WO2024029029A1 - 端末、無線通信方法及び基地局 - Google Patents

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祐輝 松村
聡 永田
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Abstract

本開示の一態様に係る端末は、サウンディング参照信号(SRS)リソースに関する設定情報を受信する受信部と、下り制御情報に含まれるフィールドで指示されるSRSリソース識別子(SRI)の組み合わせに基づいて、空間分割多重方式を利用して複数のパネルからそれぞれ送信されるUL送信を制御する制御部と、を有し、前記UL送信に対してサポートされる最大ランクと、各パネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数と、の関連づけが設定又は定義される。

Description

端末、無線通信方法及び基地局
 本開示は、次世代移動通信システムにおける端末、無線通信方法及び基地局に関する。
 Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてLong Term Evolution(LTE)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTE(Third Generation Partnership Project(3GPP(登録商標)) Release(Rel.)8、9)の更なる大容量、高度化などを目的として、LTE-Advanced(3GPP Rel.10-14)が仕様化された。
 LTEの後継システム(例えば、5th generation mobile communication system(5G)、5G+(plus)、6th generation mobile communication system(6G)、New Radio(NR)、3GPP Rel.15以降などともいう)も検討されている。
 将来の無線通信システム(例えば、Rel.18 NR以降)において、UEは、マルチパネル(又は、マルチビーム)の1つを上りリンク(UL)送信に用いることができる。また、ULのスループット/信頼性の改善のために、1以上の送受信ポイント(Transmission/Reception Point(TRP))に向けて、複数パネルを利用した同時UL送信(例えば、simultaneous multi-panel UL transmission(STxMP))がサポートされることが検討されている。
 マルチパネル同時UL送信がサポートされる場合、UEは2つのパネルからULを同時に送信するが、当該UL送信をどのように制御するかについて、十分に検討が進んでいない。
 そこで、本開示は、マルチパネルを利用した同時送信がサポートされる場合であっても、送信制御を適切に行うことができる端末、無線通信方法及び基地局を提供することを目的の1つとする。
 本開示の一態様に係る端末は、サウンディング参照信号(SRS)リソースに関する設定情報を受信する受信部と、下り制御情報に含まれるフィールドで指示されるSRSリソース識別子(SRI)の組み合わせに基づいて、空間分割多重方式を利用して複数のパネルからそれぞれ送信されるUL送信を制御する制御部と、を有し、前記UL送信に対してサポートされる最大ランクと、各パネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数と、の関連づけが設定又は定義される。
 本開示の一態様によれば、マルチパネルを利用した同時送信がサポートされる場合であっても、送信制御を適切に行うことができる。
図1A及び1Bは、シングルパネルのUL送信の一例を示す図である。 図2A-図2Cは、マルチパネルを用いた同時UL送信の方式1~3の一例を示す図である。 図3A-図3Cは、PUSCHの送信方式の一例を示す図である。 図4A-図4Cは、PUSCHの送信方式の他の例を示す図である。 図5は、第1の実施形態にかかる最大ランクと各パネルにおけるSRSリソース数との関連づけ(例えば、テーブル)の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態にかかる最大ランクと各パネルにおけるSRSリソース数との関連づけ(例えば、テーブル)の他の例を示す図である。 図7は、第1の実施形態にかかる最大ランクと各パネルにおけるSRSリソース数との関連づけ(例えば、テーブル)の他の例を示す図である。 図8は、第2の実施形態にかかるDCIフィールド(例えば、SRIフィールド)のコードポイントと、各コードポイントに対応するSRIと、の関連づけ(例えば、テーブル)の一例を示す図である。 図9は、第2の実施形態にかかるDCIフィールド(例えば、SRIフィールド)のコードポイントと、各コードポイントに対応するSRIと、の関連づけ(例えば、テーブル)の他の例を示す図である。 図10は、第2の実施形態にかかるDCIフィールド(例えば、SRIフィールド)のコードポイントと、各コードポイントに対応するSRIと、の関連づけ(例えば、テーブル)の他の例を示す図である。 図11は、一実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。 図12は、一実施形態に係る基地局の構成の一例を示す図である。 図13は、一実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示す図である。 図14は、一実施形態に係る基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図15は、一実施形態に係る車両の一例を示す図である。
(SRS、PUSCHの送信の制御)
 Rel.15 NRにおいて、端末(ユーザ端末(user terminal)、User Equipment(UE))は、測定用参照信号(例えば、サウンディング参照信号(Sounding Reference Signal(SRS)))の送信に用いられる情報(SRS設定情報、例えば、RRC制御要素の「SRS-Config」内のパラメータ)を受信してもよい。
 具体的には、UEは、1つ又は複数のSRSリソースセットに関する情報(SRSリソースセット情報、例えば、RRC制御要素の「SRS-ResourceSet」)と、一つ又は複数のSRSリソースに関する情報(SRSリソース情報、例えば、RRC制御要素の「SRS-Resource」)との少なくとも1つを受信してもよい。
 1つのSRSリソースセットは、所定数のSRSリソースに関連してもよい(所定数のSRSリソースをグループ化してもよい)。各SRSリソースは、SRSリソース識別子(SRS Resource Indicator(SRI))又はSRSリソースID(Identifier)によって特定されてもよい。
 SRSリソースセット情報は、SRSリソースセットID(SRS-ResourceSetId)、当該リソースセットにおいて用いられるSRSリソースID(SRS-ResourceId)のリスト、SRSリソースタイプ、SRSの用途(usage)の情報を含んでもよい。
 ここで、SRSリソースタイプは、周期的SRS(Periodic SRS(P-SRS))、セミパーシステントSRS(Semi-Persistent SRS(SP-SRS))、非周期的CSI(Aperiodic SRS(A-SRS))のいずれかを示してもよい。なお、UEは、P-SRS及びSP-SRSを周期的(又はアクティベート後、周期的)に送信し、A-SRSをDCIのSRSリクエストに基づいて送信してもよい。
 また、用途(RRCパラメータの「usage」、L1(Layer-1)パラメータの「SRS-SetUse」)は、例えば、ビーム管理(beamManagement)、コードブック(codebook(CB))、ノンコードブック(noncodebook(NCB))、アンテナスイッチングなどであってもよい。コードブック又はノンコードブック用途のSRSは、SRIに基づくコードブックベース又はノンコードブックベースの上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel(PUSCH))送信のプリコーダの決定に用いられてもよい。
 例えば、UEは、コードブックベース送信(codebook-based transmission)の場合、SRI、送信ランクインディケーター(Transmitted Rank Indicator(TRI))及び送信プリコーディング行列インディケーター(Transmitted Precoding Matrix Indicator(TPMI))に基づいて、PUSCH送信のためのプリコーダ(プリコーディング行列)を決定してもよい。UEは、ノンコードブックベース送信(non-codebook-based transmission)の場合、SRIに基づいてPUSCH送信のためのプリコーダを決定してもよい。
 SRSリソース情報は、SRSリソースID(SRS-ResourceId)、SRSポート数、SRSポート番号、送信Comb、SRSリソースマッピング(例えば、時間及び/又は周波数リソース位置、リソースオフセット、リソースの周期、繰り返し数、SRSシンボル数、SRS帯域幅など)、ホッピング関連情報、SRSリソースタイプ、系列ID、SRSの空間関係情報などを含んでもよい。
 SRSの空間関係情報(例えば、RRC情報要素の「spatialRelationInfo」)は、所定の参照信号とSRSとの間の空間関係情報を示してもよい。当該所定の参照信号は、同期信号/ブロードキャストチャネル(Synchronization Signal/Physical Broadcast Channel(SS/PBCH))ブロック、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal(CSI-RS))及びSRS(例えば別のSRS)の少なくとも1つであってもよい。SS/PBCHブロックは、同期信号ブロック(SSB)と呼ばれてもよい。
 SRSの空間関係情報は、上記所定の参照信号のインデックスとして、SSBインデックス、CSI-RSリソースID、SRSリソースIDの少なくとも1つを含んでもよい。
 なお、本開示において、SSBインデックス、SSBリソースID及びSSB Resource Indicator(SSBRI)は互いに読み替えられてもよい。また、CSI-RSインデックス、CSI-RSリソースID及びCSI-RS Resource Indicator(CRI)は互いに読み替えられてもよい。また、SRSインデックス、SRSリソースID及びSRIは互いに読み替えられてもよい。
 SRSの空間関係情報は、上記所定の参照信号に対応するサービングセルインデックス、BWPインデックス(BWP ID)などを含んでもよい。
 UEは、あるSRSリソースについて、SSB又はCSI-RSと、SRSとに関する空間関係情報を設定される場合には、当該SSB又はCSI-RSの受信のための空間ドメインフィルタ(空間ドメイン受信フィルタ)と同じ空間ドメインフィルタ(空間ドメイン送信フィルタ)を用いて当該SRSリソースを送信してもよい。この場合、UEはSSB又はCSI-RSのUE受信ビームとSRSのUE送信ビームとが同じであると想定してもよい。
 UEは、あるSRS(ターゲットSRS)リソースについて、別のSRS(参照SRS)と当該SRS(ターゲットSRS)とに関する空間関係情報を設定される場合には、当該参照SRSの送信のための空間ドメインフィルタ(空間ドメイン送信フィルタ)と同じ空間ドメインフィルタ(空間ドメイン送信フィルタ)を用いてターゲットSRSリソースを送信してもよい。つまり、この場合、UEは参照SRSのUE送信ビームとターゲットSRSのUE送信ビームとが同じであると想定してもよい。
 UEは、DCI(例えば、DCIフォーマット0_1)内の所定フィールド(例えば、SRSリソース識別子(SRI)フィールド)の値に基づいて、当該DCIによってスケジュールされるPUSCHの空間関係を決定してもよい。具体的には、UEは、当該所定フィールドの値(例えば、SRI)に基づいて決定されるSRSリソースの空間関係情報(例えば、RRC情報要素の「spatialRelationInfo」)をPUSCH送信に用いてもよい。
 Rel.15/16 NRでは、PUSCHに対し、コードブックベース送信を用いる場合、UEは、最大2個のSRSリソースを有する用途がコードブックのSRSリソースセットを、RRCによって設定され、当該最大2個のSRSリソースの1つをDCI(1ビットのSRIフィールド)によって指示されてもよい。PUSCHの送信ビームは、SRIフィールドによって指定されることになる。
 UEは、プリコーディング情報及びレイヤ数フィールド(以下、プリコーディング情報フィールドとも呼ぶ)に基づいて、PUSCHのためのTPMI及びレイヤ数(送信ランク)を判断してもよい。UEは、上記SRIフィールドによって指定されたSRSリソースのために設定された上位レイヤパラメータの「nrofSRS-Ports」によって示されるSRSポート数と同じポート数についての上りリンク用のコードブックから、上記TPMI、レイヤ数などに基づいてプリコーダを選択してもよい。
 Rel.15/16 NRでは、PUSCHに対し、ノンコードブックベース送信を用いる場合、UEは、最大4個のSRSリソースを有する用途がノンコードブックのSRSリソースセットを、RRCによって設定され、当該最大4個のSRSリソースの1つ以上をDCI(2ビットのSRIフィールド)によって指示されてもよい。
 UEは、上記SRIフィールドに基づいて、PUSCHのためのレイヤ数(送信ランク)を決定してもよい。例えば、UEは、上記SRIフィールドによって指定されるSRSリソースの数が、PUSCHのためのレイヤ数と同じであると判断してもよい。また、UEは、上記SRSリソースのプリコーダを算出してもよい。
 当該SRSリソース(又は当該SRSリソースが属するSRSリソースセット)に関連するCSI-RS(associated CSI-RSと呼ばれてもよい)が上位レイヤで設定されている場合、PUSCHの送信ビームは当該設定された関連するCSI-RS(の測定)に基づいて算出されてもよい。そうでない場合、PUSCHの送信ビームはSRIによって指定されてもよい。
 なお、UEは、コードブックベースPUSCH送信を用いるかノンコードブックベースPUSCH送信を用いるかを、送信スキームを示す上位レイヤパラメータ「txConfig」によって設定されてもよい。当該パラメータは、「コードブック(codebook)」又は「ノンコードブック(nonCodebook)」の値を示してもよい。
 本開示において、コードブックベースPUSCH(コードブックベースPUSCH送信、コードブックベース送信)は、UEに送信スキームとして「コードブック」を設定された場合のPUSCHを意味してもよい。本開示において、ノンコードブックベースPUSCH(ノンコードブックベースPUSCH送信、ノンコードブックベース送信)は、UEに送信スキームとして「ノンコードブック」を設定された場合のPUSCHを意味してもよい。
 ところで、将来の無線通信システム(例えば、Rel.18 NR以降)では、1以上の送受信ポイント(Transmission/Reception Point(TRP))に向けて、複数のビーム/パネル/TRPを利用した同時UL送信(例えば、simultaneous multi-panel UL transmission(STxMP))がサポートされることが想定される。
 例えば、Rel.18では、最大2TRP/2パネルまでを利用した同時UL送信が検討されている。また、シングルDCIベースとマルチDCIベースのマルチTRP動作を考慮し、レイヤ総数は全パネルにわたって最大4レイヤ、コードワード総数は全パネルにわたって最大2つとすることも想定される。もちろん、TRP数、パネル数、レイヤ数、コードワード数はこれに限られない。
(シングルパネル送信)
 シングルパネルUL送信方式又はシングルパネルUL送信方式候補は、以下の送信方式A,B(シングルパネルUL送信方式A,B)の少なくとも1つが適用されてもよい。なお、本開示において、パネル/UEパネルは、UE能力毎に報告されるUE能力値セット(例えば、UE capability value set)と読み替えられてもよい。また、本開示において、異なるパネル、異なる空間関係、異なるジョイントTCI状態、異なるTPCパラメータ、異なるアンテナポートなどは、互いに読み替えられてもよい。
[送信方式A:シングルパネル シングルTRP UL送信]
 Rel.15及びRel.16では、UEは、1つのみのビーム及びパネルから、1つの時点において、1つのTRPに対してULを送信する送信方式が使用される(図1A)。
[送信方式B:シングルパネル マルチTRP UL送信]
 Rel.17においては、1つの時点において、1つのみのビーム及びパネルからのUL送信を行い、複数のTRPに対する繰り返し送信を行うことが検討されている(図1B)。図1Bの例では、UEは、パネル#1からTRP#1にPUSCHを送信した後(ビーム及びパネルを切り替え)、パネル#2からTRP#2にPUSCHを送信する。2つのTRPは、理想バックホール(ideal backhaul)を介して接続される。
(マルチパネル送信)
 Rel.18以降において、ULのスループット/信頼性の改善のために、1以上のTRPに向けて、複数パネルを用いる同時UL送信(例えば、simultaneous multi-panel UL transmission(STxMP))がサポートされることが検討されている。また、所定のULチャネル(例えば、PUSCH/PUCCH)等について、マルチパネルUL送信方式が検討されている。
 マルチパネルUL送信として、例えば、最大X個(例えば、X=2)と、最大Y個(例えば、Y=2)のパネルがサポートされてもよい。マルチパネルUL送信において、PUSCHに対するULプリコーディング指示がサポートされる場合、マルチパネル同時送信に対して既存システム(例えば、Rel.16以前)のコードブックがサポートされてもよい。シングルDCI及びマルチDCIベースのマルチTRPオペレーションを考慮した場合、レイヤ数は全パネルにおいて最大x個(例えば、x=4)、コードワード(CW)数は全パネルで最大y個(例えば、y=2)であってもよい。
 マルチパネルUL送信方式又はマルチパネルUL送信方式候補は、次の方式1から3(マルチパネルUL送信方式1から3)の少なくとも1つが検討されている。送信方式1から3の1つのみがサポートされてもよい。送信方式1から3の少なくとも1つを含む複数の方式がサポートされ、複数の送信方式の1つがUEに設定されてもよい。
