WO2023277160A1 - 車載装置、制御プログラム、及び起動方法 - Google Patents

車載装置、制御プログラム、及び起動方法 Download PDF

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繁 梶岡
真紀子 田内
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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
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    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/66Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices
    • H04N23/661Transmitting camera control signals through networks, e.g. control via the Internet

Definitions

  • the present disclosure relates to an in-vehicle device that can access the cloud, a control program for the in-vehicle device, and a method for activating the in-vehicle device.
  • an in-vehicle device equipped with a general-purpose OS (hereinafter referred to as GPOS) that does not have real-time properties is known.
  • GPOS general-purpose OS
  • Application is an abbreviation for application.
  • the first microcomputer 11 includes first to third cores 21 to 23 which are physical cores, a ROM 24, a RAM 25, a flash memory 26, an input/output unit 27, and a bus .
  • Various functions of the first microcomputer 11 are realized by the first to third cores 21 to 23 executing a control program stored in a non-transitional substantive recording medium.
  • the ROM 24 and RAM 25 correspond to non-transitional substantive recording media storing the control program. Also, by executing this control program, a method corresponding to the control program is executed.
  • Part or all of the functions realized by the first to third cores 21 to 23 may be realized by hardware such as at least one IC.
  • the second microcomputer 15 activates the first microcomputer 11 in response to the activation signal from the proximity sensor 5 that detects the approach of a person, etc., and the process when the operation mode shifts to the service execution mode.
  • the proximity sensor 5 outputs an activation signal when detecting a suspicious person attempting to steal or destroy the parked own vehicle.
  • the first microcomputer 11 first activates the first unit 101 and then activates the second unit 102 so that the camera 4 can start photographing immediately after the activation signal is input.
  • the process of activating the data collection device 2 in response to the input of the activation signal from the proximity sensor 5 during the low power mode will be described with reference to the flowchart of FIG. 4 .
  • the image data captured by the camera 4 is stored in the shared memory 107, and the camera service application 106 executes security processing based on the image data stored in the shared memory 107. Therefore, the camera control application 104 can satisfactorily provide the captured image data to the camera service application 106 .

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Abstract

データ収集装置2は、制御部(11)で動作する第1、第2ユニット(101、102)とファームウェア(108)とを備える。第1ユニット(101)は、センサにより検出データを生成し、第2ユニット(102)は、検出データに基づく処理を行う。ファームウェア(108)は、起動信号に応じて起動すると、初期化処理の完了前に第1ユニット(101)を起動し、初期化処理の完了後に第2ユニット(102)を起動する。第2ユニット(102)は、当該第2ユニット(102)の起動前に生成された検出データに基づき処理を行う。

