WO2023238410A1 - 制御装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
WO2023238410A1
WO2023238410A1 PCT/JP2022/023538 JP2022023538W WO2023238410A1 WO 2023238410 A1 WO2023238410 A1 WO 2023238410A1 JP 2022023538 W JP2022023538 W JP 2022023538W WO 2023238410 A1 WO2023238410 A1 WO 2023238410A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
control
frame
communication
delay
gcl
Prior art date
Application number
PCT/JP2022/023538
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
優平 川上
秀雄 川田
尊広 久保
慎一 吉原
夏樹 安原
広尚 阿部
Original Assignee
日本電信電話株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電信電話株式会社 filed Critical 日本電信電話株式会社
Priority to PCT/JP2022/023538 priority Critical patent/WO2023238410A1/ja
Publication of WO2023238410A1 publication Critical patent/WO2023238410A1/ja

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/28Timers or timing mechanisms used in protocols

Abstract

本開示に係る制御装置(1k)は、ネットワークトポロジと、遅延保証通信設計情報と、既存のゲートコントロールリストと、他の制御通信網における複数の通信装置によるフレームの送信タイミングとに基づいて、一の制御通信網における複数の通信装置の第1ゲートコントロールリストを設計し、一の制御通信網における複数の通信装置によるフレームの送信タイミングを計算するゲートコントロールリスト計算部(107)と、端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定する遅延要件判定部(109)と、端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、設計命令を示す制御フレーム生成情報を送信する制御フレーム生成情報送信部(111)と、を備える。

Description

制御装置、制御方法、及びプログラム
 本開示は、制御装置、制御方法、及びプログラムに関する。
 通信における遅延及びジッタの低減を保証する技術としてTSN(Time-Sensitive Networking)が知られている。TSNにおいて、制御装置(例えば、CNC(Central Network Controller))は、該制御装置と時刻同期されているスイッチを、制御通信網を介して制御することによって、遅延及びジッタの低減を保証する。TSNでは、通常、単一のCNCが、単一の制御通信網内で厳密に時刻同期されたスイッチを制御することが想定されている。
 また、近年では、長距離通信においても、遅延及びジッタを低減するというニーズが高まっている。そのため、単一の制御通信網内だけではなく、ユーザの制御通信網とキャリアの制御通信網との間を接続させる主信号網を介した通信においてもTSNの利用が検討されている(非特許文献1及び非特許文献2)。
Yuhei Kawakami、外5名、「Applying Time-aware Shaper Considering User Identifier to Service Provider Network」Conference: 2022 IEEE 19th Annual Consumer Communications & Networking Conference (CCNC) 川上優平、外6名、「ユーザ識別子を考慮したTASのキャリアネットワークへの適用」、日本電信電話株式会社 アクセスサービスシステム研究所、2022年電子情報通信学会総合大会、2022年3月15日~18日、オンライン開催
 しかしながら、上述した技術において、複数の制御通信網の間を接続させる主信号網を介した通信において、制御装置は、該制御装置が接続している制御通信網とは異なる制御通信網のスイッチを管理することはできない。また、複数の制御通信網それぞれにおける複数の制御装置が互いに連携して通信制御、同期等を行うことも規定されていない。
 具体的には、図20に示すように、制御装置Aが、自装置が接続する制御通信網のスイッチSW1-1及びスイッチSW1-2のゲートコントトールリスト(GCL(Gate Control List))を設計し、制御装置Bが、自装置が接続する制御通信網のスイッチSW2-1及びスイッチSW2-2のGCLを設計する。このような構成において、制御装置Aは、自装置の制御通信網おいて、スイッチSW1-1におけるフレームの送信完了時刻に伝搬遅延TT1を加算したタイミングが、次のスイッチSW1-2における送信開始タイミングとなるようにGCLを設計することができる。これによって、制御装置Aは、自装置の制御通信網におけるフレームの遅延を低減させることができる。
 しかし、制御装置Aとは異なる制御装置Bが、制御装置Bの制御通信網のスイッチSW2-1及びSW2-2のGCLを設計するため、スイッチSW1-2から送信され、スイッチSW2-1で受信が完了したフレームは、スイッチSW1-2によるフレームの送信終了タイミングに伝搬遅延TT2を加算したタイミング(理想の送信開始)ではなく、理想の送信開始から遅れた時点でフレームの送信を開始することがある。この結果、キューイング遅延Tが発生する。
 このように、複数の制御通信網にわたる通信において、遅延を低減することは困難であり、一例として、最大でGCLの1周期分の遅延が発生することもある。
 かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、複数の制御通信網にわたる通信において、遅延を低減することができる制御装置、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
 上記課題を解決するため、本開示に係る制御装置は、主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記一の制御通信網における複数の通信装置それぞれについての第1ゲートコントロールリストを設計する制御装置において、前記第1ゲートコントロールリストの設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付ける遅延保証通信設計情報入力部と、前記一の制御通信網のネットワークトポロジを記憶しているネットワークトポロジ記憶部と、前記一の制御通信網の既存のゲートコントロールリストを記憶しているゲートコントロールリスト記憶部と、前記ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、前記既存のゲートコントロールリストと、前記一の制御通信網に隣接している他の制御通信網に所属している他の制御装置によって設計された、前記他の制御通信網における複数の通信装置それぞれについての第2ゲートコントロールリストに従って前記フレームが転送される場合の、前記他の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングとに基づいて、前記第1ゲートコントロールリストを設計し、該第1ゲートコントロールリストよって前記フレームが転送される場合の、前記一の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算するゲートコントロールリスト計算部と、前記複数の制御通信網に所属している複数の制御装置それぞれによって設計された、前記複数の制御通信網における複数の通信装置それぞれについてのゲートコントロールリストに従って前記フレームが転送される場合の、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングから前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングまでの端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定する遅延要件判定部と、前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記ゲートコントロールリストそれぞれを、対応する前記通信装置に設定すること示す設計命令を示す制御フレーム生成情報を送信する制御フレーム生成情報送信部と、を備える。
 また、上記課題を解決するため、本開示に係る制御装置は、主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記一の制御通信網における複数の通信装置のゲートコントロールリストを設計する制御装置であって、前記ゲートコントロールリストの設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付ける遅延保証通信設計情報入力部と、
 前記一の制御通信網のネットワークトポロジを記憶しているネットワークトポロジ記憶部と、前記一の制御通信網の複数の通信装置についての既存のゲートコントロールリストを記憶しているゲートコントロールリスト記憶部と、前記ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、前記既存のゲートコントロールリストとに基づいて、前記一の制御通信網における複数の通信装置についての1つ以上のゲートコントロールリスト候補を設計し、前記設計された1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに従って前記フレームが転送される場合の、前記一の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算するゲートコントロールリスト候補計算部と、前記複数の制御通信網にそれぞれ所属している複数の制御装置によって設計された、前記複数の制御通信網における複数の通信装置それぞれについての、1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに対応する前記フレームの送信タイミングに基づいて、前記複数の通信装置それぞれについての前記ゲートコントロールリスト候補の組み合わせそれぞれによって前記フレームが転送される場合の、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングから前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングまでの端末間遅延を計算し、前記端末間遅延が最小の前記組み合わせを選択し、前記組み合わせを構成する前記ゲートコントロールリスト候補それぞれを、前記複数の制御通信網における前記複数の通信装置それぞれについてのゲートコントロールリストとして決定する全体ゲートコントロールリスト計算部と、前記決定された前記ゲートコントロールリストに従ってフレームが転送される場合の端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定する遅延要件判定部と、前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記全体ゲートコントロールリスト計算部によって決定された前記ゲートコントロールリストを該複数の通信装置それぞれに設定すること示す設計命令を含む制御フレーム生成情報を送信する制御フレーム生成情報送信部と、を備える。
 また、上記課題を解決するため、本開示に係る制御装置は、主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記複数の制御通信網それぞれにおける複数の通信装置のゲートコントロールリストを設計する制御装置において、前記通信の設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付ける遅延保証通信設計情報入力部と、前記複数の制御通信網それぞれのネットワークトポロジを含む全体ネットワークトポロジを記憶する全体ネットワークトポロジ記憶部と、前記複数の制御通信網の既存のゲートコントロールリストを含む、既存の全体ゲートコントロールリストを記憶するゲートコントロールリスト記憶部と、前記全体ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、前記既存の全体ゲートコントロールリストとに基づいて、前記複数の制御通信網の全体における複数の通信装置についてのゲートコントロールリストを設計し、前記設計されたゲートコントロールリストよって前記フレームが転送される場合の、前記複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算する全体ゲートコントロールリスト計算部と、前記送信タイミングに基づいて、前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングから、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングまでの端末間遅延を計算し、前記端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定する遅延要件判定部と、前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記全体ゲートコントロールリスト計算部によって設計されたゲートコントロールリストにおける、他の制御通信網の通信装置についてのゲートコントロールリストをそれぞれの該通信装置に設定させるための設計命令を含む制御フレーム生成情報を前記他の制御装置に送信する制御フレーム生成情報送信部と、を備える。
