WO2022024619A1 - 光学装置、および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

軸上色収差の補正に掛かる時間を短縮することが可能な光学装置、および撮像装置を提供する。鏡筒(11)の撮像光学系(20)はフィルタユニット(31、70、90)とフォーカスレンズ(26)とを備える。フィルタユニット(31、70、90)は、予め設定された波長帯域の光を選択的に透過させる複数のフィルタ(F1、F2、F3、F4)を有し、複数のフィルタ(F1、F2、F3、F4)が所定の順番で光路に挿入される。フォーカスレンズ(26)は、複数のフィルタ(F1、F2、F3、F4)を各々透過した複数種の光の軸上色収差を、光軸(OA)に沿って移動することで補正する。所定の順番は、フォーカスレンズ(26)の移動方向に応じた順番である。

Description

光学装置、および撮像装置
 本開示の技術は、光学装置、および撮像装置に関する。
 特許文献1には、入射した光を電気信号に変換して撮像信号を出力する撮像素子と、被写体の像を撮像素子に結像させる撮像レンズと、特定の波長帯域を透過する少なくとも1つの光学フィルタを保持し、撮像レンズと撮像素子を結ぶ光軸の途中に光学フィルタを選択的に挿脱可能なフィルタ支持部と、光学フィルタを光軸に挿脱する動作に応じて撮像レンズを光軸方向に移動させる移動手段と、を備える撮像装置が記載されている。
 特許文献2には、画角調整用の可動レンズおよび焦点調節用の可動レンズを含む撮像光学系を備え、焦点調節用の可動レンズを合焦位置に移動させて焦点調節を行う撮像装置であって、被写体からの光を受光して光電変換する撮像素子と、合焦位置を検出して焦点調節用の可動レンズの駆動制御を行う焦点調節制御手段と、画角調整用の可動レンズの位置情報または焦点調節用の可動レンズの位置情報を取得して、撮像光学系の色収差による合焦位置のずれを補正する補正量を算出するとともに、該補正量を修正して色収差による被写体像の色付きを抑える処理を行い、修正後の補正量を焦点調節制御手段に出力する補正手段を備えることを特徴とする撮像装置が記載されている。
 特許文献3には、被写体を撮像する撮像素子と、この撮像素子の前面に配され、透過波長を異にする複数種類のフィルタに切換可能な可変フィルタと、被写体からの反射光の波長帯を選別する波長帯選別手段と、撮像素子のフォーカスを調整するフォーカス調整手段とを備え、波長帯選別手段の選別結果に基づいて、可変フィルタのフィルタを切り換えると共に、フォーカス調整手段でフォーカス調整をすることを特徴とする撮像装置が記載されている。
特開2006-033716号公報 特開2013-156540号公報 特開平07-284111号公報
 本開示の技術に係る1つの実施形態は、軸上色収差の補正に掛かる時間を短縮することが可能な光学装置、および撮像装置を提供する。
 本開示の光学装置は、予め設定された波長帯域の光を選択的に透過させる複数のフィルタを有し、複数のフィルタが所定の順番で光路に挿入されるフィルタユニットと、複数のフィルタを各々透過した複数種の光の軸上色収差を、光軸に沿って移動することで補正する補正レンズと、を備え、所定の順番は、補正レンズの移動方向に応じた順番である。
 所定の順番は、移動方向の切り替え回数が最小となる順番であることが好ましい。
 所定の順番は、補正レンズの移動量の累計が最小となる順番であることが好ましい。
 ズームレンズをさらに備え、所定の順番は、ズームレンズの移動範囲における、軸上色収差の補正に要する補正レンズの移動量の代表値に基づく順番であることが好ましい。
 補正レンズはフォーカスレンズであることが好ましい。
 ズームレンズをさらに備え、補正レンズは、フォーカスレンズ、およびフォーカスレンズよりも結像側に配置されたマスターレンズであり、予め設定された閾値よりもズームレンズが望遠側に位置していた場合は、フォーカスレンズが移動して軸上色収差を補正し、閾値よりもズームレンズが広角側に位置していた場合は、マスターレンズが移動して軸上色収差を補正することが好ましい。
 フィルタユニットは、複数のフィルタが円環状に並べられた構成であり、フィルタユニットが一方向に回転することで、複数のフィルタを順次光路に挿入することが好ましい。
 複数のフィルタは、光路に1番目に挿入される始端フィルタと、光路に最終番目に挿入される終端フィルタとを含み、フィルタユニットは、複数のフィルタが一方向に沿って並べられた構成であり、始端フィルタの位置から終端フィルタの位置まで移動する第1動作と、終端フィルタの位置から始端フィルタの位置に戻る第2動作とを交互に繰り返すことで、複数のフィルタを順次光路に挿入することが好ましい。
 所定の順番は、第2動作が行われている間の補正レンズの移動量が、相対的に大きくなる順番であることが好ましい。
 フィルタユニットは、複数のフィルタが円環状に並べられた構成であり、フィルタユニットが回転することで、複数のフィルタを順次光路に挿入することが好ましい。
 フィルタユニットは、複数のフィルタが長辺方向に沿って並べられた矩形状の平板であり、フィルタユニットが長辺方向に往復動することで、複数のフィルタを順次光路に挿入することが好ましい。
 複数のフィルタは、青色の波長帯域の光を透過する青色フィルタと、緑色の波長帯域の光を透過する緑色フィルタと、赤色の波長帯域の光を透過する赤色フィルタと、赤外の波長帯域の光を透過する赤外フィルタとを含むことが好ましい。
 本開示の撮像装置は、上記のいずれかに記載の光学装置を備える。
カメラを示す図である。 フィルタユニットを示す図である。 各フィルタの軸上色収差の補正に要するフォーカスレンズの移動量の一例を示す表である。 各フィルタの並び候補、各並び候補における軸上色収差を補正する際のフォーカスレンズの移動方向、および移動方向の切り替え回数を示す表である。 並び候補4および並び候補10の場合における実際のフォーカスレンズの移動量、およびフォーカスレンズの移動量の累計を示す表である。 並び候補1の場合における実際のフォーカスレンズの移動量、およびフォーカスレンズの移動量の累計を示す表である。 並び候補2の場合における実際のフォーカスレンズの移動量、およびフォーカスレンズの移動量の累計を示す表である。 フィルタユニットの別の例を示す図である。 図8のフィルタユニットの動作の推移を示す図である。 各フィルタの並び候補、各並び候補における軸上色収差を補正する際のフォーカスレンズの移動方向、および移動方向の切り替え回数を示す表である。 並び候補2の場合における実際のフォーカスレンズの移動量、およびフォーカスレンズの移動量の累計を示す表である。 並び候補4の場合における実際のフォーカスレンズの移動量、およびフォーカスレンズの移動量の累計を示す表である。 並び候補7の場合における実際のフォーカスレンズの移動量、およびフォーカスレンズの移動量の累計を示す表である。 並び候補10の場合における実際のフォーカスレンズの移動量、およびフォーカスレンズの移動量の累計を示す表である。 各並び候補の場合における、第2動作が行われている間のフォーカスレンズの移動量を示す表である。 フィルタユニットのさらに別の例を示す図である。 第3実施形態のカメラを示す図である。 第3実施形態の制御部の動作手順を示すフローチャートである。
