WO2022201460A1 - 通信装置、通信システム、通信方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体 - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体 Download PDF

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Abstract

通信装置(10)は、複数の無線通信方式にそれぞれ対応する複数の無線通信インターフェース(19)と、複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する特性取得提示部(12)と、前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する設定情報取得部(11)と、前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成するルール作成部(13)と、前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握する状況把握部(18)と、前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する選択部(15)と、を備える。

Description

通信装置、通信システム、通信方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体
 本開示は、通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラムに関する。
 自動倉庫や、製造現場の工程間などにおいて、資材や製品の搬送の自動化が拡大している。自動搬送システムそのものは従来から活用されていたが、少量多品種の生産体制、さらには、重量物の搬送という身体的負荷の高い業務の機械化の要望が高くなっている。また、その要望に応える技術の発達により、従来の走行経路が固定された自動搬送システムだけでなく、レイアウト変更や経路変更を柔軟に対応できる自由度の高い搬送システムが求められている。
 この従来システムと比べて、昨今のシステムでは、制御に関わる情報の精細化が求められている。従来システムは自走台車の経路が遮られることがないよう運用管理されており、場合によっては当該自走台車を備えるシステム以外の人や物が立ち入りできないように安全柵で囲われていることもある。こういったシステムの場合、自走台車に目的地を一度指示できれば、自走台車がその目的地に向かって移動できる。自走台車は、移動した先で、また次の目的地を受け取れば、当該次の目的地まで移動できる。すなわち、自走台車に対して、この目的地の指示情報を間欠的にやり取りできれば、システムとして成立していた。
 しかし、現在求められている自由度の高いシステムでは、決まった経路もなく、また走行経路に障害物や人が現れたり、横切ったりすることがある。よって、自走台車の現在位置情報や、その時々に次にどちらへ移動すればよいかや走行経路などの指示情報が必要となり、制御機器と自走台車で綿密な情報交換が必要であり、応答性に対する要求も高い。自走台車は移動するため、通信用の有線ケーブルをつないでおくことは困難であり、無線通信を介して情報交換されることがほとんどある。
 こういったシステムのために独自の無線方式が用いられることもあるが、ほとんどの場合、免許不要で低コストに実現できる無線LAN(IEEE802.11)通信が採用される。その一方で、自走台車は移動するため、AP(Access Point)のカバーエリア外や、障害物の影への移動、あるいはAPの繋ぎ変えなどで切断や大きな遅延が発生し自走台車に指示が通らず、搬送が停止してしまうという課題があった。
 そこで、複数の無線通信部を持ち、各通信経路の品質を確認しながら、通信品質の良い経路を使って通信するよう制御する方法が特許文献1~4に記載されている。
特表2006-518973号 特開2002-112347号 特表2015-528670号 特開2013-207731号
 特許文献1では、複数の無線アクセス媒体を選択するための選択基準がデータベースに格納されており、この内容はユーザによっても可変である。しかし、同公報には無線アクセス媒体の例としてCDMA2000とWLANが記載され、WLANの利用可能性に問題がなければWLANを使用することが記載されている。したがって、同公報に記載の技術は、複数の無線通信手段の優先度が明確であり、かつ、一方(CDMA2000)の利用可能性が担保できる場合にのみ有効である。
 しかし、今後に導入及び普及の見込みのあるローカル5GとWLANを利用したシステムでは、基地局の設置状況やカバーエリアの設計によって、無線通信方式の利用可能性が担保できるとは限らず、使用環境によって、複数の無線通信方式の優先度が変化する場合がある。そのため、通信手段の優先度ではなく必要な通信要件や環境の情報に基づき、使用する無線通信手段を決定できる方法が必要である。また、2つのWLANなどの同じ通信方式の複数の無線通信手段がある場合に、優先度付けができず、動作できない。
