WO2023112326A1 - 信号強度平坦化方法及び中継ノード - Google Patents
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Abstract
同一の中継ノードに収容される複数のユーザ装置を、光信号の強度が近いユーザ装置が同一クラスになるようにクラス分けし、同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させるための信号の転送経路を設定し、同じ光伝送路内に集線された光信号の信号強度を、波長毎に分けることなく一括で調整する、信号強度平坦化方法。
Description
本発明は、信号強度平坦化方法及び中継ノードに関する。
近年、ネットワーク全体において光信号のまま伝送を行う検討が進められている(例えば、非特許文献1)。WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)方式を活用した全光ネットワークを構成する光通信システムの構成を図10に示す。図10に示す光通信システムでは、送信端末200-1~200-3と、受信端末300-1~300-3との間が、光電変換を挟まずに光によりエンド-エンドで接続される。各送信端末200から送信される光信号は、いずれかの中継ノード350に入力されて波長ごとに経路切り替えが行われて受信端末300に転送される。
図11は、従来の中継ノード350の構成例を示す図である。中継ノード350は、波長合分波器351と、光SW352と、波長合分波器353と、波長合分波器354と、光増幅器355と、光増幅器356とを備える。波長合分波器351,353及び354は、例えばAWG(Arrayed waveguide gratings)で構成される。中継ノード350に入力された光信号は、波長合分波器351によって波長毎に分離され、光SW352によって出力先が所望の方路が切り替えられる。その後、光信号は、再び波長合分波器353又は354で波長多重され、次の中継先に送信され、最終的に対向する装置(例えば、受信端末300-1~300-3)に転送される。ノードや伝送路の損失が規定値よりも大きい場合には、図11に示すように波長合分波器353又は354の後段に光増幅器355,356を設けて光信号を増幅する。
ここで、全光ネットワークを構成する光通信システムにおける強度バラツキの問題について図12を用いて説明する。送信端末200-1,200-2(図12では、Tx1、Tx2と示している)と、受信端末300-1,300-2(図12では、Rx1、Rx2と示している)とが通信する場合を考える。ここでは、送信端末200-1が、送信端末200-2よりも中継ノードからみて遠い場所に位置しており、伝送損失が大きいとする。各送信端末200の送信パワーが等しい場合、各送信端末200から送信された各光信号が光増幅器355-1に到達した時、各光信号レベルには強度差ΔPinが生じる。伝送距離に対する信号強度の変化(レベルダイヤグラム)を図12の下段に示す。
光通信システムにおいて、受信器に入る信号強度が最小受信感度よりも低い場合、受信器内で発生する熱雑音の影響により符号誤り率が増大してしまう。よって、損失が大きな長距離伝送を実現するためには、光増幅器を用い、信号強度の低下を補償することが有効である。光増幅器の放出する自然放出光(ASE:Amplified Spontaneous Emission)は、光の雑音であり、信号の受信特性を劣化させる可能性がある。例えば、光増幅器によって受信器に入る光信号の強度を高いレベルに増幅したとしても、光信号に対するASE強度が大きい、すなわち光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal to Noise Ratio)が低い場合、符号誤り率は低下する。
これを回避するためには、通過するすべての光増幅器(例えば、図12における光増幅器355-1~355-3)において、入力される光信号強度を光増幅器の放出するASEのレベルよりも十分に高く保つことが重要である。よって、光信号強度がすべての区間で閾値Pminより高くなるように光増幅器を配置することで、ASEによる受信特性劣化を回避できる。以上のように、ASEによる影響を回避するためには、伝送路内において信号強度を高く保つことが重要であるが、一方で光信号強度が過度に高い場合には非線形光学効果による波形劣化が生じ、符号誤り率を増大させる。非線形光学効果の影響を受ける信号強度をPmaxとする。一般的に、中継光増幅のシステムにおいてエラーフリーで伝送するためには、伝送区間の光強度が常に「非線形効果による上限(Pmax)」と「OSNRによる下限(Pmin)」との間になるように伝送路を設計することが重要である。
光増幅器間の損失をΔLとすれば、送信端末200-1と送信端末200-2の取り得る信号レベルの範囲はΔPin+ΔLとなる。これら2つの信号をどちらもエラーフリー伝送させるためには、以下の条件を満たすことが必要である。
(条件):Pmax-Pmin>ΔPin+ΔL
(条件):Pmax-Pmin>ΔPin+ΔL
したがって、許容されるノード間の距離を拡大する(ΔL>>)ためには、強度差ΔPinを低減することが重要となる。
強度差を低減するための信号強度の平坦化手法として、可変光減衰器(VOA:Variable Optical Attenuator)を用いる構成が挙げられる(例えば、非特許文献2参照)。図13は、可変光減衰器を用いた中継ノード350aの構成例を示す図である。図13に示す中継ノード350aでは、波長合分波器353,354の各波長のポートの前段にVOAを配置し、それぞれ独立に減衰量を制御することで、波長毎の信号レベルを平坦化することができる。
図12に示すような光通信システムでは、OSNRを高く保つことが重要である。そのためには光増幅器入射時点での信号強度を高くすることが有効である。一方で、図13に示す方法では、強信号をVOAで弱信号に揃えることになるため、強信号のOSNRが低下してしまう。一方、図14に示す中継ノード350bのように、信号を平坦化する前に光増幅器360を用いる場合、強信号を減衰させることなく増幅することができるため、OSNRの劣化を回避することができる。しかしながら、強度差のある波長多重信号を同じ増幅器で増幅する場合、弱信号の利得が減少する可能性がある。以下に理由を示す。
図15に示すファイバー光増幅器を例に考える。ファイバー光増幅器では、増幅媒体370となる光ファイバに、増幅したい光信号と共に、励起光発生用LD380から照射された励起光を入射させ、増幅媒体370の中で励起光のパワーを光信号に変換する。増幅媒体370となる光ファイバは、増幅する波長帯によって適切なものが用いられ、例えば1550nm付近のCバンド帯では多くの場合エルビウムが添加されたものが用いられる。光増幅器の利得は、入力される光信号の強さに依存する。例えば、励起光強度に対して比較的強い光信号が入力される場合、励起光から光信号へのエネルギー変換によって、増幅媒体370を伝搬する励起光のパワーが減少するため、結果として利得は減少する。これを利得飽和という。一方、励起光の強度に対して弱い信号が入力される場合には、エネルギー変換による励起光の減衰が小さいため、高い利得が得られる。
H. Kawahara et al., "Optical Full-mesh Network Technologies Supporting the All-Photonics Network", NTT Technical Review, Vol. 18 No.5, May 2020, pp. 24-29.