 [第1実施形態]
 一例として図1に示すように、カメラ10は、例えば工場等に設置される監視カメラであり、鏡筒11と本体12とを備える。鏡筒11には鏡筒側マウント13が設けられており、本体12には本体側マウント14が設けられている。これら鏡筒側マウント13および本体側マウント14によって、鏡筒11が本体12に取り付けられる。鏡筒11には撮像光学系20が内蔵されており、本体12にはイメージセンサ21が内蔵されている。カメラ10は、本開示の技術に係る「撮像装置」の一例である。また、鏡筒11は、本開示の技術に係る「光学装置」の一例である。
 撮像光学系20は、イメージセンサ21に被写体光を結像させるための複数種のレンズを有する。具体的には、撮像光学系20は、対物レンズ25、フォーカスレンズ26、ズームレンズ27、およびマスターレンズ28を有する。これら各レンズ25~28は、この順に、物体側(被写体側)から結像側(イメージセンサ21側)に向かって配置されている。各レンズ25~28は、400nmから1700nmまでの波長帯域の光、すなわち可視光域から近赤外域までの波長帯域の光を透過する。図1では簡略化しているが、各レンズ25~28は、実際には複数枚のレンズが組み合わされたレンズ群である。
 撮像光学系20は、絞り30およびフィルタユニット31も有する。絞り30はズームレンズ27とフィルタユニット31との間に配置されている。フィルタユニット31は絞り30とマスターレンズ28との間に配置されている。
 鏡筒11には、フォーカスレンズ駆動機構35、ズームレンズ駆動機構36、絞り駆動機構37、およびフィルタユニット駆動機構38が設けられている。フォーカスレンズ駆動機構35は、周知のように、フォーカスレンズ26を保持し、外周にカム溝が形成されたフォーカス用カム環、およびフォーカス用カム環を光軸OA周りに回転させることで、フォーカス用カム環を光軸OAに沿って移動させるフォーカス用モータ等を含む。ズームレンズ駆動機構36も同様に、ズームレンズ27を保持し、外周にカム溝が形成されたズーム用カム環、およびズーム用カム環を光軸OA周りに回転させることで、ズーム用カム環を光軸OAに沿って移動させるズーム用モータ等を含む。なお、以下では、光軸OAと平行で、かつ物体側から結像側に向かう方向を結像側方向IDと表記し、光軸OAと平行で、結像側から物体側に向かう方向を物体側方向ODと表記する。ここでいう平行とは、完全な平行の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差を含めた意味合いでの平行を指す。
 絞り駆動機構37は、これも周知のように、絞り30の複数枚の絞り羽根を開閉するモータ等を含む。フィルタユニット駆動機構38は、フィルタユニット31を、その中心を軸として一方向に回転させるモータ等を含む。
 フォーカス用モータおよびズーム用モータは、例えばステッピングモータである。この場合、フォーカス用モータおよびズーム用モータの駆動量から、光軸OA上のフォーカスレンズ26およびズームレンズ27の位置を導き出すことができる。なお、モータの駆動量ではなく、位置センサを設けて、フォーカスレンズ26およびズームレンズ27の位置を検出してもよい。
 フィルタユニット駆動機構38には、フィルタユニット31の回転位置を検出する回転位置センサが設けられている。回転位置センサは、例えばロータリーエンコーダである。
 各駆動機構35~38のモータ等の電気部品は、鏡筒側マウント13に設けられた鏡筒側接点40に接続されている。本体側マウント14の鏡筒側接点40と対応する位置には、本体側接点41が設けられている。本体側接点41には、制御部45が接続されている。鏡筒側マウント13および本体側マウント14を介して鏡筒11が本体12に取り付けられた場合、鏡筒側接点40と本体側接点41とが接触する。これにより、各駆動機構35~38の電気部品と制御部45とが電気的に接続される。
 制御部45は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、およびストレージを含むコンピュータよって実現される。メモリは例えばRAM(Random Access Memory)等であり、各種情報を一時的に記憶する。非一時的記憶媒体であるストレージは例えばハードディスクドライブ、またはソリッドステートドライブ等であり、各種パラメータおよび各種プログラムを記憶する。CPUは、ストレージに記憶されたプログラムをメモリへロードして、プログラムにしたがった処理を実行することにより、カメラ10の各部の動作を統括的に制御する。なお、プログラムは、図示しない外部記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体からCPUによりインストールされてもよい。または、プログラムは、ネットワークに接続されたサーバ等に、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じてCPUによりメモリやストレージにダウンロードされ、インストールおよび実行されてもよい。
 各駆動機構35~38の電気部品は、制御部45の制御の下で駆動される。より詳しくは、制御部45は、カメラ10とは離れた遠隔地、例えば管制室に設置されたモニタ装置(図示省略)を介して入力されたユーザからの指示に応じた駆動信号を発して、各駆動機構35~38の電気部品を駆動させる。例えば、モニタ装置を介して画角を望遠側に変更する指示が入力された場合、制御部45は、ズームレンズ駆動機構36のズーム用モータに駆動信号を発して、ズームレンズ27を望遠側に移動させる。
 また、制御部45は、フィルタユニット31の後述する4つのフィルタF1、F2、F3、およびF4を各々透過した複数種の光の軸上色収差を、フォーカスレンズ駆動機構35を介してフォーカスレンズ26を光軸OAに沿って移動させることで補正する。すなわち、フォーカスレンズ26は、本開示の技術に係る「補正レンズ」の一例である。