Description

車載装置、制御プログラム、及び起動方法 関連出願の相互参照
 本国際出願は、2021年7月2日に日本国特許庁に出願された日本国特許出願第2021-110906号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2021-110906号の全内容を参照により本国際出願に援用する。
 本開示は、クラウドにアクセス可能な車載装置と、該車載装置の制御プログラムと、該車載装置の起動方法とに関する。
 特許文献1に記載されているように、リアルタイム性を有しない汎用的なOS(以後、GPOS)が搭載された車載装置が知られている。また、このような車載装置において、GPOSで動作するアプリによりカメラ等のセンサを制御し、様々なサービスを提供することが提案されている。なお、アプリとは、アプリケーションの略である。
特開2020-201762号公報
 しかしながら、発明者の詳細な検討の結果、GPOSは初期化処理に時間を要するため、GPOS上のアプリでセンサを制御する場合、車載装置の起動時に早期にセンサを起動するのが困難になるという課題が見出された。このため、このようなアプリでセンサを制御する場合、車載装置の起動直後に、不審者の検出等といった緊急性の高いサービスを提供するのが困難になる恐れがある。
 本開示の1つの局面は、車載装置の起動後、より早期に生成されたセンサの検出データに基づく処理を実行する技術を提供する。
 本開示の一態様は、通信部を介してクラウドにアクセス可能な車載装置であって、制御部と、第1ユニットと、第2ユニットと、ファームウェアと、を備える。制御部は、少なくとも1つの物理的なコアを有する。第1ユニットは、制御部により動作し、センサを制御して検出データを生成するよう構成される。第2ユニットは、制御部により動作し、検出データに基づく処理を行うよう構成される。ファームウェアは、制御部により動作すると共に、起動信号に応じて起動し、初期化処理を実行するよう構成される。また、ファームウェアは、起動信号に応じて起動すると、初期化処理の完了前に第1ユニットを起動すると共に、初期化処理の完了後に第2ユニットを起動するよう構成される。第1ユニットは、ファームウェアにより起動されると、センサを起動し、センサを制御して検出データを生成するよう構成される。第2ユニットは、ファームウェアにより起動されると、第1ユニットの起動後であって、当該第2ユニットの起動前に生成された検出データに基づき処理を行うよう構成される。
 上記構成によれば、起動信号の発生後、早期に第1ユニットを起動し、センサによる検出データの生成を開始できる。そして、第2ユニットは、第1ユニットの起動後から当該第2ユニットの起動前に生成された検出データに基づき処理を行う。このため、車載装置の起動後、より早期に生成されたセンサの検出データに基づく処理を実行できる。
 なお、コンピュータを上記車載装置として動作させる制御プログラムを構成しても良い。このような制御プログラムに従いコンピュータを動作させることで、同様の効果が得られる。また、上記車載装置において、ファームウェアが起動信号に応じて起動した際に行われる手順を、起動方法として提供しても良い。このような起動方法によれば、同様の効果が得られる。
 本開示の一態様は、通信部を介してクラウドにアクセス可能な車載装置であって、第1制御部と、第1ユニットと、第2ユニットと、第2制御部と、を備える。第1制御部は、少なくとも1つの物理的なコアを有し、低電力モードにおいて起動を停止する。第1ユニットは、第1制御部により動作し、センサを制御して検出データを生成するよう構成される。第2ユニットは、第1制御部により動作し、検出データに基づく処理を行うよう構成される。第2制御部は、低電力モードにおいて所定の信号を検知するよう構成される。また、第2制御部は、所定の信号を検知すると、第1ユニットを起動するよう構成される。第1ユニットは、第2制御部により起動されると、第2ユニットおよびセンサを起動し、センサを制御して検出データを生成するよう構成される。第2ユニットは、第1ユニットにより起動されると、第1ユニットの起動後であって、当該第2ユニットの起動前に生成された検出データに基づき処理を行うよう構成される。
 上記構成によれば、起動信号の発生後、早期に第1ユニットを起動し、センサによる検出データの生成を開始できる。そして、第2ユニットは、第1ユニットの起動後から当該第2ユニットの起動前に生成された検出データに基づき処理を行う。このため、車載装置の起動後、より早期に生成されたセンサの検出データに基づく処理を実行できる。
 なお、コンピュータを上記車載装置の第1制御部として動作させる制御プログラムを構成しても良い。このような制御プログラムに従いコンピュータを動作させることで、同様の効果が得られる。また、上記車載装置において、第1ユニットが起動信号に応じて起動した際に行われる手順を、起動方法として提供しても良い。このような起動方法によれば、同様の効果が得られる。
第1実施形態のモビリティIoTシステムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態のデータ収集装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態のデータ収集装置のプログラムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態のデータ収集装置の起動時の処理を示すフローチャートである。 第1実施形態のデータ収集装置を含む複数のECUが車両に搭載される時の接続状態を示すブロック図である。 第2実施形態のデータ収集装置のプログラムの構成を示すブロック図である。 第2実施形態のデータ収集装置の起動時の処理を示すフローチャートである。
 以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
 [第1実施形態]
 [1.全体の構成]
 第1実施形態のモビリティIoTシステム1は、図1に示すように、広域無線通信網NWを介してクラウド3にアクセス可能な複数のデータ収集装置2と、クラウド3により提供される管理センター3a及びサービス提供サーバ3bとを備える。なお、IoTとは、Internet of Thingsの略である。
 データ収集装置2は、車両に搭載され、管理センター3aとデータ通信を行う機能を有する。以後、データ収集装置2が搭載された車両を、自車両と記載する。
 管理センター3aは、モビリティIoTシステム1を管理する。管理センター3aは、広域無線通信網NWを介して、複数のデータ収集装置2及びサービス提供サーバ3bとの間でデータ通信を行う機能を有する。