 特許文献2(特開2002-112347)では、アプリケーションの内容や、通信の状態、ユーザの状態、周りの環境条件等に応じて、接続先の無線通信システムを自動的に切り替え可能な無線端末装置が開示されている。具体的には、アプリケーションあるいはコンテンツ(動画や、メール送信)と端末の画面解像度から必要な通信性能を導き、それを満たすなかで消費電力が小さい通信手段を選択している。動作するアプリケーションや、各通信手段の性能が固定的であればよいが、現実的には、基地局との距離関係や見通し、さらには他システムとの干渉などの様々な場合において、通信部の性能を担保できない。したがって、通信部と通信性能が時々刻々と変化するようなシステムにおいて有効ではない。また選択状況をユーザ自身が入力や変更する手段を有していない。
 特許文献3には、通信に使用する無線アクセス方式を選択する無線通信端末が開示されている。また、無線通信端末のユーザが設定した表示条件に基づいて、リストをディスプレイに表示し、ユーザが設定画面に表示条件を入力することが記載されている。
 特許文献4には、相互に異なる無線通信方式で無線通信を行なう複数の無線通信機を有する通信端末装置が開示されている。また、各無線通信機における無線・通信状態をリアルタイムに検出し、その結果を通信データコントロール部の指示に従って通知することも記載されている。
 しかし、上記特許文献3及び4では、経路選択ルールを、予め想定した無線通信方式と用途の組合せで最適化している。そのため、任意の通信方式と任意の用途において、最適に経路選択できない。
 これらに限らず、多くの場合、通信手段やその特性、通信手段の優先度を限定したものになっている。しかし、技術の発展や小型化により、装置や通信手段は分離、汎用化されており、先行文献では、その通信手段の組合せの変化や、使用者あるいは用途の変化に対応できない。
 そこで、装置が持つ通信手段やその特性、ならびに対向となる装置の設置環境や、用途にも依存せず、通信手段や、環境や、用途などの組合せで発生しうる状況を考慮して、自律的にいずれかの通信部を選択できる方法が必要である。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、様々な通信方式や用途に柔軟に対応可能な通信装置、通信システム、通信方法、プログラム等を提供することを目的の1つとする。
 本開示の第1の態様にかかる通信装置は、 複数の無線通信方式にそれぞれ対応する複数の無線通信インターフェースと、
 前記複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する特性取得提示部と、
 前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する設定情報取得部と、
 前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成するルール作成部と、
 前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握する状況把握部と、
 前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する選択部と、
を備える。
 本開示の第2の態様にかかる通信システムは、
 複数の無線通信方式にそれぞれ対応する複数の無線通信インターフェースと、
 前記複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する特性取得提示部と、
 前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する設定情報取得部と、
 前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成するルール作成部と、
 前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握する状況把握部と、
 前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する選択部と、
を備える通信装置と、
 前記通信装置を搭載した移動体と、を含む。
 本開示の第3の態様にかかる通信方法は、
 複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示し、
 前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得し、
 前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成し、
 前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握し、
 前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する。
 本開示の第4の態様にかかるプログラム或いはそのプログラムが格納された記録媒体は、前記プログラムは、
 複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する処理と、
 前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する処理と、
 前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成する処理と、
 前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握する処理と、
 前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する処理と、
をコンピュータに実行させる。

