JP3488092B2 - 放送受信装置及び受信番組の選定方法 - Google Patents

放送受信装置及び受信番組の選定方法

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JP3488092B2
JP3488092B2 JP23350698A JP23350698A JP3488092B2 JP 3488092 B2 JP3488092 B2 JP 3488092B2 JP 23350698 A JP23350698 A JP 23350698A JP 23350698 A JP23350698 A JP 23350698A JP 3488092 B2 JP3488092 B2 JP 3488092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送番組の中から
ユーザの嗜好に適合する番組を選定するための選定方法
と、この選定方法を実施して、ユーザの嗜好に適合する
番組を蓄積したり、廃棄したり、その番組情報を提示し
たりする放送受信装置に関し、特に、ユーザの嗜好を適
切に反映した番組が選定できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】現在、我が国では、本格的なデジタル放
送の幕開けを迎えようとしている。デジタル放送では、
アナログ放送に比べて桁違いに大量のデータを送ること
ができ、チャンネル数が大幅に増加し、多数の番組が放
送されることになる。しかし、視聴者一人一人にとっ
て、見たい番組、必要とする番組は、その中のごく一部
であり、番組を選ぶことが大変な作業になる。そのた
め、デジタル放送では、番組そのものの映像・音声情報
(番組データ)と多重化して、電子的なテレビ番組表に
相当するEPG(Electronic Program Guide)を表示す
るための番組情報がデータ放送されており、視聴者は、
このEPGを受信機の画面に表示して、好きな番組を探
すことができる。
【0003】しかし、EPGから見たい番組を探すこと
自体が容易ではない。そこで、視聴者の嗜好に合う情報
を自動的に選択するフィルタ機能や、視聴者の嗜好に沿
って情報の順位付けを行なうフィルタ機能を持つ受信装
置が考えられている。
【0004】例えば、特開平9−312811号公報に
は、視聴者の属性や嗜好を示すデータ(個人属性デー
タ)と、番組情報に含めた番組属性データとから番組の
必要度を算出し、放送される番組データの中から必要度
が高い番組データを選択して蓄積する受信装置が示され
ている。
【0005】個人属性データは、視聴者個人の性別、年
齢、居住する地域、職業、好みの番組種別などであり、
視聴者はこれらの個人データを予め受信機に登録する。
好みの番組種別については、例えば、ニュース、スポー
ツ、映画、ドラマ、バラエティ、ドキュメンタリ、教育
教養の各ジャンルに対して、好みの度合いを表す値を設
定し、その後、視聴者が番組を視聴したとき、その番組
のジャンルの値がカウントアップされる。
【0006】一方、番組属性データは、視聴者の性別、
年齢、地域、職業、及び、好みの番組種別の各評価項目
について設定された「変換関数」と「重み」とから成
る。変換関数は、個人データをパラメータとする、番組
の嗜好に対する期待値を与える関数であり、例えば、性
別の評価項目の変換関数は、男性が好む番組では、視聴
者が男性の場合に高い値を取り、視聴者が女性の場合に
低い値を取る。重みは、その評価項目が他の評価項目に
比して、番組の嗜好に対し、どの程度の影響度を持つか
を表しており、男女によって好みの差異が大きい場合に
は大きな値に、差異があまり無い場合には小さい値に設
定される。また、好みの番組種別の変換関数は、横軸に
番組種別を表すジャンル、縦軸に番組の嗜好に対する期
待値が表された関数として設定され、この関数から、視
聴回数が多いジャンルに対応する期待値が求められる。
【0007】この変換関数及び重みは、番組ごとに設定
され、各番組に関する必要度は、各評価項目についての
変換関数と重みとの積を、全ての評価項目について累積
加算して算出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
式のフィルタでは、視聴者の嗜好に合った番組を適切に
選択することが難しい。趣味が多様化し、個性的な生き
方が求められている現代では、性別、年齢、地域、職業
などによって番組の嗜好が画一的に決まる傾向は極めて
少ない。
【0009】また、視聴したジャンルの回数を評価して
番組の嗜好を判定する方式では、そのジャンルの番組数
が全番組数に占めている割合を考慮しなければ、誤った
結論を導きかねない。例えば、全体の番組の中でニュー
スの番組数の割合が高ければ、視聴者がニュースを重要
視していなくても、ニュースを見る回数が必然的に増え
て、ニュースの必要度が高く算出されてしまうという問
題点がある。
【0010】また、受信機に個人データを設定登録しな
ければならないと言うことも、視聴者にとっては煩わし
い。
【0011】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、ユーザの嗜好に合った番組を適切に選定
することができる選定方法を提供し、また、この方法を
実施する放送受信装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、番
組情報に含まれる項目を評価項目として、視聴された番
組の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数と、放送
された番組の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数
との比に基づいて評価項目の必要度を算出し、番組の
組情報に含まれる各評価項目の必要度を加算して、前記
番組に対するユーザの嗜好を表すユーザ嗜好度を算出し
ている。
【0013】そのため、全てユーザの視聴実績に基づい
て、番組のユーザ嗜好との適合性が定量的に求められ
