WO2021199759A1 - 撮像装置、スライドベース及びファインダーユニット - Google Patents

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Abstract

撮像装置(1)は、ハンドル(24)が着脱可能にされたハンドル取付部(29)と、アクセサリーが着脱可能にされたスライドベース(3)とを有する装置本体(2)を備え、ハンドル取付部(29)の存在領域の少なくとも一部は、前記装置本体(2)に移動可能に支持されるスライドベース(3)の装置本体に対する移動に伴い形成される移動領域の少なくとも一部と重複する。これにより、ハンドル(24)がハンドル取付部(29)から取り外された状態において、スライドベース(3)がハンドル取付部(29)に重なる位置に移動可能になるため、アクセサリー(70)の位置を迅速に変更可能にした上でアクセサリーの広い使用領域を確保することができる。

Description

撮像装置、スライドベース及びファインダーユニット
 本技術は撮像機能を有する撮像装置、撮像装置に設けられるスライドベース及びスライドベースに取り付けられるファインダーを有するファインダーユニットについての技術分野に関する。
 ビデオカメラやスチルカメラ等の各種の撮像装置には、ファインダー等のアクセサリーが着脱可能にされ、所要のアクセサリーを取り付けて撮影等を行うことが可能にされたタイプがある(例えば、特許文献1参照)。
 このようなアクセサリーが着脱可能にされた撮像装置にあっては、撮影態様や撮影目的等に応じてファインダー等の異なる種類のアクセサリーを取り付けることにより、撮影シーンに合わせた撮影を行うことが可能になり、利便性の向上が図られる。
 特許文献1に記載された撮像装置においては、ハンドルとファインダーをそれぞれネジ止めにより筐体における所望の位置に取り付けることが可能な構成にされている。
特開2017-26782号公報
 ところで、上記のようなハンドルとアクセサリーが使用される撮像装置においては、ハンドルとアクセサリーが筐体における同じ面(上面)に取り付けられることが多く、相互に干渉しない位置にハンドルとアクセサリーを取り付ける必要があり、両者の取付位置が制限されるおそれがある。
 また、撮影態様や撮影目的の他に使用者の要望に応じた位置でアクセサリーを使用する場合に、アクセサリーの位置を迅速に変更できることが望ましいと共にアクセサリーを広い領域において使用できることが望ましい。
 そこで、本技術撮像装置、スライドベース及びファインダーユニットは、アクセサリーの位置を迅速に変更可能にした上でアクセサリーの広い使用領域を確保することを目的とする。
 第1に、本技術に係る撮像装置は、ハンドルが着脱可能にされたハンドル取付部を有する装置本体を備え、前記ハンドル取付部は、前記装置本体に移動可能に支持されるとともにアクセサリーが着脱可能にされたスライドベースであって、前記スライドベースの前記装置本体に対する移動に伴い形成される移動領域の少なくとも一部と前記ハンドル取付部の存在領域の少なくとも一部とが重複される位置に設けられるものである。
 これにより、ハンドル取付部に取り付けられていた状態においてハンドルが存在していた位置にスライドベースが移動可能になる。
 第2に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記装置本体には撮像素子を含む光学系が配置され、前記スライドベースが前記装置本体に対して前記光学系の光軸方向へ移動可能にされることが望ましい。
 これにより、撮影時にファインダー等のアクセサリーを被写体に離接する方向へ移動させることが可能になる。
 第3に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記装置本体にはガイド部が形成され、前記スライドベースには前記ガイド部に案内される被ガイド部が形成されることが望ましい。
 これにより、被ガイド部がガイド部に案内されてスライドベースが装置本体に対して移動される。
 第4に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記ガイド部と前記被ガイド部が前記スライドベースの前記装置本体に対する移動方向に直交する方向に離隔してそれぞれ二つずつ形成されることが望ましい。
 これにより、スライドベースの装置本体に対する移動方向に直交する方向に離隔して形成された二つの被ガイド部がそれぞれ二つのガイド部に案内されてスライドベースが装置本体に対して移動される。
 第5に、上記した本技術に係る撮像装置においては、二つの前記ガイド部にそれぞれアリ溝が形成され、二つの前記アリ溝が並ぶ方向においてそれぞれ外側に開口されることが望ましい。
 これにより、ガイド部間の距離を長くしてガイド部の強度を高くすることができると共にスライドベースのレールパネルに対するガタツキを小さくすることが可能になる。
 第6に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記装置本体は前記ハンドル取付部が設けられた筐体を有し、前記筐体に前記ハンドルが回動可能に支持されることが望ましい。
 これにより、ハンドルがハンドル取付部に着脱されるため、ハンドルが筐体から脱落することがない。
 第7に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記ハンドルが前記スライドベースの移動方向において前記筐体の一端部において回動可能に支持されることが望ましい。
 これにより、スライドベースの移動領域を筐体の一端部以外の全ての領域に形成することが可能になる。
 第8に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記スライドベースの移動領域において前記スライドベースを前記装置本体にロックするロック機構が設けられることが望ましい。
 これにより、スライドベースがロック機構によって装置本体にロックされた状態においてファインダー等のアクセサリーを装置本体に対する所望の位置で使用することが可能になる。
 第9に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記スライドベースの移動領域において前記スライドベースを前記装置本体に複数の所定の保持位置でそれぞれ保持するラッチ機構が設けられることが望ましい。
 これにより、スライドベースがラッチ機構によって装置本体に保持されることによりスライドベースの移動が規制される。
 第10に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、前記スライドベースが前記ハンドル支持部に離接する方向へ移動可能にされ、前記ハンドル支持部に最も近い前記保持位置が第1の保持位置とされ、前記スライドベースが前記第1の保持位置に保持された状態において前記スライドベースと前記ハンドル支持部の間に間隙が形成されることが望ましい。
 これにより、スライドベース及びアクセサリーのハンドル支持部との接触が回避される。
 第11に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、前記スライドベースは前記ハンドル支持部と前記ハンドル取付部が並ぶ方向へ移動可能にされ、前記ハンドル取付部を挟んだ前記ハンドル支持部の反対側において前記スライドベースが前記ハンドル取付部に最も接近した状態の前記保持位置が第2の保持位置とされ、前記スライドベースが前記第2の保持位置に保持された状態において前記スライドベースと前記ハンドル取付部に取り付けられた前記ハンドルとの間に間隙が形成されることが望ましい。
 これにより、スライドベース及びアクセサリーのハンドルとの接触が回避される。
 第12に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、前記スライドベースは前記ハンドル支持部と前記ハンドル取付部が並ぶ方向へ移動可能にされ、前記ハンドル支持部に最も近い前記保持位置が第1の保持位置とされ、前記ハンドル取付部を挟んだ前記ハンドル支持部の反対側において前記スライドベースが前記ハンドル取付部に最も接近した状態の前記保持位置が第2の保持位置とされ、前記第1の保持位置と前記第2の保持位置の間に中間保持位置が存在することが望ましい。
 これにより、ファインダー等のアクセサリーを第1の保持位置と第2の保持位置の中間の位置においても使用することが可能になる。
 第13に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、前記スライドベースが前記ハンドル支持部に離接する方向へ移動可能にされ、前記ハンドル支持部から最も遠い前記保持位置が第3の保持位置とされ、前記スライドベースが前記第3の保持位置に保持された状態において前記スライドベースが前記装置本体の前記ハンドル支持部と反対側の端部に位置されることが望ましい。
