作成を行うものである。
【0095】
次に動作について説明する。
番組情報提供部11によって提供された番組表がグラフィクス処理部10を経由して表示部5に出力される。ユーザはその番組表を確認して、スケジュールを作成する際に優先するスケジュール優先番組と、スケジュールには含めないスケジュール非優先番組を入力する。スケジュール優先・非優先番組取得部16によって、スケジュール優先番組、スケジュール非優先番組が取得され、番組スケジュール部8がそれらの情報を参照しながらスケジュールを作成する。
【0096】
図23はスケジュール作成の処理の流れを示すフローチャートである。ステップST31において、スケジュール優先・非優先番組取得部16は、ユーザから入力部4を介して、スケジュール優先番組、又はスケジュール非優先番組、又はその両方を取得する。次に、ステップST32において、番組スケジュール部8がスケジュール優先番組からスケジュールを作成する。そして、ステップST33において、番組スケジュール部8は、スケジュール優先番組のみでスケジュールを構成したいかどうかをユーザに問い合わせる。もしスケジュール優先番組のみでスケジュールを構成したい場合は、スケジュールの作成を完了する。
【0097】
一方、ステップST33で、スケジュール優先番組のみだけではなく、それ以外の番組もスケジュールに含めたいとユーザが望む場合は、ステップST34において、番組スケジュール部8は評価値が一定の閾値を超える番組をスケジュール候補番組とする。ステップST35において、そのスケジュール候補番組からスケジュール優先番組とスケジュール非優先番組を除いてスケジュールを行う。このとき、スケジュール優先番組をスケジュール候補番組から除くのは、既にステップST32において、スケジュール優先番組がスケジュールされているためであり、また、スケジュール非優先番組をスケジュール候補番組から除くのは、スケジュール非優先番組がスケジュールに含まれるのを防ぐためである。
【0098】
ユーザがスケジュール優先番組、スケジュール非優先番組を指定する際には、例えばジャンルが「バラエティ」の番組や、「出演者A」が出演している番組といった単位で指定することも可能である。また、例えばジャンルや出演者等のキーワードに関して、各々のキーワードが番組情報の中に{含まれる、含まれない}ということによって2値化される論理式の組み合わせによっても、番組を指定することも可能である。
例えば以下のように、
(バラエティ番組)∧((出演者A)∨(出演者B))
等という論理式によっては、出演者A又は出演者Bが出演するバラエティ番組を指定することができる。
【0099】
以上のように、この実施の形態5によれば、ユーザは自分の好みの番組を確実に視聴でき、かつ興味の無い番組がスケジュールされることを防ぐことができるという効果が得られる。
【0100】
実施の形態6.
この発明の実施の形態6による放送受信装置の構成は、実施の形態1の図1、図2、図3に示す構成と同等である。実施の形態1で示したスケジュール法は、朝・昼・夜等とスケジュールが行われる時間帯を考慮していなかった。しかし、例えばバラエティ番組が好きなユーザでも、朝の内からバラエティ番組は見たくないということも考えられる。そこで、この実施の形態6はスケジュールが行われる時間帯を考慮して好み情報を蓄積するものである。ここでは、好み情報抽出部32において抽出され、好み情報記録部33に記録される好み情報の記録形態が異なる。
【0101】
次に動作について説明する。
実施の形態1においては、好み情報抽出部32で抽出される好み情報は図5に示すようなものであったが、この実施の形態6における好み情報抽出部32は、図24に示すように、ユーザの好みによる好み情報を「朝、昼、夜、深夜」等というように、時間帯を区別して好み情報記録部33に記録していく。ところで、全てのジャンルや出演者が朝、昼、夜、深夜等全ての時間帯の番組に渡って含まれている訳では無いので、ある時間帯にはそれまでユーザが全く視聴するチャンスの無かったジャンルや出演者が存在する可能性がある。
【0102】