Hisato Uetsuka, "AWG Technologies for Dense WDM Applications", IEEE J. Sel. Top. Quantum Electron., Vol. 10, No. 2, March/April 2004.
S. Koenig et al., "Rival Signals in SOA Reach-Extended WDM-TDM-GPON Converged with RoF", OFC2011, OWT1, 2011.
強度ばらつきのある信号を平坦化して中継ファイバに送信する場合、弱信号ほど高い利得が必要で、強信号はそれよりも小さな利得で良いため、一見すると上記の利得飽和は問題にならないように思われる。しかし、図14に示すように強度差のある波長多重信号を同じ増幅器で増幅する場合、強信号によって励起光の減衰が起きるため、弱信号の利得が減少してしまう。このように従来では、同一の中継ノードに収容されるユーザ装置それぞれから送信される光信号の強度差を、OSNRを低減させずに平坦化することができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、同一の中継ノードに収容されるユーザ装置それぞれから送信される光信号の強度差を、OSNRを低減させずに平坦化することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、同一の中継ノードに収容される複数のユーザ装置を、光信号の強度が近いユーザ装置が同一クラスになるようにクラス分けし、同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させるための信号の転送経路を設定し、同じ光伝送路内に集線された光信号の信号強度を、波長毎に分けることなく一括で調整する、信号強度平坦化方法である。
本発明の一態様は、同一の中継ノードに収容される複数のユーザ装置を、光信号の強度が近いユーザ装置が同一クラスになるように、かつ、利得飽和による弱信号の利得減少が生じない最低限のクラス数にクラス分けし、同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させるための信号の転送経路を設定し、同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線する、信号強度平坦化方法である。
本発明の一態様は、収容している複数のユーザ装置を、光信号の強度が近いユーザ装置が同一クラスになるようにクラス分けし、同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させるための信号の転送経路を設定する割当部と、前記割当部により同じ光伝送路内に集線された光信号の信号強度を、波長毎に分けることなく一括で調整する調整部と、を備える中継ノードである。
本発明の一態様は、同一の中継ノードに収容される複数のユーザ装置を、光信号の強度が近いユーザ装置が同一クラスになるように、かつ、利得飽和による弱信号の利得減少が生じない最低限のクラス数にクラス分けし、同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させるための信号の転送経路を設定し、同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線する割当部、を備える中継ノードである。
本発明により、同一の中継ノードに収容されるユーザ装置それぞれから送信される光信号の強度差を、OSNRを低減させずに平坦化することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における光通信システム100の構成例を示す図である。光通信システム100は、複数のユーザ装置10-1~10-9と、複数の光スプリッタ20-1~20-3と、末端中継ノード30と、1以上の中継ノード45と、末端中継ノード50と、複数の光スプリッタ60と、複数のユーザ装置70と、管理装置80とを備える。以下の説明では、ユーザ装置10及びユーザ装置70の台数が9台である場合を例に説明するが、ユーザ装置10及びユーザ装置70の台数は2台以上であればよい。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における光通信システム100の構成例を示す図である。光通信システム100は、複数のユーザ装置10-1~10-9と、複数の光スプリッタ20-1~20-3と、末端中継ノード30と、1以上の中継ノード45と、末端中継ノード50と、複数の光スプリッタ60と、複数のユーザ装置70と、管理装置80とを備える。以下の説明では、ユーザ装置10及びユーザ装置70の台数が9台である場合を例に説明するが、ユーザ装置10及びユーザ装置70の台数は2台以上であればよい。
以下の説明において、説明の便宜上、図面上でユーザ装置10-1~10-9を符号A~Iで示す場合もある。さらに、ユーザ装置10-1~10-3の中でユーザ装置10-1、10-2、10-3の順に末端中継ノード30との距離が近く、ユーザ装置10-4~10-6の中でユーザ装置10-4、10-5、10-6の順に末端中継ノード30との距離が近く、ユーザ装置10-7~10-9の中でユーザ装置10-7、10-8、10-9の順に末端中継ノード30との距離が近いものとする。
ユーザ装置10-1~10-3は光伝送路を介して光スプリッタ20-1に接続され、ユーザ装置10-4~10-6は光伝送路を介して光スプリッタ20-2に接続され、ユーザ装置10-7~10-9は光伝送路を介して光スプリッタ20-3に接続される。光伝送路は、例えば光ファイバである。
さらに、各光スプリッタ20は、光伝送路を介して末端中継ノード30に接続され、末端中継ノード30は、1以上の中継ノード45を介して末端中継ノード50に接続される。図1では、簡単のため、末端中継ノード30と末端中継ノード50との間が1対1の光伝送路で接続される構成を想定し、末端中継ノード30と末端中継ノード50との間の中継ノード45においては光増幅のみ行われるとする。
ユーザ装置10-1から送信される光信号は、光スプリッタ20-1に接続されるユーザ装置10-2及び10-3それぞれから送信される光信号と共に波長多重され、末端中継ノード30に入力される。しかしながら、末端中継ノード30からの距離ごとに信号強度にばらつきがある。
