JP2000098293A - 画像観察装置 - Google Patents

画像観察装置

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JP2000098293A
JP2000098293A JP11169600A JP16960099A JP2000098293A JP 2000098293 A JP2000098293 A JP 2000098293A JP 11169600 A JP11169600 A JP 11169600A JP 16960099 A JP16960099 A JP 16960099A JP 2000098293 A JP2000098293 A JP 2000098293A
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Atsushi Okuyama
奥山  敦
Junko Kuramochi
純子 倉持
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Canon Inc
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/14Viewfinders
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
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  • Optics & Photonics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドマウントディスプレイやメガネ型ディ
スプレイ等の装置に好適な装置全体の小型化を図った画
像観察装置を得ること。 【解決手段】 原画からの光を制限する絞りと、該絞り
によって制限を受けた該原画からの光を観察者の眼に導
く観察光学系とを有した画像観察装置において、該観察
光学系は透明な光学材料よりなる光学素子を有し、該光
学素子は該原画からの光が入射する入射面、該入射面か
ら入射した光が反射する反射面、該反射面で反射した光
が出射する出射面とを有し、該入射面、反射面、出射面
のうち少なくとも1つの面は回転非対称な非球面より成
り、該原画の幅Ly、観察位置から該光学素子までの距
離Epyを適切に設定したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像観察装置に関
し、特にカメラのファインダーや所謂ヘッドマウントデ
ィスプレイやメガネ型ディスプレイ等の画像観察系及び
カメラなどの撮像装置に使用する場合に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘッドマウントディスプレイ
(HMD)や、メガネ型ディスプレイなどの画像観察装
置においては、装置全体の小型化が要望されており、そ
れを達成するための光学系が種々と提案されている。
【0003】本出願人は特開平7−333551号公
報,特開平8−50256号公報,特開平8−1603
40号公報,特開平8−179238号公報において、
画像情報を表示する表示手段としてのLCD(液晶)と
観察光学系としての小型プリズムとを使用し、装置全体
の小型化を図った画像観察装置を提案している。
【0004】同公報では画像情報を表示したLCDから
発せられた光を、小型プリズムに入射させ、該小型プリ
ズムに形成した曲率を有した屈折面や全反射面、そして
反射面を介して小型プリズムを射出させて、観察者に導
光している。これによって表示手段(LCD)に表示し
た画像情報の拡大した虚像を観察者の前方に形成し、該
虚像を観察者が観察するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】HMD等の画像観察装
置では装置を観察者の頭部に装着するために装置全体の
小型化、及び軽量化を図ることが重要な課題となってい
る。又表示手段に表示した画像情報の観察に迫力を持た
せるために観察画角を広げることが重要な課題となって
いる。
【0006】本発明は、液晶ディスプレイなどの表示手
段に表示した画像情報を、広い観察視野で観察する際、
表示手段からの光束を観察者の眼球に導光する為の光学
系、例えば屈折作用を有するプリズム体より成る光学素
子等の構成を適切に設定することによって、装置全体の
小型化を図りつつ、該画像情報を広い観察視野において
良好なる画質で観察することができる画像観察装置の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像観
察装置は、原画からの光を制限する絞りと、該絞りによ
って制限を受けた該原画からの光を観察者の眼に導く観
察光学系とを有した画像観察装置において、該観察光学
系は透明な光学材料よりなる光学素子を有し、該光学素
子は該原画からの光が入射する入射面、該入射面から入
射した光が反射する反射面、該反射面で反射した光が出
射する出射面とを有し、該入射面、反射面、出射面のう