 また、上記課題を解決するため、本開示に係る制御方法は、主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記一の制御通信網における複数の通信装置のゲートコントロールリストを設計する制御装置であって、前記一の制御通信網のネットワークトポロジを記憶するネットワークトポロジ記憶部と、前記一の制御通信網のゲートコントロールリストを記憶するゲートコントロールリスト記憶部と、を備える制御装置の制御方法において、前記ゲートコントロールリストの設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付けるステップと、前記ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、既存のゲートコントロールリストとに基づいて、前記一の制御通信網における複数の通信装置についての1つ以上のゲートコントロールリスト候補を設計し、前記設計された1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに従って前記フレームが転送される場合の、前記一の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算するステップと、前記複数の制御通信網にそれぞれ所属している複数の制御装置によって設計された、前記複数の制御通信網における複数の通信装置それぞれについての、1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに対応する前記フレームの送信タイミングに基づいて、前記複数の通信装置それぞれについての前記ゲートコントロールリスト候補の組み合わせそれぞれによって前記フレームが転送される場合の、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングから前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングまでの端末間遅延を計算し、前記端末間遅延が最小の前記組み合わせを選択し、前記組み合わせを構成する前記ゲートコントロールリスト候補それぞれを、前記複数の制御通信網における前記複数の通信装置それぞれについてのゲートコントロールリストとして決定するステップと、前記決定された前記ゲートコントロールリストに従ってフレームが転送される場合の端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定するステップと、前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記決定された前記ゲートコントロールリストを該複数の通信装置それぞれに設定すること示す設計命令を含む制御フレーム生成情報を送信するステップと、を含む。
 上記課題を解決するため、本開示に係るプログラムは、コンピュータを、上述した制御装置として動作させる。
 本開示に係る制御装置、制御方法、及びプログラムによれば、複数の制御通信網にわたる通信において、遅延を低減することができる。
第1の実施形態に係る制御システムの一例を示す概略図である。 図1に示す制御装置の一例を示す機能構成図である。 図1に示す制御システムによって設計されたGCLによるフレームの送信タイミングを説明するための図である。 図1に示す通信装置の一例を示す機能構成図である。 最初に処理を実行する制御装置の動作を示すフローチャートである。 最初及び最後以外に処理を実行する制御装置の動作を示すフローチャートである。 Listenerが所属している制御通信網の制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 Talkerが所属している制御通信網の制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る制御システムの一例を示す概略図である。 図9に示す制御装置の一例を示す機能構成図である。 図9に示す制御システムによって設計されたGCLによるフレームの送信タイミングを説明するための図である。 図10に示す制御装置のうちの一の制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る制御システムの一例を示す概略図である。 図13に示す親制御装置の一例を示す機能構成図である。 図13に示す制御システムによって設計されたGCLによるフレームの送信タイミングを説明するための図である。 図13に示す子制御装置の一例を示す機能構成図である。 図14に示す親制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 制御装置によって制御フレーム生成信号及び制御フレーム通知信号が送受信される例を説明するための図である。 制御装置によって制御フレームが送受信される例を説明するための図である。 図2に示す制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 従来の制御システムによって設計されたGCLによるフレームの送信タイミングを説明するための図である。
 <<第1の実施形態>>
 図1を参照して第1の実施形態の全体構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る制御システム100の一例を示す概略図である。
 制御システム100は、複数の制御装置1k(k=1~nの整数、nは2以上の整数)と、複数の制御装置1kそれぞれが制御通信網NW1kを介して制御する通信装置2k-j(j=1~mの整数、mは2以上の整数)と、送信端末(Talker)3と、受信端末(Listener)4とを備える。以降の説明では、Talker3から送信されたフレームが伝搬される順に、制御通信網NW11、制御通信網NW12、・・・、制御通信網NW1nという。そのため、Talker3が所属する制御通信網NW1kは、制御通信網NW11であり、Listener4が所属する制御通信網NW1kは、制御通信網NW1nである。
 図1に示す例では、n=3であり、制御システム100は、制御装置11、制御装置12、及び制御装置13を備える。また、図1に示す例では、m=2であり、制御装置11は、制御通信網NW11を介して通信装置21-1及び通信装置21-2を制御し、制御装置12は、制御通信網NW12を介して通信装置22-1及び通信装置22-2を制御し、制御装置13は、制御通信網NW13を介して通信装置23-1及び通信装置23-2を制御する。なお、図1に示す例では、各制御通信網NW1kの通信装置2k-jの数は同じであるが、これに限られず、互いに異なっていてもよい。
 Talker3は、複数の通信装置2k-jを介した遅延保証通信(ST(Scheduled Traffic)通信)によりListener4にフレームを送信する。ST通信は、フレームの送信タイミング及び送信間隔が制御された通信である。ST通信では、通信装置2k-jがTAS(Time Aware Shaper)により時分割の転送制御を行うことによって、遅延及びジッタが制御される。
 Lisner4は、Talker3によって送信され、複数の制御通信網NW1kそれぞれの複数の通信装置2k-jによって転送されたフレームを受信する。図1に示す例では、Talker3によって送信されたフレームは、通信装置21-1、21-2、22-1、22-2、23-1、及び23-2によって順に転送されてLisner4によって受信される。
 <制御装置の構成>
 制御装置1kは、主信号網NW2kによって接続されている複数の制御通信網NW1kのうちの一の制御通信網NW1kに所属している。制御装置1kは、例えば、CNCとすることができる。主信号網NW2kは、制御通信網NW1kと制御通信網NW1(k+1)との間で情報を送受信する通信網である。具体的には、主信号網NW2kは、制御通信網NW1kの通信装置2k-mと、制御通信網NW1(k+1)の通信装置2(k+1)-1とを接続する通信網である。なお、制御装置1kが「制御通信網NW1kに所属する」ということは、制御装置1kの通信ポート(以降の実施形態にける「管理ポート101」)を介して、制御通信網NW1kを構成する通信回線に接続していることをいう。
 また、制御装置1kは、Talker3からListener4に送信されるフレームを転送する、複数の制御通信網NW1kそれぞれにおける複数の通信装置2k-jそれぞれについてのGCL(第1のGCL)を設計する。
 図2に示すように、制御装置1kは、管理ポート101と、制御フレーム通知信号受信部(制御フレーム通知情報受信部)102と、隣接ネットワーク送信タイミング読み出し部(隣接NW送信タイミング読み出し部)103と、受信端末到達時刻読み出し部(Listener到達時刻読み出し部)104と、ネットワークトポロジ記憶部(NWトポロジ記憶部)105と、遅延保証通信設計情報入力部(ST設計情報入力部)106と、ゲートコントロールリスト記憶部(GCL記憶部)107と、ゲートコントロールリスト計算部(GCL計算部)108と、遅延要件判定部109と、ゲートコントロールリスト送信タイミング読み出し部(GCL送信タイミング読み出し部)110と、制御フレーム生成信号送信部(制御フレーム生成情報送信部)111とを備える。
 管理ポート101は、通信インターフェースによって構成される。通信インターフェースには、例えば、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられてもよい。制御フレーム通知信号受信部102、隣接NW送信タイミング読み出し部103、Listener到達時刻読み出し部104、ST設計情報入力部106、GCL計算部108、遅延要件判定部109、GCL送信タイミング読み出し部110、及び制御フレーム生成信号送信部111は、コントローラによって構成される。コントローラは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の専用のハードウェアによって構成されてもよいし、プロセッサによって構成されてもよいし、双方を含んで構成されてもよい。NWトポロジ記憶部105、GCL記憶部107は、メモリによって構成される。メモリは、ASIC、FPGA等のハードウェアにおけるレジスタによって構成されてもよいし、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ROM(Read-Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等によって構成されてもよい。
 管理ポート101は、制御装置1kが制御通信網NW1kに接続するためのポートである。
 制御フレーム通知信号受信部102は、他の制御装置1kから送信された制御フレーム生成情報に対応する制御フレーム通知情報を受信する。制御フレーム通知情報は、制御フレームから変換された制御フレーム通知信号であってもよいし、制御フレームそのものであってもよい。なお、以降の説明においては、制御フレーム通知情報が制御フレーム通知信号である例を説明するが、この例に限定されなくてよい。
 なお、上記の制御フレームは、追って詳細に説明するように、他の制御通信網NW1kの通信装置2k-jによって、制御フレーム生成信号に基づいて生成される。そして、生成フレームは、主信号網NW2kを介して、一の制御通信網NW1kの通信装置2k-jで受信される。そして、一の制御通信網NW1kの通信装置2k-jは、受信した制御フレームを制御フレーム通知信号に変換する。これによって、制御フレーム通知信号受信部102は、制御フレーム通知信号を受信することができる。制御フレーム通知信号は、対応する制御フレーム生成信号と同じ内容を示している。
 第1の実施形態において、制御フレーム通知信号は、絶対時刻で示される送信タイミングを含む。すなわち、送信タイミングは、絶対時刻情報である。送信タイミングとは、Talker3からListener4へのフレームの送信にあたって、制御通信網NW1kの通信装置2k-jのうち、最初にフレームを送信する通信装置2k-1によるフレームの送信開始タイミングと、制御通信網NW1kの通信装置2k-jのうち、最後にフレームを送信する通信装置2k-mによるフレームの送信終了タイミングとのいずれかである。具体的には、制御通信網NW1(k-1)に所属する制御装置1(k-1)から受信する制御フレーム通知信号には、送信終了タイミングが含まれる。制御通信網NW1(k-1)は、制御通信網NW1kがTalker3からのフレームを受信する側で隣接している通信網である。また、制御通信網NW1(k+1)に所属する制御装置1(k+1)から受信する制御フレーム通知信号には、送信開始タイミングが含まれる。制御通信網NW1(k+1)は、制御通信網NW1kがListener4へのフレームを送信する側で隣接している通信網である。
 すなわち、制御フレーム通知信号受信部102は、該制御フレーム通知信号受信部102を備える制御装置1kが所属する制御通信網(一の制御通信網)NW1kに、Talker3からのフレームを受信する側で隣接している制御通信網NW1(k-1)に所属する制御装置1(k-1)から、上記の送信終了タイミングが含まれる制御フレームを受信する。また、制御装置1kは、一の制御通信網NW1kに、Listener4へのフレームを送信する側で隣接している制御通信網NW1(k+1)に所属する制御装置1(k+1)から、上記の送信開始タイミングが含まれる制御フレームを受信する。
 また、制御フレーム通知信号は、Listener到達時刻を含む。Listener到達時刻は、Listener4が所属する制御通信網NW1nに所属する制御装置1nによって設計されたGCLに従ってフレームが送信された場合の、Listener4によるフレームの受信終了タイミングである。
 隣接NW送信タイミング読み出し部103は、制御フレーム通知信号受信部102によって受信された制御フレーム通知信号に含まれる送信タイミングを読み出す。
 Listener到達時刻読み出し部104は、制御フレーム通知信号受信部102によって受信された制御フレーム通知信号に含まれるListener到達時刻を読み出す。
 NWトポロジ記憶部105は、一の制御通信網NW1kのネットワークトポロジ(NWトポロジ)を記憶している。NWトポロジは、一の制御通信網NW1kにおける通信装置2k-jの接続形態を示す情報である。
