WO2023120506A1 - 人工膝関節全置換術用計測装置 - Google Patents

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Abstract

一実施形態に係る計測装置(1)は、膝関節の前方に配置されるベース(2)と、ベース(2)に固定された、第1接触面(40)を有する脛骨パドル(4)と、第1接触面(40)と直交する方向に移動可能となるようにベース(2)に取り付けられた、第2接触面(50)を有する大腿骨パドル(5)と、第1接触面(40)と第2接触面(50)との間の距離を表示する距離表示部(11)を含む。さらに、計測装置(1)は、大腿骨パドル(5)に着脱可能な大腿骨アタッチメント(7)を含む。大腿骨アタッチメント(7)は、人工膝関節の大腿骨コンポーネントにおける大腿骨遠位部の遠位端切除面を覆う部分に対応する形状の再現部(71)を含み、この再現部(71)が、直角屈曲位で大腿骨遠位部の遠位端切除面に接触させられる第3接触面(70)を有する。

Description

人工膝関節全置換術用計測装置
 本発明は、人工膝関節全置換術に使用される計測装置に関する。
 人工膝関節全置換術(TKA)では、脛骨の近位部および大腿骨の遠位部が切除され、切除された脛骨近位部および大腿骨遠位部に人工膝関節の脛骨コンポーネントおよび大腿骨コンポーネントがそれぞれ装着される。人工膝関節全置換術では、種々の装置が使用される。
 例えば、特許文献1には、人工膝関節全置換術に使用される計測装置(特許文献1では「手術器具」と称呼)が開示されている。人工膝関節全置換術では、より詳しくは、脛骨近位部の近位端が切除されるとともに、大腿骨遠位部の遠位端、前端および後端が切除される。また、遠位端切除面と前端切除面との間には前側傾斜面が形成され、遠位端切除面と後端切除面との間には後側傾斜面が形成される。一般的な大腿骨コンポーネントは大腿骨遠位部の遠位端切除面、前側傾斜面、前端切除面、後側傾斜面および後端切除面を覆うように側面視でU字状の形状を有し、脛骨コンポーネントは脛骨近位部の近位端切除面上に設置されて大腿骨コンポーネントを支持する板状の支持部(通常、内顆および外顆を受ける一対の凹曲面を有する樹脂製のプレートと金属性のプレートとの積層体)と、支持部から下向きに延びて脛骨内に埋め込まれるステムやキール(それらは支持部の金属製のプレートと一体的に形成される)を有する。
 特許文献1に開示された計測装置は、脛骨コンポーネントおよび大腿骨コンポーネントの装着前に、伸展位での脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の遠位端切除面との間の距離と、直角屈曲位での脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨の遠位部の後端切除面との間の距離を計測するものである。
 具体的に、特許文献1に開示された計測装置は、膝関節の前方に配置されるベースと、アームを介してベースに固定された係止板と、係止板と対向する支持板を含む。係止板は、脛骨近位部の近位端切除面に接触させられるものであり、支持板は、大腿骨遠位部の伸展位での遠位端切除面または直角屈曲位での後端切除面に接触させられるものである。
 支持板は、係止板と直交する方向に移動可能となるようにベースに取り付けられている。計測装置は、支持板の係止板から離れる方向への移動のみを許容するか双方向への移動を許容するかを切り換えるラチェット機構を含む。支持板がラチェット機構によって適切な位置で保持されることにより、靭帯などの軟部組織に適切な緊張を与えた状態で切除面間の距離(伸展位では脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の遠位端切除面との間の距離、直角屈曲位では脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の後端切除面との間の距離)を計測することができる。
特許第4095919号公報
 膝関節の伸展位と直角屈曲位での軟部組織バランスを調整する方法として、大腿骨遠位部の遠位端の切除後に大腿骨遠位部の後端の切除位置を調整する方法がある。具体的には、まず適切な軟部組織の緊張下における伸展位での大腿骨遠位部の遠位端切除面と脛骨近位部の近位端切除面との間の距離を計測し、ついで直角屈曲位での適切な軟部組織緊張において大腿骨遠位部の後端と脛骨近位部の近位端切除面との間の距離を計測する。その後、伸展位と直角屈曲位で計測した距離を基に、大腿骨遠位部の後端の切除位置を決定する。手順としてはあらかじめ大腿骨遠位部の遠位端を切除するが、切除前または大腿骨コンポーネント設置後と比べた場合、切除後に生まれるスペースによって、直角屈曲位での、膝蓋骨に付着する軟部組織の緊張が変わり、大腿骨遠位部の後端と脛骨近位部の近位端切除面との間の距離が変動してしまう可能性がある。
 そこで、本発明は、大腿骨遠位部の遠位端を切除し同後端を切除していない状態においても、遠位端が切除された影響を抑えてより正確に直角屈曲位での脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の後端との間の距離を計測することができる人工膝関節全置換術用計測装置を提供することを目的とする。
 前記課題を解決するために、本発明は、人工膝関節全置換術に使用される計測装置であって、膝関節の前方に配置されるベースと、前記ベースに固定された、脛骨近位部の近位端切除面に接触させられる第1接触面を有する脛骨パドルと、前記第1接触面と直交する方向に移動可能となるように前記ベースに取り付けられた、直角屈曲位で大腿骨遠位部の後端に接触させられる第2接触面を有する大腿骨パドルと、前記大腿骨パドルの前記脛骨パドルから離れる方向への移動のみを許容するか双方向への移動を許容するかを切り換え可能なラチェット機構と、前記大腿骨パドルに着脱可能な、直角屈曲位で大腿骨遠位部の遠位端切除面に接触させられる第3接触面を有する大腿骨アタッチメントと、前記第1接触面と前記第2接触面との間の距離を表示する距離表示部と、を備え、前記大腿骨アタッチメントは、人工膝関節の大腿骨コンポーネントにおける大腿骨遠位部の遠位端切除面を覆う部分に対応する形状の再現部を含み、この再現部が前記第3接触面を有する、人工膝関節全置換術用計測装置を提供する。