ここで「視聴するチャンスが無い」とは、当該ジャンル番組や出演者が出演する番組が放送されていないか、又は放送されていてもユーザがTVの電源を切っているために見ることができない場合のことである。そのような場合は、対応する時間帯の嗜好度に「−」と記録する。例えば、図24の出演者に関する好み情報の例では、「明石家たこ」は、昼、夜、深夜においてはそれぞれ嗜好度3,10,7を得ているが、朝の時間帯にはユーザが明石家たこをそれまで視聴するチャンスが無かったために、「−」が記録されている。この場合、ユーザは朝の時間帯に出演している明石家たこが嫌いであるとは限らない。
【0103】
一方、「久木宏」に対するユーザの好みは、夜の時間帯に関しては15と高いが、昼には0となっている。これは、久木宏を昼の時間帯に視聴するチャンスがあったにも関わらず、ユーザが意図的に視聴を避けたことを表している。すなわちこのような場合は、視聴するチャンスが無かった場合の「−」と区別して扱う必要がある。
【0104】
また、通常TV番組は、1週間を周期としてそれぞれ何曜日の何時から何時までといったように固定された時間帯で放送される場合が多い。そのため、リアルタイムで番組を視聴する場合には、特定の時間帯にしか番組名に対する好み情報は蓄積されない。しかし、一度番組を録画してしまえば、後は自分の好きな時間帯に視聴することができる。そのため録画番組を再生して視聴した場合にも、その番組を視聴した時間帯に対応して、番組名に関する好みを好み情報記録部33へ蓄積する。
【0105】
番組評価部34は、評価対象となる番組の番組情報を番組情報取得部6から取得し、その番組の放送時間帯を調べる。次に、その時間帯に対応する好み情報を好み情報記録部33から取り出して番組の評価を行う。
【0106】
以下に番組評価部34が、好み情報記録部33からどのように好み情報を取り出すかを例を挙げて説明する。
図25に示す番組情報の例の内、番組名「たこ焼きTV」の放送時間は、19:58〜20:54となっており、これは夜の時間帯に属する。したがって、夜の時間帯に対応する好み情報を好み情報記録部33から取り出す。このとき図24に示す好み情報の例からは、番組名「たこ焼きTV」の夜の時間帯に対する嗜好度として32が、出演者「明石家たこ」の夜の時間帯に対する嗜好度として10が、またジャンル「バラエティ/バラエティ」の夜の時間帯に対する嗜好度として12がそれぞれ得られる。
【0107】
また、図25に示す番組情報の例の内、番組名「朝ステーション」の放送時間は、05:55〜08:00となっており、これは朝の時間帯に属する。したがって、先ほどの例と同様に、朝の時間帯に対応する好み情報を好み情報記録部33から取り出す。このとき図24に示す好み情報の例からは、番組名「朝ステーション」の朝の時間帯に対する嗜好度として18が、また、ジャンル「社会・報道/ニュース」の朝の時間帯に対する嗜好度として22がそれぞれ得られる。しかし、出演者「久木宏」の朝の時間帯に対する嗜好度は「−」となっており、ユーザがこれまで久木宏を朝の時間帯に視聴するチャンスが無かったことを示している。
【0108】
このような場合には、朝の時間帯に久木宏が出演している番組を視聴することに対するユーザの好みは未知である。しかし、夜や深夜の時間帯においては久木宏に対して、15,3という嗜好度が得られているので、朝の時間帯においてもユーザが久木宏の出演番組を好んで視聴する可能性は十分ある。そこで、ここでは久木宏の朝以外の時間帯において定義された嗜好度の平均を計算する。すなわち、それぞれ夜、深夜の時間帯における嗜好度である15,3の時間に対する平均を計算し、これをユーザの朝の時間帯における久木宏に対する嗜好度とする。
【0109】
最後に実施の形態1に示した方法により、番組評価部34は得られた嗜好度から番組の評価値を計算し、その番組毎の評価値に基づいて番組スケジュール部8がスケジュールを行う。
【0110】
以上のように、この実施の形態6によれば、時間帯を考慮したスケジュールを行うことにより、ユーザは朝、昼、夜、深夜等と時間帯ごとに自分の好みに合うスケジュールに沿ったTV視聴を行うことが可能となるという効果が得られる。
【0111】
実施の形態7.
