WO2022091976A1 - 電動圧縮機および電動圧縮機の組立方法 - Google Patents

電動圧縮機および電動圧縮機の組立方法 Download PDF

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孝幸 桑原
弘文 平田
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    • H02K7/14Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans

Abstract

ハウジング(10)と、ハウジング(10)の開口部(11)を封止するエンドハウジング(20)と、ハウジング(10)およびエンドハウジング(20)を近接させる締結力を発生させる締結ボルト(21)と、ハウジング(10)の開口部(11)側に配置される圧縮機(30)と、ハウジング(10)の底部(12)側に配置されるモータ(40)と、圧縮機(30)とモータ(40)との間に配置される保持部(80)と、を備え、モータ(40)は、ステータ(41)と、ロータ(42)と、を備え、ステータ(41)は、底部(12)側の第1端面(41a)がハウジング(10)に接触し、かつ開口部(11)側の第2端面(41b)が保持部(80)に接触した状態で、締結ボルト(21)が発生させる締結力によりハウジング(10)に固定されている電動圧縮機(100)を提供する。

Description

電動圧縮機および電動圧縮機の組立方法
 本開示は、電動圧縮機および電動圧縮機の組立方法に関するものである。
 電動圧縮機において、圧縮機構を駆動するためのモータは、圧縮機構と共に密閉構造とされたハウジングに内蔵されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、ステータに締結ボルトを挿入する挿入穴を形成し、挿入穴に挿入された締結ボルトの先端をハウジングに形成された締結穴に締結し、ステータをハウジングに固定する構造が開示されている。
特開2016-92889号公報
 しかしながら、特許文献1に開示される電動圧縮機は、ステータをハウジングに固定するためにステータに形成される挿入穴の長さを、モータの駆動軸方向におけるステータの全長(モータ積厚)と同一にしている。そのため、モータの出力を向上させるためにステータの全長を長くすると、それに伴って挿入穴および挿入穴に挿入される締結ボルトの全長が長くなってしまう。
 この場合、ステータとハウジングが接触する接触位置がステータの駆動軸方向の端部となるため、ハウジングの開口部から締結ボルトを締結する締結穴までの距離がステータの全長を伸ばした分だけ長くなってしまう。したがって、ハウジングの開口部から工具を挿入してハウジングに締結穴を形成する際の加工性が悪化して製造コストが増大してしまう。また、ステータの全長に応じた長さの締結ボルトが必要となるため、ステータの全長が異なる他の電動圧縮機と締結ボルトを共用することができず、製造コストが増大してしまう。
 本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、モータの出力を向上させるためにステータの全長を長くする場合であっても製造コストの増大を抑制することが可能な電動圧縮機を提供することを目的とする。
 本開示の一態様に係る電動圧縮機は、軸線に沿って延びる筒状に形成されるとともに前記軸線に沿った一端側に形成される開口部と前記軸線に沿った他端側に形成される底部とを有するハウジングと、前記開口部を封止する封止部材と、前記ハウジングおよび前記封止部材を前記軸線に沿って近接させる締結力を発生させる締結部材と、前記ハウジングの前記開口部側に配置されるとともに前記軸線回りに回転して流体を圧縮する圧縮機と、前記ハウジングの前記底部側に配置されるとともに前記圧縮機を前記軸線回りに回転駆動するモータと、前記軸線に沿って前記圧縮機と前記モータとの間に配置される中間部材と、を備え、前記モータは、前記軸線に沿って筒状に形成されるステータと、前記ステータの内周側に配置されるロータと、を備え、前記ステータは、前記底部側の第1端面が前記ハウジングに接触し、かつ前記開口部側の第2端面が前記中間部材に接触した状態で、前記締結部材が発生させる締結力により前記ハウジングに固定されている。