 ST設計情報入力部106は、GCLの設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報(ST設計情報)の入力を受け付ける。ST設計情報は、GCLを設計するための情報であって、例えば、フレーム長、送信周期等を含んでもよい。
 GCL記憶部107は、一の制御通信網NW1kの複数の通信装置2k-jについての既存(初期状態)のGCLを記憶する。具体的には、GCL記憶部107は、一の制御通信網NW1kの複数の通信装置2k-jそれぞれが有する通信ポートごとに既存のGCLを記憶する。
 また、GCL記憶部107は、記憶されている既存のGCLをGCL計算部108によって設計されたGCLに更新する。
 GCL計算部108は、NWトポロジ記憶部105から、一の制御通信網NW1kのNWトポロジを読み出す。また、GCL計算部108は、GCL記憶部107から、一の制御通信網NW1kの複数の通信装置2k-jについての既存のGCLを読み出す。
 GCL計算部108は、NWトポロジと、ST設計情報と、既存のGCLと、一の制御通信網NW1kに隣接している他の制御通信網NW1k’に所属している通信装置2k-jによるフレームの送信タイミングとに基づいて、一の制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jについてのGCL(第1GCL)を設計する。ここで、k’は、k-1又はk+1である。また、隣接している制御通信網NW1k’の通信装置2k’-jによるフレームの送信タイミングとは、隣接している他の制御通信網NW1k’に所属している他の制御装置1k’によって設計された、他の制御通信網NW1k’における複数の通信装置2k’-jそれぞれについてのGCL(第2GCL)に従ってフレームが転送される場合の送信タイミングである。
 また、GCL計算部108は、設計されたGCL(第1GCL)よってフレームが転送される場合の、一の制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jによるフレームの送信タイミングを計算する。
 なお、第1の実施形態では、各制御装置1kは、ネットワークポリシーに基づいて決定されている順に処理を実行する。一例では、収容率が高いことにより、GCLを設計するにあたって制約の多い制御通信網NW1kに所属している制御装置1-kから処理を実行してもよい。GCLの「収容率が高い」とは、例えば、GCLの複雑度が高いこと、GCLにおいて規定されるタイムスロット又はCoS(Class of Service)の数が多いこと等を意味する。他の例では、Talker3が所属している制御通信網NW1kに所属している制御装置1kから、Talker3によって送信されるフレームを転送する順で制御装置1kが処理を実行してもよい。
 具体的には、まず、最初に処理を実行する制御装置1kのGCL計算部108は、NWトポロジ記憶部105から、制御通信網NW1kのNWトポロジを読み出す。また、GCL計算部108は、ST設計情報入力部106によって入力が受け付けられたST設計情報を取得する。また、GCL計算部108は、GCL記憶部107から制御通信網NW1kの通信装置2k-jについての既存のGCLを読み出す。そして、GCL計算部108は、NWトポロジと、ST設計情報と、既存のGCLとに基づいて、複数の通信装置2k-jについてのGCLを設計する。そして、GCL計算部108は、設計したGCLによりフレームが転送される場合に、制御通信網NW1kにおいて最初にフレームを送信する通信装置2k-1によるフレームの送信開始タイミングと、最後にフレームを送信する通信装置2k-mによるフレームの送信終了タイミングとを計算する。
 次に、最初に処理を実行する制御装置1kの制御通信網NW1kが、フレームを送信する側で隣接している制御通信網NW1(k+1)の制御装置1(k+1)のGCL計算部108は、NWトポロジ記憶部105から制御通信網NW1(k+1)のNWトポロジを読み出す。また、GCL計算部108は、ST設計情報入力部106によって入力が受け付けられたST設計情報を取得する。また、GCL計算部108は、GCL記憶部107から制御通信網NW1(k+1)の通信装置2(k+1)-jについての既存のGCLを読み出す。そして、GCL計算部108は、NWトポロジと、ST設計情報と、既存のGCLと、さらに、通信装置2k-mによるフレームの送信終了タイミングとに基づいて、制御通信網NW1(k+1)における通信装置2(k+1)-jのGCLを設計する。例えば、GCL計算部108は、通信装置2k-mによるフレームの送信終了タイミングに伝搬遅延Tを加算したタイミングが、通信装置2(k+1)-1によるフレームの送信開始タイミングとなるように、GCLを設計してもよい。そして、GCL計算部108は、設計したGCLに従ってフレームが転送される場合に、制御通信網NW1(k+1)において、最後にフレームを受信する通信装置2(k+1)-mによるフレームの送信終了タイミングを計算する。
 また、最初に処理を実行する制御装置1kの制御通信網NW1kが、フレームを受信する側で隣接している制御通信網NW1(k-1)の制御装置1(k-1)のGCL計算部108は、NWトポロジ記憶部105から制御通信網NW1(k-1)のNWトポロジを読み出す。また、GCL計算部108は、ST設計情報入力部106によって入力が受け付けられたST設計情報を取得する。また、また、GCL計算部108は、GCL記憶部107から制御通信網NW1(k-1)の通信装置2(k-1)-jについての既存のGCLを読み出す。そして、GCL計算部108は、NWトポロジと、ST設計情報と、既存のGCLと、さらに、通信装置2k-1によるフレームの送信開始タイミングとに基づいて、制御通信網NW1(k-1)における通信装置2(k-1)-jについてのGCLを設計する。例えば、GCL計算部108は、通信装置2k-1によるフレームの送信開始タイミングから伝搬遅延Tを減算したタイミングが、通信装置2(k-1)-mによるフレームの送信終了タイミングとなるように、GCLを設計してもよい。そして、GCL計算部108は、設計したGCLに従ってフレームが転送される場合に、制御通信網NW1(k-1)内において、最初にフレームを受信する通信装置2(k-1)-1によるフレームの送信開始タイミングを計算する。
 このようにして、Talker3が所属している制御通信網NW1の制御装置11と、Listener4が所属している制御通信網NW1nの制御装置1nとの両方における処理が実行されるまで、上述した送信タイミングの計算が繰り返される。また、Listener4が所属している制御通信網NW1nの制御装置1nのGCL計算部108は、さらに、Listener到達時刻を計算する。
 ここで、図1に示す制御システム100において、制御装置11が最初に処理を実行する場合の例について説明する。本例では、制御装置11のGCL計算部108は、通信装置21-1及び通信装置21-2のGCLを設計し、通信装置21-2によるフレームの送信終了タイミング(図3のT1f)を計算する。
 そして、制御装置12のGCL計算部108は、通信装置21-2によるフレームの送信終了タイミング(図3のT1f)に基づいて、通信装置22-1及び通信装置22-2のGCLを設計する。例えば、制御装置12のGCL計算部108は、通信装置21-2によるフレームの送信終了タイミング(図3のT1f)に伝搬遅延T12を加算したタイミングを通信装置22-1によるフレームの送信開始タイミング(図3のT2s)とするようにGCLを設計してもよい。また、制御装置12のGCL計算部108は、通信装置22-2によるフレームの送信終了タイミング(図3のT2f)を計算する。
 そして、制御装置13のGCL計算部108は、通信装置22-2によるフレームの送信終了タイミング(図3のT2f)に基づいて、通信装置23-1及び通信装置23-2のGCLを設計する。例えば、制御装置13のGCL計算部108は、通信装置22-2によるフレームの送信終了タイミング(図3のT2f)に伝搬遅延T23を加算したタイミングを通信装置23-1によるフレームの送信開始タイミング(図3のT3s)とするようにGCLを設計してもよい。また、制御装置13のGCL計算部108は、通信装置23-2によるフレームの送信終了タイミングを計算する。さらに、制御装置13のGCL計算部108は、Listener到達時刻(図3のTL)を計算する。
 遅延要件判定部109は、複数の制御通信網NW1kに所属している複数の制御装置1kそれぞれによって設計された、複数の制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jそれぞれについてのGCLに従ってフレームが転送される場合の端末間遅延(End to End遅延)Tが遅延要件を満たしているか否かを判定する。End to End遅延Tは、Talker3によるフレームの送信開始タイミングからListener4によるフレームの受信終了タイミングまでの時間である。
 具体的には、まず、遅延要件判定部109は、End to End遅延Tを計算する。例えば、遅延要件判定部109は、Listener到達時刻読み出し部104によって読み出された、Li到達時刻に基づいて、End to End遅延Tを計算する。そして、遅延要件判定部109は、End to End遅延Tが遅延要件を満たしているか否かを判定する。例えば、遅延要件判定部109は、End to End遅延Tが所定の時間未満である場合に遅延要件を満たしていると判定し、End to End遅延Tが所定の時間以上である場合に遅延要件を満たしていないと判定してもよい。
 End to End遅延Tが遅延要件を満たしていると判定された場合、遅延要件判定部109は、各制御装置1kのGCL計算部108によって設計されたGCLをTalker3からListener4までの通信において用いられるGCLとして決定する。また、この場合、遅延要件判定部109は、送信タイミングの計算に用いられた、複数の制御通信網NW1kそれぞれにおける複数の通信装置2k-jについてのGCLを該複数の通信装置2k-jそれぞれに設定すること示す設計命令を送信する。
 End to End遅延Tが遅延要件を満たしていないと判定された場合、各制御装置1kのGCL計算部108が、上述した方法により異なるGCLを設計し、該異なるGCLを用いて、上述した方法により送信タイミングを計算する。そして、遅延要件判定部109は、該GCLに基づくEnd to End遅延Tが遅延要件を満たしているか否かを判定する。そして、End to End遅延Tが遅延要件を満たしていると判定されるまで、これらの処理が繰り返される。
 GCL送信タイミング読み出し部110は、GCL計算部108によって計算された送信タイミングを読み出す。送信タイミングは、一の制御通信網NW1kにおいて、最初にフレームを送信する通信装置2k-jによるフレームの送信開始タイミングと、一の制御通信網NW1kにおいて、最後にフレームを送信する通信装置2k-jによるフレームの送信終了タイミングとのいずれかである。
 制御フレーム生成信号送信部111は、他の制御装置1kに制御フレーム生成情報を送信する。制御フレーム生成情報は、制御フレームを生成するための制御フレーム生成信号であってもよいし、制御フレームそのものであってもよい。なお、以降の説明においては、制御フレーム生成情報が制御フレーム生成信号である例を説明するが、この例に限定されなくてよい。また、第1の実施形態では、制御フレーム生成信号は、GCL計算部108によって計算された送信タイミングを含む。
 具体的には、制御通信網NW1kに、Talker3からのフレームを受信する側で隣接している制御通信網NW1(k-1)の制御装置1(k-1)に送信する制御フレーム通知信号には、送信開始タイミングが含まれる。また、制御通信網NW1kに、Listener4へのフレームを送信する側で隣接している制御通信網NW1(k+1)の制御装置1(k+1)に送信する制御フレーム通知信号には、送信終了タイミングが含まれる。
 すなわち、制御フレーム生成信号送信部111は、一の制御通信網NW1kに、Talker3からのフレームを受信する側で隣接している制御通信網NW1(k-1)の制御装置1(k-1)に向けて、送信開始タイミングを含む制御フレーム生成信号を送信する。また、制御フレーム生成信号送信部111は、一の制御通信網NW1kに、Listener4へのフレームを送信する側で隣接している制御通信網NW1(k+1)の制御装置1(k+1)に送信終了タイミングを含む制御フレーム生成情報を送信する。
 また、制御フレーム生成信号送信部111は、遅延要件判定部109によって生成された、GCLそれぞれを対応する通信装置2k-jに設定すること示す設計命令を含む制御フレーム生成信号を、管理ポート101を介して、他の制御装置1kに送信する。
 <通信装置の構成>
 通信装置2k-jは、制御通信網NW1k及び主信号網NW2kを介して受信したフレームを、該フレームのあて先に応じて転送するネットワーク機器であって、例えば、スイッチとすることができる。
 図4に示すように、通信装置2k-jは、管理ポート201と、制御フレーム生成信号受信部202と、制御フレーム生成部203と、制御フレーム送信部204と、主信号ポート205と、制御フレーム受信部206と、制御フレーム通知信号送信部207とを備える。管理ポート201及び主信号ポート205は、通信インターフェースによって構成される。制御フレーム生成信号受信部202、制御フレーム生成部203、制御フレーム送信部204、制御フレーム受信部206、制御フレーム通知信号送信部207は、コントローラによって構成される。
 管理ポート201は、通信装置2k-jが制御通信網NW1kに接続するためのポートである。
 制御フレーム生成信号受信部202は、制御装置1kから制御フレーム生成信号を受信する。
 制御フレーム生成部203は、制御フレーム生成信号受信部202によって受信された制御フレーム生成信号に対応した制御フレームを生成する。
 制御フレーム送信部204は、主信号ポート205を介して、制御フレーム生成部203によって生成された制御フレームを送信する。
 主信号ポート205は、通信装置2k-jが主信号網NW2kに接続するためのポートである。
 制御フレーム受信部206は、主信号ポート205を介して、制御フレームを受信する。
 制御フレーム通知信号送信部207は、制御フレーム受信部206によって受信された制御フレームに対応する制御フレーム通知信号を、管理ポート201を介して、同じ制御通信網NW1kに所属する制御装置1kに送信する。
