JP2014179693A - 基地局、移動通信システムおよび移動通信方法 - Google Patents

基地局、移動通信システムおよび移動通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】省電力動作と通常動作とを効果的に切り替え可能な基地局を得る。
【解決手段】省電力制御部208は、周辺セルの基地局からネットワーク経由で送信されるセル起動要求を受信し、セル起動要求に含まれる無線受信スケジュール情報と、下り信号モニタ部で取得した周辺セル情報とに基づいて、無線受信を行う期間を設定するとともに、上り信号モニタ部206が、セル起動要求に含まれるあらかじめ定められた識別子に合致する上り信号を検出した場合に、無線送信および無線受信を通常動作に復帰させる。
【選択図】図12

Description

この発明は、基地局、基地局により構成される移動通信システム、および移動通信方法に関する。
移動通信システムでは、セル半径が数kmのエリアをカバーするマクロセル基地局の他に、一般家庭や店舗、オフィスビルのような、マクロセル基地局との通信品質を十分に確保することができない屋内に設置され、セル半径が数十m程度のエリアをカバーするフェムトセル基地局が用いられている。
このようなフェムトセル基地局では、マクロセル基地局を含む周辺セルで通信中の移動端末に対する電波干渉の抑圧や、フェムトセル基地局の省電力化を目的として、フェムトセル基地局の使用状況に応じて、無線部の電力を低下させる制御が提案されている。
従来のフェムトセル基地局は、自セルへのアクセス制限を許可した登録移動端末の接続がない場合に無線部の電源をオフ(省電力動作)し、タイマ値を調節可能なタイマを用いて無線部の電源をオン(通常動作)することにより、省電力制御を実行している(例えば、特許文献1参照)。
ここで、タイマ値を調節可能なタイマは、周辺セルの基地局に登録移動端末の在圏状況を問い合わせた結果に応じて、タイマ値を変更またはリセットするものである。具体的には、登録移動端末が遠ざかる方向に移動している場合にはタイマ値を延長し、近づく方向に移動している場合にはタイマ値を短縮する制御を実行する。
また、従来の別のフェムトセル基地局は、一定時間移動端末と通信しない場合に、無線部の電力を低下(省電力動作)させてセル半径を絞り、移動端末が再度接続を要求してきた場合に、無線部の電力を戻す(通常動作)ことにより、省電力制御を実行している(例えば、特許文献2参照)。
また、省電力動作へ移行したフェムトセル基地局が、周辺セルの基地局に対してセル状態を通知するメッセージであるセル情報更新通知(ENB CONFIGURATION UPDATE)や、省電力動作中のフェムトセル基地局に対して、通常動作への復帰を要求するメッセージであるセル起動要求(CELL ACTIVATION REQUEST)が規定されている(例えば、非特許文献1参照)。
特許第5039184号明細書 国際公開第2010/016123号
"3GPP TS 36.423 V11.3.0(2012−12)",http://www.quintillion.co.jp/3GPP/Specs/36423−b30.pdf,pp.23〜25,30〜31
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1のフェムトセル基地局は、省電力動作から通常動作へ復帰するための判断材料として、周辺セルにおける登録移動端末の在圏状況およびタイマを使用している。そのため、登録移動端末がフェムトセル基地局の通信可能範囲内に存在するか否か分からない状態で通常動作へ復帰してしまい、省電力化を効果的に実現することができないという問題がある。
例えば、マクロセル内にフェムトセルが孤立して存在している場合等には、登録移動端末がマクロセル内に在圏していたとしても、タイマが満了するまでにフェムトセル基地局との通信可能範囲内に移動しているか否か分からないので、通常動作への復帰が無駄に行われてしまう恐れがある。
また、特許文献2のフェムトセル基地局は、省電力動作中においても、移動端末が再度接続を要求してくる場合に備えて、報知情報等の無線送信を完全には停止せず、無線部の電力を低下させた状態で待機する。そのため、省電力化を十分に実現することができないという問題がある。
例えば、省電力動作中において、移動端末が再度接続を要求してきたことを考えた場合に、無線部の電力を低下させすぎると、移動端末がフェムトセル基地局を検出することができず、再接続を要求することができないので、ある程度の電力で報知情報を送信している必要がある。
また、非特許文献1では、省電力動作への移行時や通常動作への復帰の要求時に、基地局間で送受信するメッセージが規定されているが、省電力動作を実現するための方法は、移動通信システムの運用に任されている。そのため、これらのメッセージに含める詳細情報についても、省電力動作と通常動作とを効果的に切り替えるための情報は、規定されていない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、周辺セルへの電波干渉の抑圧および基地局の省電力化を実現するために、基地局の省電力動作と通常動作とを効果的に切り替えることができる基地局、移動通信システムおよび移動通信方法を得ることを目的とする。