 上記の構成によれば、脛骨パドルの第1接触面と大腿骨パドルの第2接触面との間の距離が距離表示部によって表示されるので、直角屈曲位で第1接触面を脛骨近位部の近位端切除面に接触させるとともに第2接触面を大腿骨遠位部の後端に接触させれば、脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の後端との間の距離を計測することができる。しかも、大腿骨パドルをラチェット機構によって適切な位置で保持すれば、靭帯などの軟部組織に適切な緊張を与えた状態で脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の後端との間の距離を計測することができる。
 ところで、脛骨近位部および大腿骨遠位部を切除する際は、膝蓋骨等(膝蓋骨、およびそれに付着する膝蓋腱や大腿四頭筋腱などの軟部組織)を膝関節の内側または外側に退避させる必要がある。大腿骨遠位部の遠位端を切除した後に、直角屈曲位で遠位端切除面が露出したままで膝蓋骨等を元の位置に戻した場合には、膝蓋骨に付着する軟部組織が緩んだ状態となる。これに対し、上記の構成では、大腿骨パドルに着脱可能な大腿骨アタッチメントが設置予定の大腿骨コンポーネントと部分的に対応する形状の再現部を含むので、大腿骨アタッチメントを大腿骨パドルに取り付けた状態で大腿骨アタッチメントの再現部の第3接触面を大腿骨遠位部の遠位端切除面に接触させれば、膝蓋骨等を元の位置に戻したときに膝蓋骨に付着する軟部組織に適切な緊張を与えることができる。すなわち、将来的な大腿骨コンポーネントの装着後と同じ状況下で脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の後端との間の距離を計測することができる。換言すれば、直角屈曲位での脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の後端との間の距離の計測を、大腿骨遠位部の遠位端を切除し同後端を切除していない状態においても、遠位端が切除された影響を抑えてより正確に行うことができる。
 さらには、大腿骨アタッチメントを大腿骨パドルから取り外した状態では、伸展位で第1接触面を脛骨近位部の近位端切除面に接触させるとともに第2接触面を大腿骨遠位部の遠位端切除面に接触させれば、脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の遠位端切除面との間の距離を計測することができる。
 前記大腿骨アタッチメントは、膝関節の前後方向に移動可能となるように前記大腿骨パドルに取り付けられてもよい。この構成によれば、直角屈曲位で大腿骨アタッチメントの第3接触面を大腿骨遠位部の遠位端切除面に接触させた状態で大腿骨アタッチメントを移動することにより、膝関節の前後方向における脛骨近位部と大腿骨遠位部との相対位置を調整することができる。これにより、脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の後端との間の距離を計測する際に、膝関節の前後方向における脛骨近位部と大腿骨遠位部との相対位置を、人工膝関節設置後の理想的な相対位置と一致させることができる。
 前記大腿骨パドルは、膝関節の内外方向に並ぶ第1大腿骨パドルと第2大腿骨パドルに分割されており、前記第1大腿骨パドルおよび前記第2大腿骨パドルが、互いに独立して前記第1接触面と直交する方向に移動可能となるように前記ベースに取り付けられており、前記距離表示部は、前記第1大腿骨パドルと前記第2大腿骨パドルのそれぞれに対し、前記第1接触面と前記第2接触面との間の距離を表示してもよい。この構成によれば、直角屈曲位で大腿骨遠位部の内顆と外顆とで後端の位置が異なる場合に、脛骨近位部の近位端切除面から内顆の後端までの距離と脛骨近位部の近位端切除面から外顆の後端までの距離の双方を計測することができる。また、伸展位で大腿骨遠位部の内顆と外顆とで遠位端切除面の位置が異なる場合に、脛骨近位部の近位端切除面から内顆の遠位端切除面までの距離と脛骨近位部の近位端切除面から外顆の遠位端切除面までの距離の双方を計測することができる。
 あるいは、前記大腿骨パドルは、膝関節の前後方向に延びる揺動軸回りに揺動可能であり、前記距離表示部は、前記第1接触面に対する垂線であって前記大腿骨パドルの揺動中心を通る垂線上で、前記第1接触面と前記第2接触面との間の距離を表示してもよい。この構成によれば、直角屈曲位で大腿骨遠位部の内顆と外顆とで後端の位置が異なる場合に、大腿骨パドルを内顆の後端と外顆の後端の双方に接触させることができる。また、大腿骨遠位部の遠位端の切除前に、伸展位において大腿骨遠位部の内顆と外顆とで遠位端の位置が異なる場合に、大腿骨パドルを内顆の遠位端と外顆の遠位端の双方に接触させることができる。さらに、大腿骨遠位部の遠位端または後端の切除後に脛骨近位部と大腿骨遠位部との間を広げて軟部組織に適切な緊張を与えたときに、大腿骨遠位部の遠位端切除面または後端切除面が脛骨近位部の近位端切除面に対して傾いていても、大腿骨パドルを遠位端切除面に面接触させることができる。
 前記脛骨パドルは、前記第1接触面を有する第1パドル部と、前記第1パドル部から前記ベースに向かって延びる第1アーム部を含み、前記大腿骨パドルは、前記第2接触面を有する第2パドル部と、前記ベースの上方に位置する第1基部と、前記第2パドル部から前記第1基部に向かって延びる第2アーム部を含み、前記大腿骨アタッチメントは、前記ベースの上方に位置する第2基部と、前記再現部から前記第2基部に向かって延びる第3アーム部を含み、膝関節の内外方向の一方を第1方向、他方を第2方向と定義したとき、前記第1アーム部は、前記第1パドル部の中心よりも前記第1方向に寄せられており、前記第2アーム部は、前記第2パドル部の中心よりも前記第1方向に寄せられており、前記第3アーム部は、前記再現部の中心よりも前記第1方向に寄せられてもよい。この構成によれば、第1~第3アーム部の側方にスペースを確保することができ、距離計測時にはこのスペースに、脛骨近位部および大腿骨遠位部を切除する際に膝関節の内側または外側に退避された膝蓋骨等を戻すことができる。
 上記の人工膝関節全置換術用計測装置は、前記大腿骨パドルに着脱可能な、直角屈曲位において大腿骨遠位部のサイズを測定するため、ならびに大腿骨遠位部の前端の切除位置および後端の切除位置を決定するための大腿骨サイザーをさらに備えてもよい。この構成によれば、脛骨近位部と大腿骨遠位部との相対位置を、軟部組織に適切な緊張を与えた状態である生理状態を再現する適切な位置に保ったままで、大腿骨遠位部のサイズの測定と大腿骨コンポーネントの装着位置の決定を行うことができる。