 フォーカス用モータおよびズーム用モータは、駆動量を制御部45に出力する。制御部45は、駆動量から光軸OA上のフォーカスレンズ26およびズームレンズ27の位置を導き出す。また、回転位置センサは、フィルタユニット31の回転位置を制御部45に出力する。これにより制御部45は、フィルタユニット31の回転位置を把握する。
 イメージセンサ21は、被写体光を受光する受光面を有している。イメージセンサ21は、受光面の中心が光軸OAと一致し、かつ受光面が光軸OAと直交するよう配されている。イメージセンサ21は、受光面がヒ化インジウムガリウム(InGaAs)により形成されている。このためイメージセンサ21は、撮像光学系20を透過した400nmから1700nmまでの波長帯域の光、すなわち可視光域から近赤外域までの波長帯域の光に基づく被写体像を検出することが可能である。なお、ここでいう直交とは、完全な直交の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差を含めた意味合いでの直交を指す。
 イメージセンサ21は、制御部45の制御の下で駆動される。より詳しくは、制御部45は、モニタ装置を介して撮像開始の指示が入力された場合に、予め設定されたフレームレート、例えば30fps(frames per second)にて、イメージセンサ21に被写体光を撮像させる。イメージセンサ21は、被写体光を撮像することにより得られた画像を制御部45に出力する。制御部45は、イメージセンサ21からの画像を内蔵メモリ(図示省略)に記憶したり、モニタ装置に転送したりする。
 一例として図2に示すように、フィルタユニット31は、フィルタF1、F2、F3、およびF4の4つのフィルタF1~F4が円環状に等間隔(図2においては90°毎)で並べられた円板である。フィルタF1、F2、F3、およびF4は、本開示の技術に係る「複数のフィルタ」の一例である。フィルタユニット31は、各フィルタF1~F4を1フレーム毎に切り替えるために、フィルタユニット駆動機構38によって時計回りに回転する。時計回りは、本開示の技術に係る「一方向」の一例である。ここでいう等間隔とは、完全な等間隔の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差を含めた意味合いでの等間隔を指す。なお、フィルタユニット31を反時計回りに回転させてもよい。また、フィルタユニット31は円板でなくてもよい。
 フィルタユニット31は、フィルタF1の中心と光軸OAとが一致するよう配置された図示の第1位置から、フィルタF2の中心と光軸OAとが一致するよう配置された第2位置、フィルタF3の中心と光軸OAとが一致するよう配置された第3位置、フィルタF4の中心と光軸OAとが一致するよう配置された第4位置を経て、再び第1位置に戻る。つまりフィルタF1~F4は、フィルタユニット31の時計回りの回転に伴って、順次光路に挿入される。
 フィルタF1~F4はそれぞれ、予め設定された波長帯域の光を選択的に透過させる。フィルタF1~F4は、例えば、青色フィルタと緑色フィルタと赤色フィルタと赤外フィルタとを含む。青色フィルタは青色の波長帯域の光を透過する。緑色フィルタは緑色の波長帯域の光を透過する。赤色フィルタは赤色の波長帯域の光を透過する。赤外フィルタは赤外の波長帯域の光を透過する。青色の波長帯域は例えば400nm~490nm、緑色の波長帯域は例えば490nm~550nm、赤色の波長帯域は例えば640nm~770nmである。また、赤外の波長帯域は例えば1550±100nm(1450nm~1650nm)である。これら青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタは、軸上色収差を補正する際のフォーカスレンズ26の移動方向に応じた順番で並べられている。なお、上記のように「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
 青色フィルタ、緑色フィルタ、および赤色フィルタを透過した可視光線をイメージセンサ21が撮像することによって、被写体の可視光像を含む画像が得られる。また、赤外フィルタを透過した可視光線および赤外線をイメージセンサ21が撮像することによって、被写体の可視光像および輻射像を含む画像が得られる。
 一例として図3の表50に示すように、赤外フィルタの軸上色収差の補正に要するフォーカスレンズ26の移動量を基準の0とした、赤色フィルタの軸上色収差の補正に要するフォーカスレンズ26の移動量は-0.12mmである。同様に、緑色フィルタの軸上色収差の補正に要するフォーカスレンズ26の移動量は-0.115mm、青色フィルタの軸上色収差の補正に要するフォーカスレンズ26の移動量は-0.118mmである。なお、フォーカスレンズ26の移動量において、負の値は物体側方向ODへの移動、正の値は結像側方向IDへの移動を表す。
 各フィルタの軸上色収差は、ズームレンズ27の位置に応じて変わる。具体的には、ズームレンズ27が最も望遠側に位置している場合、各フィルタの軸上色収差は最大となり、ズームレンズ27が最も広角側に位置している場合、各フィルタの軸上色収差は最小となる。本例では、軸上色収差の補正に要するフォーカスレンズ26の移動量として、ズームレンズ27の移動範囲における最大値、すなわちズームレンズ27が最も望遠側に位置している場合の移動量が用いられている。フォーカスレンズ26の移動量の最大値は、本開示の技術に係る「代表値」の一例である。なお、代表値としては、最大値に代えて、ズームレンズ27の移動範囲における、軸上色収差の補正に要するフォーカスレンズ26の移動量の平均値を用いてもよい。
 フィルタF1~F4に、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタのうちのいずれかを適用した場合、その組み合わせによる並び候補は、4!=24通りある。図4の表55には、24通りの並び候補のうち、並び候補1、並び候補2、並び候補4、および並び候補10を示している。並び候補1は、フィルタF1を赤外フィルタとし、フィルタF2を赤色フィルタとし、フィルタF3を緑色フィルタとし、フィルタF4を青色フィルタとした場合である。並び候補2は、フィルタF1を赤外フィルタとし、フィルタF2を赤色フィルタとし、フィルタF3を青色フィルタとし、フィルタF4を緑色フィルタとした場合である。並び候補4は、フィルタF1を赤外フィルタとし、フィルタF2を緑色フィルタとし、フィルタF3を青色フィルタとし、フィルタF4を赤色フィルタとした場合である。並び候補10は、フィルタF1を赤色フィルタとし、フィルタF2を青色フィルタとし、フィルタF3を緑色フィルタとし、フィルタF4を赤外フィルタとした場合である。