 <制御装置の動作>
 次に、第1の実施形態に係る制御装置1kの動作について、図5から図8を参照して説明する。図5から図8は、本実施形態に係る制御装置1k、1k’、1n、1の動作の一例を示すフローチャートである。図5から図8を参照して説明する制御装置1k、1k’、1n、1の動作は本実施形態に係る制御装置1k、1k’、1n、1が実行する制御方法に相当する。
 まず、図5を参照して、最初に処理を実行する制御装置1kの動作について説明する。
 ステップS10において、ST設計情報入力部106が、GCLの設計に関する情報を示すST設計情報の入力を受け付ける。
 ステップS11において、GCL計算部108は、NWトポロジ記憶部105から、一の制御通信網NW1kのNWトポロジを読み出す。
 ステップS12において、GCL計算部108は、GCL記憶部107から、一の制御通信網NW1kの複数の通信装置2k-jそれぞれについての既存のGCLを読み出す。
 ステップS13において、GCL計算部108が、GCLを計算する。具体的には、GCL計算部108が、NWトポロジと、ST設計情報と、既存のGCLとに基づいて、一の制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jについてのGCLを設計する。そして、GCL計算部108が、設計されたGCLよってフレームが転送される場合の、一の制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jによるフレームの送信タイミングを計算する。
 ステップS14において、GCL計算部108が、記憶されている既存のGCLをGCL計算部108によって設計されたGCLに更新する。
 ステップS15において、GCL送信タイミング読み出し部110が、GCL計算部108によって計算された送信タイミングを読み出す。
 ステップS16において、制御フレーム生成信号送信部111は、一の制御通信網NW1kが隣接している制御通信網NW1k’の制御装置1k’に向けて、送信タイミングを含む制御フレーム生成信号を送信する。具体的には、制御フレーム生成信号送信部111が、Talker3からのフレームを受信する側で隣接している制御通信網NW1(k-1)の制御装置1(k-1)に向けて、送信開始タイミングを含む制御フレーム生成信号を送信する。また、制御フレーム生成信号送信部111が、Listener4へのフレームを送信する側で隣接している制御通信網NW1(k+1)の制御装置1(k+1)に向けて、送信終了タイミングを含む制御フレーム生成信号を送信する。
 なお、制御装置1kが実行する上述したステップS10からステップS12までの処理の順序は一例であって、この順序に限定されることはない。また、ステップS10からステップS12までの処理のうち、いずれか2つ以上の処理が同じタイミングで実行されてもよい。
 次に、図6を参照して、最初及び最後以外に処理を実行する制御装置1k’の動作の一例を説明する。
 ステップS20において、制御フレーム通知信号受信部102が、制御装置1kから送信された、送信タイミングを含む制御フレーム生成信号に対応する制御フレーム通知信号を受信する。
 ステップS21において、隣接NW送信タイミング読み出し部103が、制御フレーム通知信号受信部102によって受信された制御フレーム通知信号が含む送信タイミングを読み出す。
 ステップS22において、ST設計情報入力部106が、GCLの設計に関する情報を示すST設計情報の入力を受け付ける。
 ステップS23において、GCL計算部108は、NWトポロジ記憶部105から、制御通信網NW1k’のNWトポロジを読み出す。
 ステップS24において、GCL計算部108は、GCL記憶部107から、制御通信網NW1k’の複数の通信装置2k’-jそれぞれについての既存のGCLを読み出す。
 ステップS25において、GCL計算部108が、GCLを計算する。具体的には、GCL計算部108が、NWトポロジと、既存のGCLと、制御通信網NW1kにおける通信装置2k-jによるフレームの送信タイミングとに基づいて、制御通信網NW1k’における複数の通信装置2k’ -jについてのGCLを設計する。そして、GCL計算部108が、設計されたGCLに従ってフレームが転送される場合の、制御通信網NW1k’における複数の通信装置2k’-jによるフレームの送信タイミングを計算する。
 ステップS26において、GCL記憶部107が、記憶されている既存のGCLをGCL計算部108によって設計されたGCLに更新する。
 ステップS27において、GCL送信タイミング読み出し部110が、GCL計算部108によって計算された送信タイミングを読み出す。
 ステップS28において、制御フレーム生成信号送信部111は、制御通信網NW1k’が隣接している制御通信網NW1k”の制御装置1k”に向けて、送信タイミングを含む制御フレーム生成信号を送信する。ここで、k’=k-1である場合、k”=k-2である。また、k’=k+1である場合、k”=k+2である。具体的には、k’=k-1である場合、制御フレーム生成信号送信部111が、制御通信網NW1(k-1)に、Talker3からのフレームを受信する側で隣接している制御通信網NW1(k-2)の制御装置1(k-2)に向けて、送信開始タイミングを含む制御フレーム生成信号を送信する。また、k‘=k+1である場合、制御フレーム生成信号送信部111が、制御通信網NW1(k+1)に、Listener4へのフレームを送信する側で隣接している制御通信網NW1(k+2)の制御装置1(k+2)に送信終了タイミングを含む制御フレーム生成信号を送信する。
 なお、制御装置1k’が実行する上述したステップS21からステップS24までの処理の順序は一例であって、この順序に限定されることはない。また、ステップS21からステップS24までの処理のうち、いずれか2つ以上の処理が同じタイミングで実行されてもよい。
 次に、図7を参照して、Listener4が所属している制御通信網NW1nの制御装置1nの動作の一例を説明する。
 ステップS30において、制御フレーム通知信号受信部102が、制御装置1(n-1)から送信された、送信タイミングを含む制御フレーム生成信号に対応する制御フレーム通知信号を受信する。
 ステップS31において、隣接NW送信タイミング読み出し部103が、制御フレーム通知信号受信部102によって受信された制御フレーム通知信号が含む送信タイミングを読み出す。
 ステップS32において、ST設計情報入力部106が、GCLの設計に関する情報を示すST設計情報の入力を受け付ける。
 ステップS33において、GCL計算部108は、NWトポロジ記憶部105から、制御通信網NW1nのNWトポロジを読み出す。
 ステップS34において、GCL計算部108は、GCL記憶部107から、制御通信網NW1nの複数の通信装置2n-jそれぞれについての既存のGCLを読み出す。
 ステップS35において、GCL計算部108が、GCLを計算する。具体的には、GCL計算部108が、NWトポロジと、ST設計情報と、既存のGCLと、制御通信網NW1(n-1)における通信装置2(n-1)-mによるフレームの送信タイミングとに基づいて、制御通信網NW1nにおける複数の通信装置2n-jについてのGCLを設計する。そして、GCL計算部108が、設計されたGCLよってフレームが転送される場合の、制御通信網NW1nにおける複数の通信装置2n-jによるフレームの送信タイミングを計算する。
 ステップS36において、GCL記憶部107が、記憶されている既存のGCLをGCL計算部108によって設計されたGCLに更新する。
 ステップS37において、GCL計算部108が、Listener到達時刻を計算する。
 ステップS38において、制御フレーム生成信号送信部111は、Talker3が所属している制御通信網NW11の制御装置11に向けて、Listener到達時刻を含む制御フレーム生成信号を送信する。
 なお、制御装置1nが実行する上述したステップS31からステップS34までの処理の順序は一例であって、この順序に限定されることはない。また、ステップS31からステップS34までの処理のうち、いずれか2つ以上の処理が同じタイミングで実行されてもよい。
 続いて、図8を参照して、Talker3が所属している制御通信網NW11の制御装置11の動作の一例を説明する。
 ステップS40において、制御フレーム通知信号受信部102が、制御装置1nから送信された、Listener到達時刻を含む制御フレーム生成信号に対応する制御フレーム通知信号を受信する。
 ステップS41において、Listener到達時刻読み出し部104が、制御フレーム通知信号受信部102によって受信された制御フレーム通知信号が含むListener到達時刻を読み出す。
 ステップS42において、遅延要件判定部109が、複数の制御通信網NW1kに所属している複数の制御装置1kそれぞれによって設計された、複数の制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jについてのGCLに従ってフレームが転送される場合のEnd to End遅延Tを計算する。
 ステップS43において、遅延要件判定部109が、End to End遅延Tが遅延要件を満たしているか否かを判定する。
 ステップS43で、End to End遅延Tが遅延要件を満たしていると判定された場合、ステップS44において、遅延要件判定部109が、GCL計算部108によって計算されたGCLを通信において用いられるGCLとして決定する。そして、遅延要件判定部109は、送信タイミングの計算に用いられた、複数の制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jについてのGCLを該複数の通信装置2k-jそれぞれに設定すること示す設計命令を送信する。
 ステップS43で、End to End遅延Tが遅延要件を満たしていないと判定された場合、図5のステップS10に戻って、処理が繰り返される。すなわち、End to End遅延Tが遅延要件を満たしていないと判定された場合、各制御装置1kのGCL計算部108が、既に設計されたGCLとは異なるGCLを設計する。そして、該異なるGCLに従ってフレームが転送される場合の、複数の制御通信網NW1kそれぞれにおける複数の通信装置2k-jによるフレームの送信タイミングをする処理を、End to End遅延Tが遅延要件を満たすと判定されるまで繰り返す。
 上述したように、第1の実施形態によれば、制御装置1kは、複数の制御通信網NW1kにわたる通信において、遅延を低減することことができる。具体的には、制御装置1k’は、隣接する制御通信網NW1kの通信装置2k-jのGCLに基づくフレームの送信タイミングに基づいて、制御通信網NW1k’の通信装置2k’-jのGCLを決定するため、図20を参照して説明したような不要なキューイング遅延TQの発生を抑制することができる。
 また、第1の実施形態によれば、制御装置1kは、他の制御装置1kが所属する制御通信網NW1kのNWトポロジ及びGCLを用いずに、通信装置2k-jのGCLを決定するため、各制御通信網NW1kのNWトポロジ及びGCLが不要に流出されるのを防ぐことができる。
 また、第1の実施形態によれば、制御装置1kは、他の制御装置1kによるGCLの設計によって排他制御されることなく、自制御装置1kが所属する制御通信網NW1k内にて高い自由度でGCLを設計することができる。
 また、第1の実施形態によれば、制御装置11によってEnd to End遅延Tが遅延要件を満たすと判定されると、該End to End遅延Tの計算に用いられたGCLを各通信装置2k-jに設定すると決定する。そのため、各制御装置1kは、全てのパターンのGCLについて送信タイミングを計算する必要がない。そのため、各制御装置1kにおける処理負荷を軽減することができる。
 <<第2の実施形態>>
 図9を参照して第2の実施形態の全体構成について説明する。図9は、第2の実施形態に係る制御システム100-1の一例を示す概略図である。第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の機能部については同じ符号を付加し、説明を省略する。
 制御システム100-1は、複数の制御装置1k-1と、複数の制御装置1k-1それぞれが制御通信網NW1kを介して制御する通信装置2k-jと、Talker3と、Listener4とを備える。
 図9に示す例では、n=3であり、制御システム100-1は、制御装置11-1、制御装置12-1、及び制御装置13-1を備える。また、図9に示す例では、m=2であり、制御装置11-1は、制御通信網NW11を介して通信装置21-1及び通信装置21-2を制御し、制御装置12-1は、制御通信網NW12を介して通信装置22-1及び通信装置22-2を制御し、制御装置13-1は、制御通信網NW13-1を介して通信装置23-1及び通信装置23-2を制御する。
 図10に示すように、制御装置1k-1は、管理ポート101と、制御フレーム通知信号受信部102-1と、NWトポロジ記憶部105と、ST設計情報入力部106と、GCL記憶部107と、ゲートコントロールリスト候補計算部(GCL候補計算部)108-1と、遅延要件判定部109-1と、GCL送信タイミング読み出し部110と、制御フレーム生成信号送信部111-1と、全体ゲートコントロールリスト候補読み出し部(全体GCL候補読み出し部)112と、全体ゲートコントロールリスト計算部(全体GCL計算部)113とを備える。GCL候補計算部108-1、遅延要件判定部109-1、制御フレーム生成信号送信部111-1、全体GCL候補読み出し部112、及び全体GCL計算部113は、コントローラによって構成される。
 制御フレーム通知信号受信部102-1は、他の制御装置1k-1から送信された制御フレーム生成信号に対応する制御フレーム通知信号を受信する。
 第2の実施形態において、制御フレーム生成信号は、複数の通信装置2k-jそれぞれについての1つ以上のGCL候補に従って、フレームが転送される場合それぞれの送信タイミングを含む。第2の実施形態において、送信タイミングとは、Talker3からListener4へのフレームの送信にあたって、制御通信網NW1kに所属している通信装置2k-jのうち、最初にフレームを送信する通信装置2k-1によるフレームの送信開始タイミングと、制御通信網NW1kに所属している通信装置2k-jのうち、最後にフレームを送信する通信装置2k-1によるフレームの送信終了タイミングとの両方である。
