WO2022044512A1 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

マルチリンクにおける送信の効率を向上する。通信装置は、マルチリンク送信に関する制御情報に基づいて、マルチリンク送信を制御する制御回路と、マルチリンク送信の制御に従って、マルチリンク送信を行う送信回路と、を具備する。

Description

通信装置及び通信方法
 本開示は、通信装置及び通信方法に関する。
 The Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)802.11の規格である802.11ax(以下、「11ax」と呼ぶ)の後継規格として、タスクグループ(TG:Task Group) beにおいて802.11be(以下、「11be」と呼ぶ)の技術仕様策定が進められている。
 11beでは、例えば、11axと比較して、downlink (DL) multi-user multiple-input multiple output(MU-MIMO)における最大空間ストリーム数(例えば、spatial stream(SS)数、又は、空間多重数とも呼ぶ)の増加が議論されている。最大空間ストリーム数の増加により、スペクトラム効率を向上できる。
IEEE 802.11-19/0828r4, feedback-overhead-analysis-for-16-spatial-stream-mimo, May, 2019 IEEE P802.11ax D6.0, November 2019 IEEE Std 802.11, 2016 IEEE 802.11-19/0823r2, Multi-Link Operation: Design Discussion
 しかしながら、マルチリンクにおける送信処理については検討の余地がある。
 本開示の非限定的な実施例は、マルチリンクにおける送信の効率を向上する通信装置、及び、通信方法の提供に資する。
 本開示の一実施例に係る通信装置は、複数のリンクでの第1情報の送信に関する第2情報に基づいて、前記第1情報の送信の制御を行う制御回路と、前記制御に従って、前記第1情報を送信する送信回路と、を具備する。
 なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
 本開示の一実施例によれば、マルチリンクにおける送信の効率を向上できる。
 本開示の一実施例における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
null data packet(NDP) sounding及びexplicit feedbackによるビームフォーミングの一例を示すシーケンス図 High efficiency(HE) Compressed Beamforming/channel quality indicator (CQI) frame action field formatの一例を示す図 staggered soundingの一例を示すシーケンス図 Multi-link operation systemの一例を示す図 Simultaneous Tx and Rx (STR) access point (AP) multi-link device (MLD)の動作例を示す図 Non-STR AP MLDの動作例を示す図 実施の形態1に係るAP MLDの一部の構成例を示すブロック図 実施の形態1に係るNon-AP MLDの一部の構成例を示すブロック図 実施の形態1に係るAP MLDの構成例を示すブロック図 実施の形態1に係るNon-AP MLDの構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図 Link ID bitmapの一例を示す図 Link ID bitmapの一例を示す図 フィードバック情報の送信動作の一例を示すシーケンス図 フィードバック情報の送信動作の一例を示すシーケンス図 フィードバック情報の送信動作の一例を示すシーケンス図 フィードバック情報の送信動作の一例を示すシーケンス図 空間ストリームの始点及び終点を通知するフィールドの一例を示す図 チャネルインデックスの始点及び終点を通知するフィールドの一例を示す図 フィードバック情報の種類を通知するフィールドの一例を示す図 フィードバック要求信号の一例を示す図 フィードバック要求信号の設定例を示す図 Trigger frameの一例を示す図 Trigger frameの一例を示す図 実施の形態2に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図 NDP Announcement(NDPA)の一例を示す図 フィードバック情報の一例を示す図 HE MIMO Controlの一例を示す図 他の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図 他の実施の形態に係る無線通信システムの動作例を示すシーケンス図 周波数帯域とチャネル識別子との組み合わせを通知するフィールドの一例を示す図 周波数帯域及びチャネル識別子の一例を示す図 周波数帯域と周波数オフセットとの組み合わせの一例を示す図 周波数帯域及び周波数オフセットの一例を示す図
 以下、本開示の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
 802.11標準規格では、例えば、時空間ブロック符号化(Space-Time Block Coding(STBC)とも呼ぶ)を行わない場合には、一つのビットストリームから一つの変調シンボルストリームが生成され、時空間ブロック符号化を行う場合には、一つのビットストリームから2つ以上の変調シンボルストリームが生成される。例えば、空間多重されるビットストリームは「空間ストリーム」と呼ばれ、空間多重される変調シンボルストリームは「時空間ストリーム(又は、「Space-time stream(STS)」とも呼ぶ)と呼ばれて区別され得る。例えば、時空間ブロック符号化を行わない場合には時空間ストリームの数と空間ストリームの数とは等しい。
 以降の説明では、時空間ブロック符号化を行わない例について説明する。換言すると、以降の説明では、空間ストリームと時空間ストリームとを区別せず、空間多重に用いられる空間的チャネルの意味で「空間ストリーム」と記述する。ただし、以下の説明における空間ストリームは、時空間ブロック符号化を行う場合の時空間ストリームに解釈されてもよい。
 [ビームフォーミング]
 DL MU-MIMOでは、ビームフォーミング(beamforming)技術が用いられる。ビームフォーミング技術により、DLにおける通信品質を向上できる。
 DL MU-MIMOのビームフォーミングでは、例えば、各ユーザ宛の信号に直交性を付与するために、振幅及び位相を制御する重み付け(例えば、「ステアリング」、「空間マッピング(spatial mapping)」又は「送信precoding」とも呼ぶ)が行われる。この重み付けを表す行列(以下、「ステアリング行列」と呼ぶ)は、例えば、ビームフォーミングによって推定された伝搬路(例えば、「チャネル」とも呼ばれる)の情報に基づいて導出され得る(例えば、非特許文献1を参照)。
 11axは、ビームフォーミングの手法の一例として、null data Packet (NDP) soundingとexplicit feedbackとを用いる方法をサポートする(例えば、非特許文献2を参照)。図1は、NDP soundingとexplicit feedbackとによるビームフォーミングの一例を示すシーケンス図である。
 図1において、アクセスポイント(access point(AP)。又は、「基地局」とも呼ばれる)は、例えば、NDP announcement(NDPA)を各端末(例えば、「STA(Station)」とも呼ぶ)に送信する。NDPAの送信により、APは、STAに対してNDPの送信を通知する。
 APは、NDPAに続いてNDPをSTAに送信する。
 STAは、NDPを受信した後、NDPに含まれる信号(例えば、non-legacy long training field(non-legacy LTF))に基づいてチャネルを推定する。
 なお、STAは、例えば、non-Legacy LTFにステアリング行列が付加されている場合、受信信号がNDPであるか、non-NDPであるかに依らず、ステアリング行列を含むチャネル(例えば、「実効チャネル」とも呼ぶ)を推定してよい。以下の説明では、チャネル又は実効チャネルに依らず、単に、伝搬路応答(「伝搬路特性」、「チャネル応答」、「チャネル推定行列」又は「チャネル行列」とも呼ぶ)と呼ぶ。STAは、例えば、チャネル推定値に基づいて、NDPに応答してAPに送信するフィードバック情報を決定する。
 例えば、STAは、「Compressed beamforming」と呼ばれる方法によって圧縮したフィードバック情報をAPに送信する。APは、STAから送信されたフィードバック情報の受信処理を行い、受信したフィードバック情報に基づいて、宛先STA又はSTA毎のリソース割り当て情報及び送信パラメータを決定する(「スケジューリング」とも呼ぶ)。また、APは、STAに対してDL送信(例えば、MU-MIMO)を行うため、フィードバック情報に基づいてステアリング行列を導出してよい。
 図2は、STAがAPに送信するフィードバック情報の構成例を示す。図2は、一例として、Compressed Beamforming/CQI frame Action field formatの構成例を示す。また、図2は、一例として、後述するフィードバックタイプ=MU(Multi-User)の場合の構成例を示す。
 フィードバック情報は、例えば、「HE compressed Beamforming Report」、「HE MU Exclusive Beamforming Report」、及び、「HE Channel Quality Information (CQI) Report」に分類される。HE Compressed Beamforming Reportには、例えば、空間ストリーム毎の受信品質(例えば、平均Signal-to-Noise Ratio(SNR))、及び、規定の方法によって情報量が圧縮されたフィードバック行列が含まれてよい。また、HE MU Exclusive Beamforming Reportには、例えば、サブキャリア毎の受信品質(例えば、SNR)から各空間ストリームの平均受信品質(例えば、平均SNR)を減算した差分の値が含まれてよい。また、HE CQI Reportには、例えば、26-tone Resource Unit(RU)単位の空間ストリームの平均受信品質(例えば、平均SNR)が含まれてよい。
 STAは、例えば、NDPAに含まれる「Feedback Type And Ng subfield」において通知されたフィードバックタイプに基づいて、NDPに応答してAPに送信するフィードバック情報を決定してよい。例えば、フィードバックタイプ=SU(Single User)の場合、STAは、HE compressed Beamforming Reportをフィードバックしてよい。また、フィードバックタイプ=MUの場合(例えば、図2)、STAは、HE compressed Beamforming Report及びHE MU Exclusive Beamforming Reportをフィードバックしてよい。また、フィードバックタイプ=CQIの場合、STAは、HE CQI Reportをフィードバックしてよい。
 また、他のビームフォーミング手法の一例として、802.11nは「Staggered sounding」をサポートする(例えば、非特許文献3を参照)。
 図3は、Staggered soundingの動作例を示すシーケンス図である。