 表56は、フィルタユニット31を1回転させ、さらに2回転目の第4位置まで回転させた場合のフォーカスレンズ26の移動方向であって、各並び候補における軸上色収差を補正する際のフォーカスレンズ26の移動方向を示す。並び候補1の場合、まず、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF1が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。このように、並び候補1の場合、フォーカスレンズ26の移動方向は、光路に挿入されるフィルタが変わる度に切り替わる。このため、並び候補1の場合のフォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数は、表57に示すように6である。並び候補2の場合、まず、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF1が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。このため、並び候補2の場合のフォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数は、表57に示すように3である。
 並び候補4の場合、まず、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF1が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。このため、並び候補4の場合のフォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数は、表57に示すように2である。並び候補10の場合、まず、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF1が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。このため、並び候補10の場合のフォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数も、表57に示すように2である。24通りの並び候補において、切り替え回数は2が最小である。このため、切り替え回数が最小の並び候補は、並び候補4および並び候補10である。
 図5において、表60_4は、並び候補4の場合における実際のフォーカスレンズ26の移動量、およびフォーカスレンズ26の移動量の累計を示す。また、表60_10は、並び候補10の場合における実際のフォーカスレンズ26の移動量、およびフォーカスレンズ26の移動量の累計を示す。移動量の累計は、フィルタユニット31が1回転目の第4位置から3回転目の第4位置まで切り替わる場合の、フォーカスレンズの移動量の合計値である。並び候補4および並び候補10の場合における移動量の累計は、ともに最小の0.48mmである。つまり、移動量の累計が最小の並び候補は、並び候補4および並び候補10である。したがって、並び候補4、または並び候補10の順番に青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタを並べることで、切り替え回数が最小、かつ移動量の累計が最小となる順番でフィルタを並べることができる。
 このため、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタは、並び候補4、または並び候補10の順番に並べられている。並び候補4の順番および並び候補10の順番は、本開示の技術に係る「所定の順番」の一例である。繰り返すが、並び候補4は、フィルタF1を赤外フィルタとし、フィルタF2を緑色フィルタとし、フィルタF3を青色フィルタとし、フィルタF4を赤色フィルタとした場合である。また、並び候補10は、フィルタF1を赤色フィルタとし、フィルタF2を青色フィルタとし、フィルタF3を緑色フィルタとし、フィルタF4を赤外フィルタとした場合である。
 因みに図6の表60_1に示すように、並び候補1の場合における移動量の累計は、0.492mmと0.48mmよりも大きい。図7の表60_2に示すように、並び候補2の場合における移動量の累計は、並び候補4および並び候補10の場合と同じ0.48mmである。しかし、並び候補2の場合は、図4で示した通り切り替え回数が3回と最小ではないため採用されない。
 次に、上記構成による作用について説明する。被写体光は、鏡筒11の撮像光学系20の対物レンズ25、フォーカスレンズ26、ズームレンズ27、絞り30、フィルタユニット31の各フィルタF1~F4のいずれか、およびマスターレンズ28を透過して、イメージセンサ21の受光面に至る。イメージセンサ21は、制御部45の制御の下、被写体光を撮像して画像を出力する。
 制御部45の制御の下で駆動されるフィルタユニット駆動機構38によって、フィルタユニット31が時計回りに回転される。これによりフィルタF1~F4が1フレーム毎に順次光路に挿入される。制御部45の制御の下で駆動されるフォーカスレンズ駆動機構35によって、フォーカスレンズ26が光軸OAに沿って移動される。これによりフィルタF1~F4を各々透過した複数種の光の軸上色収差が補正される。
 図2で示したように、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタは、軸上色収差を補正する際のフォーカスレンズ26の移動方向に応じた順番で並べられている。このため、フォーカスレンズ26を光軸に沿って移動させる軸上色収差の補正に掛かる時間を短縮することが可能となる。
 より詳しくは図4で示したように、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタは、フォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数が最小となる順番で並べられている。このため、移動方向を切り替える際にフォーカスレンズ駆動機構35のフォーカス用モータに掛かる負荷を低減することができ、これによりスムーズにフォーカスレンズ26を光軸OAに沿って移動させることができる。結果としてフォーカスレンズ26の移動に掛かる時間を短縮することができる。また、図5で示したように、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタは、フォーカスレンズ26の移動量の累計が最小となる順番で並べられる。このことによっても、フォーカスレンズ26の移動に掛かる時間を短縮することができる。なお、第1実施形態では、フォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数が最小、かつ移動量の累計が最小となる順番で複数のフィルタを並べるとしたが、これに限らない。フォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数が最小となる順番で複数のフィルタを並べてもよい。または、フォーカスレンズ26の移動量の累計が最小となる順番で複数のフィルタを並べてもよい。