 本開示により、様々な通信方式や用途に柔軟に対応可能な通信装置、通信システム、通信方法、プログラム等を提供することができる。
実施の形態1にかかる通信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる通信方法を説明するフローチャートである。 実施の形態2にかかる通信システムの構成を示す図である。 実施の形態2にかかる通信装置の構成を示す図である。 実施の形態2にかかる通信方法を説明するフローチャートである。 通信装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
 (実施の形態1)
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
 図1は、実施の形態1にかかる通信装置の構成を示すブロック図である。
 通信装置10は、プロセッサおよびメモリ等を備えたコンピュータにより実現され得る。通信装置10は、複数の無線通信方式にそれぞれ対応する複数の無線通信インターフェース19と、複数の無線通信インターフェース19を備える通信装置10に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する特性取得提示部12と、を備える。
 ここでいう複数の無線通信方式は、複数の同一の無線通信方式を含んでもよいし、複数の異なる無線通信方式を含んでもよい。複数の同一の無線通信方式は、同一の通信方式、例えば、Wifiを使用して、同一の周波数帯を使用するものであり得る。異なる無線通信方式は、例えば、WifiとLTE(Long Term Evolution)のように異なる通信方式であってもよいし、同一の通信方式(例えば、Wifi)での異なる周波数帯を使用するものであってもよい。複数の無線通信方式は、wifi、ローカル5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)通信方式を含んでもよい。複数の無線通信方式は、Bluetooth(登録商標)や、無線LAN、ホームRF(Radio Frequency)などの近距離通信方式を含んでもよい。無線通信方式は、これらに限定されず、任意の好適な通信方式を含むことができる。第6世代移動通信システム以降の無線通信方式にも適用可能である。
 無線通信の特性を表す情報は、利用周波数帯、無線通信規格、無線通信方式だけでなく、当該通信装置の複数の無線通信インターフェースについての能力(ケイパビリティ)を表す情報を含むことができる。能力を表す情報の例としては、移動通信可能であること、通信規格に適合可能であること、ローミング可能であること、などを含むことができる。
 特性取得提示部12は、複数の無線通信インターフェース19を備える通信装置10に関する無線通信の特性を表す具体的な情報を提示してもよいし、ユーザが理解又は選択しやすいように、抽象化した情報として提示してもよい。
 更に、通信装置10は、提示された無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する設定情報取得部11を備える。
 ユーザによる設定情報は、当該通信装置をユーザが使用したい用途、利用環境、性能などを含むことができる。他の実施の形態では、ユーザによる設定情報は、無線通信方式ごとに、又は無線通信インターフェースごとに、こうした設定情報を入力してもよい。
 通信装置10は、通信装置10の無線通信の特性を表す情報および取得したユーザによる設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成するルール作成部13と、を更に備える。ルール作成部13は、ユーザの入力に基づいて、選択ルールの記述を行うルール記述部を備えてもよい。
 通信装置10は、複数の無線通信インターフェース19による通信状況を把握する状況把握部18と、選択ルールおよび通信状況に基づいて、複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する選択部15と、を備える。
 状況把握部18は、複数の無線通信インターフェース19ごとの通信状況を個別に把握することができる。
 図2は、実施の形態1にかかる通信方法を示すフローチャートである。
 本実施の形態にかかる通信方法は、複数の無線通信方式にそれぞれ対応する複数の無線通信インターフェース19を備える通信装置10を用いた通信方法である。
 特性取得提示部12は、複数の無線通信インターフェース19を備える通信装置10に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する(ステップS11)。設定情報取得部11は、提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する(ステップS12)。ルール作成部13は、無線通信の特性を表す情報および設定情報を解釈し、複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成する(ステップS13)。状況把握部18は、複数の無線通信インターフェース19による通信状況を把握する(ステップS14)。選択部15は、選択ルールおよび通信状況に基づいて、複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する(ステップS15)。