ち少なくとも1つの面は回転非対称な非球面より成り、
該原画の中心から出射し、該観察光学系を介して該観察
者の瞳の中心を通る光線を基準光軸と定義し、該基準光
軸を含む平面と該原画との交線が伸びる方向の該原画の
幅をLy、該交線が伸びる方向の該原画の双方の端から
出射し、それぞれに対応する該絞りの開口の端を通過す
る2本の光線が該観察光学系を介して該観察者側で交わ
る点から該光学素子までの距離をEpyとしたとき、 3.5<Epy/Ly なる条件を満足することを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記交線と直交する方向の前記原画の双方の端から
出射し、それぞれに対応する前記絞りの開口の端を通過
する2本の光線が前記観察光学系を介して前記観察者側
で交わる点から前記光学素子までの距離をEpxとする
とき、 1<Epx/Epy なる条件を満足することを特徴としている。
【0009】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記交線と直交する方向の前記原画の双方の端
から出射し、それぞれに対応する前記絞りの開口の端を
通過する2本の光線が前記観察光学系を介して前記観察
者側で交わってなす角をαhとするとき、 23°<αh なる条件を満足することを特徴としている。
【0010】請求項4の発明は請求項1乃至3の発明に
おいて、前記交線が伸びる方向の前記原画の一方の端か
ら出射し、それに対応する前記絞りの開口の端を通過す
る光線が前記観察光学系を介して前記観察者側で前記基
準光軸と交わってなす角をαu、前記交線が伸びる方向
の前記原画の他方の端から出射し、それに対応する前記
絞りの開口の端を通過する光線が前記観察者側で前記基
準光軸と交わってなす角をαb、前記絞りと前記原画と
の間の空気換算量をDとするとき、 (D・tan2αy)/Ly2<1/1000 但し、αy=(αu−αb)/2 なる条件を満足することを特徴としている。
【0011】請求項5の発明は請求項1乃至4の発明に
おいて、前記光学素子は前記原画からの光が入射する前
記入射面としての第1の光学作用面、該第1の光学作用
面からの光束を全反射する第2の光学作用面、そして該
第2の光学作用面からの光束を反射させる前記反射面と
しての第3の光学作用面を有し、該第3の光学作用面で
反射した光が前記出射面としての該第2の光学作用面よ
り出射することを特徴としている。
【0012】請求項6の発明の画像観察装置は、原画か
らの光を制限する絞りと、該絞りによって制限を受けた
該原画からの光を観察者の眼に導く観察光学系とを有し
た画像観察装置において、該観察光学系は透明な光学材
料よりなる光学素子を有し、該光学素子は該原画からの
光が入射する入射面、該入射面から入射した光が反射す
る反射面、該反射面で反射した光が出射する出射面とを
有し、該入射面、反射面、出射面のうち少なくとも1つ
の面は回転非対称な非球面より成り、該原画の中心から
出射し、該観察光学系を介して該観察者の瞳の中心を通
る光線を基準光軸と定義し、該基準光軸を含む平面と該
原画との交線が伸びる方向の該原画の双方の端から出射
し、それぞれに対応する該絞りの開口の端を通過する2
本の光線が該観察光学系を介して該観察者側で交わる点
から該光学素子までの距離をEpy、該交線と直交する
方向の該原画の双方の端から出射し、それぞれに対応す
る該絞りの開口の端を通過する2本の光線が該観察光学
系を介して該観察者側で交わる点から該光学素子までの
距離をEpxとするとき、 1<Epx/Epy なる条件を満足することを特徴としている。
【0013】請求項7の発明の画像観察装置は、原画か
らの光を制限する絞りと、該絞りによって制限を受けた
該原画からの光を観察者の眼に導く観察光学系とを有し
た画像観察装置において、該観察光学系は透明な光学材
料よりなる光学素子を有し、該光学素子は該原画からの
光が入射する入射面、該入射面から入射した光が反射す
る反射面、該反射面で反射した光が出射する出射面とを
有し、該入射面、反射面、出射面のうち少なくとも1つ
の面は回転非対称な非球面より成り、該原画の中心から
出射し、該観察光学系を介して該観察者の瞳の中心を通
る光線を基準光軸と定義し、該基準光軸を含む平面と該
原画との交線と直交する方向の該原画の双方の端から出
射し、それぞれに対応する該絞りの開口の端を通過する
2本の光線が該観察光学系を介して該観察者側で交わっ
てなす角をαhとするとき、 23°<αh なる条件を満足することを特徴としている。
【0014】請求項8の発明の画像観察装置は、原画か
らの光を制限する絞りと、該絞りによって制限を受けた
該原画からの光を観察者の眼に導く観察光学系とを有し
た画像観察装置において、該観察光学系は透明な光学材
料よりなる光学素子を有し、該光学素子は該原画からの
光が入射する入射面、該入射面から入射した光が反射す
る反射面、該反射面で反射した光が出射する出射面とを
有し、該入射面、反射面、出射面のうち少なくとも1つ
の面は回転非対称な非球面より成り、該原画の中心から