ユーザ装置10及び70は、光トランシーバとして波長可変光送受信器を備える。そのため、ユーザ装置10及び70は、任意の波長により通信が可能である。ユーザ装置10及び70が通信に利用する波長は、管理装置80により割り当てられる。光トランシーバは、AMCC(Auxiliary Management and Control Channel)機能付き光トランシーバでもよい。この場合、ユーザ装置10及び70は、AMCCにより重畳された制御信号を介して、利用波長が制御される。ユーザ装置10及び70は、例えば加入者宅内に設置されるONU(Optical Network Unit)である。
光スプリッタ20は、入力された光信号を合波又は分岐する。例えば光スプリッタ20には、複数のユーザ装置10が接続され、光スプリッタ20は各ユーザ装置10から送信される光信号を合波する。光スプリッタ20には、末端中継ノード30が接続され、光スプリッタ20は末端中継ノード30から出力された光信号を分岐して各ユーザ装置10に出力する。
末端中継ノード30は、ユーザ装置10とユーザ装置70との間で光信号の転送を行う中継装置である。末端中継ノード30は、他の中継ノードよりユーザ装置10に最も近い位置に備えられる。末端中継ノード30は、同一クラスに属するユーザ装置10から送信された光信号の信号強度を揃えて中継ノード45に出力する。ここで、同一クラスに属するユーザ装置10とは、光信号の強度が近いユーザ装置同士をまとめたグループである。
ユーザ装置10の設置場所によっては、各ユーザ装置10が同じ送信パワーで光信号を送信したとしても末端中継ノード30に入力される光信号の強度が異なる。例えば、ユーザ装置10-1はユーザ装置10-2及び10-3よりも末端中継ノード30に近い。そのため、末端中継ノード30がユーザ装置10-1~10-3それぞれが送信した光信号を受信した場合、ユーザ装置10-1から送信された光信号の信号強度はユーザ装置10-2及び10-3から送信された光信号の信号強度よりも大きい。このように、光信号の強度は、ユーザ装置10と末端中継ノード30との間の距離に基づく。
中継ノード45は、末端中継ノード30と末端中継ノード50との間で光信号を増幅する。
末端中継ノード50は、ユーザ装置10とユーザ装置70との間で光信号の転送を行う中継装置である。末端中継ノード50は、他の中継ノードよりユーザ装置70に最も近い位置に備えられる。末端中継ノード50は、同一クラスに属するユーザ装置70から送信された光信号の信号強度を揃えて中継ノード45に出力する。
光スプリッタ60は、入力された光信号を合波又は分岐する。例えば光スプリッタ60には、複数のユーザ装置70が接続され、光スプリッタ60は各ユーザ装置70から送信される光信号を合波する。光スプリッタ60には、末端中継ノード50が接続され、光スプリッタ60は末端中継ノード50から出力された光信号を分岐して各ユーザ装置70に出力する。
管理装置80は、少なくともユーザ装置10,70の制御と、末端中継ノード30,50が備える光SWの制御やユーザ装置10,70のグループ分けを行う。ここでユーザ装置10,70の制御とは、例えばユーザ装置10,70に対する発光波長の割り当て、光停止指示及び波長変更の指示等である。光SWの制御とは、例えば光SWのポート間の接続設定及び光パスの設定等である。
図2は、第1の実施形態における末端中継ノード30,50の構成例を示す図である。末端中継ノード30は、複数のスプリッタ31-1~31-m(mは2以上の整数)と、複数のサーキュレータ32-1~32-mと、経路切り替え部33と、複数の光増幅器34-1~34-n(nは2以上の整数)と、複数のサーキュレータ35-1~35-nと、経路切り替え部36と、ユーザ管理端末37と、光スイッチ制御部38と、光増幅器制御部39と、複数の光増幅器40-1~40-mとを備える。
スプリッタ31-1~31-mは、入力された光信号を合波又は分岐する。例えば、スプリッタ31-1~31-mは、ユーザ装置10から送信される光信号を分岐してユーザ管理端末37及びサーキュレータ32-1~32-mに出力する。
サーキュレータ32-1~32-mは、少なくとも3つ以上のポートを有する。以下の説明では、サーキュレータ32-1~32-mが、3つのポートを有するものとする。サーキュレータ32-1~32-mが有する第1ポートは、スプリッタ31-1~31-mに接続される。サーキュレータ32-1~32-mが有する第2ポートは、経路切り替え部33に接続される。サーキュレータ32-1~32-mが有する第3ポート53-3は、光増幅器40-1~40-mに接続される。
サーキュレータ32-1~32-mが有する第1ポートに入力された光信号は、第2ポートから出力される。サーキュレータ32-1~32-mが有する第2ポートに入力された光信号は、第3ポートから出力される。サーキュレータ32-1~32-mが有する第3ポートに入力された光信号は、第1ポートから出力される。
経路切り替え部33は、複数の波長合分波器331-1~331-mと、光SW332と、複数の波長合分波器333-1~333-nとで構成される。波長合分波器331は、AWG等で構成される。波長合分波器331は、入力された光信号を合波又は波長毎に分波する。
光SW332は、複数の第1ポートと、複数の第2ポートとを有する光スイッチである。光SW332のあるポートに入力された光信号は、他のポートから出力される。例えば、光SW332の第1ポートに入力された光信号は、第2ポートから出力される。光SW332は、光スイッチ制御部38の制御により、第1ポートと第2ポートとの間の接続関係が設定される。
波長合分波器333は、AWG等で構成される。波長合分波器333は、入力された光信号を合波又は波長毎に分波する。
光増幅器34-1~34-nは、光増幅器制御部39により制御された増幅率で光信号を増幅する。
サーキュレータ35-1~35-nは、少なくとも3つ以上のポートを有する。以下の説明では、サーキュレータ35-1~35-nが、3つのポートを有するものとする。サーキュレータ35-1~35-nが有する第1ポートは、光増幅器34-1~34-mに接続される。サーキュレータ35-1~35-nが有する第2ポートは、光伝送路に接続される。サーキュレータ35-1~35-nが有する第3ポートは、経路切り替え部36に接続される。
サーキュレータ35-1~35-nが有する第1ポートに入力された光信号は、第2ポートから出力される。サーキュレータ35-1~35-nが有する第2ポートに入力された光信号は、第3ポートから出力される。サーキュレータ35-1~35-nが有する第3ポートに入力された光信号は、第1ポートから出力される。
経路切り替え部36は、複数の波長合分波器361-1~361-nと、光SW362と、複数の波長合分波器363-1~363-nとで構成される。波長合分波器361は、AWG等で構成される。波長合分波器361は、入力された光信号を合波又は波長毎に分波する。
