WO2022113505A1 - 電解加工装置 - Google Patents

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Abstract

放電電極(130)と、第1ノズル(134)とを備える。放電電極(130)は、複数の翼のうちの1つの翼の被加工面に沿う電極面(131)を有する。第1ノズル(134)は、放電電極(130)に隣接配置されている。第1ノズル(134)は、電極面(131)に沿って電極面(131)と被加工面との間に電解液を吐出する第1吐出口(132)を有する。

Description

電解加工装置
 本発明は、電解加工装置に関する。
 翼車の電解加工装置の構成を開示した先行文献として、特開平1-222820号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された電解加工装置は、翼加工面を有する略翼状の一対の加工電極を備え、両加工電極の根元の中間付近に向かって開口する電解液供給路としての導液溝が形成されている。
特開平1-222820号公報
 特許文献1に記載された電解加工装置は、一対の加工電極によって複数の翼を1つずつ電解加工によって形成するものであり、電解液は、加工電極同士の中間の位置に供給されている。このように翼車を加工した場合、加工時間が長くなるとともに、加工電極間に供給される電解液の分布が不均一になって加工精度が低下することがある。
 本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、加工時間を短くしつつ、高精度に翼車を加工することができる、電解加工装置を提供することを目的とする。
 本発明に基づく電解加工装置は、外周に沿って複数の翼が粗成型された翼車を電解加工する電解加工装置である。電解加工装置は、放電電極と、第1ノズルとを備える。放電電極は、複数の翼のうちの1つの翼の被加工面に沿う電極面を有する。第1ノズルは、放電電極に隣接配置されている。第1ノズルは、電極面に沿って電極面と被加工面との間に電解液を吐出する第1吐出口を有する。
 本発明の一形態においては、電解加工装置は、第2ノズルをさらに備える。第2ノズルは、放電電極の上方に配置されている。第2ノズルは、上方から電極面と被加工面との間に電解液を吐出する第2吐出口を有する。
 本発明の一形態においては、第1ノズルおよび第2ノズルの各々は、電解液の流路を有している。第1ノズルおよび第2ノズルの少なくとも一方の上記流路には、整流機構が設けられている。
 本発明の一形態においては、放電電極と第1ノズルとは、互いに着脱可能に一体に構成されている。
 本発明の一形態においては、放電電極と第2ノズルとは、互いに着脱可能に一体に構成されている。
 本発明によれば、加工時間を短くしつつ、高精度に翼車を加工することができる。
本発明の一実施形態に係る電解加工装置の加工開始前の状態を示す平面図である。 図1の電解加工装置の構成を示す斜視図である。 図2の電解加工装置の構成を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る電解加工装置において複数の放電電極の各々が回転軸の径方向内側に移動した状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る電解加工装置が備える放電電極と第1ノズルと第2ノズルとの構成を示す斜視図である。 図5の放電電極と第1ノズルと第2ノズルとを矢印VI方向から見た正面図である。 本発明の一実施形態に係る電解加工装置が備える放電電極の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電解加工装置が備える第1ノズルの構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電解加工装置が備える第2ノズルの構成を示す斜視図である。 第1変形例に係る第1ノズルの構成を示す平面図である。 第2変形例に係る電解加工装置の第1ノズルの第1吐出口の周辺を正面側から見て示す部分斜視図である。 第3変形例に係る電解加工装置の第2ノズルの第2吐出口の周辺を下側から見て示す部分斜視図である。
 以下、本発明の一実施形態に係る電解加工装置について図を参照して説明する。以下の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
 図1は、本発明の一実施形態に係る電解加工装置の加工開始前の状態を示す平面図である。図2は、図1の電解加工装置の構成を示す斜視図である。図3は、図2の電解加工装置の構成を示す縦断面図である。図1および図3においては、後述するクランプ機構を図示していない。図2および図3においては、複数の放電電極のうちの1つの放電電極についてのみ図示している。