 以上説明した実施の形態1にかかる通信装置および通信方法によれば、通信装置の無線通信の特性およびユーザによる設定情報を考慮して、複数の無線通信方式の選択ルールを作成でき、最適な無線通信方式を選択することができる。
 (実施の形態2)
 これまでの複数の通信部を持つ通信装置は、通信方式を含めて特性が等しい複数の無線通信部を搭載するものが一般的である。しかし、自走台車の稼働台数が増えたり、アプリケーションの高度化のために通信帯域が増えたりする場合、現在、最も多く使用される無線LANでは同時接続数や周波数リソースの都合で対応できなくなる可能性がある。
 5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)通信、特に事業者が独自に構築するローカル5G通信のサービス提供が始まり、その低遅延、大容量、多台数接続が可能な仕様から、事業者はその採用検討を開始している。したがって、本実施の形態では、既存の無線LAN環境と新規に導入されるローカル5Gというように特性の異なる通信方式を用いて実現することを考案する。
 特性の異なる通信方式から1つの通信方式を選択する方法としては、携帯端末のキャリア網と無線LANの選択のように様々な手法が公開されている。しかし、それらは通信装置のもつ通信方式や用途に合わせて、その選択ルールが定義されている。
 ここでは、無線通信方式、その通信品質、通信要件、他の通信システムとの相互影響、利用に掛かるコストなど、様々な特性を考慮して、通信方式に適合する通信インターフェースを選択できるシステムを実現する。なお、通信品質を取得し、一つの通信方式を選択制御する部分は既知の技術であるため、以下では、上記の様々な特性を考慮するための実施例を説明する。
 通信方式や特性の異なる複数の通信インターフェースを持つ通信装置は、通信の特性を取得し、ユーザが考慮すべき抽象化した形でユーザに提示する。取得した特性は、具体的な通信方式、利用周波数帯等を示す情報であるが、このままでは、ユーザが理解又は選択しづらい。そのため、通信の特性を抽象化した形式でユーザに提示する。
 考慮すべき抽象化した特性とは、例えば、Web会議、IP通話、遠隔監視などの一定のデータ量を流し続けるような用途、人への作業や、機械への制御情報などの一定の応答性能が必要な用途、業務システム入出力やファイル転送などのベストエフォート型の用途、などが考えられる。ユーザは、提示された無線通信の特性から、一の特性を選択することで、ユーザによる設定情報を、通信装置に与えることができる。
 また、通信装置は、その用途で使用する帯域幅や、切断と判定する時間などのアプリケーションの通信要件を、ユーザによる設定情報として取得する。通信要件とは、例えば、帯域幅、応答性あるいは切断判定時間などであり得る。
 また、通信装置は、それぞれの用途において考慮が必要な使用環境に関する情報を、ユーザによる設定情報として取得する。使用環境に関する情報は、例えば、搭載している通信手段の通信方式や動作モード、利用周波数、屋内屋外などの使用場所、端末自身の移動の有無、周囲で金属物体の移動の有無などの仕様環境に関わるものがある。
 また、通信装置は、他システムとの関係や運用上中止すべき情報を、ユーザによる設定情報として取得する。他システムとの関係や運用上中止すべき情報とは、例えば、他のシステムで利用している周波数、あるいは当該通信システムに専用に割り当てられた周波数、従量課金型の利用料などがあり得る。
 これらの情報は必須項目ではないが、通信装置内部から取得しにくい情報が多いため、考慮が必要な場合はユーザへの入力を要求してもよい。
 通信装置は、取得したこれらの特性情報および、ユーザによる設定情報に基づき、選択ルールを記述する。通信装置は、選択ルールとして、様々な条件下での通信方式の優先度、あるいは、選択の閾値を設定する。通信装置は、記述した選択ルールをユーザに確認し、修正が必要な場合は新たな設定を受け付けることができる。あるいは、選択ルールをユーザが直接記述してもよい。
 通信装置内の状態把握部は、通信装置内のソフトウェアインターフェースを介して、各通信部のケイパビリティ情報や、その時々の通信性能の推定などを実施し、制御部に渡す。制御部は状態によって、選択ルールを切り替え、採用した選択ルールに基づいて、複数の通信インターフェースから一の通信インターフェースを選択する。
 図3を参照して、通信システムの構成を説明する。
 通信システム1においては、移動体400(例えば、自走台車)と、この移動体400に搭載され、複数の通信インターフェースを持ち、品質の優れた通信方式に適合する通信インターフェースを用いて通信を実行する通信装置100を備える。移動体400は、通信装置100と有線接続される。移動体400は、無線通信を介して、サーバ500からの目的地等の指示を受けて、敷地内を移動することができる。敷地内には、複数のAP(Access Point)200と、複数のL-RU(Local-RadioUnit)300と、が設けられている。複数のAP(Access Point)200は、通信装置100が無線通信で接続する接続先となる、ネットワークで接続して構成されている。複数のAP(Access Point)200は、本明細書において、第1の基地局と呼ばれる場合がある。複数のL-RU(Local-RadioUnit)300は、AP200とは異なる通信方式であるネットワークで接続して構成されている。複数のL-RU(Local-RadioUnit)300は、本明細書において、第2の基地局と呼ばれる場合がある。