 GCL候補計算部108-1は、NWトポロジと、ST設計情報と、既存のGCLとに基づいて、制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jについての1つ以上のGCL候補を設計する。また、GCL候補計算部108-1は、1つ以上のGCL候補それぞれに従ってフレームが転送される場合の、制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jによるフレームの送信タイミングを計算する。
 なお、第1の実施形態では、各制御装置1kは、ネットワークポリシーに基づいて決定されている順に処理を実行したが、第2の実施形態では、各制御装置1k-1は、他の制御装置1k-1が処理を実行するタイミング及び他の制御装置1k-1による処理の結果によらず、処理を実行することができる。
 制御フレーム生成信号送信部111-1は、GCL送信タイミング読み出し部110によって読み出された送信タイミングを含む制御フレーム生成信号を、管理ポート101を介して送信する。具体的には、制御フレーム生成信号送信部111は、所定の制御装置1k-1に、送信終了タイミング及び送信開始タイミングを含む制御フレーム生成信号を送信する。所定の制御装置1k-1は、複数の制御装置1k-1のうちの、予め定められた1つの制御装置1k-1である。
 所定の制御装置1k-1の全体GCL候補読み出し部112は、制御フレーム通知信号が含む、各制御装置1k-1のGCL計算部108によってそれぞれ計算された1以上のGCL候補に従ってフレームが転送される場合の、複数の通信装置2k-jそれぞれの送信タイミングを読み出す。
 所定の制御装置1k-1の全体GCL計算部113は、複数の制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jそれぞれについての、1つ以上のGCL候補それぞれに対応する送信タイミングに基づいて、複数の通信装置2k-jそれぞれについてのGCL候補の組み合わせそれぞれに従ってフレームが転送される場合の、Talker3によるフレームの送信開始タイミングからListener4によるフレームの受信終了タイミングまでのEnd to End遅延T(図11参照)を計算する。また、全体GCL計算部113は、End to End遅延Tが最小の組み合わせを選択する。
 また、所定の制御装置1k-1の全体GCL計算部113は、End to End遅延Tが最小の組み合わせを構成するGCL候補それぞれを、複数の制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jそれぞれについてのGCLとして決定する。
 所定の制御装置1k-1の遅延要件判定部109-1は、全体GCL計算部113によって決定されたGCLに従ってフレームが転送される場合のEnd to End遅延Tが遅延要件を満たしているか否かを判定する。
 End to End遅延Tが遅延要件を満たしていると判定された場合、制御フレーム生成信号送信部111-1は、全体GCL計算部113によって決定されたGCLを該複数の通信装置2k-jそれぞれに設定すること示す設計命令を含む制御フレーム生成信号を送信する。
 なお、上述した所定の制御装置1k-1が全体GCL候補読み出し部112及び全体GCL計算部113を備え、他の制御装置1k-1は、全体GCL候補読み出し部112及び全体GCL計算部113を備えなくてもよい。本実施形態において、所定の制御装置1k-1でない制御装置1k-1は、GCL候補計算部108-1によって計算されたGCL候補に従った場合の送信タイミングを示す制御フレーム生成信号を通信装置2k-jを介して、所定の制御装置1k-1に送信する。そして、所定の制御装置1k-1の全体GCL候補読み出し部112及び全体GCL計算部113は、所定の制御装置1k-1ではない制御装置1k-1から受信した、制御フレーム生成信号に対応する制御フレーム通知信号に示される送信タイミングと、所定の制御装置1k-1によって計算された送信タイミングとを用いて、上述した処理を実行する。
 <制御装置の動作>
 次に、第2の実施形態に係る、上述した所定の制御装置1k-1が全体GCLを決定するための動作について、図12を参照して説明する。図12は、本実施形態に係る制御装置1k-1が全体GCLを決定するための動作の一例を示すフローチャートである。図12を参照して説明する制御装置1k-1の動作は本実施形態に係る制御装置1k-1が実行する制御方法に相当する。なお、本動作にあたって、所定の制御装置1k-1のGCL候補計算部108-1は、自制御装置1k-1が所属する制御通信網NW1kの複数の通信装置2k-jそれぞれについての1以上のGCL候補を設計し、送信タイミングを計算している。
 まず、ステップS50において、制御フレーム通知信号受信部102が、所定の制御装置1k-1ではない制御装置1kから送信された、送信タイミングを含む制御フレーム生成信号に対応する制御フレーム通知信号を受信する。受信された制御フレーム通知信号が含む、GCL候補の送信タイミングは、全体GCL候補読み出し部112によって読み出され、全体GCL記憶部113によって記憶される。
 ステップS51において、全体GCL候補読み出し部112は、各制御装置1k-1のGCL計算部108によってそれぞれ計算された1以上のGCL候補に従ってフレームが転送される場合の複数の通信装置2k-jそれぞれの送信タイミングを読み出す。
 ステップS52において、全体GCL計算部113が、複数の制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jについてのGCL候補の組み合わせそれぞれに従ってフレームが転送される場合のEnd to End遅延Tを、全体GCL候補読み出し部112によって読み出された送信タイミングに基づいて計算する。
 ステップS53において、全体GCL計算部113は、End to End遅延Tが最小の組み合わせを選択する。また、全体GCL計算部113は、 End to End遅延Tが最小の組み合わせを構成するGCL候補それぞれを、複数の制御通信網NW1kにおける複数の通信装置2k-jそれぞれについてのGCLとして決定する。
 ステップS54において、遅延要件判定部109-1が、全体GCL計算部113によって決定されたGCLに従ってフレームが転送される場合のEnd to End遅延T(すなわち最小のEnd to End遅延T)が遅延要件を満たしているか否かを判定する。
 ステップS54で、End to End遅延Tが遅延要件を満たしていると判定された場合、ステップS55において、制御フレーム生成信号送信部111-1が、全体GCL計算部113によって決定されたGCLを該複数の通信装置2k-jそれぞれに設定すること示す設計命令を含む制御フレーム生成信号を送信する。
 ステップS54で、End to End遅延Tが遅延要件を満たしていないと判定された場合、制御装置1k-1は処理を終了する。
 上述したように、第2の実施形態によれば、制御装置1k-1は、第1の実施形態の制御装置1kと同様に、複数の制御通信網NW1kにわたる通信において、遅延を低減することことができる。具体的には、制御装置1k-1は、隣接する制御通信網NW1kの通信装置2k-jについてのGCLに基づくフレームの送信タイミングに基づいて、制御通信網NW1kの通信装置2k-jのGCLを決定するため、図20を参照して説明したような不要なキューイング遅延Tの発生を抑制することができる。
 また、第2の実施形態によれば、制御装置1k-1は、他の制御装置1k-1が所属する制御通信網NW1kのNWトポロジ及びGCLを用いずに、通信装置2k-jのGCLを決定するため、各制御通信網NW1kのNWトポロジ及びGCLが不要に流出されるのを防ぐことができる。
 また、第2の実施形態によれば、制御装置1k-1は、Talker3がListener4にフレームを送信する通信において、全体を通して要するEnd to End遅延Tが最小となるようにGCLを設計することができる。
 <<第3の実施形態>>
 図13に示すように、第3の実施形態の制御システム100-2は、1つの親制御装置(制御装置)1aと、1以上の子制御装置(他の制御装置)1bkとを備える。第3の実施形態において、第1の実施形態と同一の機能部については同じ符号を付加し、説明を省略する。
 <親制御装置の構成>
 図14に示すように、親制御装置1aは、管理ポート101と、制御フレーム通知信号受信部102-2と、と、ST設計情報入力部106と、全体GCL計算部108-2と、遅延要件判定部109-2と、制御フレーム生成信号送信部111-2と、ネットワークトポロジ読み出し部(NWトポロジ読み出し部)114と、ネットワークトポロジ更新部(NWトポロジ更新部)115と、ゲートコントロールリスト読み出し部(GCL読み出し部)116と、ゲートコントロールリスト更新部(GCL更新部)117と、全体ネットワークトポロジ記憶部(全体NWトポロジ記憶部)118と、全体ゲートコントロールリスト記憶部(全体GCL記憶部)119とを備える。全体GCL計算部108-2、遅延要件判定部109-2、制御フレーム生成信号送信部111-2、NWトポロジ読み出し部114、NWトポロジ更新部115、GCL読み出し部116、及びGCL更新部117は、コントローラによって構成される。全体NWトポロジ記憶部118及び全体GCL記憶部119は、メモリによって構成される。また、親制御装置1aは、長距離通信サービスを提供するサービスプロバイダが管理するCNC等とすることができる。
 制御フレーム通知信号受信部102-2は、子制御装置1bkから送信された制御フレーム生成信号に対応する制御フレーム通知信号を受信する。
 第3の実施形態において、親制御装置1aの制御フレーム通知信号受信部102-2によって受信される制御フレーム通知信号は、子制御装置1bkそれぞれのNWトポロジとGCLとを含む。
 NWトポロジ読み出し部114は、制御フレーム通知信号に含まれる、子制御装置1bkが所属する制御通信網NW1bkそれぞれのNWトポロジを読み出す。
 NWトポロジ更新部115は、全体GCL記憶部119に記憶されている、子制御装置1bkが所属する制御通信網NW1bkそれぞれのNWトポロジを、NWトポロジ読み出し部114によって読み出された、それぞれ対応するNWトポロジで更新する。
 GCL読み出し部116は、制御フレーム通知信号に含まれる、子制御装置1bkが所属する制御通信網NW1bkそれぞれの複数の通信装置2bk-jについてのGCLを読み出す。
 GCL更新部117は、全体GCL記憶部119に記憶されている、制御通信網NW1bkそれぞれの複数の通信装置2bk-jについてのGCLを、GCL読み出し部116によって読み出された、それぞれ対応するGCLで更新する。
 全体NWトポロジ記憶部118は、複数の制御通信網NW1a、NW1bkそれぞれのNWトポロジを含む全体NWトポロジを記憶する。
 全体GCL記憶部119は、複数の制御通信網NW1a、NW1bkの複数の通信装置2a-j、2bk-jそれぞれについての既存のGCLを含む、既存の全体GCLを記憶する。
 全体GCL計算部108-2は、全体NWトポロジと、ST設計情報と、既存の全体GCLとに基づいて、複数の制御通信網NW1a、NW1bkの全体における複数の通信装置2a-j、2bk-jについてのGCLを含む全体GCLを設計する。また、全体GCL計算部108-2は、図15に示すような、設計された全体GCLよってフレームが転送される場合の、複数の制御通信網NW1a、NW1bkにおける複数の通信装置2a-j、2bk-jによるフレームの送信タイミングを計算する。また、全体GCL計算部108-2は、Listener到達時刻を計算する。
 遅延要件判定部109-2は、全体GCL計算部108-2によって計算された送信タイミングに基づいて、End to End遅延Tを計算する。また、遅延要件判定部109は、End to End遅延Tが遅延要件を満たしているか否かを判定する。
 End to End遅延Tが遅延要件を満たしていると判定された場合、遅延要件判定部109は、全体GCL計算部108-2によって設計された全体GCLを、通信において用いられる全体GCLとして決定する。また、遅延要件判定部109は、決定された全体GCLにおける、子制御装置1bkが所属する制御通信網NW1bkの通信装置2bk-jについてのGCLを読み出し、該GCLを通信装置2bk-jに設定させる設計命令を生成する。
 End to End遅延Tが遅延要件を満たしていないと判定された場合、親制御装置1aの全体GCL計算部108-2は、異なるGCLを設計し、該GCLに基づく送信タイミングを計算し、End to End遅延Tが遅延要件を満たすまで処理を繰り返す。
 制御フレーム生成信号送信部111-2は、遅延要件判定部109-2によって生成された設計命令と、GCL設計情報とを含む制御フレーム生成信号を子制御装置1bkに送信する。すなわち、制御フレーム生成信号送信部111-2は、End to End遅延Tが遅延要件を満たしていると判定された場合、全体GCL計算部108-2によって設計された全体GCLにおける、子制御通信網NW1bkの通信装置2bk-jについてのGCLをそれぞれの通信装置2bk-jに設定させるための設計命令と、GCLを示すGCL設計情報とを含む制御フレーム生成信号を子制御装置1bkに送信する。
 <子制御装置の構成>
 図16に示すように、子制御装置1bkは、管理ポート101と、制御フレーム通知信号受信部102-2と、NWトポロジ記憶部105と、GCL記憶部107と、制御フレーム生成信号送信部111-2と、NWトポロジ読み出し部114と、GCL読み出し部116と、GCL更新部117とを備える。
 制御フレーム生成信号送信部111-2は、NWトポロジ読み出し部114によって読み出されたNWトポロジと、GCL読み出し部116によって読み出されたGCLとを含む制御フレーム生成信号を送信する。これにより、上述した親制御装置1aの制御フレーム通知信号受信部102-2は、子制御装置1bkから送信された制御フレーム生成信号に対応する、NWトポロジとGCLとを含む制御フレーム通知信号を受信することができる。
 制御フレーム通知信号受信部102-2は、上述した親制御装置1aの制御フレーム生成信号送信部111-2によって送信された、設計命令とGCL情報とを含む制御フレーム生成信号に対応する制御フレーム通知信号を受信する。