 Staggered soundingは、single-user MIMO(SU-MIMO)用のビームフォーミング手法である。APは、例えば、データ部(例えば、データフィールド(Data field)とも呼ばれる)を含む信号(例えば、SU Physical layer convergence procedure Protocol Data Unit (PPDU))をSTAに送信する。STAは、例えば、APから送信された信号のmedium access control(MAC)レイヤに含まれるchannel state information(CSI)/Steering Requestに基づいて、フィードバック情報を送信するか否かを判別する。STAは、例えば、フィードバック情報の送信を指示された場合(フィードバック情報の送信:有の場合)、APから送信された信号に含まれる信号(例えば、non-legacy LTF)に基づいて得たチャネル推定値をフィードバックする。例えば、STAは、CSI/Steering Requestによって指示されたフィードバック方法に基づいて、応答信号(例えば、Acknowledgement(ACK)又はBlock ACK(BA))にチャネル推定値(換言するとフィードバック情報)を加えて、APに送信してよい。
 [マルチリンク動作]
 11beにおいて、1つのMAC Service Access Point(SAP)に複数のAP又はSTAが接続されたマルチリンクデバイス(MLD:Multi-Link Device)同士で、複数のリンクを使用して送信及び受信(例えば、同時に送受信)を行うMulti-link operation(以下、「マルチリンク」と呼ぶ)が議論されている(例えば、非特許文献4を参照)。
 マルチリンクでは、例えば、単一のTraffic Identifier(TID)を有するMAC Service Data Unit(MSDU)の複数のリンクにおける送信(例えば、同時送信)により、スループットの向上及びレイテンシの改善を図る。
 図4は、マルチリンクシステムの一例を示す図である。図4に示す例では、AP1及びAP2と、STA1及びSTA2との間においてリンク1及びリンク2の2つのリンクを用いたマルチリンクが行われる。
 マルチリンクでは、APを含むMLDを「AP MLD」と呼び、APではないSTAを含むMLDを「non-AP MLD」と呼ぶ。なお、マルチリンクにおいて使用されるリンクは、同じ帯域内の複数のリンクでもよく、異なる帯域の複数のリンクでもよい。
 また、マルチリンクにおいて、複数のリンクにおいて送信及び受信(例えば、同時に送受信)が可能なAP MLD/non-AP MLDを、「Simultaneous Tx and Rx(STR)AP MLD/STR non-AP MLD」と呼ぶ。その一方で、複数のリンクにおいて送信及び受信が不可能なAP MLD/non-AP MLDを、「Non-STR AP MLD/Non-STR non AP MLD」と呼ぶ。
 図5は、STR AP MLDの動作例を示す図であり、図6は、Non-STR AP MLDの動作例を示す図である。図5において、STR AP MLDは、例えば、リンク1においてSTAからのACK信号(Ack)を受信しながら、リンク2においてSTAに対してデータを送信可能である。その一方で、図6において、Non-STR AP MLDは、例えば、複数のリンクでの同時の送受信が許容されないため(あるいは回避するため)、リンク毎にデータ送信を異なるタイミングで行う場合に、データ送信タイミングとACK信号の受信タイミングとが重ならないスケジューリングを行ってよい。
 以上、マルチリンクについて説明した。
 しかしながら、マルチリンクにおけるSTAからAPへのフィードバック情報の送信方法(例えば、マルチリンクフィードバック)について十分に検討されていない。例えば、STAからAPへ送信されるフィードバック情報の情報量は、最大空間ストリーム数に比例して増加し得る。このため、最大空間ストリーム数を増加し得る11beでは、マルチリンクにおける送信の効率(例えば、マルチリンクフィードバックの周波数利用効率)を向上する方法が期待される。
 本開示の一実施例では、マルチリンクフィードバックにおいて、周波数利用効率を向上する方法について説明する。
 [無線通信システムの構成]
 本開示の一実施例に係る無線通信システムは、少なくとも、1つのAP MLD、及び、1つのnon-AP MLDを含む。
 例えば、AP MLD(例えば、DL通信では「下り無線送信装置」とも呼ぶ)は、non-AP MLD(例えば、DL通信では「下り無線受信装置」とも呼ぶ)に対して、制御情報を送信する。Non-AP MLDは、例えば、複数のリンクの中から、制御情報によって指定された1つ以上のリンクを使用して、フィードバック情報をAP MLDに対して送信(例えば、Uplink(UL) SU送信、又は、UL MU送信)する。
 以下では、例えば、無線通信システムに含まれる装置がMLDであることを非限定的な一例として、便宜上、AP MLDを「AP」と呼び、Non-AP MLDを「STA」と呼ぶこともある。
 なお、MLD(例えば、AP MLD又はNon-AP MLD)は、例えば、1つ以上のSTA(例えば、MLDにアフィリエイトされたSTA(affiliated STA))を有する装置(例えば、device)でよい。また、MLDは、例えば、論理リンク制御(例えば、logical link control(LLC))に対して、1つのMAC data serviceを含む1つのMAC SAPを有する装置でよい。
 また、MLDは、論理的(logical)に構成されてもよいし物理的に構成されてもよい。例えば、MLDは、図4に示すような複数のリンクそれぞれに対応するSTA又はAPの論理的な機能を有する1つの物理的な装置でもよい。または、例えば、MLDは、図4に示すような複数のリンクそれぞれに対応する個別の物理的な装置(STA又はAP)によって構成されてもよい。
 また、MLDは、1つのSTAを有してもよい。また、例えば、MLDに含まれる複数のSTA(例えば、affiliated STA)それぞれのMACアドレス(例えば、wireless medium (WM) MAC)は同一でもよく、異なってもよい。
 また、AP MLDは、例えば、APを含むMLD(換言すると、affiliated STAがAPであるMLD)でよい。また、Non-AP MLDは、例えば、STAを含むMLD(換言すると、affiliated STAがnon-AP STAであるMLD)でよい。
 以下では、一例として、11axにおけるNDP soundingにおいて、APが送信した制御情報に基づいて、STAがマルチリンクフィードバック送信を行う方法について説明する。
 図7は、本開示の一実施例に係るAP100の一部の構成例を示すブロック図である。図7に示すAP100(例えば、通信装置に相当)において、制御部(例えば、制御回路に相当)は、マルチリンク送信に関する制御情報に基づいて、他の通信装置(例えば、STA200)によるマルチリンク送信の受信を制御する。受信部(例えば、受信回路)は、受信の制御に従って、他の通信装置によるマルチリンク送信の受信を行う。
 図8は、本開示の一実施例に係るSTA200の一部の構成例を示すブロック図である。図8に示すSTA200(例えば、通信装置に相当)において、制御部(例えば、制御回路に相当)は、マルチリンク送信に関する制御情報に基づいて、マルチリンク送信を制御する。送信部(例えば、送信回路に相当)は、マルチリンク送信の制御に従って、マルチリンク送信を行う。
 (実施の形態1)
 <AP100の構成例>
 図9は、AP100(例えば、下り無線送信装置、又は、AP MLD)の構成例を示すブロック図である。図9に示すAP100は、例えば、無線受信部101-1,101-2と、受信信号復号部102と、フィードバック情報再構成部103と、マルチリンクスケジューリング部104と、データ生成部105と、Preamble生成部106と、無線送信部107-1,107-2とを含んでよい。
 なお、例えば、受信信号復号部102、フィードバック情報再構成部103、マルチリンクスケジューリング部104、データ生成部105、及び、Preamble生成部106は、図7に示す制御部に含まれてよく、無線受信部101-1,101-2は、図7に示す受信部に含まれてよい。
 また、例えば、無線受信部101-1及び無線送信部107-1は、リンク1を用いて通信を行うAP(例えば、図4に示すAP1)の構成部であり、無線受信部101-2及び無線送信部107-2は、リンク2を用いて通信を行うAP(例えば、図4に示すAP2)の構成部である。
 また、図9では、リンクを2本備えたAP100の構成例を示すが、リンク数は2本に限らず、3本以上でもよい。
 各リンクの無線受信部101-1,101-2は、アンテナを介して、STA200(例えば、下り無線受信装置、又は、non-AP MLD)から送信された信号を受信し、受信信号にダウンコンバート及びA/D(Analog-to-Digital)変換といった無線受信処理を行う。無線受信部101-1,101-2は、例えば、無線受信処理後の受信信号を、Preamble部(「Preamble信号」とも呼ぶ)と、データ部(「データ信号」とも呼ぶ)とに分割し、受信信号復号部102に出力する。
 受信信号復号部102は、例えば、リンク毎の無線受信部101-1,101-2から入力されるPreamble信号及びデータ信号それぞれに対して、フーリエ変換(例えば、Fast Fourier Transform(FFT))といった復調処理を行い、Preamble信号及びデータ信号にそれぞれ含まれる制御信号を抽出してよい。制御信号には、例えば、周波数帯域幅、Modulation and Channel Coding Scheme(MCS)、又は、符号化方法が含まれてよい。
 また、受信信号復号部102は、例えば、Preamble信号から取得した制御信号、及び、チャネル推定信号を用いて、FFT後のデータ信号をチャネル等化し、復調及び復号して、Cyclic Redundancy Check(CRC)といった誤り判定を行ってよい。受信信号復号部102は、例えば、データ信号に誤り(換言すると、復号誤り)が無い場合、復号したデータ信号をフィードバック情報再構成部103及びマルチリンクスケジューリング部104に出力する。その一方で、受信信号復号部102は、例えば、データ信号に誤りが有る場合、復号したデータ信号を出力しなくてよい。
 フィードバック情報再構成部103は、例えば、受信信号復号部102から入力されるデータ信号(例えば、フィードバック情報の分配方法に関する制御情報)に基づいて、受信信号復号部102から入力されるフィードバック情報を、リンク毎、あるいはフィードバック情報の種類毎に再構成を行う。フィードバック情報再構成部103は、再構成したフィードバック情報を、図示しない処理部へ出力してよい。なお、「分配方法」は、「分配」と略称されてもよく、また、複数のリンクに対する「割当(方法)」、「マッピング(方法)」といった他の用語に相互に読み替えられてもよい。
 マルチリンクスケジューリング部104は、例えば、マルチリンクのスケジューリングを行う。
 例えば、マルチリンクスケジューリング部104は、受信信号復号部102から入力されるデータ信号(例えば、STA200のリンク毎の状況に関する情報(例えば、Network Allocation Vector(NAV) status情報)に基づいて、STA200に対してマルチリンクフィードバック送信を要求するか否かを決定してよい。
 例えば、STA200に対してマルチリンクフィードバック送信を要求する場合、マルチリンクスケジューリング部104は、受信信号復号部102から入力されるデータ信号に基づいて、マルチリンクフィードバック送信のスケジューリングを決定する。マルチリンクフィードバック送信のスケジューリングには、例えば、マルチリンクフィードバックに使用するリンクに関する制御情報の送信に関するスケジューリング、STA200におけるフィードバック情報の送信に使用するリンクに関するスケジューリング、又は、STA200におけるフィードバック情報の各リンクへの分配に関するスケジューリングが挙げられる。マルチリンクスケジューリング部104は、スケジューリングに関する制御情報を、例えば、データ生成部105及びPreamble生成部106の少なくとも一方に出力する。