この発明に係る基地局は、移動通信システムを構成する基地局であって、自己のセルの周辺に存在する周辺セルの基地局が送信する第1信号を受信し、第1信号のタイミングおよび第1信号に含まれる情報を解析して、周辺セル情報を取得する下り信号モニタ部と、周辺セルの基地局と通信する移動端末が送信する第2信号を受信し、第2信号に含まれる情報を解析する上り信号モニタ部と、無線送信および無線受信の動作状態を独立に制御する省電力制御部と、無線送信の動作状態の変化を、セル情報更新通知として周辺セルの基地局に対して送信するセル情報更新部と、を備え、省電力制御部は、周辺セルの基地局からネットワーク経由で送信されるセル起動要求を受信し、セル起動要求に含まれる無線受信スケジュール情報と、下り信号モニタ部で取得した周辺セル情報に基づいて、無線受信を行う期間を設定するとともに、上り信号モニタ部が、セル起動要求に含まれるあらかじめ定められた識別子に合致する上り信号を検出した場合に、無線送信および無線受信を通常動作に復帰させるものである。
この発明に係る基地局によれば、省電力制御部は、周辺セルの基地局からネットワーク経由で送信されるセル起動要求を受信し、セル起動要求に含まれる無線受信スケジュール情報と、下り信号モニタ部で取得した周辺セル情報とに基づいて、無線受信を行う期間を設定するとともに、上り信号モニタ部が、セル起動要求に含まれるあらかじめ定められた識別子に合致する上り信号を検出した場合に、無線送信および無線受信を通常動作に復帰させる。
そのため、基地局の省電力動作と通常動作とを効果的に切り替えることができ、周辺セルへの電波干渉の抑圧および基地局の省電力化を実現することができる。
この発明の実施の形態1に係る移動通信システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る移動通信システムを示す別の構成図である。 図2に示した状態における基地局の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係る移動通信システムを示すさらに別の構成図である。 図4に示した状態における基地局の動作を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1に係る移動通信システムを示すさらにまた別の構成図である。 この発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおける処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおける別の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおけるさらに別の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおけるさらにまた別の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおけるマクロセル基地局を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおけるフェムトセル基地局を示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態2に係る移動通信システムにおけるフェムトセル基地局を示すブロック構成図である。
以下、この発明に係る基地局、移動通信システムおよび移動通信方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る移動通信システムを示す構成図である。図1において、この移動通信システムは、マクロセル基地局により形成されたマクロセル1と、マクロセル1の通信エリア内で、1つ以上のフェムトセル基地局により形成されたフェムトセル2a〜2eと、移動端末(UE)3a〜3hとから構成されている。
また、図1において、フェムトセル2a、2b、2cは、無線送受信を行う「通常動作」状態のフェムトセルを示しており、フェムトセル2d、2eは、無線送受信を停止した「第1省電力動作」状態のフェムトセルを示している。なお、この発明のフェムトセル基地局は、無線受信を行うが無線送信を行わない「第2省電力動作」を行うことができるが、この動作については、後述する。
また、それぞれ移動端末3aは、フェムトセル2aで通信中、移動端末3bは、フェムトセル2bで通信中、移動端末3cは、フェムトセル2cで通信中の状態であり、移動端末3d〜3hは、マクロセル1で通信中の状態である。