 GCL更新部117は、GCL記憶部107に記憶されているGCLを、制御フレーム通知信号受信部102-2によって受信した制御フレーム通知信号に含まれるGCL情報が示すGCLで更新する。
 <制御装置の動作>
 次に、第3の実施形態に係る親制御装置1aの動作について、図17を参照して説明する。図17は、本実施形態に係る親制御装置1aの動作の一例を示すフローチャートである。図17を参照して説明する親制御装置1aの動作は本実施形態に係る親制御装置1aが実行する制御方法に相当する。
 ステップS600において、制御フレーム通知信号受信部102-2が、子制御装置1bkから送信された制御フレーム生成信号に対応する制御フレーム通知信号を受信する。
 ステップS601において、NWトポロジ読み出し部114が、制御フレーム通知信号に含まれる、子制御装置1bkが所属する制御通信網NW1bkそれぞれのNWトポロジを読み出す。
 ステップS602において、NWトポロジ更新部115は、全体GCL記憶部119に記憶されている全体NWトポロジを、NWトポロジ読み出し部114によって読み出されたNWトポロジによって更新する。
 ステップS603において、GCL読み出し部116が、制御フレーム生成信号に含まれる、子制御装置1bkが所属する制御通信網NW1bkそれぞれの複数の通信装置2bk-jについてのGCLを読み出す。
 ステップS604において、GCL更新部117が、全体GCL記憶部119に記憶されている全体GCLを、GCL読み出し部116によって読み出されたGCLによって更新する。
 ステップS605において、ST設計情報入力部106が、GCLの設計に関する情報を示すST設計情報の入力を受け付ける。
 ステップS606において、全体GCL計算部108-2が、全体NWトポロジ記憶部118に記憶されている全体NWトポロジを読み出す。
 ステップS607において、全体GCL計算部108-2が、全体GCL記憶部119に記憶されている既存の全体GCLを読み出す。すなわち、全体GCL計算部108-2が、子制御装置1bkそれぞれが所属している制御通信網NW1bkの通信装置2bk-jそれぞれのGCLと、親制御装置1aが所属している制御通信網NW1aの通信装置2a-jそれぞれのGCLとを含む既存の全体GCLを読み出す。
 ステップS608において、全体GCL計算部108-2が、ST設計情報と、全体NWトポロジと、既存の全体GCLとに基づいて、全体GCLを計算する。具体的には、全体GCL計算部108-2が、全体GCLを設計する。そして全体GCL計算部108-2が、設計された全体GCLに従ってフレームが転送される場合の、複数の制御通信網NW1a、NW1bkにおける複数の通信装置2a-j、2bk-jによるフレームの送信タイミングを計算する。このとき、全体GCL計算部108-2は、Listener到達時刻を計算する。
 ステップS609において、全体GCL記憶部119が、記憶されている既存のGCLを全体GCL計算部108-2によって設計された全体GCLに更新する。
 ステップS610において、遅延要件判定部109-2が、全体GCL計算部108-2によって計算された送信タイミングに基づいて、End to End遅延Tを計算する。
 ステップS611において、遅延要件判定部109は、End to End遅延Tが遅延要件を満たしているか否かを判定する。
 ステップS611で、End to End遅延Tが遅延要件を満たしていないと判定された場合、親制御装置1aは、ステップS608に戻って処理を繰り返す。
 ステップS611で、End to End遅延Tが遅延要件を満たしていると判定された場合、ステップS612において、遅延要件判定部109が、設計された全体GCLにおける、子制御装置1bkが所属する制御通信網NW1bkの通信装置2bk-jについてのGCLを読み出す。
 ステップS613において、該GCLを通信装置2bk-jに設定させる設計命令と、GCL情報とを子制御装置1bkに送信する。
 なお、親制御装置1aが実行する上述したステップS605からステップS607までの処理の順序は一例であって、この順序に限定されることはない。また、ステップS605からステップS607までの処理のうち、いずれか2つ以上の処理が同じタイミングで実行されてもよい。また、親制御装置1aが実行する上述した動作において、ステップS603及びS604が実行されてから、ステップS601及びS602が実行されてもよい。また、ステップS601及びS602と、ステップS603及びS604とが同じタイミングで実行されてもよい。
 上述したように、第3の実施形態によれば、親制御装置1aが、全ての制御通信網NW1a、NW1bkにわたって、複数の通信装置2a-j、2bk-jそれぞれについてのGCLを設計する。これによって、複数の制御通信網NW1a、NW1bkにわたる通信において、遅延を低減することことができる。
 なお、第3の実施形態では、複数の子制御装置1bkの間でNWトポロジ及びGCLを送受信せず、子制御装置1bkが親制御装置1aにのみNWトポロジ及びGCLを送信することが好ましい。これにより、子制御装置1bkが、他の子制御装置1bkのNWトポロジ及びGCLを受信することがなく、不要にNWトポロジ及びGCLが拡散されるのを回避することができる。
 <変形例>
 なお、上述した第1の実施形態において、図18Aに示すように、制御装置1k(図18Aの例では、制御装置11)は、制御フレーム生成信号を通信装置2k-m(図18Aの例では、通信装置21-2)に送信する。このような構成において、通信装置2k-mは、制御フレーム生成信号に基づいて制御フレームを生成し、主信号網NW2k(図18Aの例では、主信号網NW21)を介して該制御フレームを通信装置2(k+1)-1(図18Aの例では、通信装置22-1)に送信する。そして、通信装置2(k+1)-1が制御フレームに基づく制御フレーム通知信号を制御装置1(k+1)(図18Aの例では、制御装置12)に送信する。
 しかし、図18Aに示す例に限られることはなく、例えば、図18Bに示すように、制御装置1k(図18Bの例では、制御装置11)は、制御フレーム生成信号に基づいて生成した制御フレームを通信装置2k-m(図18Bの例では、通信装置21-2)に送信してもよい。このような構成において、通信装置2k-mは、主信号網NW2k(図18Bの例では、主信号網NW21)を介して制御フレームを通信装置2(k+1)-1(図18Bの例では、通信装置22-1)に送信する。そして、通信装置2(k+1)-1が制御フレームを制御装置1(k+1)(図18Bの例では、制御装置12)に送信する。さらに、制御装置1(k+1)が制御フレームに基づく制御フレーム通知信号を生成する。なお、第2及び第3の実施形態についても同様である。
 <プログラム>
 上述した制御装置1k、制御装置1k-1、親制御装置1a、及び子制御装置1bkは、コンピュータ501によって実現することができる。また、上述した制御装置1k、制御装置1k-1、親制御装置1a、及び子制御装置1bkとして機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、該プログラムは、記憶媒体に記憶されてもよいし、ネットワークを通して提供されてもよい。図19は、制御装置1kとしてそれぞれ機能するコンピュータ501の概略構成を示すブロック図である。制御装置1k-1、親制御装置1a、及び子制御装置1bkとしてそれぞれ機能するコンピュータも、コンピュータ501と同様に構成されてよい。ここで、コンピュータ501は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、ワークステーション、PC(Personal Computer)、電子ノートパッドなどであってもよい。プログラム命令は、必要なタスクを実行するためのプログラムコード、コードセグメントなどであってもよい。
 図19に示すように、コンピュータ501は、プロセッサ510と、ROM(Read Only Memory)520と、RAM(Random Access Memory)530と、ストレージ540と、入力部550と、出力部560と、通信インターフェース(I/F)570とを備える。各構成は、バス580を介して相互に通信可能に接続されている。プロセッサ510は、具体的にはCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、SoC(System on a Chip)などであり、同種又は異種の複数のプロセッサにより構成されてもよい。
 プロセッサ510は、各構成の制御、及び各種の演算処理を実行する。すなわち、プロセッサ510は、ROM520又はストレージ540からプログラムを読み出し、RAM530を作業領域としてプログラムを実行する。プロセッサ510は、ROM520又はストレージ540に記憶されているプログラムに従って、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。上述した実施形態では、ROM520又はストレージ540に、本開示に係るプログラムが記憶されている。
 プログラムは、コンピュータ501が読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。このような記憶媒体を用いれば、プログラムをコンピュータ501にインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記憶された記憶媒体は、非一時的(non-transitory)記憶媒体であってもよい。非一時的記憶媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROM、DVD-ROM、USB(Universal Serial Bus)メモリなどであってもよい。また、このプログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
 ROM520は、各種プログラム及び各種データを記憶する。RAM530は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ540は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム及び各種データを記憶する。
 入力部550は、ユーザの入力操作を受け付けて、ユーザの操作に基づく情報を取得する1つ以上の入力インターフェースを含む。例えば、入力部550は、ポインティングデバイス、キーボード、マウスなどであるが、これらに限定されない。
 出力部560は、情報を出力する1つ以上の出力インターフェースを含む。例えば、出力部560は、情報を映像で出力するディスプレイ、又は情報を音声で出力するスピーカであるが、これらに限定されない。なお、出力部560は、タッチパネル方式のディスプレイである場合には、入力部550としても機能する。
 通信インターフェース(I/F)570は、外部の装置と通信するためのインターフェースである。
 以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
 [付記項1]
 主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記一の制御通信網における複数の通信装置それぞれについての第1ゲートコントロールリストを設計する制御装置において、
 メモリと、コントローラを備え、
 前記コントローラは、前記第1ゲートコントロールリストの設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付ける遅延保証通信設計情報入力部と、
 前記メモリは、
  前記一の制御通信網のネットワークトポロジを記憶し、
  前記一の制御通信網の既存のゲートコントロールリストを記憶し、
 前記コントローラは、
  前記ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、前記既存のゲートコントロールリストと、前記一の制御通信網に隣接している他の制御通信網に所属している他の制御装置によって設計された、前記他の制御通信網における複数の通信装置それぞれについての第2ゲートコントロールリストに従って前記フレームが転送される場合の、前記他の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングとに基づいて、前記第1ゲートコントロールリストを設計し、該第1ゲートコントロールリストよって前記フレームが転送される場合の、前記一の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算し、
  前記複数の制御通信網に所属している複数の制御装置それぞれによって設計された、前記複数の制御通信網における複数の通信装置それぞれについてのゲートコントロールリストに従って前記フレームが転送される場合の、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングから前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングまでの端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定し、
 前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記ゲートコントロールリストそれぞれを、対応する前記通信装置に設定すること示す設計命令を示す制御フレーム生成情報を送信する、制御装置。
 [付記項2]
 前記送信タイミングは、前記一の制御通信網において、最初に前記フレームを受信する通信装置によるフレームの送信開始タイミングと、前記一の制御通信網において、最後にフレームを受信する通信装置によるフレームの送信終了タイミングとのいずれかであって、
 前記コントローラは、前記一の制御通信網に、前記送信端末からの前記フレームを受信する側で隣接している制御通信網の制御装置に前記送信開始タイミングを含む制御フレーム生成情報を送信し、前記一の制御通信網に、前記受信端末への前記フレームを送信する側で隣接している制御通信網の制御装置に前記送信終了タイミングを含む制御フレーム生成情報を送信する、付記項1に記載の制御装置。
 [付記項3]
 前記メモリは、前記既存のゲートコントロールリストを前記第1ゲートコントロールリスト計算部によって設計されたゲートコントロールリストに更新する、付記項1又は2に記載の制御装置。