 本開示の一態様に係る電動圧縮機の組立方法は、電動圧縮機の組立方法であって、前記電動圧縮機は、軸線に沿って延びる筒状に形成されるとともに前記軸線に沿った一端側に形成される開口部と前記軸線に沿った他端側に形成される底部とを有するハウジングと、前記開口部を封止する封止部材と、前記ハウジングおよび前記封止部材を前記軸線に沿って近接させる締結力を発生させる締結部材と、前記ハウジングの前記開口部側に配置されるとともに前記軸線回りに回転して流体を圧縮する圧縮機と、前記ハウジングの前記底部側に配置されるとともに前記圧縮機を前記軸線回りに回転駆動するモータと、前記軸線に沿って前記圧縮機と前記モータとの間に配置される中間部材と、を備え、前記モータは、前記軸線に沿って筒状に形成されるステータと、前記ステータの内周側に配置されるロータと、を備え、前記ハウジングの前記開口部から前記底部へ向けて前記モータを挿入するモータ挿入工程と、前記モータが挿入された前記ハウジングの前記開口部から前記底部へ向けて前記中間部材を挿入する中間部材挿入工程と、前記中間部材が挿入された前記ハウジングの前記開口部から前記底部へ向けて前記圧縮機を挿入する圧縮機挿入工程と、前記圧縮機が挿入された前記ハウジングと前記封止部材とを前記締結部材により締結し、前記ハウジングおよび前記封止部材を前記軸線に沿って近接させる締結力を発生させる締結工程とを備え、前記締結工程は、前記ステータの前記底部側の第1端面が前記ハウジングに接触し、かつ前記ステータの前記開口部側の第2端面が前記中間部材に接触した状態で、前記締結部材が発生させる締結力により前記ステータを前記ハウジングに固定する。
 本開示によれば、モータの出力を向上させるためにステータの全長を長くする場合であっても製造コストの増大を抑制することが可能な電動圧縮機を提供することができる。
本開示の第1実施形態に係る電動圧縮機を示す部分縦断面図である。 図1に示す電動圧縮機のA-A矢視断面図である。 本開示の第1実施形態に係る電動圧縮機の組立方法を示すフローチャートである。 本開示の第2実施形態に係る電動圧縮機を示す部分縦断面図である。 図4に示す電動圧縮機のB-B矢視断面図である。 図4に示す電動圧縮機のC-C矢視断面図である。 本開示の第3実施形態に係る電動圧縮機を示す部分縦断面図である。 図7に示す電動圧縮機のD-D矢視断面図である。 図7に示す電動圧縮機のE-E矢視断面図である。
〔第1実施形態〕
 以下、本開示の第1実施形態に係る電動圧縮機100について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る電動圧縮機を示す部分縦断面図である。図2は、図1に示す電動圧縮機100のA-A矢視断面図である。
 本実施形態の電動圧縮機100は、吸入ポートP1から吸入される冷媒(流体)を圧縮して吐出ポートP2から外部へ吐出する装置である。図1に示すように、本実施形態の電動圧縮機100は、ハウジング10と、エンドハウジング(封止部材)20と、締結ボルト(締結部材)21と、圧縮機30と、モータ40と、第1軸受60と、第2軸受70と、保持部(中間部材)80と、インバータ90と、を備える。
 ハウジング10は、軸線Xに沿って延びる略円筒状に形成される部材であり、内部に圧縮機30およびモータ40を収容する。ハウジング10は、アルミニウム合金等の金属材料により形成されている。ハウジング10は、軸線Xに沿ったエンドハウジング20側に形成される開口部11と、軸線Xに沿ったインバータ90側に形成される底部12とを有する。
 図1に示すように、ハウジング10の底部12の近傍の外周面には、吸入ポートP1が設けられている。外部から供給される冷媒は、吸入ポートP1からハウジング10の内部に導入される。ハウジング10に導入された冷媒は、軸線Xに沿って底部12から開口部11へ向けて流通する。
 エンドハウジング20は、開口部11からハウジング10の内部に圧縮機30およびモータ40が挿入された状態で、ハウジング10の開口部11を封止する部材である。エンドハウジング20は、締結ボルト21をハウジング10の開口部11に形成された締結穴(図示略)に締結することにより、ハウジング10に固定される。ハウジング10の軸線Xに沿った圧縮機30側の端部に配置される開口部11は、エンドハウジング20により封止される。
 締結ボルト21は、ハウジング10およびエンドハウジング20を軸線Xに沿って近接させる締結力を発生する部材である。締結ボルト21は、軸線Xに沿って延びる軸部を有し、エンドハウジング20の軸線X回りの周方向の複数箇所に設けられる挿入穴(図示略)に挿入される。締結ボルト21の外周面には雄ねじが形成されている。
 ハウジング10において、エンドハウジング20の挿入穴と対向する位置には、軸線Xに沿って延びる締結穴(図示略)が形成されている。締結穴の内周面には雌ねじが形成されており、締結ボルト21の雄ねじと係合するようになっている。締結ボルト21は、エンドハウジング20の挿入穴に挿入され、ハウジング10の締結穴に締結されることにより、ハウジング10およびエンドハウジング20を軸線Xに沿って近接させる締結力を発生させる。
 圧縮機30は、ハウジング10の内部の開口部11側に配置されるとともに軸線X回りに回転して流体を圧縮する装置である。圧縮機30は、固定スクロール31に対して組み合わされる旋回スクロール32を軸線X回りに公転旋回運動させることにより冷媒を圧縮するスクロール圧縮機構を備える。固定スクロール31は、エンドハウジング20により開口部11が封止された状態で、エンドハウジング20と保持部80との間に挟まれて固定される。
