JP3587779B2 - 配電盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は特にネットワーク受変電設備の配置を改良した配電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
都市では、土地の立体的利用が盛んになって、ビルも高層化されている。高層ビルは、電力の負荷分布が垂直方向に増加し負荷容量は非常に大きく、しかも公共的に重要なものが多く含まれているため、電源の信頼性,安全性が強く要求されている。さらに設備場所が都市の密集地域にあるため、据え付面積の極力小さいことが望まれている。このようなビルあるいは工場設備のように1個所に大きな負荷があるところには、供給信頼度の高いネットワーク受電方式が最適といえる。
【0003】
ネットワーク受電方式は、電源変電所から2〜4回線の22KVまたは33
KV配電線で受電し、ネットワーク変圧器の1次側には受電用断路器のみを設置し、2次側にはネットワーク変圧器毎にヒューズ,プロテクタ遮断器を置き、その負荷側をネットワーク母線で並列に接続し、そのネットワーク母線に接続されたいくつかの配電線によって、各方面の負荷に供給する方式である。尚、スポットネットワーク受電方式としては特開昭62−60937 号公報を挙げることができる。
【0004】
このネットワーク受電方式たとえばネットワーク変圧器の1次側又は2次側で短絡事故が起きると、事故回路を切り離しても、健全な回線より供給して、負荷が停電するのを防止しているので、電力供給の信頼性が高く、これが顧客ニーズと合い、最近需要が多くなってきた。
【0005】
ネットワーク受電方式では、ネットワーク変圧器と、プロテクタ遮断器及びテイクオフ遮断器とは別々の配線盤に収納されていた、ネットワーク変圧器と、プロテクタおよびテイクオフ遮断器とは配電線より接続されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このため、これらの配電盤を設置するだけでも、ネットワーク受電設備の設置面積が著しく広いばかりでなく、また複数の配電盤間を接続するときに、配電線,ネットワーク母線等の配線構造が複雑になり、配線作業も容易でなかった。
【0007】
更に、保守点検時には、ネットワーク変圧器とプロテクタ遮断器及びテイクオフ遮断器とが離れており、保守点検がしづらいので、これらを積み重ねると、プロテクタ遮断器及びテイクオフ遮断器の出し入れ作業及び操作性等の使い勝手が悪くなることが考えられる。また実開昭56−100006号公報の配電盤は、ネットワーク母線の配置が高いので、上述と同様な問題が生じる。
【0008】
本発明の目的は、遮断器の操作性を良くして使い勝手を良くした配電盤を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、母線と電気機器との配置構造を簡素化して接続作業を容易にした配電盤を提供することにある。
【0010】
更に本発明の他の目的は、受変電設備の設置面積を著しく縮小した配電盤を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の配電盤は、配電盤内に形成した変圧器室と、変圧器室上側に形成した導電室及び配電盤面側の電気室と、上記変圧器室に水平配置された変圧器と、上記水平配置された変圧器に対応する導電室に配置した母線と、上記水平配置された変圧器と対応する母線設置部と対応する電気室に配置された遮断器とを備えたことにある。
【0012】
【作用】
この結果、変圧器室は、変圧器の長手方向を水平にして高さ寸法を大幅に低くし、変圧器室上に配置した導電室に母線を設置し、上記母線設置部と対応する電気室に遮断器を配置できるようになり、遮断器,電気室等は作業員の手の届く高さの範囲内に設置でき、作業員が手動で遮断器を電気室に出し入れしたり、或いは電気室を操作をしたりすることが出来るようになったので、本発明の配電盤は操作性が良くなり、使い勝手が良くなったばかりでなく、また本発明の配電盤によれば、受変電設備の設置面積を著しく縮小出来るようになった。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例のネットワーク配電盤を図1ないし図5により説明する。
【0014】
図1は本発明のネットワーク配電盤の構成を理解しやすくするために示した参考透過図で図2乃至図12と必ずしも一致していない個所がある。図2,図3は本発明の実施例で図1のネットワーク配電盤を左側つまり正面及び裏面から見たときの図である。図3の導体は理解しやすくするために高圧関係のみを図示した。図4,図5は図2,図3のA−A線,B−B線断面図である。
【0015】