光SW362は、複数の第1ポートと、複数の第2ポートとを有する光スイッチである。光SW362のあるポートに入力された光信号は、他のポートから出力される。例えば、光SW362の第1ポートに入力された光信号は、第2ポートから出力される。光SW362は、光スイッチ制御部38の制御により、第1ポートと第2ポートとの間の接続関係が設定される。
波長合分波器363は、AWG等で構成される。波長合分波器363は、入力された光信号を合波又は波長毎に分波する。
ユーザ管理端末37は、末端中継ノード30,50に接続されたユーザ装置10,70の状態を管理するための端末である。ユーザ管理端末37は、ユーザ装置10,70が新規に末端中継ノード30,50接続された際、まずユーザ装置10,70と通信を行い、ユーザの認証及び接続先端末の確認を行う。ユーザ管理端末37は、管理装置80により通知された割当波長の情報をユーザ装置10,70に通知する。
光スイッチ制御部38は、光SW332及び362のポート間の接続を制御する。例えば、光スイッチ制御部38は、同一クラスのユーザ装置10から送信された光信号が、同じ波長合分波器333に入力されるように光SW332のポート間の接続を制御する。ポート間の接続を制御するとは、あるポートと、他のポートとが接続されるように経路を設定することを意味する。
光増幅器制御部39は、管理装置80から通知された利得に基づいて、各光増幅器34と各光増幅器40の増幅率を制御する。
光増幅器40-1~40-mは、光増幅器制御部39により制御された増幅率で光信号を増幅する。
例えば、ユーザ装置10が新たに末端中継ノード30に接続されたとする。この場合、ユーザ装置10の認証やユーザ装置10に対する波長割当が完了した後、ユーザ装置10は経路75にて対向装置に対して光信号を送信する。末端中継ノード30に入力された光信号は、サーキュレータ32によって信号の進行方向ごとに分けられる。ユーザ装置10からユーザ装置70に送信された光信号は、経路切り替え部33によって任意の光伝送路で伝送される。
図3は、第1の実施形態におけるユーザ装置10,70とユーザ管理端末37の構成例を説明するための図である。なお、図3では説明に必要な構成のみを示している。まずユーザ装置10,70の構成について説明する。ユーザ装置10,70は、同一の構成を備えるため、ここではユーザ装置10を例に説明する。ユーザ装置10は、送受信部11と、ユーザ認証部12と、割当波長検出部13と、割当波長設定部14と備える。
送受信部11は、光トランシーバとしての波長可変光送受信器である。送受信部11は、末端中継ノード30との間で通信を行う。例えば、ユーザ装置10が新たに末端中継ノード30に接続する場合、送受信部11は初期接続用の波長の光信号を末端中継ノード30に送信する。送受信部11は、末端中継ノード30のユーザ管理端末37から通知された波長情報を受信する。
ユーザ認証部12は、末端中継ノード30に接続するための認証を行う。例えば、ユーザ認証部12は、予め設定される認証情報を、送受信部11を介して末端中継ノード30に送信する。
割当波長検出部13は、末端中継ノード30から送信された光信号から波長情報を検出する。
割当波長設定部14は、検出した波長情報で示される波長を送受信部11の送受信に利用する波長として設定する。
次にユーザ管理端末37の構成例について説明する。ユーザ管理端末37は、送受信部371と、ユーザ認証部372と、割当波長送信部373とを備える。
送受信部371は、光トランシーバとしての波長可変光送受信器である。送受信部371は、ユーザ装置10との間で通信を行う。例えば、ユーザ装置10から送信された認証情報を受信する。例えば、送受信部371は、管理装置80から通知された波長情報を送信する。
送受信部371は、光トランシーバとしての波長可変光送受信器である。送受信部371は、ユーザ装置10との間で通信を行う。例えば、ユーザ装置10から送信された認証情報を受信する。例えば、送受信部371は、管理装置80から通知された波長情報を送信する。
ユーザ認証部372は、送受信部371により受信された認証情報に基づいて、新たに接続されたユーザ装置10の認証を行う。ユーザ認証部372は、新たに接続されたユーザ装置10の認証がなされた場合(認証OK)、管理装置80に対して、新たに接続されたユーザ装置10に関する情報を送信する。例えば、ユーザ認証部372は、新たに接続されたユーザ装置10が光SWのどのポートに接続されているかを示す情報、ユーザ装置10から送信された光信号の信号強度の情報等を管理装置80に送信する。なお、ユーザ認証部372は、新たに接続されたユーザ装置10の認証がなされなかった場合(認証NG)、エラーをユーザ装置10に通知する。
割当波長送信部373は、管理装置80から通知された波長情報を、送受信部371を介してユーザ装置10に送信する。
図4は、第1の実施形態における管理装置80の構成例を説明するための図である。管理装置80は、送受信部81と、記憶部82と、波長・経路割当部83と、光強度調整情報算出部84とを備える。
送受信部81は、末端中継ノード30、中継ノード45及び末端中継ノード50との間で通信を行う。例えば、送受信部81は、末端中継ノード30又は50に新たに接続されたユーザ装置の情報を末端中継ノード30又は50から受信する。新たに接続されたユーザ装置の情報としては、例えば伝送距離、到達光強度及び認証情報などが挙げられる。
記憶部82には、送受信部81によって受信されたユーザ装置の情報等が記憶されている。記憶部82には、例えば末端中継ノード30又は50に新たに接続されたユーザ装置の伝送距離、到達光強度及び認証情報等や、ユーザ装置10及び70が光SWのどのポートに接続されているのかを示す情報や、ユーザ装置10及び70に割り当てた波長の情報を含む。
波長・経路割当部83は、記憶部82に記憶されている情報に基づいて、クラス分けを行った上で所定のアルゴリズムでユーザ波長と経路割り当て(どの波長をどの光伝送路に出力するか)を決定する。波長・経路割当部83は、決定したユーザ波長と光SWに設定する経路情報を送受信部81に送信する。なお、波長・経路割当部83は、同一の末端中継ノード30又は50に収容される複数のユーザ装置10又70を、光信号の強度が近いユーザ装置が同一クラスになるようにクラス分けする。
光強度調整情報算出部84は、波長・経路割当部83が決定したユーザ波長や経路情報と、記憶部82から得られる信号強度等の情報とに基づいて、末端中継ノード30又は50が備える光増幅器34及び40に必要な利得を算出する。ただし、信号強度の調整に光増幅器の代わりにVOAで行う場合、VOAに与える減衰量を推定することになる。