 圧縮機30は、吸入ポートP1からハウジング10の内部に導入された冷媒を吸入して圧縮し、圧縮された冷媒をエンドハウジング20に設けられた吐出ポートP2に導く。吐出ポートP2に導かれた冷媒は、吐出ポートP2に接続される配管(図示略)を介して外部へ供給される。
 モータ40は、ハウジング10の底部12側に配置されるとともに圧縮機30を軸線X回りに回転駆動する装置である。モータ40は、ステータ41と、ロータ42と、駆動軸43と、ボビン44と、ボビン45と、を有する。
 ステータ41は、軸線Xに沿って筒状に形成される部材であり、環状に打抜き成形された電磁鋼板を所定枚数積層して構成される。ステータ41には、ボビン44およびボビン45を介して、複数のティース部(図示略)のそれぞれにコイル巻線(図示略)が巻き回されている。
 ロータ42は、ステータ41の内周側に所定の隙間(ギャップ)を設けた状態で配置される。ロータ42は、環状に打抜き成形された電磁鋼板を所定枚数積層して構成される。
 駆動軸43は、ロータ42の中心に形成される貫通穴に挿入されてロータ42に連結され、軸線X上に配置される部材である。駆動軸43は、ロータ42と一体となって軸線X回りに回転し、圧縮機30に軸線X回りに回転する駆動力を伝達する。駆動軸43の開口部11側の端部は第1軸受60により軸線X回りに回転自在に支持される。駆動軸43の底部12側の端部は第2軸受70により軸線X回りに回転自在に支持される。
 保持部80は、軸線X回りに環状に形成されるとともに第1軸受60を保持する部材である。保持部80は、軸線Xに沿って圧縮機30とモータ40との間に配置される。図1に示すように、保持部80は、ステータ41の第2端面41bに突き当てられる突出部80aを有する。図2に示すように、突出部80aは、軸線X回りの周方向CDにおいて、間隔を空けて複数箇所に設けられている。
 図2において、突出部80aは、軸線X回りの周方向CDにおいて、60度間隔で6箇所に設けられるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、60度以外の他の角度間隔(30度、120度等)で設けられていてもよい。また、複数の突出部80aを周方向CDに沿って配置する間隔は等間隔でなくてもよい。
 図1に示すように、保持部80は、ハウジング10の開口部11がエンドハウジング20により封止された状態で、複数の突出部80aがステータ41の第2端面41bに接触し、開口部11側の端面が圧縮機30の固定スクロール31に接触する。保持部80は、ハウジング10にエンドハウジング20を固定することにより、ステータ41と固定スクロール31との間に挟まれた状態で軸線X方向の位置が固定される。
 インバータ90は、外部電源から供給された直流電力を交流電力に変換し、交流電力をモータ40に印加してモータ40を回転駆動する装置である。インバータ90は、ハウジング10の内部に形成される密閉空間とは隔離された空間に配置される。
 次に、図3を参照して、本実施形態の電動圧縮機100の組立方法について説明する。図3は、本実施形態に係る電動圧縮機100の組立方法を示すフローチャートである。
 ステップS101(モータ挿入工程)で、作業者は、モータ40をハウジング10の開口部11から底部12へ向けて挿入する。
 ステップS102(保持部挿入工程;中間部材挿入工程)で、作業者は、保持部80をハウジング10の開口部11から底部12へ向けて挿入する。
 ステップS103(圧縮機挿入工程)で、作業者は、圧縮機30をハウジング10の開口部11から底部12へ向けて挿入する。
 ステップS104(締結工程)で、作業者は、エンドハウジングを保持部80へ向けて挿入し、エンドハウジング20のハウジング10側の端面20aとハウジング10のエンドハウジング20側の端面10aとを近接させる。
 また、作業者は、締結ボルト21をエンドハウジング20の挿入穴へ挿入し、締結ボルト21の雄ねじをハウジング10に設けられた締結穴の雌ねじに締結する。締結ボルト21を締結してエンドハウジング20の端面20aとハウジング10の端面10aとを接触させることにより、軸線X回りに延びる環状のシール領域が形成される。環状のシール領域を形成することにより、ハウジング10の内部空間と外部空間とが連通しない封止状態となる。
 本実施形態の電動圧縮機100は、封止状態において、ステータ41と保持部80と固定スクロール31とが、ハウジング10とエンドハウジング20との間に所定の面圧が付与された状態で固定される。すなわち、締結ボルト21を回転させてエンドハウジング20とハウジング10との間の距離を近接させることに応じて、固定スクロール31が保持部80に接触し、保持部80の突出部80aがステータ41の第2端面41bに接触し、ステータ41の第1端面41aがハウジング10に接触した接触状態となる。