 サービス提供サーバ3bは、例えば、車両の運行を管理するサービスを提供するためのサーバである。なお、モビリティIoTシステム1は、サービス内容が互いに異なる複数のサービス提供サーバを備えてもよい。
 [2.データ収集装置の構成]
 データ収集装置2は、図2に示すように、第1マイコン11と、車両インタフェース(以後、車両I/F)12と、通信部13と、記憶部14と、第2マイコン15とを備える。
 第1マイコン11は、物理的なコアである第1~第3コア21~23と、ROM24と、RAM25と、フラッシュメモリ26と、入出力部27と、バス28とを備える。
 第1マイコン11の各種機能は、第1~第3コア21~23が非遷移的実体的記録媒体に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。この例では、ROM24及びRAM25が、制御プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、この制御プログラムの実行により、制御プログラムに対応する方法が実行される。なお、第1~第3コア21~23により実現される機能の一部又は全部を、少なくとも1つのIC等のハードウェアにより実現しても良い。
 フラッシュメモリ26は、データ書き換え可能な不揮発性メモリである。
 入出力部27は、第1マイコン11の外部と第1~第3コア21~23との間でデータの入出力を行わせるための回路である。
 バス28は、第1~第3コア21~23、ROM24、RAM25、フラッシュメモリ26、及び入出力部27を、互いにデータ入出力可能に接続する。
 車両I/F12は、データ収集装置2と、他の電子制御装置及びセンサ等との間で信号の入出力を行わせるための入出力回路である。車両I/F12は、例えば、電源電圧入力ポート、汎用入出力ポート、CAN通信ポート、イーサネット通信ポート、無線LAN通信ポート、近距離無線通信ポート、GPS通信ポート、及びカメラ通信ポート等を備える。データ収集装置2は、車両I/F12により、車両のバッテリ電源と接続される。
 CAN通信ポートは、CAN通信プロトコルに従ってデータの送受信を行うためのポートである。イーサネット通信ポートは、イーサネット通信プロトコルに基づいてデータの送受信を行うためのポートである。CANは、Controller Area Networkの略である。CAN及びイーサネットは、登録商標である。
 CAN通信ポート及びイーサネット通信ポートには、自車両に搭載された他の電子制御装置が接続される。これにより、データ収集装置2は、他の電子制御装置との間で通信フレームの送受信を行うことができる。
 また、無線LAN通信ポートは、無線LANによりデータの送受信を行うためのポートである。近距離無線通信ポートは、例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信技術によりデータの送受信を行うためのポートである。これらのポートは、通信制御装置が接続可能となっており、データ収集装置2は、ポートに接続された通信制御装置を介して、他の電子制御装置とデータの送受信を行う。
 また、GPS通信ポートは、GPSを備える装置が接続されるポートであり、データ収集装置2は、GPS通信ポートを介してGPSを制御する。
 また、カメラ通信ポートは、自車両に搭載されたカメラ4が接続されるポートである。カメラ4は、自車両の周辺、及び/又は、自車両内を撮影するよう構成されており、データ収集装置2は、カメラ通信ポートを介してカメラ4を制御する。
 通信部13は、通信ポートを介してデータ収集装置2に接続される。通信部13は、例えば、LTE等の通信規格に従った無線通信により広域無線通信網NWにアクセスし、広域無線通信網NWを介してクラウド3とデータ通信を行う。
 記憶部14は、各種データを記憶するための記憶装置である。
 第2マイコン15は、自車両の運転開始操作(例えば、パワースイッチやキースイッチをONする操作)がなされた時等に、第1マイコン11を起動する。第2マイコン15は、車両I/F12を介して信号が入力されるよう構成されており、例えば、車両I/F12のCAN通信ポートを介して、他の電子制御装置から送信される各スイッチ操作の情報を受信する。また、第2マイコン15は、人等の物体の自車両への接近を検出する近接センサ5が接続されている。近接センサ5は、例えば、ミリ波レーダ等であっても良い。
 図5に示すように、自車両には、一つのECU210と、複数のECU220と、複数のECU230と、車外通信装置240と、車内通信網250とが搭載される。ECUは、Electronic Control Unitの略である。
 ECU210は、複数のECU220を統括することにより、車両全体として連携がとれた制御を実現する。
 ECU220は、車両における機能によって区分けしたドメイン毎に設けられ、主として、そのドメイン内に存在する複数のECU230の制御を実行する。各ECU220は、それぞれ個別に設けられた下層ネットワーク(例えば、CAN)を介して配下のECU230と接続される。ECU220は、配下のECU230に対するアクセス権限などを一元的に管理し利用者の認証等を行う機能を有する。ドメインは、例えば、パワートレーン、ボデー、シャシおよびコックピット等である。
 パワートレーンのドメインに属するECU220に接続されるECU230は、例えば、エンジンを制御するECU230、モータを制御するECU230、および、バッテリを制御するECU230等を含む。
 ボデーのドメインに属するECU220に接続されるECU230は、例えば、エアコンを制御するECU230、および、ドアを制御するECU230等を含む。
 シャシドメインに属するECU220に接続されるECU230は、例えば、ブレーキを制御するECU230、および、ステアリングを制御するECU230等を含む。
 コックピットのドメインに属するECU220に接続されるECU230は、例えば、メータおよびナビゲーションの表示を制御するECU230、および、車両の乗員によって操作される入力装置を制御するECU230等を含む。
 車外通信装置240は、広域無線通信網NWを介して、車両外の通信装置(例えば、クラウドサーバ)との間でデータ通信を行う。
 車内通信網250は、CAN FDとイーサネットとを備える。CAN FDは、CAN with Flexible Data Rateの略である。CAN FDは、ECU210と各ECU220および車外通信装置240とをバス接続する。イーサネットは、ECU210と各ECU220および車外通信装置240との間を個別に接続する。