出射し、該観察光学系を介して該観察者の瞳の中心を通
る光線を基準光軸と定義し、該基準光軸を含む平面と該
原画との交線が伸びる方向の該原画の幅をLy、該交線
が伸びる方向の該原画の一方の端から出射し、それに対
応する該絞りの開口の端を通過する光線が該観察光学系
を介して該観察者側で該基準光軸と交わってなす角をα
u、該交線が伸びる方向の該原画の他方の端から出射
し、それに対応する該絞りの開口の端を通過する光線が
該観察者側で該基準光軸と交わってなす角をαb、該絞
りと該原画との間の空気換算量をDとするとき、 (D・tan2αy)/Ly2<1/1000 但し、αy=(αu−αb)/2 なる条件を満足することを特徴としている。
【0015】請求項9の発明の画像観察装置は、液晶表
示装置と、該液晶表示装置を照明する光源と、該液晶表
示装置からの光を観察者の眼に導く観察光学系とを有す
る画像観察装置において、該液晶表示装置は、入射した
光の偏光特性を変えて出射する液晶素子と、照明光の入
射角に応じて異なる該液晶素子の偏光特性を実質的に同
一にする視野角改善素子を有しており、該観察光学系は
透明な光学材料よりなる光学素子を有し、該光学素子は
該液晶表示装置からの光が入射する入射面、該入射面か
ら入射した光が反射する反射面、該反射面で反射した光
が出射する出射面とを有し、該入射面、反射面、出射面
のうち少なくとも1つの面は回転非対称な非球面より成
っていることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の画像観察装置の実
施形態1の要部断面図である。図1において、1は液晶
パネルを照明する蛍光灯などのバックライト(光源)で
ある。2は液晶表示装置であり、図2にその拡大断面図
を示す。液晶表示装置2は図2に示すごとく、照明光を
所定の偏光方向にそろえる偏光板などの偏光子21、マ
トリックス状の画素配列で偏光方向を変調して(偏光特
性を変えて)画像を表示する液晶素子22、液晶素子2
2の各画素をR,G,Bの色光にするカラーフィルター
23、液晶素子22に入射する照明光の入射角度によっ
て変化する偏光特性を実質的に同一にして補正する第
1,第2の視野角改善素子24a,24b、非表示光を
遮断する偏光板などの検光子25で構成している。
【0017】3は液晶表示装置2の液晶素子22の各画
素からの光を回折し画素間のブラックマトリクスと呼ば
れる不透過部に表示光を広げるための回折型ローパスフ
ィルターである。4は3つの自由曲面41,42,43
からなる光学作用面を有するプリズム体(プリズムレン
ズ)である。自由曲面41は第1の光学作用面(入射
面)、自由曲面42は第2の光学作用面(全反射面,出
射面)、自由曲面43は第3の光学作用面(凹面鏡)で
ある。ここで、自由曲面とは回転非対称(対称軸を有し
ない)な非球面のことであり、本実施形態においては自
由曲面41,42,43は紙面と平行な1つの平面(Y
Z平面)に関してのみ対称な形状である。尚、プリズム
体4は光学素子を構成している。
【0018】5はプリズム体4を外部の衝撃から保護す
るためのアクリルの平行平板などからなる保護素子であ
る。6は液晶パネルユニット2の液晶素子22からの光
を制限するための視野絞りである。
【0019】本実施形態では視野角改善素子24a,2
4bにより、液晶素子22において液晶素子22から観
察者の眼Eに至る光線の射出角度を広い範囲で設定して
いる。これと共に観察光学系に自由曲面を組み合わせる
ことで小型でありながら高性能な観察系を構成してい
る。Loは基準光軸で後述の液晶素子22の画像表示領
域Aの中心Aoから出射し、観察者の眼Eの瞳中心を通
る光線によって定義される。
【0020】液晶表示装置2からの光はローパスフィル
ター3,絞り6を介してプリズム体4の第1の光学作用
面41に入射し、次に臨界角以上の角度で第2の光学作
用面42に入射して該面42で全反射し、次に第3の光
学作用面43で反射され、最後に第2の光学作用面42
に臨界角以下の角度で再入射して該面42を透過する。
【0021】このようにプリズム体4に入射した液晶表
示装置2からの光は反射屈折作用を受けた後にプリズム
体4を射出し、眼Eに導かれている。
【0022】本実施形態ではプリズム体4の第1〜第3
の光学作用面41〜43の3つの面に自由曲面を使用
し、偏心収差を小さく抑制している。
【0023】本実施形態における視野角改善素子24は
「光学補償フィルム」や「視野角補償フィルム」と呼ば
れ、例えば、特開平6−214116号公報等に開示さ
れているように、入射角により異なる偏光のねじれ角が
そろうように液晶層(液晶素子)の前後で偏光角を補償
するものである。
【0024】図2においては液晶素子22は液晶層を対
向基板で挟んで構成している。又、表示手段2を構成す
る各素子の間にガラス等の基板を設けても良い。
【0025】次に図3を用いて液晶素子22と視野絞り
6と視野限界点の関係について説明する。液晶素子22
からの光は原画としての画像を表示する領域(画像表示