図面において、ネットワーク配電盤1は鋼板より成る第1配電盤ユニット2と第2配電盤ユニット3とから成る箱型に構成されている。両ユニット2,3は分離自在に構成されている。ネットワーク配電盤1内の中間には仕切り板5例えば鋼板により仕切られている。仕切り板5の下側には変圧器室6を形成している。変圧器室6は3枚の扉4Aを開閉自在にネットワーク配電盤1に取り付けている。扉4Aには取っ手4Bを取り付けている。仕切り板5の上側には所定間隔に2枚の仕切り板5A,5Bを設けて、導体室7と導体室の左右に電気室8及び開閉室9とを形成している。
【0016】
電気室8,10は鋼板の仕切り板5Cにより仕切られて独立した2部屋を構成している。これら電気室8の表面には1枚及び3枚の扉8A及び8Bを開閉自在にネットワーク配電盤に取り付けている。各電気室10は3枚の扉8Bに応じて独立した部屋を構成している。扉8A,8Bには取っ手8C,計器8D及び正方形状の開口部8Eを設けている。電気室8と開閉室10とに対応する屋上面12に通風ダクト13を設けている。
【0017】
各電気室8,10及び開閉室9と通風ダクト13とは互いに連通している。変圧器室6の裏面側2X及び通風ダクト13には吸気口14及び排気口15を形成している。仕切り板5には複数の小孔16を穿孔している。従って、空気は矢印方向Zで示す如く吸気口14より複数の小孔16を通過し排気口15より外気に出て行く。吸気口14に取り付けたブロアー17は、モータ18により回転する。
【0018】
3相のネットワーク配電線20A,20B,20Cは図3に示すようにエルボ形ケーブルヘッド21の導体に接続されている。エルボ形ケーブルヘッド21は開閉室内に配置され、一端が天井を貫通し、他端がブッシングを介して開閉室内の負荷開閉器22に接続している。負荷開閉器22の一端は仕切り板5に設けたブッシング23を介して変圧器室内の3相のネットワーク変圧器24の1次端子25に接続している。尚負荷開閉器に代えて断路部を使用してもよい。また上述のネットワーク配線20はネットワーク配電盤1の下側からネットワーク変圧器24の1次端子25に接続してもよい。
【0019】
ネットワーク変圧器24は例えば1次側の約22000V,52Aの電流,電圧が2次側で約415V,2800Aの電流,電圧に変換される。各相のネットワーク変圧器24はネットワーク変圧器の長手方向Lを水平方向に配置した所謂水平配置型ネットワーク変圧器24である。水平配置型ネットワーク変圧器24の3相コイル24Aはネットワーク配電盤1の幅方向Yに所定間隔に配置されている。3相コイル24Aは鉄心24Bに導体線を巻回している。またネットワーク変圧器の長手方向Lをネットワーク配電盤1の幅方向Yに沿って配置してもよい。水平方向に配置されたネットワーク変圧器24は支持台26に支持され、支持台26は支持台26に取り付けた車輪27により矢印方向1X,2Xに移動し、ネットワーク配電盤1内外に出入り出来る。矢印方向1Xは正面側で、矢印方向2Xは裏面側である。
【0020】
水平配置型ネットワーク変圧器24の2次端子28と接続した引出導体29は、電気室8の裏面側2Xでヒューズ31,プロテクタ変流器32を接続し、再び正面側1Xに伸びてプロテクタ遮断器33の1次側に接続している。また29Aは中性点導体である。
【0021】
扉8Aを開いた電気室8内にはプロテクタ遮断器33を収納している。扉8Aより左側の3枚の扉8Bを開いた電気室10内にテイクオフ遮断器34を配置している。両電気室は仕切り板で区画されて独立していると共に、扉8A,扉8Bを閉じると、プロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34に設けた計器50が開口部8Eに挿入され、外部より操作できる。プロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34は外部より電気室8,10に出入りするのに応じて、各遮断器33,34の1次及び2次側端子は、図9ないし図11に示す電気室8に設けた断路部39と電気的に接離する。断路部39に接続している引出導体36,37はネットワーク母線35に接続している。
【0022】
複数相の水平配置型ネットワーク変圧器24の配置方向に沿って伸びているネットワーク母線35の複数相は、ネットワーク変圧器24の長手方向Lに所定間隔に配置し、ネットワーク母線35にプロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34を接続している。ネットワーク母線35は図6に示すように帯状導体35A を使用し、帯状導体の高さ方向とこの直角方向に幅部1Lと厚さ部Tとが来るように配置したが、これとは逆に図7のように帯状導体35Aの高さ方向とこの直角方向に厚さ部1Lと幅部Tが来るように配置してもよい。つまりネットワーク母線35の複数相は図7に示すように垂直方向つまり階段上に配置してもよい。
【0023】