ここで、フェムトセル2aのフェムトセル基地局は、「通常動作」状態なので、移動端末3aから周辺セル情報を収集できることは、3GPP規格を採用した移動通信システムにおける基地局動作と同様である。これにより、フェムトセル基地局は、周辺セルの基地局を唯一に特定する識別情報(PLMN−IdentityおよびCell−Identity)や物理セルID等の周辺セル情報を記憶する。
なお、この発明のフェムトセル基地局は、移動端末と同様に、周辺セルの基地局が送信した報知情報を受信する周辺セルサーチ機能を有しており、通信中の移動端末がない状態で周辺セルサーチを行うことにより、移動端末から周辺セル情報を収集することに加えて、独自に周辺セルの情報を取得することができる。周辺セル情報の取得は、上記「第2省電力動作」状態において実行するが、この動作については、後述する。
続いて、図1に示した状態から、移動端末3aがフェムトセル2aの圏外に移動した状態を図2に示す。このような状態では、移動端末3aは、マクロセル1へハンドオーバし、マクロセル1で通信中の状態となる。
この状態における基地局の動作について、図3を参照しながら説明する。図3において、フェムトセル2aのフェムトセル基地局200は、通信中の移動端末がなくなったこと(移動端末数=0)を検出すると(4−1)、省電力動作移行タイマを起動する(4−2)。この状態では、フェムトセル基地局200は、「通常動作」状態を維持しており、報知情報の送信および移動端末からのランダムアクセス受付が可能な状態である。
次に、移動端末との通信が行われない状態が一定期間継続し、省電力動作移行タイマが満了すると(4−3)、無線送受信停止条件が満たされたとして、フェムトセル基地局200のセル状態は、「通常動作」状態から「第1省電力動作」状態へ移行する(4−4)。なお、図示していないが、省電力動作移行タイマ起動中に移動端末との通信が開始された場合には、省電力動作移行タイマを停止する。
続いて、フェムトセル基地局200は、すべての周辺セルに対してセル情報更新通知(ENB CONFIGURATION UPDATE)(5−1)を送信し、セル状態が「第1省電力動作」状態となったことを通知する。
この発明の実施の形態1では、周辺セルがマクロセル基地局100のみであり、セル情報更新通知(5−1)を受信したマクロセル基地局100は、フェムトセル基地局200のセル状態を保存し(6−1)、セル情報更新応答(ENB CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGE)(5−2)を、フェムトセル基地局200へ送信する。以上に示した動作により、図2に示されるように、フェムトセル2aは、「第1省電力動作」状態となる。
次に、図2に示した状態から、マクロセル1で通信中の移動端末が増加した状態を図4に示す。ここで、増加した移動端末は、移動端末3p〜3tとして、通信を開始した順に示している。
図4において、移動端末3qは、フェムトセル2eの範囲内に存在するが、フェムトセル2eは、「第2省電力動作」状態または「第1省電力動作」状態で動作しているので、マクロセル1と通信中である。
この状態における基地局の動作について、図5を参照しながら説明する。図5において、マクロセル基地局100は、通信中の移動端末が増加する毎に、負荷増加判定を行う(7−1)。ここで、負荷増加判定は、通信中の移動端末数が、あらかじめ定めた接続端末数に達しているか否かにより判定する。
次に、マクロセル基地局100は、通信中の移動端末数が、あらかじめ定めた接続端末数に達している場合には、高負荷状態と判定して、ハンドオーバ候補の移動端末を決定する(7−2)。ここで、ハンドオーバ候補の移動端末は、通信品質の悪い移動端末の順に、あらかじめ定めたハンドオーバ候補の移動端末数の分とする。
なお、別の負荷増加判定方法としては、単位時間当たりに、自セルで通信中の移動端末と送受信した制御情報(RRCメッセージ)の数が、あらかじめ定めた送受信回数に達したか否かにより判定し、送受信回数に達している場合に高負荷としてもよい。この場合のハンドオーバ候補の移動端末は、上記制御情報の送受信数が多い移動端末の順に、あらかじめ定めたハンドオーバ候補の移動端末数の分とする。
続いて、マクロセル基地局100は、保存しているフェムトセル基地局200のセル状態から、「第1省電力動作」状態となっているフェムトセル基地局200を抽出する(7−3)。また、マクロセル基地局100は、これらのフェムトセル基地局に対して「通常動作」状態へ復帰することを要求するために、セル起動要求(後述する)に含める無線受信スケジュールの情報を生成する(7−4)。
無線受信スケジュールの情報とは、後にマクロセル基地局100が移動端末3に対してランダムアクセス開始を要求し、移動端末3がPreamble送信を行うタイミングが含まれる情報であり、マクロセル基地局100の時刻情報であるSFNとSubframeとを基準に生成される。