 図3で示したように、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタは、ズームレンズ27の移動範囲における、軸上色収差の補正に要するフォーカスレンズ26の移動量の代表値に基づく順番で並べられている。このため、各フィルタを、ズームレンズ27の位置に応じて変わる軸上色収差に概ね対応した並びとすることができる。
 第1実施形態においては、軸上色収差の補正レンズとしてフォーカスレンズ26が用いられている。このため軸上色収差の補正がしやすい。
 図2で示したように、フィルタユニット31は、フィルタF1~F4が円環状に並べられた構成であり、時計回りに回転することで、フィルタF1~F4を順次光路に挿入する。このためフィルタユニット駆動機構38の駆動制御をシンプルにすることができる。
 図2で示したように、フィルタF1~F4は、青色の波長帯域の光を透過する青色フィルタと、緑色の波長帯域の光を透過する緑色フィルタと、赤色の波長帯域の光を透過する赤色フィルタと、赤外の波長帯域の光を透過する赤外フィルタとを含む。このため、被写体の可視光像を含む画像と、被写体の可視光像および輻射像を含む画像とを、ほぼ同時に得ることができる。
 なお、撮像光学系20は、ハーフミラー、または偏光素子といった他の光学素子を含んでいてもよい。また、フィルタユニット31は、絞り30とマスターレンズ28との間に限らず、例えばズームレンズ27と絞り30との間、あるいはマスターレンズ28の後段等に配置されていてもよい。さらに、フィルタユニット31は、鏡筒11ではなく、本体12のイメージセンサ21の前段に配置されていてもよい。
 鏡筒11と本体12とが取り外し可能なカメラ10を例示したが、これに限らない。鏡筒11と本体12とが取り外し不可で一体のカメラであってもよい。
 [第2実施形態]
 上記第1実施形態では、一方向に回転するフィルタユニット31を例示したが、これに限らない。図8~図16に示す第2実施形態のように、相反する二つの方向に往復動するフィルタユニット70および90を用いてもよい。
 一例として図8に示すように、フィルタユニット70は、上記第1実施形態のフィルタユニット31と同じく、フィルタF1~F4が円環状に等間隔で並べられた円板である。ただし、フィルタユニット70には、フィルタF1とフィルタF4との間に円柱状の突起71が設けられている。突起71は、鏡筒11に設けられた2つのストッパ72Aおよび72Bに当接する(図9も参照)。ストッパ72Aおよび72Bは、フィルタユニット70の中心に関して対称な位置に配されている。
 一例として図9に示すように、フィルタユニット70は、第1動作と第2動作とを交互に繰り返すことで、フィルタF1~F4を順次光路に挿入する。第1動作は始端位置から終端位置まで移動する動作であり、第2動作は終端位置から始端位置に戻る動作である。図9に示す例においては、第1動作は時計回りに90°ずつ回転する動作であり、第2動作は反時計回りに270°回転する動作である。始端位置は、突起71がストッパ72Aに当接することで、フィルタF1の中心と光軸OAとが一致するよう配置された位置である。終端位置は、突起71がストッパ72Bに当接することで、フィルタF4の中心と光軸OAとが一致するよう配置された位置である。すなわち、フィルタF1は、本開示の技術に係る「光路に1番目に挿入される始端フィルタ」の一例である。また、フィルタF4は、本開示の技術に係る「光路に最終番目に挿入される終端フィルタ」の一例である。そして、始端位置は、本開示の技術に係る「始端フィルタの位置」の一例である。また、終端位置は、本開示の技術に係る「終端フィルタの位置」の一例である。なお、90°、270°といった角度は、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差を含む。
 第2動作が行われている間は、イメージセンサ21による被写体の撮像は行われない。つまり、第2動作が行われている間は、画像が出力されない空白期間となる。なお、以下では、軸上色収差の補正に要するフォーカスレンズ26の移動量が、図3の表50で例示した値と同じであるとして説明する。
 図10の表75には、図4の表55で示した並び候補1、並び候補2、並び候補4、および並び候補10に加えて、並び候補7を示している。並び候補7は、フィルタF1を赤色フィルタとし、フィルタF2を赤外フィルタとし、フィルタF3を緑色フィルタとし、フィルタF4を青色フィルタとした場合である。
 表76は、第1動作と第2動作を2回繰り返した場合のフォーカスレンズ26の移動方向であって、各並び候補における軸上色収差を補正する際のフォーカスレンズ26の移動方向を示す。並び候補1の場合、まず、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フィルタユニット70が第2動作をしてフィルタF1が光路に挿入されると、フォーカスレンズ26は、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フィルタユニット70が第2動作をすると、フォーカスレンズ26は、結像側方向IDに移動する。このように、並び候補1の場合、フォーカスレンズ26の移動方向は、光路に挿入されるフィルタが変わる度に切り替わる。このため、並び候補1の場合のフォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数は、表77に示すように7である。