 [付記項4]
 主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記一の制御通信網における複数の通信装置のゲートコントロールリストを設計する制御装置において、
メモリと、コントローラを備え、
 前記コントローラは、前記ゲートコントロールリストの設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付ける遅延保証通信設計情報入力部と、
 前記メモリは、
  前記一の制御通信網のネットワークトポロジを記憶し、
  前記一の制御通信網の複数の通信装置についての既存のゲートコントロールリストを記憶し、
 前記コントローラは、
  前記ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、前記既存のゲートコントロールリストとに基づいて、前記一の制御通信網における複数の通信装置についての1つ以上のゲートコントロールリスト候補を設計し、前記設計された1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに従って前記フレームが転送される場合の、前記一の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算し、
  前記複数の制御通信網にそれぞれ所属している複数の制御装置によって設計された、前記複数の制御通信網における複数の通信装置それぞれについての、1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに対応する前記フレームの送信タイミングに基づいて、前記複数の通信装置それぞれについての前記ゲートコントロールリスト候補の組み合わせそれぞれによって前記フレームが転送される場合の、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングから前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングまでの端末間遅延を計算し、前記端末間遅延が最小の前記組み合わせを選択し、前記組み合わせを構成する前記ゲートコントロールリスト候補それぞれを、前記複数の制御通信網における前記複数の通信装置それぞれについてのゲートコントロールリストとして決定し、
  前記決定された前記ゲートコントロールリストに従ってフレームが転送される場合の端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定し、
  前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記全体ゲートコントロールリスト計算部によって決定された前記ゲートコントロールリストを該複数の通信装置それぞれに設定すること示す設計命令を含む制御フレーム生成情報を送信する、制御装置。
 [付記項5]
 主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記複数の制御通信網それぞれにおける複数の通信装置のゲートコントロールリストを設計する制御装置において、メモリと、コントローラを備え、
 前記コントローラは、前記通信の設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付ける遅延保証通信設計情報入力部と、
 前記メモリは、
  前記複数の制御通信網それぞれのネットワークトポロジを含む全体ネットワークトポロジを記憶し、
  前記複数の制御通信網の既存のゲートコントロールリストを含む、既存の全体ゲートコントロールリストを記憶し、
 前記コントローラは、
  前記全体ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、前記既存の全体ゲートコントロールリストとに基づいて、前記複数の制御通信網の全体における複数の通信装置についてのゲートコントロールリストを設計し、前記設計されたゲートコントロールリストよって前記フレームが転送される場合の、前記複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算する全体ゲートコントロールリスト計算部と、
 前記送信タイミングに基づいて、前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングから、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングまでの端末間遅延を計算し、前記端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定する遅延要件判定部と、
  前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記全体ゲートコントロールリスト計算部によって設計されたGCLにおける、他の制御通信網の通信装置についてのゲートコントロールリストをそれぞれの該通信装置に設定させるための設計命令を含む制御フレーム生成情報を前記他の制御装置に送信する制御フレーム生成信号送信部と、
を備える制御装置。
 [付記項6]
 主主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記一の制御通信網における複数の通信装置のゲートコントロールリストを設計する制御装置であって、前記一の制御通信網のネットワークトポロジを記憶するメモリと、前記一の制御通信網のゲートコントロールリストを記憶するメモリと、を備える制御装置の制御方法において、
 前記ゲートコントロールリストの設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付け、
 前記ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、既存のゲートコントロールリストとに基づいて、前記一の制御通信網における複数の通信装置についての1つ以上のゲートコントロールリスト候補を設計し、前記設計された1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに従って前記フレームが転送される場合の、前記一の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算し、
 前記複数の制御通信網にそれぞれ所属している複数の制御装置によって設計された、前記複数の制御通信網における複数の通信装置それぞれについての、1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに対応する前記フレームの送信タイミングに基づいて、前記複数の通信装置それぞれについての前記ゲートコントロールリスト候補の組み合わせそれぞれによって前記フレームが転送される場合の、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングから前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングまでの端末間遅延を計算し、前記端末間遅延が最小の前記組み合わせを選択し、前記組み合わせを構成する前記ゲートコントロールリスト候補それぞれを、前記複数の制御通信網における前記複数の通信装置それぞれについてのゲートコントロールリストとして決定し、
 前記決定された前記ゲートコントロールリストに従ってフレームが転送される場合の端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定し、
 前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記決定された前記ゲートコントロールリストを該複数の通信装置それぞれに設定すること示す設計命令を含む制御フレーム生成情報を送信する、制御方法。
 [付記項7]
 コンピュータによって実行可能なプログラムを記憶した非一時的記憶媒体であって、前記コンピュータを、付記項1から5のいずれか一項に記載の制御装置として動作させるプログラムを記憶した非一時的記憶媒体。
 本明細書に記載された全ての文献、特許出願および技術は、個々の文献、特許出願、および技術が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記載された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
 上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本開示の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形又は変更が可能である。
1k、1k-1、1a、1bk 制御装置
2k-j、2a-j、2bk-j 通信装置
3 送信端末(Talker)
4 受信端末(Listener)
100、100-1、100-2 制御システム
101 管理ポート
102、102-1、102-2 制御フレーム通知信号受信部(制御フレーム通知情報受信部)
103 隣接ネットワーク送信タイミング読み出し部(隣接NW送信タイミング読み出し部)
104 受信端末到達時刻読み出し部(Listener到達時刻読み出し部)
105 ネットワークトポロジ記憶部(NWトポロジ記憶部)
106 遅延保証通信設計情報入力部(ST設計情報入力部)
107 ゲートコントロールリスト記憶部(GCL記憶部)
108 ゲートコントロールリスト計算部(GCL計算部)
108-1 ゲートコントロールリスト候補計算部(GCL候補計算部)
108-2 全体ゲートコントロールリスト計算部(全体GCL計算部)
109、109-1、109-2 遅延要件判定部
110 ゲートコントロールリスト送信タイミング読み出し部(GCL送信タイミング読み出し部)
111、111-1、111-2 制御フレーム生成信号送信部(制御フレーム生成情報送信部)
112 全体ゲートコントロールリスト候補読み出し部(全体GCL候補読み出し部)
113 全体ゲートコントロールリスト計算部(全体GCL計算部)
114 ネットワークトポロジ読み出し部(NWトポロジ読み出し部)
115 ネットワークトポロジ更新部(NWトポロジ更新部)
116 ゲートコントロールリスト読み出し部(GCL読み出し部)
117 ゲートコントロールリスト更新部(GCL更新部)
118 全体ネットワークトポロジ記憶部(全体NWトポロジ記憶部)
119 全体ゲートコントロールリスト記憶部(全体GCL記憶部)
201 管理ポート
202 制御フレーム生成信号受信部
203 制御フレーム生成部
204 制御フレーム送信部
205 主信号ポート
206 制御フレーム受信部
207 制御フレーム通知信号送信部
501 コンピュータ
510 プロセッサ
520 ROM
530 RAM
540 ストレージ
550 入力部
560 出力部
570 通信インターフェース
580 バス
NW1k、NWa、NWbk 制御通信網
NW2k 主信号網

Claims (7)

  1.  主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記一の制御通信網における複数の通信装置の第1ゲートコントロールリストを設計する制御装置において、
     前記第1ゲートコントロールリストの設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付ける遅延保証通信設計情報入力部と、
     前記一の制御通信網のネットワークトポロジを記憶しているネットワークトポロジ記憶部と、
     前記一の制御通信網の既存のゲートコントロールリストを記憶しているゲートコントロールリスト記憶部と、
     前記ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、前記既存のゲートコントロールリストと、前記一の制御通信網に隣接している他の制御通信網に所属している他の制御装置によって設計された、前記他の制御通信網における複数の通信装置についての第2ゲートコントロールリストに従って前記フレームが転送される場合の、前記他の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングとに基づいて、前記第1ゲートコントロールリストを設計し、該第1ゲートコントロールリストよって前記フレームが転送される場合の、前記一の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算するゲートコントロールリスト計算部と、
     前記複数の制御通信網に所属している複数の制御装置それぞれによって設計されたゲートコントロールリストに従って前記フレームが転送される場合の、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングから前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングまでの端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定する遅延要件判定部と、
     前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記ゲートコントロールリストを該複数の通信装置それぞれに設定すること示す設計命令を示す制御フレーム生成情報を送信する制御フレーム生成情報送信部と、
    を備える制御装置。
  2.  前記送信タイミングは、前記一の制御通信網において、最初に前記フレームを受信する通信装置によるフレームの送信開始タイミングと、前記一の制御通信網において、最後にフレームを受信する通信装置によるフレームの送信終了タイミングとのいずれかであって、
     前記一の制御通信網に、前記送信端末からの前記フレームを受信する側で隣接している制御通信網の制御装置に向けて、前記送信開始タイミングを含む制御フレーム生成情報を送信し、前記一の制御通信網に、前記受信端末への前記フレームを送信する側で隣接している制御通信網の制御装置に向けて、前記送信終了タイミングを含む制御フレーム生成情報を送信する制御フレーム生成情報送信部をさらに備える、請求項1に記載の制御装置。