領域)A全体から、バックライト1からの照明光の広が
り角と同じ広がり角で出射する。
【0026】ここで画像表示領域Aの一方のエッジPe
uから出射する光は、プリズム体4に入射する前に視野
絞り6により透過範囲を制限され光線Bよりも外側の光
が遮へいされる。この光線Bを観察者の眼E側に光線ト
レースすると、光線B’となる。
【0027】同様にエッジPeuに対向するもう一方の
エッジPebから出射する光は視野絞り6により光線C
よりも外側の光線が遮へいされ、観察者の眼E側では光
線C’となる。光線B’と光線C’の基準光軸Loとの
交点Py位置からそれぞれの光線に沿った方向を観察す
るとそれぞれ画像表示領域AのエッジPeu,Pebと
視野絞り6のエッジが重なることになる。
【0028】観察点をこの交点Pyよりも離れた位置に
すると視野絞り6のエッジは画像表示領域Aの内部に重
なることになり、画像表示領域A全体を観察することが
できなくなる。このため交点Pyを視野限界点と呼ぶこ
とにする。眼Eの回転中心を視野限界点に置いたとき観
察光学系に対して最も遠い位置で画面全体を見ることが
でき、アイポイントによる画像の見やすさを示すことに
なる。
【0029】図3において基準光軸LoをZ方向(Z
軸)、紙面内でZ方向と直交する方向をY方向(Y
軸)、それらZ方向,Y方向の双方に直交する方向をX
方向としている。但し、画像表示領域Aでは、Y方向を
上下方向(基準光軸を含む平面と画像表示領域Aとの交
線が伸びる方向)、X方向を水平方向(基準光軸を含む
平面と画像表示領域Aとの交線と直交する方向)として
いる。
【0030】次に数値実施例を示す。以下の数値実施例
はプリズム体4を構成する各光学作用面の位置を特定す
るために設けられた任意の設定基準面(面Q)が基準光
軸Loと交わる点Qoを原点として各面のローカル座標
及びその原点を設定基準原点Qoからの偏心量および傾
き量として表し、各面の形状はローカル座標系を用いて
表現している。また、ローカル座標系で表現している自
由曲面は次式のような非球面式を用いている。
【0031】
【数1】
【0032】+C4・ρ2cos2θ+C5(2ρ2-1)+C9(3ρ3-2ρ)s
inθ+C10ρ3sin3θ+C11ρ4cos4θ+C12(4ρ4-3ρ2)cos2
θ+C13(6ρ4-6ρ2+1)+C19(10ρ5-12ρ3+3ρ)sinθ+C
20(5ρ5-4ρ3)sin3θ+C21ρ5sin5θ+C22ρ6cos6θ+C
23(6ρ6-5ρ4)cos4θ+C25(20ρ6-30ρ4+12ρ2-1) ここで ρ2=X2+Y2 cosθ=X/ρ sinθ=Y/ρ C=1/r 設定基準面における座標系は観察者Eが画面中心Aoを
見る方向をz軸とし、観察者に対して上下方向(レンズ
断面図の紙面方向)をy軸とし、z軸とy軸に直交する
方向をx軸とする。
【0033】また、各面の相対座標原点の設定基準原点
Qoに対するZ軸方向の移動量をdZ、Y軸方向の移動
量をdY、相対座標系のZ軸と設定基準座標系のZ軸の
なす角度は図3の紙面内反時計回りを正の角度としてT
iltで表している。なお全ての数値実施例において、
設定基準原点Qoに対するX軸方向の移動量dXは0で
ある。相対座標系のX軸の方向は設定基準座標系のX軸
の方向と一致している。また面の順番は眼E側から光線
を逆トレースしたときの順番である。
【0034】ただし、回折型ローパスフィルター3と液
晶パネルユニット2を構成する面は、プリズムレンズ4
にいちばん近い面S(第5面)の基準光軸が通る点をロ
ーカル座標の原点として面Sに対する絶対座標で示し、
面Sから画像表示面までの面は面Sの法線方向に垂直に
構成し、データーは各面の間隔と屈折率を示している。
【0035】数値実施例において、R1は出射面である
ところの第2の光学作用面、R2は凹面鏡(反射面)で
あるところの第3の光学作用面、R3は全反射面である
ところの第2の光学作用面、R4は入射面であるところ
の第1の光学作用面を示し、R1〜R4はプリズム体を
構成する各面である。
【0036】R5,R6はローパスフィルターを構成す
る各面を示し、R7,R8は液晶パネルユニット2の偏
光子25、視野角改善素子24、そしてカラーフィルタ
ー23を1つのガラスブロックとしたときを示し、R9
は液晶素子22の画像表示面を示している。
【0037】 数値実施例1 プリズムレンズの屈折率n:1.57、アッベ数ν:33.8 面番号 R1 dY -59.41 dZ 35.27 Tilt -4.71 r :-422.096 c4 :-5.343e-04 c5 :-3.223e-04 c9 :-2.774e-07 c10:-1.048e-06 c11: 1.571e-08 c12: 2.179e-09 c13:-2.544e-09 c19:-2.343e-11 c20: 1.393e-11 c21: 2.420e-10 c22:-5.189e-12 c23: 8.830e-15 c24: 1.410e-13 c25:-2.187e-13 R2 dY -4.50 dZ 41.92 Tilt -25.29 r : -67.410 c4 :-9.876e-04 c5 :-8.327e-04 c9 : 7.984e-07 c10:-1.270e-05 c11: 1.915e-08 c12:-2.997e-08 c13:-1.069e-07 c19:-5.913e-10 c20: 1.595e-09 c21:-2.667e-09 c22:-9.354e-11 c23: 5.040e-11 c24:-1.389e-11 c25: 1.243e-11 R3 dY -59.41 dZ 35.27 Tilt -4.71 r :-422.096 c4 :-5.343e-04 c5 :-3.223e-04 c9 :-2.774e-07 c10:-1.048e-06 c11: 1.571e-08 c12: 2.179e-09 c13:-2.544e-09 c19:-2.343e-11 c20: 1.393e-11 c21: 2.420e-10 c22:-5.189e-12 c23: 8.830e-15 c24: 1.410e-13 c25:-2.187e-13 R4 dY 13.41 dZ 48.60 Tilt 50.19 r :-111.388 c4 : 1.563e-02 c5 :-5.977e-03 c9 : 1.714e-04 c10:-6.736e-04 c11:-2.029e-05 c12: 4.581e-06 c13: 4.807e-06 c19:-1.172e-07 c20:-1.973e-07 c21:-1.942e-09 c22: 0.000e+00 c23: 0.000e+00 c24: 0.000e+00 c25: 0.000e+00 R5 dY 21.54 dZ 43.49 Tilt 49.00 r :∞ d : 0.80 n : 1.4917 ν:57.0 R6 r : ∞ d : 0.20 R7 r : ∞ d : 0.20 n : 1.4850 ν:55.0 R8 r : ∞ d : 1.10 n : 1.5160 ν:55.0 R9 r : ∞ d : 0.00 この実施例においては液晶素子22として画像表示領域
Aの対角長が0.6 インチで、アスペクト比が4:3のも
のを使用している。視野絞り6の開口部、液晶素子22
の有効部(画像表示領域A)を図4、図5に示す。視野
絞り6は面Sである第5面(R5)上に設けており、そ
の開口のX方向(横方向)とY方向(縦方向)に伸びる
各辺の面S上の原点を基準とした長さを図4に示すごと
く Sx=6.63 Syu=4.93 Syb=5.03 と設定している。液晶素子22は画面中心を面Sの原点
の法線上に設け、X方向とY方向に伸びる画像表示領域
Aのエッジまでの距離を図5に示すごとく、 Lx=6.10 Lyu=Lyb=4.57 と設定している。このとき図6で表す視野絞り6のエッ
ジSyu,Sybと画像表示領域AのエッジPpu,P
pbを通過する光線B,Cをレンズデーターから光線追
跡によって求めると、設定基準面Q上においてその光線
B’,C’の座標と角度は光線B’ (xu,yu,zu)=(0,2,0),αu=11.6
5° 光線C’ (xb,yb,zb)=(0,−2,0),αb=−1
1.68° となる。
【0038】これより2つの光線の交点Pyの位置を求
めると、設定基準面Qから9.69mmの位置となる。設定基
準面Qからプリズム体4までの距離は、第2の光学作用
面で光線Bが全反射する点から基準光軸に下ろした垂線
の点Kまでの距離となり、これは33.03mmである。これ
より視野限界点Pyからプリズム体までの距離EPyは EPy=42.72 となる。画像表示領域Aの上下方向(Y方向)の長さL
yは Ly=Lyu+Lyb=9.14 であるので、 EPy/Ly=4.67>3.5 となる。
【0039】次に観察者の眼Eに対して左右方向(X方
向)の視野限界点をもとめる。X方向の視野限界点の求
め方を説明するため、図7にY方向から見た画像観察装
置構成と、液晶素子22から視野絞り6を透過する光線
の一般的な図を示す。
【0040】この実施例においては自由曲面の形状はY
Z平面に関して左右(x方向に対して)対称であり、液
晶素子、視野絞りも左右対称に構成しているので一方の
エッジに関して上下方向と同様な光線追跡により、視野
絞り6のエッジSpxと画像表示領域AのエッジPpx
を通過する光線D’の設定基準面Q上の座標と角度は (xl,yl,zl)=(3.5,0,0),αl=1
5.13° となり、この光線D’と対称な光線E’との交点の位置
を求めると、設定基準面Qから12.94mm の位置となる。
これより左右方向の視野限界点Pxからプリズム体4ま
での距離EPxは EPx=12.94+33.03=45.97 であるので、 EPx/EPy=1.08>1 となる。
【0041】この実施例に置ける左右方向の視野角(視
野限界角)αhは αh=αl+αr=2αl=30.26>23° となり、臨場感のある画像を再生することができる。ま
た、この液晶素子の画素数をVGA相当640 ×480 とす
ると、x方向,y方向の視野において1゜×1゜の視野