次に、管理装置80内で決定される割当波長と、光SW内の経路決定のアルゴリズムについて説明する。図5は、第1の実施形態における光通信システム100の動作の概要を説明するための図である。ここでは、簡単のため、ユーザ装置10-1~10-9から送信された光信号は、同じ末端中継ノード30,50、中継ノード45を通過して伝送されるものとする。すなわち、ユーザ装置10-1から送信される光信号は、末端中継ノード30に接続されるどの光伝送路から出力されたとしても、ユーザ装置70の最寄りの末端中継ノード50に到着するものとする。
さらに、説明の簡単化のため、ユーザ装置10からユーザ装置70への方向の通信についてのみ考える。そのため、末端中継ノード30が備える機能部のうち、説明に必要な機能部のみを示している。
末端中継ノード30からユーザ装置10までの距離によって、末端中継ノード30への到達時の光信号の信号強度には差がある。図5では、ユーザ装置10と末端中継ノード30との間の距離が近い順に、管理装置80が、各ユーザ装置10を「近」、「中」、「遠」のいずれかのクラスにクラス分けして、末端中継ノード30に近いユーザ装置10ほど伝送路損失が小さく、末端中継ノード30到達時の光信号の信号強度が大きい。
図5では、管理装置80が、ユーザ装置10と末端中継ノード30との間の距離に基づいて、ユーザ装置10-1、10-7及び10-8を「近」クラスに分類し、ユーザ装置10-2、10-4及び10-6を「中」クラスに分類し、ユーザ装置10-3、10-5及び10-9を「遠」クラスに分類した例を示している。
各ユーザ装置10に対する波長割り当てと、光SW332のポート間接続を工夫することで、距離が近いクラスのユーザ装置10同士からの光信号を同じ光伝送路に束ねることができる。図5に示す例では、波長合分波器331-1に「近」クラスを割り当て、波長合分波器331-2に「中」クラスを割り当て、波長合分波器331-nに「遠」クラスを割り当てた場合を示している。
図5に示すような割り当てを行った場合、光スイッチ制御部38は、「近」クラスに属するユーザ装置10-1、10-7及び10-8から送信された光信号が、波長合分波器333-1に入力されるように光SW332のポート間の接続を制御する。さらに、光スイッチ制御部38は、「中」クラスに属するユーザ装置10-2、10-4及び10-6から送信された光信号が、波長合分波器333-2に入力されるように光SW332のポート間の接続を制御する。さらに、光スイッチ制御部38は、「遠」クラスに属するユーザ装置10-3、10-5及び10-9から送信された光信号が、波長合分波器333-nに入力されるように光SW332のポート間の接続を制御する。なお、管理装置80の波長・経路割当部83は、クラス分けの結果に基づいて、同一のクラスに属するユーザ装置10が同一波長を利用しないように波長の切替を行ってもよい。
光スイッチ制御部38により、上記のような光SW332のポート間の接続制御が行われたことによって、各波長合分波器333には信号強度が同じくらいの光信号が入力されることになる。この場合、それぞれの経路に束ねられた各波長の強度は平坦化される。さらに、光増幅器34の利得を適切に設定することで、中継ノード45に対する出力時点ですべての光信号強度を一定にそろえることができる。なお、図5に示す例では、光増幅器34を示しているが、光増幅器34の代わりにVOAが用いられてもよい。
図5に示す例では、出力ポートが3つの場合を示しているが、末端中継ノード30に収容するユーザ装置10数が増大し、足りなくなった際は出力ポートを追加することになる。この時、出力ポートに設置する光増幅器40の利得はユーザ装置10の分布に合わせて設定すればよい。
図6は、第1の実施形態における光通信システム100の処理の流れを説明するためのシーケンス図である。なお、図6の説明では、末端中継ノード30において信号強度を平坦化する場合について説明する。
管理装置80の波長・経路割当部83は、記憶部82に記憶されている情報に基づいて、末端中継ノード30に収容されている各ユーザ装置10をクラス分けする(ステップS101)。ここで、波長・経路割当部83が行うクラス分けの方法について具体的に説明する。例えば、波長・経路割当部83が行うクラス分けの方法として、各ユーザ装置10から届く信号を、強度毎に等間隔のグリッドでクラス分けすることが考えられる。例えば、波長・経路割当部83は、受信光強度が0~-10dBmのユーザ装置10を近クラス、受信光強度が-10~-20dBmのユーザ装置10を中クラス、受信光強度が-20~-30dBmのユーザ装置10を遠クラスにクラス分けする。なお、クラス分けの受信光強度の範囲は、運用に応じて適宜変更される。さらに、波長・経路割当部83は、同一クラスに属するユーザ装置間で、利用する波長が重ならないように異なる波長を割り当てる。
管理装置80の波長・経路割当部83は、記憶部82に記憶されている情報に基づいて、末端中継ノード30に収容されている各ユーザ装置10をクラス分けする(ステップS101)。ここで、波長・経路割当部83が行うクラス分けの方法について具体的に説明する。例えば、波長・経路割当部83が行うクラス分けの方法として、各ユーザ装置10から届く信号を、強度毎に等間隔のグリッドでクラス分けすることが考えられる。例えば、波長・経路割当部83は、受信光強度が0~-10dBmのユーザ装置10を近クラス、受信光強度が-10~-20dBmのユーザ装置10を中クラス、受信光強度が-20~-30dBmのユーザ装置10を遠クラスにクラス分けする。なお、クラス分けの受信光強度の範囲は、運用に応じて適宜変更される。さらに、波長・経路割当部83は、同一クラスに属するユーザ装置間で、利用する波長が重ならないように異なる波長を割り当てる。
ユーザ装置10から届く信号の強度は、初期接続時の信号強度(波長指定前)と等しいと仮定してもよいし、RTT(Round-Trip Time:ラウンドトリップタイム)などによる伝送遅延時間から距離を推定し、あらかじめ記憶しておいた単位長さあたりのファイバ損失などから受信光強度を見積もってもよい。なお、上記のクラス分けの方法は、一例であり、光信号の受信強度に基づいてクラス分けができれば他の方法であってもよい。
波長・経路割当部83は、クラス分けの結果を示すクラス分け情報と、経路情報とを、送受信部81を介して末端中継ノード30に送信する(ステップS102)。ここで送信される経路情報には、同一クラスに属するユーザ装置10から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させるように光SW332の経路を設定させるための情報が含まれる。例えば、図5に示す例の場合、ユーザ装置10-1,10-7,10-8から送信された光信号を波長合分波器333-1に出力させるように、光SW332内の経路を設定させるための情報が含まれる。これにより、波長合分波器333-1により合波されて1つの光伝送路に集線された光信号を、波長ごとに分けることなく波長合分波器333-1の後段において一括で信号強度を調整することができる。末端中継ノード30の光スイッチ制御部38は、管理装置80から通知されたクラス分け情報と経路情報とに基づいて光SW(例えば、光SW332)のポート間の接続を制御する(ステップS103)。
