JP2000078646A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2000078646A JP24580898A JP24580898A JP2000078646A JP 2000078646 A JP2000078646 A JP 2000078646A JP 24580898 A JP24580898 A JP 24580898A JP 24580898 A JP24580898 A JP 24580898A JP 2000078646 A JP2000078646 A JP 2000078646A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/725Cordless telephones
    • H04M1/72502Cordless telephones with one base station connected to a single line
    • H04M1/72505Radio link set-up procedures
    • H04M1/72508Radio link set-up procedures using a control channel
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局が通話に先立って複数の子局を呼び出す
場合に、子局の台数にかかわらず迅速に通話を開始する
ことができ、他局への混信を防止しつつ確実に接続が行
われる無線通信システムを提供する。 【解決手段】 着信を検知した親局1は、第1周期の第
1スロットで子局1、2に対する呼び出しフレームを送
信する。続く第2スロットでは子局2から通話チャネル
を使用中であることを告知するため、レディーフレーム
を送信する。第3スロットでは、子局2、3共にまだ応
答がない。第2周期でも同様に送受信を行った後、第3
周期では、オフフック状態となった子局2から第3スロ
ットでオフフックフレームが送信される。これを受信し
た親局1は、第4周期の第1スロットでコネクトフレー
ムを子局2に対し送信し、子局2の通話が開始可能とな
る。これにより、複数の子局に対して迅速にデータ送受
信を行い、他局との混信を防止しつつ確実な接続を行う
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアナログコ
ードレス電話システムのように、親局と一又は複数の子
局がマルチチャネルアクセスにより無線接続され、通話
開始に先立って、該親局と該子局の間で伝送データを所
定のタイムスロットに割り当てて送受信する無線通信シ
ステムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、広く普及しているアナログコード
レス電話システムにおいては、マルチチャネルアクセス
技術を用いて、多数の通話チャネルの中から空きチャネ
ルを判別し、未使用の通話チャネルを選択して親局と子
局の間の通信が開始される。そして、この通話チャネル
ではFM変調された音声信号が全二重方式で送受信され
る。一方、通話に先立って電話回線に接続される親局に
着信があったときは、選択された通話チャネルを用いて
親局が全ての子局を順番に呼び出し、呼び出し音が鳴っ
て使用者によりオフフックされたタイミングで特定の子
局が応答し、更に親局がこの子局に接続指示するという
ステップを経て子局による通話が開始される。この際、
各種データの送受信は、フレーム単位で通話チャネルに
MSK変調を施し、各フレームデータをタイムスロット
に割り当てて、親局と子局の間で半二重方式により行わ
れるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コード
レス電話システムに登録されている子局の台数が増えた
場合には、上述のように順番に子局を呼び出す場合に、
一巡するのに要する時間は長くなる。一方、子局がオフ
フックされるタイミングによっては、その次に親局から
この子局が呼び出されるまでの時間が長くなってしまう
場合が生じる。最悪の場合、全子局をほぼ一巡するまで
待って呼び出しが行われ、その後は子局からの応答と、
親局からの接続指示がされるまでに要するトータルの時
間はかなり長くなってしまうおそれがある。その結果、
使用者が子局を使って通話を開始する場合のレスポンス
が遅くなり、使い勝手が悪くなることが問題であった。
【0004】そこで、本発明は、このような問題に鑑み
なされたものであり、親局が通話に先立って通話チャネ
ルを用いて複数の子局を呼び出す場合に、子局の台数が
多い場合であっても迅速に通話を開始することができる
と共に、他局がマルチチャネルアクセスを行う際の混信
を防止することが可能な無線通信システムを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の無線通信システムは、親局と複数
の子局を備え、親局から子局に送信する下り周波数と子
局から親局に送信する上り周波数が無線チャネルに対応
してそれぞれ定められ、マルチチャネルアクセスにより
設定された一の無線チャネルを用いて親局と子局の間で
伝送すべきデータをタイムスロットに割り当てて送受信
する無線通信システムであって、前記親局から前記複数
の子局を呼び出す場合の前記タイムスロットは、前記親
局から前記複数の子局に対する呼び出し信号を送信する
第1タイムスロットと、前記複数の子局のうち定められ