図4,図5に示すようにプロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34は、ネットワーク母線35の延長方向に沿って配置されている。プロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34の複数の2次側及び1次側の引出導体36B及び37Aは、ネットワーク母線35の線延長方向に沿って配置されている。プロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34の複数の2次側及び1次側の引出導体36B及び37Aがネットワーク母線35の4相に接続され、図9ないし図11に示すように2次側引出導体36Bの引出位置の方が1次側引出導体37Aの引出位置より高い位置に配置することにより、プロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34の計器50は扉8A,8Bに同一方向の向きに配置できる。テイクオフ遮断器34の複数の2次側引出導体37Bは、ネットワーク変圧器24と反対側の上方側に延び、通風ダクト内13で負荷導体38に接続し、負荷導体38がネットワーク配電盤1の正面側1Xより外部に伸びている。また2次側引出導体37Bはネットワーク母線35に沿って配置してもよい。
【0024】
次に、本発明のネットワーク配電盤の作用効果を説明する。
【0025】
この実施例では、変圧器の長手方向を垂直に配置した垂直型変圧器に比べて水平配置型ネットワーク変圧器24は高さ寸法を大幅に低くしたので、この上にネットワーク母線35が配置できるようになり、ネットワーク母線35の一方側に配置したプロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34は、作業員の手の届く高さの範囲内に設置できるようになったので、作業員が手動でプロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34を電気室8,10に出し入れしたり、あるいは計器8D,50を操作したり出来るようになり、プロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34,電気室8,10等の操作性が良くなり、使い勝手が良くなった。
【0026】
作業員の手の届く高さの範囲は、支持台26に支持された水平配置型ネットワーク変圧器24上にネットワーク変圧器コイル24Aの直径を加算した高さ寸法の範囲内にプロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34を設ければよい。この寸法範囲より下側であれば、ネットワーク変圧器24が設置されており、プロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34を配置できない。また上記寸法範囲より上側であれば、作業員の手がプロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34等の電気機器に届かなくなり作業がしにくい。
【0027】
このことは、ヒューズ31,プロテクタ変流器32も作業員の手の届く高さの範囲内に設置されているので、上述と同様な作用効果を達成できることは云うまでもない。更に、ヒューズ31,プロテクタ変流器32はネットワーク配電盤1の裏側に集約して配置したので、取付け,保守点検時の作業がしやすくなったばかりでなく、また扉側及び表面側の体裁がよくなった。
【0028】
この実施例では、テイクオフ遮断器34の2次側引出導体37Bを屋上側に引き出した結果、図8に示すように変圧器室上に対応配置されたネットワーク母線35と引出位置の異なるプロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34の2次及び1次側引出導体36B,37Aとを直線状に配置できると共に、直接接続できるようになり、導体配置構成が簡素化されたばかりでなく、また1次及び2次側引出導体37A,36Bの引出位置を異にして区別しやすくしたので、誤配線が少なくなった。特に暗いネットワーク配電盤1内でもプロテクタ遮断器33かテイクオフ遮断器34かの位置かすぐに判るようになり、組立,保守点検等の作業が著しくしやすくなったばかりでなく、また誤配線も少なくなった。
【0029】
この実施例では、テイクオフ遮断器34の2次側引出導体37Bをネットワーク変圧器24と反対側である上方に引き出せば、ネットワーク変圧器24と絶縁問題を生じることなく、電気的に安全である。
【0030】
また、テイクオフ遮断器34の2次側引出導体37Bは、図5,図11に示すようにネットワーク変圧器24と反対側である上側に延びて、一方の通風ダクト内の負荷導体38に接続し、2次側引出導体37B及び負荷導体38がネットワーク母線35及びネットワーク変圧器24と衝突することなく、絶縁問題を生じることがなくなり、電気的に安全にネットワーク配電盤1の正面側1Xより外部に伸ばすことができるので、ネットワーク母線35を安全に直列状に伸ばすことが出来るようになった。