 データ生成部105は、例えば、マルチリンクスケジューリング部104から入力されるスケジューリング情報に基づいて、STA200宛に各リンクにおいて送信するデータ系列を生成する。データ生成部105は、例えば、生成したデータ系列を符号化し、符号化後のデータ系列を、チャネル(例えば、キャリアセンスにより取得したチャネル)の周波数帯域に割り当て、変調及び逆フーリエ変換(例えば、IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理を行い、データ信号を生成してよい。データ生成部105は、生成したデータ信号を各リンクの無線送信部107-1,107-2に出力する。
 Preamble生成部106は、マルチリンクスケジューリング部104から入力されるスケジューリング情報に基づいて、Preamble信号を生成する。Preamble信号には、例えば、参照信号が含まれてよい。例えば、Preamble生成部106は、Preamble信号に対して変調及びIFFT処理を行い、Preamble信号を各リンクの無線送信部107-1,107-2に出力する。
 各リンクの無線送信部107-1,107-2は、データ生成部105から入力されるデータ信号と、Preamble生成部106から入力されるPreamble信号とを含む無線フレーム(例えば、「パケット信号」と呼ばれてもよい)を生成する。無線送信部107-1,107-2は、生成した無線フレームに対して、D/A変換、キャリア周波数にアップコンバートといった無線送信処理を行い、無線送信処理後の信号を、アンテナを介してSTA200へ送信する。
 <STA200の構成例>
 図10は、STA200(例えば、下り無線受信装置、又は、Non-AP MLD)の構成例を示すブロック図である。図10に示すSTA200は、例えば、無線受信部201-1,201-2と、Preamble復調部202-1,202-2と、データ復号部203-1,203-2と、マルチリンク制御部204と、送信信号生成部205と、無線送信部206-1,206-2とを含んでよい。
 なお、例えば、Preamble復調部202-1,202-2、データ復号部203-1,203-2、マルチリンク制御部204、及び、送信信号生成部205は、図8に示す制御部に含まれてよく、無線送信部206-1,206-2は、図8に示す送信部に含まれてよい。
 また、例えば、無線受信部201-1、Preamble復調部202-1、データ復号部203-1及び無線送信部206-1は、リンク1を用いて通信を行うSTA(例えば、図4に示すSTA1)の構成部であり、無線受信部201-2、Preamble復調部202-2、データ復号部203-2及び無線送信部206-2は、リンク2を用いて通信を行うSTA(例えば、図4に示すSTA2)の構成部である。
 また、図10では、リンクを2本備えたSTA200の構成例を示すが、リンク数は2本に限らず、3本以上でもよい。
 各リンクの無線受信部201-1,201-2は、アンテナを介してAP100から送信された信号を受信し、受信信号をダウンコンバート及びA/D変換といった無線受信処理を行う。無線受信部201-1,201-2は、無線受信処理後の信号からPreamble信号を抽出し、Preamble復調部202-1,202-2へ出力する。また、無線受信部201-1,201-2は、無線受信処理後の信号からデータ信号を抽出し、データ復号部203-1,203-2へ出力する。
 各リンクのPreamble復調部202-1,202-2は、無線受信部201-1,201-2から入力されるPreamble信号に対してFFTといった復調処理を行い、復調後のPreamble信号から、例えば、データ信号の復調及び復号に用いる制御信号を抽出する。また、Preamble復調部202-1,202-2は、Preamble信号に含まれる参照信号に基づいてチャネル推定を行ってよい。Preamble復調部202-1,202-2は、抽出した制御信号、及び、チャネル推定情報(例えば、チャネル推定行列)を、データ復号部203-1,203-2へ出力する。
 データ復号部203-1,203-2は、例えば、Preamble復調部202-1,202-2から入力される制御信号及びチャネル推定情報に基づいて、無線受信部201-1,201-2から入力されるデータ部に対して、FFT処理、チャネル等化、又は、復調といった処理を行い、STA200宛ての復調データを抽出する。また、データ復号部203-1,203-2は、Preamble復調部202-1,202-2から入力される制御情信号に基づいて、抽出した復調データを復号して、CRCといった誤り判定を行う。データ復号部203-1,203-2は、例えば、データ信号に誤りが無い場合、復号データをマルチリンク制御部204に出力する。その一方で、データ復号部203-1,203-2は、例えば、データ信号に誤りが有る場合、復号データを出力しなくてもよい。
 マルチリンク制御部204は、例えば、データ復号部203-1,203-2から入力される復号データに含まれるマルチリンクフィードバックに関する制御情報に基づいて、マルチリンクフィードバックに使用するリンク、又は、フィードバック情報の各リンクへの分配方法を決定してよい。マルチリンク制御部204は、決定したリンクに関する情報、又は、フィードバック情報の分配方法に関する情報を含む制御情報を送信信号生成部205に出力する。
 送信信号生成部205は、マルチリンク制御部204から入力される制御情報に基づいて、フィードバック情報を含むデータ系列を生成する。送信信号生成部205は、生成したデータ系列をリンク毎の周波数リソースに割り当てて変調及びIFFT処理し、データ信号(例えば、送信信号)を生成する。また、送信信号生成部205は、データ信号に対して、リンク毎にPreambleを付加して無線フレーム(例えば、パケット信号)を生成し、各リンクの無線送信部206-1,206-2に出力する。なお、「パケット信号」は「パケット」と略称されてもよい。
 各リンクの無線送信部206-1,206-2は、送信信号生成部205から入力される無線フレームに対して、D/A変換、キャリア周波数へのアップコンバートといった無線送信処理を行い、無線送信処理後の信号を、アンテナを介してAP100へ送信する。
 [AP100及びSTA200の動作例]
 次に、本実施の形態のAP100及びSTA200の動作例について説明する。
 図11は、マルチリンクフィードバック送信に関する無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
 図11では、一例として、2本のリンク(例えば、リンク1及びリンク2)を有するAP100、及び、2本のリンク(例えば、リンク1及びリンク2)を有するSTA200との間のフィードバック情報の送信に関する動作例について説明する。なお、フィードバック情報の送信に使用するリンク数は、「1」以上でよく、マルチリンクフィードバックにおいては、「2」に限定されず、「3」以上でもよい。
 図11において、AP100は、例えば、STA200に対して、マルチリンクフィードバック送信に関する制御情報を含むNDPAを各リンク(例えば、リンク1及びリンク2)において送信してよい(S101-1,S101-2)。STA200は、例えば、各リンクにおいて受信したNDPAの受信処理を行い、マルチリンクフィードバックに関する制御情報を取得(あるいは受信)してよい(S102-1,S102-2)。また、NDPAの送信により、STA200には、NDPAの後に(例えば、NDPAに続けて)NDPが送信されることが通知されてよい。
 AP100は、例えば、STA200に対してNDPを送信してよい(S103-1,S103-2)。STA200は、例えば、NDPAから取得した制御情報に基づいて、NDPの受信処理を行ってよい(S104-1,S104-2)。例えば、STA200は、受信したNDPのPreamble部に含まれる参照信号(例えば、LTF)に基づいてチャネル推定を行ってよい。
 図11では、一例として、STA200は、リンク1において送信されたNDPのPreamble部に含まれる参照信号(例えば、LTF)を使用して、リンク1のチャネル推定を行ってよい。
 STA200は、例えば、フィードバック情報を生成してよい(S105-1,S105-2)。例えば、STA200は、チャネル推定により取得したチャネル推定値、及び、NDPAの制御情報において通知されたフィードバックタイプに基づいて、HE compressed Beamforming Report、HE MU Exclusive Beamforming Report、及び、HE CQI Reportのうち1つ以上のフィードバック情報を生成してよい。
 STA200は、例えば、NDPAに含まれる制御情報に基づいて、フィードバック情報の送信(例えば、マルチリンクフィードバック送信)に使用するリンクを決定し、決定したリンクにおいて、AP100に対してフィードバック情報を送信してよい(S106-1,S106-2)。図11では、一例として、STA200は、リンク1に関するフィードバック情報を、リンク1及びリンク2を使用してAP100へ送信してよい。
 AP100は、例えば、STA200から各リンクにおいて送信されたフィードバック情報を受信してよい(S107-1,S107-2)。AP100は、例えば、NDPAに含めたマルチリンクフィードバックに関する制御情報、又は、フィードバック情報に含まれる制御情報に基づいて、各リンクに分配されたフィードバック情報の再構成を行ってよい。
 AP100は、例えば、フィードバック情報の受信処理結果に従って、ACK信号を各リンクにおいてSTA200へ送信してよい(S108-1,S108-2)。
 なお、図11では、NDPA及びNDPがリンク1及びリンク2の双方において送信される場合について説明したが、これに限定されず、NDPA及びNDPは、複数のリンクの少なくとも一つにおいて送信されてもよい。また、図11では、リンク1に関するフィードバック情報が生成される場合について説明したが、これに限定されず、複数のリンクの少なくとも一つに関するフィードバック情報が生成されてよい。また、図11では、フィードバック情報がリンク1及びリンク2の双方において送信される場合について説明したが、これに限定されず、フィードバック情報は、複数のリンクの少なくとも一つにおいて送信されてもよい。
 以上、マルチリンクフィードバック送信に関する無線通信システムの動作例について説明した。
 次に、マルチリンクフィードバック送信の制御方法の例(制御方法1及び制御方法2)について説明する。
 [制御方法1]
 制御方法1では、マルチリンクフィードバック送信に関する制御情報には、例えば、マルチリンク送信に使用可能なリンクの識別情報(例えば、「リンク識別子」又は「Link ID」と呼ぶ)が含まれてよい。STA200は、例えば、通知される識別情報に基づいて、マルチリンクのうち、フィードバック情報の送信に使用するリンクを決定してよい。
 例えば、Link IDは、各リンクに1ビットずつ対応するビットマップ(例えば、「Link ID bitmap」と呼ぶ)でよい。例えば、Link ID bitmap=1のリンクはフィードバック送信に使用されるリンクに設定され、Link ID bitmap=0のリンクはフィードバック送信に使用されないリンクに設定されてよい。なお、Link IDは、ビットマップ形式の情報に限定されず、他の形式の情報でもよい。
 Link IDは、例えば、STA200がAP100に接続した際に、AP100によってSTA200に設定(例えば、通知)されてよい。
 また、Link ID bitmapのフィールド長は、例えば、固定長でもよく、可変長でもよい。
 例えば、図12に示すように、Link ID bitmapのフィールド長は、予め規定された(例えば、規格に規定された)最大リンク数に設定されてよい。換言すると、Link ID bitmapの情報量は、予め規定されたリンク数に基づいてよい。この場合、Link ID bitmapのフィールド長は固定長である。