 本発明によれば、直角屈曲位で脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の後端との間の距離を計測することができる。なお、特許文献1に開示された計測装置でも、脛骨近位部を切除した後であって、大腿骨遠位部の切除前にその計測装置を使用すれば、直角屈曲位での脛骨近位部の近位端切除面と大腿骨遠位部の後端との間の距離を計測することができるが、本発明の計測装置を使用すれば、特許文献1に開示された計測装置を使用するよりも、より正確な計測を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る人工膝関節全置換術用計測装置の、大腿骨アタッチメントを取り外した状態の斜視図である。 ベースおよび脛骨パドルの斜視図である。 大腿骨パドルの斜視図である。 人工膝関節全置換術用計測装置の平面図である。 図4のV-V線に沿った断面図である。 人工膝関節全置換術用計測装置の伸展位での使用状態を示す図である。 人工膝関節全置換術用計測装置の直角屈曲位での使用状態を示す図である。 大腿骨アタッチメントが装備されるときの人工膝関節全置換術用計測装置の斜視図である。 大腿骨アタッチメントが装備された人工膝関節全置換術用計測装置の直角屈曲位での使用状態を示す図である。 大腿骨サイザーが装備されるときの人工膝関節全置換術用計測装置の斜視図である。 (a)は大腿骨カッティングガイドを表側から見た斜視図、(b)は大腿骨カッティングガイドを裏側から見た斜視図である。 大腿骨サイザーが装備された人工膝関節全置換術用計測装置の直角屈曲位での使用状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る人工膝関節全置換術用計測装置の斜視図である。 第2実施形態において、大腿骨アタッチメントを取り外したときの人工膝関節全置換術用計測装置の斜視図である。 第2実施形態おいて、大腿骨アタッチメントを取り外したときの人工膝関節全置換術用計測装置の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る人工膝関節全置換術用計測装置の斜視図である。 第3実施形態おいて、大腿骨アタッチメントを取り外したときの人工膝関節全置換術用計測装置の断面図である。
 (第1実施形態)
 図1に、本発明の第1実施形態に係る人工膝関節全置換術用計測装置1を示す。この計測装置1は、人工膝関節全置換術に使用されるものである。
 具体的に、計測装置1は、膝関節の前方に配置されるベース2と、ベース2に固定された脛骨パドル4と、脛骨パドル4と対向する大腿骨パドル5を含む。また、計測装置1は、図8に示す大腿骨アタッチメント7と、図10に示す大腿骨サイザー8も含む。
 図6および図7に示すように、脛骨パドル4および大腿骨パドル5は、脛骨近位部91と大腿骨遠位部95との間に挿入される。以下、説明の便宜上、図1~5に示すように、脛骨の軸方向を上下方向、膝関節の内外方向を左右方向(図1の右下側が左方、図1の左上側が右方)、脛骨の軸方向と直交する膝関節の前後方向を単に前後方向ともいう。
 計測装置1が使用されるときは、その前に脛骨近位部91の近位端、および大腿骨遠位部95の遠位端が切除される。計測装置1は、図6に示すように伸展位における大腿骨遠位部95の遠位端切除面96と脛骨近位部91の近位端切除面92との間の距離を計測するとともに、図7に示すように直角屈曲位における大腿骨遠位部95の後端97と脛骨近位部91の近位端切除面92との間の距離を計測する。なお、脛骨近位部91の近位端の切除後であって大腿骨遠位部95の遠位端の切除前に、計測装置1を使用することも可能である。あるいは、大腿骨遠位部95の後端97の切除後に計測装置1を用いて直角屈曲位における大腿骨遠位部95の後端切除面と脛骨近位部91の近位端切除面92との間の距離を計測することもまた可能である。
 脛骨パドル4は、脛骨近位部91の近位端切除面92に接触させられる第1接触面40を有する。上下方向は、第1接触面40と直交する方向でもある。大腿骨パドル5は、伸展位で大腿骨遠位部95の遠位端切除面96に接触させられ、直角屈曲位で大腿骨遠位部95の後端97に接触させられる第2接触面50を有する。
 図2に示すように、ベース2は前後方向と直交する略板状であり、後方を向く第1主面2a、前方を向く第2主面2b、左方および右方を向く一対の側面、ならびに上方および下方を向く一対の端面を有する。脛骨パドル4は、ベース2の第1主面2aの上部から後ろ向きに延びている。
 ベース2には、左右方向に離間する位置に、当該ベース2を上下方向に貫通する一対の貫通穴22,23が設けられている。また、ベース2の第2主面2bには、左右方向に離間する位置に、上端面から下端面まで上下方向に延びる一対の溝24,25が設けられている。
 さらに、ベース2の両側面からは、一対の支持片21が互いに逆向きに突出している。各支持片21は上下方向と直交するフラットな上面を有し、右側の支持片21の上面は溝24の右側側面までつながっており、左側の支持片21の上面は溝25の左側側面までつながっている。
 脛骨パドル4は、第1接触面40を有する第1パドル部41と、第1パドル部41からベース2に向かって延びる第1アーム部42を含む。第1アーム部42は、前後方向と平行であり、ベース2の第1主面2aの上部につながっている。一方、第1パドル部41に対しては、第1アーム部42は第1パドル部41の中心よりも右方に寄せられている。
 大腿骨パドル5は、上下方向に移動可能となるようにベース2に取り付けられている。大腿骨パドル5は、第2接触面50を有する第2パドル部51と、ベース2の上方に位置する第1基部53と、第2パドル部51から第1基部53に向かって延びる第2アーム部52を含む。第2アーム部52は、前後方向と平行であり、脛骨パドル4の第1アーム部42と同様に第2パドル部51の中心よりも右方に寄せられている。すなわち、第2アーム部52は、第1アーム部42の真上に位置する。
 本実施形態では、大腿骨パドル5が、図4に示すように、左右方向に並ぶ第1大腿骨パドル5Aと第2大腿骨パドル5Bに分割されている。このため、第2接触面50も接触面50A,50Bに分割され、第2パドル部51もパドル部51A,51Bに分割され、第2アーム部52もアーム部52A,52Bに分割され、第1基部53も基部53A,53Bに分割されている。ただし、大腿骨パドル5は、第1大腿骨パドル5Aと第2大腿骨パドル5Bとが一体となったものであってもよい。