た一又は複数の子局から前記一の無線チャネルを使用中
であることを告知する告知信号を送信する第2タイムス
ロットと、前記複数の子局のうち応答を要求する子局か
ら前記親局に対する応答信号を送信する第3タイムスロ
ットと、が繰り返される周期構造を有していることを特
徴とする。
【0006】この発明によれば、親局が複数の子局を呼
び出すとき、第1タイムスロットを用いて複数の子局に
対する呼び出し信号を送信する。次いで、定められた一
又は複数の子局が第2タイムスロットを用いて告知信号
を送信する。よって、マルチチャネルにより設定された
所定の無線チャネルを使用中であることが、例えば他の
コードレス電話システムの親局に対して告知される。更
に、オフフックが検知されるなど応答を要求する子局が
第3タイムスロットを用いて応答信号を送信する。そし
て、これら各タイムスロットは同様のパターンで繰り返
される周期構造を有して送受信が行われる。よって、子
局の台数が増えた場合でも、1つの周期には、常に第2
タイムスロットと第3タイムスロットを1個づつ有する
ことになり、全子局を一巡するのに要する時間が長くな
らないため、呼び出しから応答に至る時間が短くてす
む。
【0007】請求項2に記載の無線通信システムは、請
求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記第2タ
イムスロットにおける前記告知信号は、前記複数の子局
のうち送信可能な全ての子局により送信されることを特
徴とする。
【0008】この発明によれば、無線通信システムに含
まれる複数の子局のうち、送信可能な状態にある子局
は、第2タイムスロットを用いて告知信号を送信する。
よって、例えば他のコードレス電話システムの親局に対
し、無線チャネルを使用中であることを一層確実に告知
することができる。
【0009】請求項3に記載の無線通信システムは、請
求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記第1タ
イムスロットにおける前記呼び出し信号には、前記告知
信号を送信すべき子局を指定する指定データが含まれる
と共に、前記複数の子局は、該指定データにより自局が
指定されているか否かを判別する手段を備えることを特
徴とする。
【0010】この発明によれば、親局が複数の子局を呼
び出すとき、第1タイムスロットを用いて複数の子局に
対する呼び出し信号を送信すると共に、呼び出し信号に
含まれる指定データにより告知信号を送信すべき子局を
指定する。これを受信した子局は、指定データにより自
局が指定されているか否かを判別する。よって、告知信
号を送信するのに適切な子局を状況に応じて可変設定す
ることができる。
【0011】請求項4に記載の無線通信システムは、請
求項1又は請求項3に記載の無線通信システムにおい
て、前記第2タイムスロットにおける前記告知信号に
は、該告知信号を送信する子局を示す識別データが含ま
れると共に、前記親局は、該識別データにより示される
子局を識別する手段を備えることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、告知信号を送信すべき
子局は、第2タイムスロットを用いて自局を示す識別デ
ータを告知信号に含ませて送信を行い、これを受信した
親局は、識別データに基づいて告知信号を送信した子局
を判別する。よって、親局は、子局が告知信号の送信を
実際に行えるかどうかを判断でき、子局の動作状態を把
握することができる。
【0013】請求項5に記載の無線通信システムは、請
求項1から請求項3の何れかに記載の無線通信システム
において、前記第2タイムスロットにおける前記告知信
号は、前記一の無線チャネルの上り周波数に対応する無
変調キャリアであることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、告知信号を送信すべき
子局は、第2タイムスロットを用いて設定された一の無
線チャネルの上り周波数を有する無変調キャリアを送信
する。よって、子局ではデータの生成、変調に要する処
理が不要となり、迅速かつ簡易に告知信号の送信を行う
ことができる。
【0015】請求項6に記載の無線通信システムは、請
求項1から請求項5の何れかに記載の無線通信システム
において、前記複数の子局は、互いに異なるリトライ回
数が予め設定され、該リトライ回数分の連続する前記第
3タイムスロットを用いて、前記応答信号を繰り返し送
信することを特徴とする。
【0016】この発明によれば、親局が複数の子局を呼
び出すとき、応答を要求する子局は第3タイムスロット
を用いて応答信号を送信した後、接続許可がされなけれ
ば所定のリトライ回数だけ連続する第3タイムスロット
を用いて応答信号を繰り返し送信する。このとき、複数
の子局どうしは、互いに異なるリトライ回数が設定され
ている。よって、同一のタイミングで子局どうしが応答
信号の送信を開始し、送信が衝突する場合であっても、
一方のリトライ回数が終了すると最終的に他方の子局か
ら応答信号が送信可能となり、親局に対し正常に応答を
要求することができる。
【0017】請求項7に記載の無線通信システムは、請
求項1から請求項5の何れかに記載の無線通信システム
において、前記子局は、所定の確率で前記応答信号の送
信のリトライを行うか否かを決定するリトライ決定手段
を備え、前記応答信号を最初に送信する前記第3タイム
スロットに後続する第3タイムスロットでは、該リトラ