 また、例えば、図13に示すように、Link ID bitmapのフィールド長は、AP100の最大リンク数に設定されてよい。換言すると、Link ID bitmapの情報量は、AP100に設定されたリンク数に基づいてよい。この場合、Link ID bitmapフィールド長は可変長である。例えば、STA200には、AP100に接続した際に、Link IDとともに、AP100の能力情報に基づく最大リンク数が通知されてよい。
 例えば、Link ID bitmapのフィールド長がAP100の最大リンク数に設定される場合には、Link ID bitmapのフィールド長が規格によって定められた最大リンク数に設定される場合と比較して、Link ID bitmapが短いフィールド長で通知されるので、シグナリングオーバヘッドを削減できる。
 また、例えば、STA200は、Link ID bitmapを含む制御情報を受信した後、Link ID bitmap、及び、規定されたルールに基づいて、マルチリンク送信においてフィードバック情報の送信を割り当てるリンク(換言すると、フィードバック情報の分配)を決定してよい。
 例えば、規定されたルールは、フィードバック情報に含まれる空間ストリームの数(例えば、受信品質が測定(又は、推定)される空間ストリームの数)と、フィードバック情報の送信に使用されるリンクそれぞれの帯域幅とに基づいてよい。一例として、フィードバック情報に含まれる空間ストリームの数をN個とし、Link ID bitmapによって通知されたマルチリンクフィードバックに使用されるリンク数を2本(例えば、リンク1及びリンク2)とし、リンク1の帯域幅をBW1とし、リンク2の帯域幅をBW2とする。この例では、STA200は、リンク1では(N*BW1)/((BW1+BW2))のフィードバック情報を送信し、リンク2では(N*BW2)/((BW1+BW2))のフィードバック情報を送信してよい。
 また、例えば、規定されたルールは、フィードバック情報の種類(又は、種別)に基づいてよい。例えば、STA200に対して、Link ID bitmapによって通知されたマルチリンクフィードバックに使用するリンク数が2本(例えば、リンク1及びリンク2)の場合、STA200は、HE MU Compressed Beamforming Reportに含まれる空間ストリーム毎の平均SNRをリンク1において送信し、HE MU Compressed Beamforming Reportに含まれるフィードバック行列をリンク2において送信してよい。
 なお、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報の種類は、例えば、各リンクの周波数帯に基づいて決定されてもよい。例えば、複数のリンクのうち、より高い周波数帯のリンクに対して、情報量がより大きいフィードバック情報が対応付けられてもよい。
 または、例えば、複数のリンクのうち、より高い周波数帯域のリンクに対して、優先度(又は、重要度)がより高いフィードバック情報が対応付けられてもよい。
 このように、AP100からSTA200へのLink ID bitmapの通知により、STA200は、マルチリンクフィードバック送信を行うことができる。
 次に、制御方法1におけるLink ID bitmapの通知及びフィードバック情報の送信の例1~例4について説明する。
 <例1>
 例1では、STA200は、制御情報(例えば、NDPA及びNDP)を受信したリンクと異なるリンクをマルチリンク送信におけるフィードバック情報の送信に使用することを決定してよい。
 図14は、例1における制御情報及びフィードバック情報の送信に関する動作例を示すシーケンス図である。
 図14では、例えば、AP100は、STA200に対して、リンク1においてNDPA及びNDPを送信する。例えば、NDPAに含まれるLink ID bitmapでは、リンク1はフィードバック送信に使用されないリンク(Link ID bitmap=0)に設定され、リンク2はフィードバック送信に使用されるリンク(Link ID bitmap=1)に設定されてよい(例えば、Link ID bitmap = [0 1]と表す)。
 図14では、例えば、STA200は、NDPA及びNDPを受信した後、リンク1のNDPAに含まれるLink ID bitmap(=[0 1])に基づいて、リンク1に関するフィードバック情報(feedback(Link1))を、Link ID bitmapを受信したリンク1と異なるリンク2において送信してよい。
 なお、STA200は、リンク2(換言すると、NDPA及びNDPの送信に使用されないリンク)では、キャリアセンスを取得して(換言すると、リンク2のチャネル状態がIdleの場合)、フィードバック情報を送信してよい。例えば、STA200は、Distributed coordination function (DCF) Inter-Frame Space(DIFS)及びバックオフ時間の経過後に、フィードバック情報を送信してよい。
 例1により、例えば、複数のリンクそれぞれの使用用途を分けたマルチリンクフィードバックが可能になる。一例として、2.4GHz帯のチャネルがリンク1として制御情報の送信に使用され、5GHz帯のチャネルがリンク2として高速データ通信に使用されてよい。このような、リンクの使い分けにより、マルチリンクにおける周波数利用効率を向上できる。
 <例2>
 例2では、STA200は、マルチリンク送信におけるフィードバック情報の送信タイミングをリンク間で同期させてよい。例えば、フィードバック情報は、複数のリンクにおいて同時に送信されてよい。
 図15は、例2における制御情報(例えば、NDPA及びNDP)及びフィードバック情報の送信に関する動作例を示すシーケンス図である。
 図15では、例えば、AP100は、STA200に対して、リンク1及びリンク2においてNDPA及びNDPを送信する。
 例えば、リンク1のNDPAに含まれるLink ID bitmapでは、リンク1はフィードバック送信に使用されるリンク(Link ID bitmap=1)に設定され、リンク2はフィードバック送信に使用されるリンク(Link ID bitmap=1)に設定されてよい(例えば、Link ID bitmap = [1 1]と表す)。また、例えば、リンク2のNDPAに含まれるLink ID bitmapでは、リンク1はフィードバック送信に使用されないリンク(Link ID bitmap=0)に設定され、リンク2はフィードバック送信に使用されるリンク(Link ID bitmap=1)に設定されてよい(例えば、Link ID bitmap = [0 1]と表す)。
 図15では、例えば、STA200は、NDPA及びNDPを受信した後、各リンクのNDPAに含まれるLink ID bitmapに基づいて、リンク1に関するフィードバック情報(feedback(Link1))を、リンク1及びリンク2それぞれにおいて送信し、リンク2に関するフィードバック情報(feedback(Link2))を、リンク2において送信してよい。換言すると、STA200は、フィードバック情報を、リンク1及びリンク2において同時に送信してよい。
 なお、図15では、STA200は、リンク1及びリンク2それぞれにおいてNDPA及びNDPを受信しているので、NDPのShort Inter-Frame Space(SIFS)後にフィードバック情報を送信してよい。換言すると、STA200は、各リンクにおいてキャリアセンスを取得せずにフィードバック情報を送信してよい。
 例2により、例えば、リンクの通信容量に基づいて、フィードバック情報は複数のリンクに分配されてもよい。一例として、マルチリンクフィードバックにおいて、リンク2の通信容量がリンク1よりも大きい場合、STA200は、リンク2において、リンク1のフィードバック情報の一部を送信してよい。このような、フィードバック情報の送信により、マルチリンクにおける周波数利用効率を向上でき、フィードバックのオーバーヘッドを削減できる。
 <例3>
 例3では、STA200は、マルチリンク送信におけるフィードバック情報の送信タイミングをリンク間で異ならせてよい。
 図16は、例3における制御情報(例えば、NDPA及びNDP)及びフィードバック情報の送信に関する動作例を示すシーケンス図である。
 図16では、例えば、AP100は、STA200に対して、リンク1においてNDPA及びNDPを送信する。例えば、リンク1のNDPAに含まれるLink ID bitmapでは、リンク1はフィードバック送信に使用されるリンク(Link ID bitmap=1)に設定され、リンク2はフィードバック送信に使用されるリンク(Link ID bitmap=1)に設定されてよい(例えば、Link ID bitmap = [1 1]と表す)。
 図16では、例えば、STA200は、NDPA及びNDPを受信した後、リンク1のNDPAに含まれるLink ID bitmap(=[1, 1])に基づいて、リンク1に関するフィードバック情報(feedback(Link1))を、リンク1及びリンク2それぞれにおいて送信してよい。
 なお、図16では、STA200は、リンク1においてNDPA及びNDPを受信しているので、リンク1では、NDPを受信したSIFS後にフィードバック情報を送信してよい。その一方で、STA200は、リンク2(換言すると、NDPA及びNDPの送信に使用されないリンク)では、キャリアセンスを取得して(換言すると、リンク2のチャネル状態がIdleの場合)、フィードバック情報を送信してよい。よって、図16に示すように、例えば、STA200は、フィードバック情報を、複数のリンク(例えば、リンク1及びリンク2)において異なるタイミングで送信してよい。
 このとき、図16に示すように、STA200がリンク1においてAP100からACK信号を受信するタイミングと、リンク2においてフィードバック情報を送信するタイミングとが重なる可能性があるため、STA200はSTR non-AP MLDでよい。
 図16において、リンク2におけるフィードバック送信は、リンク1よりも遅れるため、例えば、リンク1は高い優先度のフィードバック情報の送信に使用され、リンク2は低い優先度のフィードバック情報の送信に使用されてよい。これにより、マルチリンクフィードバックにおける周波数利用効率を向上でき、フィードバックのオーバーヘッドを削減できる。
 <例4>
 例4では、STA200は、マルチリンク送信において複数のリンク毎のフィードバック情報を、一つのリンクに割り当ててよい(又は、集約して送信してよい)。
 図17は、例4における制御情報及びフィードバック情報の送信に関する動作例を示すシーケンス図である。
 図17では、例えば、AP100は、STA200に対して、リンク1及びリンク2においてNDPA及びNDPを送信する。例えば、リンク1及びリンク2それぞれのNDPAに含まれるLink ID bitmapでは、リンク1はフィードバック送信に使用されるリンク(Link ID bitmap=1)に設定され、リンク2はフィードバック送信に使用されないリンク(Link ID bitmap=0)に設定されてよい(例えば、Link ID bitmap = [1 0]と表す)。
 図17では、例えば、STA200は、NDPA及びNDPを受信した後、リンク1及びリンク2それぞれのLink ID bitmap(=[1 0])に基づいて、リンク1に関するフィードバック情報(feedback(Link1))及びリンク2に関するフィードバック情報(feedback(Link2))をリンク1において送信してよい。換言すると、STA200は、リンク1及びリンク2それぞれに関するフィードバック情報をリンク1に集約して送信してよい。
 例えば、STA200は、各リンクに共通のAssociation ID(AID)を有する場合、A-MSDU(Aggregation MAC Service Data Unit)によって、複数のリンクのフィードバック情報を集約してよい。
 また、例えば、STA200がフィードバック情報を送信する間、AP100は、STA200がフィードバック情報を一つのリンクに集約することにより空いたリンク(図17では、リンク2)において、他のSTA200に対するパケットを送信してもよい。