<送信方式1:コヒーレントマルチパネルUL送信>
 複数パネルが互いに同期していてもよい。全てのレイヤは、全てのパネルにマップされる。複数アナログビームが指示される。SRSリソースインジケータ(SRI)フィールドが拡張されてもよい。この方式は、ULに対して最大4レイヤを用いてもよい。
 図2Aの例において、UEは、1コードワード(CW)又は1トランスポートブロック(TB)をL個のレイヤ(PUSCH(1,2,…,L))へマップし、2つのパネルのそれぞれからL個のレイヤを送信する。パネル#1及びパネル#2はコヒーレントである。送信方式1は、ダイバーシチによるゲインを得ることができる。2つのパネルにおけるレイヤの総数は2Lである。レイヤの総数の最大値が4である場合、1つのパネルにおけるレイヤ数の最大値は2である。
<送信方式2:1つのコードワード(CW)又はトランスポートブロック(TB)のノンコヒーレントマルチパネルUL送信>
 複数パネルが同期していなくてもよい。異なるレイヤは、異なるパネルと、複数パネルからのPUSCHに対する1つのCW又はTBにマップされる。1つのCW又はTBに対応するレイヤが、複数パネルにマップされてもよい。この送信方式は、ULに対して最大4レイヤ又は最大8レイヤを用いてもよい。最大8レイヤをサポートする場合、この送信方式は、最大8レイヤを用いる1つのCW又はTBをサポートしてもよい。
 図2Bの例において、UEは、1CW又は1TBを、k個のレイヤ(PUSCH(1,2,…,k))とL-k個のレイヤ(PUSCH(k+1,k+2,…,L))とへマップし、k個のレイヤをパネル#1から送信し、L-k個のレイヤをパネル#2から送信する。送信方式2は、多重及びダイバーシチによるゲインを得ることができる。2つのパネルにおけるレイヤの総数はLである。
<送信方式3:2つのCW又はTBのノンコヒーレントマルチパネルUL送信>
 複数パネルが同期していなくてもよい。異なるレイヤは、異なるパネルと、複数パネルからのPUSCHに対する2つのCW又はTBにマップされる。1つのCW又はTBに対応するレイヤが、1つのパネルにマップされてもよい。複数のCW又はTBに対応するレイヤが、異なるパネルにマップされてもよい。この送信方式は、ULに対して最大4レイヤ又は最大8レイヤを用いてもよい。最大8レイヤをサポートする場合、この送信方式は、CW又はTB当たり最大4レイヤをサポートしてもよい。
 図2Cの例において、UEは、2CW又は2TBのうち、CW#1又はTB#1をk個のレイヤ(PUSCH(1,2,…,k))へマップし、CW#2又はTB#2をL-k個のレイヤ(PUSCH(k+1,k+2,…,L))へマップし、k個のレイヤをパネル#1から送信し、L-k個のレイヤをパネル#2から送信する。送信方式3は、多重及びダイバーシチによるゲインを得ることができる。2つのパネルにおけるレイヤの総数はLである。
 上記の各送信方式において、基地局は、UL TCI又はパネルIDを用いて、UL送信のためのパネル固有送信を設定又は指示してもよい。UL TCI(UL TCI状態)は、Rel.15においてサポートされるDLビーム指示と類似するシグナリングに基づいてもよい。パネルIDは、ターゲットRSリソース又はターゲットRSリソースセットと、PUCCHと、SRSと、PRACHと、の少なくとも1つの送信に、暗示的に又は明示的に適用されてもよい。パネルIDが明示的に通知される場合、パネルIDは、ターゲットRSと、ターゲットチャネルと、リファレンスRSと、の少なくとも1つ(例えば、DL RSリソース設定又は空間関係情報)において設定されてもよい。
(同時マルチパネル送信)
 上述した1以上の伝送方式/モードにおいて、1つのDCI(シングルDCI)に基づくPUSCHのスケジュール/複数のDCI(マルチDCI)に基づくPUSCHのスケジュールについてのマルチパネルUL送信(例えば、同時マルチパネル送信(Simultaneous Transmission across Multiple Panels(STxMP))が検討されている。
 シングルDCIベースのマルチTRPシステムにおける同時マルチパネル送信(STxMP)において、UL送信(例えば、PUSCH)に対して以下の方式が適用されてもよい。
・空間分割多重(Space Division Multiplexing:SDM)方式:1つのPUSCHの異なるレイヤ/DMRSポートが別々にプリコーディングされ、異なるUEビーム/パネルから同時に送信される(図3A、図3B参照)。
・空間分割多重繰り返し(SDM repetition)方式:同じTBの異なる冗長バージョン(Redundancy Version(RV))を有する2つのPUSCH送信機会が、同じ時間および周波数リソース上で2つの異なるUEビーム/パネルから同時に送信される(図3C参照)。
・周波数分割多重(FDM)-A方式:1つのPUSCHの送信機会(例えば、one PUSCH transmission occasion)の周波数領域リソースの異なる部分が、異なるUEビーム/パネルから送信される(図4A参照)。
・FDM-B方式:同一TBの同一/異なるRVを有する2つのPUSCH送信機会が、重複しない周波数領域リソース及び同一時間領域リソース上で、異なるUEビーム/パネルから送信される(図4B参照)。
・SFNベースの送信方式:1つのPUSCHの全ての同じレイヤ/DMRSポートが2つの異なるUEビーム/パネルから同時に送信される(図4C参照)。
 なお、本開示において、繰り返し送信と送信は互いに読み替えられてもよい。複数のTBを送信することは、同じTBを複数送信すること、又は、異なるTBを送信することを意味してもよい。
[空間分割多重(SDM)]
 UEは、空間分割多重(Space Division Multiplexing:SDM)を適用したPUSCH繰り返し送信が同じ時間リソース及び同じ周波数リソースにスケジュールされることを想定してもよい。すなわち、UEは、コヒーレントな複数のパネルを用いた場合、SDMを適用したPUSCH繰り返し送信を、同じ時間リソース及び同じ周波数リソースにおいて送信してもよい。
 図3Aは、1つのCWでSDMを適用した繰り返し送信の例を示す図である。図3Aでは、PUSCH/PUCCHに対応するレイヤ#1-2とレイヤ#3-4の時間及び周波数リソースが同じである。
 図3Bは、2つのCWでSDMを適用した繰り返し送信の例を示す図である。図3Bでは、PUSCH/PUCCHに対応するCW#1とCW#2の時間及び周波数リソースが同じである。
 図3Cは、SDMを適用した繰り返し送信の例を示す図である。図3Cでは、PUSCH/PUCCHの繰り返し#1と繰り返し#2の時間及び周波数リソースが同じである。
 なお、SDMを適用したPUSCH送信(例えば、PUSCH繰り返し送信)は、時間及び周波数リソースの少なくとも一部が重複する構成であってもよい。
[周波数分割多重(FDM)]
 UEは、周波数分割多重(Frequency Division Multiplexing:FDM)を適用したPUSCH/PUCCH繰り返し送信が同じ時間リソース及び異なる周波数リソースにスケジュールされることを想定してもよい。すなわち、UEは、コヒーレントな複数のパネルを用いた場合、FDMを適用したPUSCH/PUCCH繰り返し送信を同じ時間リソース及び異なる周波数リソースにおいて送信してもよい。
 図4Aは、FDM(FDM-A)を適用した繰り返し送信の第1の例を示す図である。図4Aは、1つのTB/UCIにつき、1回のPUSCH/PUCCH繰り返し送信が行われる例を示している。
 図4Bは、FDM(FDM-B)を適用した繰り返し送信の第2の例を示す図である。図4Bは、1つのTB/UCIにつき、2回のPUSCH/PUCCH繰り返し送信が行われる例を示している。
 図4Cは、single frequency network(SFN)を適用した繰り返し送信の例を示す図である。図4Cは、1つのTB/UCIにつき、1つのPUSCH/PUCCHが異なるビーム/パネルを利用して送信される例を示している。
 図3A、図3Bに示したように、ノンコードブックPUSCH送信に対して、空間分割多重方式に基づく同時マルチパネル送信(STxMP SDM scheme)を行う場合、1つのPUSCHの異なるレイヤ/DMRSポートは、別々にプリコードされ、異なるUPパネルから同時に送信され得る。
 ノンコードブックベースPUSCHの空間分割多重方式に基づく同時マルチパネル送信について、SRI指示(例えば、SRI indication)として、例えば以下の2つのオプションが想定される。
<オプション1>
 1つのSRI組み合わせ(例えば、one SRI combination)が指示される。SRIの組み合わせは、2つのパネルにわたるノンコードブックのSRSリソース(例えば、NCB SRS resources across two panels)から指示されてもよい。
<オプション2>
 複数(例えば、2つ)のSRS組み合わせ(例えば、two SRI combinations)が指示される。各SRIの組み合わせは、1つのパネルのノンコードブックのSRSリソース(例えば、NCB SRS resources of one panel)から指示されてもよい。
 SRI組み合わせ(SRI combination)は、1又は複数のSRSリソース(例えば、ノンコードブック用のSRSリソース)を含んでいてもよい。例えば、1つのSRI組み合わせ(又は、SRIフィールド)により、各パネルにそれぞれ対応するSRI/SRSリソースが指示されてもよい。SRIの組み合わせは、SRIセット、又はSRIグループと読み替えられてもよい。
 Rel.18以降のUL送信の一態様として、2つのパネルにわたるレイヤ数は最大X層までに制限されること、及び新規のコードブックが導入されないこと、の一方又は両方の制限が適用されることも想定される。Xは、例えば、4であってもよい。もちろん、Xの値は4に限られず、他の値であってもよい。
 この場合、SRIフィールドをどのように適用/設定するかが問題となる。
 一例として、オプション1において、既存システム(例えば、Rel.15/16/17)のSRIフィールドをリユースするか、又は既存システムのSRIフィールドに基づいてSRIフィールドを拡張するかが問題となる。拡張する場合は、どのように拡張するかが問題となる。あるいは、他の例として、オプション2において、複数(例えば、2つ)のSRIの組み合わせをどのように指示するかが問題となる。
 本件発明者らは、マルチパネルを利用した同時送信がサポートされる場合におけるUL送信制御(例えば、SRIの指示方法/SRSリソースの設定等)について検討し、本実施の形態を着想した。
 以下、本開示に係る実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。各実施形態に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用されてもよい。
 本開示において、「A/B」及び「A及びBの少なくとも一方」は、互いに読み替えられてもよい。また、本開示において、「A/B/C」は、「A、B及びCの少なくとも1つ」を意味してもよい。
 本開示において、アクティベート、ディアクティベート、指示(又は指定(indicate))、選択(select)、設定(configure)、更新(update)、決定(determine)などは、互いに読み替えられてもよい。本開示において、サポートする、制御する、制御できる、動作する、動作できるなどは、互いに読み替えられてもよい。
 本開示において、無線リソース制御(Radio Resource Control(RRC))、RRCパラメータ、RRCメッセージ、上位レイヤパラメータ、フィールド、情報要素(Information Element(IE))、設定などは、互いに読み替えられてもよい。本開示において、Medium Access Control制御要素(MAC Control Element(CE))、更新コマンド、アクティベーション/ディアクティベーションコマンドなどは、互いに読み替えられてもよい。
 本開示において、上位レイヤシグナリングは、例えば、Radio Resource Control(RRC)シグナリング、Medium Access Control(MAC)シグナリング、ブロードキャスト情報などのいずれか、又はこれらの組み合わせであってもよい。
 本開示において、MACシグナリングは、例えば、MAC制御要素(MAC Control Element(MAC CE))、MAC Protocol Data Unit(PDU)などを用いてもよい。ブロードキャスト情報は、例えば、マスタ情報ブロック(Master Information Block(MIB))、システム情報ブロック(System Information Block(SIB))、最低限のシステム情報(Remaining Minimum System Information(RMSI))、その他のシステム情報(Other System Information(OSI))などであってもよい。
 本開示において、物理レイヤシグナリングは、例えば、下りリンク制御情報(Downlink Control Information(DCI))、上りリンク制御情報(Uplink Control Information(UCI))などであってもよい。
 本開示において、インデックス、識別子(Identifier(ID))、インディケーター、リソースIDなどは、互いに読み替えられてもよい。本開示において、シーケンス、リスト、セット、グループ、群、クラスター、サブセットなどは、互いに読み替えられてもよい。
 本開示において、パネル、UEパネル、パネルグループ、ビーム、ビームグループ、プリコーダ、Uplink(UL)送信エンティティ、送受信ポイント(Transmission/Reception Point(TRP))、基地局、空間関係情報(Spatial Relation Information(SRI))、空間関係、SRSリソースインディケーター(SRS Resource Indicator(SRI))、制御リソースセット(COntrol REsource SET(CORESET))、Physical Downlink Shared Channel(PDSCH)、コードワード(Codeword(CW))、トランスポートブロック(Transport Block(TB))、参照信号(Reference Signal(RS))、アンテナポート(例えば、復調用参照信号(DeModulation Reference Signal(DMRS))ポート)、アンテナポートグループ(例えば、DMRSポートグループ)、グループ(例えば、空間関係グループ、符号分割多重(Code Division Multiplexing(CDM))グループ、参照信号グループ、CORESETグループ、Physical Uplink Control Channel(PUCCH)グループ、PUCCHリソースグループ)、リソース(例えば、参照信号リソース、SRSリソース)、リソースセット(例えば、参照信号リソースセット)、CORESETプール、下りリンクのTransmission Configuration Indication state(TCI状態)(DL TCI状態)、上りリンクのTCI状態(UL TCI状態)、統一されたTCI状態(unified TCI state)、共通TCI状態(common TCI state)、擬似コロケーション(Quasi-Co-Location(QCL))、QCL想定などは、互いに読み替えられてもよい。
 また、空間関係情報Identifier(ID)(TCI状態ID)と空間関係情報(TCI状態)は、互いに読み替えられてもよい。「空間関係情報」は、「空間関係情報のセット」、「1つ又は複数の空間関係情報」などと互いに読み替えられてもよい。TCI状態及びTCIは、互いに読み替えられてもよい。
(無線通信方法)
 UEは、DCIで指示されるSRIに基づいて、空間分割多重方式を利用して複数のパネルから同時送信されるPUSCH(例えば、NCB PUSCH)送信を制御する。SRIで指示される特定のSRSリソースは、あらかじめ上位レイヤパラメータにより設定される1以上のSRSリソースの候補の中から選択されてもよい。
 UEは、SRSリソースに関する設定情報を受信してもよい。SRSリソースに関する設定情報は、複数(例えば、2つ)のパネルに対して共通に設定されてもよいし、別々に設定されてもよい。SRSリソースに関する設定情報は、SRSリソースセット、又はSRIリソースのリストであってもよい。
 空間分割多重方式を利用した同時マルチパネル送信(例えば、STxMP SDM scheme)が指示/設定される場合、1つのSRI組み合わせにより各パネルに対応するSRI/SRSリソースが指示されてもよい。当該1つのSRI組み合わせで指示される特定のSRI(又は、SRSリソース)は、複数のパネルに対して共通に設定された1以上のSRSリソースの候補の中から選択されてもよい。つまり、複数のパネルに対して、SRSリソースの候補/SRSリソースセットが共通に(又は、パネルインデックスに関係なくSRSリソースの候補が)設定されてもよい。
 空間分割多重方式を利用した同時マルチパネル送信(例えば、STxMP SDM scheme)が指示/設定される場合、複数(例えば、2つ)のSRI組み合わせにより各パネルに対応するSRI/SRSリソースが指示されてもよい。各SRI組み合わせで指示される特定のSRI(又は、SRSリソース)は、1つのパネルに対して設定された1以上のSRSリソースの候補の中から選択されてもよい。つまり、複数のパネルに対して、SRSリソースの候補/SRSリソースセットが別々に設定されてもよい。
 以下の説明では、2つのビーム/パネル/TRPを利用する場合(例えば、2つのパネルを利用した同時UL送信)を例に挙げて説明するが、適用可能なビーム/パネル/TRPの数はこれに限られない。3以上の複数のビーム/パネル/TRPを適用する場合にも本実施形態を同様に適用してもよい。
 以下の説明において、パネルは、ビーム/SRI/TCI/UE能力値セット(例えば、UE capability value set)/SRSリソース/SRSリソースセット/TRPと読み替えられてもよい。第1/第2のパネルは、第1/第2のビーム/SRI/SRIフィールド/TCI/TCIフィールド/UE能力値セット/SRSリソース/SRSリソースセット/TRPを指してもよい。あるいは、第1/第2のパネルは、より低い/高いインデックスを有するUE能力値セット、より低い/高いIDを有するSRSリソース、より高い/低いIDを有するSRSリソースセット、又はより低い/高いIDを有するTRPを指してもよい。あるいは、第1/第2のパネルは、ポート数がより少ない/多いSRSリソース/SRSリソースセットであってもよい。