具体的には、光スイッチ制御部38は、同一クラスのユーザ装置10から送信された光信号が、同一の波長合分波器333に入力されるようにポート間の接続を制御する。光スイッチ制御部38の制御により、光SWのポート間の接続が切り替えられる。各ユーザ装置10は、光信号を送信する(ステップS104)。各ユーザ装置10から送信された光信号は、光スプリッタ20により合波されて、多重信号として末端中継ノード30に入力される。末端中継ノード30に入力された多重信号は、サーキュレータ32に第1ポートに入力される。
例えば、末端中継ノード30のサーキュレータ32-1の第1ポートに入力された多重信号は、サーキュレータ32-1の第2ポートから出力される。サーキュレータ32-1の第2ポートには、経路切り替え部33の波長合分波器331-1が接続されているため、サーキュレータ32-1の第2ポートから出力された多重信号は経路切り替え部33の波長合分波器331-1に入力される。経路切り替え部33の波長合分波器331-1は、入力された多重信号を波長毎に分波する(ステップS105)。波長合分波器331-1により波長毎に分波された光信号は、光SW332により波長合分波器333に出力される。
同様に、末端中継ノード30のサーキュレータ32-2~32-mの第1ポートに入力された多重信号は、サーキュレータ32-2~32-mの第2ポートから出力される。サーキュレータ32-2~32-mの第2ポートには、経路切り替え部33の波長合分波器331-2~331-mが接続されているため、サーキュレータ32-2~32-mの第2ポートから出力された多重信号は経路切り替え部33の波長合分波器331-2~331-mに入力される。経路切り替え部33の波長合分波器331-2~331-mは、入力された多重信号を波長毎に分波する。波長合分波器331-2~331-mにより波長毎に分波された光信号は、光SW332により波長合分波器333-2~333-nに出力される。
各波長合分波器333は、入力された光信号を合波する(ステップS106)。各波長合分波器333により合波された多重信号は、光増幅器40により増幅される(ステップS107)。
以上のように構成された光通信システム100によれば、管理装置80が、同一の末端中継ノード30に収容される複数のユーザ装置10を、光信号の強度が近いユーザ装置10が同一クラスになるようにクラス分けし、末端中継ノード30において同一クラスのユーザ装置10から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させるための信号の転送経路を設定し、同じ光伝送路内に集線された光信号の信号強度を、波長毎に分けることなく一括で調整する。例えば、末端中継ノード30が、同一クラスのユーザ装置10から送信された光信号が同じ波長合分波器333に入力されるように光SW332のポート間の接続を切り替え、波長合分波器333によりクラス毎に光信号を合波し、合波した光信号の信号強度を調整する。これにより、同じ光伝送路内に集線された各波長の光信号の信号強度が平坦化される。そのため、同一の中継ノードに収容されるユーザ装置それぞれから送信される光信号の強度差を、OSNRを低減させずに平坦化することが可能になる。
第1の実施形態における変形例について説明する。
図1に示す構成では、ユーザ装置10と末端中継ノード30との間、及び、ユーザ装置70と末端中継ノード50との間のアクセス区間において光スプリッタ20,60を用いて光信号を波長多重する構成を示した。アクセス区間においては、波長多重しない構成であってもよい。すなわち、各ユーザ装置10が末端中継ノード30に直接接続され、各ユーザ装置70が末端中継ノード50に直接接続されるように構成されてもよい。
図1に示す構成では、ユーザ装置10と末端中継ノード30との間、及び、ユーザ装置70と末端中継ノード50との間のアクセス区間において光スプリッタ20,60を用いて光信号を波長多重する構成を示した。アクセス区間においては、波長多重しない構成であってもよい。すなわち、各ユーザ装置10が末端中継ノード30に直接接続され、各ユーザ装置70が末端中継ノード50に直接接続されるように構成されてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ユーザ装置と末端中継ノードとの間の距離が近い順に「近」、「中」、「遠」の3つにクラス分けを行い、クラス毎に信号強度を平坦化する構成について説明した。ここで、総クラス数が多いほど平坦化後の波長バラツキを小さくすることができる。ただし、末端中継ノードが収容するユーザ装置の規模に比べて総クラス数が多い場合、1つのクラスに区分されるユーザ装置が少なくなり、結果として光増幅器などのデバイス数が増大してしまう可能性がある。第2の実施形態では、このような問題を回避するために、例えば、利得飽和による弱信号の利得減少が生じない最低限のクラス数に設定し、荒く平坦化した後、光増幅器の後段に配置した波長合分波器とVOAを用いて細やかな平坦化を行う。
第1の実施形態では、ユーザ装置と末端中継ノードとの間の距離が近い順に「近」、「中」、「遠」の3つにクラス分けを行い、クラス毎に信号強度を平坦化する構成について説明した。ここで、総クラス数が多いほど平坦化後の波長バラツキを小さくすることができる。ただし、末端中継ノードが収容するユーザ装置の規模に比べて総クラス数が多い場合、1つのクラスに区分されるユーザ装置が少なくなり、結果として光増幅器などのデバイス数が増大してしまう可能性がある。第2の実施形態では、このような問題を回避するために、例えば、利得飽和による弱信号の利得減少が生じない最低限のクラス数に設定し、荒く平坦化した後、光増幅器の後段に配置した波長合分波器とVOAを用いて細やかな平坦化を行う。
図7は、第2の実施形態における光通信システム100aの構成例を示す図である。なお、第2の実施形態において基本的なシステム構成は、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態において異なる点は、管理装置80においてクラス分けするクラス数が利得飽和による弱信号の利得減少が生じない最低限のクラス数(例えば、2つのクラス)である点と、末端中継ノード30a及び50aの構成である。末端中継ノード30a及び50aは、構成が同じであるため、末端中継ノード30aを例に説明する。以下の説明では、図7に示すように、第1の実施形態との差分の構成について説明する。