イ決定手段によりリトライを行うことが決定された場合
のみ、前記応答信号を送信することを特徴とする。
【0018】この発明によれば、親局が複数の子局を呼
び出すとき、応答を要求する子局は第3タイムスロット
を用いて応答信号を送信した後、接続許可がされなけれ
ば所定の確率でリトライの可否を決定し、第3タイムス
ロットを用いて応答信号を繰り返し送信するようにし
た。よって、同一のタイミングで子局どうしが応答信号
の送信を開始し、送信が衝突する場合であっても、一方
が確率的にリトライするが、他方が確率的にリトライし
ない状況になると、この一方の子局から応答信号が送信
可能となり、親局に対し正常にかつ迅速に応答を要求す
ることができる。
【0019】請求項8に記載の無線通信システムは、請
求項1から請求項7の何れかに記載の無線通信システム
において、前記無線通信システムは、電話回線に接続さ
れたコードレス電話システムであることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、コードレス電話システ
ムにおいて、親局から子局に対し、例えば電話回線への
着信の際に、上述のようなデータ送受信を行うようにし
た。よって、コードレス電話の子局は、他局との混信を
防止しながら、着信時に迅速に接続可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。ここでは、親局と複数の子
局を備え、250MHz帯/380MHz帯を使用し
て、マルチチャネルアクセスにより親局と子局の間で無
線接続を確立し、全二重による音声信号の送受信及び半
二重による各種データの送受信を行うアナログコードレ
ス電話システムに対して本発明を適用した場合の実施の
形態を説明する。
【0022】図1は、本実施形態に係るコードレス電話
システムのシステム構成を示すブロック図である。図1
に示すように、本実施形態に係るコードレス電話システ
ムは、電話回線に接続される親局1と、親局1と無線接
続される子局2、子局3を含んで構成されている。な
お、子局の台数は更に多くしてもよいが、簡単のため2
台のみ子局を含む場合について説明する。
【0023】図1において、親局1と子局2、3の間の
無線接続に際し、親局1の送信周波数及び子局2、3の
受信周波数は380MHz帯が用いられ、子局2、3の
送信周波数及び親局1の受信周波数は250MHz帯が
用いられる。そして、それぞれの周波数帯においては、
全部で89チャネルの無線チャネルが確保される。無線
チャネルのうち大部分は通話チャネルとして割り当てら
れるが、予め定められた一部の無線チャネルは制御チャ
ネルとして使用される。親局1と子局2、3はまず制御
チャネルを用いて無線接続を確立し、空きチャネルであ
ることが確認された一の通話チャネルを用いて以後の無
線通信を行う。
【0024】まず、親局1が電話回線からの着信信号を
受けると、上述のように無線接続を確立した後、通話チ
ャネルを用いて子局2、3に対し順次呼び出しコマンド
を送信する。例えば、使用者の操作に基づき子局2がオ
フフック状態になると、オフフックコマンドを子局2か
ら親局1に送信する。これを受けた親局1は子局2に対
しコネクトコマンドを送信し、子局2は通話状態に移行
する。
【0025】このような親局1と子局2、3の間で送受
信されるコマンド等のデータは、フレームで区切られた
フレームデータとして、半二重方式により送受信が行わ
れる。この際、所定の通話チャネルをフレームデータに
基づいてMSK変調し、親局1から子局2、3に、又は
子局2、3から親局1にそれぞれ送信される。フレーム
データが受信されると、コマンド等の必要な情報を抽出
して、その後の処理を判断する。なお、本実施形態で
は、上述の着信の際に子局2、3に対する呼び出しを行
う場合、親局1と子局2、3に対し割り当てられたタイ
ムスロットにより、一定の手順に従ってフレームデータ
の送受信を制御しているが、より詳しくは後述する。
【0026】一方、子局2、3が親局1を介して電話回
線による通話を開始した後は、子局2、3からのマイク
等の音声入力信号により、250MHz帯の所定の通話
チャネルがFM変調されて親局1に送信され、親局1で
受信後、これを復調して電話回線に送出する。一方、電
話回線から親局1に到来する音声信号により、380M
Hz帯の所定の通話チャネルがFM変調されて子局2、
3に送信され、子局2、3で受信後、これを復調してレ
シーバ等から音声出力する。このように親局1と子局
2、3の間では、2周波を用いて音声信号が全二重方式
により送受信される。
【0027】図2は、本実施形態において、親局1と子
局2、3の間で送受信されるフレームデータのデータ構
造を示す図である。図2に示すように、フレームデータ
は、ID、BCH符号、子局番号、送信データ、BCH
符号を含んで構成され、それぞれ所要のビット数が配分
されている。
【0028】図2のフレームデータにおいて、IDは個
々のコードレス電話システムに固有の番号として付与さ
れている。これにより、電波到達範囲内に複数のコード
レス電話システムが存在する場合でも、親局1及び子局
2、3がこのIDを解析することにより、受信されたフ
レームデータが自局の属するコードレス電話システム内
で送信されたものであることを正しく認識することがで
きる。
【0029】子局番号は、コードレス電話システム内に
含まれる子局を区別するために付与される番号である。
図1では、子局2、3の2台のみ含まれるが、接続可能