る。従って、ユーザがキーワードなどを設定登録する必
要はない。また、視聴回数では無く、視聴の割合に基づ
いて嗜好度を求めているため、正確な判断が可能であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、番組本体の番組データと番組の特性を示す番組情報
とを多重化して放送する放送システムの受信装置におい
て、番組情報に含まれる項目を評価項目として、視聴さ
れた番組の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数
と、放送された番組の番組情報に含まれる評価項目の累
積加算数との比に基づいて評価項目の必要度を算出する
ユーザ嗜好獲得手段と、番組の番組情報に含まれる各評
価項目に対応する必要度をユーザ嗜好獲得手段から読み
込み、前記番組に対するユーザの嗜好を表すユーザ嗜好
度を、前記番組の番組情報に含まれる各評価項目に対応
する前記必要度を加算して算出するユーザ嗜好計算手段
とを設け、ユーザ嗜好度に基づいて、受信番組、蓄積す
る番組、蓄積した番組の中の廃棄する番組、または、提
示する番組情報を選定するようにしたものであり、ユー
ザの視聴実績に基づいて、番組がユーザの嗜好と適合し
ているかどうかを定量的に識別することができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、ユーザ嗜好獲得
手段が、算出した評価項目の必要度を蓄積保持し、ユー
ザ嗜好計算手段が、新たな番組情報を受信したとき、ユ
ーザ嗜好獲得手段に保持された評価項目の必要度を用い
て、この番組情報が示す番組のユーザ嗜好度を算出する
ようにしたものであり、番組のユーザ嗜好度を迅速に求
めることができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、ユーザを識別す
る識別手段を設け、評価項目の必要度及びユーザ嗜好度
をユーザごとに算出するようにしたものであり、ユーザ
ごとのユーザ嗜好度を求めることができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、ユーザ嗜好獲得
手段が、予約録画された番組を視聴された番組と見なし
て評価項目の必要度を算出するようにしたものであり、
予約録画した番組は、視聴された番組と同等に扱う。
【0018】請求項5に記載の発明は、ユーザ嗜好獲得
手段が、ある番組の視聴時間中に視聴されなかった番組
の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数と、放送さ
れた番組の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数と
の比に基づいてこの評価項目の不必要度を算出し、ユー
ザ嗜好計算手段が、番組に対するユーザの不必要さを表
すユーザ不必要度を、前記番組の番組情報に含まれる各
評価項目の不必要度を加算して算出し、ユーザ嗜好度及
びユーザ不必要度に基づいて、受信番組、蓄積する番
組、蓄積した番組の中の廃棄する番組、または、提示す
る番組情報を選定するようにしたものであり、必要度と
不必要度との両方の観点からユーザの嗜好度を判定する
ことにより、ユーザの嗜好をより正確に把握することが
できる。
【0019】請求項6に記載の発明は、放送される番組
データの中からユーザ嗜好度が閾値を超える番組の番組
データを選択して蓄積する蓄積手段を設けたものであ
り、ユーザの嗜好に適合する番組だけを記録することが
できる。
【0020】請求項7に記載の発明は、放送される番組
データの中からユーザ嗜好度が閾値を超え、且つ、ユー
ザ不必要度の絶対値が所定値より小さい番組の番組デー
タを選択して蓄積する蓄積手段を設けたものであり、必
要度と不必要度との両方の観点からユーザの嗜好をより
正確に把握し、ユーザの嗜好に適合する番組だけを記録
することができる。
【0021】請求項8に記載の発明は、蓄積された番組
データの中から、既に視聴された番組であって、且つ、
ユーザ嗜好度が小さい番組の番組データを廃棄する廃棄
手段を設けたものであり、ユーザ嗜好度が小さい番組を
廃棄することによって蓄積手段に余裕を持たせることが
できる。
【0022】請求項9に記載の発明は、蓄積された番組
データの中から、既に視聴された番組であって、ユーザ
嗜好度が小さく、且つ、ユーザ不必要度の絶対値が大き
い番組の番組データを廃棄する廃棄手段を設けたもので
あり、必要度と不必要度との両方の観点から廃棄の妥当
性を判定する。
【0023】請求項10に記載の発明は、廃棄された番
組データと同一の番組データが蓄積されているデータベ
ースの蓄積先情報を含めた番組情報保持するようにし
たものであり、必要に応じて、廃棄した番組データを外
部データベースから取り寄せて視聴することができる。
【0024】請求項11に記載の発明は、放送された番
組の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数のデータ
を、放送側からの放送によって入手するようにしたもの
であり、受信装置における計算の負担が軽減される。
【0025】請求項12に記載の発明は、番組本体の番
組データと番組の特性を示す番組情報とを多重化して放
送する放送システムの下で、受信装置がユーザの嗜好に
適合する受信番組を選ぶための選定方法において、番組
情報に含まれる項目を評価項目として、視聴された番組
の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数と、放送さ
れた番組の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数と
の比に基づいて評価項目の必要度を算出し、新たに受信
した番組の番組情報に含まれる各評価項目に対応する必
要度を加算して前記番組に対するユーザの嗜好を表すユ
ーザ嗜好度を算出し、このユーザ嗜好度に基づいて受信
番組を選ぶようにしたものであり、視聴の回数でなく、