 なお、移動体の例としては、自走台車だけでなく、車両、ドローン、電車、飛行機など様々な移動する物体が挙げられる。また、移動体以外の例として、人が通信装置を所持する場合にも、本開示は、適用可能である。
 図4を参照して、通信装置100の構成例を説明する。
 通信装置100は、設定情報取得部110、特性取得提示部120、ルール解釈部130、ルール記述部140、選択部150、有線通信インターフェース160、経路切替部170、状態把握部180、複数の通信インターフェース190(190a~190n)を備え得る。
 特性取得提示部120は、無線通信の特性(例えば、利用周波数帯または通信規格・通信方式による特性)を取得し、必要な情報をユーザに提示する。特性取得提示部120は、ユーザが理解可能な又は選択可能な情報に抽象化して、ユーザに提示してもよい。ユーザが例えば、キーボードやマウスなどの入力装置50(図4)を介して設定情報を入力すると、設定情報取得部110は、ユーザによる設定情報を取得する。
 ルール解釈部130は、無線通信の特性およびユーザによる設定情報を解釈し、選択ルールを作成する。ルール記述部140は、解釈したルールをユーザに提示し、ユーザによる記述の修正を可能にする、あるいは、ルール記述部140は、ユーザが1から選択ルールを記述することを可能にする。ルール解釈部130とルール記述部140を合わせて、ルール作成部13と呼ばれる場合がある。いくつかの実施の形態では、ルール作成部13は、ユーザが1から選択ルールを記述するため、ルール記述部140だけを有している場合もある。他の実施の形態では、ルール作成部13は、ルール解釈部130だけを有している場合もある。
 ルール作成部13は、無線通信の特性およびユーザによる設定情報に基づいて、最適なルールを選択することができる。
 また、選択部150は、選択ルールに基づいて、通信方式に適合する通信インターフェースを選択する。有線通信インターフェース160は、通信装置外部の機器と有線LAN通信を実行する。経路切替部170は、有線通信インターフェース160と1つの無線通信インターフェース(例えば、無線通信インターフェース190a)とを繋ぎ、選択部150の選択結果に従って接続する無線通信インターフェース(例えば、無線通信インターフェース190a)を切り替える。
 状態把握部180は、各無線の通信インターフェースのスペック情報や品質状態を把握する。無線通信インターフェース190は、通信装置100の外部の他の通信装置と無線通信を実行するための通信インターフェースである。通信装置100は、複数の無線通信方式にそれぞれ対応する複数の無線通信インターフェースを有する。
 図5を参照して、実施の形態2にかかる通信方法を説明する。
 まず、通信装置100は、設定からルールを作成するか否かを判定する(ステップS21)。選択ルールを作成する場合(ステップS21でYES)、特性取得提示部120は通信装置に関する無線通信の特定を取得し、選択ルールを作成する上で考慮すべき特性を抽象化して、ユーザに提示する(ステップS22)。すなわち、特性取得提示部120は、入力装置50および設定情報取得部110を介してユーザに設定を求める。設定情報取得部110は、ユーザが入力装置を介して設定を入力することにより、設定情報を取得する(ステップS23)。設定した情報は任意のタイミングで変更可能である。
 ユーザによる設定情報のうち、通信要件(用途)に関する情報の例としては、Web会議、IP通話、遠隔監視などの一定のデータ量を流し続けるような用途、人への作業や機械への制御情報など、一定の応答性能が必要な用途、業務システム入出力やファイル転送などのベストエフォート型の用途が挙げられる。また、通信要件に関する追加情報(通信性能)の例としては、それぞれの用途で使用する帯域幅や、切断であると判定する時間などのアプリケーションの通信要件を取得する。例えば、帯域幅が200kbpsであり、応答性あるいは切断判定時間1secなどがあり得る。
 ユーザによる設定情報のうち、通信要件(利用環境)に関する情報の例としては、搭載している複数の通信インターフェースの通信方式や動作モード、利用周波数、屋内または屋外などの使用場所、端末自身の移動の有無、周囲で金属物体の移動の有無などの仕様環境に関わるものが挙げられる。
 また、設定する情報のうち、通信要件以外(運用)で優先度に関わる情報の例としては、他の通信システムで利用している周波数、あるいは通信システム1に専用に割り当てられた周波数、その他にも通信に掛かるコスト(例えば、通信費用、従量課金制)などが挙げられる。
 設定情報取得部110は、ユーザからの設定情報を取得すると、それをルール解釈部130に渡す。ルール解釈部130(又はルール作成部13)は、無線通信の特性を表す情報と、取得した設定情報から複数の通信インターフェース190の選択ルールを作成する(ステップS24)。用途や通信要件毎に複数の選択ルールを作成してもよい。その際に、アプリケーションの要求する通信性能の中から最も適切な通信方式を選択するように、選択ルールを作成することができる。例えば、近距離の構内通信を実現するため、Bluetooth(登録商標)や、無線LAN、ホームRF(Radio Frequency)のように無線通信方式を選択してもよい。自走台車のような移動体が無線通信しながら高速で移動するのを実現するため、PHS(personal handy-phone system)など公衆用無線通信方式を選択してもよい。