な最大数の子局を区別できる程度のビット数を配分する
必要がある。この子局番号は、親局1から子局2、3に
送信されるフレームデータでは、送信先の子局を意味す
るが、子局2、3から親局1に送信されるフレームデー
タでは、発信元の子局を意味する。
【0030】送信データは、実際に送信すべき信号であ
り、所定の指示を伝えるコマンドや種々の状態等を示す
ステータスなどの種別がある。例えば、親局1から子局
2、3に電話回線への着信を知らせる呼び出し信号とし
ての呼び出しコマンド、子局2、3から通話チャネルを
使用中であることを告知する告知信号としてのレディー
コマンド、子局2、3から親局1にオフフック状態であ
ることを知らせる応答信号としてのオフフックコマンド
などがある。なお、送信データの先頭に送信データの種
別を示すコードを設けてもよい。
【0031】IDに続くBCH符号、及び送信データに
続くBCH符号は、フレームデータを読み出す際に無線
ノイズ等に起因する誤りを訂正するために付加されてい
る。IDの部分とそれ以外の部分に分けてそれぞれ誤り
訂正を行うようにしている。BCH符号に割り当てるビ
ット数は多いほど強力な誤り訂正が行えるが、全体のビ
ット配分との兼ね合いで適切なビット数が割り当てられ
る。
【0032】以上のように構成されたフレームデータ
は、上述したように各要素に適宜にビット配分される
が、フレームデータの総ビット数を一定値に設定してお
くのが一般的である。このようにすると、変調速度が1
200bpsあるいは2400bpsと一定であるた
め、フレームデータの時間幅を一定に保つことができ、
データ送受信の際、フレームデータのタイムスロットへ
の割り当てを容易に行うことができる。
【0033】次に、図3及び図4を用いて、本実施形態
において、電話回線に着信があった場合、親局1と子局
2、3の間で行われるフレームデータの送受信処理につ
いて説明する。
【0034】図3は、親局1に電話回線からの着信信号
があったとき、子局2、3の両方に対し呼び出しコマン
ドを送信すると共に、子局2、3からのオフフックコマ
ンドを受信した場合に親局1において行われる処理を示
すフローチャートである。図3において、親局1が着信
信号を検知すると、ステップS1で、第1タイムスロッ
ト(以下、第1スロットと称する)に割り当てられてい
る子局2、3に対する呼び出しコマンドを送信データと
して含むフレームデータ(以下、呼び出しフレームと称
する)を送信する。
【0035】ここで、本実施形態では、親局1から子局
2、3を呼び出す場合のフレームデータの送受信は、上
記第1スロットと、第2タイムスロット(以下、第2ス
ロットと称する)と第3タイムスロット(以下、第3ス
ロットと称する)の3つのタイムスロットが順次周期的
に繰り返すように、それぞれのフレームデータを割り当
てて行う。
【0036】また、上述のようにフレームデータの時間
幅が一定となることに対応して、それぞれのタイムスロ
ットは同一の時間幅Tsを有している。なお、この時間
幅Tsには、実際のフレームデータの送出に要する時間
に加え、無線回路の立ち上げや無線周波数の安定に要す
る時間がマージンとして含まれているものとする。
【0037】ステップS2では、第3スロットに割り当
てられている子局2、3からのオフフックコマンドを送
信データとして含むフレームデータ(以下、オフフック
フレームと称する)が受信されたか否かを判別する。そ
の結果、オフフックフレームが受信されない場合は(ス
テップS2;NO)ステップS3に移り、オフフックフ
レームが受信された場合は(ステップS2;YES)ス
テップS4に移る。
【0038】なお、本実施形態では、第2スロットに子
局2又3により送信されるレディーコマンドを送信デー
タとして含むフレームデータ(以下、レディーフレーム
と称する)が割り当てられ、通常親局1はレディーフレ
ームを認識する必要がないので、第2スロットでは受信
処理を行わなくてよい。ただし、後述するようにレディ
ーフレームに子局2、3の識別データが含まれ、これを
識別する必要がある場合は、親局1が第2スロットのレ
ディーフレームを受信する。
【0039】ステップS3では、第1スロットから第3
スロットに至る1つの周期の経過を判断する。ここで、
この周期をTとすると、各タイムスロットの時間幅Ts
に対し、T=3Tsの関係にある。ステップS3の判断
の結果、第1スロットの開始時点から周期Tが経過した
場合は(ステップS3;YES)、ステップS1に戻
り、周期Tがまだ経過していない場合は(ステップS
3;NO)、ステップS3において周期Tの経過を待
つ。
【0040】一方、ステップS4では、オフフックフレ
ームを受信した第3スロットに続く周期の第1スロット
において、オフフック状態にある子局2又は3に対する
コネクトコマンドを送信データとして含むフレームデー
タ(以下、コネクトフレームと称する)を送信する。こ
れにより、子局2又は3に電話回線への接続が許可さ
れ、通話を行うことができる。
【0041】なお、上述の呼び出しフレームに、子局
2、3の何れの子局がレディーフレームを送信すべきで
あるかを指定する指定データを含めてもよい。この場
合、コードレス電話にN台の子局が含まれる場合であっ
ても、指定データにより任意の子局を指定してレディー
フレームの送信を行わせることができる。また、N台の
子局のうちM台(N>M)の子局を指定してレディーフ
レームの送信を行わせるようにしてもよい。なお、呼び
出しフレームに指定データが含まれる場合は、子局2、