 ECU210は、CPU210a、ROM210bおよびRAM210c等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成された電子制御装置である。マイクロコンピュータの各種機能は、CPU210aが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROM210bが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、CPU210aが実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、ECU210を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
 ECU220、ECU230および車外通信装置240は、いずれも、ECU210と同様に、CPU、ROMおよびRAM等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成された電子制御装置である。また、ECU220、ECU230および車外通信装置240を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。ECU220は、1以上のECU230を統括するECUであり、ECU210は、1以上のECU220を統括する、または車外通信装置240を含む車両全体のECU220,230を統括するECUである。
 データ収集装置2は、ECU210との間でデータ通信可能となるようにECU210に接続される。すなわち、データ収集装置2は、ECU210を介して、ECU210,220,230の情報を受信する。また、データ収集装置2は、車両制御に関する要求を、ECU210へ送信したり、ECU210を介してECU220,230へ送信したりする。
 [3.制御プログラムの構成]
 データ収集装置2の第1マイコン11は、ROM24に記憶されている制御プログラムや、RAM25にロードされた制御プログラムを実行する。これらの制御プログラムは、第1及び第2ユニット101、102と、ファームウェア108とを備える(図3参照)。
 第1ユニット101は、第1コア21により実行され、主に、ハードウェアの制御に関する処理を行う。第1ユニット101は、リアルタイムオペレーティングシステム(以後、RTOS)103と、少なくとも1つの第1アプリとを備える。第1アプリは、主に、自車両に搭載された装置を制御するための処理を行い、第1アプリが実行する処理は、リアルタイム性を有している。また、RTOS103は、第1アプリによる処理のリアルタイム性を確保することができるように、第1アプリを動作させる。
 本実施形態では、一例として、第1アプリとしてカメラ制御アプリ104が設けられている。カメラ制御アプリ104は、カメラ4を制御して自車両の周辺、及び/又は、自車両内を撮影し、撮影画像データを共有メモリ107に保存する。
 第2ユニット102は、第2コア22により実行され、主に、クラウドと連携したサービスの提供に関する処理を行う。無論、第2ユニット102は、クラウドと連携することなく、例えば、データ収集装置2、及び/又は、データ収集装置2に接続された装置により提供されるサービスに関する処理を行っても良い。第2ユニット102は、汎用オペレーティングシステム(以後、GPOS)105と、少なくとも1つの第2アプリとを備える。第2アプリは、主に、ユーザにサービスを提供するための処理を実行する。より詳しくは、第2アプリは、クラウド3により提供されるサービスを実現するための処理を行っても良いし、クラウド3と連携することなく提供されるサービスを実現するための処理を行っても良い。また、第2アプリが実行する処理は、リアルタイム性を有していない。また、GPOS105は、リアルタイム性を確保することなく第2アプリを動作させる基本ソフトウェアである。なお、GPOS105として、例えば、Linux(登録商標)が用いられても良い。
 本実施形態では、一例として、第2アプリとしてカメラサービスアプリ106が設けられている。カメラサービスアプリ106は、カメラ制御アプリ104により共有メモリ107に保存された撮影画像データを用いて、自車両のセキュリティを確保するためのサービスを提供するセキュリティ処理(詳細は後述する)を実行する。
 ファームウェア108は、第3コア23により実行され、第1マイコン11のブート処理や、第1及び第2ユニット101、102の起動及び停止処理を行う。
 また、第1マイコン11のRAM25の一部は、第1~第3コア21~23によりアクセス可能な共有メモリ107として構成されている。そして、第1及び第2ユニット101、102と、ファームウェア108とは(換言すれば、第1~第3コア21~23は)、共有メモリ107を介してデータの送受信を行う。この他にも、第1及び第2ユニット101、102と、ファームウェア108とは、バス28を介してデータの送受信を行っても良い。
 [4.動作モードについて]
 データ収集装置2は、動作モードとして、停止モードと、低電力モードと、サービス実行モードとが少なくとも設けられている。
 サービス実行モードは、データ収集装置2によるサービスの提供が可能な状態であり、第1マイコン11及び第2マイコン15は動作している。なお、自車両の運転中は、動作モードはサービス実行モードとなる。
 低電力モードは、データ収集装置2の一部の機能を停止させることでデータ収集装置2の消費電力を抑制する動作モードである。低電力モードでは、第1マイコン11における第1及び第2コア21、22(換言すれば、第1及び第2ユニット101、102)が少なくとも停止する。本実施形態では、一例として、低電力モードでは第1マイコン11が停止する。また、低電力モードでは、第2マイコン15の少なくとも一部の機能は動作している。なお、自車両の運転停止時(例えば、自車両のパワースイッチやキースイッチがOFFである時)は、動作モードは低電力モードとなる。具体的には、例えば、自車両が駐車され、自車両から乗員が降りた後は、動作モードは低電力モードとなる。
 停止モードは、データ収集装置2の動作が停止した状態である。停止モードでは、第1マイコン11及び第2マイコン15の動作が停止する。低電力モード中、データ収集装置2の電源の電圧が低下すると、動作モードが停止モードに移行する。具体的には、例えば、停電力モード中、第2マイコン15がバッテリ電源の残量低下を示す信号を受信した場合、動作モードが停止モードに移行する。
 そして、低電力モード中、自車両の運転開始操作がなされると、第2マイコン15に起動信号が入力される。また、低電力モード中、近接センサ5が、人等の物体の自車両への接近を検出すると、第2マイコン15に起動信号を出力する。つまり、起動信号とは、例えば、車両I/F12を介して受信する、運転開始操作がなされたことを示す信号であっても良いし、近接センサ5から受信する、自車両に接近する物体を検出したことを示す信号であっても良い。