 ルール解釈部130(又はルール作成部13)により、作成されたルールをそのまま使用するか否かがユーザ入力を介して判定される(ステップS25)。作成されたルールをそのまま使用する場合は(ステップS25でYES)、プロセスは、ステップ27に進む。一方、作成されたルールをそのまま使用しない場合(ステップS25でNO)は、ルール記述部140は、ユーザからの入力を介して、ルールを修正する(ステップS26)。修正後、プロセスは、ステップ27に進む。
 状態把握部180は、通信インターフェース190から通信品質などに関する情報を取得し、リアルタイムに、現在の無線通信状態を把握する(ステップS27)。通信品質などに関する情報としては、例えば、通信規格、利用周波数、受信強度(例えば、RSSI(Received Signal Strength Indicator))、SNR(signal-to-noise ratio)、送信出力、送信エラー率、送信データ量、送信周期、応答時間などが挙げられる。無線通信状態の把握のために、それらの情報から新たな指標を推定してもよい。例えば、無線通信状態の把握のために、可用通信帯域や、遅延時間、アプリケーションなどを推定することができる。状態把握部180はそれらの無線通信状態を選択部150に渡す。
 選択部150は状態把握部180から受け取った無線通信の状態情報から、ルール解釈部130から受け取った複数の選択ルールから1つのルールを決定する。さらに、選択部150は、そのルールに基づいて通信方式に適合した通信インターフェースを選択する(ステップS28)。選択された通信インターフェースを経路切替部170に通知する。
 経路切替部170は選択部150から受け取った無線通信インターフェース190となるように有線通信インターフェース160と無線通信インターフェース190を繋ぎ変える(ステップS29)。
 以上説明した実施の形態2にかかる通信システムによれば、様々な用途、通信方式、使用環境、の任意の組合せで、通信装置が持つ通信路の中で品質のよい安定した通信を実現できる柔軟な仕組みを実現できる。
 運用途中やシステム更新などで上記組合せや選択ルールに変更が必要な場合もアプリケーションを変更することなくユーザ側で対応でき、コストや変更にかかる期間を削減できる。
 複数の通信インターフェースを持つ通信装置や、その通信装置で実行するための専用のアプリケーションを開発することなく、汎用のI/Fを通して複数の通信方式を備える通信装置を構成することができ、その選択ルールが柔軟に変えられる。そのため、アプリケーションも共通化することができ、開発コストや開発期間の削減ができる。
 (その他の実施の形態)
 自走台車の走行範囲が拡大しており、屋内外を跨ぐ走行が必要な場面もあり得る。その場合は、屋内を無線LANを使用し、屋外をキャリ網Nではなく、キャリア網を使用するような構成であってもよい。また、帯域が必要ない場合は、LPWA(Low Power Wide Area)を使用する構成でもよい。
 図6は、通信装置100のハードウェアの構成例を示すブロック図である。図6を参照すると、通信装置100は、ネットワーク・インターフェース1201、プロセッサ1202、及びメモリ1203を含む。ネットワーク・インターフェース1201は、通信システムを構成する他のネットワークノード装置と通信するために使用される。ネットワーク・インターフェース1201は、無線通信を行うために使用されてもよい。例えば、ネットワーク・インターフェース1201は、IEEE 802.11 seriesにおいて規定された無線LAN通信、もしくは3GPP(3rd Generation Partnership Project)において規定されたモバイル通信を行うために使用されてもよい。もしくは、ネットワーク・インターフェース1201は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。
 プロセッサ1202は、メモリ1203からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施の形態においてフローチャートもしくはシーケンスを用いて説明された通信装置100の処理を行う。プロセッサ1202は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であってもよい。プロセッサ1202は、複数のプロセッサを含んでもよい。
 メモリ1203は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1203は、プロセッサ1202から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1202は、図示されていないI/Oインターフェースを介してメモリ1203にアクセスしてもよい。
 図9の例では、メモリ1203は、ソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ1202は、これらのソフトウェアモジュール群をメモリ1203から読み出して実行することで、上述の実施の形態において説明された通信装置100の処理を行うことができる。
 図2又は図5を用いて説明したように、通信装置100が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。
 上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
 なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