3が呼び出しフレームの受信後、指定データを解析し
て、レディーフレームの送信の有無を設定する。
【0042】次に、図4は、図3に示す親局1の処理に
対応して子局2で行われる処理を示すフローチャートで
ある。なお、図4の例では、レディーフレームを送信す
る役割を子局2が有しているものとして説明を行う。
【0043】子局2での処理が開始されると、ステップ
S11では、第2スロットでオフフックフレームを周期
ごとに連続的にリトライ送信する回数をカウントするた
めのリトライカウンタを初期化する。すなわち、本実施
形態では、子局2、3が共に第2スロットによりオフフ
ックフレームを同時送信するケースが想定されるので、
子局2と子局3で互いに異なるリトライ回数を設定して
いる。これにより、同一のタイミングでオフフックフレ
ームの送信が開始された場合でも、長いリトライ回数が
設定された子局から最終的にオフフックフレームの送信
が可能となる。そのため、リトライカウンタを用いてリ
トライ回数を常にカウントするようにしている。なお、
最初はリトライカウンタをゼロにセットしておけばよ
い。
【0044】ステップS12では、親局1からフレーム
データが受信された否かを判断する。親局1から例えば
呼び出しフレームが送信される場合、この段階では、子
局2は周期Tのうち第1スロット乃至第3スロットのタ
イミングを把握できないので、フレームデータの受信を
周期T程度の時間だけ続ける必要がある。その結果、フ
レームデータが受信されない場合(ステップS12;N
O)処理を終え、フレームデータが受信された場合(ス
テップS12;YES)ステップS13に進む。
【0045】ステップS13では、受信されたフレーム
データが呼び出しフレームであるか否かを判断する。そ
の結果、呼び出しフレームであると判断された場合は
(ステップS13;YES)ステップS14に進み、呼
び出しフレームではないと判断された場合は(ステップ
S13;NO)ステップS20に進む。
【0046】ステップS14では、第1スロットの呼び
出しフレームに続く第2スロットにおいて、上述のレデ
ィーフレームを送信する。これにより、250MHz帯
の所定の通話チャネルに対応する送信電波が出力される
ので、この通話チャネルを使用中であることを、他のコ
ードレス電話システムの親局に告知することができる。
【0047】ステップS15では、親局1からの呼び出
しフレームに対応して、子局2のリンガーを鳴動させ
る。これにより、子局2の近傍の使用者に着信があった
ことを認識させることができる。
【0048】ステップS16では、子局2がオフフック
状態にあるか否かを判断する。例えば、通話しようとす
る使用者が所定の操作を行うことによりオフフック状態
が検知される。ステップS16の判断の結果、オフフッ
ク状態と検知される場合(ステップS16;YES)、
ステップS17に進み、オフフック状態と検知されない
場合(ステップS16;NO)、ステップS12に戻っ
て上述した処理を繰り返す。
【0049】ステップS17では、リトライカウンタが
上述のリトライ回数に達したか否か判断する。その結
果、リトライ回数に達している場合(ステップS17;
YES)、オフフックフレームをこれ以上送信できない
ので処理を終える。一方、リトライ回数に達していない
場合(ステップS17;NO)、ステップS18に進
む。
【0050】ステップS18では、第2スロットに続く
第3スロットにおいて、上述のオフフックフレームを送
信する。これにより、子局2が着信に対し応答を要求す
ることを親局1に告知することができる。
【0051】ステップS19では、リトライカウンタを
インクリメントする。つまり、ステップS18でオフフ
ックフレームが1回送信されたので、この回数をカウン
トするものである。
【0052】一方、ステップS13からステップS20
に進むと、ステップS12にて受信されたフレームデー
タがコネクトフレームであるか否かを判断する。その結
果、コネクトフレームであると判断された場合は(ステ
ップS20;YES)ステップS21に進み、コネクト
フレームでないと判断された場合は(ステップS20;
NO)、ステップS22に進む。
【0053】ステップS21では、親局1から接続の許
可がされたので、実際に接続動作に移行する。これによ
り、現在の通話チャネルを使用して、電話回線の相手先
と子局2の間で親局1を経由した通信が開始される。
【0054】ステップS22では、ステップS12で受
信されたフレームデータは、呼び出しフレームとコネク
トフレームのどちらでもないので、解析を行いフレーム
データに対応した処理を行う。
【0055】なお、第2スロットで送信されるレディー
フレームとしては、図2に示すデータ構造を有していな
い、無変調のキャリアを送信するようにしてもよい。単
に、レディフレームにより通話チャネルの使用を他のコ
ードレス電話システムに対して告知するだけなら、無変
調のキャリアであってもよい。ただし、レディーコマン
ドを含むデータ構造にすることで、親局1に対し子局2
の動作状態を併せて告知することが可能となる点では意
味がある。
【0056】また、第2スロットでのレディフレームの
送信は、子局2だけではなく子局3が同時に行うように
してもよい。この場合には、子局2、3から送信された
レディーフレームが互いに衝突するので、データ内容を
解析することは困難であるが、一方が電源オフとなって
いる場合でも、他方からレディーフレームが送信される
ので、通話チャネルを使用していることをより確実に告