 これにより、スライドベースがハンドル支持部から最も離隔した状態において装置本体に対する保持状態が維持される。
 第14に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記スライドベースの移動領域において前記スライドベースと対向する前記装置本体の面が平面状に形成されることが望ましい。
 これにより、スライドベースが平面状に形成された面に対向した状態で装置本体に対して移動される。
 第15に、上記した本技術に係る撮像装置においては、前記アクセサリーとしてビューファインダーが用いられることが望ましい。
 これにより、スライドベースの移動に伴ってファインダーが装置本体に対して移動される。
 本技術に係るスライドベースは、ハンドルが着脱可能にされたハンドル取付部を有する装置本体に移動可能に支持されると共にアクセサリーが着脱可能にされたスライドベースであって、前記スライドベースの前記装置本体に対する移動に伴い形成される移動領域の少なくとも一部と前記ハンドル取付部の存在領域の少なくとも一部とが重複される位置に設けられるものである。
 これにより、ハンドル取付部に取り付けられていた状態においてハンドルが存在していた位置にスライドベースが移動可能になる。
 本技術に係るファインダーユニットは、ハンドルが着脱可能にされたハンドル取付部を有する装置本体に移動可能に支持されたスライドベースと、前記スライドベースに着脱可能にされアクセサリーとして使用されるファインダーとを備え、前記ハンドル取付部は、前記装置本体に移動可能に支持されるとともにアクセサリーが着脱可能にされたスライドベースであって、前記スライドベースの前記装置本体に対する移動に伴い形成される移動領域の少なくとも一部と前記ハンドル取付部の存在領域の少なくとも一部とが重複される位置に設けられるものである。
 これにより、ハンドル取付部に取り付けられていた状態においてハンドルが存在していた位置にスライドベースが移動可能になる。
図2乃至図22と共に本技術の実施の形態を示すものであり、本図は、撮像装置等を示す斜視図である。 筐体の上面部分を示す斜視図である。 ベース部とレールパネルとカバーパネルと摺動シートの分解斜視図である。 スライドベースが装置本体に支持された状態を示す断面図である。 ハンドルが取付位置にある状態を示す平面図である。 ハンドルが退避位置にある状態を示す平面図である。 スライドベースの斜視図である。 スライドベースの分解斜視図である。 ロック機構等を示すスライドベースの断面図である。 スライダーの斜視図である。 ラッチレバーが係合凹部に係合されている状態を示す断面図である。 ラッチレバーが係合凹部に係合されていない状態を示す断面図である。 スライドベースが第3の保持位置に保持されている状態を示す側面図である。 スライドベースが初期保持位置に保持されている状態を示す側面図である。 スライドベースが第2の保持位置に保持されている状態を示す側面図である。 スライドベースが中間保持位置に保持されている状態を示す側面図である。 スライドベースが第1の保持位置に保持されている状態を示す側面図である。 スライドベースがロック機構によってロックされていない状態を示す断面図である。 スライドベースがロック機構によってロックされている状態を示す断面図である。 アリ溝の構成の効果等を説明するための図であり、上段の図はアリ溝が外側に開口された構成を示す概念図であり、中段の図はアリ溝が内側に開口された構成を示す概念図であり、下段の図はアリ溝が内側に開口された構成において強度が高くされた例を示す概念図である。 ハンドルの全体を取り外すことが可能な例を示す概念図である。 撮像装置のブロック図である。
 以下に、本技術撮像装置、スライドベース及びファインダーユニットを実施するための形態を添付図面を参照して説明する。
 以下に示した実施の形態は、本技術撮像装置、スライドベース及びファインダーユニットをビデオカメラ、ビデオカメラに備えられたスライドベース及びビデオカメラにおいて用いられるファインダーユニットに適用したものである。
 尚、本技術の適用範囲はビデオカメラ、ビデオカメラに備えられたスライドベース及びビデオカメラにおいて用いられるファインダーユニットに限られることはない。本技術は、例えば、ビデオカメラ以外のスチルカメラ等の他の各種の撮像装置、これらの撮像装置に備えられたスライドベース及びこれらの撮像装置において用いられるファインダーユニットに広く適用することができる。
 以下の説明にあっては、ビデオカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、物体側が前方になり、像面側が後方になる。但し、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
 また、以下に示すレンズ群は、単数又は複数のレンズにより構成されたものの他、これらの単数又は複数のレンズと絞りやアイリス等の他の光学素子を含んでもよい。
 <撮像装置の構成>
 撮像装置1は装置本体2とスライドベース3を有し、スライドベース3が装置本体2に移動可能(スライド可能)に支持されている(図1参照)。尚、撮像装置1は装置本体2のみによって構成されていてもよい。
 装置本体2は筐体4に所要の各部が支持又は配置されて構成されている。筐体4は上下前後左右のうち前後方向の長さが最も長い形状に形成され、下端部に下方に開口された凹状部5を有している。使用者は、例えば、凹状部5に肩を挿入して担ぐ状態で撮像装置1による撮影等を行うことが可能である。
 筐体4には各種の操作部6、6、・・・や図示しない端子部等が配置されている。操作部6、6、・・・は筐体4の、例えば、側面部7に配置されている。筐体4の内部には撮像素子を含む光学系が配置され、光学系の光軸方向が前後方向にされている。尚、筐体4の内部にはレンズ(レンズ群)や光学フィルター等の他の光学系が配置されていてもよい。筐体4の前面部には図示しない交換レンズが着脱可能にされている。
 筐体4は操作部6、6、・・・や端子部等が配置された外筐8を有し、外筐8の上面部はベース部9として設けられ、ベース部9は外筐8の一部として外筐8の他の部分と一体に形成されている。筐体4は操作部6、6、・・・等が配置された外筐8と外筐8のベース部9に取り付けられたレールパネル10とレールパネル10に取り付けられたカバーパネル11とを有している(図2及び図4参照)。
 外筐8のベース部9は前後方向における長さが左右方向における長さより長い略矩形状に形成されている。
 ベース部9は上下方向を向く平板状に形成されたパネル部12とパネル部12の左右両端部からそれぞれ上方に突出された外壁部13、13とを有している。外壁部13、13は前後に延びる形状に形成されている。
 レールパネル10は上下方向を向く板状に形成され、ベース部9のパネル部12における前端部より後側にネジ止め等によって取り付けられる。レールパネル10はベース面部14と張出部15、15を有している。
 ベース面部14には前方に開口された配置用凹部14aが形成されている。ベース面部14は張出部15より厚みが厚くされ、後端部を除く左右両端部がガイド部16、16として設けられている。ガイド部16、16は左右方向における外面が下方へ行くに従って左右方向において互いに近付くように傾斜された傾斜面16a、16aとして形成されている(図4参照)。このようにガイド部16、16には外面が傾斜面16a、16aにされることにより、アリ溝17、17が形成されている。一方のガイド部16には傾斜面16aにそれぞれ開口された、例えば、五つの係合凹部16b、16b、・・・が前後に離隔して形成されている。
 ベース面部14の後端部にはアリ溝17、17の後端にそれぞれ連続する傾斜案内面18、18が形成されている(図2及び図3参照)。傾斜案内面18、18は後方へ行くに従って左右方向において互いに近付くように傾斜されている。
 ガイド部16は後端部がベース面部14の後面に開口され、この開口が挿脱用開口16cとして形成されている。
 張出部15、15はベース面部14の下端部からそれぞれ左右方向における外方に張り出され、前後に延びる薄板状に形成されている。張出部15、15の上面にはそれぞれ摺動シート19、19が貼り付けられている。
 レールパネル10がパネル部12に取り付けられた状態において、ベース部9における外壁部13、13の上面が張出部15、15の上面より上側に位置される(図4参照)。
 カバーパネル11は上下方向を向く板状に形成され、レールパネル10におけるベース面部14の形状及び大きさと略同じ形状及び大きさに形成されている(図2及び図3参照)。カバーパネル11はベース面部14の上面に取り付けられる(図2及び図4参照)。カバーパネル11には前方に開口された配置用凹部11aが形成されている。