 上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
 (付記1)
 複数の無線通信方式にそれぞれ対応する複数の無線通信インターフェースと、
 前記複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する特性取得提示部と、
 前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する設定情報取得部と、
 前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成するルール作成部と、
 前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握する状況把握部と、
 前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する選択部と、
を備える通信装置。
 (付記2)
 前記設定情報は、当該通信装置の通信用途、通信性能、利用環境、及び運用に関する情報の少なくとも1つを含む、付記1に記載の通信装置。
 (付記3)
 ユーザ入力に基づいて、前記特性と前記選択ルールを記述する選択ルール記述部を更に含む、付記1又は2に記載の通信装置。
 (付記4)
 前記複数の無線通信方式は、同一の無線通信方式、又は異なる無線通信方式を含む、付記1~3のいずれか一項に記載の通信装置。
 (付記5)
 前記特性取得提示部は、前記複数の無線通信インターフェースに関する無線通信の特性を表す情報を抽象化して、ユーザに提示する、付記1~4のいずれか一項に記載の通信装置。
 (付記6)
 通信装置外部の機器と有線LAN通信を実行するための有線通信インターフェースと、
 前記選択部により選択された一の無線通信インターフェースと、前記有線通信インターフェースとを接続するように経路を切り替える経路切替部と、を更に備える、付記1~5のいずれか一項に記載の通信装置。
 (付記7)
 複数の無線通信方式にそれぞれ対応する複数の無線通信インターフェースと、
 前記複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する特性取得提示部と、
 前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する設定情報取得部と、
 前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成するルール作成部と、
 前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握する状況把握部と、
 前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する選択部と、
を備える通信装置と、
 前記通信装置を搭載した移動体と、を含む、通信システム。
 (付記8)
 前記移動体に搭載された前記通信装置に、無線通信を介して目的地を指示するサーバと、
 前記通信装置の一の無線通信インターフェースと無線通信可能な第1の基地局と、
 前記通信装置の別の無線通信インターフェースと無線通信可能な第2の基地局と、
を更に含む、付記7に記載の通信システム。

 (付記9)
 複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示し、
 前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得し、
 前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成し、
 前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握し、
 前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する、
通信方法。
 (付記10)
 プログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記プログラムは、
 複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する処理と、
 前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する処理と、
 前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成する処理と、
 前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握する処理と、
 前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する処理と、
をコンピュータに実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
 1 通信システム
 10 通信装置
 11 設定情報取得部
 12 特性取得提示部
 13 ルール作成部
 15 選択部
 18 状態把握部
 19 無線通信インターフェース
 50 入力装置
 100 通信装置
 110 設定情報取得部
 120 特性取得提示部
 130 ルール解釈部
 140 ルール記述部
 150 選択部
 160 有線通信インターフェース
 170 経路切替部
 180 状態把握部
 190 無線通信インターフェース
 200 AP