 図1~図3に示すように、本発明の一実施形態に係る電解加工装置100は、外周に沿って複数の翼11が粗成型された翼車10を電解加工する電解加工装置である。翼車10は、たとえば、チタン合金で構成されている。電解加工される前の翼車10は、たとえば、鋳造によって粗成型されている。翼車10は、たとえば、タービンホイールとして用いられる。複数の翼11の各々は、捩れながら湾曲した被加工面12を有している。本実施形態においては、翼車10は、9枚の翼11を有している。ただし、翼車10が有する翼11の数は、9枚に限られず、複数であればよい。
 電解加工装置100は、支持台110と、回転軸120と、複数の放電電極130とを備える。支持台110は、翼車10を着脱可能に支持する。回転軸120は、支持台110を回転可能に保持する。支持台110は、回転軸120に対して着脱可能に接続されている。回転軸120は、図示しない回転駆動部と接続されている。
 複数の放電電極130は、回転軸120を中心とする円周上に等間隔に配置され、複数の翼11に対して1対1で対応して接離可能に設けられている。本実施形態においては、電解加工装置100は、9つの放電電極130を備えている。1枚の翼11に対して1つの放電電極130が接離可能に配置されている。
 放電電極130は、翼11の被加工面12に沿う電極面131を有している。すなわち、複数の放電電極130の各々は、複数の翼11のうちの対応する1つの翼11の被加工面12に沿う電極面131を有する。電極面131は、捩れながら湾曲している。
 電解加工装置100は、複数の電極ホルダ170と、複数の位置決めプレート140とをさらに備える。放電電極130は、回転軸120の径方向に移動可能に、電極ホルダ170に保持されている。複数の電極ホルダ170は、複数の放電電極130を1対1で対応して保持する。本実施形態においては、電解加工装置100は、9つの電極ホルダ170を備えている。9つの電極ホルダ170の各々は、直線状にスライド可能に設けられている。
 複数の放電電極130の各々は、複数の電極ホルダ170のうちの対応する電極ホルダ170に対して着脱可能に接続されている。本実施形態においては、放電電極130に、貫通孔が設けられている。放電電極130は、貫通孔を挿通したボルト160によって電極ホルダ170に対して締結されている。
 複数の電極ホルダ170の各々の上面には、絶縁板150が配置されている。絶縁板150によって、放電電極130と電極ホルダ170とは互いに電気的に絶縁されている。絶縁板150は、たとえば、エポキシ樹脂などの絶縁性樹脂で構成されている。
 位置決めプレート140は、絶縁板150上に固定されている。位置決めプレート140は、放電電極130が載置される平坦な上面と、放電電極130の側面と接する側壁と、放電電極130の根元側の端面と接する後壁とを有している。
 位置決めプレート140の上面上に載置された放電電極130は、位置決めプレート140の側壁と放電電極130の側面とが接し、かつ、位置決めプレート140の後壁と放電電極130の根元側の端面とが接するように、配置されることにより電極ホルダ170上で位置決めされる。すなわち、複数の位置決めプレート140は、複数の電極ホルダ170上において、複数の放電電極130を1対1で対応して位置決めする。なお、放電電極130と位置決めプレート140との間の隙間にシムを挿入して放電電極130の位置を微調整することが可能である。
 電極ホルダ170上で位置決めされた放電電極130の電極面131は、後述するように放電電極130が回転軸120の径方向内側に移動した際に加工対象の翼車10の被加工面12に対して隙間をあけて対向する位置に、位置している。
 電解加工装置100は、電極ホルダ170を回転軸120の径方向に駆動する直線駆動部180をさらに備えている。本実施形態においては、9つの直線駆動部180が設けられており、直線駆動部180は1つずつ電極ホルダ170に接続されている。
 図2に示すように、電解加工装置100は、クランプ機構190をさらに備える。クランプ機構190は、上下方向に移動可能に設けられており、支持台110に支持されている翼車10を上方から押さえてクランプすることが可能である。
 図4は、本発明の一実施形態に係る電解加工装置において複数の放電電極の各々が回転軸の径方向内側に移動した状態を示す平面図である。図4においては、放電電極130のみ回転軸の径方向内側に移動させて図示している。