 この接触状態において、ステータ41は、ハウジング10の底部12側の第1端面41aがハウジング10に接触し、ハウジング10の開口部11側の第2端面41bが保持部80に接触した状態となる。そして、ステータ41は、締結ボルト21が発生させる締結力によりハウジング10に対して固定されている。ステータ41がハウジング10に固定されるのは、締結ボルト21が発生させる締結力が固定スクロール31および保持部80を介してステータ41に伝達されるからである。
 このようにして、締結工程(S104)は、ステータ41の底部12側の第1端面41aがハウジング10に接触し、かつステータ41の開口部11側の第2端面41bが保持部80に接触した状態で、締結ボルト21が発生させる締結力によりステータ41をハウジング10に固定する。
 以上説明した本実施形態の電動圧縮機100は、以下の作用及び効果を奏する。
 本実施形態に係る電動圧縮機100によれば、ステータ41をハウジング10に固定するために、ステータ41に挿入穴を形成することや、挿入穴よりも長い締結ボルトを用いることや、締結ボルトを締結する締結穴をハウジング10に形成する必要がない。そのため、ステータ41に挿入穴を形成することによる鉄心中の磁束密度の低下とそれに伴うモータ40の出力低下を抑制することができる。また、ステータ41の全長に応じた長さの締結ボルトを用意する必要がないため、製造コストの増大を抑制することができる。
 さらに、ハウジング10に締結穴を形成する必要がないため、ステータ41の全長を長くする場合であっても加工性が悪化しないため製造コストの増大を抑制することできる。したがって、モータ40の出力を向上させるためにステータ41の全長を長くする場合であっても製造コストの増大を抑制することが可能な電動圧縮機100を提供することができる。
 また、本実施形態の電動圧縮機100によれば、ロータ42に連結される駆動軸43を支持する第1軸受60を保持部80により保持する。そして、モータ40が有するステータ41は、底部12側の第1端面41aがハウジング10に接触し、かつ開口部11側の第2端面41bが保持部80に接触した状態で、締結ボルト21が発生させる締結力によりハウジング10に固定されている。第1軸受60を保持する保持部80を介してステータ41を固定するため、保持部80とは異なる他の部材を介在させる場合に比べ、装置の大型化を抑制することができる。
〔第2実施形態〕
 次に、本開示の第2実施形態に係る電動圧縮機100Aについて、図面を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る電動圧縮機100Aを示す部分縦断面図である。図5は、図4に示す電動圧縮機100AのB-B矢視断面図である。図6は、図4に示す電動圧縮機100AのC-C矢視断面図である。本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
 第1実施形態の電動圧縮機100は、ステータ41と圧縮機30との間に配置する中間部材としての保持部80を、単一の部材により形成するものであった。それに対して、本実施形態の保持部80Aは、第1保持部材81と第2保持部材82との2つの部材により構成されるものである。
 図4に示すように、本実施形態の保持部80Aは、第1軸受60を保持するとともに第2保持部材82よりも開口部11側に配置される第1保持部材81と、軸線Xに沿ってステータ41と第1保持部材81との間に配置される第2保持部材82とを備える。第2保持部材82は、締結ボルト21が発生する締結力を、第1保持部材81からステータ41へ伝達する機能を有する。
 図5に示すように、第2保持部材82は、軸線X回りの周方向に沿って環状に形成される部材である。図4に示すように、第2保持部材82の底部12側の端面はステータ41の第2端面41bに接触し、第2保持部材82の開口部11側の端面は第1保持部材81の突出部81aに接触する。
 図4に示すように、第1保持部材81は、第2保持部材82に突き当てられる突出部81aを有する。図6に示すように、突出部81aは、軸線X回りの周方向CDにおいて、間隔を空けて複数箇所に設けられている。
 図6において、突出部81aは、軸線X回りの周方向CDにおいて、60度間隔で6箇所に設けられるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、60度以外の他の角度間隔(30度、120度等)で設けられていてもよい。また、複数の突出部81aを周方向CDに沿って配置する間隔は等間隔でなくてもよい。
 図4に示すように、保持部80Aは、ハウジング10の開口部11がエンドハウジング20により封止された状態で、第1保持部材81の複数の突出部81aが第2保持部材82の開口部11側の端面に接触し、第1保持部材81の開口部11側の端面が圧縮機30の固定スクロール31に接触する。