 ベース部9の上面にはカバーパネル11の前側にハンドル支持部20がネジ止め等によって取り付けられている(図1参照)。ハンドル支持部20は上下方向を向く略平板状の土台部21と土台部21から上方に突出された支持部22とを有している。土台部21は横幅がベース部9の横幅と略同じにされている。支持部22は土台部21の後端部より前側の部分から上方に突出されている。
 ベース部9にハンドル支持部20が取り付けられた状態においては、土台部21の上面がカバーパネル11の上面より上方に位置され、土台部21の後面23がカバーパネル11の前端に一致される。
 支持部22の上端部にはハンドル24が回動可能に支持されている。ハンドル24は筐体4の前後方向における一端部である前端部で回動可能に支持されており、ハンドル24が支持された位置は、例えば、筐体4の前後方向における全長のうち前寄りの3分の1程度の領域にされている。ハンドル24は水平方向に延びる連結部25と連結部25の長手方向における一端部から下方に突出された被支持軸部26と連結部25の長手方向における他端部から下方に突出された被取付部27とを有している。被取付部27の下端部には係合部27aが設けられている。被取付部27の下端寄りの位置には締結用ダイヤル27bが回転可能に支持されている。
 連結部25には操作釦28、28が配置されている。操作釦28が操作されることにより、他の撮像装置1による撮影状態の確認を可能とする等の機能が実行される。また、操作釦28が操作されることにより、録画機能の実行とリターン映像の表示との切替を行うことが可能である。リターン映像には実際に表示(放送)されている本線映像と他の撮像装置1により撮影される映像とが含まれる。
 ハンドル24は被支持軸部26が支持部22に支持され、ハンドル支持部20に対して被支持軸部26を支点として水平方向へ回動可能にされている。ハンドル24は取付位置と退避位置の間で回動可能にされ、取付位置は連結部25が前後に延びる状態の位置であり(図5参照)、退避位置は連結部25が左右に延びる状態の位置である(図6参照)。
 ベース部9の上面にはハンドル取付部29が取り付けられている(図1参照)。ハンドル取付部29は前後に延びる板状に形成されている。ハンドル取付部29には解除操作部30とハンドル係合部31が前後に離隔して設けられ、ハンドル係合部31には側方における一方に開口部31aが形成されている。
 ハンドル取付部29は前端部がハンドル支持部20における土台部21の後端部に結合され、カバーパネル11の配置用凹部11aとベース面部14の配置用凹部14aとに挿入された状態でベース部9に取り付けられている。ハンドル取付部29がベース部9に取り付けられた状態においては、ハンドル取付部29の上面がカバーパネル11の上面より上方に位置される(図1参照)。
 上記したように、ハンドル24は取付位置と退避位置の間でハンドル支持部20に対して回動され、退避位置においては連結部25が左右方向に延びる状態にされ、ハンドル24の全体がハンドル支持部20の後端より前側に位置されている(図5参照)。ハンドル24は退避位置においてハンドル支持部20の内部に設けられた図示しないロック部によってロックされている。
 ハンドル24に対するロック部のロックが解除され、ハンドル24が取付位置へ向けて手動により回動されると、被取付部27の係合部27aがハンドル取付部29の開口部31aに側方から挿入され、係合部27aがハンドル係合部31に係合されてハンドル24が取付位置においてハンドル取付部29に取り付けられる(図6参照)。取付位置においては連結部25が前後方向に延びる状態にされ、ハンドル24の一部がハンドル支持部20より後側に位置される。
 ハンドル24の係合部27aがハンドル係合部31に係合された状態において、締結用ダイヤル27bが一方へ回転操作されることにより、係合部27aがハンドル取付部29に締結され、ハンドル24がハンドル取付部29に取付位置においてロックされる。
 取付位置において締結用ダイヤル27bが他方へ回転操作されることによりハンドル24の取付位置におけるロックが解除され、解除操作部30が操作されることにより係合部27aのハンドル係合部31に対する係合状態が解除される。従って、ハンドル24が取付位置から退避位置へ向けて回動可能な状態にされる。
 上記のように筐体4の一部であるハンドル支持部20にハンドル24が回動可能に支持されることによりハンドル24がハンドル取付部29に着脱されるため、ハンドル24が筐体4から脱落することがなく、ハンドル24の紛失を防止することができると共にハンドル24のハンドル取付部29に対する着脱を容易に行うことができる。
 また、ハンドル支持部20にハンドル24が支持されることにより、ハンドル24の内部と外筐8の内部との間に電線や信号線を配置することが可能になり、ハンドル24に所定の機能を実行させるための操作釦28を配置して撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
 スライドベース3はレールパネル10に前後方向である光学系の光軸方向へ移動可能(スライド可能)に支持されたスライダー32とスライダー32に支持され又は取り付けられた所定の各部とを有している(図7乃至図10参照)。
 スライダー32は上下方向を向く略矩形の板状に形成された天板部33と天板部33の左右両端部からそれぞれ下方に突出された脚部34、35と天板部33から側方に突出されたレバー支持部36と一方の脚部34から側方に突出されたレバー支持部37とによって構成されている。
 スライダー32には天板部33と脚部34、35によって下方及び前後に開口された逃げ凹部32aが形成されている。スライダー32には、天板部33と脚部34に亘る位置における前端部に上下に貫通された配置孔32bが形成されている。スライダー32には配置孔32bの前後に軸取付孔32c、32cが形成されている(図8に一つの軸取付孔32cのみを示す。)。
 脚部34、35のうち脚部34はレバー支持部37が設けられた側に位置され、脚部34の下端部には下方及び脚部35側に開口された保持凹部34aが形成されている。保持凹部34aは配置孔32bの下側において配置孔32bに連続して形成されている。脚部34の後端部には左右に貫通された軸挿入穴34bが形成されている。
 脚部34の下端部には脚部35側に突出された被ガイド部38が設けられている。被ガイド部38は下方へ行くに従って脚部35側への突出量が大きくなる形状に形成され、脚部35側の面が斜め上方を向く斜面38aとして形成されている。
 脚部35の下端部には脚部34側に突出された被ガイド部38が設けられている。被ガイド部38は下方へ行くに従って脚部34側への突出量が大きくなる形状に形成され、脚部34側の面が斜め上方を向く斜面38aとして形成されている。
 脚部34の被ガイド部38と脚部35の被ガイド部38とは天板部33の左右方向における中央を基準として線対称の形状に形成されている。
 レバー支持部36とレバー支持部37は上下に対向した状態で設けられ、レバー支持部36には上下に貫通されたネジ挿通孔36aが形成され、レバー支持部37には上下に貫通された螺孔37aが形成されている。
 レバー支持部36とレバー支持部37の間の空間は、左右方向において脚部34と反対側の部分がレバー配置空間39として形成されている。レバー配置空間39と脚部34の間には下方に開口された部品配置空間40が形成され、部品配置空間40は左右方向における両側においてレバー配置空間39と軸挿入穴34bに連通されている。
 部品配置空間40を形成する壁面のうち、軸挿入穴34b側の壁面が受け面40aとして形成されている。
 スライドベース3にはラッチ機構41が設けられ、ラッチ機構41はラッチレバー42と支持軸43と捩じりコイルバネ44によって構成されている。
 ラッチレバー42はブロック状に形成された操作端部45と操作端部45から下方に突出された被支持突部46と被支持突部46の下端部に対して略直交する方向に屈曲された係合突部47とが一体に形成されて成る。被支持突部46には挿通孔46a、46aが前後に離隔して形成されている。
 ラッチレバー42は被支持突部46がスライダー32の配置孔32bに挿入された状態で挿通孔46a、46aに支持軸43が挿入され、支持軸43を支点としてスライダー32に対して回動可能にされる。ラッチレバー42の係合突部47は脚部34の保持凹部34aに位置される。
 支持軸43は軸方向における両端部がスライダー32の軸取付孔32c、32cに挿通されてスライダー32に取り付けられる。
 捩じりコイルバネ44は支持軸43に支持され、一端部がスライダー32の一部に係合され、他端部がラッチレバー42の一部に係合される。従って、ラッチレバー42には捩じりコイルバネ44によって係合突部47が脚部35側へ移動する回動方向への付勢力が付与される。