 例4により、例えば、一つのリンクへのフィードバック情報の集約により、他のリンクの周波数リソースを解放できる。また、AP100は、例えば、解放された周波数リソースにおいて他のSTAにパケットを送信できるため、周波数利用効率を向上できる。また、フィードバック情報が一つのリンクへ集約されることにより、例えば、preambleのオーバーヘッドを削減できる。
 なお、例4では、複数のリンクのうち一つのリンクへフィードバック情報を集約する場合について説明したが、これに限定されず、複数のリンクのうち一部のリンク(例えば、2つ以上のリンク)に、複数のリンクのフィードバック情報が割り当てられてもよい。
 以上、制御方法1におけるLink ID bitmapの通知及びフィードバック情報の送信の例1~例4について説明した。
 制御方法1では、AP100は、例えば、マルチリンク送信に関する制御情報(例えば、Link ID bitmap)をSTA200へ通知する。そして、STA200は、例えば、通知された制御情報(例えば、Link ID bitmap)に基づいて、マルチリンク送信を制御する(例えば、フィードバック情報を送信するリンクを決定する)。
 この制御により、例えば、マルチリンクにおける送信の効率を向上できる。例えば、STA200は、各リンクの状態又は各リンクの特徴に基づいて、フィードバック情報を送信するリンクを決定できる。
 [制御方法2]
 制御方法2では、マルチリンクフィードバック送信に関する制御情報には、例えば、マルチリンク送信における複数のリンクに対するフィードバック情報の分配に関する情報が含まれてよい。STA200は、例えば、通知されるフィードバック情報の分配に関する情報に基づいて、マルチリンク送信におけるリンク間のフィードバック情報の分配を決定してよい。
 例えば、フィードバック情報の分配方法は、空間ストリーム、チャネルインデックス(又は、周波数帯域)、又は、フィードバック情報の種類といったパラメータに基づく方法でよい。
 <ケース1>
 例えば、AP100及びSTA200は、空間ストリームに基づいてフィードバック情報の分配を決定してよい。
 この場合、マルチリンクフィードバック送信に関する制御情報は、例えば、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報に含まれる空間ストリームに関する情報を含んでよい。例えば、図18に示すように、AP100は、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報に含まれる空間ストリームの始点のインデックス(例えば、Feedback SS start index)及び終点のインデックス(例えば、Feedback SS end index)をSTA200へ通知してよい。
 一例として、11beでは、最大16空間ストリームをサポートするため、Feedback SS start index及びFeedback SS end indexはそれぞれ4ビットのフィールドに設定されてよい。なお、サポートされる最大空間ストリーム数は16個に限定されず、マルチリンクフィードバック送信に関する制御情報のビット数は、サポートされる空間ストリーム数に応じて設定されてよい。
 <ケース2>
 例えば、AP100及びSTA200は、チャネルインデックス(周波数帯域)に基づいてフィードバック情報の分配を決定してよい。
 この場合、マルチリンクフィードバック送信に関する制御情報は、例えば、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報に含まれる周波数帯域(例えば、チャネル)に関する情報を含んでよい。例えば、図19に示すように、AP100は、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報に含まれるチャネル(例えば、20MHz単位のチャネル)の始点のインデックス(例えば、Channel start index)及び終点のインデックス(例えば、Channel end index)をSTA200へ通知してよい。
 一例として、チャネルインデックスは下位の20MHzから昇順に割り当てられてよい。また、例えば、11beでは、最大320MHz(20MHz*16)をサポートするため、Channel start index及びChannel end indexはそれぞれ4ビットのフィールドに設定されてよい。なお、サポートされる周波数帯域は最大320MHzに限らず、マルチリンクフィードバック送信に関する制御情報のビット数は、サポートされる周波数帯域に応じて設定されてよい。また、チャネルインデックスは、下位のチャネルから昇順に割り当てられる場合に限らず、降順、又は他のルールに従って割り当てられてもよい。
 <ケース3>
 例えば、AP100及びSTA200は、フィードバック情報の種類に基づいてフィードバック情報の分配を決定してよい。
 この場合、マルチリンクフィードバック送信に関する制御情報は、例えば、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報の種類に関する情報を含んでよい。例えば、図20に示すように、AP100は、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報の種類を示す情報(例えば、Feedback info type bit)をSTA200へ通知してよい。
 以上、フィードバック情報の分配方法の例について説明した。
 制御方法2では、AP100は、例えば、マルチリンク送信に関する制御情報(例えば、フィードバック情報の分配に関する情報)をSTA200へ通知する。そして、STA200は、例えば、通知されたフィードバック情報の分配に関する情報に基づいて、マルチリンク送信を制御する(例えば、フィードバック情報の分配を決定する)。
 この処理により、例えば、マルチリンクにおける送信の効率を向上できる。例えば、STA200は、各リンクの状態に基づいて、フィードバック情報を複数のリンク間において適切に分配できる。
 なお、フィードバック情報の分配は、上述したパラメータに限定されず、例えば、各リンクの状態に対応する他のパラメータに基づいてもよい。
 次に、制御方法2におけるフィードバック情報の分配方法の例(方法2-1及び方法2-2)について説明する。
 [方法2-1]
 方法2-1では、例えば、AP100がリンク毎のフィードバック情報の分配方法を決定してよい。換言すると、STA200は、例えば、AP100からフィードバック情報の分配に関する制御情報を受信し、受信した制御情報に基づいて、AP100へのフィードバック情報のマルチリンク送信におけるリンク間の分配を決定してよい。
 AP100は、例えば、図21に示すようなフィードバック情報の分配に関する制御情報を、フィードバック要求信号のユーザ情報に含めてSTA200へ通知してよい。フィードバック要求信号として、例えば、NDPA又はTrigger frameが挙げられる。
 図21に示す「Feedback transmit link ID bitmap」は、例えば、フィードバック送信に使用されるリンクの識別子を通知する情報でよい。例えば、フィードバック情報の送信に使用されるリンク数が2本の場合、Feedback transmit link ID bitmapは2ビットで表されてよく、‘10’はリンク1を示し、‘01’はリンク2を示し、‘11’はリンク1及びリンク2を示してよい。
 また、図21に示す「Feedback info link ID bitmap」は、例えば、フィードバック情報に含まれるリンク(例えば、受信品質が測定(又は、推定)されるリンク)の識別子を通知する情報でよい。例えば、フィードバック情報の送信に使用されるリンク数が2本の場合、Feedback info link ID bitmapは2ビットで表されてよく、‘10’はリンク1を示し、‘01’はリンク2を示し、‘11’はリンク1及びリンク2を示してよい。
 また、図21に示す「Feedback SS start index」及び「Feedback SS end index」は、例えば、フィードバック情報の分配に関する情報でよい。なお、図21では、空間ストリームに基づく分配方法(例えば、図18)について示すが、フィードバック情報の分配に関する情報は、これに限定されず、上述したチャネルインデックス(例えば、図19)又はフィードバック情報の種類(例えば、図20)に基づく分配方法でもよい。
 一例として、図15に示すようなマルチリンクフィードバック送信を行う場合、AP100は、図22に示すようなマルチリンクフィードバックに関する制御情報を、各リンク(図15の例ではリンク1及びリンク2)のNDPAに含めてSTA200へ通知してよい。
 例えば、図22において、AP100は、リンク1のユーザ情報において、リンク1を使用して(例えば、Feedback transmit link ID bitmap=10)、リンク1の空間ストリームインデックス1~4に関するフィードバック情報(例えば、Feedback info Link ID bitmap=10、Feedback SS start index=1及びFeedback SS end index=4)の送信をSTA200へ通知してよい。
 また、例えば、図22において、AP100は、リンク2のユーザ情報において、リンク2を使用して(例えば、Feedback transmit link ID bitmap=01)、リンク1の空間ストリームインデックス5~8に関するフィードバック情報及びリンク2に関するフィードバック情報(例えば、Feedback info Link ID bitmap=11、Feedback SS start index=5及びFeedback SS end index=8)の送信をSTA200へ通知してよい。
 STA200は、例えば、リンク1及びリンク2それぞれにおいて受信したユーザ情報に含まれる制御情報に基づいて、フィードバック情報を分配してフィードバック送信を行ってよい。
 また、AP100は、例えば、STA200から送信されたフィードバック情報を、フィードバック情報の分配方法に基づいて再構成してよい。例えば、図22において、AP100は、リンク1において受信したリンク1の空間ストリームインデックス1~4に関するフィードバック情報と、リンク2において受信したリンク1の空間ストリームインデックス5~8に関するフィードバック情報と、に基づいて、リンク1の空間ストリーム1~8のフィードバック情報を再構成してよい。
 方法2-1によれば、例えば、AP100は、STA200のリンク毎の使用情報(例えば、NAV status情報)に基づいて、各リンクに対するフィードバック情報の分配を制御できるため、周波数利用効率を向上できる。
 次に、方法2-1における制御情報の通知及びフィードバック情報の送信の例1~例2について説明する。
 <例1>
 例1では、AP100は、例えば、リンク毎のフィードバック情報に関する制御情報をTrigger frameに含めてSTA200へ送信してよい。
 AP100は、例えば、複数のSTA200に対して、マルチリンクフィードバックを制御(換言すると、要求)する場合、Trigger frameのUser Infoフィールドに、フィードバック情報に関する制御情報を含めてよい。
 例えば、図23に示すように、フィードバック情報に関する制御情報は、Trigger frameのBeamforming Report Poll(BFRP)のUser Infoに含められてよい。
 または、例えば、図24に示すように、フィードバック情報に関する制御情報は、例えば、Trigger frame(例えば、BFRP)のTrigger dependent user infoに含められてもよい。
 次に、例1において、AP100が複数のSTA200に対してマルチリンクフィードバックを通知する場合の動作例について説明する。
 図25は、AP100が複数のSTA200に対してマルチリンクフィードバックを制御する場合の動作例を示すシーケンス図である。