第2の実施形態における末端中継ノード30aは、各光増幅器34の後段に、新たに複数の波長合分波器41-1~41-p(pは1以上整数)と、複数のVOA42-1~42-pと、複数の波長合分波器43-1~43-pとを備える。波長合分波器41-1~41-pは、入力された光信号を合波又は波長毎に分波する。VOA42-1~42-pは、波長合分波器41-1~41-pにより分波される波長の数だけ備えられる。VOA42-1~42-pは、波長毎の信号強度を調整する。波長合分波器43-1~43-pは、入力された光信号を合波又は波長毎に分波する。
以上のように構成された光通信システム100aによれば、第1の実施形態と比べてクラスを「近」と「遠」の2つに削減した場合、光増幅器40通過後の光信号の信号強度はばらつきが大きくなる。後段でVOAにより信号強度を微調整するため、平坦化することが可能となる。従来のようにVOAで強度をそろえた後に光増幅を行う構成では、光増幅器入射時点での光強度が低下するためOSNRが低下する。一方、光増幅した後にVOAで強度をそろえる場合、OSNRの低下は防げるが弱信号の利得が減少する。それに対して、光通信システム100aでは、光増幅の後段にVOAを設置するOSNRが高い構成において、クラス分けによって、弱信号の利得の減少が起らないくらいに信号レベルを揃えることで、弱信号の利得減少を抑制することが可能になる。
第2の実施形態の変形例について説明する。
上述した構成では、末端中継ノード30aにおいて、同一クラスに属するユーザ装置10から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させた後に、VOAにより波長毎に微調整する構成を示した。一方で、最低限のクラス分けにした後の信号ばらつきがシステムの許容範囲内である場合には、末端中継ノード30aは、VOAにより波長毎に微調整を行わなくてもよい。このように構成される場合、例えば末端中継ノード30aにおいて、光SW332の後段に、波長合分波器41、VOA42及び波長合分波器43を備えない経路を設けて、信号ばらつきがシステムの許容範囲内であるクラスに属するユーザ装置10から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させて、波長合分波器41、VOA42及び波長合分波器43を介さない経路で中継ノード45に転送してもよい。
上述した構成では、末端中継ノード30aにおいて、同一クラスに属するユーザ装置10から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させた後に、VOAにより波長毎に微調整する構成を示した。一方で、最低限のクラス分けにした後の信号ばらつきがシステムの許容範囲内である場合には、末端中継ノード30aは、VOAにより波長毎に微調整を行わなくてもよい。このように構成される場合、例えば末端中継ノード30aにおいて、光SW332の後段に、波長合分波器41、VOA42及び波長合分波器43を備えない経路を設けて、信号ばらつきがシステムの許容範囲内であるクラスに属するユーザ装置10から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させて、波長合分波器41、VOA42及び波長合分波器43を介さない経路で中継ノード45に転送してもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、ROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)に、第1の実施形態における末端中継ノードの機能を追加した構成について説明する。
第3の実施形態では、ROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)に、第1の実施形態における末端中継ノードの機能を追加した構成について説明する。
図8は、第3の実施形態における光通信システム100bの構成例を示す図である。なお、第3の実施形態において基本的なシステム構成は、第1の実施形態と同様である。第3の実施形態において異なる点は、末端中継ノード30又は50が、ROADM90に備えられている点である。図8では、末端中継ノード30が、ROADM90に備えられている場合を示している。
図8では、右回りの経路を例に説明する。ROADM90に入った光信号は、WSS(Wavelength Selective Switch:波長選択スイッチ)91などの光スイッチによって波長ごとに「スルー」か「ドロップ」が選択される。スルーの経路では、そのまま次のROADM90に送信される。「ドロップ」の経路では、当該ROADM90配下にあるユーザ装置10に信号が送信される。一方、ユーザ装置10から送信される光信号は、第1の実施形態と同様に、末端中継ノード30に入力されて同様の処理が行われる。
以上のように構成された光通信システム100bによれば、ROADMで構成されるリングのようなトポロジーにも適用することができる。
(第4の実施形態)
第1の実施形態では、簡単のため、2つの末端中継ノード間が1対1で接続される構成を想定していた。第4の実施形態では、1:多で接続される構成について説明する。この場合、第1の実施形態の方法で平坦化した後の多重化信号を構成する各波長は、必ずしも同じ方路に出力されるべき信号ではない。そこで、第4の実施形態では、光増幅器の後段に光スイッチをさらに追加し、方路が同じもの同士を同じ光伝送路に出力する。
第1の実施形態では、簡単のため、2つの末端中継ノード間が1対1で接続される構成を想定していた。第4の実施形態では、1:多で接続される構成について説明する。この場合、第1の実施形態の方法で平坦化した後の多重化信号を構成する各波長は、必ずしも同じ方路に出力されるべき信号ではない。そこで、第4の実施形態では、光増幅器の後段に光スイッチをさらに追加し、方路が同じもの同士を同じ光伝送路に出力する。
図9は、第4の実施形態における光通信システム100cの構成例を示す図である。なお、第4の実施形態において基本的なシステム構成は、第1の実施形態と同様である。第4の実施形態において異なる点は、末端中継ノード50が複数台備えられている点と、末端中継ノード30cの構成である。なお、図9では、末端中継ノード30cが1台であり、末端中継ノード50が複数台の場合を示しているが、逆であってもよい。以下の説明では、第1の実施形態との差分の構成について説明する。
末端中継ノード50-1及び50-2は、それぞれ異なる場所に備えられている。例えば、末端中継ノード50-1は、末端中継ノード30cの方路Aの場所に備えられ、末端中継ノード50-2は、末端中継ノード30cの方路Bの場所に備えられる。