 スライドベース3にはロック機構48が設けられ、ロック機構48はロックレバー49とバネ受け部材50とバネ支持部材51を有している。
 ロックレバー49は軸方向が上下方向にされた略円筒状の回動支点部52と回動支点部52の外周面から水平方向に突出された操作レバー部53とが一体に形成されて成る。回動支点部52は、外周面の一部が平面状の非作用面52aとして形成され、外周面のうち非作用面52a以外の部分が円弧面状の作用面52bとして形成されている。
 ロックレバー49はネジ支持軸54によってスライダー32に回動可能に支持される。ネジ支持軸54は下端部が螺軸部54aとして設けられ、スライダー32のレバー支持部36に形成されたネジ挿通孔36aと回動支点部52に順に上方から挿入され、螺軸部54aがレバー支持部37に形成された螺孔37aに螺合されてスライダー32に固定される。従って、ロックレバー49はネジ支持軸54を支点としてスライダー32に回動可能にされ、スライダー32に支持された状態において回動支点部52がレバー配置空間39に配置され操作レバー部53がスライダー32から外方に突出された状態にされる。
 バネ受け部材50は軸方向が左右方向にされた筒状に形成され、略円筒状に形成された大径部55と大径部55の中心部から側方に突出された略円筒状の小径部56とから成る。大径部55には小径部56と反対方向に開口された球支持部55a、55aが形成され、球支持部55a、55aは周方向に離隔されている。球支持部55a、55aにはそれぞれ金属材料等によって形成された球体57、57が回転可能な状態で挿入され、球体57、57の各一部が大径部55から突出された状態にされる。尚、ロック機構48においては球体57が設けられず、大径部55の側面が平面に形成されていてもよい。
 バネ支持部材51は外形状が矩形状にされたバネ支持部58とバネ支持部58から下方に突出された突状部59と突状部59の下端部から側方に突出されたロック用突部60とを有している。
 バネ支持部58には側方における一方に開口されたバネ配置凹部58aが形成されている。バネ支持部58には側方における他方に突出されたバネ支持突部58bが設けられている。バネ支持部58には左右に貫通された軸貫通孔58cが形成され、軸貫通孔58cはバネ支持突部58bの中央部において貫通されバネ配置凹部58aに連通されている。 ロック用突部60は下方へ行くに従って側方における他方への突出量が大きくなる形状に形成され、側方における他方側の面が斜め上方を向く斜面60aとして形成されている。ロック用突部60はスライダー32における脚部34の下端部から突出された被ガイド部38と同じ形状及び大きさに形成されている。
 バネ受け部材50はバネ支持部材51のバネ配置凹部58aに挿入されて配置される。バネ受け部材50の小径部56にはバネ配置凹部58aにおいて第1の付勢バネ61、61、61が左右に並んで支持され、第1の付勢バネ61、61、61によってバネ受け部材50とバネ支持部材51が左右方向において互いに離隔する方向へ付勢される。第1の付勢バネ61は、例えば、皿バネであり、第1の付勢バネ61の数は任意である。
 バネ支持部材51のバネ支持突部58bには第2の付勢バネ62が支持される。第2の付勢バネ62は、例えば、圧縮コイルバネであり、バネ力が第1の付勢バネ61、61、61のバネ力より小さくされている。
 バネ受け部材50とバネ支持部材51は突状部59とロック用突部60以外の部分が球体57、57と第1の付勢バネ61、61、61と第2の付勢バネ62と共にスライダー32の部品配置空間40に配置され、ロック用突部60が脚部34の下端部から突出された被ガイド部38と前後に並んで位置される。
 バネ受け部材50とバネ支持部材51が部品配置空間40に配置された状態においては、バネ受け部材50とバネ支持部材51の軸貫通孔58cとに左右に延びる保持軸63が挿入され、保持軸63の一部が軸挿入穴34bに挿入される。従って、バネ受け部材50とバネ支持部材51は保持軸63に保持されて部品配置空間40からの脱落が防止されると共に部品配置空間40において保持軸63に案内されて左右方向へ各別に移動可能にされる。
 バネ受け部材50とバネ支持部材51は第1の付勢バネ61、61、61によって互いに離隔する方向へ付勢されているため、球体57、57がロックレバー49における回動支点部52の非作用面52a又は作用面52bに押し付けられ、第2の付勢バネ62がバネ支持部材51におけるバネ支持部58の側面とスライダー32の受け面40aとに押し付けられる。尚、ロック機構48に球体57が設けられていない場合には、バネ受け部材50の側面が回動支点部52の非作用面52a又は作用面52bに押し付けられる。
 上記のように球体57、57がロックレバー49における回動支点部52の非作用面52a又は作用面52bに押し付けられるため、ロックレバー49が回動操作されるときに球体57、57が非作用面52a又は作用面52b上で転動され、ロックレバー49をスライダー32に対して円滑に回動させることができる。
 また、第1の付勢バネ61、61、61のバネ力が第2の付勢バネ62のバネ力より大きくされているため、ロックレバー49が回動操作されて球体57、57が非作用面52aから作用面52bに接すると、バネ受け部材50がバネ支持部材51に近付く方向へ移動されバネ支持部材51が脚部35に近付く方向へ移動される。
 上記のように構成されたスライドベース3はスライダー32の脚部34、35の下端部と被ガイド部38、38とバネ支持部材51の下端部とがガイド部16、16に挿脱用開口16c、16cから挿入される。スライドベース3の各部が挿脱用開口16c、16cから挿入されたときには、挿入された各部が傾斜案内面18、18に案内されて被ガイド部38、38がそれぞれアリ溝17、17に摺動可能に係合され、スライドベース3がレールパネル10に前後方向へ移動可能(スライド可能)に支持される。
 スライドベース3がレールパネル10に支持された状態においては、被ガイド部38、38の斜面38a、38aがそれぞれアリ溝17、17を形成する傾斜面16a、16aに対向して位置され、スライドベース3のレールパネル10からの上方への抜けが防止される。また、スライドベース3がレールパネル10に支持された状態においては、ラッチレバー42の係合突部47が捩じりコイルバネ44の付勢力によってガイド部16の傾斜面16aに押し付けられる(図12参照)。但し、スライドベース3のレールパネル10に対する前後方向における位置によっては、ラッチレバー42が捩じりコイルバネ44の付勢力によって回動され、係合突部47がガイド部16の係合凹部16bに挿入されて係合される(図11参照)。
 スライドベース3のスライダー32にはアクセサリー、例えば、ファインダー70がネジ止め等によって取り付けられ、スライドベース3とファインダー70はファインダーユニット80として構成される。
 ファインダー70は、例えば、ホルダー71と表示体72を有している。尚、スライダー32にはファインダー70に代えてプロンプターやバランサー等の他のアクセサリーが取り付けられてもよい。
 プロンプターは画面に原稿等を表示する機能を有するアクセサリーであり、バランサーは使用者が撮像装置1を担ぐ際の重心の位置を調整するアクセサリーである。
 ホルダー71はスライダー32にネジ止め等によって取り付けられる装着部71aと下端部が装着部71aの左右両端部に連結されたアーム部71b、71bとを有し、アーム部71b、71bの上端部に表示体72が連結されている。アーム部71b、71bは、例えば、装着部71aに対して回動可能にされている。
 表示体72はディスプレイ73を有する本体72aと本体72aの左右両端部から突出された持ち手72b、72bとを有し、アーム部71b、71bに対して回動されることによりディスプレイ73の向きの調整が可能にされている。
 <撮像装置における動作>
 以下に、撮像装置1におけるスライドベース3等の動作について説明する。
 スライドベース3は被ガイド部38、38がそれぞれガイド部16、16に案内されることにより装置本体2に対して前後方向へ移動(スライド)可能にされている。
 このようにスライドベース3にガイド部16、16に案内される被ガイド部38、38が形成されることにより、被ガイド部38、38がそれぞれガイド部16、16に案内されてスライドベース3が装置本体2に対して移動されるため、簡素な構造によりスライドベース3を必要な位置に容易かつ確実に移動させることができる。
 また、ガイド部16と被ガイド部38がスライドベース3の装置本体2に対する移動方向に直交する方向に離隔してそれぞれ二つずつ形成されている。