  3.  前記ゲートコントロールリスト記憶部は、前記既存のゲートコントロールリストを前記ゲートコントロールリスト計算部によって設計された第1ゲートコントロールリストに更新する、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4.  主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記一の制御通信網における複数の通信装置のゲートコントロールリストを設計する制御装置であって、
     前記ゲートコントロールリストの設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付ける遅延保証通信設計情報入力部と、
     前記一の制御通信網のネットワークトポロジを記憶しているネットワークトポロジ記憶部と、
     前記一の制御通信網の複数の通信装置についての既存のゲートコントロールリストを記憶しているゲートコントロールリスト記憶部と、
     前記ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、前記既存のゲートコントロールリストとに基づいて、前記一の制御通信網における複数の通信装置についての1つ以上のゲートコントロールリスト候補を設計し、前記設計された1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに従って前記フレームが転送される場合の、前記一の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算するゲートコントロールリスト候補計算部と、
     前記複数の制御通信網にそれぞれ所属している複数の制御装置によって設計された、前記複数の制御通信網における複数の通信装置それぞれについての、1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに対応する前記フレームの送信タイミングに基づいて、前記ゲートコントロールリスト候補の組み合わせそれぞれによって前記フレームが転送される場合の、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングから前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングまでの端末間遅延を計算し、前記端末間遅延が最小の前記組み合わせを選択し、前記組み合わせを構成するゲートコントロールリスト候補それぞれを、前記複数の制御通信網における前記複数の通信装置それぞれについての前記ゲートコントロールリストとして決定する全体ゲートコントロールリスト計算部と、
     前記全体ゲートコントロールリスト計算部によって決定された前記ゲートコントロールリストに従ってフレームが転送される場合の端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定する遅延要件判定部と、
     前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記全体ゲートコントロールリスト計算部によって決定された前記ゲートコントロールリストを該複数の通信装置それぞれに設定すること示す設計命令を含む制御フレーム生成情報を送信する制御フレーム生成情報送信部と、
    を備える制御装置。
  5.  主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記複数の制御通信網それぞれにおける複数の通信装置のゲートコントロールリストを設計する制御装置であって、
     前記ゲートコントロールリストの設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付ける遅延保証通信設計情報入力部と、
     前記複数の制御通信網それぞれのネットワークトポロジを含む全体ネットワークトポロジを記憶する全体ネットワークトポロジ記憶部と、
     前記複数の制御通信網の既存のゲートコントロールリストを含む、既存の全体ゲートコントロールリストを記憶するゲートコントロールリスト記憶部と、
     前記全体ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、前記既存の全体ゲートコントロールリストとに基づいて、前記複数の制御通信網の全体における複数の通信装置についてのゲートコントロールリストを設計し、前記設計されたゲートコントロールリストよって前記フレームが転送される場合の、前記複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算する全体ゲートコントロールリスト計算部と、
     前記送信タイミングに基づいて、前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングから、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングまでの端末間遅延を計算し、前記端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定する遅延要件判定部と、
     前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記全体ゲートコントロールリスト計算部によって設計されたゲートコントロールリストにおける、他の制御通信網の通信装置についてのゲートコントロールリストをそれぞれの該通信装置に設定させるための設計命令を含む制御フレーム生成情報を前記他の制御装置に送信する制御フレーム生成情報送信部と、
    を備える制御装置。
  6.  主信号網によって接続されている複数の制御通信網のうちの一の制御通信網に所属し、送信端末から受信端末に送信されるフレームを転送する、前記一の制御通信網における複数の通信装置のゲートコントロールリストを設計する制御装置であって、前記一の制御通信網のネットワークトポロジを記憶するネットワークトポロジ記憶部と、前記一の制御通信網のゲートコントロールリストを記憶するゲートコントロールリスト記憶部と、を備える制御装置の制御方法において、
     前記ゲートコントロールリストの設計に関する情報を示す遅延保証通信設計情報の入力を受け付けるステップと、
     前記ネットワークトポロジと、前記遅延保証通信設計情報と、既存のゲートコントロールリストとに基づいて、前記一の制御通信網における複数の通信装置についての1つ以上のゲートコントロールリスト候補を設計し、前記設計された1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに従って前記フレームが転送される場合の、前記一の制御通信網における複数の通信装置による前記フレームの送信タイミングを計算するステップと、
     前記複数の制御通信網にそれぞれ所属している複数の制御装置によって設計された、前記複数の制御通信網における複数の通信装置それぞれについての、1つ以上のゲートコントロールリスト候補それぞれに対応する前記フレームの送信タイミングに基づいて、前記複数の通信装置それぞれについての前記ゲートコントロールリスト候補の組み合わせそれぞれによって前記フレームが転送される場合の、前記送信端末による前記フレームの送信開始タイミングから前記受信端末による前記フレームの受信終了タイミングまでの端末間遅延を計算し、前記端末間遅延が最小の前記組み合わせを選択し、前記組み合わせを構成する前記ゲートコントロールリスト候補それぞれを、前記複数の制御通信網における前記複数の通信装置それぞれについてのゲートコントロールリストとして決定するステップと、
     前記決定された前記ゲートコントロールリストに従ってフレームが転送される場合の端末間遅延が遅延要件を満たしているか否かを判定するステップと、
     前記端末間遅延が遅延要件を満たしていると判定された場合、前記決定された前記ゲートコントロールリストを該複数の通信装置それぞれに設定すること示す設計命令を含む制御フレーム生成情報を送信するステップと、
    を含む制御方法。
  7.  コンピュータを、請求項1、2、4、又は5に記載の制御装置として機能させるためのプログラム。
PCT/JP2022/023538 2022-06-10 2022-06-10 制御装置、制御方法、及びプログラム WO2023238410A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/023538 WO2023238410A1 (ja) 2022-06-10 2022-06-10 制御装置、制御方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/023538 WO2023238410A1 (ja) 2022-06-10 2022-06-10 制御装置、制御方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2023238410A1 true WO2023238410A1 (ja) 2023-12-14

Family

ID=89117849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2022/023538 WO2023238410A1 (ja) 2022-06-10 2022-06-10 制御装置、制御方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
WO (1) WO2023238410A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020136753A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 株式会社日立製作所 通信制御装置及び通信制御方法並びに通信システム
WO2021131530A1 (ja) * 2019-12-25 2021-07-01 オムロン株式会社 制御システム
KR20210122289A (ko) * 2019-02-13 2021-10-08 텔레폰악티에볼라겟엘엠에릭슨(펍) 무선 시간-민감 네트워킹

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210122289A (ko) * 2019-02-13 2021-10-08 텔레폰악티에볼라겟엘엠에릭슨(펍) 무선 시간-민감 네트워킹
JP2020136753A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 株式会社日立製作所 通信制御装置及び通信制御方法並びに通信システム
WO2021131530A1 (ja) * 2019-12-25 2021-07-01 オムロン株式会社 制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8081663B2 (en) Time synchronization method and relay apparatus
US20160127250A1 (en) Low Jitter Traffic Scheduling on a Packet Network
US9654555B2 (en) Method for synchronizing local clocks in a distributed computer system
CN105528272A (zh) 服务器系统及其相关的控制方法
US11539773B2 (en) Systems, methods, and devices for providing networked access to media signals
CN113364638B (zh) 用于epa组网的方法、电子设备和存储介质
JP2017529728A (ja) ネットワーク装置用の時刻同期方法、装置及び時刻同期サーバ
WO2023238410A1 (ja) 制御装置、制御方法、及びプログラム
Luo et al. Optimizing multicast flows in high-bandwidth reconfigurable datacenter networks
JP5454255B2 (ja) 音響信号処理装置及び音響信号処理システム
JP5088281B2 (ja) パケット同期切替方法及びゲートウェイ装置
CN113346974B (zh) 用于时钟同步的方法、设备、通信系统和存储介质
JP2011071826A (ja) ネットワークシステム
WO2014167703A1 (ja) ネットワークシステム、通信方法、及び、ネットワーク装置
CN101404609A (zh) 一种数据交换方法、装置和系统
CN108683586A (zh) 即时通讯系统中的数据处理方法、装置、介质和计算设备
JP2020188401A (ja) クロック同期プログラム、クロック同期方法、通信装置、及び通信システム
US11445001B2 (en) Synchronization of a media codec between network elements of a media communication session
JP2010062992A (ja) クロック同期方法及び通信システム
JP2016014629A (ja) 測定装置及び測定方法
JP5414916B2 (ja) エンジニアリングツール、及びプログラマブルコントローラ
EP3867752A1 (en) Synchronization of data processing in a calculating system
Brunner et al. An audio system application for the adaptive avionics platform
JP2018032156A (ja) 仮想マシンの接続制御システムおよび仮想マシンの接続制御方法
Garbugli QoS-aware architectures, technologies, and middleware for the cloud continuum

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 22945908

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1