すなわち、開始時刻、期間、周期、最大回数であり、例えば「開始時刻」はランダムアクセス開始要求の送信時刻を示し、「期間」は開始時刻から1回以上実行されるPreamble送信が完了するまでの期間を示し、「周期」はランダムアクセス開始要求の送信間隔を示し、「最大回数」はランダムアクセス開始要求の繰返し回数を示している。
次に、マクロセル基地局100は、生成した無線受信スケジュールの情報をセル起動要求(CELL ACTIVATION REQUEST)(8−1)に含め、さらに、ランダムアクセスに用いるPreamble IDを含めてフェムトセル基地局200へ送信する。
なお、セル起動要求(8−1)に含まれる無線受信スケジュールの情報には、フェムトセル基地局200が、マクロセル基地局100の報知情報取得を高速に実行できるようにするために、マクロセル基地局100で使用している物理セルIDを含めてもよい。
続いて、セル起動要求(8−1)を受信したフェムトセル基地局200は、「第1省電力動作」状態から、無線送信を行わずに無線受信を行う「第2省電力動作」状態へ切り替える。ここで、「第2省電力動作」状態は、無線送信を行わないので、「通常動作」状態よりも消費電力が低く、周辺セルへの電波干渉もない。
次に、「第2省電力動作」状態へ切り替えたフェムトセル基地局200は、無線受信の開始とともに下り信号モニタを開始し、要求元であるマクロセル基地局100の報知情報を受信し(9−1)、マクロセル基地局100の現在の時刻情報を得る。なお、フェムトセル基地局200は、セル起動要求(8−1)にマクロセル基地局の物理セルIDが含まれていれば、これを用いて報知情報を取得する。
また、フェムトセル基地局200は、下り信号モニタから上り信号モニタへ切り替えて、マクロセル基地局100の現在の時刻情報とセル起動要求(8−1)に含まれている無線受信スケジュール情報とPreamble IDとに基づいて、上り信号モニタを開始する(9−2)。
上り信号モニタは、「開始時刻」から始めて「期間」の時間だけモニタを行い、指定されたPreamble IDが受信できるか否かを判定する。また、下り信号モニタから上り信号モニタへ切り替えるにあたっては、下りと上りとで無線周波数が異なるので、無線周波数の切り替えも実行する。ただし、TDDのように、下りと上りとで無線周波数が同じ場合には、無線周波数の切り替えは不要である。なお、指定されたPreamble IDとは、例えば送信電力の低い上り信号の識別子とする。
一方、マクロセル基地局100は、移動端末3に対してランダムアクセス開始要求(PDCCH order)(8−2)を送信することで、移動端末3から指定されたPreamble IDのPreamble(Dedicated Preamble)(8−3)を受信し、ランダムアクセス応答(Random Access Response)(8−4)を送信する。
なお、マクロセル基地局100は、一定期間内に移動端末3からPreamble(8−3)が受信できなければ、移動端末3にランダムアクセス要求(8−2)を再度送信し、最大回数まで実行する。
続いて、フェムトセル基地局200は、上り信号モニタにより、移動端末3が指定されたPreamble IDで送信したPreambleを受信することができれば(9−3)、移動端末3がフェムトセル基地局200の近くに存在している可能性が高いと判断し、「通常動作」状態へ復帰することで無線送受信を再開する(9−4)。
ここで、フェムトセル基地局200は、上り信号モニタを実施している「期間」内に、指定されたPreamble IDを確認することができない場合には、セル起動要求(8−1)に含まれている無線受信スケジュール情報の「周期」、「期間」、「最大回数」に従って再度上り信号モニタを実施し、指定されたPreamble IDの受信を確認する。
しかしながら、フェムトセル基地局200は、最終的に指定されたPreamble IDの受信を確認することができなければ、「第2省電力動作」状態から「第1省電力動作」状態へ移行した後、マクロセル基地局100に対して失敗を示すセル起動応答(CELL ACTIVATION RESPONSE)(8−5)を送信する。
また、上述したように、フェムトセル基地局200は、セル起動要求(8−1)に含まれている無線受信スケジュール情報に従って上り信号モニタを実行しているが、無線受信スケジュール情報により無線受信を行わない時間帯があれば、その時間帯については「第2省電力動作」状態から「第1省電力動作」状態へ移行してもよい。この場合には、「周期」に従った次の無線受信開始タイミングで「第2省電力動作」状態へ移行すればよい。これにより、省電力効果を高めることができる。
次に、フェムトセル基地局200が「通常動作」状態へ復帰すると、移動端末3がフェムトセル基地局200を検出できるようになり、ハンドオーバ候補の基地局となる(10−1)。続いて、通常のハンドオーバが実施され、移動端末3がマクロセル基地局100からフェムトセル基地局200へハンドオーバを行う(11−1)。