視聴の割合で嗜好が識別されるため、ユーザの嗜好を正
確に反映させることができる。
【0026】請求項13に記載の発明は、視聴された番
組の中に、予約録画された番組を含めるようにしたもの
であり、予約録画された番組は視聴されたものと見な
す。
【0027】請求項14に記載の発明は、番組本体の番
組データと番組の特性を示す番組情報とを多重化して放
送する放送システムの下で、受信装置がユーザの嗜好に
適合する受信番組を選ぶための選定方法において、番組
情報に含まれる項目を評価項目として、視聴された番組
の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数と、放送さ
れた番組の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数と
の比に基づいてこの評価項目に対応する必要度を算出
し、番組の視聴時間中に視聴されなかった番組の番組情
報に含まれる評価項目の累積加算数と、放送された番組
の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数との比に基
づいてこの評価項目の不必要度を算出し、新たに受信し
た番組の番組情報に含まれる各評価項目に対応する必要
度を加算して前記番組に対するユーザの嗜好を表すユー
ザ嗜好度を算出し、前記番組の番組情報に含まれる各評
価項目の不必要度を加算して前記番組に対するユーザの
不必要さを表すユーザ不必要度を算出し、ユーザ嗜好度
及びユーザ不必要度に基づいて受信番組を選ぶようにし
たものであり、ユーザの嗜好を正確に把握することがで
きる。
【0028】請求項15に記載の発明は、放送された番
組の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数のデータ
を、放送側からの放送によって入手するようにしたもの
であり、計算の負担を軽減できる。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0030】(第1の実施形態)第1の実施形態は、デ
ジタルテレビジョン放送システムの受信装置を例にして
説明する。デジタル放送では、番組そのものである番組
データと、番組の特性やEPG情報を表す番組情報とが
多重化されて送信される。この番組と番組情報とはMP
EG−2Systemsに規定されているデータ構造に
よって放送され、その番組情報はDVB−SI(Digita
l Video Broadcasting - Service Information)の規格
に準拠している。
【0031】ここで、番組とは、単にテレビジョン放送
の番組のみを意味するものではなく、データ放送で配信
されるデータなど、全体として意味をなす単位のデータ
を含むものとして用いる。
【0032】第1の実施形態の放送受信装置は、図1に
示すように、放送波を受信する受信部101と、受信され
た放送波から番組情報と番組データとを分離する分離部
102と、番組情報を管理する番組情報管理部103と、番組
データを管理する番組管理部104と、ユーザの視聴実績
を示す視聴統計情報と全ての番組の統計結果を示す番組
統計情報とからユーザの嗜好情報を求めるユーザ嗜好管
理部113と、ユーザの嗜好情報を表す番組必要度が付加
された番組情報から番組選択用の番組一覧画面を作成す
る番組一覧作成部107と、番組データを表示可能な形式
に変換するデコード部108と、番組情報の一覧や番組デ
ータを表示する表示部109と、ユーザからの入力が行な
われる入力部110と、外部ネットワークと接続して交信
を行なう外部ネットワークインターフェース111と、番
組データを蓄積する番組蓄積部112とを備えている。
【0033】また、ユーザ嗜好管理部113は、ユーザの
視聴実績に基づいて視聴統計情報を作成し、評価項目の
必要度を算出するユーザ嗜好獲得部106と、全ての番組
の統計情報から番組統計情報を作成し、また、ユーザ嗜
好獲得部106より評価項目の必要度を入手して番組必要
度を算出し、番組必要度を付加した番組情報を再構成す
るユーザ嗜好計算部105とを具備している。
【0034】まず、基本となる受信装置の動作の概要に
ついて述べる。放送波を受信し、番組情報を管理する動
作は次のように行なわれる。
【0035】受信部101は、放送波を受信し、多重情報
に変換して出力する。分離部102は、多重情報を番組デ
ータと番組情報とに分離し、番組情報を番組情報管理部
103に出力する。番組情報管理部103は、この番組情報
を、端末内で管理する番組情報の形式に変換した後、こ
れをユーザ嗜好計算部105に出力して、番組に対するユ
ーザの嗜好を表す番組必要度を計算させる。ユーザ嗜好
計算部105は、番組必要度を計算して、番組必要度を付
加した番組情報を作成し、これを番組情報管理部103に
出力する。番組情報管理部103は、この番組情報を管理
し、各種動作部にこの番組情報を提供する。
【0036】図9には、端末内で管理する形式に変換し
た番組情報の一例を示している。また、図10には、番
組必要度が付加された番組情報を示している。図10の
下線部分が付加された情報であり、ユーザ識別コード
(user id)と、算出された番組必要度(requirement v
alue)の値とが加えられている。なお、評価項目は、こ
の番組情報に含まれるservice name、categoryなどであ
り、また、番組情報に、例えば、番組内容や出演者を表
すキーワードなど、その他の項目が含まれる場合には、
それも評価項目になり得る。
【0037】次に、番組選択用に番組情報の一覧を表示
する動作について説明する。ユーザは、入力部110から
番組一覧表示の要求を出す。ユーザ嗜好管理部113のユ
ーザ嗜好獲得部106は入力情報からユーザを識別する。
ユーザの識別方法は、ユーザ毎に異なる入力部110であ
るリモコンを持つことによって行なうが、その他にも入
力部110にユーザ識別ボタンを設定し、このボタンによ
ってユーザを識別するなど、様々な方法が考えられる。
【0038】この要求を受けて、番組情報管理部103