 また、以下の説明では、ノンコードブックに基づくUL送信(例えば、ノンコードブック用のSRI/SRSリソースに基づくPUSCH送信)を例に挙げるが、本実施の形態はこれに限られない。以下に示す一部又は全部の態様を、コードブックに基づくUL送信(例えば、コードブック用のSRI/SRSリソースに基づくPUSCH送信)に適用してもよい。
 また、以下の説明では、各パネルに対応するUL送信(例えば、各パネルから空間分割多重方式を利用して同時送信されるPUSCH)が1つのDCIでスケジュールされる場合を想定するが、これに限られない。
 また、以下の説明において、空間分割多重方式(SDM方式)を利用した送信の適用は、上位レイヤパラメータ/DCIにより指示されてもよい。
 例えば、上位レイヤパラメータにより送信方式(例えば、SDM方式/他の方式)がUEに設定されてもよい。あるいは、DCIにより送信方式がUEに指示されてもよい。あるいは、DCIにより2つのビーム(SRI/TCI状態)/パネルがUEに指示されてもよい。あるいは、DCIにより2つのSRIフィールド/TCIフィールドが指示されてもよい。あるいは、2つのCB/NCB SRSリソースセットが設定されてもよい。あるいは、DCIにより2又は複数のCDMグループにおいてDMRポートが指示されてもよい。
<第1の実施形態>
 第1の実施形態は、空間分割多重方式を利用した同時マルチパネル送信(例えば、STxMP SDM scheme)がサポートされる場合において、各パネルに設定可能なSRSリソース数について説明する。
 第1の実施形態では、1つのSRI組み合わせ(例えば、one SRI combination)が指示/設定/適用される場合について説明する。SRI組み合わせは、複数(例えば、2つ)のパネルにわたるSRSリソースから、所定のSRSリソースを指示してもよい。SRSリソースは、ノンコードブック用SRSリソース(例えば、NCB SRSリソース)であってもよい。
 例えば、DCIに含まれる1つのSRIフィールドにより、SRI組み合わせ(例えば、2以上のSRI/SRSリソース、又は、各パネルに対応するSRI/SRSリソース)が指示されてもよい。この場合、SRIフィールドにより指示される複数のSRSリソースの候補は、複数のパネルに共通に設定されてもよいし、パネルに関わらずに設定されてもよい。
 空間分割多重方式に基づく同時マルチパネル送信が指示/設定/サポートされる場合、最大ランクと、2つのパネルのSRSリソース数と、の所定の組み合わせ/関連づけが定義/設定されてもよい。また、当該所定の組み合わせ/関連づけに基づいて、最大ランク毎に、各パネルに設定されるSRSリソース(又は、SRSリソース数)が決定されてもよい。最大ランク(maxRank)は、複数のパネル(又は、STxMP SDM scheme)を利用する場合にサポート可能な最大のランク数(又は、最大のレイヤ数)であってもよい。
 UEは、最大ランクと、2つのパネルに対応するSRSリソース数と、の組み合わせ/関連づけから、各パネルに対応するSRSリソースが指示されることを期待/想定してもよい。
 最大ランクと、2つのパネルに対応するSRSリソース数と、の組み合わせ/関連づけとして、以下のオプション1-1~オプション1-3の少なくとも一つが適用されてもよい。
[オプション1-1]
 2つのパネルのSRSリソース数の合計を、最大X以下とする。また、2つのパネルのSRSリソース数の合計を、最大ランク以上(又は、最大ランクと同じ又は最大ランクより多い)とする。Xは、例えば、4であってもよい。もちろんXの値は4に限られない。
 最大ランクと、SRSリソース数の構成は、UE能力に依存して定義/設定されてもよい。例えば、UE能力情報として報告された最大レイヤ数に基づいて、2つのパネルのSRSリソースの合計の最大数が決定されてもよい。最大ランクは、2つのパネルのランクの合計に相当してもよい。
 図5は、最大ランクと、各パネルにそれぞれ対応するSRSリソース数と、の組み合わせ/関連づけの一例を示している。
 各パネルにそれぞれ対応するSRSリソース数は、各パネルに設定可能(又は、関連づけ可能)なSRSリソース数であってもよい。基地局は、各パネルに対応するSRSリソースに関する情報をRRCパラメータ/MAC CEを利用してUEに設定/アクティベーションしてもよい。
 図5の各パネルに対応するSRSリソース数は、RRCパラメータで設定されるSRSリソース数を意味し、DCIのSRIフィールドで指示されるPUSCH送信に利用されるSRSリソース数と異なっていてもよい。一例として、ランク=3、各パネルに対応するSRSリソース数の合計が4(例えば、第1のパネルのSRSリソース数が3、第2のパネルのSRSリソース数が1)の場合、SRIフィールドにより4つのSRSリソースのうち3つが指示されてもよい。
 図5では、最大ランク毎に、各パネルのSRSリソース数(又は、各パネルに設定可能なSRSリソース数)が定義されている。ここでは、各パネルのSRSリソース数の合計が最大ランク以上となる候補(又は、エントリ)が定義されている。図5に示す最大ランクと、各パネルのSRSリソース数と、の組み合わせ/関連づけ(テーブルと呼んでもよい)は、仕様で定義されてもよいし、上位レイヤシグナリングによりUEに設定されてもよい。
 同じ最大ランクの値に対して、各パネルのSRSリソース数の候補が複数定義されてもよい。ここでは、最大ランク4に対して2つの候補、最大ランク3に対して3つの候補、最大ランク2に対して4つの候補が定義される場合を示している。もちろん、各最大ランクに対して定義される候補数はこれに限られない。
 図5では、第1のパネルに設定可能なSRSリソース数が第2のパネルに設定可能なSRSリソース数以上となる場合を示しているが、これに限られない。また、第1のパネルのSRSリソース数と第2のパネルのSRSリソース数が切り替えられて(又は、スイッチされて)もよい。
 図5では、第1のパネルに対応する(又は、設定可能な)SRSリソース数と、第2のパネルに対応するSRSリソース数と、が異なるケースをサポートする場合を示したが、これに限られない。第1のパネルに対応するSRSリソース数と、第2のパネルに対応するSRSリソース数と、が同じであってもよい。この場合、最大ランクとして、所定の値(例えば、{2、4})のみがサポートされてもよい。
[オプション1-2]
 各パネルのSRSリソース数を、最大Y以下とする。また、2つのパネルのSRSリソース数の合計を、最大ランク以上(又は、最大ランクと同じ又は最大ランクより多い)とする。Yは、例えば、2であってもよい。もちろんYの値は2に限られない。
 最大ランクと、SRSリソース数の構成は、UE能力に依存して定義/設定されてもよい。例えば、UE能力情報として報告された最大レイヤ数に基づいて、2つのパネルのSRSリソースの合計の最大数が決定されてもよい。最大ランクは、2つのパネルのランクの合計に相当してもよい。
 図6は、最大ランクと、各パネルにそれぞれ対応するSRSリソース数と、の組み合わせ/関連づけの一例を示している。
 各パネルにそれぞれ対応するSRSリソース数は、各パネルに設定可能(又は、関連づけ可能)なSRSリソース数であってもよい。基地局は、各パネルに対応するSRSリソースに関する情報をRRCパラメータ/MAC CEを利用してUEに設定/アクティベーションしてもよい。
 図6の各パネルに対応するSRSリソース数は、RRCパラメータで設定されるSRSリソース数を意味し、DCIのSRIフィールドで指示されるPUSCH送信に利用されるSRSリソース数と異なっていてもよい。一例として、ランク=3、各パネルに対応するSRSリソース数の合計が4(例えば、第1のパネルのSRSリソース数が2、第2のパネルのSRSリソース数が2)の場合、SRIフィールドにより4つのSRSリソースのうち3つが指示されてもよい。
 図6では、最大ランク毎に、各パネルのSRSリソース数(又は、各パネルに設定可能なSRSリソース数)が定義されている。ここでは、各パネルのSRSリソース数の合計が最大ランク以上となる候補(又は、エントリ)が定義されている。図6に示す最大ランクと、各パネルのSRSリソース数と、の組み合わせ/関連づけ(テーブルと呼んでもよい)は、仕様で定義されてもよいし、上位レイヤシグナリングによりUEに設定されてもよい。
 同じ最大ランクの値に対して、各パネルのSRSリソース数の候補が複数定義されてもよい。ここでは、最大ランク4に対して1つの候補、最大ランク3に対して2つの候補、最大ランク2に対して3つの候補が定義される場合を示している。もちろん、各最大ランクに対して定義される候補数はこれに限られない。
 図6では、第1のパネルに設定可能なSRSリソース数が第2のパネルに設定可能なSRSリソース数以上となる場合を示しているが、これに限られない。また、第1のパネルのSRSリソース数と第2のパネルのSRSリソース数が切り替えられて(又は、スイッチされて)もよい。
 図6では、第1のパネルに対応する(又は、設定可能な)SRSリソース数と、第2のパネルに対応するSRSリソース数と、が異なるケースをサポートする場合を示したが、これに限られない。第1のパネルに対応するSRSリソース数と、第2のパネルに対応するSRSリソース数と、が同じであってもよい。この場合、最大ランクとして、所定の値(例えば、{2、4})のみがサポートされてもよい。
[オプション1-3]
 各パネルのSRSリソース数を、最大Z以下とする。また、2つのパネルのSRSリソース数の合計を、最大ランク以上(又は、最大ランクと同じ又は最大ランクより多い)とする。Zは、例えば、4であってもよい。もちろんZの値は4に限られない。
 最大ランクと、SRSリソース数の構成は、UE能力に依存して定義/設定されてもよい。例えば、UE能力情報として報告された最大レイヤ数に基づいて、2つのパネルのSRSリソースの合計の最大数が決定されてもよい。最大ランクは、2つのパネルのランクの合計に相当してもよい。
 図7は、最大ランクと、各パネルにそれぞれ対応するSRSリソース数と、の組み合わせ/関連づけの一例を示している。
 各パネルにそれぞれ対応するSRSリソース数は、各パネルに設定可能(又は、関連づけ可能)なSRSリソース数であってもよい。基地局は、各パネルに対応するSRSリソースに関する情報をRRCパラメータ/MAC CEを利用してUEに設定/アクティベーションしてもよい。
 図7の各パネルに対応するSRSリソース数は、RRCパラメータで設定されるSRSリソース数を意味し、DCIのSRIフィールドで指示されるPUSCH送信に利用されるSRSリソース数と異なっていてもよい。一例として、ランク=3、各パネルに対応するSRSリソース数の合計が8(例えば、第1のパネルのSRSリソース数が4、第2のパネルのSRSリソース数が4)の場合、SRIフィールドにより8つのSRSリソースのうち3つが指示されてもよい。
 図7では、最大ランク毎に、各パネルのSRSリソース数(又は、各パネルに設定可能なSRSリソース数)が定義されている。ここでは、各パネルのSRSリソース数の合計が最大ランク以上となる候補(又は、エントリ)が定義されている。図7に示す最大ランクと、各パネルのSRSリソース数と、の組み合わせ/関連づけ(テーブルと呼んでもよい)は、仕様で定義されてもよいし、上位レイヤシグナリングによりUEに設定されてもよい。
 同じ最大ランクの値に対して、各パネルのSRSリソース数の候補が複数定義されてもよい。
 第1のパネルのSRSリソース数と第2のパネルのSRSリソース数が切り替えられて(又は、スイッチされて)もよい。
 図7では、第1のパネルに対応する(又は、設定可能な)SRSリソース数と、第2のパネルに対応するSRSリソース数と、が異なるケースをサポートする場合を示したが、これに限られない。第1のパネルに対応するSRSリソース数と、第2のパネルに対応するSRSリソース数と、が同じであってもよい。この場合、最大ランクとして、所定の値(例えば、{2、4})のみがサポートされてもよい。
<第2の実施形態>
 第2の実施形態は、空間分割多重方式に基づく同時マルチパネル送信(例えば、STxMP SDM scheme)がサポートされる場合において、SRI組み合わせ(例えば、SRI combination)による指示について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と組み合わせて適用されてもよい。
 第2の実施形態では、1つのSRI組み合わせ(例えば、one SRI combination)が指示/設定/適用される場合について説明する。SRI組み合わせは、複数(例えば、2つ)のパネルにわたるSRSリソースから、所定のSRSリソース(又は、所定数のSRSリソース)を指示してもよい。SRSリソースは、ノンコードブック用SRSリソース(例えば、NCB SRSリソース)であってもよい。
 DCIに含まれるSRSリソース指示フィールドと、ノンコードブックPUSCH(例えば、NCB PUSCH)に対するSRI指示テーブルと、を利用して、所定のSRSリソース(又は、SRSリソース識別子)がUEに指示されてもよい。SRI指示テーブル(又は、SRIテーブル)は、SRSリソース指示フィールドの値(又は、コードポイント)と、SRIと、の関連づけと読み替えられてもよい。
[オプション2-1]
 第1の実施形態のオプション1-1/オプション1-2では、既存のSRSリソース指示フィールドと、既存のSRI指示テーブルと、を利用(例えば、コードポイント/テーブルの一部を利用)して、所定のSRI(又は、SRSリソース)がUEに指示されてもよい。
 空間分割多重方式に基づく同時マルチパネル送信(例えば、STxMP SDM scheme)が指示/設定された場合、SRSリソース数を2つのパネルにわたるSRSリソースの合計数として、SRI指示テーブルが適用されてもよい。
 第1のパネルのSRSリソース数をN、第2のパネルのSRSリソース数をMと想定する。この場合、SRI指示テーブルのSRIにおいて、SRI0,1..,N-1は第1のパネルのSRSリソースを意味し、残りのSRI(例えば、SRIN,N+1,..,N+M-1)は、第2のパネルのSRSリソースを意味してもよい。あるいは、SRI指示テーブルのSRIにおいて、SRI0,2,...は第1のパネルのSRSリソース、残りのSRI(例えば、SRI1,3,...)は第2のSRSリソースを意味してもよい。
 N及びMの少なくとも一方は、RRCパラメータにより設定されてもよいし、仕様で定義されてもよい。N及びMの少なくとも一方は、フロア関数/床関数により決定されてもよい。例えば、Nは、floor(SRSリソース数/2)により決定されてもよい。あるいは、Nは、ceiling(SRSリソース数/)、Mは、floor(SRSリソース数/2)により決定されてもよい。
 図8-図10は、NCBベースPUSCH送信に対し、SRIフィールドによって指示されたインデックス(SRIフィールドインデックス/SRIインデックス)と、1つ以上のSRI(SRSリソースID)と、の関連付け(テーブル)の一例を示している。図8は、Lmax=2の場合、図9は、Lmax=3の場合、図10は、Lmax=4の場合に対応する。
 NSRSは、SRSリソースセットのリスト(srs-ResourceSetToAddModList)によって設定され、ノンコードブックの用途に関連付けられた、SRSリソースセット内のSRSリソース数である。STxMP SDM schemeが指示/設定された場合、NSRSは複数のパネルにわたるSRSリソースの合計数と想定してもよい。
 もしUEが、最大Multi Input Multi Output(MIMO)レイヤ数を示す上位レイヤパラメータmaxMIMO-Layersを用いる動作をサポートし、且つ、上位レイヤパラメータmaxMIMO-Layersが設定された場合、Lmaxは、そのパラメータによって与えられる。そうでない場合、Lmaxは、UEによってサポートされるPUSCH用のレイヤの最大数によって与えられてもよい。
 図8-図10において、NSRS=2の場合、SRI0が第1のパネルに対応し、SRI1が第2のパネルに対応してもよい。NSRS=3の場合、SRI0が第1のパネルに対応し、SRI1/2が第2のパネルに対応してもよい。NSRS=4の場合、SRI0/1が第1のパネルに対応し、SRI2/3が第2のパネルに対応してもよい。もちろん、SRIと第1のパネル/第2のパネルとの対応関係はこれに限られず、第1のパネルと第2のパネルが入れ替えられてもよいし、他の対応関係が適用されてもよい。
 空間分割多重方式に基づく同時マルチパネル送信(例えば、STxMP SDM scheme)が指示/設定された場合、複数のSRI(又は、SRIの組み合わせ)が定義された部分のみが適用されてもよい。例えば、図8において、NSRS=2の場合、SRIフィールドのインデックス2(SRI:0,1)が適用され、NSRS=3の場合、SRIフィールドのインデックス3(SRI:0,1)と4(SRI:0,2)が適用され、NSRS=4の場合、SRIフィールドのインデックス5(SRI:0,2)と6(SRI:0,3)と7(SRI:1,2)と8(SRI:1,3)が適用されてもよい。
 各コードポイントに対応する2以上のSRI(又は、SRI組み合わせ)は、2つのパネルに対して共通に設定されるSRSリソースの中から指示されてもよい。
 このように、既存システム(例えば、Rel.17)のSRIテーブルにおいて、第1のパネルと第2のパネルに対応するSRIが存在するビットフィールド(コードポイント)が選択的に適用されてもよい。
 例えば、STxMP SDM schemeが指示/設定された場合、シングルパネルからのSRSリソースのみを含むSRI(又は、シングルパネルに対応するSRSリソースのみ指示するSRI組み合わせ)は使用されない構成としてもよい。例えば、UEは、STxMP SDM schemeが指示/設定された場合、全てのSRSリソースがシングルパネル(又は、一方のパネル)のみに対応するSRI(又は、当該SRIに対応するコードポイント)は使用されないと期待/想定してもよい。あるいは、UEは、当該SRI(又は、当該SRIに対応するコードポイント)を無視してもよい。