内の画素数は (640 ×1/30.26 )×(480 ×1/23.33 )= 435 >1
00 となり、高精細な画像が得られる。
【0042】ところで、一般に観察系において、視野の
半画角をα、そのときの像高をLとするとき、焦点距離
fは、 f = L/tanα 視度差は、 1ディオプター ≒ f2/1000 と表せる。
【0043】ここで、視野絞り6のエッジのボケを目立
たなくするためには、視野絞り6の位置をピント面であ
る液晶素子22面から4ディオプター以内の距離に設定
するとよい。すなわち、視野絞り6と液晶素子22面の
間の空気換算距離をDとすると、 D < 4ディオプター < 4(f2/1000) ここで、本実施例においては、 f = (Ly/2)/tanαy であるので、 D < (4((Ly/2)/tanαy)2)/10
00 すなわち、 (D・tan2αy)/Ly2 < 1/1000 を満足するように各要素の構成を決定すればよい。
【0044】本実施例において、視野絞り6と液晶素子
22面までの空気換算した距離DはD=1.60と求め
られ、
【0045】
【数2】
【0046】となる。
【0047】以上のように画像表示領域Aの端から出射
する光線と視野絞り6の開口端及びプリズム体4の配置
を適切に設定することによって、視野絞り6のエッジの
ボケは液晶表示装置2に表示された原画(画像表示領域
A)観察する上で支障がない範囲で光線を制限し、広い
観察視野で良好な画像を観察することができる。
【0048】数値実施例2 以下に示す数値実施例は、液晶素子22の画像表示領域
対角長が0.7 インチで、アスペクト比が4:3、画素数
が800 ×200 のものを使用したときのもので、データー
の設定方法や自由曲面の表現式は前述の数値実施例1と
同じである。又断面形状は各光学作用面の詳細な形状を
除いて図6と概略同様である。
【0049】 数値データー プリズムレンズの屈折率n:1.53 、アッベ数ν:55.0 R1 dY -59.18 dZ 35.25 Tilt -4.76 r :-427.279 c4 :-6.342e-04 c5 :-3.331e-04 c9 :-9.043e-07 c10:-1.918e-06 c11: 2.241e-08 c12: 5.284e-09 c13:-3.781e-09 c19:-1.883e-11 c20:-1.225e-11 c21: 5.306e-10 c22:-2.786e-13 c23:-6.812e-14 c24: 8.024e-14 c25:-2.185e-13 R2 dY -4.44 dZ 42.23 Tilt -25.53 r : -65.463 c4 :-9.313e-04 c5 :-8.308e-04 c9 : 1.954e-06 c10:-8.898e-06 c11: 1.787e-08 c12:-4.720e-08 c13:-1.090e-07 c19: 1.302e-09 c20:-6.072e-11 c21: 4.017e-10 c22:-7.700e-11 c23: 1.375e-11 c24: 3.612e-11 c25:-6.411e-12 R3 dY -59.18 dZ 35.25 Tilt -4.76 r :-427.279 c4 :-6.342e-04 c5 :-3.331e-04 c9 :-9.043e-07 c10:-1.918e-06 c11: 2.241e-08 c12: 5.284e-09 c13:-3.781e-09 c19:-1.883e-11 c20:-1.225e-11 c21: 5.306e-10 c22:-2.786e-13 c23:-6.812e-14 c24: 8.024e-14 c25:-2.185e-13 R4 dY 14.44 dZ 49.28 Tilt 52.23 r : -98.094 c4 : 1.677e-02 c5 :-4.805e-03 c9 : 2.364e-04 c10:-8.932e-04 c11:-3.571e-05 c12: 1.095e-05 c13: 1.871e-06 c19:-4.062e-08 c20:-3.891e-07 c21: 4.004e-08 c22: 0.000e+00 c23: 0.000e+00 c24: 0.000e+00 c25: 0.000e+00 R5 dY 21.83 dZ 43.30 Tilt 49.00 r :∞ d : 0.80 n : 1.4917 ν:57.0 R6 r : ∞ d : 0.20 R7 r : ∞ d : 0.20 n : 1.4850 ν:55.0 R8 r : ∞ d : 1.10 n : 1.5160 ν:55.0 R9 r : ∞ d : 0.00 このときの視野絞りの形状は Sx=7.69 Syu=5.69 Syb=5.81 で、液晶素子の画面のエッジまでの距離は Lx=7.11 Lyu=Lyb=5.33 である。これらを用いて光線追跡により数値実施例1と