知できる。なお、コードレス電話システム内にN台の子
局が含まれる場合は、N台のうち送信可能な子局全部が
第2スロットで同時にレディーフレームを送信するよう
にしてもよい。
【0057】また、第2スロットでのレディーフレーム
の送信は、子局2と子局3が交互に送信するようにして
もよい。この場合、子局2と子局3が異なる場所に設置
されていれば、より広範囲にレディフレームを送信する
ことができる。
【0058】また、第2スロットでのレディーフレーム
に、子局2、3の何れが送信したかを示す識別データを
含めてもよい。これにより、親局1はレディーフレーム
を送信した子局を判断でき、特定の子局の動作状態を判
断するために活用することができる。レディーフレーム
に識別データが含まれる場合には、親局1がレディフレ
ームの受信後、識別データを解析して、何れの子局が送
信を行ったのかを判別する。
【0059】次に、図5乃至図7を用いて、親局1から
子局2、3を呼び出す際、上述のフレームデータの送受
信を行う場合におけるタイミングチャートを説明する。
以下の説明においても、レディーフレームを送信する役
割を子局2が有しているものとする。
【0060】図5は、親局1から子局2、3に呼び出し
フレームを送信し、子局2が呼び出しフレームとオフフ
ックフレームを送信する場合のタイミングチャートであ
る。なお、図5では、上述の周期Tごとにタイミングチ
ャートを区分し、先頭から第1周期、第2周期のように
番号付けして示している。
【0061】図5に示すように、第1周期においては、
親局1が第1スロットで呼び出しフレームの送信を開始
する。一方、子局2は第2スロットでレディーフレーム
の送信を行う。このとき、子局2、3は共にオフフック
状態になっていないので、第3スロットでのオフフック
フレームは送信されない。続く第2周期においても、第
1周期と同様な送受信パターンが繰り返されている。
【0062】第3周期では、第1スロットの親局1によ
る呼び出しフレームと、第2スロットの子局2によるレ
ディーフレームの送信に続いて、第3スロットで子局2
によるオフフックフレームが送信される。すなわち、第
2周期の第3スロットから第3周期の第2スロットにか
けての何れかの時点で、子局2で所定の操作が行われオ
フフック状態が検知されたものである。
【0063】第4周期では、子局2からのオフフックフ
レームを受信した親局1は、第1スロットでコネクトフ
レームを子局2に対し送信する。その後、子局2がコネ
クトフレームを受信すると、接続動作を経て通話状態に
移行する。このように、図5の例では、子局3からはフ
レームデータが送信されず、子局2のみからレディーフ
レームとオフフックフレームが送信される場合を示して
いる。
【0064】次に、図6は、親局1から子局2、3に呼
び出しフレームを送信し、子局2がレディーフレームを
送信する一方、子局3がオフフックフレームを送信する
場合のタイミングチャートである。図6において、第1
周期と第2周期の動作は、図5の場合と同様であるた
め、説明を省略する。
【0065】図6の場合は、第3周期において、第1ス
ロットの親局1による呼び出しフレームと、第2スロッ
トの子局2によるレディーフレームの送信に続いて、第
3フレームで子局3によるオフフックフレームの送信が
行われる点が図5の場合と異なる。すなわち、第2周期
の第3スロットから第3周期の第2スロットにかけての
何れかの時点で、子局3でオフフック状態が検知された
ものである。
【0066】そして、第4周期では、子局3からのオフ
フックフレームを受信した親局1は、第1スロットでコ
ネクトフレームを子局3に対し送信する。その後、子局
3がコネクトフレームを受信すると、接続動作を経て通
話状態に移行する。このように、図6の例では、子局2
によりレディーフレームが、子局3によりオフフックフ
レームがそれぞれ送信される場合を示している。
【0067】以上説明した本実施形態では、子局が2台
の場合に限らず更に多数接続されていたとしても、上述
のように第2スロットと第3スロットは全ての子局が共
通してフレームデータの送信のために使用する。そのた
め、フレームデータの周期Tを子局に台数にかかわらず
一定にでき、迅速な接続を可能とする。
【0068】ところで、実際には子局2、3が共にオフ
フック状態にならない場合や、オフフック状態になるの
が遅れるケースも多くある。一方、子局2、3は共通の
通話チャネルを使用し、タイムスロットも重なるので、
常時送信電波を出力した状態にはできない。このとき、
子局2、3により通話チャネルにて送信電波が長時間出
力されないと、他のコードレス電話の親局は、子局2、
3が使用すべき通話チャネルを誤って空きチャネルと判
定する可能性が高くなる。本実施形態では、このような
事態を招くことがないように、一の子局がオフフック状
態か否かにかかわらず、レディーフレームを送信して通
話チャネルを使用中であることを告知して、空きチャネ
ルと判定される可能性を低くしているのである。
【0069】次に、図7は、親局1から子局2、3を呼
び出すとき、子局2、3から同一タイミングでオフフッ
クフレームが送信され、衝突を生じる場合のタイミング
チャートである。
【0070】図7に示すように、第2周期において、子
局2と子局3が共に第3スロットによりオフフックフレ
ームを送信していることがわかる。従って、このオフフ
ックフレームは、子局2、3の送信電波が衝突するの
で、親局1でこの送信電波が受信されたとしても、正常