 あるいは、シングルパネルとSTxMP SDM scheme間の動的な切り替え(例えば、dynamic switching)がサポートされる場合、SRI指示は、スケジューリング方式/選択されたパネルを意味してもよい。例えば、シングルパネルからのSRSリソースのみを有するSRI(例えば、全SRSリソースがシングルパネルに対応する)が指示される場合、シングルパネル送信を意味してもよい。UEは、SRI指示により、送信タイプ(例えば、シングルパネル送信/マルチパネル送信(STxMP SDM scheme))を判断してもよい。
 STxMP SDM schemeが指示/設定された場合、所定ランクに対応するSRIは適用されない構成としてもよい。所定ランクは、例えば、ランク=1(又は、SRSリソース数=1)であってもよい。UEは、STxMP SDM schemeが指示/設定された場合、所定ランクに対応するSRIは適用されないと期待/想定してもよい(あるいは、所定ランクに対応するSRIを無視してもよい)。
 あるいは、シングルパネルとSTxMP SDM scheme間の動的な切り替え(例えば、dynamic switching)がサポートされる場合、SRI指示は、スケジューリング方式/選択されたパネルを意味してもよい。例えば、ランク=1(例えば、SRSリソース数=1)のSRIが指示される場合、シングルパネル送信を意味してもよい。UEは、SRI指示により、送信タイプ(例えば、シングルパネル送信/マルチパネル送信(STxMP SDM scheme))を判断してもよい。
 なお、図8-図10では、既存システム(例えば、Rel.17)のSRI指示テーブルを利用する場合を示したが、これに限られない。SRIフィールドの各コードポイントに対して、第1のパネルに対応するSRIと第2のパネルに対応するSRIとが関連付けられた新規SRI指示フィールドが適用されてもよい。
 新規SRI指示テーブルが導入される場合、既存システムのSRI指示テーブルと、新規SRI指示テーブルと、は切り替えて適用されてもよい。既存システムのSRI指示テーブルと、新規SRI指示テーブルと、の切り替えは、RRCパラメータ/DCIに基づいて制御されてもよい。例えば、所定のRRCパラメータの設定有無、及びDCIのCRCスクランブルに利用されるRNTIの少なくとも一つに基づいてテーブルの切り替えが制御されてもよい。
[オプション2-2]
 第1の実施形態のオプション1-3では、PUSCH(例えば、NCB PUSCH)送信に適用される新規のSRI指示テーブルを利用して、所定のSRI(又は、SRSリソース)がUEに指示されてもよい。なお、オプション2-2は、第1の実施形態のオプション1-1/オプション1-2に適用されてもよい。
 新規のSRI指示テーブルは、2つのパネルにわたるSRSリソース数のトータル数が4より大きいケースをサポートするテーブルであってもよい。
 第1のパネルのSRSリソース数をN、第2のパネルのSRSリソース数をMと想定する。この場合、SRI指示テーブルのSRIにおいて、SRI0,1..,N-1は第1のパネルのSRSリソースを意味し、残りのSRI(例えば、SRIN,N+1,..,N+M-1)は、第2のパネルのSRSリソースを意味してもよい。あるいは、SRI指示テーブルのSRIにおいて、SRI0,2,...は第1のパネルのSRSリソース、残りのSRI(例えば、SRI1,3,...)は第2のSRSリソースを意味してもよい。
 STxMP SDM schemeが指示/設定された場合、シングルパネルからのSRSリソースのみを含むSRI(又は、シングルパネルに対応するSRSリソースのみ指示するSRI組み合わせ)は使用されない構成としてもよい。例えば、UEは、STxMP SDM schemeが指示/設定された場合、全てのSRSリソースがシングルパネル(又は、一方のパネル)のみに対応するSRI(又は、当該SRIに対応するコードポイント)は使用されないと期待/想定してもよい。あるいは、UEは、当該SRI(又は、当該SRIに対応するコードポイント)を無視してもよい。
 あるいは、シングルパネルとSTxMP SDM scheme間の動的な切り替え(例えば、dynamic switching)がサポートされる場合、SRI指示は、スケジューリング方式/選択されたパネルを意味してもよい。例えば、シングルパネルからのSRSリソースのみを有するSRI(例えば、全SRSリソースがシングルパネルに対応する)が指示される場合、シングルパネル送信を意味してもよい。UEは、SRI指示により、送信タイプ(例えば、シングルパネル送信/マルチパネル送信(STxMP SDM scheme))を判断してもよい。
 STxMP SDM schemeが指示/設定された場合、所定ランクに対応するSRIは適用されない構成としてもよい。所定ランクは、例えば、ランク=1(又は、SRSリソース数=1)であってもよい。UEは、STxMP SDM schemeが指示/設定された場合、所定ランクに対応するSRIは適用されないと期待/想定してもよい(あるいは、所定ランクに対応するSRIを無視してもよい)。
 あるいは、シングルパネルとSTxMP SDM scheme間の動的な切り替え(例えば、dynamic switching)がサポートされる場合、SRI指示は、スケジューリング方式/選択されたパネルを意味してもよい。例えば、ランク=1(例えば、SRSリソース数=1)のSRIが指示される場合、シングルパネル送信を意味してもよい。UEは、SRI指示により、送信タイプ(例えば、シングルパネル送信/マルチパネル送信(STxMP SDM scheme))を判断してもよい。
 新規SRI指示テーブルが導入される場合、既存システムのSRI指示テーブルと、新規SRI指示テーブルと、は切り替えて適用されてもよい。既存システムのSRI指示テーブルと、新規SRI指示テーブルと、の切り替えは、RRCパラメータ/DCIに基づいて制御されてもよい。例えば、所定のRRCパラメータの設定有無、及びDCIのCRCスクランブルに利用されるRNTIの少なくとも一つに基づいてテーブルの切り替えが制御されてもよい。
<第3の実施形態>
 第3の実施形態は、空間分割多重方式に基づく同時マルチパネル送信(例えば、STxMP SDM scheme)がサポートされる場合において、各パネルに設定可能なSRSリソース数について説明する。
 第3の実施形態では、2つのSRI組み合わせ(例えば、one SRI combination)が指示/設定/適用される場合について説明する。各SRI組み合わせは、1つのパネルのSRSリソース(又は、1つのパネルに対応するSRSリソースの候補)から、それぞれ対応するパネルの1以上のSRI/SRSリソースを指示してもよい。SRSリソースは、ノンコードブック用SRSリソース(例えば、NCB SRSリソース)であってもよい。
 例えば、DCIに含まれる1又は2つのフィールド(例えば、SRIフィールド)により、各パネルに対応するSRI/SRSリソースがそれぞれ指示されてもよい。この場合、各SRI組み合わせによりそれぞれ指示され得るSRSリソースの候補は、パネル毎に別々に設定されてもよい。例えば、第1のSRS組み合わせ(又は、第1のフィールド)により指示可能となる複数のSRSリソースの候補(又は、SRSリソースセット)と、第2のSRS組み合わせ(又は、第2のフィールド)により指示可能となる複数のSRSリソースの候補と、がRRCパラメータにより別々に設定されてもよい。
 空間分割多重方式に基づく同時マルチパネル送信が指示/設定/サポートされる場合、最大ランクと、2つのパネルのSRSリソース数と、の所定の組み合わせ/関連づけが定義/設定されてもよい。また、当該所定の組み合わせ/関連づけに基づいて、最大ランク毎に、各パネルに設定されるSRSリソース(又は、SRSリソース数)が決定されてもよい。最大ランク(maxRank)は、複数のパネル(又は、STxMP SDM scheme)を利用する場合にサポート可能な最大のランク数(又は、最大のレイヤ数)であってもよい。
 UEは、最大ランクと、2つのパネルに対応するSRSリソース数と、の組み合わせ/関連づけから、各パネルに対応するSRSリソースがそれぞれ指示されることを期待/想定してもよい。
 最大ランクと、2つのパネルに対応するSRSリソース数と、の組み合わせ/関連づけとして、第1の実施形態で示したオプション1-1~オプション1-3の少なくとも一つが適用されてもよい。
 第3の実施形態では、2つのSRI組み合わせ(又は、SRI組み合わせをそれぞれ含む2つのSRIフィールド)により、各パネルに対応するSRI/SRSリソースが指示される点で、第1の実施形態と異なる。最大ランクに対応する各パネルのSRSリソース数(又は、最大ランク毎に設定可能な各パネルのSRSリソース数)については、第1の実施形態で示した構成(オプション1-1~オプション1-3の少なくとも一つ)が適用されてもよい。
<第4の実施形態>
 第4の実施形態は、空間分割多重方式に基づく同時マルチパネル送信(例えば、STxMP SDM scheme)がサポートされる場合において、各パネルに対応するSRI/SRSリソースの指示について説明する。第4の実施形態は、第3の実施形態と組み合わせて適用されてもよい。
 第4の実施形態では、2つのSRI組み合わせ(例えば、two SRI combination)が指示/設定/適用される場合について説明する。各SRI組み合わせは、1つのパネルのSRSリソース(又は、1つのパネルに対応するSRSリソースの候補)から、それぞれ対応するパネルの1以上のSRI/SRSリソースを指示してもよい。また、各SRI組み合わせは、それぞれ1以上のSRI/SRIリソースが含まれていてもよい。
 2つのSRI組み合わせに対して、1又は複数のフィールド(例えば、DCIに含まれるフィールド)が適用されてもよい。
[オプション4-1]
 各パネルのSRI指示用にDCIに複数(例えば、2つ)のDCIフィールドが設けられてもよい。STxMP SDM schemeが指示/設定された場合、第1のDCIフィールドにより第1のパネルに対応する1以上のSRIが指示され、第2のDCIフィールドにより第2のパネルに対応する1以上のSRIが指示されてもよい。
 指示されたSRI(又は、SRSリソース)はランクを意味してもよい。UEは、指示されたSRIに対応するSRSリソース数がランクに相当すると想定(又は、SRIに対応するSRSリソース数に基づいてランクを判断)してもよい。
[オプション4-2]
 第1のDCIフィールドにより第1のパネルに対応する1以上のSRIと第2のパネルのランク(又は、レイヤ)が指示され、第2のDCIフィールドにより第2のパネルに対応する1以上SRIが指示されてもよい。
 第2のDCIフィールドは、第1のDCIフィールドにより指示されたランクに対応するSRI(又は、SRSリソース)を指示してもよい。
[オプション4-3]
 第1のDCIフィールドにより第1のパネルのランクと第2のパネルのランクが指示され、第2のDCIフィールドにより、第1のパネルに対応する1以上のSRIと、第2のパネルに対応する1以上のSRIが指示されてもよい。
 第2のDCIフィールドは、第1のDCIフィールドにより指示されたランクに対応するSRIを指示されてもよい。
[オプション4-4]
 第1のDCIフィールドにより第1のパネルのランクと第2のパネルのランクが指示され、第2のDCIフィールドにより第1のパネルに対応する1以上のSRIが指示され、第3のDCIフィールドにより第2のパネルに対応する1以上のSRIが指示されてもよい。
 第2のDCIフィールド/第3のDCIフィールドは、第1のDCIフィールドによりそれぞれ指示されたランクに対応するSRIを指示されてもよい。
[オプション4-5]
 1つのDCIフィールドにより、第1のパネルに対応する1以上のSRIと、第2のパネルに対応する1以上のSRIと、が指示されてもよい。この場合、指示されたSRIがランクを意味してもよい。つまり、指示されたSRIに対応するSRSリソース数がランクであることを意味してもよい。
[バリエーション]
 DCIフィールドは、第1のパネルと第2のパネルのランクの合計を指示し、第1のパネルのランクと第2のパネルのランクは、当該合計のランクから所定ルールに基づいて決定されてもよい。例えば、合計のランクが偶数の場合、UEは、第1のパネルに対応するランクと第2のパネルに対応するランクが同じであると想定してもよい。合計のランクが奇数の場合、UEは、第1のパネルに対応するランクと第2のパネルに対応するランクの一方(例えば、第1のパネルのランク)が他方より多くなる(例えば、1ランク多くなる)と想定してもよい。
 DCIフィールドによるランク指示は、第1のパネルと第2のパネルのランクの組み合わせの指示であってもよい。例えば、以下のAlt.4-1~Alt.4-2の少なくとも一つが適用されてもよい。
《Alt.4-1》
 STxMP SDM schemeを前提とする(又は、STxMP SDM schemeのみを考慮する)場合、所定のランク組み合わせの候補から特定のランク組み合わせが指示されてもよい。所定のランク組み合わせ候補は、例えば、{(1,1)、(1,2)、(2,1)、(2,2)、(3,1)、(1,3)}であってもよい。UEは、ランク指示情報に基づいて、第1のパネルに対応するランクと、第2のパネルに対応するランクと、を判断してもよい。
《Alt.4-2》
 シングルパネル送信(例えば、single panel TX)とSTxMP SDM間の動的切り替えがサポートされる場合、組み合わせの指示(又は、DCIフィールドの指示)は、シングルパネル送信又はSTxMP SDMのランク組み合わせを指示するために利用されてもよい。当該組み合わせの指示は、所定のランク組み合わせ候補から特定のランク組み合わせを指示してもよい。
 第1のパネルによるシングルパネル送信(例えば、single panel Tx with 1st panel)と第2のパネルによるシングルパネル送信(例えば、single panel Tx with 2nd panel)の切り替えがサポートされない場合、所定のランク組み合わせ候補は、{(1,1)、(1,2)、(2,1)、(2,2)、(3,1)、(1,3)、(1,0)、(2,0)、(3,0)、(4,0)}であってもよい。(a,0)はシングルパネル送信に対応してもよい。
 第1のパネルによるシングルパネル送信と第2のパネルによるシングルパネル送信の切り替えがサポートされる場合、所定のランク組み合わせ候補は、{(1,1)、(1,2)、(2,1)、(2,2)、(3,1)、(1,3)、(1,0)、(0,1)、(2,0)、(0,2)、(3,0)、(0.3)、(4,0)、(0,4)}であってもよい。(a,0)は第1のパネルによるシングルパネル送信に対応し、(0,b)は第2のパネルによるシングルパネル送信に対応してもよい。
 Alt.4-1/Alt.4-2において、(a,b)は、第1のパネルのランクがaであること、第2のパネルのランクがbであることを意味してもよい。
 また、(1,3)と(3,1)はサポートされなくてもよいし、UE能力に応じてサポートされる構成としてもよい。
 Alt.4-1/Alt.4-2において、DCI指示に対して、どの組み合わせ(又は、いくつの組み合わせ)が有効となるかについて、RRC/MAC CEにより設定/指示されてもよいし、UE能力に基づいて決定されてもよい。
 Alt.4-2において、(1,0)、(0,1)、(2,0)、(0,2)、(3,0)、(0.3)、(4,0)、(0,4)のうちどの組み合わせがサポートされるかは、UE能力に依存してもよいし、シングルパネル送信の最大ランクに関するRRC設定に依存してもよい。
 STxMP SDM schemeが指示/設定され、STxMP SDM(又は、複数のパネルを利用する場合)の最大ランクがXとなる場合を想定する。この場合、第1のパネルに対応する1以上のSRIについて、以下のAlt.4A-1~Alt.4A-3の少なくとも一つが適用されてもよい。
《Alt.4A-1》
 第1のパネルに対応する1以上のSRIは、ランク={1,2,...,X}を有するSRIから指示されてもよい。
《Alt.4A-2》
 第1のパネルに対応する1以上のSRIは、ランク={1,2,...,X-1}を有するSRIから指示されてもよい。
《Alt.4A-3》
 第1のパネルに対応する1以上のSRIは、ランク={1,2,...,X/2}又はランク={1,2,...,floor(X/2)}又はランク={1,2,...,ceiling(X/2)}を有するSRIから指示されてもよい。
 STxMP SDM schemeが指示/設定され、STxMP SDM(又は、複数のパネルを利用する場合)の最大ランクがX、第1のパネルのランクがYとなる場合を想定する。この場合、第2のパネルに対応する1以上のSRIについて、以下のAlt.4B-1~Alt.4B-4の少なくとも一つが適用されてもよい。
《Alt.4B-1》
 第1のパネルのランクに関係なく、第2のパネルに対応する1以上のSRIは、ランク={1,2,...,X}を有するSRIから指示されてもよい。一方で、UEは、2つのパネルに対して指示されるランクの合計がXより大きくなることは期待/想定しなくてもよい。
《Alt.4B-2》
 第1のパネルのランクに関係なく、第2のパネルに対応する1以上のSRIは、ランク={1,2,...,X-1}を有するSRIから指示されてもよい。一方で、UEは、2つのパネルに対して指示されるランクの合計がXより大きくなることは期待/想定しなくてもよい。
《Alt.4B-3》
 第1のパネルのランクに関係なく、第2のパネルに対応する1以上のSRIは、ランク={1,2,...,X/2}又はランク={1,2,...,floor(X/2)}又はランク={1,2,...,ceiling(X/2)}を有するSRIから指示されてもよい。
《Alt.4B-4》
 第1のパネルのランクに基づいて、第2のパネルに対応する1以上のSRIは、ランク={1,2,...,X-Y}を有するSRIから指示されてもよい。
 第1のパネルに対してAlt.4A-2が適用され、第2のパネルに対してAlt.4B-4が適用される場合、各パネルのランクは以下の通り決定されてもよい。
《ケース4-1》
 最大ランク=4、第1パネルのSRSリソース(例えば、設定されるNCB SRSリソース)数=4、第2パネルのSRSリソース(例えば、設定されるNCB SRSリソース)数=4となる場合を想定する。
 この場合、第1のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2/3から指示される。
 第1のパネルに対してランク=1が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2/3から指示される。