 従って、スライドベース3の装置本体2に対する移動方向に直交する方向に離隔して形成された二つの被ガイド部38、38がそれぞれ二つのガイド部16、16に案内されてスライドベース3が装置本体2に対して移動されるため、スライドベース3の装置本体2に対する安定した移動状態を確保することができる。
 スライドベース3はスライダー32がベース部9の外壁部13、13間において前後方向へ移動される。このときスライドベース3は脚部34、35の下面と被ガイド部38、38の下面とがレールパネル10の張出部15、15に貼り付けられた摺動シート19、19にそれぞれ摺動されるため、スライドベース3の円滑な移動状態を確保することができる。
 スライドベース3は被ガイド部38、38等がガイド部16、16の挿脱用開口16c、16cから挿入された位置と移動領域の前端である第1の保持位置との間でガイド部16、16に案内されて移動可能にされている(図13乃至図17参照)。従って、スライドベース3は挿脱用開口16c、16cから挿入された位置と第1の保持位置との間の移動領域Pにおいて装置本体2に対して移動可能にされている(図6参照)。
 スライドベース3はラッチ機構41によって所定の各保持位置において保持される。保持位置としては、例えば、五つの保持位置があり、後側から順に第3の保持位置、初期位置、第2の保持位置、中間保持位置及び第1の保持位置とされている。スライドベース3は、上記したように、ラッチレバー42の係合突部47が捩じりコイルバネ44の付勢力によってガイド部16の傾斜面16aに押し付けられた状態で装置本体2に対して前後方向へ移動され、係合突部47が係合凹部16bに対応して位置されたときに捩じりコイルバネ44の付勢力によってラッチレバー42が回動され、係合突部47が係合凹部16bに係合されて保持位置に保持される(図11参照)。
 各保持位置におけるスライドベース3の保持の解除は、ラッチレバー42の操作端部45を押圧操作してラッチレバー42を捩じりコイルバネ44の付勢力に反する方向へ回動させて係合突部47を係合凹部16bから引き出すことにより行うことができる(図12参照)。
 第3の保持位置はガイド部16、16の後端部に相当する位置である(図13参照)。従って、例えば、スライドベース3を装置本体2から取り外すためにスライドベース3を後方に移動させたときに、第3の保持位置にスライドベース3が保持されることにより、意図せず被ガイド部38、38等が挿脱用開口16c、16cまで移動してスライドベース3が装置本体2から脱落することがない。
 このように装置本体2に対して移動されたスライドベース3がハンドル支持部20から最も離隔した状態においてラッチ機構41によって第3の保持位置に保持されるため、スライドベース3の装置本体2からの脱落を防止することができる。
 初期保持位置は第3の保持位置と第2の保持位置の間に存在し、ファインダー70等のアクセサリーが使用される際の基準の位置とされる(図14参照)。スライドベース3が初期保持位置に保持されることにより、スライドベース3の前後方向への移動の際の基準を明確化することができると共に使用頻度の高い位置で容易にファインダー70等のアクセサリーを使用することができる。
 第2の保持位置はスライドベース3のスライダー32がハンドル取付部29に後側から最も接近した状態の保持位置である(図15参照)。スライドベース3が第2の保持位置に保持されハンドル24が取付位置に存在する状態において、スライドベース3とハンドル24の間に間隙が形成され、スライダー32とスライドベース3に取り付けられたファインダー70等のアクセサリーとがハンドル24に接触しない状態にされている。
 上記のように、装置本体2に対して移動されたスライドベース3がハンドル取付部29に最も接近した状態においてラッチ機構41によって第2の保持位置に保持されるため、スライドベース3及びアクセサリーのハンドル24との接触が回避されスライドベース3とアクセサリーとハンドル取付部29とハンドル24の破損や傷付きを防止することができる。
 中間保持位置は第2の保持位置とスライドベース3の移動領域における前端との間に存在する(図16参照)。スライドベース3の第2の保持位置と第1の保持位置の間での移動は、ハンドル24がハンドル取付部29から取り外されて退避位置にある状態において行われ、スライドベース3が第2の保持位置と第1の保持位置の間で移動されるときにはスライダー32に形成された逃げ凹部32aによってスライダー32とハンドル取付部29の接触が回避されスライダー32がハンドル取付部29を跨いだ状態で移動される。従って、中間保持位置において、スライドベース3はハンドル取付部29に重なる状態にされている。上記を別の観点から換言すると、ハンドル取付部29が存在する領域である存在領域Qにスライドベース3の移動に伴い形成される移動領域Pが重複するとも言える(図6参照)。即ち、スライドベース3の投影面(例えば、ベース部9の上面により規定される面)に対する投影領域の、スライドベース3の移動に伴う論理和により形成される領域の移動領域Pの少なくとも一部と、ハンドル取付部29の投影面(例えば、ベース部9の上面により規定される面)に対する投影領域である存在領域Qの少なくとも一部とが、投影面の面方向において重複されている。
 このように中間保持位置の存在によりスライドベース3が第1の保持位置と第2の保持位置の間の位置においてラッチ機構41によって保持されるため、ファインダー70等のアクセサリーを第1の保持位置と第2の保持位置の中間の位置においても使用することが可能になり、スライドベース3とアクセサリーの第1の保持位置と第2の保持位置の間の位置での保持位置を定め易くすることができる。
 特に、撮像装置1においては、中間保持位置の存在によりハンドル24の回動範囲とされる領域でもスライドベース3の移動が可能にされることによりスライドベース3の移動領域が大きくされており、ファインダー70等のアクセサリーを使用することが可能な位置が多くなり、スライドベース3の移動領域を大きくした上で、スライドベース3とアクセサリーの第1の保持位置と第2の保持位置の間の位置での保持位置を定め易くすることができる。
 第1の保持位置はスライドベース3のスライダー32がハンドル支持部20に後側から最も接近した状態の保持位置である(図17参照)。スライドベース3が第1の保持位置に保持された状態において、スライドベース3とハンドル支持部20の間に間隙が形成され、スライドベース3とスライドベース3に保持されたファインダー70等のアクセサリーとがハンドル支持部20及びハンドル24に接触しない状態にされている。第1の保持位置においても中間保持位置と同様に、スライダー32がハンドル取付部29を跨いだ状態にされ、スライドベース3はハンドル取付部29に重なる状態にされている。このようにスライドベース3は第1の保持位置においてもハンドル取付部29に重なる状態にされ、ハンドル取付部29が存在する存在領域Qにスライドベース3の移動領域Pが重複する(図6参照)。
 上記のように、装置本体2に対して移動されたスライドベース3がハンドル支持部20に最も接近した状態においてラッチ機構41によって第1の保持位置に保持されるため、スライドベース3及びアクセサリーのハンドル支持部20との接触が回避されスライドベース3とアクセサリーとハンドル支持部20とハンドル24の破損や傷付きを防止することができる。
 上記のように、撮像装置1においては、スライドベース3の移動領域においてスライドベース3を装置本体2に対して複数の所定の保持位置でそれぞれ保持するラッチ機構41が設けられている。
 従って、スライドベース3がラッチ機構41によって装置本体2に保持されることによりスライドベース3の移動が規制されるため、スライドベース3とファインダー70等のアクセサリーとの意図しない移動を防止して使い勝手の向上を図ることができる。
 スライドベース3の移動領域においては、以下のように、スライドベース3を装置本体2にロック機構48によって任意の位置でロックすることが可能である。
 ロック機構48において、球体57、57が回動支点部52の非作用面52aに押し付けられている状態はスライドベース3のロックが行われていない非ロック状態にある(図18参照)。
 非ロック状態において、ロックレバー49が操作されてスライダー32に対して回動され球体57、57が回動支点部52の作用面52bに接すると、第1の付勢バネ61、61、61が弾性変形され付勢力によってバネ受け部材50がバネ支持部材51に近付く方向へ移動されバネ支持部材51が脚部35に近付く方向へ移動される(図19参照)。
 バネ支持部材51が脚部35に近付く方向へ移動されると、ロック用突部60の斜面60aが一方のガイド部16の傾斜面16aに押し付けられて係合されると共に脚部35における被ガイド部38の斜面38aが他方のガイド部16の傾斜面16aに押し付けられて係合される。従って、レールパネル10のベース面部14がロック用突部60と被ガイド部38によって左右方向から挟持されてスライドベース3のレールパネル10に対する移動が規制されてロック状態にされ、スライドベース3が装置本体2にロックされる。