 並び候補2の場合、まず、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フィルタユニット70が第2動作をしてフィルタF1が光路に挿入されると、フォーカスレンズ26は、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フィルタユニット70が第2動作をすると、フォーカスレンズ26は、結像側方向IDに移動する。このため、並び候補2の場合のフォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数は、表77に示すように3である。並び候補4の場合、まず、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フィルタユニット70が第2動作をしてフィルタF1が光路に挿入されると、フォーカスレンズ26は、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フィルタユニット70が第2動作をすると、フォーカスレンズ26は、結像側方向IDに移動する。このため、並び候補4の場合のフォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数も、表77に示すように3である。並び候補7の場合、まず、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フィルタユニット70が第2動作をしてフィルタF1が光路に挿入されると、フォーカスレンズ26は、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、物体側方向ODに移動する。次いで、フィルタユニット70が第2動作をすると、フォーカスレンズ26は、物体側方向ODに移動する。このため、並び候補7の場合のフォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数も、表77に示すように3である。並び候補10の場合、まず、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フィルタユニット70が第2動作をしてフィルタF1が光路に挿入されると、フォーカスレンズ26は、物体側方向ODに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF2が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF3が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フォーカスレンズ26は、フィルタF4が光路に挿入されると、結像側方向IDに移動する。次いで、フィルタユニット70が第2動作をすると、フォーカスレンズ26は、物体側方向ODに移動する。このため、並び候補10の場合のフォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数も、表77に示すように3である。24通りの並び候補において、切り替え回数は3が最小である。このため、切り替え回数が最小の並び候補は、並び候補2、並び候補4、並び候補7、および並び候補10等である。
 図11の表80_2は、並び候補2の場合における実際のフォーカスレンズ26の移動量、およびフォーカスレンズ26の移動量の累計を示す。図12の表80_4は、並び候補4の場合における実際のフォーカスレンズ26の移動量、およびフォーカスレンズ26の移動量の累計を示す。図13の表80_7は、並び候補7の場合における実際のフォーカスレンズ26の移動量、およびフォーカスレンズ26の移動量の累計を示す。図14の表80_10は、並び候補10の場合における実際のフォーカスレンズ26の移動量、およびフォーカスレンズ26の移動量の累計を示す。移動量の累計は、フィルタユニット31が1回目の第1動作の始端位置から2回目の第2動作の始端位置まで動作する場合の、フォーカスレンズの移動量の合計値である。並び候補2、並び候補4、並び候補7、および並び候補10の場合における移動量の累計は、ともに最小の0.48mmである。
 図15に示す表85は、並び候補2、並び候補4、並び候補7、および並び候補10等の場合のフォーカスレンズ26の移動量であって、第2動作が行われている間のフォーカスレンズ26の移動量を示す。並び候補2の場合、第2動作が行われている間のフォーカスレンズ26の移動量は0.115mmである。並び候補4の場合、第2動作が行われている間のフォーカスレンズ26の移動量は0.12mmである。並び候補7の場合、第2動作が行われている間のフォーカスレンズ26の移動量は-0.002mmである。並び候補10の場合、第2動作が行われている間のフォーカスレンズ26の移動量は-0.12mmである。つまり、第2動作が行われている間のフォーカスレンズ26の移動量が、相対的に大きい並び候補は、並び候補4および並び候補10である。したがって、並び候補4、または並び候補10の順番に青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタを並べることで、切り替え回数が最小、かつ移動量の累計が最小、さらには第2動作が行われている間のフォーカスレンズ26の移動量が、相対的に大きくなる順番でフィルタを並べることができる。
 このため、本第2実施形態においても、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタは、上記第1実施形態と同じく、並び候補4、または並び候補10の順番に並べられている。本第2実施形態においても、並び候補4の順番および並び候補10の順番は、本開示の技術に係る「所定の順番」の一例である。
 フィルタユニット70に限らず、図16に示すフィルタユニット90を用いてもよい。フィルタユニット90は、フィルタF1~F4が長辺方向に沿って並べられた矩形状の平板である。フィルタユニット90は、フィルタユニット駆動機構38によって長辺方向に往復動することで、フィルタF1~F4を順次光路に挿入する。具体的には、フィルタユニット90は、長辺方向と平行な左矢印の方向に沿って、フィルタF1の中心と光軸OAとが一致するよう配置された図示の始端位置から、フィルタF4の中心と光軸OAとが一致するよう配置された終端位置まで移動する第1動作と、長辺方向と平行な右矢印の方向に沿って、終端位置から始端位置に戻る第2動作とを交互に繰り返す。鏡筒11には、フィルタユニット90が始端位置以上、右矢印の方向に移動しないように規制するストッパ(図示省略)と、フィルタユニット90が終端位置以上、左矢印の方向に移動しないように規制するストッパ(図示省略)とが設けられている。ここでいう平行とは、完全な平行の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差を含めた意味合いでの平行を指す。