この発明の実施の形態7による放送受信装置の構成は、実施の形態1の図1、図2、図3に示す構成と同等である。実施の形態1で示したスケジュール法は、連続ドラマ等の番組の間に存在する前後関係を考慮していなかった。しかし、例えば連続ドラマの第1話と第2話が録画されていた場合、含まれる出演者によっては番組の評価値が第1話<第2話となり、前後関係を考慮しなければ、第2話の方が優先されてスケジュールが生成される場合もあり得る。そこで、この実施の形態7は、番組間における放送時刻の前後関係を考慮してスケジュールを行うものである。ここでは、番組スケジュール部8において行われるスケジュール法が異なる。
【0112】
次に動作について説明する。
実施の形態1において示したように、番組録画時には映像・音声信号と共に、対応する番組の番組情報も同時に番組記録部24に記録される。また、録画番組の再生をスケジュールする際には、番組記録部24に記録された番組情報に基づいて、番組評価部34が番組を評価している。
【0113】
このとき、番組記録部24に記録されている番組情報は、例えば図26に示すようなものである。ここでは、スケジュール候補となる番組「ソケット・ボーイ」の日付3/14,3/21,3/28に放送された3回分の番組情報が記録されている。ソケット・ボーイは連続ドラマであり、番組の前後関係が非常に重要である。ユーザがこれら3回分の番組の内、どの番組の視聴も行っていないのならば、明らかにユーザは3/14の日付の番組から視聴を行うべきである。このような場合には、番組スケジュール部8は放送された日付が若い方から優先してスケジュールを作成する。
【0114】
また、図26に挙げたのは連続ドラマの例であるが、連続ドラマ以外の番組でも番組名が一致することを検出したら、番組スケジュール部8は放送された日付が若い方から優先してスケジュールを作成する。
【0115】
以上のように、この実施の形態7によれば、番組間における放送順序の前後関係を考慮したスケジュールを行うことにより、連続ドラマ等の話の前後関係が重要な番組を、話の流れに沿って視聴することができると共に、連続ドラマほど内容の前後関係が重要でない番組でも、より自然な流れで番組の視聴を行うことができるという効果が得られる。
【0116】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、番組情報取得部により取得された番組情報とユーザの操作履歴から、番組情報に含まれるキーワードに対する嗜好度を算出すると共に、ユーザのリアルタイム視聴回数と録画回数によりリアルタイム視聴係数と録画係数を算出する好み情報抽出部と、算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出する番組評価部と、算出されたリアルタイム視聴係数と録画係数に基づき、放送される番組の視聴と録画を時間軸上に配置して複数のスケジュールを作成すると共に、算出されたリアルタイム視聴係数と録画係数、及び算出された評価値に基づき、作成した各スケジュールの組み合せ評価値を算出して、組み合せ評価値の最も高いスケジュールを選択する番組スケジュール部とを備えたことにより、リアルタイムで受信される番組のユーザの好みに応じた視聴と録画のスケジュールを作成することができるという効果がある。
【0117】
この発明によれば、好み情報抽出部が、時事性が高い番組に対しては、リアルタイム視聴係数を割増して算出することにより、時事性が高い番組をリアルタイム視聴するように時間軸上に配置し易くすることができるという効果がある。
【0120】
この発明によれば、番組スケジュール部が、作成したスケジュールと視聴状況取得部が取得したユーザの視聴状況を比較し、スケジュールにおける番組の視聴開始時刻が迫っていることをユーザに伝えることにより、ユーザが番組視聴において興味のある番組をなるべく見逃さないようにユーザの視聴を導くことができるという効果がある。
【0121】
この発明によれば、番組スケジュール部が、作成したスケジュールと視聴状況取得部が取得したユーザの視聴状況を比較し、ユーザがスケジュールから外れた番組の視聴を行っていることを検出した場合に、スケジュールを再作成することにより、ユーザは常にその時の状況に合ったスケジュールに沿ってTV視聴を楽しむことができるという効果がある。
【0122】
この発明によれば、番組情報取得部が番組の放送時間の延長を検出し、番組スケジュール部が、作成したスケジュール通りの視聴が行えないことを検出した場合に、スケジュールを再作成することにより、ユーザは常にその時の状況に合ったスケジュールに沿ってTV視聴を楽しむことができるという効果がある。
【0123】
この発明によれば、番組評価部が、好み情報抽出部により算出された時間帯毎の嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出することにより、時間帯毎にユーザの好みに合うスケジュールを作成することができるという効果がある。
【0126】
この発明によれば、番組評価部が、好み情報抽出部により算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、録画されている番組の評価値を算出し、番組スケジュール部が、算出された番組の評価値に基づき、録画されている番組の再生を、放送される番組の視聴と録画に重ならないように時間軸上に配置してスケジュールを作成することにより、録画番組の再生も含めたスケジュールを作成することができるという効果がある。