 第1大腿骨パドル5Aおよび第2大腿骨パドル5Bは、互いに独立して上下方向に移動可能となるようにベース2に取り付けられている。より詳しくは、第1大腿骨パドル5Aの基部53Aからは断面円形状のロッド54Aが下向きに延びており、このロッド54Aがベース2の貫通穴22に挿入されることで、第1大腿骨パドル5Aがベース2に対して摺動可能となっている。同様に、第2大腿骨パドル5Bの基部53Bからは断面円形状のロッド54Bが下向きに延びており、このロッド54Bがベース2の貫通穴23に挿入されることで、第2大腿骨パドル5Bがベース2に対して摺動可能となっている。
 図3に示すように、第1大腿骨パドル5Aのロッド54Aの左側部分には、上下方向に凹凸を繰り返す歯面54aが形成されている。一方、ベース2には、図2に示すように、貫通穴22の左方で前後方向に延びる操作軸31が回転可能に保持されている。操作軸31は、医師などの使用者によって操作される。
 操作軸31には、図5に示すように、歯面54aと噛み合うピニオン33が設けられている。このため、操作軸31が操作されると、その操作量(回転量)に応じた分だけ第1大腿骨パドル5Aが上下方向に移動する。
 同様に、図3に示すように、第2大腿骨パドル5Bのロッド54Bの左側部分には、上下方向に凹凸を繰り返す歯面54bが形成されている。一方、ベース2には、図2に示すように、貫通穴23の左方で前後方向に延びる操作軸32が回転可能に保持されている。操作軸32は、医師などの使用者によって操作される。
 操作軸32には、図5に示すように、歯面54bと噛み合うピニオン34が設けられている。このため、操作軸32が操作されると、その操作量(回転量)に応じた分だけ第2大腿骨パドル5Bが上下方向に移動する。
 さらに、計測装置1は、大腿骨パドル5の脛骨パドル4から離れる方向(すなわち上向き)への移動のみを許容するか双方向(すなわち上向きおよび下向き)への移動を許容するかを切り換えるラチェット機構6と、第1接触面40と第2接触面50との間の距離を表示する距離表示部11を含む。
 上述したように、大腿骨パドル5は第1大腿骨パドル5Aと第2大腿骨パドル5Bに分割されているため、ラチェット機構6は、第1大腿骨パドル5A用の第1ラチェット機構6Aと、第2大腿骨パドル5B用の第2ラチェット機構6Bを含む。同様に、距離表示部11も、第1大腿骨パドル5A用の第1距離表示部11Aと、第2大腿骨パドル5B用の第2距離表示部11Bを含む。つまり、距離表示部11は、第1大腿骨パドル5Aと第2大腿骨パドル5Bのそれぞれに対し、第1接触面40と第2接触面50(接触面50Aまたは接触面50B)との間の距離を表示する。
 第1ラチェット機構6Aは、第1大腿骨パドル5Aに設けられた柱55Aと、ベース2に揺動可能に取り付けられたラチェットレバー61(図2参照)と、ラチェットレバー61を付勢するスプリング63で構成されている。ただし、第1ラチェット機構6Aの構成はこれに限られるものではなく、適宜変更可能である。
 柱55Aは、図3に示すように、ロッド54Aの前方に位置しており、第1大腿骨パドル5Aの基部53Aから下向きに延びている。柱55Aは、断面矩形状であり、ベース2の第2主面2bに設けられた溝24内に嵌合する。柱55Aの右側面には、上下方向に凹凸を繰り返す歯面55aが形成されている。
 ラチェットレバー61は、右側の支持片21の上方に配置されており、溝24の近傍で前後方向に延びるピンを介してベース2に取り付けられている。ラチェットレバー61は、そのピンから右向きに延びる操作部と、ピンから上向きに延びて先端で歯面55aと係合するフック部を含む。
 上述したスプリング63は、ラチェットレバー61の操作部と支持片21との間に配置され、ラチェットレバー61をフック部と歯面55aとの係合状態が維持される方向に付勢する。このような構造により、操作部を操作しないときは第1大腿骨パドル5Aの上向きの移動のみが可能であり、操作部を操作してフック部と歯面55aとの係合状態を解除すれば、第1大腿骨パドル5Aの上向きおよび下向きの移動が可能となる。
 同様に、第2ラチェット機構6Bは、第2大腿骨パドル5Bに設けられた柱55Bと、ベース2に揺動可能に取り付けられたラチェットレバー62(図2参照)と、ラチェットレバー61を付勢するスプリング64で構成されている。ただし、第2ラチェット機構6Bの構成はこれに限られるものではなく、適宜変更可能である。
 柱55Bは、図3に示すように、ロッド54Bの前方に位置しており、第2大腿骨パドル5Bの基部53Bから下向きに延びている。柱55Bは、断面矩形状であり、ベース2の第2主面2bに設けられた溝25内に嵌合する。柱55Bの左側面には、上下方向に凹凸を繰り返す歯面55bが形成されている。
 ラチェットレバー62は、左側の支持片21の上方に配置されており、溝25の近傍で前後方向に延びるピンを介してベース2に取り付けられている。ラチェットレバー62は、そのピンから左向きに延びる操作部と、ピンから上向きに延びて先端で歯面55bと係合するフック部を含む。
 上述したスプリング64は、ラチェットレバー62の操作部と支持片21との間に配置され、ラチェットレバー62をフック部と歯面55bとの係合状態が維持される方向に付勢する。このような構造により、操作部を操作しないときは第2大腿骨パドル5Bの上向きの移動のみが可能であり、操作部を操作してフック部と歯面55bとの係合状態を解除すれば、第2大腿骨パドル5Bの上向きおよび下向きの移動が可能となる。
 図3に示すように、第1大腿骨パドル5Aに設けられた柱55Aの前面には、第1接触面40から接触面50Aまでの距離に関する目盛14が形成されている。一方、ベース2の第2主面2bには、図2に示すように、接触面50Aの現在位置を示すマーク12が形成されている。これらの目盛14およびマーク12は、第1接触面40と接触面50Aとの間の距離を表示する第1距離表示部11Aを構成する。
 同様に、第2大腿骨パドル5Bの柱55Bの前面には、第1接触面40から接触面50Bまでの距離に関する目盛15が形成されている。一方、ベース2の第2主面2bには、接触面50Bの現在位置を示すマーク13が形成されている。これらの目盛15およびマーク13は、第1接触面40と接触面50Bとの間の距離を表示する第2距離表示部11Bを構成する。