 このように、第2実施形態においては、フィルタユニット70および90は、フィルタF1~F4が一方向に沿って並べられた構成であり、始端位置から終端位置まで移動する第1動作と、終端位置から始端位置に戻る第2動作とを交互に繰り返すことで、フィルタF1~F4を順次光路に挿入する。そして、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタは、第2動作が行われている間のフォーカスレンズ26の移動量が、相対的に大きくなる順番で並べられている。このため、画像が出力されない空白期間である第2動作が行われている間を、比較的時間を要する相対的に移動量が大きいフォーカスレンズ26の移動に有効活用することができる。なお、第2実施形態では、フォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数が最小、かつ移動量の累計が最小、さらには第2動作が行われている間のフォーカスレンズ26の移動量が相対的に大きくなる順番で複数のフィルタを並べるとしたが、これに限らない。フォーカスレンズ26の移動方向の切り替え回数が最小となる順番で複数のフィルタを並べてもよい。または、フォーカスレンズ26の移動量の累計が最小となる順番で複数のフィルタを並べてもよい。もしくは、第2動作が行われている間のフォーカスレンズ26の移動量が相対的に大きくなる順番で複数のフィルタを並べてもよい。
 [第3実施形態]
 図17および図18に示す第3実施形態では、フォーカスレンズ26に加えてマスターレンズ28が軸上色収差の補正に用いられる。
 図17において、第3実施形態のカメラ100は、鏡筒101と本体12とを備える。鏡筒101は、上記第1実施形態の鏡筒11とほぼ同じ構成であるが、マスターレンズ28にマスターレンズ駆動機構102が接続されている点が異なる。その他、上記第1実施形態と同じ部品については同じ符号を付し、説明を省略する。
 マスターレンズ駆動機構102は、フォーカスレンズ駆動機構35およびズームレンズ駆動機構36と同様に、マスターレンズ28を保持し、外周にカム溝が形成されたマスター用カム環、およびマスター用カム環を光軸OA周りに回転させることで、マスター用カム環を光軸OAに沿って移動させるマスター用モータ等を含む。マスター用モータは、制御部105の制御の下で駆動される。マスター用モータはステッピングモータであり、制御部105は、マスター用モータの駆動量から、光軸OA上のマスターレンズ28の位置を導き出す。
 制御部105は、フィルタF1~F4を各々透過した複数種の光の軸上色収差を、フォーカスレンズ駆動機構35を介してフォーカスレンズ26を光軸OAに沿って移動させることで補正する。また、制御部105は、フィルタF1~F4を各々透過した複数種の光の軸上色収差を、マスターレンズ駆動機構102を介してマスターレンズ28を光軸OAに沿って移動させることで補正する。すなわち、第3実施形態においては、フォーカスレンズ26に加えてマスターレンズ28も、本開示の技術に係る「補正レンズ」の一例である。
 一例として図18のフローチャートに示すように、制御部105は、まず、ズームレンズ27の位置を検出する(ステップST100)。検出したズームレンズ27の位置が、予め設定された閾値よりも望遠側であった場合、すなわち、予め設定された閾値よりもズームレンズ27が望遠側に位置していた場合(ステップST110でYES)、制御部105は、フォーカスレンズ駆動機構35を介してフォーカスレンズ26を光軸OAに沿って移動させることで、軸上色収差を補正する(ステップST120)。対して、検出したズームレンズ27の位置が閾値よりも広角側であった場合、すなわち、閾値よりもズームレンズ27が広角側に位置していた場合(ステップST110でNO)、制御部105は、マスターレンズ駆動機構102を介してマスターレンズ28を光軸OAに沿って移動させることで、軸上色収差を補正する(ステップST130)。
 このように、第3実施形態では、予め設定された閾値よりもズームレンズ27が望遠側に位置していた場合は、フォーカスレンズ26が移動して軸上色収差を補正し、閾値よりもズームレンズ27が広角側に位置していた場合は、マスターレンズ28が移動して軸上色収差を補正する。ズームレンズ27が望遠側に位置していた場合は、軸上色収差の補正に要する移動量は、マスターレンズ28よりもフォーカスレンズ26のほうが小さい。このため、予め設定された閾値よりもズームレンズ27が望遠側に位置していた場合は、フォーカスレンズ26が移動することにより、軸上色収差の補正に掛かる時間を短縮することができる。一方、ズームレンズ27が広角側に位置していた場合は、軸上色収差の補正に要する移動量は、フォーカスレンズ26よりもマスターレンズ28のほうが小さい。このため、予め設定された閾値よりもズームレンズ27が広角側に位置していた場合は、マスターレンズ28が移動することにより、軸上色収差の補正に掛かる時間をさらに短縮することができる。なお、フォーカスレンズ26とマスターレンズ28を並行して移動させることで、軸上色収差が補正されてもよい。
 なお、補正レンズの移動方向の切り替え回数が最小の並び候補が複数あり、複数の並び候補において補正レンズの移動量の累計が異なる場合は、移動量の累計が最小の並び候補を選択する。
 図3で示した、軸上色収差の補正に要するフォーカスレンズ26の移動量の値は、あくまでも一例である。このため、図4等で示したフォーカスレンズ26の移動方向、図5等で示したフォーカスレンズ26の移動量の累計、および図15で示した第2動作が行われている間のフォーカスレンズ26の移動量も、あくまでも一例である。したがって、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタの並びとして採用した並び候補4および並び候補10も、あくまでも一例であり、軸上色収差の補正に要するフォーカスレンズ26の移動量の値によって変わる。
 上記各実施形態では、工場等に設置される監視カメラであるカメラ10および100が、本開示の技術に係る「撮像装置」の一例として示されているが、これに限らない。カメラ10および100に代えて、一般ユーザが用いるデジタルカメラ、またはスマートデバイス等でもよい。
 フィルタの個数は4個に限らない。また、青色フィルタ、緑色フィルタ、赤色フィルタ、および赤外フィルタに代えて、あるいは加えて、他の波長帯域の光を透過するフィルタを含めてもよい。
 制御部45、105を構成するコンピュータは、CPUに代えて、あるいは加えて、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、および/またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等を含んでいてもよい。