 第1のパネルに対してランク=2が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
 第1のパネルに対してランク=3が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1から指示される。
《ケース4-2》
 最大ランク=4、第1パネルのSRSリソース数=4、第2パネルのSRSリソース数=2となる場合を想定する。
 この場合、第1のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2/3から指示される。
 第1のパネルに対してランク=1が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
 第1のパネルに対してランク=2が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
 第1のパネルに対してランク=3が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1から指示される。
《ケース4-3》
 最大ランク=4、第1パネルのSRSリソース数=2、第2パネルのSRSリソース数=4となる場合を想定する。
 この場合、第1のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
 第1のパネルに対してランク=1が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2/3から指示される。
 第1のパネルに対してランク=2が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
 第1のパネルに対してランク=3が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1から指示される。
《ケース4-4》
 最大ランク=4、第1パネルのSRSリソース数=4、第2パネルのSRSリソース数=1となる場合を想定する。
 この場合、第1のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2/3から指示される。
 第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1から指示される。
《ケース4-5》
 最大ランク=4、第1パネルのSRSリソース数=1、第2パネルのSRSリソース数=4となる場合を想定する。
 この場合、第1のパネルに対応するSRIは、ランク=1から指示される。
 第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2/3から指示される。
《ケース4-6》
 最大ランク=4、第1パネルのSRSリソース数=2、第2パネルのSRSリソース数=2となる場合を想定する。
 この場合、第1のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
 第1のパネルに対してランク=1が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
 第1のパネルに対してランク=2が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
《ケース4-7》
 最大ランク=3、第1パネルのSRSリソース数=4、第2パネルのSRSリソース数=4となる場合、又は、
 最大ランク=3、第1パネルのSRSリソース数=4、第2パネルのSRSリソース数=2となる場合、又は、
 最大ランク=3、第1パネルのSRSリソース数=2、第2パネルのSRSリソース数=4となる場合、又は、
 最大ランク=3、第1パネルのSRSリソース数=2、第2パネルのSRSリソース数=2となる場合、を想定する。
 この場合、第1のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
 第1のパネルに対してランク=1が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
 第1のパネルに対してランク=2が指示される場合、第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1から指示される。
《ケース4-8》
 最大ランク=3、第1パネルのSRSリソース数=4、第2パネルのSRSリソース数=1となる場合、又は、
 最大ランク=3、第1パネルのSRSリソース数=2、第2パネルのSRSリソース数=1となる場合、を想定する。
 この場合、第1のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
 第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1から指示される。
《ケース4-9》
 最大ランク=3、第1パネルのSRSリソース数=1、第2パネルのSRSリソース数=4となる場合、又は、
 最大ランク=3、第1パネルのSRSリソース数=1、第2パネルのSRSリソース数=2となる場合、を想定する。
 この場合、第1のパネルに対応するSRIは、ランク=1から指示される。
 第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1/2から指示される。
《ケース4-10》
 最大ランク=2となる場合を想定する。
 この場合、第1のパネルに対応するSRIは、ランク=1から指示される。
 第2のパネルに対応するSRIは、ランク=1から指示される。
 なお、各パネルについて、ランク=3(例えば、複数パネルを利用した場合の最大ランク=4の場合に、一方のパネルのランク=3、他方のパネルのランク=1)はサポートされない構成としてもよい。
<補足>
 上述の実施形態の少なくとも1つは、特定のUE能力(UE capability)を報告した又は当該特定のUE能力をサポートするUEに対してのみ適用されてもよい。
 当該特定のUE能力は、以下の少なくとも1つを示してもよい:
・SDM方式をサポートすること、
・最大ランクとNCB SRSリソース数の組み合わせをサポートすること。
 また、上記特定のUE能力は、全周波数にわたって(周波数に関わらず共通に)適用される能力であってもよいし、周波数(例えば、セル、バンド、バンドコンビネーション、BWP、コンポーネントキャリアなどの1つ又はこれらの組み合わせ)ごとの能力であってもよいし、周波数レンジ(例えば、Frequency Range 1(FR1)、FR2、FR3、FR4、FR5、FR2-1、FR2-2)ごとの能力であってもよいし、サブキャリア間隔(SubCarrier Spacing(SCS))ごとの能力であってもよいし、Feature Set(FS)又はFeature Set Per Component-carrier(FSPC)ごとの能力であってもよい。
 また、上記特定のUE能力は、全複信方式にわたって(複信方式に関わらず共通に)適用される能力であってもよいし、複信方式(例えば、時分割複信(Time Division Duplex(TDD))、周波数分割複信(Frequency Division Duplex(FDD)))ごとの能力であってもよい。
 また、上述の実施形態の少なくとも1つは、UEが上位レイヤシグナリングによって上述の実施形態に関連する特定の情報を設定された場合に適用されてもよい。
 UEは、上記特定のUE能力の少なくとも1つをサポートしない又は上記特定の情報を設定されない場合、例えばRel.15/16/17の動作を適用してもよい。
(付記)
 本開示の一実施形態に関して、以下の発明を付記する。
[付記1-1]
 サウンディング参照信号(SRS)リソースに関する設定情報を受信する受信部と、下り制御情報に含まれるフィールドで指示されるSRSリソース識別子(SRI)の組み合わせに基づいて、空間分割多重方式を利用して複数のパネルからそれぞれ送信されるUL送信を制御する制御部と、を有し、前記UL送信に対してサポートされる最大ランクと、各パネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数と、の関連づけが設定又は定義される端末。
[付記1-2]
 前記複数のパネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数の合計は、対応する最大ランク以上となる付記1-1に記載の端末。
[付記1-3]
 前記制御部は、前記空間分割多重方式を利用して複数のパネルから送信されるUL送信を行う場合、既存システムで定義された前記フィールドに対応するインデックスとSRSリソース識別子との関連づけにおいて、SRSリソースの数を前記複数のパネルにわたるSRSリソースの合計数と想定して、前記各パネルに対応するSRSリソースを判断する付記1-1又は付記1-2に記載の端末。
[付記1-4]
 前記制御部は、前記空間分割多重方式を利用して複数のパネルから送信されるUL送信を行う場合、1つのパネルに対応するSRSリソースのみを指示するSRI、又はランク1を指示するSRIが指示されないと想定する付記1-1から付記1-3のいずれかに記載の端末。
[付記2-1]
 サウンディング参照信号(SRS)リソースに関する複数の設定情報を受信する受信部と、下り制御情報に含まれる1以上のフィールドで指示される複数のSRSリソース識別子(SRI)の組み合わせに基づいて、空間分割多重方式を利用して複数のパネルからそれぞれ送信されるUL送信を制御する制御部と、を有し、前記UL送信に対してサポートされる最大ランクと、各パネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数と、の関連づけが設定又は定義される端末。
[付記2-2]
 前記下り制御情報に含まれる第1のフィールドにより第1のパネルに対応するSRIと第2のパネルのランクが指示され、前記下り制御情報に含まれる第2のフィールドにより第2のパネルに対応するSRIが指示される付記2-1に記載の端末。
[付記2-3]
 前記下り制御情報に含まれる第1のフィールドにより第1のパネルのランクと第2のパネルのランクが指示され、前記第1のフィールドと異なる他のフィールドにより第1のパネルに対応するSRIと第2のパネルに対応するSRIが指示される付記2-1又は付記2-2に記載の端末。
[付記2-4]
 前記複数のSRIの組み合わせでそれぞれ指示可能なSRSリソースの候補は、別々に設定される付記2-1から付記2-3のいずれかに記載の端末。
(無線通信システム)
 以下、本開示の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、本開示の上記各実施形態に係る無線通信方法のいずれか又はこれらの組み合わせを用いて通信が行われる。
 図11は、一実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。無線通信システム1(単にシステム1と呼ばれてもよい)は、Third Generation Partnership Project(3GPP)によって仕様化されるLong Term Evolution(LTE)、5th generation mobile communication system New Radio(5G NR)などを用いて通信を実現するシステムであってもよい。
 また、無線通信システム1は、複数のRadio Access Technology(RAT)間のデュアルコネクティビティ(マルチRATデュアルコネクティビティ(Multi-RAT Dual Connectivity(MR-DC)))をサポートしてもよい。MR-DCは、LTE(Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA))とNRとのデュアルコネクティビティ(E-UTRA-NR Dual Connectivity(EN-DC))、NRとLTEとのデュアルコネクティビティ(NR-E-UTRA Dual Connectivity(NE-DC))などを含んでもよい。
 EN-DCでは、LTE(E-UTRA)の基地局(eNB)がマスタノード(Master Node(MN))であり、NRの基地局(gNB)がセカンダリノード(Secondary Node(SN))である。NE-DCでは、NRの基地局(gNB)がMNであり、LTE(E-UTRA)の基地局(eNB)がSNである。
 無線通信システム1は、同一のRAT内の複数の基地局間のデュアルコネクティビティ(例えば、MN及びSNの双方がNRの基地局(gNB)であるデュアルコネクティビティ(NR-NR Dual Connectivity(NN-DC)))をサポートしてもよい。
 無線通信システム1は、比較的カバレッジの広いマクロセルC1を形成する基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する基地局12(12a-12c)と、を備えてもよい。ユーザ端末20は、少なくとも1つのセル内に位置してもよい。各セル及びユーザ端末20の配置、数などは、図に示す態様に限定されない。以下、基地局11及び12を区別しない場合は、基地局10と総称する。
 ユーザ端末20は、複数の基地局10のうち、少なくとも1つに接続してもよい。ユーザ端末20は、複数のコンポーネントキャリア(Component Carrier(CC))を用いたキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation(CA))及びデュアルコネクティビティ(DC)の少なくとも一方を利用してもよい。
 各CCは、第1の周波数帯(Frequency Range 1(FR1))及び第2の周波数帯(Frequency Range 2(FR2))の少なくとも1つに含まれてもよい。マクロセルC1はFR1に含まれてもよいし、スモールセルC2はFR2に含まれてもよい。例えば、FR1は、6GHz以下の周波数帯(サブ6GHz(sub-6GHz))であってもよいし、FR2は、24GHzよりも高い周波数帯(above-24GHz)であってもよい。なお、FR1及びFR2の周波数帯、定義などはこれらに限られず、例えばFR1がFR2よりも高い周波数帯に該当してもよい。
 また、ユーザ端末20は、各CCにおいて、時分割複信(Time Division Duplex(TDD))及び周波数分割複信(Frequency Division Duplex(FDD))の少なくとも1つを用いて通信を行ってもよい。
 複数の基地局10は、有線(例えば、Common Public Radio Interface(CPRI)に準拠した光ファイバ、X2インターフェースなど)又は無線(例えば、NR通信)によって接続されてもよい。例えば、基地局11及び12間においてNR通信がバックホールとして利用される場合、上位局に該当する基地局11はIntegrated Access Backhaul(IAB)ドナー、中継局(リレー)に該当する基地局12はIABノードと呼ばれてもよい。
 基地局10は、他の基地局10を介して、又は直接コアネットワーク30に接続されてもよい。コアネットワーク30は、例えば、Evolved Packet Core(EPC)、5G Core Network(5GCN)、Next Generation Core(NGC)などの少なくとも1つを含んでもよい。
 コアネットワーク30は、例えば、User Plane Function(UPF)、Access and Mobility management Function(AMF)、Session Management Function(SMF)、Unified Data Management(UDM)、ApplicationFunction(AF)、Data Network(DN)、Location Management Function(LMF)、保守運用管理(Operation、Administration and Maintenance(Management)(OAM))などのネットワーク機能(Network Functions(NF))を含んでもよい。なお、1つのネットワークノードによって複数の機能が提供されてもよい。また、DNを介して外部ネットワーク(例えば、インターネット)との通信が行われてもよい。
 ユーザ端末20は、LTE、LTE-A、5Gなどの通信方式の少なくとも1つに対応した端末であってもよい。
 無線通信システム1においては、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM))ベースの無線アクセス方式が利用されてもよい。例えば、下りリンク(Downlink(DL))及び上りリンク(Uplink(UL))の少なくとも一方において、Cyclic Prefix OFDM(CP-OFDM)、Discrete Fourier Transform Spread OFDM(DFT-s-OFDM)、Orthogonal Frequency Division Multiple Access(OFDMA)、Single Carrier Frequency Division Multiple Access(SC-FDMA)などが利用されてもよい。
 無線アクセス方式は、波形(waveform)と呼ばれてもよい。なお、無線通信システム1においては、UL及びDLの無線アクセス方式には、他の無線アクセス方式(例えば、他のシングルキャリア伝送方式、他のマルチキャリア伝送方式)が用いられてもよい。
 無線通信システム1では、下りリンクチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel(PDSCH))、ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel(PBCH))、下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel(PDCCH))などが用いられてもよい。
 また、無線通信システム1では、上りリンクチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel(PUSCH))、上り制御チャネル(Physical Uplink Control Channel(PUCCH))、ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel(PRACH))などが用いられてもよい。