 この他にも、例えば、低電力モード中、通信部13は、クラウド3から起動指示を受信すると、第2マイコン15に対し起動信号を出力しても良い。また、例えば、低電力モード中、車両I/F12の無線LAN通信ポートや近距離無線通信ポートは、無線LANや近距離無線通信を介して他の電子制御装置から起動指示を受信すると、第2マイコン15に対し起動信号を出力しても良い。
 そして、起動信号が入力された第2マイコン15は、第1マイコン11に対し起動制御信号を出力し、第1マイコン11を起動する。これにより、第1マイコン11で動作する第1ユニット101及び第2ユニット102が起動し、動作モードが低電力モードからサービス実行モードに移行する。
 [5.近接センサによる起動]
 次に、低電力モード中、人等の接近を検出した近接センサ5からの起動信号に応じて第2マイコン15が第1マイコン11を起動し、動作モードがサービス実行モードに移行する際の処理について説明する。より詳しくは、例えば、近接センサ5は、駐車中の自車両の盗難や破壊等を試みる不審者を検知した場合に起動信号を出力する。近接センサ5による起動時には、第1マイコン11では、起動信号の入力後に直ちにカメラ4による撮影を開始するため、第1ユニット101を先に起動し、その後、第2ユニット102を起動する。以下では、低電力モード中、近接センサ5からの起動信号の入力に応じてデータ収集装置2を起動する際の処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
 低電力モード中、第2マイコン15は、少なくとも一部の機能が動作しており、近接センサ5からの起動信号の入力を検出可能となっている。そして、第2マイコン15は、起動信号の入力を検出すると(S200)、第1マイコン11に起動制御信号を出力する(S205)。
 起動制御信号が入力された第1マイコン11では、第3コア23により動作するファームウェア108が起動され、第1マイコン11のブート処理が開始される。ファームウェア108は、後述する初期化処理(S235)の開始前に、第1コア21にRTOS103の起動指示を行う(S210)。第1コア21は、該起動指示に応じて、RTOS103を起動する(S215)。
 なお、一例として、第1コア21によるRTOS103の起動(S215)には、およそ700msを要する。また、第3コア23の起動時には、共有メモリ107も起動され、共有メモリ107へのアクセスが可能となる。また、この他にも、例えば、ファームウェア108は、後述する初期化処理(S235)の開始後であって、該初期化処理の完了前に、RTOS103を起動しても良い。
 そして、RTOS103は、カメラ起動処理を実行し(S220)、カメラ制御アプリ104を起動する。これにより、カメラ制御アプリ104が起動し、その後、カメラ制御アプリ104によりカメラ4が起動される。以後、カメラ制御アプリ104は、カメラ4による撮影を継続的に行い、カメラ4により生成された撮影画像データを取得すると共に(S225)、取得した撮影画像データを共有メモリ107に保存する(S230)。なお、一例として、第1コア21によるRTOS103の起動開始後、最初に撮影画像データが保存されるまでに、およそ1sを要する。
 一方、ファームウェア108は、RTOS103の起動後、初期化処理を実行する(S235)。初期化処理では、例えば、GPOS105のカーネルのRAM25へのロード等といった第2ユニット102の初期化や、第2コア22のポートの設定等が行われる。そして、初期化処理が完了すると、ファームウェア108は、第2コア22にGPOS105の起動指示を行う(S240)。第2コア22は、該起動指示に応じて、GPOS105を起動する(S245)。なお、一例として、第2コア22によるGPOS105の起動(S245)には、およそ7sを要する。
 GPOS105の起動が完了すると、GPOS105は、カメラサービスアプリ106を起動する。カメラサービスアプリ106は、共有メモリ107に保存されている撮影画像データの形式(例えば、解像度や圧縮率等)を、適切なものに変換する。具体的には、カメラサービスアプリ106は、例えば、保存のため撮影画像データの圧縮を行ったり、また、画像解析に適したフォーマットの変換処理を行ったりする。そして、カメラサービスアプリ106は、変換後の撮影画像データに基づき、自車両のセキュリティ処理を開始する(S255)。なお、カメラサービスアプリ106は、カメラ制御アプリ104の起動時から、当該カメラサービスアプリ106の起動時までに生成された撮影画像データと、当該カメラサービスアプリ106の起動後に生成された撮影画像データとに基づき、セキュリティ処理を実行する。
 セキュリティ処理では、例えば、撮影画像データの解析により不審者が検出されても良いし、検出された不審者の顔認識や不審者の年齢や性別等の推定等を行うことで、不審者情報が特定されても良い。そして、例えば、不審者情報や不審者の撮影画像データは、記憶部14等に記憶されても良いし、クラウド3にアップロードされても良い。また、例えば、これらの情報や不審者が検出された旨が、自車両のユーザの携帯端末等に送信されても良い。また、不審者の検出時には、例えば、図示しないスピーカを介して警告音を出力しても良い。
 この他にも、セキュリティ処理では、例えば、撮影画像データの解析により、停車中の自車両内に残された子供が検出されても良い。そして、自車両内に残された子供が検出された場合には、例えば、警告音が出力されても良いし、自車両内の子供の撮影画像データが周期的にクラウド3にアップロードされても良い。
 また、第2マイコン15は、近接センサ5以外にも、例えば、自車両内への不審者の侵入を検出すると起動信号を出力する侵入センサや、自車両への衝突等により生じた振動を検出すると起動信号を出力する衝突センサが接続されていても良い。そして、低電力モード中、これらのセンサから起動信号が第2マイコン15に入力されると、近接センサ5から起動信号が入力された場合と同様にして、第1マイコン11が起動されても良い。
 なお、衝突センサからの起動信号により第1マイコン11が起動される場合においては、セキュリティ処理では、撮影画像データの解析により自車両に衝突した物体が特定されても良い。具体的には、自車両に車両が衝突した場合であれば、例えば、衝突した車両のナンバーや車種等が特定されても良い。そして、特定された情報や、衝突した車両の撮影画像データは、記憶部14等に記憶されても良いし、クラウド3にアップロードされても良いし、自車両のユーザの携帯端末等に送信されても良い。
 [6.効果]
 上記実施形態によれば、以下の効果を奏する。