この様子は、図6に示されるように、図4において「第2省電力動作」状態または「第1省電力動作」状態で動作していたフェムトセル2eが「通常動作」状態へ復帰し、このフェムトセル2eに移動端末3qがハンドオーバし、フェムトセル2eの基地局と通信を行う状態となる。
このように、無線送信および無線受信を停止した「第1省電力動作」状態であるフェムトセル基地局200が、無線送信を行わずに無線受信を行う「第2省電力動作」状態へ移行し、移動端末3が近傍に存在する可能性が高いと判断した時点で「通常動作」状態へ移行するので、不必要に「通常動作」状態へ移行することがなく、高い省電力効果が得られるとともに、周辺セルへの不要な電波干渉を抑圧する効果が得られる。
なお、上記の説明では、上り信号モニタが、「開始時刻」から始めて「期間」の時間だけモニタすると説明したが、これに限定されず、周辺セルの基地局と通信する移動端末が送信する無線信号の信号強度があらかじめ定められたレベル以上である場合に、「第2省電力動作」状態へ移行したフェムトセル基地局200を、「通常動作」状態へ移行してもよい。このとき、フェムトセル基地局200は、無線受信の動作を停止した場合に、次回の無線受信を開始するタイマを備え、このタイマの満了により、無線受信が開始される。
また、移動端末3がフェムトセル基地局200へハンドオーバすることにより、マクロセル基地局100の負荷が軽減される。さらに、移動端末3では、近傍のフェムトセル基地局200と通信を行うので、通信品質が改善される効果も期待することができる。
以下、図7のフローチャートを参照しながら、図5に示した負荷増加判定(7−1)からセル起動要求(8−1)までの処理について説明する。
まず、負荷判定が実行され(ステップS1)、負荷が大きい(通信中の移動端末数が、あらかじめ定めた接続端末数に達している)か否かが判定される(ステップS2)。
ステップS2において、負荷が大きい(すなわち、Yes)と判定された場合には、端末(移動端末)との通話品質から、ハンドオーバ候補の端末を抽出する(ステップS3)。一方、ステップS2において、負荷が小さい(すなわち、No)と判定された場合には、そのまま図7の処理を終了する。
続いて、無線送受信停止中(第1省電力動作)のセルが抽出され(ステップS4)、無線受信スケジュールの情報が生成され(ステップS5)、セル起動要求(8−1)が送信され(ステップS6)、上り送信指示開始タイマが起動されて(ステップS7)、図7の処理が終了する。
次に、図8のフローチャートを参照しながら、図5に示した報知情報受信(9−1)から上り信号モニタ開始(9−2)までの処理について説明する。
まず、セル起動要求(8−1)を受信した後、下り信号モニタが開始される(ステップS11)。
続いて、要求元の物理セルIDで報知情報が受信され(ステップS12)、要求元の下り送信タイミングと時刻とが取得され(ステップS13)、無線受信開始タイマが起動されて(ステップS14)、図8の処理が終了する。
次に、図9のフローチャートを参照しながら、図5に示したランダムアクセス開始要求(8−2)時の処理について説明する。
まず、ランダムアクセス開始要求(8−2)が送信され(ステップS21)、送信回数が最大送信回数であるか否かが判定される(ステップS22)。
ステップS22において、最大送信回数でない(すなわち、No)と判定された場合には、再送用タイマが起動されて(ステップS23)、図9の処理が終了する。一方、ステップS22において、最大送信回数である(すなわち、Yes)と判定された場合には、そのまま図9の処理を終了する。
続いて、図10のフローチャートを参照しながら、図5に示したPreambleの受信(9−3)からセル起動応答(8−5)までの処理について説明する。
まず、無線受信開始タイマが満了した後、上り信号モニタが開始され(ステップS31)、指定のPreambleが検出されたか否かが判定される(ステップS32)。
ステップS32において、指定のPreambleが検出された(すなわち、Yes)と判定された場合には、無線受信スケジュールが停止され(ステップS33)、成功を示すセル起動応答(8−5)が送信されて(ステップS34)、図10の処理が終了する。
一方、ステップS32において、指定のPreambleが検出されない(すなわち、No)と判定された場合には、無線受信スケジュールが終了したか否かが判定される(ステップS35)。
ステップS35において、無線受信スケジュールが終了した(すなわち、Yes)と判定された場合には、失敗を示すセル起動応答(8−5)が送信されて(ステップS36)、図10の処理が終了する。
一方、ステップS35において、無線受信スケジュールが終了していない(すなわち、No)と判定された場合には、無線受信開始タイマが起動されて(ステップS37)、図10の処理が終了する。
ここで、この発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおけるマクロセル基地局100の構成を図11に示す。図11において、マクロセル基地局100は、制御情報送受信部(セル起動要求送信部)101、有線データ送受信部102、無線データ送受信部103、ベースバンド信号処理部104、無線送受信部105、負荷監視部110、周辺セル状態記憶部111および無線受信スケジュール生成部112を有している。