 また、第2保持部材82の底部12側の端面がステータ41の第2端面41bに接触し、第2保持部材82の開口部11側の端面が第1保持部材81の突出部81aに接触する。保持部80Aは、ハウジング10にエンドハウジング20を固定することにより、ステータ41と固定スクロール31との間に挟まれた状態で軸線X方向の位置が固定される。
 本実施形態の電動圧縮機100Aは、封止状態において、ステータ41と保持部80Aと固定スクロール31とが、ハウジング10とエンドハウジング20との間に所定の面圧が付与された状態で固定される。すなわち、締結ボルト21を回転させてエンドハウジング20とハウジング10との間の距離を近接させることに応じて、固定スクロール31が保持部80Aに接触し、第1保持部材81の突出部81aが第2保持部材82に接触し、第2保持部材82がステータ41の第2端面41bに接触し、ステータ41の第1端面41aがハウジング10に接触した接触状態となる。
 この接触状態において、ステータ41は、ハウジング10の底部12側の第1端面41aがハウジング10に接触し、ハウジング10の開口部11側の第2端面41bが保持部80Aに接触した状態となる。そして、ステータ41は、締結ボルト21が発生させる締結力によりハウジング10に対して固定されている。ステータ41がハウジング10に固定されるのは、締結ボルト21が発生させる締結力が固定スクロール31および保持部80Aを介してステータ41に伝達されるからである。
 本実施形態の電動圧縮機100Aによれば、第2保持部材82が第1保持部材81とは異なる部材であるため、ステータ41の長さの異なる複数機種を製造する場合に、第1保持部材81を共通化することができる。すなわち、第1保持部材81として軸線X方向の長さが同一のものを複数機種で共通化する場合には、ステータ41の全長に合わせた軸線X方向の長さを有する第2保持部材82を用意すればよい。
〔第3実施形態〕
 次に、本開示の第3実施形態に係る電動圧縮機100Bについて、図面を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る電動圧縮機100Bを示す部分縦断面図である。図8は、図7に示す電動圧縮機100BのD-D矢視断面図である。図9は、図7に示す電動圧縮機100BのE-E矢視断面図である。本実施形態は、第1実施形態および第2実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態および第2実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
 第2実施形態の電動圧縮機100Aの保持部80Aは、第1保持部材81と第2保持部材82との2つの部材により構成されるものであった。また、第2保持部材82は環状に形成されるとともに他の部材には取付部材等により取り付けられるものではなかった。
 それに対して、本実施形態の電動圧縮機100Bの保持部80Bは、第1保持部材83と第2保持部材84との2つの部材により構成されるものである。また、第2保持部材84は環状には形成されずに複数に分離した部材であるとともにハウジング10に締結ボルト(取付部材)50により取り付けられるものである。
 図7に示すように、本実施形態の保持部80Bは、第1軸受60を保持するとともに第2保持部材84よりも開口部11側に配置される第1保持部材83と、軸線Xに沿ってステータ41と第1保持部材83との間に配置される第2保持部材84とを備える。
 図8に示すように、第2保持部材84は、軸線X回りの周方向に沿って間隔を空けて複数箇所に配置される。図7に示すように、第2保持部材84の底部12側の端面はステータ41の第2端面41bに接触し、第2保持部材84の開口部11側の端面は第1保持部材83の突出部83aに接触する。
 図7に示すように、第2保持部材84は、軸線Xに沿って延びる貫通穴84aを有する。ハウジング10の貫通穴84aと対向する端面には、内周面に雌ねじが形成された締結穴51が形成されている。第2保持部材84は、貫通穴84aに挿入された締結ボルト50を締結穴51に締結することにより、ハウジング10に取り付けられる。  
 図7に示すように、第1保持部材83は、第2保持部材84に突き当てられる突出部83aを有する。図9に示すように、突出部83aは、軸線X回りの周方向CDにおいて、間隔を空けて複数箇所に設けられている。
 図9において、突出部83aは、軸線X回りの周方向CDにおいて、60度間隔で6箇所に設けられるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、60度以外の他の角度間隔(30度、120度等)で設けられていてもよい。また、複数の突出部83aを周方向CDに沿って配置する間隔は等間隔でなくてもよい。ただし、複数の突出部83aは、周方向CDにおいて、第2保持部材84と同じ位置に配置される。