は、管理している番組情報を番組一覧作成部107に出力
する。番組一覧作成部107は、番組情報が入力すると、
一覧表示を要求したユーザの番組必要度が高い番組情報
を選択し、ユーザが選びやすい形式に整えて番組一覧を
作成し、その表示情報を表示部109に出力する。表示部1
09は、この表示情報に基づいて、番組一覧を表示する。
図13には、番組一覧の表示例を示している。
【0039】次に、ユーザが番組一覧の中から視聴する
番組を選択したときの動作について説明する。なお、こ
こでは、番組蓄積部112に番組一覧に含まれる番組の番
組データが既に蓄積されているものとして説明する。こ
の蓄積の手順については後述する。
【0040】ユーザは、表示部109に表示されている番
組一覧の中から視聴する番組を選んで、入力部110より
入力する。入力部110は、ユーザからの入力情報をユー
ザ嗜好獲得部106へ出力する。ユーザ嗜好獲得部106は、
入力情報からユーザを識別し、次いで、選択された番組
の番組情報を番組情報管理部103に出力する。番組情報
管理部103は、その番組情報を番組管理部104に伝える。
【0041】番組管理部104は、その番組情報に該当す
る番組データを番組蓄積部112から読み込み、デコード
部108に出力する。デコード部108は、番組が表示できる
形式に番組データをデコードして表示部109に出力し、
表示部109は、デコードされたデータを入力し、番組を
表示する。
【0042】次に、ユーザ嗜好獲得部106の構成を図2
に詳細に示す。ユーザ嗜好獲得部106は、ユーザの入力
情報からユーザの識別を行なうユーザ識別部201と、ユ
ーザの入力操作から番組を視聴したかどうかを判定する
必要判定部202と、番組が視聴された場合に、その番組
情報に視聴フラグを付加する番組情報再構成部203と、
番組情報から評価項目を選択する評価項目選択部204
と、評価項目の視聴統計情報を管理する視聴統計情報管
理部205と、視聴統計情報とユーザ嗜好計算部105から求
めた番組統計情報とから評価項目の必要度を計算する評
価項目必要度計算部206と、その評価項目必要度を記憶
する評価項目必要度記憶部207と、評価項目必要度を出
力する評価項目必要度出力部208とから成る。
【0043】このユーザ嗜好獲得部106の動作フローを
図5に示している。ユーザの嗜好を獲得する動作(即
ち、ユーザの嗜好を視聴統計情報として数値化する動
作)は、ユーザが番組一覧の中から番組を選択して、番
組を視聴した時に行なわれる。
【0044】ステップ501:まず、ユーザが視聴する番
組を選択する。この時にユーザが識別される。ユーザの
識別方法は、前述するように、ユーザ毎に異なる入力部
であるリモコンを持つことによって行なうが、入力部に
ユーザ識別ボタンを設け、それによってユーザを識別す
るようにしてもよい。ユーザ識別部201は、入力部110か
らの入力情報を入力し、ユーザの識別を行ない、入力情
報と共にユーザ識別情報を必要判定部202に出力する。
【0045】ステップ502:必要判定部は、ユーザの番
組選択の入力情報が入力してから、一定時間、番組が変
更されなかった場合に、番組が視聴された(従って、視
聴統計情報の更新が必要になった)と判定し、判定情報
を番組情報再構成部203に出力する。この時、番組の視
聴だけでなく、ユーザが番組の蓄積予約をした段階で、
視聴統計情報の更新が必要である、と判定する場合もあ
る。
【0046】ステップ503:番組情報再構成部203は、視
聴したと判定された番組の番組情報を番組情報管理部10
3から入手し、それに視聴したユーザに対する視聴フラ
グを付加して番組情報管理部103と評価項目選択部204と
に出力する。図12には、ユーザに対する視聴フラグが
付加された番組情報の一例を示している。下線部分が、
付加された視聴フラグである。
【0047】ステップ504:評価項目選択部204は、その
番組情報の中からユーザの嗜好を獲得するための評価項
目(即ち、視聴統計情報を更新すべき評価項目)を選択
し、視聴統計情報管理部205に出力する。
【0048】ステップ505:視聴統計情報管理部205は、
評価項目が入力すると、それ自身で管理している視聴統
計情報の内、視聴を行なったユーザの評価項目の参照数
に1を加え、 ステップ506:視聴統計情報として保存管理する。
【0049】図15には、視聴統計情報の一例を示して
いる。 ステップ507:評価項目必要度計算部206は、視聴統計情
報管理部205から視聴統計情報を読み込み、さらに、ユ
ーザ嗜好計算部105から番組統計情報を読み込み、 ステップ508:評価項目必要度計算部206は、これらのデ
ータを用いて、評価項目毎に、評価項目参照数を評価項
目の統計値で割り、その商を評価項目必要度として求
め、 ステップ509:評価項目必要度記憶部207に格納する。
【0050】図16には、記憶されている評価項目必要
度の一例を示している。このようにして、ユーザの嗜好
を表わす評価項目の必要度がユーザごとに求められる。
このように全番組における評価項目の統計情報を参照
し、その統計量に対する視聴した項目の割合を求めるこ
とによって、視聴数に左右されずに、ユーザが興味を持
つ項目の必要度を求めることが出来、ユーザの嗜好を把
握することが出来る。また、随時、評価項目の必要度を
求めることによって、ユーザの嗜好の変化に対応するこ
とが出来る。
【0051】次に、ユーザ嗜好計算部105の詳細を図3
に示す。ユーザ嗜好計算部105は、番組情報を入力する
番組情報入力部301と、番組情報の中からユーザの嗜好
を判断するための評価項目を選択する評価項目選択部30
2と、その評価項目の統計数、番組の統計数を計算管理
する番組統計情報管理部303と、評価項目に対する評価
項目必要度をユーザ嗜好獲得部106から読み込むユーザ
嗜好読み込み部304と、評価項目必要度から、番組に対
するユーザの嗜好を表わす番組必要度を求める番組必要
度計算部305と、番組必要度を付加した番組情報を再構
成する番組情報再構成部306とから成る。