 図6に示すように、伸展位では、第1接触面40を脛骨近位部91の近位端切除面92に接触させるとともに第2接触面50を大腿骨遠位部95の遠位端切除面96に接触させれば、脛骨近位部91の近位端切除面92と大腿骨遠位部95の遠位端切除面96との間の距離を計測することができる。本実施形態では、大腿骨パドル5が第1大腿骨パドル5Aと第2大腿骨パドル5Bに分割されているので、大腿骨遠位部95の内顆と外顆とで遠位端切除面96の位置が異なる場合に、脛骨近位部91の近位端切除面92から内顆の遠位端切除面96までの距離と脛骨近位部91の近位端切除面92から外顆の遠位端切除面96までの距離の双方を計測することができる。
 しかも、大腿骨パドル5をラチェット機構6によって適切な位置で保持すれば、靭帯などの軟部組織に適切な緊張を与えた状態で脛骨近位部91の近位端切除面92と大腿骨遠位部95の遠位端切除面96との間の距離を計測することができる。
 図7に示すように、直角屈曲位では、第1接触面40を脛骨近位部91の近位端切除面92に接触させるとともに第2接触面50を大腿骨遠位部95の後端97に接触させれば、脛骨近位部91の近位端切除面92と大腿骨遠位部95の後端97との間の距離を計測することができる。本実施形態では、大腿骨パドル5が第1大腿骨パドル5Aと第2大腿骨パドル5Bに分割されているので、大腿骨遠位部95の内顆と外顆とで後端97の位置が異なる場合に、脛骨近位部91の近位端切除面92から内顆の後端97までの距離と脛骨近位部91の近位端切除面92から外顆の後端97までの距離の双方を計測することができる。
 しかも、大腿骨パドル5をラチェット機構6によって適切な位置で保持すれば、靭帯などの軟部組織に適切な緊張を与えた状態で脛骨近位部91の近位端切除面92と大腿骨遠位部95の後端97との間の距離を計測することができる。
 次に、図8を参照して、大腿骨アタッチメント7について説明する。大腿骨アタッチメント7は、図9に示すように、直角屈曲位で脛骨近位部91の近位端切除面92と大腿骨遠位部95の後端97との間の距離を計測する際に使用される。
 大腿骨アタッチメント7は、人工膝関節の大腿骨コンポーネントにおける大腿骨遠位部95の遠位端切除面96を覆う部分に対応する形状(すなわち、大腿骨遠位部95の切除部を生理的に復元する形状)の再現部71と、ベース2の上方に位置する第2基部73と、再現部71から第2基部73に向かって延びる第3アーム部72を含む。再現部71は、直角屈曲位で大腿骨遠位部95の遠位端切除面96に接触させられる第3接触面70を有する。
 より詳しくは、再現部71は、左右方向に互いに離間する内顆部および外顆部と、内顆部と外顆部とを連結する連結部を含む。本実施形態では、内顆部、外顆部および連結部の後面が同一平面上に位置しており、第3接触面70を構成する。
 第3アーム部72は、前後方向と平行であり、再現部71の中心よりも右方に寄せられている。本実施形態では、第3アーム部72は、第1大腿骨パドル5Aのアーム部52Aの真上に位置する。第2基部73は、第1大腿骨パドル5Aの基部53Aの真上に位置する。
 大腿骨アタッチメント7は、大腿骨パドル5に着脱可能に構成されている。本実施形態では、大腿骨アタッチメント7が第1大腿骨パドル5Aに着脱可能である。また、本実施形態では、大腿骨アタッチメント7が前後方向に移動可能となるように第1大腿骨パドル5Aに取り付けられている。
 具体的に、第1大腿骨パドル5Aの基部53Aの上面には、前後方向に延びる断面台形状の溝56が設けられている。一方、大腿骨アタッチメント7の第2基部73には、溝56内に嵌合する、前後方向に延びるレール部74が設けられている。溝56内にレール部74が嵌合することで、大腿骨アタッチメント7が第1大腿骨パドル5Aに対して摺動可能となる。
 また、第2基部73には当該第2基部73を上下方向に貫通するネジ穴が設けられており、このネジ穴に止めネジ76が螺合している。止めネジ76を回転して止めネジ76の先端を溝56の底に押し当てることで、第1大腿骨パドル5Aに対する大腿骨アタッチメント7の相対位置を固定することができる。
 さらに、第2基部73の上面には、第1大腿骨パドル5Aに対する大腿骨アタッチメント7の相対位置に関する目盛75が形成されている。一方、第1大腿骨パドル5Aの基部53Aには、図3に示すように、当該基部53Aの左側端部から上向きに突出する柱57が設けられている。柱57の上面は、大腿骨アタッチメント7が第1大腿骨パドル5Aに取り付けられたときに大腿骨アタッチメント7の第2基部73の上面と同一平面上に位置する。柱57の上面には、大腿骨アタッチメント7の現在位置を示すマーク58が形成されている。
 脛骨近位部91および大腿骨遠位部95を切除する際は、膝蓋骨等(膝蓋骨、およびそれに付着する膝蓋腱や大腿四頭筋腱などの軟部組織)を膝関節の内側または外側に退避させる必要がある。大腿骨遠位部95の遠位端を切除した後に、直角屈曲位で遠位端切除面96が露出したままで膝蓋骨等を元の位置に戻した場合には、膝蓋骨に付着する軟部組織が緩んだ状態となる。
 これに対し、本実施形態では、大腿骨パドル5に着脱可能な大腿骨アタッチメント7が設置予定の大腿骨コンポーネントと部分的に対応する形状の再現部71を含むので、図9に示すように、大腿骨アタッチメント7を大腿骨パドル5に取り付けた状態で大腿骨アタッチメント7の再現部71の第3接触面70を大腿骨遠位部95の遠位端切除面96に接触させれば、膝蓋骨等を元の位置に戻したときに膝蓋骨に付着する軟部組織に適切な緊張を与えることができる。すなわち、将来的な大腿骨コンポーネントの装着後と同じ状況下で脛骨近位部91の近位端切除面92と大腿骨遠位部95の後端97との間の距離を計測することができる。換言すれば、直角屈曲位での脛骨近位部91の近位端切除面92と大腿骨遠位部95の後端97との間の距離の計測を、大腿骨遠位部95の遠位端を切除し同後端97を切除していない状態においても、遠位端が切除された影響を抑えてより正確に行うことができる。
 しかも、本実施形態では、脛骨パドル4の第1アーム部42が第1パドル部41の中心よりも右方に寄せられ、大腿骨パドル5の第2アーム部52が第2パドル部51の中心よりも右方に寄せられ、大腿骨アタッチメント7の第3アーム部72が再現部71の中心よりも右方に寄せられている。このため、第1~第3アーム部42,52,72の側方にスペースを確保することができ、距離計測時にはこのスペースに、脛骨近位部91および大腿骨遠位部95を切除する際に膝関節の内側または外側に退避された膝蓋骨等を戻すことができる。