 図7に示すように、保持部80Bは、ハウジング10の開口部11がエンドハウジング20により封止された状態で、第1保持部材83の複数の突出部83aが第2保持部材84の開口部11側の端面に接触し、第1保持部材83の開口部11側の端面が圧縮機30の固定スクロール31に接触する。
 また、第2保持部材84の底部12側の端面がステータ41の第2端面41bに接触し、第2保持部材84の開口部11側の端面が第1保持部材83の突出部83aに接触する。保持部80Bは、ハウジング10にエンドハウジング20を固定することにより、第2保持部材84と固定スクロール31との間に挟まれた状態で軸線X方向の位置が固定される。
 本実施形態の電動圧縮機100Bは、封止状態において、第1保持部材83と固定スクロール31とが、第2保持部材84とエンドハウジング20との間に所定の面圧が付与された状態で固定される。すなわち、締結ボルト21を回転させてエンドハウジング20とハウジング10との間の距離を近接させることに応じて、固定スクロール31が保持部80Bに接触し、第1保持部材83の突出部83aが第2保持部材84に接触した接触状態となる。
 この接触状態において、ステータ41は、ハウジング10の底部12側の第1端面41aがハウジング10に接触し、ハウジング10の開口部11側の第2端面41bが第2保持部材84に接触した状態となる。そして、ステータ41は、締結ボルト50が発生させる締結力によりハウジング10に対して固定されている。ステータ41がハウジング10に固定されるのは、締結ボルト50が発生させる締結力が第2保持部材84を介してステータ41に伝達されるからである。
 本実施形態の電動圧縮機100Bによれば、第2保持部材84が第1保持部材83とは異なる部材であるため、ステータ41の長さの異なる複数機種を製造する場合に、第1保持部材83を共通化することができる。すなわち、第1保持部材83として軸線X方向の長さが同一のものを複数機種で共通化する場合には、ステータ41の全長に合わせた軸線X方向の長さを有する第2保持部材84を用意すればよい。
 本実施形態の電動圧縮機100Bによれば、第2保持部材84が締結ボルト50によりハウジング10に取り付けられるため、第2保持部材84の底部12側の端面がステータ41の第2端面41bのみに接触する場合(第2実施形態の電動圧縮機100A)と比べて、第2保持部材84の軸線X方向の固定位置に対するステータ41の長さのバラツキの影響が小さくなる。そのため、第1保持部材83と固定スクロールの軸線X方向の固定位置のバラツキも小さくなり、締結ボルト21の締結力によって、ハウジング10とエンドハウジング20との間で第2保持部材84と固定スクロールに付与される面圧・固定力が安定し、面圧の不足による冷媒ガスの漏れや圧縮機30の異常振動を防ぐことができる。
 以上説明した本実施形態に記載の電動圧縮機は、例えば以下のように把握される。
 本開示に係る電動圧縮機(100)は、軸線(X)に沿って延びる筒状に形成されるとともに前記軸線に沿った一端側に形成される開口部(11)と前記軸線に沿った他端側に形成される底部(12)とを有するハウジング(10)と、前記開口部を封止する封止部材(20)と、前記ハウジングおよび前記封止部材を前記軸線に沿って近接させる締結力を発生させる締結部材(21)と、前記ハウジングの前記開口部側に配置されるとともに前記軸線回りに回転して流体を圧縮する圧縮機(30)と、前記ハウジングの前記底部側に配置されるとともに前記圧縮機を前記軸線回りに回転駆動するモータ(40)と、前記軸線に沿って前記圧縮機と前記モータとの間に配置される中間部材(80)と、を備え、前記モータは、前記軸線に沿って筒状に形成されるステータ(41)と、前記ステータの内周側に配置されるロータ(42)と、を備え、前記ステータは、前記底部側の第1端面が前記ハウジングに接触し、かつ前記開口部側の第2端面が前記中間部材に接触した状態で、前記締結部材が発生させる締結力により前記ハウジングに固定されている。
 本開示に係る電動圧縮機によれば、ハウジングには、底部側にモータが配置され、開口部側に圧縮機が配置され、圧縮機とモータとの間に中間部材が配置され、開口部が封止部材により封止される。締結部材は、ハウジングおよび封止部材を軸線に沿って近接させる締結力を発生させる。モータが有するステータは、底部側の第1端面がハウジングに接触し、かつ開口部側の第2端面が中間部材に接触した状態で、締結部材が発生させる締結力によりハウジングに固定される。
 本開示に係る電動圧縮機によれば、ステータをハウジングに固定するために、ステータに挿入穴を形成することや、挿入穴よりも長い締結ボルトを用いることや、締結ボルトを締結する締結穴をハウジングに形成する必要がない。そのため、ステータに挿入穴を形成することによる鉄心中の磁束密度の低下とそれに伴うモータの出力低下を抑制することができる。また、ステータの全長に応じた長さの締結ボルトを用意する必要がないため、製造コストの増大を抑制することができる。