【0031】
この結果、直列状のネットワーク母線35は3回線のネットワーク回線22KVのネットワーク配電盤1A,1B,1Cとネットワーク配電盤に隣接した自家発電機40,力率用コンデンサ41を接続出来るようになり、ネットワーク受変電システムを構成できるので、ネットワーク母線35に電気機器例えば自家発電機40,力率用コンデンサ41等を集約出来るようになり、ネットワーク受変電システムの設置面積を更に著しく縮小できると共に、配電線系統を簡素化出来るようになった。
【0032】
また、複数相のネットワーク変圧器24とネットワーク母線35との配置方向に沿って電気機器33,34を配置できるようになり、これらの電気機器24,33,34及びネットワーク母線35を一箇所に集約できるので、ネットワーク受電システムの設置面積を大幅に縮小出来るようになったばかりでなく、又一箇所で電気機器24,33,34等を保守点検出来るので、保守点検作業が著しくしやすくなった。
【0033】
更にネットワーク母線35に接続するネットワーク変圧器24,電気機器33,34の端子及び引出導体はネットワーク母線35に直交するように配置されており、電気的にクロスしておらず、磁気的な変力が生じることがなくなり、電気機器33,34等に悪影響を与えることがなくなった。
【0034】
上述の実施例とは異なる実施例としてネットワーク配電盤1の上側と下側とに変圧器室6と導体室7および電気室8,10とを形成し、変圧器室6と導体室7および電気室8とに水平配置型ネットワーク変圧器24とネットワーク母線35及びプロテクタ遮断器33とテイクオフ遮断器34とを収納する。ネットワーク母線35及びプロテクタ遮断器33とテイクオフ遮断器34は水平配置型ネットワーク変圧器24に対応配置されている。
【0035】
この場合、プロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34の1次側端子36A,37Aを2次側端子36B,37Bより上側に配置し、プロテクタ遮断器33の1次側端子36Aと2次側端子37Bとが電気的にクロスするのを防止すると共に、テイクオフ遮断器34の2次側端子37Bと接続している負荷側の引出導体は、ネットワーク変圧器24と反対側の床面を介して外部に引き出すか、床面又はネットワーク母線35に沿って外部に引き出すようにする。
【0036】
この実施例では、ネットワーク配電盤1はプロテクタ遮断器33を有する第1配電盤ユニット2とテイクオフ遮断器34を有する第2配電盤ユニット3とで分割されている。このことは、電気容量が増加したネットワーク受変電システムを使用する場合、電気容量が増加したネットワーク変圧器24とプロテクタ遮断器33とを使用する。ネットワーク変圧器24とプロテクタ遮断器33とは通常のネットワーク変圧器24,プロテクタ遮断器33より大きくなり、電気容量の増加に応じて大きくなったネットワーク変圧器24,プロテクタ遮断器33を収容できる大きさに変更した第1配電盤ユニット2を使用できるようにしたので、第1配電盤ユニット2及び第2配電盤ユニット3を標準化したのを複数用意すれば、電気容量に応じて複数の配電盤ユニットを組合わせて、ネットワーク配電盤1を組立てることができるので、組立作業能率を著しく向上することが出来るようになった。
【0037】
この実施例のモータ18は、ネットワーク変圧器24の2次側に一定電流以上の電流がながれると、変流器31で検出し、図示していないスイッチを閉じて、モータ18を駆動させるか、又は、変圧器内にサーモスタットを取り付け、変圧器内の温度が一定温度以上になると、サーモスタットが動作して、モータ18を駆動して、ブロアー17を回転させて、外部の空気を矢印方向Zに流し、各部屋の温度が下がり、この分だけネットワーク変圧器24,プロテクタ遮断器33,テイクオフ遮断器34等を定格電流限度まで使用できるようになった。
【0038】
上述の実施例はネットワーク配電盤について説明したが、変圧器を使用した配電盤に実施してもよい。即ち、外部電源から受電し、降圧し複数負荷に給電するための配電盤であって、配電盤下部に複数相の変圧器を水平配置し、配電盤上部に母線を配置し、配電盤上部の母線と対応する配電盤正面側の電気室に遮断器を設置して、上述と同様な効果を達成する。また電気室に性能が異なる複数の遮断器を配置する時には、各遮断器の1次及び2次引出端子の引出位置を変えて母線に接続することにより、性能の異なる遮断器は電気室で同一方向に配置出来るようにして、遮断器,電気室等の使い勝手が良くなった。
【0039】