同様な条件式の諸量を求めると xu=0,yu=2,αu=13.24° xb=0,yb=−2,αb=−13.22° 設定基準面からプリズムレンズまでの距離 =32.83 設定基準面から視野限界点までの距離 =8.51 EPy=41.34 Ly=Ly1+Ly2=10.66 EPy/Ly=3.87>3.5 x1=3.5,y1=0,αl=17.5° EPx=43.93 EPx/EPy=1.06>1 αl+αr=2αl=35>23° (800 ×1/35)×(200 ×1/26.46 )= 186 > 100 D=1.60
【0050】
【数3】
【0051】となる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、液晶ディスプレイなどの
表示手段に表示した画像情報を、広い観察視野で観察す
る際、表示手段からの光束を観察者の眼球に導光する為
の光学系、例えば表示手段や屈折作用を有するプリズム
体より成る光学手段等の構成を適切に設定することによ
って、装置全体の小型化を図りつつ、該画像情報を広い
観察視野において良好なる画質で観察することができる
画像観察装置を達成することができる。
【0053】特に、画像を表示する液晶素子を小さくし
て観察光学系の小型化を図りつつ、十分な観察領域を確
保することができ、臨場感のある高精細な画像を楽しむ
ことができるヘッドマウントディスプレイを提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の画像観察装置の要部断面
【図2】図1の液晶表示装置2の説明図
【図3】画像表示領域Aの端から出射した光線の光路説
明図
【図4】視野絞り6のZ軸方向から見た正面図
【図5】液晶素子22のZ軸方向から見た正面図
【図6】条件式の変数を説明するための光路の説明図
【図7】条件式の変数を説明するための図6の直交する
断面の光路の説明図
【符号の説明】
1 光源 2 液晶表示装置 21 偏光子 22 液晶素子 23 カラーフィルター 24a,24b 視角改善素子 25 検光子 3 回折型ローパスフィルター 4 プリズムレンズ(プリズム体) 41 第1の光学作用面 42 第2の光学作用面 43 第3の光学作用面 5 保護素子 6 視野絞り

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画からの光を制限する絞りと、該絞り
    によって制限を受けた該原画からの光を観察者の眼に導
    く観察光学系とを有した画像観察装置において、該観察
    光学系は透明な光学材料よりなる光学素子を有し、該光
    学素子は該原画からの光が入射する入射面、該入射面か
    ら入射した光が反射する反射面、該反射面で反射した光
    が出射する出射面とを有し、該入射面、反射面、出射面
    のうち少なくとも1つの面は回転非対称な非球面より成
    り、該原画の中心から出射し、該観察光学系を介して該
    観察者の瞳の中心を通る光線を基準光軸と定義し、該基
    準光軸を含む平面と該原画との交線が伸びる方向の該原
    画の幅をLy、該交線が伸びる方向の該原画の双方の端
    から出射し、それぞれに対応する該絞りの開口の端を通
    過する2本の光線が該観察光学系を介して該観察者側で
    交わる点から該光学素子までの距離をEpyとしたと
    き、 3.5<Epy/Ly なる条件を満足することを特徴とする画像観察装置。
  2. 【請求項2】 前記交線と直交する方向の前記原画の双
    方の端から出射し、それぞれに対応する前記絞りの開口
    の端を通過する2本の光線が前記観察光学系を介して前
    記観察者側で交わる点から前記光学素子までの距離をE
    pxとするとき、 1<Epx/Epy なる条件を満足することを特徴とする請求項1の画像観
    察装置。
  3. 【請求項3】 前記交線と直交する方向の前記原画の双
    方の端から出射し、それぞれに対応する前記絞りの開口
    の端を通過する2本の光線が前記観察光学系を介して前
    記観察者側で交わってなす角をαhとするとき、 23°<αh なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2の
    画像観察装置。
  4. 【請求項4】 前記交線が伸びる方向の前記原画の一方
    の端から出射し、それに対応する前記絞りの開口の端を
    通過する光線が前記観察光学系を介して前記観察者側で
    前記基準光軸と交わってなす角をαu、前記交線が伸び
    る方向の前記原画の他方の端から出射し、それに対応す
    る前記絞りの開口の端を通過する光線が前記観察者側で
    前記基準光軸と交わってなす角をαb、前記絞りと前記
    原画との間の空気換算量をDとするとき、(D・tan
    2αy)/Ly2<1/1000 但し、αy=(αu−αb)/2 なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至3の
    画像観察装置。
  5. 【請求項5】 前記光学素子は前記原画からの光が入射
    する前記入射面としての第1の光学作用面、該第1の光