 直線駆動部180が駆動して電極ホルダ170を翼車10に接近させることにより、図4に示すように、放電電極130が回転軸120の径方向内側に移動する。その結果、放電電極130の電極面131は、加工対象の翼11の被加工面12に対して隙間をあけて対向する。
 その後、回転駆動部によって回転軸120が図2の矢印Rで示す方向に回転することにより、電極面131と被加工面12とが互いに接近して対向する。本実施の形態においては、9つの翼11の各々の被加工面12に対して、9つの放電電極130の各々の電極面131が、同時に1対1で対応して互いに接近して対向する。この状態で放電電極130に電圧が印加されることにより、放電加工が行なわれる。放電加工された翼11においては、粗成型時の厚みから薄くなるとともに、被加工面12の表面粗さが滑らかになる。
 ここで、本実施形態に係る電解加工装置100における放電電極130の構成について詳細に説明する。
 図5は、本発明の一実施形態に係る電解加工装置が備える放電電極と第1ノズルと第2ノズルとの構成を示す斜視図である。図6は、図5の放電電極と第1ノズルと第2ノズルとを矢印VI方向から見た正面図である。図7は、本発明の一実施形態に係る電解加工装置が備える放電電極の構成を示す斜視図である。図8は、本発明の一実施形態に係る電解加工装置が備える第1ノズルの構成を示す斜視図である。図9は、本発明の一実施形態に係る電解加工装置が備える第2ノズルの構成を示す斜視図である。
 図5~図9に示すように、電解加工装置100は、放電電極130と着脱可能に一体に構成された第1ノズル134および第2ノズル136をさらに備える。放電電極130は、導電部材で構成されている。第1ノズル134および第2ノズル136の各々は、エポキシ樹脂などの絶縁性樹脂で構成されている。
 ただし、放電電極130と第1ノズル134と第2ノズル136とは、1つの導電部材で構成されていてもよい。たとえば、導電材料を用いて3Dプリンタなどによって、放電電極130と第1ノズル134と第2ノズル136とが一体不可分に構成されていてもよい。
 図5および図6に示すように、第1ノズル134は、放電電極130に隣接配置されている。本実施形態においては、9つの第1ノズル134が、9つの放電電極130のうちの対応する1つの放電電極130に隣接配置されている。
 第1ノズル134は、図4に示すように電極面131と被加工面12とが互いに接近して対向している状態において電極面131に沿って電極面131と被加工面12との間に電解液を吐出する第1吐出口132を有する。第1吐出口132は、正面から見て、電極面131に沿う形状を有している。第1ノズル134は、第1吐出口132側の端部の電極面131側とは反対側の側面に凹部135を有している。
 第2ノズル136は、放電電極130の上方に配置されている。第2ノズル136は、図4に示すように電極面131と被加工面12とが互いに接近して対向している状態において上方から電極面131と被加工面12との間に電解液を吐出する第2吐出口133を有する。第2ノズル136は、上方から見て湾曲部137において湾曲し、第2吐出口133が電極面131の上方に位置している。第2吐出口133は、下方から見て、電極面131に沿う形状を有している。
 図7に示すように、放電電極130は、第1ノズル134および第2ノズル136の各々と係合するボディ部130aを有している。図8に示すように、第1ノズル134は、第1吐出口132に向かう電解液の流路が内部に形成され、ボディ部130aと係合する第1係合部134aを有している。放電電極130と第1ノズル134とは、互いに着脱可能に一体に構成されている。
 図9に示すように、第2ノズル136は、第2吐出口133に向かう電解液の流路が内部に形成され、ボディ部130aと係合する第2係合部136aを有している。放電電極130と第2ノズル136とは、互いに着脱可能に一体に構成されている。
 図10は、第1変形例に係る第1ノズルの構成を示す平面図である。図10に示すように、第1変形例に係る第1ノズル234は、電解液が流入する流入口231、および、第1吐出口132に向かう電解液の流路が内部に形成され、ボディ部130aと係合する第1係合部234aを有している。
 第1ノズル234の電解液の流路には、整流機構が設けられている。第1変形例においては、第1ノズル234に第1くびれ部232および第2くびれ部233が設けられている。これにより、第1ノズル234の電解液の流路は、流入口231から第1吐出口132までの間にて蛇行しており、流入口231と第1吐出口132とは直線状に連通していない。なお、整流機構の構成は、くびれ部に限定されず、第1吐出口132から吐出される電解液の分布を均一にできる構成であればよい。なお、整流機構が第2ノズル136に設けられていてもよい。整流機構が第2ノズル136に設けられている場合、第2吐出口133から吐出される電解液の分布を均一にできる。