制御情報送受信部101は、周辺セルの基地局とセル情報更新通知、セル情報更新応答、セル起動要求、セル起動応答等のメッセージ送受信や、移動端末3のハンドオーバに伴う制御を行う。有線データ送受信部102は、ネットワークを介して、周辺セルの基地局や上位装置との通信を行う。
無線データ送受信部103は、MACプロトコル等、移動端末3と通信するためのプロトコル処理や無線データへのフォーマット変換を行う。ベースバンド信号処理部104は、無線信号の変復調処理を行う。無線送受信部105は、無線信号の送受信を行う。
負荷監視部110は、周辺セルの基地局の負荷状態を監視するとともに、ハンドオーバ候補の移動端末3を決定する。周辺セル状態記憶部111は、周辺セルの動作状態を記憶する。無線受信スケジュール生成部112は、セル起動要求(8−1)に含める無線受信スケジュール情報を生成する。
続いて、この発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおけるフェムトセル基地局200の構成を図12に示す。図12において、フェムトセル基地局200は、制御情報送受信部(セル情報更新部)201、有線データ送受信部202、無線データ送受信部203、ベースバンド信号処理部204、無線送受信部205、上り信号モニタ部206、下り信号モニタ部207、省電力制御部208および受信周波数切り替え部209を有している。
制御情報送受信部201は、周辺セルの基地局とセル情報更新通知、セル情報更新応答、セル起動要求、セル起動応答等のメッセージ送受信や、移動端末3のハンドオーバに伴う制御を行う。有線データ送受信部202は、ネットワークを介して、周辺セルの基地局や上位装置との通信を行う。
無線データ送受信部203は、MACプロトコル等、移動端末3と通信するためのプロトコル処理や無線データへのフォーマット変換を行う。ベースバンド信号処理部204は、無線信号の変復調処理を行う。無線送受信部205は、無線信号の送受信を行う。
上り信号モニタ部206は、「第2省電力動作」状態において、上り信号を解析する。下り信号モニタ部207は、「第2省電力動作」状態において、下り信号を解析する。省電力制御部208は、「通常動作」状態、「第1省電力動作」状態および「第2省電力動作」状態の切り替えを制御し、主に無線送受信部205、上り信号モニタ部206、下り信号モニタ部207および受信周波数切り替え部209に対して、動作のオン/オフを指示する。
ここで、無線データ送受信部203やベースバンド信号処理部204については、常時動作する必要のある制御情報送受信部201や有線データ送受信部202等と物理的に分離した構成とすることで、動作のオン/オフの対象とすることができる。
受信周波数切り替え部209は、省電力制御部208の制御により、下りと上りとで周波数を切り替える場合に、制御情報送受信部201を経由して省電力制御部208から周波数切り替え指示を受信し、無線送受信部205において受信周波数を切り替える。
以上のように、実施の形態1によれば、省電力制御部は、周辺セルの基地局からネットワーク経由で送信されるセル起動要求を受信し、セル起動要求に含まれる無線受信スケジュール情報と、下り信号モニタ部で取得した周辺セル情報とに基づいて、無線受信を行う期間を設定するとともに、上り信号モニタ部が、セル起動要求に含まれるあらかじめ定められた識別子に合致する上り信号を検出した場合に、無線送信および無線受信を通常動作に復帰させる。
そのため、基地局の省電力動作と通常動作とを効果的に切り替えることができ、周辺セルへの電波干渉の抑圧および基地局の省電力化を実現することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、マクロセル基地局とフェムトセル基地局との間で負荷分散を行う制御例を示したが、これに限定されず、フェムトセル基地局と周辺のフェムトセル基地局との間で負荷分散を行う場合であっても、同様に適用することが可能である。
例えば、マクロセルの電波が届きにくい場所において、フェムトセルが密集して存在し、フェムトセル基地局間でハンドオーバが可能なセル構成となっている場合に、フェムトセル基地局と周辺のフェムトセル基地局との間での負荷分散を適用することができる。
この場合には、上述した実施の形態1で示したマクロ基地局の動作をフェムトセル基地局が実行することになり、フェムトセル基地局の装置構成としては、図13に示すように、図11に示したマクロセル基地局と図12に示したフェムトセル基地局との構成を併せ持つ形となる。
なお、図13の各部の説明は、図11および図12と同様なので、説明を省略する。また、図13では、図11および図12でそれぞれ100番台および200番台の符号で示された各部を、300番台の符号で示している。
実施の形態3.