【0129】
この発明によれば、番組スケジュール部が録画されている番組の放送順序を考慮してスケジュールを作成することにより、話の前後関係が重要な番組を、話の流れに沿って視聴することができるという効果がある。
【0130】
この発明によれば、番組情報取得部により取得された番組情報とユーザの操作履歴から、番組情報に含まれるキーワードに対する嗜好度を算出すると共に、ユーザのリアルタイム視聴回数と録画回数によりリアルタイム視聴係数と録画係数を算出する好み情報抽出部と、算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出する番組評価部と、算出された番組の評価値に基づき録画候補番組を抽出する番組スケジュール部と、抽出された録画候補番組を提示する番組情報提供部と、提示された録画候補番組の中からユーザにより選択された録画番組を取得する録画スケジュール取得部とを備え、番組スケジュール部が、取得された録画番組の録画を時間軸上に配置すると共に、ユーザにより選択されなかった他の録画候補番組の視聴を時間軸上に配置してスケジュールを作成することにより、ユーザはスケジュールの作成をコントロールすることができるという効果がある。
【0131】
この発明によれば、番組情報提供部は、番組スケジュール部が抽出した録画候補番組の中で、放送時間が重なっている番組、又は好み情報抽出部により算出された録画係数がリアルタイム視聴係数より大きい番組を強調して提示することにより、ユーザは表示された録画候補番組の中から録画番組を容易に選択することができるという効果がある。
【0132】
この発明によれば、番組評価部が好み情報抽出部により算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、録画されている番組の評価値を算出し、番組スケジュール部が算出された番組の評価値に基づき再生候補番組を抽出し、番組情報提供部が抽出された再生候補番組を提示し、提示された再生候補番組の中からユーザにより選択された再生番組を取得する再生スケジュール取得部を備え、番組スケジュール部が取得された再生番組の視聴を作成されているスケジュールの時間軸上に配置することにより、ユーザはスケジュールの作成をコントロールすることができるという効果がある。
【0133】
この発明によれば、番組スケジュール部が、作成したスケジュールと視聴状況取得部が取得したユーザの視聴状況を比較し、作成したスケジュールにおけるユーザにより選択されなかった他の録画候補番組の視聴開始時刻が迫っていることをユーザに伝えることにより、ユーザが興味を持っている可能性がある番組が放送されることを通知されるだけで、ユーザはスケジュールにしばられること無く好みの番組を自由に視聴できるという効果がある。
【0134】
この発明によれば、番組情報取得部により取得された番組情報とユーザの操作履歴から、番組情報に含まれるキーワードに対する嗜好度を算出する好み情報抽出部と、算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出する番組評価部と、取得された番組情報の中からユーザにより指示されたスケジュール優先番組、スケジュール非優先番組、又はスケジュール優先番組及びスケジュール非優先番組を取得するスケジュール優先・スケジュール非優先番組取得部と、上記番組評価部により算出された評価値とスケジュール優先・スケジュール非優先番組取得部により取得された取得結果に基づき、スケジュールを作成する番組スケジュール部とを備えたことにより、ユーザは自分の好みの番組を確実に視聴でき、かつ興味の無い番組がスケジュールされることを防ぐことができるという効果がある。
【0135】
この発明によれば、スケジュール優先・スケジュール非優先番組取得部が、ユーザにより指示された番組のジャンルや出演者等のキーワードにより、スケジュール優先番組又はスケジュール非優先番組を取得することにより、ユーザは自分の好みの番組を確実に視聴でき、かつ興味の無い番組がスケジュールされることを防ぐことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による基本機能部の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による評価部の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による番組情報の例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による好み情報の例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるスケジュール作成の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態1によるスケジュール作成の詳細処理を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態1による番組表とスケジュールを示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態1による好み情報記録部に記憶されている各番組の評価値、リアルタイム視聴係数、録画係数を