 (1)上記実施形態によれば、近接センサ5等から第2マイコン15に起動信号が入力されると、ファームウェア108は、初期化処理の完了前にRTOS103を起動し、初期化処理の完了後にGPOS105を起動する。このため、起動信号の入力後、早期にカメラ制御アプリ104を起動し、カメラ4による撮影を開始できる。そして、カメラサービスアプリ106は、カメラ制御アプリ104の起動後から当該カメラサービスアプリ106の起動前に生成された撮影画像データに基づき処理を行う。このため、データ収集装置2の起動後、より早期に生成されたカメラ4の撮影画像データに基づく処理を実行できる。
 (2)また、ファームウェア108は、初期化処理の開始前にRTOS103を起動する。このため、起動信号の入力後、早期にカメラ制御アプリ104を起動し、カメラ4による撮影を開始できる。
 (3)また、データ収集装置2では、カメラ4による撮影画像データに基づくセキュリティ処理が行われる。このため、不審者の検出等といったサービスを、良好に提供できる。
 (4)また、カメラ4の撮影画像データは共有メモリ107に保存され、カメラサービスアプリ106は、共有メモリ107に保存された撮影画像データに基づきセキュリティ処理を実行する。このため、カメラ制御アプリ104からカメラサービスアプリ106に対し、良好に撮影画像データを提供できる。
 (5)また、起動信号の入力時には、第1ユニット101では、RTOS103の起動後にカメラ制御アプリ104が起動され、その後、カメラ制御アプリ104によりカメラ4が起動される。また、第2ユニット102では、GPOS105の起動後にカメラサービスアプリ106が起動される。このため、カメラ4の制御やセキュリティ処理を良好に開始できる。
 (6)また、低電力モード中、近接センサ5は、不審者等を検出すると第2マイコン15に対し起動信号を出力する。そして、ファームウェア108は、該起動信号に応じて起動する。このため、運転停止中の自車両への不審者の接近が検出された際、より早期に生成されたカメラ4の撮影画像データに基づくセキュリティ処理を実行できる。したがって、不審者の検出等といった緊急性の高いサービスを迅速に開始できる。
 (7)また、カメラサービスアプリ106は、セキュリティ処理を実行する際、共有メモリ107に保存されている撮影画像データの形式を変更する。このため、セキュリティ処理を良好に実行できる。
 (8)また、第1ユニット101は第1コア21により実行され、第2ユニット102は第2コア22により実行される。このため、カメラ4の制御と、カメラ4の撮影画像データに基づくセキュリティ処理とを、良好に実行できる。
 (9)また、第1ユニット101は、ハードウェアの制御に関する処理を行い、第2ユニット102は、サービスの提供に関する処理を行う。このため、自車両に搭載された装置を良好に制御できると共に、クラウド3と連携したサービスを良好に提供できる。
 [第2実施形態]
 [1.全体の構成]
 第2実施形態のモビリティIoTシステム1は、第1実施形態と同様の構成を有しているが、データ収集装置2の構成において第1実施形態と相違する。
 すなわち、第2実施形態のデータ収集装置2は、第1マイコン11が、第1及び第2コア21、22を備え、第3コア23を備えないという点で第1実施形態と相違する。このため、第1マイコン11の各種機能は、第1及び第2コア21、22が、非遷移的実体的記録媒体であるROM24及びRAM25に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
 また、第2実施形態は、ROM24に記憶されている制御プログラムは、第1及び第2ユニット101、102を備え、ファームウェア108を備えないという点で、第1実施形態と相違する(図6参照)。また、第2実施形態は、第1ユニット101が、第1実施形態と同様の処理に加え、第1実施形態のファームウェア108にて行われる第1マイコン11のブート処理等を行うという点で、第1実施形態と相違する。
 [2.近接センサによる起動]
 第2実施形態のデータ収集装置2は、第1実施形態と同様にして、動作モードとして、停止モードと、低電力モードと、サービス実行モードとが少なくとも設けられている。そして、第1実施形態と同様、低電力モード中、人等の接近を検出した近接センサ5からの起動信号に応じて第2マイコン15が第1マイコン11を起動し、動作モードがサービス実行モードに移行する。
 しかし、第2実施形態では、第1マイコン11にファームウェア108が設けられていない。このため、第2実施形態のデータ収集装置2は、低電力モード中に近接センサ5からの起動信号の入力に応じてデータ収集装置2を起動する際の処理において、第1実施形態と相違する。以下では、該処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
 第1実施形態と同様、低電力モード中、第2マイコン15は、起動信号の入力を検出すると(S300)、第1マイコン11に起動制御信号を出力する(S305)。
 起動制御信号が入力された第1マイコン11では、第1ユニット101にてブート処理が開始される。すなわち、第1ユニット101は、初期化処理を実行した後(S310)、RTOS103を起動する(S315)。その後、RTOS103は、カメラ起動処理を実行し(S320)、カメラ4を起動する。
 なお、S310~S320の処理は、それぞれ、第1実施形態のS235、S215、S220の処理と同様である。また、第1マイコン11の起動後、第1ユニット101は、直ちにRTOS103を起動し、その後、RTOS103にて初期化処理を実行しても良い。
 そして、RTOS103は、第2コア22にGPOS105の起動指示を行う(S325)。第2コア22は、該起動指示に応じて、第1実施形態と同様にしてGPOS105を起動する(S330)。これにより、第2ユニット102も起動される。なお、GPOS105の起動に時間を要する場合、RTOS103は、カメラ起動処理の実行前や実行中に、第2コア22にGPOS105の起動指示を行っても良い。
 また、カメラ起動処理の実行後、第1実施形態と同様、カメラ制御アプリ104は、カメラ4による撮影を継続的に行い、撮影画像データを取得すると共に(S335)、取得した撮影画像データを共有メモリ107に保存する(S340)。
 また、GPOS105の起動が完了すると、GPOS105は、カメラサービスアプリ106を起動する。そして、カメラサービスアプリ106は、第1実施形態と同様にして、変換後の撮影画像データに基づき自車両のセキュリティ処理を開始する(S345、350)。なお、カメラサービスアプリ106の起動直後には、GPOS105の起動前に生成された撮影画像データを変換したものに基づき、セキュリティ処理が行われる。
 [3.効果]
 上記実施形態によれば、近接センサ5等から第2マイコン15に起動信号が入力されると、第1ユニット101では、初期化処理と、RTOS103の起動と、カメラ起動処理とが実行される。その後、RTOS103からの指示により、GPOS105が起動され、GPOS105にてセキュリティ処理が開始される。このため、起動信号の発生後、早期にRTOS103を起動し、カメラ4による撮影を開始できる。そして、カメラサービスアプリ106は、カメラ制御アプリ104の起動後から当該カメラサービスアプリ106の起動前に生成された撮影画像データに基づき処理を行う。このため、データ収集装置2の起動後、より早期に生成されたカメラ4の撮影画像データに基づく処理を実行できる。