上記実施の形態1、2では、基地局間の制御を前提として負荷分散、省電力制御、電波干渉抑圧を行っていたが、これに限定されず、基地局間の制御を省略することにより、フェムトセル基地局単独で省電力制御、電波干渉抑圧を行うことができる。
この場合には、基地局間の制御を省略するので、図3に示したマクロセル基地局100の動作は不要となる。すなわち、フェムトセル基地局は、単独で「通常動作」状態から「第1省電力動作」状態へ移行する。
具体的には、フェムトセル基地局は、「第1省電力動作」状態から「第2省電力動作」状態への移行を、タイマを用いて実行する。すなわち、「第1省電力動作」状態へ移行した時点でタイマを起動し、タイマ満了により「第2省電力動作」状態へ移行する。
また、「第2省電力動作」状態では、上記実施の形態1で説明した下り信号モニタは不要となり、上り信号モニタを実施する。上り信号モニタでは、上り信号が存在するか否かを判定するのみであり、無線信号の電力測定を行う。
すなわち、あらかじめ定めた電力レベル閾値よりも高いレベルの上り信号が受信された場合には、「第2省電力動作」状態から「通常動作」状態へ復帰する。一方、電力レベル閾値よりも高い信号が受信されなければ、「第2省電力動作」状態から「第1省電力動作」状態へ移行する。
以上のような制御を行うことで、マクロセル基地局の電波が届かない場所や、周辺セルにフェムトセルが存在しないような場合であっても、フェムトセル基地局単独で省電力効果を得ることができる。さらに、フェムトセル基地局が周辺セルとして存在する場合には、電波干渉抑圧の効果も期待することができる。
なお、当然のことながら、マクロセル基地局が周辺セルに存在する場合であっても、フェムトセル基地局やマクロセル基地局の構成を簡略することができ、フェムトセル基地局の省電力効果や電波干渉抑圧の効果も得ることができる。
1 マクロセル、2a〜2e フェムトセル、3a〜3h、3p〜3t 移動端末、100 マクロセル基地局、101 制御情報送受信部、102 有線データ送受信部、103 無線データ送受信部、104 ベースバンド信号処理部、105 無線送受信部、110 負荷監視部、111 周辺セル状態記憶部、112 無線受信スケジュール生成部、200 フェムトセル基地局、201 制御情報送受信部、202 有線データ送受信部、203 無線データ送受信部、204 ベースバンド信号処理部、205 無線送受信部、206 上り信号モニタ部、207 下り信号モニタ部、208 省電力制御部、209 受信周波数切り替え部。

Claims (16)

  1. 移動通信システムを構成する基地局であって、
    自己のセルの周辺に存在する周辺セルの基地局が送信する第1信号を受信し、前記第1信号のタイミングおよび前記第1信号に含まれる情報を解析して、周辺セル情報を取得する下り信号モニタ部と、
    前記周辺セルの基地局と通信する移動端末が送信する第2信号を受信し、前記第2信号に含まれる情報を解析する上り信号モニタ部と、
    無線送信および無線受信の動作状態を独立に制御する省電力制御部と、
    無線送信の動作状態の変化を、セル情報更新通知として前記周辺セルの基地局に対して送信するセル情報更新部と、を備え、
    前記省電力制御部は、
    前記周辺セルの基地局からネットワーク経由で送信されるセル起動要求を受信し、前記セル起動要求に含まれる無線受信スケジュール情報と、前記下り信号モニタ部で取得した周辺セル情報とに基づいて、無線受信を行う期間を設定するとともに、
    前記上り信号モニタ部が、前記セル起動要求に含まれるあらかじめ定められた識別子に合致する上り信号を検出した場合に、無線送信および無線受信を通常動作に復帰させる
    基地局。
  2. 移動通信システムを構成する基地局であって、
    自己のセルの周辺に存在する周辺セルの基地局からネットワーク経由で送信されるセル情報更新通知を受信し、前記周辺セルの無線送信の動作状態を記憶する周辺セル状態記憶部と、
    前記自己のセルの負荷状態を監視して、ハンドオーバ候補の移動端末を決定する負荷監視部と、
    前記負荷監視部が高負荷状態を検出することで、無線送信の動作を停止している周辺セルに対して、通常動作への移行をネットワーク経由で要求するとともに、負荷分散の対象として決定した移動端末に、あらかじめ定められた識別子を含む上り信号を送信指示するセル起動要求送信部と、
    前記上り信号に含まれる前記識別子と、前記上り信号を前記周辺セルの基地局で受信する期間を定めた無線受信スケジュール情報とを生成して、前記セル起動要求送信部から送信されるセル起動要求に含める無線受信スケジュール生成部と、
    を備えた基地局。
  3. 請求項1に記載された基地局の機能と、請求項2に記載された基地局の機能とを組み合わせた機能を有する基地局。