 PDSCHによって、ユーザデータ、上位レイヤ制御情報、System Information Block(SIB)などが伝送される。PUSCHによって、ユーザデータ、上位レイヤ制御情報などが伝送されてもよい。また、PBCHによって、Master Information Block(MIB)が伝送されてもよい。
 PDCCHによって、下位レイヤ制御情報が伝送されてもよい。下位レイヤ制御情報は、例えば、PDSCH及びPUSCHの少なくとも一方のスケジューリング情報を含む下り制御情報(Downlink Control Information(DCI))を含んでもよい。
 なお、PDSCHをスケジューリングするDCIは、DLアサインメント、DL DCIなどと呼ばれてもよいし、PUSCHをスケジューリングするDCIは、ULグラント、UL DCIなどと呼ばれてもよい。なお、PDSCHはDLデータで読み替えられてもよいし、PUSCHはULデータで読み替えられてもよい。
 PDCCHの検出には、制御リソースセット(COntrol REsource SET(CORESET))及びサーチスペース(search space)が利用されてもよい。CORESETは、DCIをサーチするリソースに対応する。サーチスペースは、PDCCH候補(PDCCH candidates)のサーチ領域及びサーチ方法に対応する。1つのCORESETは、1つ又は複数のサーチスペースに関連付けられてもよい。UEは、サーチスペース設定に基づいて、あるサーチスペースに関連するCORESETをモニタしてもよい。
 1つのサーチスペースは、1つ又は複数のアグリゲーションレベル(aggregation Level)に該当するPDCCH候補に対応してもよい。1つ又は複数のサーチスペースは、サーチスペースセットと呼ばれてもよい。なお、本開示の「サーチスペース」、「サーチスペースセット」、「サーチスペース設定」、「サーチスペースセット設定」、「CORESET」、「CORESET設定」などは、互いに読み替えられてもよい。
 PUCCHによって、チャネル状態情報(Channel State Information(CSI))、送達確認情報(例えば、Hybrid Automatic Repeat reQuest ACKnowledgement(HARQ-ACK)、ACK/NACKなどと呼ばれてもよい)及びスケジューリングリクエスト(Scheduling Request(SR))の少なくとも1つを含む上り制御情報(Uplink Control Information(UCI))が伝送されてもよい。PRACHによって、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブルが伝送されてもよい。
 なお、本開示において下りリンク、上りリンクなどは「リンク」を付けずに表現されてもよい。また、各種チャネルの先頭に「物理(Physical)」を付けずに表現されてもよい。
 無線通信システム1では、同期信号(Synchronization Signal(SS))、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal(DL-RS))などが伝送されてもよい。無線通信システム1では、DL-RSとして、セル固有参照信号(Cell-specific Reference Signal(CRS))、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal(CSI-RS))、復調用参照信号(DeModulation Reference Signal(DMRS))、位置決定参照信号(Positioning Reference Signal(PRS))、位相トラッキング参照信号(Phase Tracking Reference Signal(PTRS))などが伝送されてもよい。
 同期信号は、例えば、プライマリ同期信号(Primary Synchronization Signal(PSS))及びセカンダリ同期信号(Secondary Synchronization Signal(SSS))の少なくとも1つであってもよい。SS(PSS、SSS)及びPBCH(及びPBCH用のDMRS)を含む信号ブロックは、SS/PBCHブロック、SS Block(SSB)などと呼ばれてもよい。なお、SS、SSBなども、参照信号と呼ばれてもよい。
 また、無線通信システム1では、上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal(UL-RS))として、測定用参照信号(Sounding Reference Signal(SRS))、復調用参照信号(DMRS)などが伝送されてもよい。なお、DMRSはユーザ端末固有参照信号(UE-specific Reference Signal)と呼ばれてもよい。
(基地局)
 図12は、一実施形態に係る基地局の構成の一例を示す図である。基地局10は、制御部110、送受信部120、送受信アンテナ130及び伝送路インターフェース(transmission line interface)140を備えている。なお、制御部110、送受信部120及び送受信アンテナ130及び伝送路インターフェース140は、それぞれ1つ以上が備えられてもよい。
 なお、本例では、本実施の形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有すると想定されてもよい。以下で説明する各部の処理の一部は、省略されてもよい。
 制御部110は、基地局10全体の制御を実施する。制御部110は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路などから構成することができる。
 制御部110は、信号の生成、スケジューリング(例えば、リソース割り当て、マッピング)などを制御してもよい。制御部110は、送受信部120、送受信アンテナ130及び伝送路インターフェース140を用いた送受信、測定などを制御してもよい。制御部110は、信号として送信するデータ、制御情報、系列(sequence)などを生成し、送受信部120に転送してもよい。制御部110は、通信チャネルの呼処理(設定、解放など)、基地局10の状態管理、無線リソースの管理などを行ってもよい。
 送受信部120は、ベースバンド(baseband)部121、Radio Frequency(RF)部122、測定部123を含んでもよい。ベースバンド部121は、送信処理部1211及び受信処理部1212を含んでもよい。送受信部120は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、RF回路、ベースバンド回路、フィルタ、位相シフタ(phase shifter)、測定回路、送受信回路などから構成することができる。
 送受信部120は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。当該送信部は、送信処理部1211、RF部122から構成されてもよい。当該受信部は、受信処理部1212、RF部122、測定部123から構成されてもよい。
 送受信アンテナ130は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるアンテナ、例えばアレイアンテナなどから構成することができる。
 送受信部120は、上述の下りリンクチャネル、同期信号、下りリンク参照信号などを送信してもよい。送受信部120は、上述の上りリンクチャネル、上りリンク参照信号などを受信してもよい。
 送受信部120は、デジタルビームフォーミング(例えば、プリコーディング)、アナログビームフォーミング(例えば、位相回転)などを用いて、送信ビーム及び受信ビームの少なくとも一方を形成してもよい。
 送受信部120(送信処理部1211)は、例えば制御部110から取得したデータ、制御情報などに対して、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤの処理、Radio Link Control(RLC)レイヤの処理(例えば、RLC再送制御)、Medium Access Control(MAC)レイヤの処理(例えば、HARQ再送制御)などを行い、送信するビット列を生成してもよい。
 送受信部120(送信処理部1211)は、送信するビット列に対して、チャネル符号化(誤り訂正符号化を含んでもよい)、変調、マッピング、フィルタ処理、離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform(DFT))処理(必要に応じて)、逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform(IFFT))処理、プリコーディング、デジタル-アナログ変換などの送信処理を行い、ベースバンド信号を出力してもよい。
 送受信部120(RF部122)は、ベースバンド信号に対して、無線周波数帯への変調、フィルタ処理、増幅などを行い、無線周波数帯の信号を、送受信アンテナ130を介して送信してもよい。
 一方、送受信部120(RF部122)は、送受信アンテナ130によって受信された無線周波数帯の信号に対して、増幅、フィルタ処理、ベースバンド信号への復調などを行ってもよい。
 送受信部120(受信処理部1212)は、取得されたベースバンド信号に対して、アナログ-デジタル変換、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform(FFT))処理、逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform(IDFT))処理(必要に応じて)、フィルタ処理、デマッピング、復調、復号(誤り訂正復号を含んでもよい)、MACレイヤ処理、RLCレイヤの処理及びPDCPレイヤの処理などの受信処理を適用し、ユーザデータなどを取得してもよい。
 送受信部120(測定部123)は、受信した信号に関する測定を実施してもよい。例えば、測定部123は、受信した信号に基づいて、Radio Resource Management(RRM)測定、Channel State Information(CSI)測定などを行ってもよい。測定部123は、受信電力(例えば、Reference Signal Received Power(RSRP))、受信品質(例えば、Reference Signal Received Quality(RSRQ)、Signal to Interference plus Noise Ratio(SINR)、Signal to Noise Ratio(SNR))、信号強度(例えば、Received Signal Strength Indicator(RSSI))、伝搬路情報(例えば、CSI)などについて測定してもよい。測定結果は、制御部110に出力されてもよい。
 伝送路インターフェース140は、コアネットワーク30に含まれる装置(例えば、NFを提供するネットワークノード)、他の基地局10などとの間で信号を送受信(バックホールシグナリング)し、ユーザ端末20のためのユーザデータ(ユーザプレーンデータ)、制御プレーンデータなどを取得、伝送などしてもよい。
 なお、本開示における基地局10の送信部及び受信部は、送受信部120、送受信アンテナ130及び伝送路インターフェース140の少なくとも1つによって構成されてもよい。
 送受信部120は、サウンディング参照信号(SRS)リソースに関する設定情報を送信してもよい。設定情報は、複数のパネルに設定される1以上のSRSリソースの候補(又は、1つのSRSリソースセット)であってもよい。制御部110は、空間分割多重方式を利用して複数のパネルからそれぞれ送信されるUL送信に適用されるSRSリソース識別子(SRI)の組み合わせを、下り制御情報に含まれるフィールドを利用して指示するように制御してもよい。
 また、送受信部120は、サウンディング参照信号(SRS)リソースに関する複数の設定情報を送信してもよい。複数の設定情報は、複数のパネルにそれぞれ別々に設定される1以上のSRSリソースの候補(又は、複数のSRSリソースセット)であってもよい。制御部110は、空間分割多重方式を利用して複数のパネルからそれぞれ送信されるUL送信に適用される複数のSRSリソース識別子(SRI)の組み合わせを、下り制御情報に含まれる1以上のフィールドを利用して指示するように制御してもよい。
(ユーザ端末)
 図13は、一実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、制御部210、送受信部220及び送受信アンテナ230を備えている。なお、制御部210、送受信部220及び送受信アンテナ230は、それぞれ1つ以上が備えられてもよい。
 なお、本例では、本実施の形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有すると想定されてもよい。以下で説明する各部の処理の一部は、省略されてもよい。
 制御部210は、ユーザ端末20全体の制御を実施する。制御部210は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路などから構成することができる。
 制御部210は、信号の生成、マッピングなどを制御してもよい。制御部210は、送受信部220及び送受信アンテナ230を用いた送受信、測定などを制御してもよい。制御部210は、信号として送信するデータ、制御情報、系列などを生成し、送受信部220に転送してもよい。
 送受信部220は、ベースバンド部221、RF部222、測定部223を含んでもよい。ベースバンド部221は、送信処理部2211、受信処理部2212を含んでもよい。送受信部220は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、RF回路、ベースバンド回路、フィルタ、位相シフタ、測定回路、送受信回路などから構成することができる。
 送受信部220は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。当該送信部は、送信処理部2211、RF部222から構成されてもよい。当該受信部は、受信処理部2212、RF部222、測定部223から構成されてもよい。
 送受信アンテナ230は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるアンテナ、例えばアレイアンテナなどから構成することができる。
 送受信部220は、上述の下りリンクチャネル、同期信号、下りリンク参照信号などを受信してもよい。送受信部220は、上述の上りリンクチャネル、上りリンク参照信号などを送信してもよい。
 送受信部220は、デジタルビームフォーミング(例えば、プリコーディング)、アナログビームフォーミング(例えば、位相回転)などを用いて、送信ビーム及び受信ビームの少なくとも一方を形成してもよい。
 送受信部220(送信処理部2211)は、例えば制御部210から取得したデータ、制御情報などに対して、PDCPレイヤの処理、RLCレイヤの処理(例えば、RLC再送制御)、MACレイヤの処理(例えば、HARQ再送制御)などを行い、送信するビット列を生成してもよい。
 送受信部220(送信処理部2211)は、送信するビット列に対して、チャネル符号化(誤り訂正符号化を含んでもよい)、変調、マッピング、フィルタ処理、DFT処理(必要に応じて)、IFFT処理、プリコーディング、デジタル-アナログ変換などの送信処理を行い、ベースバンド信号を出力してもよい。
 なお、DFT処理を適用するか否かは、トランスフォームプリコーディングの設定に基づいてもよい。送受信部220(送信処理部2211)は、あるチャネル(例えば、PUSCH)について、トランスフォームプリコーディングが有効(enabled)である場合、当該チャネルをDFT-s-OFDM波形を用いて送信するために上記送信処理としてDFT処理を行ってもよいし、そうでない場合、上記送信処理としてDFT処理を行わなくてもよい。
 送受信部220(RF部222)は、ベースバンド信号に対して、無線周波数帯への変調、フィルタ処理、増幅などを行い、無線周波数帯の信号を、送受信アンテナ230を介して送信してもよい。
 一方、送受信部220(RF部222)は、送受信アンテナ230によって受信された無線周波数帯の信号に対して、増幅、フィルタ処理、ベースバンド信号への復調などを行ってもよい。
 送受信部220(受信処理部2212)は、取得されたベースバンド信号に対して、アナログ-デジタル変換、FFT処理、IDFT処理(必要に応じて)、フィルタ処理、デマッピング、復調、復号(誤り訂正復号を含んでもよい)、MACレイヤ処理、RLCレイヤの処理及びPDCPレイヤの処理などの受信処理を適用し、ユーザデータなどを取得してもよい。
 送受信部220(測定部223)は、受信した信号に関する測定を実施してもよい。例えば、測定部223は、受信した信号に基づいて、RRM測定、CSI測定などを行ってもよい。測定部223は、受信電力(例えば、RSRP)、受信品質(例えば、RSRQ、SINR、SNR)、信号強度(例えば、RSSI)、伝搬路情報(例えば、CSI)などについて測定してもよい。測定結果は、制御部210に出力されてもよい。
 なお、本開示におけるユーザ端末20の送信部及び受信部は、送受信部220及び送受信アンテナ230の少なくとも1つによって構成されてもよい。
 送受信部220は、サウンディング参照信号(SRS)リソースに関する設定情報を受信してもよい。設定情報は、複数のパネルに設定される1以上のSRSリソースの候補(又は、1つのSRSリソースセット)であってもよい。
 制御部210は、下り制御情報に含まれるフィールドで指示されるSRSリソース識別子(SRI)の組み合わせに基づいて、空間分割多重方式を利用して複数のパネルからそれぞれ送信されるUL送信を制御してもよい。UL送信に対してサポートされる最大ランクと、各パネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数と、の関連づけが設定又は定義されてもよい。複数のパネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数の合計は、対応する最大ランク以上であってもよい。
 制御部210は、空間分割多重方式を利用して複数のパネルから送信されるUL送信を行う場合、既存システム(例えば、Rel.17)で定義されたフィールドに対応するインデックスとSRSリソース識別子との関連づけにおいて、SRSリソースの数を複数のパネルにわたるSRSリソースの合計数と想定して、前記各パネルに対応するSRSリソースを判断してもよい。制御部210は、空間分割多重方式を利用して複数のパネルから送信されるUL送信を行う場合、1つのパネルに対応するSRSリソースのみを指示するSRI、又はランク1を指示するSRIが指示されないと想定してもよい。