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態1によるスケジュールの組み合わせ例を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態1による録画番組の再生を含めたスケジュールを示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態2による放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態2による視聴スケジュールと実際の視聴結果を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態2による視聴スケジュールと実際の視聴結果を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態3による放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図16】 この発明の実施の形態3による視聴スケジュールの変更を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態3による録画スケジュールの変更を示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態3による視聴スケジュールの変更を示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態4による放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図20】 この発明の実施の形態4による録画候補番組表とスケジュールを示す図である。
【図21】 この発明の実施の形態4による再生候補番組表とスケジュールを示す図である。
【図22】 この発明の実施の形態5による放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図23】 この発明の実施の形態5によるスケジュール作成の処理の流れを示すフローチャートである。
【図24】 この発明の実施の形態6による好み情報の例を示す図である。
【図25】 この発明の実施の形態6による番組情報の例を示す図である。
【図26】 この発明の実施の形態7による番組情報の例を示す図である。
【図27】 従来の放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図28】 従来のEPG表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 基本機能部、3 評価部、4 入力部、5 表示部、6 番組情報取得部、7 システム制御部、8 番組スケジュール部、9 スケジュール記録部、10 グラフィクス処理部、11 番組情報提供部、12 視聴状況取得部、13 録画予約制御部、14 録画スケジュール取得部、15 再生スケジュール取得部、16 スケジュール優先・非優先番組取得部、21 チューナ、22 デマルチプレクサ、23 記録部、24 番組記録部、25 再生部、26 デコーダ、31 操作履歴取得部、32 好み情報抽出部、33 好み情報記録部、34 番組評価部。

Claims (14)

  1. 放送される番組の番組情報を取得する番組情報取得部と、
    上記番組情報取得部により取得された番組情報とユーザの操作履歴から、番組情報に含まれるキーワードに対する嗜好度を算出すると共に、ユーザのリアルタイム視聴回数と録画回数によりリアルタイム視聴係数と録画係数を算出する好み情報抽出部と、
    上記好み情報抽出部により算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出する番組評価部と、
    上記好み情報抽出部により算出されたリアルタイム視聴係数と録画係数に基づき、放送される番組の視聴と録画を時間軸上に配置して複数のスケジュールを作成すると共に、上記好み情報抽出部により算出されたリアルタイム視聴係数と録画係数、及び番組評価部より算出された評価値に基づき、作成した各スケジュールの組み合せ評価値を算出して、組み合せ評価値の最も高いスケジュールを選択する番組スケジュール部とを
    備えたことを特徴とする放送受信装置。
  2. 好み情報抽出部が、時事性が高い番組に対しては、リアルタイム視聴係数を割増して算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  3. ユーザの視聴状況を取得する視聴状況取得部を備え、
    番組スケジュール部が、作成したスケジュールと上記視聴状況取得部が取得した視聴状況を比較し、上記スケジュールにおける番組の視聴開始時刻が迫っていることをユーザに伝える
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  4. ユーザの視聴状況を取得する視聴状況取得部を備え、
    番組スケジュール部が、作成したスケジュールと上記視聴状況取得部が取得した視聴状況を比較し、ユーザが上記スケジュールから外れた番組の視聴を行っていることを検出した場合に、スケジュールを再作成する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  5. 番組情報取得部が番組の放送時間の延長を検出し、