  4. 前記周辺セルが送信する下り信号のモニタと、前記周辺セルの基地局と通信する移動端末が送信する上り信号のモニタとを行うために、前記下り信号と前記上り信号との受信周波数を切り替える受信周波数切り替え部をさらに備えた
    請求項1または請求項3に記載の基地局。
  5. 前記負荷監視部は、前記自己のセルの基地局と通信する移動端末の数が、あらかじめ定めた接続端末数に達した場合に、前記自己のセルの負荷状態が高負荷であることを検出するとともに、前記周辺セルへのハンドオーバ候補とする移動端末を、通信品質の悪い移動端末の順に決定する
    請求項2または請求項3に記載の基地局。
  6. 前記負荷監視部は、前記自己のセルの基地局と通信する移動端末の数と送受信する制御情報数とが、単位時間当たりあらかじめ定められた数に達した場合に、前記自己のセルの負荷状態が高負荷であることを検出するとともに、前記周辺セルへのハンドオーバ候補とする移動端末を、前記制御情報の送受信が多い移動端末の順に決定する
    請求項2または請求項3に記載の基地局。
  7. 前記上り信号モニタ部は、前記第2信号の強度を測定し、
    前記省電力制御部は、前記上り信号モニタ部で測定された前記第2信号の強度が、あらかじめ定められたレベル以上である場合に、無線送信および無線受信を通常動作に復帰させる
    請求項1に記載の基地局。
  8. 前記無線受信の動作を停止した場合に、次回の無線受信を開始するタイマを備え、
    前記省電力制御部は、このタイマの満了により、無線受信を開始させる
    請求項7に記載の基地局。
  9. 前記自己のセルの基地局と通信する移動端末がない状態が一定期間継続したことを検出するタイマを備え、
    前記省電力制御部は、このタイマの満了により、無線送信および無線受信の動作を停止する
    請求項1、請求項3、請求項4、請求項7または請求項8に記載の基地局。
  10. 請求項1および請求項9に記載された基地局と、請求項5または請求項6に記載された基地局と、を組み合わせて構成される移動通信システム。
  11. 請求項4および請求項9に記載された基地局と、請求項5または請求項6に記載された基地局と、を組み合わせて構成される移動通信システム。
  12. 請求項3および請求項9に記載された基地局を備えた移動通信システム。
  13. 請求項7および請求項9に記載された基地局を備えた移動通信システム。
  14. 請求項8および請求項9に記載された基地局を備えた移動通信システム。
  15. 移動通信システムを構成する基地局で実行される移動通信方法であって、
    自己のセルの周辺に存在する周辺セルの基地局が送信する第1信号を受信し、前記第1信号のタイミングおよび前記第1信号に含まれる情報を解析して、周辺セル情報を取得する下り信号モニタステップと、
    前記周辺セルの基地局と通信する移動端末が送信する第2信号を受信し、前記第2信号に含まれる情報を解析する上り信号モニタステップと、
    無線送信および無線受信の動作状態を独立に制御する省電力制御ステップと、
    無線送信の動作状態の変化を、セル情報更新通知として前記周辺セルの基地局に対して送信するセル情報更新ステップと、を備え、
    前記省電力制御ステップは、
    前記周辺セルの基地局からネットワーク経由で送信されるセル起動要求を受信し、前記セル起動要求に含まれる無線受信スケジュール情報と、前記下り信号モニタステップで取得した周辺セル情報とに基づいて、無線受信を行う期間を設定するとともに、
    前記上り信号モニタステップにおいて、前記セル起動要求に含まれるあらかじめ定められた識別子に合致する上り信号を検出した場合に、無線送信および無線受信を通常動作に復帰させる
    移動通信方法。
  16. 移動通信システムを構成する基地局で実行される移動通信方法であって、
    自己のセルの周辺に存在する周辺セルの基地局からネットワーク経由で送信されるセル情報更新通知を受信し、前記周辺セルの無線送信の動作状態を記憶する周辺セル状態記憶ステップと、
    前記自己のセルの負荷状態を監視して、ハンドオーバ候補の移動端末を決定する負荷監視ステップと、
    前記負荷監視ステップにおいて、高負荷状態が検出されることで、無線送信の動作を停止している周辺セルに対して、通常動作への移行をネットワーク経由で要求するとともに、負荷分散の対象として決定した移動端末に、あらかじめ定められた識別子を含む上り信号を送信指示するセル起動要求送信ステップと、
    前記上り信号に含まれる前記識別子と、前記上り信号を前記周辺セルの基地局で受信する期間を定めた無線受信スケジュール情報とを生成して、前記セル起動要求送信ステップで送信されるセル起動要求に含める無線受信スケジュール生成ステップと、
    を備えた移動通信方法。
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