 図25では、一例として、2本のリンク(例えば、リンク1及びリンク2)を有するAP100(例えば、AP)、及び、2本のリンクを有する2つのSTA200(例えば、STA1及びSTA2)の動作例について説明する。なお、マルチリンクフィードバックにおいて使用されるリンク数は、既述のとおり、「2」以上でよい。
 図25において、APは、各STAに対して、リンク1及びリンク2の少なくとも一つにおいて、NDPA及びNDPを送信する(例えば、S201-1、S201-2、S204-1及びS204-2)。
 STA1及びSTA2は、例えば、リンク1及びリンク2それぞれにおいてNDPAの受信処理を行い、NDPを受信するための制御情報を取得する(例えば、S202-1、S202-2、S203-1、及び、S203-2)。
 また、STA1及びSTA2は、例えば、NDPの受信処理を行う(例えば、S205-1、S205-2、S206-1、及び、S206-2)。また、STA1及びSTA2は、例えば、チャネル推定値、及び、NDPAから取得した制御情報によって通知されたフィードバック情報(例えば、HE compressed Beamforming Report及びHE MU Exclusive Beamforming Report)を生成する(例えば、S207-1、S207-2、S208-1、及び、S208-2)。
 APは、例えば、STA1及びSTA2に対して、BFRP(例えば、Trigger frame)を送信する(例えば、S209-1及びS209-2)。BFRPには、例えば、マルチリンクフィードバック送信に関する制御情報が含まれてよい。また、BFRPには、例えば、各リンクにおいて周波数多重(例えば、OFDMA:Orthogonal Frequency-Division Multiple Accusesとも呼ぶ)を行うための周波数リソース割り当て情報が含まれてよい。
 STA1及びSTA2は、BFRPの受信処理を行い、マルチリンクフィードバック送信に関する制御情報及び周波数リソース割り当て情報を取得する(例えば、S210-1、S210-2、S211-1、及び、S211-2)。
 STA1及びSTA2は、例えば、BFRPによって通知された制御情報に基づいて、フィードバック情報をAPへ送信してよい(例えば、S212-1、S212-2、S213-1、及び、S213-2)。例えば、STA1及びSTA2は、割り当てられた周波数リソースを用いて、フィードバック情報をUL OFDMAによってAPに送信してよい。また、例えば、STA1及びSTA2は、マルチリンクフィードバックに関する制御情報に従ってフィードバック情報をリンク1及びリンク2に分配してよい。図25に示す例では、STA1は、リンク1に対応するフィードバック情報をリンク1及びリンク2に分配して送信する。また、図25に示す例では、STA2は、リンク2に対応するフィードバック情報をリンク1及びリンク2に分配して送信する。
 APは、例えば、STA1及びSTA2それぞれから送信されたフィードバック情報の受信処理を行ってよい(例えば、S214-1、及び、S214-2)。APは、例えば、各STAに通知した制御情報に基づいて、複数のリンクにおいて受信した各STAのフィードバック情報の再構成を行ってよい。
 また、APは、例えば、フィードバック情報の受信処理結果に基づいて、ACK信号を各リンクにおいてSTA1及びSTA2に送信する(例えば、S215-1、及び、S215-2)。
 このように、例1によれば、例えば、AP100は、マルチリンクフィードバックに関する制御情報を複数のSTA200に対して一度に通知できる。また、例えば、BFRPのTrigger dependent User Infoに制御情報が含まれる場合、BFRPと異なるTrigger frameのUser Infoにマルチリンクフィードバックに関するシグナリングを追加しなくてよいため、フィードバックのオーバーヘッドを削減できる。
 <例2>
 例2では、AP100は、例えば、リンク毎のフィードバック情報の制御情報をNDPAに含めてSTA200へ送信してよい。
 AP100は、例えば、単一のSTA200に対して、マルチリンクフィードバックを制御(換言すると、要求)する場合、図26に示すように、NDPAのSTA Infoに、フィードバック情報に関する制御情報を含めてよい。
 例2により、AP100は、例えば、単一のSTA200に対して、Trigger frame(例えば、BFRP)無しでマルチリンクフィードバックに関する制御情報を通知できる。
 なお、AP100は、複数のSTA宛のマルチリンクフィードバックに関する制御情報をNDPAに含めてもよい。この場合、AP100は、例えば、各STA200に対して、BFRPによってフィードバック情報の送信タイミングを通知してよい。
 [方法2-2]
 方法2-2では、例えば、STA200がリンク毎のフィードバック情報の分配方法を決定してよい。換言すると、STA200は、例えば、フィードバック情報の複数のリンクへの分配を決定し、決定したフィードバック情報の分配に関する制御情報をAP100へ送信してよい。
 STA200は、例えば、図27に示すようなフィードバック情報の分配に関する制御情報を、フィードバック情報に含めてAP100へ通知してよい。図27において、例えば、「Feedback Info link ID bitmap」は、フィードバック情報に含まれるリンク(例えば、受信品質が測定(又は、推定)されるリンク)の識別子を通知する情報でよい。また、図27に示す「Feedback SS start index」及び「Feedback SS end index」は、例えば、フィードバック情報の分配に関する情報でよい。なお、図27では、空間ストリームに基づく分配方法について示すが、フィードバック情報の分配に関する情報は、これに限定されず、上述したチャネルインデックス(例えば、図19)又はフィードバック情報の種類(例えば、図20)に基づく分配方法でもよい。
 例えば、図28に示すように、フィードバック情報の分配に関する制御情報は、Compressed Beamforming/CQI frame Action field formatのHE MIMO Controlフィールドに含められてよい。なお、フィードバック情報の分配に関する制御情報は、HE MIMO Controlフィールドに限らず、他のフィールドにおいてAP100へ通知されてもよい。
 一例として、図15に示すようなマルチリンクフィードバック送信を行う場合、STA200は、リンク1のフィードバック情報において、リンク1の空間ストリームインデックス1~4に関するフィードバック情報を含むことをAP100へ通知してよい。また、STA200は、例えば、リンク2のフィードバック情報において、リンク1の空間ストリームインデックス5~8に関するフィードバック情報、及び、リンク2に関するフィードバック情報を含むことをAP100へ通知してよい。
 なお、例えば、図15に示すリンク2のように、1つのリンクにおいて複数のリンクのフィードバック情報が送信される場合、1つのHE MIMO Controlフィールドにおいて、複数のリンクに共通のフィードバック情報のパラメータ(例えば、図28の「Nc」及び「Nr」といったマルチリンクフィードバックに関する制御情報と異なる情報)が通知されてもよく、リンク毎に異なるHE MIMO Controlフィールドが設定され、リンク毎に別々のフィードバック情報のパラメータが適用されてもよい。
 方法2-2により、例えば、STA200は、当該STA200のリンク毎の使用状況に基づいて、各リンクに対するフィードバック情報の分配方法を自律的に制御できるため、周波数利用効率を向上できる。
 なお、制御方法2において説明したフィードバック情報の分配方法において、フィードバック情報は、例えば、サブキャリアインデックス又は周波数リソースユニットインデックスに基づいて各リンクへ分配されてもよい。
 また、制御方法2において、フィードバック情報の送信に関する制御情報がTrigger frameによってSTA200へ通知される際、Trigger frameの種類としてBFRPを使用する例について説明したが、BFRPと異なるTrigger frame typeによってマルチリンクフィードバックに関する制御情報がSTA200へ通知されてもよい。
 以上、制御方法1及び制御方法2について説明した。
 なお、制御方法1(Link IDの通知)及び制御方法2(フィードバック情報の分配方法の通知)は、組み合わせて適用されてもよく、それぞれ個別に適用されてもよい。例えば、制御方法1及び制御方法2を組み合わせる場合、制御方法1によって設定されるフィードバック送信に使用される複数のリンクに対して、制御方法2によって設定されるフィードバック情報の分配が適用されてもよい。また、例えば、制御方法1が適用されず、制御方法2が適用される場合、STA200に設定される複数のリンクに対して、制御方法2によって設定されるフィードバック情報の分配が適用されてもよい。
 以上、本開示の各実施の形態について説明した。
 (他の実施の形態)
 (1)上述した制御方法1及び制御方法2では、STA200がNDP(例えば、NDPに含まれる参照信号)から取得した情報(例えば、受信品質)を含むフィードバック情報をマルチリンク送信する場合について説明したが、フィードバック情報は、NDPと異なる信号に基づいて取得(又は、生成、推定)されてもよい。例えば、STA200は、非特許文献3に記載の「Staggered sounding」のように、NDPと異なるパケット(例えば、「non-NDP PPDU」と呼ぶ)に含まれる参照信号から取得したフィードバック情報をマルチリンクで送信してもよい。
 図29は、AP100が、STA200に対して、non-NDP PPDUから取得したフィードバック情報のマルチリンク送信を指示する場合の動作例を示すシーケンス図である。
 図29では、一例として、2本のリンクを有するAP100(例えば、AP)、及び、2つのSTA200(例えば、STA1及びSTA2)のフィードバック情報の送信動作例について説明する。なお、マルチリンクフィードバックにおいて使用されるリンク数は「2」以上でよい。また、non-NDP PPDUから取得したフィードバック情報をマルチリンク送信するSTAは2つに限らず、3つ以上でもよい。
 図29において、APは、例えば、STA1及びSTA2に対して、フィードバック送信に関する制御情報を含むNDPAをリンク1及びリンク2において送信する(S301)。STA1及びSTA2は、例えば、リンク1及びリンク2それぞれにおいてNDPAの受信処理を行い、フィードバック送信に関する制御情報を取得する(S302)。
 APは、例えば、NDPをリンク1及びリンク2において送信する(S303)。STA1及びSTA2は、例えば、NDPAから取得した制御情報に基づいて、NDPの受信処理を行い(S304)、リンク1及びリンク2それぞれに対応するチャネル推定値及びフィードバック情報を生成する(S305)。
 APは、例えば、Trigger frameを送信する(S306)。例えば、APは、BFRPのTrigger frameを使用して、フィードバック情報を各リンクにおいてUL MU送信するための制御情報(例えば、帯域幅、送信電力、割当RU、MCS、又は、割当空間ストリーム等)及び送信タイミングをSTA1及びSTA2に通知してよい。
 STA1及びSTA2は、例えば、Trigger frameの受信処理を行う(S307)。STA1及びSTA2は、例えば、Trigger frameの受信により、フィードバック情報をUL MU-MIMO送信するための制御情報を取得し、Trigger frameによって指示された送信タイミングにおいて、APに対してUL MU-MIMOによりフィードバック情報(例えば、UL MU-MIMO信号)を、リンク1及びリンク2それぞれにおいて送信する(S308)。
 APは、STA1及びSTA2それぞれから送信されるUL MU-MIMO信号を受信し、フィードバック情報を取得する(S309)。APは、例えば、フィードバック情報に基づいて、DL MU-MIMO送信を行うためのスケジューリングを行い、リンク毎にステアリング行列を生成してよい。また、APは、例えば、各STA間の干渉を低減するために、ステアリング行列に対してヌル制御を行ってもよい。