 送受信部220は、サウンディング参照信号(SRS)リソースに関する複数の設定情報を受信してもよい。複数の設定情報は、複数のパネルにそれぞれ別々に設定される1以上のSRSリソースの候補(又は、複数のSRSリソースセット)であってもよい。
 制御部210は、下り制御情報に含まれる1以上のフィールドで指示される複数のSRSリソース識別子(SRI)の組み合わせに基づいて、空間分割多重方式を利用して複数のパネルからそれぞれ送信されるUL送信を制御してもよい。UL送信に対してサポートされる最大ランクと、各パネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数と、の関連づけが設定又は定義されてもよい。
 下り制御情報に含まれる第1のフィールドにより第1のパネルに対応するSRIと第2のパネルのランクが指示され、下り制御情報に含まれる第2のフィールドにより第2のパネルに対応するSRIが指示されてもよい。
 下り制御情報に含まれる第1のフィールドにより第1のパネルのランクと第2のパネルのランクが指示され、第1のフィールドと異なる他のフィールドにより第1のパネルに対応するSRIと第2のパネルに対応するSRIが指示されてもよい。
 複数のSRIの組み合わせでそれぞれ指示可能なSRSリソースの候補は、別々に設定されてもよい。
(ハードウェア構成)
 なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
 ここで、機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、みなし、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。例えば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)、送信機(transmitter)などと呼称されてもよい。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
 例えば、本開示の一実施形態における基地局、ユーザ端末などは、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図14は、一実施形態に係る基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
 なお、本開示において、装置、回路、デバイス、部(section)、ユニットなどの文言は、互いに読み替えることができる。基地局10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
 例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサによって実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法を用いて、2以上のプロセッサによって実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。
 基地局10及びユーザ端末20における各機能は、例えば、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004を介する通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
 プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(Central Processing Unit(CPU))によって構成されてもよい。例えば、上述の制御部110(210)、送受信部120(220)などの少なくとも一部は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
 また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部110(210)は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
 メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Read Only Memory(ROM)、Erasable Programmable ROM(EPROM)、Electrically EPROM(EEPROM)、Random Access Memory(RAM)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
 ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(Compact Disc ROM(CD-ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。
 通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(Frequency Division Duplex(FDD))及び時分割複信(Time Division Duplex(TDD))の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述の送受信部120(220)、送受信アンテナ130(230)などは、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部120(220)は、送信部120a(220a)と受信部120b(220b)とで、物理的に又は論理的に分離された実装がなされてもよい。
 入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、Light Emitting Diode(LED)ランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
 また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
 また、基地局10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor(DSP))、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Programmable Logic Device(PLD)、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアを用いて各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(変形例)
 なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル、シンボル及び信号(シグナル又はシグナリング)は、互いに読み替えられてもよい。また、信号はメッセージであってもよい。参照信号(reference signal)は、RSと略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)、パイロット信号などと呼ばれてもよい。また、コンポーネントキャリア(Component Carrier(CC))は、セル、周波数キャリア、キャリア周波数などと呼ばれてもよい。
 無線フレームは、時間領域において1つ又は複数の期間(フレーム)によって構成されてもよい。無線フレームを構成する当該1つ又は複数の各期間(フレーム)は、サブフレームと呼ばれてもよい。さらに、サブフレームは、時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
 ここで、ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SubCarrier Spacing(SCS))、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(Transmission Time Interval(TTI))、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
 スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(Orthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM)シンボル、Single Carrier Frequency Division Multiple Access(SC-FDMA)シンボルなど)によって構成されてもよい。また、スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
 スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(PUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(PUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
 無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。なお、本開示におけるフレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット、シンボルなどの時間単位は、互いに読み替えられてもよい。
 例えば、1サブフレームはTTIと呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
 ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
 TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
 なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
 1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(3GPP Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
 なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
 リソースブロック(Resource Block(RB))は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(サブキャリア(subcarrier))を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
 また、RBは、時間領域において、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックによって構成されてもよい。
 なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(Physical RB(PRB))、サブキャリアグループ(Sub-Carrier Group(SCG))、リソースエレメントグループ(Resource Element Group(REG))、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
 また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(Resource Element(RE))によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
 帯域幅部分(Bandwidth Part(BWP))(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
 BWPには、UL BWP(UL用のBWP)と、DL BWP(DL用のBWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
 設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
 なお、上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix(CP))長などの構成は、様々に変更することができる。
 また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースは、所定のインデックスによって指示されてもよい。
 本開示においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式などは、本開示において明示的に開示したものと異なってもよい。様々なチャネル(PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
 本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
 また、情報、信号などは、上位レイヤから下位レイヤ及び下位レイヤから上位レイヤの少なくとも一方へ出力され得る。情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
 入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
 情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、本開示における情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、下り制御情報(Downlink Control Information(DCI))、上り制御情報(Uplink Control Information(UCI)))、上位レイヤシグナリング(例えば、Radio Resource Control(RRC)シグナリング、ブロードキャスト情報(マスタ情報ブロック(Master Information Block(MIB))、システム情報ブロック(System Information Block(SIB))など)、Medium Access Control(MAC)シグナリング)、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。
 なお、物理レイヤシグナリングは、Layer 1/Layer 2(L1/L2)制御情報(L1/L2制御信号)、L1制御情報(L1制御信号)などと呼ばれてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。また、MACシグナリングは、例えば、MAC制御要素(MAC Control Element(CE))を用いて通知されてもよい。
 また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
 判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真(true)又は偽(false)で表される真偽値(boolean)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
 ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
 また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line(DSL))など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
 本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用され得る。「ネットワーク」は、ネットワークに含まれる装置(例えば、基地局)のことを意味してもよい。
 本開示において、「プリコーディング」、「プリコーダ」、「ウェイト(プリコーディングウェイト)」、「擬似コロケーション(Quasi-Co-Location(QCL))」、「Transmission Configuration Indication state(TCI状態)」、「空間関係(spatial relation)」、「空間ドメインフィルタ(spatial domain filter)」、「送信電力」、「位相回転」、「アンテナポート」、「アンテナポートグル-プ」、「レイヤ」、「レイヤ数」、「ランク」、「リソース」、「リソースセット」、「リソースグループ」、「ビーム」、「ビーム幅」、「ビーム角度」、「アンテナ」、「アンテナ素子」、「パネル」などの用語は、互換的に使用され得る。
 本開示においては、「基地局(Base Station(BS))」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNB(eNodeB)」、「gNB(gNodeB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(Transmission Point(TP))」、「受信ポイント(Reception Point(RP))」、「送受信ポイント(Transmission/Reception Point(TRP))」、「パネル」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
 基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(Remote Radio Head(RRH)))によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
 本開示において、基地局が端末に情報を送信することは、当該基地局が当該端末に対して、当該情報に基づく制御/動作を指示することと、互いに読み替えられてもよい。
 本開示においては、「移動局(Mobile Station(MS))」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(User Equipment(UE))」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