 さらに、本実施形態では、大腿骨アタッチメントが前後方向に移動可能であるため、直角屈曲位で大腿骨アタッチメント7の第3接触面70を大腿骨遠位部95の遠位端切除面96に接触させた状態で大腿骨アタッチメント7を移動することにより、膝関節の前後方向における脛骨近位部91と大腿骨遠位部95との相対位置を調整することができる。これにより、脛骨近位部91の近位端切除面92と大腿骨遠位部95の後端97との間の距離を計測する際に、膝関節の前後方向における脛骨近位部91と大腿骨遠位部95との相対位置を、人工膝関節設置後の理想的な相対位置と一致させることができる。
 次に、図10を参照して、大腿骨サイザー8について説明する。大腿骨サイザー8は、図12に示すように、直角屈曲位において大腿骨遠位部95のサイズを測定するためのものである。また、大腿骨サイザー8は、大腿骨遠位部95の前端の切除位置および後端97の切除位置を決定するためのものでもある。
 大腿骨遠位部95の前端および後端97を切除する際は、例えば図11(a)および(b)に示すような大腿骨カッティングガイド88が使用される。この大腿骨カッティングガイド88には、切除用のソーをガイドするための複数のスリット88b~88eが設けられている。また、大腿骨カッティングガイド88には、一対の位置決めピン88aが設けられている。
 大腿骨サイザー8は、直角屈曲位で大腿骨遠位部95の遠位端切除面96に接触させられる接触面を有する測定・位置決め部81と、ベース2の上方に位置する第3基部83と、測定・位置決め部81から第3基部83に向かって延びる第4アーム部82を含む。測定・位置決め部81には、大腿骨カッティングガイド88の位置決めピン88aと同一ピッチの一対の貫通穴81aが設けられている。これらの貫通穴81aを通じて、遠位端切除面96に位置決め穴が加工される。なお、位置決め穴の形成の代わりに、ピン、ネジまたは釘が遠位端切除面96に打ち込まれてもよい。この場合、大腿骨カッティングガイド88には、位置決め穴が設けられる。
 第4アーム部82は、前後方向と平行であり、測定・位置決め部81の中心よりも右方に寄せられている。本実施形態では、第4アーム部82は、第1大腿骨パドル5Aのアーム部52Aの真上に位置する。第3基部83は、第1大腿骨パドル5Aの基部53Aの真上に位置する。
 大腿骨サイザー8は、大腿骨パドル5に着脱可能に構成されている。本実施形態では、大腿骨サイザー8が第1大腿骨パドル5Aに着脱可能である。また、本実施形態では、大腿骨サイザー8が前後方向に移動可能となるように第1大腿骨パドル5Aに取り付けられている。
 具体的に、大腿骨サイザー8の第3基部83には、第1大腿骨パドル5Aの基部53Aの上面に設けられた溝56内に嵌合する、前後方向に延びるレール部84が設けられている。このレール部84が溝56内に嵌合することで、大腿骨サイザー8が第1大腿骨パドル5Aに対して摺動可能となる。
 また、第3基部83には当該第3基部83を上下方向に貫通するネジ穴が設けられており、このネジ穴に止めネジ86が螺合している。止めネジ86を回転して止めネジ86の先端を溝56の底に押し当てることで、第1大腿骨パドル5Aに対する大腿骨サイザー8の相対位置を固定することができる。
 さらに、第3基部83の上面には、第1大腿骨パドル5Aに対する大腿骨サイザー8の相対位置に関する目盛85が形成されている。一方、大腿骨サイザー8が第1大腿骨パドル5Aに取り付けられたときは、第1大腿骨パドル5Aの基部53Aに設けられた柱57の上面は大腿骨サイザー8の第3基部83の上面と同一平面上に位置し、柱57の上面に形成されたマーク58(図3参照)が大腿骨サイザー8の現在位置を示す。
 このような大腿骨サイザー8を用いれば、脛骨近位部91と大腿骨遠位部95との相対位置を、軟部組織に適切な緊張を与えた状態である生理状態を再現する適切な位置に保ったままで、大腿骨遠位部95のサイズの測定と大腿骨コンポーネントの装着位置の決定を行うことができる。ただし、計測装置1は、大腿骨サイザー8を含まなくてもよい。
 (第2実施形態)
 図13~図15に、本発明の第2実施形態に係る人工膝関節全置換術用計測装置1Aを示す(図14および図15は大腿骨アタッチメント7を取り外した状態の図である)。なお、本実施形態および後述する第3実施形態において、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
 計測装置1Aは、第1実施形態の計測装置1と同様に、ベース2、脛骨パドル4、大腿骨パドル5、ラチェット機構6および大腿骨アタッチメント7を含む。計測装置1Aは、図10に示す大腿骨サイザー8を含んでもよい。
 本実施形態では、大腿骨パドル5が第1大腿骨パドル5Aと第2大腿骨パドル5Bに分割される代わりに、前後方向に延びる揺動軸回りに揺動可能である。このため、直角屈曲位で大腿骨遠位部95の内顆と外顆とで後端の位置が異なる場合に、大腿骨パドル5を内顆の後端と外顆の後端の双方に接触させることができる。さらに、大腿骨遠位部95の後端97の切除後に直角屈曲位で脛骨近位部91と大腿骨遠位部95との間を広げて軟部組織に適切な緊張を与えたときに、大腿骨遠位部95の後端切除面が脛骨近位部91の近位端切除面92に対して傾いていても、大腿骨パドル5を後端切除面に面接触させることができる。
 また、大腿骨アタッチメント7を大腿骨パドル5から取り外した状態では、大腿骨遠位部95の遠位端の切除前に、伸展位において大腿骨遠位部95の内顆と外顆とで遠位端の位置が異なる場合に、大腿骨パドル5を内顆の遠位端と外顆の遠位端の双方に接触させることができる。さらに、大腿骨遠位部95の遠位端の切除後に脛骨近位部91と大腿骨遠位部95との間を広げて軟部組織に適切な緊張を与えたときに、大腿骨遠位部95の遠位端切除面96が脛骨近位部91の近位端切除面92に対して傾いていても、大腿骨パドル5を遠位端切除面96に面接触させることができる。
 具体的に、本実施形態では、大腿骨パドル5が上下方向に移動可能となるように昇降部材44を介してベース2に取り付けられている。また、大腿骨パドル5は、昇降部材44に揺動可能に保持されている。