 さらに、ハウジングに締結穴を形成する必要がないため、ステータの全長を長くする場合であっても加工性が悪化しないため製造コストの増大を抑制することできる。したがって、モータの出力を向上させるためにステータの全長を長くする場合であっても製造コストの増大を抑制することが可能な電動圧縮機を提供することができる。
 本開示に係る電動圧縮機において、前記モータは、前記ロータに連結されるとともに前記軸線上に配置される駆動軸(43)を有し、前記駆動軸を回転自在に支持する軸受(60)と、を備え、前記中間部材は、前記軸受を保持する保持部(80)である構成としてもよい。
 本構成の電動圧縮機によれば、ロータに連結される駆動軸を支持する軸受を保持部により保持する。そして、モータが有するステータは、底部側の第1端面がハウジングに接触し、かつ開口部側の第2端面が保持部に接触した状態で、締結部材が発生させる締結力によりハウジングに固定されている。軸受を保持する保持部を介してステータを固定するため、保持部とは異なる他の部材を介在させる場合に比べ、装置の大型化を抑制することができる。
 上記構成に係る電動圧縮機において、前記保持部(80)は、前記軸受(60)を保持するとともに前記開口部(11)側に配置される第1保持部材(81)と、前記軸線(X)に沿って前記ステータ(41)と前記第1保持部材(81)との間に配置される第2保持部材(82)と、を備える構成としてもよい。
 本構成の電動圧縮機によれば、第2保持部材が第1保持部材とは異なる部材であるため、ステータの長さの異なる複数機種を製造する場合に、第1保持部材を共通化することができる。すなわち、第1保持部材として軸線方向の長さが同一のものを複数機種で共通化する場合には、ステータの全長に合わせた軸線方向の長さを有する第2保持部材を用意すればよい。
 上記構成に係る電動圧縮機において、前記第2保持部材(82)は、取付部材(50)により前記ハウジング(10)に取り付けられている構成としてもよい。
 本構成の電動圧縮機によれば、第2保持部材が取付部材によりハウジングに取り付けられるため、ハウジングに圧縮機等を収容させて封止部材により封止する際に、締結ボルト21の締結力によって圧縮機等に付与する面圧・固定力を安定させることができる。そのため、冷媒ガスの漏れや異常振動を防止できる。第2保持部材を作業者が位置決めする必要がない。そのため、電動圧縮機を組み立てる作業が容易となる。
 以上説明した本実施形態に記載の電動圧縮機の組立方法は、例えば以下のように把握される。
 本開示に係る電動圧縮機の組立方法は、電動圧縮機の組立方法であって、前記電動圧縮機は、軸線に沿って延びる筒状に形成されるとともに前記軸線に沿った一端側に形成される開口部と前記軸線に沿った他端側に形成される底部とを有するハウジングと、前記開口部を封止する封止部材と、前記ハウジングおよび前記封止部材を前記軸線に沿って近接させる締結力を発生させる締結部材と、前記ハウジングの前記開口部側に配置されるとともに前記軸線回りに回転して流体を圧縮する圧縮機と、前記ハウジングの前記底部側に配置されるとともに前記圧縮機を前記軸線回りに回転駆動するモータと、前記軸線に沿って前記圧縮機と前記モータとの間に配置される中間部材と、を備え、前記モータは、前記軸線に沿って筒状に形成されるステータと、前記ステータの内周側に配置されるロータと、を備え、前記ハウジングの前記開口部から前記底部へ向けて前記モータを挿入するモータ挿入工程(S101)と、前記モータが挿入された前記ハウジングの前記開口部から前記底部へ向けて前記中間部材を挿入する中間部材挿入工程(S102)と、前記中間部材が挿入された前記ハウジングの前記開口部から前記底部へ向けて前記圧縮機を挿入する圧縮機挿入工程(S103)と、前記圧縮機が挿入された前記ハウジングと前記封止部材とを前記締結部材により締結し、前記ハウジングおよび前記封止部材を前記軸線に沿って近接させる締結力を発生させる締結工程(S104)とを備え、前記締結工程は、前記ステータの前記底部側の第1端面が前記ハウジングに接触し、かつ前記ステータの前記開口部側の第2端面が前記中間部材に接触した状態で、前記締結部材が発生させる締結力により前記ステータを前記ハウジングに固定する。
 本開示に係る電動圧縮機の組立方法によれば、ハウジングには、底部側にモータが配置され、開口部側に圧縮機が配置され、圧縮機とモータとの間に中間部材が配置され、開口部が封止部材により封止される。締結工程において、締結部材は、ハウジングおよび封止部材を軸線に沿って近接させる締結力を発生させる。締結工程により、モータが有するステータは、底部側の第1端面がハウジングに接触し、かつ開口部側の第2端面が中間部材に接触した状態で、締結部材が発生させる締結力によりハウジングに固定される。