    学作用面からの光束を全反射する第2の光学作用面、そ
    して該第2の光学作用面からの光束を反射させる前記反
    射面としての第3の光学作用面を有し、該第3の光学作
    用面で反射した光が前記出射面としての該第2の光学作
    用面より出射することを特徴とする請求項1乃至4の画
    像観察装置。
  6. 【請求項6】 原画からの光を制限する絞りと、該絞り
    によって制限を受けた該原画からの光を観察者の眼に導
    く観察光学系とを有した画像観察装置において、該観察
    光学系は透明な光学材料よりなる光学素子を有し、該光
    学素子は該原画からの光が入射する入射面、該入射面か
    ら入射した光が反射する反射面、該反射面で反射した光
    が出射する出射面とを有し、該入射面、反射面、出射面
    のうち少なくとも1つの面は回転非対称な非球面より成
    り、該原画の中心から出射し、該観察光学系を介して該
    観察者の瞳の中心を通る光線を基準光軸と定義し、該基
    準光軸を含む平面と該原画との交線が伸びる方向の該原
    画の双方の端から出射し、それぞれに対応する該絞りの
    開口の端を通過する2本の光線が該観察光学系を介して
    該観察者側で交わる点から該光学素子までの距離をEp
    y、該交線と直交する方向の該原画の双方の端から出射
    し、それぞれに対応する該絞りの開口の端を通過する2
    本の光線が該観察光学系を介して該観察者側で交わる点
    から該光学素子までの距離をEpxとするとき、 1<Epx/Epy なる条件を満足することを特徴とする画像観察装置。
  7. 【請求項7】 原画からの光を制限する絞りと、該絞り
    によって制限を受けた該原画からの光を観察者の眼に導
    く観察光学系とを有した画像観察装置において、該観察
    光学系は透明な光学材料よりなる光学素子を有し、該光
    学素子は該原画からの光が入射する入射面、該入射面か
    ら入射した光が反射する反射面、該反射面で反射した光
    が出射する出射面とを有し、該入射面、反射面、出射面
    のうち少なくとも1つの面は回転非対称な非球面より成
    り、該原画の中心から出射し、該観察光学系を介して該
    観察者の瞳の中心を通る光線を基準光軸と定義し、該基
    準光軸を含む平面と該原画との交線と直交する方向の該
    原画の双方の端から出射し、それぞれに対応する該絞り
    の開口の端を通過する2本の光線が該観察光学系を介し
    て該観察者側で交わってなす角をαhとするとき、 23°<αh なる条件を満足することを特徴とする画像観察装置。
  8. 【請求項8】 原画からの光を制限する絞りと、該絞り
    によって制限を受けた該原画からの光を観察者の眼に導
    く観察光学系とを有した画像観察装置において、該観察
    光学系は透明な光学材料よりなる光学素子を有し、該光
    学素子は該原画からの光が入射する入射面、該入射面か
    ら入射した光が反射する反射面、該反射面で反射した光
    が出射する出射面とを有し、該入射面、反射面、出射面
    のうち少なくとも1つの面は回転非対称な非球面より成
    り、該原画の中心から出射し、該観察光学系を介して該
    観察者の瞳の中心を通る光線を基準光軸と定義し、該基
    準光軸を含む平面と該原画との交線が伸びる方向の該原
    画の幅をLy、該交線が伸びる方向の該原画の一方の端
    から出射し、それに対応する該絞りの開口の端を通過す
    る光線が該観察光学系を介して該観察者側で該基準光軸
    と交わってなす角をαu、該交線が伸びる方向の該原画
    の他方の端から出射し、それに対応する該絞りの開口の
    端を通過する光線が該観察者側で該基準光軸と交わって
    なす角をαb、該絞りと該原画との間の空気換算量をD
    とするとき、 (D・tan2αy)/Ly2<1/1000 但し、αy=(αu−αb)/2 なる条件を満足することを特徴とする画像観察装置。
  9. 【請求項9】 液晶表示装置と、該液晶表示装置を照明
    する光源と、該液晶表示装置からの光を観察者の眼に導
    く観察光学系とを有する画像観察装置において、該液晶
    表示装置は、入射した光の偏光特性を変えて出射する液
    晶素子と、照明光の入射角に応じて異なる該液晶素子の
    偏光特性を実質的に同一にする視野角改善素子を有して
    おり、該観察光学系は透明な光学材料よりなる光学素子
    を有し、該光学素子は該液晶表示装置からの光が入射す
    る入射面、該入射面から入射した光が反射する反射面、
    該反射面で反射した光が出射する出射面とを有し、該入
    射面、反射面、出射面のうち少なくとも1つの面は回転
    非対称な非球面より成っていることを特徴とする画像観
    察装置。
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