 図11は、第2変形例に係る電解加工装置の第1ノズルの第1吐出口の周辺を正面側から見て示す部分斜視図である。図11に示すように、第2変形例に係る電解加工装置の第1ノズル334の第1吐出口332は、放電電極130の電極面131に連続する壁面139と、第1ノズル334における、壁面139に間隔をあけて対向する対向面332aと、壁面139と対向面332aとを互いに接続する第1接続面332bおよび第2接続面332cとによって、構成されている。
 第2変形例においては、第1ノズル334の第1吐出口332から吐出される電解液を壁面139から連続して電極面131に沿わせつつ電極面131と被加工面12との間に供給することができる。これにより、電極面131と被加工面12との間により均一な分布で電解液を供給することができ、高精度に翼車10を加工することができる。
 図12は、第3変形例に係る電解加工装置の第2ノズルの第2吐出口の周辺を下側から見て示す部分斜視図である。図12に示すように、第3変形例に係る電解加工装置の第2ノズル436の第2吐出口433は、下方から見て、略円形である。第2吐出口433の開口面積は、一実施形態に係る第2吐出口133の開口面積に比較して大きい。これにより、第2吐出口433から吐出される電解液の流速を低減しつつ、電極面131と被加工面12との間において第1吐出口132から吐出された電解液が行き渡りにくい部分に重点的に電解液を供給することができる。
 本発明の一実施形態に係る電解加工装置100においては、外周に沿って複数の翼11が粗成型された翼車10を電解加工する電解加工装置であり、複数の放電電極130の各々が回転軸120の径方向内側に移動した後、回転軸120が回転することにより、電極面131と被加工面12とが互いに接近して対向した状態で電解加工が行なわれる。これにより、粗成型された翼車10の複数の翼11を同時に電解加工できるため、加工時間を短くしつつ、複数の翼11の加工精度にばらつきが生じることを抑制して高精度に翼車10を加工することができる。
 本発明の一実施形態に係る電解加工装置100においては、放電電極130に隣接配置された第1ノズル134は、電極面131に沿って電極面131と被加工面12との間に電解液を吐出する第1吐出口132を有する。これにより、電極面131と被加工面12との間に均一な分布で電解液を供給することができ、高精度に翼車10を加工することができる。
 本発明の一実施形態に係る電解加工装置100においては、第1ノズル134は、第1吐出口132側の端部の電極面131側とは反対側の側面に凹部135を有している。図4に示すように電極面131と被加工面12とが互いに接近して対向している状態において、凹部135によって、隣り合う他の放電電極130と当該第1ノズル134とが干渉することを抑制することができる。
 本発明の一実施形態に係る電解加工装置100においては、支持台110は、回転軸120に対して着脱可能に接続されている。これにより、電解加工によってダメージを受けた支持台110のみを回転軸120から取り外して交換することが可能である。
 本発明の一実施形態に係る電解加工装置100においては、位置決めプレート140は、電極ホルダ170上において、放電電極130を位置決めする。これにより、電極面131と被加工面12との位置関係のばらつきを低減して、高精度に翼車10を加工することができる。また、放電電極130と位置決めプレート140との間の隙間にシムを挿入して放電電極130の位置を微調整することが可能である。
 本発明の一実施形態に係る電解加工装置100においては、放電電極130は、電極ホルダ170に対して着脱可能に接続されている。これにより、電解加工によってダメージを受けた放電電極130のみを電極ホルダ170から取り外して交換することが可能である。
 本発明の一実施形態に係る電解加工装置100においては、放電電極130の上方に配置された第2ノズル136は、上方から電極面131と被加工面12との間に電解液を吐出する第2吐出口133を有する。これにより、電極面131と被加工面12との間により均一な分布で電解液を供給することができ、高精度に翼車10を加工することができる。
 本発明の一実施形態に係る電解加工装置100においては、放電電極130と第1ノズル134とは、互いに着脱可能に一体に構成されている。これにより、放電電極130および第1ノズル134が一体不可分に構成されている場合に比較して、放電電極130および第1ノズル134を容易に製造できるとともに、電解加工によってダメージを受けた放電電極130のみを交換することが可能である。