【0052】このユーザ嗜好計算部105の動作フローを
図6に示している。この番組必要度は、放送波を受信
し、番組情報を管理する過程の中で求められる。
【0053】ステップ601:番組情報入力部301は、分離
部102で分離された番組情報を入力する。
【0054】ステップ602:評価項目選択部302は、この
番組情報の中からユーザの嗜好を判断するための評価項
目を選択する。
【0055】ステップ603:番組統計情報管理部303は、
この評価項目を入力し、自身で管理している番組統計情
報の番組数に1を加え、入力された評価項目の総数に1
を加え、番組統計情報として記憶管理する。図14に
は、番組統計情報管理部303で管理される番組統計情報
の一例を示している。
【0056】ステップ604:ユーザ嗜好読み込み部304
は、この評価項目に対するユーザ毎の必要度をユーザ嗜
好獲得部106から読み込み、 ステップ605:番組必要度計算部305は、ユーザごとに、
この評価項目必要度の和を取り、それを番組に対するユ
ーザの嗜好を表わす番組必要度とする。
【0057】ステップ606:番組情報再構成部306は、番
組情報にユーザ識別子とそのユーザにおける番組必要度
とを付加して番組情報を再構成し、番組情報管理部103
に出力する。図10に番組必要度が付加された番組情報
の一例を示している。
【0058】このようにして、番組に対するユーザの嗜
好を表わす、番組必要度を求めることが出来る。また、
番組情報を受信した際に、あらかじめ求められている評
価項目から番組必要度を求めることによって、高速に番
組必要度を求めることが出来る。
【0059】次に、番組管理部104の詳細を図4に示
す。番組管理部104は、番組情報管理部103から番組情報
を入力する番組情報入力部401と、番組情報に基づいて
蓄積すべき番組を選択する蓄積番組選択部402と、分離
部102から分離された、蓄積すべき番組の番組データを
取り込み番組蓄積部111へ出力する番組取り込み部403
と、番組蓄積部111に蓄積されている番組の中で廃棄す
べき番組を番組情報に基づいて選択する廃棄番組選択部
404と、廃棄すべき番組を番組蓄積部111から取り出して
廃棄する番組廃棄部405と、蓄積または廃棄した番組の
番組情報を再構成する番組情報再構成部406とから成
る。
【0060】この番組管理部104での、番組を選択して
蓄積する動作について、図7のフロー図を用いて説明す
る。
【0061】ステップ701:番組情報入力部401は、番組
情報管理部103から番組情報を読み込む。
【0062】ステップ702:蓄積番組選択部402は、番組
情報に付加されている番組必要度を、予め設定された番
組必要度の閾値と比較し、閾値より高い場合にはその番
組を蓄積すべきものと判断し、その番組情報を番組取り
込み部403に出力する。
【0063】ステップ703:番組取り込み部403は、分離
部102で分離される番組データの中から、この番組情報
に該当する番組データを取り込み、番組蓄積部111に出
力する。
【0064】ステップ704:番組蓄積部111は、その番組
データを蓄積する。 ステップ705:また、番組取り込み部403は、蓄積した番
組の番組情報と番組の参照先とを番組情報再構成部406
へ出力し、番組情報再構成部406は、番組情報の参照情
報を、放送時の参照情報から、番組蓄積部112を蓄積先
とする参照情報に変更し、変更した番組情報を番組情報
管理部103に出力する。
【0065】図11には、番組の参照先を変更した番組
情報の一例を示している。このように、番組必要度から
蓄積すべき番組を選択し、その番組が受信された時点で
それを蓄積することにより、ユーザに必要と思われる番
組を優先的に蓄積することが出来る。また、ユーザに必
要と思われる番組だけを蓄積することによって、蓄積装
置の空き領域を確保することが出来る。
【0066】次に、この番組管理部104で行なわれる、
番組蓄積部112に保存されている番組データの中から、
番組を選択して廃棄する動作について、図8のフロー図
を用いて説明する。
【0067】ステップ801:番組情報入力部401は、番組
情報管理部103から番組情報を読み込む。
【0068】ステップ802:廃棄番組選択部404は、その
番組情報の中から視聴フラグが立っている(即ち、視聴
された番組の)番組情報を選択し、 ステップ803:その中で、番組必要度が小さいものを選
択して、 ステップ804:その番組を廃棄番組と判定し、その番組
情報を番組廃棄部405へ出力する。
【0069】ステップ805:番組廃棄部405は、その番組
情報に該当する番組データを番組蓄積部111から読み込
み、廃棄する。
【0070】ステップ806:また、番組廃棄部405は、廃
棄した番組の番組情報を番組情報再構成部406へ出力す
る。一方、番組情報管理部103は、外部ネットワークイ
ンターフェース111を通じて、外部DB(データベー
ス)に、廃棄した番組と同じものが蓄積されている外部
DBの蓄積先を問い合わせて、その蓄積先を番組情報再
構成部406へ出力する。
【0071】ステップ807:番組情報再構成部406は、番
組情報の参照先を外部DBの蓄積先に書き換え、この番
組情報を番組情報管理部103へ出力する。
【0072】図22には、番組データの参照先が外部D
Bに書き換えられた番組情報の一例を示している。図の
下線部が変更された参照先である。
【0073】このように、ユーザの視聴実績と番組必要
度とから廃棄すべき番組を選択し、番組を蓄積装置から
廃棄することによって、ユーザにとってあまり必要でな
いと思われる番組を廃棄することができ、蓄積装置の空
き領域を確保できる。
【0074】また、廃棄した番組であっても、外部DB
への参照先が管理されているので、必要な場合には参照
することが出来る。
【0075】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
マイナスの必要度を考慮に入れてユーザの嗜好を識別す
る放送受信装置について説明する。
【0076】この受信装置の構成は、第1の実施形態と