 移動局は、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
 基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、無線通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体(moving object)に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。
 当該移動体は、移動可能な物体をいい、移動速度は任意であり、移動体が停止している場合も当然含む。当該移動体は、例えば、車両、輸送車両、自動車、自動二輪車、自転車、コネクテッドカー、ショベルカー、ブルドーザー、ホイールローダー、ダンプトラック、フォークリフト、列車、バス、リヤカー、人力車、船舶(ship and other watercraft)、飛行機、ロケット、人工衛星、ドローン、マルチコプター、クアッドコプター、気球及びこれらに搭載される物を含み、またこれらに限られない。また、当該移動体は、運行指令に基づいて自律走行する移動体であってもよい。
 当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのInternet of Things(IoT)機器であってもよい。
 図15は、一実施形態に係る車両の一例を示す図である。車両40は、駆動部41、操舵部42、アクセルペダル43、ブレーキペダル44、シフトレバー45、左右の前輪46、左右の後輪47、車軸48、電子制御部49、各種センサ(電流センサ50、回転数センサ51、空気圧センサ52、車速センサ53、加速度センサ54、アクセルペダルセンサ55、ブレーキペダルセンサ56、シフトレバーセンサ57、及び物体検知センサ58を含む)、情報サービス部59と通信モジュール60を備える。
 駆動部41は、例えば、エンジン、モータ、エンジンとモータのハイブリッドの少なくとも1つで構成される。操舵部42は、少なくともステアリングホイール(ハンドルとも呼ぶ)を含み、ユーザによって操作されるステアリングホイールの操作に基づいて前輪46及び後輪47の少なくとも一方を操舵するように構成される。
 電子制御部49は、マイクロプロセッサ61、メモリ(ROM、RAM)62、通信ポート(例えば、入出力(Input/Output(IO))ポート)63で構成される。電子制御部49には、車両に備えられた各種センサ50-58からの信号が入力される。電子制御部49は、Electronic Control Unit(ECU)と呼ばれてもよい。
 各種センサ50-58からの信号としては、モータの電流をセンシングする電流センサ50からの電流信号、回転数センサ51によって取得された前輪46/後輪47の回転数信号、空気圧センサ52によって取得された前輪46/後輪47の空気圧信号、車速センサ53によって取得された車速信号、加速度センサ54によって取得された加速度信号、アクセルペダルセンサ55によって取得されたアクセルペダル43の踏み込み量信号、ブレーキペダルセンサ56によって取得されたブレーキペダル44の踏み込み量信号、シフトレバーセンサ57によって取得されたシフトレバー45の操作信号、物体検知センサ58によって取得された障害物、車両、歩行者などを検出するための検出信号などがある。
 情報サービス部59は、カーナビゲーションシステム、オーディオシステム、スピーカー、ディスプレイ、テレビ、ラジオ、といった、運転情報、交通情報、エンターテイメント情報などの各種情報を提供(出力)するための各種機器と、これらの機器を制御する1つ以上のECUとから構成される。情報サービス部59は、外部装置から通信モジュール60などを介して取得した情報を利用して、車両40の乗員に各種情報/サービス(例えば、マルチメディア情報/マルチメディアサービス)を提供する。
 情報サービス部59は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ、タッチパネルなど)を含んでもよいし、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ、タッチパネルなど)を含んでもよい。
 運転支援システム部64は、ミリ波レーダ、Light Detection and Ranging(LiDAR)、カメラ、測位ロケータ(例えば、Global Navigation Satellite System(GNSS)など)、地図情報(例えば、高精細(High Definition(HD))マップ、自動運転車(Autonomous Vehicle(AV))マップなど)、ジャイロシステム(例えば、慣性計測装置(Inertial Measurement Unit(IMU))、慣性航法装置(Inertial Navigation System(INS))など)、人工知能(Artificial Intelligence(AI))チップ、AIプロセッサといった、事故を未然に防止したりドライバの運転負荷を軽減したりするための機能を提供するための各種機器と、これらの機器を制御する1つ以上のECUとから構成される。また、運転支援システム部64は、通信モジュール60を介して各種情報を送受信し、運転支援機能又は自動運転機能を実現する。
 通信モジュール60は、通信ポート63を介して、マイクロプロセッサ61及び車両40の構成要素と通信することができる。例えば、通信モジュール60は通信ポート63を介して、車両40に備えられた駆動部41、操舵部42、アクセルペダル43、ブレーキペダル44、シフトレバー45、左右の前輪46、左右の後輪47、車軸48、電子制御部49内のマイクロプロセッサ61及びメモリ(ROM、RAM)62、各種センサ50-58との間でデータ(情報)を送受信する。
 通信モジュール60は、電子制御部49のマイクロプロセッサ61によって制御可能であり、外部装置と通信を行うことが可能な通信デバイスである。例えば、外部装置との間で無線通信を介して各種情報の送受信を行う。通信モジュール60は、電子制御部49の内部と外部のどちらにあってもよい。外部装置は、例えば、上述の基地局10、ユーザ端末20などであってもよい。また、通信モジュール60は、例えば、上述の基地局10及びユーザ端末20の少なくとも1つであってもよい(基地局10及びユーザ端末20の少なくとも1つとして機能してもよい)。
 通信モジュール60は、電子制御部49に入力された上述の各種センサ50-58からの信号、当該信号に基づいて得られる情報、及び情報サービス部59を介して得られる外部(ユーザ)からの入力に基づく情報、の少なくとも1つを、無線通信を介して外部装置へ送信してもよい。電子制御部49、各種センサ50-58、情報サービス部59などは、入力を受け付ける入力部と呼ばれてもよい。例えば、通信モジュール60によって送信されるPUSCHは、上記入力に基づく情報を含んでもよい。
 通信モジュール60は、外部装置から送信されてきた種々の情報(交通情報、信号情報、車間情報など)を受信し、車両に備えられた情報サービス部59へ表示する。情報サービス部59は、情報を出力する(例えば、通信モジュール60によって受信されるPDSCH(又は当該PDSCHから復号されるデータ/情報)に基づいてディスプレイ、スピーカーなどの機器に情報を出力する)出力部と呼ばれてもよい。
 また、通信モジュール60は、外部装置から受信した種々の情報をマイクロプロセッサ61によって利用可能なメモリ62へ記憶する。メモリ62に記憶された情報に基づいて、マイクロプロセッサ61が車両40に備えられた駆動部41、操舵部42、アクセルペダル43、ブレーキペダル44、シフトレバー45、左右の前輪46、左右の後輪47、車軸48、各種センサ50-58などの制御を行ってもよい。
 また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、Device-to-Device(D2D)、Vehicle-to-Everything(V2X)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上りリンク(uplink)」、「下りリンク(downlink)」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイドリンク(sidelink)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りリンクチャネル、下りリンクチャネルなどは、サイドリンクチャネルで読み替えられてもよい。
 同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を基地局10が有する構成としてもよい。
 本開示において、基地局によって行われるとした動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)を含むネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局、基地局以外の1つ以上のネットワークノード(例えば、Mobility Management Entity(MME)、Serving-Gateway(S-GW)などが考えられるが、これらに限られない)又はこれらの組み合わせによって行われ得ることは明らかである。
 本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
 本開示において説明した各態様/実施形態は、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced(LTE-A)、LTE-Beyond(LTE-B)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4th generation mobile communication system(4G)、5th generation mobile communication system(5G)、6th generation mobile communication system(6G)、xth generation mobile communication system(xG(xは、例えば整数、小数))、Future Radio Access(FRA)、New-Radio Access Technology(RAT)、New Radio(NR)、New radio access(NX)、Future generation radio access(FX)、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))、CDMA2000、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、Ultra-WideBand(UWB)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切な無線通信方法を利用するシステム、これらに基づいて拡張、修正、作成又は規定された次世代システムなどに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE又はLTE-Aと、5Gとの組み合わせなど)適用されてもよい。
 本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
 本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
 本開示において使用する「判断(決定)(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。例えば、「判断(決定)」は、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
 また、「判断(決定)」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
 また、「判断(決定)」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。つまり、「判断(決定)」は、何らかの動作を「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
 また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
 本開示に記載の「最大送信電力」は送信電力の最大値を意味してもよいし、公称最大送信電力(the nominal UE maximum transmit power)を意味してもよいし、定格最大送信電力(the rated UE maximum transmit power)を意味してもよい。
 本開示において使用する「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的であっても、論理的であっても、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。
 本開示において、2つの要素が接続される場合、1つ以上の電線、ケーブル、プリント電気接続などを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域、光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
 本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
 本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びこれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
 本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
 本開示において、「以下」、「未満」、「以上」、「より多い」、「と等しい」などは、互いに読み替えられてもよい。また、本開示において、「良い」、「悪い」、「大きい」、「小さい」、「高い」、「低い」、「早い」、「遅い」、「広い」、「狭い」、などを意味する文言は、原級、比較級及び最上級に限らず互いに読み替えられてもよい。また、本開示において、「良い」、「悪い」、「大きい」、「小さい」、「高い」、「低い」、「早い」、「遅い」、「広い」、「狭い」などを意味する文言は、「i番目に」(iは任意の整数)を付けた表現として、原級、比較級及び最上級に限らず互いに読み替えられてもよい(例えば、「最高」は「i番目に最高」と互いに読み替えられてもよい)。
 本開示において、「の(of)」、「のための(for)」、「に関する(regarding)」、「に関係する(related to)」、「に関連付けられる(associated with)」などは、互いに読み替えられてもよい。
 以上、本開示に係る発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示に係る発明が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示に係る発明は、請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。

Claims (6)

  1.  サウンディング参照信号(SRS)リソースに関する設定情報を受信する受信部と、
     下り制御情報に含まれるフィールドで指示されるSRSリソース識別子(SRI)の組み合わせに基づいて、空間分割多重方式を利用して複数のパネルからそれぞれ送信されるUL送信を制御する制御部と、を有し、
     前記UL送信に対してサポートされる最大ランクと、各パネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数と、の関連づけが設定又は定義される端末。
  2.  前記複数のパネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数の合計は、対応する最大ランク以上となる請求項1に記載の端末。
  3.  前記制御部は、前記空間分割多重方式を利用して複数のパネルから送信されるUL送信を行う場合、既存システムで定義された前記フィールドに対応するインデックスとSRSリソース識別子との関連づけにおいて、SRSリソースの数を前記複数のパネルにわたるSRSリソースの合計数と想定して、前記各パネルに対応するSRSリソースを判断する請求項1に記載の端末。
  4.  前記制御部は、前記空間分割多重方式を利用して複数のパネルから送信されるUL送信を行う場合、1つのパネルに対応するSRSリソースのみを指示するSRI、又はランク1を指示するSRIが指示されないと想定する請求項1に記載の端末。
  5.  サウンディング参照信号(SRS)リソースに関する設定情報を受信する工程と、
     下り制御情報に含まれるフィールドで指示されるSRSリソース識別子(SRI)の組み合わせに基づいて、空間分割多重方式を利用して複数のパネルからそれぞれ送信されるUL送信を制御する工程と、を有し、
     前記UL送信に対してサポートされる最大ランクと、各パネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数と、の関連づけが設定又は定義される端末の無線通信方法。
  6.  サウンディング参照信号(SRS)リソースに関する設定情報を送信する送信部と、
     空間分割多重方式を利用して複数のパネルからそれぞれ送信されるUL送信に適用されるSRSリソース識別子(SRI)の組み合わせを、下り制御情報に含まれるフィールドを利用して指示するように制御する制御部と、を有し、
     前記UL送信に対してサポートされる最大ランクと、各パネルにそれぞれ設定可能なSRSリソース数と、の関連づけが設定又は定義される基地局。
     
     
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MODERATOR (OPPO): "Summary of [109-e-R18-MIMO-06] Email discussion", 3GPP TSG RAN WG1 #109-E R1-2205529, 21 May 2022 (2022-05-21), XP052192155 *
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