 より詳しくは、本実施形態では、ベース2が、上下方向に長い略直方体状である。脛骨パドル4の第1アーム部42はベース2の右方まで延びており、第1アーム部42にはベース2の右側側面に沿って垂れ下がる垂下部43が設けられている。この垂下部43がベース2につながっている。
 ベース2には、当該ベース2を上下方向に貫通する貫通穴27が設けられている。また、ベース2の第2主面2bには、上端面から下端面まで上下方向に延びる溝28が設けられている。さらに、ベース2の左側側面からは、支持片26が左向きに突出している。支持片26は上下方向と直交するフラットな上面を有し、支持片26の上面は溝28の左側側面までつながっている。
 昇降部材44は、ベース2の上方に位置するヘッド46と、ヘッド46から下向きに延びる断面円形状のロッド45を含む。ロッド45がベース2の貫通穴27に挿入されることで、昇降部材44がベース2に対して摺動可能となっている。
 ヘッド46には、当該ヘッド46を左右方向に横断するチャンネルが設けられている。換言すれば、ヘッド46は、前後方向でチャンネルを挟んで対向する一対の対向壁を含む。
 大腿骨パドル5の第1基部53は、ヘッド46の上方の位置から脛骨パドル4の第1アーム部42を超えた位置まで延びている。第1基部53の左側部分には、左右方向に延びる長方形状のスロットが設けられており、このスロット内にヘッド46の後方の対向壁が挿入されている。また、第1基部53は、前後方向に延びるシャフト47を介してヘッド46の一対の対向壁に連結されており、これにより大腿骨パドル5がシャフト47の中心軸を揺動軸として揺動可能である。
 ロッド45の左側部分には、上下方向に凹凸を繰り返す歯面45aが形成されている。一方、ベース2には、貫通穴27の左方で前後方向に延びる操作軸35が回転可能に保持されている。操作軸35は、医師などの使用者によって操作される。
 操作軸35には、歯面45aと噛み合うピニオン36が設けられている。このため、操作軸35が操作されると、その操作量(回転量)に応じた分だけ昇降部材44および大腿骨パドル5が上下方向に移動する。
 本実施形態では、ラチェット機構6が、昇降部材44に設けられた柱67と、ベース2に揺動可能に取り付けられたラチェットレバー65と、ラチェットレバー65を付勢するスプリング66で構成されている。ただし、ラチェット機構6の構成はこれに限られるものではなく、適宜変更可能である。
 柱67は、ロッド45の前方に位置しており、昇降部材44のヘッド46から下向きに延びている。柱67は、断面矩形状であり、ベース2の第2主面2bに設けられた溝28内に嵌合する。柱67の左側面には、上下方向に凹凸を繰り返す歯面67aが形成されている。
 ラチェットレバー65は、支持片26の上方に配置されており、溝28の近傍で前後方向に延びるピンを介してベース2に取り付けられている。ラチェットレバー65は、そのピンから左向きに延びる操作部と、ピンから上向きに延びて先端で歯面67aと係合するフック部を含む。
 スプリング66は、ラチェットレバー65の操作部と支持片26との間に配置され、ラチェットレバー65をフック部と歯面67aとの係合状態が維持される方向に付勢する。このような構造により、操作部を操作しないときは昇降部材44および大腿骨パドル5の上向きの移動のみが可能であり、操作部を操作してフック部と歯面67aとの係合状態を解除すれば、昇降部材44および大腿骨パドル5の上向きおよび下向きの移動が可能となる。
 大腿骨アタッチメント7に関しては、第1実施形態で説明したように、大腿骨パドル5の第1基部53に設けられた溝56内にレール部74が嵌合することで、大腿骨アタッチメント7が大腿骨パドル5に対して摺動可能である。なお、大腿骨アタッチメント7は、大腿骨パドル5の揺動に追従して揺動する。
 さらに、計測装置1Aは、距離表示部16と角度表示部19を含む。距離表示部11は、第1接触面40に対する垂線であって大腿骨パドル5の揺動中心を通る垂線上で、第1接触面40と第2接触面50との間の距離を表示する。
 図14に示すように、昇降部材44に設けられた柱67の前面には、第1接触面40から第2接触面50までの距離に関する目盛18が形成されている。一方、ベース2の第2主面2bには、第2接触面50の現在位置を示すマーク17が形成されている。これらの目盛18およびマーク17が距離表示部16を構成する。
 角度表示部19は、第1接触面40と第2接触面50の間の角度(以下、「パドル間角度」という。)を表示する。昇降部材44のヘッド46の後方の対向壁には目盛板69が設けられており、この目盛板69にはパドル間角度に関する目盛69aが形成されている。一方、大腿骨パドル5の第1基部53には、第2接触面50の現在角度を示す針59が設けられている。これらの目盛69aおよび針59が角度表示部19を構成する。
 本実施形態でも、第1実施形態と同様に、将来的な大腿骨コンポーネントの装着後と同じ状況下で脛骨近位部91の近位端切除面92と大腿骨遠位部95の後端97との間の距離を計測することができる。しかも、本実施形態では、角度表示部19によってパドル間角度が表示されるので、大腿骨遠位部95の内顆と外顆とで遠位端または遠位端切除面96の位置が異なる場合のそれらの段差や、遠位端切除面96の傾斜を角度によって評価することができる。
 (第3実施形態)
 図16および図17に、本発明の第3実施形態に係る人工膝関節全置換術用計測装置1Bを示す(図17は大腿骨アタッチメント7を取り外した状態の図である)。本実施形態の計測装置1Bが第2実施形態の計測装置1Aと異なる点は、計測装置1Aでは溝56が大腿骨パドルに追従して揺動するのに対し、計測装置1Bでは大腿骨パドル5が揺動しても溝56が第1接触面40と平行に保たれる点である。このため、溝56に保持される大腿骨アタッチメント7が脛骨近位部91の近位端切除面92と平行に保たれる。計測装置1Bは、第2実施形態で説明したのと同様に、図10に示す大腿骨サイザー8を含んでもよい。
 具体的には、大腿骨パドル5の第1基部53の左右方向の長さが第2実施形態よりも短く設定されており、第1基部53の右方に振り子56aが配置されている。そして、この振り子56aに溝56が設けられている。
 振り子56aは、前後方向に延びるシャフト56dを介して第1基部53に連結されている。また、第1基部53の上方にはリンク部材56bが配置されている。リンク部材56bは、前後方向に延びるシャフト56eを介して振り子56aと連結されているとともに、前後方向に延びるシャフト56cを介して昇降部材44のヘッド46と連結されている。