 300 L-RU
 400 移動体
 500 サーバ

Claims (10)

  1.  複数の無線通信方式にそれぞれ対応する複数の無線通信インターフェースと、
     前記複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する特性取得提示部と、
     前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する設定情報取得部と、
     前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成するルール作成部と、
     前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握する状況把握部と、
     前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する選択部と、
    を備える通信装置。
  2.  前記ユーザによる設定情報は、当該通信装置の通信用途、通信性能、利用環境、及び運用に関する情報の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の通信装置。
  3.  ユーザ入力に基づいて、前記特性と前記選択ルールを記述又は修正する選択ルール記述部を更に含む、請求項1又は2に記載の通信装置。
  4.  前記複数の無線通信方式は、同一の無線通信方式、又は異なる無線通信方式を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5.  前記特性取得提示部は、前記複数の無線通信インターフェースに関する無線通信の特性を表す情報を抽象化して、ユーザに提示する、請求項1~4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6.  通信装置外部の機器と有線LAN通信を実行するための有線通信インターフェースと、
     前記選択部により選択された一の無線通信インターフェースと、前記有線通信インターフェースとを接続するように経路を切り替える経路切替部と、を更に備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7.  複数の無線通信方式にそれぞれ対応する複数の無線通信インターフェースと、
     前記複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する特性取得提示部と、
     前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する設定情報取得部と、
     前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成するルール作成部と、
     前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握する状況把握部と、
     前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する選択部と、
    を備える通信装置と、
     前記通信装置を搭載した移動体と、を含む、通信システム。
  8.  前記移動体に搭載された前記通信装置に、無線通信を介して目的地を指示するサーバと、
     前記通信装置の一の無線通信インターフェースと無線通信可能な第1の基地局と、
     前記通信装置の別の無線通信インターフェースと無線通信可能な第2の基地局と、
    を更に含む、請求項7に記載の通信システム。
  9.  複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示し、
     前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得し、
     前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成し、
     前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握し、
     前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する、
    通信方法。
  10.  プログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記プログラムは、
     複数の無線通信インターフェースを備える通信装置に関する無線通信の特性を表す情報を取得しユーザへ提示する処理と、
     前記提示された通信装置に関する無線通信の特性を表す情報について、ユーザによる設定情報を取得する処理と、
     前記無線通信の特性を表す情報および前記設定情報を解釈し、前記複数の無線通信方式から一の無線通信方式を選択する選択ルールを作成する処理と、
     前記複数の無線通信インターフェースによる通信状況を把握する処理と、
     前記選択ルールおよび前記通信状況に基づいて、前記複数の無線通信方式から、優先すべき無線通信方式に対応する無線通信インターフェースを選択する処理と、
    をコンピュータに実行させる、非一時的なコンピュータ可読媒体。
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