 [他の実施形態]
 以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
 (1)第1実施形態では、データ収集装置2の第1マイコン11は、第1~第3コア21~23を備え、第2実施形態では、第1マイコン11は、第1及び第2コア21、22を備える。しかし、第1マイコン11における物理的なコアの数は、3つに限らず適宜定められ得る。
 具体的には、第1実施形態においては、例えば、ファームウェア108を動作させるコアを設けると共に、仮想マシン環境を構築し、1つ又は3つ以上のコアにより、RTOS103とGPOS105とを動作させても良い。また、例えば、仮想マシン環境を構築し、2つ以下又は3つ以上のコアにより、ファームウェア108と、RTOS103とGPOS105とを動作させても良い。
 また、第2実施形態においても、例えば、仮想マシン環境を構築し、1つ又は3つ以上のコアにより、RTOS103とGPOS105とを動作させても良い。
 このような構成を有する場合であっても、低電力モード中、上記実施形態と同様にして、起動信号に応じてRTOS103とGPOS105と起動できる。
 (2)第1及び第2実施形態において、自車両のセキュリティを確保するため、カメラ4とは別のセンサが設けられていても良い。具体的には、該センサとは、例えば、自車両の周辺、及び/又は、自車両内に存在する物体を検出するレーダ等のセンサであっても良い。そして、セキュリティ処理では、カメラ4での撮影画像データに替えて、該センサにより生成された検出データに基づき不審者の検出等が行われても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果が得られる。
 (3)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
 (4)上述したデータ収集装置2の他、データ収集装置2の第1マイコン11や第2マイコン15としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実体的記録媒体、このプログラムにより実現される方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。また、例えば、データ収集装置2により実現される方法、第1マイコン11及び/又は第2マイコン15により実現される方法、データ収集装置2の起動方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
 [文言の対応関係]
 データ収集装置2が車載装置の一例に相当し、データ収集装置2の第1マイコン11が制御部の一例に相当する。また、RTOS103が第1OSの一例に、GPOS105が第2OSの一例に、カメラ4がセンサの一例に、カメラ4の撮影画像データが検出データの一例に相当する。

Claims (14)

  1.  通信部(13)を介してクラウド(3)にアクセス可能な車載装置(2)であって、
     少なくとも1つの物理的なコア(21~23)を有する制御部(11)と、
     前記制御部により動作し、センサ(4)を制御して検出データを生成するよう構成された第1ユニット(101)と、
     前記制御部により動作し、前記検出データに基づく処理を行うよう構成された第2ユニット(102)と、
     前記制御部により動作すると共に、起動信号に応じて起動し、初期化処理を実行するよう構成されたファームウェア(108)と、を備え、
     前記ファームウェアは、前記起動信号に応じて起動すると、前記初期化処理の完了前に前記第1ユニットを起動すると共に、前記初期化処理の完了後に前記第2ユニットを起動するよう構成され、
     前記第1ユニットは、前記ファームウェアにより起動されると、前記センサを起動し、前記センサを制御して前記検出データを生成するよう構成され、
     前記第2ユニットは、前記ファームウェアにより起動されると、前記第1ユニットの起動後であって、当該第2ユニットの起動前に生成された前記検出データに基づき処理を行うよう構成される
     車載装置。
  2.  請求項1に記載の車載装置において、
     前記ファームウェアは、前記起動信号に応じて起動すると、前記初期化処理の開始前に前記第1ユニットを起動するよう構成される
     車載装置。
  3.  請求項1又は請求項2に記載の車載装置において、
     前記センサとはカメラ(4)であり、
     前記検出データとは、前記カメラによる撮影画像データである
     車載装置。
  4.  請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の車載装置において、
     前記第1及び第2ユニットからアクセス可能な共有メモリ(107)をさらに備え、
     前記第1ユニットは、前記検出データを前記共有メモリに記憶し、
     前記第2ユニットは、前記共有メモリに記憶されている前記検出データに基づく処理を行う
     車載装置。
  5.  請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の車載装置において、
     前記第1ユニットは、前記センサを制御して前記検出データを生成するよう構成された第1アプリ(104)と、前記第1アプリを動作させるよう構成された第1OS(103)とを有し、
     前記第2ユニットは、前記検出データに基づく処理を行うよう構成された第2アプリ(106)と、前記第2アプリを動作させるよう構成された第2OS(105)とを有し、
     前記第1ユニットの起動時には、前記第1OSが起動された後、前記第1アプリが起動され、その後、前記第1アプリが前記センサを起動し、
     前記第2ユニットの起動時には、前記第2OSが起動された後、前記第2アプリが起動される
     車載装置。
  6.  請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の車載装置において、
     前記車載装置は、当該車載装置の少なくとも一部の機能を停止させる低電力モードに移行可能に構成されており、
     前記起動信号は、前記車載装置が搭載された車両に搭載された近接センサ(5)が、前記車両への物体の接近を検出した際に出力され、
     前記ファームウェアは、前記車載装置が前記低電力モードである場合に前記近接センサが前記起動信号を出力すると、起動するよう構成されている