同じであり、ユーザ嗜好獲得部106及びユーザ嗜好計算
部105の動作、並びに、番組管理部104での蓄積番組及び
廃棄番組の選択動作だけが違っている。
【0077】ユーザ嗜好獲得部106の動作フローは図1
8に示している。ユーザの嗜好を獲得する動作は、ユー
ザが番組一覧の中から番組を選択して、番組を視聴した
時に行なわれる。
【0078】ステップ1801:ユーザが視聴する番組を選
択する。この時にユーザが識別される。
【0079】ステップ1802:必要判定部201は、ユーザ
の番組選択の入力情報が入力してから、一定時間、番組
が変更されなかった場合に、番組が視聴されたと判定
し、視聴番組の判定情報を番組情報再構成部203に出力
する。
【0080】ステップ1803:また、この視聴時間内に視
聴されなかった番組はユーザにとって不必要であると判
定し、不必要番組の判定情報を出力する。
【0081】ステップ1804:番組情報再構成部203は、
視聴番組及び不必要番組の判定情報が出された各番組の
番組情報を番組情報管理部103から入手し、視聴番組の
判定情報が出された番組の番組情報に視聴フラグを付加
して番組情報管理部103に出力し、また、各番組の番組
情報を評価項目選択部204に出力する。
【0082】ステップ1805:評価項目選択部204は、各
番組情報の中から評価項目を選択して、視聴統計情報管
理部205に出力する。
【0083】ステップ1806:視聴統計情報管理部205
は、評価項目が入力すると、それ自身で管理している視
聴統計情報の中で、評価項目の「必要項目としての参照
数」については、視聴判定された番組情報に含まれてい
る評価項目に対して1を加え、また、評価項目の「不必
要項目としての参照数」については、不必要判定された
番組情報に含まれている評価項目に対して1を加え、ス
テップ1807:これを視聴統計情報として保存管理する。
【0084】図20には、この視聴統計情報の一例を示
している。 ステップ1808:評価項目必要度計算部206は、視聴統計
情報管理部205から視聴統計情報を読み込み、さらに、
ユーザ嗜好計算部105から番組統計情報を読み込み、 ステップ1809:評価項目必要度計算部206は、評価項目
毎に、評価項目の「必要項目としての参照数」をその評
価項目の統計値で割り、その商を評価項目必要度として
求め、 ステップ1810:また、評価項目毎に、評価項目の「不必
要項目としての参照数」をその評価項目の統計値で割
り、その商を評価項目不必要度として求め、 ステップ1811:評価項目必要度及び評価項目不必要度を
評価項目必要度記憶部207に格納する。
【0085】図17には、記憶されている評価項目必要
度及び評価項目不必要度の一例を示している。
【0086】一方、ユーザ嗜好計算部105の動作フロー
は図19に示している。このユーザ嗜好計算部105の動
作は、放送波を受信し、番組情報を管理する過程の中で
行なわれる。
【0087】ステップ1901:番組情報入力部301は、分
離部102で分離された番組情報を入力する。
【0088】ステップ1902:評価項目選択部302は、こ
の番組情報の中から評価項目を選択する。
【0089】ステップ1903:番組統計情報管理部303
は、この評価項目を入力し、自身で管理している番組統
計情報の番組数に1を加え、入力された評価項目の総数
に1を加え、番組統計情報として記憶管理する。図14
には、番組統計情報管理部303で管理される番組統計情
報の一例を示している。
【0090】ステップ1904:ユーザ嗜好読み込み部304
は、この評価項目に対するユーザ毎の必要度及び不必要
度をユーザ嗜好獲得部106から読み込み、 ステップ1905:番組必要度計算部305は、ユーザごと
に、この評価項目必要度の和を取り、それを番組必要度
とし、 ステップ1906:また、ユーザごとに、この評価項目不必
要度の和を取り、それを番組不必要度とする。
【0091】ステップ1907:番組情報再構成部306は、
番組情報にユーザ識別子とそのユーザにおける番組必要
度及び番組不必要度を付加して番組情報を再構成し、番
組情報管理部103に出力する。
【0092】図21に番組必要度及び番組不必要度が付
加された番組情報の一例を示している。図中、requirem
ent valueが番組必要度であり、unrequirement valueが
番組不必要度である。
【0093】また、番組管理部401では、番組情報入力
部401により番組情報管理部103で管理されている番組情
報が入力されると、蓄積番組選択部402は、番組情報に
付加されている番組必要度を、予め設定された番組必要
度の閾値と比較し、また、番組情報に付加されている番
組不必要度を、予め設定された番組不必要度の閾値と比
較する。そして、番組必要度が閾値より大きく、且つ、
番組不必要度の絶対値が閾値より小さい場合に、その番
組を蓄積すべきものと判断する。
【0094】また、廃棄番組選択部404は、視聴された
番組の中で、番組必要度の値が小さく、且つ、番組不必
要度の絶対値が大きいものを、廃棄すべき番組として選
択する。その他の動作は第1の実施形態と同じである。
【0095】このように、第2の実施形態の受信装置で
は、番組の必要度、不必要度の両方のパラメータを用い
て番組を評価することにより、ユーザの嗜好をより正確
に把握することができ、蓄積する番組を厳選することが
できる。この評価項目や番組に関する不必要度は、必要
度の計算と同時に行なうことが可能であり、処理が遅延
する虞れもない。
【0096】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
番組統計情報を送信側から入手する放送受信装置につい
て説明する。
【0097】受信装置の構成は、第1の実施形態と変わ
りがない。
【0098】番組統計情報は、全番組の番組統計数及び
評価項目の統計数であるから、送信側で把握することが
可能である。そこで、送信側は、番組情報と同じような
データ構造により、番組統計情報を放送する。
【0099】放送受信装置では、放送波を受信し、分離