にオフフックフレームを検出することができない。その
ため、本実施形態では上述したように、リトライ回数と
して子局2、3で互いに異なる値を設定して、このよう
な状況に対処している。
【0071】図7においては、子局2のリトライ回数が
1に設定されると共に、子局3のリトライ回数が2に設
定される場合を示している。よって、第3周期では、子
局2、3の両方がオフフックフレームのリトライ送信を
行う。そのため、第2周期同様に、第3周期において
も、まだ親局1は正常に子局2、3のオフフックフレー
ムを検出することができない。
【0072】一方、第4周期では、子局2がリトライ回
数に達したことになるので、オフフックフレームのリト
ライ送信を行わないのに対し、子局3はリトライ回数が
もう1回残っているので、オフフックフレームのリトラ
イ送信を第3スロットで行う。これにより、親局1は子
局3からのオフフックフレームを受信して、これを正常
に検出することが可能となる。なお、その後の接続動作
は、図5、6と同様に行われる。
【0073】上述の方法は、子局の台数が2台より更に
多い場合であっても同様に適用可能である。例えば、N
台の子局がある場合、リトライ回数1回からN回まで
を、それぞれの子局に設定することで、全ての子局のリ
トライ回数が異なった状態にできる。これにより、複数
の子局のうち任意の組み合わせによりオフフックフレー
ムの送信が同一タイミングで行われた場合でも、最終的
には何れかの子局のオフフックフレームが親局1にて受
信されることになる。
【0074】ところで、上述の実施形態では、子局2、
3が互いに異なるリトライ回数を設定する場合について
説明したが、子局2、3が各周期ごとにオフフックフレ
ームのリトライを行うか否かを確率的に決定するように
してもよい。すなわち、例えば子局2、3の両方がオフ
フックフレームを送信して衝突した際に、次の周期では
乱数等を用いて50%程度の確率でオフフックフレーム
のリトライ送信の可否を決めるようにする。
【0075】実際に子局2、3のオフフックフレーム衝
突時に50%の確率でリトライ送信の可否を決定するよ
うにした場合、最初のリトライ送信後、何れか一方が接
続できる確率は50%になる。次のリトライ送信が行わ
れる場合には、同様にいずれか一方が50%で接続可能
となり、更にリトライ回数が増えても同様に考えること
できるので、リトライ回数の増大に伴い長期間両方の子
局2、3が共に接続できない状態が続く確率は急激に減
少していく。よって、特に子局数が多くなる場合、上述
のリトライ回数を異なる値に設定しておく方法に比べ、
平均的には接続までにかかる時間を短くできる点で有利
な方法である。
【0076】なお、上述の実施形態では、本発明をアナ
ログコードレス電話システムに対して適用する場合を説
明したが、これに限らず、マルチチャネルアクセスによ
り親局と子局の間で無線接続を確立し、所定のデータを
半二重方式により送受信する無線通信システムに対して
本発明を広く適用することができる。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、3つの
タイムスロットを用いて、親局から子局への呼び出し信
号と、定められた子局からの告知信号と、子局から親局
への応答信号を周期的に送受信するようにしたので、子
局の台数が増えた場合でも、全子局を一巡するのに要す
る時間が長くならず、他局との混信を防止しつつ、呼び
出しから応答に至る時間を短縮可能な無線通信システム
が提供される。
【0078】請求項2に記載の発明によれば、送信可能
な子局が告知信号を送信するようにしたので、例えば他
のコードレス電話システムの親局に対し、無線チャネル
を使用中であることを一層確実に告知でき、有効に他局
との混信を防止できる無線通信システムが提供される。
【0079】請求項3に記載の発明によれば、親局は、
子局の指定データを含む呼び出し信号を送信して、告知
信号を送信すべき子局を指定するようにしたので、告知
信号を送信するのに適する子局を状況に応じて可変設定
でき、有効に他局との混信を防止できる無線通信システ
ムが提供される。
【0080】請求項4に記載の発明によれば、子局は、
自局を示す識別データを含む告知信号を送信して、親局
に対し自局からの送信であることを知らせるようにした
ので、子局の動作状態を把握しつつ、迅速に子局が通話
開始可能な無線通信システムが提供される。
【0081】請求項5に記載の発明によれば、告知信号
を送信すべき子局は、第2スロットを用いて無変調キャ
リアを送信するようにしたので、子局における処理をよ
り簡素化しつつ、迅速に子局が通話開始可能な無線通信
システムが提供される。
【0082】請求項6に記載の発明によれば、子局ごと
に異なるリトライ回数を設定して、第3タイムスロット
を用いて応答信号を繰り返し送信するようにしたので、
子局からの応答信号の送信が同一タイミングとなり衝突
する場合でも、一方の子局が確実に応答信号を送信で
き、確実かつ迅速に子局が通話開始可能な無線通信シス
テムが提供される。
【0083】請求項7に記載の発明によれば、子局にて
所定の確率でリトライの可否を決定した上で、第3タイ
ムスロットを用いて応答信号を繰り返し送信するように
したので、子局からの応答信号の送信が同一タイミング
となり衝突する場合でも、一方の子局が比較的短時間で
応答信号を送信でき、確実かつ一層迅速に子局が通話開
始可能な無線通信システムが提供される。
【0084】請求項8に記載の発明によれば、コードレ