 本開示に係る電動圧縮機の組立方法によれば、ステータをハウジングに固定するために、ステータに挿入穴を形成することや、挿入穴よりも長い締結ボルトを用いることや、締結ボルトを締結する締結穴をハウジングに形成する必要がない。そのため、ステータに挿入穴を形成することによる鉄心中の磁束密度の低下とそれに伴うモータの出力低下を抑制することができる。また、ステータの全長に応じた長さの締結ボルトを用意する必要がないため、製造コストの増大を抑制することができる。
 さらに、ハウジングに締結穴を形成する必要がないため、ステータの全長を長くする場合であっても加工性が悪化しないため製造コストの増大を抑制することできる。したがって、モータの出力を向上させるためにステータの全長を長くする場合であっても製造コストの増大を抑制することが可能な電動圧縮機の組立方法を提供することができる。
10   ハウジング
11   開口部
12   底部
20   エンドハウジング(封止部材)
21   締結ボルト(締結部材)
30   圧縮機
40   モータ
41   ステータ
41a  第1端面
41b  第2端面
42   ロータ
43   駆動軸
50   締結ボルト
51   締結穴
60   第1軸受
70   第2軸受
80,80A,80B 保持部
80a,81a,83a 突出部
81,83 第1保持部材
82,84 第2保持部材
100,100A,100B 電動圧縮機
CD   周方向
X    軸線
 

Claims (5)

  1.  軸線に沿って延びる筒状に形成されるとともに前記軸線に沿った一端側に形成される開口部と前記軸線に沿った他端側に形成される底部とを有するハウジングと、
     前記開口部を封止する封止部材と、
     前記ハウジングおよび前記封止部材を前記軸線に沿って近接させる締結力を発生させる締結部材と、
     前記ハウジングの前記開口部側に配置されるとともに前記軸線回りに回転して流体を圧縮する圧縮機と、
     前記ハウジングの前記底部側に配置されるとともに前記圧縮機を前記軸線回りに回転駆動するモータと、
     前記軸線に沿って前記圧縮機と前記モータとの間に配置される中間部材と、を備え、
     前記モータは、前記軸線に沿って筒状に形成されるステータと、前記ステータの内周側に配置されるロータと、を備え、
     前記ステータは、前記底部側の第1端面が前記ハウジングに接触し、かつ前記開口部側の第2端面が前記中間部材に接触した状態で、前記締結部材が発生させる締結力により前記ハウジングに固定されている電動圧縮機。
  2.  前記モータは、前記ロータに連結されるとともに前記軸線上に配置される駆動軸を有し、
     前記駆動軸を回転自在に支持する軸受と、を備え、
     前記中間部材は、前記軸受を保持する保持部である請求項1に記載の電動圧縮機。
  3.  前記保持部は、前記軸受を保持するとともに前記開口部側に配置される第1保持部材と、前記軸線に沿って前記ステータと前記第1保持部材との間に配置される第2保持部材と、を備える請求項2に記載の電動圧縮機。
  4.  前記第2保持部材は、取付部材により前記ハウジングに取り付けられている請求項3に記載の電動圧縮機。
  5.  電動圧縮機の組立方法であって、
     前記電動圧縮機は、
     軸線に沿って延びる筒状に形成されるとともに前記軸線に沿った一端側に形成される開口部と前記軸線に沿った他端側に形成される底部とを有するハウジングと、
     前記開口部を封止する封止部材と、
     前記ハウジングおよび前記封止部材を前記軸線に沿って近接させる締結力を発生させる締結部材と、
     前記ハウジングの前記開口部側に配置されるとともに前記軸線回りに回転して流体を圧縮する圧縮機と、
     前記ハウジングの前記底部側に配置されるとともに前記圧縮機を前記軸線回りに回転駆動するモータと、
     前記軸線に沿って前記圧縮機と前記モータとの間に配置される中間部材と、を備え、
     前記モータは、前記軸線に沿って筒状に形成されるステータと、前記ステータの内周側に配置されるロータと、を備え、
     前記ハウジングの前記開口部から前記底部へ向けて前記モータを挿入するモータ挿入工程と、
     前記モータが挿入された前記ハウジングの前記開口部から前記底部へ向けて前記中間部材を挿入する中間部材挿入工程と、
     前記中間部材が挿入された前記ハウジングの前記開口部から前記底部へ向けて前記圧縮機を挿入する圧縮機挿入工程と、
     前記圧縮機が挿入された前記ハウジングと前記封止部材とを前記締結部材により締結し、前記ハウジングおよび前記封止部材を前記軸線に沿って近接させる締結力を発生させる締結工程とを備え、
     前記締結工程は、前記ステータの前記底部側の第1端面が前記ハウジングに接触し、かつ前記ステータの前記開口部側の第2端面が前記中間部材に接触した状態で、前記締結部材が発生させる締結力により前記ステータを前記ハウジングに固定する電動圧縮機の組立方法。
     
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