図13ないし図15に示す配電盤はネットワーク変圧器24を垂直に配置し、このネットワーク変圧器24の長手方向Lに対応し、且つネットワーク変圧器24の配置方向に沿ってネットワーク母線35を配置し、ネットワーク母線35にプロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34を接続することにより、ネットワーク変圧器24の長手方向Lと直交するように配置され、且つ高さを下げたネットワーク母線35にプロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34を接続出来るようになり、作業員が手動でプロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34等を操作出来るようになった。又ネットワーク変圧器24の2次側の引出導体36Aに接続したヒューズ31,プロテクタ変流器32は、配電盤正面より装着出来るようになり、装着作業が容易になった。
【0040】
一方、4相のネットワーク母線35は傾斜状に配置して、ネットワーク変圧器24とプロテクタ遮断器33及びテイクオフ遮断器34との間隙を狭くして、配電盤を小型化した。更に配電盤はネットワーク変圧器を配電盤裏側に突出させるように傾斜状に配置し、ネットワーク変圧器の高さを低くし、配電盤を小型化することも出来る。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、配電盤下部に変圧器を水平に配置して高さを低くした結果、配電盤上部に配置した母線及び電気室内の遮断器の配置位置が低く成り、遮断器等は作業員の手の届く高さの範囲内に設置できるようになった。このため、作業員が手動で遮断器及び電気室の計器等の操作が出来るようになり、遮断器等の操作が良くなったので、配電盤の使い勝手がよくなった。また遮断器の負荷側引出導体の引出方向を変圧器と反対方向に引出し、遮断器の引出導体母線を直線状に配置することが出来るようになったので、導体配置が簡素化出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考図として示したネットワーク配電盤を透かして視たときの参考透過図である。
【図2】本発明の実施例である図1のネットワーク配電盤を左(正面)側から視たときの正面図である。
【図3】本発明の実施例である図1のネットワーク配電盤を裏側から視たときの裏面図である。
【図4】本発明の実施例である図2のネットワーク配電盤のA−A側断面図である。
【図5】本発明の実施例である図2のネットワーク配電盤のB−B側断面図である。
【図6】本発明の実施例である図4ないし図5のネットワーク母線に使用した帯状導体の側断面図である。
【図7】本発明の別の実施例のネットワーク母線に使用した帯状導体の側断面図である。
【図8】本発明の実施例である図1のネットワーク配電盤に使用した概略回路図である。
【図9】本発明の実施例である図1のネットワーク変圧器とプロテクタ遮断器との配線を示す概略説明図である。
【図10】本発明の実施例である図1のネットワーク配電盤に使用したプロテクタ遮断器の接続図である。
【図11】本発明の実施例である図1のネットワーク配電盤に使用したテイクオフ遮断器の接続図である。
【図12】本発明の他の実施例であるネットワーク受変電システムの概略回路図である。
【図13】本発明の他の実施例であるネットワーク変圧器とプロテクタ及びテイクオフ遮断器の配置を示す正面図である。
【図14】本発明の図13の実施例に使用したネットワーク変圧器とプロテクタ遮断器との配置図である。
【図15】本発明の図13の実施例に使用したネットワーク変圧器とテイクオフ遮断器との配置図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク配電盤、6…変圧器室、7…導体室、8…電気室、24…ネットワーク変圧器、33…プロテクタ遮断器、34…テイクオフ遮断器、35…ネットワーク母線。

Claims (1)

  1. 長手方向が水平に配置された3相の変圧器を収納する変圧器室と、該変圧器室の上側に設けられた導電室と、該導電室と前記変圧器の長手方向に隣接して設けられた配電盤正面側の電気室と、該電気室とは前記導電室を挟んで反対側に設けられた開閉室と、該開閉室と前記電気室とを連通する通風ダクトと、前記変圧器室下方の3相の変圧器のそれぞれの軸線方向に設けられた外気を吸気する吸気口と、前記通風ダクトに設けられ、前記各吸気口で吸気された室内を冷却し終えた空気を外部へ排気する排気口とを備え、前記変圧器室内の各吸気口が位置する部分にモータで回転するブロアをそれぞれ設け、該各ブロアは、前記変圧器に一定電流が流れるか又は変圧器室内の温度が一定温度以上になると、記モータが駆動して回転し、前記吸気口から外気を吸気して前記室内を冷却することを特徴とする配電盤。
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