     車載装置。
  7.  請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の車載装置において、
     前記第2ユニットは、前記検出データの形式を変更する処理を行うよう構成されている
     車載装置。
  8.  請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の車載装置において、
     前記制御部は、物理的なコアである第1コア(21)及び第2コア(22)を少なくとも有し、
     前記第1コアは、前記第1ユニットを動作させるよう構成されており、
     前記第2コアは、前記第2ユニットを動作させるよう構成されている
     車載装置。
  9.  請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の車載装置において、
     前記第1ユニットは、ハードウェアの制御に関する処理を行うよう構成され、
     前記第2ユニットは、サービスの提供に関する処理を行うよう構成される
     車載装置。
  10.  通信部(13)を介してクラウド(3)にアクセス可能な車載装置(2)としてコンピュータを動作させる制御プログラムであって、
     センサ(4)を制御して検出データを生成するよう構成された第1ユニット(101)と、
     前記検出データに基づく処理を行うよう構成された第2ユニット(102)と、
     起動信号に応じて起動し、初期化処理を実行するよう構成されたファームウェア(108)としてコンピュータを動作させ、
     前記ファームウェアは、前記起動信号に応じて起動すると、前記初期化処理の完了前に前記第1ユニットを起動すると共に、前記初期化処理の完了後に前記第2ユニットを起動するよう構成され、
     前記第1ユニットは、前記ファームウェアにより起動されると、前記センサを起動し、前記センサを制御して前記検出データを生成するよう構成され、
     前記第2ユニットは、前記ファームウェアにより起動されると、前記第1ユニットの起動後であって、当該第2ユニットの起動前に生成された前記検出データに基づき処理を行うよう構成される
     制御プログラム。
  11.  通信部(13)を介してクラウド(3)にアクセス可能な車載装置(2)の起動方法であって、
     前記車載装置は、
     少なくとも1つの物理的なコア(21~23)を有する制御部(11)と、
     前記制御部により動作し、センサ(4)を制御して検出データを生成するよう構成された第1ユニット(101)と、
     前記制御部により動作し、前記検出データに基づく処理を行うよう構成された第2ユニット(102)と、
     前記制御部により動作すると共に、起動信号に応じて起動し、初期化処理を実行するよう構成されたファームウェア(108)と、を備え、
     前記ファームウェアは、前記起動信号に応じて起動すると、前記初期化処理の完了前に前記第1ユニットを起動すると共に、前記初期化処理の完了後に前記第2ユニットを起動し、
     前記第1ユニットは、前記ファームウェアにより起動されると、前記センサを起動し、
    前記センサを制御して前記検出データを生成し、
     前記第2ユニットは、前記ファームウェアにより起動されると、前記第1ユニットの起動後であって、当該第2ユニットの起動前に生成された前記検出データに基づき処理を行う
     起動方法。
  12.  通信部(13)を介してクラウド(3)にアクセス可能な車載装置(2)であって、
     少なくとも1つの物理的なコア(21、22)を有し、低電力モードにおいて起動を停止する第1制御部(11)と、
     前記第1制御部により動作し、センサ(4)を制御して検出データを生成するよう構成された第1ユニット(101)と、
     前記第1制御部により動作し、前記検出データに基づく処理を行うよう構成された第2ユニット(102)と、
     前記低電力モードにおいて所定の信号を検知するよう構成された第2制御部(15)と、を備え、
     前記第2制御部は、所定の信号を検知すると、前記第1ユニットを起動するよう構成され、
     前記第1ユニットは、前記第2制御部により起動されると、前記第2ユニットおよび前記センサを起動し、前記センサを制御して前記検出データを生成するよう構成され、
     前記第2ユニットは、前記第1ユニットにより起動されると、前記第1ユニットの起動後であって、当該第2ユニットの起動前に生成された前記検出データに基づき処理を行うよう構成される
     車載装置。
  13.  通信部(13)を介してクラウド(3)にアクセス可能な車載装置(2)としてコンピュータを動作させる制御プログラムであって、
     センサ(4)を制御して検出データを生成するよう構成された第1ユニット(101)と、
     前記検出データに基づく処理を行うよう構成された第2ユニット(102)としてコンピュータを動作させ、
     低電力モードにおいて、前記車載装置が備える制御部(15)は、所定の信号を検知すると、前記第1ユニットを起動し、
     前記第1ユニットは、前記制御部により起動されると、前記第2ユニットおよび前記センサを起動し、前記センサを制御して前記検出データを生成するよう構成され、
     前記第2ユニットは、前記第1ユニットにより起動されると、前記第1ユニットの起動後であって、当該第2ユニットの起動前に生成された前記検出データに基づき処理を行うよう構成される
     制御プログラム。
  14.  通信部(13)を介してクラウド(3)にアクセス可能な車載装置(2)の起動方法であって、
     前記車載装置は、
     少なくとも1つの物理的なコア(21、22)を有し、低電力モードにおいて起動を停止する第1制御部(11)と、
     前記第1制御部により動作し、センサ(4)を制御して検出データを生成するよう構成された第1ユニット(101)と、
     前記第1制御部により動作し、前記検出データに基づく処理を行うよう構成された第2ユニット(102)と、
     前記低電力モードにおいて所定の信号を検知するよう構成された第2制御部(15)と、を備え、
     前記第2制御部は、所定の信号を検知すると、前記第1ユニットを起動し、
     前記第1ユニットは、前記第2制御部により起動されると、前記第2ユニットおよび前記センサを起動し、前記センサを制御して前記検出データを生成し、
     前記第2ユニットは、前記第1ユニットにより起動されると、前記第1ユニットの起動後であって、当該第2ユニットの起動前に生成された前記検出データに基づき処理を行う
     起動方法。
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