部102で多重情報を分離する時、分離した番組統計情報
を番組情報管理部103へ出力する。
【0100】ユーザ嗜好計算部105の番組統計情報管理
部303は、独自に番組統計情報を計算すること無く、番
組情報管理部103から番組統計情報を入手して記憶管理
する。
【0101】その他の動作は、第1の実施形態と同様で
ある。
【0102】この放送システムでは、送信側で番組統計
情報を管理・送信することによって、受信装置側での計
算の負担を減らすことができ、また、計算のエラーを減
少させることが出来る。
【0103】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の受信番組の選定方法では、ユーザの視聴実績に基づい
て、番組のユーザ嗜好との適合性を求めており、ユーザ
がキーワードなどを設定登録する必要がない。また、視
聴回数では無く、視聴の割合に基づいて嗜好度を求めて
いるため、ユーザの嗜好を反映した、正確な判断が可能
になる。
【0104】また、必要度と不必要度との両方の観点か
らユーザの嗜好度を判定する方法では、ユーザの嗜好を
より正確に把握することができる。
【0105】本発明の受信装置は、これらの方法を実施
することによって、ユーザの嗜好に適合する番組のみを
蓄積したり、ユーザの嗜好との適合性が低い番組を廃棄
したりすることができ、蓄積領域を有効に活用して、ユ
ーザの見たい番組を記録・保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における放送受信装置
の構成を示すブロック図、
【図2】前記放送受信装置のユーザ嗜好獲得部の構成を
示すブロック図、
【図3】前記放送受信装置のユーザ嗜好計算部の構成を
示すブロック図、
【図4】前記放送受信装置の番組管理部の構成を示すブ
ロック図、
【図5】前記ユーザ嗜好獲得部の動作を示すフロー図、
【図6】前記ユーザ嗜好計算部の動作を示すフロー図、
【図7】前記番組管理部の番組蓄積動作を示すフロー
図、
【図8】前記番組管理部の番組廃棄動作を示すフロー
図、
【図9】端末内管理形式の番組情報を示す図、
【図10】番組必要度が付加された番組情報を示す図、
【図11】参照情報が変更された番組情報を示す図、
【図12】視聴フラグが付加された番組情報を示す図、
【図13】番組一覧表示の例、
【図14】番組統計情報の例、
【図15】視聴統計情報の例、
【図16】評価項目必要度の例、
【図17】評価項目必要度、不必要度の例、
【図18】第2の実施形態におけるユーザ嗜好獲得部の
動作を示すフロー図、
【図19】第2の実施形態におけるユーザ嗜好計算部の
動作を示すフロー図、
【図20】第2の実施形態における視聴統計情報、
【図21】番組必要度、不必要度が付加された番組情報
を示す図、
【図22】参照先を外部DBに変更した番組情報であ
る。
【符号の説明】
101 受信部 102 分離部 103 番組情報管理部 104 番組管理部 105 ユーザ嗜好計算部 106 ユーザ嗜好獲得部 107 番組一覧作成部 108 デコード部 109 表示部 110 入力部 111 外部ネットワークインターフェース 112 番組蓄積部 113 ユーザ嗜好管理部 201 ユーザ識別部 202 必要判定部 203 番組情報再構成部 204 評価項目選択部 205 視聴統計情報管理部 206 評価項目必要度計算部 207 評価項目必要度記憶部 208 評価項目必要度出力部 301 番組情報入力部 302 評価項目選択部 303 番組統計情報管理部 304 ユーザ嗜好読み込み部 305 番組必要度計算部 306 番組情報再構成部 401 番組情報入力部 402 蓄積番組選択部 403 番組取り込み部 404 廃棄番組選択部 405 番組廃棄部 406 番組情報再構成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−136318(JP,A) 特開 平9−312811(JP,A) 特開 平11−164213(JP,A) 宮原ほか,利用者の視聴履歴に基づく TV番組推薦システムの検討,情報処理 学会第54回全国大会講演論文集,日本, 社団法人情報処理学会,1997年 3月, 第4分冊、P.245−246 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/44 H04H 1/00 G06F 17/30

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番組本体の番組データと番組の特性を示
    す番組情報とを多重化して放送する放送システムの受信
    装置において、 番組情報に含まれる項目を評価項目として、視聴された
    番組の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数と、放
    送された番組の番組情報に含まれる前記評価項目の累積
    加算数との比に基づいて前記評価項目の必要度を算出す
    るユーザ嗜好獲得手段と、 番組の番組情報に含まれる各評価項目に対応する必要度
    を前記ユーザ嗜好獲得手段から読み込み、前記番組に対
    するユーザの嗜好を表すユーザ嗜好度を、前記番組の番
    組情報に含まれる各評価項目に対応する前記必要度を加
    算して算出するユーザ嗜好計算手段とを備え、前記ユー
    ザ嗜好度に基づいて、受信番組、蓄積する番組、蓄積し
    た番組の中の廃棄する番組、または、提示する番組情報
    を選定することを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記ユーザ嗜好獲得手段が、算出した前
    記評価項目の必要度を蓄積保持し、前記ユーザ嗜好計算
    手段が、新たな番組情報を受信したとき、前記ユーザ嗜
    好獲得手段に保持された前記評価項目の必要度を用い
    て、前記番組情報が示す番組のユーザ嗜好度を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 ユーザを識別する識別手段を具備し、前