第4の実施形態における末端中継ノード30cは、各光増幅器34の後段に、新たに複数の波長合分波器95-1~95-pと、光SW96と、複数の波長合分波器97-1~97-q(qは2以上の整数)とを備える。波長合分波器95-1~95-pは、入力された光信号を合波又は波長毎に分波する。光SW96は、複数の第1ポートと、複数の第2ポートとを有する光スイッチである。光SW96のあるポートに入力された光信号は、他のポートから出力される。例えば、光SW96の第1ポートに入力された光信号は、第2ポートから出力される。光SW96は、光スイッチ制御部38の制御により、第1ポートと第2ポートとの間の接続関係が設定される。波長合分波器97-1~97-qは、入力された光信号を合波又は波長毎に分波する。
光スイッチ制御部38は、第1の実施形態と同様の処理を行う。さらに、光スイッチ制御部38は、光SW96のポート間の接続を制御する。例えば、光スイッチ制御部38は、同一の方路に転送対象となっている光信号が、同じ波長合分波器97に入力されるように光SW96のポート間の接続を制御する。
例えば、光スイッチ制御部38は、方路Aに転送する光信号が、波長合分波器97-1に入力されるように光SW96のポート間の接続を制御し、方路Bに転送する光信号が、波長合分波器97-qに入力されるように光SW96のポート間の接続を制御する。
以上のように構成された光通信システム100cによれば、末端中継ノード間が1対多で接続される構成についても適用することが可能になる。
第1の実施形態から第4の実施形態に共通する変形例について説明する。
管理装置80は、末端中継ノード30,30a,30b,30c及び50と一体化されてもよい。
管理装置80は、末端中継ノード30,30a,30b,30c及び50と一体化されてもよい。
上述した実施形態における末端中継ノード30,30a,30b,30c、50及び管理装置80の一部の機能部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、光SWを用いた光通信システムに適用することができる。
10、10-1~10-9、70…ユーザ装置, 20、20-1~20-3、60…光スプリッタ, 30、50…末端中継ノード, 31、31-1~31-m…光スプリッタ, 32、32-1~32-m、35、35-1~35-n…サーキュレータ, 33、36…経路切り替え部, 34、34-1~34-n, 38…光スイッチ制御部, 39…光増幅器制御部,40、40-1~40-m…光増幅器,42-1~42-p…VOA, 45…中継ノード, 80…管理装置, 81…送受信部, 82…記憶部, 83…波長・経路割当部, 84…光強度調整情報算出部, 90…ROADM, 91…WSS, 37…ユーザ管理端末, 41-1~41-p、43-1~43-p、95-1~95-p、97-1~97-q、331、331-1~331-m、333、333-1~333-n、361、361-1~361-n、363、363-1~363-m…波長合分波器, 96、332、362…光SW
Claims (8)
- 同一の中継ノードに収容される複数のユーザ装置を、光信号の強度が近いユーザ装置が同一クラスになるようにクラス分けし、
同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させるための信号の転送経路を設定し、同じ光伝送路内に集線された光信号の信号強度を、波長毎に分けることなく一括で調整する、
信号強度平坦化方法。 - 各ユーザ装置と前記中継ノードとの距離に応じてユーザ装置間で光信号の強度の近さを判定して、光信号の強度が近いユーザ装置が同一クラスになるようにクラス分けする、
請求項1に記載の信号強度平坦化方法。 - 同一クラスに属するユーザ装置間で異なる波長を割り当てる、
請求項1又は2に記載の信号強度平坦化方法。 - 同一の中継ノードに収容される複数のユーザ装置を、光信号の強度が近いユーザ装置が同一クラスになるように、かつ、利得飽和による弱信号の利得減少が生じない最低限のクラス数にクラス分けし、
同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させるための信号の転送経路を設定し、同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線する、
信号強度平坦化方法。 - 前記クラス毎に、同じ光伝送路内に集線した光信号の信号強度を、波長毎に分けることなく一括で調整した後に、波長毎に光信号の信号強度を調整して、信号強度が調整された各波長の光信号を同じ光伝送路内に集線する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の信号強度平坦化方法。 - 前記信号強度が調整された光信号を宛先となる中継ノードが接続されている方路へ転送する、
信号強度平坦化方法。
請求項1から3及び5のいずれか一項に記載の信号強度平坦化方法。 - 収容している複数のユーザ装置を、光信号の強度が近いユーザ装置が同一クラスになるようにクラス分けし、同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させるための信号の転送経路を設定する割当部と、
前記割当部により同じ光伝送路内に集線された光信号の信号強度を、波長毎に分けることなく一括で調整する調整部と、
を備える中継ノード。 - 同一の中継ノードに収容される複数のユーザ装置を、光信号の強度が近いユーザ装置が同一クラスになるように、かつ、利得飽和による弱信号の利得減少が生じない最低限のクラス数にクラス分けし、同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線させるための信号の転送経路を設定し、同一クラスのユーザ装置から送信された光信号を同じ光伝送路内に集線する割当部、
を備える中継ノード。
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PCT/JP2021/046817 WO2023112326A1 (ja) | 2021-12-17 | 2021-12-17 | 信号強度平坦化方法及び中継ノード |
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2021
- 2021-12-17 WO PCT/JP2021/046817 patent/WO2023112326A1/ja unknown
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