 本実施形態でも、第1実施形態と同様に、将来的な大腿骨コンポーネントの装着後と同じ状況下で脛骨近位部91の近位端切除面92と大腿骨遠位部95の後端97との間の距離を計測することができる。しかも、本実施形態では、第2実施形態と同様の効果も得ることができる。
 (その他の実施形態)
 本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
 例えば、前記実施形態とは逆に、第1アーム部42が第1パドル部41の中心よりも左方に寄せられてもよい。この場合、第2アーム部52も第2パドル部51の中心よりも左方に寄せられ、第3アーム部72も再現部71の中心よりも左方に寄せられる。あるいは、人工膝関節全置換術の手術手技によっては、左右方向において第1アーム部42の中心が第1パドル部41の中心と一致してもよい。
 また、大腿骨パドル5が2つに分割されず、かつ、膝関節の前後方向に延びる揺動軸回りに揺動不能であってもよい。
 1,1A,1B 人工膝関節全置換術用計測装置
 11 距離表示部
 2  ベース
 4  脛骨パドル
 40 第1接触面
 41 第1パドル部
 42 第1アーム部
 5  大腿骨パドル
 5A 第1大腿骨パドル
 5B 第2大腿骨パドル
 50 第2接触面
 51 第2パドル部
 52 第2アーム部
 53 第1基部
 6  ラチェット機構
 7  大腿骨アタッチメント
 70 第3接触面
 71 再現部
 72 第3アーム部
 73 第2基部
 8  大腿骨サイザー
 91 脛骨近位部
 92 近位端切除面
 95 大腿骨遠位部
 96 遠位端切除面
 97 後端
 

Claims (6)

  1.  人工膝関節全置換術に使用される計測装置であって、
     膝関節の前方に配置されるベースと、
     前記ベースに固定された、脛骨近位部の近位端切除面に接触させられる第1接触面を有する脛骨パドルと、
     前記第1接触面と直交する方向に移動可能となるように前記ベースに取り付けられた、直角屈曲位で大腿骨遠位部の後端に接触させられる第2接触面を有する大腿骨パドルと、
     前記大腿骨パドルの前記脛骨パドルから離れる方向への移動のみを許容するか双方向への移動を許容するかを切り換え可能なラチェット機構と、
     前記大腿骨パドルに着脱可能な、直角屈曲位で大腿骨遠位部の遠位端切除面に接触させられる第3接触面を有する大腿骨アタッチメントと、
     前記第1接触面と前記第2接触面との間の距離を表示する距離表示部と、を備え、
     前記大腿骨アタッチメントは、人工膝関節の大腿骨コンポーネントにおける大腿骨遠位部の遠位端切除面を覆う部分に対応する形状の再現部を含み、この再現部が前記第3接触面を有する、人工膝関節全置換術用計測装置。
  2.  前記大腿骨アタッチメントは、膝関節の前後方向に移動可能となるように前記大腿骨パドルに取り付けられている、請求項1に記載の人工膝関節全置換術用計測装置。
  3.  前記大腿骨パドルは、膝関節の内外方向に並ぶ第1大腿骨パドルと第2大腿骨パドルに分割されており、
     前記第1大腿骨パドルおよび前記第2大腿骨パドルが、互いに独立して前記第1接触面と直交する方向に移動可能となるように前記ベースに取り付けられており、
     前記距離表示部は、前記第1大腿骨パドルと前記第2大腿骨パドルのそれぞれに対し、前記第1接触面と前記第2接触面との間の距離を表示する、請求項1または2に記載の人工膝関節全置換術用計測装置。
  4.  前記大腿骨パドルは、膝関節の前後方向に延びる揺動軸回りに揺動可能であり、
     前記距離表示部は、前記第1接触面に対する垂線であって前記大腿骨パドルの揺動中心を通る垂線上で、前記第1接触面と前記第2接触面との間の距離を表示する、請求項1または2に記載の人工膝関節全置換術用計測装置。
  5.  前記脛骨パドルは、前記第1接触面を有する第1パドル部と、前記第1パドル部から前記ベースに向かって延びる第1アーム部を含み、
     前記大腿骨パドルは、前記第2接触面を有する第2パドル部と、前記ベースの上方に位置する第1基部と、前記第2パドル部から前記第1基部に向かって延びる第2アーム部を含み、
     前記大腿骨アタッチメントは、前記ベースの上方に位置する第2基部と、前記再現部から前記第2基部に向かって延びる第3アーム部を含み、
     膝関節の内外方向の一方を第1方向、他方を第2方向と定義したとき、
     前記第1アーム部は、前記第1パドル部の中心よりも前記第1方向に寄せられており、
     前記第2アーム部は、前記第2パドル部の中心よりも前記第1方向に寄せられており、
     前記第3アーム部は、前記再現部の中心よりも前記第1方向に寄せられている、請求項1~4の何れか一項に記載の人工膝関節全置換術用計測装置。
  6.  前記大腿骨パドルに着脱可能な、直角屈曲位において大腿骨遠位部のサイズを測定するため、ならびに大腿骨遠位部の前端の切除位置および後端の切除位置を決定するための大腿骨サイザーをさらに備える請求項1~5の何れか一項に記載の人工膝関節全置換術用計測装置。
     
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PCT/JP2022/046806 WO2023120506A1 (ja) 2021-12-22 2022-12-20 人工膝関節全置換術用計測装置

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014524815A (ja) * 2011-07-19 2014-09-25 ジンマー,インコーポレイティド 膝関節形成用器具
JP2017080569A (ja) * 2017-02-10 2017-05-18 バイオメット・ジャパン株式会社 人工膝関節を設置するために使用されるバランサー装置
US20180103961A1 (en) * 2016-10-13 2018-04-19 Corentec Co. Ltd. Guide device for knee replacement
JP2021121263A (ja) * 2020-01-31 2021-08-26 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 バランサー装置

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