 逆に、ロック状態において、ロックレバー49が先程とは反対方向へ操作されてスライダー32に対して回動され球体57、57が回動支点部52の非作用面52aに接すると、第1の付勢バネ61、61、61が弾性復帰されバネ受け部材50に対して付勢力が付与されない状態になり第2の付勢バネ62の付勢力によってバネ支持部材51が脚部35から離隔する方向へ移動される(図18参照)。
 バネ支持部材51が脚部35から離隔する方向へ移動されると、ロック用突部60の斜面60aが一方のガイド部16の傾斜面16aから離隔されて係合状態が解除される。従って、レールパネル10のベース面部14に対するロック用突部60と被ガイド部38による挟持状態が解除されて非ロック状態にされる。
 上記したように、撮像装置1においては、スライドベース3の移動領域においてスライドベース3を装置本体2にロックするロック機構48が設けられている。
 従って、スライドベース3がロック機構48によって装置本体2にロックされた状態においてファインダー70等のアクセサリーを装置本体2に対する所望の位置で使用することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
 <アリ溝の構成に関する効果>
 次に、ガイド部16のアリ溝17の構成に関する効果について説明する(図20参照)。
 撮像装置1においては、アリ溝17、17が並ぶ方向である左右方向において外側に開口された状態で形成されている(図20の上段の図参照)。一方、撮像装置1においては、アリ溝17、17を左右方向において内側に開口された状態で形成することも可能である(図20の中段の図参照)。
 但し、アリ溝17、17が内側に開口された状態で形成された場合には、アリ溝17、17が外側に開口された状態で形成された場合のガイド部16、16における下端の左右方向の幅H1に対し、ガイド部16、16における下端の左右方向の幅H2、H2が小さくなり易い。また、ガイド部16、16の強度を高めるためにガイド部16、16間の距離を小さくして幅H2、H2を大きくすると、被ガイド部38、38間の距離が小さくなるため、スライドベース3のレールパネル10に対するガタツキが大きくなる可能性がありスライドベース3の移動状態が不安定になるおそれがある。
 従って、アリ溝17、17が並ぶ方向において外側に開口された状態で形成されることにより、ガイド部16、16間の距離を長くしてガイド部16、16の強度を高くすることができると共にスライドベース3のレールパネル10に対するガタツキを小さくすることが可能になり、スライドベース3の安定した移動状態を確保することができる。
 一方、筐体4にはベース部9に外壁部13、13が設けられ、外壁部13、13の上面がアリ溝17、17の下端より上側に位置されている。従って、アリ溝17、17が内側に開口された状態で形成された構成において、ガイド部16、16間の距離を小さくすることなく幅H2、H2を大きくしてガイド部16、16の強度を高めるために、レールパネル10を外壁部13、13より上側に配置する構成にすることが可能である(図20の下段の図参照)。
 しかしながら、レールパネル10を外壁部13、13より上側に配置した場合には、レールパネル10とスライドベース3を含む撮像装置1の全体の高さが高くなってしまい、撮像装置1が大型化するおそれがある。
 従って、上記したように、アリ溝17、17が左右方向において外側に開口された状態で形成されることにより、ガイド部16、16の高い強度を確保した上で撮像装置1の小型化を図ることができる。
 <まとめ>
 以上に記載した通り、撮像装置1、スライドベース3及びファインダーユニット80にあっては、ハンドル取付部29は、スライドベース3の装置本体2に対する移動に伴い形成される移動領域Pの少なくとも一部とハンドル取付部29の存在領域Qの少なくとも一部とが重複される位置に設けられる。
 従って、ハンドル取付部29に取り付けられていた状態においてハンドル24が存在していた位置にスライドベース3が移動可能になるため、アクセサリーの位置を迅速に変更可能にした上でアクセサリーの広い使用領域を確保することができる。
 また、筐体4にスライドベース3を介してファインダー70等のアクセサリーが支持され、スライドベース3が溝状のガイド部16、16に支持されているため、上下方向においてスライドベース3が筐体4に近付いて位置される。従って、アクセサリーを上下方向において装置本体2に近付いて位置させることができる。
 特に、アクセサリーとしてファインダー70が用いられる場合には、ファインダー70のディスプレイ73が光軸に近付いて位置されるため、撮影される画像とディスプレイ73に映し出される画像との画角の差が抑制され、撮影者における良好な撮影状態を確保することができる。
 また、スライドベース3を装置本体2に対して前後方向へ移動させることにより、ファインダー70のディスプレイ73の前後方向における位置調整を行うことでき、近視や遠視等の撮影者の身体状態に応じてディスプレイ73に映し出される画像の良好な視認性を確保することができる。
 さらに、スライドベース3が装置本体2に対して光学系の光軸方向へ移動可能にされているため、撮影時にファインダー70等のアクセサリーを被写体に離接する方向へ移動させることが可能になり、撮影時における使い勝手の向上を図ることができる。
 さらにまた、ハンドル支持部20がスライドベース3の移動方向において筐体4の一端部に設けられているため、スライドベース3の移動領域を筐体4の一端部以外の全ての領域に形成することが可能になり、スライドベース3の移動領域を大きくすることができる。
 また、スライドベース3の移動領域においてスライドベース3と対向する面であるカバーパネル11の上面が平面状に形成されているため、スライドベース3が平面状に形成された面に対向した状態で装置本体2に対して移動され、スライドベース3の装置本体2に対する円滑な移動状態を確保することができる。
 加えて、アクセサリーとしてファインダー70が用いられることにより、スライドベース3の移動に伴ってファインダー70が装置本体2に対して移動されるため、ファインダー70に映し出される映像を使用状況や使用者の要望に応じた所望の位置で確認することができ、ファインダー70の使い勝手の向上を図ることができる。
 <その他>
 上記には、ハンドル24がハンドル支持部20に回動可能に支持された例を示したが、撮像装置1においては、ハンドル24の全体がハンドル支持部20とハンドル取付部29から取り外すことが可能な構成にされていてもよい(図21参照)。
 また、上記には、一つのスライドベース3が装置本体2に移動可能に支持される例を示したが、複数のスライドベース3、3、・・・が前後に並んだ状態で装置本体2に各別に移動可能に支持されてもよい。このように複数のスライドベース3、3、・・・が装置本体2に支持されることにより、スライドベース3、3、・・・に異なる種類のアクセサリーを取り付けて使用することが可能になり、撮影時等における一層の使い勝手の向上を図ることができる。
 <撮像装置の一実施形態>
 以下に、本技術電子機器(撮像装置)の一実施形態の構成例について説明する(図22参照)。
 撮像装置1には、例えば、撮像機能を担うカメラブロック90を有する交換レンズが装着される。尚、撮像装置1がレンズ鏡筒を有する場合には、撮像装置1にカメラブロック90が設けられる。
 撮像装置1は、撮影された画像信号のアナログ-デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部91と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部92とを有している。また、撮像装置1は、撮影された画像等を表示する表示部93と、メモリー99への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)94と、撮像装置1の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)95と、カメラブロック90に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部96と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等の操作部97(操作部6、操作釦28)とを有している。
 撮像装置1には、カメラブロック90によって取り込まれた光学像を電気的信号に変換するCCDやCMOS等の撮像素子98が設けられている。
 カメラ信号処理部91は、撮像素子98からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