 本開示の技術は、上述の種々の実施形態および/または種々の変形例を適宜組み合わせることも可能である。また、上記各実施形態に限らず、要旨を逸脱しない限り種々の構成を採用し得ることはもちろんである。
 以上に示した記載内容および図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、および効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、および効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容および図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことはいうまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容および図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
 本明細書において、「Aおよび/またはB」は、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」と同義である。つまり、「Aおよび/またはB」は、Aだけであってもよいし、Bだけであってもよいし、AおよびBの組み合わせであってもよい、という意味である。また、本明細書において、3つ以上の事柄を「および/または」で結び付けて表現する場合も、「Aおよび/またはB」と同様の考え方が適用される。
 本明細書に記載された全ての文献、特許出願および技術規格は、個々の文献、特許出願および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10、100 カメラ
11、101 鏡筒
12 本体
13 鏡筒側マウント
14 本体側マウント
20 撮像光学系
21 イメージセンサ
25 対物レンズ
26 フォーカスレンズ
27 ズームレンズ
28 マスターレンズ
30 絞り
31、70、90 フィルタユニット
35 フォーカスレンズ駆動機構
36 ズームレンズ駆動機構
37 絞り駆動機構
38 フィルタユニット駆動機構
40 鏡筒側接点
41 本体側接点
45、105 制御部
50、55~57、60、75~77、80、85 表
71 突起
72A、72B ストッパ
102 マスターレンズ駆動機構
F1~F4 フィルタ
ID 結像側方向
OA 光軸
OD 物体側方向
ST100、ST110、ST120、ST130 ステップ

Claims (13)

  1.  予め設定された波長帯域の光を選択的に透過させる複数のフィルタを有し、前記複数のフィルタが所定の順番で光路に挿入されるフィルタユニットと、
     前記複数のフィルタを各々透過した複数種の光の軸上色収差を、光軸に沿って移動することで補正する補正レンズと、
    を備え、
     前記所定の順番は、前記補正レンズの移動方向に応じた順番である、
    光学装置。
  2.  前記所定の順番は、前記移動方向の切り替え回数が最小となる順番である請求項1に記載の光学装置。
  3.  前記所定の順番は、前記補正レンズの移動量の累計が最小となる順番である請求項2に記載の光学装置。
  4.  ズームレンズをさらに備え、
     前記所定の順番は、前記ズームレンズの移動範囲における、前記軸上色収差の補正に要する前記補正レンズの移動量の代表値に基づく順番である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光学装置。
  5.  前記補正レンズはフォーカスレンズである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光学装置。
  6.  ズームレンズをさらに備え、
     前記補正レンズは、フォーカスレンズ、および前記フォーカスレンズよりも結像側に配置されたマスターレンズであり、
     予め設定された閾値よりも前記ズームレンズが望遠側に位置していた場合は、前記フォーカスレンズが移動して前記軸上色収差を補正し、
     前記閾値よりも前記ズームレンズが広角側に位置していた場合は、前記マスターレンズが移動して前記軸上色収差を補正する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光学装置。
  7.  前記フィルタユニットは、前記複数のフィルタが円環状に並べられた構成であり、前記フィルタユニットが一方向に回転することで、前記複数のフィルタを順次光路に挿入する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光学装置。
  8.  前記複数のフィルタは、前記光路に1番目に挿入される始端フィルタと、前記光路に最終番目に挿入される終端フィルタとを含み、
     前記フィルタユニットは、前記複数のフィルタが一方向に沿って並べられた構成であり、前記始端フィルタの位置から前記終端フィルタの位置まで移動する第1動作と、前記終端フィルタの位置から前記始端フィルタの位置に戻る第2動作とを交互に繰り返すことで、前記複数のフィルタを順次光路に挿入する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光学装置。
  9.  前記所定の順番は、前記第2動作が行われている間の前記補正レンズの移動量が、相対的に大きくなる順番である請求項8に記載の光学装置。
  10.  前記フィルタユニットは、前記複数のフィルタが円環状に並べられた構成であり、前記フィルタユニットが回転することで、前記複数のフィルタを順次光路に挿入する請求項8または請求項9に記載の光学装置。
  11.  前記フィルタユニットは、前記複数のフィルタが長辺方向に沿って並べられた矩形状の平板であり、前記フィルタユニットが長辺方向に往復動することで、前記複数のフィルタを順次光路に挿入する請求項8または請求項9に記載の光学装置。
  12.  前記複数のフィルタは、
     青色の波長帯域の光を透過する青色フィルタと、
     緑色の波長帯域の光を透過する緑色フィルタと、
     赤色の波長帯域の光を透過する赤色フィルタと、
     赤外の波長帯域の光を透過する赤外フィルタとを含む請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の光学装置。
  13.  請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の光学装置を備える撮像装置。
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