 本発明の一実施形態に係る電解加工装置100においては、放電電極130と第2ノズル136とは、互いに着脱可能に一体に構成されている。これにより、放電電極130および第2ノズル136が一体不可分に構成されている場合に比較して、放電電極130および第2ノズル136を容易に製造できるとともに、電解加工によってダメージを受けた放電電極130のみを交換することが可能である。
 本発明の一実施形態に係る電解加工装置100においては、第2ノズル136は、上方から見て湾曲部137において湾曲し、第2吐出口133が電極面131の上方に位置している。これにより、図4に示すように電極面131と被加工面12とが互いに接近して対向している状態において、隣り合う第2ノズル136同士が干渉することを抑制することができる。
 第1変形例に係る電解加工装置においては、第1ノズル234の第1吐出口132に向かう電解液の流路、および、第2ノズル136の第2吐出口133に向かう電解液の流路の、少なくとも一方に、整流機構が設けられている。これにより、第1吐出口132および第2吐出口133の少なくとも一方において、吐出される電解液の分布を均一にして、電極面131と被加工面12との間により均一な分布で電解液を供給することができ、高精度に翼車10を加工することができる。
 第2変形例に係る電解加工装置においては、第1ノズル334の第1吐出口332は、放電電極130の電極面131に連続する壁面139と、第1ノズル334における、壁面139に間隔をあけて対向する対向面332aと、壁面139と対向面332aとを互いに接続する第1接続面332bおよび第2接続面332cとによって、構成されている。これにより、第1ノズル334の第1吐出口332から吐出される電解液を壁面139から連続して電極面131に沿わせつつ電極面131と被加工面12との間により均一な分布で供給することができ、高精度に翼車10を加工することができる。
 第3変形例に係る電解加工装置においては、第2ノズル436の第2吐出口433は、下方から見て、略円形であり、第2吐出口433の開口面積が比較的大きい。これにより、第2吐出口433から吐出される電解液の流速を低減しつつ、電極面131と被加工面12との間において第1吐出口132から吐出された電解液が行き渡りにくい部分に重点的に電解液を供給することができる。
 今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 10  翼車
 11  翼
 12  被加工面
 100  電解加工装置
 110  支持台
 120  回転軸
 130  放電電極
 130a  ボディ部
 131  電極面
 132,332  第1吐出口
 133,433  第2吐出口
 134,234,334  第1ノズル
 134a,234a  第1係合部
 135  凹部
 136,436  第2ノズル
 136a  第2係合部
 137  湾曲部
 139  壁面
 140  位置決めプレート
 150  絶縁板
 160  ボルト
 170  電極ホルダ
 180  直線駆動部
 190  クランプ機構
 231  流入口
 232  第1くびれ部
 233  第2くびれ部
 332a  対向面
 332b  第1接続面
 332c  第2接続面

Claims (5)

  1.  外周に沿って複数の翼が粗成型された翼車を電解加工する電解加工装置であって、
     前記複数の翼のうちの1つの翼の被加工面に沿う電極面を有する放電電極と、
     前記放電電極に隣接配置され、前記電極面に沿って前記電極面と前記被加工面との間に電解液を吐出する第1吐出口を有する第1ノズルとを備える、電解加工装置。
  2.  前記放電電極の上方に配置され、上方から前記電極面と前記被加工面との間に電解液を吐出する第2吐出口を有する第2ノズルをさらに備える、請求項1に記載の電解加工装置。
  3.  前記第1ノズルおよび前記第2ノズルの各々は、電解液の流路を有しており、
     前記第1ノズルおよび前記第2ノズルの少なくとも一方の前記流路には、整流機構が設けられている、請求項2に記載の電解加工装置。
  4.  前記放電電極と前記第1ノズルとは、互いに着脱可能に一体に構成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電解加工装置。
  5.  前記放電電極と前記第2ノズルとは、互いに着脱可能に一体に構成されている、請求項2に記載の電解加工装置。
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