 APは、例えば、STA1及びSTA2に対するDL MU-MIMO信号(例えば、Preamble部に含まれる参照信号とデータ部(DL MU PPDU))にステアリング行列を付加して送信する(S310)。また、APは、例えば、生成したステアリング行列をバッファに保持してよい。
 STA1及びSTA2は、例えば、DL MU-MIMO信号(例えば、DL MU PPDU)の受信処理を行う(S311)。例えば、STA1及びSTA2は、DL MU-MIMO信号のPreamble部に含まれる参照信号を用いてチャネル推定を行い、当該STA宛ての信号を抽出してよい。また、STA1及びSTA2は、例えば、DL MU-MIMO信号(換言すると、non-NDP PPDU)のPreamble部に含まれる参照信号から、当該STA宛ての参照信号(例えば、所望信号とする)、及び、当該STAと同じRUで空間多重された他のSTA宛の参照信号(例えば、ユーザ間干渉信号とする)の受信品質を測定してよい。
 なお、受信品質には、例えば、所望信号の誤り判定結果、所望信号のSignal to interference plus noise ratio(SINR)、ユーザ間干渉信号の電力値、所望信号とユーザ間干渉信号とのDesired signal to undesired signal ratio(DUR)、前回のMU-MIMO信号との所望信号電力の変化量、ユーザ間干渉信号電力の変化量、NDP soundingの所望信号電力とMU-MIMO信号との間の所望信号電力の変化量、又は、ユーザ間干渉信号電力の変化量が挙げられる。
 STA1及びSTA2は、例えば、所望信号とユーザ間干渉信号とに対して、閾値に基づく受信品質判定を行い、フィードバック情報を送信する空間ストリームを決定(又は、判定)してよい(S312)。なお、所望信号及びユーザ間干渉信号が複数の空間ストリームを含む場合、STA1及びSTA2は、例えば、各空間ストリームに対して受信品質判定を行ってよい。
 STA1及びSTA2は、例えば、DL MU-MIMO信号に対する応答信号(例えば、Block ACK)を送信する(S313)。また、各STAは、所望信号及びユーザ間干渉信号に対する受信品質判定により、送信するフィードバック情報がある場合、フィードバック情報の送信を促すTrigger frameの送信を要求する信号(例えば、Trigger request)を応答信号に含めて送信してよい。
 APは、例えば、STA1及びSTA2からTrigger requestを含む応答信号を受信した場合、マルチリンクフィードバックのスケジューリングを行い、マルチリンクフィードバックに関する制御情報をBFRPのTrigger frameに含めて各STAに送信する(S314)。
 STA1及びSTA2は、例えば、BFRPのTrigger frameの受信処理を行い、マルチリンクフィードバック送信に関する制御情報を取得する(S315)。STA1及びSTA2は、例えば、BFRPによって指示されたタイミングにおいて、APに対してマルチリンクフィードバックを行う(S316)。例えば、図29に示す例では、STA1は、リンク1を使用してリンク1及びリンク2に関するフィードバック情報をAPに送信する。また、図29に示す例では、STA2は、リンク2を使用して、リンク1及びリンク2に関するフィードバック情報をAPに送信する。
 APは、例えば、STAから送信されたフィードバック情報を受信する(S317)。APは、例えば、BFRPに含まれるマルチリンクフィードバックに関する制御情報、または、フィードバック情報に含まれる制御情報に基づいて、マルチリンク送信されたフィードバック情報の再構成を行ってよい。また、APは、例えば、フィードバック情報に含まれる制御情報に基づいて、どのSTA宛の空間ストリームに関するフィードバック情報であるかを特定してよい。APは、例えば、新たに取得したフィードバック情報に基づいて、バッファに保持するステアリング行列を更新し、バッファに再度保存してもよい。また、APは、STA1及びSTA2から送信されたフィードバック情報に基づいて、DL MU-MIMO送信のスケジューリング(例えば、RU割当又はユーザ割り当て)を変更してもよい。また、APは、例えば、フィードバック情報の受信処理結果に従い、ACK信号を各リンクにおいて送信する(S318)。
 なお、図29では、各STAが、2つのSTA宛のDL MU-MIMO信号(換言すると、non-NDP PPDU)から取得したフィードバック情報をマルチリンク送信する例について説明したが、これに限定されず、例えば、Staggered soundingのように、単一のSTA宛のDL SU信号から取得したフィードバック情報をマルチリンク送信してもよい。
 (2)AP100は、例えば、複数のAP(例えば、「マルチAP」と呼ぶ)と協調して、各APに対するフィードバック情報のマルチリンク送信をSTA200に指示してもよい。
 図30は、AP100がマルチAPに関するフィードバック情報のマルチリンク送信をSTA200に通知(又は、指示)する場合の動作例のシーケンス図である。
 図30では、一例として、2本のリンク(例えば、リンク1及びリンク2)を有する2つのAP100(例えば、AP1及びAP2)、及び、一つのSTA200(例えば、STA1)におけるフィードバック情報の送信動作例について説明する。
 なお、マルチリンクフィードバックにおいて使用されるリンク数は「2」以上でよい。また、マルチAPとして協調するAP数は2つに限らず、3つ以上でもよい。また、マルチAPに関するフィードバック情報のマルチリンク送信を通知するSTAは1つに限らず、2つ以上でもよい。
 図30において、マルチAP送信を制御するAP1は、例えば、AP1と協調して送信するAP2に対して、Multi-AP Triggerを送信する(S401)。Multi-AP Triggerの送信により、NDPA及びNDPの協調送信に関する制御情報(例えば、マルチリンクフィードバックを通知するか否かを示す情報、送信タイミング、又は、送信電力情報等)がAP1からAP2へ通知されてよい。
 AP1及びAP2は、例えば、AP1からAP2へMulti-AP Triggerによって通知されたタイミングにおいて、マルチリンクフィードバックに関する制御情報を含むNDPA及びNDPをそれぞれ同時に送信する(「Joint sounding」と呼ぶ)(例えば、S402及びS404)。
 STA1は、例えば、リンク1及びリンク2それぞれにおいてNDPAの受信処理を行い、フィードバック情報のマルチリンク送信に関する制御情報を取得する(S402)。また、STAは、例えば、リンク1及びリンク2それぞれにおいてNDPの受信処理を行い(S405)、AP毎のチャネル推定値及びフィードバック情報を生成する(S406)。また、STA1は、例えば、NDPAに含まれる制御情報に基づいて、フィードバック情報の送信に使用するリンクを決定し、各APに対してフィードバック情報を送信する(S407)。図30に示す例では、STA1は、AP1のリンク1及びリンク2のフィードバック情報をリンク1において送信し、AP2のリンク1及びリンク2のフィードバック情報をリンク2において送信する。
 AP1及びAP2は、例えば、リンク1又はリンク2においてフィードバック情報を受信し(S408)、フィードバック情報の受信処理結果に従い、ACK信号をSTA1へ送信する(S409)。AP1及びAP2は、例えば、フィードバック情報を受信したリンクにおいてACK信号送信してよい。
 (3)制御方法1(Link IDの通知)において、AP100は、例えば、Link IDの送信と異なる他の方法によって、フィードバック送信に使用されるリンクをSTA200へ通知してもよい。
 一例として、フィードバック送信に使用されるリンクは、周波数帯域(例えば、Bandwidth(BW)又はChannel BW)とチャネル識別子(例えば、Channel ID)との組み合わせに基づいてSTA200へ通知されてよい。
 例えば、AP100は、図31に示すように、BWフィールドにおいて周波数帯域をSTA200へ通知し、Channel IDフィールドにおいてチャネル識別子をSTA200へ通知してよい。例えば、図32に示すように、BWフィールドにおいてSTA200に使用される周波数帯域(例えば、2.4GHz、5GHz又は6GHzの何れか)が通知されてよい。また、例えば、図32に示すように、Channel IDフィールドにおいて、BWフィールドにおいて通知される周波数帯域(図32では、例えば、2.4GHz、5GHz又は6GHz)毎に使用可能なチャネル番号(ch)に昇順で割り当てたチャネルIDが通知されてよい。
 STA200は、例えば、AP100から通知される周波数帯域とチャネルIDとの組み合わせに基づいて、フィードバック送信に使用されるリンク(例えば、チャネル)を決定してよい。例えば、図32において、周波数帯域がBW=01(5GHz)であり、チャネルID=0001の場合、STA200は、BW=01とチャネルID=0001の組み合わせに対応する40chを、フィードバック送信に使用されるリンクに決定してよい。
 なお、図32に示す周波数帯域及びチャネルIDそれぞれの値又はビット数は一例であって、他の値又はビット数でもよい。
 他の例として、フィードバック送信に使用されるリンクは、周波数帯域(例えば、BW)と、複数のリンクのうちの一つのリンク(例えば、リンク1)に対する周波数のオフセット値(例えば、channel offset)との組み合わせに基づいてSTA200へ通知されてよい。
 例えば、AP100は、図33に示すように、BWフィールドにおいて周波数帯域をSTA200へ通知し、channel offsetフィールドにおいて、リンク1の中心周波数に対する他のリンクの中心周波数との周波数差に基づくオフセット値に対する係数をSTA200へ通知してよい。
 ここで、例えば、図34に示すように、STA200へ通知される周波数帯域毎に、隣り合うチャネル間の周波数差(例えば、ΔChannel frequency)が定まる。例えば、2.4GHz帯において、リンク1とリンク2との間の中心周波数の差が40MHzの場合、周波数オフセット値は、チャネル間の周波数差ΔChannel frequencyと係数との積として、40MHz=5MHz*8と表される。そこで、AP100は、例えば、BW=00(2.4GHz)、及び、channel offset=1000(例えば、8)をSTA200へ通知してよい。
 なお、図34に示す周波数帯域及びチャネル間の周波数差それぞれの値又はビット数は一例であって、他の値又はビット数でもよい。また、AP100からSTA200へ通知される制御情報は、上述した係数に限らず、リンク1の中心周波数に対する他のリンクの中心周波数との周波数差を示す情報又はパラメータであればよい。
 (4)マルチリンク送信される情報は、フィードバック情報に限定されない。
 例えば、STA200は、応答信号(例えば、ACK、BA)、又は、リンクアダプテーション信号をマルチリンク送信してもよい。
 (5)上記実施の形態では、一例として、11axのフレームフォーマットをベースにした構成例について説明したが、本開示の一実施例を適用するフォーマットは、11axのフォーマットに限定されない。
 (6)上記実施の形態では、DL通信における動作について説明したが、本開示の一実施例は、DL通信に限らず、例えば、UL通信、又は、サイドリンクに適用されてよい。
 (7)本開示はソフトウェア、ハードウェア、又は、ハードウェアと連携したソフトウェアで実現することが可能である。上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、部分的に又は全体的に、集積回路であるLSIとして実現され、上記実施の形態で説明した各プロセスは、部分的に又は全体的に、一つのLSI又はLSIの組み合わせによって制御されてもよい。LSIは個々のチップから構成されてもよいし、機能ブロックの一部または全てを含むように一つのチップから構成されてもよい。LSIはデータの入力と出力を備えてもよい。LSIは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