ス電話システムにおいて上述のようなデータ送受信を行
うようにしたので、他局との混信を防止しつつ、着信時
に迅速に子局が接続可能で、使い勝手の良好な子局を備
えるコードレス電話システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるコードレス電話シス
テムのシステム構成図である。
【図2】本発明の実施形態におけるフレームデータのデ
ータ構造を示す図である。
【図3】複数の子局を呼び出す場合に親局により行われ
るフレームデータの送受信に伴う処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】親局から呼び出される場合に子局により行われ
るフレームデータの送受信に伴う処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】親局と子局のフレームデータの送受信に際し、
同一の子局がレディーフレームとオフフックフレームを
送信する場合のタイミングチャートである。
【図6】親局と子局のフレームデータの送受信に際し、
異なる子局がレディーフレームとオフフックフレームを
送信する場合のタイミングチャートである。
【図7】親局と子局のフレームデータの送受信に際し、
同一のタイミングで2台の子局がオフフックフレームを
送信する場合のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…親局 2、3…子局

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と複数の子局を備え、親局から子局
    に送信する下り周波数と子局から親局に送信する上り周
    波数が無線チャネルに対応してそれぞれ定められ、マル
    チチャネルアクセスにより設定された一の無線チャネル
    を用いて親局と子局の間で伝送すべきデータをタイムス
    ロットに割り当てて送受信する無線通信システムであっ
    て、 前記親局から前記複数の子局を呼び出す場合の前記タイ
    ムスロットは、前記親局から前記複数の子局に対する呼
    び出し信号を送信する第1タイムスロットと、前記複数
    の子局のうち定められた一又は複数の子局から前記一の
    無線チャネルを使用中であることを告知する告知信号を
    送信する第2タイムスロットと、前記複数の子局のうち
    応答を要求する子局から前記親局に対する応答信号を送
    信する第3タイムスロットと、が繰り返される周期構造
    を有していることを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記第2タイムスロットにおける前記告
    知信号は、前記複数の子局のうち送信可能な全ての子局
    により送信されることを特徴とする請求項1に記載の無
    線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記第1タイムスロットにおける前記呼
    び出し信号には、前記告知信号を送信すべき子局を指定
    する指定データが含まれると共に、前記複数の子局は、
    該指定データにより自局が指定されているか否かを判別
    する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の無
    線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記第2タイムスロットにおける前記告
    知信号には、該告知信号を送信する子局を示す識別デー
    タが含まれると共に、前記親局は、該識別データにより
    示される子局を識別する手段を備えることを特徴とする
    請求項1又は請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記第2タイムスロットにおける前記告
    知信号は、前記一の無線チャネルの上り周波数に対応す
    る無変調キャリアであることを特徴とする請求項1から
    請求項3の何れかに記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記複数の子局は、互いに異なるリトラ
    イ回数が予め設定され、該リトライ回数分の連続する前
    記第3タイムスロットを用いて、前記応答信号を繰り返
    し送信することを特徴とする請求項1から請求項5の何
    れかに記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記子局は、所定の確率で前記応答信号
    の送信のリトライを行うか否かを決定するリトライ決定
    手段を備え、前記応答信号を最初に送信する前記第3タ
    イムスロットに後続する第3タイムスロットでは、該リ
    トライ決定手段によりリトライを行うことが決定された
    場合のみ、前記応答信号を送信することを特徴とする請
    求項1から請求項5の何れかに記載の無線通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記無線通信システムは、電話回線に接
    続されたコードレス電話システムであることを特徴とす
    る請求項1から請求項7の何れかに記載の無線通信シス
    テム。
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