 画像処理部92は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
 表示部93はユーザーの操作部97に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデータを表示する機能を有している。尚、撮像装置1においては、表示部93が設けられていなくてもよく、撮影された画像データが他の表示装置に送出されて画像が表示されるように構成されていてもよい。
 R/W94は、画像処理部92によって符号化された画像データのメモリー99への書込及びメモリー99に記録された画像データの読出を行う。
 CPU95は、撮像装置1に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、操作部97からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
 レンズ駆動制御部96は、CPU95からの制御信号に基づいてレンズを移動させる駆動源を制御する。
 操作部97はユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU95に対して出力する。
 メモリー99は、例えば、R/W94に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリー又は撮像装置1の内部に予め組み込まれている半導体メモリーである。
 以下に、撮像装置1における動作を説明する。
 撮影の待機状態では、CPU95による制御の下で、撮影された画像信号がカメラ信号処理部91を介して表示部93に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、操作部97からの指示入力信号が入力されると、CPU95がレンズ駆動制御部96に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部96の制御に基づいてレンズが移動される。
 操作部97からの指示入力信号により撮影動作が行われると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部91から画像処理部92に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはR/W94に出力され、メモリー99に書き込まれる。
 メモリー99に記録された画像データを再生する場合には、操作部97に対する操作に応じて、R/W94によってメモリー99から所定の画像データが読み出され、画像処理部92によって伸張復号化処理が行われた後に、再生画像信号が表示部93に出力されて再生画像が表示される。
 尚、本技術において、「撮像」とは、撮像素子98による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理から、カメラ信号処理部91による撮像素子98からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理、画像処理部92による所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理、R/W94によるメモリー99への画像信号の書込処理までの一連の処理の一部のみ、または全てを含む処理のことを言う。
 即ち、「撮像」とは、撮像素子98による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理のみを指してもよく、撮像素子98による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理からカメラ信号処理部91による撮像素子98からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理までを指してもよく、撮像素子98による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理からカメラ信号処理部91による撮像素子98からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理を経て、画像処理部92による所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理までを指してもよく、撮像素子98による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理からカメラ信号処理部91による撮像素子98からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理、及び画像処理部92による所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理までを指してもよく、R/W94によるメモリー99への画像信号の書込処理までを指してもよい。
 上記の処理において各処理の順番は適宜入れ替わってもよい。
 また、本技術において、カメラブロック90及び撮像装置1は、上記の処理を行う撮像素子98、カメラ信号処理部91、画像処理部92、R/W94の一部のみまたは全てを含むように構成されていてもよい。
 さらに、カメラブロック90が撮像素子98、カメラ信号処理部91、画像処理部92、R/W94のうち一部を含んで構成されていてもよい。
 <本技術>
 本技術は、以下のような構成にすることができる。
 (1)
 ハンドルが着脱可能にされたハンドル取付部を有する装置本体を備え、
 前記ハンドル取付部は、前記装置本体に移動可能に支持されるとともにアクセサリーが着脱可能にされたスライドベースであって、前記スライドベースの前記装置本体に対する移動に伴い形成される移動領域の少なくとも一部と前記ハンドル取付部の存在領域の少なくとも一部とが重複される位置に設けられる
 撮像装置。
 (2)
 前記装置本体には撮像素子を含む光学系が配置され、
 前記スライドベースが前記装置本体に対して前記光学系の光軸方向へ移動可能にされた
 前記(1)に記載の撮像装置。
 (3)
 前記装置本体にはガイド部が形成され、
 前記スライドベースには前記ガイド部に案内される被ガイド部が形成された
 前記(1)又は前記(2)に記載の撮像装置。
 (4)
 前記ガイド部と前記被ガイド部が前記スライドベースの前記装置本体に対する移動方向に直交する方向に離隔してそれぞれ二つずつ形成された
 前記(3)に記載の撮像装置。
 (5)
 二つの前記ガイド部にそれぞれアリ溝が形成され、
 二つの前記アリ溝が並ぶ方向においてそれぞれ外側に開口された
 前記(4)に記載の撮像装置。
 (6)
 前記装置本体は前記ハンドル取付部が設けられた筐体を有し、
 前記筐体に前記ハンドルが回動可能に支持された
 前記(1)から前記(5)の何れかに記載の撮像装置。
 (7)
 前記ハンドルが前記スライドベースの移動方向において前記筐体の一端部において回動可能に支持された
 前記(6)に記載の撮像装置。
 (8)
 前記スライドベースの移動領域において前記スライドベースを前記装置本体にロックするロック機構が設けられた
 前記(1)から前記(7)の何れかに記載の撮像装置。
 (9)
 前記スライドベースの移動領域において前記スライドベースを前記装置本体に複数の所定の保持位置でそれぞれ保持するラッチ機構が設けられた
 前記(1)から前記(8)の何れかに記載の撮像装置。
 (10)
 前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、
 前記スライドベースが前記ハンドル支持部に離接する方向へ移動可能にされ、
 前記ハンドル支持部に最も近い前記保持位置が第1の保持位置とされ、
 前記スライドベースが前記第1の保持位置に保持された状態において前記スライドベースと前記ハンドル支持部の間に間隙が形成される
 前記(9)に記載の撮像装置。
 (11)
 前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、
 前記スライドベースは前記ハンドル支持部と前記ハンドル取付部が並ぶ方向へ移動可能にされ、
 前記ハンドル取付部を挟んだ前記ハンドル支持部の反対側において前記スライドベースが前記ハンドル取付部に最も接近した状態の前記保持位置が第2の保持位置とされ、
 前記スライドベースが前記第2の保持位置に保持された状態において前記スライドベースと前記ハンドル取付部に取り付けられた前記ハンドルとの間に間隙が形成される
 前記(9)に記載の撮像装置。
 (12)
 前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、