 集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路、汎用プロセッサ又は専用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現されてもよい。
 さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
 本開示は、通信機能を持つあらゆる種類の装置、デバイス、システム(通信装置と総称)において実施可能である。通信装置は無線送受信機(トランシーバー)と処理/制御回路を含んでもよい。無線送受信機は受信部と送信部、またはそれらを機能として、含んでもよい。無線送受信機(送信部、受信部)は、RF(Radio Frequency)モジュールと1または複数のアンテナを含んでもよい。RFモジュールは、増幅器、RF変調器/復調器、またはそれらに類するものを含んでもよい。通信装置の、非限定的な例としては、電話機(携帯電話、スマートフォン等)、タブレット、パーソナル・コンピューター(PC)(ラップトップ、デスクトップ、ノートブック等)、カメラ(デジタル・スチル/ビデオ・カメラ等)、デジタル・プレーヤー(デジタル・オーディオ/ビデオ・プレーヤー等)、着用可能なデバイス(ウェアラブル・カメラ、スマートウオッチ、トラッキングデバイス等)、ゲーム・コンソール、デジタル・ブック・リーダー、テレヘルス・テレメディシン(遠隔ヘルスケア・メディシン処方)デバイス、通信機能付きの乗り物又は移動輸送機関(自動車、飛行機、船等)、及び上述の各種装置の組み合わせがあげられる。
 通信装置は、持ち運び可能又は移動可能なものに限定されず、持ち運びできない又は固定されている、あらゆる種類の装置、デバイス、システム、例えば、スマート・ホーム・デバイス(家電機器、照明機器、スマートメーター又は計測機器、コントロール・パネル等)、自動販売機、その他IoT(Internet of Things)ネットワーク上に存在し得るあらゆる「モノ(Things)」をも含む。
 通信には、セルラーシステム、無線LANシステム、通信衛星システム等によるデータ通信に加え、これらの組み合わせによるデータ通信も含まれる。
 また、通信装置には、本開示に記載される通信機能を実行する通信デバイスに接続又は連結される、コントローラやセンサー等のデバイスも含まれる。例えば、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスが使用する制御信号やデータ信号を生成するような、コントローラやセンサーが含まれる。
 また、通信装置には、上記の非限定的な各種装置と通信を行う、あるいはこれら各種装置を制御する、インフラストラクチャ設備、例えば、基地局、アクセスポイント、その他あらゆる装置、デバイス、システムが含まれる。
 本開示の一実施例に係る通信装置は、マルチリンク送信に関する制御情報に基づいて、前記マルチリンク送信を制御する制御回路と、前記マルチリンク送信の制御に従って、前記マルチリンク送信を行う送信回路と、を具備する。
 本開示の一実施例において、前記制御情報は、前記マルチリンク送信に使用可能なリンクの識別情報を含み、前記制御回路は、前記識別情報に基づいて、マルチリンクのうち、フィードバック情報の送信に使用するリンクを決定する。
 本開示の一実施例において、前記識別情報の情報量は、予め規定されたリンク数、及び、アクセスポイントに設定されたリンク数の何れか一方に基づく。
 本開示の一実施例において、前記制御回路は、予め規定されたルールに基づいて、前記マルチリンク送信において前記フィードバック情報の送信を割り当てるリンクを決定する。
 本開示の一実施例において、前記ルールは、前記フィードバック情報に含まれる空間ストリームの数と、前記フィードバック情報の送信に使用されるリンクそれぞれの帯域幅とに基づく。
 本開示の一実施例において、前記ルールは、前記フィードバック情報の種類に基づく。
 本開示の一実施例において、前記制御回路は、前記制御情報を受信したリンクと異なるリンクを前記マルチリンク送信におけるフィードバック情報の送信に使用することを決定する。
 本開示の一実施例において、前記制御回路は、前記マルチリンク送信におけるフィードバック情報の送信タイミングをリンク間で同期させる。
 本開示の一実施例において、前記制御回路は、前記マルチリンク送信におけるフィードバック情報の送信タイミングをリンク間で異ならせる。
 本開示の一実施例において、前記制御回路は、前記マルチリンク送信において複数のリンク毎のフィードバック情報を一部のリンクに割り当てる。
 本開示の一実施例において、前記制御情報は、前記マルチリンク送信における複数のリンクに対するフィードバック情報の分配に関する情報を含み、前記制御回路は、前記分配に関する情報に基づいて、前記マルチリンク送信におけるリンク間の前記フィードバック情報の分配を決定する。
 本開示の一実施例において、前記制御情報は、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報に含まれる空間ストリームに関する情報を含む。
 本開示の一実施例において、前記制御情報は、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報に含まれる周波数帯域に関する情報を含む。
 本開示の一実施例において、前記制御情報は、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報の種類に関する情報を含む。
 本開示の一実施例において、アクセスポイントから前記制御情報を受信する受信回路、をさらに具備し、前記制御回路は、前記制御情報に基づいて、前記アクセスポイントへのフィードバック情報の前記マルチリンク送信におけるリンク間の分配を決定する。
 本開示の一実施例において、前記制御情報は、Trigger frameに含まれる。
 本開示の一実施例において、前記制御情報は、Trigger dependent user infoフィールドに含まれる。
 本開示の一実施例において、前記制御情報は、null data packet announcement(NDPA)に含まれる。
 本開示の一実施例において、前記送信回路は、フィードバック情報の前記マルチリンク送信におけるリンク間の分配に関する情報を前記フィーバック情報によってアクセスポイントへ送信する。
 本開示の一実施例に係る通信装置は、マルチリンク送信に関する制御情報に基づいて、前記他の通信装置による前記マルチリンク送信の受信を制御する制御回路と、前記受信の制御に従って、前記他の通信装置による前記マルチリンク送信の受信を行う受信回路と、を具備する。
 本開示の一実施例に係る通信方法において、通信装置は、マルチリンク送信に関する制御情報に基づいて、前記マルチリンク送信を制御し、前記マルチリンク送信の制御に従って、前記マルチリンク送信を行う。
 本開示の一実施例に係る通信方法において、通信装置は、マルチリンク送信に関する制御情報に基づいて、前記他の通信装置による前記マルチリンク送信の受信を制御し、前記受信の制御に従って、前記他の通信装置による前記マルチリンク送信の受信を行う。
 2020年8月27日出願の特願2020-143901の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
 本開示の一実施例は、無線通信システムに有用である。
 100 AP
 101-1,101-2,201-1,201-2 無線受信部
 102 受信信号復号部
 103 フィードバック情報再構成部
 104 マルチリンクスケジューリング部
 105 データ生成部
 106 Preamble生成部
 107-1,107-2,206-1,206-2 無線送信部
 200 STA
 202-1,202-2 Preamble復調部
 203-1,203-2 データ復号部
 204 マルチリンク制御部
 205 送信信号生成部

Claims (17)

  1.  マルチリンク送信に関する制御情報に基づいて、前記マルチリンク送信を制御する制御回路と、
     前記マルチリンク送信の制御に従って、前記マルチリンク送信を行う送信回路と、
     を具備する通信装置。
  2.  前記制御情報は、前記マルチリンク送信に使用可能なリンクの識別情報を含み、
     前記制御回路は、前記識別情報に基づいて、マルチリンクのうち、フィードバック情報の送信に使用するリンクを決定する、
     請求項1に記載の通信装置。
  3.  前記識別情報の情報量は、予め規定されたリンク数、及び、アクセスポイントに設定されたリンク数の何れか一方に基づく、
     請求項2に記載の通信装置。
  4.  前記制御回路は、予め規定されたルールに基づいて、前記マルチリンク送信において前記フィードバック情報の送信を割り当てるリンクを決定する、
     請求項2に記載の通信装置。
  5.  前記ルールは、前記フィードバック情報に含まれる空間ストリームの数と、前記フィードバック情報の送信に使用されるリンクそれぞれの帯域幅とに基づく、
     請求項4に記載の通信装置。
  6.  前記ルールは、前記フィードバック情報の種類に基づく、
     請求項4に記載の通信装置。
  7.  前記制御回路は、前記制御情報を受信したリンクと異なるリンクを前記マルチリンク送信におけるフィードバック情報の送信に使用することを決定する、
     請求項1に記載の通信装置。
  8.  前記制御回路は、前記マルチリンク送信におけるフィードバック情報の送信タイミングをリンク間で同期させる、
     請求項1に記載の通信装置。
  9.  前記制御回路は、前記マルチリンク送信におけるフィードバック情報の送信タイミングをリンク間で異ならせる、
     請求項1に記載の通信装置。
  10.  前記制御回路は、前記マルチリンク送信において複数のリンク毎のフィードバック情報を一部のリンクに割り当てる、
     請求項1に記載の通信装置。
  11.  前記制御情報は、前記マルチリンク送信における複数のリンクに対するフィードバック情報の分配に関する情報を含み、
     前記制御回路は、前記分配に関する情報に基づいて、前記マルチリンク送信におけるリンク間の前記フィードバック情報の分配を決定する、
     請求項1に記載の通信装置。
  12.  前記制御情報は、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報に含まれる空間ストリームに関する情報を含む、
     請求項11に記載の通信装置。
  13.  前記制御情報は、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報に含まれる周波数帯域に関する情報を含む、
     請求項11に記載の通信装置。
  14.  前記制御情報は、各リンクにおいて送信されるフィードバック情報の種類に関する情報を含む、
     請求項11に記載の通信装置。
  15.  マルチリンク送信に関する制御情報に基づいて、前記他の通信装置による前記マルチリンク送信の受信を制御する制御回路と、
     前記受信の制御に従って、前記他の通信装置による前記マルチリンク送信の受信を行う受信回路と、
     を具備する通信装置。
  16.  通信装置は、
     マルチリンク送信に関する制御情報に基づいて、前記マルチリンク送信を制御し、
     前記マルチリンク送信の制御に従って、前記マルチリンク送信を行う、
     通信方法。
  17.  通信装置は、
     マルチリンク送信に関する制御情報に基づいて、前記他の通信装置による前記マルチリンク送信の受信を制御し、
     前記受信の制御に従って、前記他の通信装置による前記マルチリンク送信の受信を行う、
     通信方法。
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