    番組スケジュール部が、作成したスケジュール通りの視聴が行えないことを検出した場合に、スケジュールを再作成する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  6. 好み情報抽出部が時間帯毎の嗜好度を算出し、
    番組評価部が、上記好み情報抽出部により算出された時間帯毎の嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  7. 番組評価部が、好み情報抽出部により算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、録画されている番組の評価値を算出し、
    番組スケジュール部が、上記番組評価部により算出された評価値に基づき、録画されている番組の再生を、放送される番組の視聴と録画に重ならないように時間軸上に配置してスケジュールを作成する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
  8. 番組スケジュール部が録画されている番組の放送順序を考慮してスケジュールを作成する
    ことを特徴とする請求項7記載の放送受信装置。
  9. 放送される番組の番組情報を取得する番組情報取得部と、
    上記番組情報取得部により取得された番組情報とユーザの操作履歴から、番組情報に含まれるキーワードに対する嗜好度を算出すると共に、ユーザのリアルタイム視聴回数と録画回数によりリアルタイム視聴係数と録画係数を算出する好み情報抽出部と、
    上記好み情報抽出部により算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を 評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出する番組評価部と、
    上記番組評価部により算出された番組の評価値に基づき、録画候補番組を抽出する番組スケジュール部と、
    上記番組スケジュール部により抽出された録画候補番組を提示する番組情報提供部と、
    上記番組情報提供部により提示された録画候補番組の中からユーザにより選択された録画番組を取得する録画スケジュール取得部とを備え、
    上記番組スケジュール部が、上記録画スケジュール取得部により取得された録画番組の録画を時間軸上に配置すると共に、ユーザにより選択されなかった他の録画候補番組の視聴を時間軸上に配置してスケジュールを作成する
    ことを特徴とする放送受信装置。
  10. 番組情報提供部は、番組スケジュール部が抽出した録画候補番組の中で、放送時間が重なっている番組、又は好み情報抽出部により算出された録画係数がリアルタイム視聴係数より大きい番組を強調して提示する
    ことを特徴とする請求項9記載の放送受信装置。
  11. 組評価部が好み情報抽出部により算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、録画されている番組の評価値を算出し、
    番組スケジュール部が、上記番組評価部により算出された番組の評価値に基づき、録画されている番組の中から再生候補番組を抽出し、
    番組情報提供部が上記番組スケジュール部により抽出された再生候補番組を提示し、
    上記番組情報提供部により提示された再生候補番組の中からユーザにより選択された再生番組を取得する再生スケジュール取得部を備え、
    上記番組スケジュール部が、上記再生スケジュール取得部により取得された再生番組の視聴を、作成されているスケジュールの時間軸上に配置する
    ことを特徴とする請求項9記載の放送受信装置。
  12. ユーザの視聴状況を取得する視聴状況取得部を備え、
    番組スケジュール部が、作成したスケジュールと上記視聴状況取得部が取得した視聴状況を比較し、作成したスケジュールにおけるユーザにより選択されなかった他の録画候補番組の視聴開始時刻が迫っていることをユーザに伝える
    ことを特徴とする請求項9記載の放送受信装置。
  13. 放送される番組の番組情報を取得する番組情報取得部と、
    上記番組情報取得部により取得された番組情報とユーザの操作履歴から、番組情報に含まれるキーワードに対する嗜好度を算出する好み情報抽出部と、
    上記好み情報抽出部により算出された嗜好度と、この嗜好度をどの程度重視して番組を評価するかを表す重み係数により、放送される番組の評価値を算出する番組評価部と、
    上記番組情報取得部により取得された番組情報の中からユーザにより指示されたスケジュール優先番組、スケジュール非優先番組、又はスケジュール優先番組及びスケジュール非優先番組を取得するスケジュール優先・スケジュール非優先番組取得部と、
    上記番組評価部により算出された評価値と、上記スケジュール優先・スケジュール非優先番組取得部により取得された取得結果に基づき、スケジュールを作成する番組スケジュール部とを
    備えたことを特徴とする放送受信装置。
  14. スケジュール優先・スケジュール非優先番組取得部が、ユーザにより指示された番組のジャンルや出演者等のキーワードにより、スケジュール優先番組又はスケジュール非優先番組を取得する
    ことを特徴とする請求項13記載の放送受信装置。
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