    記評価項目の必要度及びユーザ嗜好度がユーザごとに算
    出されることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 前記ユーザ嗜好獲得手段が、予約録画さ
    れた番組を視聴された番組と見なして前記評価項目の必
    要度を算出することを特徴とする請求項1に記載の受信
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ユーザ嗜好獲得手段が、ある番組の
    視聴時間中に視聴されなかった番組の番組情報に含まれ
    る評価項目の累積加算数と、放送された番組の番組情報
    に含まれる前記評価項目の累積加算数との比に基づいて
    前記評価項目の不必要度を算出し、前記ユーザ嗜好計算
    手段が、番組に対するユーザの不必要さを表すユーザ不
    必要度を、前記番組の番組情報に含まれる各評価項目の
    前記不必要度を加算して算出し、前記ユーザ嗜好度及び
    ユーザ不必要度に基づいて、受信番組、蓄積する番組、
    蓄積した番組の中の廃棄する番組、または、提示する番
    組情報を選定することを特徴とする請求項1に記載の受
    信装置。
  6. 【請求項6】 放送される番組データの中から前記ユー
    ザ嗜好度が閾値を超える番組の番組データを選択して蓄
    積する蓄積手段を具備することを特徴とする請求項1に
    記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 放送される番組データの中から前記ユー
    ザ嗜好度が閾値を超え、且つ、前記ユーザ不必要度の絶
    対値が所定値より小さい番組の番組データを選択して蓄
    積する蓄積手段を具備することを特徴とする請求項5に
    記載の受信装置。
  8. 【請求項8】 蓄積された番組データの中から、既に視
    聴された番組であって、且つ、前記ユーザ嗜好度が小さ
    い番組の番組データを廃棄する廃棄手段を具備すること
    を特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  9. 【請求項9】 蓄積された番組データの中から、既に視
    聴された番組であって、前記ユーザ嗜好度が小さく、且
    つ、前記ユーザ不必要度の絶対値が大きい番組の番組デ
    ータを廃棄する廃棄手段を具備することを特徴とする請
    求項5に記載の受信装置。
  10. 【請求項10】 廃棄された前記番組データと同一の番
    組データが蓄積されているデータベースの蓄積先情報
    含めた番組情報保持することを特徴とする請求項8ま
    たは9に記載の受信装置。
  11. 【請求項11】 放送された番組の番組情報に含まれる
    前記評価項目の累積加算数のデータを、放送側からの放
    送によって入手することを特徴とする請求項1に記載の
    受信装置。
  12. 【請求項12】 番組本体の番組データと番組の特性を
    示す番組情報とを多重化して放送する放送システムの下
    で、受信装置がユーザの嗜好に適合する受信番組を選ぶ
    ための選定方法において、 番組情報に含まれる項目を評価項目として、視聴された
    番組の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数と、放
    送された番組の番組情報に含まれる前記評価項目の累積
    加算数との比に基づいて前記評価項目の必要度を算出
    し、新たに受信した番組の番組情報に含まれる各評価項
    目に対応する前記必要度を加算して前記番組に対するユ
    ーザの嗜好を表すユーザ嗜好度を算出し、前記ユーザ嗜
    好度に基づいて受信番組を選ぶことを特徴とする選定方
    法。
  13. 【請求項13】 前記視聴された番組の中に、予約録画
    された番組を含めることを特徴とする請求項12に記載
    の選定方法。
  14. 【請求項14】 番組本体の番組データと番組の特性を
    示す番組情報とを多重化して放送する放送システムの下
    で、受信装置がユーザの嗜好に適合する受信番組を選ぶ
    ための選定方法において、 番組情報に含まれる項目を評価項目として、視聴された
    番組の番組情報に含まれる評価項目の累積加算数と、放
    送された番組の番組情報に含まれる前記評価項目の累積
    加算数との比に基づいて前記評価項目の必要度を算出
    し、前記番組の視聴時間中に視聴されなかった番組の番
    組情報に含まれる評価項目の累積加算数と、放送された
    番組の番組情報に含まれる前記評価項目の累積加算数と
    の比に基づいて前記評価項目の不必要度を算出し、新た
    に受信した番組の番組情報に含まれる各評価項目に対応
    する必要度を加算して前記番組に対するユーザの嗜好を
    表すユーザ嗜好度を算出し、前記番組の番組情報に含ま
    れる各評価項目の不必要度を加算して前記番組に対する
    ユーザの不必要さを表すユーザ不必要度を算出し、前記
    ユーザ嗜好度及びユーザ不必要度に基づいて受信番組を
    選ぶことを特徴とする選定方法。
  15. 【請求項15】 放送された番組の番組情報に含まれる
    前記評価項目の累積加算数のデータを、放送側からの放
    送によって入手することを特徴とする請求項12または
    13に記載の選定方法。
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Title
宮原ほか,利用者の視聴履歴に基づくTV番組推薦システムの検討,情報処理学会第54回全国大会講演論文集,日本,社団法人情報処理学会,1997年 3月,第4分冊、P.245−246

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