 前記スライドベースは前記ハンドル支持部と前記ハンドル取付部が並ぶ方向へ移動可能にされ、
 前記ハンドル支持部に最も近い前記保持位置が第1の保持位置とされ、
 前記ハンドル取付部を挟んだ前記ハンドル支持部の反対側において前記スライドベースが前記ハンドル取付部に最も接近した状態の前記保持位置が第2の保持位置とされ、
 前記第1の保持位置と前記第2の保持位置の間に中間保持位置が存在する
 前記(9)に記載の撮像装置。
 (13)
 前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、
 前記スライドベースが前記ハンドル支持部に離接する方向へ移動可能にされ、
 前記ハンドル支持部から最も遠い前記保持位置が第3の保持位置とされ、
 前記スライドベースが前記第3の保持位置に保持された状態において前記スライドベースが前記装置本体の前記ハンドル支持部と反対側の端部に位置される
 前記(9)に記載の撮像装置。
 (14)
 前記スライドベースの移動領域において前記スライドベースと対向する前記装置本体の面が平面状に形成された
 前記(1)から前記(13)の何れかに記載の撮像装置。
 (15)
 前記アクセサリーとしてビューファインダーが用いられる
 前記(1)から前記(14)の何れかに記載の撮像装置。
 (16)
 前記スライドベースを備える
 前記(1)から前記(15)の何れかに記載の撮像装置。
 (17)
 ハンドルが着脱可能にされたハンドル取付部を有する装置本体に移動可能に支持されると共にアクセサリーが着脱可能にされたスライドベースであって、前記スライドベースの前記装置本体に対する移動に伴い形成される移動領域の少なくとも一部と前記ハンドル取付部の存在領域の少なくとも一部とが重複される位置に設けられる
 スライドベース。
 (18)
 ハンドルが着脱可能にされたハンドル取付部を有する装置本体に移動可能に支持されたスライドベースと、
 前記スライドベースに着脱可能にされアクセサリーとして使用されるファインダーとを備え、
 前記ハンドル取付部は、前記装置本体に移動可能に支持されるとともにアクセサリーが着脱可能にされたスライドベースであって、前記スライドベースの前記装置本体に対する移動に伴い形成される移動領域の少なくとも一部と前記ハンドル取付部の存在領域の少なくとも一部とが重複される位置に設けられる
 ファインダーユニット。
1   撮像装置
2   装置本体
3   スライドベース
4   筐体
16  ガイド部
17  アリ溝
20  ハンドル支持部
24  ハンドル
29  ハンドル取付部
38  被ガイド部
41  ラッチ機構
48  ロック機構
70  ファインダー
80  ファインダーユニット
98  撮像素子

Claims (18)

  1.  ハンドルが着脱可能にされたハンドル取付部を有する装置本体を備え、
     前記ハンドル取付部は、前記装置本体に移動可能に支持されるとともにアクセサリーが着脱可能にされたスライドベースであって、前記スライドベースの前記装置本体に対する移動に伴い形成される移動領域の少なくとも一部と前記ハンドル取付部の存在領域の少なくとも一部とが重複される位置に設けられる
     撮像装置。
  2.  前記装置本体にはレンズを含む光学系が配置され、
     前記スライドベースが前記装置本体に対して前記レンズの光軸方向へ移動可能にされた
     請求項1に記載の撮像装置。
  3.  前記装置本体にはガイド部が形成され、
     前記スライドベースには前記ガイド部に案内される被ガイド部が形成された
     請求項1に記載の撮像装置。
  4.  前記ガイド部と前記被ガイド部が前記スライドベースの前記装置本体に対する移動方向に直交する方向に離隔してそれぞれ二つずつ形成された
     請求項3に記載の撮像装置。
  5.  二つの前記ガイド部にそれぞれアリ溝が形成され、
     二つの前記アリ溝が並ぶ方向においてそれぞれ外側に開口された
     請求項4に記載の撮像装置。
  6.  前記装置本体は前記ハンドル取付部が設けられた筐体を有し、
     前記筐体に前記ハンドルが回動可能に支持された
     請求項1に記載の撮像装置。
  7.  前記ハンドルが前記スライドベースの移動方向において前記筐体の一端部において回動可能に支持された
     請求項6に記載の撮像装置。
  8.  前記スライドベースの移動領域において前記スライドベースを前記装置本体にロックするロック機構が設けられた
     請求項1に記載の撮像装置。
  9.  前記スライドベースの移動領域において前記スライドベースを前記装置本体に複数の所定の保持位置でそれぞれ保持するラッチ機構が設けられた
     請求項1に記載の撮像装置。
  10.  前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、
     前記スライドベースが前記ハンドル支持部に離接する方向へ移動可能にされ、
     前記ハンドル支持部に最も近い前記保持位置が第1の保持位置とされ、
     前記スライドベースが前記第1の保持位置に保持された状態において前記スライドベースと前記ハンドル支持部の間に間隙が形成される
     請求項9に記載の撮像装置。
  11.  前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、
     前記スライドベースは前記ハンドル支持部と前記ハンドル取付部が並ぶ方向へ移動可能にされ、
     前記ハンドル取付部を挟んだ前記ハンドル支持部の反対側において前記スライドベースが前記ハンドル取付部に最も接近した状態の前記保持位置が第2の保持位置とされ、
     前記スライドベースが前記第2の保持位置に保持された状態において前記スライドベースと前記ハンドル取付部に取り付けられた前記ハンドルとの間に間隙が形成される
     請求項9に記載の撮像装置。
  12.  前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、
     前記スライドベースは前記ハンドル支持部と前記ハンドル取付部が並ぶ方向へ移動可能にされ、
     前記ハンドル支持部に最も近い前記保持位置が第1の保持位置とされ、
     前記ハンドル取付部を挟んだ前記ハンドル支持部の反対側において前記スライドベースが前記ハンドル取付部に最も接近した状態の前記保持位置が第2の保持位置とされ、
     前記第1の保持位置と前記第2の保持位置の間に中間保持位置が存在する
     請求項9に記載の撮像装置。
  13.  前記装置本体に前記ハンドルを回動可能に支持するハンドル支持部が設けられ、
     前記スライドベースが前記ハンドル支持部に離接する方向へ移動可能にされ、
     前記ハンドル支持部から最も遠い前記保持位置が第3の保持位置とされ、
     前記スライドベースが前記第3の保持位置に保持された状態において前記スライドベースが前記装置本体の前記ハンドル支持部と反対側の端部に位置される
     請求項9に記載の撮像装置。
  14.  前記スライドベースの移動領域において前記スライドベースと対向する前記装置本体の面が平面状に形成された
     請求項1に記載の撮像装置。
  15.  前記アクセサリーとしてビューファインダーが用いられる
     請求項1に記載の撮像装置。
  16.  前記スライドベースを備える
     請求項1に記載の撮像装置。
  17.  ハンドルが着脱可能にされたハンドル取付部を有する装置本体に移動可能に支持されると共にアクセサリーが着脱可能にされたスライドベースであって、前記スライドベースの前記装置本体に対する移動に伴い形成される移動領域の少なくとも一部と前記ハンドル取付部の存在領域の少なくとも一部とが重複される位置に設けられる
     スライドベース。
  18.  ハンドルが着脱可能にされたハンドル取付部を有する装置本体に移動可能に支持されたスライドベースと、
     前記スライドベースに着脱可能にされアクセサリーとして使用されるファインダーとを備え、
     前記ハンドル取付部は、前記装置本体に移動可能に支持されるとともにアクセサリーが着脱可能にされたスライドベースであって、前記スライドベースの前記装置本体に対する移動に伴い形成される移動領域の少なくとも一部と前記ハンドル取付部の存在領域の少なくとも一部とが重複される位置に設けられる
     ファインダーユニット。
PCT/JP2021/005993 2020-03-31 2021-02-17 撮像装置、スライドベース及びファインダーユニット WO2021199759A1 (ja)

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